JP2005112596A - 給紙ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡単な構造で用紙搬送ガイド部材に加わる押圧力が偏在してジャムが発生することがない給紙カセットを提供することを目的とする。
【解決手段】オプション型の給紙カセット200のピックアップローラ64は、用紙をピックアップし、用紙搬送ガイド部材53のガイド面に送給し、機体に固定の駆動ローラ63と用紙搬送ガイド部材53のプレスローラ65により、不図示の搬送路を経て、別体の画像形成部に搬送する。サイドカバー51は、リンク部材52により用紙搬送ガイド部材5と連結している。リンク部材52は、サイドカバー51及び用紙搬送ガイド部材53の幅方向の中心位置において連結しており、用紙搬送ガイド部材53のガイド面に設けられたプレスローラ65に均一な押圧力を与えるようにされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に画像記録媒体として用いる紙(シート)の給紙に関し、より詳細には、装置本体にオプション装備される記録用紙の給紙ユニットに関する。
従来からプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、標準的に装備されるカセット式の給紙ユニット以外にオプションとして、給紙ユニットを増設し、複数サイズや大量の用紙の使用に応えることができるようにしている。
このオプションの給紙ユニットは、標準的に装備される装置本体の給紙部と同等の機能を備え、動作の際には装備された全給紙ユニットの中から装置本体の制御部により指示される使用給紙カセットの選択信号に応答して給紙動作を行うようになっている。具体的には、オプションの給紙ユニットは、画像形成装置本体を積載する構造を持ち、本体内の下部に設けた本体給紙部と接して設けられ、本体側から供給される動力により給紙動作を行って、本体側の給紙部と共通の搬送パスに用紙を導くような仕組みになっている。また、こうした搬送を実現するための手段として、オプションの給紙ユニット側は、本体側と同様の搬送ローラ及びガイド部材を具備している。
ところで、搬送パスでジャムが起きた場合に、搬送パスに留まっているジャム紙を給紙方向に引っ張り出すことにより排除するという方法で対処することが一般的である。例えば、特許文献1には、シートを案内する一対のガイド部材と、ガイド部材をジャム処理のために開放するための開放機構と、該開放機構により開放されたガイド部材からジャムしたシートを機体本体外へ取り出すために機体本体に開閉可能に設けられたカバーを備えた画像形成装置が記載されている。また、特許文献2には、サイドカバーと可動ガイド板を加圧アームで連結し、サイドカバーの開閉動作に連動して可動ガイド板が給紙搬送路に沿う位置及び離間した位置に回動変位するようにした点が記載されている。また、特許文献3には、装置本体の用紙搬送路に配置するローラ部材とガイド板とを側部カバー部材に一体に設け、用紙搬送路の開放動作を容易に行えるようにした点が記載されている。
従来のオプションの給紙ユニットでは、開閉可能としたサイドカバーに、用紙搬送用のプレスローラ(対抗する駆動側ローラとの間で用紙を圧接し搬送するためのローラ)及びプレスローラの上流から下流側に連接する用紙搬送ガイド部が直接取り付けられており、カバー閉時にプレスローラが用紙に圧接した用紙搬送状態からカバー開時にプレスローラ及び用紙搬送ガイド部を用紙搬送解除状態へと状態が変わるようになっている。従って、ジャム時にカバーを開くことにより、用紙搬送ガイド部と共にプレスローラを開放状態にして、搬送パスに留まっているジャム紙を取り除く操作ができるようになる。
特開平2−56329号公報 特開平5−208737号公報 特開平8−202095号公報
例えば、特許文献2では、サイドカバー開閉機構は、加圧アームは、可動ガイド板の横方向端部で固定ガイド板側に押付ける構成であるので、加圧力が偏在しレジストローラ全体に均等に加圧されないおそれがあり、用紙ジャム発生の原因になりかねない。また、加圧アームはアーム本体と引張りばねにより構成されるので、取付構造が複雑化し、部品点数が多くなる、サイドカバーが閉状態のとき、加圧アームは、引張りばねにより可動ガイド板の上端を固定ガイド板側に一方的に弾性的に押付けているので、ユーザーが用紙ジャムの処理などでサイドカバーを開状態にするとき、引張り力に抗して開状態にするため、サイドカバーの開放が円滑に行われない、等の問題が生じるおそれがある。
本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で用紙搬送ガイド部材に加わる押圧力が偏在してジャムが発生することがない給紙カセットを提供することを目的とする。
本発明に係る給紙ユニットは、画像形成装置本体を積載する構造を持ちオプション装備を可能にした記録用紙の給紙ユニットであって、開閉可能としたサイドカバーと、該サイドカバーにリンクを介して連結され、サイドカバーに連動してカバー閉時の用紙搬送状態又はカバー開時の用紙搬送パス開放状態へ状態に設定される用紙搬送ガイド部を具備するとともに、前記リンクの前記用紙搬送ガイド部に対する連結位置は、前記用紙搬送ガイド部のガイド面に配設された複数の搬送ローラのそれぞれに均一な押圧力が加わる釣り合い位置であることを特徴とする。さらに、前記リンクは、単一部材からなることを特徴とする。さらに、前記リンクは、その一端部で直接用紙搬送ガイド部を押圧することを特徴とする。さらに、前記搬送ローラは、前記用紙搬送ガイド部のガイド面から離間する方向に付勢されたプレスローラであることを特徴とする。
上記のような構成を有することで、リンクの用紙搬送ガイド部に対する連結位置を用紙搬送ガイド部のガイド面に配設された複数の搬送ローラのそれぞれに均一な押圧力が加わる釣り合い位置としたので、1つの釣り合い位置でリンクにより搬送ローラに均一な押圧力が与えられて用紙のジャムが発生しないようにすることができる。そして、部品点数の少ない簡単な構成とすることができ、コストダウンを図ることができるとともに生産効率も向上させることができる。
さらに、リンクを単一の部材から構成すれば、より簡単な構成とすることができる。そして、リンクは、その一端部で直接用紙搬送ガイド部を押圧するように構成することで、リンクを押圧手段として兼用できるとともに、押圧部分に十分な強度を備えることが可能となる。
また、搬送ローラが、用紙搬送ガイド部のガイド面から離間する方向に付勢されたプレスローラである場合、プレスローラが用紙搬送ガイド部とともに開かれるのでジャム処理が容易であり、プレスローラ加えられる付勢力に抗して押圧するので、プレスローラへの押圧力が偏在しない釣り合い位置において押圧することがプレスローラの適切な設定を行う際に有効である。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
本発明は、画像形成装置本体にオプションとして組み合わされる給紙ユニットに係わるもので、給紙ユニットが具備するサイドカバーの開閉構造に特徴を有する。
そこで、オプション給紙ユニットそのものの説明に先立ち、この給紙ユニットをオプション使用するために画像形成装置本体に組み合わされた画像形成装置の全体構成について、その実施形態を説明する。なお、以下の実施形態では、複写機能を備えた画像形成装置を例に説明をする。
図1は、本実施形態の複写機能を備えた画像形成装置の全体構成を概略図にて示す。
図1に示す画像形成装置本体100は、上部に原稿読取部2、その下部に記録部4、給紙部3の順に複写機能に必要な各部が配置されている。また、装置本体100の下には、さらに本体を積載する形でオプション給紙ユニット200を装備し、画像形成装置全体を構成する。なお、図1の図示では省略しているが、画像形成装置本体100には、装置への動作条件の指令入力を行う操作部や装置の動作状態を知らせるディスプレイ等の表示部を有する操作パネルと、設定された動作条件に従い上記各部の動作を制御する制御部、画像形成に用いる画像記録信号の処理部として機能する電装ユニットを備える。
原稿読取部2には、複写原稿の読み取りを行うための構成要素としてADF(自動原稿搬送装置)12、スキャナ(原稿読取装置)16を有する。原稿読取部2では、原稿カバー10に設けられた原稿トレイ11に載置されたシート原稿がADF12により1枚づつ自動的に読取位置に搬送されて、原稿排紙トレイ13に排出される。読取位置には、原稿を光電的に読み取る読取装置15を搭載したスキャナ16が原稿に対向するように配置されているので、ADF搬送中に原稿読取を行うことができる。ブック(書籍)等を読み取る場合には、原稿カバー10を上方に回動してフラットベッドプラテン14上の所定位置に原稿を載置し、スキャナ16を矢印で図示するように移動させて読取動作を行う。以上の原稿読取部2の構成は、いわゆるADF及びフラットベッドタイプと称される従来の原稿読取装置と同様のものである。
給紙部3には、給紙カセット17が配置されており、フラッパ18に所定のサイズの用紙が複数枚積載されている。給紙カセット17の右端部には、ピックアップローラ19が配置されている。フラッパ18は、積載された用紙の上面がピックアップローラ19に圧接するように、図示しないバネ部材により上方に付勢されている。この状態でピックアップローラ19が回転駆動すると、摩擦力により用紙が1枚ずつ用紙搬送路に給紙されるようになる。
給紙された用紙は、まずフィードローラ20及びプレスローラ21により記録部4に搬送される。記録部4には、搬送された用紙に記録するために、現像器22、紙粉除去ローラ23、コロナ帯電器24、感光体ドラム25、転写ローラ26、露光ヘッド27及び定着ローラ28を備えている。紙粉除去ローラ23は、導電性のスポンジ等により構成され、転写後の感光体ドラム25の表面に付着したトナーや紙粉を捕捉する。コロナ帯電器24は、コロトロンからの放電により感光体ドラム25の表面を一様に帯電する。紙粉除去ローラ23及びコロナ帯電器24により一様に帯電された感光体ドラム23に、露光ヘッド25で画像記録信号に応じて露光する(本例では画像記録信号により発光が制御されるレーザビーム走査により感光面を露光する)ことで静電潜像が形成される。そして、後述するように、現像器22内のトナーを感光体ドラム25に形成された静電潜像に転移させて、静電潜像を可視像化する。転写ローラ26は、用紙を挟んで感光体ドラム25と対向する位置に設置されており、所定の電圧が印加されると感光体ドラム25表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、転写されたトナー像は、定着ローラ28及びプレスローラ29によって挟持されて加熱・プレスされ用紙に定着される。定着された用紙は、排紙ローラ30及びプレスローラ31の間に挟持されて用紙排出トレイ32に搬出される。このときの用紙の搬送パス、方向を図1において、実線と矢印で示す。
また、この例には、両面印刷用に反転搬送路40を設けている。反転搬送路は排紙ローラ30と定着ローラ28との間の用紙搬送路から分岐し、図1において破線と矢印で示すような用紙の搬送パス、方向をとり、ローラ対20及び21とピックアップローラ19との間の用紙搬送路に合流するように形成される。反転搬送路40内には、フィードローラ43及びプレスローラ44、フィードローラ45及びプレスローラ46の二対の搬送ローラが上下に配設されており、反転搬送路における用紙搬送を行う。
用紙の両面に記録を行う場合には、図1の実線で示す用紙搬送路に用紙を搬送して一方の面に記録した後、排紙ローラ30により用紙排紙トレイ32に用紙を搬出し、用紙の後端部を排紙ローラ30及びプレスローラ31により挟持した状態で一旦搬出動作を停止する。そして、排紙ローラ30を逆回転駆動して反転搬送路に用紙を後端から搬入し、フィードローラ43及びプレスローラ44で挟持して反転搬送路内を搬送していく。次に、フィードローラ45及びプレスローラ46で挟持してさらに搬送し、用紙をローラ対20及び21の間に当接させる。この状態で用紙搬送路に用紙を搬送すると、他方の面が感光体ドラム25に対向して記録されるようになり、用紙の両面に記録が行われるようになる。
次に、本発明に係わるオプション給紙ユニット200について、説明する。
画像形成装置本体の給紙部3は、制御部からの指令に従い上記した画像形成動作時に電子写真プロセスの動作にタイミングを合わせて給紙動作を行う。給紙は、オプション給紙ユニット200を装備していない場合には、専ら画像形成装置本体100内に標準装備されている給紙部3から行われるが、オプション給紙ユニット200が装備されている場合には、オプション給紙ユニット200を加えて、使用する給紙カセットを選択し給紙動作の制御が行われ、オプション側の給紙カセット70選択時にはここからの給紙動作を行う。
オプション給紙ユニット200は、上記した画像形成装置本体100を積載する構造を有し、標準装備されている本体下部の給紙部3と上下に接して設けられ、本体側から供給される動力により給紙機構を動作させて、本体側の給紙部3からの搬送パスに用紙を導くような仕組みになっている。
オプション給紙ユニット200の給紙機構としては、給紙カセット70、ピックアップローラ64、搬送ローラとしてのフィードローラ63及びプレスローラ65及び本体給紙部3の搬送路の合流地点(ローラ対20及び21の上流)に向けて用紙を導くためのガイド部材を本体側の給紙部3と同様の構成で備える。
また、上記給紙機構の動作に必要な動力を本体側から受けるために、入力ギア60を備える。入力ギア60は、ワンウェイクラッチ機能を有したギアで、本体側の駆動ギア49からの動力をギア列61,62を介してピックアップローラ64及びフィードローラ63に伝える。さらに、入力ギア60は、本体制御部から指令信号に従って動力の供給を接断することができるように、指令信号により駆動されるソレノイド67により本体側の駆動ギア49との伝動を接断するようになっており、ソレノイド67のオン・オフに従って、給紙機構の動作をオン・オフすることができるようにしている。
次に、本発明に係わるオプション給紙ユニットを特徴付けるサイドカバーの開閉構造について、詳細に説明する。
図2及び図3は、本実施形態のオプション給紙ユニットの要部を示す。いずれの図も図1に示した全体装置から切り離したオプション給紙ユニット200のみをサイドカバーの開閉動作の説明図として示すもので、図2は、サイドカバーを閉じた状態を示し、図3は、開いた状態を示す。また、図4は、図3と同じ開いた状態のオプション給紙ユニット全体を斜視図にて示す。
図2及び図3を参照して、二重構造としたサイドカバーを説明すると、二重構造は開閉可能としたカバー部材51と用紙搬送ガイド部材53とをリンク部材52で連結することにより構成する。カバー部材51及び用紙搬送ガイド部材53のそれぞれの一端部において図示のA点及びB点で機体に枢支されて回動自在に取り付けられている。カバー部材51及び用紙搬送ガイド部材53の幅方向のほぼ中央部にリンク部材52の両端がそれぞれ連結され、この構成によりカバー部材51、ガイド部材53、リンク部材52による略平行リンク機構を構成する。従って、枢支点A回りのカバー部材51の開閉と同様の動きを枢支点B回りの用紙搬送ガイド部材53に行わせることが可能であり、図2に示す閉状態、図3に示す開状態でカバー部材とガイド部材は、同じような傾きで開、閉それぞれの状態になる。リンク部材52は、肉厚の板状体からなる単一部材から構成され、後述するように両端部に係合ピンが突設されている。
こうした平行リンクによる二重構造としたことによる利点は、閉状態を示す図2を参照すると分かるように、用紙搬送ガイド部材53がカバー部材51から離れていても、カバー部材51の開閉により用紙搬送ガイド部材53が開閉できる。また、デッドスペースをできるだけ生じることのない位置に設けることを可能にするという設計上の自由度が大きくなる。このようにして行われる位置の選択によって、ガイド部材53の上面位置がカバー部材51の上面より高く、突出している場合でも、ガイド部材53の上面位置による制約を受けることなくカバー部材51の上面位置を積載する画像形成装置本体100の底面部の支持面の位置に合わせて、設定することができ、装置本体の支持面を直線状にすることが可能となる。
さらに、本実施形態では、図3及び図4に示すように、用紙搬送ガイド部材53には、用紙搬送ローラとしてフィードローラ63と対になる従動側のプレスローラ65を保持している。搬送パスを開放する場合に、プレスローラ65をそのままにしてガイド部材53のみを対象に開閉を行うとした考え方による構成としてもよいが、本例では、プレスローラ65とともにプレスローラ65の上流から下流の広い範囲のガイド53部材を一体に開閉するという方法を採用して搬送パスの開放を行う。
このように用紙搬送ガイド部材53にプレスローラ65を保持させ、プレスローラ65の上流から下流の広い範囲のガイド部材53を一体に開閉するするようにしたことにより、給紙時にジャムが起きて、用紙を排除する場合にも、プレスローラ65に邪魔されることなく、ジャムの状態を調べることや、用紙の排除も容易に行うことが可能になる。
ところで、カバー部材51を閉状態にしたときには、給紙動作が指令された場合には動作が開始できるスタンバイ状態をとる。なお、カバー部材51の開閉状態は、機体側に設けたフォトインタラプタ81がカバー部材51に取り付けたセンサ片80を検知し、開閉状態に応じて変化するフォトインタラプタ81の検知信号により知ることができ、開閉それぞれの状態に応じて行われる制御動作に用いている。
このような給紙スタンバイ状態においては、給紙機構も正常な動作が行える状態にしておく必要があり、本例の場合、用紙搬送ガイド部材53にはプレスローラ65が保持されているので、これらが適正な動作状態を保つようにする必要があり、そのためにロック機構が設けられている。
カバー部材51側には、ロック機構を構成する部材として、機体側の係止部57に当接する係止突部55a及びロック解除操作を行うための取っ手部55bを有するロック部材55とロック部材55を上方に付勢するバネ56を備えている。そして、ロック部材55は、上方のロック位置又は下方の解除位置へ摺動可能とされており、バネ56は、ロック部材55をロック位置に向けて常時付勢するようになっている。
用紙搬送ガイド部材53側には、ロック機構を構成する部材として、ホップアップスプリング58が用紙搬送ガイド部材53と機体との間において圧縮バネとして働くように設けられている。ホップアップスプリング58は、用紙搬送ガイド部材53の両側端部に対となって配設されており、用紙搬送ガイド部材53の横方向中心位置からほぼ等距離となるように設定されている。ホップアップスプリング58は、機体側に取り付けてもよく、また、カバー部材51と機体との間に取り付けることも可能である。
図5は、ホップアップスプリング58の取り付け部分について拡大した平面図(図5(a))及びそのA−A断面図(図5(b))である。用紙搬送ガイド部材53には、スタッド59が突設されており、ホップアップスプリング58としてコイルスプリングが用いられている。スタッド59は、略三角形状の板状体が平面視十字形に一体成形されて設けられており、根元部分にいくに従い幅広となっている。したがって、ホップアップスプリング58は、スタッド59に巻回されながら挿入していくとその内径部が根元部分に嵌合し、さらに挿入するとスタッド59の外面に圧接されて固定されるようになる。この取り付け方法によると、取り付け部品として他に何も要することなく片持ち式にスプリングを設置することができ、また、スタッド59を芯としているので坐屈して不正な動作を行うことも防ぎ、必要なスプリングの動作が保証される。
ロック状態(図2参照)では、ロック部材55の係止突部55aは、バネ56に弾発され、上方に突出して機体側の係止部57に当接し得る位置に付勢される。一方、用紙搬送ガイド部材53は、ホップアップスプリング58によりカバー部材51の方に付勢されるため、リンク部材52を介してカバー部材51も付勢されて係止突部55aが機体の係止部57に圧接され、安定したロック状態となる。
また、ロック解除時には、バネ56の付勢力に抗してロック部材55の取っ手部55bを押し下げ、突出していた係止突部55aを引っ込めることによって、係止突部55aは機体の係止部57から外れて、ロック状態が解除される。ロック状態の解除により、ホップアップスプリング58の用紙搬送ガイド部材53に対する付勢力により、カバー部材51及び用紙搬送ガイド部材53を開く方向に回動させるように作用する。したがって、ロック状態が解除されたことが容易に認識でき、さらにわずかな力で図3の開状態にすることが可能となる。
また、ロック部材55の係止突部55aは、傾斜面と垂直面を有し、ロック時に垂直面を機体の係止部57への当接面とし、ホップアップスプリング58の付勢力によりこの垂直面が作用するようになる。そして、開状態からロック状態にカバー部材51を回動させる場合に、カバー部材51を閉じる方向に押し込めば、係止突部55aの傾斜面が機体の係止部57に当接して係止突部55aが下方に強制的に移動し、最終的に機体の係止部57を係止突部55aの頂部が越えた時点で自動的にロック状態になることから、操作性が容易で確実にロック状態とすることが可能となる。カバー部材51を閉じる方向に回動させると、まず、ホップアップスプリング58が用紙搬送ガイド部材53と機体との間に挟まれて付勢力が作用するようになる。そのため、ホップアップスプリング58の長さは、ロック部材55がロックする前に付勢力が作用するような長さに設定されている。したがって、操作者は、ホップアップスプリング58の付勢力の感触を受けながら、カバー部材51を押し込んでいくことになり、ロック状態へ向けた操作者の意識を高めることができる。
図6は、カバー部材51の閉じた状態における開閉機構の連結関係を示す概略平面図を示している。図中、カバー部材51と用紙搬送ガイド部材53は、それぞれの中央部分に突設する一対のピン保持部51a、53aを有し、ピン保持部51aには、リンク部材52の一方の端部の両側から横方向に突設した係合ピン52bが枢支されており、ピン保持部53aには、リンク部材52の他方の端部の両側から横方向に突設した係合ピン52aが枢支されている。カバー部材51のピン保持部51aの上部には、ロック部材55が取付けられている。
用紙搬送ガイド部材53のガイド面には一対の軸受部65aが形成されており、軸受部65aには棒状の軸体65bが軸支される。そして、軸体65bには、用紙搬送ガイド部材53の横方向中心位置から左右略等距離の位置にプレスローラ65が配設される。軸体65bと用紙搬送ガイド部材53のガイド面との間には、一対のバネ65cが装着されており、バネ65cにより軸体65bはガイド面から離間する方向に付勢される。したがって、プレスローラ65がフィードローラ63に当接した場合に両者を常時圧接した状態に保つことができる。また、用紙搬送ガイド部材53に対するリンク部材52の連結位置は、一対のプレスローラ65の中間に位置しており、各プレスローラ65に均一な押圧力を与えることができる釣り合い位置となっている。プレスローラ65の数が増加した場合でも、それぞれのプレスローラに均一な押圧力を与える釣り合い位置にリンク部材52の連結位置を位置決めすれば、プレスローラの用紙の挟持力が均一になり、ジャムが発生することを防止できる。
さらに、用紙搬送ガイド部材53の横方向中心位置から左右略等距離の位置に一対のホップアップスプリング58が設置される。したがって、一対のホップアップスプリング58の中間位置にリンク部材52の連結位置が設定されているため、用紙搬送ガイド部材53は、両側のホップアップスプリング58付勢力と中央部分のリンク部材52の押圧力がバランスして安定した状態に保たれる。
図7は、閉じた状態において、カバー部材51とリンク部材52、及びリンク部材52と用紙搬送ガイド部材53のそれぞれの連結部分を拡大して示した概略側面図である。図7(a)は、用紙搬送ガイド部材53とリンク部材52との連結部分の構成を示しており、図中、用紙搬送ガイド部材53のピン保持部53aに長孔53bが形成されており、長孔53bにリンク部材52の一方の端部に突設した係合ピン52aが遊嵌されている。また、用紙搬送ガイド部材53において、リンク部材52の一方の端部が圧接する部分を肉厚部53cに形成している。この図からも明らかなように、リンク部材52の端部が肉厚部53cに押圧されているので、十分な強度が確保できるとともに、係合ピン52aは長孔53bに遊嵌した状態とされているため力が加わることがない。
図7(b)は、リンク部材52とカバー部材51との連結部分の構成を示し、図中、カバー部材51のピン保持部51aに横長の切欠き51bが形成され、切欠き51bにリンク部材52の他方の端部に突設された係合ピン52bが遊嵌される。そして、ロック部材55から垂下されて設けられた抜け止め部55cが切欠き51bに重合して係合ピン52bが切欠き51bから外れるのを防止する。そして、リンク部材52の他方の端部がカバー部材51の内面に圧接するので、十分な強度が確保でき、係合ピン52bに力が加わることはない。リンク部材52の周囲に幅広のフランジ部を形成しておけば、リンク部材52の強度をさらに高めることができ、圧接する場合も押圧力をフランジ部の表面に分散させることが可能となる。
そして、用紙搬送ガイド部材53の回動中心であるヒンジ位置(枢支点A)がカバー部材51の回動中心であるヒンジ位置(枢支点B)より高い位置にくるように給紙ユニット本体に取付けられている。このような位置関係に設定することで、図3に示すように、開いた状態においてリンク部材52が傾斜した状態で用紙搬送ガイド部材53が水平方向まで開いた状態に設定することができるようになり、用紙搬送ガイド部材53を大きく開くことが可能となる。図8には、開いた状態での各部材の連結部分を拡大した概略側面図を示しているが、図8(a)に示すように、開いた状態では、リンク部材52の係合ピン52aは、用紙搬送ガイド部材53の長孔53b内の最下部にスライドしており、リンク部材52の端部が用紙搬送ガイド部材53に摺接して開動作に支障が出ることが避けられる。図8(b)に示すように、リンク部材52の係合ピン52bについてもカバー部材51の切欠き51bの最下部までスライド可能なため、リンク部材52の自由度が大きくなり、その動きが制約されるようなことはなく、開閉動作の操作性が向上する。そして、リンク部材52の両端部は円形状に丸く形成されて、連結部分での動きに支障を与えないようにされている。
上記では本発明の実施形態として、記録部4ではレーザプリンタ方式を用い、複写機能を備えた画像形成装置に係わる実施形態を例示したが、本発明は画像データに基づいて生成される描画データに基づいて記録媒体である紙に印刷処理を行う画像形成装置に広く利用し得るものである。即ち、プリンタ機能のみを持つ単機能機であっても良いし、ファクシミリ機能或いは他の画像処理機能と複合させた画像処理装置などにも適用できる。
本発明に係る実施形態を備えた画像形成装置全体の概略図である。 サイドカバーを閉じた状態の要部を示す図である。 サイドカバーを開いた状態の要部を示す図である。 サイドカバーを開いた状態の実施形態に関する斜視図である。 ホップアップスプリングの取付構造に関する平面図及び断面図である。 サイドカバーを閉じた状態の要部に関する概略平面図である。 サイドカバーを閉じた状態の連結部分に関する図である。 サイドカバーを開いた状態の連結部分に関する図である。
符号の説明
100 画像形成装置本体
2 原稿読取部
3 給紙部
4 記録部
200 オプション給紙ユニット
51 カバー部材
52 リンク部材
53 用紙搬送ガイド部材
58 ホップアップスプリング
59 スタッド

Claims (4)

  1. 画像形成装置本体を積載する構造を持ちオプション装備を可能にした記録用紙の給紙ユニットであって、開閉可能としたサイドカバーと、該サイドカバーにリンクを介して連結され、サイドカバーに連動してカバー閉時の用紙搬送状態又はカバー開時の用紙搬送パス開放状態へ状態に設定される用紙搬送ガイド部を具備するとともに、前記リンクの前記用紙搬送ガイド部に対する連結位置は、前記用紙搬送ガイド部のガイド面に配設された複数の搬送ローラのそれぞれに均一な押圧力が加わる釣り合い位置であることを特徴とする給紙ユニット。
  2. 前記リンクは、単一部材からなることを特徴とする請求項1に記載の給紙ユニット。
  3. 前記リンクは、その一端部で直接用紙搬送ガイド部を押圧することを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙ユニット。
  4. 前記搬送ローラは、前記用紙搬送ガイド部のガイド面から離間する方向に付勢されたプレスローラであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の給紙ユニット。
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