JP3629202B2 - シート送り装置及び画像読取装置 - Google Patents
シート送り装置及び画像読取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3629202B2 JP3629202B2 JP2000360792A JP2000360792A JP3629202B2 JP 3629202 B2 JP3629202 B2 JP 3629202B2 JP 2000360792 A JP2000360792 A JP 2000360792A JP 2000360792 A JP2000360792 A JP 2000360792A JP 3629202 B2 JP3629202 B2 JP 3629202B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- stacker
- sheet feeding
- paper
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナー等の画像読取装置に用いられるシート送り装置に関し、特に画像読取装置上部に開閉可能であって排紙スタッカー上方に開閉可能な給紙スタッカーを備えたシート送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のシート送り装置は、排紙スタッカー上方に設けられた給紙スタッカーは、排紙スタッカーに対して開閉可能に取り付けられている。これは排紙スタッカーに排紙されたシートが小サイズであるときや排紙口付近でジャムしたシートを取り出し易くするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシート送り装置にあっては、給紙スタッカーを排紙スタッカー側に閉じた給紙状態とするとき、開閉する回動支点部分で支持していたため、給紙スタッカーの給送方向上流側に操作者が不用意に力を加えたり重いものなどを載せた場合には、この回動支点を破損する恐れがあった。
【0004】
これを防ぐ方法として、上記回動支点とは異なる位置で、給紙スタッカー裏面から排紙スタッカー側に向かって伸びる突き当て板を延設することが考えられるが、シートの排紙経路に近接してこの突き当て板を配置すると、排紙シートが少し曲がって排紙されるとシート先端がこの突き当て板に突き当たってジャムを引き起こす恐れがあった。一方排紙シートの側縁から余裕を持って離間させるとその分シート幅方向に装置が大きくなってしまう。
【0005】
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、排出時にシートの先端等のジャム発生を少なくし、また開放可能な給紙スタッカーを安定して位置決めするとともに、シート幅方向がコンパクトにできるシート給送装置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、給紙口を介して給送するシートを保持する給紙口側を低くして傾斜した給紙スタッカーと、この給紙スタッカーの上面に設けられ給送するシートの側縁を案内するシートの載置基準板と、上記給紙スタッカーの下方に位置し排紙口から排出されるシートの側縁を規制する規制部材を有する排紙スタッカーとを有し、本体装置に対して開閉可能に構成されたシート送り装置において、
上記給紙スタッカーは排紙スタッカーに対して開閉可能となるようにシート搬送方向と交差する方向に給紙口側を支点として回動可能であり、上記排紙スタッカーの規制部材は、前記給紙スタッカー上面の載置基準板よりもシート搬送方向と交差する方向に退避して設けられていて、その上方が給紙スタッカーの傾斜に沿って排紙方向に延設されるともにその上方の一部で給紙スタッカーを直接支持したシート送り装置である。
【0008】
第2の発明は、上記給紙スタッカーが、シートの給送方向と交差する方向に移動自在であってシートの給送を案内するシート整合ガイドを前記給紙スタッカー上面の載置基準板に対向して設けるとともに、上記排紙スタッカーの規制部材が給紙スタッカーを支持する位置をシート整合ガイドよりも排紙方向側としたものである。
【0009】
第3の発明は、上記給紙スタッカー裏面の排紙口近傍に排出口から離れるにしたがって排紙スタッカー側に傾斜して排出されるシートを排紙スタッカーに案内する案内ガイドを設けたものである。
【0010】
第4の発明は、上記給紙スタッカー裏面の排紙口近傍に排出されるシートの除電を行う除電手段を設けたものである。
【0011】
第5の発明は、給紙口を介して給送するシートを保持する給紙口側を低くして傾斜した給紙スタッカーと、この給紙スタッカーの上面に設けられ給送するシートの側縁を案内するシートの載置基準板と、上記給紙スタッカーの下方に位置し排紙口から排出されるシートの側縁を規制する規制部材を有する排紙スタッカーとを有し、本体装置に対して開閉可能に構成されたシート送り装置において、
上記給紙スタッカーは上記載置基準を一体的に突出させて補強形成されているとともに排紙スタッカーに対して開閉可能となるようにシート搬送方向と交差する方向に給紙口側を支点として回動可能であり、上記排紙スタッカーの規制部材は、前記給紙スタッカー上面の載置基準板よりもシート搬送方向と交差する方向に退避して設けられていて、その上方が給紙スタッカーの傾斜に沿って排紙方向に延設されるともにその上方の一部で給紙スタッカーの上記載置基準の裏側を直接支持したシート送り装置である。
【0013】
第6の発明は、シート画像を読み取る画像読取装置において、上記1ないし5のいずれかシート送り装置と、前記シート画像を読み取るための読取手段と備える画像読取装置に適用したものである。
【0014】
【実施例】
以下この発明に係わるシート送り装置及び画像読取装置の詳細を図面に基づいて実施例を説明する。
【0015】
図1はこの発明のシート送り装置の実施例を示す自動原稿送り装置1を画像読取装置100に装着した状態の平図面である。図2は、図1の画像読取装置100に装着状態の縦断図であり、図3は自動原稿送り装置1の搬送ユニット部の拡大概略図である。
【0016】
図1及び図2に示すように、本実施例の画像読取装置100の上面部に自動原稿送り装置1が装着載置されている。
【0017】
自動原稿送り装置1は、装置本体100の第1のプラテンガラス102上面を原稿が通過するように搬送する。装置本体100は第2図に示されるように、プラテンガラス102を介して、ランプ等の光源103からの光を搬送されている原稿に照射し、その反射光をミラー104で反射させ、図示しないCCDなどの読み取り手段により光電変換した原稿画像を読み取る。
【0018】
すなわち、プラテンガラス102上面が装置本体100の読取部を構成しているが、この場合、光源103及びミラー104などからなる光源ユニットはその読み取り位置に固定状態に設定され、プラテンガラス102上を順次搬送される原稿を読み取る。
【0019】
尚、装置本体100は例えば手置する原稿やブック状の原稿を、載置可能な第2のプラテンガラス105も備えている。この場合は、第2プラテンガラス105領域を前述の光源ユニットを副走査方向に移動させてコンタクトガラス105を介して画像を読み取ることもできるようになっている。
【0020】
尚、この実施例にあっては第1のプラテンガラス102と第2のプラテンガラス105を用いているが、これは1枚のプラテンガラスであってもよく、要は、原稿搬送時の読み取りは光源ユニットが固定され、静止原稿時の読み取りは光源ユニットが移動すればよい。
【0021】
自動原稿送り装置1は、本体装置100のオペレーションパネル106(図1)側を手前操作側として、奥側は装置本体100に一対のヒンジ2a、2bによって装置本体100に開閉可能になっている(図5参照)。この開閉は、第1のプラテンガラス102での搬送原稿のジャム取り出し時や前述したブック状原稿などの読み取りを行う場合に、奥側のヒンジ2a、2bを中心として、本体装置100のプラテンガラス面を容易に開放するようになっている。
【0022】
また、自動原稿送り装置1は、給紙口3側を低くしてその後方(図示ヒンジ2b側)側高くした一定の傾斜角度(約10度)を有して、複数枚の原稿を支持する給紙スタッカー4と、後述する原稿を1枚づつ分離して第1のプラテンガラス102に向けて給送する給送部A、原稿をプラテンガラス102上面で通過させる搬送部B、プラテンガラス102を通過した原稿を受け取って排出口6から排出する排出部C、とからなる原稿搬送ユニット部5と、この排出口6から排出される読み取り済原稿を収納する排紙スタッカー7とを備えている。
【0023】
さらに、この自動原稿送り装置1は第1のプラテンガラス102から排出口6に排出される原稿の排出途中で、排出部Cでスイッチバックし再び給送部Aに送りこみ、原稿の表裏を反転させて、第1のプラテンガラス102上面に搬送させるスイッチバック搬送部Dを備している。
【0024】
給紙スタッカー4は、原稿を載置する給紙スタック面4bと、このスタッカー面4bに支持した原稿の側部を規制して給送するために奥側で上方に突出する固定基準板9が設けられている。この固定基準板9は、給送スタック面8と一体形成されており給送スタッカー4の奥側側部の補強も兼ねている。この固定基準板9と対向する手前操作側には、載置原稿の他方の側縁を規制ガイドする整合ガイド10aが摺動溝10bに原稿幅方向に可動可能となっている。
【0025】
また給送スタッカー4の給送口の両サイドは搬送ユニット部5のフレームに設けられた孔11に給送スタッカー4から突出するピン12が嵌合されている。従って給送スタッカー4はこの嵌合部を支点として第2図破線で示すように、上方に回動して排紙スタッカー7上面を大きく解放することができる。
【0026】
尚、13a、13bは給送スタック面上の原稿の載置状態を検出センサーS1S2のセンサー孔である。
【0027】
一方、排紙スタッカー7側に対面する給紙スタッカー4の裏面側は図2に示されているように排出口6に近接した位置で排出されるシートの除電をする除電ブラシ14の基端部が粘着材などによって着脱自在に取り付けられている。したがって、この除電ブラシ14の交換のときは、給紙スタッカー4を上方に回動して除電ブラシ14の交換が容易にできる。
【0028】
また、その排出方向直後には排出されるシートを排出スタッカー7側に案内するように傾斜ガイド部15が設けられている。この傾斜ガイド15は排出方向後方に向かって延設されていて、センサーS1、S2を覆うようにカバーとして構成されてもいる。
【0029】
さらに、この給紙スタッカー4の奥側には後述する排紙スタッカー7と一体的に形成され排出される原稿の側縁を規制する立壁状のシート側縁規制面16の上方に当接する当接突起部17が設けられている。この当接によって、給紙スタッカーは所定の角度の傾斜が保持され、支持されるようになっている。
【0030】
次に、給紙スタッカー4上の原稿を、給紙口3を介して給送、搬送、排出を行う搬送ユニット部5の説明を図2、図3により行う。
【0031】
給紙口3を有する給紙部Aは、給紙スタッカー4上の原稿に接して原稿を繰り出す昇降自在な繰り出しローラ18、繰り出しローラ18で繰り出された原稿を給紙する給紙ローラ19と最上位の原稿の1枚のみの通過を許容し、2枚目以降の原稿を阻止するゴム部材からなる分離パット20とで構成される分離手段、この分離手段で1枚に分離給送された原稿の先端を突き当て原稿の姿勢を整えた後、下流側に送るレジストガイド25及びレジストローラ対21とで構成され、第1のプラテンガラス102中の原稿読み取り位置へ原稿を給送する。
【0032】
搬送部Bは、プラテンガラス102の上流側に、プラテンガラス102に原稿を供給する一対の搬送ローラ22、下流側にプラテンガラス102から原稿を排出する一対の下流側搬送ローラ23を備えており、原稿は装置本体100側のプラテンガラス102及びすくい上げガイド107と自動原稿送り装置1側のバックアップガイド26によって搬送案内される。
【0033】
尚、バックアップガイド26にはプラテンガラス102側に突出させた位置出し突起26bが、原稿搬送領域の両側に設けられ、この両側の位置出し突起がプラテンガラス102に当接することによって、原稿通路を確保している。
【0034】
排出口6を有する排出部Cは、下流側搬送ローラ対23によってプラテンガラス102から下流側搬送ローラ23によって排出されてくる原稿を搬送する搬送ガイド27と排紙スタッカー7に排紙する排出口ローラ対24とから構成されている。
【0035】
尚、この実施例の自動原稿送り装置1は、前述したように原稿の反側の面(裏面側)を再びプラテンガラス102に搬送するいわゆる両面モードを有し、下記からなるスイッチバック部Dを有する。
【0036】
片面側が読み取られた原稿が排出ローラ24で排紙スタッカー7に向けて排出されている過程でこの原稿後端が切り換えフラッパー29を通過した後、排出ローラ24を逆転すると、フラッパー29上面を原稿が逆送され、その原稿先端はスイッチバックガイド28aを通ってレジストローラ21に到達する。
【0037】
すなわち、排出口ローラ24、フラッパー29及びスイッチバックガイド28aによるスイッチバックDを構成している。
【0038】
尚、フラッパー29は第3図に示されるように常に下方側の位置にバネなどの弾性手段によって付勢されており、原稿の先端はこの付勢に抗してフラッパー29を押し上げて搬送される。
【0039】
また、レジストローラ対21の分離給送される経路をスイッチバック経路の合流位置には、レジストローラ対21のニップに原稿を誘い込む誘い込みマイラー28bが延設されている。
【0040】
次に図1、図2に戻って、排紙口6から排出される排出スタッカー7について説明する。
【0041】
この排紙スタッカー7は開閉自在の給紙スタッカー4の下方に位置し、自動原稿送り装置1の搬送ユニット5に支持される給紙スタッカー4及びこの搬送ユニット5を支持するフレームとして合成樹脂で一体形成されている。
【0042】
すなわち、給紙スタッカー4の固定基準板9側の下方には、この給紙スタッカーに向かって給紙スタッカー面8から直立して排出口6から排出される原稿側縁を規制するシート側縁規則面16が形成されている。このシート側縁規制面16の上部は、図2に示されるように給紙スタッカー4の傾斜に沿って排出口6から排出方向に進むに従って上方に傾斜する傾斜上縁部29を備えている。この傾斜上縁部29は、整合ガイド10aよりも排出方向側でまた固定基準板の排出方向終端の裏面に設けられた給紙スタッカー4の当設突起17を支持するように当設部30を有している。この当設によって給紙スタッカー4を支えるとともに、給紙スタッカー4の傾斜角度を設定している。
【0043】
尚、当設部30を図2に示すように給紙スタッカー4の後方に位置させたのは、開閉支点(孔11及び突出ピン12の嵌合部)近くで支持すると少しの高さの誤差が、給紙スタッカー4の傾斜角度の変動に大きく影響しないようにすることと、給紙スタッカー4の後方側に不用意な力や重量ある物が載置しても給紙スタッカー4を安定して支えられるようにするためである。
【0044】
また、図4によく示されるように給紙スタッカー4上の固定基準面9に対して排紙スタック面7bから直立するシート側縁規制面16は距離l(約8mm)奥側に設けられている。これは原稿の排出される際に多少曲がって排出されても余裕を持ってシートを案内するようにするためである。
【0045】
さらに、シート側縁規制面16は図2に示されるように排出口から、給紙スタッカー4の傾斜に沿って給紙スタッカー4の裏面側に延設されているが、これは原稿先端が仮に傾いてシート側縁規制面16側に排出されたときであってもシート側縁規制面16の傾斜上縁部29への侵入を防ぐためである。
【0046】
ところで、この実施例の自動原稿送り装置1は第5図に示すように、装置本体100に開閉自在となっている。この装置本体100からの開放の際に、給紙スタッカー4を排出スタック7から開放した状態で、装置本体100から開放することが考えられるが、この場合であっても、シート側縁規制ガイド16は給紙スタッカー4のすぐ裏面側まで延設され、比較的高く設定されているので、装置本体100から自動原稿送り装置1を開放した時も排紙スタッカー7にスタックされている原稿がくずれ落ちることがない。
【0047】
最後に、上記実施例に即して、発明を説明する。
【0048】
第1の発明は、給紙口3を介して給送するシートを保持する給紙口3側を低くして傾斜した給紙スタッカー4と、この給紙スタッカー4の上面に設けられ給送するシートの側縁を案内するシートの載置基準板9と、上記この給紙スタッカー4の下方に位置し排紙口6から排出されるシートの側縁を規制する規制部材としてのシート側縁規制面16を有する排紙スタッカー7とを有し、本体装置100に対して開閉可能に構成されたシート送り装置としての自動原稿送り装置1であって、上記給紙スタッカー4が排紙スタッカーに対して開閉可能となるように給紙方向と交差する方向に給紙口3側を搬送ユニット5の孔11と給紙スタッカー4の突出ピン12を支点として回動可能であり、上記排紙スタッカー4のシート側縁規制面16はその上方の傾斜縁部29が給紙スタッカー4の傾斜に沿って排紙方向に延設されるともにその上方の一部である当接部30で給紙スタッカー4を直接支持したものである。
【0050】
第2の発明は、上記給紙スタッカー4が、シートの給送方向と交差する方向に移動自在であってシートの給送を案内するシート整合ガイド10を前記給紙スタッカー上面の載置基準板9に対向して設けるとともに、上記排紙スタッカー4のシート側縁規制面16が、給紙スタッカー4を支持する当接部30の位置を整合ガイド11よりも排紙方向側としたものである。
【0051】
第3の発明は、上記給紙スタッカー4裏面の排紙口6近傍に排出口から離れるにしたがって排紙スタッカー7側に傾斜して、排出されるシートを排紙スタッカー7に案内する案内ガイドとしての傾斜ガイド部15を設けたものである。
【0052】
第4の発明は、上記給紙スタッカー4裏面の排紙口6近傍に排出されるシートの除電を行う除電手段としての除電ブラシ14を設けたものである。
【0053】
第5の発明は、給紙口3を介して給送するシートを保持する給紙口3側を低くして傾斜した給紙スタッカー4と、この給紙スタッカーの上面に設けられ給送するシートの側縁を案内するシートの載置基準板9と、上記給紙スタッカー4の下方に位置し排紙口6から排出されるシートの側縁を規制する規制部材としてのシート側縁規制面16を有する排紙スタッカー7とを有し、本体装置100に対して開閉可能に構成されたシート送り装置としての自動原稿送り装置1であって、上記給紙スタッカー4は上記載置基準 9 を一体的に突出させて補強形成されているとともに排紙スタッカー7に対して開閉可能となるように給紙方向と交差する方向に給紙口3側を搬送ユニット5の孔11と給紙スタッカー4の突出ピン12を支点として回動可能とし、上記排紙スタッカー7の規制部材 16 は、図 4 に示されるように、前記給紙スタッカー上面の載置基準板よりもシート搬送方向と交差する方向に ( l分 ) 退避して設けられていて、さらにこの規制部材 16 の上方の傾斜上縁部29が給紙スタッカー4の傾斜に沿って排紙方向に延設されるともにその傾斜上縁部29の一部である当接部30で給紙スタッカー4のシート側縁規制面9の裏側を直接支持したものである。
【0054】
第6の発明は、上記1ないし6のいずれかの発明のシート送り装置は、シート画像を読み取るための読取手段を備える画像読取装置 100 に適用したものである。
【0055】
以上によれば、排紙スタッカー7の排紙スタック面7bから一体的に起立し、排出されるシートの側縁を規制するシート側縁規制面16が給紙スタッカー4の傾斜に沿ってシート排出方向に延設された傾斜上延部29の後方側で、回動可能な給紙スタッカー4を支持したので給紙スタッカーの所定の傾斜角度を確保しつつ安定して支持できる。また、シート側縁規制面16が給紙スタッカー4の支持を兼用しているので、給紙スタッカー側から特別な支持部材を突出させる必要がなく全体としてコンパクトな装置となり、また排出するシートが曲がって排出されても、その先端がこの給紙スタッカー4側から突出させた支持部材に当接してジャムを起こすことがない。加えて、シート側縁規制面16が記給紙スタッカー上面の載置基準板よりもシート搬送方向と交差する方向に ( l分 ) 退避して設けられていているので、排出原稿が曲がって排出されてこのシート側縁規制面16に衝突してシートの先端が折れたりジャムが発生することがない。
【0056】
【発明の効果】
この発明によれば、排出時にシートの先端等のジャム発生を少なくし、また開放可能な給紙スタッカーを安定して位置決めするとともに、シート幅方向がコンパクトにできるシート給送装置の提供が可能となる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシート送り装置の実施例を示す自動原稿送り装置1を画像読取装置100に装着した状態の平図面である。
【図2】図1の画像読取装置100に自動原稿送り装置1を装着した状態の縦断図である。
【図3】自動原稿送り装置1の搬送ユニット部5の拡大概略図である。
【図4】給紙スタッカー4と排紙スタッカー7のシート側縁規制面16との当接状態の拡大図である。
【図5】画像読取装置100に対して自動原稿送り装置1を開放した説明図である。
【符号の説明】
1…自動原稿送り装置1(シート送り装置)
2a…ヒンジ
2b…ヒンジ
3…給紙口
4…給紙スタッカー
4b…給紙スタック面
6…排出口
7…排紙スタッカー
7b…排紙スタック面
9…固定基準板
10a…整合ガイド
11…(搬送ユニット側の)孔
12…(給送スタッカー側の)突出ピン
14…除電ブラシ
15…傾斜ガイド部
16…シート側縁規制面
17…(給紙スタッカー裏面側の)当接突起
29…傾斜上縁部
Claims (6)
- 給紙口を介して給送するシートを保持する給紙口側を低くして傾斜した給紙スタッカーと、この給紙スタッカーの上面に設けられ給送するシートの側縁を案内するシートの載置基準板と、上記給紙スタッカーの下方に位置し排紙口から排出されるシートの側縁を規制する規制部材を有する排紙スタッカーとを有し、本体装置に対して開閉可能に構成されたシート送り装置において、
上記給紙スタッカーは排紙スタッカーに対して開閉可能となるようにシート搬送方向と交差する方向に給紙口側を支点として回動可能であり、上記排紙スタッカーの規制部材は、前記給紙スタッカー上面の載置基準板よりもシート搬送方向と交差する方向に退避して設けられていて、その上方が給紙スタッカーの傾斜に沿って排紙方向に延設されるともにその上方の一部で給紙スタッカーを直接支持したことを特徴とするシート送り装置。 - 上記給紙スタッカーは、シートの給送方向と交差する方向に移動自在であってシートの給送を案内するシート整合ガイドを前記給紙スタッカー上面の載置基準板に対向して設けるとともに、上記排紙スタッカーの規制部材が給紙スタッカーを支持する位置をシート整合ガイドよりも排紙方向側としたことを特徴とする請求項1記載のシート送り装置。
- 上記給紙スタッカー裏面の排紙口近傍に排出口から離れるにしたがって排紙スタッカー側に傾斜して排出されるシートを排紙スタッカーに案内する案内ガイドを設けたことを特徴とする請求項1記載のシート送り装置。
- 上記給紙スタッカー裏面の排紙口近傍に排出されるシートの除電を行う除電手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のシート送り装置。
- 給紙口を介して給送するシートを保持する給紙口側を低くして傾斜した給紙スタッカーと、この給紙スタッカーの上面に設けられ給送するシートの側縁を案内するシートの載置基準板と、上記給紙スタッカーの下方に位置し排紙口から排出されるシートの側縁を規制する規制部材を有する排紙スタッカーとを有し、本体装置に対して開閉可能に構成されたシート送り装置において、
上記給紙スタッカーは上記載置基準を一体的に突出させて補強形成されているとともに排紙スタッカーに対して開閉可能となるようにシート搬送方向と交差する方向に給紙口側を支点として回動可能であり、上記排紙スタッカーの規制部材は、前記給紙スタッカー上面の載置基準板よりもシート搬送方向と交差する方向に退避して設けられていて、その上方が給紙スタッカーの傾斜に沿って排紙方向に延設されるともにその上方の一部で給紙スタッカーの上記載置基準の裏側を直接支持したことを特徴とするシート送り装置。 - シート画像を読み取る画像読取装置において、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のシート送り装置と、
前記シート画像を読み取るための読取手段とを有すること特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360792A JP3629202B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | シート送り装置及び画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360792A JP3629202B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | シート送り装置及び画像読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002160829A JP2002160829A (ja) | 2002-06-04 |
JP3629202B2 true JP3629202B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=18832330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000360792A Expired - Lifetime JP3629202B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | シート送り装置及び画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3629202B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103848240A (zh) * | 2012-11-30 | 2014-06-11 | 兄弟工业株式会社 | 片材输送装置 |
-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000360792A patent/JP3629202B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103848240A (zh) * | 2012-11-30 | 2014-06-11 | 兄弟工业株式会社 | 片材输送装置 |
CN103848240B (zh) * | 2012-11-30 | 2016-11-23 | 兄弟工业株式会社 | 片材输送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002160829A (ja) | 2002-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4384010B2 (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
US7637501B2 (en) | Document feeding device and document reading apparatus with opening upstream and downstream guide members | |
JP7271154B2 (ja) | シート処理装置及びこれを備える画像形成システム | |
JP2007049300A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP2012015677A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP4829077B2 (ja) | 給紙装置及びこれを備えた製本装置 | |
JPH0616344A (ja) | 自動原稿搬送装置 | |
JP3629202B2 (ja) | シート送り装置及び画像読取装置 | |
JP2004299873A (ja) | シート搬送装置 | |
JP2008081247A (ja) | 分離給紙装置 | |
JP5916911B2 (ja) | シート保持装置 | |
JP5707306B2 (ja) | シート保持装置並びにこれを備えた画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP5225189B2 (ja) | シート搬送装置、及びシート処理装置 | |
JP4560437B2 (ja) | シート積載装置、及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2019064801A (ja) | シート搬送装置、自動原稿搬送装置及び画像形成装置 | |
JP3673575B2 (ja) | シート集積装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2014047067A (ja) | 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 | |
JP3610126B2 (ja) | シート後処理装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP4951563B2 (ja) | 原稿搬送装置及びこれを搭載した画像形成装置 | |
JP3260893B2 (ja) | シートスルーモードを備えた自動原稿給紙装置 | |
JPH10310316A (ja) | シート処理装置及びこれを備える画像形成装置 | |
JP2004196463A (ja) | プリンタ | |
JP2023127967A (ja) | シート搬送装置、及びこれを備えた画像読取装置、画像形成装置 | |
JP2007084253A (ja) | 紙葉類処理装置 | |
JP4347272B2 (ja) | 自動原稿搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040720 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3629202 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |