JP6700975B2 - 情報通知システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報通知システムに関し、特に、例えばユーザ宛の配送物を預かっている旨等のメッセージ情報を当該ユーザに通知する情報通知システムに関する。
従来から、集合住宅やオフィスビルにおいては、管理人等が居住者等宛ての配送物を一時預かって、帰宅後等に居住者等へ手渡す配送物の一時預かりサービスを行っていた。
また、近年では、高額物件やホテル、オフィス等においても、コンシェルジュと呼ばれる係員が、集合住宅の共用部やフロント等に常駐し、ユーザ宛の配送物を一時預かるケースも増えている。
これら配送物の一時預かりサービスは、配送物の受け取り時に留守にしがちなユーザにとって非常に便利なものであるが、ユーザが自身のポストに入れられた伝票を確認したり、コンシェルジュが自身の部屋に設置されたインターホンへ連絡するまで、ユーザは、自身宛の配送物がコンシェルジュ等に預けられているかどうかを知る術はない。
従って、当該伝票を見逃したり、部屋に不在でインターホンによる連絡を受け取れなかったりした場合には、ユーザは自身宛の配送物をスムーズに受け取れず、また、配送物の保管スペースを無駄に占領してしまい、配送物の一時預かりサービスが十分に機能しなくなってしまうおそれがあった。
このような配送物の一時預かりサービスに懸念される問題を解消する従来技術の1つに特許文献1が開示するところの宅配ボックスシステムが提案されている。
特許文献1の宅配ボックスシステムでは、配達人が、集合住宅の居住者宛の配送物を、集合住宅に設置された宅配ボックスに預け入れると、当該居住者の端末に、当該居住者宛の配送物の着荷を示す電子メールが送信される。
居住者は、その電子メールを見て、帰宅時に例えば集合住宅のエントランスホールに設置された宅配ボックスに寄り、自分宛の配送物を受け取ってから自宅住戸へ帰宅することができ、スムーズに配送物の受け取りを行うことが可能となる。
特開2001−175555
しかしながら、特許文献1における宅配ボックスシステムでは、あくまでも配送物を保管する宅配ボックスの設置が必須であり、コンシェルジュ等が配送物を預かる場合にそのまま適用することはできない。
従って、ユーザは、配送業者からコンシェルジュ等に手渡しで預けられた配送物については、その預けられていることをスムーズに確認できないおそれがあるという問題がある。
その結果として、ユーザによる配送物の受け取り時期が遅れてしまい、配送物の保管スペースを無駄に占領してしまい、他の利用者が利用したくてもできないという問題も生じ得る。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、例えばコンシェルジュ等がユーザ宛の配送物を一時預かっている等のメッセージをユーザに対してスムーズに通知する情報通知システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明は、集合住宅又は施設の受付にユーザ宛の物品が預けられた旨のメッセージ情報の通知を行う情報通知システムであって、集合住宅又は施設の受付の担当者が操作する受付端末と、受付端末とネットワークを介して接続される管理サーバと、ユーザにより操作される情報処理装置であるユーザ端末と集合住宅又は施設の集合玄関に設置され、集合玄関に進入する際に操作する集合玄関機と、施設における各ユーザの居住又は利用する専有部にそれぞれ設置され、集合玄関機を操作する者と通話可能なインターホン装置と、集合玄関機とインターホン装置との間の通話を制御する制御盤とを有して構成され、受付端末は、ユーザ宛のメッセージを入力し、入力したメッセージを管理サーバへ送信し、管理サーバは、メッセージを受付端末から受信すると、受信したメッセージに基づくメッセージ情報をユーザ端末へ通知するとともに、受信したメッセージに基づくメッセージ情報を制御盤へ送信し、制御盤は、メッセージ情報を管理サーバから受信すると、受信したメッセージ情報を集合玄関機へ送信してメッセージ情報の内容を報知させることを特徴とする。
また、本発明における情報通知システムによれば、制御盤は、メッセージ情報を管理サーバから受信すると、受信したメッセージ情報をインターホン装置へ送信してメッセージ情報の内容を報知させることを特徴とする
また、本発明における情報通知システムによれば、受付端末は、集合住宅又は施設の受付にユーザの物品が預けられると、物品の内容を示す情報であるメッセージを入力し、入力したメッセージを管理サーバへ送信し、管理サーバは、メッセージを受信すると、受信したメッセージに基づいて、ユーザの物品を受付で預かっている旨のメッセージ情報を、ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
また、本発明における情報通知システムによれば、ユーザ端末は、メッセージ情報において通知された物品をユーザが居住又は利用する専有部へ届けることを要求する旨の専有部配送要求情報を、管理サーバへ送信し、管理サーバは、ユーザの専有部の位置を示すデータベースを備え、専有部配送要求情報を受信すると、データベースを参照してユーザの専有部の位置を示す情報を抽出し、抽出したユーザの専有部の位置を示す情報とともに、受信した専有部配送要求情報を受付端末へ送信することを特徴とする。
また、本発明における情報通知システムによれば、受付端末は、ユーザの物品が受付の担当者からユーザに渡されると、物品の受け渡しが行われた旨の情報を入力し、入力した物品の受け渡しが行われた旨の情報を管理サーバへ送信し、管理サーバは、物品の受け渡しが行われた旨の情報を受付端末から受信すると、受信した情報をユーザ端末へ送信することを特徴とする。
また、本発明における情報通知システムによれば、受付端末は、ユーザの物品が受付の担当者からユーザに渡されると、物品の受け渡しが行われた旨の情報を入力し、入力した物品の受け渡しが行われた旨の情報を管理サーバへ送信し、管理サーバは、物品の受け渡しが行われた旨の情報を受付端末から受信すると、受信した情報をユーザのインターホン装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明における情報通知システムは、ユーザの通知アドレス情報を管理するユーザデータベースと、ユーザ宛の配送物を預け入れ可能な収納装置とをさらに有し、収納装置は、自装置にユーザ宛の配送物が預けられると、ユーザ宛の配送物が配送され収納装置で預かっている旨のメッセージを管理サーバへ送信し、管理サーバは、メッセージを受付端末又は収納装置から受信すると、ユーザデータベースを参照してユーザの通知アドレス情報を抽出し、抽出した通知アドレス情報に対応付けられたユーザ端末へメッセージ情報を送信することを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明における情報通知システムは、集合住宅又は施設の受付にユーザに渡す前に一時預けられたユーザ宛の配送物の管理を行う情報通知システムであって、集合住宅又は施設の受付の担当者が操作する受付端末と、受付端末とネットワークを介して接続される管理サーバとを有して構成され、受付端末は、受付にユーザ宛の配送物が預けられると、配送物の情報である配送物情報を入力し、入力した配送物情報を管理サーバへ送信し、管理サーバは、配送物情報を受信すると、受信した配送物情報に基づいて、ユーザ宛の配送物が配送され受付で預かっている旨のメッセージ情報を、ユーザが操作する装置へ通知するので、コンシェルジュ等がユーザ宛の配送物を一時預かっている場合に、その事実をユーザに対してスムーズに知らせることができ、配送物の一時保管スペースの有効利用が可能となる。
本発明の第1の実施の形態における情報通知システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザ端末の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における管理サーバの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における管理サーバの情報格納部に格納される情報を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における保管状況DBにより管理されるデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザDBにより管理されるデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコンシェルジュ端末の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における制御盤の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における集合玄関機の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるインターホン装置を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによる配送物のコンシェルジュへの預入れ時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによるユーザ端末及びインターホン装置を用いたメッセージ情報の通知動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによる集合玄関機を用いたメッセージ情報の通知動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによる配送物のコンシェルジュからの引取り時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによるコンシェルジュの配送物の配送時引取り時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施の形態における情報通知システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における収納装置の外観を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における収納装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における収納装置の情報格納部に格納される情報を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における収納ボックスDBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における管理サーバの情報格納部に格納される情報を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における収納装置保管状況DBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における情報通知システムによる配送物の収納装置への預入れ時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
<第1の実施の形態>
(第1の実施の形態の概要)
本発明の第1の実施の形態において、ユーザは、メッセージ情報の通知サービスを利用することができる。
メッセージ情報の通知サービスとは、ユーザ自身が居住する集合住宅、勤務先のビル(シェアオフィスを含む)又は利用するホテル等の各種施設において、当該施設のスタッフがユーザに代わってユーザ宛のメッセージ情報を預かり、その後当該ユーザにそのメッセージ情報の内容を通知するというものである。
上記施設のスタッフ(以下、単に「スタッフ」という)は、例えば、当該施設において業務を行うコンシェルジュ、管理人又は担当者等の受付業務を行う者である。
また、上記メッセージ情報には、スタッフが第三者からユーザ宛に預かった所定の用件のメッセージ、スタッフが受付において配送業者等からユーザ宛の配送物を預かった際に、どの配送物を保管している旨のメッセージ、又は受付にユーザの忘れ物/落し物が届けられている旨のメッセージ等が含まれる。
本発明の第1の実施の形態では、情報通知システムが上記メッセージ通知サービスを提供する場所として、例えば、集合住宅等(マンション)の居住施設やホテル等の宿泊施設、オフィス(ビル)等の施設、百貨店、ショッピングモール、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等の商業施設、又は駅や病院等の公共施設・機関等様々な場所が適用可能である。
以下、本発明の第1の実施の形態においては、一例として、上記施設をマンション等の集合住宅とし、メッセージの提供を受けるユーザを当該集合住宅の居住者とし、当該居住者に対してメッセージの提供を行う上記施設スタッフを当該集合住宅に駐留するコンシェルジュであるとする。
また、以下、本発明の第1の実施の形態においては、一例として、コンシェルジュがユーザ(居住者)に対して配送物の一時預かりサービスの際にメッセージを提供するときの情報通知システムによる動作等を説明する。
配送物の一時預かりサービスは、ユーザ自身が居住する集合住宅、勤務先のビル又は利用するホテル等の各種施設において、ユーザは、自身宛の配送物をコンシェルジュ等の受付に一時預かってもらい、後で取りに行くことができるというサービスである。
本実施の形態では、コンシェルジュは、集合住宅の共用部に設けられたフロントに待機しており、そのフロントで宅配業者等から直接ユーザ宛の配送物を受け取り、配送物の預け入れスペースに保管する。その後、ユーザは、当該フロントを訪れ、コンシェルジュから手渡しで配送物を受け取る。
本発明の第1の実施の形態における情報通知システムは、上記のようにコンシェルジュ等の受付によりユーザ宛の配送物が保管されると、当該ユーザ宛の配送物を預かっていることをユーザに対して通知する。
このことにより、ユーザは、不在等の理由で配送物を受け取ることができなかった場合であっても、当該配送物がコンシェルジュ等の受付に預けられていることを容易に把握し、取りに行くことが可能となる。
(第1の実施の形態における構成)
(1)情報通知システムの全体構成
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報通知システムの構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における情報通知システムは、ユーザが操作する情報処理装置であるユーザ端末10と、預かったユーザ宛の配送物の保管状況を管理し、その保管状況についてユーザに通知を行う管理サーバ20と、ユーザ宛の配送物を預かり保管するコンシェルジュにより操作される情報処理装置であるコンシェルジュ端末40と、集合玄関機60とインターホン装置70との間の通話や各機器60,70における情報の報知等を制御する制御盤50と、当該居住/利用施設の集合玄関に設置され、各住戸(専有部)にいるユーザとの通話機能を備えた集合玄関機60と、各ユーザ個々の専有部に設置され、上記集合玄関機60との通話が可能であり、操作することにより集合玄関の解錠指示を行うインターホン装置70とを有して構成される。
図に示すように、管理サーバ20は、インターネット又はLAN等のネットワーク100を介して、ユーザ端末10、コンシェルジュ端末40及び制御盤50とそれぞれ通信可能に接続されている。
なお、管理サーバ20と制御盤50とは、専用線で接続されてもよい。
また、制御盤50は、集合玄関機60及び各専有部のインターホン装置70と専用線を介して通信可能に接続されて、インターホンシステム又はHA(Home Automation)システムを構成する。
(2)ユーザ端末10の構成
ユーザ端末10は、配送物の配送宛のユーザにより操作される情報処理装置である。
ユーザ端末10は、当該ユーザ宛のメッセージ情報を管理サーバ20から受信し、表示又は音声出力等する。
ここで、メッセージ情報とは、ユーザに対し当該ユーザ宛の配送物をコンシェルジュの保管スペースで保管している旨を示す情報である。例えば、メッセージ情報は、配送物の種類、預かり時刻、保管スペース又は受け取り場所等の情報を含む。
例えば、ユーザ端末10は、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA、PHS、PC等の携帯型情報処理装置である。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザ端末10の構成を示す図である。
図に示すように、ユーザ端末10は、CPU等からなりユーザ端末10全体を制御する制御部11と、ユーザ端末10を操作するユーザのユーザID等の各種情報を格納する情報格納部12と、インターネット等のネットワーク100を介して管理サーバ20との間で情報の送受信を行う通信部13と、各種情報を表示する表示部14と、各種キー及びボタン等からなり、各種情報の入力を行う操作部15とを有して構成される。
また、上記表示部14と操作部15は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
(3)管理サーバ20の構成
管理サーバ20は、コンシェルジュに預けられたユーザ宛の配送物の保管状況(どのユーザのどのような配送物がどこに保管されているか等)を管理する情報処理装置であって、居住/利用施設の内部又は外部いずれに設置されていてもよい。
また、管理サーバ20は、コンシェルジュ端末40から配送物を保管している旨とその内容を示す保管情報を受信すると、当該配送物の宛先のユーザのユーザ端末10に対して、配送物を預かっている旨のメッセージ情報を通知する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における管理サーバ20の構成を示す図である。
図に示すように、管理サーバ20は、管理サーバ20全体を制御する制御部21と、配送物の状況等の情報を格納する情報格納部22と、ユーザ端末10、コンシェルジュ端末40及び制御盤50との間で各種情報の送受信を行う通信部23とを有して構成される。
図4は、本発明の第1の実施の形態における管理サーバ20の情報格納部22に格納される情報を示す図である。
図に示すように、情報格納部22は、ユーザ宛の配送物の保管状況の情報を管理する保管状況DB221と、ユーザの個人情報を管理するユーザDB222とを格納する。
上述のように、保管状況DB221は、配送業者等から預かりコンシェルジュの保管スペースに保管する配送物の現在の状況を管理するデータベースである。
管理サーバ20は、コンシェルジュ端末40から保管情報を受信すると、その内容を当該保管状況DB221に書き込む。
図5は、本発明の第1の実施の形態における保管状況DB221により管理されるデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、保管状況DB221は、配送物の預かり時刻及び当該配送物を配送した配送業者を示す預かり履歴と、配送物の宛先のユーザの部屋番号等の専有部の特定情報である専有部情報と、配送物の種類と、その配送物が保管される保管スペースと、現在の保管状況(未引取り/引取り済み)とを、各配送物を預かるごとに発行される固有の保管番号にそれぞれ対応付けて格納する。
上述のように、ユーザDB222は、ユーザの個人情報を管理するデータベースである。
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザDB222により管理されるデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、ユーザDB222は、ユーザの居住する住戸の部屋番号と、ユーザのユーザ端末10のアドレス情報(電子メールアドレス等)とを、各ユーザを識別するユーザIDにそれぞれ対応付けて格納する。
なお、本例では、各ユーザごとに認証情報が異なるようにしているが、全ユーザ共通であってもよい。
また、図の例では、ユーザDB222は、ユーザの個人情報として部屋番号及びアドレス情報を管理するものであるが、住所、電話番号又は所定の管理番号等、その他、様々な情報を管理してもよい。
また、管理サーバ20の情報格納部22は、上記各データベース221,222の他、各専有部の専有部情報(部屋番号)と、各インターホン装置70を特定する情報とを対応付けた情報を格納している。
これにより、管理サーバ20は、各ユーザの専有部のインターホン装置70を特定可能となっている。
(4)コンシェルジュ端末40の構成
コンシェルジュ端末40は、居住/利用施設の共用部の一角に設けられるフロント(受付カウンター)に待機し、ユーザ宛の配送物を配送業者から預かり受けるコンシェルジュ等の受付により操作される情報処理装置である。
コンシェルジュは、コンシェルジュ端末40を用いて、ユーザ宛のメッセージを入力し、管理サーバ20へ送信して、ユーザ側に対してメッセージ情報を通知させる。
例えば、コンシェルジュ端末40は、PC、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA又はPHS等の情報処理装置である。
図7は、本発明の第1の実施の形態におけるコンシェルジュ端末40の構成を示す図である。
図に示すように、コンシェルジュ端末40は、CPU等からなりコンシェルジュ端末40全体を制御する制御部41と、各種情報を格納する情報格納部42と、インターネット等のネットワーク100を介して管理サーバ20との間で情報の送受信を行う通信部43と、各種情報を表示する表示部44と、各種キー及びボタン等からなり、各種情報の入力を行う操作部45とを有して構成される。
また、上記表示部44と操作部45は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
(5)制御盤50の構成
制御盤50は、集合玄関機60とインターホン装置70との間の通話や居住/利用施設の集合玄関の解錠を制御する装置である。
制御盤50は、集合玄関機60から部屋番号を含む通話要求信号を受信すると、当該集合玄関機60と当該部屋番号の住戸のインターホン装置70との間の回線を確立し、通話を可能にする。
また、制御盤50は、インターホン装置70から解錠要求信号を受信すると、図示しない集合玄関の施解錠装置へ解錠信号を出力し、集合玄関を解錠させる。
制御盤50は、上記のようなインターホンシステム又はHAシステムの制御の他、集合玄関機60又はインターホン装置70におけるメッセージ情報の報知処理の制御も行う。
制御盤50は、管理サーバ20からメッセージ情報を受信すると、その受信したメッセージ情報を集合玄関機60又は該当する配送物の宛先の住戸のインターホン装置70へ出力し、これら各機器に対してメッセージ情報の表示又は音声出力等を実行させる。
図8は、本発明の第1の実施の形態における制御盤50の構成を示す図である。
図に示すように、制御盤50は、制御盤50全体を制御する制御部51と、各インターホン装置70が設置されている住戸の部屋番号等の情報を格納する情報格納部52と、集合玄関機60及びインターホン装置70との間で各種情報の送受信を行う通信部53とを有して構成される。
情報格納部52には、上記集合玄関の解錠用の認証情報を管理する認証データベース(DB)が格納されている。
認証DBには、集合玄関の解錠用の認証情報、例えば、パスワード等が管理されている。
当該認証情報は、全ユーザ共通のパスワードであってもよいし、各ユーザでそれぞれ異なるものであってもよい。
例えば、当該認証情報は、各ユーザ固有のパスワード、又はパスワードと部屋番号の組み合わせであってもよいし、各ユーザの指紋などの生体情報であってもよい。
制御盤50の制御部51は、集合玄関機60から認証情報を受信すると、当該受信した認証情報と、上記認証DBで管理されている認証情報とを照合して認証を行う。
なお、パスワード等ではなく、単なる解錠を要求する信号が集合玄関機60から制御盤50へ送信される場合には、制御盤50は、認証DBを用いた認証を行うことなく、解錠信号を集合玄関の施解錠装置へ送信して集合玄関を解錠させるようにしてもよい。
(6)集合玄関機60の構成
集合玄関機60は、集合住宅等の集合玄関の外側に設置される通話装置であり、来客等は集合玄関機60を介してインターホン装置70を使用するユーザと通話を行うことができる。
また、ユーザは、集合玄関機60を操作することにより、集合玄関を解錠して集合住宅等の内部へ進入することが可能となる。
その集合玄関の解錠のための操作方法としては、例えば、テンキー等によるパスワードの入力がある。この場合、併せて、ユーザの部屋番号等の固有の情報を入力するようにしてもよい。
また、近距離無線通信を用いてICカード内の情報を集合玄関機60に読み込ませるようにしてもよい。
また、集合玄関機60に設けられている鍵穴にキーを差し込んで旋回させることにより解錠させるようにしてもよく、さらに、その他、オートロック式の扉を解錠させるあらゆる方法が適用可能である。この場合、上記キーを旋回させると、集合玄関機60は、制御盤50へ集合玄関の解錠を要求する旨の信号を送信する。
図9は、本発明の第1の実施の形態における集合玄関機60の構成を示す図である。
図に示すように、集合玄関機60は、CPU等からなり集合玄関機60全体を制御する制御部61と、集合玄関機60の機器を識別する情報(機器識別情報)等を格納する情報格納部62と、専用線等のネットワーク100を介して制御盤50からメッセージ情報を受信するとともに、赤外線やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信機能を備えた通信部63と、メッセージ情報等の各種情報を表示する表示部64と、各種キー及びボタン等からなり、各住戸に設置されているインターホン装置70との通話の呼び出しや部屋番号等、各種情報の入力を行う操作部65と、マイク及びスピーカ等を備え音声の入出力を行って各住戸のインターホン装置70との通話を行う音声入出力部66とを有して構成される。
上記表示部64と操作部65は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
また、操作部65は、テンキー等の各種キーの他、近距離無線通信の読取装置や集合玄関の解錠用の鍵穴を備えていてもよい。
(7)インターホン装置70の構成
インターホン装置70は、ユーザが居住又は利用する住戸等の各専有部内に設置される通話装置であり、集合玄関機60との通話が可能である。
また、ユーザは、インターホン装置70を操作することにより、集合玄関の解錠信号を出力し、集合玄関を解錠させることができる。
図10は、本発明の第1の実施の形態におけるインターホン装置70を示す図である。
図に示すように、インターホン装置70は、CPU等からなりインターホン装置70全体を制御する制御部71と、インターホン装置70個々を識別する情報(機器識別情報)等を格納する情報格納部72と、専用線等のネットワーク100を介して管理サーバ20からメッセージ情報を受信する通信部73と、メッセージ情報等の各種情報を表示する表示部74と、各種キー及びボタン等からなり、集合玄関機60との通話を確立した後に集合玄関の解錠信号の送信を指示する等、各種情報の入力を行う操作部75と、マイク及びスピーカ等を備え音声の入出力を行って集合玄関機60との通話を行う音声入出力部76とを有して構成される。
また、上記表示部74と操作部75は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
(第1の実施の形態の動作)
(1)配送物のコンシェルジュへの預入れ時の動作
本実施の形態における配送物の一時預かりサービスにおいて、配送業者等は、集合住宅に居住するユーザ宛の配送物を配送する際に、当該宛先のユーザが不在等の場合には、集合住宅のフロントに待機するコンシェルジュに配送物を手渡して預けることができる。
図11は、本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによる配送物のコンシェルジュへの預入れ時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
宅配業者等の配送業者は、上記のとおり、集合住宅のフロントを訪れて、ユーザ宛の配送物をコンシェルジュに手渡すと、コンシェルジュは、その配送物を集合住宅の共用部等に設けられた保管スペースに保管する。
また、このとき、コンシェルジュは、コンシェルジュ端末40の操作部45を用いて、宛先の部屋番号(専有部情報)と、配送物の種類と、配送者とを入力する(ステップS101)。
配送物の種類は、例えば、宅配便、クリーニング品の受取り又はネットスーパーの配送のいずれであるか、あるいは、普通の荷物、ゴルフ、スキー、要冷蔵又は要冷凍等のいずれであるか等が、当該配送物の内容に応じて入力される。
次に、コンシェルジュ端末40の制御部41は、上記入力された部屋番号及び配送物の種類と、上記部屋番号等を入力した時刻(預かり時刻)と、配送者と、コンシェルジュが保管している旨の情報とを互いに対応付けて保管履歴を生成し(ステップS102)、その生成した保管履歴を情報格納部42に一旦格納する(ステップS103)。
そして、コンシェルジュ端末40は、その一旦格納した保管履歴を含む保管情報(メッセージ)を管理サーバ20へ送信する(ステップS104)。
管理サーバ20は、上記保管情報(メッセージ)をコンシェルジュ端末40から受信すると、その保管情報に含まれる部屋番号と、配送物の種類と、預かり時刻と、配送者と、コンシェルジュが保管している旨の情報とを、それぞれ保管状況DB221における部屋番号(専有部情報)と、配送物の種類と、預かり履歴と、保管スペースとに固有の保管番号に対応付けて書き込み、さらに、これら情報に対応付けて、保管状況を「未引取り」に設定する(ステップS105)。
このように、配送業者等がコンシェルジュに配送物を預けたとき、管理サーバ20は、コンシェルジュ端末40から配送物の保管情報を取得し、保管状況DB221に記録するので、集合住宅の居住者宛の配送物が集合住宅の保管スペースに保管されていることを容易に認識することが可能となる。
(2)ユーザ端末10及びインターホン装置70によるメッセージ情報の通知動作
以上のようにして、配送業者等は、コンシェルジュにユーザ宛の配送物を預けると、管理サーバ20は、その配送物の保管状況を保管状況DB221に記録して管理する。
その後、管理サーバ20は、コンシェルジュ端末40から受信した保管情報(メッセージ)に基づいてメッセージ情報を生成し、その生成したメッセージ情報をユーザ端末10に対し通知して、当該配送物をコンシェルジュの保管スペースで保管していることを知らせる。
図12は、本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによるユーザ端末10及びインターホン装置70を用いたメッセージ情報の通知動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
管理サーバ20は、上記配送物の保管履歴を保管状況DB221に格納後、管理サーバ20の制御部21は、当該保管履歴の内容を示すメッセージ情報を生成する(ステップS201)。
次に、管理サーバ20は、ユーザDB222を参照し、該当するユーザの連絡先の情報(電子メールのアドレス等)を抽出し、当該抽出した連絡先に上記生成したメッセージ情報をユーザ端末10へ送信する(ステップS202)。
ユーザ端末10は、上記メッセージ情報を管理サーバ20から受信すると、表示部14上にその内容を表示し、又は図示しない音声出力部からアラーム音等を出力してユーザに対し、当該ユーザ宛の配送物がコンシェルジュに預けられている旨を報知する(ステップS203)。
ユーザは、当該メッセージ情報を確認して、自身宛の配送物が預けられているコンシェルジュのもとを訪れ、当該配送物を引き取る。
また、管理サーバ20は、上記ユーザ端末10に加えて、制御盤50に対してもメッセージ情報を送信する(ステップS204)。このとき、管理サーバ20は、メッセージ情報に配送物の宛先の部屋番号を対応付けて制御盤50へ送信する。
制御盤50は、メッセージ情報及び部屋番号の情報を管理サーバ20から受信すると、当該メッセージ情報を当該部屋番号のインターホン装置70へ送信する(ステップS205)。
インターホン装置70は、上記メッセージ情報を制御盤50から受信すると、表示部74上にその内容を表示し、又は音声入出力部76からアラーム音等を出力してユーザに対し、当該ユーザ宛の配送物がコンシェルジュに預けられている旨を住戸内のユーザ又はユーザの家族等に対して報知する(ステップS206)。
以上のように、ユーザ宛の配送物がコンシェルジュに預けられると、ユーザ端末10及びインターホン装置70はユーザに対しその旨を報知するので、ユーザは、自身宛の配送物が届けられたことを容易に把握することが可能となる。
また、本実施の形態における情報通知システムは、従来から集合住宅等に設置されているインターホンシステムの制御盤50を利用して、インターホン装置70によるメッセージ情報の報知を行うので、システム設計に要する費用や手間等を最小限に抑えることが可能となる。
また、上述のとおり、本実施の形態では、配送物がコンシェルジュに預けられると、管理サーバ20はその旨が示されたメッセージ情報をユーザ端末10へ送信するものであったが、ユーザ端末10が管理サーバ20に対して、当該ユーザ宛の配送物が保管されているか否かを問い合わせるように構成してもよい。
ユーザ端末10が上記問い合わせを行うと、管理サーバ20は、保管状況DB221を参照し、当該保管状況DB221から該当するユーザ宛の配送物の保管状況について抽出して、これらを表示する画面情報を生成し、ユーザ端末10へ送信する。ユーザ端末10は、その画面情報を受信すると、表示する。ユーザは、その画面情報の内容を確認することにより、自身宛の配送物が現在コンシェルジュに預けられていることを把握することができる。
上記ユーザ端末10がメッセージ情報を管理サーバ20から受信し表示を行う方法の1つとして、ブラウザを用いる方法がある。
当該方法においては、ユーザ端末10は、予め自機にブラウザを実装しており、管理サーバ20は、Webページを配信するWebサーバとしての機能を備えるものとする。
この場合、ユーザ端末10は、ブラウザの機能を用いて管理サーバ20に対し、上記メッセージ情報の取得要求を送信する。
管理サーバ20は、当該取得要求を受信すると、保管状況DB221を参照し、当該保管状況DB221から該当するユーザ宛の配送物の保管状況についての情報を抽出し、これら抽出した情報に基づいて、該当するユーザ宛の配送物の保管状況が示されたWebページ、いわゆるマイページを生成し、ユーザ端末10へ送信する。
ユーザ端末10は、上記マイページを管理サーバ20から受信すると、ブラウザ上に表示する。ユーザは、そのマイページに表示されているメッセージ情報を確認することにより、自身宛の配送物が現在コンシェルジュに預けられていることを把握することができる。
また、上記ユーザ端末10がメッセージ情報の画面情報を管理サーバ20から受信し表示を行う他の方法のとして、アプリ(ソフトウェア)を用いる方法がある。
当該方法では、ユーザ端末10は、予めメッセージ情報の画面情報を表示するためのアプリを実装している。当該アプリには、管理サーバ20のネットワーク上のアドレス情報と、当該ユーザのユーザID又は部屋番号等の識別情報とが含まれている。
ユーザは、ユーザ端末10を用いて、上記アプリを起動し、自身のメッセージ情報の取得要求を、ユーザID又は部屋番号とともに管理サーバ20へ送信する。
管理サーバ20は、上記メッセージ情報の取得要求等を受信すると、当該取得要求とともに受信したユーザID又は部屋番号等に基づいて、該当するユーザのメッセージ情報を保管状況DB221から抽出し、ユーザ端末10へ送信する。
ユーザ端末10は、管理サーバ20からメッセージ情報を受信すると、アプリを用いて、当該受信したメッセージ情報を表示する。
(3)集合玄関機60によるメッセージ情報の通知動作
上述したように、本実施の形態における情報通知システムは、ユーザ端末10及びインターホン装置70により、ユーザに対しメッセージ情報の報知を行うことができる。
これに加えて、本実施の形態における情報通知システムは、集合玄関機60によりメッセージ情報の報知を行うこともできる。
図13は、本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによる集合玄関機60を用いたメッセージ情報の通知動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
ユーザが、集合住宅に帰って来た際には、集合玄関を解錠するため、解錠用の認証情報を集合玄関機60に入力する(ステップS301)。
例えば、この解錠用の認証情報の入力方法としては、ユーザが携帯するICカード等の情報記録媒体に格納されている認証情報を集合玄関機60の通信部63に備えられている読取装置を用いて近距離無線通信等により読み取らせるようにしてもよい。
この場合、入力される認証情報は、部屋番号等の各ユーザ又は住戸固有の情報であるか、あるいは、全ユーザ共通のパスワードと部屋番号等の各ユーザ又は住戸固有の情報との組み合わせ等であってもよく、また、これらに限定されない。
また、上記解錠用の認証情報の入力方法としては、ユーザは、集合玄関機60の操作部65に備えられているテンキー等を用いて解錠用の認証情報としてパスワードを入力するようにしてもよい。
この場合、入力されるパスワードは各ユーザ又は住戸固有の情報であるか、あるいは、全ユーザ共通のパスワードと部屋番号等の各ユーザ又は住戸固有の情報との組み合わせ等であってもよく、また、これらに限定されない。
集合玄関機60は、上記解錠用の認証情報が入力されると、当該認証情報を制御盤50へ送信する(ステップS302)。
制御盤50は、上記認証情報を受信すると、当該受信した認証情報と、情報格納部52に登録されている解錠用の認証情報とを比較照合し、認証を行う(ステップS303)。
認証失敗の場合には(ステップS303/No)、そのまま動作を終了する。
認証成功の場合には(ステップS303/Yes)、制御盤50は、集合玄関の施解錠装置へ解錠信号を送信して集合玄関を解錠させる(ステップS304)。
また、制御盤50は、上記受信した認証情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS305)。
管理サーバ20は、上記認証情報を制御盤50から受信すると、ユーザDB222を参照し、該受信した認証情報に基づいて、該認証情報に対応付けられたユーザ(ユーザID)を特定する(ステップS306)。
次に、管理サーバ20は、保管状況DB221を参照して、当該ユーザ宛の保管されている配送物のうち、保管状況が「未引取り」となっているものがあるか否かを判断する(ステップS307)。
制御部21は、当該ユーザ宛の配送物であって、保管状況が「未引取り」となっているものがないと判断した場合は(ステップS307/No)、当該ユーザ宛の配送物で現在預かっているものがないので、このまま動作を終了する。
一方、制御部21は、当該ユーザ宛の配送物であって、保管状況が「未引取り」となっているものがあると判断した場合は(ステップS307/Yes)、当該ユーザ宛の配送物で現在預かっているものがあるので、当該メッセージ情報を保管状況DB221から抽出し、管理サーバ20は、その抽出したメッセージ情報を制御盤50へ送信する(ステップS308)。
制御盤50は、メッセージ情報を管理サーバ20から受信すると、当該受信したメッセージ情報を集合玄関機60へ送信する(ステップS309)。
集合玄関機60は、上記メッセージ情報を制御盤50から受信すると、表示部64上にその内容を表示し、又は音声入出力部66からアラーム音等を出力してユーザに対し、当該ユーザ宛の配送物がコンシェルジュに預けられている旨を報知する(ステップS310)。
このように、ユーザが集合玄関機60を用いて集合玄関の解錠を行うとき、集合玄関機60は、当該ユーザ宛の配送物がコンシェルジュに預けられていることを報知するので、ユーザは、集合玄関の解錠の際に、当該メッセージ情報を容易に確認することができる。
(4)配送物のコンシェルジュからの引取り時の動作
上記のとおり、ユーザはメッセージ情報を確認すると、コンシェルジュの下を訪れ、配送物を受け取る。
図14は、本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによる配送物のコンシェルジュからの引取り時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
ユーザは、コンシェルジュが待機するフロントを訪れると、コンシェルジュに対して、上記メッセージ情報が表示されたユーザ端末10の表示部14の表示画面を見せる等して、当該配送物を引き取る旨を伝える。このメッセージ情報には、例えば、宛先のユーザの氏名、部屋番号、配送物の種類等が示されている。
また、このとき、これに代えて、ユーザは、自身の部屋番号や、配送物受け取り用のパスワードをコンシェルジュに伝える等してもよい。
コンシェルジュは、当該申し出に応じて、保管スペースに保管されている当該ユーザ宛の配送物をフロントまで持ち運び、ユーザに手渡す。
次に、コンシェルジュは、コンシェルジュ端末40の操作部45を操作して、上記配送物がユーザにより引き取られたことを示す配送物の引取り履歴を入力する(ステップS411)。
例えば、当該引取り履歴の内容としては、ユーザの部屋番号等である。
次に、コンシェルジュ端末40は、上記引取り履歴を情報格納部42に一旦格納する(ステップS412)。
そして、コンシェルジュ端末40は、上記引取り履歴を管理サーバ20へ送信する(ステップS413)。
管理サーバ20は、上記引取り履歴を受信すると、保管状況DB221にその引取り履歴の内容を反映させる(ステップS414)。
例えば、その引取り履歴を反映させる具体的な方法としては、図5に示す例では、該当する履歴の「保管状況」の項目を「未引取り」から「引取り済み」に更新する。
次に、管理サーバ20は、ユーザDB222及びその他の情報を参照して、上記「引取り済み」のユーザのユーザ端末10と、当該ユーザの住戸等の専有部のインターホン装置70に対し、ユーザ宛の配送物がコンシェルジュから当該ユーザへ引き渡された旨の情報を送信する(ステップS415)。
ユーザ端末10及びインターホン装置70は、上記配送物が引き渡された旨の情報を受信すると、当該情報を表示部14,74上に表示する(ステップS416)。
ユーザは、上記のとおり自身のユーザ端末10又はインターホン装置70に表示された情報を見て、配送物をコンシェルジュから引き取ったことを容易に確認することができる。
以上のように、ユーザが自身宛の配送物をコンシェルジュから受け取ると、その事実を示す情報がコンシェルジュ端末40から管理サーバ20へ送信されるので、管理サーバ20は、その後、引取り済みの配送物について引取りを促すような通知をユーザ端末10に無駄に送信することはなくなる。
(5)コンシェルジュによる配送物の配送時の動作
上記のように、ユーザは、自身宛の配送物をコンシェルジュが預かっていることを知ると、コンシェルジュの下を訪れて、配送物を取りに行くが、この他、コンシェルジュに配送を依頼することもできる。
図15は、本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによるコンシェルジュの配送物の配送時引取り時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
上記のように、ユーザは、自身宛の配送物がコンシェルジュに預けられていることを知ると、ユーザ端末10の操作部15を操作して、自身宛の配送物を、自身が居住又は利用する専有部まで配送をコンシェルジュに対して要求する旨の情報を、当該配送を要求する配送物を特定する情報とともに入力する(ステップS501)。
ここで、当該専有部までの配送要求情報の入力方法について、具体例を説明する。
例えば、ユーザ端末10は、メッセージ情報を管理サーバ20から受信した場合には、その受信したメッセージ情報を表示する。そして、その表示されたメッセージ情報には、専有部まで配送物の配送を要求する旨のアイコン等が示されており、ユーザは当該アイコン等を操作部15を用いて選択することにより、上記配送を要求する旨の情報を入力するようにしてもよい。
また、この他、例えば、ユーザ端末10は、上述のように、ブラウザやアプリを用いて、メッセージ情報が示された画面情報を取得することができるが、当該画面情報上のアイコン等を選択することにより、上記コンシェルジュによる配送を要求する旨の情報を入力するようにしてもよい。
次に、ユーザ端末10は、上記のように入力されたコンシェルジュによる配送要求及び配送物を特定する情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS502)。
管理サーバ20は、当該コンシェルジュによる配送要求及び配送物を特定する情報を受信すると、当該配送要求及び配送物を特定する情報をコンシェルジュ端末40へ送信する(ステップS503)。
コンシェルジュ端末40は、上記コンシェルジュによる配送要求及び配送物を特定する情報を受信すると、その受信した情報の内容を表示する(ステップS504)。
コンシェルジュは、その表示された内容を確認し、該当する配送物を保管スペースからユーザの専有部まで搬送し、手渡す。
その後、コンシェルジュは、上述の「(4)配送物のコンシェルジュからの引取り時の動作」において説明した内容と同様に、コンシェルジュ端末40を用いて配送物がユーザに渡されたことを入力し、管理サーバ20に登録する。
このように、ユーザは、自身宛の配送物がコンシェルジュに預けられたことを知ると、自ら取りに行かなくても、コンシェルジュに住戸等の専有部まで運んでもらうことができ、容易に配送物を受け取ることができる。
(第1の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態における情報通知システムは、コンシェルジュがユーザに代わってユーザ宛の配送物を預かった旨のメッセージ情報をユーザ端末10、集合玄関機60及びインターホン装置70へ送信するので、ユーザは、効率的に自身宛の配送物をコンシェルジュから引き取ることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、制御盤50、集合玄関機60及びインターホン装置70から構成されるオートロックシステム又はHAシステムを利用して、上記ユーザ宛の配送物がコンシェルジュに預けられていることをユーザへ伝えるので、一からシステムを構築する場合に比べて、極めて簡単かつ安価に、本実施の形態における情報通知システムを構築することが可能となる。
また、以上説明したように、ユーザ端末10は、端末検知装置80からの無線信号を受信してユーザ端末IDを送信する処理、及びメッセージ情報を管理サーバ20から受信して報知を行う処理を実行するが、これら処理を実行するためのアプリ(ソフトウェア)は当初から実装されていたものであってもよいし、インターネット等のネットワークを介して図示しないサーバ等からダウンロードしてインストールするものであってもよい。
また、上述したように、情報通知システムは、ユーザ宛の配送物の預かった旨以外の他のユーザ宛のメッセージをユーザ側に通知することができる。
例えば、訪問者がユーザと会うために集合住宅を訪問したが、ユーザが不在であった場合には、訪問者は、共用部等にいるコンシェルジュに対して、自身の名前や用件等を含むメッセージを伝えることができる。
すると、コンシェルジュは、コンシェルジュ端末40の操作部45を用いて、訪問先のユーザの部屋番号(専有部情報)、訪問者の名前及び用件等を入力する。
次に、コンシェルジュ端末40の制御部41は、上記入力された情報に上記情報を入力した時刻を対応付けた情報であるメッセージを生成して、管理サーバ20へ送信する。
その後のメッセージ情報のユーザ側への通知処理は、上述のメッセージ情報の通知処理と同様であるので省略する。
このように、情報通知システムは、配送物の保管だけでなく、その他の出来事に関するメッセージをユーザに通知することができる。
その他、例えば、施設内において忘れ物が受付に届けられた場合には、コンシェルジュは、コンシェルジュ端末40を用いて、忘れ物の特徴及び発見場所等とともに、持ち主がわかれば該当するユーザの部屋番号を入力する。持ち主がわからない場合には、当該施設に居住又は利用する全てのユーザの部屋番号を入力するようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
(第2の実施の形態の概要)
以上説明した本発明の第1の実施の形態における情報通知システムによれば、管理サーバ20は、コンシェルジュ端末40から受信したメッセージに基づいてメッセージ情報を生成し、ユーザDB222を参照して、当該ユーザDB222に書き込まれている該当するユーザの宛先に上記メッセージ情報を送信していた。
これに対し、本発明の第2の実施の形態における情報通知システムは、第1の実施の形態における構成に加え、ユーザが居住又は利用する施設の共用スペース等に設置され、ユーザ宛の配送物を一時預かって保管する収納装置30をさらに有して構成される。
本実施の形態では、管理サーバ20は、収納装置30により預かって保管する配送物の宛先のユーザに関する情報をユーザDB222において管理する。
そして、管理サーバ20は、ユーザ側に上記メッセージ情報を送信する際には、上記収納装置30における配送物の保管の際に用いられるユーザDB222を利用する。すなわち、本実施の形態では、ユーザDB222は、元々収納装置30における配送物の保管に用いられるものであり、それをコンシェルジュ等による配送物の有人管理の際にも共通で用いることにより、システムの構成を簡略化することができるようになっている。
以下、特記しない限り、本実施の形態は、本発明の第1の実施の形態と同様であるとして説明を進める。
(第2の実施の形態の構成)
(1)情報通知システムの全体構成
図16は、本発明の第2の実施の形態における情報通知システムの構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における情報通知システムは、ユーザが操作する情報処理装置であるユーザ端末10と、預かったユーザ宛の配送物の保管状況を管理し、その保管状況についてユーザに通知を行う管理サーバ20と、ユーザが居住又は利用する施設の共用スペース等に設置され、ユーザ宛の配送物を一時預かって保管する収納装置30と、ユーザ宛の配送物を預かり保管するコンシェルジュにより操作される情報処理装置であるコンシェルジュ端末40と、集合玄関機60とインターホン装置70との間の通話や各機器60,70における情報の報知等を制御する制御盤50と、当該居住/利用施設の集合玄関に設置され、各住戸(専有部)にいるユーザとの通話機能を備えた集合玄関機60と、各ユーザ個々の専有部に設置され、上記集合玄関機60との通話が可能であり、操作することにより集合玄関の解錠指示を行うインターホン装置70とを有して構成される。
(2)収納装置30の構成
図17は、本発明の第2の実施の形態における収納装置30の外観を示す図である。
収納装置30は、ユーザ宛の配送物を収納し、施錠可能に構成されるものであり、例えば、配送物を配送宛に届けるまでに一時預け入れる宅配ロッカーとして機能するものである。
本実施の形態では、上述のように、一例として、収納装置30は、集合住宅の共用スペースに設置されているものとする。
なお、収納装置30は、マンション等の集合住宅の他、オフィス、コンビニエンスストア・スーパーマーケット等の店舗や商業施設、又は駅や病院等の公共施設・機関等に設置されるものとしてもよく、設置場所はこれらに限定されるものではない。
図18は、本発明の第2の実施の形態における収納装置30の構成を示す図である。
図17,18に示すように、収納装置30は、CPU等から構成され収納装置30全体を制御する制御部31と、各種情報を格納する情報格納部32と、ユーザ宛の配送物を収納する収納部33と、各種情報を表示する表示部34と、各種キーを備え情報入力が可能であるとともに、後述のユーザカード等に書き込まれた認証用の情報の読取り等をする操作部35と、ネットワーク100を介して制御装置50と通信を行う通信部36とを有して構成される。
収納部33は、複数の収納ボックスから構成され、各収納ボックスは施錠・閉扉可能に構成される。原則、配送物が収納されていない状態では解錠されており、配送物が入庫可能である。一旦、配送物が入庫されると、施錠及び閉扉し、その配送宛の利用者が取り出すまで安全に保管する。
また、表示部34と操作部35は一体に構成され、タッチパネルを形成してもよい。
図19は、本発明の第2の実施の形態における収納装置30の情報格納部32に格納される情報を示す図である。
図に示すように、情報格納部32は、収納部33を構成する各収納ボックスの使用状況を管理する収納ボックスDB321を格納する。
図20は、本発明の第2の実施の形態における収納ボックスDB321のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、収納ボックスDB321は、各収納ボックスにおける収納状況(入庫可能/不可能)と、各収納ボックスに収納中の配送物の宛先のユーザの部屋番号等の専有部の特定情報である専有部情報とを、収納ボックスのボックス番号にそれぞれ対応付けて格納する。
上記収納状況で「入庫可能」とは当該収納ボックスに配送物が収納されておらず入庫可能であることを示し、「入庫不可能」とは収納されており入庫不可能であることを示す。
(3)管理サーバ20の構成
図21は、本発明の第2の実施の形態における管理サーバ20の情報格納部22に格納される情報を示す図である。
図に示すように、情報格納部22は、コンシェルジュによるユーザ宛の配送物の保管状況の情報を管理する保管状況DB221と、ユーザの個人情報を管理するユーザDB222と、収納装置30によるユーザ宛の配送物の保管状況の情報を管理する収納装置保管状況DB223とを格納する。
本実施の形態における保管状況DB221及びユーザDB222のデータ構成は、第1の実施の形態と同様である。
図22は、本発明の第1の実施の形態における収納装置保管状況DB223のデータ構成の一例を示す図である。
図に示すように、収納装置保管状況DB223は、配送物が保管される収納ボックスを特定するボックス番号と、配送物の宛先のユーザの部屋番号等の専有部の特定情報である専有部情報と、配送物の種類と、収納ボックスに保管された配送物の預かり時刻及び当該配送物を配送した配送業者を示す預かり履歴と、その現在の保管状況(未引取り/引取り済み)とを、各配送物を預かるごとに発行される固有の保管番号にそれぞれ対応付けて格納する。
上述のように、本実施の形態において、管理サーバ20は、ユーザDB222に格納されているデータを用いて、収納装置30に預けられた配送物の管理を行ったり、当該配送物が保管されたことをユーザ側に通知したりする。
本実施の形態では、管理サーバ20は、上記のように収納装置30を用いた配送物の預入れに用いられるユーザDB222をコンシェルジュによる配送物の預入れの際にも共通して利用する。
(第2の実施の形態の動作)
(1)配送物の収納装置30への預入れ時の動作
図23は、本発明の第2の実施の形態における情報通知システムによる配送物の収納装置30への預入れ時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
宅配業者等の配送業者は、ユーザ宛の配送物を集合住宅まで配送した際、ユーザが配送業者による集合玄関機からの呼びかけに応じない場合等には、収納装置30に預け入れることがある。
このとき、配送業者は、収納装置30の操作部35を用いて、収納装置30の使用目的として「配送物の入庫」を選択するとともに(ステップS901)、宛先の部屋番号(居住利用スペース情報)と、配送物の種類と、配送業者(自身)を表す情報とを入力する(ステップS902)。
上記ステップS902において入力される「配送物の種類」は、例えば、宅配便、クリーニング品の受取り又はネットスーパーの配送のいずれであるか、あるいは、普通の荷物、ゴルフ、スキー、要冷蔵又は要冷凍等のいずれであるか等が、当該配送物の内容に応じて入力される。
上記ステップS902において入力される「配送業者」は、例えば、ステップS902において、「宅配業者A」,「宅配業者B」,「クリーニング店C」,「スーパーマーケットD」・・・等のように複数の会社名が表示部34上に表示されており、配送業者が操作部35を用いて、これら表示されている複数の会社名から自身の会社を選択することにより、当該選択した会社名を上記「配送業者」の情報として入力する。
上記ステップS902において入力された各情報は、後述のように、収納状況DB322に記録される。
次に、収納装置30の制御部31は、収納ボックスDB321を参照し、「入庫可能」である収納ボックスがあるか否かを判断する(ステップS903)。
ここで、「入庫可能」である収納ボックスがない場合は(ステップS903/No)、その旨を表示し(ステップS904)、動作を終了する。この場合、配送業者は、一旦配送物を持ち帰り、再配送するか、又はコンシェルジュに配送物を預ける。
一方、制御部31は、「入庫可能」である収納ボックスがある場合には(ステップS903/Yes)、その「入庫可能」な収納ボックスを全て表示部34に表示させる(ステップS905)。
配送業者は、その表示部34上に表示された収納ボックスのうち、今回入庫しようとする収納ボックスについて操作部35を用いて選択すると(ステップS906)、制御部31は、当該選択された収納ボックスを解錠する(ステップS907)。
次に、配送業者は、上記解錠された収納ボックスに配送物を入庫し、閉扉する。
制御部31は、その収納ボックスの閉扉を検知すると(ステップS908/Yes)、当該収納ボックスを施錠する(ステップS909)。
次に、収納装置30の制御部31は、上記収納ボックスの施錠後に、上記入力された部屋番号と、配送業者と、配送物の種類と、上記施錠した時刻(預かり時刻)と、入庫した配送ボックスのボックス番号とを互いに対応付けて保管履歴を生成する(ステップS910)。
次に、収納装置30は、上記保管履歴の全部又は一部を収納ボックスDB321に書き込む(ステップS911)。
本実施の形態の例では、保管履歴のうち「部屋番号」を、収納ボックスDB321における「専有部情報(部屋番号)」に書き込み、収納ボックスDB321の「保管状況」を「入庫可能」から「入庫不可能」に書き替える。
次に、収納装置30の制御部31は、その生成した保管履歴を管理サーバ20へ送信する(ステップS912)。
管理サーバ20は、その保管履歴を収納装置30から受信すると、当該受信した保管履歴に含まれる部屋番号と、配送業者と、配送物の種類と、預かり時刻と、ボックス番号を収納装置保管状況DB223に書き込む(ステップS913)。
また、このとき、管理サーバ20の制御部21は、収納装置保管状況DB223における今回入庫された収納ボックスの「保管状況」の項目を「未引取り」に設定する。
その後、ユーザが自身宛の当該配送物を収納装置30の収納ボックスから取り出した際には、収納ボックスDB321の「保管状況」を「入庫不可能」から「入庫可能」に書き替え、当該収納ボックスが入庫可能となる。
また、管理サーバ20の制御部21は、収納装置保管状況DB223における今回配送物が取り出された収納ボックスの「保管状況」の項目を「未引取り」から「引取り済み」に書き替える。
このように、配送業者等が収納装置30に配送物を預け入れたとき、管理サーバ20は、収納装置30から配送物の保管履歴を取得し、収納装置保管状況DB223に記録する。
その後、管理サーバ20は、第1の実施の形態におけるコンシェルジュが配送物を預かり受けた場合と同様に、配送物を預かっている旨のメッセージ情報を生成し、ユーザDB222を参照し、該当するユーザの連絡先の情報(電子メールのアドレス等)を抽出し、当該抽出した連絡先に上記生成したメッセージ情報をユーザ端末10へ送信する。
また、管理サーバ20は、第1の実施の形態におけるコンシェルジュが配送物を預かり受けた場合と同様に、集合玄関機60又はインターホン装置70へ通知する。
(2)配送物のコンシェルジュへの預入れ時の動作
本発明の第2の実施の形態における配送物のコンシェルジュへの預入れ時の動作については、第1の実施の形態におけるコンシェルジュが配送物を預かり受けた場合と同様である。
つまり、本実施の形態における情報通知システムにおいて、管理サーバ20は、コンシェルジュがユーザ宛の配送物を預かった場合、収納装置30に配送物を預かった場合と共通のユーザDB222を参照して、ユーザの連絡先を抽出し、ユーザ側にメッセージ情報の通知を行う。
(第2の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態においては、管理サーバ20は、コンシェルジュがユーザ宛の配送物を預かった場合、収納装置30に配送物を預かった場合と共通のユーザDB222を参照して、ユーザの連絡先を抽出し、ユーザ側にメッセージ情報の通知を行うので、コンシェルジュは、配送物の宛先のユーザに対して配送物を預かっている旨の連絡を行う場合、当該ユーザの連絡先等をわざわざ調べるといった煩雑な作業を省くことが可能となる。
また、本発明の第2の実施の形態によれば、収納装置30又はコンシェルジュによる配送物の預かり受けた場合、ユーザDB222を共通に用いてユーザに当該配送物の預かり通知を行っていたが、ユーザDB222は、管理サーバ20に格納される他、収納装置30に格納されていてもよいし、ネットワーク100を介して接続されるその他の機器に格納されるように構成してもよい。
また、収納装置30に管理サーバ20の機能の全部又は一部を組み込んで一体に構成するようにしてもよい。
また、本発明の第2の実施の形態における情報通知システムは、本発明の第1の実施の形態における情報通知システムに対し、収納装置30とコンシェルジュにより配送物を預かった場合に共通のユーザDB222を用いる構成を適用したものであるが、当該構成を本発明の第2の実施の形態における情報通知システムに適用するようにしてもよい。
<実施の形態のまとめ>
以上説明したように、本発明の第1,2の実施の形態における情報通知システムによれば、コンシェルジュがユーザに代わって、ユーザ宛の配送物を預かり、保管すると、ユーザ端末10、集合玄関機60及びインターホン装置70に当該ユーザ宛のメッセージ情報を送信し、当該ユーザによる当該配送物の引取りを促すので、ユーザは、効率的に自身宛の配送物を引き取ることが可能となる。
また、本発明の第1,2の実施の形態によれば、管理サーバ20は、メッセージ情報をオートロックシステム又はHAシステムの制御盤50へ送信することにより、これらシステム内の集合玄関機60及びインターホン装置70に、配送物がコンシェルジュに預けられていることを報知させるので、既存のシステムを用いて本実施の形態における情報通知システムを構築することができ、その設備構築に要するコストや作業の負担を効果的に軽減することが可能となる。
また、本発明の第1,2の実施の形態によれば、コンシェルジュがコンシェルジュ端末40を用いてメッセージ情報をユーザ側に通知する際に、通知先のユーザの部屋番号(専有部情報)を入力すると、管理サーバ20はユーザDB222を参照して、当該ユーザDB222に格納されている当該ユーザの連絡先にメッセージ情報を送信するよう構成されているので、コンシェルジュに対してユーザのメールアドレス等の個人情報を秘匿しておくことができ、セキュリティ性の高い情報通知システムを構築することが可能となる。
また、本発明の第2の実施の形態によれば、管理サーバ20は、コンシェルジュがユーザ宛の配送物を預かった場合、収納装置30に配送物を預かった場合と共通のユーザDB222を参照して、ユーザの連絡先を抽出し、ユーザ側にメッセージ情報の通知を行うので、コンシェルジュは、配送物の宛先のユーザの連絡先等を調べるといった煩雑な作業を行うことなく、当該ユーザに対して配送物を預かっている旨の連絡を容易に行うことが可能となる。
上記のユーザ端末10、管理サーバ20、コンシェルジュ端末40、制御盤50、集合玄関機60及びインターホン装置70は、主にCPUとメモリにロードされたプログラムによって実現される。ただし、それ以外の任意のハードウェアおよびソフトウェアの組合せによってこの装置またはサーバを構成することも可能であり、その設計自由度の高さは当業者には容易に理解されるところである。
また、上記のユーザ端末10、管理サーバ20、コンシェルジュ端末40、制御盤50、集合玄関機60又はインターホン装置70をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
なお、上記実施の形態では、一例として、コンシェルジュに預けられ、保管される物品は、配送業者によりユーザ宛に配送される配送物であったが、その他の物品でもよい。
例えば、本実施の形態における情報通知システムは、集合住宅の居住者が、コンシェルジュにクリーニング品を預け、それを業者が持ち帰り、クリーニングしてからコンシェルジュに預けるといったクリーニングサービスに利用することもできる。
また、集合住宅に居住するユーザが、同じ集合住宅の他の居住者宛の物品をコンシェルジュに預けるようにしてもよい。その後、受取側の他の居住者は、その預けられた自分宛の物品をコンシェルジュから受け取る。
また、上述のとおり、配送物等の物品を預かる者は、集合住宅の他、オフィス、商業施設又は公共施設・機関等において、当該預かりサービスを提供してもよく、この場合、利用者(ユーザ)は集合住宅の居住者に限定されない。
上記の実施の形態によれば、コンシェルジュ端末40(受付端末)は、コンシェルジュにより操作されるものであるが、ユーザの配送物を一時預かり保管する者であれば、他の者により操作されるものであってもよく、例えば、各施設の受付や管理人等により操作されるものであってもよい。
または、上記実施の形態によれば、コンシェルジュ端末40は、コンシェルジュが待機するフロントに設けられるものであるが、管理人室や配送物(物品)の保管スペース、その他のスペースに設けられるものであってもよく、また携帯端末のように携帯可能なものであってもよい。
さらに、コンシェルジュ等が一時預かり保管する物品は、ユーザ宛の配送物に限らず、例えば、ユーザの落し物やその他の物品であってもよい。
10 ユーザ端末
11,21,31,41,51,61,71,81 制御部
12,22,32,42,52,62,72,82 情報格納部
13,23,33,43,53,63,73,83 通信部
14,34,44,64,74 表示部
15,35,45,65,75 操作部
20 管理サーバ
30 収納装置
36 収納部
40 コンシェルジュ端末
50 制御盤
60 集合玄関機
66,76 音声入出力部
70 インターホン装置
100 ネットワーク
221 保管状況DB
222 ユーザDB
223 収納装置保管状況DB
321 収納ボックスDB

Claims (7)

  1. 集合住宅又は施設の受付にユーザ宛の物品が預けられた旨のメッセージ情報の通知を行う情報通知システムであって、
    前記集合住宅又は施設の受付の担当者が操作する受付端末と、
    前記受付端末とネットワークを介して接続される管理サーバと、
    前記ユーザにより操作される情報処理装置であるユーザ端末と
    前記集合住宅又は施設の集合玄関に設置され、該集合玄関に進入する際に操作する集合玄関機と、
    前記施設における各ユーザの居住又は利用する専有部にそれぞれ設置され、前記集合玄関機を操作する者と通話可能なインターホン装置と、
    前記集合玄関機とインターホン装置との間の通話を制御する制御盤と
    を有して構成され、
    前記受付端末は、前記ユーザ宛のメッセージを入力し、該入力したメッセージを前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、前記メッセージを前記受付端末から受信すると、該受信したメッセージに基づくメッセージ情報を前記ユーザ端末へ通知するとともに、前記受信したメッセージに基づくメッセージ情報を前記制御盤へ送信し、
    前記制御盤は、前記メッセージ情報を前記管理サーバから受信すると、該受信したメッセージ情報を前記集合玄関機へ送信して該メッセージ情報の内容を報知させることを特徴とする情報通知システム。
  2. 前記制御盤は、前記メッセージ情報を前記管理サーバから受信すると、該受信したメッセージ情報を前記インターホン装置へ送信して該メッセージ情報の内容を報知させることを特徴とする請求項1記載の情報通知システム。
  3. 前記受付端末は、集合住宅又は施設の受付に前記ユーザの物品が預けられると、該物品の内容を示す情報である前記メッセージを入力し、該入力したメッセージを前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、前記メッセージを受信すると、該受信したメッセージに基づいて、前記ユーザの物品を前記受付で預かっている旨の前記メッセージ情報を、前記ユーザ端末へ通知することを特徴とする請求項1又は2記載の情報通知システム。
  4. 前記ユーザ端末は、前記メッセージ情報において通知された物品を前記ユーザが居住又は利用する専有部へ届けることを要求する旨の専有部配送要求情報を、前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、ユーザの専有部の位置を示すデータベースを備え、前記専有部配送要求情報を受信すると、前記データベースを参照して前記ユーザの専有部の位置を示す情報を抽出し、該抽出したユーザの専有部の位置を示す情報とともに、前記受信した専有部配送要求情報を前記受付端末へ送信することを特徴とする請求項3記載の情報通知システム。
  5. 前記受付端末は、前記ユーザの物品が前記受付の担当者から前記ユーザに渡されると、該物品の受け渡しが行われた旨の情報を入力し、該入力した物品の受け渡しが行われた旨の情報を前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、前記物品の受け渡しが行われた旨の情報を前記受付端末から受信すると、該受信した情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項3又は4記載の情報通知システム。
  6. 前記受付端末は、前記ユーザの物品が前記受付の担当者から前記ユーザに渡されると、該物品の受け渡しが行われた旨の情報を入力し、該入力した物品の受け渡しが行われた旨の情報を前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、前記物品の受け渡しが行われた旨の情報を前記受付端末から受信すると、該受信した情報を前記ユーザのインターホン装置へ送信することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報通知システム。
  7. ユーザの通知アドレス情報を管理するユーザデータベースと、
    ユーザ宛の配送物を預け入れ可能な収納装置とをさらに有し、
    前記収納装置は、自装置に前記ユーザ宛の配送物が預けられると、前記ユーザ宛の配送物が配送され前記収納装置で預かっている旨の前記メッセージを前記管理サーバへ送信し、
    前記管理サーバは、前記メッセージを前記受付端末又は前記収納装置から受信すると、前記ユーザデータベースを参照して前記ユーザの通知アドレス情報を抽出し、該抽出した通知アドレス情報に対応付けられた前記ユーザ端末へ前記メッセージ情報を送信することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報通知システム。
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