JP2008199301A - 画像読取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送される原稿の画像を読み取るための読取りガラスに付着した異物を、ユーザが特別な操作を必要とすることなく、かつ、画像読取り処理と並行して除去できる画像読取り装置及び画像形成装置を得る。
【解決手段】原稿を読取りガラス12の直上で搬送しつつ読取り位置Aで原稿画像を光学的に読み取る画像読取り装置。読取り位置Aの下流側にガイド部材31を支軸31aを支点として上下方向に回動可能に設け、原稿の後端がガイドシート30の段差(端部30a)を通過する直前にガイド部材31を上方に回動させることで、原稿Dの後端部を読取りガラス12上に強制的に落ち込ませ、読取りガラス12上に残留した異物を除去する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像読取り装置及び画像形成装置、特に、複写機やスキャナなどにおいて画像入力装置として用いられるシートスルー方式の画像読取り装置及び該画像読取り装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取り装置としては、プラテンガラス上に載置した原稿の画像を読み取るプラテンセット方式と、原稿を1枚ずつ搬送し、搬送途中において原稿の画像を読み取るシートスルー方式が、それぞれ単独であるいは併用されていた。シートスルー方式は、小型化、低コスト、低騒音、画像読取りの高速化、ひいてはプリントの高生産性に利点を有し、モノクロ複写機やカラー複写機においては画像読取り装置の主流となっている。
シートスルー方式の場合、画像読取り位置は定位置、即ち、透明部材(長尺状の読取りガラス)上に固定され、読取りガラスを介して搬送される原稿の画像面に読取り光学系の焦点を合わせる構成のため、読取りガラス上に付着したゴミなどの異物の影響を受けやすく、異物により遮光された部分は読取り画像において筋状の画像ノイズとなる。
読取りガラスに付着する異物は、主に、原稿に貼着した粘着性異物、例えば、テープの粘着物や糊の剥がれ、修正液、ボールペンのインク塊、消しゴム屑などであり、原稿が読取りガラスを摺擦する部分に転写されやすい。また、このような粘着性異物は容易に剥離せず、画像ノイズとなる問題点を有していた。また、搬送される原稿から飛散する紙粉や大気中の埃などの浮遊性異物が読取りガラス上に滞留して画像ノイズとなる問題点も有していた。シートスルー方式では、原稿をローラなどで挟持してガイド板に接触させつつ搬送するために、紙などが主体の原稿にストレスが作用し、原稿面からの紙粉の落下は避けられない。
モノクロ画像読取り装置では、文字の再現性を重視するために文字などの高濃度部分の再現性を高め、かつ、原稿地肌などの低濃度部分の再現性を低くすることにより、文字画像を明確に再現させる画像処理を行うため、紙粉など微少浮遊性異物による画像ノイズはそれほど顕在化することはない。しかし、カラー画像読取り装置では、写真などのグラデーションを再現する必要から、原稿の微妙な階調変化の読取りを重視するため、モノクロ画像の読取りでは顕在化しなかった微少浮遊性異物も読み取ってしまい、読取り画像に微細な筋状ノイズを発生させることになる。
そこで、特許文献1,2には、読取りガラス上面の原稿搬送方向上流側に段差を設けて原稿を読取りガラスに対して非接触状態で搬送する対策が開示されている。この非接触搬送方式では前記粘着性異物が読取りガラスに付着することを未然に防止できる。また、図9に示すように、ガイドシート30によって読取りガラス12に近接して搬送される原稿Dの後端部はガイドシート30の段差(端部30a)から落ちて読取りガラス12上の浮遊性異物を払拭する。しかし、原稿Dの後端部は端部30aから所定の領域Cには接触することはないので、領域C上の異物Eは残留してしまうことになり、この異物Eが読取り位置に移動したりすると、読取り画像に微細な筋状ノイズを発生させることになる。
一方、特許文献3には、読取りガラスを清掃するための清掃シートを原稿とは別に搬送するようにした原稿搬送装置が開示されている。清掃シートは起毛部などガラス表面の汚れを除去できる材質が構成され、読取りガラス上を通過させることによって清掃シートが読取りガラス上の異物を捕獲して除去する。
しかしながら、このような機構による清掃は、専用の操作が必要となり、当然に、清掃処理中は画像の読取り処理を実行することはできなくなる。また、異物が読取りガラスに付着するタイミングは予測できないため、読取りガラスが常時清潔な状態を保持するには、頻繁に清掃処理を実行する必要があり、ユーザにとっては面倒な作業を強いられることになる。
特開平9−307695号公報 特開平11−146140号公報 特開2004−250141号公報
そこで、本発明の目的は、シートスルー方式であって、搬送される原稿の画像を読み取るための読取りガラス上に残留した異物を、ユーザが特別な操作を必要とすることなく、かつ、画像読取り処理と並行して除去できる画像読取り装置及び画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る画像読取り装置は、
原稿を1枚ずつ送り出し、読取り位置を通過させる原稿搬送手段と、
前記読取り位置を搬送される原稿の画像を光学的に読み取る読取り手段と、
前記読取り位置を搬送される原稿と前記読取り手段との間に配置された透明部材と、
前記透明部材上であって前記読取り位置よりも原稿搬送方向上流側に配置された所定の厚みを有する段差形成部材と、
前記透明部材の近傍に配置された原稿のガイド部材と、
前記ガイド部材を駆動する駆動手段と、を備え、
前記駆動手段にて前記ガイド部材を動作させることで、前記透明部材に近接して通過する原稿の後端部が該透明部材に接する方向に姿勢を変化させること、
を特徴とする画像読取り装置。
本発明に係る画像読取り装置においては、段差形成部材を設けたことにより、原稿を読取り部材に対して非接触で搬送することができ、原稿から剥がれた粘着性異物が透明部材(読取りガラス)に付着することが極力防止される。また、異物が段差形成部材の段差(端部)付近に残留したとしても、ガイド部材によって原稿の後端部が透明部材に接する方向に姿勢を変化され、該後端部が段差形成部材の端部に落ち込んで異物を確実に除去する。従って、読み取った画像に筋状のノイズが発生することを極力防止することができる。しかも、原稿の後端部による透明部材の清掃は原稿の搬送/読取りと並行して行われるため、ユーザにとっては特別な操作が不要であり、清掃タイミングを考慮する煩雑さが解消される。また、清掃のために独立した処理時間を要することがなく、画像読取り処理を待機させる必要はない。
本発明に係る画像読取り装置において、前記ガイド部材による原稿の後端部に対する姿勢変化は、透明部材に近接して通過する原稿の曲率半径を変化させることにより与えることができる。このガイド部材は、読取り位置の原稿搬送方向下流側で原稿を透明部材から離れる方向にガイドする部材であってもよく、駆動手段によってガイド角度を大きくする方向に動作する。また、このガイド部材のガイド角度は原稿の種類によって変更可能であることが好ましい。
また、前記ガイド部材による原稿の後端部に対する姿勢変化は、原稿の後端部を押圧することにより与えることができる。このガイド部材は、読取り位置の原稿搬送方向上流側で原稿を押圧する。
また、前記ガイド部材を動作させるタイミングは、原稿の先端が読取り位置を通過した後であって、原稿の後端が段差形成部材の端部を通過する直前であることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、
前記画像読取り装置と、画像形成装置本体と、を備え、
前記読取り手段は読み取った画像を画像形成装置本体の制御部に出力し、
前記画像形成装置本体による画像形成領域外となる原稿の非画像形成領域が前記読取り位置を通過するときに前記ガイド部材が動作すること、
を特徴とする。
前記ガイド部材を動作させて読取り位置を通過する原稿の後端部の姿勢を変化させると、原稿後端部の画像の読取りが乱れ、乱れた状態でプリントされるおそれがある。本発明に係る画像形成装置においては、画像形成領域外となる原稿の非画像形成領域が読取り位置を通過するときにガイド部材が動作するため、ガイド部材の動作に起因するプリント画像の乱れを回避できる。
さらに、本発明に係る画像形成装置においては、前記非画像形成領域に対して強制的に画像形成しない画像欠損モードをユーザが選択可能であり、ユーザが前記画像欠損モードを選択しないで原稿画像全体をプリント画像として形成する場合、又は、原稿画像のサイズに対してプリントするために選択された用紙のサイズが大きい場合には、前記ガイド部材が動作しないように制御してもよい。原稿画像全体をプリントするときには、ガイド部材を動作しないように制御することで、ガイド部材の動作に起因するプリント画像の乱れを確実に回避できる。
以下、本発明に係る画像読取り装置及び画像形成装置の実施例について添付図面を参照して説明する。なお、各実施例において、同一部品及び同一部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
(複写機の全体構成、図1参照)
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施例である複写機1の外観を示す。この複写機1は、従来知られている電子写真法によって用紙上に画像を形成するもので、上段部に画像読取り装置10を備え、画像読取り装置10で読み取った原稿画像を本体部2の作像ユニット3にて用紙上にプリントする。用紙は給紙カセット4に積載収容されており、1枚ずつ給紙され、周知の画像形成プロセスにてプリントされた後、排紙部5に矢印X方向に排紙される。
(画像読取り装置の全体構成、図2〜図4参照)
図2に画像読取り装置10を示す。この画像読取り装置10は、プラテンガラス11上に載置された原稿(図示せず)の画像を読み取るプラテンセット方式と、自動原稿搬送装置20にて搬送される原稿Dを読み取るシートスルー方式とを備え、読取り光学系(スキャナ)50が設置されている。
プラテンセット方式による画像の読取りは、例えば、希ガス蛍光灯などのランプ53によりプラテンガラス11上に載置された原稿を照射し、原稿面からの反射光をミラー54,55,56を介して結像レンズ57に入射し、さらに、撮像部(CCDカラーラインセンサ)58に結像させて行う。ランプ53とミラー54は第1スライダ51に搭載され、ミラー55,56は第2スライダ52に搭載され、それぞれ副走査方向Yに移動可能である。
一方、自動原稿搬送装置20は複数のローラ対21,22,23,24を備えている。原稿Dはトレイ25から1枚ずつピックアップされ、ローラ対21,22,23から読取りガラス12上に送り込まれ、読取り位置Aの直下にセットされた読取り光学系50にて画像が読み取られ、ローラ対24からトレイ26上に排出される。
撮像部58にて読み取られた画像データは、図4に示す画像処理部60に転送され、さらに、前記複写機1及び本画像読取り装置10を制御する制御部61に転送される。制御部61は本体部2のレーザ走査ユニット62や画像形成駆動機構63を制御し、周知の電子写真法により用紙上に画像を形成する。制御部61はさらに本画像読取り装置10の光学系50などの駆動機構65をも制御する。なお、以上のプラテンセット方式又はシートスルー方式による原稿画像の読取りプロセスや電子写真法による画像形成プロセスは周知であり、その詳細な説明は省略する。
図3にシートスルー方式による原稿の読取り部の拡大断面を示す。読取りガラス12の周囲には、原稿ガイド板25a,25b,26a,26b、読取り位置Aを通過した原稿をすくい上げるためのガイド27が配置されている。そして、読取りガラス12上であって読取り位置Aの原稿搬送方向Bの上流側には、搬送中の原稿が読取りガラス12に直接触れないようにするため、段差形成部材として機能する原稿ガイドシート30が取付け板35に貼着されて読取りガラス12の表面に接触した状態で配置されている。
また、原稿ガイドシート30の上流側には、搬送される原稿を検出するためのセンサSE1が配置されている。このセンサSE1は原稿の先端が通過するとオンし、後端が通過するとOFFする。
以上の構成からなる画像読取り装置10において、搬送ローラ対23,24によって原稿ガイドシート30の上面を滑りながら右方向へ搬送される原稿は、ガイドシート30の厚みによって読取り位置Aを所定の高さを有して読取りガラス12とは非接触状態で搬送され、原稿画像が読取りガラス12を通して読取り光学系50により読み取られる。
前記原稿ガイドシート30は、例えば、厚さ(段差)が0.65mmで、超高分子量ポリエチレンなどの摺動抵抗の低い(好ましくは摩擦係数μ:0.3以下)材料から形成されている。
原稿ガイド板25bは、搬送される原稿Dの姿勢を規制するものであり、安定した画像の読取りを行うために、例えば、読取りガラス12との隙間は1.2mmとされている。読取りガラス12との隙間が1.4mm以上に大きくなると、搬送される原稿の姿勢が安定せずに通紙性が悪化し、かつ、読取り画像の濃度がばらつく。
ここで、読取り位置Aを通過する原稿の挙動について簡単に説明する。原稿Dは、ガイドシート30の表面に案内されて読取りガラス12上に送り込まれ、ガイドシート30の厚さ分だけ読取りガラス12と隙間を有する状態で搬送される。原稿の後端部はガイドシート30の端部30aを離れると、支えを失って読取りガラス12上に落ち込み、読取りガラス12上に接触する。
ところで、画像読取り装置10においては、原稿を読取りガラス12に対して非接触状態で搬送することから、原稿からの粘着性異物が読取りガラス12に転写されることは極力防止されるが、多少は読取りガラス12上に落下する。一方、原稿からは紙粉などの異物が読取りガラス12の表面に落下し、その多くは搬送される原稿に巻き込まれて読取りガラス12上から排出される。しかし、紙粉や空気中の埃などの異物の何割かは、図9を参照して説明したように、ガイドシート30の端部30aに隣接した領域Cに残存することになる。
そこで、本発明では、以下の第1実施例及び第2実施例に示すように、ガイド部材31,39を設け、読取りガラス12に近接して通過する原稿の後端部が読取りガラス12に接する方向に姿勢を変化させ、原稿の後端部を強制的に前記領域Cに接触させて領域Cに残存した異物を除去するようにした。
(第1実施例、図5〜図8参照)
第1実施例では、図5(A)に示すように、前記ガイド27に代えて、ガイド部材31を支軸31aを支点として上下方向に回動可能に設け、原稿搬送時にはガイド部材31を図5(A)に示す所定の角度に設定して、原稿Dを読取りガラス12に対して非接触状態で搬送する。
原稿Dの先端が読取り位置Aを通過した後であって、原稿Dの後端がガイドシート30の端部30aを通過する前に、ガイド部材31を上方に回動させ、原稿Dの曲率半径を小さくさせる(図5(B)参照)。これにて、原稿Dの後端部は読取りガラス12に接する方向に姿勢を変化し、原稿Dの後端部が端部30aを離れると直ちに読み取りガラス12上に落ち込み(図5(C)参照)、図9に示す領域Cに残留している異物Eを読取りガラス12から払拭する。
これにて、読取りガラス12の表面が確実に清掃されることになり、読取り画像に筋状のノイズが発生することが未然に防止される。特に、原稿が腰の弱い薄紙であったり、高湿度環境下で原稿の腰が弱くなっていても、強制的に原稿の姿勢を変化させることから、清掃処理が確実に行われることになる。しかも、この清掃処理は制御部61によって原稿の搬送/読取りと並行して自動的に行われ、ユーザにとっては特別な操作が不要である。また、清掃のために独立した処理時間を要することがなく、画像読取り処理を待機させる必要はない。
ところで、前記ガイド部材31の清掃処理時におけるガイド角度は原稿の種類によって変更するように制御することが好ましい。原稿が厚紙である場合、清掃処理時の原稿の曲率半径を小さくすると、原稿搬送の負荷を必要以上に増大させ、騒音や原稿にダメージが発生することになる。そこで、原稿が厚紙である場合には、清掃処理時におけるガイド部材31のガイド角度を小さく設定することが好ましい。
ここで、ガイド部材31の駆動機構について説明する。図6に示すように、ガイド部材31の支軸31aに固定したギヤ32にはステッピングモータMによって駆動されるギヤ33が噛合している。さらに、ギヤ33と同軸上にパルス円板34が取り付けられ、このパルス円板34に形成したスリット34aを検出するパルスカウントセンサSE2が設置されている。センサSE2と、読取りガラス12へ搬送される原稿を検出するセンサSE1の検出信号は制御部61へ入力される。また、ステッピングモータMは制御部61にて回転制御される。
以上の構成において、制御部(CPU)61によるガイド部材31の駆動制御について、図7を参照して説明する。ガイド部材31は図5(A)に示すホームポジションにセットされており、原稿の先端がセンサSE1にて検出され(ステップS1でYES)、その後、原稿の後端がセンサSE1にて検出されると(ステップS2でYES)、ステッピングモータMを正転させる(ステップS3)。なお、所定時間以内に原稿の後端が検出されないと(ステップS2でNO)、紙詰まり検出処理を実行する(ステップS10)。
ステッピングモータMの正転でガイド部材31がホームポジションから上方へ回動し、センサSE2がパルスNをカウントすると(ステップS4でYES)、ステッピングモータMをオフする(ステップS5)。パルスNとは、ステッピングモータMがガイド部材31を図5(B)に示す所定のガイド角度まで回動させるのに必要なパルス数である。これにて、原稿はその後端部が読取りガラス12に接する方向に姿勢を変化し、後端部が読み取りガラス12上に落ち込み異物を清掃する。
次の原稿が搬送されてその先端がセンサSE1にて検出されると(ステップS6でYES)、ステッピングモータMを逆転させ(ステップS7)、センサSE2がパルスNをカウントすると(ステップS8でYES)、ステッピングモータMをオフする(ステップS9)。これにて、ガイド部材31がホームポジションに復帰し、次の原稿の搬送に備える。
なお、前記パルスNの値を適宜変更することにより、ガイド部材31による原稿Dのガイド角度を調整することができる。また、ガイド部材31は、必ずしも1枚の原稿が搬送されるごとに動作させる必要はなく、任意の通紙枚数ごとに動作させてもよい。
(第2実施例、図8参照)
第2実施例は、図8に示すように、読取りガラス12の直上にガイド部材39を支軸39aを支点として上下方向に回動可能に設けたものである。ガイド部材39は、原稿Dの搬送中は図8に点線で示す位置に保持されて原稿Dに接触することがなく、原稿Dの後端部がガイドシート30の端部30aを通過する直前に下方に回動し、原稿Dの後端部を押圧する。これにて、原稿Dの後端部は読取りガラス12に接する方向に姿勢を変化し、原稿Dの後端部が端部30aを離れると直ちに読み取りガラス12上に落ち込み、図9に示す領域Cに残留している異物Eを読取りガラス12から払拭する。
本第2実施例におけるガイド部材39の駆動機構やその制御手順は前記第1実施例と基本的には同じである。また、その作用効果も第1実施例と基本的に同様である。
(複写機との連係)
次に、画像読取り装置10と複写機1との連係について説明する。前記撮像部58によって読み取られた原稿画像は、画像処理部60に送られて必要な処理を施される。このとき、原稿の先端部ないし後端部の画像は乱れを生じている可能性が高いので、通常の画像処理としてプリントに際してはカットされる。即ち、作像ユニット3によって画像形成領域外となる原稿の非画像形成領域が存在し、この非画像形成領域が読取り位置Aを通過するときに前記ガイド部材31,39を動作させることが好ましい。
ガイド部材31,39が動作すると、原稿が下方に変位するために光学系50のピント位置からずれて画像の読取りに乱れを生じる。この乱れがプリントされることを回避するために、非画像形成領域が読取り位置Aを通過するときにガイド部材31,39を動作させることが好ましいのである。
さらに、複写機1においては、前記非画像形成領域に対して強制的に画像形成しない画像欠損モードをユーザが選択可能とされていてもよい。ユーザがこの画像欠損モードを選択しないで原稿画像全体をプリントする場合、前記ガイド部材31,39が動作しないように制御してもよい。原稿画像全体をプリントするときには、ガイド部材31,39を動作しないように制御することで、ガイド部材31,39の動作に起因するプリント画像の乱れを確実に回避できる。また、原稿画像のサイズに対してプリントするために選択された用紙のサイズが大きい場合にも、同様の理由で、前記ガイド部材31,39が動作しないように制御してもよい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像読取り装置及び画像形成装置は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。特に、原稿の搬送機構や検出手段は任意であり、読取り光学系の構成も任意である。
複写機の外観を示す斜視図である。 画像読取り装置を示す概略構成図である。 前記画像読取り装置の要部拡大断面図である。 複写機及び画像読取り装置の制御部を示すブロック図である。 画像読取り装置の第1実施例の動作説明図である。 前記第1実施例の駆動機構を示す概略構成図である。 前記第1実施例の制御手順を示すフローチャート図である。 画像読取り装置の第2実施例の動作説明図である。 読取りガラス上での原稿後端の挙動を示す説明図である。
符号の説明
1…複写機
10…画像読取り装置
12…読取りガラス(透明部材)
20…自動原稿搬送装置
30…原稿ガイドシート(段差形成部材)
31,39…ガイド部材
50…読取り光学系
61…制御部
A…読取り位置
D…原稿

Claims (9)

  1. 原稿を1枚ずつ送り出し、読取り位置を通過させる原稿搬送手段と、
    前記読取り位置を搬送される原稿の画像を光学的に読み取る読取り手段と、
    前記読取り位置を搬送される原稿と前記読取り手段との間に配置された透明部材と、
    前記透明部材上であって前記読取り位置よりも原稿搬送方向上流側に配置された所定の厚みを有する段差形成部材と、
    前記透明部材の近傍に配置された原稿のガイド部材と、
    前記ガイド部材を駆動する駆動手段と、を備え、
    前記駆動手段にて前記ガイド部材を動作させることで、前記透明部材に近接して通過する原稿の後端部が該透明部材に接する方向に姿勢を変化させること、
    を特徴とする画像読取り装置。
  2. 前記ガイド部材による原稿の後端部に対する姿勢変化は、前記透明部材に近接して通過する原稿の曲率半径を変化させることにより与えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記読取り位置の原稿搬送方向下流側で原稿を前記透明部材から離れる方向にガイドする部材であり、前記駆動手段によってガイド角度を大きくする方向に動作すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。
  4. 前記ガイド部材のガイド角度は原稿の種類によって変更可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像読取り装置。
  5. 前記ガイド部材による原稿の後端部に対する姿勢変化は、原稿の後端部を押圧することにより与えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。
  6. 前記ガイド部材は、前記読取り位置の原稿搬送方向上流側で原稿を押圧することを特徴とする請求項5に記載の画像読取り装置。
  7. 前記ガイド部材を動作させるタイミングは、原稿の先端が前記読取り位置を通過した後であって、原稿の後端が前記段差形成部材の端部を通過する直前であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像読取り装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像読取り装置と、画像形成装置本体と、を備え、
    前記読取り手段は読み取った画像を画像形成装置本体の制御部に出力し、
    前記画像形成装置本体による画像形成領域外となる原稿の非画像形成領域が前記読取り位置を通過するときに前記ガイド部材が動作すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 前記非画像形成領域に対して強制的に画像形成しない画像欠損モードをユーザが選択可能であり、
    ユーザが前記画像欠損モードを選択しないで原稿画像全体をプリント画像として形成する場合、又は、原稿画像のサイズに対してプリントするために選択された用紙のサイズが大きい場合には、前記ガイド部材が動作しないこと、
    を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015220672A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 株式会社リコー 画像読取装置及び画像形成装置

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