JP3433722B2 - 来訪者通知システム - Google Patents

来訪者通知システム

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JP3433722B2
JP3433722B2 JP2000122017A JP2000122017A JP3433722B2 JP 3433722 B2 JP3433722 B2 JP 3433722B2 JP 2000122017 A JP2000122017 A JP 2000122017A JP 2000122017 A JP2000122017 A JP 2000122017A JP 3433722 B2 JP3433722 B2 JP 3433722B2
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稔 和仁
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スカイ・シンク・システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留守中に来訪者の
訪問があった場合、外出先から誰がいつ訪問したのか確
実且つ容易に把握することのできる来訪者通知システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインターホーンは、玄関および宅
内にそれぞれ設けられた玄関子機と宅内親機とで構成さ
れるものが一般的であり、玄関子機には、来訪者が来訪
した際に宅内親機を呼び出すための呼出ボタンと、宅内
親機を取った家人との間で通話可能とするスピーカやマ
イクを備え、他方の宅内親機には、前記呼出ボタンの操
作に対応して呼出音を発するスピーカと、前記通話に用
いる受話器、来訪者を確認するモニター等を備えてい
る。
【0003】ところで、近年の住宅においては家人が昼
間留守している場合が多く、このような場合に来訪者と
家人との間で連絡が取れるようにすべく、電話回線を利
用して玄関子機と移動端末局等との間で通話を可能とし
た転送システムが多く発案されており、例えば特開平1
1−313166号公報には、玄関子機より来訪者の呼
び出しがあった際、転送モードに設定されている宅内親
機から外出先の家人が保有している携帯形テレビ電話端
末を呼び出し、前記携帯形テレビ電話端末にて訪問した
来訪者を映像で確認しながらインターホーン対応(通
話)可能としたシステムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の転送システム
は、来訪者の訪問があった際に外出中の家人を直ちに呼
び出し、来訪者と家人との直接通話を可能とするもので
あり、家人が通勤途中や勤務中、自動車の運転中などの
場合には十分に対応することができず不便であるととも
に、来訪者の訪問ごとに家人を呼び出して対応を強制す
るものであることから、外出中の家人には時として煩わ
しく感じるものであった。また、来訪者の音声メッセー
ジを録音し、外出中から事後的に電話回線を通じてこの
メッセージを確認できるシステムも発案されている。し
かしながら、このような音声メッセージは緊急の際や宅
配業者が宅配メモ代わりに利用する場合に便利である
が、知人、非知人を含めた来訪者の全員がメッセージを
残すものではないので、来訪者全員を確実に把握するこ
とはできず、逆に留守であることを来訪者に広く認識さ
せてしまうことからセキュリティ上の問題を有してい
た。
【0005】本発明はかかる現況に鑑み為されたもので
あり、外出中の家人を束縛することなく、誰がいつ来訪
したのか外出先から確実且つ容易に参照できる来訪者通
知システムを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる課題を
解決すべく鋭意検討を進め、先ず近年爆発的に規模が拡
大しつつあるインターネットに着目した。インターネッ
トは、世界中の多数のコンピュータネットワークが連繋
した「ネットワークのネットワーク」といわれ、誰もが
容易に参加できるオープンなネットワークである。近
年、個人利用者の爆発的な増加とともに通信環境が急速
に整備され、ネットワークへの参加がより低コストに行
える傾向にあり、このインターネットに接続する端末機
の形態も、家庭や職場に据えつけたパソコン以外に、携
帯情報端末やカーナビゲーション装置、携帯電話機等の
移動端末など多様化しており、外出先でこれら移動端末
からインターネットに接続して、ニュース、天気予報等
の生活情報や占い、ゲーム等のエンターテイメント情報
を取得することや、銀行振込、ホテル、航空券の予約等
を簡易に行うことができるサービスも提供されている。
本発明者は、これら移動端末からインターネットに接続
して情報を取得若しくは操作する技術に着目し、これに
更なる創意工夫を加えることで、留守中の自宅に来訪し
た来訪者を外出先から確実且つ容易に把握することがで
きるシステムを着想した。
【0007】かかる着想に基づいて完成された本発明の
来訪者通知システムは、次の内容を有している。すなわ
ち、来訪者の訪問を検出する検出手段と、検出された来
訪者を撮影する撮影手段と、撮影された来訪者の画像及
びその撮影日時を含む来訪者の履歴情報をデータベース
として管理する機能、前記履歴情報をインターネット上
に開設したWebサイトのホームページに掲載する機
能、並びに来訪者の訪問があったことを示す来訪者通知
を移動端末局に向けて配信する機能を備えた、インター
ネットに接続されるサーバー装置からなるホスト局と、
前記来訪者通知を受信して来訪者があったことをユーザ
ーに対して知らせる機能、並びに前記ホスト局のWeb
サイトにアクセスして来訪者の履歴情報が掲載されたホ
ームページをディスプレイに表示する機能を備えた、イ
ンターネットに接続される移動端末局とより構成してな
来訪者通知システムであって、玄関に設置された呼び
鈴端末に番号入力手段を備えさせ、この手段により入力
される来訪者の連絡先電話番号を履歴情報又は来訪者通
知に付加してなることを特徴としている。
【0008】このように構成された本発明に係る来訪者
通知システムにおいては、先ず検出手段で来訪者を検出
すると、撮影手段により来訪者の映像が確実に撮影さ
れ、ホスト局のサーバー装置は、前記撮影された来訪者
の画像及びその撮影日時を含む来訪者の履歴情報をデー
タベースとして管理する。サーバー装置は、前記履歴情
報をインターネット上に開設したWebサイトのホーム
ページに掲載するとともに、来訪者の訪問があったこと
を示す来訪者通知を移動端末局に向けて配信し、この来
訪者通知を受信した移動端末局は来訪者があったことを
ユーザーに知らせる。知らせを受けたユーザーは、当該
来訪者通知により何処に居ても来訪者があったことを直
ちに知ることができ、その後、適当な時に、当該移動端
末局から前 記ホスト局のWebサイトにアクセスし、来
訪者の画像及び訪問日時を含む履歴情報が掲載されたホ
ームページをWWWブラウザ等により移動端末局のディ
スプレイに表示させることで、誰がいつ来訪したのか詳
細な情報を外出先から容易に把握することができるので
ある。そして、玄関に設置された呼び鈴端末に番号入力
手段を備えさせ、この手段により入力される来訪者の連
絡先電話番号を履歴情報又は来訪者通知に付加するの
で、前記履歴情報又は来訪者通知を参照したユーザーか
ら、来訪者に電話連絡できるのである。
【0009】インターネットは世界に跨る広大なネット
ワークであり、ユーザーは移動端末局より世界中の何処
からでも前記ホームページに容易にアクセスでき、該ホ
ームページに掲載された履歴情報を直ちに閲覧すること
が可能である。また、表示されたホームページ上にホス
ト局のデータベースを検索したり変更を加えたりする機
能(プログラム)を比較的容易に付与でき、ユーザーは
時系列的に管理された履歴情報を検索することで、いつ
誰が来訪したのか容易に調べることができる。本発明で
は、来訪者を検出した際に必ず撮影が行われるので、セ
キュリティーは何ら脅かされることなく維持され、当該
撮影手段の存在は無用の呼び鈴操作等の子供のいたずら
を抑止する作用も有している。
【0010】前記ホスト局は、各家庭、集合住宅の管理
事務所、オフィス、プロバイダ(インターネット接続業
者)等の適宜な場所に設けることができるが、特に、そ
のサーバー機能の全部又は一部を各家庭内に設置された
ホームサーバーによって担わしめるものが好ましい。ま
た、前記移動端末局は、移動体ネットワークを介してイ
ンターネットに接続される自動車電話や携帯電話、簡易
型携帯電話(PHS)であることが好ましい。
【0011】来訪者の訪問を検出する手段は、玄関扉の
開閉に伴い来訪者の有無を検出するものや、その他の手
段を用いてもよいが、特に玄関に設置された呼び鈴端末
の呼び出し操作を用いることが好ましい。ここに呼び鈴
端末とは、郊外住宅、一戸建 住宅、二戸連続住宅、共同
住宅、接地型連棟住宅、高層集合住宅、オフィスビルな
どの玄関若しくは集合玄関に設置され、来訪者が宅内、
オフィスの家人、事務職員等を呼び出すための端末をい
い、インターホーンの玄関子機などが該当するが、ここ
では一般のインターホーンが備える通話機能は必須の構
成要素ではない。
【0012】撮影手段により撮影される来訪者の画像
は、静止画、動画の何れでもよく、当該来訪者を撮影す
る撮影手段としては、前記呼び鈴端末の呼び出し操作に
連動して来訪者を撮影する撮影カメラを設けてなるもの
が好ましい。このような撮影カメラの設置の形態は来訪
者を確実に撮影できるものであれば特に限定されず、例
えば呼び鈴端末の一部に一体で設けてもよいし、呼び鈴
端末から離れた場所に別体で設けてもよい。
【0013】また、来訪者があったことをユーザーに知
らせる来訪者通知としては、電子メールを用いることが
好ましい。この電子メールは、来訪者の訪問があった
際、履歴情報をWebサイトのホームページに掲載した
ホスト局のサーバー装置から移動端末局に向けて配信さ
れる来訪者通知であり、このような電子メールを用いれ
ば、従来の転送システムのようにユーザーである外出先
の家人の時間を束縛することなく、該ユーザーは時間の
空いた適当な時間に当該来訪者通知を参照することがで
き、その後、必要に応じて前記webサイトにアクセス
し、ホームページに掲載された具体的な履歴情報により
訪問した来訪者の全員を確実に把握することができるの
である。
【0014】なお、玄関に設置された呼び鈴端末に音声
入力手段を備えさせ、この手段により得られる来訪者の
音声データを履歴情報に付加しておけば、移動端末局よ
りWebサイトのホームページを参照したユーザーは、
当該来訪者の音声データにより来訪の理由、緊急である
旨、宅配便荷物の預かり先などのより具体的な情報を得
ることができ、便利である。特に、前記音声データを文
字化する音声認識手段を設け、文字化されたメッセージ
を来訪者通知としての電子メールに付加してお けば、来
訪者通知を受けたユーザーはwebサイトにアクセスす
る前に、前記電子メールで来訪の理由や緊急の旨などを
知ることができ、より迅速に対処することが可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る来
訪者通知システムSの構成を示し、図中符号1はホスト
局、2は移動端末局、3は検出手段、4は撮影手段、A
は来訪者、Yは住宅の家人であるユーザーをそれぞれ示
している。
【0016】本発明に係る来訪者通知システムSは、来
訪者Aの訪問を検出する検出手段3と、検出された来訪
者Aを撮影する撮影手段4と、インターネットIに接続
されるサーバー装置10を備えたホスト局1と、同じく
インターネットIに接続される移動端末局2とよりシス
テム構成され、検出手段3で来訪者Aが検出されると、
撮影手段4により来訪者Aの映像が撮影され、ホスト局
1のサーバー装置10により撮影された来訪者の画像及
びその撮影日時を含む来訪者の履歴情報がデータベース
Dとして管理される。そして、このホスト局1により履
歴情報がインターネットI上に開設したWebサイトの
ホームページに掲載されるとともに、ホスト局1のサー
バー装置10から移動端末局2に向けて、来訪者の訪問
があったことを示す来訪者通知8が配信され、この来訪
者通知8を受信した移動端末局2は、当該通知をディス
プレイ20に表示して来訪者があったことをユーザーY
に知らせる。この知らせを受けたユーザーYが、移動端
末局2よりホスト局1のWebサイトにアクセスするこ
とで、来訪者の画像及び訪問日時を含む履歴情報が掲載
されたホームページ9が、WWWブラウザ等により移動
端末局2のディスプレイ20に表示される。
【0017】移動端末局2としては、移動体通信ネット
ワークMを介してインターネットIに接続される自動車
電話やユーザーが携帯する携帯電話、簡易型携帯電話
(PHS)等を用いることができるが、本発明はこれに
限らず、外出先でインターネットIに接続可能な携帯用
のノート型パソコンや携帯情報端末(PDA)、デジタ
ルカメラ等を用いることもできる。インターネットに接
続されるこれら移動端末を用いてニュース、天気予報等
の情報を取得することや、銀行振込、ホテル、航空券の
予約などができるサービスが近年行われているが、本発
明ではこのような移動端末から情報を取得若しくは操作
する技術を基礎とし、これに更に創意工夫を加えること
で、留守中の自宅を訪問した来訪者を外出先から確実且
つ容易に把握することができる来訪者通知システムを構
築したものである。履歴情報を管理するホスト局は、各
家庭、集合住宅の管理事務所、オフィス、プロバイダ等
の適宜な場所に設けることができ、以下の第1実施形態
においては、そのサーバー機能の全部又は一部を各家庭
内に設置されたホームサーバーによって担わせている。
【0018】図1〜3は、本発明の第1実施形態を示
し、履歴情報を管理するホスト局1は、宅内に設置した
ホームサーバーであるサーバー装置10を備えている。
サーバー装置10には、少なくともWWW(World Wide
Web)サーバーとしての機能、電子メールサーバーとし
ての機能が付与されており、当該サーバーは単又は複数
の装置で構成されている。ここで、電子メールサーバー
等の一部のサーバー機能をプロバイダなどの外部業者に
管理委託してもよいことは言うまでもない。これらサー
バー装置10を備えたホスト局1は、来訪者の履歴情報
をデータベースDで管理するとともに、当該履歴情報を
掲載した来訪者履歴ホームページを提供するためのWe
bサイトをインターネットI上で管理しており、来訪者
の履歴をホームページに掲載した後、電子メールで構成
される来訪者通知8を移動端末局2に向けて配信する。
この来訪者通知8は履歴情報がホームページに掲載され
るとほぼ同時に配信されるが、ホームページ掲載の前後
所定の時間をおいて配信することも可能である。
【0019】本実施形態におけるホスト局1は、郊外住
宅、一戸建住宅、或いは二戸連続住宅からなる住宅Hに
設置されており、その玄関7には、訪問した来訪者Aが
家人を呼び出す際に指で押圧する呼出ボタン30と、宅
内親機6との間で通話を可能とするスピーカ及びマイク
と、来訪者を撮影する撮影カメラ40とを備えた呼び鈴
端末5が設けられ、宅内には、前記呼出ボタン30の操
作に応じて呼出音を発するスピーカと、通話に用いる受
話器を備えた宅内親機6が設けられている。前記呼び鈴
端末5は従来から使用されるインターホーンシステムの
玄関子機としての機能を備えており、来訪者Aが呼出ボ
タン30を押圧することで訪問が検出される。来訪者の
訪問を検出する手段としては、このように呼出ボタン3
0を用いるもの以外に、例えば図2に示す如く、玄関扉
の開閉動作に反応するセンサ31を蝶番部などに設けて
訪問を検出してもよい。また、来訪者を撮影する撮影カ
メラ40は、呼び鈴端末とは別体構成して他の箇所、例
えば図2に示す如く、玄関7の門柱70上などに設けて
おくこともできる。
【0020】撮影カメラ40は、呼出ボタン30の操作
に基づいて来訪者Aの映像を静止画像として取得する
が、動画として取得することも当然にでき、在宅中の家
人と通話する際に来訪者の映像を捉えるモニターカメラ
として併用することもできる。これら呼び鈴端末5及び
宅内親機6は、それぞれ前記サーバー装置10にオンラ
インで接続され、これらはサーバー装置10内のマイク
ロプロセッサにより制御されている。そして、家人が留
守のときに住宅Hを訪問し、呼び鈴端末5の撮影カメラ
40により取得された来訪者Aの画像データ41は、サ
ーバー装置10のデータベースDにて来訪日時とともに
履歴情報としてファイル管理される。撮影カメラ40に
よる来訪者の撮影は、呼出ボタン30を通じて来訪者の
訪問を検知したサーバーが家人による設定状況、即ち留
守設定がされているか否かを判断した上、留守設定され
ている場合に限って撮影指令を発するものであるが、前
述のようにモニターカメラとして併用する場合、在宅中
の家人が宅内親機6の受話器を取ることにより別途撮影
が開始される。
【0021】図3は玄関7に設けられる呼び鈴端末の他
の実施例を示し、この呼び鈴端末50は、訪問した来訪
者Aが押圧する呼出ボタン30と、宅内親機との間で通
話を可能とするスピーカ52及びマイク53と、来訪者
を撮影する撮影カメラ40以外に、宅内親機の受話器を
取った家人の映像を表示するディスプレイ54と、来訪
者が連絡先の電話番号を入力するための番号入力手段5
5と、入力した電話番号を確認するための入力番号表示
部56と、入力した連絡先電話番号をサーバーに送信す
る送信ボタン57とを備えている。このような呼び鈴端
末50では、来訪者が留守時に呼出ボタン30を押圧し
た場合、「ただ今留守にしております。ご用の方は連絡
先の電話番号を入力して、送信ボタンを押してくださ
い。」などの予め設定された留守番メッセージが、サー
バー装置10からスピーカ52或いはディスプレイ54
を通じて音声や文字表示で来訪者に報知され、来訪者は
番号入力手段55で自らの連絡先電話番号を入力し、そ
の電話番号を入力番号表示部56で確認した後、送信ボ
タン57を押すことで、当該連絡先電話番号のデータは
来訪者の画像データと来訪日時からなる履歴情報、或い
は来訪者通知としての電子メールに付加される。そし
て、電子メールや来訪者履歴ホームページを参照するこ
とで来訪者の連絡先電話番号を知ったユーザーYは、必
要であれば外出先から来訪者に対し直接電話連絡するこ
とができる。また、このように入力された連絡先電話番
号は来訪者の画像、来訪日時と関連付けてデータベース
に整理されるので、電話帳として管理することができ、
再度の来訪時やその他必要が生じた場合に電話連絡する
ことが可能となる。
【0022】また、来訪者は前記マイク53を通じて音
声メッセージを入力することもでき、得られたメッセー
ジは音声データ、或いはサーバー装置10内の音声認識
手段で文字化された文字データとして、来訪者の履歴情
報に付加され、来訪者通知としての電子メール或いは来
訪者履歴ホームページに付加された当該メッセージを参
照することで、ユーザーYは来訪の理由、緊急である
旨、宅配便荷物の預かり先などのより具体的な情報を得
ることができ、迅速に対処することが可能となる。
【0023】ホスト局1が備えるサーバー装置10に
は、帰宅したユーザーYやその家族等が来訪者の履歴情
報を画面表示させて参照できるディスプレイ11が接続
されており、該ディスプレイ11を通じてデータベース
D内を検索したり、データの更新、作成等の作業を行う
こともできる。このディスプレイ11は、宅内親機と一
体化することで宅内モニタとして併用させても良いし、
テレビ放送の画像や音声を再生するテレビ受像機として
併用させることも好ましい。来訪者の履歴情報が管理さ
れているデータベースDは、データの更新や作成が容易
なリレーショナル型データベースなどが採用され、ホス
ト局の管理下にあるWebサイトの来訪者履歴ホームペ
ージは来訪者の訪問がある毎に更新される。このように
ホスト局1では履歴情報のデータを管理しているが、画
像や来訪者から直接入力されたメッセージに基づいて、
保存されている画像データに氏名や住所、家族の友人等
の属性データを追加登録しておくことで、再利用しやす
い有益な履歴情報を作成することができ、さらにホスト
局1が画像認識機能を備えるならば、来訪者の訪問の際
に取得される画像データを過去の履歴情報と照合し、当
該画像とその撮影日時を、予め登録された属性や来訪回
数等の情報とともに来訪者履歴ホームページ或いは電子
メールに添付することができる。
【0024】図4は、本発明の第2実施形態に係る来訪
者通知システムS1を示し、サーバー装置10を備えた
ホスト局1は集合住宅H1の管理事務所Cに設置されて
いる。
【0025】サーバー装置10はインターネットIに接
続され、少なくともWWWサーバーとしての機能と電子
メールサーバーとしての機能とを備えている。また、集
合玄関7に設けた呼び鈴端末5、自動施錠装置71、各
住戸に設けた宅内親機6、パーソナルコンピュータ等の
端末装置12がそれぞれ接続されており、来訪があった
際の各部動作は当該サーバー装置10内のマイクロプロ
セッサで集中制御されている。このようなサーバー装置
10を備えたホスト局1は、各住戸ごとに来訪者の履歴
情報をデータベースDで管理するとともに、当該履歴情
報を掲載した来訪者履歴ホームページを提供するための
WebサイトをインターネットI上で運営しており、留
守中の各住戸に来訪者が訪問した際には、当該履歴情報
をホームページに掲載するとともに、来訪があった住戸
の登録ユーザーYが携帯している移動端末局2に向け
て、電子メールで構成される来訪者通知8を配信する。
【0026】集合玄関7に設けられる呼び鈴端末5は、
訪問した来訪者Aが特定の住戸の家人を呼び出す際に用
いる部屋番号入力ボタン及び呼出ボタンと、各住戸の宅
内親機6との間で通話を可能とするスピーカ及びマイク
と、来訪者を撮影する撮影カメラ40とを備え、各住戸
に設けられる宅内親機6は、前記呼出ボタン30の操作
に応じて該当する部屋番号の住戸において呼出音を発す
るスピーカと、通話に用いる受話器と、自動施錠装置7
1を解除するための解除ボタンとを備えている。これら
は従来から集合住宅において使用されているインターホ
ーンシステムの機能を有している。そして、呼び鈴端末
5の撮影カメラ40により取得された来訪者Aの画像デ
ータ41は、各住戸ごとに、サーバー装置10のデータ
ベースDにて来訪日時とともに履歴情報としてファイル
管理される。帰宅した登録ユーザーYやその家族等は、
宅内の端末装置12を通じてホスト局1のデータベース
D内を検索したり、データの更新、作成等の作業を行う
ことができ、これら端末装置12は、ルーターを管理す
るホスト局1の接続サーバーにより、インターネットI
に接続可能に構成されていることが好ましい。本実施形
態のシステム構成は、オフィスビルにおいても応用する
ことができ、その場合、ホスト局は当該ビルを管理して
いる管理事務所に設置すればよい。その他の構成は上述
の第1実施形態と基本的に同じであるため、同一構成に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0027】図5は、本発明の第3実施形態に係る来訪
者通知システムS2を示し、ホスト局1は、住宅やオフ
ィスなどの複数のユーザーと契約しているプロバイダP
のサービスセンターに設けられている。ホスト局1に
は、サーバー装置10とこれを管理する大型のホストコ
ンピュータ13が備えられ、サーバー装置10には、少
なくともWWW(World Wide Web)サーバーとしての機
能、電子メールサーバーとしての機能、インターネット
接続サーバーとしての機能が付与されている。ホストコ
ンピュータ13には、各住宅毎に来訪者の履歴情報を格
納管理するデータベースDが備えられ、各住宅、オフィ
ス等に設けた呼び鈴端末5の撮影カメラ40で取得され
る来訪者Aの画像データ41は、各住戸、オフィスごと
に、データベースDにて来訪日時とともに履歴情報とし
てファイル管理される。各住宅の登録ユーザーYに来訪
者履歴ホームページを提供するためのWebサイトは、
このホストコンピュータ13によりインターネットI上
で管理されている。また、帰宅した登録ユーザーYやそ
の家族等は、宅内に設けた端末装置12を通じて、ホス
トコンピュータ13内のデータベースDを検索したり、
データの更新、作成等の作業を行うことができる。その
他の構成は上述の第1実施形態と基本的に同じであるた
め、同一構成には同一符号を付してその説明は省略す
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の来訪者通知システムによれば、
ホスト局から配信される来訪者通知によりユーザーが何
処に居ても来訪者があったことを直ちに知ることがで
き、該通知を受けたユーザーは、適当な時に、当該移動
端末局から前記ホスト局のWebサイトにアクセスし、
来訪者の画像及び訪問日時を含む履歴情報が掲載された
来訪者履歴ホームページをWWWブラウザ等により移動
端末局のディスプレイに表示させることで、誰がいつ来
訪したのかを外出先から容易に把握することができる。
ユーザーは移動端末局より世界中の何処からでも前記来
訪者履歴ホームページに容易にアクセスでき、該来訪者
履歴ホームページに掲載された履歴情報を直ちに閲覧す
ることが可能である。また、表示された来訪者履歴ホー
ムページ上にホスト局のデータベースを検索したり変更
を加えたりする機能が比較的容易に付与でき、ユーザー
は時系列的に管理された履歴情報を検索することで、い
つ誰が来訪したのか容易に調べることができる。また、
来訪者を検出した際に必ず撮影が行われるので、セキュ
リティーは何ら脅かされることなく維持され、当該撮影
手段の存在は無用の呼び出し等の子供のいたずらを抑止
する効果も有している。そして、呼び鈴端末の番号入力
手段により入力される来訪者の連絡先電話番号を履歴情
報又は来訪者通知に付加するので、前記履歴情報又は来
訪者通知を参照したユーザーから、来訪者に電話連絡で
きるのである。
【0029】また、来訪者があったことをユーザーに知
らせる来訪者通知として電子メールを用いるシステムで
は、従来の転送システムのようにユーザーである外出先
の家人の時間を束縛することなく、該ユーザーは時間の
空いた適当な時間に当該来訪者通知を参照することがで
き、その後、必要に応じて前記webサイトにアクセス
し、来訪者履歴ホームページに掲載された具体的な履歴
情報により訪問した来訪者の全員を確実に把握すること
ができる。
【0030】また、玄関に設置された呼び鈴端末に音声
入力手段を備えさせ、この手段により得られる来訪者の
音声データを履歴情報に付加するシステムでは、移動端
末局よりWebサイトの来訪者履歴ホームページを参照
したユーザーは、当該来訪者の音声データにより来訪の
理由、緊急である旨、宅配便荷物の預かり先などのより
具体的な情報を得ることができ、便利である。特に、前
記音声データを文字化する音声認識手段を設け、文字化
されたメッセージを来訪者通知としての電子メールに付
加するシステムでは、来訪者通知を受けたユーザーはw
ebサイトにアクセスする前に、前記電子メールで来訪
の理由や緊急の旨などを知ることができ、より迅速に対
処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る来訪者通知システ
ムの構成を示す説明図。
【図2】検出手段の他の例を示す説明図。
【図3】呼び鈴端末の変形例を示す説明図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る来訪者通知システ
ムの構成を示す説明図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る来訪者通知システ
ムの構成を示す説明図。
【符号の説明】
A 来訪者 C 管理事務所 D データベース H、H1 住宅 h 住戸 I インターネット M 移動体通信ネットワーク P プロバイダ S、S1、S2 来訪者通知システム Y ユーザー 1 ホスト局 2 移動端末局 3 検出手段 4 撮影手段 5 呼び鈴端末 6 宅内親機 7 玄関 8 来訪者通知 9 ホームページ 10 サーバー装置 11 ディスプレイ 12 端末装置 13 ホストコンピュータ 20 ディスプレイ 30 呼出ボタン 31 センサ 40 撮影カメラ 41 画像データ 50 呼び鈴端末 52 スピーカ 53 マイク 54 ディスプレイ 55 番号入力手段 56 入力番号表示部 57 送信ボタン 70 門柱 71 自動施錠装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18 G08B 25/04 H04M 11/00 301

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 来訪者の訪問を検出する検出手段と、 検出された来訪者を撮影する撮影手段と、 撮影された来訪者の画像及びその撮影日時を含む来訪者
    の履歴情報をデータベースとして管理する機能、前記履
    歴情報をインターネット上に開設したWebサイトのホ
    ームページに掲載する機能、並びに来訪者の訪問があっ
    たことを示す来訪者通知を移動端末局に向けて配信する
    機能を備えた、インターネットに接続されるサーバー装
    置からなるホスト局と、 前記来訪者通知を受信して来訪者があったことをユーザ
    ーに対して知らせる機能、並びに前記ホスト局のWeb
    サイトにアクセスして来訪者の履歴情報が掲載されたホ
    ームページをディスプレイに表示する機能を備えた、イ
    ンターネットに接続される移動端末局と、 より構成してなる来訪者通知システムであって、 玄関に設置された呼び鈴端末に番号入力手段を備えさ
    せ、この手段により入力される来訪者の連絡先電話番号
    を履歴情報又は来訪者通知に付加してなる ことを特徴と
    する来訪者通知システム。
  2. 【請求項2】 ホスト局のサーバー機能の全部又は一部
    が、各家庭内に設置されたホームサーバーによって担わ
    れる請求項1記載の来訪者通知システム。
  3. 【請求項3】 移動端末局が、移動体通信ネットワーク
    を介してインターネットに接続される自動車電話、携帯
    電話又は簡易型携帯電話である請求項1又は2記載の来
    訪者通知システム。
  4. 【請求項4】 来訪者の訪問を検出する手段として、玄
    関に設置された呼び鈴端末の呼び出し操作を用いてなる
    請求項1〜3の何れか1項に記載の来訪者通知システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記呼び鈴端末の呼び出し操作に連動し
    て来訪者を撮影する撮影カメラを設けてなる請求項4記
    載の来訪者通知システム。
  6. 【請求項6】 来訪者があったことをユーザーに対して
    知らせる来訪者通知として、電子メールを用いてなる請
    求項1〜3の何れか1項に記載の来訪者通知システム。
  7. 【請求項7】 玄関に設置された呼び鈴端末に音声入力
    手段を備えさせ、この手段により得られる来訪者の音声
    データを履歴情報に付加してなる請求項1〜6の何れか
    1項に記載の来訪者通知システム。
  8. 【請求項8】 前記音声データを文字化する音声認識手
    段を設け、文字化されたメッセージを来訪者通知として
    の電子メールに付加してなる請求項7記載の来訪者通知
    システム。
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