JP2023102695A - サービス管理システム、及び、サービス管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施設のユーザが所望のサービスを選択することを支援することができるサービス管理システムを提供する。【解決手段】サービス管理システム10は、事業者が専有部102の居住者に対して提供するサービスの区分であって、専有部102に設けられたインターホン親機50及び専有部102に関連付けられた情報端末57の少なくとも一方の情報端末を介してユーザに提示される区分の指定を事業者から受け付ける指定受付部84と、上記サービスを、指定された区分と対応付けて登録する登録部85と、少なくとも一方の情報端末からの要求に基づいて、当該要求において指定された区分に属する登録済みサービスのサービス情報を出力する出力部86とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、サービス管理システム、及び、サービス管理方法に関する。
特許文献1には、集合住宅で用いられるインターホンシステムが開示されている。
特開2013-38817号公報
本発明は、施設のユーザが所望のサービスを選択することを支援することができるサービス管理システム、及び、サービス管理方法を提供する。
本発明の一態様に係るサービス管理システムは、事業者が施設のユーザに対して提供するサービスの区分であって、前記施設に設けられた第一情報端末及び前記施設に関連付けられた第二情報端末の少なくとも一方の情報端末を介して前記ユーザに提示される区分の指定を前記事業者から受け付ける指定受付部と、前記サービスを、指定された前記区分と対応付けて登録する登録部と、前記少なくとも一方の情報端末からの要求に基づいて、前記要求において指定された区分に属する登録済みサービスのサービス情報を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係るサービス管理方法は、コンピュータによって実行されるサービス管理方法であって、事業者が施設のユーザに対して提供するサービスの区分であって、前記施設に設けられた第一情報端末及び前記施設に関連付けられた第二情報端末の少なくとも一方の情報端末を介して前記ユーザに提示される区分の指定を前記事業者から受け付ける受付ステップと、前記サービスを、指定された前記区分と対応付けて登録する登録ステップと、前記少なくとも一方の情報端末からの要求に基づいて、前記要求において指定された区分に属する登録済みサービスのサービス情報を出力する出力ステップとを含む。
本発明の一態様に係るサービス管理システム、及び、サービス管理方法は、施設のユーザが所望のサービスを選択することを支援することができる。
図1は、実施の形態に係るサービス管理システムの機能構成を示すブロック図である。 図2Aは、地域サービスに関する表示画面の一例を示すである。 図2Bは、サービスの区分選択画面の一例を示す図である。 図2Cは、サービスの一覧画面の一例を示す図である。 図3は、サービスの登録動作のシーケンス図である。 図4は、サービスの登録画面の一例を示す図である。 図5は、登録情報の一例を示す図である。 図6は、サービスの提案動作のシーケンス図である。 図7は、オートロック式ドアの解錠の支援動作のシーケンス図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係るサービス管理システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係るサービス管理システムの機能構成を示すブロック図である。
図1に示されるサービス管理システム10は、サービス管理システム10に登録されたサービスのうち集合住宅100の居住者に適したサービスの提案を行うことができるシステムである。ここでのサービスは、例えば、配達サービス、訪問介護サービス、家事代行サービス、及び、宅食サービスなどの訪問型のサービス(集合住宅100へ作業者が派遣されることで実現されるサービス)である。サービスには、eコマースサービスなどの訪問型ではないサービスが含まれてもよい。また、サービスには、行政サービスが含まれてもよい。
集合住宅100は、集合施設の一例であり、具体的には、マンション、寮、または、社宅などである。集合住宅100は、共用部101と、複数の専有部102とを備える。専有部102は、集合施設に含まれる施設の一例である。専有部102の居住者は、集合施設に含まれる施設のユーザの一例である。
サービスの提案は、インターホン親機50を介して行われる。図2A~図2Cは、ユーザがサービスを選択するときの画面遷移例を示す図である。
図2Aに示されるように、インターホン親機50の表示部55に表示された地域サービスボタンがユーザによって選択されると、図2Bに示されるように、サービスの区分選択画面が表示される。サービスの区分は、サービスのジャンルまたはサービスの種別などと言い換えることができる。サービスの区分が選択されると、図2Cに示されるような当該区分に属するサービスの一覧画面が表示される。ユーザはこの一覧画面からサービスを選択することでサービスの提供を依頼することができる。
このように、サービス管理システム10においては、居住者がサービスの提案を受け、かつ、サービスの提供を依頼するためのユーザインターフェースとしてインターホン親機50が用いられる。したがって、スマートフォン及びパーソナルコンピュータなどの操作に慣れていない居住者(高齢の居住者など)であっても簡単にサービスの依頼を行うことができる。
また、スマートフォンなどからサービスを依頼するときには当該サービスの専用アプリケーションをインストールする必要があることが一般的であるが、サービス管理システム10においては、インターホン親機50にこのような専用アプリケーションをインストールする必要が無い。
さらに、上記サービスの一覧画面においては、集合住宅100が属する地域において提供可能なサービスのみが表示されるため、居住者はサービスの対応地域を調べる必要は無く、簡単にサービスの提供を受けることができる。
集合住宅100の共用部101には、ロビーインターホン20、制御装置30、ゲートウェイ装置40、オートロック式ドア60、及び、管理者端末70が設けられている。インターホン親機50及び情報端末57は、複数の専有部102のそれぞれに設けられている。サービス管理システム10は、これらの集合住宅100内に設けられた装置を備える。
また、集合住宅100の外には、サーバシステム80、情報処理装置90、及び、携帯電話95が位置する。サービス管理システム10は、これらの集合住宅100外に位置する装置を備える。
以下、サービス管理システム10が備える各装置について説明する。ロビーインターホン20は、集合住宅100のエントランス(つまり、共用部101)のオートロック式ドア60の外側(屋外側)に設けられる。ロビーインターホン20は、例えば、オートロック式ドア60を制御する。
制御装置30は、集合住宅100内に設けられた装置の制御、及び、集合住宅100内に設けられた装置間の通信(例えば、ロビーインターホン20とインターホン親機50との間の通信)の制御などを行う装置である。
ゲートウェイ装置40は、インターホン親機50などの集合住宅100に設けられた装置が、インターネットなどの広域通信ネットワークを通じてサーバシステム80と通信するための通信装置である。
インターホン親機50は、集合住宅100の専有部102に固定設置された情報端末である。インターホン親機50は、第一情報端末の一例である。インターホン親機50は、専有部102の居住者がロビーインターホン20またはインターホン子機(図示せず)を介して訪問者と通話するための情報処理などを行う。なお、インターホン子機は、いわゆるドアホンであり、専有部102の出入口の外側に設けられる。インターホン親機50は、具体的には、第一通信部51と、情報処理部52と、記憶部53と、操作受付部54と、表示部55と、第二通信部56とを備える。
第一通信部51は、インターホン親機50が、制御装置30と局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。第一通信部51によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。第一通信部51によって行われる通信の通信規格は特に限定されない。
情報処理部52は、居住者がロビーインターホン20またはインターホン子機を介して訪問者と通話するための情報処理を行う。情報処理部52は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。情報処理部52の機能は、情報処理部52を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサが記憶部53に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
記憶部53は、情報処理部52が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部53は、例えば、半導体メモリによって実現される。
操作受付部54は、居住者が訪問者との通話を開始するための操作、及び、サービスを選択する操作などを受け付ける。操作受付部54は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、ハードウェアボタンによって実現されてもよい。
表示部55は、ロビーインターホン20が備える撮像部によって撮影される訪問者の画像、または、インターホン子機が備える撮像部によって撮像される訪問者の画像を表示する。また、表示部55は、上記図2A~図2Cに示されるようなサービスを選択するための画面を表示する。表示部55は、液晶パネルまたは有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
第二通信部56は、インターホン親機50が、情報端末57と通信を行うための通信回路(通信モジュール)である。第二通信部56は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)またはWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信(近距離無線通信)を行う。
情報端末57は、インターホン親機50の第二通信部56と近距離無線通信を行うことにより、ユーザインターフェースとして機能する情報端末である。情報端末57は、専有部102に関連付けられた第二情報端末の一例である。情報端末57は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯型の情報端末であるが、パーソナルコンピュータなどの据え置き型の情報端末であってもよい。
上述のように、サービス管理システム10においては、居住者のユーザインターフェースとしてインターホン親機50が使用されるが、居住者は、あらかじめインターホン親機50及び情報端末57を無線ペアリングしておくことで、インターホン親機50に代えて情報端末57をユーザインターフェースとして使用することもできる。
オートロック式ドア60は、集合住宅100のエントランス(つまり、共用部101)に設けられた扉である。言い換えれば、オートロック式ドア60は、集合住宅100の共用部101の出入口の扉である。オートロック式ドア60は、解錠(または開放)されてから一定時間の経過後に自動的に施錠(または閉鎖)される。オートロック式ドア60が有する扉は、引き戸であってもよいし、開き戸であってもよい。なお、ここでの解錠は、例えば、オートロック式ドア60のロック機構(電気錠など)をロック解除することを意味する。開放は、例えば、ロック機構をロック解除した上でさらにオートロック式ドア60を開放することを意味する。
管理者端末70は、集合住宅100の管理室に固定設置された、管理者用のインターホン親機に相当する端末である。また、管理者端末70は、インターホンシステムまたはサーバシステム80に通信接続された携帯型の端末であってもよい。携帯型の端末とは、具体的には、スマートフォンまたはタブレット端末などである。管理者は、管理者端末70を用いて居住者(インターホン親機50)または訪問者(ロビーインターホン20)と通話することができる。管理者端末70の詳細な機能構成についての説明は省略される。
サーバシステム80は、サービスの提供を行う第二事業者からの依頼に基づいてサービスを登録するための情報処理、及び、登録済みのサービスの中から集合住宅100の居住者に適したサービスを居住者に提案するための情報処理などの各種情報処理を行う。サーバシステム80は、集合住宅100外に設けられた1つまたは複数のクラウドサーバによって実現されるコンピュータシステムである。サーバシステム80には、例えば、集合住宅100内に設けられた各装置(インターホンシステムなど)を提供する第一事業者によって使用されるクラウドサーバが含まれる。サーバシステム80は、具体的には、通信部81と、情報処理部82と、記憶部83とを備える。
通信部81は、サーバシステム80が、集合住宅100に設けられたゲートウェイ装置40、及び、情報処理装置90などと広域通信ネットワークを介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部81によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
情報処理部82は、上述の各種情報処理を行う。情報処理部82は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部82は、機能的な構成要素として、指定受付部84、登録部85、出力部86、及び、認証部87を有する。指定受付部84、登録部85、出力部86、及び、認証部87の機能は、例えば、情報処理部82を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等(ハードウェア)が記憶部83に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。指定受付部84、登録部85、出力部86、及び、認証部87のそれぞれの詳細な機能については後述する。
記憶部83は、上述の各種情報処理に必要な情報(例えば、後述の登録情報など)、及び、情報処理部82が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部83は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリなどによって実現されてもよい。
情報処理装置90は、サーバシステム80へのサービスの登録を行うために、サービスの提供を行う第二事業者(第一事業者とは異なる事業者)の従業員等が使用する情報処理装置である。第二事業者は、例えば、訪問型のサービスを提供する事業者であるが、訪問型ではないサービスを提供する事業者であってもよい。なお、サービスの登録は、第二事業者の依頼を受けて第一事業者が行う場合があり、この場合、情報処理装置90は、第一事業者の従業員等が使用する情報処理装置となる。また、第一事業者自身がサービスの提供を行うような場合も考えられ、この場合も、第一事業者の従業者等が情報処理装置90を使用することによってサービスの登録が行われる。
情報処理装置90は、パーソナルコンピュータなどの据え置き型の情報処理装置であるが、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯型の情報処理装置であってもよい。情報処理装置90は、操作受付部91と、表示部92とを備える。
操作受付部91は、従業員等の操作を受け付ける。操作受付部91は、例えば、マウス及びキーボードなどによって実現されるが、タッチパネルによって実現されてもよい。
表示部92は、後述のサービスの登録画面などの表示画面を表示する。表示部92は、例えば、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
携帯電話95は、第二事業者が訪問型のサービスを提供するために集合住宅100へ派遣する作業者によって使用される携帯型の電話端末である。携帯電話95は、具体的には、フィーチャーフォンまたはスマートフォンなどの携帯型の電話端末である。
[サービスの登録動作]
サービス管理システム10は、集合住宅100の居住者にサービスを提案する前に、予めサービスを登録してデータベース化しておく。まず。このようなサービスの登録動作について説明する。図3は、サービスの登録動作のシーケンス図である。
第二事業者の従業員により情報処理装置90の操作受付部91へ所定の操作が行われると、表示部92には、サービスの登録画面が表示される(S11)。図4は、サービスの登録画面の一例を示す図である。なお、登録画面を表示するための情報は、情報処理装置90が専用のアプリケーションプログラムまたはWEBブラウザを用いて所定のURL(つまり、サーバシステム80)にアクセスすることにより、サーバシステム80から情報処理装置90へ提供される。
このような登録画面が表示されているときに、操作受付部91は、登録画面に表示されている複数の項目それぞれへの指定操作(選択操作)を第二事業者の従業員から受け付ける(S12)。指定操作により、サービス名の指定、サービスの区分の指定、サービスの提供が可能なエリアの指定、サービスの提供方法の指定、及び、設備連動に関する指定などが行われる。
サービス名の指定においては、第二事業者が提供するサービスの具体的な名称(固有名詞)が指定される。サービス名は、第二事業者が提供するサービスの識別情報と言い換えることができる。第二事業者の従業員は、例えば、自由入力によりサービス名を指定する。
サービスの区分の指定においては、配達サービス、訪問介護サービス、家事代行サービス、及び、宅食サービスなどのサービスの区分が指定される。区分の選択肢はあらかじめ準備されており、第二事業者の従業員は、プルダウン方式でサービスの区分を指定(選択)する。
サービスの提供が可能なエリアの指定においては、第二事業者がサービスの提供を行うことができるエリア(言い換えれば、地域)が指定される。エリアの選択肢はあらかじめ準備されており、第二事業者の従業員は、プルダウン方式で該当するエリアを1つ以上指定(選択)する。なお、登録画面にはエリア単位で選択及び非選択を切り替えることができる地図が表示されてもよく、この場合、第二事業者の従業員は、登録画面内の地図上からサービスの提供が可能なエリアを指定することができる。
サービスの提供方法の指定には、より詳細には、サービスの提供場所の指定、サービスを提供可能な時間帯の指定、及び、居住者の立会いの要否の指定などが含まれる。
サービスの提供場所の指定においては、例えば、第二事業者が提供するサービスが、共用部101で行われるか専有部102で行われるかが指定される。つまり、サービスの提供場所の指定は、第二事業者が集合住宅100に派遣する作業者が共用部101まで入場できればサービスの提供が実現できるか、作業者が専有部102まで入場できればサービスの提供が実現できるかが指定される。共用部101及び専有部102は、集合住宅100に関連する提供場所の一例である。なお、サービスの提供場所の指定においては、オートロック式ドア60の外側の共用部101と、オートロック式ドア60の内側の共用部101とが区別されて指定されてもよい。このようにオートロック式ドア60の外側、及び、内側が区別されれば、サーバシステム80は、サービスの提供場所の指定に基づいて、オートロック式ドア60の解錠の要否を判定することができる。
なお、第二事業者が提供するサービスが配達サービスである場合には、第二事業者の従業員は、サービスの提供場所として共用部101及び専有部102の両方を指定することができる。つまり、第二事業者の従業員は、複数のサービスの提供場所(提供方法)を指定することができる。この場合、居住者は、配達サービスの提供を受ける際に、共用部101まで荷物を届けてもらう(いわゆる置き配など)か、専有部102まで荷物を届けてもらうかを選択することができる。
また、サービスが配達サービスである場合には、サービスの提供場所として宅配ボックスが指定されてもよく、この場合、荷物は宅配ボックスに届けられる。この場合、宅配ボックスの設置場所がさらに指定されてもよく、設置場所は、具体的には、オートロック式ドア60の外側、オートロック式ドア60の内側、または、住戸前というように指定される。また、サービスが配達サービスである場合には、サービスの提供場所として管理室が指定されてもよく、この場合、荷物は管理者が代理で受け取る。宅配ボックス及び管理室は、集合住宅100に関連する提供場所の別の一例である。
サービスを提供可能な時間帯の指定においては、サービスの提供が可能な具体的な時間帯が指定される。サービスを提供可能な時間帯の指定においては、深夜の時間帯におけるサービス提供が可能であるかなど、特定の時間帯におけるサービスの提供の可否が指定されてもよい。
居住者の立会いの要否の指定においては、サービスの提供の際に居住者が専有部102に滞在する必要があるかどうかが指定される。
サービスの提供方法の指定においては、サービスごとの詳細な提供方法を指定(入力)することもできる。図4の登録画面の例では、第二事業者の従業員は、その他の欄に詳細な提供方法を入力する。例えば、第二事業者が提供するサービスが配達サービスである場合には、第二事業者の従業員は、荷物の配達(居住者の荷物の受け取り)だけでなく、荷物の集荷が可能であるといった内容を入力することができる。
設備連動に関する指定においては、サービスの提供の際に設備の連動が必要であるか否かが指定される。ここでの設備は、例えば、オートロック式ドア60であり、設備の連動が必要であることが指定された場合には、後述の図7の動作が行われる。
以上のような指定操作(各種の指定)が完了すると、情報処理装置90は、登録依頼情報をサーバシステム80へ送信する(S13)。登録依頼情報は、例えば、第二事業者の従業員による登録画面内の登録ボタンへの操作を契機に情報処理装置90からサーバシステム80へ送信される。登録依頼情報には、指定操作に基づいて指定された内容を示す情報が含まれる。
サーバシステム80の通信部81は、登録依頼情報を取得する。指定受付部84は、取得された登録依頼情報に基づいて、サービス名の指定、サービスの区分の指定、サービスの提供が可能なエリアの指定、サービスの提供方法の指定、及び、設備連動に関する指定を受け付ける(S14)。指定受付部84は、これらの指定を第二事業者から受け付けていると考えることができる。登録部85は、サービス(サービス名)を、指定された区分、指定されたエリア、指定された提供方法、及び、設備連動の要否のそれぞれと対応付けて登録する(S15)。ステップS11~S15の処理が複数の第二事業者のそれぞれによって行われることで、記憶部83には、図5に示されるような登録情報が記憶される。図5は、登録情報の一例を示す図である。登録情報は、登録済みサービスがデータベース化された情報であるといえる。
以上説明したように、サービス管理システム10は、第二事業者が専有部102の居住者に対して提供するサービスに関する指定を第二事業者の従業員から受け付ける指定受付部84と、上記サービスを指定された内容と対応付けて登録する登録部85とを備える。このようなサービス管理システム10は、登録済みサービスをデータベース化することで、以下のサービスの提案動作を行うことができる。
なお、上記のサービスの登録動作の説明においては、サービスを登録するための操作(作業)は、第二事業者の従業員によって行われた。しかしながら、第二事業者が書面等により第一事業者にサービスの登録申込を行い、第一事業者の従業員がサービスを登録するための作業を代行してもよい。つまり、上記のサービスの登録動作の説明において、第二事業者の従業員は、第一事業者の従業員に読み替えられてもよい。
また、上記のサービスの登録動作の説明においては、情報処理装置90は、サービスを登録するために、専用のアプリケーションプログラムまたはWEBブラウザを実行した。しかしながら、サービスの登録は、情報処理装置90がサーバシステム80へ登録データを送信する方法など、その他の方法によって実現されてもよい。
[サービスの提案動作]
次に、サービスの提案動作について説明する。図6は、サービスの提案動作のシーケンス図である。
居住者によりインターホン親機50の操作受付部54へ所定の操作が行われると、表示部55には、サービスの区分選択画面(図2B)が表示される(S21)。つまり、サービスの区分がインターホン親機50を介して居住者に提示される。
区分選択画面が表示されているときに、操作受付部54は、区分の選択操作を居住者から受け付ける(S22)。
区分の選択操作が受け付けられると、情報処理部52は、インターホン親機50が設置された専有部102の部屋番号、及び、選択操作によって選択された区分情報を含む、サービスの一覧画面の表示要求を生成し、生成した表示要求を、サーバシステム80を宛先に指定した上で制御装置30へ送信する(S23)。表示要求は、より具体的には、第一通信部51によって制御装置30へ送信される。
なお、部屋番号は、インターホン親機50の専有部102への施工時に記憶部53に記憶されており、情報処理部52は、記憶部53を参照することで専有部102の部屋番号を特定することができる。
制御装置30は、インターホン親機50から表示要求を受信すると、受信した表示要求をゲートウェイ装置40へ送信する(S24)。
ゲートウェイ装置40は、制御装置30から表示要求を受信する。ゲートウェイ装置40は、受信された表示要求にゲートウェイIDを含めてサーバシステム80へ送信する(S25)。
ゲートウェイIDは、ゲートウェイ装置40を他のゲートウェイ装置40と区別するための情報であり、ある集合住宅100を他の集合住宅100と区別するための情報でもある。ゲートウェイIDは、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスなどのゲートウェイ装置40の装置IDである。ゲートウェイIDは、例えば、あらかじめゲートウェイ装置40が備える記憶部(図示せず)に記憶されている。
なお、ある集合住宅100を他の集合住宅100と区別するための情報としてゲートウェイIDが使用されることは必須ではない。例えば、ゲートウェイIDに代えて制御装置30のIDが使用されてもよい。制御装置30のIDは、例えば、MACアドレスなどの制御装置30の装置IDである。制御装置30のIDは、例えば、あらかじめ制御装置30が備える記憶部(図示せず)に記憶されている。
サーバシステム80の通信部81は、部屋番号、区分情報、及び、ゲートウェイIDを含む表示要求を受信する。出力部86は、記憶部83に記憶された登録情報を参照することにより、受信された表示要求において指定された要件を満たす登録済みサービスを特定する(S26)。
以下、ステップS26における処理について詳細に説明する。まず、出力部86は、表示要求に含まれる区分情報が示す区分に属する登録済みサービスを第一候補として特定する。
次に、出力部86は、表示要求に含まれるゲートウェイIDに基づいて、集合住宅100が属するエリアを特定する。上述のように、サーバシステム80には、集合住宅100へインターホンシステム(ゲートウェイ装置40を含む)を提供した第一事業者によって使用されているクラウドサーバが含まれる。第一事業者は、どのゲートウェイ装置40がどの集合住宅100に設置されているか(つまり、どのゲートウェイIDがどの集合住宅100を示すか)を把握している。また、第一事業者は、集合住宅100の所在地(住所)とゲートウェイIDとの対応関係を把握している。サーバシステム80の記憶部83には、このような対応関係を示す情報が記憶されており、出力部86は、このような情報に基づいて、集合住宅100が属するエリアを特定することができる。
続いて、出力部86は、特定された第一候補の中から、集合住宅100が属するエリアにおいて提供可能な登録済みサービスを最終候補として特定する。これにより、ステップS26では、表示要求において指定された区分及びエリアの条件を満たす登録済みサービスが特定される。
出力部86は、ステップS26において最終的に特定された登録済みサービスのサービス情報を出力する(S27)。サービス情報は、ステップS26において最終的に特定された1つ以上の登録済みサービスそれぞれの、サービス名、及び、サービスの提供方法などを示す情報である。出力されたサービス情報は、通信部81によってゲートウェイ装置40へ送信される(S28)。
ステップS28において送信されるサービス情報においては、宛先として表示要求に含まれていたゲートウェイIDが指定されている。このため、サービス情報は、他の集合施設に設けられたゲートウェイ装置ではなく、ゲートウェイ装置40へ送信される。また、サービス情報は、ゲートウェイ装置40から制御装置30へ送信され(S29)、制御装置30からインターホン親機50へ送信される(S30)。なお、ステップS28及びS29において送信されるサービス情報においては、宛先として表示要求に含まれていた部屋番号が指定されている。このため、サービス情報は、表示要求の送信元のインターホン親機50の第一通信部51によって受信される。
情報処理部52は、第一通信部51によって受信されたサービス情報に基づいて、当該サービス情報が示す1つ以上の登録済みサービスの一覧画面(図2C)を表示する(S31)。一覧画面においては、サービス情報が示す登録済みサービスそれぞれの、サービス名、及び、サービスの提供方法などが表示される。
一覧画面が表示されているときに、操作受付部54は、サービスの選択操作を居住者から受け付ける(S32)。なお、上述のようにサービスの提供方法を居住者が選択できるような場合(例えば、荷物の配達場所を選択できるような場合)、居住者は、サービスの選択操作と合わせてサービスの提供方法の選択操作を行う。この場合、出力部86は、上記ステップS27またはこれとは別のステップにおいて、サービスの提供方法を居住者に選択させるための情報(例えば、サービスの提供方法の選択画面を表示部55に表示するための情報)を出力する。ステップS32においては、このような情報に基づいてインターホン親機50へのサービスの提供方法の選択操作が行われる。
サービスの選択操作が受け付けられると、情報処理部52は、インターホン親機50が設置された専有部102の部屋番号、及び、選択操作によって選択されたサービスの識別情報(サービス名)を含む、サービス要求を生成し、生成したサービス要求を、サーバシステム80を宛先に指定した上で制御装置30へ送信する(S33)。サービス要求は、より具体的には、第一通信部51によって制御装置30へ送信される。
制御装置30は、インターホン親機50からサービス要求を受信すると、受信したサービス要求をゲートウェイ装置40へ送信する(S34)。
ゲートウェイ装置40は、制御装置30からサービス要求を受信する。ゲートウェイ装置40は、受信されたサービス要求にゲートウェイIDを含めてサーバシステム80へ送信する(S35)。
サーバシステム80の通信部81は、部屋番号、サービスの識別情報、及び、及び、ゲートウェイIDを含むサービス要求を受信する。情報処理部82は、受信されたサービス要求に基づいて、サービスの依頼処理を行う(S36)。サービスの依頼処理は、サービス要求が示す登録済みサービスを提供する第二事業者から集合住宅100の居住者へのサービスの提供を、当該第二事業者に依頼する処理である。
なお、サーバシステム80は、集合住宅100の管理事業者が使用するサーバ装置であって居住者の個人情報(氏名、年齢など)を管理するサーバ装置(図示せず)と連携してもよい。例えば、サーバシステム80は、居住者の事前の同意に基づいて当該サーバ装置から居住者の個人情報を取得することで、居住者がサービスの提供を依頼するのに際して自身の個人情報をインターホン親機50へ入力する手間を省略することができる。
以上説明したように、サービス管理システム10は、インターホン親機50からの表示要求に基づいて、所定の要件を満たす登録済みサービスのサービス情報を出力する出力部86を備える。所定の要件には、表示要求において指定された区分に関する要件、及び、ゲートウェイIDに基づいて定まるエリアに関する要件などが含まれる。
このようなサービス管理システム10は、居住者に適した登録済みサービスの提案を行うことができる。
なお、サービスの提案動作においては、居住者のユーザインターフェースとしてインターホン親機50が使用されたが、インターホン親機50に代えて、または、インターホン親機50に加えて情報端末57がユーザインターフェースとして使用されてもよい。居住者は、あらかじめインターホン親機50(第二通信部56)及び情報端末57を無線ペアリングしておくことで、インターホン親機50に代えて情報端末57をユーザインターフェースとして使用することができる。
この場合、表示要求は、情報端末57からインターホン親機50へ送信された後、ステップS23~S25で説明した経路でインターホン親機50からサーバシステム80へ送信される。同様に、サービス情報は、ステップS28~S30で説明した経路でインターホン親機50によって受信された後、インターホン親機50から情報端末57へ送信される。サービス要求は、情報端末57からインターホン親機50へ送信された後、ステップS33~S35で説明した経路でインターホン親機50からサーバシステム80へ送信される。
このように、区分選択画面(サービスの区分等の提示)、及び、一覧画面の表示は、インターホン親機50、及び、情報端末57の少なくとも一方の情報端末を介して行われればよい。インターホン親機50は、専有部102に設けられた第一情報端末の一例であり、情報端末57は、専有部102に関連付けられた第二情報端末の一例である。
[作業者の支援動作]
サービスの提供の依頼を受けた第二事業者は、サービスの提供が行われる当日に、作業者を集合住宅100へ派遣する。一般的には、作業者は、ロビーインターホン20に専有部102の部屋番号の入力することにより居住者を呼び出し、オートロック式ドア60の解錠(または開放)を依頼する必要がある。しかしながら、サービスが、居住者が専有部102に不在の状態で提供されるサービスである場合、作業者がオートロック式ドアを解錠する方法には検討の余地がある。
居住者が専有部102に不在の状態でオートロック式ドア60を解錠するための方法として、居住者ではなく集合住宅100の管理者にオートロック式ドア60の解錠を依頼する方法が考えられる。しかしながら、管理者が集合住宅100の管理室にいつも滞在しているとは限らない。
そこで、サーバシステム80は、作業者の訪問日時(サービスの提供が行われる日時)を事前に管理者へ通知してもよい。例えば、出力部86は、作業者の訪問日時を示す通知情報を出力し、第一通信部51は、出力された通知情報を管理者端末70へ送信する。通知情報は、ゲートウェイ装置40、及び、制御装置30を介して管理者端末70によって受信される。この結果、管理者端末70に通知画面が表示され、管理者は、作業者の訪問日時を把握することができる。なお、この通知は、サービスが配達サービスであり、かつ、サービスの提供場所として管理室が指定されている場合(管理者が荷物を代理で受け取る場合)に特に有用である。
また、上述のサービスの登録動作における設備連動の指定において設備連動が必要であると指定されたサービスについては、サーバシステム80は、作業者の所持する携帯電話95の電話番号をあらかじめ記憶部83に登録し、さらに、情報処理装置90(第二事業者)等に対してパスコードを通知する。その上で、サーバシステム80は、作業者の携帯電話95の電話番号とパスコードとを用いた、オートロック式ドア60の解錠の支援動作を行う。図7は、オートロック式ドア60の解錠の支援動作のシーケンス図である。
作業者は、作業を行う当日に集合住宅100を訪れて所定の電話番号に電話をかける。作業者は、具体的には、上記所定の電話番号の入力操作を行い、携帯電話95は電話番号の入力操作を受け付ける(S41)。
携帯電話95は、所定の電話番号の入力操作を受け付けると、回線交換方式の通信により、サーバシステム80に通信接続する(S42)。つまり、携帯電話95とサーバシステム80との専用の通信回線が形成される。このときサーバシステム80には、携帯電話95の電話番号が通知される。言い換えれば、サーバシステム80の通信部81は、携帯電話95の電話番号を取得する。
サーバシステム80の認証部87は、取得された携帯電話95の電話番号(第一認証情報の一例)に基づく電話番号認証(第一認証の一例)を行う(S43)。認証部87は、携帯電話95の電話番号が登録されている場合に電話番号認証が成立したと判定し、携帯電話95の電話番号が登録されていない場合に、電話番号認証が不成立であると判定する。認証部87は、電話番号認証が成立したと判定すると、パスコード要求(音信号)を、通信部81に携帯電話95へ送信させる(S44)。
携帯電話95は、パスコード要求を受信し、受信したパスコード要求(音信号)を再生する。具体的には、携帯電話95は、「パスコードを入力してください」といったパスコードの入力を促すメッセージ(音)を出力する(S45)。
作業者は、パスコードの入力を促すメッセージにしたがって、パスコードの入力操作を行い、携帯電話95はパスコードの入力操作を受け付ける(S46)。ここで入力されるパスコードは、サーバシステム80から情報処理装置90(第二事業者、作業者)へ事前に通知されたパスコードである。
携帯電話95は、パスコードの入力操作を受け付けると、パスコードをサーバシステム80へ送信する(S47)。
サーバシステム80の通信部81は、パスコードを取得(受信)し、認証部87は、取得されたパスコード(第二認証情報の一例)に基づくパスコード認証(第二認証の一例)を行う(S48)。認証部87は、事前に通知したパスコードと、ステップS47において取得されたパスコードとが一致する場合にパスコード認証が成立したと判定する。一方、認証部87は、事前に通知したパスコードと、ステップS47において取得されたパスコードとが一致しない場合に、パスコード認証が不成立であると判定する。
認証部87は、ステップS48においてパスコード認証が成立したと判定したときに、オートロック式ドア60を解錠するための解錠指令を、通信部81にゲートウェイ装置40へ送信させる(S49)。解錠指令は、ゲートウェイ装置40から制御装置30へ送信され(S50)、制御装置30からロビーインターホン20へ送信される(S51)。ロビーインターホン20は、受信した解錠指令に基づいてオートロック式ドア60を解錠する(S52)。
これにより、作業者は、集合住宅100内へ入場することができる。なお、ステップS52におけるオートロック式ドア60の解錠は、ロビーインターホン20に代えて集合住宅100内に設置された他の装置によって行われてもよい。
このように、サービス管理システム10の、オートロック式ドア60の解錠の支援動作によれば、作業者は、作業当日に集合住宅100に到着した後、携帯電話95を用いて所定の電話番号に電話をかけることで、居住者及び管理者が不在であっても、オートロック式ドア60を解錠(または開放)することができる。
このような支援動作によれば、居住者及び管理者は作業当日に集合住宅100に滞在する必要は無い。また、このような支援動作によれば、集合住宅100へ入場するためにスマートフォンにアプリケーションプログラムをあらかじめインストールしておき、オートロック式ドア60の解錠権限を得るための設定を行うといった複雑な操作を行う必要はない。このため、スマートフォンなどの取り扱いに不慣れな作業者であっても、容易に集合住宅100へ入場するための手続きを行うことができる。
なお、上記の支援動作は一例である。例えば、上記の支援動作において電話番号認証は省略され、パスコード認証のみが行われてもよい。また、パスコードを作業者へ伝える方法については様々な方法が考えられ、例えば、作業者の携帯電話95(またはスマートフォン)などに、メールまたはプッシュ通知でパスコードが伝えられてもよいし、第一事業者の従業員等が作業者の携帯電話95(またはスマートフォン)へ電話をかけ、当該従業員が口頭でパスコードを伝えてもよい。
また、設備連動が必要であると指定されたときには、事前に作業者の顔画像を登録しておき、作業当日には、作業当日にロビーインターホン20によって撮影された画像と登録済みの顔画像とを用いた顔認証によりオートロック式ドア60が解錠されてもよい。
[変形例]
上記実施の形態では、サービス管理システム10は、集合住宅100に適用されるインターホンシステム(ロビーインターホン20、制御装置30、ゲートウェイ装置40、及び、インターホン親機50など)を利用してサービスの提案を行った。しかしながら、サービス管理システム10は、戸建住宅に適用されるインターホンシステムを利用してサービスの提案を行ってもよい。
また、サービス管理システム10は、居住者のサービスの選択に関する利便性を向上するために、以下のような情報処理を行ってもよい。
例えば、インターホン親機50の情報処理部52は、居住者が頻繁に利用するサービスの一覧画面を表示部55に表示してもよい。例えば、情報処理部52は、上述の一覧画面からどのようなサービスが選択されたかの履歴情報を記憶部53に記憶しておき、履歴情報に基づいて、利用頻度が高いものから順に所定数のサービスが一覧表示される画面を表示してもよい。
また、情報処理部52は、居住者が指定したサービス(いわゆるお気に入り登録が行われたサービスなど)の一覧画面を表示してもよい。情報処理部52は、上記履歴情報に基づいて過去に利用したサービスをワンタッチで依頼することができるオブジェクトを表示部55に表示してもよい。
以上のような情報処理によれば、サービス管理システム10は、居住者のサービスの再利用を促進することができる。
また、サービス管理システム10は、居住者の家族構成に基づいて、サービスの提案を行ってもよい。例えば、インターホン親機50の記憶部53に家族構成を示す情報が予め登録されていれば、サーバシステム80の情報処理部82は、インターホン親機50からこのような情報を取得することにより、居住者の家族構成を考慮したサービスの提案を行うことができる。なお、どのようなサービスを提案するかについては既存の各種アルゴリズムに基づいて決定されればよい。
[効果等]
以上説明したように、サービス管理システム10は、事業者が施設のユーザに対して提供するサービスの区分であって、施設に設けられた第一情報端末及び施設に関連付けられた第二情報端末の少なくとも一方の情報端末を介してユーザに提示される区分の指定を事業者から受け付ける指定受付部84と、上記サービスを、指定された区分と対応付けて登録する登録部85と、少なくとも一方の情報端末からの要求に基づいて、当該要求において指定された区分に属する登録済みサービスのサービス情報を出力する出力部86とを備える。ここでの事業者は、例えば、上記実施の形態の第二事業者であり、ここでの施設は、例えば、上記実施の形態の専有部102であるが戸建住宅などであってもよい。第一情報端末は、例えば、上記実施の形態のインターホン親機50であり、第二情報端末は、例えば、上記実施の形態の情報端末57である。
このようなサービス管理システム10は、ユーザが選択の候補とする登録済みサービスを、ユーザが指定した区分に基づいて絞り込むことができる。したがって、サービス管理システム10は、施設のユーザが所望のサービスを選択することを支援することができる。
また、例えば、指定受付部84は、さらに、サービスの提供が可能なエリアの指定を事業者から受け付ける。登録部85は、サービスを、指定されたエリアと対応付けて登録する。出力部86は、施設が属するエリアに基づいて、サービス情報を出力する。
このようなサービス管理システム10は、ユーザが選択の候補とする登録済みサービスを、施設が属するエリアに基づいて絞り込むことができる。
また、例えば、指定受付部84は、さらに、サービスの提供方法の指定を事業者から受け付ける。登録部85は、サービスを、指定された提供方法と対応付けて登録する。
このようなサービス管理システム10は、登録済みサービスの提供方法をユーザに提示することができる。
また、例えば、指定受付部84は、さらに、サービスに対して複数の提供方法の指定を事業者から受け付ける。出力部86は、複数の提供方法をユーザに選択させるための情報を出力する。
このようなサービス管理システム10は、登録済みサービスの提供方法をユーザが選択することを支援することができる。
また、例えば、提供方法の指定には、施設に関連する提供場所の指定が含まれる。
このようなサービス管理システム10は、登録済みサービスの提供を受ける場所をユーザが選択することを支援することができる。
また、例えば、施設が集合施設に含まれる施設であるとき、提供場所には、集合施設の共用部101の少なくとも一部、または、集合施設の専有部102の少なくとも一部が含まれる。
このようなサービス管理システム10は、登録済みサービスの提供を共用部101で受けるか専有部102で受けるかをユーザが選択することを支援することができる。
また、例えば、指定受付部84は、さらに、施設に設けられた設備との連動に関する指定を事業者から受け付ける。
このようなサービス管理システム10は、登録済みサービスの提供の際に施設に設けられた設備を連動させることができる。
また、例えば、施設は、集合住宅100の専有部102である。第一情報端末は、専有部102に設けられたインターホン親機50である。サービスは、訪問型のサービスである。
このようなサービス管理システム10は、ユーザがインターホン親機50を介して訪問型のサービスを選択することを支援することができる。
また、サービス管理システム10などのコンピュータによって実行されるサービス管理方法は、事業者が施設のユーザに対して提供するサービスの区分であって、施設に設けられた第一情報端末及び施設に関連付けられた第二情報端末の少なくとも一方の情報端末を介してユーザに提示される区分の指定を事業者から受け付ける受付ステップS14と、サービスを、指定された区分と対応付けて登録する登録ステップS15と、少なくとも一方の情報端末からの要求に基づいて、要求において指定された区分に属する登録済みサービスのサービス情報を出力する出力ステップS27とを含む。
このようなサービス管理方法は、ユーザが選択の候補とする登録済みサービスを、ユーザが指定した区分に基づいて絞り込むことができる。したがって、サービス管理方法は、施設のユーザが所望のサービスを選択することを支援することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、サービス管理システムは、集合住宅に適用されたが、集合住宅以外の集合施設に適用されてもよい。例えば、サービス管理システムは、オフィス、工場、研究施設、医療施設、宿泊施設等の、複数の施設(複数の会社、部課、部門等)を含む集合施設に適用することができる。
また、上記実施の形態では、サービス管理システムは、複数の装置によって実現された。このようにサービス管理システムが複数の装置によって実現される場合、サービス管理システムが備える構成要素(特に、機能的な構成要素)は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
また、サービス管理システムは、単一の装置として実現されてもよい。例えば、サービス管理システムは、サーバシステムに含まれるクラウドサーバに相当する単一の装置として実現されてもよいし、インターホン親機に相当する単一の装置として実現されてもよい。
また、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置(ブロードバンドルータなど)が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態のサーバシステム、または、インターホン親機などとして実現されてもよい、また、本発明は、上記実施の形態のサービス管理システムなどのコンピュータが実行するサービス管理方法として実現されてもよいし、サービス管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム(言い換えれば、コンピュータプログラムプロダクト)として実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 サービス管理システム
50 インターホン親機(第一情報端末)
57 情報端末(第二情報端末)
84 指定受付部
85 登録部
86 出力部
100 集合住宅(集合住宅)
101 共用部
102 専有部(施設)

Claims (10)

  1. 事業者が施設のユーザに対して提供するサービスの区分であって、前記施設に設けられた第一情報端末及び前記施設に関連付けられた第二情報端末の少なくとも一方の情報端末を介して前記ユーザに提示される区分の指定を前記事業者から受け付ける指定受付部と、
    前記サービスを、指定された前記区分と対応付けて登録する登録部と、
    前記少なくとも一方の情報端末からの要求に基づいて、前記要求において指定された区分に属する登録済みサービスのサービス情報を出力する出力部とを備える
    サービス管理システム。
  2. 前記指定受付部は、さらに、前記サービスの提供が可能なエリアの指定を前記事業者から受け付け、
    前記登録部は、前記サービスを、指定された前記エリアと対応付けて登録し、
    前記出力部は、前記施設が属するエリアに基づいて、前記サービス情報を出力する
    請求項1に記載のサービス管理システム。
  3. 前記指定受付部は、さらに、前記サービスの提供方法の指定を前記事業者から受け付け、
    前記登録部は、前記サービスを、指定された前記提供方法と対応付けて登録する
    請求項1または2に記載のサービス管理システム。
  4. 前記指定受付部は、さらに、前記サービスに対して複数の前記提供方法の指定を前記事業者から受け付け、
    前記出力部は、複数の前記提供方法を前記ユーザに選択させるための情報を出力する
    請求項3に記載のサービス管理システム。
  5. 前記提供方法の指定には、前記施設に関連する提供場所の指定が含まれる
    請求項3または4に記載のサービス管理システム。
  6. 前記施設が集合施設に含まれる施設であるとき、前記提供場所には、前記集合施設の共用部の少なくとも一部、または、前記集合施設の専有部の少なくとも一部が含まれる
    請求項5に記載のサービス管理システム。
  7. 前記指定受付部は、さらに、前記施設に設けられた設備との連動に関する指定を前記事業者から受け付ける
    請求項1~6のいずれか1項に記載のサービス管理システム。
  8. 前記施設は、集合住宅の専有部であり、
    前記第一情報端末は、前記専有部に設けられたインターホン親機であり、
    前記サービスは、訪問型のサービスである
    請求項1~7のいずれか1項に記載のサービス管理システム。
  9. コンピュータによって実行されるサービス管理方法であって、
    事業者が施設のユーザに対して提供するサービスの区分であって、前記施設に設けられた第一情報端末及び前記施設に関連付けられた第二情報端末の少なくとも一方の情報端末を介して前記ユーザに提示される区分の指定を前記事業者から受け付ける受付ステップと、
    前記サービスを、指定された前記区分と対応付けて登録する登録ステップと、
    前記少なくとも一方の情報端末からの要求に基づいて、前記要求において指定された区分に属する登録済みサービスのサービス情報を出力する出力ステップとを含む
    サービス管理方法。
  10. 請求項9に記載のサービス管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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