JP6256796B2 - 用紙載置装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙が積載される用紙載置装置および画像形成装置に関するものである。
プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置として、給紙トレイなどの用紙載置装置に載置された用紙を画像形成装置の転写部に搬送し、転写部に搬送された用紙に画像を形成するものが知られている。
用紙載置装置は、用紙が載置される載置台と、載置台上で用紙搬送方向に対して直交する方向にスライド移動するように配設された一対の規制手段としてのサイドフェンスとを有している。載置台の下には、一方のサイドフェンスに連結された第1ラックギヤ、他方のサイドフェンスに連結された第2ラックギヤ、これらラックギヤと噛み合うピニオンギヤなどを備えた移動機構が配設されている。一方のサイドフェンスを移動すると、ピニオンギヤを介して他方のサイドフェンスに駆動が伝達され一対のサイドフェンスを同期して移動させることができるように構成されている。具体的には、一方のサイドフェンスの移動方向とは、逆方向に他方のサイドフェンスが移動する。
載置台には、一対のサイドフェンスを載置台にセットされる用紙サイズに応じた位置に位置させるための用紙サイズ情報が表記された用紙サイズ表記部を有している。用紙サイズ表記部は、一対のサイドフェンスのうちの一方のサイドフェンスの移動範囲に設けられている。用紙サイズ表記部は、各用紙サイズの用紙を載置台にセットしたとき、その用紙の一端が位置する箇所と、用紙サイズ情報とが対応している。そして、ユーザーは、一方のサイドフェンスを、用紙サイズ表記部の用紙サイズ情報に基づいて、セットする用紙サイズに対応する位置へ移動させる。すると、他方のサイドフェンスが移動機構により、一方のサイドフェンスの移動方向と逆方向へ移動し、載置台にセットする用紙の他端に対応する位置に他方のサイドフェンスが位置する。これにより、載置台に用紙をセットすると、一方のサイドフェンスが、用紙の一端に当接して、用紙の一端の位置を規制し、他方のサイドフェンスが用紙の他端に当接して、用紙の他端の位置を規制する。
特許文献1には、第1ラックギヤが接続され、一方のサイドフェンスを、用紙搬送方向と直交する方向に所定範囲移動可能に支持する第1支持部材と、第2ラックギヤが接続され、他方のサイドフェンスを用紙搬送方向と直交する方向(以下、用紙幅方向という)に所定範囲移動可能に支持する第2支持部材とを備えた用紙積載装置が記載されている。
用紙に転写される画像の用紙幅方向の位置ずれがあった場合、一対のサイドフェンスによる用紙規制位置を調整する。特許文献1では、各サイドフェンスを支持部材に対して同方向に所定量移動させて、各サイドフェンスの支持部材に対する位置を調整する。これにより、ラックアンドピニオンの移動機構により、一対のサイドフェンスを支持部材ごと互いに逆方向に移動させ、セットされた用紙の両端を、一対のサイドフェンスで規制したときの用紙規制位置が変更される。その結果、用紙載置装置から送り出す用紙の用紙幅方向の位置が変更され、用紙の規定位置に画像を形成することができる。
また、特許文献2には、画像形成装置に対して、用紙幅方向に引き出し可能に構成された用紙収納装置たる給紙カセットの画像形成装置に対する収納位置を、用紙幅方向に調整可能にした画像形成装置が記載されている。
特許文献1に記載の用紙積載装置では、一対のサイドフェンスによる用紙規制位置調整において、各サイドフェンスが載置台に対して同じ方向に移動する。そのため、調整後において、一方のサイドフェンスにより規制される用紙端部の位置と、載置台の用紙サイズ表記部の用紙サイズ情報との間にズレが生じてしまう。その結果、一対のサイドフェンスを互いに逆方向に移動させて、一方のサイドフェンスを、セットする用紙サイズに対応する用紙サイズ表記部のマークに位置を合わせたとき、一方のサイドフェンスから他方のサイドフェンスまでの距離が、セットされる用紙幅よりも短くなったり、長くなったりしてしまう。サイドフェンス間の距離が、セットされる用紙幅よりも短くなった場合には、載置台にセットする用紙がサイドフェンス引っ掛かっかり、用紙をセットできないという課題が生じる。逆に、サイドフェンス間の距離が、セットされる用紙幅よりも長くなった場合には、載置台にセットした用紙とサイドフェンスとの間に隙間ができ、一対のサイドフェンスにより、所定の位置に用紙を規制できないという課題が生じる。
また、特許文献2に記載のように、用紙載置装置たる給紙カセットの画像形成装置本体に対する収納位置を、給紙カセットの引き出し方向である用紙幅方向に調整することにより、載置台に表記された用紙サイズ情報と、サイドフェンスの各用紙サイズに対応する規制位置との間にズレが生じることなく、装置本体に対するサイドフェンスの用紙規制位置を調整することができる。これにより、用紙載置装置から送り出す用紙の用紙幅方向の位置が変更され、用紙の規定位置に画像を形成することができる。
しかしながら、特許文献2に記載の構成においては、用紙載置装置の画像形成装置に対する収納位置を調整するので、調整後は、用紙載置装置の画像形成装置本体に対する収納位置が変更されてしまう。その結果、画像形成装置本体から出っ張ってしまったり、画像形成装置本体に対して、引っ込んでしまったりする。その結果、ユーザーによっては、用紙載置装置が、画像形成装置本体にきちんとセットされていないと勘違いしてしまい、何度も用紙載置装置の画像形成装置本体のセットを行ったり、装置が壊れたと勘違いしてしまったりするおそれがある。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、用紙載置装置を本体装置に対して移動させずに、載置台に表記された用紙サイズ情報と、サイドフェンスの各用紙サイズに対応する位置との間にズレが生じることなく、本体装置に対する規制手段の用紙規制位置を調整することができる用紙載置装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、用紙が載置される載置台と、前記載置台と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、前記載置台に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の一端部に当接して前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する第1の規制手段と、前記載置台と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、前記載置台に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の他端部に当接して前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する第2の規制手段と、前記第1の規制手段と前記第2の規制手段とを互いに逆方向に同時に移動させる移動手段と、前記載置台に載置されたときの各用紙サイズの用紙の用紙搬送方向と直交する方向の端部の位置を記した用紙サイズ表記部と、前記載置台、前記第1の規制手段、前記第2の規制手段、前記移動手段および前記用紙サイズ表記部を支持する支持部材と、前記第1規制手段と前記第2規制手段とを前記移動手段とは異なる手段により、用紙の用紙搬送方向と直交する方向で同じ向きに移動させて、前記第1の規制手段と前記第2の規制手段とによる用紙規制位置を調整する調整手段と備えた用紙載置装置において、前記調整手段は、前記第1の規制手段と前記第2の規制手段と前記用紙サイズ表記部とを前記支持部材に対して一体的に同じ方向に移動させて、前記規制手段による用紙規制位置を調整するものであり、前記支持部材は、当該用紙載置装置がセットされる本体装置に対して、開閉可能に設けられており、前記支持部材が開状態のとき、前記載置台に用紙が設置可能な構成であって、前記支持部材を、閉状態から開状態へ移行させる過程で、前記第1の規制手段と前記第2の規制手段と前記用紙サイズ表記部とが、上記調整手段により調整された位置へ移動するよう構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、用紙載置装置を本体装置に対して移動させずに、載置台に表記された用紙サイズ情報と、サイドフェンスの各用紙サイズに対応する位置との間にズレが生じることなく、本体装置に対する規制手段の用紙規制位置を調整することができる。
本実施形態に係るプリンタの構成を示す概略構成図。 プロセスカートリッジの主要部を説明する概略構成図。 プリンタの斜視図。 手差しトレイを開いた様子を示すプリンタの斜視図。 手差しトレイの斜視図。 手差しカバーの斜視図。 用紙載置台と、一対のサイドフェンスと示す斜視図。 用紙載置台の中央部を下から見た斜視図。 図8のA−A断面図。 前カバーの斜視図。 手差しトレイの開いた状態の様子を示す要部斜視図。 手差しトレイを開いた状態から閉じた状態へ移動中の様子を示す要部斜視図。 調整板を示す斜視図。 手差しトレイを開いたときの調整板付近の様子を示す図。 手差しトレイを開いたときの調整板付近の拡大図。 調整板の一部が、前カバーに覆われた状態を示す斜視図。 調整板を露出させた状態を示す図。 従来の給紙位置調整機構を備えた用紙載置装置としての給紙カセットを示す図。 図18示す構成の給紙カセットにおいて、底板を取り外した様子を示す図。 本発明を適用した給紙カセットの概略構成図。
以下、本発明を電子写真方式のモノクロ画像形成装置であるプリンタに適用した一実施形態について説明する。まず、プリンタの全体構成及び動作について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ20の構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、このプリンタ20は、機枠体のほぼ中央部に像担持体たるドラム状の感光体1を備えたプロセスカートリッジ10を備えている。このプロセスカートリッジ10の下方には、プロセスカートリッジ10で形成された感光体1上のトナー像を記録媒体に転写する転写ローラ11を備えている。機枠体の下部には、感光体1上のトナー像を転写するための記録媒体たる用紙を積載して収容する用紙載置装置としての給紙カセット12、給紙カセット12から用紙を順次感光体1と転写ローラ11との間の転写部に送り出す給紙ローラ13を備えている。また、プロセスカートリッジ10の図中左方には、用紙上のトナー像を定着する定着装置15などを備えている。また、プロセスカートリッジ10の図中右方には、用紙載置装置としての手差しトレイ100を備えている。
図2は、プロセスカートリッジの主要部を説明する概略構成図である。
図2に示すように、このプロセスカートリッジ10は、感光体1の回転方向に対し順に、帯電ローラ2、光書込装置3、現像装置4、クリーニングブレード5などが配置されている。このプロセスカートリッジ10においては、感光体1と感光体1の周囲に配設される帯電ローラ2、光書込装置3、現像装置4、クリーニングブレード5が一つのユニットとして共通の支持体に支持され、プリンタ本体に対して一体に着脱可能になっている。ここで、光書込装置3には、光書込ヘッド31が用いられており、感光体1と光書込ヘッド31との間には、両者の距離を規制するスペーサ部材32が配置されている。
上記構成のプロセスカートリッジ10では、感光体1の回転と共に、まず帯電ローラ2で感光体1表面を一様に帯電する。次いで、画像データに基づき光書込装置3から射出された光束を照射して感光体1上に静電潜像を形成する。その後、現像装置4によりトナーを付着させ静電潜像を可視像化することで感光体1上にトナー画像を形成する。一方、給紙カセット12から給紙ローラ13により用紙を1枚ずつ分離して搬送してレジストローラ14に突き当てて止める。または、手差しトレイ100から手差し給紙ローラ17により用紙を1枚ずつ分離して搬送してレジストローラ14に突き当てて止める。そして、プロセスカートリッジ10のトナー画像形成のタイミングに合わせて、レジストローラ14に突き当てて止めた用紙を感光体1と転写ローラ11とが対向する転写部に送り出す。転写部では、感光体1上のトナー画像が供給された用紙に転写される。トナー画像が転写された用紙は、定着装置15によりトナー画像を定着後、排紙ローラ対16により機外に排出される。一方、トナー画像転写後の感光体1の表面は、クリーニングブレード5により残留トナーが除去清掃され、再度の画像形成に備える。
本実施形態のプリンタ20においては、光書込装置3として、LEDなどの複数の発光素子を一方向に配列した光書込ヘッド31を用いている。光書込装置3として、光書込ヘッド31を用いることで、ポリゴンミラーを用いて、感光体1表面上に光走査して潜像を書き込むよりも装置を安価にできたり、装置の小型化を図れたりすることができる。しかし、光書込装置3として、光書込ヘッド31を用いることで、画像形成位置の調整を、光書込装置3では、十分に行うなうことができない。ユーザーにおいては、用紙の紙端から画像を形成したいという要望もあり、光書込装置3の調整だけで、そのようなユーザーの要望に答えることができなかった。そこで、本実施形態では、手差しトレイにセットされる用紙の用紙搬送方向と直交する方向のセット位置を調整することにより、手差しトレイから搬送される用紙に関して、用紙の端から画像形成可能にできるようにしている。以下に、図面を用いて、具体的に説明する。
図3は、プリンタ20の斜視図である。
図3に示すように、用紙載置装置としての手差しトレイ100は、プリンタ本体に対して開閉可能に構成されており、手差しトレイ100を使用しないときは、閉じられており、プリンタ本体の前カバー21に収められている。また、手差しトレイ100の下方には、用紙載置装置としての給紙カセット12が設けられており、給紙カセット12は、プリンタ本体の前面(手差しトレイ100が設けられた面)から、引き出し可能に構成されている。
手差しトレイ100の支持部材としての手差しカバー101には、取っ手101aが設けられており、ユーザーが取っ手101aを持って、手前に引くと、手差しトレイ100が、下端を支点にして回動し、図4に示すように開かれて、用紙を載置可能な状態となる。
図5は、手差しトレイ100の斜視図である。
なお、以下の説明においては、プリンタの前後方向(用紙搬送方向)をX方向、左右方向(用紙幅方向)をY方向、上下方向をZ方向として説明する。
図5に示すように、手差しトレイ100は、手差しカバー101と、用紙載置台102と、一対のサイドフェンス103a,103bとを備えている。また、手差しトレイ100は、手差し給紙ローラ17などを備えた給紙ユニット30を備えている。また、給紙ユニット30の側面には、用紙の給紙位置を調整する調整板110が取り付けられている。
図6は、手差しカバー101の斜視図である。
図6に示すように、手差しカバー101の上部のY方向両端付近には側面部101dが形成されており、これら側面部101dには、用紙載置台102の第1支持突起105が嵌合する長穴101bが形成されている。また、手差しカバー101の下部のY方向両端付近には、前カバー21の手差し支持突起21c(図10参照)が嵌合する支持溝101cが形成されている。
前カバー21の支持突起21cが、支持溝101cに嵌合することにより、手差しトレイ100が、支持突起21cを支点にして回動自在に前カバー21に支持される。
図7は、用紙載置台102と、一対のサイドフェンス103a,103bと示す斜視図である。
図7に示すように、用紙載置台102のY方向両端には、手差しカバー101の長穴101bに嵌合する支持突起105が設けられている。また、第1支持突起105と反対側には、前カバー21の載置台支持穴21d(図10参照)に嵌合する第2支持突起108と、載置台支持穴21dの上面部21eにガイドされるガイド突起107が設けられている。また、用紙載置台102のY方向一端(図中右端)には、後述する調整板110の規制部113(図13参照)に嵌って、Y方向の移動が規制される接触部たる被規制部106が設けられている。
また、用紙載置台102には、手差しトレイ100にセットされたときの各用紙サイズの幅方向端部が位置する箇所に対応して、印と、その印に対応する用紙サイズとが表記された用紙サイズ表記部104が形成されている。主要な用紙サイズは、第1サイドフェンス103aの移動範囲に形成されており、あまり使用されない用紙サイズは、第2サイドフェンス103bの移動範囲に形成されている。
また、用紙載置台102の用紙載置面のY方向長さL3は、先の図6に示す手差しカバー101の側面部101d間距離L2よりも4mm短く構成されている。また、用紙載置台102には、一対のサイドフェンス103a,103bが取り付けられている。
図8は、用紙載置台102の中央部を下から見た斜視図であり、図9は、図8のA−A断面図である。
図8に示すように、用紙載置台102の裏面の中央部には、ピニオンギヤ121が、回転自在に取り付けられている。このピニオンギヤ121には、第1ラックギヤ122と、第2ラックギヤ123とが噛み合っている。第1ラックギヤ122と第2ラックギヤ123は、ピニオンギヤ121を挟んで対向するように、ピニオンギヤ121に噛み合っている。
第1ラックギヤ122の一端には、第1サイドフェンス103aのスナップフィット部1031aが貫通する貫通穴122aが設けられている。同様に第2ラックギヤ123の一端には、第2サイドフェンス103bのスナップフィット部1031bが貫通する貫通穴123aが設けられている。
図9に示すように、第2サイドフェンス103bのスナップフィット部1031bが、用紙載置台102の案内穴102a、第2ラックギヤ123の貫通穴123aを貫通し、スナップフィット部1031bの先端の爪が第2ラックギヤ123に引っ掛かることにより、第2ラックギヤ123に第2サイドフェンス103bが取り付けられる。第1サイドフェンス103aも、同様にして、第1ラックギヤ122に取り付けられている。すなわち、本実施形態においては、サイドフェンスとラックギヤとで挟みこむようにして、一対のサイドフェンス103a,103bが、用紙載置台102に取り付けられている。
ユーザーが、第1ラックギヤ122に取り付けられている第1サイドフェンス103aをY方向外側に動かすと、第1ラックギヤ122がY方向にスライド移動する。同時に、第1ラックギヤ122の移動の力が、ピニオンギヤ121との噛み合い部で回転方向に力に変換されて、ピニオンギヤ121が回転する。この回転力は、ピニオンギヤ121と第2ラックギヤ123との噛み合い部でY方向の力に変換される。これにより、第2ラックギヤ123がY方向にスライド移動し、第2ラックギヤ123に取り付けられている第2サイドフェンス103bが、第1サイドフェンス103aと逆方向であるY方向外側に向かってスライド移動する。
図10は、前カバー21の斜視図である。
図10に示すように前カバー21には、手差しトレイ100が収納される凹状の収納部21aを有している。また、収納部21aのY方向両端の下端部には、先の図6に示した手差しカバー101の支持溝101cに嵌って、手差しトレイ100を前カバー21に対して回動自在に支持するための手差し支持突起21cが設けられている。また、収納部21aのY方向両端の中央部付近には、先の図7に示した用紙載置台102の第2支持突起108が嵌合する載置台支持穴21dが設けられている、載置台支持穴21dは、手差し支持突起21cを中心とした円弧状に延びる長穴である。
また、前カバー21には、手差しトレイ100を閉める際に、第1支持突起105が当接して、用紙載置台102を調整位置から収納位置へ移動させるための曲面部21bを有している。
前カバー21は、ユーザーが装置内の詰まった用紙を取り除くために、プリンタ本体に対して開閉可能に設けられており、前カバー21を開くと、装置内部の給紙経路が露出し、詰まった紙を取り除くことができるようになっている。
図11は、手差しトレイ100を開いた状態の様子を示す要部斜視図である。
図11に示すように、手差しトレイ100が開いた状態のとき、用紙載置台102の第1支持突起105が、手差しカバー101の長穴101bのプリンタ本体側端部に位置している。また、用紙載置台102の第2支持突起108が、載置台支持穴21dのプリンタ本体側端部と反対側の端部に位置している。
図12は、手差しトレイ100を開いた状態から閉じた状態へ移動中の様子を示す要部斜視図である。
図12に示すように、手差しトレイ100を閉じていくと、第1支持突起105が、長穴101b内を手前側(プリンタ本体側の反対側)へ移動していく。また、第2支持突起108は、載置台支持穴21d内を奥側(プリンタ本体側)へ移動していく。また、ガイド突起107が、載置台支持穴21dの上面部21eに乗り上げて、載置台支持穴21dの上面部21eにガイドされながら、奥側(プリンタ本体側)へ移動していく。
図13は、調整板110を示す斜視図である。
図13に示すように、調整板110は、略L字状の形状をしており、図中左端に、用紙載置台102の用紙幅方向(Y方向)の移動を規制をする凹形状の規制部113を有している。規制部113の上部には、被規制部106を規制部113へガイドするガイド部114が設けられている。ガイド部114は、規制部113に向かって、高さが徐々に低くなるようなテーパ形状になっている。ガイド部114のY方向長さY1は、2mm以上に設定されている。
調整板110の図中右端には、長穴状のネジ貫通穴116が設けられている。このネジ貫通穴116にネジ115を貫通させ、給紙ユニット30の側面に設けられた不図示のネジ穴にネジ115を螺合することで、調整板110が給紙ユニット30に締結される。
また、調整板110には、基準マーク112が設けられている。また、調整板110の給紙ユニット30側面と対向する対向面には、位置決め突起111が設けられている。
給紙ユニット30の側面には、3箇所、断面V字形状の位置決め溝118が、一定の間隔aを開けて設けられている。本実施形態においては、位置決め溝118の間隔aが、2mmに設定されている。
また、給紙ユニット30の側面には、3つの位置合わせマーク117a,117b,117cが設けられている。3つの位置合わせマークのうち、逆三角形状の位置合わせマーク117aは、標準設定(工場出荷状態)のときに、基準マーク112が合わせられるマークである。この逆三角形状の位置合わせマーク117aの両側の上下方向に延びる直線状の位置合わせマーク117b,111cは、用紙給紙位置の調整の際に基準マーク112が合わせられるマークである。各位置合わせマーク117a,117b,117cの間隔bは、位置決め溝118の間隔と同じ間隔であり、本実施形態においては、2mmに設定されている。
標準設定(工場出荷状態)のときは、逆三角形状の位置合わせマーク117aに、基準マーク112を合わせて、調整板110が給紙ユニット30に締結されている。このとき、位置決め突起111は、中央の位置決め溝118に嵌っている。
図14は、手差しトレイ100を開いたときの調整板110付近の様子を示す図であり、図15は、手差しトレイ100を開いたときの調整板110付近の拡大図である。
図14、図15に示すように、手差しトレイ100を開いていくと、用紙載置台102の被規制部106が、凹形状の調整板110の規制部113に嵌り込む。これにより、用紙載置台102のY方向への移動が規制され、調整板110により調整された位置に、用紙載置台102の位置が規制される。
上述したように、本実施形態においては、用紙載置台102の用紙載置面のY方向長さL3は、先の図6に示す手差しカバー101の側面部101d間距離L2よりも4mm短く構成されている。そして、標準設定のとき、各側面部101dに対してそれぞれ2mmの隙間ができるように、用紙載置台102が位置する。これにより、調整板110により用紙載置台102は、標準設定位置に対して、±2mmY方向へ移動させることができる。また、用紙載置台102の第1支持突起105、第2支持突起108、ガイド突起107は、4mm以上の長さを有している。これにより、標準設定位置に対して、用紙載置台を、2mm移動させても、各支持突起105,108が、穴から抜け出すことがない。また、ガイド突起107が、載置台支持穴21dの上面部21eにガイドされなくなることがない。
次に、調整板110による位置調整について説明する。
図16に示すように、通常、調整板110は、規制部113以外の箇所は、前カバー21に覆われている。調整板110による調整を行う際は、前カバー21を開くと、図17に示すように、調整板110が露出し、調整板110による位置調整が可能となる。
手差しトレイ100から給紙される用紙幅方向(Y方向)における用紙給紙位置を調整するときは、まず、図13に示すように、ネジ115を緩める。次に、調整板110を、Y方向へ移動させる。例えば、標準設定に対して、給紙位置を図中左側へ移動させたい場合は、ユーザー・またはサービスマンは、調整板110を図中左へ移動させる。すると、位置決め突起111が中央の位置決め溝118から、給紙ユニット30の側面に乗り上げ、移動の抵抗が増す。調整板110の基準マーク112が、位置合わせマーク117bにくると、位置決め突起111が、図中左側の位置決め溝118に嵌り、移動の抵抗が急激に下がる。これにより、クリック感が生じ、ユーザーまたはサービスマンは、基準マーク112が、位置合わせマーク117bにきたことを認識することができ、給紙位置の調整がなされたことを認識できる。給紙位置の調整が完了したら、ネジ115を締めて、調整板110を給紙ユニット30に固定する。これにより、用紙載置台102の被規制部106が、規制部113に嵌ると、標準位置よりも用紙載置台102が、図中左側へ2mmずれる。
本実施形態においては、用紙載置台102には、一対のサイドフェンス103a,103b、用紙サイズ表記部104が設けられている。従って、用紙載置台102と一体となって、サイドフェンス103a,103b、用紙サイズ表記部104が、標準位置に対して、2mmずれる。これにより、サイドフェンスによる用紙規制位置が調整される。その結果、サイドフェンスにより位置規制されて手差しトレイ100にセットされた用紙の給紙位置が調整され、用紙の所望の位置に画像を形成することができる。
ここで、従来の給紙位置の調整について説明する。
図18は、従来の給紙位置調整機構を備えた用紙載置装置としての給紙カセット212を示す図である。
図18に示すように、給紙カセット212には、本実施形態の手差しトレイと同様、用紙サイズ表記部204が設けられた用紙載置台としての底板213、サイドフェンス203を備えている。一方のサイドフェンス203は、第1ラックギヤ222に取り付けられており、他方のサイドフェンスは、第2ラックギヤ223に取り付けらている。そして、これらラックギヤ222,223は、ピニオンギヤ224に噛み合っている。
図19は、図18示す構成の給紙カセット212において、底板213を取り外した様子を示す図である。
図19に示すように、ピニオンギヤ224は、調整板225に回動自在に取り付けられており、調整板225は、給紙カセット212の筐体214の底面(筐体214の底板213と対向する対向面と反対側の面)にネジにより固定されている。給紙位置の調整を行うときは、まず、給紙カセット212をプリンタ本体から取り出し、給紙カセット212をひっくり返す。そして、調整板225を固定しているネジを緩め、調整板225を用紙幅方向に動かす。これにより、サイドフェンス203による用紙規制位置が用紙幅方向にずれて、用紙の給紙位置が調整される。調整後は、給紙カセット212に取り付け、給紙カセット212をプリンタ本体に装着して、調整作業が完了する。
このように、従来においては、サイドフェンス203のみが、Y方向に移動して、給紙位置の調整がなされるため、調整後、用紙サイズ表記部204の用紙サイズ情報と、サイドフェンス203の各用紙サイズに対応する位置との間にズレが生じてしまう。その結果、底板213に表記された用紙サイズ情報に基づいて、載置する用紙サイズに対応する位置にサイドフェンス203を動かしたとき、底板213にセットする用紙幅よりも、一対のサイドフェンス203の間隔が狭く、底板213にセットする用紙がサイドフェンス203に引っ掛かっかてしまう。また、逆に、底板213に表記された用紙サイズ情報に基づいて、載置する用紙サイズに対応する位置にサイドフェンス203を動かしたとき、底板213にセットする用紙幅よりも一対のサイドフェンス203の間隔が広く、底板213にセットした用紙とサイドフェンス203との間に隙間ができ、正しく給紙カセット212から用紙を送り出すことができなくなってしまう。
これに対し、本実施形態においては、用紙サイズ表記部104が設けられた用紙載置台102と、サイドフェンス103とが一体となって移動し、給紙位置の調整がなされる。従って、調整後、用紙サイズ表記部104の用紙サイズ情報と、サイドフェンス103の各用紙サイズに対応する位置との間にズレが生じない。よって、調整後も、用紙載置台102に表記された用紙サイズ情報に基づいて、載置する用紙サイズに対応する位置にサイドフェンス103を動かすことで、セットされた用紙の幅方向端部にサイドフェンス103を位置させることができる。
また、従来の構成においては、調整板を露出させて、調整可能な状態にするには、(1)給紙カセットを装置本体から取り出す。(2)装置本体から取り出した給紙カセットをひっくり返す。という2つの作業が必要であった。しかし、本実施形態においては、前カバー21を開く作業を行うだけで、調整板110を露出させて、調整可能な状態にすることができる。これにより、従来の構成に比べて、調整作業を簡素化することができる。
標準位置に対して、2mm、用紙載置台102を調整すると、一対の第1支持突起105のうち、用紙載置台の調整方向側の第1支持突起105が、長穴101bに対して2mm以上突出することになる。手差しトレイ100を閉じて、前カバー21の収納部21aに収納した状態のときも、用紙載置台102が調整後の位置で固定される場合、以下のような構成とする必要がある。すなわち、第1支持突起105が前カバー21に引っ掛からずに、手差しトレイ100を収納部21aに収納できるようにするには、収納部21aのY方向長さを、手差しカバーの側面部101d間距離L2に対して、4mm大きくする必要がある。このため、収納部21aのスペースを調整量分、大きくとる必要が生じる。
しかし、本実施形態においては、手差しトレイ100を閉じていくと、用紙載置台102の被規制部106が、調整板110の規制部113から外れて、用紙載置台102は、手差しカバー101に対して、Y方向に所定範囲移動可能となる。さらに、手差しトレイ100を閉じていくと、長穴101bから突き出た第1支持突起105の先端が、前カバー21の曲面部21bに突き当たる。すると、第1支持突起105の先端が曲面部21bに沿って移動し、用紙載置台が収納位置である標準位置へと移動する。これにより、収納部21aのY方向のスペースを調整板110の調整量分、大きくとらずとも、手差しトレイ100を、収納部21aに収納することができる。
また、このように、手差しトレイ100が収納部21aに収納されているとき、用紙載置台102が、調整位置から標準位置に戻るため、手差しトレイ100を開く際に、被規制部106と規制部113との間に2mmのずれが生じる。しかしながら、本実施形態においては、先の図13に示すように、調整板110に被規制部106を、規制部113にガイドするガイド部114を有してる。また、このガイド部114のY方向長さは、調整板の調整量以上、すなわち2mm以上である。これにより、手差しトレイ100を開いていったとき、確実に、用紙載置台102の被規制部106をガイド部114に当接させることができる。このように、被規制部106がガイド部114に当接した状態から、さらに、手差しトレイ100を開いていくと、テーパ状のガイド部114により、被規制部106が規制部113へ案内され、被規制部106を、規制部113に落とし込むことができる。これにより、手差しトレイ100が閉じられたとき標準位置にあった用紙載置台102を、手差しトレイ100が開いときは、標準位置に対して2mmずれた調整位置に位置させることができる。
次に、用紙載置装置としての給紙カセット12に、本発明を適用した例について説明する。
図20は、本発明を適用した給紙カセット12の概略構成図である。
図20に示すように、調整板110に、用紙サイズ表記部104が形成されており、調整板110にピニオンギヤ121が回動自在に支持されている。調整板110は、給紙カセット12の筐体42の底面にネジ43により固定されている。給紙カセット12の用紙載置台としての底板41の用紙サイズ表記部104の位置する箇所は、切り欠かれており、上から用紙サイズ表記部104が目視できるようになっている。
給紙位置を調整する際は、ネジ43を緩めた後、調整板110を用紙幅方向へ所定量移動させる。これにより、調整板に取り付けられたピニオンギヤに噛み合うラックギヤごと、用紙幅方向へ移動し、サイドフェンス103が所定量移動する。また、調整板110に形成された用紙サイズ表記部104も、調整板110とともに、用紙幅方向へ所定量移動する。このように、図20に示す構成においても、サイドフェンス103と用紙サイズ表記部104とを一体的移動させて、調整することができる。これにより、調整後に用紙サイズ表記部の用紙サイズ情報と、サイドフェンスの各用紙サイズに対応する位置との間にズレが生じることがない。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
用紙が載置される載用紙載置台102などの置台と、載置台と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、載置台に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の一端部に当接して用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する第1サイドフェンス103aなどの第1の規制手段と、載置台と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、載置台に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の他端部に当接して用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する第2サイドフェンス103bなどの第2の規制手段と、第1の規制手段と第2の規制手段とを互いに逆方向に同時に移動させる移動手段(本実施形態では、ピニオンギヤ121、第1ラックギヤ122、第2ラックギヤで構成)と、載置台に載置されたときの各用紙サイズの用紙の用紙搬送方向と直交する方向の端部の位置を記した用紙サイズ表記部104と、載置台、第1の規制手段、第2の規制手段、移動手段および用紙サイズ表記部を支持する手差しカバー101などの支持部材と、第1規制手段と前記第2規制手段とを前記移動手段とは異なる手段(本実施形態では、調整板110のガイド部114)により、用紙の用紙搬送方向と直交する方向で同じ向きに移動させて、第1規制手段と第2規制手段とによる用紙規制位置を調整する調整板110などの調整手段と備えた手差しトレー100などの用紙載置装置において、調整手段は、第1の規制手段と第2の規制手段と用紙サイズ表記部とを支持部材に対して一体的に同じ方向に移動させて、規制手段による用紙規制位置を調整する。
(態様1)によれば、第1の規制手段と第2の規制手段ち用紙サイズ表記部とを支持部材に対して一体的に用紙搬送方向と直交する方向で同じ向きに移動させて、規制手段による用紙規制位置を調整するので、用紙規制位置を調整後に用紙サイズ表記部の用紙サイズ情報と、規制手段の各用紙サイズに対応する位置との間にズレが生じるのを防止することができる。
また、規制手段と用紙サイズ表記部とを支持部材に対して移動させて、規制手段による本体装置に対する用紙規制位置を調整することができるので、用紙載置装置を、本体装置に対して移動して収納位置を調整する特許文献2に記載の構成とは異なり、用紙載置装置の装置本体に対する収納位置が変動することがない。これにより、ユーザーが、用紙載置装置が、画像形成装置本体にきちんとセットされていないと勘違いしたり、装置が壊れたと勘違いしたりするのを防止することができる。
(態様2)
(態様1)において、手差しカバー101などの支持部材は、当該用紙載置装置がセットされる本体装置に対して、開閉可能に設けられており、支持部材が開状態のとき、用紙載置台102などの載置台に用紙が設置可能な構成であって、支持部材を、閉状態から開状態へ移行させる過程で、第1サイドフェンス103aなどの第1規制手段と第2サイドフェンス103bなどの第2規制手段と用紙サイズ表記部104とが、調整板110などの調整手段により調整された位置へ移動するよう構成した。
かかる構成とすることで、用紙が載置されるときは、調整された位置に各サイドフェンス103a,103b・サイズ表記部104が位置するので、用紙載置台102などの載置台にセットされた用紙を、サイドフェンス103により調整後の位置に規制することができる。
(態様3)
また、(態様2)において、第1サイドフェンス103aなどの第1規制手段と第2サイドフェンス103bなどの第2規制手段と用紙サイズ表記部104とは、用紙載置台102などの載置台に設けられ、載置台は、用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に手差しカバー101などの支持部材に支持されており、調整板110などの調整手段は、プリンタ本体などの本体装置に対して用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に取り付けられており、支持部材が開状態のとき、載置台と接触(本実施形態では、被規制部106)して、載置台を用紙搬送方向と直交する方向への移動を規制する規制部113を備えた。
かかる構成を備えることで、用紙載置可能な状態のとき、第1,第2規制手段と用紙サイズ表記部104とを有する用紙載置台102が、調整板110などの調整手段により調整された位置に規制される。これにより、用紙載置可能な状態mのとき、載置台に設けられた規制手段および用紙サイズ表記部104を、調整された位置に位置させることができる。
(態様4)
(態様3)において、調整板110などの調整手段は、プリンタ本体などの本体装置に対して開閉可能に設けられた前カバー21などのカバー部材に覆われており、カバー部材を開状態にしたとき、調整手段が露出する位置に調整手段を設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、前カバー21などのカバー部材を開くだけで、調整板110などの調整手段が露出して、第1、第2規制手段による用紙規制位置を調整を行うことができる。これにより、先の図18、図19に示した従来技術に比べて、調整作業を簡素化することができる。
(態様5)
(態様3)または(態様4)において、手差しカバー101などの支持部材を開状態から閉状態へ移行させる過程でプリンタ本体などの本体装置(本実施形態では、前カバー21の曲面部21b)に接触して、用紙載置台102などの載置台を、調整板110などの調整手段による調整位置から収納位置(本実施形態では、標準位置)へ移動させる第1支持突起105などの移動部を載置台に設けた。
かかる構成を備えることで、プリンタ本体などの本体装置の手差しトレイ100などの用紙載置装置が収納される収納部21aを、調整手段の調整量分、広げる必要がなくなり、本体装置の大型化を抑制することができる。
(態様6)
(態様3)乃至(態様5)において、調整板110などの調整手段は、用紙載置台102などの載置台の規制部113と接触する被規制部106などの接触部を規制部113へ案内するガイド部114を備えた。
かかる構成を備えることで、手差しカバー101などの支持部材を閉状態から開状態へ移動させるときに被規制部106などの接触部を、ガイド部114により規制部113へ案内して、接触部を規制部113に接触させることができる。これにより、支持部材を開状態にしとき、確実に用紙載置台102などの載置台を調整位置に位置させることができる。
(態様7)
(態様1)において、筐体42など支持部材は、給紙カセット12などの用紙載置装置がセットされるプリンタ本体などの本体装置に対して、引き出し可能に構成した。
(態様7)によれば、図20に示すように、プリンタ本体などの本体装置に対して、引き出し可能に構成した給紙カセット12において、サイドフェンス103などの規制手段による用紙規制位置を調整した後、用紙サイズ表記部104の用紙サイズ情報と規制手段の各用紙サイズに対応する位置との間にズレが生じるのを防止することができる。
(態様8)
用紙を載置する手差しトレイ100などの用紙載置手段と、用紙に画像を形成する画像形成手段と、画像手段手段に向けて用紙載置手段に載置された用紙を搬送する手差し給紙ローラ17などの搬送手段とを備えたプリンタ20などの画像形成装置において、用紙載置手段として、(態様1)乃至(態様7)いずれかの用紙載置装置を用いた。
かかる構成を備えることで、給紙位置を調整することができ、画像形成位置を調整することができる。
12:給紙カセット
13:給紙ローラ
17:手差し給紙ローラ
20:プリンタ
21:前カバー
21a:収納部
21b 曲面部
21c:手差し支持突起
21d :載置台支持穴
30:給紙ユニット
100:手差しトレイ
101:手差しカバー
102:用紙載置台
103a:第1サイドフェンス
103b:第2サイドフェンス
104:用紙サイズ表記部
106:被規制部
110:調整板
111:位置決め突起
113:規制部
114:ガイド部
118:位置決め溝
特開2011−57297号公報 特開2009−67548号公報

Claims (6)

  1. 用紙が載置される載置台と、
    前記載置台と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、前記載置台に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の一端部に当接して前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する第1の規制手段と、
    前記載置台と平行な方向かつ用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成され、前記載置台に載置された用紙の用紙搬送方向と直交する方向の他端部に当接して前記用紙の用紙搬送方向と直交する方向の位置を規制する第2の規制手段と、
    前記第1の規制手段と前記第2の規制手段とを互いに逆方向に同時に移動させる移動手段と、
    前記載置台に載置されたときの各用紙サイズの用紙の用紙搬送方向と直交する方向の端部の位置を記した用紙サイズ表記部と、
    前記載置台、前記第1の規制手段、前記第2の規制手段、前記移動手段および前記用紙サイズ表記部を支持する支持部材と、
    前記第1規制手段と前記第2規制手段とを前記移動手段とは異なる手段により、用紙の用紙搬送方向と直交する方向で同じ向きに移動させて、前記第1の規制手段と前記第2の規制手段とによる用紙規制位置を調整する調整手段と備えた用紙載置装置において、
    前記調整手段は、前記第1の規制手段と前記第2の規制手段と前記用紙サイズ表記部とを前記支持部材に対して一体的に同じ方向に移動させて、前記第1の規制手段および前記第2の規制手段による用紙規制位置を調整するものであり、
    前記支持部材は、当該用紙載置装置がセットされる本体装置に対して、開閉可能に設けられており、前記支持部材が開状態のとき、前記載置台に用紙が設置可能な構成であって、
    前記支持部材を、閉状態から開状態へ移行させる過程で、前記第1の規制手段と前記第2の規制手段と前記用紙サイズ表記部とが、上記調整手段により調整された位置へ移動するよう構成したことを特徴とする用紙載置装置。
  2. 請求項に記載の用紙載置装置において、
    前記第1の規制手段と前記第2の規制手段と前記用紙サイズ表記部とは、前記載置台に設けられ、
    前記載置台は、用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に前記支持部材に支持されており、
    前記調整手段は、前記本体装置に対して用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に取り付けられており、前記支持部材が開状態のとき、前記載置台と接触して、前記載置台を用紙搬送方向と直交する方向への移動を規制する規制部を備えたことを特徴とする用紙載置装置。
  3. 請求項に記載の用紙載置装置において、
    前記調整手段は、前記本体装置に対して開閉可能に設けられたカバー部材に覆われており、
    前記カバー部材を開状態にしたとき、前記調整手段が露出する位置に前記調整手段を設けたことを特徴とする用紙載置装置。
  4. 請求項2または3に記載の用紙載置装置において、
    前記支持部材を開状態から閉状態へ移行させる過程で前記本体装置に接触して、前記載置台を、前記調整手段による調整位置から収納位置へ移動させる移動部を前記載置台に設けたことを特徴とする用紙載置装置。
  5. 請求項乃至いずれかに記載の用紙載置装置において、
    前記調整手段は、前記載置台の前記規制部と接触する接触部を前記規制部へ案内するガイド部を備えたことを特徴とする用紙載置装置。
  6. 用紙を載置する用紙載置手段と、
    用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段に向けて前記用紙載置手段に載置された用紙を搬送する搬送手段とを備えた画像形成装置において、
    前記用紙載置手段として、請求項1乃至いずれかに記載の用紙載置装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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