JP2017090908A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動原稿搬送装置と画像形成部とを勢いよく開いても、自動原稿搬送装置が装置後方側へ水平に倒れる恐れが無く、トナー等の消耗品の交換時における機械の転倒を防げて、装置後方にも空きスペースをとる必要がない画像形成装置を提供すること。【解決手段】装置本体1Mに収容された画像形成部3と、装置本体1Mの上面部開口を開閉する記録シート用排紙トレイ303と、記録シート用排紙トレイ303上に重なり原稿の画像を読み取る画像読取部4と、画像読取部4上に開閉可能に設けられ、原稿をUターンして反転し画像読取部4の画像読取位置に搬送するADF5と、画像読取部4とADF5とにわたり設けられ、画像読取部4にADF5が重なる状態で画像読取部4が開かれる際に、これに連動して、ADF5と画像読取部4と記録シート用排紙トレイ303とを一体的に連結する自動連結機構310と、を備えた。【選択図】図6

Description

本発明は、マリチファンクションプリンタなどの画像形成装置に関する。
一般的なマリチファンクションプリンタ(MFP; Multifunction Printer)などの画像形成装置では、画像形成部と、画像形成部の上に載置される画像読取部(スキャナ;SCN; scanner)と、画像読取部の上に載置される自動原稿送り装置(ADF; Auto Document Feeder)と、を備えている。
特許文献1に開示された画像形成装置は、画像形成部を収容する筐体の上面部が開口され、この開口をカバー(記録シート用排紙トレイ)で閉じており、カバーの上に画像読取部と自動原稿送り装置とが順に載置される構成である。この画像形成装置は、画像読取部を装置後方側へ立ち上げることにより、画像読取部の上に重なる自動原稿送り装置も同時に立ち上げ、さらに、カバーについても装置後方側へ同時に立ち上げることにより、画像形成部内の上面部を開放し、トナーの交換やその他のメンテナンスを行えるようになっている。
この画像形成装置において、勢いを付けて画像読取部を装置後方側へ立ち上げた場合に、画像読取部に対して自動原稿送り装置がさらに後方へ倒れてしまう恐れがあり、さらに、ADFはUターンする側が重いので、重心もUターンする側に寄っているから、自動原稿送り装置が後方へ倒れてしまうと、画像形成装置が後方へ転倒してしまう恐れがある。
そこで、上記の恐れを解消し、また画像読取部を開くことで併せてカバーも開き、トナー等の交換をし易くするための連結ロックを備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示された画像形成装置では、自動原稿送り装置と画像読取部との連結ロックとロック解除の切替操作、並びに画像読取部とカバーとの連結ロックとロック解除の切替操作を操作者による異なった操作により実現できるロック手段を備えている。
しかしながら、特許文献1に開示された画像形成装置に付設されたロック手段は、操作者による異なった切替操作を必要とする問題点があり、このほか、部品点数が多く、また筐体内の前後にわたる大きなスペースを占めて設けられており、組付けに時間がかかるなどコスト面でも高く付いているという問題点がある。
また、特許文献1に開示された画像形成装置とは異なった機種、具体的には、自動原稿搬送装置の原稿反転側の筐体下部が、画像読取部の側面部を覆うように下がっている画像形成装置においては、特許文献1に開示された画像形成装置に付設されたロック手段を採用できないという問題点がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、自動原稿搬送装置と画像形成部とを勢いよく開いても、自動原稿搬送装置が装置後方側へ水平に倒れる恐れが無く、トナー等の消耗品の交換時における機械の転倒を防げて、装置後方にも空きスペースをとる必要がない画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記目的を達成するため、装置本体に収容された画像形成部と、前記装置本体の装置後端に第1のヒンジを介して連結されていることにより、前記装置本体上に重なる状態と前記装置本体に対して装置後端側に立ち上がる状態とに開閉可能に設けられ、搬送原稿または載置原稿の画像を読み取るようになっている画像読取部と、前記画像読取部の装置後端に第2のヒンジを介して連結されていることにより、前記画像読取部上に重なる状態と前記画像読取部に対して装置後端側に立ち上がる状態とに開閉可能に設けられ、原稿をUターンして反転し前記画像読取部の画像読取位置に搬送する自動原稿搬送装置と、前記画像読取部と前記自動原稿搬送装置とにわたり設けられ、前記画像読取部に前記自動原稿搬送装置が重なる状態で前記画像読取部が開かれる際に、これに連動して、前記自動原稿搬送装置と前記画像読取部とを一体的に連結する自動連結機構と、を備えている。
本発明では、自動原稿搬送装置と画像形成部とを勢いよく開いても、自動原稿搬送装置が装置後方側へ水平に倒れる恐れが無く、トナー等の消耗品の交換時における機械の転倒を防げて、装置後方にも空きスペースをとる必要がない画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略正面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置を構成する画像読取部の要部を示し、図3(A)はフラットベッドスキャナモードのときの概略縦断正面図であり、図3(B)はモード切替時のときの一体型光学走査ユニットの移動途中を示す概略縦断正面図であり、図3(C)はDFスキャナモードのときの概略縦断正面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略平面図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取装置のDFスキャナモードのときの概略正面図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取装置のフラットベッドスキャナモードのときの概略正面図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の要部の概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示し、装置本体に対し自動原稿搬送装置と画像読取部と記録シート用排紙トレイとが小角度開かれた状態を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示し、装置本体に対し自動原稿搬送装置と画像読取部と記録シート用排紙トレイとが90度開かれた状態を示す概略側面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1、図2に示すように、画像形成装置1は、内部に記録シートPを収容する給紙部2、画像形成部3および外側前面部にユーザーが操作等を指示する操作部150を有する装置本体1Mと、装置本体1Mの上面部開口を開閉するカバーである記録シート用排紙トレイ303と、記録シート用排紙トレイ303上に重なる画像読取部(スキャナ)4と、さらに画像読取部4上に重なる自動原稿搬送装置(以下ではADFともいう)5と、ADF5と画像読取部4と記録シート用排紙トレイ303とを連結状態にする自動連結機構310と、を備えたデジタル複合機である。画像読取部4とADF5とが画像読取装置6を構成している。
自動連結機構310は、画像読取部4をフラットベットスキャナモードで画像読取を行うために、ADF5を画像読取部4に対して開くときには作動せず、装置本体1Mの上面部開口を開放するため、ADF5と画像読取部4とが重なり状態で、画像読取部4を装置本体(筐体)1Mに対して開くことにより併せて記録シート用排紙トレイ303も開くときに、自動的に作動し、ADF5と画像読取部4と記録シート用排紙トレイ303とを連結状態にする。これにより、勢いよく開いても、ADF5と画像読取部4と記録シート用排紙トレイ303とが重なり状態で感光体やトナーといった消耗品が取り出せる角度、望ましくは90度開くことが保障されるように構成されている。以下、詳細に説明する。
装置本体1M内の画像形成部3について説明する。
画像形成部3は、例えば露光ユニットと、複数の感光体ドラムと、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のトナーを用いる現像装置と、転写ベルト、二次転写部および定着部等と、を備えている。画像形成部3は、画像読取装置6で読み取った読取画像又はPC等外部装置から送信される印刷データに基づき、例えば露光ユニットにより各色の感光体ドラムを露光して各感光体ドラム上に静電潜像を形成し、現像装置の各色の現像ユニットで各感光体ドラムの潜像上にトナーを供給して現像する。さらに、画像形成部3は、各色の感光体ドラム上のトナー像を転写ベルトに一次転写し、二次転写部のトナー画像を給紙部2から給紙される記録シートに重ねて二次転写した後、定着部により記録シート上のトナー像を加熱および加圧して定着させ、カラー画像を形成することができるようになっている。
次に、ADF5と画像読取部4とで構成される画像読取装置6について説明する。
画像読取装置6は、ADF5により原稿S1を搬送し、DFコンタクトガラス42上を原稿S1の自動搬送中に、原稿画像を読み取るシートスルー方式というDFスキャナモード(搬送原稿読取りモード)と、原稿の自動搬送を行わないでADF5を開き、平坦なコンタクトガラス上に原稿S2をセットし、ADF5を閉じて原稿S2の画像を読み取るフラットベッドスキャナモード(載置原稿読取りモード)と、を切替え可能に構成されている。さらに、DFスキャナモードには、シングルスキャナモードとダブルスキャナモードとを選択可能に構成されている。
DFスキャナモードで、かつシングルスキャンモードであって、原稿テーブル51にセットされた原稿S1の画像を読み取る場合には、原稿テーブル51の搬入方向先端部上側の給紙手段により原稿S1をピックアップして原稿搬送経路52に給紙し、Uターン搬送し、さらに、DFコンタクトガラス42上に搬送しつつ、DFコンタクトガラス42の下側に位置された第1読取ユニット45により原稿(搬送原稿)S1の下向きの面の画像を読み取るようになっている。
また、DFスキャナモードで、かつシングルスキャンモードであって、原稿テーブル51による給紙方向とは反対側にセットされるハードシートHの画像を読み取る場合には、ハードシートHをDFコンタクトガラス42上に搬送しつつ、第1読取ユニット45によりハードシートHの下向きの面の画像を読み取るようになっている。
さらに、DFスキャナモードで、かつダブルスキャンモードの場合には、原稿S1またはハードシートHをDFコンタクトガラス42上に搬送しつつ、上述したシングルスキャンモードによる画像の読み取ることに加え、DFコンタクトガラス42の下流側位置に配置された第2原稿読取装置68により、原稿S1またはハードシートHの上向きの面の画像を読み取るようになっている。
また、フラットベッドスキャナモードのときは、ADF5を立ち上げた状態に開き、画像形成部3のフラットベッドコンタクトガラス41の上に原稿(載置原稿)S2をセットし、ADF5を画像形成部3の上に重ねてから、フラットベッドコンタクトガラス41の下側を走査する読取手段45により、原稿S2の下向きの面の画像を読み取るようになっている。
以下さらに、画像読取部4とADF5について、順に詳述する。
図2、図3(A),(B),(C)に示すように、画像読取部4は、DFコンタクトガラス42とフラットベッドコンタクトガラス41とを有する。DFコンタクトガラス42は、フラットベッドコンタクトガラス41が水平に設置されているのに対し、予め設定された傾斜角θをなすよう傾斜している。
画像読取部4の内部には、第1読取ユニット45と、図3中の左右方向に延びるガイドロッド46とを有している。第1読取ユニット45は、一体型光学走査ユニット47と、一体型光学走査ユニット47を保持するブラケット48と、一体型光学走査ユニット47およびブラケット48の間に圧縮状態で組み込まれた複数の圧縮コイルばね(弾性部材)49とで構成されている。
一体型光学走査ユニット47は、例えばモールドフレームに、等倍結像素子ルーフミラーレンズアレイ、光路分離ミラー、等倍イメージセンサ、照明光源等を保持させた密着イメージセンサとして構成されている。一体型光学走査ユニット47の主走査方向は、図3において紙面に垂直な方向である。
一体型光学走査ユニット47は、ブック原稿等の画像読取りにも対応可能な大きな焦点深度を有し、フラットベッドコンタクトガラス41上に載置される載置原稿S2の画像とDFコンタクトガラス42上に傾斜して載置される搬送原稿S1の画像のいずれにも対応できるように、高解像度でライン走査することができるようになっている。なお、一体型光学走査ユニット47は、DFスキャナモードとフラットベットスキャナモードに対応できる構成であれば、特定の方式に限定されるものではない。
ブラケット48は、ガイドロッド46に支持され副走査方向にガイドされる下側スライダ部48aと、一体型光学走査ユニット47を主走査方向両側で保持する一対の保持腕部48bと、これら下側スライダ部48aおよび一対の保持腕部48bを一体に装着したブラケット本体部48dとを有している。
ブラケット48は、複数のタイミングプーリに弛みなく掛け渡された無端状のタイミングベルトの一箇所に固定され、後述する図9に示す読取モータ103等によりいずれか1つのタイミングプーリが回転駆動されることにより、ガイドロッド46にガイドされて副走査方向に移動するようになっている。
下側スライダ部48aは、ブラケット本体部48dの長手方向中央部の下面に固定された筒状体である。また、一対の保持腕部48bは、ブラケット本体部48dの主走査方向両端側で上方側に突出する一対の板状体である。一対の保持腕部48bは、一体型光学走査ユニット47の主走査方向の両端面から垂直に突出するピボット軸部47aを軸線回りに姿勢変化可能におよび上下方向に変位可能に保持するよう、垂直方向の長穴(小判穴)48cを有している。
複数の圧縮コイルばね49は、一体型光学走査ユニット47の下面部分を、主走査方向の複数箇所のフラットベッドコンタクトガラス41側およびDFコンタクトガラス42側で、それぞれ上方側に押し付けるようになっている。
また、一体型光学走査ユニット47の上面部には、フラットベッドコンタクトガラス41およびDFコンタクトガラス42のうち少なくとも一方の下面に当接しつつガイドロッド46にガイドされる副走査方向に円滑に滑り動く上部スライダ部47bが装着されている。
なお、上部スライダ部47bは、複数の半球状の突起あるいは矩形環状体等で構成されてもよい。さらに、この上部スライダ部47bは、一体型光学走査ユニット47の長手方向または短手方向に延在するとともに、その延在方向と直交する方向で互いに離間する突起状のものであってもよい。いずれの場合も、上部スライダ部47bは、フラットベッドコンタクトガラス41およびDFコンタクトガラス42の下面かそれに代わるガイド面に対し、低摩擦係数で摺動性・滑動性が良く、無潤滑に滑動できる素材で形成されるのがよい。
図3(A)、(B)、(C)に示すように、第1読取ユニット45は、フラットベッドコンタクトガラス41の下方側とDFコンタクトガラス42の下方側とに位置し得るよう副走査方向に移動可能であり、自らの副走査方向の位置に応じて、一体型光学走査ユニット47を、フラットベッドコンタクトガラス41上に位置された載置原稿S2を画像読取り可能な水平の第1読取姿勢と、DFコンタクトガラス42上に搬送される搬送原稿S1を画像読取り可能な傾斜した第2読取姿勢とに姿勢変化させるようになっている。
詳述すると、一体型光学走査ユニット47は、自らの副走査方向の位置に応じて、上側のフラットベッドコンタクトガラス41およびDFコンタクトガラス42のうちいずれか片方にスライド可能に当接する。これにより、一体型光学走査ユニット47は、ガイドロッド46に沿って副走査方向に移動自在であるものの、ピボット軸部47aの軸回りの傾きを規制される。なお、一体型光学走査ユニット47は、図3(B)に示す位置において、フラットベッドコンタクトガラス41およびDFコンタクトガラス42の両方に当接するように長尺に設けられてもよい。
一体型光学走査ユニット47を有する第1読取ユニット45は、フラットベッドコンタクトガラス41上の載置原稿S2の下面画像面を主走査方向にライン走査するとともに、副走査方向に移動することで、平面領域のスキャンを行い、載置原稿S2の画像を読み取ることができ、また、DFコンタクトガラス42上を通過する搬送原稿S1の下面画像面を主走査方向にライン走査を反復することで、平面領域のスキャンを行い、搬送原稿S1の画像を読み取ることができる。
フラットベットスキャナモードの読取動作を行う場合、第1読取ユニット45は、図3(A)の実線位置に示すホームポジションから副走査方向の一方側(図3(A)中の右側)に移動する。そして、その微小移動距離毎に一体型光学走査ユニット47によるライン走査(副走査方向に直交する方向の主走査)を実行して、フラットベッドコンタクトガラス41上の載置原稿の表面(下面)の画像を読み取る。また、その読取動作が終了すると、第1読取ユニット45は、再度ホームポジションに戻る。
DFスキャナモードの読取動作を行う場合、一体型光学走査ユニット47は、図3(C)の実線位置に示すホームポジションからDFコンタクトガラス42の傾斜方向下方に移動し図6、図7に示す読取動作位置(特定作業位置)Pd1に停止して、DFコンタクトガラス42上を通過する搬送原稿の表面の画像を読み取る。
DFスキャナモードの両面読取動作を行う場合、図3、図5、図6に示すADF5内のDFコンタクトガラス42の傾斜方向上流側の第2原稿読取位置に配置された密着型のイメージセンサ等である第2原稿読取装置68により、搬送原稿S2またはハードシートHの裏面画像を読み取るようになっている。読取動作が終了すると、第1読取ユニット45は、再度ホームポジションに戻る。
図3、図4に示すように、ADF5は、定型のシートを載置可能な原稿載置台としての原稿テーブル51と、原稿テーブル51から給紙される原稿Sを給紙口(第2供給口)55aから排紙口56までの間を、中途でUターン搬送させ、DFコンタクトガラス42上の画像読取位置を経由させる搬送通路である原稿搬送経路52と、排紙口56から排紙される画像読取り後の原稿をスタックする原稿用排紙トレイ53と、を備えている。なお、原稿テーブル51と原稿用排紙トレイ53とは、小型化を目的として、上下に離間する状態に、かつ少なくとも平面視においてそれらの一部が上下に重なる配置に設けられる。
図4に示すように、原稿テーブル51は、載置された原稿S1に対し、その給紙方向と直交するシート幅方向両側で当接し位置決めする一対のサイドガイド板54を備えている。一対のサイドガイド板54は、原稿テーブル51の幅方向の中心を位置決めのためのセンター基準とし、センター基準に関して相対的に接近・離間可能であり、原稿S1の幅方向の中心を原稿テーブル51の幅方向の中心に一致させるようになっている。なお、一方のサイドガイド板54を移動不能とし原稿当接面を位置決めのための片側基準とし、他方のサイドガイド板54が、一方のサイドガイド板54に対して接近・離間可能に構成されてもよい。
図2に示すように、ADF5は、原稿S1の搬送方向下流側の上面部および三方の側面部を覆うカバー55を備え、カバー55を取り外すことにより、内部を大きく開放され、メンテナンス可能になる。なお、カバー55は、原稿Sの搬送方向下流側の少なくとも上面部を覆うように構成されてもよい。カバー55は、原稿テーブル51に対応して給紙口55aを有する。原稿テーブル51は、載置される原稿Sの先端がカバー55内に若干入るように設けられている。また、ADF5は、給紙口55aから排紙口56までの原稿搬送経路52の主要なガイド部分を、カバー55の内面に形成されたリブ等によって形成されている。
図5に示すように、ADF5は、原稿テーブル51に載置された原稿束の最上位から1枚または複数枚の原稿S1を給紙口55a内に導き、給紙口55aより奥に配置された給紙手段を構成する分離ユニット52aにより、最上位の原稿S1を分離して原稿搬送経路52内に給紙するようになっている。
ADF5の原稿搬送経路52は、給紙された原稿S1を、搬送経路途中に配置された複数の搬送ローラ52b、52c、52dにより、上側から下側に半回りUターンするように反転して通流させるようになっている。続いて、原稿搬送経路52は、反転した原稿S1を、給紙口55aの下側の排紙口56に向かってストレートに上り勾配のDFコンタクトガラス42に沿って、その上面途中の所定の読取動作位置(特定作業位置)Pd1を通過するように通流させるようになっている。搬送原稿S1がDFコンタクトガラス42上を通過する際、図3(C)に示す一体型光学走査ユニット47が読取動作位置Pd1にて繰り返しライン走査して、搬送中の原稿の画像を読み取るようになっている。さらに、原稿搬送経路52は、画像読み取りを終えた原稿S1を、搬送経路終端位置の排紙口56に配置された排紙ローラ対52e、52fにより原稿用排紙トレイ53上に排出されるように通流させる。なお、これら反転搬送および排紙用のローラ群の配置数や配置場所は、原稿搬送経路52の経路設定条件や、原稿S1の最小サイズの原稿搬送方向の長さ等に応じて任意に設定可能である。
第1読取ユニット45は、図3(C)に示す読取動作位置Pd1に位置するとき、搬送中の原稿の画像を一体型光学走査ユニット47により、DFコンタクトガラス42上を通過する搬送原稿S1の原稿画像を読み取ることができる。そして、その画像読取り後の原稿S1は、排紙ローラ対52e、52fにより原稿用排紙トレイ53に排出される。
分離ユニット52a、複数の搬送ローラ52b、52c、52dおよび排紙ローラ対52e、52fは、原稿搬送経路52上に配置された複数のセンサやそれらの検知情報を基に搬送制御を実行するコントローラと共に、原稿搬送部50を構成している。原稿搬送部50は、原稿Sを原稿テーブル51上から搬入するとともに、原稿Sが読取動作位置Pd1を通過するように折返し搬送し、原稿テーブル51外の排紙領域である原稿用排紙トレイ53上のスタック領域内に排紙する。
原稿搬送経路52上に配置された複数のセンサとは、例えば公知の給紙適正位置センサ、突当センサ、原稿幅センサ、読取入口センサ、レジストセンサ、排出センサ等であり、それらのセンサが原稿S1の搬送方向上流側から下流側に順に配置される。勿論、通常の原稿S1は、PPCその他の屈曲の容易なシートで、画像記録面を形成し得るものである。
次に、図2、図4、図6および図7を用いてADF5の供給口(第2供給口)72およびストレート搬送経路61について説明する。
ADF5は、Uターンによる反転搬送によっては搬送できないカードや厚紙などのハードシートHの画像を読み取るためのカード供給部71を有する。カード供給部71は、供給口72と、カード供給トレイ73と、カードピックアップローラ74と、を有する。
カード供給トレイ73は、常時は閉じていて、閉状態にある場合にはUターン搬送される通常原稿である原稿Sの搬送ガイドの一部として機能しつつカバー55の側面の一部を構成し、図7に示すように、外側に開かれると、供給口72を開放するようになっている。
原稿搬送経路52は、搬送ローラ52c、52dのニップ部からDFコンタクトガラス42の傾斜上面を通り排紙ローラ対52e、52fに至るまでの搬送経路部分が一平面であるストレート搬送経路となっている。カード供給トレイ73は、外側に開かれたときのカード載置面を、DFコンタクトガラス42の傾斜面の延長面に一致している。ストレート搬送経路61は、カード供給トレイ73のカード載置面を含み、搬送ローラ52c、52dのニップ部に至るまでの短い搬送経路部分であり、原稿搬送経路52と搬送ローラ52c、52dのニップ部で接線方向から合流する。
カードピックアップローラ74は、カード供給トレイ73のカード載置面にセットされ差し込まれる小サイズのハードシートHを取り込んで搬送ローラ52c、52dのニップ部にカードを供給する。原稿搬送経路52は、ハードシートHを、DFコンタクトガラス42上の所定の読取動作位置Pd1を通過させるようになっている。ハードシートHは、読取動作位置Pd1の下側に停止する一体型光学走査ユニット47でDFコンタクトガラス42に密着している面の画像をスキャンされ、続いて、両面スキャニングモードのときは、第2原稿読取装置68により上面側(シート裏面側)の画像をスキャンされ、排紙口56に配置された排紙ローラ対52e、52fにより原稿用排紙トレイ53上に排出されるようになっている。
ここにいう小サイズのハードシートHは、樹脂等(厚紙でもよい)で形成された標準定型サイズのカード類、例えば免許証、IDカード(身分証明書カード)、交通系カード等である。よって、ここでの小サイズとは、例えば身分証明書カードの形状を定めた国際規格であるISO/IEC 7810のID−1、ID−2またはID−3のいずれか、またはそれと同程度のカードサイズである。ただし、そのカードサイズの短手方向の幅は、原稿テーブル51上にセットされる標準のカットシートサイズのうち最小サイズのカットシートの短手方向の幅よりも小さくなるように設定される。
図8に示すように、画像形成装置1は、自動原稿搬送制御用の制御部100と、装置本体制御用の本体制御部111と、本体制御部111に付帯する操作部150とを備えている。
制御部100と本体制御部111とは、インターフェース107を介して接続されている。本体制御部111は、操作部150のプリントキーが押下されると、インターフェース107を介して制御部100に原稿給紙信号や読取開始信号を送信するようになっている。
制御部100は、原稿セットセンサ58、手差しセット検知センサ59、レジストセンサ57の他、ホームポジションセンサ83、突当センサ85、原稿幅センサ86、読取入口センサ87、排紙センサ89等の各種センサの検知信号を取り込むようになっている。
制御部100は、分離ユニット52aのピックアップローラを駆動するピックアップモータ101と、搬送ローラ52b、52c、52dを駆動する給紙モータ102と、ブラケット48を移動させるタイミングプーリを駆動する読取モータ103と、および排紙ローラ52e、52fを駆動する排紙モータ104と、をそれぞれ作動させるようになっている。
続いて、図9〜図11を参照して、本実施の形態の特徴的な構成部分である自動連結機構310について説明する。
図9に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、装置本体1Mに収容された給紙部2及び現像装置と転写装置と定着部とを有する画像形成部3と、装置本体1Mの上面開口部を開閉するカバーとしての記録シート用排紙トレイ303と、画像読取部4と、ADF5とを備えている。
記録シート用排紙トレイ303は、画像読取部4の開閉に連動して画像読取部4と一体的に開閉する構成と、画像読取部4の開閉に連動せず独自に開閉される構成の何れであってもよい。本実施の形態では、前者の構成を採用している。具体的には、記録シート用排紙トレイ303は、後述の画像読取部4の開閉時の回転中心となるヒンジ軸321に、記録シート用排紙トレイ303の後端上部が回転可能に連結されている。さらに、記録シート用排紙トレイ303は、ヒンジ軸321との連結位置から若干寸法だけ装置前側位置が、連結解除可能な連結具327を介して装置本体1Mの上面開口部の側面部と連結されている。したがって、本実施の形態では、画像読取部4の開閉に連動して記録シート用排紙トレイ303が開閉するので、記録シート用排紙トレイ303を独立して開閉するよりも利便性がある。
画像読取部4は、装置本体1Mの装置後端に対し第1のヒンジ320を介しヒンジ軸321を回転中心となるように連結され、記録シート用排紙トレイ303上に重なる状態と、装置後端側に90度開く状態(立ち上がる状態)とに開閉可能に設けられている。さらに、ADF5は、画像読取部4の装置後端に第2のヒンジ323を介して連結され、画像読取部4上に重なる状態と、画像読取部4に対して装置後端側に立ち上がる状態とに開閉可能に設けられている。
したがって、画像読取部4のフラットベッドコンタクトガラス上に原稿S2をセットするには、ADF5を画像読取部4に対して開閉する。そして、記録シート用排紙トレイ303の上面部開口を開放して、トナータンクの交換や、その他のメンテナンスを行うには、画像読取部4が閉じ、かつADF5が画像読取部4上に閉じた状態から、画像読取部4を装置後端側に90度開くことにより、図11に示すように、ADF5が画像読取部4に重なったまま開かれ、記録シート用排紙トレイ303も90度開かれる状態になる。
この場合、操作者により、画像読取部4が勢いよく90度開かれるときには、ADF5は、画像読取部4から離れて90度開いて装置後方へ水平となるように倒れてしまうことになるので、画像読取部4が勢いよく90度開かれたとしても、ADF5が画像読取部4と重なったままとなるように、以下に説明する自動連結機構310を備えている。
自動連結機構310は、画像読取部4とADF5とにわたり設けられ、画像読取部4にADF5が重なる状態で画像読取部4が開かれる際に、これに連動して、自動原稿搬送装置と画像読取部とカバーとを一体的に連結するように設けられている。
特に、ADF5の原稿反転側の筐体下部5aが、画像読取部4のDFコンタクトガラス42側の側面部4aを覆うように下がっており、ADF5の筐体下部5aと装置本体1Mの上面との間に、画像読取部4の原稿反転側の下面部4bより一体に伸びている延長部材302を有しており、自動連結機構310は、延長部材302とADF5の筐体下部5aとにわたりが設けられている。
自動連結機構310は、延長部材302の装置後端から離れた位置に上下方向に貫通する貫通孔311内に位置して設けられたフック部材313および引張ばね318と、ADF5の筐体下部5aに設けられた凹部316内に位置されるフック部315と、フック部315内の第2のヒンジ323側の壁面部に設けられた係合凹部317と、貫通孔311内の中程の位置に主走査方向に水平に横架されたピン軸312と、を含む。ピン軸312の両端は、貫通孔311の壁面部に支持されている。
フック部材313は、上端に係合凹部317に対して係合及び離脱自在なフック部315を有し、下端に装置本体1Mの上面部に当接可能な当接部314を有し、中途部が、ピン軸312により回動可能に支持され、ピン軸312を中心に回動するようになっている。引張ばね318は、フック部315内でフック部材313よりも第2のヒンジ323側に位置され、一端を貫通孔311の壁面部に係止され、他端をフック部材313のピン軸312よりも上側位置に係止されている。
フック部材313は、図9に示すように、画像読取部4が装置本体1M上に重なるときは、当接部314を装置本体1Mの上面部に当接して傾斜姿勢になるとともに、フック部315がADF5に設けられた係合凹部317との係合を離脱する非連結状態となり、また図10に示すように、画像読取部4が装置本体1Mに対し開かれる際には、当接部314が装置本体1Mから離れ引張ばね318の付勢により起立姿勢となり、フック部315がADF5に設けられた係合凹部317と係合し、画像読取部4とADF5とが連結状態となるように構成されている。
したがって、画像読取部4のフラットベッドコンタクトガラス41に原稿S2をセットするときには、自動連結機構310の連結が解除状態であるので、ADF5を画像読取部4に対して開閉することができる。また、装置本体1Mの上面開口部を開放するときには、画像読取部4を開くことに連動して、自動連結機構310が自動的に解除状態から連結状態になり、図11に示すように、画像読取部4とADF5とが重なったまま開いていく。記録シート用排紙トレイ303は、連結具327が連結状態のときは、画像読取部4と一体に開閉し、連結具327が非連結状態のときは、画像読取部4と切り離され独立して開閉される。
図9に示すように、さらに、本実施の形態に係る画像形成装置1は、画像読取部4を開いていくときに次第に負荷が大きくなり、また画像読取部4を閉じていくときに負荷が小さくなるように、第1のヒンジ320に対して機能する圧縮ばね325を備えており、さらに、画像読取部4を閉じていき装置本体1M上に重なる直前に負荷が大きくなり画像読取部4の閉じる速度を小さくする液圧ダンパ326を備えている。
第1のヒンジ320は、延長部材302と一体に設けられている。第1のヒンジ320は、第1のカム322を有する。第1のカム322は、第2のカム324に当接している。第2のカム324は、圧縮ばね325によって上方へ付勢されているとともに、下側に設けられた液圧ダンパ326のピストン328の上端に固定されている。これにより、第1のヒンジ320は、第1のカム322と第2のカム324と圧縮ばね325との相関作用により、画像読取部4を開いていくときに次第に負荷が大きくなり、また画像読取部4を閉じていくときに負荷が小さくなるように機能し、これにより、操作者が、ADF5と画像読取部4と記録シート用排紙トレイ303とが勢いよく開けることがないように気付きを与えている。また、第1のヒンジ320は、画像読取部4を閉じていき装置本体1M上に重なる直前に、第1のカム322が第2のカム324を介して液圧ダンパ326のピストン328に対する押し下げを開始し、これにより、操作者が、負荷が大きくなり画像読取部4の閉じる速度を小さくなるように機能し、ADF5と画像読取部4と記録シート用排紙トレイ303とが勢いよく閉じることが回避される。
本実施の形態に係る画像形成装置1によれば、連結ロックのための操作が不要で、画像読取部4が持ち上がる速度に関係なく画像読取部4が持ち上がる瞬間に、自動連結機構310が自動原稿搬送装置5と画像読取部4とを連結するので、自動原稿搬送装置5と画像読取部4とを勢いよく開いても、自動原稿搬送装置5が装置後方側へ水平に倒れる恐れが無く、併せて記録シート用排紙トレイ303が開かれ、トナー等の消耗品の交換時における機械の転倒を防げて、装置後方にも空きスペースをとる必要がなく、手間がかからずに装置本体1Mの上面部を開放できてトナー等の消耗品の交換等のメンテナンスがしやすい。また、本実施の形態に係る画像形成装置1によれば、従来に比べて、自動連結機構310について、構成部品の点数が少なく、小スペースに設けられるので、組付け作業性に優れ、製作コストを大幅に低減できる。
本発明によれば、自動原稿搬送装置と画像形成部とを勢いよく開いても、自動原稿搬送装置が装置後方側へ水平に倒れる恐れが無く、トナー等の消耗品の交換時における機械の転倒を防げて、装置後方にも空きスペースをとる必要がないという効果を有し、自動原稿搬送装置と画像形成部と装置本体の上面部開口を開閉するカバーとを装置後方側へ立ち上げる機能を有する画像形成装置全般に有用である。
1 画像形成装置
1M 装置本体
4 画像読取部
4a 側面部
4b 下面部
5 ADF(画像形成部)
5a 筐体下部
6 画像読取装置
302 延長部材
303 記録シート用排紙トレイ(カバー)
310 自動連結機構
312 ピン軸
313 フック部材
314 当接部
315 フック部
316 凹部
317 係合凹部
318 引張ばね
320 第1のヒンジ
321 ヒンジ軸
322 カム
323 第2のヒンジ
325 圧縮ばね
326 液圧ダンパ
S1 搬送原稿
S2 載置原稿
特開2009−86628号公報

Claims (6)

  1. 装置本体に収容された画像形成部と、
    前記装置本体の装置後端に第1のヒンジを介して連結されていることにより、前記装置本体上に重なる状態と前記装置本体に対して装置後端側に立ち上がる状態とに開閉可能に設けられ、搬送原稿または載置原稿の画像を読み取るようになっている画像読取部と、
    前記画像読取部の装置後端に第2のヒンジを介して連結されていることにより、前記画像読取部上に重なる状態と前記画像読取部に対して装置後端側に立ち上がる状態とに開閉可能に設けられ、原稿をUターンして反転し前記画像読取部の画像読取位置に搬送する自動原稿搬送装置と、
    前記画像読取部と前記自動原稿搬送装置とにわたり設けられ、前記画像読取部に前記自動原稿搬送装置が重なる状態で前記画像読取部が開かれる際に、これに連動して、前記自動原稿搬送装置と前記画像読取部とを一体的に連結する自動連結機構と、を備えている、ことを特徴する画像形成装置。
  2. 前記自動原稿搬送装置の前記原稿反転側の筐体下部が、前記画像読取部の側面部を覆うように下がっており、前記自動原稿搬送装置の前記筐体下部と前記装置本体の上面との間に、前記画像読取部の前記原稿反転側の下面部より一体に伸びている延長部材を有し、前記延長部材と前記自動原稿搬送装置の前記筐体下部とにわたり前記自動連結機構が設けられている、ことを特徴する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記自動連結機構は、前記延長部材の装置後端から離れた位置に上下方向に延びて設けられ、中途部がピン軸に固定され、上端にフック部を有し、下端に当接部を有するフック部材と、一端を前記延長部材に係止され他端を前記フック部材の前記ピン軸よりも上側位置と係止された引張ばねと、前記自動原稿搬送装置に設けられた係合凹部と、を有し、
    前記フック部材は、前記画像読取部が前記装置本体上に重なるときは、前記当接部を前記装置本体に当接して傾斜姿勢となるとともに、前記フック部が前記係合凹部との係合を離脱する非連結状態となり、前記画像読取部が前記装置本体に対し開くときは、前記当接部が前記装置本体から離れ前記引張ばねの付勢により起立姿勢となり、前記フック部が前記係合凹部と係合した連結状態となるように構成されている、ことを特徴する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記装置本体の上面部開口を開閉するように、かつ、前記画像読取部と一体的に開閉するように設けられたカバーを備えた、ことを特徴する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記カバーは、記録シート用排紙トレイである、ことを特徴する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2のヒンジは、前記圧縮ばねと前記カムに加え、前記画像読取部が前記装置本体に対し閉じる直前から閉じるまで、ピストンを当接して抵抗力を生じる液圧ダンパを有する、ことを特徴する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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