JP2023031829A - サーバシステム、情報処理システム、及び、通知方法 - Google Patents

サーバシステム、情報処理システム、及び、通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】集合施設において提供されるサービスに関する通知を行うことができるサーバシステムを提供する。【解決手段】サーバシステム80は、集合住宅100の共用部の出入口のオートロック式ドア60の外側に設けられた第一情報端末から集合住宅100に関連するサービスに関する識別情報を取得する取得部84aと、取得された識別情報に基づいて、集合住宅100のユーザにサービスの提供が予定されていることを第二情報端末を介して通知するための通知情報を出力する出力部84cとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、集合施設において使用されるサーバシステム等に関する。
集合施設(集合住宅)において提供されるサービスに関する様々な技術が提案されている。このようなサービスとしては、配達物の配達サービスが例示される。配達サービスに関する技術として、特許文献1には、集合住宅内の複数の住戸に宅配物を届ける場合に、宅配業者の負担を軽減でき、加えて受け取る居住者が不安を感じる事の無い宅配支援システムが開示されている。
特開2020-127151号公報
本発明は、集合施設において提供されるサービスに関する通知を行うことができるサーバシステム等を提供する。
本発明の一態様に係るサーバシステムは、集合施設の共用部の出入口の扉の外側に設けられた第一情報端末から前記集合施設に関連するサービスに関する識別情報を取得する取得部と、取得された前記識別情報に基づいて、前記集合施設のユーザに前記サービスの提供が予定されていることを第二情報端末を介して通知するための通知情報を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、集合施設の共用部の出入口に設けられた扉の外側に設けられた第一情報端末と、前記集合施設の専有部に設置された第二情報端末とを備え、前記第一情報端末は、前記集合施設に関連するサービスに関する識別情報を取得する識別情報取得部と、取得された前記識別情報をサーバシステムへ送信する通信部とを備え、前記第二情報端末は、前記識別情報を受信した前記サーバシステムによって出力される通知情報に基づいて、前記サービスの提供が予定されていることを前記専有部のユーザへ通知する通知部を備える。
本発明の一態様に係る通知方法は、サーバシステムによって実行される通知方法であって、集合施設の共用部の出入口の扉の外側に設けられた第一情報端末から前記集合施設に関連するサービスに関する識別情報を取得する取得ステップと、取得された前記識別情報に基づいて、前記集合施設のユーザに前記サービスの提供が予定されていることを第二情報端末を介して通知するための通知情報を出力する出力ステップとを含む。
本発明の一態様に係る通知方法は、集合施設の共用部の出入口に設けられた扉の外側に設けられた第一情報端末が、前記集合施設に関連するサービスに関する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記第一情報端末が、取得された前記識別情報をサーバシステムへ送信する通信ステップと、前記集合施設の専有部に設置された第二情報端末が、前記識別情報を受信した前記サーバシステムによって出力される通知情報に基づいて、前記サービスの提供が予定されていることを前記専有部のユーザへ通知する通知ステップとを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記通知方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明のサーバシステム等は、集合施設において提供されるサービスに関する通知を行うことができる。
図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、インターホン親機の表示部に表示される通知画面の一例を示す図である。 図3は、実施の形態に係る制御システムの動作例1のシーケンス図である。 図4は、配達予定情報の一例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る制御システムの動作例2のシーケンス図である。 図6は、携帯端末の表示部に表示される通知画面の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る制御システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。図1に示されるように、制御システム10は、集合住宅100に適用されるシステムである。集合住宅100は、集合施設の一例であり、具体的には、マンション、寮、社宅などである。制御システム10は、集合住宅100内に設けられた情報処理システム70と、集合住宅100外に設けられたサーバシステム80と、携帯端末90とを備える。情報処理システム70は、言い換えれば、インターホンシステムであり、ロビーインターホン20と、制御装置30と、ゲートウェイ装置40と、複数のインターホン親機50と、オートロック式ドア60とを備える。なお、制御システム10は、図1に示される全ての装置を備える必要はなく、一部の装置を備えていなくてもよい。また、制御システム10は、図1に示される複数の装置に代えて、当該複数の装置の機能を統合した1つの装置を備えてもよい。
まず、ロビーインターホン20について説明する。ロビーインターホン20は、集合住宅100のエントランス(つまり、共用部)のオートロック式ドア60の外側(屋外側)に設けられる情報端末であり、第一情報端末の一例である。ロビーインターホン20は、例えば、オートロック式ドア60を制御する。ロビーインターホン20は、入力受付部21と、通信部22と、情報処理部23と、記憶部24と、撮像部25と、無線通信部26とを備える。
入力受付部21は、集合住宅100への訪問者の入力(入力操作)を受け付ける。入力受付部21は、例えば、テンキーボタン、及び、呼出ボタンなどによって実現されるが、タッチパネルによって実現されてもよい。なお、テンキーボタンは、集合住宅100への訪問者が訪問先の専有部の番号を入力するためのボタンであり、呼出ボタンは、訪問先の専有部の番号を押した後、当該専有部に設けられたインターホン親機50を呼び出す(鳴らす)ためのボタンである。
通信部22は、ロビーインターホン20が、制御装置30、インターホン親機50、及び、オートロック式ドア60などと局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。通信部22によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信部22によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。通信部22によって行われる通信の通信規格は、通信相手の機器に応じて異なってもよい。
情報処理部23は、オートロック式ドア60の制御に関する情報処理を行う。情報処理部23は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部23は、機能的な構成要素として、識別情報取得部23a、及び、制御部23bを有する。識別情報取得部23a、及び、制御部23bの機能は、例えば、情報処理部23を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部24に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。識別情報取得部23a、及び、制御部23bのそれぞれの詳細な機能については後述する。
記憶部24は、オートロック式ドア60の制御に関する情報処理に必要な情報、及び、情報処理部23が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部24は、例えば、半導体メモリによって実現される。
撮像部25は、訪問者の画像(動画像)を撮像するカメラである。撮像部25は、イメージセンサなどによって実現される。
無線通信部26は、ロビーインターホン20が、訪問者が有する携帯端末(図示せず)と近距離無線通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。無線通信部26は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
次に、制御装置30について説明する。制御装置30は、集合住宅100内に設けられた機器の制御、及び、集合住宅100内に設けられた機器間の通信(例えば、ロビーインターホン20とインターホン親機50との間の通信)の制御などを行う装置である。制御装置30は、通信ネットワーク上でサーバシステム80とロビーインターホン20との間に位置する機器である。制御装置30は、通信部31と、情報処理部32と、記憶部33とを備える。
通信部31は、制御装置30が、ロビーインターホン20、及び、複数のインターホン親機50のそれぞれと、局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)を含む。また、通信部31は、制御装置30がゲートウェイ装置40を介してサーバシステム80と通信を行うための通信回路(通信モジュール)を含む。通信部31によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信部31によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。通信部31によって行われる通信の通信規格は、通信相手の機器に応じて異なってもよい。
情報処理部32は、集合住宅100内に設けられた機器の制御に関する情報処理、及び、集合住宅100内における通信の制御に関する情報処理を行う。情報処理部32は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部32の機能は、例えば、情報処理部32を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部33に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
記憶部33は、上記情報処理に必要な情報、及び、情報処理部32が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部33は、例えば、半導体メモリによって実現される。
次に、ゲートウェイ装置40、インターホン親機50、及び、オートロック式ドア60について説明する。ゲートウェイ装置40は、ロビーインターホン20及び制御装置30などの集合住宅100に設けられた機器が、インターネットなどの広域通信ネットワークを通じてサーバシステム80と通信するための通信装置である。ゲートウェイ装置40は、通信ネットワーク上でサーバシステム80とロビーインターホン20との間に位置する機器である。
インターホン親機50は、集合住宅100の専有部に固定設置された情報端末であり、第二情報端末の一例である。インターホン親機50は、例えば、複数の専有部のそれぞれに設けられる。専有部は、集合施設に含まれる施設の一例である。インターホン親機50は、ユーザ(専有部の居住者)がロビーインターホン20またはインターホン子機(図示せず)を介して訪問者と通話するための情報処理などを行う。なお、インターホン子機は、いわゆるドアホンであり、専有部の出入口の外側に設けられる。インターホン親機50は、具体的には、通信部51と、情報処理部52と、記憶部53と、表示部54とを備える。
通信部51は、インターホン親機50が、制御装置30と局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。通信部51によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信部51によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。
情報処理部52は、ユーザがロビーインターホン20またはインターホン子機を介して訪問者と通話するための情報処理を行う。情報処理部52は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。情報処理部52は、機能的な構成要素として通知部55を備える。通知部55の機能は、情報処理部52を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサが記憶部53に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
記憶部53は、情報処理部52が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部53は、例えば、半導体メモリによって実現される。
表示部54は、ロビーインターホン20の撮像部25によって撮影される訪問者の画像、または、インターホン子機が備える撮像部によって撮像される訪問者の画像を表示する。また、表示部54は、訪問型のサービスの提供が予定されていることを通知するための通知画面を(後述)を表示する。表示部54は、液晶パネルまたは有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
オートロック式ドア60は、集合住宅100のエントランス(つまり、共用部)に設けられた扉である。言い換えれば、オートロック式ドア60は、集合住宅100の共用部の出入口の扉である。オートロック式ドア60は、解錠(または開放)されてから一定時間の経過後に自動的に施錠(または閉鎖)される。オートロック式ドア60が有する扉は、引き戸であってもよいし、開き戸であってもよい。なお、ここでの解錠は、例えば、オートロック式ドア60のロック機構(電気錠など)を解除することを意味する。開放は、例えば、ロック機構を解除した上でさらにオートロック式ドア60を開放することを意味する。
次に、サーバシステム80について説明する。サーバシステム80は、集合住宅100外に設けられたサーバシステムである。サーバシステム80は、第一サーバ81と、第二サーバ82とを含む。なお、このようにサーバシステム80が複数のサーバを含むことは必須ではなく、サーバシステム80は、単一のサーバによって構成されてもよい。
第一サーバ81は、集合住宅100外に設けられたクラウドサーバである。第一サーバ81は、例えば、後述のサービス提供事業者とは異なる事業者によって使用される。このような事業者は、例えば、集合住宅100に設けられた機器(ゲートウェイ装置40など)を提供する事業者である。
第二サーバ82は、集合住宅100外に設けられるクラウドサーバである。第二サーバ82は、例えば、訪問型のサービスを提供するサービス提供事業者によって使用される。訪問型のサービスとは、配達サービス、訪問介護サービス、及び、家事代行サービスなどである。第二サーバ82は、具体的には、通信部83と、情報処理部84と、記憶部85とを備える。
通信部83は、第二サーバ82が広域通信ネットワークを介して他の機器と通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部83によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
情報処理部84は、後述する認証処理などの情報処理を行う。情報処理部84は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。
情報処理部84は、機能的な構成要素として、取得部84a、認証部84b、及び、出力部84cを有する。取得部84a、認証部84b、及び、出力部84cの機能は、例えば、情報処理部84を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部85に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。取得部84a、認証部84b、及び、出力部84cのそれぞれの詳細な機能については後述する。
記憶部85は、上記情報処理に必要な情報、及び、情報処理部84が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部85は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリなどによって実現されてもよい。
携帯端末90は、ユーザが訪問型のサービスの提供が予定されていることの通知を受けるために使用する携帯型の情報端末であり、第二情報端末の別の一例である。携帯端末90は、具体的には、スマートフォンまたはタブレット端末などである。携帯端末90は、訪問型のサービスの提供が予定されていることを通知するための通知画面を表示する表示部91を備える。表示部91は、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
[動作例1]
訪問型のサービス提供事業者は、集合住宅100に訪問者を派遣する場合がある。例えば、配達事業者は、集合住宅100に配達員を派遣する。一般的には、配達事業者から派遣された配達員が集合住宅内の専有部に配達物を配達する場合、ロビーインターホンに配達先の専有部の部屋番号を入力することにより配達先のユーザを呼び出し、オートロック式ドアの解錠(または開放)を依頼する必要がある。ここで、同一の時間帯に集合住宅内の複数の専有部に配達物を配達する場合、配達員は、基本的には、複数回部屋番号を入力する必要がある。このように配達員が複数回部屋番号を入力することは煩わしい場合がある。
このような煩わしさを解消すべく、配達員は、一人のユーザにオートロック式ドアを解錠してもらい、その他のユーザの専有部には、ロビーインターホンからの呼び出しを行わずに直行することが考えられる。この場合、配達員は、その他のユーザに対しては事前の通知(呼び出し)が無いまま不意打ちで訪問を行うことになり好ましくない。
これに対し、制御システム10においては、配達員は、同一の時間帯に配達が予定されている複数の荷物のうち1つの荷物に付与された伝票の伝票番号をロビーインターホン20の入力受付部21に入力する。そうすると、上記複数の荷物の配達先の専有部に設置されたインターホン親機50の全てに配達の予定があることを示す通知画面が表示され、さらに、オートロック式ドア60が解錠(または開放)される。図2は、このような通知画面の一例を示す図である。つまり、配達員は、1回の伝票番号の入力で複数のユーザへ配達の事前通知を行うとともに、オートロック式ドア60を解錠することができる。
以下、このような制御システム10の動作例1について説明する。図3は、制御システム10の動作例1のシーケンス図である。以下の動作例1では、集合住宅100への訪問者は、配達事業者から派遣された配達員であり、第二サーバ82は、配達事業者によって使用されるものとして説明が行われる。
配達事業者の配達員は、集合住宅100のエントランス(共用部)に到着すると、ロビーインターホン20に所定の入力を行う。ロビーインターホン20の入力受付部21は、所定の入力を配達員から受け付ける(S11)。所定の入力には、配達物に付与された伝票の伝票番号の入力が含まれる。伝票番号は、集合施設に関連するサービスに関する識別情報の一例である。
所定の入力が完了すると、識別情報取得部23aは、入力された伝票番号を取得する(S12)。次に、通信部22は、ステップS12において取得された伝票番号を含む認証要求を制御装置30へ送信する(S13)。認証要求は、言い換えれば、オートロック式ドア60を解錠または開放するための要求である。なお、後述のように認証要求は最終的にはサーバシステム80によって受信されるため、ステップS13の処理は、認証要求(取得された伝票番号)を、制御装置30及びゲートウェイ装置40を介してサーバシステム80へ送信する処理であるといえる。
制御装置30の通信部31は、ロビーインターホン20から認証要求を受信する。また、通信部31は、受信した認証要求をゲートウェイ装置40へ送信する(S14)。
ゲートウェイ装置40は、制御装置30から認証要求を受信する。ゲートウェイ装置40は、受信された認証要求にゲートウェイIDを含めてサーバシステム80へ送信する(S15)。ゲートウェイIDは、ゲートウェイ装置40を他のゲートウェイ装置と区別するための情報であり、集合住宅100を他の建物(集合住宅)と区別するための情報でもある。ゲートウェイIDは、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスなどのゲートウェイ装置40の機器IDである。ゲートウェイIDは、例えば、あらかじめゲートウェイ装置40が備える記憶部(図示せず)に記憶されている。
サーバシステム80において、第二サーバ82の通信部83は、第一サーバ81を介して認証要求を受信する。取得部84aは、受信された認証要求に含まれる伝票番号及びゲートウェイIDを取得する(S16)。認証部84bは、取得された伝票番号及びゲートウェイIDに基づいて認証を行う(S17)。
以下、ステップS17における認証方法について具体的に説明する。上述のように第二サーバ82は、配達事業者によって使用されるサーバであり、第二サーバ82の記憶部85には、配達予定情報があらかじめ記憶されている。図4は、配達予定情報の一例を示す図である。図4に示されるように、配達予定情報においては、配達先の建物を示す配達先情報と、配達先の建物へ配達される荷物の伝票番号と、配達予定日時とが対応付けられている。配達先情報には、例えば、建物名、部屋番号、及び、当該建物に設けられたゲートウェイ装置のゲートウェイIDなどが含まれる。つまり、配達予定情報においては、ゲートウェイIDと、伝票番号とが対応付けられている。
ステップS17において、認証部84bは、具体的には、取得された伝票番号及びゲートウェイIDと、記憶部85に記憶された配達予定情報とを照合することにより、認証を行う。認証部84bは、配達予定情報において、取得された伝票番号及びゲートウェイIDが現在の日時が属する配達予定日時に対応付けられている場合に認証が成立したと判定する。つまり、認証部84bは、荷物が正しい配達先(建物)に届けられようとしている場合に認証が成立したと判定する。
認証部84bによって認証が成立したと判定されると、出力部84cは、配達予定情報において伝票番号に対応付けられた部屋番号を特定する(S18)。つまり、ステップS11において入力された伝票番号が付与された配達物の配達先(専有部)の部屋番号を特定する。
また、出力部84cは、配達予定情報において、ステップS16において取得されたゲートウェイIDに対応付けられており、かつ、現在の日時が属する配達予定日時に対応付けられている他の部屋番号を特定する(S19)。つまり、集合住宅100において、今から配達物が配達される予定がある他の配達先(専有部)の部屋番号を特定する。なお、条件に合致する部屋番号が無い場合にはステップS19の処理は行われない。
次に、出力部84cは、応答情報を出力する(S20)。応答情報には、認証が成立したことを示す認証成否情報が含まれる。認証成否情報は、認証の成立または不成立に関する情報である。また、応答情報には、ステップS18及びステップS19において特定された1以上の部屋番号を示す通知情報が含まれる。通知情報は、当該通知情報において指定された部屋番号を有する専有部のユーザへ配達物の配達が予定されていることを通知するための情報であり、具体的には、インターホン親機50を介してユーザへの通知を行うための情報である。
なお、ステップS17において、認証が不成立であると判定された場合、出力部84cは、例えば、認証が不成立であることを示す認証成否情報を含み、かつ、通知情報を含まない応答情報を出力する。なお、応答情報に認証成否情報が含まれることは必須ではなく、例えば、認証が成立したときのみ応答情報が出力されてもよい。
出力部84cによって出力された応答情報は、通信部83によって第一サーバ81を介してゲートウェイ装置40へ送信される(S21)。ステップS21において送信される応答情報は、宛先として認証要求に含まれていたゲートウェイIDが指定される。このため、応答情報は、他の建物に設けられたゲートウェイ装置ではなく、ゲートウェイ装置40へ送信される。宛先の指定は、第二サーバ82(出力部84c)によって行われてもよいし、第一サーバ81によって行われてもよい。
ゲートウェイ装置40は、サーバシステム80(第一サーバ81)から応答情報を受信し、受信した応答情報を制御装置30へ送信する(S22)。
制御装置30の通信部31は、ゲートウェイ装置40から応答情報を受信する。情報処理部32は、受信された応答情報に含まれる通知情報に基づいて、当該通知情報が示す1以上の部屋番号を宛先として指定した通知指令を複数のインターホン親機50へ送信する(S23)。つまり、情報処理部32は、受信された通知情報に基づいて、複数のインターホン親機50中から少なくとも一部のインターホン親機50を通知指令の送信先に決定する。通知情報が示す部屋番号(通知情報に含まれる部屋番号)は、送信先の1以上のインターホン親機50を特定するための情報の一例である。
複数のインターホン親機50のそれぞれには、当該インターホン親機50が設置された専有部の部屋番号があらかじめ登録されている。このため、複数のインターホン親機50のそれぞれは通知指令が自装置宛ての通知指令であるか否かを判定することができる。
インターホン親機50の通知部55は、自装置宛ての通知指令が通信部51によって受信されると、表示部54に図2のような通知画面を表示する。通知部55は、通知画面を表示部54に表示することにより、配達物の配達が予定されていることを専有部のユーザへ通知することができる。
なお、通知情報が複数の部屋番号を示す場合、複数のインターホン親機50の表示部54のそれぞれに通知画面が表示されることとなる。この場合、通知情報は、複数のユーザに配達が予定されていることを通知するための情報であり、複数のユーザに対応する複数のインターホン親機50を特定するための情報を含むといえる。ここでの複数のユーザは、各々が互いに異なる荷物を受け取る予定を有する複数のユーザである。
一方、制御装置30の通信部31は、ステップS22において受信された応答情報であって通知情報が削除された応答情報をロビーインターホン20へ送信する(S24)。
ロビーインターホン20の通信部22は、制御装置30から応答情報を受信する。制御部23bは、応答情報に認証が成立したことを示す認証成否情報が含まれると判定したときには、オートロック式ドア60を解錠(または開放)する(S25)。つまり、応答情報は、サーバシステム80からロビーインターホン20へ送信(出力)される、オートロック式ドア60の解錠(または開放)を実行するための情報であるといえる。なお、図示されないが、制御部23bは、応答情報に認証が不成立であることを示す認証成否情報が含まれると判定したときには、オートロック式ドア60を解錠(または開放)しない。
以上説明したように、制御システム10によれば、配達員は、1回の伝票番号の入力で1以上のユーザ(インターホン親機50)へ配達の事前通知を行うとともに、オートロック式ドア60を解錠することができる。また、制御システム10によれば、ユーザが不在であっても、配達員は当該ユーザが居住する専有部の入り口の前へ到達することができる。したがって、制御システム10によれば、ユーザが不在であるときに専有部の入り口前に荷物を置くサービス(いわゆる置き配サービス)などが実現できる。このような置き配サービスを想定して、携帯端末90の表示部91には、置き配が行われる予定であることを示す通知画面が表示されてもよい。
[動作例2]
上記動作例1では、出力部84cは、集合住宅100のユーザに配達物の配達が予定されていることをインターホン親機50を介して通知するための通知情報を出力した。ここで、通知情報は、携帯端末90を介してユーザへ通知を行うための情報であってもよい。つまり、配達の事前通知は、インターホン親機50に加えて、または、インターホン親機50に代えて携帯端末90を介して行われてもよい。以下、このような制御システム10の動作例2について説明する。図5は、制御システム10の動作例2のシーケンス図である。以下の動作例2では、動作例1との相違点を中心に説明が行われる。
ユーザは、配達物の配達が予定されていることの通知を受けるためのアプリケーションプログラムをあらかじめ携帯端末90へインストールし、サーバシステム80へアクセスして利用登録を行う。ユーザは利用登録時に住所等を入力することで、サーバシステム80の情報処理部84は、ユーザが居住している集合住宅100の名称(ゲートウェイID)、及び、部屋番号と、アプリケーションプログラムのID(以下、アプリケーションIDとも記載される)とを対応付けることができる。これにより、情報処理部84は、配達予定情報(図4)にアプリケーションIDを含めることができる。
ステップS11~ステップS17の処理は、動作例1と同様である。ステップS17において、認証部84bによって認証が成立したと判定されると、出力部84cは、配達予定情報において伝票番号に対応付けられたアプリケーションIDを特定する(S31)。つまり、ステップS11において入力された伝票番号が付与された配達物の配達先(専有部)のユーザ(ユーザの携帯端末90)を特定する。
また、出力部84cは、配達予定情報において、ステップS16において取得されたゲートウェイIDに対応付けられており、かつ、現在の日時が属する配達予定日時に対応付けられている他のアプリケーションIDを特定する(S32)。つまり、集合住宅100において、今から配達物が配達される予定がある他の配達先(専有部)のユーザ(ユーザの携帯端末90)を特定する。なお、条件に合致するアプリケーションIDが無い場合にはステップS32の処理は行われない。
次に、出力部84cは、ステップS31及びステップS32において特定された1以上のアプリケーションID(1以上の携帯端末90)を宛先とした通知情報を出力する(S33)。通知情報は、ユーザへ配達物の配達が予定されていることを通知するための情報であり、具体的には、携帯端末90を介してユーザへの通知を行うための情報である。通知情報に含まれるアプリケーションIDは、通知情報の宛先の1以上の携帯端末90を特定するための情報の一例である。
通信部83は、出力された通知情報を1以上の携帯端末90(図5では1つだけ図示)へ送信する(S34)。通知情報を受信した携帯端末90は、通知画面を表示部91に表示する(S35)。図6は、携帯端末90の表示部91に表示される通知画面の一例を示す図である。
ステップS34において通知情報が複数の携帯端末90へ送信される場合、複数の携帯端末90の表示部91のそれぞれに通知画面が表示されることとなる。この場合、通知情報は、複数のユーザに配達が予定されていることを通知するための情報であり、複数のユーザに対応する複数の携帯端末90を特定するための情報を含むといえる。ここでの複数のユーザは、各々が互いに異なる荷物を受け取る予定を有する複数のユーザである。なお、ステップS17において、認証が不成立であると判定された場合、ステップS31~S35の処理は行われない。
一方、出力部84cは、通知情報に加えて応答情報を出力する(S36)。応答情報には、認証が成立したことを示す認証成否情報が含まれる。認証成否情報は、認証の成立または不成立に関する情報である。なお、ステップS17において、認証が不成立であると判定された場合、出力部84cは、例えば、認証が不成立であることを示す認証成否情報を含む応答情報を出力する。なお、応答情報に認証成否情報が含まれることは必須ではなく、例えば、認証が成立したときのみ応答情報が出力されてもよい。
出力部84cによって出力された応答情報は、通信部83によって第一サーバ81を介してゲートウェイ装置40へ送信される(S37)。ステップS37において送信される応答情報は、宛先として認証要求に含まれていたゲートウェイIDが指定される。このため、応答情報は、他の建物に設けられたゲートウェイ装置ではなく、ゲートウェイ装置40へ送信される。宛先の指定は、第二サーバ82(出力部84c)によって行われてもよいし、第一サーバ81によって行われてもよい。
ゲートウェイ装置40は、サーバシステム80(第一サーバ81)から応答情報を受信し、受信した応答情報を制御装置30へ送信する(S38)。
制御装置30の通信部31は、ゲートウェイ装置40から応答情報を受信し、受信した応答情報をロビーインターホン20へ送信する(S39)。
ロビーインターホン20の通信部22は、制御装置30から応答情報を受信する。制御部23bは、応答情報に認証が成立したことを示す認証成否情報が含まれると判定したときには、オートロック式ドア60を解錠(または開放)する(S40)。つまり、応答情報は、サーバシステム80からロビーインターホン20へ送信(出力)される、オートロック式ドア60の解錠(または開放)を実行するための情報であるといえる。なお、図示されないが、制御部23bは、応答情報に認証が不成立であることを示す認証成否情報が含まれると判定したときには、オートロック式ドア60を解錠(または開放)しない。
以上説明したように、制御システム10によれば、配達員は、1回の伝票番号の入力で1以上のユーザ(携帯端末90)へ配達の事前通知を行うとともに、オートロック式ドア60を解錠することができる。また、制御システム10によれば、ユーザが不在であっても、配達員は当該ユーザが居住する専有部の入り口の前へ到達することができる。したがって、制御システム10によれば、ユーザが不在であるときに専有部の入り口前に荷物を置くサービス(いわゆる置き配サービス)などが実現できる。このような置き配サービスを想定して、携帯端末90の表示部91には、置き配が行われる予定であることを示す通知画面が表示されてもよい。
[伝票番号の入力方法の変形例]
上記実施の形態では、伝票番号は手動入力された。しかしながら、ロビーインターホン20への伝票番号の入力方法はこのような方法に限定されない。例えば、配達員は、配達員が所持する携帯端末とロビーインターホン20の無線通信部26とを通信接続し、無線通信によってロビーインターホン20へ携帯端末を介して伝票番号を入力してもよい。
また、荷物に付与される伝票に伝票番号を示す二次元バーコードが付与されているような場合、撮像部25が二次元バーコードを撮像することにより、伝票番号がロビーインターホン20へ入力されてもよい。この場合、ロビーインターホン20の情報処理部23は、二次元バーコードの認識機能(二次元バーコードを伝票番号に変換する機能)を有する。
また、撮像部25が荷物に付与される伝票に記載された伝票番号そのもの(数字の文字列)を撮像することにより、伝票番号がロビーインターホン20へ入力されてもよい。この場合、ロビーインターホン20の情報処理部23は、文字認識機能を有する。
[識別情報の変形例]
上記実施の形態では、認証に用いられる識別情報として伝票番号が用いられたが、伝票番号以外の情報が識別情報として使用されてもよい。例えば、配達員の顔画像情報が識別情報として使用されてもよい。つまり、上記実施の形態において伝票番号は顔画像情報に読み替えられてもよい。
例えば、配達事業者の配達員は、集合住宅100のエントランス(共用部)に到着すると、ロビーインターホン20に所定の入力を行うことで撮像部25に自身の顔画像を撮像させる。撮像された顔画像を示す第一顔画像情報は記憶部24に記憶される。その後、第一顔画像情報を含む認証要求がサーバシステム80へ送信される。サーバシステム80の第二サーバ82(配達事業者が使用するサーバ)においては、当該配達事業者に属する配達員の顔画像情報があらかじめ登録されており、認証部84bは、第一顔画像情報が配達員の顔画像を示すか否かを照合することができる。つまり、認証部84bは、第一顔画像情報に基づく認証を行うことができる。
また、識別情報は、第二サーバ82によって発行されるランダム情報(ワンタイムパスワード)であってもよい。この場合、配達員は、当該配達員が所持する携帯端末を操作することによりランダム情報の発行を第二サーバ82へ要求し、当該携帯端末を介してランダム情報の通知を受けることができる。ランダム情報は、一定期間のみ有効な情報であり、一定期間の経過後には無効となる。上記実施の形態において伝票番号はランダム情報に読み替えられてもよい。
なお、識別情報は、集合住宅100に関連するサービスに関する情報であればよい。識別情報は、サービス番号(伝票番号など)のように専有部に提供されるサービスレベルで特定される情報であってもよいし、及び、サービス提供事業者に与えられるIDのように事業者のレベルで特定される情報であってもよい。集合住宅100に関連するサービスとしては、配達サービスの他に、訪問介護サービス、または、家事代行サービスなどが例示される。
[特定情報の変形例]
上記実施の形態の動作例2では、配達予定情報において、伝票番号(識別情報の一例)が、専有部(集合施設に含まれる施設の一例)の部屋番号と関連付けられており、応答情報には、専有部を特定するための特定情報として部屋番号が含まれていた。
ここで、伝票番号は、サーバシステム80において、専有部に設けられたインターホン親機50に関連付けられていてもよい。例えば、伝票番号は、サーバシステム80においてインターホン親機50のIDと関連付けられており、特定情報は、インターホン親機50のIDを含む情報であってもよい。つまり、特定情報は、専有部に設けられた情報端末を特定するための情報であってもよい。
[集合住宅を区別するための情報の変形例]
上記実施の形態では、集合住宅100を他の建物(集合住宅)と区別するための情報としてゲートウェイIDが用いられたが、このような情報としてゲートウェイIDが使用されることは必須ではない。例えば、ゲートウェイIDに代えて制御装置30のIDが使用されてもよい。制御装置30のIDは、例えば、MACアドレスなどの制御装置30の機器IDである。制御装置30のIDは、例えば、あらかじめ記憶部33に記憶されている。この場合、配達予定情報においては、配達先情報として制御装置30のIDが含まれる。
また、集合住宅100を他の建物(集合住宅)と区別するための情報は、集合住宅100の名称、または、集合住宅100の住所であってもよい。
[情報処理システムの変形例]
上記実施の形態では、情報処理システム70(インターホンシステム)が備える、ロビーインターホン20、及び、インターホン親機50のそれぞれは、専用装置であったが、汎用の情報端末にアプリケーションプログラムがインストールされることによって実現されてもよい。例えば、ロビーインターホン20、及び、インターホン親機50のそれぞれは、汎用のタブレット端末にアプリケーションプログラムがインストールされることによって実現されてもよい。
[効果等]
以上説明したように、サーバシステム80は、集合住宅100の共用部の出入口のオートロック式ドア60の外側に設けられた第一情報端末から集合住宅100に関連するサービスに関する識別情報を取得する取得部84aと、取得された識別情報に基づいて、集合住宅100のユーザにサービスの提供が予定されていることを第二情報端末を介して通知するための通知情報を出力する出力部84cとを備える。集合住宅100は、集合施設の一例である。上記実施の形態では、第一情報端末は、ロビーインターホン20である。
このようなサーバシステム80は、集合住宅100において提供されるサービスに関する通知を行うことができる。
また、例えば、取得部84aは、識別情報を含む認証要求を第一情報端末から取得し、出力部84cは、識別情報に基づく認証が成功した場合に、オートロック式ドア60の解錠および開放の少なくとも一方を実行するための応答情報を第一情報端末へ出力する。
このようなサーバシステム80は、オートロック式ドア60の解錠および開放の少なくとも一方を実行することができる。
また、例えば、通知情報は、複数のユーザにサービスの提供が予定されていることを通知するための情報であり、複数のユーザに対応する複数の第二情報端末を特定するための情報を含む。
このようなサーバシステム80は、集合住宅100において提供されるサービスに関する通知を、複数のユーザに対して行うことができる。
また、例えば、上記サービスは、荷物の配達サービスであり、上記識別情報は、1つの荷物に付与された伝票番号である。出力部84cは、取得された伝票番号に基づいて通知情報を出力する。通知情報は、各々が互いに異なる荷物を受け取る予定を有する複数のユーザに対応する複数の第二情報端末を特定するための情報を含む。
このようなサーバシステム80は、集合住宅100への配達が予定されている複数の荷物のうち1つの荷物に付与された伝票の伝票番号に基づいて、複数のユーザへ配達の事前通知を行うことができる。配達員は、1回の伝票番号の入力で複数のユーザへ配達の事前通知を行うことができる。
また、例えば、第二情報端末は、集合住宅100の専有部に設置された情報端末である。上記実施の形態では、この情報端末は、インターホン親機50である。
このようなサーバシステム80は、集合住宅100において提供されるサービスに関する通知をインターホン親機50を介して行うことができる。
また、例えば、第二情報端末は、携帯端末90である。
このようなサーバシステム80は、集合住宅100において提供されるサービスに関する通知を携帯端末90を介して行うことができる。
また、情報処理システム70は、集合住宅100の共用部の出入口に設けられたオートロック式ドア60の外側に設けられたロビーインターホン20と、集合住宅100の専有部に設置されたインターホン親機50とを備える。ロビーインターホン20は、集合住宅100に関連するサービスに関する識別情報を取得する識別情報取得部23aと、取得された識別情報をサーバシステム80へ送信する通信部22とを備える。インターホン親機50は、識別情報を受信したサーバシステム80によって出力される通知情報に基づいて、サービスの提供が予定されていることを専有部のユーザへ通知する通知部55を備える。ロビーインターホン20は、第一情報端末の一例であり、インターホン親機50は、第二情報端末の一例である。
このような情報処理システム70は、集合住宅100において提供されるサービスに関する通知を行うことができる。
また、情報処理システム70は、さらに、通知情報に基づいて、複数のインターホン親機50の中から上記インターホン親機50を通知指令の送信先に決定する制御装置30を備える。通知部55は、通知情報に基づいて制御装置30が送信する通知指令に基づいて、サービスの提供が予定されていることをユーザへ通知する。
このような情報処理システム70は、制御装置30によって決定されたインターホン親機50を介して、集合住宅100において提供されるサービスに関する通知を行うことができる。
また、サーバシステム80(コンピュータ)によって実行される通知方法は、集合住宅100の共用部の出入口のオートロック式ドア60の外側に設けられた第一情報端末から集合住宅100に関連するサービスに関する識別情報を取得する取得ステップと、取得された識別情報に基づいて、集合住宅100のユーザにサービスの提供が予定されていることを第二情報端末を介して通知するための通知情報を出力する出力ステップとを含む。
このような通知方法は、集合住宅100において提供されるサービスに関する通知を行うことができる。
また、情報処理システム70(コンピュータ)によって実行される通知方法は、集合住宅100の共用部の出入口に設けられたオートロック式ドア60の外側に設けられたロビーインターホン20が、集合住宅100に関連するサービスに関する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、ロビーインターホン20が、取得された識別情報をサーバシステム80へ送信する通信ステップと、集合住宅100の専有部に設置されたインターホン親機50が、識別情報を受信したサーバシステム80によって出力される通知情報に基づいて、サービスの提供が予定されていることを専有部のユーザへ通知する通知ステップとを含む。
このような通知方法は、集合住宅100において提供されるサービスに関する通知を行うことができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、制御システムは、集合住宅に適用されたが、集合住宅以外の集合施設に適用されてもよい。例えば、制御システムは、オフィス、工場、研究施設、医療施設、宿泊施設等の、複数の施設(複数の会社、部課、部門等)を含む集合施設であって、共用のエントランスを備える集合施設に適用することができる。
例えば、上記実施の形態では、制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、制御システムは、ロビーインターホン、制御装置、ゲートウェイ装置、インターホン親機、第一サーバ、及び、第二サーバのいずれかに相当する単一の装置として実現されてもよい。制御システムが複数の装置によって実現される場合、制御システムが備える構成要素(特に、機能的な構成要素)は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置(ブロードバンドルータなど)が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態のロビーインターホン、制御装置、ゲートウェイ装置、インターホン親機、情報処理システム、または、サーバシステムとして実現されてもよい、また、本発明は、上記実施の形態のロビーインターホン、制御装置、ゲートウェイ装置、インターホン親機、情報処理システム、または、サーバシステムが実行する情報処理に相当する方法として実現されてもよいし、コンピュータにこれらの方法を実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 制御システム
20 ロビーインターホン(第一情報端末)
22 通信部
23a 識別情報取得部
30 制御装置
50 インターホン親機(第二情報端末)
55 通知部
70 情報処理システム
80 サーバシステム
83 通信部
84a 取得部
84c 出力部
90 携帯端末(第二情報端末)
100 集合住宅(集合施設)

Claims (11)

  1. 集合施設の共用部の出入口の扉の外側に設けられた第一情報端末から前記集合施設に関連するサービスに関する識別情報を取得する取得部と、
    取得された前記識別情報に基づいて、前記集合施設のユーザに前記サービスの提供が予定されていることを第二情報端末を介して通知するための通知情報を出力する出力部とを備える
    サーバシステム。
  2. 前記取得部は、前記識別情報を含む認証要求を前記第一情報端末から取得し、
    前記出力部は、前記識別情報に基づく認証が成功した場合に、前記扉の解錠および開放の少なくとも一方を実行するための応答情報を前記第一情報端末へ出力する
    請求項1に記載のサーバシステム。
  3. 前記通知情報は、複数の前記ユーザに前記サービスの提供が予定されていることを通知するための情報であり、複数の前記ユーザに対応する複数の前記第二情報端末を特定するための情報を含む
    請求項2に記載のサーバシステム。
  4. 前記サービスは、荷物の配達サービスであり、
    前記識別情報は、1つの荷物に付与された伝票番号であり、
    前記出力部は、取得された前記伝票番号に基づいて前記通知情報を出力し、
    前記通知情報は、各々が互いに異なる荷物を受け取る予定を有する複数の前記ユーザに対応する複数の第二情報端末を特定するための情報を含む
    請求項3に記載のサーバシステム。
  5. 前記第二情報端末は、前記集合施設の専有部に設置された情報端末である
    請求項1~4のいずれか1項に記載のサーバシステム。
  6. 前記第二情報端末は、携帯端末である
    請求項1~4のいずれか1項に記載のサーバシステム。
  7. 集合施設の共用部の出入口に設けられた扉の外側に設けられた第一情報端末と、
    前記集合施設の専有部に設置された第二情報端末とを備え、
    前記第一情報端末は、
    前記集合施設に関連するサービスに関する識別情報を取得する識別情報取得部と、
    取得された前記識別情報をサーバシステムへ送信する通信部とを備え、
    前記第二情報端末は、
    前記識別情報を受信した前記サーバシステムによって出力される通知情報に基づいて、前記サービスの提供が予定されていることを前記専有部のユーザへ通知する通知部を備える
    情報処理システム。
  8. さらに、前記通知情報に基づいて、複数の第二情報端末の中から前記第二情報端末を通知指令の送信先に決定する制御装置を備え、
    前記通知部は、前記通知情報に基づいて前記制御装置が送信する通知指令に基づいて、前記サービスの提供が予定されていることを前記ユーザへ通知する
    請求項7に記載の情報処理システム。
  9. サーバシステムによって実行される通知方法であって、
    集合施設の共用部の出入口の扉の外側に設けられた第一情報端末から前記集合施設に関連するサービスに関する識別情報を取得する取得ステップと、
    取得された前記識別情報に基づいて、前記集合施設のユーザに前記サービスの提供が予定されていることを第二情報端末を介して通知するための通知情報を出力する出力ステップとを含む
    通知方法。
  10. 集合施設の共用部の出入口に設けられた扉の外側に設けられた第一情報端末が、前記集合施設に関連するサービスに関する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記第一情報端末が、取得された前記識別情報をサーバシステムへ送信する通信ステップと、
    前記集合施設の専有部に設置された第二情報端末が、前記識別情報を受信した前記サーバシステムによって出力される通知情報に基づいて、前記サービスの提供が予定されていることを前記専有部のユーザへ通知する通知ステップとを含む
    通知方法。
  11. 請求項9または10に記載の通知方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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