JP2006115375A - 遠隔見守りシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】宅内の撮影画像を宅外から確認可能とする遠隔見守りシステムにおいて、宅内装置同士でTV電話機能を実現することができる。
【解決手段】遠隔見守りシステム1は、インターネット8に常時接続されて各ユーザの宅内の様子を撮影する宅内装置2と、宅内装置2で撮影された画像をインターネット8経由で受信し、その画像をインターネット8経由で外部端末3に送信するサーバ装置4を備える。各宅内装置2は、自己のグローバルIPをサーバ装置4に通知し、サーバ装置4は、各宅内装置2のグローバルIPを管理する。また、各宅内装置2は、サーバ装置4から他の宅内装置2のグローバルIPを取得し、これにより、他の宅内装置2に信号を送信して他の宅内装置2と交信することが可能となる。交信相手先を指定して、宅内装置2同士で画像及び音声を送受信することで、宅内装置2同士でのTV電話機能が実現される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば宅内に居る子供や老人、ペット等の状況を宅外から見守るために宅内の撮影画像を宅外から確認可能とする遠隔見守りシステムに関するものである。
従来から、宅内の撮影画像を宅外から確認可能とする遠隔見守りシステムが知られている。例えば、カメラを備えた宅内装置を各ユーザの自宅に設置し、各宅内装置は、撮影した画像を通信回線及びインターネットを介してサーバ装置に送信し、サーバ装置は、さらに、その画像をインターネット及び電話回線を介して各ユーザの所持する外部端末に送信することで、各ユーザが自宅外から自宅内の様子を窺うことができるシステムがある。このような遠隔見守りシステムでは、宅内装置のインターネットへの接続は、必要時にのみインターネットサービスプロバイダのアクセスポイントに電話をかけてインターネットに接続するダイヤルアップ接続と、常に(24時間)インターネットに接続している常時接続とがある。
一方、ホームセキュリティに使用する監視装置において、既存のTV受像機やTVカメラの機能を活用し、留守モード時には、TVカメラ信号を入力し、異常状態と判定された場合、電話による通報や録画などにより侵入者などの監視を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ホームセキュリティシステムにおいて、カメラとマイクとセンサを備えた防犯機能付きTV電話装置を複数のユーザ宅に設置し、あるユーザ宅のTV電話装置がセンサにより異常を検出した際には、異常のあったユーザ宅のTV電話装置から他のユーザ宅のTV電話装置にオートダイヤルにより電話をかけて、異常のあったユーザ宅のTV電話装置から他のユーザ宅のTV電話装置に電話回線を介して画像と音声を送信するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、留守宅の玄関への来客の情報を外出先の家人が閲覧できるテレビドアホン装置において、来客者がカメラ付き玄関子機の呼出ボタンを押すと、テレビドアホン親機は、玄関子機のカメラで撮影した来客者の画像を蓄積してホームページとして閲覧できるようにすると共に電話回線を介してインターネットサービスプロバイダに接続して、その際に付与されたIPアドレスを電子メールで家人に通知し、家人がそのIPアドレスにより外部端末からテレビドアホン親機のホームページにアクセスして来客者の画像を閲覧できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。また、ホームセキュリティシステムにおいて、宅外の外部端末から宅内監視装置にコールインすると、宅内監視装置がインターネットサービスプロバイダにダイヤルアップして宅外監視装置のドメイン名とIPアドレスを登録し、そのドメイン名とIPアドレスにより外部端末にて宅内の映像を監視できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献4参照)。
さらに、インターネットを介して機器を制御する遠隔制御システムにおいて、制御対象機器のMACアドレスを予めDHCPサーバに送っておき、その制御対象機器をLANに接続することにより、DHCPサーバに対してMACアドレスとグローバルIPの割当て要求を通知し、DHCPサーバがMACアドレスによって制御対象機器を認証して制御対象機器にグローバルIPを設定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献5参照)。また、インターネットに接続されるネットワーク接続家電機器において、ネットワーク接続家電機器に、ルータ設定のための情報を蓄える設定情報記憶部と、その情報に基づいてルータを設定する設定変更部を設けることにより、ネットワーク接続家電機器からルータを設定できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献6参照)。
特開平9−271018号公報 特開2000−295592号公報 特開2002−281173号公報 特開2002−150453号公報 特開2003−249941号公報 特開2004−32142号公報
ところで、上述した従来の遠隔見守りシステムにおいては、宅内装置をインターネットに常時接続している場合、例えばユーザが在宅していて宅内の様子を宅外から見守る必要がない間は、宅内装置はインターネットに接続しているものの撮影画像をサーバ装置に送信しない操作待ち状態(アイドル状態)とされる。このため、その間の宅内装置のインターネットへの接続が無駄になってしまう。そこで、宅内の様子を宅外から見守る必要がないときに、宅内装置を有効利用することが考えられる。ところが、宅内装置を宅内の撮影画像のサーバ装置への送信用途以外の別の用途に利用することについては、何等対策が講じられていないのが実情である。なお、上述した特許文献1乃至特許文献6に開示の内容を適用したとしても、上記の課題を解決することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、宅内装置同士でTV電話機能を実現することができる遠隔見守りシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、各ユーザの宅内に配置されて通信回線を介してインターネットに常時接続され、監視エリア内をカメラで撮影する宅内装置と、宅内装置にて撮影された画像を通信回線及びインターネットを介して受信すると共に、その画像をインターネット及び電話回線を介して外部端末に送信するサーバ装置とを備えた遠隔見守りシステムにおいて、宅内装置は、カメラに加え、音声を集音するマイクと、画像を表示するためのモニタと、音声を出力するためのスピーカと、宅内装置を動作させるためにユーザにより操作される操作手段と、操作手段による操作に基づいて宅内装置の動作を制御する宅内制御手段とを備え、サーバ装置は、各ユーザの宅内装置のグローバルIP及び動作状態を各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶すると共に、宅内装置同士での交信を認可された相手先ユーザのユーザIDを各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶する記憶手段と、サーバ装置の動作を制御するサーバ制御手段とを備え、宅内制御手段は、サーバ装置と定期的な通信を行い、その定期的な通信により、自己のグローバルIP及び動作状態を自己のユーザIDと共にサーバ装置に通知する動作状態通知手段と、定期的な通信により、交信を認可された相手先ユーザのユーザIDを相手先ユーザの宅内装置のグローバルIP及び動作状態と共にサーバ装置から取得する相手先情報取得手段と、操作手段による宅内装置同士での交信を行うための操作を受けて、相手先情報取得手段により取得した相手先ユーザのユーザID及び動作状態を基に、相手先ユーザのユーザIDを交信の可否と共にモニタに表示する相手先情報表示手段と、相手先情報表示手段により表示されたユーザIDのうち操作手段による操作により指定されたユーザIDに対応するグローバルIP宛に、カメラにて撮影中の動画及びマイクにて集音中の音声のストリーミングを送信し、指定したユーザIDに対応するグローバルIPから自分宛に送信された動画及び音声のストリーミングを受信して、そのストリーミングによる画像をモニタに表示すると共に音声をスピーカに出力することにより、宅内装置同士で交信を行う宅内装置間交信手段とを備え、サーバ制御手段は、宅内装置からグローバルIP及び動作状態をユーザIDと共に受信すると、当該ユーザIDに対応付けて記憶手段に記憶している宅内装置の動作状態を更新する動作状態更新手段と、グローバルIP及び動作状態をユーザIDと共に受信したことを受けて、当該ユーザIDに対応付けて記憶手段に記憶し動作状態更新手段により更新されている記憶内容を基に、当該ユーザIDの宅内装置に、当該ユーザIDのユーザが交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDを相手先ユーザの宅内装置のグローバルIP及び動作状態と共に送信する相手先情報送信手段と、を備えたものである。
請求項2の発明は、各ユーザの宅内に配置されて通信回線を介してインターネットに常時接続され、監視エリア内をカメラで撮影する宅内装置と、宅内装置にて撮影された画像を通信回線及びインターネットを介して受信すると共に、その画像をインターネット及び電話回線を介して外部端末に送信するサーバ装置とを備えた遠隔見守りシステムにおいて、宅内装置は、カメラに加え、音声を集音するマイクと、画像を表示するためのモニタと、音声を出力するためのスピーカと、宅内装置を動作させるためにユーザにより操作される操作手段と、操作手段による操作に基づいて宅内装置の動作を制御する宅内制御手段とを備え、サーバ装置は、各ユーザの宅内装置のグローバルIPを記憶する記憶手段を備え、宅内制御手段は、サーバ装置との通信により、サーバ装置の記憶手段に記憶されている他のユーザの宅内装置のグローバルIPを取得する相手先情報取得手段と、相手先情報取得手段により取得した他のユーザの宅内装置のグローバルIP宛に、カメラにて撮影中の動画及びマイクにて集音中の音声のストリーミングを送信し、他のユーザの宅内装置から自分宛に送信された動画及び音声のストリーミングを受信して、そのストリーミングによる画像をモニタに表示すると共に音声をスピーカに出力することにより、宅内装置同士で交信を行う宅内装置間交信手段と、を備えたものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の遠隔見守りシステムにおいて、記憶手段は、各ユーザの宅内装置の動作状態をさらに記憶し、ユーザ情報取得手段は、サーバ装置との通信により、記憶手段に記憶されている他のユーザの宅内装置の動作状態をさらに取得し、宅内制御手段は、ユーザ情報取得手段により取得した他のユーザの宅内装置の動作状態を基に、他のユーザへの交信の可否をモニタに表示するユーザ情報表示手段をさらに備えたものである。
請求項1の発明によれば、各宅内装置のグローバルIPがサーバ装置で管理され、各宅内装置は、宅内装置同士での交信を認可された相手先ユーザの宅内装置のグローバルIPをサーバ装置から取得する。このため、各宅内装置は、交信を認可された相手先ユーザの宅内装置との間で交信が可能となる。そして、宅内装置は、操作手段を操作することにより、相手先ユーザの宅内装置との間で交信が行われ、その宅内装置との間で画像及び音声が送受信される。従って、宅内装置で撮影された宅内の画像を宅外の外部端末により確認できる遠隔見守り機能に加え、交信を認可された宅内装置同士でTV電話機能を実現することができる。
しかも、各宅内装置のグローバルIPは各ユーザのユーザIDと対応付けてサーバ装置にて管理され、各宅内装置は、交信を認可された相手先ユーザの宅内装置のグローバルIPと共に相手先ユーザのユーザIDをサーバ装置から取得して、その取得した相手先ユーザのユーザIDを表示する。そして、宅内装置は、操作手段の操作によりユーザIDが指定されたことを受けて、その指定されたユーザIDに対応するグローバルIPの宅内装置との間で交信を行う。従って、相手先ユーザのグローバルIPが表示されないため、各宅内装置のグローバルIPが漏洩することがなく、セキュリティを高めつつ宅内装置同士でのTV電話機能を実現することができる。
さらに、各宅内装置の動作状態も各ユーザのユーザIDと対応付けてサーバ装置にて管理され、各宅内装置は、交信を認可された相手先ユーザの宅内装置のグローバルIPと共に相手先ユーザの宅内装置の動作状態をサーバ装置から取得して、その動作状態を基に相手先ユーザの宅内装置への交信の可否を相手先ユーザのユーザIDと共に表示する。従って、相手先ユーザの宅内装置が電源オフされている等、相手先ユーザの宅内装置との交信ができない場合は、そのことが判るため、利便性が向上する。
請求項2の発明によれば、各宅内装置のグローバルIPがサーバ装置で管理され、各宅内装置は、サーバ装置から他の宅内装置のグローバルIPを取得する。このため、各宅内装置は、他の宅内装置との間で交信が可能となり、他の宅内装置との間で画像及び音声が送受信される。従って、宅内装置で撮影された宅内の画像を宅外の外部端末により確認できる遠隔見守り機能に加え、宅内装置同士でTV電話機能を実現することができる。
請求項3の発明によれば、各宅内装置の動作状態もサーバ装置にて管理され、各宅内装置は、他の宅内装置のグローバルIPと共に他の宅内装置の動作状態を取得して、その動作状態を基に他の宅内装置への交信の可否を表示する。従って、他の宅内装置が電源オフされている等、他の宅内装置との交信ができない場合は、そのことが判るため、利便性が向上する。
以下、本発明を具体化した実施形態による遠隔見守りシステムについて図面を参照して説明する。図1は、遠隔見守りシステムの全体構成を示す。この遠隔見守りシステム1は、宅内の様子を宅外から確認可能とする宅内見守りサービスを提供するシステムであり、宅内の様子をカメラで撮影して、その撮影画像を外部に送信する機能を有する宅内装置2と、宅内装置2から送信される画像を受信して、その画像を外部端末3に送信する機能を有するサーバ装置4(Webサーバ)とを備える。宅内装置2は、実運用では本遠隔見守りシステム1のサービス利用者であるユーザ毎に多数あり(図示の例では2ユーザ分を示している)、外部端末3もユーザ毎にある。また、この遠隔見守りシステム1は、宅内装置2同士で画像及び音声による交信を可能とするTV電話機能サービスを提供する。
宅内装置2は、本遠隔見守りシステム1のサービス利用者である各ユーザの宅内に設置されて、LAN5、モデム機能内蔵のルータ6、光ファイバやADSL等の通信回線7、及びインターネットサービスプロバイダが管理するアクセスポイント7aを介してインターネット8に常時接続される。ルータ6には、宅内装置2以外に、例えばパソコン9等の通信機器がLAN5を介して接続可能になっている。
外部端末3は、本遠隔見守りシステム1による宅内見守りサービスを受けて、自宅外から自宅内の様子を確認するために使用される。外部端末3は、インターネット8に接続してウェブ情報を表示する機能を有するものが利用可能であり、このような外部端末3としては、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等がある(図示の例では携帯電話機を示している)。
サーバ装置4は、本遠隔見守りシステム1を運営し、本遠隔見守りシステム1によるサービスを提供するコンピュータである。サーバ装置4は、インターネット8に接続されており、インターネット8及び通信回線7を介して宅内装置2との間で交信されると共に、インターネット8及び携帯電話回線10を介して外部端末(携帯電話機)3との間で交信される。
本遠隔見守りシステム1は、宅内の様子を宅外から確認可能とする宅内見守りサービスを提供するにあたり、以下のように動作する。各宅内装置2は、宅内の様子を撮影し、その撮影画像をサーバ装置4に送信する。サーバ装置4は、各宅内装置2から送られてきた画像を、各ユーザと対応付けて、インターネット8を介して閲覧可能なウェブサイトとして保存する。各ユーザは、外部端末3を用いて、サーバ装置4の管理するウェブサイトに認証を受けてログインし、宅内の撮影画像をサーバ装置4から取得して外部端末3に表示させる。ユーザは、その表示画像を見ることで宅内の様子を確認することができる。このようにして、本遠隔見守りシステム1による宅内見守りサービスが提供される。
また、本遠隔見守りシステム1は、宅内装置2同士で画像及び音声による交信を可能とするTV電話機能サービスを提供するにあたり、以下のように動作する(図1において、括弧で囲んだ数字は、動作順序である)。(1)各宅内装置2は、サーバ装置4との定期的な通信により、自己のグローバルIPをサーバ装置4に通知し、サーバ装置4は、各宅内装置2のグローバルIPを管理する。(2)また、各宅内装置2は、サーバ装置4との定期的な通信により、サーバ装置4から他の宅内装置2のグローバルIPを取得し、これにより、他の宅内装置2に信号を送信して他の宅内装置2と交信することが可能となる。(3)ユーザは、自宅の宅内装置2を操作して他の宅内装置2と交信するための交信操作を行い、宅内装置2は、その交信操作を受けて他の宅内装置2と交信を開始し、他の宅内装置2との間でユーザの画像及び音声を送受信して、その画像を表示すると共に音声を出力する。このようにして、本遠隔見守りシステム1によるTV電話機能サービスが提供される。
図2は、宅内装置2の概略構成を示す。宅内装置2は、宅内の様子を撮影するカメラ21と、音声を集音するマイク22と、画像を表示するためのモニタ23と、音声を出力するためのスピーカ24と、赤外線を受光して人体の有無を検出する人体センサ25とを備える。また、宅内装置2は、宅内装置2へ電源供給するための電源スイッチ26と、宅内装置2をカメラ21及び人体センサ26により宅内の様子を監視させる監視モードで動作させるための監視スイッチ27と、宅内装置2の各種動作を指示するためのキー操作部28とを備える。
キー操作部28は、交信キー81と、メニューキー82と、カーソルキー83a,83bと、決定キー84と、キャンセルキー85とを備える。交信キー81は、宅内装置2同士でTV電話機能による交信を行うためのキーである。メニューキー82は、宅内装置2の各種動作を選択指示するメニュー画面をモニタ23に表示させるためのキーである。カーソルキー83a,83bは、モニタ23に表示されるメニュー画面上のカーソルを移動させて項目選択するためのキーであり、決定キー84は、カーソルキー83a,83bにより選択された項目を決定するためのキーである。キャンセルキー85は、カーソルキー83a,83bにより選択された項目のキャンセル、宅内装置2同士のTV電話機能による交信の終了等をするためのキーである。
宅内装置2は、電源スイッチ26がオン操作されることにより、電源ケーブル30を介して商用電源から電力供給を受け、LAN5を介して信号の送受信が可能なアイドルモードになる。また、宅内装置2は、電源スイッチ26がオンの状態で監視スイッチ27がオン操作されることにより、カメラ21及び人体センサ26により宅内の様子を監視する監視モードで動作する。
図3は、宅内装置の電気的ブロック構成を示す。宅内装置2は、上述の構成に加え、宅内装置2を制御するためのCPU等からなる制御部(宅内制御手段)31と、外部との間で各種信号を入出力するための信号入出力部32と、画像・音声処理部33と、宅内装置2の各種設定を記憶する設定メモリ34と、タイマ35とを備える。信号入出力部32には、LAN5が接続され、信号入出力部32を介して各種信号が送受信される。
画像・音声処理部33は、カメラ21にて撮影された画像の画像信号及びマイク22により集音された音声の音声信号を、信号入出力部32を介して送信するための信号に処理する。また、画像・音声処理部33は、信号入出力部32を介して受信した信号を、画像をモニタ23に表示するための画像信号及び音声をスピーカ24に出力するための音声信号に処理する。設定メモリ34は、本遠隔見守りシステム1のサービス利用者である各ユーザを個々に識別するユーザID、宅内装置2の(自己に割当てられた)グローバルIP、サーバ装置4のグローバルIP等を記憶する。タイマ35は、時間を計測する。
制御部31は、監視スイッチ27がオンのときは、カメラ21及び人体センサ26により宅内の様子を監視する監視モードで制御し、監視スイッチ27がオフのときは、監視モードでの制御は行わず、アイドルモード(操作待ち状態)での制御を行う。また、制御部31は、アイドルモード時において、宅内装置2同士でのTV電話機能の動作を可能とする。
制御部31は、電源スイッチ26がオンされて宅内装置2の電源が立上げられたとき、及び、その後の(すなわち監視モード時及びアイドルモード時の)所定時間(例えば5分)経過毎に、自己のグローバルIP及び動作状態を自己のユーザIDと共にサーバ装置4に送信し、それと同時に、サーバ装置4から他のユーザの宅内装置2のグローバルIP及び動作状態を他のユーザのユーザIDと共に取得する。
監視モードでは、制御部31は、ユーザにより設定された所定時間毎(例えば、5秒毎、1分毎、30分毎等が設定可能である)に、カメラ21の撮影画像をユーザIDと共にサーバ装置4に送信し、また、人体センサ25に反応が有ったときに、異常が発生した旨の通知をカメラ21の撮影画像及びユーザIDと共にサーバ装置4に送信する。
アイドルモードでは、上述のように宅内装置2同士でのTV電話機能の動作が可能であり、制御部31は、キー操作部28による操作を受けて、宅内装置2同士でのTV電話機能を動作させる。TV電話機能では、制御部31は、サーバ装置4から取得した他のユーザの宅内装置2のグローバルIPを基に他の宅内装置2との間で交信を行い、カメラ21で撮影中の動画及びマイク22で集音中の音声のストリーミングを他の宅内装置2との間で送受信し、そのストリーミングによる画像をモニタ23に表示すると共に音声をスピーカ24に出力する。
図4は、サーバ装置4の電気的ブロック構成を示す。サーバ装置4は、サーバ装置4を制御するためのCPU等からなる制御部(サーバ制御手段)41と、通信回線7を介して各種信号を送受信するモデム42と、画像処理部43と、記憶装置44とを備える。画像処理部43は、宅内装置2から受信した画像信号を処理する。
記憶装置44は、本遠隔見守りシステム1のサービス利用者である各ユーザを個々に識別するユーザID及びパスワード、各宅内装置2のグローバルIP、各外部端末3のメールアドレス、サーバ装置4のグローバルIP等を記憶する。また、記憶装置44は、各ユーザの宅内装置2から受信した宅内の撮影画像を、各ユーザのユーザIDと対応付けて、インターネット8を介して閲覧可能なウェブサイトとして記憶する。また、記憶装置44は、各ユーザの宅内装置2のグローバルIP及び動作状態を各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶すると共に、宅内装置2同士での交信を認可された相手先ユーザのユーザIDを各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶する。
制御部41は、各宅内装置2から受信した宅内装置2のグローバルIPと動作状態の記憶装置44への記憶、交信を認可されている相手先ユーザの宅内装置2への各宅内装置2のグローバルIPと動作状態の送信、宅内装置2から受信した宅内の撮影画像の記憶装置44への記憶及び外部端末3への送信、宅内装置2から受信した異常発生の旨の通知の外部端末3への送信、等の動作を制御する。
図5は、上記サーバ装置4の記憶装置44が各ユーザの宅内装置2のグローバルIP及び動作状態を各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶している記憶内容を示す。図5に示す例では、ユーザID「AA1234」(ユーザA)の宅内装置2は、グローバルIPが「XXX.XX.XX.XX」であり、動作状態が「アイドルモード(交信可)」であることが記憶されている。また、ユーザID「BB5678」(ユーザB)の宅内装置2は、グローバルIPが「YYY.YY.YY.YY」であり、動作状態が「電源オフ(交信不可)」であることが記憶され、ユーザID「CC9012」(ユーザC)の宅内装置2は、グローバルIPが「ZZZ.ZZ.ZZ.ZZ」であり、動作状態が「監視モード(交信可)」であることが記憶されている。他のユーザIDの宅内装置2についても、同様に、グローバルIP及び動作状態が記憶されている。
記憶装置44は、このように各ユーザの宅内装置2のグローバルIP及び動作状態を各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶している。これらの内容は、宅内装置2からユーザIDと共に受信する宅内装置2のグローバルIPと動作状態を基に、制御部41による制御のもと記憶装置44に記憶され随時更新されてゆく。
図6は、上記サーバ装置4の記憶装置4が宅内装置2同士での交信を認可された相手先ユーザのユーザIDを各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶している記憶内容を示す。図6に示す例では、ユーザID「AA1234」(ユーザA)が交信を認可されているユーザのユーザIDは「BB5678(ユーザB)、DD3456(ユーザD)、EE7890(ユーザE)」であることが記憶されている。また、ユーザID「BB5678」(ユーザB)が交信を認可されているユーザのユーザIDは「AA1234(ユーザA)、CC9012(ユーザC)」であることが記憶されている。他のユーザIDについても、同様に、交信を認可されているユーザのユーザIDが記憶されている。
記憶装置44は、このように宅内装置2同士での交信を認可された相手先ユーザのユーザIDを各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶している。これらの内容は、以下のようにして記憶装置44に記憶される。まず、各ユーザは、自己が交信を認可した相手先ユーザを自己のユーザID及び相手先のユーザIDと共に本遠隔見守りシステム1のサービス提供者に申請する。その申請を受けて、本遠隔見守りシステム1のサービス提供者は、申請者のユーザIDと、その申請者が交信を認可した相手先ユーザのユーザID等のデータをサーバ装置4に入力する。これにより、その入力データを基に、制御部44による制御のもと、入力データが整理され、交信を認可された相手先ユーザのユーザIDが各ユーザのユーザIDに対応付けて記憶装置44に記憶される。なお、各ユーザは、家族や知人、又は不特定多数のものに対して、任意に交信を認可することができる。
図7は、上記宅内装置2の電源立上げ時の動作のフローチャートを示す。電源スイッチ26がオンされた電源立上げ時において、制御部31は、自己のグローバルIPと動作状態を自己のユーザIDと共にサーバ装置4に送信し(#1)、サーバ装置4から、交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDを相手先の宅内装置2のグローバルIP及び動作状態と共に取得して、設定メモリ34に記憶する(#2)。その後、制御部31は、タイマ35をセットして(#3)、アイドルモードでの制御を開始する(#4)。
図8は、上記宅内装置2のアイドルモード時の動作のフローチャートを示す。アイドルモードでは、制御部31は、監視スイッチ27がオンされると(#11でYES)、監視モードでの制御を開始し(#12)、監視スイッチ27がオンされなければ(#11でNO)、アイドルモードでの制御を継続する。
アイドルモードにおいて、制御部31は、タイマ35の出力が5分経過すると(#13でYES)、自己のグローバルIPと動作状態を自己のユーザIDと共にサーバ装置4に送信し(#14)、サーバ装置4から、交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDを相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIP及び動作状態と共に取得して、設定メモリ34に記憶する(#15)。その後、制御部31は、タイマ35をリセットして(#16)、上記#11以降の処理を繰り返す。
これにより、宅内装置2は、5分毎に、自己のグローバルIP及び動作状態を自己のユーザIDと共にサーバ装置4に送信し、それと同時に、サーバ装置4から交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDを相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIP及び動作状態と共に取得することになる。サーバ装置4から取得した相手先のユーザID、グローバルIP、動作状態は、設定メモリ34に上書き記憶されて、随時更新されてゆく。
上記#11から#16の処理が繰り返される中、キー操作部28の交信キー81が押下されて宅内装置2同士でのTV電話機能による交信開始操作が行われると(#17でYES)、制御部31は、交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDをモニタ23に表示し(#18)、ユーザに対して、テレビ電話機能で交信したい相手先ユーザの指定を促す。
このとき、制御部31は、設定メモリ34に記憶している(従って上記#9の処理でサーバ装置4から取得した)交信を認可されている相手先ユーザのユーザID及び宅内装置2の動作状態を基に、図9(a)に示すように、相手先ユーザのユーザIDを交信の可否と共にモニタ23に表示する。図9(a)に示す例では、「BB5678:交信不可」、「DD3456:交信可」、「EE7890:交信不可」のように、3つのユーザIDが交信の可否と共に表示されている。交信の可否は、宅内装置2の動作状態が電源オフの場合及び監視モードの場合は「交信不可」、アイドルモードの場合は「交信可」と表示される。
ここで、ユーザは、モニタ23の表示内容を見て、カーソルキー83a,83bによりカーソル90を移動させ、決定キー84を押下することにより、交信したい相手先のユーザIDを指定する。なお、図9(b)に示すように、ユーザIDの表示に代えて、ユーザの好みのユーザ名(図示の例では「BBさん」「DDくん」「EEさん」)を表示させることも可能である。これは、ユーザが、各相手先ユーザのユーザIDにユーザ名を設定することにより行われる。ユーザ名の設定は、例えば、メニューキー82を押下してモニタ23にメニュー画面を開き、そのメニュー画面上で、ユーザIDの選択やユーザ名の入力等をすることにより行われる。
その後、キー操作部28によりユーザIDの指定操作が行われると(#19でYES)、制御部31は、設定メモリ34に記憶している(従って上記#9の処理でサーバ装置4から取得した)相手先ユーザのユーザID及び宅内装置2のグローバルIPを基に、指定されたユーザIDのグローバルIP宛に、TV電話機能による交信を要求していることを示す呼出信号を送信する(#20)。そして、呼出信号の送信先からTV電話機能による交信に応じることを示す応答信号を受信すると(#21でYES)、制御部31は、TV電話機能による交信を開始する(#22)。
また、上記#11から#16の処理が繰り返される中、他の宅内装置2からTV電話機能による交信を要求していることを示す呼出信号を受信すると(#23でYES)、制御部31は、他の宅内装置2からTV電話機能による交信が要求されていることを示す呼出音をスピーカ24に出力する(#24)。その後、キー操作部28の交信キー81が押下されて応答操作が行われると(#25でYES)、制御部31は、TV電話機能による交信に応じることを示す応答信号を送信し(#26)、TV電話機能による交信を開始する(#27)。
TV電話機能による交信では、制御部31は、カメラ21で撮影中の動画及びマイク22で集音中の音声のストリーミングを相手先宅内装置2との間で送受信し、そのストリーミングによる画像をモニタ23に表示すると共に音声をスピーカ24に出力する。これにより、宅内装置2同士での動画及び音声の交信、すなわちTV電話機能による交信が行われる。
キー操作部28のキャンセルキー85が押下されて交信終了操作が行われると(#28でYES)、制御部31は、TV電話機能による宅内装置2同士の交信を終了する(#29)。交信を終了した後、制御部31は、上記#11以降の処理を繰り返す。このように、アイドルモードでは、宅内装置2同士でのTV電話機能の動作が可能とされる。
図10は、上記宅内装置2の監視モード時の動作のフローチャートを示す。監視モードでは、制御部31は、監視スイッチ27がオフされると(#31でYES)、監視モードでの制御を終えてアイドルモードで制御し(#32)、監視スイッチ27がオフされなければ(#31でNO)、監視モードでの制御を継続する。
監視モードにおいて、制御部31は、タイマ35の出力が5分経過すると(#33でYES)、自己のグローバルIPと動作状態を自己のユーザIDと共にサーバ装置4に送信し(#34)、サーバ装置4から、交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDを相手先の宅内装置2のグローバルIP及び動作状態と共に取得し、設定メモリ34に記憶する(#35)。その後、制御部31は、タイマ35をリセットして(#36)、上記#31以降の処理を繰り返す。
これにより、宅内装置2は、上記アイドルモード時と同様に、5分毎に、自己のグローバルIP及び動作状態を自己のユーザIDと共にサーバ装置4に送信し、それと同時に、サーバ装置4から交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDを相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIP及び動作状態と共に取得することになる。サーバ装置4から取得した相手先のユーザID、グローバルIP、動作状態は、設定メモリ34に上書き記憶されて、随時更新されてゆく。
上記#31から#36の処理が繰り返される中、ユーザにより設定された所定時間(例えば、5秒毎、1分毎、30分毎等が設定可能である)経過すると(#37でYES)、そのときカメラ21にて撮影している画像をキャプチャし(#38)、そのキャプチャした撮影画像をユーザIDと共にサーバ装置4に送信する(#39)。その後、制御部31は、上記#31以降の処理を繰り返す。
また、上記#31から#36の処理が繰り返される中、人体センサ25に反応が有ると(#40でYES)、そのときカメラ21にて撮影している画像をキャプチャし(#41)、異常が発生した旨の通知を、そのキャプチャした撮影画像及びユーザIDと共にサーバ装置4に送信する(#42)。その後、制御部31は、上記#31以降の処理を繰り返す。このように、監視モードでは、カメラ21及び人体センサ26により宅内の様子が監視される。
図11は、上記サーバ装置4の動作のフローチャートを示す。まず、制御部41は、宅内装置2から宅内装置2のグローバルIPと動作状態を受信すると(#81でYES)、それらと共に受信されるユーザIDを基に、当該ユーザIDに対応付けて記憶装置44に記憶している宅内装置2のグローバルIPと動作状態を更新する(#82)。そして、制御部41は、記憶装置44に記憶されている記憶内容を基に、当該ユーザIDのユーザが交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDを相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIP及び動作状態と共に、当該ユーザIDの宅内装置2に送信する(#83)。これにより、各宅内装置2は、交信を認可されている相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIPを取得することとなり、交信を認可された相手先ユーザの宅内装置2との間で交信が可能となる。
また、制御部41は、宅内装置2から宅内の撮影画像を受信すると(#84でYES)、その撮影画像を、その画像と共に受信されるユーザIDと対応付けて、インターネット8を介して閲覧可能なウェブサイトとして記憶装置44に保存する(#85)。
また、制御部41は、宅内装置2から異常が発生した旨の通知を受信すると(#86でYES)、その通知と共に受信される宅内の撮影画像を、その通知と共に受信されるユーザIDと対応付けて、インターネット8を介して閲覧可能なウェブサイトとして記憶装置44に保存する(#87)。そして、制御部41は、異常が発生した旨の通知を外部端末3に電子メールで送信する(#88)。
また、制御部41は、外部端末3から画像送信要求を受信すると(#89でYES)、その画像送信要求と共に受信されるユーザIDを基に、そのユーザIDに対応付けて記憶装置44に保存している宅内の撮影画像を外部端末3に送信する(#90)。これにより、外部端末3では、ユーザ宅の宅内の撮影画像が表示され、ユーザは、その表示画像を見ることで宅内の様子を確認することができる。
このような構成の遠隔見守りシステム1によれば、各宅内装置2のグローバルIPがサーバ装置4で管理され、各宅内装置2は、宅内装置2同士での交信を認可された相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIPをサーバ装置4から取得する。このため、各宅内装置2は、交信を認可された相手先ユーザの宅内装置2との間で交信が可能となる。そして、宅内装置2は、キー操作部28を操作することにより、交信を認可された相手先ユーザの宅内装置2との間で交信が行われ、その宅内装置2との間でユーザの画像及び音声が送受信される。従って、宅内装置2で撮影された宅内の画像を宅外の外部端末3により確認できる遠隔見守り機能に加え、交信を認可された宅内装置2同士でTV電話機能を実現することができる。
しかも、各宅内装置2のグローバルIPは各ユーザのユーザIDと対応付けてサーバ装置4にて管理され、各宅内装置2は、交信を認可された相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIPと共に相手先ユーザのユーザIDをサーバ装置4から取得して、その取得した相手先ユーザのユーザIDをモニタ23に表示する。そして、宅内装置2は、キー操作部28の操作によりユーザIDが指定されたことを受けて、その指定されたユーザIDに対応するグローバルIPの宅内装置2との間で交信を行う。従って、相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIPがモニタ23に表示されないため、各宅内装置2のグローバルIPが漏洩することがなく、セキュリティを高めつつ宅内装置2同士でのTV電話機能を実現することができる。
さらに、各宅内装置2の動作状態も各ユーザのユーザIDと対応付けてサーバ装置4にて管理され、各宅内装置2は、交信を認可された相手先ユーザの宅内装置2のグローバルIPと共に相手先ユーザの宅内装置2の動作状態をサーバ装置4から取得して、その動作状態を基に相手先ユーザの宅内装置2への交信の可否を相手先ユーザのユーザIDと共にモニタ23に表示する。従って、相手先ユーザの宅内装置2が電源オフされている等、相手先ユーザの宅内装置2との間で交信ができない場合は、そのことが判るため、利便性が向上する。
図12は、上記宅内装置2の別の構成を示す。図12に示す宅内装置2は、インターネット8を介した通信機能を有する本体装置2Aと、通信機能以外の画像の撮影、表示等の機能を有する撮影・表示装置2Bとが別体とされ、LAN5及びルータ6を介して接続された構成となっている。本体装置2Aは、上記図2に示したのと同様の電源スイッチ26及び監視スイッチ27とを有し、撮影・表示装置2Bは、上記図2に示したのと同様のカメラ21、マイク22、モニタ23、スピーカ24、人体センサ25、及びキー操作部28を備える。上記遠隔見守りシステム1は、このような構成の宅内装置2を採用することも可能である。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、宅内装置2は、アイドルモード時に限られず、監視モード時に交信キー81が押下されたことを受けて、宅内装置2同士のTV電話機能による交信を開始するようにしてもよい。宅内装置2は、必ずしも他の宅内装置2のグローバルIPを定期的にサーバ装置4から取得する必要はなく、例えば、交信キー81が押下されたとき(交信を開始するための操作が行われたとき)に、他の宅内装置2のグローバルIPをサーバ装置4から取得するようにしてもよく、また、キー操作部28により交信相手先が指定されたときに、その指定された交信相手先のグローバルIPのみをサーバ装置4から取得するようにしてもよい。宅内装置2は、他の宅内装置2からTV電話機能による交信を要求していることを示す呼出信号を受信したとき、呼出音をスピーカ24に出力することに加えて、相手先ユーザのユーザID又はユーザ名をモニタ23に表示するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る遠隔見守りシステムの概略構成を示すシステム構成図。 同遠隔見守りシステムの宅内装置の概略構成を示す斜視図。 同遠隔見守りシステムの宅内装置の概略構成を示す電気的ブロック構成図。 同遠隔見守りシステムのサーバ装置の概略構成を示す電気的ブロック構成図。 同サーバ装置の記憶装置が各ユーザの宅内装置のグローバルIP及び動作状態を各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶している記憶内容を示す。 同サーバ装置の記憶装置が交信を認可された相手先ユーザのユーザIDを各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶している記憶内容を示す。 同遠隔見守りシステムの宅内装置の電源立上げ時の動作を示すフローチャート。 同宅内装置のアイドルモード時の動作を示すフローチャート。 (a)は同宅内装置のモニタに表示される交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDの表示例を示す図、(b)は同ユーザIDに代えて表示されるユーザ名の表示例を示す図。 同宅内装置の監視モード時の動作を示すフローチャート。 同遠隔見守りシステムのサーバ装置の動作を示すフローチャート。 同遠隔見守りシステムの宅内装置の別の構成を示す図。
符号の説明
1 遠隔見守りシステム
2 宅内装置
2A 本体装置
2B 撮影・表示装置
3 外部端末
4 サーバ装置
7 通信回線
8 インターネット
10 携帯電話回線
21 カメラ
22 マイク
23 モニタ
24 スピーカ
25 人体センサ
26 電源スイッチ
27 監視スイッチ
28 キー操作部
31 制御部(宅内制御手段)
33 画像・音声処理部
34 設定メモリ
41 制御部(サーバ制御部)
44 記憶装置

Claims (3)

  1. 各ユーザの宅内に配置されて通信回線を介してインターネットに常時接続され、監視エリア内をカメラで撮影する宅内装置と、前記宅内装置にて撮影された画像を通信回線及びインターネットを介して受信すると共に、その画像をインターネット及び電話回線を介して外部端末に送信するサーバ装置とを備えた遠隔見守りシステムにおいて、
    前記宅内装置は、前記カメラに加え、音声を集音するマイクと、画像を表示するためのモニタと、音声を出力するためのスピーカと、宅内装置を動作させるためにユーザにより操作される操作手段と、前記操作手段による操作に基づいて宅内装置の動作を制御する宅内制御手段とを備え、
    前記サーバ装置は、各ユーザの宅内装置のグローバルIP及び動作状態を各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶すると共に、宅内装置同士での交信を認可された相手先ユーザのユーザIDを各ユーザのユーザIDと対応付けて記憶する記憶手段と、サーバ装置の動作を制御するサーバ制御手段とを備え、
    前記宅内制御手段は、
    前記サーバ装置と定期的な通信を行い、その定期的な通信により、自己のグローバルIP及び動作状態を自己のユーザIDと共に前記サーバ装置に通知する動作状態通知手段と、
    前記定期的な通信により、交信を認可された相手先ユーザのユーザIDを相手先ユーザの宅内装置のグローバルIP及び動作状態と共に前記サーバ装置から取得する相手先情報取得手段と、
    前記操作手段による宅内装置同士での交信を行うための操作を受けて、前記相手先情報取得手段により取得した相手先ユーザのユーザID及び動作状態を基に、相手先ユーザのユーザIDを交信の可否と共に前記モニタに表示する相手先情報表示手段と、
    前記相手先情報表示手段により表示されたユーザIDのうち前記操作手段による操作により指定されたユーザIDに対応するグローバルIP宛に、前記カメラにて撮影中の動画及び前記マイクにて集音中の音声のストリーミングを送信し、前記指定したユーザIDに対応するグローバルIPから自分宛に送信された動画及び音声のストリーミングを受信して、そのストリーミングによる画像を前記モニタに表示すると共に音声を前記スピーカに出力することにより、宅内装置同士で交信を行う宅内装置間交信手段とを備え、
    前記サーバ制御手段は、
    前記宅内装置からグローバルIP及び動作状態をユーザIDと共に受信すると、当該ユーザIDに対応付けて前記記憶手段に記憶している宅内装置の動作状態を更新する動作状態更新手段と、
    前記グローバルIP及び動作状態をユーザIDと共に受信したことを受けて、当該ユーザIDに対応付けて前記記憶手段に記憶し前記動作状態更新手段により更新されている記憶内容を基に、当該ユーザIDの宅内装置に、当該ユーザIDのユーザが交信を認可されている相手先ユーザのユーザIDを相手先ユーザの宅内装置のグローバルIP及び動作状態と共に送信する相手先情報送信手段と、を備えたことを特徴とする遠隔見守りシステム。
  2. 各ユーザの宅内に配置されて通信回線を介してインターネットに常時接続され、監視エリア内をカメラで撮影する宅内装置と、前記宅内装置にて撮影された画像を通信回線及びインターネットを介して受信すると共に、その画像をインターネット及び電話回線を介して外部端末に送信するサーバ装置とを備えた遠隔見守りシステムにおいて、
    前記宅内装置は、前記カメラに加え、音声を集音するマイクと、画像を表示するためのモニタと、音声を出力するためのスピーカと、宅内装置を動作させるためにユーザにより操作される操作手段と、前記操作手段による操作に基づいて宅内装置の動作を制御する宅内制御手段とを備え、
    前記サーバ装置は、各ユーザの宅内装置のグローバルIPを記憶する記憶手段を備え、
    前記宅内制御手段は、
    前記サーバ装置との通信により、前記サーバ装置の記憶手段に記憶されている他のユーザの宅内装置のグローバルIPを取得する相手先情報取得手段と、
    前記相手先情報取得手段により取得した他のユーザの宅内装置のグローバルIP宛に、前記カメラにて撮影中の動画及び前記マイクにて集音中の音声のストリーミングを送信し、前記他のユーザの宅内装置から自分宛に送信された動画及び音声のストリーミングを受信して、そのストリーミングによる画像を前記モニタに表示すると共に音声を前記スピーカに出力することにより、宅内装置同士で交信を行う宅内装置間交信手段と、を備えたことを特徴とする遠隔見守りシステム。
  3. 前記記憶手段は、各ユーザの宅内装置の動作状態をさらに記憶し、
    前記ユーザ情報取得手段は、前記サーバ装置との通信により、前記記憶手段に記憶されている他のユーザの宅内装置の動作状態をさらに取得し、
    前記宅内制御手段は、
    前記ユーザ情報取得手段により取得した他のユーザの宅内装置の動作状態を基に、他のユーザへの交信の可否を前記モニタに表示するユーザ情報表示手段をさらに備えた請求項2に記載の遠隔見守りシステム。
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