JP2023102170A - 通知システム、及び、通知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配送物に関する通知を行うことができる通知システムを提供する。【解決手段】通知システム10は、配送物の配送予定または配送物が集合住宅100に到着したことを示す第一情報を取得する第一取得部84と、集合住宅100に設けられた宅配ボックス70の使用状況に関する第二情報を取得する第二取得部85と、取得された第一情報および取得された第二情報に基づいて、第一情報に関する第一通知とともに、第二情報に関する第二通知および配送物の受取を支援するための第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する出力部86とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通知システム、及び、通知方法に関する。
受け取り手が不在である場合に配送事業者の配送者が荷物を預けることができる宅配ロッカー(以下、宅配ボックスとも記載される)に関する技術が提案されている。特許文献1には、配送品受取箱と、ユーザが保有するユーザ端末機と、ユーザ端末機とネットワーク接続可能な配送元又は配送業者のサーバとを含む配送システムが開示されている。
特開2014-148850号公報
本発明は、配送物に関する通知を行うことができる通知システム、及び、通知方法を提供する。
本発明の一態様に係る通知システムは、配送物の配送予定または前記配送物が施設に到着したことを示す第一情報を取得する第一取得部と、前記施設に設けられた収納装置の使用状況に関する第二情報を取得する第二取得部と、取得された前記第一情報および取得された前記第二情報に基づいて、前記第一情報に関する第一通知とともに、前記第二情報に関する第二通知および前記配送物の受取を支援するための第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る通知方法は、コンピュータによって実行される通知方法であって、配送物の配送予定または前記配送物が施設に到着したことを示す第一情報を取得する第一取得ステップと、前記施設に設けられた収納装置の使用状況に関する第二情報を取得する第二取得ステップと、取得された前記第一情報および取得された前記第二情報に基づいて、前記第一情報に関する第一通知とともに、前記第二情報に関する第二通知および前記配送物の受取を支援するための第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する出力ステップとを含む。
本発明の一態様に係る通知システム、及び、通知方法は、配送物に関する通知を行うことができる。
図1は、実施の形態に係る通知システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、宅配ボックスの使用状況の管理動作のシーケンス図である。 図3は、宅配ボックス管理情報の一例を示す図である。 図4は、ユーザ登録情報の一例を示す図である。 図5は、通知動作の例1のシーケンス図である。 図6は、通知動作の例1における、宅配ボックスが未使用であるときの通知画面の一例を示す図である。 図7は、通知動作の例1における、宅配ボックスが使用中であるときの通知画面の一例を示す図である。 図8は、通知動作の例1における、置き配を用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知画面の一例を示す図である。 図9は、通知動作の例1における、他の宅配ボックスを用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知画面の一例を示す図である。 図10は、配送予定情報の一例を示す図である。 図11は、通知動作の例2のシーケンス図である。 図12は、通知動作の例2における、宅配ボックスが未使用であるときの通知画面の一例を示す図である。 図13は、通知動作の例2における、宅配ボックスが使用中であるときの通知画面の一例を示す図である。 図14は、通知動作の例3のシーケンス図である。 図15は、認証情報を用いたオートロック式ドアの解錠動作のシーケンス図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る通知システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る通知システムの機能構成を示すブロック図である。
図1に示される通知システム10は、配送物の到着に関する通知、または、配送物の配送予定に関する通知とあわせて、宅配ボックス70の使用状況に関する通知及び配送物の受取を支援するための通知の少なくとも一方を行うシステムである。ここでの配送物の受取とは、居住者が集合住宅100に不在であるときの受取を意味し、具体的には、宅配ボックス70、宅配ボックス70以外の宅配ボックス、または、置き配などの手段による受取を意味する。
集合住宅100は、施設または集合施設の一例であり、具体的には、マンション、寮、または、社宅などである。集合住宅100は、共用部101と、複数の専有部102とを備える。専有部102の居住者は、施設または集合施設のユーザ(あるいは、宅配ボックス70のユーザ)の一例である。
集合住宅100の共用部101には、ロビーインターホン20、制御装置30、ゲートウェイ装置40、オートロック式ドア60、及び、宅配ボックス70が設けられている。インターホン親機50は、複数の専有部102のそれぞれに設けられている。通知システム10は、これらの集合住宅100内に設けられた装置を備える。
また、集合住宅100の外には、サーバシステム80、携帯端末90、及び、携帯電話95が位置する。通知システム10は、これらの集合住宅100外に位置する装置を備える。
以下、通知システム10が備える各装置について説明する。ロビーインターホン20は、集合住宅100のエントランス(つまり、共用部101)のオートロック式ドア60の外側(屋外側)に設けられる情報端末である。ロビーインターホン20は、例えば、オートロック式ドア60を制御する。
制御装置30は、集合住宅100内に設けられた装置の制御、及び、集合住宅100内に設けられた装置間の通信(例えば、ロビーインターホン20とインターホン親機50との間の通信)の制御などを行う装置である。
ゲートウェイ装置40は、インターホン親機50などの集合住宅100に設けられた装置が、インターネットなどの広域通信ネットワークを通じてサーバシステム80と通信するための通信装置である。
インターホン親機50は、集合住宅100の専有部102に固定設置された情報端末であり、専有部102の居住者がロビーインターホン20またはインターホン子機(図示せず)を介して訪問者と通話するための情報端末である。なお、インターホン子機は、いわゆるドアホンであり、専有部102の出入口の外側に設けられる。インターホン親機50は、具体的には、操作受付部51と、表示部52とを備える。
操作受付部51は、居住者が訪問者との通話を開始するための操作などを受け付ける。操作受付部51は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、ハードウェアボタンによって実現されてもよい。
表示部52は、ロビーインターホン20が備える撮像部によって撮影される訪問者の画像、または、インターホン子機が備える撮像部によって撮像される訪問者の画像を表示する。また、表示部52は、後述の通知画面を表示する。表示部52は、液晶パネルまたは有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
オートロック式ドア60は、集合住宅100のエントランス(つまり、共用部101)に設けられた扉である。言い換えれば、オートロック式ドア60は、集合住宅100の共用部101の出入口の扉である。オートロック式ドア60は、解錠(または開放)されてから一定時間の経過後に自動的に施錠(または閉鎖)される。オートロック式ドア60が有する扉は、引き戸であってもよいし、開き戸であってもよい。なお、ここでの解錠は、例えば、オートロック式ドア60のロック機構(電気錠など)のロックを解除(解錠)することを意味する。開放は、例えば、オートロック式ドア60が解錠された後にオートロック式ドア60を開放することを意味する。以下の実施の形態における「オートロック式ドア60の解錠」は、オートロック式ドア60が少なくとも解錠されることを意味し、解錠された後に開放されてもよいことを意味している。
宅配ボックス70は、収納装置の一例であり、配送事業者の配送者が配送物(荷物)を預け入れるための装置である。宅配ボックス70は、言い換えれば、宅配ロッカーである。宅配ボックス70は、共用部101に設置されているが、専有部102に設置されていてもよい。
宅配ボックス70が共用部101に設置される場合には、宅配ボックス70は、オートロック式ドア60の内側に設置されていてもよいし、オートロック式ドア60の外側に設置されていてもよい。また、宅配ボックス70は、共用部101のうち、専有部102の出入口の近傍の領域に設置されていてもよい。つまり、宅配ボックス70は、集合住宅100内の住戸ごとに、各住戸の近傍に設置されていてもよい。
宅配ボックス70によれば、再配送の発生が抑制される。宅配ボックス70は、通信部71と、UI部72と、電気錠73と、開閉センサ74と、配送物センサ75と、制御部76と、記憶部77とを備える。
通信部71は、宅配ボックス70が、制御装置30と局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。通信部71によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信部71によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。
UI部72は、配送者または居住者の操作を受け付けるユーザインタフェース装置である。UI部72は、例えば、タッチパネル、及び、表示パネルによって実現される。
電気錠73は、宅配ボックス70扉を施錠及び解錠するための電気錠である。電気錠73は、制御部76によって制御される。
開閉センサ74は、宅配ボックス70の扉の開閉を検出するセンサである。開閉センサ74は、例えば、磁気式のセンサ(つまり、マグネットセンサ)であるが、光学式のセンサであってもよい。
配送物センサ75は、宅配ボックス70内の配送物の有無を検出するセンサである。配送物センサ75は、例えば、配送物の重量を検出する重量センサであるが、宅配ボックス70内の画像を撮影することにより配送物の有無を検出する画像センサ、または、赤外線または超音波などの反射波によって配送物の有無を検出するセンサであってもよい。
制御部76は、電気錠73の制御などを行う制御装置である。制御部76は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。制御部76の機能は、制御部76を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等(ハードウェア)が記憶部77に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
記憶部77は、制御部76が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部77は、例えば、半導体メモリによって実現される。
サーバシステム80は、配送物の到着、及び、配送物の到着予定に関する通知を行うための居住者に行うための各種情報処理を行う。サーバシステム80は、集合住宅100外に設けられた1つまたは複数のクラウドサーバによって実現されるコンピュータシステムである。サーバシステム80には、例えば、集合住宅100内に設けられた各装置(インターホンシステムなど)を提供する第一事業者によって使用されるクラウドサーバが含まれる。サーバシステム80は、具体的には、通信部81と、情報処理部82と、記憶部83とを備える。
通信部81は、サーバシステム80が、集合住宅100に設けられたゲートウェイ装置40、及び、携帯端末90などと広域通信ネットワークを介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部81によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
情報処理部82は、上述の各種情報処理を行う。情報処理部82は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部82は、機能的な構成要素として、第一取得部84、第二取得部85、出力部86、及び、管理部87を有する。第一取得部84、第二取得部85、出力部86、及び、管理部87の機能は、例えば、情報処理部82を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等(ハードウェア)が記憶部83に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。第一取得部84、第二取得部85、出力部86、及び、管理部87のそれぞれの詳細な機能については後述する。
記憶部83は、上述の各種情報処理に必要な情報、及び、情報処理部82が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部83は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリなどによって実現されてもよい。
携帯端末90は、集合住宅100の居住者が配送物に関する通知を受けるために使用する携帯型の情報端末である。携帯端末90は、具体的には、スマートフォンまたはタブレット端末などである。携帯端末90は、操作受付部91と、表示部92とを備える。
操作受付部91は、居住者の操作を受け付ける。操作受付部91は、例えば、タッチパネルによって実現される。
表示部92は、サーバシステム80から携帯端末90に送信される通知情報を可視化した通知画面を表示する。表示部92は、例えば、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
携帯電話95は、配送者によって使用される携帯型の電話端末である。携帯電話95は、具体的には、フィーチャーフォンまたはスマートフォンなどの携帯型の電話端末である。
[宅配ボックスの使用状況の管理動作]
通知システム10は、宅配ボックス70の使用状況を管理することができる。以下、宅配ボックス70の使用状況の管理動作について説明する。図2は、宅配ボックス70の使用状況の管理動作のシーケンス図である。
当初、宅配ボックス70内には配送物が入っておらず、宅配ボックス70の扉は施錠されていないものとする。この状態で、配送者は宅配ボックス70に配送物を収納し、扉を閉める(S11)。そうすると、開閉センサ74及び配送物センサ75により、宅配ボックス70内に配送物があり、かつ、扉が閉じられたことが検出される(S12)。
制御部76は、宅配ボックス70内に配送物があり、かつ、扉が閉じられたことが検出されたことを契機に、電気錠73(宅配ボックス70の扉)を施錠し(S13)、着荷情報を、サーバシステム80を宛先に指定した上で制御装置30へ送信する(S14)。着荷情報は、より具体的には、通信部71によって制御装置30へ送信される。着荷情報は、宅配ボックス70が使用中であること(言い換えれば、宅配ボックス70内に配送物があり、かつ、施錠されていること)を示す情報である。着荷情報には、宅配ボックス70のIDが含まれる。
制御装置30は、宅配ボックス70から着荷情報を受信すると、受信した着荷情報をゲートウェイ装置40へ送信する(S15)。
ゲートウェイ装置40は、制御装置30から着荷情報を受信する。ゲートウェイ装置40は、受信された着荷情報をサーバシステム80へ送信する(S16)。
サーバシステム80の通信部81は、着荷情報を受信する。管理部87は、受信された着荷情報に基づいて、宅配ボックス70の使用状況を記憶する(S17)。管理部87は、具体的には、記憶部83にあらかじめ記憶された宅配ボックス管理情報のうち、宅配ボックス70のIDに対応付けられた使用状況を「使用中」にする。図3は、宅配ボックス管理情報の一例を示す図である。
その後、居住者は、宅配ボックス70のUI部72へ所定の操作(パスコードの入力操作など)を行い、UI部72は居住者から所定の操作を受け付ける(S18)。制御部76は、所定の操作によって入力されたパスコードの認証処理を行い(S19)、認証処理に成功すると、電気錠73を解錠する(S20)。居住者は、宅配ボックス70から配送物を取り出し、扉を閉める(S21)。開閉センサ74及び配送物センサ75により、宅配ボックス70内に配送物が無く、かつ、扉が閉じられたことが検出される(S22)。
制御部76は、宅配ボックス70内に配送物が無く、かつ、扉が閉じられたことが検出されたことを契機に、荷受情報を、サーバシステム80を宛先に指定した上で制御装置30へ送信する(S23)。このとき制御部76は、電気錠73(宅配ボックス70の扉)を施錠せず、解錠したままにする。荷受情報は、より具体的には、通信部71によって制御装置30へ送信される。荷受情報は、宅配ボックス70が未使用であること(言い換えれば、宅配ボックス70内に配送物がなく、かつ、施錠されていないこと)を示す情報である。荷受情報には、宅配ボックス70のIDが含まれる。
制御装置30は、宅配ボックス70から荷受情報を受信すると、受信した荷受情報をゲートウェイ装置40へ送信する(S24)。
ゲートウェイ装置40は、制御装置30から荷受情報を受信する。ゲートウェイ装置40は、受信された荷受情報をサーバシステム80へ送信する(S25)。
サーバシステム80の通信部81は、荷受情報を受信する。管理部87は、受信された荷受情報に基づいて、宅配ボックス70の使用状況を記憶(更新)する(S26)。管理部87は、具体的には、宅配ボックス管理情報のうち、宅配ボックス70のIDに対応付けられた使用状況を「未使用」にする。
以上説明したように、サーバシステム80は、宅配ボックス70の使用状況を記憶部83に記憶することができ、記憶部83に記憶された宅配ボックス70の使用状況は適時に更新される。
[ユーザ登録情報]
ところで、宅配ボックス70が使用中であるときには、宅配ボックス70は施錠されている。このため、通常は、配送者が使用中の宅配ボックス70にさらに配送物を収納することはできない。しかしながら、通知システム10は、集合住宅100に不在である居住者に通知を行い、居住者の同意を得て宅配ボックス70を解錠することで配送物の追加を図ることができる。
居住者は、携帯端末90を介して上記通知を受けるために、携帯端末90にアプリケーションプログラムをあらかじめインストールしておく。また、居住者は、このアプリケーションプログラムを実行中の携帯端末90の操作受付部91に所定の操作を行うことで、ユーザ登録を行う。ユーザ登録の結果、サーバシステム80の記憶部83には、ユーザ登録情報が記憶される。図4は、ユーザ登録情報の一例を示す図である。図4に示されるように、ユーザ登録情報においては、インストールされたアプリケーションプログラムのID(図4ではアプリIDと記載)、居住者の氏名、住所、部屋番号、及び、ゲートウェイID、及び、居住者が使用する宅配ボックス70のIDが対応付けられている。
なお、ユーザ登録において、居住者は、氏名、住所、部屋番号、及び、宅配ボックス70のIDを入力すればよく、ゲートウェイIDは、サーバシステム80の管理部87によって付与される。
上述のように、サーバシステム80には、集合住宅100へインターホンシステム(ゲートウェイ装置40を含む)を提供した第一事業者によって使用されているクラウドサーバが含まれる。第一事業者は、どのゲートウェイ装置40がどの集合住宅100に設置されているか(つまり、どのゲートウェイIDがどの集合住宅100を示すか)を把握している。また、第一事業者は、集合住宅100の所在地(住所)とゲートウェイIDとの対応関係を把握している。サーバシステム80の記憶部83には、このような対応関係を示す情報が記憶されており、管理部87は、このような情報とユーザが入力した住所とを照合することにより、ユーザ登録情報にゲートウェイIDを付与することができる。宅配ボックス70のIDが居住者によって入力されることも必須ではなく、宅配ボックス70のIDは、ゲートウェイIDと同様の手法によって、管理部87によってユーザ登録情報に付与されてもよい。
なお、ゲートウェイIDは、ゲートウェイ装置40を他のゲートウェイ装置40と区別するための情報であり、ある集合住宅100を他の集合住宅100と区別するための情報でもある。ゲートウェイIDは、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスなどのゲートウェイ装置40の装置IDである。
なお、ある集合住宅100を他の集合住宅100と区別するための情報としてゲートウェイIDが使用されることは必須ではない。例えば、ゲートウェイIDに代えて制御装置30のIDが使用されてもよい。制御装置30のIDは、例えば、MACアドレスなどの制御装置30の装置IDである。
[通知動作の例1]
以下、図3の宅配ボックス管理情報、及び、図4のユーザ登録情報が記憶部83に記憶されているという前提の下、通知システム10の通知動作の例1についてシーケンス図を参照しながら説明する。図5は、通知動作の例1のシーケンス図である。
配送者は、集合住宅100に到着すると、配送物を居住者に届けるためにロビーインターホン20に対して呼出操作を行う。ロビーインターホン20は、このような呼出操作を受け付ける(S31)。呼出操作には、配送先の専有部の部屋番号の入力操作、及び、訪問要件の入力操作が含まれる。訪問要件の入力操作は、訪問者(この場合、配送者)が配送者、友人、セールスマン・・などのいずれに該当するかを申告する操作である。
ロビーインターホン20は、呼出操作を受け付けた後、入力された部屋番号に対応するインターホン親機50(居住者)との通話を試み、所定時間以上、居住者の応答が無い(居住者が不在である)と判定すると、配送物が集合住宅100に到着していることを示す到着情報を、サーバシステム80を宛先に指定した上で制御装置30へ送信する(S32)。到着情報には、入力された部屋番号が含まれる。なお、通話に成功した(居住者が在宅であった)場合、及び、訪問要件が配送者以外(友人、セールスなど)であった場合には、到着情報は送信されない。到着情報は、居住者が不在であるか否かに関わらず制御装置30(サーバシステム80)へ送信されてもよい。
制御装置30は、ロビーインターホン20から到着情報を受信すると、受信した到着情報をゲートウェイ装置40へ送信する(S33)。
ゲートウェイ装置40は、制御装置30から到着情報を受信する。ゲートウェイ装置40は、受信された到着情報にゲートウェイIDを含めてサーバシステム80へ送信する(S34)。ゲートウェイIDは、例えば、あらかじめゲートウェイ装置40が備える記憶部(図示せず)に記憶されている。
なお、ゲートウェイIDは、集合住宅100を他の集合住宅100と区別するための情報として使用されるが、ゲートウェイID以外のIDが使用されてもよい。例えば、ゲートウェイIDに代えて制御装置30のIDが使用されてもよい。制御装置30のIDは、例えば、MACアドレスなどの制御装置30の装置IDである。制御装置30のIDは、例えば、あらかじめ制御装置30が備える記憶部(図示せず)に記憶されている。
サーバシステム80の通信部81は、部屋番号及びゲートウェイIDを含む到着情報を受信する。第一取得部84は、受信された到着情報を取得する(S35)。到着情報は、配送物が施設に到着したことを示す第一情報の一例である。出力部86は、取得された到着情報と、上述のユーザ登録情報とに基づいて通知先を特定する(S36)。出力部86は、具体的には、取得された到着情報に含まれる部屋番号及びゲートウェイIDを特定し、ユーザ登録情報において、特定された部屋番号及びゲートウェイIDに対応付けられたアプリIDを通知先として特定することができる。
次に、第二取得部85は、記憶部83に記憶された宅配ボックス管理情報を取得(参照)する(S37)。宅配ボックス管理情報は、宅配ボックス70の使用状況に関連する第二情報の一例である。第二取得部85は、より詳細には、ユーザ登録情報において、特定された部屋番号及びゲートウェイIDに対応付けられた宅配ボックスIDを有する宅配ボックス70の使用状況を取得する。出力部86は、ステップS35において取得された到着情報、及び、ステップS37において取得された宅配ボックス管理情報に基づいて、通知内容を決定する(S38)。
出力部86は、宅配ボックス管理情報に基づいて、宅配ボックス70が未使用であると判定した場合には、図6のように通知内容を決定する。図6は、宅配ボックス70が未使用であるときの通知内容(通知画面)の一例を示す図である。出力部86は、宅配ボックス管理情報に基づいて、宅配ボックス70が使用中であると判定した場合には、図7のように通知内容を決定する。図7は、宅配ボックス70が使用中であるときの通知内容(通知画面)の一例を示す図である。図6及び図7に示されるように、出力部86は、例えば、宅配ボックス管理情報が示す宅配ボックス70の使用状況(使用中であるかどうか)に応じて通知内容(より詳細には、後述の第三通知内容)を変更する。
出力部86は、通知内容を決定すると、決定した通知内容を含む通知画面を表示するための通知情報を出力する(S39)。出力された通知情報は、通信部81によってステップS36において特定された通知先、すなわち、携帯端末90へ送信される(S40)。
携帯端末90は、通知情報を受信すると、受信した通知情報に基づいて、表示部92に通知画面(図6または図7参照)を表示する(S41)。ここでは、一例として、図6のような通知画面が表示されるものとする。
図6の例では、通知画面には、オートロック式ドア60の解錠の可否を居住者に確認するための通知内容が含まれる。表示部92に図6のような通知画面が表示されているときに、操作受付部91は、オートロック式ドア60の解錠を指示する操作を居住者から受け付ける(S42)。携帯端末90は、このような操作が受け付けられたことを契機に解錠要求をサーバシステム80へ送信する(S43)。解錠要求には、携帯端末90にインストールされているアプリケーションのアプリIDが含まれる。
サーバシステム80の通信部81は、解錠要求を受信する。出力部86は、解錠要求を受信すると、ゲートウェイ装置40へ解錠指令を送信(出力)する(S44)。出力部86は、受信された解錠要求に含まれるアプリIDと、ユーザ登録情報とを照合することにより、ユーザ登録情報においてアプリIDと対応付けられたゲートウェイIDを特定することで、ゲートウェイ装置40に解錠指令を送信することができる。解錠指令は、より具体的には、通信部81によってゲートウェイ装置40へ送信される。
ゲートウェイ装置40は、サーバシステム80から解錠指令を受信する。ゲートウェイ装置40は、受信された解錠指令を制御装置へ送信する(S45)。
制御装置30は、ゲートウェイ装置40から解錠指令を受信すると、受信した解錠指令をロビーインターホン20へ送信する(S46)。
ロビーインターホン20は、制御装置30から解錠指令を受信すると、受信した解錠指令に基づいてオートロック式ドア60を解錠する(S47)。
なお、ステップS41において、図7の通知画面(宅配ボックス70が使用中であるときの通知画面)が表示され、ステップS42において宅配ボックス70及びオートロック式ドア60の解錠を指示する操作が受け付けられた場合には、オートロック式ドア60だけでなく、宅配ボックス70の電気錠73も解錠される。電気錠73の解錠方法は、オートロック式ドア60の解錠方法とほぼ同様である。電気錠73の解錠は、サーバシステム80の通信部81が送信する宅配ボックス70のIDを含む解錠指令が、ゲートウェイ装置40及び制御装置30を経由して宅配ボックス70の通信部71によって受信されたときに、制御部76によって実行される。
以上説明したように、通知システム10は、居住者が集合住宅100から外出しているときに当該居住者宛ての配送物が集合住宅100に届いた場合に、その旨を居住者へ通知し、居住者の同意(承認)を得た上で、オートロック式ドア60を解錠することができる。つまり、配送者は宅配ボックス70の設置場所にアクセスすることができる。通知システム10は、宅配ボックス70が使用中であるときには、宅配ボックス70の電気錠73についても解錠することができる。これにより、配送者は、配送物の宅配ボックス70への入庫を図ることができる。
このように、通知システム10は、通知動作の例1によって、居住者による配送物の受取を支援することができる。
[通知動作の例1における通知内容の詳細]
ここで、図6及び図7を参照しながら、図6及び図7の各通知画面における通知内容についてより具体的に説明する。まず、図6の通知画面における通知内容について説明する。
図6の例では、通知画面には、配送物が集合住宅100の共同玄関前に到着したことを示す第一通知内容(「共同玄関前まで荷物が来ています。」に相当)、宅配ボックス70の使用状況に関する第二通知内容(「宅配ボックスは未使用です。」に相当)、及び、配送物の受取を支援するための第三通知内容(「オートロック式ドアを開けますか?」に相当)が含まれる。ここでの第三通知内容は、具体的には、配送物の配送者の、宅配ボックス70の設置場所へのアクセスを支援するための通知内容であり、さらに具体的には、オートロック式ドア60の解錠の可否を居住者に確認するための通知内容であるといえる。
なお、通知画面には、第二通知内容、及び、第三通知内容の少なくとも一方が含まれればよい。例えば、配送者がオートロック式ドア60を開けるための別の手段が準備されているような場合、第三通知内容は省略可能である。
次に、図7の通知画面における通知内容について説明する。図7の例では、通知画面には、配送物が到着したことを示す第一通知内容(「玄関まで荷物が来ています。」に相当)、宅配ボックス70の使用状況に関する第二通知内容(「宅配ボックスは使用中です。」に相当)、及び、配送物の受取を支援するための第三通知内容(「宅配ボックス、オートロック式ドアを開けますか?」に相当)が含まれる。第三通知内容には、配送物の配送者の、宅配ボックス70が備える電気錠73の解錠を支援するための通知内容(「宅配ボックスを開けますか?」)、及び、配送物の配送者の、宅配ボックス70の設置場所へのアクセスを支援するための通知内容(「オートロック式ドアを開けますか?」)が含まれる。
宅配ボックス70が備える電気錠73の解錠を支援するための通知内容は、より具体的には、宅配ボックス70(電気錠73)の解錠の可否を居住者に確認するための通知内容である。宅配ボックス70の設置場所へのアクセスを支援するための通知内容は、より具体的には、オートロック式ドア60の解錠の可否を居住者に確認するための通知内容である。なお、通知画面には、第二通知内容、及び、第三通知内容の少なくとも一方が含まれればよい。
また、通知画面に第三通知内容が含まれる場合に、第三通知内容として、宅配ボックス70が備える電気錠73の解錠を支援するための通知内容、及び、宅配ボックス70の設置場所へのアクセスを支援するための通知内容の両方が含まれることは必須ではなく、少なくとも一方が含まれればよい。
例えば、配送者がオートロック式ドア60を開けるための別の手段が準備されているような場合、宅配ボックス70の設置場所へのアクセスを支援するための通知内容は省略可能である。配送者が宅配ボックス70が備える電気錠73を解錠するための別の手段が準備されているような場合、宅配ボックス70が備える電気錠73の解錠を支援するための通知内容は省略可能である。
以上説明したように、通知動作の例1において、通知システム10は、配送物が集合住宅100に到着したことを示す到着情報を取得し、集合住宅100に設けられた収納装置の使用状況に関する宅配ボックス管理情報を取得する。通知システム10は、取得された到着情報および取得された宅配ボックス管理情報に基づいて、第一通知とともに、第二通知および第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する。第一通知は、到着情報に関する通知であり、上記第一通知内容に対応する。第二通知は、宅配ボックス管理情報に関する通知であり、上記第二通知内容に対応する。第三通知は、配送物の受取を支援するための通知であり、上記第三通知内容に対応する。
このような通知システム10は、配送物が到着したことに関する通知とともに、宅配ボックス70の使用状況に関する通知、及び、配送物の受取を支援するための通知の少なくとも一方を行うことができる。
[通知内容の変形例]
配送物の受取を支援するための第三通知内容には、居住者が宅配ボックス70以外の手段を用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知内容が含まれてもよい。図8は、置き配を用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知画面の一例を示す図である。
例えば、図8のような通知画面が携帯端末90の表示部92に表示されているときに、操作受付部91によって、置き配を希望する旨の居住者の操作が受け付けられると、携帯端末90は、受取手段変更要求をサーバシステム80へ送信する。
サーバシステム80は、受信した受取手段変更要求に基づいて、通知指令を、ゲートウェイ装置40及び制御装置30を介してロビーインターホン20へ送信(出力)する。ロビーインターホン20は、通知指令に基づいて、ロビーインターホン20が備える表示部(図示せず)への表示画面の表示、及び、ロビーインターホン20が備えるスピーカ(図示せず)からの出音により、配送者へ置き配を依頼する。
また、サーバシステム80は、受信した受取手段変更要求に基づいて、配送者が使用する携帯電話95、または、配送者が属する配送事業者が使用するクラウドサーバ(図示せず)へ受取手段の置き配への変更を依頼する情報を送信(出力)してもよい。これにより、配送者への置き配の依頼が実現される。
このように、通知システム10は、居住者が配送物の受取方法を置き配に変更することを支援することができる。
また、図9は、宅配ボックス70以外の他の宅配ボックスを用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知画面の一例を示す図である。ここでの他の宅配ボックスは、共用部101に配置されている宅配ボックスであってもよいし、専有部102に配置されている宅配ボックスであってもよい。
例えば、図9のような通知画面が携帯端末90の表示部92に表示されているときに、操作受付部91によって、他の宅配ボックスへの配送物の入庫を希望する旨の居住者の操作が受け付けられると、携帯端末90は、受取手段変更要求をサーバシステム80へ送信する。
サーバシステム80は、受信した受取手段変更要求に基づいて、通知指令を、ゲートウェイ装置及び制御装置30を介してロビーインターホン20へ送信(出力)する。この結果、ロビーインターホン20は、通知指令に基づいて、ロビーインターホン20が備える表示部(図示せず)への表示画面の表示、及び、ロビーインターホン20が備えるスピーカ(図示せず)からの出音により、配送者へ他の宅配ボックスへの配送物の入庫を依頼する。
また、サーバシステム80は、受信した受取手段変更要求に基づいて、配送者が使用する携帯電話95、または、配送者が属する配送事業者が使用するサーバ(図示せず)などへ受取手段の置き配への変更を依頼する情報を送信(出力)してもよい。これにより、配送者への他の宅配ボックスへの配送物の入庫の依頼が実現される。
このように、通知システム10は、居住者が配送物の受取方法を他の宅配ボックスへの入庫に変更することを支援することができる。
なお、図8及び図9では、宅配ボックス70が使用中であるときに、宅配ボックス70以外の手段を用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知が行われている。しかしながら、宅配ボックス70が未使用であるときに、宅配ボックス70以外の手段を用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知が行われてもよい。つまり、宅配ボックス70以外の手段を用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知は、宅配ボックス70が使用中であるときにのみ選択的に行われてもよいし、宅配ボックス70が使用中であるか否かにかかわらず行われてもよい。
[通知動作の例2]
サーバシステム80には、配送事業者が使用する配送予定管理サーバが含まれてもよく、この場合、記憶部83には、配送予定情報が記憶される。図10は、配送予定情報の一例を示す図である。
図10に示されるように、配送予定情報においては、配送物の伝票番号と、配送先の建物を示す配送先情報と、配送予定日時とが対応付けられている。配送先情報には、例えば、住所、部屋番号、及び、氏名などが含まれる。通知システム10(サーバシステム80)は、このような配送予定情報に基づいて、実際に配送が行われる日の前日などの所定タイミングに携帯端末90に配送予定の通知を行うことができる。
ここで、通知システム10は、配送予定を示す通知とともに、宅配ボックス70の使用状況に関する通知、及び、配送物の受取を支援するための通知の少なくとも一方を行う。以下、このような通知システム10の通知動作の例2についてシーケンス図を参照しながら説明する。図11は、通知動作の例2のシーケンス図である。
サーバシステム80の第一取得部84は、記憶部83に記憶された配送予定情報を取得する(S51)。配送予定情報は、配送物の配送予定を示す第一情報の一例である。出力部86は、取得された配送予定情報と、上述のユーザ登録情報とに基づいて通知先を特定する(S52)。出力部86は、具体的には、取得された配送予定情報に含まれる居住者の氏名(または住所)を特定し、ユーザ登録情報において、特定された居住者の氏名に対応付けられたアプリIDを通知先として特定することができる。
次に、第二取得部85は、記憶部83に記憶された宅配ボックス管理情報を取得(参照)する(S53)。第二取得部85は、より詳細には、ユーザ登録情報において、特定された居住者の氏名に対応付けられた宅配ボックスIDを有する宅配ボックス70の使用状況を取得する。出力部86は、ステップS51において取得された到着情報、及び、ステップS53において取得された宅配ボックス管理情報に基づいて、通知内容を決定する(S54)。
出力部86は、宅配ボックス管理情報に基づいて、宅配ボックス70が未使用であると判定した場合には、図12のように通知内容を決定する。図12は、宅配ボックス70が未使用であるときの通知内容(通知画面)の一例を示す図である。出力部86は、宅配ボックス管理情報に基づいて、宅配ボックス70が使用中であると判定した場合には、図13のように通知内容を決定する。図13は、宅配ボックス70が使用中であるときの通知内容(通知画面)の一例を示す図である。
出力部86は、通知内容を決定すると、決定した通知内容を含む通知画面を表示するための通知情報を出力する(S55)。出力された通知情報は、通信部81によってステップS52において特定された通知先、すなわち、携帯端末90へ送信される(S56)。
携帯端末90は、通知情報を受信すると、受信した通知情報に基づいて、表示部92に通知画面(図12または図13参照)を表示する(S57)。ここでは、一例として、図12のような通知画面が表示されるものとする。
図12の例では、通知画面には、配送者がオートロック式ドア60を解錠するための一時的なパスコード(認証情報の一例)の発行の可否を確認するための通知内容が含まれる。表示部92にこのような通知画面が表示されているときに、操作受付部91は、一時的なパスコードの発行を許可する操作を居住者から受け付ける(S58)。携帯端末90は、このような操作が受け付けられたことを契機にパスコードの発行要求をサーバシステム80へ送信する(S59)。発行要求には、携帯端末90にインストールされているアプリケーションのアプリIDが含まれる。
サーバシステム80の通信部81は、発行要求を受信する。管理部87は、発行要求を受信すると、パスコードを発行する(S60)。このとき、出力部86は、例えば、サーバシステム80に含まれる配送予定管理サーバへ発行されたパスコードを通知するための情報を出力する。この結果、配送予定管理サーバを使用する配送事業者から配送者へパスコードを通知することが可能となる。
また、管理部87は、受信された発行要求に含まれるアプリIDと、ユーザ登録情報とを照合することにより、ユーザ登録情報においてアプリIDと対応付けられたゲートウェイIDを特定し、ゲートウェイIDと発行したパスコードと対応付けた認証管理情報を記憶部83に記憶する(S61)。言い換えれば、出力部86は、一時的に発行したパスコードを有効にすべき集合住宅100を識別するために、当該集合住宅100のゲートウェイ装置40のゲートウェイIDをパスコードと対応付けて記憶部83に記憶しておく。なお、認証管理情報に含まれるパスコードは、有効期限を過ぎると無効化される。
以上説明したように、通知システム10は、配送予定に関する通知の際に、宅配ボックス70の使用状況をあわせて通知する。これにより、居住者は、配送の当日に不在であることが予想されるときには、宅配ボックス70内の配送物を取り出すことにより宅配ボックス70を解錠しておく、といった対処が可能となる。
また、通知システム10によれば、居住者は、配送の当日に有効となる一時的なパスコードを配送者に発行することができる。これにより、配送者は、配送の当日に居住者が不在であっても、オートロック式ドア60を解錠して宅配ボックス70の設置場所にアクセスすることができる。
このように、通知システム10は、通知動作の例2によって、居住者による配送物の受取を支援することができる。
[通知動作の例3]
通知動作の例2では、通知画面は、携帯端末90の表示部92に表示されたが、インターホン親機50の表示部52に表示されてもよい。以下、このような通知動作の例3について説明する。図14は、通知動作の例3のシーケンス図である。
サーバシステム80の第一取得部84は、記憶部83に記憶された配送予定情報を取得し(S71)、出力部86は、取得された配送予定情報と、上述のユーザ登録情報とに基づいて通知先を特定する(S72)。出力部86は、具体的には、取得された配送情報に含まれる居住者の氏名(または住所)を特定し、ユーザ登録情報において、特定された居住者の氏名に対応付けられたゲートウェイID及び部屋番号を通知先として特定することができる。
次に、第二取得部85は、記憶部83に記憶された宅配ボックス管理情報を取得(参照)する(S73)。第二取得部85は、より詳細には、ユーザ登録情報において、特定された居住者の氏名に対応付けられた宅配ボックスIDを有する宅配ボックス70の使用状況を取得する。出力部86は、ステップS51において取得された到着情報、及び、ステップS73において取得された宅配ボックス管理情報に基づいて、通知内容を決定する(S74)。
出力部86は、宅配ボックス管理情報に基づいて、宅配ボックス70が未使用であると判定した場合には、図12のように通知内容を決定する。出力部86は、宅配ボックス管理情報に基づいて、宅配ボックス70が使用中であると判定した場合には、図13のように通知内容を決定する。
出力部86は、通知内容を決定すると、決定した通知内容を含む通知画面を表示するための通知情報を出力する(S75)。出力された通知情報は、通信部81によってステップS72において特定されたゲートウェイIDを有するゲートウェイ装置40へ送信される(S76)。
また、通知情報は、ゲートウェイ装置40から制御装置30へ送信され(S77)、制御装置30からインターホン親機50へ送信される(S78)。なお、ステップS76~S78において送信される通知情報においては、通知先としてステップS72において特定された部屋番号が指定されている。インターホン親機50の記憶部(図示せず)には、インターホン親機50が設置されている専有部102の部屋番号が記憶されていることから、インターホン親機50は、部屋番号に基づいて、当該インターホン親機50宛ての通知情報を受信することができる。
インターホン親機50は、通知情報を受信すると、受信した通知情報に基づいて、表示部52に通知画面(図12または図13参照)を表示する(S79)。ここでは、一例として、図12のような通知画面が表示されるものとする。
図12の例では、通知画面には、配送者がオートロック式ドア60を解錠するための一時的なパスコードの発行の可否を確認するための通知内容が含まれる。表示部92にこのような通知画面が表示されているときに、操作受付部51は、一時的なパスコードの発行を許可する操作を居住者から受け付ける(S80)。インターホン親機50は、このような操作が受け付けられたことを契機にパスコードの発行要求を、サーバシステム80を宛先に指定した上で制御装置30へ送信する(S81)。発行要求には、インターホン親機50が設置されている専有部102の部屋番号が含まれる。
制御装置30は、インターホン親機50から発行要求を受信すると、受信した発行要求をゲートウェイ装置40へ送信する(S82)。
ゲートウェイ装置40は、制御装置30から発行要求を受信する。ゲートウェイ装置40は、受信された発行要求にゲートウェイIDを含めてサーバシステム80へ送信する(S83)。
サーバシステム80の通信部81は、部屋番号、及び、ゲートウェイIDを含む発行要求を受信する。管理部87は、発行要求を受信すると、パスコードを発行する(S84)。出力部86は、例えば、サーバシステム80に含まれる配送予定管理サーバへ、発行されたパスコードを通知するための情報を出力する。この結果、配送予定管理サーバを使用する配送事業者から配送者へパスコードを通知することが可能となる。
また、管理部87は、受信された発行要求に含まれるゲートウェイIDと発行した認証情報と対応付けた認証管理情報を記憶部83に記憶する(S85)。言い換えれば、出力部86は、一時的に発行した認証情報を有効にすべき集合住宅100を識別するために、当該集合住宅100のゲートウェイ装置40のゲートウェイIDを認証情報と対応付けて記憶部83に記憶しておく。
なお、発行要求には、ロビーインターホン20のID、制御装置30のID、ゲートウェイID、及び、棟のIDなどの少なくとも1つのIDが含まれ、認証管理情報においては、認証情報に、上記少なくとも1つのIDが対応付けられていてもよい。例えば、サーバシステム80がオートロック式ドア60を特定するためにこれらのIDを使用することが想定される。なお、棟のIDとは、集合住宅100が複数の棟を含む場合に棟を識別するためのIDである。
以上説明したように、通知システム10は、配送予定に関する通知の際に、宅配ボックス70の使用状況をあわせて通知する。これにより、居住者は、配送の当日に不在であることが予想されるときには、宅配ボックス70内の配送物を取り出すことにより宅配ボックス70を解錠しておく、といった対処が可能となる。
また、通知システム10によれば、居住者は、配送の当日に有効となる一時的な認証情報を配送者に発行することができる。これにより、配送者は、配送の当日に居住者が不在であっても、オートロック式ドア60を解錠して宅配ボックス70の設置場所にアクセスすることができる。
このように、通知システム10は、通知動作の例3によって、居住者による配送物の受取を支援することができる。
[通知動作の例2及び例3における通知内容の詳細]
ここで、図12及び図13を参照しながら、図12及び図13の各通知画面における通知内容についてより具体的に説明する。
図12及び図13の例では、通知画面には、配送物の配送予定を示す第一通知内容(「明日の午前中に荷物を配送予定です。」に相当)、宅配ボックス70の使用状況に関する第二通知内容(図12の「宅配ボックスは未使用です。」、及び、図13の「宅配ボックスは使用中です。」に相当)、及び、配送物の受取を支援するための第三通知内容(「配送者に一時的なパスコードを発行しますか?」に相当)が含まれる。ここでの第三通知内容は、具体的には、配送物の配送者の、宅配ボックス70の設置場所へのアクセスを支援するための通知内容であり、さらに具体的には、オートロック式ドア60を解錠するために必要な認証情報の発行の可否を確認するための通知内容であるといえる。
なお、通知画面には、第二通知内容、及び、第三通知内容の少なくとも一方が含まれればよい。
以上説明したように、通知動作の例2及び例3において、通知システム10は、配送予定情報を取得し、集合住宅100に設けられた宅配ボックス70の使用状況に関する宅配ボックス管理情報を取得する。通知システム10は、取得された配送予定情報および取得された宅配ボックス管理情報に基づいて、第一通知とともに、第二通知および第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する。第一通知は、配送予定情報に関する通知であり、上記第一通知内容に対応する。第二通知は、宅配ボックス管理情報に関する通知であり、上記第二通知内容に対応する。第三通知は、配送物の受取を支援するための通知であり、上記第三通知内容に対応する。
このような通知システム10は、配送予定に関する通知とともに、宅配ボックス70の使用状況に関する通知、及び、配送物の受取を支援するための通知の少なくとも一方を行うことができる。
なお、上述の通知内容の変形例については、通知動作の例2及び例3に適用されてもよい。つまり、通知動作の例2及び例3における通知画面には、居住者が宅配ボックス70以外の手段を用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための第三通知内容が含まれてもよい。
[認証情報を用いたオートロック式ドアの解錠動作]
通知動作の例2及び例3において発行された認証情報を用いてオートロック式ドア60を解錠する動作について説明する。図15は、認証情報を用いたオートロック式ドア60の解錠動作のシーケンス図である。なお、サーバシステム80の記憶部83には、配送者の携帯電話95の電話番号があらかじめ登録されているものとする。以下では、認証情報は、パスコードと記載される。
配送者は、配送を行う当日に集合住宅100を訪れて所定の電話番号に電話をかける。配送者は、具体的には、上記所定の電話番号の入力操作を行い、携帯電話95は電話番号の入力操作を受け付ける(S91)。
携帯電話95は、所定の電話番号の入力操作を受け付けると、回線交換方式の通信により、サーバシステム80に通信接続する(S92)。つまり、携帯電話95とサーバシステム80との専用の通信回線が形成される。このときサーバシステム80には、携帯電話95の電話番号が通知される。言い換えれば、サーバシステム80の通信部81は、携帯電話95の電話番号を取得する。
サーバシステム80の管理部87は、取得された携帯電話95の電話番号に基づく電話番号認証を行う(S93)。管理部87は、携帯電話95の電話番号が登録されている場合に電話番号認証が成立したと判定し、携帯電話95の電話番号が登録されていない場合に、電話番号認証が不成立であると判定する。管理部87は、電話番号認証が成立したと判定すると、パスコード要求(音信号)を、通信部81に携帯電話95へ送信させる(S94)。
携帯電話95は、パスコード要求を受信し、受信したパスコード要求(音信号)を再生する。具体的には、携帯電話95は、「パスコードを入力してください」といったパスコードの入力を促すメッセージ(音)を出力する(S95)。
配送者は、パスコードの入力を促すメッセージにしたがって、パスコードの入力操作を行い、携帯電話95はパスコードの入力操作を受け付ける(S96)。ここで入力されるパスコードは、サーバシステム80によって事前に発行されたパスコードである。
携帯電話95は、パスコードの入力操作を受け付けると、パスコードをサーバシステム80へ送信する(S97)。
サーバシステム80の通信部81は、パスコードを取得(受信)し、管理部87は、取得されたパスコード(認証情報の一例)に基づくパスコード認証を行う(S98)。管理部87は、認証管理情報(ステップS61、及び、ステップS85参照)に含まれる発行済みのパスコードと、ステップS97において取得されたパスコードとが一致する場合にパスコード認証が成立したと判定する。一方、管理部87は、認証管理情報(ステップS61、及び、ステップS85参照)に含まれる発行済みのパスコードと、ステップS97において取得されたパスコードとが一致しない場合に、パスコード認証が不成立であると判定する。
管理部87は、ステップS98においてパスコード認証が成立したと判定したときに、オートロック式ドア60を解錠するための解錠指令を、通信部81にゲートウェイ装置40へ送信させる(S99)。このゲートウェイ装置40は、認証管理情報において、上記発行済みのパスコードに対応付けられたゲートウェイIDを有するゲートウェイ装置である。
解錠指令は、ゲートウェイ装置40から制御装置30へ送信され(S100)、制御装置30からロビーインターホン20へ送信される(S101)。ロビーインターホン20は、受信した解錠指令に基づいてオートロック式ドア60を解錠する(S102)。
これにより、配送者は、集合住宅100内へ入場することができる。なお、ステップS102におけるオートロック式ドア60の解錠は、ロビーインターホン20に代えて集合住宅100内に設置された他の装置によって行われてもよい。
このように、通知システム10のオートロック式ドア60の解錠動作によれば、配送者は、配送当日に集合住宅100に到着した後、携帯電話95を用いて所定の電話番号に電話をかけることで、居住者及び管理者が不在であっても、オートロック式ドア60を解錠することができる。
また、このようなオートロック式ドア60の解錠動作によれば、集合住宅100へ入場するためにスマートフォンにアプリケーションプログラムをあらかじめインストールしておき、オートロック式ドア60の解錠権限を得るための設定を行うといった複雑な操作を行う必要はない。このため、スマートフォンなどの取り扱いに不慣れな配送者であっても、容易に集合住宅100へ入場するための手続きを行うことができる。
なお、このようなパスコードを用いたオートロック式ドア60の解錠動作は一例であり、パスコードを用いてどのようにオートロック式ドア60を解錠するかについては特に限定されない。例えば、上記のオートロック式ドア60の解錠動作において電話番号認証は省略され、パスコード認証のみが行われてもよい。また、パスコードを配送者へ伝える方法については様々な方法が考えられ、例えば、配送者の携帯電話95(またはスマートフォン)などに、メールまたはプッシュ通知でパスコードが伝えられてもよいし、第一事業者の従業員等が配送者の携帯電話95(またはスマートフォン)へ電話をかけ、当該従業員が口頭でパスコードを伝えてもよい。
また、事前に配送者の顔画像を登録しておき、作業当日には、作業当日にロビーインターホン20によって撮影された画像と登録済みの顔画像とを用いた顔認証によりオートロック式ドア60が解錠されてもよい。
[変形例]
上記実施の形態では、複数の通知画面(図6~図9、図12、図13など)について説明したが、通知画面における通知内容は、上記実施の形態で説明した内容に限定されない。例えば、通知画面は、配送物が到着したことを示す第一通知内容と、オートロック式ドア60を解錠するために必要な認証情報の発行の可否を確認するための第三通知内容とを含んでもよい。つまり、上記通知動作の例1において使用される通知画面に、オートロック式ドア60を解錠するために必要な認証情報の発行の可否を確認するための第三通知内容が含まれてもよい。
また、通知画面は、配送物の配送予定を示す第一通知内容と、宅配ボックス70の電気錠73の解錠の可否を確認するための第三通知内容とを含んでもよい。つまり、上記通知動作の例2または例3において使用される通知画面に、宅配ボックス70の電気錠73の解錠の可否を確認するための第三通知内容が含まれてもよい。
また、上記実施の形態における、配送物の受取を支援するための第三通知には、宅配ボックス70を解錠するために必要な認証情報の発行の可否を確認するための通知が含まれてもよい、つまり、サーバシステム80は、宅配ボックス70が使用中であるときに、宅配ボックス70の電気錠73を解錠するためのパスコードを発行してもよい。パスコードを発行する方法については、オートロック式ドア60を解錠するためのパスコードを発行する方法と同様である。
また、上記実施の形態では、宅配ボックス管理情報は、宅配ボックス70が使用中であるか未使用であるかを示したが、宅配ボックス管理情報には、配送物が収納された状態の宅配ボックス70の空き容量を示す情報が含まれてもよい。ここでの空き容量に関する情報は、使用中か否かだけでなくその間の状態、すなわち、空き容量(スペース)が多い、少ないなどを示す情報である。空き容量に関する情報は、言い換えれば、空き容量を3段階以上に細かく示す情報である。
例えば、配送物センサ75として、画像センサが用いられれば、宅配ボックス70の制御部76は、画像センサによって取得された画像を処理することにより宅配ボックス70の空き容量を特定し、着荷情報に宅配ボックス70の空き容量に関する情報を含めることができる。この場合、通知画面には、空き容量に関する通知内容が含まれてもよい。
なお、上記実施の形態では、宅配ボックス70の制御部76は、配送物センサ75を用いて宅配ボックス70内の配送物の有無を検出した。しかしながら、制御部76は、配送物センサ75を使用せずに宅配ボックス70内の配送物の有無を推定してもよい。例えば、電気錠73の解錠または施錠状態、または、開閉センサ74によって検出される宅配ボックス70の扉の開閉の状態に基づいて、配送物の有無を推定してもよい。
[効果等]
以上説明したように、通知システム10は、配送物の配送予定または配送物が集合住宅100に到着したことを示す第一情報を取得する第一取得部84と、集合住宅100に設けられた宅配ボックス70の使用状況に関する第二情報を取得する第二取得部85と、取得された第一情報および取得された第二情報に基づいて、第一情報に関する第一通知とともに、第二情報に関する第二通知および配送物の受取を支援するための第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する出力部86とを備える。集合住宅100は、施設の一例であり、宅配ボックス70は、収納装置の一例である。第一情報は、上記実施の形態では、到着情報または配送予定情報である。第二情報は、上記実施の形態では、宅配ボックス管理情報である。
このような通知システム10は、配送物の配送予定または配送物が集合住宅100に到着したことの通知とあわせて、宅配ボックス70の使用状況に関する通知、及び、配送物の受取を支援するための通知の少なくとも一方を行うことができる。つまり、通知システム10は、配送物に関する通知を行うことができる。
また、例えば、出力部86は、第一通知とともに第三通知を行うための通知情報を出力する。第三通知には、宅配ボックス70が備える電気錠73の解錠を支援するための通知が含まれる。
このような通知システム10は、配送物の受取を支援することができる。
また、例えば、第三通知には、電気錠73の解錠の可否を確認するための通知が含まれる。
このような通知システム10は、電気錠73の解錠の可否をユーザ(上記実施の形態では、集合住宅100の居住者)に確認することができる。
また、例えば、出力部86は、第一通知とともに第三通知を行うための通知情報を出力する。第三通知には、配送物の配送者の、宅配ボックス70の設置場所へのアクセスを支援するための通知が含まれる。
このような通知システム10は、配送物の配送者の、宅配ボックス70の設置場所へのアクセスを支援することができる。
また、例えば、出力部86は、第一通知とともに第三通知を行うための通知情報を出力する。第三通知には、設置場所にアクセスするためのオートロック式ドア60を解錠することを支援するための通知が含まれる。オートロック式ドア60は、扉の一例である。
このような通知システム10は、配送物の配送者がオートロック式ドア60を解錠することを支援することができる。
また、例えば、第三通知には、オートロック式ドア60の解錠の可否を確認するための通知が含まれる。
このような通知システム10は、オートロック式ドア60の解錠の可否をユーザに確認することができる。
また、例えば、第三通知には、オートロック式ドア60を解錠するために必要な認証情報の発行の可否を確認するための通知が含まれる。
このような通知システム10は、認証情報の発行の可否をユーザに確認することができる。
また、例えば、出力部86は、第一通知とともに第三通知を行うための通知情報を出力する。第三通知には、宅配ボックス70のユーザが宅配ボックス70以外の手段を用いた配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知が含まれる。
このような通知システム10は、宅配ボックス70以外の手段を用いた配送物の受取を希望するか否かをユーザに確認することができる。
また、例えば、宅配ボックス70以外の手段は、集合住宅100に設けられた宅配ボックス70以外の他の宅配ボックスを用いる手段である。
このような通知システム10は、他の宅配ボックスを用いた配送物の受取を希望するか否かをユーザに確認することができる。
また、通知システム10などのコンピュータによって実行される通知方法は、配送物の配送予定または配送物が集合住宅100に到着したことを示す第一情報を取得する第一取得ステップと、集合住宅100に設けられた宅配ボックス70の使用状況に関する第二情報を取得する第二取得ステップと、取得された第一情報および取得された第二情報に基づいて、第一情報に関する第一通知とともに、第二情報に関する第二通知及び配送物の受取を支援するための第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する出力ステップとを含む。
このような通知方法は、配送物の配送予定または配送物が集合住宅100に到着したことの通知とあわせて、宅配ボックス70の使用状況に関する通知、及び、配送物の受取を支援するための通知の少なくとも一方を行うことができる。つまり、通知方法は、配送物に関する通知を行うことができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、居住者は、携帯端末を介して上記通知を受けるために、携帯端末にアプリケーションプログラムをあらかじめインストールすると説明したが、携帯端末にアプリケーションプログラムがインストールされることは必須ではない。例えば、電子メールまたはSMS(Short Message Service)などによって通知を受けることも可能であり、この場合、アプリケーションプログラムをインストールする必要はない。
また、上記実施の形態では、通知システムは、集合住宅に適用されたが、集合住宅以外の施設に適用されてもよい。例えば、通知システムは、オフィス、工場、研究施設、医療施設、宿泊施設等に適用されてもよい。
また、上記実施の形態では、通知システムは、複数の装置によって実現された。このように通知システムが複数の装置によって実現される場合、通知システムが備える構成要素(特に、機能的な構成要素)は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
また、通知システムは、単一の装置として実現されてもよい。例えば、通知システムは、サーバシステムに含まれるクラウドサーバに相当する単一の装置として実現されてもよいし、インターホン親機または携帯端末に相当する単一の装置として実現されてもよい。
また、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置(ブロードバンドルータなど)が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態のインターホン親機、サーバシステム、または、携帯端末などとして実現されてもよい、また、本発明は、上記実施の形態の通知システムなどのコンピュータが実行する通知方法として実現されてもよいし、通知方法をコンピュータに実行させるためのプログラム(言い換えれば、コンピュータプログラムプロダクト)として実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 通知システム
60 オートロック式ドア(扉)
70 宅配ボックス(収納装置)
73 電気錠
84 第一取得部
85 第二取得部
86 出力部
100 集合住宅(施設、集合施設)

Claims (11)

  1. 配送物の配送予定または前記配送物が施設に到着したことを示す第一情報を取得する第一取得部と、
    前記施設に設けられた収納装置の使用状況に関する第二情報を取得する第二取得部と、
    取得された前記第一情報および取得された前記第二情報に基づいて、前記第一情報に関する第一通知とともに、前記第二情報に関する第二通知および前記配送物の受取を支援するための第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する出力部とを備える
    通知システム。
  2. 前記出力部は、前記第一通知とともに前記第三通知を行うための前記通知情報を出力し、
    前記第三通知には、前記収納装置が備える電気錠の解錠を支援するための通知が含まれる
    請求項1に記載の通知システム。
  3. 前記第三通知には、前記電気錠の解錠の可否を確認するための通知が含まれる
    請求項2に記載の通知システム。
  4. 前記出力部は、前記第一通知とともに前記第三通知を行うための前記通知情報を出力し、
    前記第三通知には、前記配送物の配送者の、前記収納装置の設置場所へのアクセスを支援するための通知が含まれる
    請求項1~3のいずれか1項に記載の通知システム。
  5. 前記出力部は、前記第一通知とともに前記第三通知を行うための前記通知情報を出力し、
    前記第三通知には、前記設置場所にアクセスするための扉を解錠することを支援するための通知が含まれる
    請求項4に記載の通知システム。
  6. 前記第三通知には、前記扉の解錠の可否を確認するための通知が含まれる
    請求項5に記載の通知システム。
  7. 前記第三通知には、前記扉を解錠するために必要な認証情報の発行の可否を確認するための通知が含まれる
    請求項5に記載の通知システム。
  8. 前記出力部は、前記第一通知とともに前記第三通知を行うための前記通知情報を出力し、
    前記第三通知には、前記収納装置のユーザが前記収納装置以外の手段を用いた前記配送物の受取を希望するか否かを確認するための通知が含まれる
    請求項1~7のいずれか1項に記載の通知システム。
  9. 前記施設は、集合施設であり、
    前記収納装置以外の手段は、前記集合施設に設けられた前記収納装置以外の他の収納装置を用いる手段である
    請求項8に記載の通知システム。
  10. コンピュータによって実行される通知方法であって、
    配送物の配送予定または前記配送物が施設に到着したことを示す第一情報を取得する第一取得ステップと、
    前記施設に設けられた収納装置の使用状況に関する第二情報を取得する第二取得ステップと、
    取得された前記第一情報および取得された前記第二情報に基づいて、前記第一情報に関する第一通知とともに、前記第二情報に関する第二通知および前記配送物の受取を支援するための第三通知の少なくとも一方を行うための通知情報を出力する出力ステップとを含む
    通知方法。
  11. 請求項10に記載の通知方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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