JP7087327B2 - シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7087327B2
JP7087327B2 JP2017192873A JP2017192873A JP7087327B2 JP 7087327 B2 JP7087327 B2 JP 7087327B2 JP 2017192873 A JP2017192873 A JP 2017192873A JP 2017192873 A JP2017192873 A JP 2017192873A JP 7087327 B2 JP7087327 B2 JP 7087327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
sheet
cover
document
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017192873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019064801A (ja
Inventor
薫 多田
竜明 長野
雅俊 石田
俊之 堀川
聡 奈良井
大輔 今木
貴之 安藤
耕治 畑山
宗和 平田
直人 北村
信 野田
泰信 養田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2017192873A priority Critical patent/JP7087327B2/ja
Publication of JP2019064801A publication Critical patent/JP2019064801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7087327B2 publication Critical patent/JP7087327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

本発明は、シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置に関する。
原稿等を含むシートを搬送するシート搬送装置を備えた自動原稿搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、原稿の搬送経路にジャムが発生した際、本体カバー(23)を開けると、「支持部材(26)がコイルばね(27)の付勢力に抗して従動ローラ(14)の加圧方向と反対方向に移動する。この結果、給紙ベルト(11)と分離コロ(12)の加圧と、駆動ローラ(13)と従動ローラ(14)の加圧が同時に解除される。」ことが開示されている(段落[0041]等参照)。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、コイルばね(27)の付勢力に抗する方向へ本体カバー(23)を開ける必要があり、駆動ローラ(13)に対する従動ローラ(14)(搬送部材対である搬送手段(6)を構成する)の加圧力解除に力を要していた。即ち、本体カバーを開けるときに、搬送部材対の付勢力を弱い力で簡単に低減ないしは解除することができず、ジャム処理を容易に行うことができなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、カバー部材を開けるときに、弱い力で簡単に搬送部材対の付勢力を低減することができ、ジャム処理が容易に行えるシート搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、シートの給送口を開閉すべく揺動可能なカバー部材と、シートを挟んで搬送する搬送部材対と、前記搬送部材対のうちの一方の搬送部材を他方の搬送部材に対して付勢する付勢部材と、前記カバー部材を閉じたときに、該カバー部材の一部に接触すると共に前記付勢部材を保持する変位可能な保持部材と、を備え、前記保持部材は、前記カバー部材を開けたときに、前記付勢部材による付勢方向とは逆方向へ変位し、前記カバー部材は、該カバー部材を閉じた状態で前記給送口に連通し、且つ前記給送口の開口よりも小さい開口である、前記シートの挿入口と、該カバー部材が閉じた状態で前記保持部材に接触して該保持部材を変位しないように保持しておくための一対の凸部と、
前記一対の凸部の間に設けられ、該カバー部材が開いた状態で前記給送口と対向する、前記シートが通過可能な隙間とを有する、ことを特徴とするシート搬送装置にある。
本発明によれば、上記構成により、カバー部材を開けたときに、付勢部材による付勢力を減らす方向に保持部材を変位させることにより、弱い力で簡単に搬送部材対の付勢力を低減することができ、ジャム処理を容易に行うことができる。
本発明を適用する実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 図1の画像形成装置に搭載される画像読取装置及び自動原稿搬送装置の概略的な断面図である。 自動原稿搬送装置の搬送経路を示す概略的な断面図である。 自動原稿搬送装置の手差しトレイ開放時の様子を示す斜視図である。 自動原稿搬送装置の手差しトレイ開放時の様子を示す斜視図である。 図4、図5の手差しトレイに設けられているカード専用口を説明する斜視図である。 自動原稿搬送装置の本体に対して開閉可能に設けられた給紙カバーを説明する図である。 搬送部の駆動ローラにより搬送される手差し原稿の様子を説明する平面図である。 本発明の実施形態1を示す自動原稿搬送装置の要部の模式的な断面図である。 図9の手差し給紙カバーの斜視図である。 図9の保持部材の斜視図である。 (a)は手差し給紙カバーが閉じた状態を、(b)は手差し給紙カバーが開放された状態を示す断面図である。 (a)、(b)は、実施形態1の自動原稿搬送装置の接触面形状を、(c)、(d)は、参考例の自動原稿搬送装置の接触面形状を説明する図である。 実施形態1の変形例1の自動原稿搬送装置の要部の模式的な断面図である。 実施形態1の変形例2の自動原稿搬送装置の要部の模式的な図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施形態を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図及び説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
図1は、本発明を適用する画像形成装置の斜視図である。図2は、図1の画像形成装置に搭載される画像読取装置及び自動原稿搬送装置の概略的な断面図である。図3は自動原稿搬送装置の搬送経路を示す概略的な断面図であり、図4及び図5は自動原稿搬送装置の手差しトレイ開放時の様子を示す斜視図である。図6は、手差しトレイに設けられているカード専用口を説明する斜視図である。
図1に示す画像形成装置1は、例えば、電子写真方式のデジタルコピー機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を併有するデジタル複合機として構成されている。画像形成装置1としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ或いはこれらの機能を併有する複合機等の画像形成装置が含まれる。
画像形成装置1は、画像読取装置2と、画像読取装置2の上部に搭載された自動原稿搬送装置(以下、ADFと略称する)3とを備えている。画像形成装置1は、画像読取装置2により読み取られた原稿の画像に係る画像データに基づいて画像形成処理を実行し、読み取った画像をシート状記録媒体としての記録用紙に記録(プリント)したり、画像ファイルを転送出力したりすることができるように構成されている。
図1に示す画像形成装置1は、例えば、電子写真方式のデジタルコピー機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を併有するデジタル複合機として構成されている。画像形成装置1としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ或いはこれらの機能を併有する複合機等の画像形成装置が含まれる。
画像読取装置2は、その主要部であるフラットベッドスキャナの機能を有すると共に、ADF3と協働して原稿読取装置としてのDFスキャナの機能をも発揮するようになっている。
画像形成装置1は、ADF3により原稿を自動搬送しつつその原稿の画像を読み取る搬送原稿読取りモードと、画像読取装置2上に載置された原稿の画像を読み取る載置原稿読み取りモードとに切換え可能になっている。
図2に示すように、画像読取装置2は、読取ユニット9と、ADF3によって搬送された原稿が通過するスリットガラス11と、原稿が静止した状態で載置されるコンタクトガラス12等を有する。図2において、Sは主走査方向を、Fは主走査方向Sと交差ないしは直交する副走査方向を、それぞれ示している。画像読取装置2は、図2に一点鎖線で示す位置よりも下方(スリットガラス11及びコンタクトガラス12等の上面より下方)に配設されている。
読取ユニット9は、ADF3の原稿給送口24を経由して搬送されてきた原稿の表面画像や、ADF3における手差し給送口27より搬送されてきた手差し原稿の画像を読み取る読取手段ないしは読取部を構成する表面読取用密着画像センサ(以下、表面読取用CISと略記する)10を有している。読取ユニット9の読取素子部は、光源及び主走査方向Sを長手方向とする表面読取用CIS10を保持したものからなる。
読取ユニット9は、表面読取用CIS10を介して、コンタクトガラス12上の原稿の画像面を、主走査方向Sにライン走査しつつ読み取ることができるように、或いはスリットガラス11上を通過する原稿の表面画像を主走査方向Sにライン走査しつつ読み取ることができるようになっている。
コンタクトガラス12上に載置される原稿としては、例えば1枚の原稿や、シート原稿の結束物である原稿束、キャッシュカードや厚紙、免許証などの硬い原稿、或いは原稿ジャムが許されない原稿などが挙げられる。
スリットガラス11は、ADF3の作動によって、紙などのフレキシブルなカットシートの原稿束から原稿を1枚ずつ分離して原稿搬送路に沿って搬送されてくる搬送途中の原稿の一部、或いは手差し原稿が順次対面させることができるようになっている。
読取ユニット9は、副走査方向Fに移動自在に案内される一方、その副走査方向Fの位置に応じて、長手方向両端側の上部でコンタクトガラス12及びスリットガラス11のうち何れか片方又は双方にスライド可能に接触している。読取ユニット9の具体的な構成は、例えば特開2014-024612号公報の図4及び図5に示されている読取ユニット(11)の構成と同様である。即ち、読取ユニット9は、一体型走査光学ユニット(13)、一体型走査光学ユニット(13)を保持するブラケット(14)と、一体型走査光学ユニット(13)及びブラケット(14)の間に圧縮状態で装着された複数の圧縮コイルばね(15)とを有する。
そして、読取ユニット9は、例えば特開2014-024612号公報の段落[0041]~[0046]、図4等に記載されていると同様の移動機構によって駆動されることにより、副走査方向Fに往復移動可能となっている。
ADF3は、図2に一点鎖線で示す位置よりも上方部位に配設されていて、ヒンジ等の開閉機構を介して画像読取装置2に対して開閉可能な「圧板」を構成している。図2において、32はADF3の本体フレームを示す。
ADF3は、後述のように、手差し原稿を曲げずにスキャンできる「ストレート1枚手差し通紙」機能と、上記圧板を開けずに1回で紙原稿等を両面スキャンできる「1パス両面同時読取」機能とを備えている。
ADF3は、原稿積載部としての原稿トレイ4、給送・分離機構を有する分離部5、原稿搬送機構を有する複数の搬送部6A、6B、6C、6D、読取部である裏面読取用密着画像センサ(以下、裏面読取用CISと略記する)8、手差しトレイ26、手差し検知センサ28、給紙カバー30、排出部としての排紙トレイ7を備えている。
尚、読取ユニット9とADF3の読取部では読取センサとしてCISを用いたが、これに限らず、CCDやCMOSを用いたものでもよい。
原稿トレイ4は、複数の原稿を載置することが可能な原稿台を有する。この原稿台には、原稿の先端を突き当て揃える突き当て板と、原稿セットを検知するセット検知センサが配設されている。
分離部5は、原稿を給送し分離する給送・分離機構を構成する、ピックアップ動作可能な呼び出しコロ13と、呼び出しコロ13によって送り出された原稿を給送可能な給紙コロ14と、給紙コロ14との協働作用によって原稿を1枚に分離する分離パッド15を有する。分離パッド15は、給紙コロ14に圧接する向きに圧縮ばね等の付勢部材によって付勢されている。原稿トレイ4と呼び出しコロ13との間の空間には、第2の給送口としての原稿給送口24が形成されている。
各搬送部6A、6B、6C、6Dは、原稿を挟んで搬送する搬送部材対と、搬送部材対のうちの一方の搬送部材を他方の搬送部材に対して付勢する付勢部材とを有する。
搬送部6Aは、駆動ローラ16及びこれに圧接する従動ローラ17で構成されている。搬送部6Bは、駆動ローラ18及びこれに圧接する従動ローラ19で構成されている。搬送部6Cは、駆動ローラ20及びこれに圧接する従動ローラ21で構成されている。搬送部6Dは、駆動ローラ22及びこれに圧接する従動ローラ23で構成されている。尚、搬送部6C及び搬送部6Dは、原稿を排紙トレイ7に排出する排出手段を兼ねている。
従動ローラ17、19、21、23は一方の搬送部材として機能し、駆動ローラ16、18、20、22は他方の搬送部材として機能する。尚、搬送部6A、6B、6C、6Dにそれぞれ設けられている付勢部材(圧縮コイルばね)は、図の簡明化を図るため図2等では図示を省略している。
駆動ローラ16、18、20、22及び従動ローラ19、21、23は、ADF3の本体フレーム32の一対の側板に回転自在に、且つ駆動ローラ18、20、22に接離する方向に移動可能に支持されている。従動ローラ17は、給紙カバー30に回転自在に、且つ駆動ローラ16に接離する方向に移動可能に支持されている。
裏面読取用CIS8は、原稿の裏面画像を読み取る裏面読取部を構成する読取素子部であり、搬送部6Bと搬送部6Cとの間の搬送経路(後述する図3に太い直線で示す略Uターンないしは略U字形状の湾曲搬送経路25と、これと共通する図3に太い破線で示す略直線形状のストレート搬送経路29)上に配置されている。
図3に太い直線で示すように、略Uターン形状の湾曲搬送経路25は、原稿給送口24を経由し、分離部5、搬送部6A、6B、6C、6D及びこれらの部材周りに適宜配設されるガイド部材によって形成されている。
ADF3の図2において左側には、手差しトレイ26、手差し給送口27、手差し検知センサ28が配設されている。手差しトレイ26は、ADF3の本体に対して開閉可能に設けられていて、手差し原稿を手差し可能な手差し給送口27が形成されている。手差し検知センサ28は、手差し給送口27と搬送部6Bとの間のストレート搬送経路29近傍に配置されている。手差し検知センサ28には、手差し原稿と当接可能なフィラー部材28aが揺動可能に配設されていて、フィラー部材28aの揺動によって手差し原稿の通過を検知する。
図3に太い破線で示すように、略直線形状のストレート搬送経路29は、手差し給送口27を経由し、搬送部6B、6C、6D及びこれらの部材周りに適宜配設されるガイド部材によって形成されている。
本実施形態のように、略Uターン形状の湾曲搬送経路25と、略直線形状のストレート搬送経路29を備えるADF3では、コスト削減及び省スペース化のため、湾曲搬送経路25とストレート搬送経路29との搬送経路に配置される読取部前の「搬送部6B」及び読取部を構成する「裏面読取用CIS8及び表面読取用CIS10」は共通に設定されている。そのため、必然的に、読取部前の「搬送部6B」の搬送経路上流側で湾曲搬送経路25とストレート搬送経路29とが合流する構成となる。
図4及び図5に示すように、手差しトレイ26をADF3の本体から開くと、間口が比較的広く設定できる手差し給送口27を形成することができ、手差し原稿給送時に手差しトレイ26に設けられているサイドフェンスを用いることで手差し原稿が傾くことなく給送しスキャンすることができる(ストレート1枚手差し通紙機能)。
更には、図6に示すように、手差しトレイ26をADF3の本体に対して閉じたときでも、手差しトレイ26自体に形成されている間口の狭いカード専用給送口26aからカードサイズの手差し原稿51を手差し挿入することでスキャンすることができる。但し、ユーザによる手差し原稿51のカード専用給送口26aへの挿入の仕方によっては、手差し原稿51が傾いたまま給送されスキャンされてしまう虞もある(ストレート1枚手差し通紙機能)。
手差し原稿51としては、図6に示すように、プラスチック製カードであるキャッシュカード、診察券、免許証、身分証明書などのカード類、クリアファイルなどの曲げが許容されない比較的硬い原稿、或いは原稿ジャムが許されない原稿等が含まれる。
図7は、ADF3の本体に対して開閉可能に設けられた給紙カバー30を説明する図である。給紙カバー30は、図7に示すように、原稿給送口24及び湾曲搬送経路25を開閉可能にすべくADF3の本体に設けられた軸31の周りに揺動・開閉可能に設けられている。図2、図3及び図5に実線で、図7に二点鎖線で示すように、ADF3の作動時には、給紙カバー30が原稿給送口24及びADF3の本体に対して閉じられていることにより、換言すればADF3の内部の分離部5及び搬送部6A等の機構部等を覆うことで安全性が確保されている。
図7に実線で示すように、略Uターン形状の湾曲搬送経路25で原稿のジャム等が発生した時には、原稿給送口24及び湾曲搬送経路25の上側部分を開放・露出させて、ジャムした原稿の取り出し処理や清掃を行う。
図8は、搬送部6Bの駆動ローラ18により搬送される手差し原稿51の様子を説明する平面図である。搬送部6Bの駆動ローラ18は、回転軸18aと一体的に形成されており、回転軸18aと平行に回転軸18aに串刺し状に複数並列して設けられている。図8において、主走査方向Sは、駆動ローラ18の回転軸18aの長手方向であり、また手差し原稿51の幅方向でもある。副走査方向Fは、手差し原稿51の幅方向と直交する原稿搬送方向でもある。
次に、ADF3の動作を説明する。まず、ADF3の原稿トレイ4から原稿給送口24を介して搬送される原稿搬送動作及び読取動作を説明する。
図3において、先ず、紙などのフレキシブルな原稿50を複数枚読み取る場合には、原稿トレイ4の原稿台に複数枚の原稿50を載置しセットすると、上記セット検知センサが原稿セットを検知する。そして、図1の画像形成装置1に配設されている操作表示部である操作パネルでスキャン(画像読み取り)を選択すると、原稿台にセットされた原稿束の最上の原稿50から分離部5における呼び出しコロ13によって呼び出される。呼び出された原稿50は、給紙コロ14と分離パッド15の協働作用により1枚ずつに分離される。
そして、1枚に分離された原稿50は、湾曲搬送経路25に配設された搬送部6Aの駆動ローラ16と従動ローラ17のニップ部で挟持・搬送され、更に搬送部6Bの駆動ローラ18と従動ローラ19のニップ部で挟持・搬送されつつ、裏面読取用CIS8及び表面読取用CIS10で原稿50の表裏面の画像が同時に読み取られる。こうして両面画像が読み取られた原稿50は、湾曲搬送経路25の下流側に配設された搬送部6Cの動ローラ20と従動ローラ21のニップ部で挟持・搬送され、更に搬送部6Dの駆動ローラ22と従動ローラ23のニップ部で挟持・搬送されて、最終的に排紙トレイ7に排出される。
次に、ADF3の手差し給送口27を介して搬送される原稿搬送動作及び読取動作を説明する。図3において、先ず、手差し原稿51を読み取る場合には、手差し給送口27に手差し原稿51を挿入すると、原稿51の先端がフィラー部材28aと当接しフィラー部材28aを揺動させることで、手差し検知センサ28が手差し原稿51を検知する。その約1秒後に、湾曲搬送経路25とストレート搬送経路29が合流する共通搬送経路の最女流側近傍に配設された搬送部6Bの駆動ローラ18と従動ローラ19が微小量回転することで、手差し原稿51が駆動ローラ18と従動ローラ19のニップ部で挟持・搬送され、手差し原稿51が所定の搬送距離分だけプレフィードされた後、手差し原稿51の搬送が一時停止される。
そして、上記操作パネルでスキャンを選択すると、搬送部6Bの駆動ローラ18が回転を再開することで手差し原稿51が給送され、裏面読取用CIS8及び表面読取用CIS10で手差し原稿51の表裏面の画像が同時に読み取られる。両面画像が読み取られた手差し原稿51は、ストレート搬送経路29を搬送され、搬送部6Cの動ローラ20と従動ローラ21のニップ部で挟持・搬送され、更に搬送部6Dの駆動ローラ22と従動ローラ23のニップ部で挟持・搬送されて、最終的に排紙トレイ7に排出される。
各搬送部6A、6B、6C、6Dに要求される性能について補説する。上述したように、各搬送部6A、6B、6C、6Dは、原稿を挟んで搬送する搬送部材対と、搬送部材対のうちの一方の搬送部材を他方の搬送部材に対して付勢(加圧)することにより付勢力(加圧力)を生じさせる付勢部材とを有する。
原稿の搬送を確実に行なうためには、対になった搬送部材(駆動ローラと従動ローラ)が接触してニップを形成している必要があり、搬送部材対(駆動ローラと従動ローラ)間の付勢力が大きいほど原稿の搬送力は大きくなる。
上述したとおり、搬送部Bは、略Uターン形状の湾曲搬送経路25と略直線形状のストレート搬送経路29とが合流した共通の合流搬送経路の最上流側近傍に位置しており、この搬送部Bの付勢力は、合流搬送経路の下流側に位置する搬送部Cや搬送部Dの付勢力と比べて大きく設定されている。
各搬送部の上記付勢力設定の下で、湾曲搬送経路25での原稿50、ストレート搬送経路29での手差し原稿51を搬送する試験を行ったところ、搬送部C及び搬送部Dが位置するストレート搬送経路29ではジャムの発生はなかった。これは、ストレート搬送経路29が完全にストレートであり、分岐や合流もないため、原稿50、手差し原稿51共に引っ掛かる要因がないため、ジャム発生率が極めて低いと考えられる。
一方、湾曲搬送経路25の搬送部6Aでの原稿50、湾曲搬送経路25とストレート搬送経路29とが合流した共通搬送経路の最上流側近傍に位置する搬送部Bでの原稿50搬送試験では、ジャム発生が認められた。手差し原稿51は、ジャムしない可能性があるだけと言える。
搬送部材対間の付勢力が大きいとジャム除去処理のとき、原稿を引き抜く際に原稿を傷つける虞があるため、原稿を引き抜く必要が生じた場合には、搬送部材対(駆動ローラと従動ローラ)の付勢力を解除するか、原稿を傷つけない程度に付勢力を弱めたり低減したりする必要がある。
また、手差し給紙口27では手差し原稿51をユーザがセットしプレフィードするため、原稿搬送方向(副走査方向F)に対し手差し原稿51が斜めにセットされる場合がある。
過大な斜めセットの場合、原稿搬送時に、手差し原稿51の端部が搬送経路の側壁部に接触し原稿を傷つける可能性が発生する。そのため、手差し原稿51が過大に斜めセットされてしまった場合には、再セットの必要があり、この場合もジャム処理と同様に、原稿を引き抜く際に原稿を傷つけない程度に付勢力を弱めたり低減したりする必要がある。
上述した内容を踏まえ、ADF3において、略Uターン形状の湾曲搬送経路25と略直線形状のストレート搬送経路29で原稿のジャムが発生したときのジャム処理及び問題点と、ストレート搬送経路29で原稿の再セットが発生した時の処理及び問題点について説明する。
湾曲搬送経路25の上側部分(特には分離部5や搬送部6A)で原稿のジャムが発生したときには、図7に実線で示すように、原稿給送口24及び湾曲搬送経路25の上側部分を覆っている給紙カバー30を開放する。これにより、従動ローラ17が設置された給紙カバー30を開放することで、分離部5を露出させると共にADF3の本体側に設置された駆動ローラ16から離間させることができ、湾曲搬送経路25の上側部分で発生したジャムした原稿を傷つけることなく除去することができる。
ここで、一方の搬送部材である従動ローラ及び他方の搬送部材である駆動ローラの何れか一方から離間するために、カバー部材を開閉する方式を略直線形状のストレート搬送経路29の搬送部6B、6C、6Dに適用することを考える。搬送部6C、6Dの従動ローラ21、23や駆動ローラ20、22は、ADF3の略中央部にあるため、開閉により動かす構成部品が多くなってしまい、開閉方式を適用するのは困難である。
そこで、湾曲搬送経路25とストレート搬送経路29との共通搬送経路に配置される前記読取部の上流近傍に配置された搬送部6Bにおいて、駆動ローラ18及び従動ローラ19の何れか一方に開閉方式を適用するのが最も現実的であると考えられる。
しかしながら、図7に示したように、給紙カバー30が近傍にあることからレイアウト上困難で、開閉により動かす構成部品が少なからず存在するため、開閉方式を適用するのはやはり困難であるという問題があった。
本実施形態は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、略直線形状の搬送経路での手差し原稿給送口近傍の搬送部材対の付勢力を低減することができ、ジャム処理及び再セット処理が容易に行える、シート搬送装置を備えた自動原稿搬送装置(ADF)及び画像形成装置を提供することを目的とする。
(実施形態1)
図9は、本発明の実施形態1を示すADF要部の模式的な断面図である。図10は手差し給紙カバー33の斜視図、図11は保持部材37の斜視図である。図12(a)は手差し給紙カバー33が閉じた状態を、図12(b)は手差し給紙カバー33が開放された状態を示す断面図である。
実施形態1は、図2~図8に示した本発明を適用するADF3と比較して、ストレート搬送経路29に配置された搬送部6B周りで発生する原稿のジャム処理及び再セット処理を容易にしたADF3Aを備えている点が主に相違する。この相違点以外のADF3Aの構成は、ADF3と同様である。
ADF3Aは、ADF3と比較して、図9に示すように、手差し給紙カバー33を新設した点、搬送部6Bの一方の搬送部材である従動ローラ19を他方の搬送部材である駆動ローラ18に対して付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね35を明示した点、保持部材37及び保持部材37の近傍に配置されたフレーム部材39を新設した点が主に相違する。
図9において、29aは、ストレート搬送経路29の上流側を、29bは、ストレート搬送経路29の下流側を示す。尚、図9等では、搬送部6Bに搬送される原稿50の湾曲搬送経路25は図及び説明の簡明化を図るため故意に省略しており、原稿50が湾曲搬送経路25とストレート搬送経路29との合流搬送経路近傍に位置する搬送部6Bでジャムを発生する可能性があることは無論である。以下、手差し原稿51を搬送する場合を代表して説明する。
手差し給紙カバー33は、図9、図10に示すように、手差し原稿の給送口27を開閉すべく揺動可能なカバー部材として機能する。手差し給紙カバー33は、所定の角度(360度未満の角度)の範囲内で回動(以下、揺動という)可能に本体フレーム32に支持されたカバー部材軸としての軸34を中心として揺動・変位可能に構成されている。カバー部材軸としての軸34は、駆動ローラ18の回転軸18a及び従動ローラ19の回転軸19aと平行であると共に、保持部材37との接触する位置である凸部33bから原稿搬送方向である副搬送方向Fの上流側に配置されている。
これにより、手差し給紙カバー33は、図12(a)に示す閉じ位置と、図12(b)に示す開放位置との間で揺動可能であり、上記閉じ位置と上記開放位置とを選択的に占めるように構成されている。手差し給紙カバー33は、上記閉じ位置を占めているときに、本体フレーム32に設けられた図示を省略したロック保持部材によって上記閉じ位置に保持されている。
手差し給紙カバー33には、原稿搬送用孔33aと、手差し給紙カバー33が閉じているときに保持部材37を変位しないように保持しておくための一対の凸部33bと、原稿搬送用隙間33cとが形成されている。一対の凸部33bは、手差し原稿の幅方向である主走査方向Sの両端部において90度に折り曲げられた状態で手差し給紙カバー33と一体的に形成されている。凸部33bの下面は、平面に形成されている。
原稿搬送用孔33aは、図10のように、手差し給紙カバー33が閉じている状態のときに、給送口27に連通し、手差し原稿を搬送する際に手差し原稿の搬送に干渉させないためのものであり、手差し原稿の挿入口を兼ねている。原稿搬送用隙間33cは、手差し給紙カバー33を開けた状態のときに手差し原稿を搬送する際に手差し原稿の搬送に干渉しないための隙間であり、破線で囲んで示すように凸部33bの2箇所の間に設けてある。
給送口27は、原稿搬送用孔33aよりも大きな間口空間を有して手差し原稿を搬送部6Bに案内するための入口空間であり、この意味で手差し原稿搬送用孔33aと区別している。手差し給紙カバー33は、上記閉じ位置を占めているとき給送口27を覆うことで、この給送口27に手などが進入しないように安全性が確保されている。図2等に示した給紙カバー30で覆われている原稿給送口24も上記と同様の意味合いである。
保持部材37は、手差し給紙カバー33を閉じたときに、手差し給紙カバー33の一部である凸部33bに接触すると共に、圧縮コイルばね35を保持する変位・揺動可能な部材として機能する。また、保持部材37は、手差し給紙カバー33を開けたときに、圧縮コイルばね35による付勢方向とは逆方向へ変位・揺動し、従動ローラ19の付勢力を低減するよう構成されている。
保持部材37は、本体フレーム32に揺動可能に支持された軸38を中心として揺動可能に構成されている。保持部材37には、軸38を挟んで副搬送方向Fの上流側端部に形成された、手差し給紙カバー33の凸部33bの下面に接触して被保持可能な曲面状突起部37aと、軸38を挟んで副搬送方向Fの下流側に形成された、圧縮コイルばね35を保持するばね受け面37bとが一体的に設けられている。
保持部材37は、軸38とばね受け面37bとの間が上方に向かって鈍角に折れ曲がった形状であり、その屈曲部下面37cがフレーム部材39の上面に選択的に接触可能に形成されている。
保持部材37の軸38は、駆動ローラ18の回転軸18a及び従動ローラ19の回転軸19aと平行であると共に、手差し給紙カバー33の凸部33bに接触する位置より原稿搬送方向である副搬送方向Fの下流側であって、且つ圧縮コイルばね35を保持する位置より副搬送方向Fの上流側に配置されている。
軸38は、手差し給紙カバー33開閉時のいずれの場合も手差し給紙カバー33の少なくとも一部が搬送経路に干渉しないような位置に設けており、且つ手差し給紙カバー33の閉時に保持部材37を保持でき、手差し給紙カバー33を揺動させると凸部33bが保持部材37から離間するような位置に設けている。
圧縮コイルばね35は、従動ローラ19の回転軸19aの各端部に設けられる軸受と、保持部材37のばね受け面37bとの間に装着されている。この圧縮コイルばね35により、従動ローラ19は駆動ローラ18に対して上記した付勢力を持って付勢されている。
図13を用いて、手差し給紙カバー33の一部と、この一部に接触する被接触部との接触面形状55が、手差し給紙カバー33の開閉動作に与える影響について、実施形態1のADF3Aと参考例のADF3Xを比較しながら説明する。
図13(a)、図13(b)は、実施形態1のADF3Aの接触面形状55を説明する模式図であり、図13(c)、図13(d)は、参考例のADF3Xの接触面形状55Xを説明する模式図である。
図13(c)、図13(d)に示す参考例のADF3Xの接触面形状55Xは、図13(a)、図13(b)に示すADF3Aの接触面形状55と比較して、保持部材37に代えて保持部材37Xを有する点及び保持部材37Xの被接触部の面形状が平面であることのみ相違する。
図13(a)、図13(b)に示すADF3A及び図13(c)、図13(d)に示す参考例のADF3Xは、共に保持部材37と手差し給紙カバー33はそれぞれ異なる位置に設けられた軸38、34を中心に揺動する。従って、図13(c)、図13(d)のようにそれぞれの接触面形状55Xが平面形状であると、揺動角度によって稜線部や面部など接触状態が異なってしまうため、手差し給紙カバー33を滑らかに開閉することができない。
図13(a)、図13(b)のように、それぞれの接触面形状55の一方が保持部材37の曲面状突起部37aのように曲面形状で、他方が手差し給紙カバー33の凸部33bの下面のように平面形状の場合では、常に平面が曲面に沿って揺動するため、手差し給紙カバー33を滑らかに開閉することができる。
次に、動作を説明する。図9、図12(a)に示すように、手差し給紙カバー33が閉じているとき、ADF3Aが原稿搬送可能な状態にある。この際、駆動ローラ18に対する従動ローラ19の付勢力の反力が保持部材37に伝わり、保持部材37は軸38を中心として時計回り方向に揺動する向きの力を受け、これにより手差し給紙カバー33の凸部33bと保持部材37の曲面状突起部37aとが接触している。従って、手差し給紙カバー33は、凸部33bから手差し給紙カバー33が開く方向に力を受けるが、上記ロック保持部材によって上記閉じ位置に保持されているため、揺動・変位しない。
この際、従動ローラ19の回転軸19aと保持部材37のばね受け面37bとの間の距離(圧縮コイルばね35の長さでもある)が最も短くなるため、従動ローラ19は圧縮コイルばね35によって太矢印で示す付勢方向に、駆動ローラ18に対して大きい付勢力F1で付勢・加圧されている。
手差し原稿51のジャム発生或いは再セット時、ユーザはジャム或いは斜めセットされた手差し原稿51を取り出すために、先ず、上記ロック保持部材を解除した後、図12(b)に示すように、手差し給紙カバー33を開ける。その際、手差し給紙カバー33は軸34を中心として矢印で示す反時計回り方向に揺動することで、凸部33bが同方向に揺動する。
一方、保持部材37は上記した付勢力F1の反力によって軸38を中心として矢印で示す時計回り方向に揺動する向きの力を受けているため、保持部材37の屈曲部下面37cがフレーム部材39に接触するまでは保持部材37の曲面状突起部37aが手差し給紙カバー33の凸部33bに接触しながら連動する。保持部材37の屈曲部下面37cがフレーム部材39に接触した後も、手差し給紙カバー33は自重によって反時計回り方向に揺動を続け、その揺動途中で凸部33bと曲面状突起部37aとの接触状態が解除・離間され、手差し給紙カバー33がストレート搬送経路29に沿うまで揺動する。このときの手差し給紙カバー33は、ジャム或いは斜めセットした手差し原稿51を図12(b)中の矢印方向に取り出す際のガイドとなる。
保持部材37の屈曲部下面37cがフレーム部材39に接触するまで揺動することで、保持部材37のばね受け面37bも圧縮コイルばね35の付勢方向と逆方向に揺動変位する。これにより、圧縮コイルばね35による従動ローラ19の駆動ローラ18への付勢力F2が図12(a)に示した付勢力F1よりも小さくなる(F2<F1)ため、ジャムした或いは斜めセットされた手差し原稿51を取り出しやすくなる。
従って、ADF3Aの方式では、従来技術のように搬送部の駆動ローラ又は従動ローラを含む複数の部品を回動させることなく、簡単にジャムした或いは斜めセットされた原稿を取り出すことができる。また、ADF3Aは略直線形状のストレート搬送経路29だけでなく、略U字形状の湾曲搬送経路25も有し、湾曲搬送経路25内でジャムが発生した際には、従来技術と同様に給紙カバー30を開けて従動ローラ19を離間させる方式であることを既に説明した(図7参照)。
また、搬送部6Bの駆動ローラ18は湾曲搬送経路25での搬送ローラでもあるため、湾曲搬送経路25内でジャムが発生した際に、給紙カバー30を開け、且つ手差し給紙カバー33も開ける。これにより、搬送部6Aの従動ローラ17を駆動ローラ16から離間させると同時に、搬送部6Bの従動ローラ19を駆動ローラ18からできるだけ離間させ、それと同時に駆動ローラ18に加えられている付勢力を小さくできる。それ故に、従来の手差し給紙カバーのみを開ける場合よりも更に原稿を傷つける可能性を低くでき、より短い時間でジャムした原稿等を取り出すことができる。
上述したとおり、実施形態1によれば、ストレート搬送経路29でのジャム或いは斜めセットの際には、手差し給紙カバー33を開けたときに、圧縮コイルばね35による搬送部6Bの駆動ローラ18に対する従動ローラ19の付勢力を減らす方向に保持部材37を変位させる。これにより、弱い力で簡単に駆動ローラ18に対する従動ローラ19の付勢力を低減することができ、ストレート搬送経路29の手差し給送口27からジャムした原稿等を取り出しやすくなり、且つ湾曲搬送経路25でのジャムの際でも従来よりも更に原稿を取り出しやすくなるので、ジャム処理を容易に行うことができる。
尚、実施形態1では上記効果のほかに特有の構成による効果を奏するが、これについては最後に述べる本発明の態様でまとめて説明する。
図14を用いて、実施形態1の変形例1を説明する。図14は、変形例1のADF3Bの要部の模式的な断面図である。ADF3Bは、図9等に示した実施形態1のADF3Aと比較して、保持部材37における圧縮コイルばね35を保持するばね受け面37bに、圧縮コイルばね35を位置決めするための位置決め形状の一例として凹凸形状36を有することのみ相違する。
凹凸形状36は、圧縮コイルばね35の内輪側に余裕を持って挿通される円柱形状をなす凸形状36aと、圧縮コイルばね35の外輪側に余裕を持って挿通される円筒形状をなす凹形状36bとが一体的に形成されたものからなる。位置決め形状は、凹凸形状36に限らず、凸形状36a又は凹形状36bがばね受け面37bに形成されているものであってもよい。
変形例1によれば、手差し給紙カバー33の開閉を繰り返しても圧縮コイルばね35が移動しないよう略固定でき、且つ圧縮コイルばね35を保持部材37に組付けやすくできる。
図15を用いて、実施形態1の変形例2を説明する。図15は、変形例2のADF3Cの要部の模式的な図である。ADF3Cは、図9等に示した実施形態1のADF3Aと比較して、図15に示すように、手差し給紙カバー33と給紙カバー30とは、リンク機構40によって連動して開閉揺動するよう接続されている点のみ相違する。
リンク機構40は、支点軸44と、支点軸44を中心として揺動可能な揺動ブラケット41と、手差し給紙カバー33の端部と揺動ブラケット41の一端部に連結ピン42aを介して可動に接続された第1の連結棒42と、給紙カバー30の下側と揺動ブラケット41の他端部に連結ピン43aを介して可動に接続された第2の連結棒43とを有する。
支点軸44は、本体フレーム32側に揺動可能に支持されている。揺動ブラケット41は、支点軸44を中心として揺動可能なL字形状をなす剛体である。剛体からなる第1の連結棒42の両端部には連結ピン42aが、剛体からなる第2の連結棒42の両端部には連結ピン43aがそれぞれ結合固定されている。
手差し給紙カバー33の凸部33bの端部及び揺動ブラケット41の一端部には、連結ピン42aを緩く支持するピン挿入孔がそれぞれ形成されていて、第1の連結棒42の両端部の連結ピン42aが各ピン挿入孔に挿通され、抜け止めがなされることで、手差し給紙カバー33の端部と揺動ブラケット41の一端部に第1の連結棒42が接続されている。
同様に、給紙カバー30の下側及び揺動ブラケット41の他端部には、連結ピン43aを緩く支持するピン挿入孔がそれぞれ形成されていて、第2の連結棒43の両端部の連結ピン43aが各ピン挿入孔に挿通され、抜け止めがなされることで、給紙カバー30の下側と揺動ブラケット41の他端部に第2の連結棒43が接続されている。尚、変形例2は、変形例1にも適用することができる。
変形例2によれば、給紙カバー30及び手差し給紙カバー33の何れか一方の開閉をユーザが行うだけで、給紙カバー30及び手差し給紙カバー33を同時に開閉揺動させることができ、これにより略直線形状のストレート搬送経路29でのジャムと略U字形状の湾曲搬送経路25でのジャムの両方に対応することができるので、ユーザの負担が減る。
上述したとおり、ADF3A、ADF3B及びADF3Cは共に、原稿に代えて一般的なシート状媒体(シート)を搬送するシート搬送装置に適用可能であることは無論である。
以上説明したとおり、上述の実施形態1、変形例1、2等には、次の態様が実質的に記載されていたと言える。
第1の態様は、手差し給送口27などのシートの給送口を開閉すべく揺動可能な手差し給紙カバー33などのカバー部材と、手差し原稿51などのシートを挟んで搬送する搬送部Bなどの搬送部材対と、搬送部材対のうちの一方の従動ローラ19などの搬送部材を他方の駆動ローラ18などの搬送部材に対して付勢する圧縮コイルばね35などの付勢部材と、カバー部材を閉じたときに、該カバー部材の一部に接触すると共に付勢部材を保持する変位可能な保持部材37などの保持部材と、を備え、保持部材は、カバー部材を開けたときに、付勢部材による付勢方向とは逆方向へ変位するシート搬送装置である。
かかる第1の態様によれば、カバー部材を開けたときに、付勢部材による付勢力を減らす方向に保持部材を変位させることにより、弱い力で簡単に搬送部材対の付勢力を低減することができ、ジャム処理を容易に行うことができる。
第2の態様は、第1の態様において、保持部材は、搬送部材の回転軸18、19などの回転軸と平行な軸38などの軸を中心として揺動する。
かかる第2の態様によれば、搬送部材の回転軸と平行な軸に並列されている複数の搬送部材(ローラなど)に均等に加圧できる。
第3の態様は、第2の態様において、保持部材の軸は、カバー部材と接触する位置より副走査方向Fなどのシート搬送方向の下流側であって、且つ付勢部材を保持する位置よりシート搬送方向の上流側に配置される。
かかる第3の態様によれば、カバー部材を開けたときに、保持部材における付勢部材の保持位置を付勢部材による付勢方向と逆方向に揺動させることができる。
第4の態様は、態様2又は3において、保持部材の近傍には、フレーム部材39などのフレーム部材が配置されており、保持部材が揺動した場合、フレーム部材と接触する。
かかる第4の態様によれば、保持部材とフレーム部材との間隔を調整することが可能となり、カバー部材を開けたときに、最小の付勢力を調整することができる。
第5の態様は、態様2~4の何れか1つにおいて、カバー部材は、搬送部材の回転軸と平行な軸34などのカバー部材軸を中心として揺動する。
かかる第5の態様によれば、カバー部材を搬送部材の回転軸と平行なカバー部材軸を中心として揺動させることができるため、搬送部材の回転軸と平行な軸に並列されている複数の搬送部材(ローラなど)に均等に加圧できる。
第6の態様は、態様5において、カバー部材軸は、保持部材との接触位置からシート搬送方向の上流側に配置される。
かかる第6の態様によれば、カバー部材を開けたときに、保持部材における付勢部材の保持位置を付勢部材による付勢方向と逆方向に揺動させることができる。
第7の態様は、態様1~6の何れか1つにおいて、カバー部材の一部には、凸部33bなどの凸部を有する。
第8の態様は、態様1~7の何れか1つにおいて、保持部材における付勢部材の保持する面に、付勢部材を位置決めするための凹凸形状36などの位置決め形状を有する。
かかる第8の態様によれば、カバー部材の開閉を繰り返しても付勢部材が移動しないよう略固定でき、且つ付勢部材を保持部材に組付けやすくなる。
第9の態様は、態様1~8の何れか1つにおいて、カバー部材の一部と、該一部に接触する保持部材の曲面状突起部37aなどの被接触部とは、一方が平面形状で、他方が曲面形状である。
かかる第9の態様によれば、保持部材とカバー部材はそれぞれ異なる軸を中心に揺動するため、それぞれの接触面形状が平面形状であると揺動角度によって稜線部や面部など接触状態が異なってしまうことにより、カバー部材を滑らかに開閉することができないが、この態様によれば、常に平面形状が曲面形状に沿って動くため、滑らかに開閉することができる。
第10の態様は、態様1~9の何れか1つにおいて、手差し給紙カバー33などのカバー部材におけるシート搬送方向の上流側に配置され、手差し給送口27などの給送口と異なる位置に設けられた原稿給送口24などの第2の給送口を開閉すべく揺動可能な給紙カバー30などの第2のカバー部材と、第2の給送口に連通しシートを搬送する略U字形状の湾曲搬送経路25などの第2の搬送経路と、給送口に連通して第2の搬送経路に合流する略直線形状のストレート搬送経路29などの第1の搬送経路と、を備え、搬送部Bなどの搬送部材対は、第1の搬送経路と第2の搬送経路とが合流する合流搬送経路の上流側近傍に配置されている。
かかる第10の態様によれば、第1の搬送経路でのジャムあるいは斜めセットの際には、カバー部材を開けたときに、付勢部材による搬送部材対の付勢力を減らす方向に保持部材を変位させる。これにより、弱い力で簡単に搬送部材対の一方の搬送部材にする他方の搬送部材の付勢力を低減することができ、給送口からジャムしたシートを取り出しやすくなり、且つ第2の搬送経路でのジャムの際でも従来よりも更にシートを取り出しやすくなるので、ジャム処理を容易に行うことができる。
第11の態様は、態様10において、カバー部材と第2のカバー部材とは、リンク機構40などのリンク機構によって連動して開閉するよう接続されている。
かかる第11の態様によれば、給送口に連通する第1の搬送経路内のシートのジャムと、第2の給送口に連通する第2の搬送経路内のシートのジャムの両方に対応することができ、ユーザの負担が減る。
第12の態様は、態様1~11の何れか1つに記載のシート搬送装置を具備することを特徴とする自動原稿搬送装置である。
第13の態様は、態様1~11の何れか1つのシート搬送装置及び態様12の自動原稿搬送装置の少なくとも一方と、シートに画像を形成する画像形成手段とを具備することを特徴とする画像形成装置である。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、実施例を含む上記実施形態や変形例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明は、シート状媒体(単にシートともいう)を給送するシート搬送装置であれば紙以外を搬送する装置にも適用可能である。シート状媒体の例としては、上記した原稿を含むシートのほか、プリプレグ(炭素繊維に予め樹脂が含浸しているシート状の材料からなるもの)や、布、銅箔等の金属シート、プラスチックフィルムが挙げられ、搬送可能な被搬送物全般を含む。
また、本発明を適用する画像形成装置としては、シート搬送装置及びこのシート搬送装置を有する自動原稿搬送装置の少なくとも一方と、シートに画像を形成する画像形成手段とを具備する画像形成装置であってもよく、図1に示した電子写真方式の画像形成装置1に限定されない。即ち、インクジェット方式でシートに画像を形成する画像形成手段とを具備する画像形成装置や、製版済みのマスタ(孔版原紙)を版胴に巻き付けてインキを供給しながら印刷を行う画像形成手段を具備する孔版印刷装置等を含む画像形成装置であってもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 画像形成装置
2 画像読取装置
3、3A、3B、3C ADF・自動原稿搬送装置
4 原稿トレイ
5 分離部
6A、6B、6C、6D 搬送部
7 排紙トレイ
8 裏面読取用CIS
9 読取ユニット
10 表面読取用CIS
18 駆動ローラ(搬送部材の他方の一例)
19 従動ローラ(搬送部材の一方の一例)
24 原稿給送口(第2の給送口の一例)
25 湾曲搬送経路(第2の搬送経路の一例)
26 手差しトレイ
27 手差し給送口(給送口ないしは第1の給送口の一例)
29 ストレート搬送経路(第1の搬送経路の一例)
30 給紙カバー(第2のカバー部材の一例)
31 給紙カバーの軸
32 自動原稿搬送装置の本体フレーム
33 手差し給紙カバー(カバー部材ないしは第1のカバー部材の一例)
33b 凸部(カバー部材の一部の一例)
34 軸(カバー部材軸の一例)
35 圧縮コイルばね(付勢部材の一例)
36 凹凸形状(位置決め形状の一例)
37 保持部材
37a 曲面状突起部(保持部材の被接触部の一例)
37b ばね受け面
37c 屈曲部下面
38 保持部材の軸
39 フレーム部材
40 リンク機構
50 原稿(シートの一例)
51 手差し原稿(シートの一例)
55 接触面形状
F 副走査方向(シート搬送方向ないしは原稿搬送方向の一例)
S 主走査方向(シート搬送方向ないしは原稿搬送方向の一例)
特開2002-265090号公報

Claims (12)

  1. シートの給送口を開閉すべく揺動可能なカバー部材と、
    シートを挟んで搬送する搬送部材対と、
    前記搬送部材対のうちの一方の搬送部材を他方の搬送部材に対して付勢する付勢部材と、
    前記カバー部材を閉じたときに、該カバー部材の一部に接触すると共に前記付勢部材を保持する変位可能な保持部材と、を備え、
    前記保持部材は、前記カバー部材を開けたときに、前記付勢部材による付勢方向とは逆方向へ変位し、
    前記カバー部材は、
    該カバー部材を閉じた状態で前記給送口に連通し、且つ前記給送口の開口よりも小さい開口である、前記シートの挿入口と、
    該カバー部材が閉じた状態で前記保持部材に接触して該保持部材を変位しないように保持しておくための一対の凸部と、
    前記一対の凸部の間に設けられ、該カバー部材が開いた状態で前記給送口と対向する、前記シートが通過可能な隙間とを有する、ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記保持部材は、前記搬送部材の回転軸と平行な軸を中心として揺動することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記保持部材の前記軸は、前記カバー部材と接触する位置よりシート搬送方向の下流側であって、且つ前記付勢部材を保持する位置より前記シート搬送方向の上流側に配置されることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記保持部材の近傍には、フレーム部材が配置されており、
    前記保持部材が揺動した場合、前記フレーム部材と接触することを特徴とする請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記カバー部材は、前記搬送部材の回転軸と平行なカバー部材軸を中心として揺動することを特徴とする請求項2~4の何れか1つに記載のシート搬送装置。
  6. 前記カバー部材軸は、前記保持部材との接触位置からシート搬送方向の上流側に配置されることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記保持部材における前記付勢部材の保持する面に、前記付勢部材を位置決めするための位置決め形状を有することを特徴とする請求項1~の何れか1つに記載のシート搬送装置。
  8. 前記カバー部材の前記凸部と、該凸部に接触する前記保持部材の被接触部とは、一方が平面形状で、他方が曲面形状であることを特徴とする請求項1~の何れか1つに記載のシート搬送装置。
  9. 前記給送口と異なる位置に設けられた第2の給送口を開閉すべく揺動可能な第2のカバー部材と、
    前記第2の給送口に連通しシートを搬送する第2の搬送経路と、
    前記給送口に連通して前記第2の搬送経路に合流する第1の搬送経路と、を備え、
    前記搬送部材対は、前記第1の搬送経路と前記第2の搬送経路とが合流する位置の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1~の何れか1つに記載のシート搬送装置。
  10. 前記カバー部材と前記第2のカバー部材とは、リンク機構によって連動して開閉するよう接続されていることを特徴とする請求項に記載のシート搬送装置。
  11. 請求項1~1の何れか1つに記載のシート搬送装置を具備することを特徴とする自動原稿搬送装置。
  12. 請求項1~1の何れか1つに記載のシート搬送装置及び請求項1に記載の自動原稿搬送装置の少なくとも一方と、シートに画像を形成する画像形成手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
JP2017192873A 2017-10-02 2017-10-02 シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置 Active JP7087327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192873A JP7087327B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192873A JP7087327B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019064801A JP2019064801A (ja) 2019-04-25
JP7087327B2 true JP7087327B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=66338338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017192873A Active JP7087327B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7087327B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7346219B2 (ja) 2019-10-07 2023-09-19 シャープ株式会社 用紙搬送装置および画像形成装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166627A (ja) 2000-11-02 2001-06-22 Toshiba Tec Corp 画像記録装置
JP2002296948A (ja) 2001-03-30 2002-10-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2005112596A (ja) 2003-10-09 2005-04-28 Murata Mach Ltd 給紙ユニット
JP2007124427A (ja) 2005-10-31 2007-05-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
WO2014192395A1 (ja) 2013-05-31 2014-12-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置
JP2017095254A (ja) 2015-11-26 2017-06-01 株式会社リコー シート搬送機能を有する装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2017098951A (ja) 2015-11-16 2017-06-01 株式会社リコー 画像読取装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166627A (ja) 2000-11-02 2001-06-22 Toshiba Tec Corp 画像記録装置
JP2002296948A (ja) 2001-03-30 2002-10-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2005112596A (ja) 2003-10-09 2005-04-28 Murata Mach Ltd 給紙ユニット
JP2007124427A (ja) 2005-10-31 2007-05-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
WO2014192395A1 (ja) 2013-05-31 2014-12-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置
JP2017098951A (ja) 2015-11-16 2017-06-01 株式会社リコー 画像読取装置
JP2017095254A (ja) 2015-11-26 2017-06-01 株式会社リコー シート搬送機能を有する装置、画像読取装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019064801A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011036882A1 (ja) 画像読取装置
JP4965317B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP4384010B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP5562145B2 (ja) 原稿読取装置
JP2021069077A (ja) 自動原稿送り装置及び画像処理装置
US10131512B2 (en) Document feeder and image forming apparatus incorporating the document feeder
JP4887137B2 (ja) 画像読取装置
JP7087327B2 (ja) シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置
KR101821616B1 (ko) 화상형성장치
JP4343810B2 (ja) 画像処理システム
JP4951562B2 (ja) 原稿搬送装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP3572000B2 (ja) シート材給送装置及び画像読取装置及び画像形成装置
JPH07228364A (ja) シート材給送装置および画像形成装置
JP4951563B2 (ja) 原稿搬送装置及びこれを搭載した画像形成装置
CN111086898B (zh) 图像读取装置
JP7037761B2 (ja) 原稿搬送補助装置、自動原稿搬送装置、原稿読取装置、及び画像形成装置
JP5046971B2 (ja) 原稿搬送装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP4169275B2 (ja) 画像記録装置
JP3242619B2 (ja) 用紙搬送装置
JP2009173361A (ja) 給紙装置及びこれを搭載した原稿搬送装置、画像形成装置
JP3619102B2 (ja) シート材搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP5033676B2 (ja) 開閉検知装置及びこれを搭載した原稿搬送装置、画像形成装置
JPH10265083A (ja) シート材搬送装置及び画像処理装置
JP3629202B2 (ja) シート送り装置及び画像読取装置
JPH08336004A (ja) シート搬送装置および原稿読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200819

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7087327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151