JP6958109B2 - シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents
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図1は一例に係る画像形成装置の斜視図である。画像形成装置としての複写機1は、画像形成部3と、画像読取部4と、シート搬送装置としての自動原稿搬送装置5と、から主に構成されている。画像読取部4と自動原稿搬送装置5とで画像読取装置6を構成している。
画像形成手段たる画像形成部3は、例えば露光ユニットと、複数の感光体ドラムと、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のトナーを用いる現像装置と、転写ベルト、二次転写部および定着部等とを備えている。この画像形成部3は、画像読取装置6で読み取った読取画像又はPC等外部装置から送信される印刷データに基づき、例えば露光ユニットにより各色の感光体ドラムを露光して各感光体ドラム上に静電潜像を形成する。次に、現像装置の各色の現像ユニットで各感光体ドラムの潜像上にトナーを供給して現像する。また、画像形成部3は、各色の感光体ドラム上のトナー像を転写ベルトに一次転写し、二次転写部で記録紙上に重ねて二次転写した後、定着部により記録紙上のトナー像を加熱および加圧して定着させ、カラー画像を形成することができるようになっている。以上のような電子写真方式の画像形成部3に代えインクジェット方式などの他の記録方式を採用した画像形成部を用いてもよい。
(i)読取部の全体
図2は同画像形成装置の画像読取装置6の概略構成図である。画像読取装置6は、自動搬送中に原稿画像を読み取るDFスキャナモード(搬送原稿読取りモード)と、平坦なコンタクトガラス上に載置された原稿の画像を読み取るフラットベッドスキャナモード(載置原稿読取りモード)とに切替え可能に構成されている。
フラットベッドスキャナモードにおいて、画像読取部4は、フラットベッドコンタクトガラス41上の原稿(例えば原稿シート、厚紙、本等)の画像面に光を照射して、その画像面からの反射光を画像信号に変換することにより原稿画像を読み取ることができる。
図4は同画像読取装置6の平面図である。原稿テーブル51は、自動原稿搬送装置5にセットされた原稿Sをその給紙方向と直交するシート幅方向で位置決めする左右一対の可動のサイドガイド板54が装着されている。これらサイドガイド板54は、原稿テーブル51と原稿Sの幅方向の中心を一致させるように相対的に接近・離間可能である。ただし、サイドガイド板54は、原稿テーブル51の一方の縁部側に原稿Sの一方の縁部を当接させて他方の縁部側のみを移動可能に配置したものでもよい。
フラットベッドコンタクトガラス41は、画像読取装置6がフラットベッドスキャナとして機能する場合であって読取対象の原稿シートが載置されるとき、その原稿S(以下、第1の原稿ともいう)の画像面に対面するようになっている。また、DFコンタクトガラス42は、画像読取装置6がDFスキャナとして機能する場合に、原稿搬送経路52の所定読取り位置を通過する原稿S(以下、第2の原稿ともいう)の画像面に対面するようになっている。さらに、DFコンタクトガラス42は、フラットベッドコンタクトガラス41に対して予め設定された傾斜角をなすよう傾斜している。
第1読取ユニット45は、一体型光学走査ユニット47と、一体型光学走査ユニット47を保持するブラケット48と、一体型光学走査ユニット47およびブラケット48の間に圧縮状態で組み込まれた複数の圧縮コイルばね49(弾性部材)とで構成されている。
この自動原稿搬送装置5は、原稿テーブル51に載置された原稿束から最上位の原稿Sを1枚ずつ分離して反転搬送可能に折り返された原稿搬送経路52内に搬入する回転部材としてのピックアップローラ52aと分離ユニット(分離ローラ52b、分離パッド52gを含む)とを有している。また、自動原稿搬送装置5は、分離・搬入された原稿Sを折り返すように反転させ、DFコンタクトガラス42にそってその上面の所定の読取動作位置(特定作業位置)を通過するように、原稿Sを原稿搬送経路52を通して搬送する。原稿搬送経路52は、そのような搬送のための複数の搬送ローラ対(プルアウトローラ対52c、読取入口ローラ対52d)を有しており、それらより下流側に排紙用の搬送ローラ対(読取出口ローラ対52e、排紙ローラ対52f)を有している。なお、これら搬送および排紙用の搬送ローラ群の配置数や配置場所は、原稿搬送経路52の経路設定条件や、原稿Sの最小サイズの原稿搬送方向の長さ等に応じて任意に設定可能である。
ピックアップローラ52aは、ピックアップホルダ52hに保持されている。このピックアップホルダ52hは、両方向トルクリミッタを介して分離ローラ52bの軸152bに対して揺動可能に支持されている。これにより、ピックアップホルダ52hは、分離ローラ52bの軸152bが給紙方向へ回転駆動するときは、ピックアップローラ52aを下降させるように、分離ローラ52bの軸152bを中心に揺動する。また、分離ローラ52bの軸152bが給紙方向とは逆向きに回転駆動するときには、ピックアップローラ52aを上昇させるように、分離ローラ52bの軸152bを中心に揺動する。
読取入口駆動ローラ52d2、読取出口駆動ローラ52e2は、プルアウト駆動ローラ52c2と同様、軸方向(原稿の幅方向)に2つ並んで設けられている。各読取入口駆動ローラ52d2、各読取出口駆動ローラ52e2は、各プルアウト駆動ローラ52c2は、図7に示すように、原稿搬送経路52の軸方向中央Aを基準にして対称に配置されている。また、各読取入口駆動ローラ52d2、各読取出口駆動ローラ52e2は、各プルアウト駆動ローラ52c2に比べて幅広となっている。読取入口従動ローラ52d1、読取出口従動ローラ52e1は、読取入口駆動ローラ52d2、読取出口駆動ローラ52e2と同様に構成されている。
図8〜図10に示すように、軸方向端部側の排紙従動ローラ52f1と、中央側の排紙従動ローラ52f1との間には、腰付けローラ152fが配置されている。この腰付けローラ152fは、排紙従動ローラ52f1の直径より大径であり、スポンジなどの弾性部材で構成されている。このように、腰付けローラ152fを設けることで、排紙ローラ対52fにより排紙される原稿Sは、腰付けローラ152fとの当接箇所が凸状に湾曲変形され、この湾曲変形によって原稿Sに腰付けを行うことができる。このように、腰を付けて原稿Sを排紙トレイ53に排紙することで、排紙される原稿Sが、排紙トレイ53との摺動や、排紙トレイ53上の原稿との摺動により撓んでしまうのを抑制することができる。このように、排紙時に原稿Sが撓むのを抑制することで、原稿Sを確実に、排紙トレイ53へ排出することができ、原稿の後端が、排紙ローラ対52fに挟まれた状態で、画像読取動作が終了するのを防止することができる。
また、本実施形態の自動原稿搬送装置5は、図2に示すカバー55に対して開閉可能に設けられた手差しトレイ5a、あるいは、閉じた状態の手差しトレイ5aに形成されたカード挿入用の挿入口5bから手差しされたシートなどを、ストレートに搬送するストレート搬送経路61が形成されている。
図11は同画像読取装置の一部の斜視図であり、図11(a)は手差しトレイ5aが閉じた状態で、上記挿入口5bからカードCの先端が挿入それた状態を示す。図11(b)〜(d)は上記手差しトレイ5aを開いた状態を示す。上面には幅方向の中心を一致させるように相対的に接近・離間可能なサイドガイド対5cが設けられている。図11(b)はサイドガイド対5cが比較的狭まった状態、図11(c)はサイドガイド対5cが最も広がった状態、図11(d)は原稿Sがセットされた状態を示す。
図4に示すように、原稿テーブル51に原稿Sをセットし、操作パネル200(図1参照)に設けられたスタートボタンを押下することで最上位の原稿Sから順に原稿搬送経路52へと繰り出される。そして、原稿Sは、図2に示すように給紙口55aから図中二点鎖線で示すUターン搬送経路Uで折り返されるようにUターン搬送され、読取入口ローラ対52dに至る。この後、原稿Sは、DFコンタクトガラス42の上面を通過する際に、第1読取ユニット45により一面(例えば、表面)の画像が読み取られる。
さらに、原稿Sの他面(例えば、裏面)の画像を読み取る場合には、原稿Sが第2読取装置69を通過する際に第2読取装置69により他面の画像が読み取られる。
そして、他面(例えば、裏面)の画像を読み取った後の原稿Sは、読取出口ローラ対52eおよび排紙ローラ対52fにより排出口56から排紙トレイ53に向けて排出される。つまり排紙トレイ53の上面領域が排紙領域になる。
図12は、ストレート搬送の動作について説明する図である。
手差しトレイ5aからのストレート搬送経路61は、原稿テーブル51で設定されている最小サイズ原稿(例えば、葉書サイズ)よりも小さい原稿、特に、銀行等のキャッシュカードや各種クレジットカード等のような厚手の樹脂カード類の搬送(受け渡し)が可能となっている。
1.手差しトレイからの原稿搬送中、原稿テーブルに原稿束をセットされた場合
給紙クラッチにより、給紙動作(ピックアップローラ52aと分離ローラ52b)を停止することが可能であり、手差しの搬送のみが行われる。
2.原稿テーブル51にセットされた原稿束を搬送しながら、画像を読み取っている場合
Uターン搬送の動作をしている最中に、手差しトレイ5aや挿入口5bに原稿をセットすると、読取入口ローラ対52dによって原稿が運ばれ、原稿同志が接触する可能がある。その対応として、Uターン搬送の動作をしている最中に手差しトレイ5aや挿入口5bに原稿Sがセットされ、手差し原稿セットセンサ103がONとなったら、原稿ジャムとして、Uターン搬送の動作を停止するよう制御する。
図13は、従来の読取入口センサ102として、反射型光学センサ1021を用いた例を示す概略構成図である。
画像読取位置の手前に配置される読取入口センサ102として、反射型光学センサ1021を用いた例では、図13(a)に示すように、原稿の搬送路へ向けて光を照射し、原稿から反射した光を受光することにより、「原稿有り」を検知する。一方、原稿がない場合は、照射した光を受光せず、「原稿無し」を検知する。光を受光しない状態(OFF)から、光を受光した状態(ON)への切り替りを検知することで、原稿の先端を検知することができる。また、光を受光した状態(ON)から、光を受光しない状態(OFF)への切り替りを検知することで、原稿の後端を検知することができる。
図17に示すように、本実施形態の回転部材たるセンサフィラー122は、先の図14、図15に示した従来のセンサフィラー1222と同様、装置本体に回動自在に支持される軸部122cと、原稿Sに接触する接触部122bと、透過型光学センサ121により検知される被検知部122aとを備えている。そして、本実施形態のセンサフィラー122の接触部122bの幅Lを、原稿Sに開けられる穴Pの直径よりも大きくしている。
図18(a)に示すように、センサフィラー122は、読取入口ローラ対52dと画像読取位置との間に配置されている。センサフィラー122の接触部122bが、原稿Sに非接触なときは、被検知部122aは、透過型光学センサ121の検知位置から退避位置に位置している。そして、原稿の先端が、接触部122bに接触すると、センサフィラー122が図中反時計回りに回動し、被検知部122aが退避位置から検知位置へ移動し、被検知部122aが透過型光学センサ121により検知され、原稿の先端が検知される。
図20は、変形例の読取入口センサ102の概略構成図である。
図20に示すように、この変形例の読取入口センサ102においては、センサフィラー122は、透過型光学センサ121を保持するホルダ124に回転自在に支持されている。センサフィラー122は、付勢手段たるトーションスプリング125により図中時計回りに回動する方向に付勢されている。また、センサフィラー122は、ホルダ124に設けられたストッパ部124aに突き当たっており、トーションスプリング125による回動を、このストッパ部124aによって止められている。また、センサフィラー122の被検知部122aには、円弧状の切り欠き122a1が形成されている。また、この変形例では、接触部122bの原稿Sの先端が突き当たる接触面122b1が、原稿搬送方向に対して垂直な垂直面である。
図21に示すようにホルダ124には、センサフィラー122の退避位置から検知位置への回動を規制するための規制部124bが設けられている。
本実施形態においては、図22(a)に示すように、透過型光学センサ121が、読取入口駆動ローラ52d2の上方に配置されている。また、本変形例においても、接触部122bの幅Lを、6.5mm≦L≦10mm、より好ましくは、8.5mm≦L≦10mm以上にしている。
センサフィラー122の被検知部122aに円弧状の切り欠き122a1を有しているため、センサフィラー122が、ある程度、トーションスプリング125の付勢力による回動方向と逆方向に回動しても、被検知部122aが、読取入口駆動ローラ52d2の軸152dに突き当たることがない。これにより、読取入口駆動ローラ52d2の軸152dに干渉することなく、センサフィラー122の回動範囲を広く取ることができる。本実施形態においては、上述したように、ストレート搬送経路61を設けて、厚みの厚いシートも搬送可能にしている。このような厚みの厚いシートの搬送時は、センサフィラー122の回動量も多くなるが、このように回動量が多くても、被検知部122aが、読取入口駆動ローラ52d2の軸152dに突き当たることがない。
接触部122bの接触面122b1が、原稿Sの搬送方向に対して垂直とすることにより、原稿の先端の位置が、多少上下に変動しても、搬送面に当接するタイミングがずれることがない。これにより、原稿先端検知タイミングがばらつくのを抑制することができ、精度よく原稿の先端を検知することができる。
本変形例においては、トーションスプリング125により、退避位置に位置するように、センサフィラー122を付勢しているため、退避位置から検知位置へセンサフィラー122を回転させる際の負荷が大きくなっている。このため、図25(b)に示すように、原稿Sの先端がセンサフィラー122の接触部122bに突き当たる位置が、読取入口ローラ対52dの搬送ニップから離れた位置にあると、原稿Sの先端がセンサフィラー122の接触部122bに突き当たったときに、原稿Sの腰が、トーションスプリング125の付勢力に負けて、原稿Sの先端が撓むおそれがある。特に、薄紙のように腰が弱い原稿の場合、原稿Sの先端がセンサフィラー122の接触部122bに突き当たったときの原稿Sの先端部分に撓みが発生しやすい。このように、原稿Sの先端が撓むことで、本来に、原稿Sの先端が到達したタイミングから遅れて、センサフィラー122が回動し、原稿Sの先端が到達したことが検知されてしまい、検知精度が低下してしまう。
読取入口ローラ対52dの搬送ニップ出口近傍の原稿Sは、読取入口ローラ対52dに挟まれていることから、腰が強い。従って、原稿Sの先端が接触部122bに突き当たったとき、原稿Sの先端が撓むことなく、原稿先端でトーションスプリング125の付勢力に抗して、センサフィラー122を退避位置から検知位置へ回動させることができる。これにより、ほぼ、原稿Sの先端がセンサフィラー122に接触したタイミングで、センサフィラー122を回動させることができ、先端検知が遅れることなく、精度よく行うことができる。
(態様1)
原稿などのシートを搬送する搬送手段と、前記シート上の画像を読み取る画像読取位置の手前に配置され、前記シートに接触して回動する回動部材と、回動部材を検知する透過型光学センサなどの検知手段とを有する読取入口センサ102などのシート検知手段を備えた自動原稿搬送装置5などのシート搬送装置において、前記回動部材の幅は、6.5mm以上である。
原稿などのシートに開けられるパンチ穴の直径は、国際規格では、「ISO838」で、5.5mm〜6.5mmと定められており、JIS規格では、「JIS S 6041 事務用あなあけ器:2穴の規格」や、「JIS Z 8303 帳票設計基準:多穴の規格」で、6±0.5mmと定められている。
態様1では、回動部材の幅が6.5mm以上とするため、上記国際規格等で規定されたパンチ穴の直径よりも大きく、回動部材がシートに形成されたパンチ穴に入り込んで、回動部材がパンチ穴に引っ掛ることはない。これにより、幅方向において、国際規格等で規定された位置からずれた位置にパンチ穴が形成されたとしても、回動部材がパンチ穴に引っ掛ることなく、良好にシートを搬送することができる。
態様1において、センサフィラー122などの回動部材を、搬送される原稿Sなどのシートに接触して回動する方向とは逆方向に付勢するトーションスプリング125などの付勢手段を設けた。
これによれば、変形例で説明したように、センサフィラー122などの回動部材を自重により搬送される原稿Sなどのシートに接触して回動する方向とは逆方向に回動させるものに比べて、搬送シートの後端が回動部材との接触位置を抜けた後に、確実に回動部材を回動させることができ、精度よくシートの後端を検知することができる。
態様2において、トーションスプリング125などの勢手段によるセンサフィラー122などの回動部材の回動を、規定の位置で止めるストッパ部124aなどのストッパを設けた。
これによれば、変形例で説明したように、センサフィラー122などの回動部材を、正確に規定の位置(本変形例では、センサフィラーの接触面122b1が原稿搬送方向に対して垂直となる位置)に位置させることができる。
態様1乃至3いずれかにおいて、センサフィラー122などの回動部材の原稿Sなどのシートに接触する接触面122b1が、回動部材が搬送されるシートの先端に接触する接触位置において、シートの搬送方向に対して垂直となるように構成した。
これによれば、変形例で説明したように、搬送される原稿などのシートの先端の位置が、シート面に対して垂直方向に多少ずれたとしても、シート先端が接触面に接触するタイミングをほぼ同じにできる。これにより、精度よくシートの先端を検知することができる。
また、シート先端が、接触面122b1に接触した際に、原稿の先端が接触面122b1により、シート面に対して垂直方向に案内されてしまうのを抑制することができる。これにより、シートの先端が本来の搬送方向とは異なる方向い移動して、ジャムが発生する不具合が発生するのを抑制することができる。
態様1乃至4いずれかにおいて、センサフィラーなどの回動部材の幅を、10mm以下にした。
これによれば、実施形態で説明したように、シートなどの原稿の搬送負荷を低減することができ、良好にシートを搬送することができる。また、回動部材の剛性の低下を抑制することができ、ICカードなどのハードシートの先端が突き当たったときの回動部材の変形を抑制することができる。
態様1乃至5いずれかにおいて、前記搬送手段は、前記シートを挟んで搬送する読取入口ローラ対52dなどの搬送ローラ対を備え、センサフィラー122などの回動部材は、前記搬送ローラ対を抜けた直後の前記シートに接触するように配置した。
これによれば、変形例で説明したように、原稿などのシートの先端が、センサフィラー122などの回動部材に突き当たったときにシートの先端部分が撓んでしまうのを抑制することができる。これにより、回動部材が回動するタイミングが遅れるのを抑制することができ、精度よくシートの先端を検知することができる。
態様1乃至5において、前記搬送手段は、前記シートを挟んで搬送する読取入口ローラ対52dなどの搬送ローラ対を備え、前記回動部材は、前記搬送ローラ対と前記画像読取位置との間に配置される。
これによりよれば、画像読取位置へ進入する直前のシートを検知することできる。
態様6または7において、読取入口ローラ対52dなどの搬送ローラ対は、前記シートとは別の被読取媒体を前記画像読取位置に向かって案内するストレート搬送路と、前記シートを前記画像読取位置に向かって案内するシート搬送経路とが合流する合流箇所と前記画像読取位置との間に配置される。
これによれば、読取入口ローラ対52dなどの搬送ローラ対で、シートと、被読取媒体とを画像読取位置へ搬送することができる。
態様8において、読取入口ローラ対52dなどの搬送ローラ対は、前記合流箇所の直後に配置される。
これによれば、合流箇所に進入した直後のシートと、被読取媒体とを画像読取位置へ搬送することができる。
態様1乃至9いずれかにおいて、搬送される原稿Sなどのシートに接触して回動する際のセンサフィラー122などの回動部材の回動量を規制する規制部124bを備えた。
これによれば、変形例で説明したように、センサフィラー122などの回動部材の搬送される原稿Sなどのシートに接触して回動部材が回動したときに回動部材が、周囲の部材(本変形例では、読取入口駆動ローラ52d2の軸152d)に突き当たるのを防止することができる。
原稿Sなどのシートを搬送する自動原稿搬送装置5などのシート搬送装置と、シート搬送装置によって搬送されるシート上の画像を読み取る画像読取部4などの画像読取手段とを備えた画像読取装置6において、シート搬送装置として、態様1乃至10のいずれかのシート搬送装置を用いた。
これによれば、実施形態で説明したように、良好にシート搬送装置により搬送された画像を読み取ることができる。
画像読取装置6と、画像読取装置6で読み取った読取画像に基づいて画像を形成する画像形成部3などの画像形成手段とを備える画像形成装置において、画像読取装置として、態様11の画像読取装置を用いた。
これによれば、良好に画像を複写することができる。
3 :画像形成部
4 :画像読取部
5 :自動原稿搬送装置
5a :手差しトレイ
5b :挿入口
5c :サイドガイド対
6 :画像読取装置
41 :フラットベッドコンタクトガラス
42 :DFコンタクトガラス
45 :第1読取ユニット
46 :ガイドロッド
47 :一体型光学走査ユニット
51 :原稿テーブル
52 :原稿搬送経路
52a :ピックアップローラ
52b :分離ローラ
52c :プルアウトローラ対
52d :読取入口ローラ対
52e :読取出口ローラ対
52f :排紙ローラ対
52g :分離パッド
52h :ピックアップホルダ
53 :排紙トレイ
55 :カバー
61 :ストレート搬送経路
69 :第2読取装置
100 :原稿セットセンサ
101 :フィード後センサ
102 :読取入口センサ
103 :手差し原稿セットセンサ
121 :透過型光学センサ
122 :センサフィラー
122a :被検知部
122a1 :切り欠き
122b :接触部
122b1 :接触面
122c :軸部
124 :ホルダ
124a :ストッパ部
124b :規制部
125 :トーションスプリング
152f :腰付けローラ
200 :操作パネル
Claims (11)
- 厚さの異なる複数種類のシートを搬送する搬送手段と、
前記シート上の画像を読み取る画像読取位置の手前に配置され、前記シートに接触して回動する回動部材と、前記回動部材を検知する検知手段とを有するシート検知手段を備えたシート搬送装置において、
前記回動部材は、軸部と、前記シートに接触する接触部と、前記検知手段によって検知される被検知部と、を備え、
前記接触部の幅は、6.5mm以上であり、
前記被検知部の回動方向にローラの回転軸が設けられ、
前記検知手段は前記ローラの回転軸の上方に配置され、
前記被検知部には、前記被検知部が前記ローラの回転軸側に回動したときに前記ローラの回転軸に突き当たらないよう切り欠きが設けられていることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記回動部材を、搬送される前記シートに接触して回動する方向とは逆方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項2に記載のシート搬送装置において、
前記付勢手段による前記回動部材の回動を、規定の位置で止めるストッパを設けたことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
前記接触部の幅を、10mm以下にしたことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
前記搬送手段は、前記シートを挟んで搬送する搬送ローラ対を備え、
前記ローラの軸は前記搬送ローラ対の軸であって、
前記回動部材は、前記搬送ローラ対を抜けた直後の前記シートに接触するように配置したことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
前記搬送手段は、前記シートを挟んで搬送する搬送ローラ対を備え、
前記ローラの軸は前記搬送ローラ対の軸であって、
前記回動部材は、前記搬送ローラ対と前記画像読取位置との間に配置されることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項5または6に記載のシート搬送装置において、
前記搬送ローラ対は、前記シートとは別の被読取媒体を前記画像読取位置に向かって案内するストレート搬送路と、前記シートを前記画像読取位置に向かって案内するシート搬送経路とが合流する合流箇所と前記画像読取位置との間に配置されることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項7に記載のシート搬送装置において、
前記搬送ローラ対は、前記合流箇所の直後に配置されることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至8いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
搬送される前記シートに接触して回動する際の前記回動部材の回動量を規制する規制部を備えたことを特徴とするシート搬送装置。 - シートを搬送するシート搬送装置と、
前記シート搬送装置によって搬送されるシート上の画像を読み取る画像読取手段とを備えた画像読取装置において、
前記シート搬送装置として、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像読取装置。 - 画像読取装置と、
前記画像読取装置で読み取った読取画像に基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、
前記画像読取装置として、請求項10に記載の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017160596A JP6958109B2 (ja) | 2017-08-23 | 2017-08-23 | シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017160596A JP6958109B2 (ja) | 2017-08-23 | 2017-08-23 | シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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