JP2019087896A - ロビーインターホン、処理システム、及びプログラム - Google Patents

ロビーインターホン、処理システム、及びプログラム Download PDF

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Katsuhiko Kimura
克彦 木村
皓之 大田
Hiroyuki Ota
皓之 大田
山中 睦裕
Mutsuhiro Yamanaka
睦裕 山中
池田 光治
Mitsuharu Ikeda
光治 池田
利春 竹ノ内
Toshiharu Takenouchi
利春 竹ノ内
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Abstract

【課題】汎用端末をインターホン親機として通信可能なロビーインターホン、処理システム、及びプログラムを提供する。【解決手段】ロビーインターホン1は、住戸91を複数有する集合住宅9のロビー92に設けられる。ロビーインターホン1は、通信部11を備える。通信部11は、ロビーインターホン1との通信のためのプログラムがインストールされインターホン親機として機能し、住戸91に対応する汎用端末3が有する通信部31との間で通信可能である。【選択図】図1

Description

本開示は、一般にロビーインターホン、処理システム、及びプログラムに関し、より詳細にはロビーに設置されるロビーインターホン、処理システム、及びロビーインターホンと通信可能な汎用端末に用いられるプログラムに関する。
従来、種々のインターホンシステムが提案されている。例えば、集合住宅の共用玄関(ロビー)に設置されているロビーインターホンと、集合住宅の住戸の外玄関に設置されている子機と、住戸内に設置されている親機とを有するインターホンシステムが開示されている(特許文献1参照)。
子機は第1伝送路を介して親機に接続され、ロビーインターホンは第2伝送路、通信装置及び共用伝送路を介して親機に接続されている。これにより、親機は、子機及びロビーインターホンと通信が可能となる。
特開2017−139670号公報
従来のインターホンシステムでは、ロビーインターホンと通信可能な親機(インターホン親機)は、第2伝送路に接続可能なインターホンシステム専用端末に限られていた。
本開示は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、汎用端末をインターホン親機として通信可能なロビーインターホン、処理システム、及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様に係るロビーインターホンは、管理領域を複数を有する施設のロビーに設けられるロビーインターホンである。前記ロビーインターホンは、ロビー側通信部を備える。前記ロビー側通信部は、前記ロビーインターホンとの通信のためのプログラムがインストールされインターホン親機として機能し、前記管理領域に対応する汎用端末が有する端末側通信部との間で通信可能である。
本開示の一態様に係る処理システムは、前記ロビーインターホンと、前記ロビーインターホンとの通信のためのプログラムがインストールされた汎用端末との間の通信を制御する通信制御部を備える。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、前記ロビーインターホンとの間での通信が可能なインターホン親機として機能させる。
本開示のロビーインターホン、処理システム、及びプログラムでは、汎用端末をインターホン親機として通信可能になるという効果がある。
図1は、本開示の実施形態1に係るロビーインターホンを含むインターホンシステムのブロック図である。 図2は、同上のインターホンシステムにおけるインターホン子機のブロック図である。 図3は、同上のインターホンシステムにおける管理室親機のブロック図である。 図4は、同上のインターホンシステムにおける施解錠装置のブロック図である。 図5は、同上のインターホンシステムにおける動作説明図である。 図6は、本開示の実施形態1の第1変形例に係るロビーインターホンを含むインターホンシステムのブロック図である。 図7は、本開示の実施形態2に係るロビーインターホンを含むインターホンシステムのブロック図である。 図8は、本開示の実施形態2の第1変形例に係るロビーインターホンを含むインターホンシステムのブロック図である。
以下に説明する各実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態のインターホンシステム100のブロック図を図1に示す。本実施形態のインターホンシステム100は、ロビーインターホン1と、処理システム2と、汎用端末3と、を備えている。本実施形態では、インターホンシステム100が、施設として集合住宅9に適用される場合を例として説明する。本実施形態における集合住宅9は、共用スペースであるロビー92、管理室93、及び複数の管理領域として複数の住戸91を有する。つまり、本実施形態のインターホンシステム100は、集合住宅用のインターホンシステム100である。
ロビーインターホン1は、例えば、集合住宅9におけるロビー92に設置される。また、ロビーインターホン1は、ルータ71、及びゲートウェイ装置73を介して、インターネット回線等の広域通信網NT1(WAN:Wide Area Network)に接続されている。
処理システム2は、広域通信網NT1に接続されたサーバ201であり、ロビーインターホン1と汎用端末3との間の通信を制御する。具体的には、処理システム2は、ロビーインターホン1と汎用端末3との間における通信の中継処理を行う。
汎用端末3は、種々のアプリケーションソフトがインストール可能な端末である。汎用端末3は、住戸91に対応している。汎用端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末であってもよいし、据置型の端末であってもよい。本実施形態では、汎用端末3が、住戸91に設けられた据置型の端末である場合を例に説明する。集合住宅9において、各住戸91には汎用端末3が設けられている。汎用端末3は、通信機能を有しており、ルータ72、及びゲートウェイ装置74を介して広域通信網NT1に接続されている。汎用端末3は、インターホンシステム専用のアプリケーションソフト(インターホンアプリケーションソフト)がインストールされている。汎用端末3は、インターホンアプリケーションソフトを起動することにより、ロビーインターホン1と通信可能なインターホン親機としての機能を実現する。つまり、汎用端末3は、ロビーインターホン1との通信のためのプログラム(インターホンアプリケーションソフト)がインストールされている。ここでいう通信とは、音声、画像、及びメッセージの少なくともいずれかを、送信と受信との少なくとも一方を行うことを意味する。本実施形態では、汎用端末3は、インターホンアプリケーションソフトを起動することにより、ロビーインターホン1との間で音声の送信及び受信、つまり通話が可能なインターホン親機としての機能を実現する。ここでいうインターホン親機とは、他のインターホン装置を介さず、ロビーインターホン1、インターホン子機4との間で通信可能な装置である。汎用端末3は、インターホンアプリケーションソフト以外のアプリケーションソフトがインストールされていてもよい。
ロビーインターホン1は、例えば、来訪者が、訪問先の住戸91の住人と通話するための装置である。ロビーインターホン1は、来訪者によって訪問先の住戸91に対応する住戸番号が入力されると、訪問先の住戸91に設けられた汎用端末3との通信(通話)を要求する呼出信号を、広域通信網NT1を介して処理システム2に送信する。
処理システム2は、ロビーインターホン1からの呼出信号を受信すると、呼出信号に含まれる住戸情報(領域情報)に基づいて、呼出信号を訪問先の住戸91に設けられた汎用端末3に中継する。
汎用端末3は、呼出信号を受信した場合、住人によって応答操作が行われると、広域通信網NT1を介してロビーインターホン1との間での通話が可能となる。汎用端末3は、ロビーインターホン1との間で通話可能になると、住人の音声のデータを、広域通信網NT1を介してロビーインターホン1に送信する。ロビーインターホン1は、汎用端末3から住人の音声のデータを受け取ると、受け取ったデータに基づく音声(住人の音声)を出力する。また、ロビーインターホン1は、来訪者の音声のデータを、広域通信網NT1を介して汎用端末3に送信する。汎用端末3は、ロビーインターホン1から来訪者の音声のデータを受け取ると、受け取ったデータに基づく音声(来訪者の音声)を出力する。
また、汎用端末3は、住戸91の外玄関に設けられたインターホン子機4、及び集合住宅9の管理室93に設けられた管理室親機5との間で通話可能である。汎用端末3は、インターホン子機4、及び管理室親機5との間で通話可能である。また、汎用端末3は、集合住宅9のロビー92の出入口である玄関ドア94に設けられた電気錠75を施錠及び解錠する施解錠装置6と通信可能である。汎用端末3は、広域通信網NT1を介して施解錠装置6に制御信号(解錠信号)を送信することにより、玄関ドア94を解錠することができる。
(2)詳細
以下に、本実施形態のインターホンシステム100の詳細について説明する。本実施形態のインターホンシステム100は、ロビーインターホン1、処理システム2、汎用端末3、インターホン子機4、管理室親機5、及び施解錠装置6を備えている。
(2.1)ロビーインターホン
ロビーインターホン1は、通信部11(ロビー側通信部)と、カメラ12と、操作部13と、表示部14と、スピーカ15と、マイクロホン16と、制御部17と、を備えている。
ロビーインターホン1は、例えばプロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部17として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部11は、各住戸91の汎用端末3、及び処理システム2と通信するためのインターフェースである。具体的には、通信部11は、ルータ71及びゲートウェイ装置73を介して広域通信網NT1に接続されている。通信部11とルータ71との間の通信は、例えばLANケーブル(LAN:Local Area Network)などの通信線を介した有線通信であってもよいし、例えばWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信であってもよい。通信部11は、広域通信網NT1を介して、処理システム2(サーバ201)、及び各住戸91に設けられた汎用端末3との間で双方向の通信が可能となる。
カメラ12は、来訪者の姿を撮像するように構成されている。カメラ12が撮像した画像のデータは、広域通信網NT1を介して訪問先の住戸91に設けられた汎用端末3に送信される。汎用端末3は、ロビーインターホン1のカメラ12が撮像した画像を表示部32に表示させる。住人は、汎用端末3の表示部32に表示された画像を視認することにより、来訪者の姿を確認することができる。
操作部13は、例えばテンキーボタン(10キーボタン)を有している。来訪者は、操作部13を用いて、訪問先の住戸番号(住戸情報)を入力することができる。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイである。表示部14には、カメラ12が撮像した画像、つまり来訪者の姿が表示される。また、表示部14には、来訪者が操作部13に入力した番号が表示される。
なお、ロビーインターホン1は、操作部13と表示部14とを兼ねたタッチパネルディスプレイを備えていてもよい。
スピーカ15は、ロビーインターホン1が汎用端末3と通話可能な状態である場合には、汎用端末3から送信された音声データに基づいた音声を出力する。
マイクロホン16は、来訪者の音声を取得し、音声データを生成する。ロビーインターホン1が汎用端末3と通話可能な状態である場合には、マイクロホン16が生成した音声データが、通信部11を介して汎用端末3に送信される。汎用端末3は、ロビーインターホン1から送信された音声データに基づいた音声を出力する。
制御部17は、図1に示すように、処理部18を含んでいる。
処理部18は、来訪者によって操作部13に住戸番号が入力されると、住戸番号に対応する住戸91に設けられた汎用端末3との通話(通信)を要求する呼出信号を生成する。呼出信号には、操作部13に入力された住戸番号(住戸情報)が含まれている。処理部18は、生成した呼出信号を、通信部11を介して処理システム2に送信する。
また、処理部18は、来訪者が操作部13への操作を開始すると、カメラ12を起動させる。処理部18は、カメラ12が生成した画像データを表示部14に表示させる。また、呼出信号には、カメラ12が生成した画像データが含まれている。
また、処理部18は、汎用端末3との通話が可能な状態になると、マイクロホン16が生成した音声データを、通信部11を介して汎用端末3に送信する。処理部18は、通信部11が汎用端末3から受信した音声データを、スピーカ15に出力する。スピーカ15は、受け取った音声データを基に音声を出力する。
(2.2)処理システム
処理システム2は、広域通信網NT1に接続されたサーバ201であり、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備えている。
処理システム2は、例えばプロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部23として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部21は、各住戸91の汎用端末3、及びロビーインターホン1と通信するためのインターフェースである。具体的には、通信部21は、広域通信網NT1に接続されている。通信部21は、広域通信網NT1を介して、ロビーインターホン1、及び各住戸91の汎用端末3との間で双方向の通信が可能となる。
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等から選択されるデバイスで構成される。記憶部22は、来訪者の訪問先の住戸91に設けられた汎用端末3を特定するための情報を記憶している。具体的には、記憶部22は、各住戸91(管理領域)に関する住戸情報(領域情報)と、各住戸91に設けられた汎用端末3に関する端末情報と、を対応付けて記憶している。住戸情報とは、住戸91を識別するための情報であり、例えば住戸番号、住人の名前などのデータが含まれている。端末情報とは、汎用端末3を識別するための情報であり、例えば汎用端末3のIPアドレス(Internet Protocol Address)、MACアドレス(Media Access Controladdress)、固有識別情報等のデータが含まれている。
制御部23は、図1に示すように、通信制御部24、及び登録部25を含んでいる。
通信制御部24は、通信部21がロビーインターホン1からの呼出信号を受信すると、呼出信号に含まれる住戸番号(住戸情報)を基に、対応する端末情報を記憶部22から取得する。通信制御部24は、取得した端末情報に対応する汎用端末3に、広域通信網NT1を介して呼出信号を送信(中継)する。つまり、通信制御部24は、ロビーインターホン1に入力された住戸番号の住戸91に設けられた汎用端末3に、ロビーインターホン1からの要求信号を中継する。
登録部25は、住戸情報と端末情報とを対応付けて記憶部22に記憶させる(登録する)。登録部25は、例えば、他の装置(例えば、管理室親機5、汎用端末3)から広域通信網NT1を介して、住戸情報と端末情報とを対応付けた登録情報を受信した場合、受信した登録情報を基に住戸情報と端末情報とを対応付けて記憶部22に記憶する。例えば、集合住宅9の管理人は、管理室93に設けられた管理室親機5から処理システム2(サーバ201)に、住戸情報と端末情報とを対応付けた登録情報を送信する。これにより、記憶部22に、住戸情報と端末情報とが対応付けて記憶される。なお、処理システム2が、キーボード等の入力装置を備えている場合、入力装置に登録情報を入力することにより、住戸情報と端末情報とを対応付けたデータが記憶部22に記憶されるように構成されていてもよい。また、住人が汎用端末3を操作して、汎用端末3から登録情報を処理システム2に送信してもよい。
また、登録部25は、他の装置から受信した登録情報を基に、記憶部22に記憶されているデータを変更する機能を有している。したがって、例えば住人が引っ越した場合に、住戸番号(住戸情報)に対応する端末情報の消去又は変更を容易に行うことができる。
また、住戸番号(住戸情報)と端末情報との対応データは、サーバ201の記憶部22に記憶されているので、対応データのバックアップ、遠隔変更が容易となる。また、ロビーインターホン1を交換したとしても、住戸番号と端末情報との対応データをロビーインターホン1に登録する処理が不要となる。
(2.3)汎用端末
汎用端末3は、通信部31(端末側通信部)と、表示部32と、操作部33と、スピーカ34と、マイクロホン35と、制御部36と、を備えている。
汎用端末3は、例えばプロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部36として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部31は、ロビーインターホン1及び処理システム2と通信するためのインターフェースである。具体的には、通信部31は、住戸91に設けられたルータ72、及び集合住宅9に設けられたゲートウェイ装置74を介して広域通信網NT1に接続されている。通信部31とルータ72との間の通信は、例えばLANケーブル(LAN:Local Area Network)などの通信線を介した有線通信であってもよいし、例えばWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信であってもよい。通信部31は、広域通信網NT1を介して、処理システム2及びロビーインターホン1との間で双方向の通信が可能となる。
汎用端末3は、タッチパネルディスプレイを備えており、タッチパネルディスプレイが表示部32と操作部33とを兼ねている。
表示部32は、例えば液晶ディスプレイである。通信部31がロビーインターホン1からの呼出信号を受信すると、表示部32には、ロビーインターホン1のカメラ12の撮像画像、つまり来訪者の姿が表示される。
操作部33は、例えばタッチパッドであり、住戸91の住人の操作を受け付ける。
スピーカ34は、汎用端末3がロビーインターホン1と通話可能な状態である場合には、ロビーインターホン1から送信された音声データに基づいた音声を出力する。
マイクロホン35は、住人の音声を取得し、音声データを生成する。汎用端末3がロビーインターホン1と通話可能な状態である場合には、マイクロホン35が生成した音声データが、ネットワークを介してロビーインターホン1に送信される。ロビーインターホン1は、汎用端末3からの音声データに基づいた音声を出力する。
制御部36は、通信部31が呼出信号を受信すると、スピーカ34から呼出音を発生させる。制御部36は、通信部31がロビーインターホン1(処理システム2)からの呼出信号を受信している状態で、操作部33に対して所定の応答操作が行われると、汎用端末3とロビーインターホン1との間で通話可能な状態とする。汎用端末3とロビーインターホン1との間で通話可能な状態とは、汎用端末3とロビーインターホン1が広域通信網NT1を介して音声データの送受信を行うことで、来訪者と住人とが通話を行うことができる状態である。具体的には、制御部36は、操作部33に対して応答操作が行われると、マイクロホン35が生成した音声データを、通信部31を介してロビーインターホン1に送信する。また、制御部36は、通信部31がロビーインターホン1から受信した音声データを、スピーカ34に出力する。スピーカ34は、受け取った音声データを基に音声を出力する。
汎用端末3は、インターホンアプリケーションソフトを起動することにより、ロビーインターホン1だけでなく、インターホン子機4、及び管理室親機5との間での通信(通話)も可能となる。制御部36は、通信部31が呼出信号を受信した場合、呼出信号の送信元がロビーインターホン1、インターホン子機4、管理室親機5のいずれであるかを、表示部32に表示させる。
また、汎用端末3は、インターホンアプリケーションソフトを起動することにより、広域通信網NT1を介して施解錠装置6と通信が可能となる。制御部36は、操作部33に対して所定の解錠操作が行われると、施解錠装置6へ解錠信号を送信する。施解錠装置6は、解錠信号を受信すると、電気錠75を解錠する。
(2.4)インターホン子機
インターホン子機4は、各住戸91の外玄関に設けられている。
図2に示すように、インターホン子機4は、通信部41と、操作部42と、スピーカ43と、マイクロホン44と、制御部45と、を備えている。
通信部41は、汎用端末3と通信するためのインターフェースである。具体的には、通信部41は、住戸91に設けられたルータ72を介して汎用端末3に接続されている。つまり、インターホン子機4の通信部41と、汎用端末3の通信部31とは、住戸91内に構築された宅内通信網を介して通信を行う。通信部41とルータ72との間の通信は、例えばLANケーブル(LAN:Local Area Network)などの通信線を介した有線通信であってもよいし、例えばWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信であってもよい。通信部41は、ルータ72を介して、汎用端末3との間で双方向通信が可能となる。なお、通信部41は、ルータ72及び広域通信網NT1を介して汎用端末3と通信を行うように構成されていてもよい。
操作部42は、例えば押ボタンスイッチであり、来訪者の操作を受け付ける。操作部42に対して所定の呼出操作(例えば押操作)が行われると、通信部41から汎用端末3へ呼出信号が送信される。汎用端末3の通信部31がインターホン子機4からの呼出信号を受信している状態で、操作部33に対して所定の応答操作が行われると、汎用端末3とインターホン子機4との間で通話可能な状態となる。
スピーカ43は、インターホン子機4が汎用端末3と通話可能な状態である場合には、汎用端末3から送信された音声データに基づいた音声を出力する。
マイクロホン44は、来訪者の音声を取得し、音声データを出力する。インターホン子機4が汎用端末3と通話可能な状態である場合には、マイクロホン44が生成した音声データが汎用端末3に送信される。汎用端末3のスピーカ34は、インターホン子機4からの音声データに基づいた音声を出力する。
制御部45は、操作部42に対して呼出操作が行われると、通信部41を介して汎用端末3へ呼出信号を送信する。汎用端末3において、呼出信号に対する応答操作が行われると、汎用端末3とインターホン子機4との間で通話可能な状態となる。制御部45は、汎用端末3との通話が可能な状態になると、マイクロホン44が生成した音声データを、通信部41を介して汎用端末3に送信する。また、制御部45は、通信部41が汎用端末3から受信した音声データを、スピーカ43に出力する。スピーカ43は、受け取った音声データを基に音声を出力する。
(2.5)管理室親機
管理室親機5は、集合住宅9の管理室93に設けられている。
図3に示すように、管理室親機5は、通信部51と、操作部52と、表示部53と、スピーカ54と、マイクロホン55と、制御部56と、を備えている。
通信部51は、各住戸91に設けられた汎用端末3と通信するためのインターフェースである。具体的には、通信部51は、ルータ71、及び広域通信網NT1を介して汎用端末3に接続されている。通信部51とルータ71との間の通信は、例えばLANケーブル(LAN:Local Area Network)などの通信線を介した有線通信であってもよいし、例えばWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信であってもよい。通信部51は、広域通信網NT1を介して、汎用端末3との間で双方向の通信が可能となる。また、通信部51は、広域通信網NT1を介して、ロビーインターホン1との間で双方向の通信が可能である。なお、通信部51は、ルータ71を介してロビーインターホン1と通信を行ってもよい。
操作部52は、管理室親機5のユーザである管理人の操作を受け付ける。
表示部53は、例えば液晶ディスプレイである。表示部53には、例えば操作部52が受け付けた操作内容が表示される。
スピーカ54は、管理室親機5が汎用端末3と通話可能な状態である場合には、汎用端末3から送信された音声データに基づいた音声を出力する。
マイクロホン55は、管理人の音声を取得し、音声データを生成する。管理室親機5が汎用端末3と通話可能な状態である場合には、マイクロホン55が生成した音声データが通信部51を介して汎用端末3に送信される。
制御部56は、管理人によって操作部52に住戸番号の入力操作が行われると、操作部52が受け付けた住戸番号を基に呼出信号を生成する。住戸番号に対応する住戸91に設けられた汎用端末3との通話(通信)を要求する呼出信号を生成する。呼出信号には、操作部52に入力された住戸番号(住戸情報)が含まれている。制御部56は、生成した呼出信号を、通信部51を介して処理システム2に送信する。処理システム2の通信制御部24は、通信部21が管理室親機5からの呼出信号を受信すると、呼出信号に含まれる住戸番号(住戸情報)を基に、対応する端末情報を記憶部22から取得する。通信制御部24は、取得した端末情報に対応する汎用端末3に、広域通信網NT1を介して呼出信号を送信(中継)する。つまり、通信制御部24は、管理室親機5に入力された住戸番号の住戸91に設けられた汎用端末3に、管理室親機5からの要求信号を中継する。
汎用端末3において、呼出信号に対する応答操作が行われると、汎用端末3と管理室親機5との間で通話可能な状態となる。制御部56は、汎用端末3との通話が可能な状態になると、マイクロホン55が生成した音声データを、通信部51を介して汎用端末3に送信する。また、制御部56は、通信部51が汎用端末3から受信した音声データを、スピーカ54に出力する。スピーカ54は、受け取った音声データを基に音声を出力する。
なお、ここでは詳細な説明を省略するが、管理室親機5と汎用端末3との通話のトリガは、管理室親機5から汎用端末3への呼出信号の送信だけでなく、汎用端末3から管理室親機5への呼出信号の送信によっても可能である。
(2.6)施解錠装置
施解錠装置6は、集合住宅9のロビー92の出入口である玄関ドア94に設けられた電気錠75を施錠及び解錠するように構成されている。
図4に示すように、施解錠装置6は、通信部61と、制御部62と、を備えている。
通信部61は、各住戸91に設けられた汎用端末3と通信するためのインターフェースである。具体的には、通信部61は、ルータ71、及び広域通信網NT1を介して汎用端末3に接続されている。
制御部62は、電気錠75を制御するように構成されている。制御部62は、通信部61が汎用端末3からの解錠信号を受信すると、電気錠75を解錠する。電気錠75が解錠されることによって、来訪者がロビー92の玄関ドア94を通って、集合住宅9の中に入ることができる。
(3)動作例
次に、本実施形態のインターホンシステム100の動作例について図5を参照して説明する。本動作例では、来訪者が住戸91を訪問する際の動作について説明する。ここでは、汎用端末3においてインターホンアプリケーションソフトが起動されている。
来訪者は、ロビーインターホン1の操作部13を用いて、訪問先の住戸91の住戸番号を入力する入力操作を行う。ロビーインターホン1は、操作部13が受け付けた住戸番号を基に生成した呼出信号を、広域通信網NT1を介して処理システム2に送信する(ステップS1)。
処理システム2において、通信制御部24は、受け取った呼出信号に含まれる住戸番号に対応する端末情報を記憶部22から取得する。通信制御部24は、記憶部22から取得した端末情報に対応する汎用端末3に、広域通信網NT1を介して呼出信号を送信(中継)する(ステップS2)。
汎用端末3において、ロビーインターホン1からの呼出信号を受信している状態で、住人により操作部33に応答操作が行われると、汎用端末3とロビーインターホン1との間で、広域通信網NT1を介した通話が可能となる。
ロビーインターホン1と汎用端末3とは、広域通信網NT1を介した通話を行う(ステップS3)。具体的には、ロビーインターホン1の処理部18は、マイクロホン16が生成した来訪者の音声データを、広域通信網NT1を介して汎用端末3へ送信する。汎用端末3の制御部36は、ロビーインターホン1からの音声データを受け取ると、受け取った音声データをスピーカ34に出力する。また、汎用端末3の処理部18は、マイクロホン35が生成した住人の音声データを、広域通信網NT1を介してロビーインターホン1へ送信する。ロビーインターホン1の処理部18は、汎用端末3からの音声データを受け取ると、受け取った音声データをスピーカ15に出力する。
また、汎用端末3において、住人により操作部33に解錠操作が行われると、汎用端末3は、解錠信号を施解錠装置6へ送信する(ステップS4)。施解錠装置6において、汎用端末3からの解錠信号を受信すると、制御部62は、ロビーの玄関ドア94に設けられた電気錠75を解錠する(ステップS5)。これにより、来訪者は、ドアを通って集合住宅9の中に入り、訪問先の住戸91の前まで行くことができる。
来訪者は、訪問先の住戸91の外玄関に設けられたインターホン子機4の操作部42に対して、所定の呼出操作を行う。インターホン子機4は、操作部42に呼出操作が行われると、呼出信号をルータ72を介して汎用端末3へ送信する(ステップS6)。
汎用端末3において、インターホン子機4からの呼出信号を受信している状態で、住人により操作部33に応答操作が行われると、汎用端末3とインターホン子機4との間でルータ72(宅内通信網)を介した通話が可能となる。汎用端末3とインターホン子機4とは、ルータ72を介して通話を行う(ステップS7)。
(4)変形例
(4.1)第1変形例
本実施形態のインターホンシステム100では、処理システム2が、広域通信網NT1に接続された外部のサーバ201であったが、この構成に限らない。図6に示すように、ロビーインターホン1が処理システム2を備えていてもよい。
本変形例のロビーインターホン1では、制御部17は、通信制御部24、及び登録部25を含んでいる。また、ロビーインターホン1は、住戸情報と端末情報とを対応付けて記憶した記憶部22を備えている。
来訪者によって操作部13に、住戸情報として住戸番号が入力されると、通信制御部24は、入力された住戸番号に対応する端末情報を記憶部22から取得する。処理部18は、通信制御部24が取得した端末情報に対応する汎用端末3に、広域通信網NT1を介して呼出信号を送信する。
(4.2)その他の変形例
上述した例は、来訪者による操作部13への操作によって、住戸番号(住戸情報)が入力されるように構成されていたが、これに限らない。例えば、ロビーインターホン1は、来訪者の音声によって住戸番号が入力されるように構成されていてもよい。この場合、マイクロホン16が生成した音声データが、広域通信網NT1を介して処理システム2(サーバ201)に送信される。通信制御部24は、ロビーインターホン1からの音声データに対して音声認識処理を行うことによって、来訪者が音声によって入力した住戸番号を認識する。通信制御部24は、認識した住戸番号に対応する汎用端末3に呼出信号を送信(中継)する。
また、処理システム2は、ロビーインターホン1のカメラ12の画像データを基に、来訪者を認識する画像認識機能を備えていてもよい。処理システム2は、画像認識器のにより認識した来訪者のデータが記憶部22に記憶されている場合、呼出信号に来訪者データを含めて汎用端末3に送信する。これにより、住人は、来訪者が誰であるかを確認することができる。
また、コンピュータシステムである処理システム2は、1または複数のコンピュータで構成されるシステムであってもよい。例えば、処理システム2は、複数のサーバ201で構成されていてもよい。また、処理システム2は、処理システム2の少なくとも一部の機能は、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
また、汎用端末3は、住戸91に設けられた据置型の端末に限らず、住戸91外へ持ち出し可能な携帯端末(例えばスマートフォン、タブレット端末)であってもよい。汎用端末3が住戸91外においても広域通信網NT1に接続する機能を有している場合、住戸91外であっても、ロビーインターホン1からの呼出信号を受信し、ロビーインターホン1と通話を行うことができる。
(実施形態2)
(5)構成
以下に、実施形態2に係るインターホンシステム100Aについて図7を参照して説明する。
本実施形態のインターホンシステム100Aでは、ロビーインターホン1と汎用端末3とが、集合住宅9に構築された構内通信網NT2(LAN:Local Area Network)のみを介して通話を行う点が、実施形態1のインターホンシステム100と異なる。なお、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
構内通信網NT2とは、集合住宅9に設けれた装置(ロビーインターホン1、汎用端末3、管理室親機5、施解錠装置6等)間で通信を行うためのネットワークである。構内通信網NT2において、装置間の通信は、LANケーブル等の通信線を介した有線通信であってもよいし、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信であってもよいし、有線通信と無線通信とが混在していてもよい。また、本実施形態における構内通信網NT2には、各住戸91に構築された宅内通信網を含む。宅内通信網とは、住戸91に設けられた装置(ルータ72、汎用端末3、インターホン子機4)間の通信を行うためのネットワークである。また、構内通信網NT2は、例えばゲートウェイ装置を介して、広域通信網に接続されていてもよい。
本実施形態のインターホンシステム100Aにおける処理システム2Aは、集合住宅9に設けれた制御装置202である。制御装置202は、通信部21と、制御部23と、記憶部22と、を備えている。制御装置202は、構内通信網NT2の一部であり、ルータ機能を有している。
通信部21は、ロビーインターホン1、各住戸91の汎用端末3、管理室親機5、及び施解錠装置6と通信するためのインターフェースである。通信部21は、LANケーブル等の通信線を介した有線通信、又はWi−Fi(登録商標)等の無線通信により、他の装置(ロビーインターホン1、汎用端末3、管理室親機5、施解錠装置6)との間で双方向通信を行う。
記憶部22は、各住戸91の住戸情報(例えば住戸番号)と、各住戸91に設けられた汎用端末3の端末情報と、を対応付けて記憶している。
制御部23は、通信制御部24、及び登録部25を含んでいる。
通信制御部24は、通信部21がロビーインターホン1から呼出信号を受け取ると、呼出信号に含まれる住戸番号を基に、対応する端末情報を記憶部22から取得する。通信制御部24は、取得した端末情報に対応する汎用端末3に、呼出信号を送信(中継)する。つまり、通信制御部24は、ロビーインターホン1に入力された住戸番号の住戸91に設けられた汎用端末3に、ロビーインターホン1からの呼出信号を中継する。
また、通信制御部24は、ロビーインターホン1と汎用端末3との間で通話を行う際に、ロビーインターホン1と汎用端末3との間で送受信される音声データを中継する機能を有している。
登録部25は、住戸情報と端末情報とを対応付けて記憶部22に記憶させる(登録する)。登録部25は、他の装置(例えば管理室親機5)から、住戸情報と端末情報とを対応付けた登録情報を受信した場合、受信した登録情報を基に住戸情報と端末情報とを対応付けて記憶部22に記憶する。
このように、本実施形態のインターホンシステム100Aでは、集合住宅9に構築された構内通信網NT2のみを介して、ロビーインターホン1と汎用端末3とが通話可能に構成されている。したがって、インターホンシステム100Aに関連する情報のセキュリティ性の向上を図ることができる。
なお、集合住宅9における複数の住戸91の全てに汎用端末3が設けられている必要がなく、複数の住戸91には、インターホンシステム専用のインターホン親機としての機能のみを有する専用端末が設けられた住戸91が含まれていてもよい。専用端末は、専用の伝送路を介して制御装置202に接続される。記憶部22に記憶された端末情報には、住戸91に設けられたインターホン親機として機能する端末が汎用端末3であるか専用端末であるかを表す情報が含まれている。通信制御部24は、通信制御部24は、ロビーインターホン1からの呼出信号に含まれる住戸情報に対応する端末情報が、専用端末を表している場合、この専用端末に専用の伝送路を介して呼出信号を送信(中継)する。つまり、制御装置202は、呼出信号の送信先のインターホン親機が汎用端末3か専用端末かで、呼出信号の送信経路を、構内通信網NT2と専用の伝送路とで切り替える。
(6)変形例
(6.1)第1変形例
実施形態2の第1変形例に係るインターホンシステム100Aについて図8を参照して説明する。
本変形例のインターホンシステム100Aでは、ロビーインターホン1は、ゲートウェイ装置73、及び広域通信網NT1を介して処理システム2Bと通信可能に構成されている。また、本変形例では、ロビーインターホン1は、構内通信網NT2の一部である中継装置76(例えばルータ)を介して、汎用端末3と通信を行う。
ロビーインターホン1において、処理部18は、来訪者によって操作部13に、住戸情報として住戸番号が入力されると、住戸情報を、広域通信網NT1を介して処理システム2bに送信する。
処理システム2Bは、広域通信網NT1に接続された外部のサーバ201であり、通信部21と、記憶部22と、制御部23(通信制御部24、登録部25)と、を備えている。
通信制御部24は、ロビーインターホン1から住戸情報を受け取ると、この住戸情報に対応する端末情報を記憶部22から取得する。通信制御部24は、取得した端末情報を、広域通信網NT1を介してロビーインターホン1に送信する。
ロビーインターホン1において、処理部18は、通信部11が受信した端末情報を基に、この端末情報に対応する汎用端末3に、呼出信号を送信する。
(6.2)第2変形例
「(4)変形例」の欄で説明した実施形態1の変形例に係るインターホンシステム100(図6参照)と同様に、ロビーインターホン1が処理システム2Bを備えていてもよい。来訪者によって操作部13に、住戸情報として住戸番号が入力されると、通信制御部24は、入力された住戸番号に対応する端末情報を記憶部22から取得する。処理部18は、通信制御部24が取得した端末情報に対応する汎用端末3に、構内通信網NT2(中継装置76)を介して呼出信号を送信する。
(7)その他の変形例
以下に、インターホンシステム100,100Aのその他の変形例について説明する。なお、以下に説明する変形例は、上記各実施形態及び各変形例と適宜組み合わせて適用可能である。
上記各実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記各実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
ロビーインターホン1と同様の機能は、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した記録媒体等で具現化されてもよい。また、汎用端末3と同様の機能は、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した記録媒体等で具現化されてもよい。
本開示におけるロビーインターホン1又はロビーインターホン1で用いられる制御方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示におけるロビーインターホン1又はロビーインターホン1で用いられる制御方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
コンピュータシステムであるロビーインターホン1は、1または複数のコンピュータで構成されるシステムであってもよい。例えば、ロビーインターホン1の少なくとも一部の機能は、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
本開示における汎用端末3又は汎用端末3で用いられる制御方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における汎用端末3又は汎用端末3で用いられる制御方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
コンピュータシステムである汎用端末3は、1または複数のコンピュータで構成されるシステムであってもよい。例えば、汎用端末3の少なくとも一部の機能は、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
本開示における処理システム2,2A,2B、又は処理システム2,2A,2Bで用いられる制御方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における処理システム2,2A,2B、又は処理システム2,2A,2Bで用いられる制御方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
コンピュータシステムである処理システム2,2A,2Bは、1または複数のコンピュータで構成されるシステムであってもよい。例えば、処理システム2,2A,2Bの少なくとも一部の機能は、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
上述では、ロビーインターホン1を含むインターホンシステム100,100Aが、集合住宅9に適用される場合を例に説明したが、これに限らない。インターホンシステム100,100Aが適用される施設は、オフィスビル、商業施設、ホテル、病院、工場、学校、及び老人ホーム等であってもよい。
(8)まとめ
第1態様に係るロビーインターホン(1)は、管理領域(住戸91)を複数有する施設(集合住宅9)のロビー(92)に設けられる。ロビーインターホン(1)は、ロビー側通信部(通信部11)を備える。ロビー側通信部(11)は、ロビーインターホン(1)との通信のためのプログラムがインストールされたインターホン親機として機能し、管理領域(91)に対応する汎用端末(3)が有する端末側通信部(通信部31)との間で通信可能である。
この態様によれば、ロビーインターホン(1)は、汎用端末(3)をインターホン親機として通信可能となる。
また、汎用端末(3)がインターホン親機として機能するので、専用のインターホン親機を用いる場合に比べて、インターホンシステムを低コストで容易に構築することができる。また、インターホン親機として機能する汎用端末(3)を、容易に交換することができる。
第2態様に係るロビーインターホン(1)では、第1態様において、ロビー側通信部(11)は、汎用端末(3)と異なるインターホン装置を介さないで、端末側通信部(31)と通信可能である。
この態様によれば、ロビーインターホン(1)は、専用のインターホン親機を介さずに、汎用端末(3)との通信が可能となる。
第3態様に係るロビーインターホン(1)では、第1又は第2態様において、管理領域(91)に関する領域情報(住戸情報)と、汎用端末(3)に関する端末情報と、が対応付けられている。ロビー側通信部(11)は、呼出対象の管理領域(91)の領域情報に対応付けられた端末情報を有する汎用端末(3)に、呼出信号を送信する。
この態様によれば、領域情報と端末情報とに対応データに基づいて、呼出対象の管理領域(91)に対応する汎用端末(3)に、呼出し信号を送信することができる。
第4態様に係るロビーインターホン(1)では、第1〜第3態様のいずれかにおいて、ロビー側通信部(11)は、ロビー側通信部(11)と端末側通信部(31)との間の通信を制御する処理システム(2,2A,2B)を介して、端末側通信部(31)と通信する。
この態様によれば、処理システム(2,2A,2B)において、ロビーインターホン(1)と汎用端末(3)との間における通信処理の一部が行われるので、ロビーインターホン(1)での処理負荷の軽減を図ることができる。
第5態様に係るロビーインターホン(1)では、第1〜第4態様のいずれかにおいて、ロビー側通信部(11)は、広域通信網(NT1)を介して端末側通信部(31)と通信する。
この態様によれば、ロビーインターホン(1)と汎用端末(3)との通信経路に広域通信網(NT1)を用いる。したがって、施設(9)にインターホンシステム専用の伝送路を設ける必要がなく、ロビーインターホン(1)と汎用端末(3)とを繋ぐネットワークの構築が容易となる。
第6態様に係るロビーインターホン(1)では、第1〜第4態様のいずれかにおいて、ロビー側通信部(11)は、施設(9)に構築された構内通信網(NT2)のみを介して端末側通信部(31)と通信する。
この態様によれば、ロビーインターホン(1)と汎用端末(3)との通信経路が構内通信網(NT2)のみで構築されるので、通信に関するセキュリティ性の向上を図ることができる。
第7態様に係る処理システム(2,2A,2B)は、第1〜第6態様のいずれかのロビーインターホン(1)と、ロビーインターホン(1)との通信のためのプログラムがインストールされた汎用端末(3)との間の通信を制御する通信制御部(24)を備える。
この態様によれば、通信制御部(24)が、ロビーインターホン(1)と汎用端末(3)との間における通信処理の一部が行われるので、ロビーインターホン(1)での処理負荷の軽減を図ることができる。
第8態様に係るプログラムは、コンピュータを、第1〜第6態様のいずれかのロビーインターホン(1)との間での通信が可能なインターホン親機として機能させる。
この態様によれば、コンピュータは、ロビーインターホン(1)と間で通信が可能となる。
第9態様に係るプログラムは、第8態様において、コンピュータを、管理領域(91)に設けられたインターホン子機(4)との間での通信が可能なインターホン親機として機能させる。
この態様によれば、コンピュータは、インターホン子機(4)との間で通信が可能となる。
第10態様に係るプログラムは、第8又は第9態様のいずれかにおいて、コンピュータを、施設(9)の管理室(93)に設けられた管理室親機(5)との間での通信が可能なインターホン親機として機能させる。
この態様によれば、コンピュータは、管理室親機(5)との間で通信が可能となる。
第11態様に係るプログラムは、第8〜第10態様のいずれかにおいて、コンピュータを、施設(9)のロビー(92)に設けられた玄関ドア(94)の電気錠(75)を解錠させる解錠信号を施解錠装置(6)に送信可能なインターホン親機として機能させる。
この態様によれば、コンピュータは、電気錠(75)を解錠することができる。
第2〜第6の態様に係る構成については、ロビーインターホン(1)の必須の構成ではなく、適宜省略可能である。また、第9〜第11態様に係るプログラムについては、必須ではなく適宜省略可能である。
1 ロビーインターホン
11 通信部(ロビー側通信部)
2,2A,2B 処理システム
24 通信制御部
3 汎用端末
31 通信部(端末側通信部)
4 インターホン子機
5 管理室親機
6 施解錠装置
75 電気錠
9 集合住宅(施設)
91 住戸(管理領域)
93 管理室
92 ロビー
94 玄関ドア
NT1 広域通信網
NT2 構内通信網

Claims (11)

  1. 管理領域を複数有する施設のロビーに設けられるロビーインターホンであって、
    前記ロビーインターホンとの通信のためのプログラムがインストールされインターホン親機として機能し、前記管理領域に対応する汎用端末が有する端末側通信部との間で通信可能なロビー側通信部を備える
    ことを特徴とするロビーインターホン。
  2. 前記ロビー側通信部は、前記汎用端末と異なるインターホン装置を介さないで、前記端末側通信部と通信可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のロビーインターホン。
  3. 前記管理領域に関する領域情報と、前記汎用端末に関する端末情報と、が対応付けられており、
    前記ロビー側通信部は、呼出対象の前記管理領域の前記領域情報に対応付けられた前記端末情報を有する前記汎用端末に、呼出信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロビーインターホン。
  4. 前記ロビー側通信部は、前記ロビー側通信部と前記端末側通信部との間の通信を制御する処理システムを介して、前記端末側通信部と通信する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロビーインターホン。
  5. 前記ロビー側通信部は、広域通信網を介して前記端末側通信部と通信する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロビーインターホン。
  6. 前記ロビー側通信部は、前記施設に構築された構内通信網のみを介して前記端末側通信部と通信する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロビーインターホン。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のロビーインターホンと、前記ロビーインターホンとの通信のためのプログラムがインストールされた汎用端末との間の通信を制御する通信制御部を備える
    ことを特徴とする処理システム。
  8. コンピュータを、請求項1〜6のいずれか1項に記載のロビーインターホンとの間での通信が可能なインターホン親機として機能させるプログラム。
  9. 前記コンピュータを、前記管理領域に設けられたインターホン子機との間での通信が可能なインターホン親機として機能させる請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記コンピュータを、前記施設の管理室に設けられた管理室親機との間での通信が可能なインターホン親機として機能させる請求項8又は9に記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータを、前記施設の前記ロビーに設けられた玄関ドアの電気錠を解錠させる解錠信号を施解錠装置に送信可能なインターホン親機として機能させる請求項8〜10のいずれか1項に記載のプログラム。
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