JPH09114164A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像形成装置

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JPH09114164A
JPH09114164A JP7271099A JP27109995A JPH09114164A JP H09114164 A JPH09114164 A JP H09114164A JP 7271099 A JP7271099 A JP 7271099A JP 27109995 A JP27109995 A JP 27109995A JP H09114164 A JPH09114164 A JP H09114164A
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JP
Japan
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cover
drive
gear
sheet
sheet conveying
Prior art date
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JP7271099A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カバーの開閉に連動して駆動手段
からシート搬送手段への駆動の伝達を解除/接続してシ
ートのジャム処理を容易にし、装置やシートの破損のお
それがないジャム処理を可能にしたシート搬送装置およ
びこれを備えた画像形成装置を提供することを可能にす
ることを目的としている。 【解決手段】 熱定着器17の加圧ローラ17bの加圧ロー
ラ軸17cに固定されたギアG14に対してモータ30からの
駆動力が伝達されるギアG13が振り子45により接離可能
に構成され、振り子45は、カートリッジカバー2,排出
カバー20bの開閉に連動する加圧レバー40,41により押
圧されて揺動し、ギアG13がギアG14に対して接離する
ように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等に装備されるシート搬送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画
像形成装置においては、シートをシートカセット或いは
手差しトレイ等によるシート給送装置からシートを装置
本体内に送り込み、シートの表面に画像を形成(例え
ば、電子写真方式であればトナー画像を形成)した後、
機外へ排出するように構成されている。
【0003】しかし、搬送経路上の一連のプロセス(電
子写真方式ではシート給送,転写,定着,シート排出
等)の駆動は、ギアトレインで連結されているため、個
々のローラ類を手で回転させようとしても、他の部分の
負荷が加わっているため、容易には回転させることが出
来ない。特に定着器では、ローラに数kgの押圧力が加
えられているため、ローラを回転させることはかなり難
しい。
【0004】こういった部分にシートが挟まれた状態で
ジャムすると、ジャム処理するためにシートの端部を引
っ張りだす際に、ローラがシートに対して連れ回り難い
ため、シートに大きな負荷がかかりシートを破いてしま
うことがある。
【0005】シートが破れた場合でも全て取り出せれば
問題はないが、破れた切れ端が装置内に滞留した場合、
センサの動作や画像精度に悪影響を及ぼしたりして、最
悪の場合、装置を分解してでも滞留した切れ端を取り除
かなければならない。
【0006】また、最近では、環境問題等により事務機
に使用する用紙も上質紙から再生紙へと移行してきてい
る。再生紙は上質紙に比べて紙質が劣り、上質紙よりも
ジャムする可能性は高くなり、搬送性の安定と共に、ジ
ャム処理の容易性が更に求められるようになる。そこ
で、ジャム処理性の向上のためにジャム処理の際、シー
トに大きな負荷がかからないようにする必要がある。
【0007】以下に電子写真画像形成装置の熱定着器を
例にして従来のジャム処理操作を説明する。従来では、
熱定着器のような大きな負荷をシートに与えてしまう部
分でのジャム処理は、シートを引き抜く前に熱定着器へ
駆動を伝達するギアの連結を解除してから、シートを引
き抜くような構成になっている。
【0008】図13は、従来の熱定着器の駆動解除のよう
すを示す斜視図である。図13において、101 は熱定着器
であり、102 はヒータである。103 はヒータに押圧され
ている加圧ローラである。ヒータ102 は、円筒形のガイ
ド102aのガイド面に加圧ローラ103 に対向する位置に設
けられた発熱体であり、102cはガイド102aの外周に沿っ
て回るフィルムである。
【0009】また、G101 〜G104 は、順次噛み合った
ギアであり、装置の一連のギアトレインの一部を示して
いる。駆動力はギア104 側から伝達され、ギアG101 ,
G103 は、ギアG102 を介して図13の矢印方向に夫々回
転する。ギアG101 は、加圧ローラ103 に取り付けられ
ており、該加圧ローラ103 と一体的に回転する。
【0010】104 は揺動アームであり、該揺動アーム10
4 は、ギアG103 の回転軸106 を中心にギアG103 とギ
アG102 とが噛合した状態を保持しつつ揺動可能に構成
されている。揺動アーム104 には、ギアG102 が軸S10
2 により軸支されており、ギアG102 はその自重により
ギアG101 に噛合している。
【0011】105 は揺動アーム104 に取り付けられたレ
バーであり、該レバー105 をギアG102 の自重に抗して
上方に持ち上げることによりギアG101 とギアG102 と
の噛み合いを解除して加圧ローラ103 への負荷を解除で
きるようになっている。そして、搬送中のシートがジャ
ムした場合、装置のカバーを開放し、シートを露出させ
た上で、レバー105 を片手で持ち上げ、もう片方の手で
ジャムしたシートを引き出す構成になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、片手でシートを引き出さなくてはなら
ず、注意して引き出さないとシートが斜めになってしま
い、他の部品にシートを引っ掛けて破損してしまうこと
がある。しかも、レバー105 を持ち上げるという動作は
装置のオペレータに要求されるものであり、オペレータ
によっては、必ずしもレバー105 を持ち上げてジャム処
理を行うとは限らない。即ち、レバー105の持ち上げ操
作を忘れて無理なシートの引き抜きによるシートの損傷
や装置の破損を引き起こすおそれがあった。
【0013】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、カバーの開閉に連動して駆動
手段からシート搬送手段への駆動を解除/接続してシー
トのジャム処理操作性を向上したシート搬送装置および
これを備えた画像形成装置を提供せんとするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを搬送するシー
ト搬送手段と、前記シート搬送手段を駆動する駆動手段
と、前記駆動手段から前記シート搬送手段への駆動を接
続/解除する駆動解除手段と、前記シート搬送手段上で
シートの搬送不良が発生した際にジャム処理を行うため
に装置本体に対して開閉可能なカバーと、を有し、前記
カバーを閉じた時に前記駆動解除手段が前記駆動手段か
ら前記シート搬送手段への駆動を接続し、前記カバーを
開いた時に前記駆動解除手段が前記駆動手段から前記シ
ート搬送手段への駆動を解除するように構成したことを
特徴とするシート搬送装置である。
【0015】また、前記カバーの開閉を検知する検知手
段を有し、前記検知手段が前記カバーの開放を検知した
時、前記駆動手段の駆動を停止させるように構成し、前
記カバーを開く時において、前記検知手段により前記カ
バーの開放を検知するタイミングは、前記駆動解除手段
が前記駆動手段から前記シート搬送手段への駆動を解除
するタイミングよりも早く、且つ、前記カバーを閉じる
時において、前記検知手段により前記カバーの閉鎖を検
知するタイミングは、前記駆動解除手段が前記駆動手段
から前記シート搬送手段への駆動を接続するタイミング
よりも遅くなるように構成したことを特徴とする。
【0016】本発明に係るシート搬送装置は、上述の如
く構成したので、カバーの開閉動作と連動して駆動解除
手段が駆動手段からシート搬送手段への駆動を解除/接
続するので、シートのジャム処理時にカバーを開放する
と駆動手段からシート搬送手段への駆動が解除されてシ
ート搬送手段がフリーとなり、シートの抜き取り動作に
軽い負荷で従動し易く、シートのジャム処理が容易に出
来る。また、ジャム処理後に、カバーを閉鎖すると、駆
動手段からシート搬送手段へ駆動が接続され、使用状態
に復帰させることができる。
【0017】また、カバーを開く時において、検知手段
によりカバーの開放を検知するタイミングは、駆動解除
手段が駆動手段からシート搬送手段への駆動を解除する
タイミングよりも早く、且つ、カバーを閉じる時におい
て、検知手段によりカバーの閉鎖を検知するタイミング
は、駆動解除手段が駆動手段からシート搬送手段への駆
動を接続するタイミングよりも遅くなるように構成した
ことで、シートのジャム処理を行う際に、駆動手段から
シート搬送手段への駆動を解除するタイミングよりも早
く検知手段によりカバーの開放を検知して駆動手段の駆
動を停止させ、ジャム処理後は、駆動手段からシート搬
送手段への駆動を接続するタイミングよりも遅く検知手
段によりカバーの閉鎖を検知して駆動手段を駆動させる
ことが出来る。
【0018】従って、シートのジャム処理を行う際に
は、駆動手段が確実に停止してから駆動手段からシート
搬送手段への駆動を解除し、且つ、ジャム処理後は、駆
動手段からシート搬送手段への駆動を確実に接続してか
ら駆動手段を駆動することが出来るので、駆動手段とシ
ート搬送手段との間の連結部の保全を確保することが出
来る。
【0019】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート搬送
装置およびこれを備えた画像形成装置の一例としてファ
クシミリ装置に適用した場合の一実施形態を具体的に説
明する。図1は本発明に係るシート搬送装置およびこれ
を備えた画像形成装置の全体構成を示す斜視図、図2は
本発明に係るシート搬送装置およびこれを備えた画像形
成装置の全体構成を示す断面説明図、図3は本発明に係
るシート搬送装置およびこれを備えた画像形成装置の駆
動伝達系を示す断面説明図、図4は駆動解除手段の周辺
の構成を示す要部斜視図、図5〜図8はカートリッジカ
バーの開閉動作に連動する駆動解除手段の動作を示す断
面説明図、図9〜図12はシート排出カバーの開閉動作に
連動する駆動解除手段の動作を示す断面説明図である。
【0020】先ず、図1および図2を用いて本発明に係
るシート搬送装置およびこれを備えた画像形成装置の全
体構成の概略を説明する。1は装置本体であり、2は装
置本体1の上部カバーに原稿Dを複数枚積載することが
できるように構成された原稿載置台共用のカートリッジ
カバーである。
【0021】3は原稿Dの画像情報を読み取る光学読取
系であり、4はレーザビームプリンタからなる記録系で
ある。5は装置本体1の上部前面に設けられた操作パネ
ルである。9は原稿トレイ、10は記録シート排出トレイ
であり、夫々カートリッジカバー2の上部に設けられて
いる。
【0022】15は紙や合成樹脂等で構成される記録シー
トPを収納する給送カセットであり、14は給送カセット
15から記録シートPを一枚ずつ記録系4に送り込むカセ
ット給送部である。
【0023】光学読取系3はカートリッジカバー2に設
けられた原稿載置台2a上に載置した原稿Dを予備圧接
アーム3aに圧接した分離ローラ3cで摩擦片3bまで
送り、摩擦片3bと分離ローラ3cにより一枚ずつ分
離,給送し、更に、図示しない押圧バネにより押圧され
た搬送コロ3dと、該搬送コロ3dに圧接した搬送ロー
ラ3eとにより画像読取手段である密着型イメージセン
サ7に搬送し、原稿押さえ板6により原稿Dを密着型イ
メージセンサ7に押圧して密着させつつ原稿Dの画像情
報を読み取った後、原稿Dを押圧バネにより押圧された
排出コロ3fと、該排出コロ3fに圧接した排出ローラ
3gにより原稿,記録シート共用排出トレイ8に排出す
るようになっている。
【0024】また、原稿載置台2aには、原稿Dの搬送
方向と直交する方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能
なスライダ2cが設けられており、該スライダ2cによ
って原稿載置台2a上に積載された原稿Dの両側端を規
制して揃えることが出来るようになっている。
【0025】記録系4は、図示しない制御部から出力さ
れる画像信号に基づいてレーザスキャナユニット11の図
示しないレーザビーム発振器から変調信号を射出し、こ
の変調ビームをポリゴンミラー11aおよび折り返しミラ
ー11bによって画像形成部12の感光体ドラム12bの表面
に照射する。
【0026】感光体ドラム12bは一次帯電ローラ12dに
よって、その表面が均一に帯電されており、この感光体
ドラム12bの表面に走査光を照射して変調ビームを照射
することにより感光体ドラム12bの表面に潜像が形成さ
れ、更に、この潜像に現像ローラ12eによってトナータ
ンク12fからトナーが供給されて感光体ドラム12bの表
面に画像が顕像化される。
【0027】感光体ドラム12bは、一次帯電ローラ12d
と現像ローラ12eとトナータンク12fと図示しないクリ
ーニングブレードと共に、記録カートリッジ12a内に一
体に組み込まれていて、装置本体1に対して着脱可能に
構成されている。記録カートリッジ12aは、カートリッ
ジカバー2を開くことにより交換可能となっている。
【0028】画像形成部12の感光体ドラム12bに対向す
る位置には転写帯電器となる転写ローラ12cが配置さ
れ、また感光体ドラム12bよりも下流側の記録シート搬
送経路上に熱定着器17、排出ローラ対18、ガイド部20、
排出ローラ対21が順次配置されている。
【0029】記録シートPは、転写ローラ12cにより感
光体ドラム12bの表面に形成されたトナー像が転写され
た後、熱定着器17まで搬送され、熱定着器17によりトナ
ー像が定着されて、排出ローラ対18、ガイド部20を経て
排出ローラ対21により排出口23から排出され、記録シー
ト排出台2bおよび記録シート排出トレイ10上に画像面
を下(フェイスダウン)にして排出,積載されるように
なっている。尚、熱定着器17の具体的構成は、前述の従
来例の図13に示した熱定着器101 と略同様に構成され
る。
【0030】また、排出ローラ対18の下流側には、記録
シートPの排出方向を切り換えるためのフラッパ19が設
けられている。このフラッパ19を図2の二点鎖線で示さ
れた下排出方向に切り換えることで、排出ローラ対18に
よりストレートに排出された記録シートPが原稿,記録
シート共用排出トレイ8上に画像面を上(フェイスアッ
プ)にして排出,積載されるようになっている。
【0031】給送カセット15は、装置本体1の下部に配
設されている。給送カセット15に収容された記録シート
Pは、カセット給送信号を受けると、押圧部材14bによ
り支点15dを中心に中板15bが上方に回動されることに
より記録シートPの最上位の記録シートPが分離ローラ
14cに圧接される。
【0032】そして、分離ローラ14cが駆動されて、該
分離ローラ14cと分離パッド14aとによる摩擦片分離作
用によって一枚ずつ分離され、リアカバー13の内側に形
成されたUターンガイド13bに沿って搬送され、更に、
搬送ローラ16aと、該搬送ローラ16aに圧接するコロ16
c,16dによって反転され、画像形成部12に搬送され
る。
【0033】更に、搬送中の記録シートPは、搬送ロー
ラ16aの下流側に設けられた図示しないレジストセンサ
により該記録シートPの先端が検知される。一方、記録
系4においては、感光体ドラム12bに形成されたトナー
像の先端と記録シートPの先端とが一致するように、画
像出力タイミングを合わせ、転写ローラ12cと感光体ド
ラム12bとのニップ部に搬送された記録シートPの表面
の正しい位置に画像を転写する。画像は給送カセット15
に積載収容された記録シートPの下面側に記録される。
【0034】また、記録シートPは、記録シートPのサ
イズに合わせて移動可能に装着された図示しないサイド
規制板と、後端規制板15cによって記録シートPの側端
および後端を規制されて斜行や不送りが発生しないよう
になっている。給送カセット15内に収容できる記録シー
トPのサイズは、A4サイズ,レターサイズおよびリー
ガルサイズの三種類であり、枚数は約250枚である。
給送カセット15は、装置本体1に対して図1の矢印X方
向に着脱可能に構成されている(フロントローディング
方式)。
【0035】装置本体1にはカートリッジカバー2が開
閉可能に設けられており、該カートリッジカバー2を開
放することにより記録カートリッジ12aを装置本体1の
外に引き出して交換できるようになっている。また、装
置本体1には、図示しないインターロックスイッチが設
けてあり、カートリッジカバー2の開閉に連動してON
/OFFするように構成されており、カートリッジカバ
ー2の開放時には記録系4が動作しないようになってい
る。
【0036】また、レーザスキャナユニット11には、カ
ートリッジカバー2の開閉に連動して開閉する図示しな
いレーザシャッタが設けられており、カートリッジカバ
ー2の開放時にレーザ光がオペレータの眼に進入するこ
とを防いでいる。
【0037】また、記録中に、記録シートPのジャムが
発生した場合、カートリッジカバー2、リアカバー13、
排出カバー20bを適宜開放することによって内部に滞留
している記録シートPを取り出すことが出来るようにな
っている。
【0038】次に、図2〜図4を用いて本発明に係るシ
ート搬送装置を備えた画像形成装置の駆動系について説
明する。図3において、G1〜G19はギアであり、G2
とG3、G10とG11は夫々一体の二段ギアで構成されて
いる。また、S2,S4,S5,S8,S10,S12,S
15,S16,S17は、各ギアの支軸であり、装置本体1の
フレームに対して一体に固定されている。
【0039】ギアG2,G3は支軸S2に、ギアG10,
G11は支軸S10に夫々遊嵌されている。また、ギアG
4,G8,G12,G15,G16,G17は支軸S4,S8,
S12,S15,S16,S17に夫々遊嵌されている。また、
ギアG5,G6は支軸S5に遊嵌され、該ギアG5とギ
アG6とは、図示しないワンウエイクラッチを介して連
結されており、ギアG6が図3において反時計回り方向
に回転する時のみ駆動力を伝達するように構成されてい
る。
【0040】30は駆動手段となるモータであり、G1は
モータ30の駆動軸に設けられたモータギアである。ギア
G7は搬送ローラ16aの搬送ローラ軸16bに取り付けら
れており、搬送ローラ16aと搬送ローラ軸16bとギアG
7とは一体的に回転するようになっている。
【0041】ギアG9は図示しないバネクラッチを介し
て分離ローラ14cの分離ローラ軸14dと係合している。
分離ローラ軸14dと分離ローラ14cとは一体的に回転す
るようになっている。
【0042】ギアG14は熱定着器17の加圧ローラ17bの
加圧ローラ軸17cに取り付けられており、加圧ローラ17
bと加圧ローラ軸17cとギアG14とは一体的に回転する
ようになっている。
【0043】ギアG18は排出ローラ対21の排出ローラ軸
21aに取り付けられており、排出ローラ対21と排出ロー
ラ軸21aとギアG18とは一体的に回転するようになって
いる。
【0044】ギアG19は排出ローラ対18の排出ローラ軸
18aに取り付けられており、排出ローラ対18と排出ロー
ラ軸18aとギアG19とは一体的に回転するようになって
いる。
【0045】ギアG13は支軸S13に遊嵌されると共に、
該支軸S13は振り子45に一体的に固定されている。振り
子45は支軸S12を中心として支軸S13に軸支されたギア
G13と共に一体的に揺動可能に構成されている。振り子
45が支軸S12を中心として揺動する時、ギアG13はギア
G12に噛合しつつ揺動する。
【0046】モータギアG1はギアG2と噛合し、該ギ
アG2と一体的に構成されるギアG3はギアG4と噛合
し、ギアG4はギアG5およびギアG10と噛合し、該ギ
アG5と一体的に構成されるギアG6はギアG7と噛合
し、ギアG7,G8,G9は順次噛合している。
【0047】また、ギアG10と一体的に構成されるギア
G11はギアG12と噛合している。また、一連のギアG1
2,G13,G14,G15,G16,G17,G18は順次噛合し
て駆動力を伝達している。また、ギアG15はギアG19と
噛合している。
【0048】上記構成により、図示しない制御部からプ
リント開始の信号が送られると、モータ30の駆動軸に固
定されたモータギアG1が図3の時計回り方向に回転を
開始する。これにより、モータ30からの駆動力を受けて
前述した一連のギアトレインが回転を開始する。
【0049】この時、ギアG9は図3の時計回り方向に
回転する。記録シートPの給送開始の信号が制御部から
送られると、図示しないソレノイドプランジャが引かれ
て、クラッチをONし、ギアG9と分離ローラ軸14dと
を接続して該分離ローラ軸14dに駆動力を伝え、分離ロ
ーラ14cは図2の時計回り方向に回転する。
【0050】このようにして、給送カセット15内の記録
シートPを記録系4に給送する方向に分離ローラ14cが
回転し、該分離ローラ14cと圧接する分離パッド14aと
のニップ部において記録シートPを一枚ずつ分離し、記
録系4へ搬送する。この時、ギアG7は図3の時計回り
方向に回転しているので、搬送ローラ16aは図2の時計
回り方向に回転している。
【0051】給送カセット15から一枚分離給送された記
録シートPは、Uターンガイド13bを通過して搬送ロー
ラ16aとコロ16cとのニップ部に導かれて挟持搬送さ
れ、更に、搬送ローラ16aとコロ16dとのニップ部に導
かれて挟持搬送されて感光体ドラム12bと転写ローラ12
cとのニップ部へと送られる。
【0052】感光体ドラム12bは該感光体ドラム12bの
端部に一体的に設けられた図4に示すギアG21と、ギア
G4と一体的に回転するギアG20とが噛み合うことによ
って駆動され、図4の反時計回り方向に回転する。
【0053】一方、転写ローラ12cは感光体ドラム12b
と一体的に回転するギアG22と、転写ローラ12cに一体
的に設けられたギアG23とが噛み合うことによって駆動
され、図4の時計回り方向に回転する。感光体ドラム12
bと転写ローラ12cとのニップ部へ送られた記録シート
Pには前述したプロセスによって表面にトナー画像が転
写される。
【0054】トナー画像が転写された記録シートPは、
熱定着器17に搬送される。加圧ローラ17bは図2の時計
回り方向に回転しており、加圧ローラ17bの対向位置に
はヒータ17aが配置されており、該ヒータ17aの外周に
はフィルムが加圧ローラ17bに従動可能になるように構
成されている。
【0055】熱定着器17に搬送された記録シートPは加
圧ローラ17bとフィルムとのニップ部に導かれ、画像面
側を加熱されて、記録シートP上に形成されたトナー画
像が定着される。
【0056】画像が定着された記録シートPは、排出ロ
ーラ対18のニップ部に導かれ、フラッパ19の向きによっ
て記録シートPの排出方向がストレートかUターンかに
切り換えられる。フラッパ19が図2の実線で示す位置の
場合には、記録シートPはガイド部20を通ってUターン
し、排出ローラ対21へ搬送されて排出口23から排出さ
れ、記録シート排出台2bおよび記録シート排出トレイ
10上に排出,積載される。
【0057】原稿の受信或いはコピーの際、ファクシミ
リ装置は上述したように記録シートPに画像を形成し搬
送する。記録シートPが搬送中に給送カセット15から画
像形成部12の間の搬送路上でジャムした場合、リアカバ
ー13を開放することでジャムした記録シートPを露出さ
せて取り除くことが出来る。
【0058】また、画像形成部12から排出口23の間の搬
送路上で記録シートPがジャムした場合は、カートリッ
ジカバー2或いは排出カバー20bを開放してジャムした
記録シートPを露出させて取り除きジャム処理を行うこ
とが出来る。
【0059】カートリッジカバー2は原稿載置台2a、
記録シート排出台2b、スライダ2cおよびダクト(カ
ム面)2hが一体的に形成されており、ヒンジ2dを中
心に回動可能に構成されている。
【0060】排出カバー20bは排出ガイド部材20aと一
体的に形成されており、カバーヒンジ部20eを中心に回
動可能に構成されている。画像形成部12から排出口23ま
での間の搬送路上でジャムした場合、記録シートPの後
端は熱定着器17にかかっており、ヒータ17aと加圧ロー
ラ17bとの間に挟まれたままの状態で停留している。
【0061】この時、モータ30から加圧ローラ17bへの
駆動を伝達する駆動伝達手段となる前記ギアトレイン
が、連結されたままの状態では、ジャムした記録シート
Pを引き抜く際に駆動系を回転させなければならない。
【0062】即ち、モータ30から加圧ローラ17bの加圧
ローラ軸17cに至るまでの駆動系は画像形成部12や搬送
ローラ16a等を経由しており、記録シートPを引き抜く
際にはこれ等が持つ負荷を上乗せした力で引き抜かなけ
ればならず、これが大きな負荷となり、注意して引き抜
かなければジャム処理中に記録シートPを破ってしま
い、最悪の場合、熱定着器17内に記録シートPの切れ端
を残してしまい、この切れ端を取り除くために熱定着器
17を分解しなければならなくなってしまうおそれがあ
る。
【0063】そこで、本実施形態では、カートリッジカ
バー2或いは排出カバー20bを開放した際に、駆動解除
手段により加圧ローラ17bへの駆動の連結を遮断し得る
ように構成して記録シートPのジャム処理の際に記録シ
ートPの引き抜き時にかかる負荷を低減している。
【0064】以下に、本発明の特徴である駆動解除手段
の構成を図3〜図12を用いて詳細に説明する。図3、図
4において、40,41は、駆動解除手段を構成する加圧レ
バーであり、夫々装置本体1に固定された支軸44を中心
に回動可能に構成されている。
【0065】40aは加圧レバー40の端部に一体的に形成
されたボス形状の押圧部であり、40bは加圧レバー40の
他の一端に形成されたフック部である。また、40cは加
圧レバー40の更に他の一端に形成された押上部である。
【0066】また、41aは加圧レバー41の一端に形成さ
れたカムフォロアであり、41bは加圧レバー41に一体的
に形成されたフック部である。また、41cは加圧レバー
41の他の一端に形成された押上部である。
【0067】42,43は加圧バネであり、夫々の一端をフ
ック部40b,41bに引っ掛けて、他端を装置本体1のフ
レームに引っ掛けてある。これにより、加圧レバー40,
41は、図中の時計回り方向に常時付勢される。
【0068】また、上述したように、振り子45は、支軸
S12を中心に揺動可能に構成されている。45aは振り子
45の端部に一体的に構成され、押上部40c,41cと対向
する位置に配置された加圧部である。
【0069】2fはカートリッジカバー2の内側に形成
されたレバー押圧片である。また、20cは排出カバー20
bに一体的に形成されたカム部である。46はカートリッ
ジカバー2,排出カバー20bの開閉を検知する検知手段
となるセンサであり、本実施形態ではフォトインタラプ
タを使用している。
【0070】40d,41dは夫々加圧レバー40,41に一体
的に設けられたセンサアームであり、該センサアーム40
d,41dは、センサ46の発光部と受光部との間の光路を
遮断/透過させるように配置されている。該センサアー
ム40d,41dがセンサ46の光路を遮断した状態では、カ
ートリッジカバー2或いは排出カバー20bが開放した状
態であることを検知し、該センサアーム40d,41dがセ
ンサ46の光路を透過させた状態では、カートリッジカバ
ー2或いは排出カバー20bが閉鎖した状態であることを
検知するようになっている。
【0071】次に、各カバーの開閉動作に連動する駆動
解除手段の動作について図5〜図12を用いて詳細に説明
する。先ず、図5〜図8を用いてカートリッジカバー2
の開閉動作と連動する駆動解除手段の動作について説明
する。図5はカートリッジカバー2が閉鎖された状態を
示す図、図6〜図7はカートリッジカバー2が開閉され
る過程の状態を示す図、図8はカートリッジカバー2が
完全に開放された状態を示す図である。
【0072】図5に示すように、カートリッジカバー2
が閉鎖された状態では、レバー押圧片2fの先端に設け
られた凹部2gと押圧部40aとが掛合しており、これに
より、加圧レバー40は、加圧バネ42の引っ張り力による
図の時計回り方向の回転を抑制されている。
【0073】この時、加圧レバー40の押上部40cは、振
り子45の加圧部45aから離隔されており、該加圧部45a
に対して何ら力を働かせていないので、振り子45はギア
G13等を含む自重により図の下方に落ちきった状態で、
ギアG13とギアG14とが完全に噛み合った駆動の接続状
態にある。これによりギアG14、つまり加圧ローラ17b
に駆動力を伝達することが出来るようになっている。
【0074】次に、図6に示すように、オペレータが加
圧バネ42の引っ張り力に抗してカートリッジカバー2を
開放し始めた時、押圧部40aと掛合していた凹部2gが
図の上方へ移動するため、押圧部40aは加圧バネ42の引
っ張り力に抗して図の反時計回り方向に回転して凹部2
gを乗り越え、その後、図7に示すように、押圧部40a
が加圧バネ42の引っ張り力によりレバー押圧片2fのカ
ム面2hに沿って図の時計回り方向に従動回転する。
【0075】図7は加圧レバー40が図の時計回り方向に
回転移動して振り子45の加圧部45aに押上部40cが接触
した状態を示す。この時、センサアーム40dはセンサ46
の光路を遮断して、センサ46がカートリッジカバー2の
開放を検知する。これにより、仮に装置が動作中にカー
トリッジカバー2を開放した場合でも、先ず、センサ46
の検知情報に基づいて電気的に装置を停止させることが
出来る。
【0076】図8に示すように、カートリッジカバー2
を更に開くと、レバー押圧片2fのカム面2hが更に上
方へと移動して押圧部40aを押さえるものがなくなり、
加圧レバー40は加圧バネ42の引っ張り力により支軸44を
中心にして図の時計回り方向に回動し、押上部40cが加
圧部45aを押し上げ、振り子45は支軸S12を中心に図の
反時計回り方向に回動する。
【0077】これにより、ギアG13とギアG14との噛み
合いが解除され、ギアG14、即ち加圧ローラ17bへの駆
動の伝達が解除される。上述のように、駆動の解除は、
装置が停止した後に行われるため、噛み合った状態で回
転中のギアG13,G14を強制的に離間してギアG13,G
14を破損させることがない。
【0078】この状態で、加圧ローラ17bはフリー状態
になり、熱定着器17における記録シートPのジャム処理
が軽負荷で容易にできるため、記録シートPが破損した
り、周辺の装置を破損させる心配がない。
【0079】次に、カートリッジカバー2を閉じる時は
上述した行程の逆を行う。つまり、カートリッジカバー
2を閉じることによりレバー押圧片2fが下がってき
て、カム面2hに沿って押圧部40aが押され、加圧レバ
ー40が支軸44を中心にして図の反時計回り方向に回動す
る。
【0080】そして、加圧レバー40が反時計回り方向に
回動することで、押上部40cによって加圧部45aを押し
上げられていた振り子45が支軸S12を中心にして図の時
計回り方向に回動して下降し、ギアG13とギアG14とが
噛み合う。この時、ギアG13とギアG14とが噛み合った
状態のタイミングでも依然センサアーム40dはセンサ46
の光路を遮断しており、センサ46はカートリッジカバー
2が開いていることを検知している(図7参照)。
【0081】更にカートリッジカバー2を閉じると、レ
バー押圧片2fの凹部2gに押圧部40aが掛合し、この
時、センサアーム40dがセンサ46の光路を透過させてセ
ンサ46はカートリッジカバー2が完全に閉じたことを検
知する(図5参照)。
【0082】上述のように、ギアG13,G14が完全に噛
み合った後でセンサ46はカートリッジカバー2が閉じた
ことを検知し、スタンバイ状態に遷移するので、ギアG
13,G14が十分に噛み合っていない状態で駆動系が動作
してギアG13,G14が破損することがない。
【0083】また、カートリッジカバー2を開く際に
は、凹部2gから押圧部40aを加圧バネ42の付勢力に抗
して乗り越えさせなければならないため、加圧レバー40
はカートリッジカバー2のロック手段としての働きもし
ており、これによってカートリッジカバー2の半閉まり
を防止している。
【0084】次に、図9〜図12を用いて排出カバー20b
の開閉動作と連動する駆動解除手段の動作について説明
する。図9は排出カバー20bが閉鎖された状態を示す
図、図10〜図11は排出カバー20bが開閉される過程の状
態を示す図、図12は排出カバー20bが完全に開放された
状態を示す図である。
【0085】図9に示すように、排出カバー20bが閉じ
た状態では、該排出カバー20bに一体的に設けられ、カ
バーヒンジ部20eを中心にして回動するカム部20cの上
端部に設けられた凹部20dとカムフォロア41aとが掛合
しており、これによって、加圧レバー41は加圧バネ43の
引っ張り力による図の時計回り方向の回転を抑制されて
いる。
【0086】この時、加圧レバー41の押上部41cは、振
り子45の加圧部45aから離隔しており、該加圧部45aに
対して何ら力を働かせていないので、振り子45はギアG
13等を含む自重により図の下方に落ちきった状態にあ
り、ギアG13とギアG14とは噛み合った状態、即ち駆動
の接続状態になっており、駆動をギアG14、つまり加圧
ローラ17bに駆動力を伝達することが出来るようになっ
ている。
【0087】次に、図10に示す位置まで排出カバー20b
を図の右側方向に開くと、カムフォロア41aと掛合して
いた凹部20dが図の右方向に移動するため、カムフォロ
ア41aは加圧バネ43の引っ張り力に抗して支軸44を中心
にして図の反時計回り方向に回動して凹部20dから外
れ、その後、図11に示すように、カム面20fに沿ってカ
ムフォロア41aが加圧バネ43の引っ張り力により支軸44
を中心に図の時計回り方向に従動回転する。
【0088】図11は、加圧レバー41が時計回り方向に回
転し、振り子45の加圧部45aに押上部41cが接触した状
態を示している。この時、センサアーム41dはセンサ46
の光路を遮断し、センサ46は排出カバー20bの開放を検
知する。これにより、仮に装置が動作中に排出カバー20
bを開いたとしても、先ず、電気的に装置を停止させる
ことが出来る。
【0089】次に、図12に示すように、排出カバー20b
を更に開くと、カム部20cが更に図の右方向に移動し、
カムフォロア41aを押さえるものがなくなり、加圧レバ
ー41は加圧バネ43の引っ張り力により支軸44を中心にし
て図の時計回り方向に回動して押上部41cが加圧部45a
を押し上げ、振り子45は支軸S12を中心にして図の反時
計回り方向に回動する。
【0090】これにより、ギアG13とギアG14との噛み
合いが解除され、ギアG14、すなわち加圧ローラ17bへ
の駆動の伝達が解除される。上述のように、駆動の解除
は装置が停止した後に行われるため、噛み合った状態で
回転中のギアG13,G14を強制的に離間してギアG13,
G14を破損させることがない。
【0091】この状態で、前述と同様に、加圧ローラ17
bはフリー状態になり、熱定着器17における記録シート
Pのジャム処理が軽負荷で容易にできるため、記録シー
トPが破損したり、周辺の装置を破損させる心配がな
い。
【0092】次に、排出カバー20bを閉じる時には、上
述した行程の逆となり、排出カバー20bを図の左側方向
に閉じることによりカム部20cがカバーヒンジ部20eを
中心にして図の反時計回り方向に回動し、カム面20fに
沿ってカムフォロア41aが押し上げられ、加圧レバー41
が支軸44を中心にして図の反時計回り方向に回動する。
【0093】そして、加圧レバー41が反時計回り方向に
回動することで、押上部41cにより加圧部45aを押し上
げられていた振り子45が支軸S12を中心にして図の時計
方向回りに回動して下降し、ギアG13とギアG14とが噛
み合う。この時、ギアG13とギアG14とが完全に噛み合
った状態でも依然センサアーム41dはセンサ46の光路を
遮断しており、センサ46は排出カバー20bが開いた状態
であることを検知している(図11参照)。
【0094】そして、排出カバー20bを更に閉じると、
図9に示すように、カム部20cの凹部20dにカムフォロ
ア41aが掛合する。この時、センサアーム41dがセンサ
46の光路から外れて該光路を透過させ、センサ46は排出
カバー20bが完全に閉じたことを検知し、スタンバイ状
態に遷移する。
【0095】前述したように、ギアG13とギアG14とが
完全に噛み合った後に、センサ46が排出カバー20bが閉
じたことを検知するので、ギアG13とギアG14とが十分
に噛み合っていない状態で駆動系が動作してギアG13,
G14が破損することを防止できる。
【0096】排出カバー20bを開く際には、加圧バネ43
の引っ張り力に抗してカムフォロア41aを凹部20dから
乗り越えさせなければならないので、加圧レバー41は排
出カバー20bのロック手段としての働きもしており、こ
れによって排出カバー20bの半閉まりを防止している。
【0097】以上のように、記録シートPが熱定着器17
に挟まれた状態でジャムした場合、そのジャム処理のた
めにカートリッジカバー2或いは排出カバー20bを開放
する動作に連動して加圧ローラ17b、即ち熱定着器17へ
の駆動の伝達を解除することが出来、従来のようにカバ
ーを開いた後に、手動で熱定着器17への駆動の伝達を解
除する必要がない。
【0098】また、加圧レバー40,41にはセンサアーム
40d,41dが設けてあり、少なくともどちらか一方がセ
ンサ46の光路を遮断すれば、カートリッジカバー2,排
出カバー20bの開放が検知できる。従って、カートリッ
ジカバー2,排出カバー20bの開放を検知するために別
途に機構を設ける必要がなく、カートリッジカバー2,
排出カバー20bの両カバーの開閉を検知するセンサを一
つのセンサ46で兼用するようにしたので、部品点数が削
減でき、コストを低減できる。
【0099】また、加圧レバー40,41は、夫々カートリ
ッジカバー2,排出カバー20bのロック機構の働きも有
しており、別途に各カバーのロック機構を設ける必要が
なく、部品点数を削減してコストを低減できる。
【0100】尚、本実施形態では、センサ46をフォトイ
ンタラプタを使用して構成したが、マイクロスイッチ等
の他のスイッチ類を用いても良い。
【0101】また、本実施形態では、記録シートPを搬
送すると共に、ジャム処理時に駆動を解除するシート搬
送手段として熱定着器17の加圧ローラ17bに適用した場
合について説明したが、他の構成として、給送カセット
15から原稿,記録シート共用排出トレイ8または記録シ
ート排出トレイ10に至る搬送路において、記録シートP
を搬送するために配置された各種のシート搬送手段に対
応して駆動の伝達を解除する駆動解除手段を設けて構成
しても良い。
【0102】また、本実施形態では、画像形成装置にお
けるシート搬送手段に対応して駆動の伝達を解除する駆
動解除手段を設けて構成した場合について説明したが、
他の構成として、シート状原稿の画像情報を読み取る画
像読取手段を備えた画像読取装置における原稿搬送手段
に対応して駆動の伝達を解除する駆動解除手段を設けて
構成しても良い。
【0103】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、カバーの開閉動作に連動して駆動手段からシ
ート搬送手段への駆動を解除/接続する駆動解除手段を
設け、該駆動解除手段にカバーの開閉を検知する検知手
段を設けたことで、カバーの開閉の検知と、駆動手段か
らシート搬送手段への駆動の伝達の解除/接続を簡単な
構成で連動して行うことが出来、従来のように、オペレ
ータが手動で駆動手段からシート搬送手段への駆動の伝
達の解除/接続操作を行わなければならなかった煩わし
さから開放されると共に、駆動の伝達の解除をし忘れて
無理なシートの引き抜きによるシートや装置の破損を防
止することが出来る。
【0104】また、カバーを開く時には、駆動の伝達の
解除を行うよりも先にカバー開放の検知をおこなうた
め、駆動手段からシート搬送手段への駆動の伝達の解除
は駆動系が電気的に完全に停止した後で行われ、一方、
カバーを閉じる時には、駆動手段からシート搬送手段へ
の駆動の伝達の接続が完了した後で、カバーが閉じたこ
とを検知するように構成したので、解除/接続されるギ
アが回転しながら離間或いは係合して破損することを防
止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート搬送装置およびこれを備え
た画像形成装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るシート搬送装置およびこれを備え
た画像形成装置の全体構成を示す断面説明図である。
【図3】本発明に係るシート搬送装置およびこれを備え
た画像形成装置の駆動伝達系を示す断面説明図である。
【図4】駆動解除手段の周辺の構成を示す要部斜視図で
ある。
【図5】カートリッジカバーが閉鎖された状態を示す図
である。
【図6】カートリッジカバーが開閉される過程の状態を
示す図である。
【図7】カートリッジカバーが開閉される過程の状態を
示す図である。
【図8】カートリッジカバーが完全に開放された状態を
示す図である。
【図9】排出カバーが閉鎖された状態を示す図である。
【図10】排出カバーが開閉される過程の状態を示す図で
ある。
【図11】排出カバーが開閉される過程の状態を示す図で
ある。
【図12】排出カバーが完全に開放された状態を示す図で
ある。
【図13】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…カートリッジカバー、2a…原稿載
置台、2b…記録シート排出台、2c…スライダ、2d
…ヒンジ、2f…レバー押圧片、2g…凹部、2h…ダ
クト(カム面)、3…光学読取系、3a…予備圧接アー
ム、3b…摩擦片、3c…分離ローラ、3d…搬送コ
ロ、3e…搬送ローラ、3f…排出コロ、3g…排出ロ
ーラ、4…記録系、5…操作パネル、6…原稿押さえ
板、7…密着型イメージセンサ、8…原稿,記録シート
共用排出トレイ、9…原稿トレイ、10…記録シート排出
トレイ、11…レーザスキャナユニット、11a…ポリゴン
ミラー、11b…折り返しミラー、12…画像形成部、12a
…記録カートリッジ、12b…感光体ドラム、12c…転写
ローラ、12d…一次帯電ローラ、12e…現像ローラ、12
f…トナータンク、13…リアカバー、13b…Uターンガ
イド、14…カセット給送部、14a…分離パッド、14b…
押圧部材、14c…分離ローラ、14d…分離ローラ軸、15
…給送カセット、15b…中板、15c…後端規制板、15d
…支点、16a…搬送ローラ、16b…搬送ローラ軸、16
c,16d…コロ、17…熱定着器、17a…ヒータ、17b…
加圧ローラ、17c…加圧ローラ軸、18,21…排出ローラ
対、18a,21a…排出ローラ軸、19…フラッパ、20…ガ
イド部、20a…排出ガイド部材、20b…排出カバー、20
c…カム部、20d…凹部、20e…カバーヒンジ部、23…
排出口、30…モータ、40,41…加圧レバー、40a…押圧
部、40b,41b…フック部、40c,41c…押上部、41a
…カムフォロア、40d,41d…センサアーム、42,43…
加圧バネ、44…支軸、45…振り子、45a…加圧部、46…
センサ、D…原稿、G1…モータギア、G2〜G23…ギ
ア、P…記録シート、S2,S4,S5,S8,S10,
S12,S13,S15〜S17…支軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送するシート搬送手段と、 前記シート搬送手段を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段から前記シート搬送手段への駆動を接続/
    解除する駆動解除手段と、 前記シート搬送手段上でシートの搬送不良が発生した際
    にジャム処理を行うために装置本体に対して開閉可能な
    カバーと、 を有し、 前記カバーを閉じた時に前記駆動解除手段が前記駆動手
    段から前記シート搬送手段への駆動を接続し、 前記カバーを開いた時に前記駆動解除手段が前記駆動手
    段から前記シート搬送手段への駆動を解除するように構
    成したことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーの開閉を検知する検知手段を
    有し、 前記検知手段が前記カバーの開放を検知した時、前記駆
    動手段の駆動を停止させるように構成し、 前記カバーを開く時において、前記検知手段により前記
    カバーの開放を検知するタイミングは、前記駆動解除手
    段が前記駆動手段から前記シート搬送手段への駆動を解
    除するタイミングよりも早く、 且つ、前記カバーを閉じる時において、前記検知手段に
    より前記カバーの閉鎖を検知するタイミングは、前記駆
    動解除手段が前記駆動手段から前記シート搬送手段への
    駆動を接続するタイミングよりも遅くなるように構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のシー
    ト搬送装置を備え、該シート搬送装置により搬送された
    シートに画像情報に応じて画像を形成する画像形成手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

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