JP2019216302A - 通話情報出力システム、情報端末、通話情報処理方法、および、プログラム - Google Patents

通話情報出力システム、情報端末、通話情報処理方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】訪問者が訪問してきたときにも適切に見守りを行うことができる通話情報出力システムを提供する。【解決手段】通話情報出力システム20は、所定の施設に設けられる、インターホン親機50と他の通話装置との間の第1通話情報を取得する通話情報取得部52と、通話情報取得部52が取得した第1通話情報に基づく第2通話情報を所定の情報端末に出力する出力部41とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅等に用いられるインターホンシステムにおける、通話情報出力システム、情報端末、通話情報処理方法、および、プログラムに関する。
集合住宅に用いられるインターホンシステムにおいて、見守り機能を有するインターホンシステムが知られている。例えば、特許文献1には、集合住宅の集合玄関において、認証装置が帰宅した住戸人(居住者)を認証したときにロビーインターホンのカメラが起動し、当該帰宅した住戸人を撮像し、当該帰宅した住戸人に対応した携帯端末に撮像した画像を含む通知メールを送信することが開示されている。
特開2012−182541号公報
ところで、集合住宅の居住者に対して訪問者が訪問してきたときにも、適切に見守りを行うことが望まれる。
そこで、本発明は、訪問者が訪問してきたときに適切に見守りを行うことができる通話情報出力システム、情報端末、通話情報処理方法、および、プログラムを提供する。
本発明の一態様に係る通話情報出力システムは、所定の施設に設けられる、インターホン親機と他の通話装置との間の第1通話情報を取得する通話情報取得部と、前記通話情報取得部が取得した前記第1通話情報に基づく第2通話情報を所定の情報端末に出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る情報端末は、所定の施設に設けられる、インターホン親機と他の通話装置との間の第1通話情報に基づく第2通話情報を取得する通話情報取得部と、前記通話情報取得部が取得した前記第2通話情報に基づいた第3通話情報を、音および表示の少なくとも一方により出力するインターフェース部とを備える。
本発明の一態様に係る通話情報処理方法は、所定の施設に設けられる、インターホン親機と他の通話装置との間の第1通話情報に基づく第2通話情報を取得する通話情報取得ステップと、前記通話情報取得ステップで取得した前記第2通話情報に基づいた第3通話情報を、音および表示の少なくとも一方により出力する通話情報出力ステップとを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、上記の通話情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、訪問者が訪問してきたときに適切に見守りを行うことができる通話情報出力システム、情報端末、通話情報処理方法、および、プログラムが実現される。
実施の形態1に係るインターホンシステムの機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るロビーインターホンの正面図である。 実施の形態1に係るインターホン親機の正面図である。 実施の形態1に係るインターホンシステムにおける通話開始の動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係る情報端末に表示される画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係るインターホン親機の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る所定の情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る情報端末の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る情報端末に表示される、通話に対する操作のための情報の一例を示す図である。 実施の形態2に係るインターホン親機の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
なお、以下の明細書において、画像は、動画像(映像)である例について説明するが、静止画像であってもよい。また、画像は、文字および数字などが含まれていてもよい。動画像は、複数の静止画像によって構成される。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態に係るインターホンシステムおよび情報端末について、図1〜図9を参照しながら説明する。
[1.インターホンシステムの構成]
まず、本実施の形態に係るインターホンシステムの構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係るインターホンシステム10の機能構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係るインターホンシステム10は、集合住宅に設けられるインターホンシステムである。集合住宅は、所定の施設の一例である。図1に示されるように、インターホンシステム10は、通話情報出力システム20と、管理室親機70とを備える。通話情報出力システム20は、集合住宅に設けられ、ロビーインターホン30と、制御装置40と、インターホン親機50と、インターホン子機60と、ゲートウェイ装置90とを備える。
通話情報出力システム20は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間、および、インターホン子機60とインターホン親機50との間で行われた通話を含む通話情報を、当該インターホン親機50に対応する情報端末80に出力するシステムである。例えば、集合住宅に居住者として親が住んでおり、当該集合住宅とは異なる場所に子供が住んでいる場合において、親を訪問してきた訪問者と親との通話を遠方にいる子供の情報端末80に出力することで、子供は遠方に住んでいても親を見守ることができる。なお、以下において、情報端末80に出力される通話情報は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間での通話である例について、説明する。また、ロビーインターホン30、および、インターホン子機60は、インターホン親機50と通話する他の通話装置の一例である。なお、訪問者とは、集合住宅の居住者ではない人を意味する。
インターホンシステム10が備える各種構成要素は、例えば、集合住宅内に設置される。図1では、インターホン親機50およびインターホン子機60が1組だけ図示されているが、インターホンシステム10は、実際には、集合住宅内の住居の数に応じて複数組のインターホン親機50およびインターホン子機60を備える。また、ロビーインターホン30も複数設けられていてもよい。
ロビーインターホン30は、インターホン玄関装置の一例であり、集合住宅の玄関などの集合住宅の共用スペースに設置される通話装置である。ロビーインターホン30について、図1および図2を参照しながら説明する。
図2は、本実施の形態に係るロビーインターホン30の正面図である。ロビーインターホン30は、操作受付部31と、撮像部32と、センサ部33と、表示部34と、通話部35(入音部35aおよび出音部35b)と、制御部36と、通信部37と、記憶部38とを備える。
操作受付部31は、訪問者の操作を受け付けるユーザインターフェースである。操作受付部31は、具体的には、集合住宅内の特定の住居の居住者を呼び出すための呼出操作を受け付ける。操作受付部31は、タッチパネルまたはハードウェアボタン(例えば、テンキー)などによって実現される。
撮像部32は、訪問者の画像を撮像する。撮像部32は、例えば、図2に示されるロビーインターホン30の本体に取り付けられ、ロビーインターホン30の前方に位置する訪問者の画像を撮像する。撮像部32は、ロビーインターホン30の本体と一体に設けられる。撮像部32は、CMOSイメージセンサまたはCCDイメージセンサを備えるカメラによって実現される。
センサ部33は、訪問者を検知する。センサ部33は、例えば、図2に示されるロビーインターホン30の本体に取り付けられ、ロビーインターホン30の前方に位置する訪問者を検知する。なお、センサ部33は、ロビーインターホン30の本体とは別体であってもよい。この場合、センサ部33は、例えば、集合住宅の玄関の天井に取り付けられ、ロビーインターホン30の本体の周辺にいる訪問者を検知する。センサ部33は、赤外線(熱線)または超音波を用いた人感センサなどによって実現される。
表示部34は、制御部36の制御に基づいて所定の画像を表示する。表示部34は、例えば、撮像部32によって撮像された画像を表示する。表示部34が撮像部32によって撮像された画像を表示することで、訪問者は自身が撮像されていることを知ることができる。また、表示部34は、インターホン親機50から取得した情報を表示してもよい。表示部34は、液晶パネルまたは有機ELパネルなどによって実現される。
通話部35は、インターホン親機50を介して居住者と通話するための装置である。通話部35は、訪問者の音声を収音し、収音した音声を表す音声信号(音声情報)を制御部36へ出力する入音部35a、および、通信部37を介して取得された音声信号が示す音声を出音する出音部35bとを有する。入音部35aは、例えば、マイクロフォンなどにより実現される。また、出音部35bは、例えば、スピーカなどにより実現される。
制御部36は、ロビーインターホン30が備える各種構成要素を制御する。制御部36は、操作受付部31によって呼出操作が受け付けられた場合に、インターホン親機50を作動させるための作動指令、撮像部32によって撮像された画像の画像信号(画像情報)、および、入音部35aによって取得された訪問者の音声を示す音声情報を通信部37に出力させる。作動指令は、例えば、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が開始される前に出力される。画像情報は、例えば、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が開始される前、および、通話中に出力される。音声情報は、例えば、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話中に送信される。また、制御部36は、操作受付部31によって呼出操作が受け付けられた場合に、情報端末80に呼出操作を受け付けたことを含む情報を出力するための呼出情報をインターホン親機50に出力する。呼出情報は、作動指令に含まれていてもよい。
制御部36は、操作受付部31が訪問者から操作を受け付けたことをトリガとして、撮像部32に撮像を開始させてもよいし、センサ部33が人を検知したことをトリガとして、撮像部32に撮像を開始させてもよい。制御部36は、インターホン親機50から通話開始を示す情報を取得したことをトリガとして、入音部35aに収音を開始させてもよいし、操作受付部31が訪問者から操作を受け付けたことをトリガとして、入音部35aに収音を開始させてもよいし、センサ部33が人を検知したことをトリガとして、入音部35aに収音を開始させてもよい。また、制御部36は、現在の年月日および時刻を計時するリアルタイムクロック機能を有していてもよい。制御部36は、例えば、マイクロコンピュータまたはプロセッサによって実現される。
制御部36は、入音部35aで収音した音声情報および撮像部32が撮像した画像情報の少なくとも一方を記憶部38に記憶してもよい。
通信部37は、制御部36の制御に基づいて作動指令、画像情報、および、音声情報を出力する。作動指令、画像信号、および、音声情報は、呼出操作によって特定される住居に設けられたインターホン親機50あてに出力される。通信部37は、例えば、通信回路によって実現される。
記憶部38は、制御部36が実行する制御プログラムを記憶する記憶装置である。また、記憶部38は、撮像部32が撮像した画像情報、および、入音部35aが収音した音声情報を記憶してもよい。記憶部38は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
図1を再び参照して、制御装置40は、上記のような作動指令、画像情報、音声情報、および、呼出情報(以降において、ロビー情報とも記載する)の中継を制御する。制御装置40は、ロビーインターホン30、および、インターホン親機50と通信可能に接続されている。また、制御装置40は、集合住宅の管理室に設置される管理室親機70、および、ゲートウェイ装置90を介して情報端末80と接続されている。制御装置40は、通信部41と、制御部42と、記憶部43とを備える。
通信部41は、制御部42の制御に基づいて、ロビーインターホン30の通信部37から出力されるロビー情報を取得し、取得されたロビー情報を呼出操作が行われた居室のインターホン親機50に出力する。なお、通信部37によって出力されるロビー機情報が通信部41によって中継されることは必須ではない。例えば、ロビー機情報は、ロビーインターホン30からインターホン親機50に直接出力されてもよい。また、通信部41は、制御部42の制御に基づいて、インターホン親機50から出力される通話情報(例えば、後述する第2通話情報)を取得し、取得された通話情報を当該インターホン親機50に対応付けられた情報端末80に出力する。また、情報端末80からインターホン親機50に出力された情報(例えば、後述する通話許可情報)を取得し、取得された情報を当該情報端末80に対応付けられたインターホン親機50に出力する。通信部41は、例えば、通信回路によって実現される。なお、通信部41は、情報端末80に通話情報を出力する出力部の一例である。
制御部42は、上記のようなロビー機情報、および、通話情報の中継を制御する。制御部42は、例えば、通信部41を介して、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間での通話に基づく通話情報(例えば、第2通話情報)を情報端末80に出力する制御を行う。制御部42は、例えば、マイクロコンピュータまたはプロセッサによって実現される。
記憶部43は、制御部42が実行する制御プログラムが記憶される記憶装置である。記憶部43は、例えば、半導体メモリによって実現される。
インターホン親機50は、集合住宅内の複数の住居に1台ずつ設けられ、ロビーインターホン30と通話するための通話装置である。また、インターホン親機50には、撮像部32によって撮像された画像が表示される。インターホン親機50について、図1および図3を参照しながら説明する。
図3は、本実施の形態に係るインターホン親機50の正面図である。インターホン親機50は、通信部51と、制御部52と、表示部53と、通話部54(入音部54aおよび出音部54b)と、入力受付部55と、記憶部56とを備える。
通信部51は、制御装置40からロビー機情報、および、情報端末80が出力した情報を取得する。通信部51は、例えば、通信回路によって実現される。
制御部52は、制御装置40から取得した各種情報に基づいて各種制御を行う。詳細については後述するが、制御部52は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話に関する通話情報(第1通話情報)に基づく通話情報(第2通話情報)を情報端末80に出力する制御を行う。第1通話情報は、ロビーインターホン30から取得した音声情報と入音部54aから取得した音声情報との少なくも一方を含む。また、制御部52は、通信部51によって取得された作動指令および画像情報に基づいて、表示部53に当該画像情報に対応する画像(例えば、映像)を表示させる。また、制御部52は、通信部51によって取得された作動指令に基づいて、出音部54bに呼出音を出音させる。また、制御部52は、通信部51によって取得された音声情報に基づいて、出音部54bに音声を出音させる。なお、制御部52は、現在の年月日および時刻を計時するリアルタイムクロック機能を有していてもよい。制御部52は、例えば、マイクロコンピュータまたはプロセッサによって実現される。
表示部53は、制御部52の制御に基づいて、撮像部32によって撮像された画像を表示する。表示部53は、液晶パネルまたは有機ELパネルなどによって実現される。
通話部54は、ロビーインターホン30を介して訪問者と通話するための装置である。通話部54は、居住者の音声を収音し、収音した音声を表す音声信号(音声情報)を制御部52へ出力する入音部54a、および、通信部51を介して取得された音声情報が示す音声を出音する出音部54bとを有する。入音部54aは、例えば、マイクロフォンなどにより実現される。また、出音部54bは、例えば、スピーカなどにより実現される。
入力受付部55は、住居の居住者の操作を受け付けるユーザインターフェースである。入力受付部55は、居住者から呼出操作を行った訪問者に応答するための操作を受け付ける。また、入力受付部55は、インターホン親機50が各種情報(例えば、呼出情報および通話情報)を出力する出力先である所定の情報端末(例えば、情報端末80)の宛先に関する情報を受け付ける。入力受付部55を介して予め取得された、所定の情報端末の宛先に関する情報は、制御部52により記憶部56に記憶される。制御部52は、例えば、入力受付部55を介して宛先に関する情報を取得すると、記憶部56に記憶されている宛先のリストを更新する。そして、制御部52は、入力受付部55により取得した所定の情報端末の宛先に関する情報を用いて、当該所定の情報端末に通話情報などを出力する。入力受付部55は、タッチパネルまたはハードウェアボタンなどによって実現される。なお、入力受付部55は、受付部の一例である。
記憶部56は、制御部52が実行する制御プログラムが記憶される記憶装置である。記憶部56には、通信部51によって取得された画像情報、および、通話情報が記憶されてもよい。記憶部56は、半導体メモリなどによって実現される。
インターホン子機60は、住居の玄関に設置される通話装置であり、いわゆるドアホンである。詳細については図示されないが、インターホン子機60は、訪問者が押す呼出ボタン、インターホン子機60の前方に位置する訪問者の画像を撮像する撮像部、居住者と通話するための通話部などを備える。インターホン子機60は、インターホン親機50と直接接続されている。
管理室親機70は、制御装置40と接続されており、選択した住居のインターホン親機50あるいはロビーインターホン30と通話することができる通信装置である。詳細については図示されないが、管理室親機70は、撮像部32が撮像した画像などを表示する表示部、ロビーインターホン30を介して訪問者と通話する、および、インターホン親機50を介して居住者と通話するための通話部、および、管理室にいる管理人からの操作を取得する操作受付部などを備える。
情報端末80は、通話情報出力システム20から通話情報を取得する端末装置である。情報端末80は、例えば住居の居住者の家族(以降において、監視者とも記載する)が所有する携帯端末であり、スマートフォンであってもよいし、タブレットであってもよい。なお、情報端末80は携帯端末に限られず、持ち運びされない通信装置であってもよい。情報端末80は、入力受付部81と、通話部82と、制御部83と、表示部84と、通信部85と、記憶部86とを備える。
入力受付部81は、情報端末80の所有者の操作を受け付けるユーザインターフェースである。入力受付部81は、通話情報出力システム20から取得した通話情報に対する所有者の操作を受け付ける。入力受付部81は、タッチパネルまたはハードウェアボタンなどによって実現される。
通話部82は、ロビーインターホン30を介して訪問者と通話する、および、インターホン親機50を介して居住者(被監視者)と通話するための装置である。また、通話部82は、管理室親機70を介して管理人と通話できてもよい。
通話部82は、収音した音声を表す音声信号を制御部83へ出力する入音部(図5に示す入音部82a参照)、および、通信部85を介して取得された通話情報(例えば、第2通話情報)に基づく音声を出音する出音部(図5に示す出音部82b参照)を有する。入音部82aは、例えば、マイクロフォンなどにより実現される。また、出音部82bは、例えば、スピーカなどにより実現される。出音部82bは、通話情報出力システム20から取得した各種情報(通話情報および呼出情報など)を音により出力するインターフェース部の一例である。
制御部83は、情報端末80が備える各種構成要素を制御する。制御部83は、通信部85を介して取得された通話情報に基づく情報(例えば、第3通話情報)を音および表示の少なくとも一方により出力する制御を行う。制御部83は、例えば、音による出力として、出音部82bに第3通話情報に対応する音声を出音させる。また、制御部83は、例えば、表示による出力として、表示部84に第3通話情報に対応する表示をさせてもよい。また、制御部83は、現在の年月日を計時するリアルタイムクロック機能を有していてもよい。制御部83は、例えば、マイクロコンピュータまたはプロセッサによって実現される。
表示部84は、制御部83の制御に基づいて所定の表示を行う。表示部84は、例えば、通信部85を介して取得された通話情報にテキスト情報が含まれている場合、当該テキスト情報を表示してもよい。また、表示部84は、通信部85を介して取得された情報に対する操作(例えば、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を許可する操作、および、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を停止する操作など)を選択するための情報を表示してもよい。表示部84は、液晶パネルまたは有機ELパネルなどによって実現される。表示部84は、通話情報出力システム20から取得した各種情報(通話情報および呼出情報など)を表示により出力するインターフェース部の一例である。なお、テキスト情報とは、例えば、通話情報の少なくとも一部をテキスト化した文字列である。
通信部85は、通話情報出力システム20と通信するための通信装置である。通信部85は、例えば、通話情報出力システム20が出力した通話情報を取得する。通信部85は、例えば、通信回路によって実現される。
記憶部86は、制御部83が実行する制御プログラムが記憶される記憶装置である。記憶部86には、通信部85を介して取得された通話情報などが記憶されてもよい。記憶部86は、半導体メモリなどによって実現される。
ゲートウェイ装置90は、インターホン親機50のそれぞれと、情報端末80などのネットワーク100(例えばインターネット)上の通信装置との通信を中継する中継装置である。ゲートウェイ装置90は、全てのインターホン親機50によって共用される。この中継のための機能として、ゲートウェイ装置90は、インターホンシステム10内部における回線と、ネットワーク100との間のプロトコル変換などを行うことができる。
[2.インターホンシステムの動作]
次に、本実施の形態に係るインターホンシステム10の動作について、図4〜図9を参照しながら説明する。まずは、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話開始の動作について、図4を参照しながら説明する。
図4は、本実施の形態に係るインターホンシステム10における通話開始の動作の一例を示すシーケンス図である。
図4に示すように、ロビーインターホン30は、訪問者からの呼出操作を取得する(S1)と、インターホン親機50に当該呼出操作に対応する第1呼出情報を出力する(S2)。具体的には、ロビーインターホン30の制御部36は、通信部37を介してインターホン親機50に、呼出操作を受け付けたこと示す情報を含む第1呼出情報を出力する。第1呼出情報は、制御装置40により、呼出操作を受けた住居に設置されたインターホン親機50に出力される。なお、第1呼出情報には、呼出操作を受け付けた時刻情報などが含まれてもよい。また、ステップS2において、第1呼出情報に加えて、作動指令および画像情報が出力されてもよい。
インターホン親機50は、通信部51を介して第1呼出情報を取得する(S3)と、第1呼出情報に基づく第2呼出情報を情報端末80に出力する(S4)。具体的には、インターホン親機50の制御部52は、第1呼出情報から第2呼出情報を生成し、生成した第2呼出情報を制御装置40を介して情報端末80に出力する。制御部52は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が開始される前、つまり情報端末80に通話情報(第2通話情報)を出力するより前に、通信部41を介して情報端末80に第2呼出情報を出力する。制御部52は、通信部51を介してロビーインターホン30から第1呼出情報を取得することで、通話情報出力システム20が備える呼出情報取得部として機能する。
第1呼出情報に基づく第2呼出情報とは、第1呼出情報に所定の処理が加えられた情報であってもよいし、第1呼出情報と同一の情報であってもよい。第2呼出情報は、呼出操作を受け付けたことを示す情報を含んでいればよい。所定の処理とは、第1呼出情報に所定の情報を加える処理であってもよいし、第1呼出情報から所定の情報を削除する処理であってもよい。所定の情報を追加する処理とは、例えば、第1呼出情報に呼出操作を受け付けた時刻情報、および、呼出操作を受け付けた装置に関する情報(以降において、装置情報とも記載する)などを加える処理であってもよい。また、所定の情報を削除する処理とは、第1呼出情報に時刻情報、および、装置情報が含まれていている場合、第1呼出情報から時刻情報、および、装置情報の少なくとも一方を削除する処理であってもよい。呼出操作された装置とは、図1の例では、ロビーインターホン30またはインターホン子機60のどちらかである。なお、所定の処理は、例えば、制御部52により実行される。
また、第2呼出情報は、所定期間(例えば、30秒など)において呼出操作を受けた回数に関する情報(以降において、回数情報とも記載する)が含まれていてもよい。制御部52は、第1呼出情報(現在第1呼出情報)を取得したときに、当該現在第1呼出情報を取得した時点から所定期間前の間に第1呼出情報(過去第1呼出情報)を取得した回数を第2呼出情報に含めてもよい。第2呼出情報に含まれる回数は、過去第1呼出情報を取得した回数であってもよいし、過去第1呼出情報を取得した回数に現在第1呼出情報に対応する回数である1回を加算した回数であってもよい。これにより、監視者は、呼出操作が行われた回数を知ることで、呼出操作を受けている居住者の状況を把握しやすくなる。
情報端末80は、第2呼出情報を取得する(S5)と、取得した第2呼出情報に基づく第3呼出情報を出力する(S6)。具体的には、情報端末80の制御部83は、第2呼出情報から第3呼出情報を生成し、生成した第3呼出情報を音および表示の少なくとも一方により出力する。制御部83は、例えば、図5に示すように、第3呼出情報Cを表示部84に出力してもよい。第2呼出情報に基づく第3呼出情報とは、呼出操作を受け付けたことを示す情報を含んでいれば、例えば、第2呼出情報と同一の情報であってもよいし、第2呼出情報に所定の処理が加えられた情報であってもよい。所定の処理とは、第2呼出情報に所定の情報を加える処理であってもよいし、第2呼出情報から所定の情報を削除する処理であってもよい。所定の情報を追加する処理とは、例えば、第2呼出情報に第2呼出情報を取得した時刻情報を加える処理であってもよい。また、所定の情報を削除する処理とは、第2呼出情報に時刻情報、および、装置情報が含まれている場合、第2呼出情報から時刻情報および装置情報の少なくとも一方を削除する処理であってもよい。なお、所定の処理は、例えば、制御部83により実行される。
図5は、本実施の形態に係る情報端末80に表示される画像の一例を示す図である。図5に示すように、第3呼出情報Cとして、呼出操作を受け付けたことを示す情報と時刻情報とが表示されてもよい。また、第2呼出情報に、回数情報が含まれている場合、制御部83は、表示部84に回数情報を表示させてもよいし、回数情報に応じて、呼出操作を受け付けたことを示す情報を表示する態様を変化させてもよい。制御部83は、例えば、回数情報に含まれる回数が多いほど、情報端末80の所有者に表示部84を見ることを促すような表示を行ってもよい。制御部83は、回数情報に含まれる回数が所定回数以上であると、例えば、表示する情報を点滅させて表示部84に表示させてもよいし、表示部84および出音部82bの双方を用いて監視者に報知させてもよい。
また、図5に示すように、第3呼出情報に加え、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話の開始を許可するか否かを選択するための情報が表示部84に表示されてもよい。表示部84は、例えば、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を「許可する」および「許可しない」の表示を行う。
ここで、監視者により「許可する」が選択されたとする。入力受付部81が監視者から「許可する」を選択する操作を受け付けると、制御部83は、インターホン親機50に通話許可を示す情報(通話許可情報)を出力する(図4のS7)。
インターホン親機50は、通信部51を介して情報端末80から通話許可情報を取得する(S8)。また、インターホン親機50は、入力受付部55を介して居住者から通話を開始する通話操作を取得する(S9)。ステップS8における通話許可情報と、ステップS9における通話操作とが取得されることで、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が開始される(S10)。
なお、表示部84に表示された「許可しない」が監視者により選択されると、情報端末80からインターホン親機50に通話を許可しないことを示す情報が出力される。インターホン親機50は、通信部51を介し情報端末80から通話を許可しないことを示す情報を取得すると、ロビーインターホン30との通話を開始しない。
なお、通話情報出力システム20における通話開始の動作は、上記に限定されない。例えば、上記では、情報端末80から通話許可情報を取得し、かつ入力受付部55を介して通話操作を取得した後に、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間で通話が開始される例について説明したが、通話許可情報および通話操作の少なくとも一方を取得したときに、通話が開始されてもよい。制御部52は、例えば、情報端末80から通話を許可しない情報を取得しても、入力受付部55を介して通話操作を取得した場合、ロビーインターホン30との通話を開始してもよい。また、制御部52は、情報端末80から通話を許可しないことを示す情報、および、入力受付部55から通話を許可しないことを示す情報の少なくとも一方を取得した場合、通話を開始しない制御を行ってもよい。
なお、通話の開始は、インターホン親機50の操作のみによって行われてもよい。この場合であっても、第2呼出情報が情報端末80に出力されるとよい。第2呼出情報は、第1呼出情報を取得したときに出力されてもよいし、入力受付部55を介してロビーインターホン30との通話を拒否する操作を受け付けたとき(つまり、呼出操作は受け付けたが、通話しなかったとき)に出力されてもよい。
次に、本実施の形態に係るインターホン親機50の動作を示すフローチャートである。
図6は、本実施の形態に係るインターホン親機50の動作の一例を示すフローチャートである。図6では、制御部52は、通話中に第1通話情報に所定の情報が含まれている場合に、第2通話情報を情報端末80に出力する動作について説明する。
図6に示すように、まずインターホン親機50は、第1通話情報を取得する(S110)。第1通話情報は、リアルタイムで取得する音声情報であり、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間で行われている通話を含む情報である。具体的には、制御部52は、通信部51を介してロビーインターホン30から音声情報を取得する。つまり、制御部52は、通信部51を介して入音部35aで収音された音声情報を取得する。また、制御部52は、入音部54aで収音された音声情報を取得する。通信部51および入音部54aを介して取得した音声情報は、第1通話情報の一例である。制御部52は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間の第1通話情報を取得することで、通話情報出力システム20が備える通話情報取得部として機能する。なお、制御部52は、取得した第1通話情報を記憶部56に記憶してもよい。また、ステップS110の時点では、通話情報は、情報端末80に出力されていない。
そして、制御部52は、取得した第1通話情報に所定の情報が含まれるか否かを判定する(S120)。制御部52は、順次取得する第1通話情報に対して、ステップS120の判定を行う。具体的には、制御部52は、第1通話情報を解析し、予め記憶部56に記憶されている所定の情報が含まれているか否かを判定する。なお、ステップS120では、第1通話情報から判定が行われることに限定されず、第1通話情報およびテキスト情報の少なくとも一方に、所定の情報が含まれているか否かの判定が行われればよい。なお、テキスト情報は、第1通話情報に基づいて制御部52により作成される。
図7は、本実施の形態に係る所定の情報の一例を示す図である。
図7に示すように、所定の情報とは、例えば、所定のキーワードである。所定のキーワードは、予め設定される。所定のキーワードは、例えば、入力受付部55を介して入力され、記憶部56に記憶されている。
図6を再び参照して、制御部52は、第1通話情報に所定の情報が含まれると判定した場合(S120でYes)、第1通話情報に基づく第2通話情報を情報端末80に出力する(S130)。つまり、制御部52は、通信部41を介して第2通話情報の出力を開始する。言い換えると、通信部41は、第1通話情報およびテキスト情報の少なくとも一方に所定の情報が含まれているとき、情報端末80に第2通話情報を出力する。このとき、制御部52は、ステップS120でYesと判定した時点以降において取得した第1通話情報に基づく第2通話情報を情報端末80に出力してもよいし、さらにステップS120でYesと判定する以前に取得した第1通話情報(例えば、記憶部56に記憶されている第1通話情報)に基づく第2通話情報を合わせて出力してもよい。
第1通話情報に基づく第2通話情報とは、第1通話情報に所定の処理が加えられた情報であってもよいし、第1通話情報と同一の情報であってもよい。所定の処理とは、第1通話情報に所定の情報を加える処理であってもよいし、第1通話情報から所定の情報を削除する処理であってもよい。所定の情報を追加する処理とは、例えば、第1通話情報に通話している装置に関する情報(例えば、ロビーインターホン30またはインターホン子機60)などを加える処理であってもよい。また、所定の情報を削除する処理とは、第1通話情報の一部を削除する処理であってもよい。また、所定の処理には、第1通話情報をテキスト化する処理が含まれていてもよい。第2通話情報は、第1通話情報に基づくテキスト情報を含んでいてもよい。第2通話情報は、例えば、第1通話情報に基づくテキスト情報のみであってもよい。第1通話情報に基づくテキスト情報を含む第2通話情報は、第1通話情報に基づく第2通話情報に含まれる。なお、所定の処理は、例えば、制御部52により実行される。
制御部52は、例えば、第1通話情報に所定の情報が含まれる場合、所定の情報(例えば、「買いませんか」など)をテキスト情報として含む第2通話情報を情報端末80に出力してもよい。情報端末80が、所定の情報をテキスト情報として含む第2通話情報を取得し、当該テキスト情報を表示部84に表示することで、監視者は、どのキーワードが通話情報に含まれているかを容易に確認することができる。なお、制御部52は、ステップS120でYesと判定すると、それ以降に取得した第1通話情報に基づく第2通話情報の情報端末80への出力を継続する。
なお、所定の情報は、キーワードに限定されず、少なくともロビーインターホン30から取得される音声情報に基づいて、第2通話情報の出力の有無を判定できる情報であればよい。所定の情報は、例えば、声紋であってもよい。所定の情報が声紋である場合、制御部52は、第1通話情報を解析し、予め記憶部56に記憶されている声紋が含まれているか否かを判定する。所定の情報が声紋であることで、例えば、複数回に渡って訪問してくる訪問者(例えば、セールスマンなど)がいる場合に、情報端末80に第2通話情報を出力することができる。また、所定の情報は、音声の大きさであってもよい。制御部52は、第1通話情報における音声の大きさが所定の大きさ以上であれば、ステップS120でYesと判定してもよい。これにより、情報端末80の所有者は、インターホンシステム10を介して効果的に住居者を見守ることができる。
制御部52は、例えば、ステップS120でYesであった場合、表示部53に所定の情報が含まれていることを示す情報を表示してもよい。これにより、居住者に注意喚起することができる。また、制御部52は、所定の情報の種類に応じて、所定の情報に対する動作を変更してもよい。制御部52は、第1通話情報に「点検にきました」が含まれている場合は、表示部53に所定の情報が含まれていることを示す情報を表示させ、「振込」が含まれている場合は、第2通話情報の出力を開始させてもよい。なお、制御部52は、第1通話情報に所定の情報が含まれていないと判定した場合(S120でNo)、第1通話情報に基づく第2通話情報の情報端末80への出力は開始されない。
また、制御部52は、ステップS120でYesであった場合、通話中に第2通話情報を情報端末80に出力する例について説明したが、これに限定されない。制御部52は、例えば、ステップS120でYesであった場合、通話終了後に第2通話情報を情報端末80に出力してもよい。また、制御部52は、入力受付部55を介して第2通話情報を情報端末80に出力するための操作を取得した場合に、第2通話情報の出力を開始してもよい。
制御部52は、ステップS110〜S130の処理を、逐次行ってもよいし、通話全体で1回行ってもよいし、所定時間間隔で繰り返し行ってもよい。なお、ステップS120の処理は、行われてなくてもよい。制御部52は、例えば、取得した第1通話情報に基づく第2通話情報を情報端末80に逐次出力してもよい。
また、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話全体において、ステップS120でNoの判定が行われると、監視者は、通話を許可する操作を行ったにも関わらず、通話情報を取得しない。そこで、監視者は、インターホン親機50に対して、通話情報を出力する要求を行ってもよい。
制御部52は、情報端末80から通話情報を出力する要求を取得すると、記憶部56から当該記憶部56に記憶されている第1通話情報を取得する。あるいは、制御部52は、ロビーインターホン30から記憶部38に記憶されている音声情報を取得し、記憶部56から当該記憶部56に記憶されている音声情報を取得してもよい。すなわち、第1通話情報には、録音された情報が含まれていてもよい。そして、制御部52は、録音された情報を含む第1通話情報を取得すると、当該第1通話情報から第2通話情報を生成し、生成した第2通話情報を情報端末80に出力してもよい。
次に、情報端末80の動作について、図8を参照しながら説明する。図8は本実施の形態に係る情報端末80の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図8は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話開始後における情報端末80の動作について説明する。
図8に示すように、まず情報端末80は、通話情報出力システム20から出力された第2通話情報を取得する(S210)。具体的には、制御部83は、通信部85を介してインターホン親機50から出力された第2通話情報を取得する。なお、ステップS210は、通話情報取得ステップの一例である。また、制御部83は、通信部85を介して第2通話情報を取得することで、情報端末80が備える通話情報取得部として機能する。
制御部83は、第2通話情報を取得すると、取得した第2通話情報に基づいて第3通話情報を生成する。第2通話情報に基づく第3通話情報とは、第2通話情報に所定の処理が加えられた情報であってもよいし、第2通話情報と同一の情報であってもよい。所定の処理とは、第2通話情報に所定の情報を加える処理であってもよいし、第2通話情報から所定の情報を削除する処理であってもよい。所定の情報を追加する処理とは、例えば、第2通話情報を取得した時刻情報を加える処理であってもよい。また、所定の情報を削除する処理とは、第2通話情報の一部を削除する処理であってもよい。また、所定の処理には、第2通話情報をテキスト化する、および、第2通話情報に含まれるテキスト情報を音声情報に変換する処理が含まれてもよい。制御部83は、例えば、監視者が第3通話情報の出力形態(音声出力又はテキスト出力)を予め設定していた場合、監視者が設定した出力形態に合うように第3通話情報に所定の処理を加えてもよい。例えば、第2通話情報が音声情報とテキスト情報とを含んでいる場合、音声情報およびテキスト情報の一方を選択する処理であってもよい。また、第2通話情報がテキスト情報のみであった場合、当該テキスト情報を音声情報に変換する処理であってもよい。なお、所定の処理は、例えば、制御部83により実行される。
次に、情報端末80は、第2通話情報に基づく第3通話情報を出力する(S220)。具体的には、制御部83は、出音部82bに第3通話情報を出音させること、および、表示部84に第3通話情報を表示させることの少なくとも一方を行う。なお、ステップS220は、通話情報出力ステップの一例である。
次に、制御部83は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間の通話に対する操作のための情報を出力する(S230)。具体的には、制御部83は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間の通話に対する操作を選択するための情報として、当該通話に対する「保留」、「停止」、「代行」および「割込み」の少なくとも1以上を行うための情報(以降では、操作情報とも記載する)を出力する。制御部83は、例えば、操作情報を音声案内として出力してもよい。具体的には、制御部83は、操作情報を出音部82bに音声として出力させてもよい。また、制御部83は、例えば、操作情報を表示として出力してもよい。具体的には、制御部83は、操作情報を表示部84に表示させてもよい。図9は、本実施の形態に係る情報端末80に表示される、通話に対する操作のための情報の一例を示す図である。
図9に示すように、本実施の形態では、表示部84には、「保留」、「停止」、「代行」、および、「割込み」の4つの情報が表示される。監視者は、第3通話情報からどの操作を行うかを選択する。なお、図9では、ステップS220において、第3通話情報Tとして音声が出音部82bから出音されている例を示している。
入力受付部81が通話に対する操作を取得する(S240でYes)と、制御部83は選択された通話に対する操作を実行する(S250)。また、入力受付部81が通話に対する操作を取得していない(S240でNo)と、制御部83は、ステップS240に戻り操作を取得するまで待機する。なお、通話に対する操作を取得していない状態のときに新たに取得した第2通話情報に基づく第3通話情報は、出力される。言い換えると、監視者は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間の通話中の任意のタイミングで、当該通話に対する操作を行うことができる。
ここで、通話に対する操作について説明する。なお、第2呼出情報に装置情報および回数情報の少なくとも一方が含まれていることで、監視者は、通話に対する操作をより適切に行うことができる。
「保留」は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を保留するための操作である。「保留」が選択されると、制御部83は、通話情報出力システム20に対しロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を保留するための情報(以降において、保留情報とも記載する)を出力する。通話情報出力システム20は、保留情報を取得すると、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を一時的に中断する。制御部52は、例えば、保留情報を取得すると、ロビーインターホン30に通話を一時的に中断することを示す情報を出力する。これにより、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が中断される。なお、制御部36は、表示部34に保留中であることを示す情報を表示させてもよい。
「停止」は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を強制的に停止(終了)するための操作である。「停止」が選択されると、制御部83は、通話情報出力システム20に対しロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を強制的に停止するための情報(以降において、停止情報とも記載する)を出力する。通話情報出力システム20は、停止情報を取得すると、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を停止する。制御部52は、例えば、停止情報を取得すると、ロビーインターホン30に通話を停止することを示す情報を出力する。これにより、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が停止される。なお、制御部36は、表示部34に停止されたことを示す情報を表示させてもよい。これにより、悪意のある訪問者と居住者との通話を強制的に終了させることができる。
「代行」は、ロビーインターホン30との通話を情報端末80を介して監視者が代行するための操作である。「代行」が選択されると、制御部83は、通話情報出力システム20に対しロビーインターホン30との通話を情報端末80が代行するための情報(以降において、代行情報とも記載する)を出力する。通話情報出力システム20は、代行情報を取得すると、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を停止し、ロビーインターホン30と情報端末80との通話を開始する。具体的には、インターホン親機50は、代行情報を取得すると、少なくとも出音部54bで収音した音声のロビーインターホン30への出力を停止させる。これにより、ロビーインターホン30とインターホン親機50とは、通話できなくなる。そして、情報端末80の入音部82aが取得した音声情報は、通信部85を介して通話情報出力システム20に出力される。インターホン親機50は、通信部51を介して情報端末80から出力された音声情報を取得すると、当該音声情報をロビーインターホン30に出力する。制御部36は、当該音声情報に対応する音声を出音部35bに出音させる。また、ロビーインターホン30の入音部35aが取得した音声情報は、同様に、インターホン親機50を介して情報端末80に出力される。制御部83は、取得した音声情報を出音部82bに出音させる。これにより、ロビーインターホン30と情報端末80との間で通話を行うことができる。つまり、監視者が居住者に代わり、訪問者と通話することができる。これにより、悪意のある訪問者との通話を強制的に監視者が行うことができる。
「割込み」は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話を強制的に情報端末80が割込むための操作である。「割込み」が選択されると、制御部83は、通話情報出力システム20に対しロビーインターホン30とインターホン親機50との通話に強制的に割込むための情報(以降において、割込情報とも記載する)を出力する。通話情報出力システム20は、割込情報を取得すると、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話に割込む。制御部52は、例えば、割込情報を取得すると、ロビーインターホン30とインターホン親機50と情報端末80との通話を開始する。具体的には、制御部52は、割込情報を取得した後、情報端末80から音声情報を取得すると、当該音声情報をロビーインターホン30に出力する。また、制御部52は、ロビーインターホン30から音声情報を取得すると、出音部54bに出音させるとともに、第1通話情報を情報端末80に出力する。これにより、悪意のある訪問者と居住者との通話に、情報端末80の監視者が加わることができる。
上記では、通話に対する操作として、「保留」、「停止」、「代行」および「割込み」を説明したが、これ以外の操作が含まれていてもよい。また、図8に示すステップS230〜S250までの処理は、行われなくてもよい。
なお、上記では、第2呼出情報および第2通話情報は、情報端末80に出力される例について説明したが、第2呼出情報および第2通話情報の出力先は情報端末80に限定されない。例えば、第2呼出情報および第2通話情報は、通話情報出力システム20が設置されている施設内の管理室親機70に出力されてもよいし、当該施設外の警備会社に設置されている通話装置(図示しない)に出力されてもよい。この場合、管理室親機70および警備会社の通話装置は、所定の情報端末の一例である。また、所定の情報端末は、複数設定されていてもよい。
[3.効果など]
以上説明したように、本実施の形態に係る通話情報出力システム20は、所定の施設に設けられる、インターホン親機50とロビーインターホン30(他の通話装置の一例)との間の第1通話情報を取得する制御部52(通話情報取得部の一例)と、制御部52が取得した第1通話情報に基づく第2通話情報を情報端末80(所定の情報端末の一例)に出力する通信部41(出力部の一例)とを備える。
これにより、通話情報出力システム20から第2通話情報を取得した情報端末80の監視者は、訪問者と居住者(インターホン親機50を介して訪問者と通話している人)との会話の内容を知ることができる。監視者は、例えば、訪問者の画像が情報端末80に出力されている場合に比べ、より詳細に居住者が安全な状態であるか否かを知ることができる。よって、訪問者が訪問してきたときにも適切に見守りを行うことができる。
また、情報端末80の宛先に関する情報を受け付ける入力受付部55(受付部の一例)をさらに備える。
これにより、第2通話情報を出力する出力先を任意に設定、変更することができるので、通話情報出力システム20の利便性が向上する。
また、第1通話情報は、録音された情報を含む。
これにより、通話終了後に第2通話情報を情報端末80に出力することができる。
また、第2通話情報は、第1通話情報に基づくテキスト情報を含む。
これにより、情報端末80にテキスト情報を表示させることができる。情報端末80の監視者は、音声及びテキストの両方で会話の状況を把握することができるので、状況を把握しやすくなる。また、第1通話情報からテキスト化した部分の音声情報を第2通話情報に含めない場合、情報端末80に出力する情報量を削減することができるので、通話情報出力システム20と情報端末80との通信速度が低下することを抑制することができる。
また、通信部41は、第1通話情報およびテキスト情報の少なくとも一方に所定の情報が含まれているとき、情報端末80に第2通話情報を出力する。
これにより、居住者が安全な状況でない可能性がある場合に第2通話情報が出力されるので、情報端末80の監視者は、効果的に見守りを行うことができる。
また、ロビーインターホン30からインターホン親機50の呼出しに関する第1呼出情報を取得する制御部52(呼出情報取得部の一例)を有する。また、通信部41は、第1呼出情報に基づく第2呼出情報を情報端末80に出力する。
これにより、情報端末80の監視者は、訪問者からの呼出はあったが居住者が通話を行わなかった場合であっても、訪問者が来ていたことを知ることができる。監視者は、例えば、第2呼出情報を取得した回数、および、時間帯などから、居住者の状況を把握することができるので、より適切に見守りを行うことができる。
また、制御部52は、第2呼出情報を第2通話情報より前に情報端末80に出力する。
これにより、情報端末80の所有者は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が開始される前に第2呼出情報を取得することができるので、第2通話情報を取得する準備を行うことができる。監視者は、例えば、準備として出音部54bの音量を大きくすることで、第2通話情報の聞き逃しを防ぐことができる。なお、準備は、音量の調整に限定されず、第2通話情報を適切に確認することができる行動であればよい。準備は、例えば所定の場所(静かな場所など)に移動することであってもよい。
また、以上説明したように、本実施の形態に係る情報端末80は、所定の施設に設けられる、インターホン親機50とロビーインターホン30(他の通話装置の一例)との間の第1通話情報に基づく第2通話情報を取得する制御部83(通話情報取得部の一例)と、制御部83が取得した第2通話情報に基づいた第3通話情報を、音および表示の少なくとも一方により出力するインターフェース部とを備える。インターフェース部は、出音部82bおよび表示部84の少なくとも一方を含む。
これにより、監視者は、情報端末80のインターフェース部を介して第3通話情報を確認することで、所定の施設から離れた場所にいても、遠隔から居住者を見守ることができる。また、監視者は、第3通話情報から、訪問者と居住者との会話の内容を知ることができる。監視者は、例えば、訪問者の画像が情報端末80に出力されている場合に比べ、より詳細に居住者が安全な状態であるか否かを知ることができる。よって、訪問者が訪問してきたときにも適切に見守りを行うことができる。
また、ロビーインターホン30からインターホン親機50の呼出しに関する第1呼出情報に基づく第2呼出情報を取得する制御部83(呼出情報取得部の一例)をさらに備える。インターフェース部は、制御部83が取得した第2呼出情報に基づいた第3呼出情報を、音および表示の少なくとも一方により出力する。
これにより、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が行われかなった場合であっても、監視者は、第3呼出情報により訪問者が来たことを知ることができる。また、監視者は、呼出操作が行われた回数を知ることで、呼出操作を受けている居住者の状況を把握しやすくなる。よって、より適切に見守りを行うことができる。
また、インターフェース部は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との間の通話に対する「保留」、「停止」、「代行」および「割込み」の少なくとも1以上を行うための音声案内および表示の少なくとも一方を出力する。
これにより、監視者は、通話の状況などに応じて、通話に対する操作を行うことができるので、さらに適切に見守りを行うことができる。監視者は、例えば、居住者がしつこくセールスを受けている場合、「停止」を選択することで、強制的に通話を終了させることができる。
また、以上説明したように、本実施の形態に係る情報端末80における通話情報処理方法は、所定の施設に設けられる、インターホン親機50とロビーインターホン30(他の通話装置の一例)との間の第1通話情報に基づく第2通話情報を取得する通話情報取得ステップ(S210)と、通話情報取得ステップで取得した第2通話情報に基づいた第3通話情報を、音および表示の少なくとも一方により出力する通話情報出力ステップ(S220)とを含む。また、上記の通話情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであってもよい。
これにより、上記情報端末80と同様の効果を奏する。
(実施の形態2)
以下、本実施の形態に係るインターホンシステムについて、図10を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。本実施の形態に係るインターホンシステムは、実施の形態1に係るインターホンシステム10と構成は同様であり、説明を省略する。
本実施の形態では、通話情報出力システム20から情報端末80に出力される情報に、通話情報(例えば、第2通話情報)に加え撮像部32が撮像した画像に基づく画像情報(例えば、第2画像情報)が含まれる点が異なる。
制御部36は、例えば、訪問者が部屋番号を押した後に呼出ボタンを押すと撮像部32の動作を開始させ、訪問者を撮像する。撮像した画像は、インターホン親機50に出力される。制御部52は、取得した画像を表示部53に表示させる。
撮像部32は、ロビーインターホン30とインターホン親機50とが通話中であるときも、撮像を継続する。通話中に撮像部32が撮像した画像は、インターホン親機50に出力される。制御部52は、通信部51を介して当該画像情報を取得し、取得した画像情報に対応する画像を表示部53に表示させるとともに、当該画像情報に基づく画像情報を情報端末80に出力する。制御部52がロビーインターホン30から取得した画像情報は、第1画像情報の一例である。また、制御部52は、通信部51を介してロビーインターホン30から第1画像情報を取得することで、画像情報取得部として機能する。また、制御部52から情報端末80に出力される画像情報であって、第1画像情報に基づく画像情報は、第2画像情報の一例である。制御部52は、第1画像情報を取得すると、第1画像情報に基づく第2画像情報を情報端末80に出力する。なお、第2画像情報は、第1画像情報と同一の画像情報であってもよいし、第1画像情報に所定の処理(例えば、一部を削除するなど)が加えられた情報であってもよい。第2画像情報は、例えば、第1画像情報に含まれる人物の顔周辺の画像を抽出した画像であってもよい。
図10は、本実施の形態に係るインターホン親機50の動作の一例を示すフローチャートである。図10は、ロビーインターホン30とインターホン親機50とが通話中であるときの、インターホン親機50の動作を示す。
図10に示すように、インターホン親機50は、ロビーインターホン30から第1通話情報と第1画像情報を取得する(S310)。具体的には、制御部52は、通信部51を介して第1通話情報と第1画像情報とを取得する。なお、第1通話情報と第1画像情報とは、異なるタイミングで取得されてもよい。制御部52は、取得した第1通話情報および第1画像情報を記憶部56に記憶してもよい。
そして、制御部52は、第1通話情報に基づく第2通話情報、および、第1画像情報に基づく第2画像情報を情報端末80に出力する(S320)。具体的には、制御部52は、通信部51を介して第2通話情報および第2画像情報を情報端末80に出力する。情報端末80は取得した第2画像情報に基づく画像を表示部84に表示させることで、監視者(例えば、居住者の家族)に訪問者の画像を表示させることができる。監視者は、例えば、表示部84に表示された画像から訪問者の態度などを知ることができるので、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話に対する操作(「保留」、「停止」など)を当該訪問者の態度などに応じて行うことができる。なお、第2通話情報と第2画像情報とは、異なるタイミングで出力されてもよい。
なお、上記では、情報端末80に出力される第2画像情報は、リアルタイムの画像である例について説明したが、これに限定されない。第2画像情報は、過去に撮像された画像に基づいた画像であってもよい。言い換えると、第2画像情報を生成するために用いられる第1画像情報は、通話中とは異なるタイミングで撮像された画像であってもよく、例えば、録画された情報であってよい。
制御部36は、例えば、訪問者が操作受付部31を介して部屋番号を押した直後に撮像部32の動作を開始させ、部屋番号を押している訪問者を撮像する。制御部36は、例えば、訪問者が部屋番号を入力し始めた直後から所定期間(訪問者が部屋番号を押している途中を撮像することができる期間であればよく、例えば、2秒)撮像する。あるいは、制御部36は、センサ部33が訪問者を検知した時点から撮像部32の動作を開始させてもよい。制御部36は、例えば、センサ部33が訪問者を検知してから所定期間(訪問者が部屋番号を押している途中を撮像することができる時間であればよく、センサ部33の検知範囲などから決定される期間)撮像してもよい。
制御部36は、撮像部32が撮像した画像を記憶部38に記憶する。制御部36は、例えば、取得した画像を第2画像情報を生成するための第1画像情報として記憶部38に記憶する。そして、例えば、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が開始されると、制御部36は記録された第1画像情報をインターホン親機50に出力する。そして、制御部52は、通信部51を介して録画されていた第1画像情報を取得し、取得した第1画像情報に基づく第2画像情報を情報端末80に出力してもよい。
上記のように、第2画像情報を生成するために用いられる第1画像情報は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が開始される前に撮像部32が撮像した画像であってもよい。また、第2画像情報は、ロビーインターホン30とインターホン親機50との通話が終了した後に、情報端末80に出力されてもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係る通話情報出力システム20は、ロビーインターホン30(他の通話装置の一例)が撮像した第1画像情報を取得する制御部52(画像情報取得部の一例)を、さらに備える。そして、通信部41(出力部の一例)は、第2通話情報と、第1画像情報に基づく第2画像情報とを情報端末80(所定の情報端末の一例)に出力する。
これにより、情報端末80は、第2通話情報に加え、第2画像情報を取得する。監視者は、第2通話情報から会話の状況を知ることができる。また、監視者は、第2画像情報から訪問者の様子を知ることができる。よって、監視者は、訪問者の様子を踏まえ居住者の状況を知ることができるので、より適切に見守りを行うことができる。
また、第1画像情報は、録画された情報を含む。
これにより、通話終了後に第2画像情報を情報端末80に出力することができる。
また、第1画像情報は、インターホン親機50とロビーインターホン30との間の通話開始前に、ロビーインターホン30が撮像した画像情報を含む。
これにより、訪問者が通話中に撮像されないようにしている場合であっても、訪問者が映っている可能性がある第1画像情報に基づいて第2画像情報を情報端末80に出力することができる。よって、監視者が訪問者の画像を把握しやすくなる。なお、通話開始前とは、例えば、訪問者が操作受付部31を介して部屋番号などを入力しているときがよい。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。例えば、インターホン親機によって行われる情報処理の一部または全部は、インターホンシステムが備えるインターホン親機以外の装置またはシステム(具体的には、ロビーインターホンまたは制御装置)によって行われてもよい。ロビーインターホンによって行われる情報処理、制御装置によって行われる情報処理についても同様である。
また、上記実施の形態では、通話情報出力システムは、集合住宅用のシステムであったが、戸建住宅用のシステムであってもよい。この場合、戸建住宅は、所定の施設の一例である。
また、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。装置間では、無線通信が行われてもよいし、有線通信が行われてもよい。また、装置間では、無線通信および有線通信が組み合わされてもよい。
また、上記実施の形態では、ステップS120の判定、および、第1通話情報のテキスト化は、インターホン親機の制御部が行う例について説明したが、これに限定されない。判定およびテキスト化の処理は、例えば、インターホンシステム外の処理装置によって、行われてもよい。インターホン親機の制御部は、第1通話情報をネットワークを介してインターホンシステム外の処理装置に出力し、当該処理装置の処理結果を取得する。具体的には、ステップS120における判定結果と、第1通話情報をテキスト化したテキスト情報を取得してもよい。
また、上記実施の形態では、制御装置およびゲートウェイ装置を経由して、通話情報出力システムと情報端末とが通信する例について説明したが、これに限定されない。通話情報出力システムが備える各種装置のうちの1つが、無線通信機能を有している場合、当該無線通信機能を有する装置から情報端末に呼出情報(例えば、第2呼出情報)および通話情報(例えば、第2通話情報)の少なくとも一方が出力されてもよい。インターホン親機がWi−Fi(登録商標)等の通信規格による無線通信が可能な無線通信モジュールを備える場合、Wi−Fi(登録商標)ルータ等の親機を介して施設外のネットワークに接続されてもよい。
また、上記実施の形態では、第1通話情報に所定の情報が含まれている場合に、情報端末に第2通話情報が出力される例について説明したが、これに限定されない。インターホン親機の制御部は、第1通話情報に所定の情報が含まれている場合に、ロビーインターホンとインターホン親機との通話を停止する制御を行ってもよい。そして、インターホン親機の制御部は、呼出操作があったこと、および、通話を停止したことを含む情報を情報端末に出力してもよい。
また、上記実施の形態のシーケンス図で説明された処理の順序は、一例である。複数の処理の順序は変更されてもよいし、複数の処理は並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、制御部などの構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、制御部などの構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態の通話情報出力システム又は情報端末が行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。このようなプログラムには、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯端末にインストールされるアプリケーションプログラムが含まれる。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
また、上記実施の形態で説明された通話情報出力システムは、単一の装置として実現されてもよいし、複数の装置によって実現されてもよい。通話情報出力システムが複数の装置によって実現される場合、上記実施の形態で説明された通話情報出力システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
20 通話情報出力システム
30 ロビーインターホン(他の通話装置)
41 通信部(出力部)
50 インターホン親機
52 制御部(通話情報取得部、画像情報取得部、呼出情報取得部)
55、81 入力受付部(受付部)
60 インターホン子機(他の通話装置)
80 情報端末
82b 出音部(インターフェース部)
83 制御部(通話情報取得部、呼出情報取得部)
84 表示部(インターフェース部)

Claims (15)

  1. 所定の施設に設けられる、インターホン親機と他の通話装置との間の第1通話情報を取得する通話情報取得部と、
    前記通話情報取得部が取得した前記第1通話情報に基づく第2通話情報を所定の情報端末に出力する出力部とを備える
    通話情報出力システム。
  2. 前記所定の情報端末の宛先に関する情報を受け付ける受付部をさらに備える
    請求項1に記載の通話情報出力システム。
  3. 前記第1通話情報は、録音された情報を含む
    請求項1または2に記載の通話情報出力システム。
  4. 前記他の通話装置が撮像した第1画像情報を取得する画像情報取得部を、さらに備え、
    前記出力部は、前記第2通話情報と、前記第1画像情報に基づく第2画像情報とを前記所定の情報端末に出力する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通話情報出力システム。
  5. 前記第1画像情報は、録画された情報を含む
    請求項4に記載の通話情報出力システム。
  6. 前記第1画像情報は、前記インターホン親機と前記他の通話装置との間の通話開始前に、前記他の通話装置が撮像した画像情報を含む
    請求項5に記載の通話情報出力システム。
  7. 前記第2通話情報は、前記第1通話情報に基づくテキスト情報を含む
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の通話情報出力システム。
  8. 前記出力部は、前記第1通話情報および前記テキスト情報の少なくとも一方に所定の情報が含まれているとき、前記所定の情報端末に前記第2通話情報を出力する
    請求項7に記載の通話情報出力システム。
  9. 前記他の通話装置から前記インターホン親機の呼出しに関する第1呼出情報を取得する呼出情報取得部をさらに備え、
    前記出力部は、前記第1呼出情報に基づく第2呼出情報を前記所定の情報端末に出力する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の通話情報出力システム。
  10. 前記出力部は、前記第2呼出情報を前記第2通話情報より前に前記所定の情報端末に出力する
    請求項9に記載の通話情報出力システム。
  11. 所定の施設に設けられる、インターホン親機と他の通話装置との間の第1通話情報に基づく第2通話情報を取得する通話情報取得部と、
    前記通話情報取得部が取得した前記第2通話情報に基づいた第3通話情報を、音および表示の少なくとも一方により出力するインターフェース部とを備える
    情報端末。
  12. 前記他の通話装置から前記インターホン親機の呼出しに関する第1呼出情報に基づく第2呼出情報を取得する呼出情報取得部をさらに備え、
    前記インターフェース部は、前記呼出情報取得部が取得した前記第2呼出情報に基づいた第3呼出情報を、音および表示の少なくとも一方により出力する
    請求項11に記載の情報端末。
  13. 前記インターフェース部は、前記他の通話装置と前記インターホン親機との間の通話に対する保留、停止、代行および割込みの少なくとも1以上を行うための音声案内および表示の少なくとも一方を出力する
    請求項11または12に記載の情報端末。
  14. 所定の施設に設けられる、インターホン親機と他の通話装置との間の第1通話情報に基づく第2通話情報を取得する通話情報取得ステップと、
    前記通話情報取得ステップで取得した前記第2通話情報に基づいた第3通話情報を、音および表示の少なくとも一方により出力する通話情報出力ステップとを含む
    通話情報処理方法。
  15. 請求項14に記載の通話情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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