JP2005294968A - 集合住宅用インタフォンシステム、及びオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム - Google Patents

集合住宅用インタフォンシステム、及びオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム Download PDF

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卓哉 大澤
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Abstract

【課題】集合住宅用セキュリティシステムにおいて、高価な回線交換機を不要にすると共に、インタフォン用配線と電話用配線とをLAN用の配線と共用できるようにして、配線用のスペースの確保を容易にし、配線に必要な費用を削減する。
【解決手段】IP電話機13と集合インタフォン11間の入出力データに対するD/A変換処理又はA/D変換処理を行うインタフォン用IF12と、集合インタフォン11から受信した部屋番号のデータをIP電話機13のIPアドレスのデータに変換して、このIPアドレス宛に呼出信号を送信するSIPサーバ61とを設けたことにより、固定のIP電話機13とアナログ方式の集合インタフォン11との間で、回線交換機を介さず呼を確立することができる。また、IP電話機13を用いて共用玄関口のドア15の開錠を行うことができるので、インタフォン用の配線とIP電話機用の配線とをLAN用の配線と共用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅の共用玄関口で居住者と訪問者とが通話するための集合住宅用インタフォンシステムと、オートロック機能を有し、集合住宅の共用玄関口で居住者及び居住者から許可を得た者のみの出入りを許容する集合住宅用セキュリティシステムとに関するものである。
従来の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、集合住宅の共用玄関口におけるオートロック方式のドアの開錠は、以下の2つの方法により行われている。1つ目の方法は、集合住宅内の各部屋に配設された家庭用インタフォンと共用玄関口に配設された集合インタフォンとをインタフォン用の配線で直接接続して、集合インタフォン側の呼び出しボタンが押されたときに、家庭用インタフォンを鳴動させて、共用玄関口に来訪者がいることを知らせるようにすると共に、共用玄関口のドアの開錠を制御する電気錠制御装置(自動ドア制御部)と家庭用インタフォンとを接続して、家庭用インタフォン側の開錠ボタンが押されたときに、電気錠制御装置により共用玄関口のドアの開錠を行うようにする方法である。また、2つ目の方法は、集合住宅内の各部屋に配設されたアナログ電話機と集合住宅内に配設された回線交換機とを用いて、共用玄関口のドアの開錠と内線・外線通話とを行うようにする方法である。この方法においては、電話交換機は、アナログ電話機と集合インタフォンとの間の呼を確立させるために用いられている。
しかしながら、上記1つ目の方法では、各部屋に配設された家庭用インタフォンと共用玄関口に配設された集合インタフォンとをインタフォン用の専用配線で直接接続する必要があるので、集合住宅内に通信用の配線だけで、少なくともインタフォン用配線と電話用配線が必要になる。また、最近は、インターネットに接続することが主流となってきていることから、上記のインタフォン用配線と電話用配線に加えて、LAN用配線を集合住宅内に配設するのが一般的である。従って、配線用のスペースを確保することが難しいという問題や、配線に必要な費用が高くなるという問題があった。
また、上記2つ目の方法では、各部屋の居住者が、本来、回線交換機が不要であるはずのIP電話サービスに加入した場合でも、電話機と集合インタフォンとの間の呼を確立させて、電話機と集合インタフォンとの間の内線通話や、電話機からの集合インタフォンを介した共用玄関口のドアの開錠を可能にするためには、電話交換機を配設する必要がある。すなわち、オートロック機能を確保するためだけに高価な回線交換機が必要になる。
また、この種のシステムにおいて、インターネット回線を利用したものとしては、集合インタフォンからの呼び出し信号をインターネット回線を介して携帯電話機に転送すると共に、ユーザにより携帯電話機から入力された開錠信号をインターネット回線を介して電気錠に送信するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この発明によれば、ユーザが携帯電話機のみを使用する場合には、集合住宅内に固定電話用の配線や回線交換機を設ける必要がなくなる。しかし、ユーザが携帯電話機のみを使用すると、通信費が高くなるため、実際には、携帯電話機と固定電話機とを併用せざるを得ない。従って、特許文献1の発明によって、上記の問題を解決することはできない。
特開2002−194936号公報(第1−5頁、図1−6)
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、固定電話機と集合インタフォンとの間で回線交換機を介さず呼を確立することができるようにして、高価な回線交換機を不要にすると共に、インタフォン用配線と電話用配線とをLAN用の配線と共用することができるようにして、配線用のスペースの確保が容易で、配線に必要な費用の削減を図ることが可能な集合住宅用インタフォンシステム及び集合住宅用セキュリティシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、集合住宅の共用玄関口で、居住者と訪問者とが通話するための集合住宅用インタフォンシステムにおいて、共用玄関口に設置されて、居住者に対する呼び出しを行うためのアナログ方式の集合インタフォンと、集合インタフォンから出力されたアナログ信号形式のデータに対するデジタル化処理、符号化処理、及びパケット分解処理を行うと共に、集合インタフォンに入力されるデジタル信号形式のデータに対するパケット組立処理、復号化処理、及びアナログ化処理を行う集合インタフォン用インタフェース機器(以下、「インタフォン用IF機器」という)と、集合住宅内の各部屋に配設されて、パケットデータの形式で信号を送受信し、インターネットを介して他の電話機と通信可能であると共に、インタフォン用IF機器を介して集合インタフォンと通信可能なIP電話機と、集合インタフォンからインタフォン用IF機器を介して部屋番号のデータを受信したときに、この部屋番号のデータを該当する部屋のIP電話機のIPアドレスのデータに変換すると共に、このIPアドレス宛に呼出信号を送信して、IP電話機と集合インタフォンとの間で呼を確立させるSIP(Session Initiation Protocol)サーバとを備え、集合インタフォンとIP電話機との間で回線交換機を介さず呼を確立するようにしたものである。
請求項2の発明は、集合住宅の共用玄関口で、居住者及び居住者から許可を得た者のみの出入りを許容する、オートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステムにおいて、共用玄関口に設置されて、居住者に対する呼び出しを行うためのアナログ方式の集合インタフォンと、集合インタフォンから出力されたアナログ信号形式のデータに対するデジタル化処理、符号化処理、及びパケット分解処理を行うと共に、集合インタフォンに入力されるデジタル信号形式のデータに対するパケット組立処理、復号化処理、及びアナログ化処理を行うインタフォン用IF機器と、集合住宅内の各部屋に配設されて、パケットデータの形式で信号を送受信し、インターネットを介して他の電話機と通信可能であると共に、インタフォン用IF機器を介して集合インタフォンと通信可能なIP電話機と、集合インタフォンからインタフォン用IF機器を介して部屋番号のデータを受信したときに、この部屋番号のデータを該当する部屋のIP電話機のIPアドレスのデータに変換すると共に、このIPアドレス宛に呼出信号を送信して、IP電話機と集合インタフォンとの間で呼を確立させるSIPサーバと、共用玄関口のドアの開錠と施錠とを制御する電気錠制御装置とを備え、集合インタフォンとIP電話機との間で回線交換機を介さず呼を確立するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、SIPサーバは、集合住宅外に配設されて、インタフォン用IF機器とインターネットを介して接続されており、集合インタフォンからインタフォン用IF機器とインターネットとを介して部屋番号のデータを受信するものである。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機とインタフォン用IF機器との間の配線として、集合住宅内におけるLAN用の配線を用いたものである。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機をインターネットに接続するための配線、及びインタフォン用IF機器をインターネットに接続するための配線として、集合住宅内におけるLAN用の配線を用いたものである。
請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5に記載の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、集合インタフォンは、集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機からインタフォン用IF機器を介して、特定のダイヤル番号の信号を受信したときに、電気錠制御装置に対して開錠信号を出力し、電気錠制御装置は、開錠信号を受信すると、共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御するものである。
請求項7の発明は、請求項2乃至請求項6に記載の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、電気錠制御装置に対して開錠信号を出力することが可能な開錠用インタフェース機器(以下、「開錠用IF機器」という)をさらに備え、IP電話機は、ユーザによりIP電話機の開錠ボタンが押されたときに、開錠ボタンに対応する信号をインターネットを介してSIPサーバに送信し、SIPサーバは、IP電話機から開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して開錠用IF機器に送信し、開錠用IF機器は、SIPサーバからパケット化された開錠信号を受信したときに、このパケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を電気錠制御装置に出力し、電気錠制御装置は、開錠信号を受信すると、共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御するものである。
請求項8の発明は、請求項2乃至請求項7に記載の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、集合インタフォン内部又は集合インタフォンの周辺に配設されたカメラと、カメラにより撮像した画像の信号を、一般のテレビジョン信号と混合させるためのミキサーとをさらに備え、上記のカメラにより撮像した画像を、ミキサーを介して、集合住宅内の各部屋に配設されたテレビジョン受像機で受像し得るようにしたものである。
請求項9の発明は、請求項2乃至請求項8に記載の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、集合住宅を警備するための警備センターに配されて、パケットデータの形式で信号を送受信するIP電話機をさらに備え、IP電話機は、インターネットに接続されており、IP電話機は、ユーザによりIP電話機の開錠ボタンが押されたときに、開錠ボタンに対応する信号をインターネットを介してSIPサーバに送信し、SIPサーバは、IP電話機から開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して開錠用IF機器に送信し、開錠用IF機器は、SIPサーバから開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を電気錠制御装置に出力し、電気錠制御装置は、開錠信号を受信すると、共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御するものである。
請求項10の発明は、請求項2乃至請求項9に記載の集合住宅用セキュリティシステムにおいて、集合住宅を警備するための警備センターに配された情報端末をさらに備え、情報端末は、インターネットに接続されており、情報端末は、ユーザにより開錠を指示する入力が行われたときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して開錠用IF機器に送信し、開錠用IF機器は、情報端末からパケット化された開錠信号を受信したときに、このパケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を電気錠制御装置に出力し、電気錠制御装置は、開錠信号を受信すると、共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御するものである。
請求項1の発明によれば、IP電話機から集合インタフォンに入力されるデータのD/A変換と集合インタフォンからIP電話機に入力されるデータのA/D変換とを行うインタフォン用IF機器と、集合インタフォンから受信した部屋番号のデータをIP電話機のIPアドレスのデータに変換して、このIPアドレス宛に呼出信号を送信するSIPサーバとを設けたことにより、固定のIP電話機とアナログ方式の集合インタフォンとの間で回線交換機を介さず呼を確立することができる。これにより、高価な回線交換機が不要となる。また、パケットデータの形式で信号を送受信するIP電話機を用いて集合インタフォンとの間の内線通話と外部の電話機との外線通話を行うことができるので、インタフォン用の配線とIP電話機用の配線とをLAN用の配線と共用することが可能となる。これにより、配線用のスペースを容易に確保することができ、また、配線に必要な費用を削減することができる。
請求項2の発明によれば、上記と同様な効果に加えて、パケットデータの形式で信号を送受信するIP電話機を用いて共用玄関口のドアの開錠を行うことができるので、オートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステムにおいて、インタフォン用の配線とIP電話機用の配線とを共用することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、SIPサーバを集合住宅外に配設して、SIPサーバとインタフォン用IF機器とをインターネットを介して接続したことにより、1台のSIPサーバを複数の集合住宅間で共用することができる。
また、請求項4の発明によれば、集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機とインタフォン用IF機器との間の配線として、集合住宅内におけるLAN用の配線を用いたことにより、実質的にインタフォン用の配線をLAN用の配線と共用することができる。
また、請求項5の発明によれば、集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機をインターネットに接続するための配線、及びインタフォン用IF機器をインターネットに接続するための配線として、集合住宅内におけるLAN用の配線を用いたことにより、IP電話機と集合インタフォンとをインターネットとSIPサーバとを介して接続するための配線(インタフォン用の配線の一部)、及びIP電話機用の配線をLAN用の配線と共用することができる。
また、請求項6の発明によれば、集合インタフォンは、集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機からインタフォン用IF機器を介して、特定のダイヤル番号の信号を受信したときに、電気錠制御装置に対して開錠信号を出力し、電気錠制御装置は、開錠信号を受信すると、共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御する。これにより、IP電話機から集合インタフォンを介して共用玄関口のドアの開錠を行うことができる。
また、請求項7の発明によれば、IP電話機は、ユーザによりIP電話機の開錠ボタンが押されたときに、開錠ボタンに対応する信号をインターネットを介してSIPサーバに送信し、SIPサーバは、IP電話機から開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して開錠用IF機器に送信し、開錠用IF機器は、SIPサーバからパケット化された開錠信号を受信したときに、このパケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を電気錠制御装置に出力し、電気錠制御装置は、開錠信号を受信すると、共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御する。これにより、IP電話機から集合インタフォンを介さずに共用玄関口のドアの開錠を行うことができる。
また、請求項8の発明によれば、集合インタフォン内部又は集合インタフォンの周辺に配設されたカメラと、カメラにより撮像した画像の信号を一般のテレビジョン信号と混合させるためのミキサーとをさらに備え、上記のカメラにより撮像した画像を、ミキサーを介して、集合住宅内の各部屋に配設されたテレビジョン受像機で受像し得るようにした。これにより、集合住宅内の各部屋の居住者が、集合インタフォンの前に居る相手を部屋の中から画像と音声で確認することができる。
また、請求項9の発明によれば、警備センターに配されたIP電話機は、ユーザにより開錠ボタンが押されたときに、開錠ボタンに対応する信号をインターネットを介してSIPサーバに送信し、SIPサーバは、上記IP電話機から開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して開錠用IF機器に送信し、開錠用IF機器は、SIPサーバから開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を電気錠制御装置に出力し、電気錠制御装置は、開錠信号を受信すると、共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御する。これにより、緊急時に、警備センターに配されたIP電話機から、インターネットを介してリモートで共用玄関口のドアを開錠することができる。
また、請求項10の発明によれば、警備センターに配された情報端末は、ユーザにより開錠を指示する入力が行われたときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して開錠用IF機器に送信し、開錠用IF機器は、情報端末からパケット化された開錠信号を受信したときに、このパケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を電気錠制御装置に出力し、電気錠制御装置は、開錠信号を受信すると、共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御する。これにより、緊急時に、警備センターに配された情報端末から、インターネットを介してリモートで共用玄関口のドアを開錠することができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。本発明は、主に集合住宅の共用玄関口で、居住者及び居住者から許可を得た者のみの出入りを許容する集合住宅用セキュリティシステムに関するものであり、固定電話機と集合インタフォンとの間で回線交換機を介さず呼を確立することができるようにして、高価な回線交換機を不要にすると共に、IP電話機を用いて、電話機と集合インタフォンとの間の内線通話と共用玄関口のドアの開錠とを行うことができるようにして、インタフォン用配線と電話用配線とLAN用の配線とを一本化することができるようにしたものである。なお、以下に記載した実施形態は、本発明を網羅するものではなく、本発明は、下記の形態だけに限定されない。
図1は、本実施形態によるオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム(集合住宅用インタフォンシステム)のシステム構成を示す。この集合住宅用セキュリティシステム1は、集合住宅2内に配設されたLAN上の各機器と、通信管理センター3内に配設されたLAN60上の各機器と、警備センター4内に配設されたLAN50上の各機器とをインターネット5とISDN6とを介して接続したものである。ISDN6は、バックアップ用の回線として用いられる。また、警備センター4内に配設されたアナログ方式の電話55と集合住宅2内に配設された集合インタフォン11との間は、集合インタフォン用のインタフェース機器(以下、「インタフォン用IF」という)12を介してアナログ回線網7で接続されている。集合住宅2内には、共用玄関口に設置されて、居住者に対する呼び出しを行うためのアナログ方式の集合インタフォン11と、インタフォン用IF12と、集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機13と、共用玄関口の自動ドア15の開錠と施錠とを制御する電気錠制御装置14と、電気錠制御装置14に対して開錠信号を出力することが可能な開錠用インタフェース機器(以下、「開錠用IF」という)23とが配設されている。上記のインタフォン用IF12は、集合インタフォン11から出力されたアナログ信号形式のデータに対するデジタル化処理、符号化処理、及びパケット分解処理を行うと共に、集合インタフォンに入力されるデジタル信号形式のデータに対するパケット組立処理、復号化処理、及びアナログ化処理を行うものである。また、上記のIP電話機13は、アダプタを介することなく、パケットデータの形式で信号を送受信することが可能なタイプの電話機である。このIP電話機13は、インターネットを介して他の電話機と通信可能であると共に、インタフォン用IF12を介して集合インタフォン11と通信可能である。IP電話機13には、ダイヤル番号入力用のプッシュボタン17と開錠を指示するための開錠ボタン18とが設けられている。
また、集合住宅2内の各部屋には、IP電話機13以外に、パーソナル・コンピュータ(以下、「パソコン」と略す)19とテレビジョン受像機が配されている。IP電話機13に送信されるデータとパソコン19に送信されるデータとの切り分けは、SW−ハブ20により行われる。
また、上記の集合インタフォン11には、カメラ21が内蔵されている。このカメラ21により撮影した画像の信号は、集合住宅2内に配設されたテレビアンテナミキサー22により一般のテレビジョン信号と混合されて、上記の各部屋に配されたテレビジョン受像機に送信される。従って、集合住宅2内の各部屋の居住者は、集合インタフォン11の前に居る相手を部屋の中のテレビジョン受像機で確認することができる。
集合住宅2内には、エントランス等に配されたカメラ26、及びエレベータに配されたカメラ29により撮像された画像データを保存するための画像保存サーバ24が配設されている。エレベータに配されたカメラ29により撮像された画像データは、IP画像変換器30でパケット化されたデジタル信号に変換された後に、画像保存サーバ24に送られる。上記のカメラ26、27、29により撮像された各画像データは、全てSW−ハブ28を介して画像保存サーバ24に送られる。画像保存サーバ24に保存された画像は、画像保存サーバ24自体のディスプレイ25で見ることができる。
また、集合住宅2内のLAN上には、LAN上のどのセグメントにデータを送信するかを切り分けるためのSW−ハブ35、36が配設されている。集合住宅2内のLANの終端部分には、インターネット5又はISDN6を介して、集合住宅2内のLANを通信管理センター3内のLAN60や警備センター4内のLAN50と接続するためのルータ37が設けられている。このルータ37は、光ファイバー接続用のインタフェース機器であるONU(Optical Network Unit)38、及びISDN6への接続用のインタフェース機器であるTA(Terminak Adapter)39と接続されている。集合住宅2内のLANが、インターネット5を介して通信管理センター3内のLAN60と接続するときには、ONU38を介してデータの送受信が行われ、ISDN6を介して通信管理センター3内のLAN60と接続するときには、TA39を介してデータの送受信が行われる。また、上記の集合住宅2内には、落雷等に伴う危険防止用の保安器40が設けられている。上記の集合インタフォン11は、インタフォン用IF12と保安器40とアナログ回線網7と警備センター4内の保安器56とを介して警備センター4内のアナログ電話55と接続されている。警備センター4側の警備員は、上記のアナログ電話55から集合インタフォン11の前に居る相手と通話することができ、また、アナログ電話55から集合インタフォン11を介して電気錠制御装置14に開錠信号を出力することができる。
上記集合住宅2内の各部屋に配設されたIP電話機13とインタフォン用IF12との間の配線31乃至33には、集合住宅2内におけるLAN用の配線が用いられている。また、集合住宅2内の各部屋に配設されたIP電話機13をインターネット5に接続するための配線31、32、34、及びインタフォン用IF12をインターネット5に接続するための配線33、34にも、集合住宅2内におけるLAN用の配線が用いられている。
また、通信管理センター3内には、集合住宅用セキュリティシステム1内の各通信機器間の呼制御及び状態管理を行うためのSIP(Session Initiation Protocol)サーバ61と保守端末62とが配されている。SIPサーバ61は、集合住宅2内の集合インタフォン11からインタフォン用IF12とインターネット5とを介して部屋番号のデータを受信したときに、この部屋番号のデータを該当する部屋のIP電話機13のIPアドレスのデータに変換すると共に、このIPアドレス宛に呼出信号を送信して、集合住宅2内のIP電話機13と集合インタフォン11との間で呼を確立させる。SIPサーバ61は、部屋番号とIP電話機13のIPアドレスとの対応テーブルに基づいて、上記の部屋番号とIPアドレスとの変換処理を行う。また、上記の保守端末62からは、上記の対応テーブルのメンテナンスや、集合住宅用セキュリティシステム1内の各通信機器の状態表示や、集合住宅2における共用玄関口の自動ドア15の開錠指示等の処理を行うことができる。保守端末62からの開錠を指示するための信号は、インターネット5を介して集合住宅2内のインタフォン用IF12又は開錠用IF23に送信される。なお、通信管理センター3内には、集合住宅2内のルータ37と同様なルータ63、及び集合住宅2内のONU38と同様なONU64が配設されており、上記の保守端末62に対する送受信データは、通常、ルータ63とONU64とを介して送受信される。
また、警備センター4内のLAN50上には、集合住宅2内のIP電話機13と同様なIP電話機51と保守端末52(請求項10における情報端末)とが配設されている。上記の集合住宅2内のIP電話機13と同様に、この警備センター4内のIP電話機51からも、共用玄関口の自動ドア15の開錠を指示することができる。このIP電話機51からの開錠を指示するための特定のダイヤル番号の信号は、インターネット5を介して集合住宅2内のインタフォン用IF12に送信される。また、IP電話機51からの開錠ボタンに対応する信号は、インターネット5と通信管理センター3内のSIPサーバ61とを介して集合住宅2内の開錠用IF23に送信される。また、上記の警備センター4内の保守端末52からも、共用玄関口の自動ドア15の開錠を指示することができる。保守端末52からの開錠を指示するための信号も、上記のIP電話機51からの信号と同様な経路で、インタフォン用IF12又は開錠用IF23に送信される。なお、警備センター4内には、集合住宅2内のルータ37と同様なルータ53、及び集合住宅2内のONU38と同様なONU54が配設されており、上記のIP電話機51及び保守端末52に対する送受信データは、ルータ53とONU54とを介して送受信される。
次に、図2を参照して、上記のインタフォン用IF12の構成について説明する。インタフォン用IF12は、SLIC71(Subscriber Line Interface Circuit:加入者線インタフェース回路)を有しており、このSLIC71を介して集合インタフォン11と接続される。また、図に示されるように、インタフォン用IF12は、A/D変換機72、CODEC73(Coder-Decorder:符号化/復号化器)、IP(Internet Protocol)パケット処理部74、送信回路75、受信回路76、D/A変換機77、PB(Push Button)レシーバ78、CPU79、及び制御用のプログラム等を格納したROM(Read-Only Memory)80を有している。
上記構成において、インタフォン用IF12は、集合インタフォン11から入力されたアナログ形式の音声信号をSLIC71を介して受信して、A/D変換機72でデジタル信号に変換する。そして、インタフォン用IF12は、このデジタル形式の音声信号をCODEC73で符号化し、IPパケット処理部74でパケット化して、送信回路75を通してLAN上に出力する。これにより、LAN用の配線を用いて、集合インタフォン11から各部屋のIP電話機13への音声信号の送信を行うことができる。
また、インタフォン用IF12は、IP電話機13等からLANを介して入力されたパケット化されたデジタル形式の音声信号、ダイヤル信号を受信回路76によって受信して、IPパケット処理部74で元の信号に組み立てる。そして、インタフォン用IF12は、組み立て後の信号をCODEC73で復号化し、D/A変換機77でアナログ形式の信号に変換して、SLIC71を介して集合インタフォン11に送信する。これにより、LAN用の配線を用いて、各部屋のIP電話機13から集合インタフォン11への音声信号及びダイヤル信号の送信を行うことができる。また、インタフォン用IF12は、各部屋のIP電話機13から受信したダイヤル信号が特定のダイヤル番号を表す信号であるときには、電気錠制御装置14に対して開錠信号を出力する。従って、LAN用の配線を用いて、各部屋のIP電話機13のプッシュボタン17から、共用玄関口の自動ドア15の開錠を指示することができる。
さらにまた、インタフォン用IF12は、集合インタフォン11のテンキーから入力されたダイヤル信号を、SLIC71を通してPBレシーバ78で受信して、CPU79に送信する。CPU79は、このダイヤル信号をIPパケット処理部74を用いてパケット化して、送信回路75を通してLAN上に出力する。これにより、LAN用の配線を用いて、集合インタフォン11のテンキーから入力された部屋番号の信号をインターネット5上に送信して、通信管理センター3内のSIPサーバ61に送ることができる。
次に、図3を参照して、上記の開錠用IF23の構成について説明する。開錠用IF23は、受信回路81、IPパケット処理部82、CPU83、リレー駆動回路84、送信回路85、及び制御用のプログラム等を格納したROM86を有している。
上記図1に示されるIP電話機13の開錠ボタン18からの開錠処理は、上記の開錠用IF23を用いて行われる。具体的には、集合住宅2内の各部屋の居住者がIP電話機13の開錠ボタン18を押すと、IP電話機13は、開錠ボタン18に対応する信号をインターネット5を介してSIPサーバ61に送信する。SIPサーバ61は、IP電話機13から開錠ボタン18に対応する信号を受信すると、パケット化した開錠信号をインターネット5を介して開錠用IF23に送信する。開錠用IF23は、SIPサーバ61から受信回路81を通してパケット化された開錠信号を受信すると、このパケット化された開錠信号をIPパケット処理部82により組み立てて、組み立てた開錠信号をCPU83に送信する。CPU83は、リレー駆動回路84によって、電気錠制御装置14のリレーを動作させて、共用玄関口の自動ドア15を一時的に開錠する。これにより、IP電話機13から集合インタフォン11を介さずに共用玄関口の自動ドア15の開錠を行うことができる。
次に、上記図1に加えて、図4のフローチャートを参照して、集合住宅用セキュリティシステム1におけるオートロック機能に関連する処理について説明する。集合住宅2内の各部屋への訪問者が、集合インタフォン11のテンキーから、訪問相手の部屋番号を入力すると(S1)、図1の(1)に示すように、集合インタフォン11は、この部屋番号の信号をインタフォン用IF12に送信する。インタフォン用IF12は、部屋番号の信号を受信すると、受信したデジタル信号形式の部屋番号のデータをパケット化して(S2)、パケット化した部屋番号のデータを、(2)に示すように、SIPサーバ61に送信する(S3)。SIPサーバ61は、受信した部屋番号のデータをIPアドレスのデータに変換した上で(S4)、(3)に示すように、このIPアドレス宛に呼出信号を送信して、IP電話機13と集合インタフォン11との間で呼を確立させる(S5)。そして、該当の居住者がIP電話機13をオフフックすることにより、(4)に示すように、SIPサーバ61を介さず、IP電話機13と集合インタフォン11とがインタフォン用IF12を介して直接接続されて、IP電話機13と集合インタフォン11との間の内線通話が可能となる(S6)。そして、居住者がIP電話機13のプッシュボタン17からダイヤル番号を入力すると、集合インタフォン11は、(5)に示すように、インタフォン用IF12を介して、この信号を受信して、受信した信号が表すダイヤル番号が、集合インタフォン11内のメモリに登録された特定のダイヤル番号と一致するか否かを判定する(S7)。その結果、特定のダイヤル番号と一致する場合には(S7でYES)、集合インタフォン11は、電気錠制御装置14に対して開錠信号を出力して(S8)、共用玄関口の自動ドア15を一時的に開錠する(S9)。
上記の居住者が、IP電話機13のプッシュボタン17からダイヤル番号を入力する代わりに(S7でNO)、IP電話機13の開錠ボタン18を押した場合にも、共用玄関口の自動ドア15を一時的に開錠することができる。すなわち、居住者がIP電話機13の開錠ボタン18を押すと(S10でYES)、IP電話機13は、開錠ボタン18に対応する信号をインターネット5を介してSIPサーバ61に送信する(S11)。SIPサーバ61は、IP電話機13から開錠ボタン18に対応する信号を受信すると、パケット化した開錠信号をインターネット5を介して開錠用IF23に送信する(S12)。開錠用IF23は、SIPサーバ61からパケット化された開錠信号を受信すると、このパケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を電気錠制御装置14に出力する(S13)。電気錠制御装置14は、開錠信号を受信すると、共用玄関口の自動ドア15を一時的に開錠する(S9)。
上記S7に示される特定のダイヤル番号の入力待ちの処理と、上記S8に示される開錠ボタン18の押下待ちの処理とは、IP電話機13と集合インタフォン11との間の呼が解放されるまで(S14でNO)、続けられる。
上述したように、本実施形態による集合住宅用セキュリティシステム1によれば、IP電話機13から集合インタフォン11に入力されるデータのD/A変換と集合インタフォン11からIP電話機13に入力されるデータのA/D変換とを行うインタフォン用IF12と、集合インタフォン11から受信した部屋番号のデータをIP電話機13のIPアドレスのデータに変換して、このIPアドレス宛に呼出信号を送信するSIPサーバ61とを設けたことにより、固定のIP電話機13とアナログ方式の集合インタフォン11との間で回線交換機を介さず呼を確立することができる。これにより、高価な回線交換機が不要となる。
また、パケットデータの形式で信号を送受信するIP電話機13を用いて、集合インタフォン11との間の内線通話と外線通話と共用玄関口の自動ドア15の開錠指示とを行うことができるので、インタフォン用の配線とIP電話機用の配線とをLAN用の配線と共用することが可能となる。これにより、配線用のスペースを容易に確保することができ、また、配線に必要な費用を削減することができる。具体的には、集合住宅2内の各部屋に配設されたIP電話機13とインタフォン用IF12との間の配線31乃至33として、集合住宅2内におけるLAN用の配線を用いたことにより、実質的にインタフォン用の配線をLAN用の配線と共用することができる。また、集合住宅2内の各部屋に配設されたIP電話機13をインターネット5に接続するための配線31、32、34、及びインタフォン用IF12をインターネット5に接続するための配線33、34として、集合住宅2内におけるLAN用の配線を用いたことにより、IP電話機13と集合インタフォン11とをインターネット5とSIPサーバ61とを介して接続するための配線(インタフォン用の配線の一部)、及びIP電話機13用の配線をLAN用の配線と共用することができる。
また、SIPサーバ61を集合住宅2外に配設して、SIPサーバ61とインタフォン用IF12とをインターネット5を介して接続したことにより、1台のSIPサーバ61を複数の集合住宅間で共用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、SIPサーバ61を集合住宅2外に配設して、SIPサーバ61とインタフォン用IF12とをインターネット5を介して接続したが、SIPサーバを集合住宅内に配してもよい。また、本発明の適用対象は、オートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステムに限らず、電気錠制御装置を有さない集合住宅用インタフォンシステムであってもよい。また、上記実施形態における開錠用IF23、カメラ21、26、27、29、及び画像保存サーバ24は、本発明に必須の構成要件ではない。
本実施形態に係る集合住宅用セキュリティシステムのシステム構成図。 上記図1中のインタフォン用IFの回路ブロック図。 上記図1中の開錠用IFの回路ブロック図。 上記セキュリティシステムにおけるオートロック機能に関連する処理のフローチャート。
符号の説明
1 集合住宅用セキュリティシステム(集合住宅用インタフォンシステム)
11 集合インタフォン
12 インタフォン用IF(インタフォン用IF機器)
13 IP電話機
14 電気錠制御装置
21 カメラ
22 テレビアンテナミキサー(ミキサー)
23 開錠用IF(開錠用IF機器)
31 配線(IP電話機とインタフォン用IF機器との間の配線、IP電話機をインターネットに接続するための配線)
32 配線(IP電話機とインタフォン用IF機器との間の配線、IP電話機をインターネットに接続するための配線)
33 配線(IP電話機とインタフォン用IF機器との間の配線、インタフォン用IF機器をインターネットに接続するための配線)
34 配線(IP電話機をインターネットに接続するための配線、インタフォン用IF機器をインターネットに接続するための配線)
51 IP電話機
52 保守端末(情報端末)
61 SIPサーバ

Claims (10)

  1. 集合住宅の共用玄関口で、居住者と訪問者とが通話するための集合住宅用インタフォンシステムにおいて、
    前記共用玄関口に設置されて、前記居住者に対する呼び出しを行うためのアナログ方式の集合インタフォンと、
    前記集合インタフォンから出力されたアナログ信号形式のデータに対するデジタル化処理、符号化処理、及びパケット分解処理を行うと共に、前記集合インタフォンに入力されるデジタル信号形式のデータに対するパケット組立処理、復号化処理、及びアナログ化処理を行う集合インタフォン用インタフェース機器(以下、「インタフォン用IF機器」という)と、
    前記集合住宅内の各部屋に配設されて、パケットデータの形式で信号を送受信し、インターネットを介して他の電話機と通信可能であると共に、前記インタフォン用IF機器を介して前記集合インタフォンと通信可能なIP電話機と、
    前記集合インタフォンから前記インタフォン用IF機器を介して部屋番号のデータを受信したときに、この部屋番号のデータを該当する部屋のIP電話機のIPアドレスのデータに変換すると共に、このIPアドレス宛に呼出信号を送信して、前記IP電話機と前記集合インタフォンとの間で呼を確立させるSIP(Session Initiation Protocol)サーバとを備え、
    前記集合インタフォンと前記IP電話機との間で回線交換機を介さず呼を確立するようにしたことを特徴とする集合住宅用インタフォンシステム。
  2. 集合住宅の共用玄関口で、居住者及び居住者から許可を得た者のみの出入りを許容する、オートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステムにおいて、
    前記共用玄関口に設置されて、前記居住者に対する呼び出しを行うためのアナログ方式の集合インタフォンと、
    前記集合インタフォンから出力されたアナログ信号形式のデータに対するデジタル化処理、符号化処理、及びパケット分解処理を行うと共に、前記集合インタフォンに入力されるデジタル信号形式のデータに対するパケット組立処理、復号化処理、及びアナログ化処理を行うインタフォン用IF機器と、
    前記集合住宅内の各部屋に配設されて、パケットデータの形式で信号を送受信し、インターネットを介して他の電話機と通信可能であると共に、前記インタフォン用IF機器を介して前記集合インタフォンと通信可能なIP電話機と、
    前記集合インタフォンから前記インタフォン用IF機器を介して部屋番号のデータを受信したときに、この部屋番号のデータを該当する部屋のIP電話機のIPアドレスのデータに変換すると共に、このIPアドレス宛に呼出信号を送信して、前記IP電話機と前記集合インタフォンとの間で呼を確立させるSIPサーバと、
    前記共用玄関口のドアの開錠と施錠とを制御する電気錠制御装置とを備え、
    前記集合インタフォンと前記IP電話機との間で回線交換機を介さず呼を確立するようにしたことを特徴とするオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
  3. 前記SIPサーバは、前記集合住宅外に配設されて、前記インタフォン用IF機器とインターネットを介して接続されており、前記集合インタフォンから前記インタフォン用IF機器とインターネットとを介して部屋番号のデータを受信することを特徴とする請求項2に記載のオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
  4. 前記集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機と前記インタフォン用IF機器との間の配線として、前記集合住宅内におけるLAN用の配線を用いたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
  5. 前記集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機をインターネットに接続するための配線、及び前記インタフォン用IF機器をインターネットに接続するための配線として、前記集合住宅内におけるLAN用の配線を用いたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
  6. 前記集合インタフォンは、前記集合住宅内の各部屋に配設されたIP電話機から前記インタフォン用IF機器を介して、特定のダイヤル番号の信号を受信したときに、前記電気錠制御装置に対して開錠信号を出力し、
    前記電気錠制御装置は、前記開錠信号を受信すると、前記共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項5に記載のオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
  7. 前記電気錠制御装置に対して開錠信号を出力することが可能な開錠用インタフェース機器(以下、「開錠用IF機器」という)をさらに備え、
    前記IP電話機は、ユーザにより該IP電話機の開錠ボタンが押されたときに、開錠ボタンに対応する信号をインターネットを介して前記SIPサーバに送信し、
    前記SIPサーバは、前記IP電話機から前記開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して前記開錠用IF機器に送信し、
    前記開錠用IF機器は、前記SIPサーバから前記パケット化された開錠信号を受信したときに、このパケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を前記電気錠制御装置に出力し、
    前記電気錠制御装置は、前記開錠信号を受信すると、前記共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項6に記載のオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
  8. 前記集合インタフォン内部又は前記集合インタフォンの周辺に配設されたカメラと、
    前記カメラにより撮像した画像の信号を、一般のテレビジョン信号と混合させるためのミキサーとをさらに備え、
    前記カメラにより撮像した画像を、前記ミキサーを介して、前記集合住宅内の各部屋に配設されたテレビジョン受像機で受像し得るようにしたことを特徴とする請求項2乃至請求項7に記載のオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
  9. 前記集合住宅を警備するための警備センターに配されて、パケットデータの形式で信号を送受信するIP電話機をさらに備え、
    前記IP電話機は、インターネットに接続されており、
    前記IP電話機は、ユーザにより該IP電話機の開錠ボタンが押されたときに、開錠ボタンに対応する信号をインターネットを介して前記SIPサーバに送信し、
    前記SIPサーバは、前記IP電話機から前記開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して前記開錠用IF機器に送信し、
    前記開錠用IF機器は、前記SIPサーバから前記開錠ボタンに対応する信号を受信したときに、パケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を前記電気錠制御装置に出力し、
    前記電気錠制御装置は、前記開錠信号を受信すると、前記共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項8に記載のオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
  10. 前記集合住宅を警備するための警備センターに配された情報端末をさらに備え、
    前記情報端末は、インターネットに接続されており、
    前記情報端末は、ユーザにより開錠を指示する入力が行われたときに、パケット化した開錠信号をインターネットを介して前記開錠用IF機器に送信し、
    前記開錠用IF機器は、前記情報端末から前記パケット化された開錠信号を受信したときに、このパケット化された開錠信号を組み立てて、組み立てた開錠信号を前記電気錠制御装置に出力し、
    前記電気錠制御装置は、前記開錠信号を受信すると、前記共用玄関口のドアを一時的に開錠するように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項9に記載のオートロック機能を有する集合住宅用セキュリティシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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