JP2022056679A - 情報処理システム、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、及び、情報処理方法 Download PDF

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徳人 多門
Tokuhito Tamon
尚典 橋本
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Figure 2022056679000001
【課題】他の装置またはシステムと連携して、施設に設けられたドアのロック状態を解除する仕組みを拡張することができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システム10は、集合住宅60内に設けられた第一電気錠65を解錠するための認証情報の発行要求を取得する第一取得部44と、取得された発行要求に基づいて発行された認証情報を出力する第一出力部46と、集合住宅60のエントランス63に設けられた第二電気錠69の解錠を要求する解錠要求を取得する第二取得部45と、取得された解錠要求に基づいて、第二電気錠69を解錠するための解錠指令を出力する第二出力部47とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、及び、情報処理方法に関する。
電気錠に関する様々な技術が提案されている。集合住宅及びオフィスビルなどの施設の入口に設置されているオートロック式ドアは、電気錠の代表例である。特許文献1には、利便性の高いオートロック式ドア解錠システムが開示されている。
特開2015-218547号公報
本発明は、他の装置またはシステムと連携して、施設に設けられたドアのロック状態を解除する仕組みを拡張することができる情報処理システム等を提供する。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、施設内に設けられた第一電気錠を解錠するための認証情報の発行要求を取得する第一取得部と、取得された前記発行要求に基づいて発行された認証情報を出力する第一出力部と、前記施設のエントランスに設けられたドアのロック状態の解除を要求する解除要求を取得する第二取得部と、取得された前記解除要求に基づいて、前記ドアのロック状態を解除するための解除指令を出力する第二出力部とを備える。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、訪問型のサービスに関する広告コンテンツを施設の居住者が利用する情報端末に表示するための広告表示要求を出力する第一出力部と、前記訪問型のサービスの利用申込に関する利用申込情報を前記情報端末から取得する取得部と、取得された前記利用申込情報に基づいて、前記施設内に設けられた第一電気錠を解錠するための認証情報の発行要求を出力する第二出力部とを備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、施設内に設けられた第一電気錠を解錠するための認証情報の発行要求を取得する第一取得ステップと、取得された前記発行要求に基づいて発行された認証情報を出力する第一出力ステップと、前記施設のエントランスに設けられたドアのロック状態の解除を要求する解除要求を取得する第二取得ステップと、取得された前記解除要求に基づいて、前記ドアのロック状態を解除するための解除指令を出力する第二出力ステップとを含む。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、訪問型のサービスに関する広告コンテンツを施設の居住者が利用する情報端末に表示するための広告表示要求を出力する第一出力ステップと、前記訪問型のサービスの利用申込に関する利用申込情報を前記情報端末から取得する取得ステップと、取得された前記利用申込情報に基づいて、前記施設内に設けられた第一電気錠を解錠するための認証情報の発行要求を出力する第二出力ステップとを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の情報処理システム等は、他の装置またはシステムと連携して、施設に設けられたドアのロック状態を解除する仕組みを拡張することができる。
図1は、実施の形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、居住者管理情報の一例を示す図である。 図3は、訪問者管理情報の一例を示す図である。 図4は、広告コンテンツの表示動作例1のシーケンス図である。 図5は、広告コンテンツの表示画面の一例を示す図である。 図6は、広告コンテンツの表示動作例2のシーケンス図である。 図7は、実施の形態に係る情報処理システムの電気錠の解錠動作のシーケンス図(前半)である。 図8は、実施の形態に係る情報処理システムの電気錠の解錠動作のシーケンス図(後半)である。 図9は、解錠許可IDリストの一例を示す図である。 図10は、解錠ボタンを含む表示画面の一例を示す図である。 図11は、アドレス情報の一例を示す図である。 図12は、解錠許可IDリストの別の例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。図1に示されるように、情報処理システム10は、第一サーバ20と、第二サーバ30と、第三サーバ40と、携帯端末50と、インターホン親機64と、第一電気錠65と、携帯端末66と、ゲートウェイ67と、ロビーインターホン68と、第二電気錠69とを備える。
集合住宅60は、情報処理システム10が適用される施設の一例である。集合住宅60の専有部61のドアには、第一電気錠65が設けられている。また、集合住宅60の共用部62(具体的には、エントランス63(正面玄関))に設けられたドアは、いわゆるオートロック式ドアである。集合住宅60に出入りするにはエントランス63のドアに設けられた第二電気錠69が集合住宅60の居住者によって解錠される必要がある。
近年、居住者が不在であるときなどに、当該居住者の専有部分(専有部61)内へ入ってサービスを提供する訪問型のサービスが提案されている。訪問型のサービスとは、具体的には、家事代行サービスなどである。
このような訪問型のサービスを実現するためには、訪問者は、居住者が不在であっても専有部61のドアに設けられた第一電気錠65、及び、共用部62のドアに設けられた第二電気錠69を解錠する必要がある。情報処理システム10は、このような場合に訪問者に第一電気錠65及び第二電気錠69を解錠する権限を与える仕組みを提供するシステムである。以下、情報処理システム10が備える各装置(構成要素)について説明する。
まず、第一サーバ20について説明する。第一サーバ20は、集合住宅60外に設置されるクラウドサーバである。第一サーバ20は、例えば、訪問型のサービスを提供するサービス提供事業者によって使用される。第一サーバ20は、例えば、訪問型サービスに関する広告コンテンツの表示要求、及び、第一電気錠65を解錠するための認証情報の発行要求などを第三サーバ40へ送信する。第一サーバ20は、具体的には、通信部21と、情報処理部22と、記憶部23とを備える。
通信部21は、第一サーバ20がインターネットなどの広域通信ネットワーク70を介して他の装置と通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部21によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
情報処理部22は、広告コンテンツの表示要求の送信処理、及び、認証情報の発行要求の送信処理などの情報処理を行う。情報処理部22は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。
情報処理部22は、機能的な構成要素として、取得部24、第一出力部25、及び、第二出力部26を有する。取得部24、第一出力部25、及び、第二出力部26の機能は、例えば、情報処理部22を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部23に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。取得部24、第一出力部25、及び、第二出力部26のそれぞれの詳細な機能については後述する。
記憶部23は、上記情報処理に必要な情報、及び、情報処理部22が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部23は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリなどによって実現されてもよい。
次に、第二サーバ30について説明する。第二サーバ30は、集合住宅60外に設置されるクラウドサーバであり、第二電気錠69を遠隔制御(遠隔解錠)することができる。また、第二サーバ30は、広告コンテンツの表示に関する処理を行う。第二サーバ30は、例えば、ゲートウェイ67、ロビーインターホン68、インターホン親機64、及び、第二電気錠69などの機器を集合住宅60に提供(販売及び施工)する第一機器提供事業者などによって使用される。第二サーバ30は、記憶部31を備え、記憶部31には、第二電気錠69を遠隔制御するための情報(後述のアドレス情報)が記憶される。記憶部31は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリなどによって実現されてもよい。
次に、第三サーバ40について説明する。第三サーバ40は、集合住宅60外に設置されるクラウドサーバである。第三サーバ40は、例えば、第一電気錠65を集合住宅60に提供する第二機器提供事業者(例えば、第一機器提供事業者とは異なる機器提供事業者)などによって使用される。第三サーバ40は、第一電気錠65を解錠するための認証情報の発行処理などを行う。第三サーバ40は、具体的には、通信部41と、情報処理部42と、記憶部43とを備える。
通信部41は、第三サーバ40がインターネットなどの広域通信ネットワーク70を介して他の装置と通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部41によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
情報処理部42は、認証情報の発行処理などの情報処理を行う。情報処理部42は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。
情報処理部42は、機能的な構成要素として、第一取得部44、第二取得部45、第一出力部46、第二出力部47、及び、第三出力部48を有する。第一取得部44、第二取得部45、第一出力部46、第二出力部47、及び、第三出力部48の機能は、例えば、情報処理部42を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部23に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。第一取得部44、第二取得部45、第一出力部46、第二出力部47、及び、第三出力部48のそれぞれの詳細な機能については後述する。
記憶部43は、上記情報処理に必要な情報、及び、情報処理部42が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部43は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)によって実現されるが、半導体メモリなどによって実現されてもよい。
次に、携帯端末50について説明する。携帯端末50は、訪問型のサービスを提供するサービス提供事業者から集合住宅60へ派遣される訪問者(実際に専有部61へ赴いて作業を行う人)が使用する携帯型の情報端末である。携帯端末50は、具体的には、スマートフォン、または、タブレット端末などである。
情報処理システム10において、携帯端末50は、第一電気錠65を解錠するための鍵(認証用媒体)として機能する。また、携帯端末50は、第二電気錠69を解錠するための解錠要求を第三サーバ40へ送信することで、第二電気錠69を解錠するための鍵としても機能する。つまり、情報処理システム10において、訪問者は、携帯端末50を用いて第一電気錠65及び第二電気錠69を解錠することができる。携帯端末50は、UI(User Interface)部51と、通信部52と、制御部53と、記憶部54と、無線通信部55とを備える。
UI部51は、訪問者の操作を受け付け、かつ、訪問者へ画像を提示するユーザインタフェース装置である。UI部51は、タッチパネルなどの操作受付部、及び、表示パネルなどの表示部によって実現される。
通信部52は、携帯端末50が広域通信ネットワーク70を介して他の装置と通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部52によって行われる通信は、無線通信である。通信に用いられる通信規格は特に限定されない。
制御部53は、電気錠(第一電気錠65及び第二電気錠69)の解錠に関する情報処理を行う。制御部53は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。制御部53の機能は、例えば、制御部53を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部54に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
記憶部54は、電気錠の解錠に関する情報処理に必要な情報、及び、制御部53が実行するコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部54は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
無線通信部55は、携帯端末50が第一電気錠65と近距離無線通信(局所通信ネットワークを用いた通信)を行うための通信回路(通信モジュール)である。無線通信部55は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
次に、集合住宅60の専有部61に設置される、インターホン親機64、及び、第一電気錠65について説明する。インターホン親機64は、専有部61に固定設置された情報端末である。インターホン親機64は、表示部64aを備え、インターホン子機(言い換えれば、ドアホン。図示せず)またはロビーインターホン68が備える撮像部によって撮像された訪問者の画像を表示部64aに表示することができる。また、インターホン親機64は、ゲートウェイ67を介して広域通信ネットワーク70に接続し、他の装置と通信することができる。
第一電気錠65は、専有部61の入り口のドア(つまり、玄関ドア)を施錠または解錠するための錠前装置である。第一電気錠65は、例えば、携帯端末50と局所通信ネットワークを介して通信する機能を有し、通信によって携帯端末50から所定の認証情報を取得できた場合に解錠される。
なお、情報処理システム10においては、第一電気錠65は、広域通信ネットワーク70(ゲートウェイ67)に接続されていないが、広域通信ネットワーク70に接続されていてもよい。第一電気錠65は、例えば、玄関ドアのサムターンに後付される電気錠であるが、あらかじめ玄関ドアに内蔵された電気錠であってもよい。
図1においては、集合住宅60の専有部61には、携帯端末66も図示されている。携帯端末66は、専有部61の居住者が使用する携帯型の情報端末である。携帯端末66は、具体的には、スマートフォン、または、タブレット端末などである。
次に、集合住宅60の共用部62に設置される、ゲートウェイ67、ロビーインターホン68、及び、第二電気錠69について説明する。ゲートウェイ67は、インターホン親機64及びロビーインターホン68などの集合住宅60に設置された装置が、広域通信ネットワーク70を通じて他の装置と通信するための通信装置である。
ロビーインターホン68は、集合住宅60のエントランス63に設置される装置である。ロビーインターホン68は、例えば、エントランス63に設けられたドアの第二電気錠69の解錠などに使用される。詳細については図示されないが、ロビーインターホン68は、集合住宅60への訪問者が特定の専有部の番号を入力するためのテンキーボタン、呼出ボタン、及び、呼出ボタンを押した訪問者の画像(例えば、動画像)を撮像する撮像部などを備える。
第二電気錠69は、エントランス63のドアを解錠するための錠前装置である。第二電気錠69の具体的な態様は特に限定されず、エントランス63のドアに対応する態様であればよい。ここでの第二電気錠69は広義の電気錠を意味し、錠前の構造を有するものに限定されない。第二電気錠69は、電気信号に基づいてエントランス63に設けられたドアをロック及びロック解除できるロック機構であればよく、その具体的態様は特に限定されない。なお、第二電気錠69は、例えば、ドアが解錠されてから一定時間の経過後に自動的にドアを施錠する。つまり、エントランス63のドアは、オートロックされる。なお、エントランス63に設けられたドアは、引き戸であってもよいし、開き戸であってもよい。
[居住者管理情報]
次に、第三サーバ40の記憶部43に記憶される居住者管理情報について説明する。専有部61の居住者は、携帯端末66によって第一電気錠65を施錠及び解錠するために、携帯端末66にあらかじめ専用の第一アプリケーションプログラム(以下、第一専用アプリとも記載される)をインストールし、自身を第一電気錠65のユーザとして登録する(ユーザ登録を行う)。ユーザ登録の結果、居住者には、ユーザID、パスワード、及び、認証情報が発行される。これらの情報は、第二機器提供事業者(第一電気錠65を集合住宅60に提供する事業者)が使用する第三サーバ40の記憶部43に居住者管理情報として記憶される。図2は、居住者管理情報の一例を示す図である。
図2に示されるように、居住者管理情報においては、ユーザID、パスワード、専有部61に設置された第一電気錠65のID、当該第一電気錠65を施錠及び解錠するための認証情報、及び、第一電気錠65が設置された集合住宅60のID(集合住宅ID)などが紐づけられている。
第一電気錠65のID及び認証情報は、あらかじめ第三サーバ40が管理している。第一電気錠65のID及び認証情報は、ユーザ登録時に居住者が使用する第一電気錠65のIDを当該居住者が入力することで、ユーザID及びパスワードと紐づけられる。集合住宅IDとしては、例えば、ユーザ登録時に居住者が入力する集合住宅60の名称情報(○○マンションなど)が用いられるが、ゲートウェイ67のMAC(Media Access Control Address)アドレスなどが使用されてもよい。集合住宅IDは、集合住宅60を識別できる情報であればよい。なお、集合住宅IDは、第三サーバ40から第二サーバ30に送信される解錠指令に含まれ(後述)、第二サーバ30が集合住宅60を識別するために使用される。
ユーザ登録が完了すると、居住者は、正しいユーザID及びパスワードを入力することで携帯端末66に第一専用アプリを実行させることができる。ユーザID及びパスワードの認証(ユーザID及びパスワードが正しいかどうか)は、第三サーバ40が居住者管理情報に基づいて行う。
居住者が、第一専用アプリを実行中の携帯端末66を第一電気錠65に近づけると、携帯端末50は、近距離無線通信によって認証情報(居住者管理情報において居住者のユーザIDに紐づけられた認証情報)を第一電気錠65に送信する。これにより、第一電気錠65が施錠または解錠される。このように、第一専用アプリを実行中の携帯端末66は、第一電気錠65の鍵として機能する。
[訪問者管理情報]
次に、第三サーバ40の記憶部43に記憶される訪問者管理情報について説明する。訪問者(居住者の求めに応じて専有部61へ赴いてサービスを提供する人)は、携帯端末50によって第一電気錠65及び第二電気錠69を解錠するために、携帯端末50にあらかじめ専用の第二アプリケーションプログラム(以下、第二専用アプリとも記載される)をインストールし、ユーザ登録を行う。ユーザ登録の結果、訪問者には、ユーザID、及び、パスワードが発行される。これらの情報は、第二機器提供事業者が使用する第三サーバ40の記憶部43に訪問者管理情報として記憶される。図3は、訪問者管理情報の一例を示す図である。
ユーザ登録が完了すると、訪問者は、正しいユーザID及びパスワードを入力することで携帯端末50に第二専用アプリを実行させることができる。ユーザID及びパスワードの認証(ユーザID及びパスワードが正しいかどうか)は、第三サーバ40が訪問者管理情報に基づいて行う。
詳細については後述するが、第二専用アプリを実行中の携帯端末50は、第一電気錠65及び第二電気錠69の一時的な鍵として機能する。
なお、以下の実施の形態では、居住者に対して発行されたユーザIDを居住者IDと記載し、訪問者に対して発行されたユーザIDを訪問者IDと記載する。
[広告コンテンツの表示動作例1]
ところで、訪問型のサービスのサービス提供事業者(第一サーバ20)は、第二機器提供事業者(第三サーバ40)を介して第一機器提供事業者(第二サーバ30)に広告コンテンツの表示を依頼することができる。以下、広告コンテンツの表示動作の例1について説明する。図4は、広告コンテンツの表示動作例1のシーケンス図である。
訪問型のサービス提供事業者が使用する第一サーバ20の第一出力部25は、広告表示要求を通信部21に第三サーバ40へ送信させる(S11)。つまり、第一出力部25は、広告表示要求を第三サーバ40へ出力する。
広告表示要求は、訪問型のサービスに関する広告コンテンツを集合住宅60の居住者が利用するインターホン親機64に表示するための情報である。広告表示要求には、例えば、広告コンテンツ自体、及び、広告コンテンツの表示時期(広告の期限)を示す情報などが含まれる。
第三サーバ40の通信部41は、広告表示要求を受信する。第三サーバ40の第三出力部48は、受信された広告表示要求を、通信部41に第二サーバ30へ送信させる(S12)。つまり、第三出力部48は、広告表示要求を第二サーバ30へ出力する。
第二サーバ30は、広告表示要求を受信する。上述のように、第二サーバ30は、インターホン親機64及びゲートウェイ67などを集合住宅60に提供(販売及び施工)する第一機器提供事業者によって使用されるサーバである。このため、第二サーバ30は、インターホン親機64(またはゲートウェイ67)のアドレスを管理することで、インターホン親機64へ広告コンテンツを送信することができる。第二サーバ30は、具体的には、ステップS12において受信された広告表示要求を、インターホン親機64へ送信する(S13)。
インターホン親機64は、ゲートウェイ67を介して広告表示要求を受信する。インターホン親機64は、受信した広告表示要求に含まれる広告コンテンツを表示部64aに表示する(S14)。図5は、広告コンテンツの表示画面の一例を示す図である。
ここで、居住者は、図5のような広告コンテンツが表示されているときにインターホン親機64に対して利用申込操作を行うことで、広告コンテンツの対象となる訪問型サービスの利用を申し込むことができる。インターホン親機64は、利用申込操作を居住者から受け付けると(S15)、インターホン親機64は、利用申込情報を、ゲートウェイ67を介して第一サーバ20へ送信する(S16)。
第一サーバ20の通信部21は、利用申込情報を受信する。取得部24は、受信された利用申込情報を取得する(S17)。なお、上述の利用申込操作には、居住者がユーザ登録を行うことで居住者に対して発行されたユーザIDである居住者ID(上述)の入力操作が含まれ、利用申込情報には、利用申込操作によって入力された居住者IDが含まれる。
以上説明したように、情報処理システム10は、インターホン親機64の表示部64aに、訪問型のサービスの広告コンテンツを表示することができる。
[広告コンテンツの表示動作例2]
訪問型のサービスのサービス提供事業者(第一サーバ20)は、第二機器提供事業者(第三サーバ40)に広告コンテンツの表示を依頼することができる。上記のような広告コンテンツは、携帯端末66に表示されてもよい。図6は、広告コンテンツの表示動作例2のシーケンス図である。
サービス提供事業者が使用する第一サーバ20の第一出力部25は、広告表示要求を通信部21に第三サーバ40へ送信させる(S21)。つまり、第一出力部25は、広告表示要求を第三サーバ40へ出力する。
第三サーバ40の通信部41は、広告表示要求を受信する。携帯端末66は、第一専用アプリを実行しているときには、第三サーバ40と定期的に通信を行う。第三出力部48は、この通信を利用して、広告表示指令を通信部41に携帯端末66へ送信させる(S22)。つまり、第三出力部48は、広告表示要求を携帯端末66へ出力する。
携帯端末66は、広告表示指令を受信する。携帯端末66は、受信した広告表示要求に含まれる広告コンテンツを表示する(S23)。例えば、第一専用アプリを実行中の画面に広告コンテンツが表示される。表示される広告コンテンツは、例えば、図5と同様である。
ここで、居住者は、広告コンテンツが表示されているときに携帯端末66に対して利用申込操作を行うことで、広告コンテンツの対象となる訪問型サービスの利用を申し込むことができる。携帯端末66は、利用申込操作を居住者から受け付けると(S24)、利用申込情報を第一サーバ20へ送信する(S25)。
第一サーバ20の通信部21は、利用申込情報を受信する。取得部24は、受信された利用申込情報を取得する(S26)。なお、上述の利用申込操作には、居住者がユーザ登録を行うことで居住者に対して発行されたユーザIDである居住者ID(上述)の入力操作が含まれ、利用申込情報には、利用申込操作によって入力された居住者IDが含まれる。
以上説明したように、情報処理システム10は、携帯端末66に、訪問型のサービスの広告コンテンツを表示することができる。
[電気錠の解錠動作]
上記のように、第一サーバ20の取得部24によって利用申込情報が取得されると、サービス提供事業者は、利用申込情報において指定された日時に訪問者を集合住宅60に派遣する。このとき、集合住宅60のエントランス63に設けられた第二電気錠69、及び、専有部61に設けられた第一電気錠65がどのように解錠されるかについて説明する。図7は、電気錠(第一電気錠65及び第二電気錠69)の解錠動作のシーケンス図(前半)である。図8は、電気錠の解錠動作のシーケンス図(後半)である。なお、以下の解錠動作の説明においては、居住者Aが訪問者Bからサービスの提供を受けるものとして説明が行われる。
まず、図7を参照しながら説明を行う。第一サーバ20の取得部24は、利用申込情報を取得する(S31)。上述のように、利用申込情報は、インターホン親機64または携帯端末66から受信及び取得される。なお、利用申込み情報は、広告コンテンツとは無関係に受信及び取得されてもよい。利用申込情報には、居住者が訪問型サービスの提供を受けたい期間(日時)を示す期間情報が含まれる。また、利用申込情報には、居住者Aの居住者IDが含まれる。
次に、取得部24は、訪問者IDを取得する(S32)。例えば、サービス提供事業者は、サービス提供事業者に所属する者の中から、期間情報が示す期間に集合住宅60を訪問してサービスを提供することができる訪問者Bを選択し、選択した訪問者Bの訪問者IDをユーザインタフェース装置(図示せず)を介して第一サーバ20に入力する。取得部24は、入力された訪問者Bの訪問者IDを取得する。
次に、第二出力部26は、取得された利用申込情報(期間情報、及び、居住者ID)、及び、取得された訪問者IDに基づいて認証情報の発行要求を生成し、生成した認証情報の発行要求を通信部21に第三サーバ40へ送信させる(S33)。つまり、第二出力部26は、取得された利用申込情報に基づいて、認証情報の発行要求を第三サーバ40へ出力する。この認証情報は、集合住宅60内(専有部61)に設けられた第一電気錠65を解錠するための情報であり、言い換えれば、情報処理において鍵として機能する電子データ(具体的には、暗証番号など)である。認証情報の発行要求には、期間情報、居住者Aの居住者ID、及び、訪問者Bの訪問者IDが含まれる。
第三サーバ40の通信部41は、認証情報の発行要求を受信する。第一取得部44は、受信された認証情報の発行要求を取得する(S34)。第一出力部46は、取得された認証情報の発行要求に含まれる居住者IDに基づいて認証情報を発行する(S35)。第一出力部46は、具体的には、居住者管理情報(図2)において、取得された認証情報の発行要求に含まれる居住者ID(つまり、居住者Aの居住者ID)に紐づけられた認証情報を特定し、特定した認証情報を訪問者B(携帯端末50)に対して発行する。つまり、訪問者Bには、居住者Aが居住する専有部61の玄関ドアに設けられた第一電気錠65を解錠するために必要な認証情報が発行される。
次に、第一出力部46は、取得された認証情報の発行要求に含まれる期間情報に基づいて、認証情報の有効期限情報を生成する(S36)。例えば、第一出力部46は、少なくとも期間情報が示す期間を含む有効期限を決定し、決定した有効期限を示す有効期限情報を生成する。例えば、居住者Aが訪問型サービスの提供を受けたい期間が9月17日13時-15時であり、期間情報がこのような期間を示す場合、第一出力部46は、有効期限を9月17日11時-17時に決定する。このように、有効期限にはマージンが含まれる。
なお、以下の説明では、有効期限情報は、認証情報の有効期限(つまり、第一電気錠65の解錠が可能な期限)を示す情報としてだけでなく、解錠要求に基づく第二電気錠69の解錠が可能な期限を第三サーバ40が携帯端末50(第二専用アプリ)に指示する情報としても使用される。認証情報の有効期限と、第二電気錠69の解錠が可能な期限とは個別に決定されてもよい。
次に、第一出力部46は、発行された認証情報、及び、生成された有効期限情報を、通信部41に携帯端末50へ送信させる(S37)。つまり、第一出力部46は、認証情報及び有効期限情報を携帯端末50へ出力する。第一出力部46は、認証情報の発行要求に含まれる訪問者IDに基づいて、訪問者Bの携帯端末50(第二専用アプリを実行する携帯端末50)を特定し、特定した携帯端末50へ認証情報、及び、有効期限情報を送信することができる。
携帯端末50の通信部52は、認証情報及び有効期限情報を受信する。制御部53は、受信された認証情報及び有効期限情報を記憶部54に記憶する(S38)。
また、第一出力部46は、記憶部43に記憶された解錠許可IDリストに、認証情報の発行要求に含まれる訪問者ID(つまり、訪問者Bの訪問者ID)を追加する(S39)。解錠許可IDリストに追加された訪問者IDには、集合住宅IDが紐づけられる。図9は、解錠許可IDリストの一例を示す図である。
解錠許可IDリストにおいて、訪問者IDに紐づけられる集合住宅IDは、記憶部43に記憶された居住者管理情報(図2)において、認証情報の発行要求に含まれる居住者ID(つまり、居住者Aの居住者ID)に紐づけられた集合住宅IDである。つまり、訪問者Bが居住者Aへのサービスの提供のために訪問を予定している集合住宅60の集合住宅IDである。
その後、訪問者Bは、集合住宅60のエントランス63近辺に到着すると、携帯端末50に対して第二専用アプリの実行を開始するための所定操作(居住者ID及びパスワードの入力操作等)を行うことにより、第二専用アプリを携帯端末50に実行させる。このときの情報処理システム10の動作について図8を参照しながら説明する。
第二専用アプリが実行されているときに、携帯端末50の制御部53は、訪問者BのUI部51(操作受付部)への操作等に基づいて、解錠ボタンをUI部51(表示部)に表示する(S41)。図10は、解錠ボタンを含む表示画面の一例を示す図である。制御部53は、例えば、ステップS38において記憶部54に記憶された有効期限情報が示す有効期限内のみ、訪問者Bの操作等に基づいて、解錠ボタンを表示する。
図10のような表示画面が表示されているときに、訪問者Bは、解錠ボタンへ第一操作(例えば、タップ操作)を行う。UI部51(操作受付部)によって、第一操作が受け付けられると(S42)、制御部53は、第二電気錠69の解錠要求を通信部52に第三サーバ40へ送信させる(S43)。解錠要求には、訪問者Bの訪問者IDが含まれる。
第三サーバ40の通信部41は、解錠要求を受信する。第二出力部47は、記憶部43に記憶された解錠許可IDリストにおいて、取得された解錠要求に含まれる訪問者Bの訪問者IDに紐づけられた集合住宅IDを特定し(S44)、特定した集合住宅IDを含む解錠指令を通信部41に第二サーバ30へ送信させる(S45)。解錠指令は、第二電気錠69を解錠するための指令である。このように、第二出力部47は、取得された解錠要求に基づいて、第二電気錠69を解錠するための解錠指令を第二サーバ30へ出力する。
第二サーバ30は、解錠指令を受信する。第二サーバ30の記憶部には、集合住宅IDと集合住宅IDが示す集合住宅60に設けられたロビーインターホン68(ゲートウェイ67)のアドレスとが対応付けられたアドレス情報が記憶されている。図11は、アドレス情報の一例を示す図である。
第二サーバ30は、アドレス情報に基づいて、受信された解錠指令に含まれる集合住宅IDが示す集合住宅60に設置されたロビーインターホン68(ゲートウェイ67)へ、ロビーインターホン68の制御対象の第二電気錠69の解錠を指示する解錠指示を送信する。この結果、第二電気錠69が解錠される(S46)。
その後、訪問者Bは、集合住宅60のエントランス63から集合住宅60の内部へ入り、居住者Aの専有部61の玄関ドアの前(つまり、第一電気錠65の近辺)に到着する。ここで、訪問者Bは、第二専用アプリを実行中の携帯端末50に対して第二操作を行い、UI部51(操作受付部)は第二操作を受け付ける(S47)。携帯端末50の制御部53は、第二操作に基づいて、認証情報(ステップS38において記憶部54に記憶された認証情報)を無線通信部55に第一電気錠65へ送信させる(S48)。この結果、第一電気錠65は解錠する(S49)。なお、携帯端末50は、記憶部54に記憶された有効期限情報が示す有効期限内のみ、認証情報を送信し、有効期限外においては認証情報を送信しない。
以上説明したように、情報処理システム10は、携帯端末50を第一電気錠65及び第二電気錠69を解錠するための一時的な鍵として機能させることにより、集合住宅60、及び、居住者Aが居住する専有部61へ入場する一時的な権限を訪問者Bに与えることができる。
[変形例1]
上記電気錠の解錠動作においては、携帯端末50の制御部53は、有効期限情報に基づいて、有効期限内のみ解錠ボタンを表示した。つまり、携帯端末50(第二専用アプリ)が、第二電気錠69の解錠に関する有効期限を管理した。しかしながら、第二電気錠69の解錠に関する有効期限は、第三サーバ40によって管理されてもよい。
例えば、第一出力部46は、ステップS37において有効期限情報を携帯端末50へ出力する代わりに、ステップS39において、解錠許可IDリストに、有効期限を紐づけて記憶する。図12は、このような解錠許可IDリストのもう一つの例を示す図である。
第二出力部47は、ステップS43において解錠要求が受信されると、解錠許可IDリストにおいて解錠要求に含まれる訪問者IDに紐づけられた有効期限を参照し、解錠要求が受信されたタイミングが、有効期限内であるか否かを判定する。第二出力部47は、解錠要求が受信されたタイミングが有効期限内であると判定すると、集合住宅IDを特定し、特定した集合住宅IDを含む解錠指令を通信部41に第二サーバ30へ送信させる。一方、第二出力部47は、解錠要求が受信されたタイミングが有効期限外であると判定すると、解錠指令を第二サーバ30へ送信しない。
このように、第二電気錠69の解錠に関する有効期限は、第三サーバ40によって管理されてもよい。
[変形例2]
上記電気情報の解錠動作においては、認証情報に有効期限が定められていたが、認証情報には、有効期限に代えて、または、有効期限に加えて、使用回数の上限が定められていてもよい。
例えば、携帯端末50にインストールされる第二専用アプリは、認証情報を受信した後、認証情報を所定回数第一電気錠65に送信すると、以降は認証情報を送信しないように構成されてもよい。つまり認証情報の送信回数に上限が設けられてもよい。
また、第一電気錠65が解錠されたときに携帯端末50の無線通信部55は、解錠応答を受信する。そこで、携帯端末50にインストールされる第二専用アプリは、解錠応答を所定回数受信すると、以降は認証情報を送信しないように構成されてもよい。つまり解錠応答の受信回数(つまり、携帯端末50により第一電気錠65が解錠された回数)に上限が設けられてもよい。
[変形例3]
情報処理システム10は、ユーザID(居住者ID及び訪問者ID)を用いて、携帯端末50を第一電気錠65及び第二電気錠69を解錠するための一時的な鍵として機能させる仕組みを実現した。しかしながら、同様の仕組みを他のユーザID以外の他の識別情報によって実現することもできる。例えば、第一専用アプリ、及び、第二専用アプリのそれぞれにアプリIDが付与されるような場合、アプリIDを用いて上記仕組みを実現することができる。
[効果等]
以上説明したように、情報処理システム10は、施設内に設けられた第一電気錠65を解錠するための認証情報の発行要求を取得する第一取得部44と、取得された発行要求に基づいて発行された認証情報を出力する第一出力部46と、施設のエントランス63に設けられた第二電気錠69の解錠を要求する解錠要求を取得する第二取得部45と、取得された解錠要求に基づいて、第二電気錠69を解錠するための解錠指令を出力する第二出力部47とを備える。第二電気錠69の解錠を要求する解除要求は、エントランス63に設けられたドアのロック状態の解除を要求する解除要求の一例であり、第二電気錠69を解錠するための解錠指令は、エントランス63に設けられたドアのロック状態を解除するための解除指令の一例である。
このような情報処理システム10は、施設内に設けられた第一電気錠65の解錠権限(認証情報)を他の装置(またはシステム)に与え、かつ、他の装置(またはシステム)からの解錠要求に基づいて施設のエントランス63に設けられた第二電気錠69を解錠することができる。つまり、情報処理システム10は、他の装置(またはシステム)と連携して、施設に設けられたドア(専有部61のドアまたは共用部62のドア)のロック状態を解除する仕組みを拡張することができる。
また、例えば、第一出力部46は、ユーザが使用する携帯端末50へ認証情報を出力し、第二取得部45は、携帯端末50から解錠要求を取得する。
このような情報処理システム10は、第一電気錠65の解錠権限を携帯端末50に与え、かつ、携帯端末50からの解錠要求に基づいて第二電気錠69を解錠することができる。つまり、情報処理システム10は、携帯端末50と連携して、施設における電気錠を解錠する仕組みを拡張することができる。
また、例えば、第一出力部46は、解錠要求に基づく第二電気錠69の解錠が可能な期限を携帯端末50に指示する有効期限情報を携帯端末50へ出力する。第二電気錠69の解錠が可能な期限は、言い換えれば、エントランス63に設けられたドアのロック状態の解除が可能な期限である。
このような情報処理システム10は、有効期限内にのみ解錠要求を送信するように携帯端末50に指示することができる。
また、例えば、ユーザは、訪問型のサービスを提供するサービス提供事業者から施設へ派遣される訪問者であり、第一取得部44は、サービス提供事業者が使用する第一サーバ20から発行要求を取得する。
このような情報処理システム10は、第一サーバ20と連携して、施設における電気錠を解錠する仕組みを拡張することができる。
また、例えば、訪問型のサービスに関する広告コンテンツを施設の居住者が利用する情報端末に表示するための広告表示要求を出力する第三出力部をさらに備える。情報端末は、インターホン親機64または携帯端末66であるが、パーソナルコンピュータなどのその他の情報端末であってもよい。
このような情報処理システム10は、施設の居住者に広告コンテンツを提示することができる。
また、例えば、第二出力部47は、ドアに設けられた第二電気錠69を施設に提供した機器提供事業者が使用する第二サーバ30へ解錠指令を出力する。
このような情報処理システム10は、第二サーバ30と連携して、施設における電気錠を解錠する仕組みを拡張することができる。
また、例えば、施設は、集合住宅60であり、第一電気錠65は、集合住宅60内の専有部61のドアを施錠及び解錠する電気錠である。
このような情報処理システム10は、他の装置(またはシステム)と連携して、集合住宅60における電気錠を解錠する仕組みを拡張することができる。
また、例えば、認証情報には、有効期限が定められている。
このような情報処理システム10は、他の装置(またはシステム)に第一電気錠65の一時的な解錠権限を与えることができる。
また、例えば、認証情報には、使用回数の上限が定められている。
このような情報処理システム10は、他の装置(またはシステム)に第一電気錠65の一時的な解錠権限を与えることができる。
また、情報処理システム10は、訪問型のサービスに関する広告コンテンツを施設の居住者が利用する情報端末に表示するための広告表示要求を出力する第一出力部25と、訪問型のサービスの利用申込に関する利用申込情報を情報端末から取得する取得部24と、取得された利用申込情報に基づいて、施設内に設けられた第一電気錠65を解錠するための認証情報の発行要求を出力する第二出力部26とを備える。情報端末は、インターホン親機64または携帯端末66であるが、パーソナルコンピュータなどのその他の情報端末であってもよい。
このような情報処理システム10は、訪問型のサービスを提供するサービス提供事業者が第一電気錠65の解錠権限を取得することを支援することができる。
また、情報処理システム10などのコンピュータによって実行される情報処理方法は、施設内に設けられた第一電気錠65を解錠するための認証情報の発行要求を取得する第一取得ステップS34と、取得された発行要求に基づいて発行された認証情報を出力する第一出力ステップS37と、施設のエントランス63に設けられた第二電気錠69の解錠を要求する解錠要求を取得する第二取得ステップS43と、取得された解錠要求に基づいて、第二電気錠69を解錠するための解錠指令を出力する第二出力ステップS45とを含む。
このような情報処理方法は、施設内に設けられた第一電気錠65の解錠権限(認証情報)を他の装置(またはシステム)に与え、かつ、他の装置(またはシステム)からの解錠要求に基づいて施設のエントランス63に設けられた第二電気錠69を解錠することができる。つまり、情報処理方法は、他の装置(またはシステム)と連携して、施設に設けられたドア(専有部61のドアまたは共用部62のドア)のロック状態を解除する仕組みを拡張することができる。
また、情報処理システム10などのコンピュータによって実行される別の情報処理方法は、訪問型のサービスに関する広告コンテンツを施設の居住者が利用する情報端末に表示するための広告表示要求を出力する第一出力ステップS11と、訪問型のサービスの利用申込に関する利用申込情報を情報端末から取得する取得ステップS16と、取得された利用申込情報に基づいて、施設内に設けられた第一電気錠65を解錠するための認証情報の発行要求を出力する第二出力ステップS33とを含む。情報端末は、インターホン親機64または携帯端末66であるが、パーソナルコンピュータなどのその他の情報端末であってもよい。
このような情報処理方法は、訪問型のサービスを提供するサービス提供事業者が第一電気錠65の解錠権限を取得することを支援することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、情報処理システムは、第二電気錠を解錠することによりエントランスに設けられたドアのロック状態を解除した。しかしながら、情報処理システムは、ドアのロック状態を解除すればよく、ドアのロック状態の解除の手段として第二電気錠が用いられることは必須ではない。例えば、情報処理システムは、自動ドアの閉状態(つまり、人間の手では開けられないロック状態)を解除する(つまり、自動ドアを開ける)システムとして実現されてもよい。つまり、情報処理システムは、自動ドア(電気錠以外のロック機構)を対象としたシステムとして実現されてもよい。
また、上記実施の形態では、情報処理システムは、集合住宅に適用されたが、オフィスビルなどの集合住宅以外の施設に適用されてもよい。
また、上記実施の形態では、訪問型のサービスとして、家事代行サービスが例示されたが、他の訪問型のサービスとして、宅配サービス、及び、訪問介護サービスなども考えられる。第一サーバは、このような家事代行サービス以外の他の訪問型のサービスを提供するサービス提供事業者によって使用されてもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、情報処理システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、情報処理システムは、第一サーバに相当する単一の装置として実現されてもよいし、第二サーバに相当する単一の装置として実現されてもよい。また、情報処理システムは、第三サーバに相当する単一の装置として実現されてもよいし、携帯端末に相当する単一の装置として実現されてもよい。情報処理システムが複数の装置によって実現される場合、情報処理システムが備える構成要素(特に、機能的な構成要素)は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置(ブロードバンドルータなど)が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、上記実施の形態の情報処理システムによって実行される情報処理方法として実現されてもよいし、コンピュータに情報処理方法を実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
また、本発明は、上記実施の形態の携帯端末にインストールされる第一専用アプリまたは第二専用アプリとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなアプリケーションプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 情報処理システム
20 第一サーバ
24 取得部
25 第一出力部
26 第二出力部
30 第二サーバ
44 第一取得部
45 第二取得部
46 第一出力部
47 第二出力部
48 第三出力部
50 携帯端末
60 集合住宅(施設)
61 専有部
63 エントランス
64 インターホン親機(情報端末)
65 第一電気錠
66 携帯端末(情報端末)
69 第二電気錠

Claims (13)

  1. 施設内に設けられた第一電気錠を解錠するための認証情報の発行要求を取得する第一取得部と、
    取得された前記発行要求に基づいて発行された認証情報を出力する第一出力部と、
    前記施設のエントランスに設けられたドアのロック状態の解除を要求する解除要求を取得する第二取得部と、
    取得された前記解除要求に基づいて、前記ドアのロック状態を解除するための解除指令を出力する第二出力部とを備える
    情報処理システム。
  2. 前記第一出力部は、ユーザが使用する携帯端末へ前記認証情報を出力し、
    前記第二取得部は、前記携帯端末から前記解除要求を取得する
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第一出力部は、前記解除要求に基づく前記ドアのロック状態の解除が可能な期限を前記携帯端末に指示する有効期限情報を前記携帯端末へ出力する
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ユーザは、訪問型のサービスを提供するサービス提供事業者から前記施設へ派遣される訪問者であり、
    前記第一取得部は、前記サービス提供事業者が使用する第一サーバから前記発行要求を取得する
    請求項2または3に記載の情報処理システム。
  5. 前記訪問型のサービスに関する広告コンテンツを前記施設の居住者が利用する情報端末に表示するための広告表示要求を出力する第三出力部をさらに備える
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記第二出力部は、前記ドアに設けられた第二電気錠を前記施設に提供した機器提供事業者が使用する第二サーバへ前記解除指令を出力する
    請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記施設は、集合住宅であり、
    前記第一電気錠は、前記集合住宅内の専有部のドアを施錠及び解錠する電気錠である
    請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記認証情報には、有効期限が定められている
    請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記認証情報には、使用回数の上限が定められている
    請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 訪問型のサービスに関する広告コンテンツを施設の居住者が利用する情報端末に表示するための広告表示要求を出力する第一出力部と、
    前記訪問型のサービスの利用申込に関する利用申込情報を前記情報端末から取得する取得部と、
    取得された前記利用申込情報に基づいて、前記施設内に設けられた第一電気錠を解錠するための認証情報の発行要求を出力する第二出力部とを備える
    情報処理システム。
  11. 施設内に設けられた第一電気錠を解錠するための認証情報の発行要求を取得する第一取得ステップと、
    取得された前記発行要求に基づいて発行された認証情報を出力する第一出力ステップと、
    前記施設のエントランスに設けられたドアのロック状態の解除を要求する解除要求を取得する第二取得ステップと、
    取得された前記解除要求に基づいて、前記ドアのロック状態を解除するための解除指令を出力する第二出力ステップとを含む
    情報処理方法。
  12. 訪問型のサービスに関する広告コンテンツを施設の居住者が利用する情報端末に表示するための広告表示要求を出力する第一出力ステップと、
    前記訪問型のサービスの利用申込に関する利用申込情報を前記情報端末から取得する取得ステップと、
    取得された前記利用申込情報に基づいて、前記施設内に設けられた第一電気錠を解錠するための認証情報の発行要求を出力する第二出力ステップとを含む
    情報処理方法。
  13. 請求項11または12に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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