JP2019149761A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
Description
この煩わしさを解消するために、予め来客等の来訪者のある時間がわかっている場合は、居住者の解錠操作の手間を省いた集合住宅インターホンシステムがある。例えば特許文献1では、来客を予定している時間帯では、来客が集合玄関機を操作して居住者の応答を待つこと無くエントランスドアの解錠を可能とし、居住者に解錠してもらう手間を省くことが可能であった。
また、来訪者によっては家に招き入れる必要が無い場合もあるが、このような来訪者に対しては居住者が応答することなく対処することは不可能であった。
この構成によれば、来訪者が呼出子機にIDを入力したら、居住者を呼び出すこと無く、特定の制御、例えば玄関ドアの解錠等の予め決められた制御を実施することができる。よって、来訪者に応じた動作を実施でき、来訪者が居住者の呼出操作を行い、居住者がそれに応答して玄関ドアを解錠操作する手間を無くすことができ、双方にとって煩わしさを軽減できる。
この構成によれば、居住者による登録操作により発行されたIDは、通信端末に返信されるため、発行されたIDを来訪予定者に伝えやすい。例えば、通信端末から来訪予定者の携帯電話に、居住者がマニュアル操作で通知しても良いし、通信端末から自動送信するよう設定しても良い。
この構成によれば、発行されたIDは設定登録した通信端末から来訪予定者の携帯電話に自動送信されるため、来訪予定者を呼び出して登録番号を通知する煩わしさが居住者に発生しない。
この構成によれば、IDを入力した来訪者を居住者は映像で確認できるため、セキュリティの向上に役立つ。
この構成によれば、到着した来訪者の氏名或いは名称が応答親機において表示或いは報音されるため、居住者は到着した来訪者の氏名や名称を確認できる。
この構成によれば、例えば「宅配ボックスに入れてください」を表示或いは報音させれば、宅配業者は、居住者を呼び出す操作を行うこと無く直接宅配ボックス等に荷物を入れることができ、宅配業者は手間を省ける。
この構成によれば、悪用されるのを防止でき、セキュリティを維持できる。
この構成によれば、集合住宅において居住者が応答すること無く来訪者に応じた動作をインターホンシステムに行わせることができる。
この構成によれば、来訪者は居住者を呼び出すこと無く居住エリアに進むことができるし、居住者は集合玄関ドアを開けるために応答する必要がない。
この構成によれば、IDを入力せず従来の住戸番号による呼び出しがなされた場合、呼び出し拒否設定をすることができ、セキュリティの向上に有効である。
この構成によれば、戸建住宅において居住者が応答すること無く来訪者に応じた動作をインターホンシステムに行わせることができる。
この構成によれば、来訪者は居住者を呼び出すこと無く玄関ドアを開けることが可能であるし、居住者は玄関ドアを開けるために応答する必要がない。
この構成によれば、訪問先の住戸を選択するために集合玄関機に設けられているテンキーを使用してID入力できるため、別途ID入力手段が必要無く、来訪予定者に口頭でも伝えやすい。
この構成によれば、来訪者は例えば携帯電話にバーコードを表示させて、それを呼出子機のカメラに翳せば、玄関子機へIDを入力でき、別途ID入力手段が必要無い。
そして、設定情報記憶部35には、居住者により入力された来訪予定者情報及び来訪予定者が到着した際の制御内容、更には制御装置3が発行した登録番号等が記憶される。
ここでは来訪者に予め通知したIDとしての登録番号を集合玄関機1に入力していただき、その後特定の制御を実施する流れを説明する。
引き続き、来訪予定者に応じたインターホンシステムの動作設定が入力される。この時、例えば呼び出し後自動的にエントランスドア5をオープン(電気錠5aを解錠)する等が設定される。
このように管理することで、登録番号が悪用されるのを防止でき、セキュリティを維持できる。
尚、居住者が来訪予定者の入力に使用する機器は携帯電話(居住者携帯7)でなくとも良く、PC(パーソナルコンピュータ)を使用しても良い。PCの場合も、携帯電話と同様に登録番号を受信すると、メーラーやメッセンジャーなどのアプリケーションソフトウェアを使用して来訪者携帯8に登録番号を送信することができる。
入力された登録番号は、制御装置CPU36が認識し、設定情報記憶部35から登録番号に関連付けられている制御を読み取り、その制御を実行する。
また、居住者により登録操作を受けて来訪予定者に対して発行された登録番号は、居住者に返信され、登録番号は居住者携帯7から来訪者携帯8に自動送信されるため、来訪予定者を呼び出して登録番号を通知する煩わしさが居住者に発生しない。
更に、登録番号を入力した来訪者の撮像映像が住戸親機2に表示されるため、居住者は映像で確認でき、セキュリティの向上に役立つ。加えて、到着した来訪者の氏名或いは名称が住戸親機2において表示されるため、居住者は到着した来訪者の氏名や名称で確認できる。
また、訪問先の住戸を選択するために集合玄関機1に設けられているテンキーを使用してID入力できるため、別途ID入力手段が必要無く、来訪予定者に口頭でも伝えやすい。
また、発行された登録番号を居住者携帯7から来訪者携帯8に自動送信しているが、居住者が来訪予定者を呼び出して通知しても良い。
来訪予定者情報を入力するために、居住者携帯7と制御装置3とを接続して所定の入力画面が表示されたら、まず来訪予定者の名称入力において宅配業者名を入力し、制御内容として「荷物を宅配ボックスに入れてください」を集合玄関機1に表示或いはメッセージをアナウンスするよう登録する。
尚、この場合も、宅配業者への登録番号の通知は、来訪予定者情報の入力に合わせてアドレス或いは電話番号が入力される。そして、この場合はエントランスドア5を解錠する制御は設定しない。
そして、このように宅配ボックス4に入れてもらうよう集合玄関機1にメッセージを表示する制御は、不在にする際に都合が良く、宅配業者を煩わせることなくスムーズに対応できる。
登録番号を入力せず、従来の住戸番号を入力して呼び出しがなされた場合、呼出制御を実施せず、来訪者に対して事前にアポイントメントを取るようにお願いするメッセージを集合玄関機1に表示或いは報音させて、「呼出拒否」を設定することも可能である。
尚、この制御を実施する際は、集合玄関機1のカメラ12を起動して、その撮像映像を住戸親機2の記憶部34に保存させると良い。
そして、上述したように集合住宅において、居住者が応答すること無く来訪者に応じた動作をインターホンシステムに行わせることができる。
通信が開始されて、所定の入力画面が表示されたら、まず来訪予定者の氏名或いは名称等が入力される。引き続き、来訪予定者に応じたインターホンシステムの動作設定が入力される。この時、例えば呼び出し後自動的に玄関ドア105を解錠する等が設定される。すると、無線ルータ6を介してその情報が居室親機102に送信されて設定情報記憶部96に記憶される。
こうして翳されたバーコードは、カメラ64が撮像してその映像が居室親機102に送信される。
例えば、このときの来訪者が家に招き入れる来客である場合は、玄関ドア105を解錠し、玄関子機101に「ドアを解錠しましたお入りください」等のメッセージをアナウンスするよう動作設定することができる。このアナウンスを受けて、来訪者は居住者を呼び出すこと無く玄関ドア105を開けることができる。一方、居住者は玄関ドア105を開けるために応答する必要がなく、両者にとって利便性が向上する。
また、来訪者は携帯電話である来訪者携帯8にIDとしてのバーコードを表示させて、それを玄関子機101のカメラ64に翳せば、玄関子機101へバーコード情報を入力できるため、別途ID入力手段が必要無い。
この結果、戸建住宅においても居住者が応答すること無く来訪者に応じた動作をインターホンシステムに行わせることができる。
Claims (14)
- 来訪者を撮像するカメラを備えて来訪者が居住者を呼び出して通話するための呼出子機と、前記カメラの撮像映像を表示するモニタを備えて居住者が前記呼出子機からの呼び出しに応答して通話するための応答親機とを有するインターホンシステムであって、
前記応答親機は、来訪予定者情報の入力及び当該来訪予定者に対する特定の制御を設定登録するための制御入力部を有する一方、
入力された前記来訪予定者情報及び前記特定の制御を記憶する設定情報記憶部と、設定された制御を実行する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記来訪予定者情報の入力を受けたら来訪予定者が使用するIDを発行して前記応答親機に返信すると共に前記設定情報記憶部に保存し、
発行された前記IDが前記呼出子機に入力されたら、当該IDに関連付けられている特定の制御を前記設定情報記憶部から読み取って実行することを特徴とするインターホンシステム。 - 前記制御入力部が、前記応答親機に接続されたルータであり、居住者が所持する通信端末から前記ルータを介して前記制御手段に対して前記来訪予定者情報の入力及び当該来訪予定者に対する特定の制御の設定登録が可能であり、
前記制御手段で発行された前記IDは、前記ルータを介して前記通信端末に返信されることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。 - 居住者が所持する前記通信端末には来訪予定者が所持する携帯電話のアドレス或いは電話番号が登録されており、
前記制御手段から前記通信端末へ発行されたIDは、前記通信端末から前記携帯電話に自動送信されることを特徴とする請求項2記載のインターホンシステム。 - 前記応答親機は前記カメラの撮像映像を保存する映像記憶部を有し、
前記制御手段は、前記呼出子機にIDが入力されたら、前記カメラの撮像映像をIDに関連付けられている前記応答親機のモニタに表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインターホンシステム。 - 設定登録される前記来訪予定者情報は、来訪予定者の氏名情報或いは名称情報を含み、
前記制御手段は、前記呼出子機にIDが入力されたら、IDに関連付けられている来訪者の氏名情報或いは名称情報を前記IDに関連付けられている前記応答親機に送信し、
表示或いは報音により到着を通知させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のインターホンシステム。 - 前記特定の制御が、前記呼出子機でのメッセージの表示或いは報音であり、前記メッセージは、来訪予定者情報の入力時に設定されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のインターホンシステム。
- 発行した前記IDには有効期限或いは有効回数が設定されており、
前記制御手段は、有効期限が経過した或いは有効回数を超えた前記IDが前記呼出子機から入力されても、IDに関連付けられている制御を実施しないことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のインターホンシステム。 - 前記呼出子機が集合住宅のエントランスに設置された集合玄関機、前記応答親機が集合住宅の個々の住戸に設置された住戸親機、前記制御手段が前記集合玄関機と前記住戸親機との間の通信を制御する制御装置CPUであることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のインターホンシステム。
- 前記特定の制御が、エントランスに設置された集合玄関ドアの電気錠の解錠であることを特徴とする請求項8記載のインターホンシステム。
- 前記集合玄関機に前記IDの入力が無く、住戸番号が入力された場合でも前記特定の制御を実施するよう前記特定の制御を設定でき、
自住戸の住戸番号が入力されたら、前記IDを発行していただく操作を依頼するメッセージを前記集合玄関機に表示或いは報音させて、呼出制御を実施しない設定が可能なことを特徴とする請求項8又は9記載のインターホンシステム。 - 前記呼出子機が住戸玄関に設置された玄関子機、前記応答親機が居室に設置された居室親機、前記制御手段が前記居室親機に組み込まれて成ることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のインターホンシステム。
- 前記特定の制御が、玄関ドアの電気錠の解錠であることを特徴とする請求項11記載のインターホンシステム。
- 前記IDが数字列から成り、集合玄関機のテンキー操作で入力されることを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載のインターホンシステム。
- 前記IDがバーコードから成り、前記呼出子機の前記カメラに翳して入力されることを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載のインターホンシステム。
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