JP2024044776A - 音声情報出力システム、音声情報出力システムの制御方法および音声情報出力システムの制御プログラム - Google Patents

音声情報出力システム、音声情報出力システムの制御方法および音声情報出力システムの制御プログラム Download PDF

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剛史 山口
Takashi Yamaguchi
尚典 橋本
Naonori Hashimoto
敬一 田中
Keiichi Tanaka
隆治 諸橋
Takaharu Morohashi
祐介 竹中
Yusuke Takenaka
卓也 森田
Takuya Morita
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Abstract

Figure 2024044776000001
【課題】来訪者の用件を適切に確認する。
【解決手段】音声情報出力システムは、施設の玄関に設けられた第1端末と、前記施設内に設けられた第2端末(親機22a)を含み、第1端末において取得した音声情報を前記第2端末において出力する。前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を前記第1端末から前記第2端末への一方向の通話状態において記憶する記憶部214と、前記記憶部214に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力可能な出力部(モニタ210、スピーカ212)とを備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、施設の玄関に設けられた第1端末と、前記施設内に設けられた第2端末を含み、第1端末において取得した音声情報を前記第2端末において出力する音声情報出力システム、その制御方法および制御プログラムに関する。
従来、マンション、アパート等の多くの集合施設には、インターホンシステムが設置される。このインターホンシステムは、一般的に、共同玄関に設けられた玄関インターホンと、各住戸に設けられたインターホン親機およびドアホンとを備え、来訪者は玄関インターホンを用いて、訪問先の住戸のインターホン親機を呼び出し、通話を行う。
特許文献1では、来訪者によりインターホン親機が呼び出されている間に、インターホン親機において来訪者の音声を取得することで、利便性を向上することが示されている。
特開2019-193234号公報
ここで、インターホンシステムを含む音声情報出力システムにおいては、来訪者の用件をできるだけ適切に確認したいという要求がある。
本開示に係る音声情報出力システムは、施設の玄関に設けられた第1端末と、前記施設内に設けられた第2端末を含み、前記第1端末において取得した音声情報を前記第2端末において出力する音声情報出力システムであって、前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を前記第1端末から前記第2端末への一方向の通話状態において記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力可能な出力部とを備える。
また、本開示は、上述の音声情報出力システムについての、制御方法および制御プログラムに関する。
本開示によれば、来訪者の用件を適切に確認することができる。
実施形態に係る用件処理システムの全体構成を模式的に示す図である。 実施形態に係る共同玄関装置の機能ブロック図である。 実施形態に係る住戸の親機22aの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る情報端末の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る共同玄関装置の来訪時の処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る親機の来訪時の処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る情報端末の来訪時の処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態について以下に説明する。なお、以下の実施形態は本開示を限定するものではなく、また複数の例示を選択的に組み合わせてなる構成も本開示に含まれる。
本開示のシステムおよび装置の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示のシステムおよび装置の主体の機能およびこれを用いた方法が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって上記機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、集積回路(IC)または大規模集積回路(LSI)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されていてもよく、複数のチップに設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよく、複数の装置に備えられていてもよい。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記憶媒体に記憶される。プログラムは、記憶媒体に予め格納されていてもよく、インターネット等を含む広域通信網を介して記憶媒体に供給されてもよい。
「全体構成」
図1は、実施形態の一例である用件処理システム100の全体構成を模式的に示す図である。
用件処理システムは、マンション等の集合施設に設置されるインターホンシステム1と、インターホンシステム1に通信回線2を介して接続される管理システム3および情報端末4を含む。なお、本開示においては、情報端末4を第3端末とも称する。
インターホンシステム1は、集合施設において、来訪者の用件について処理するシステムである。インターホンシステム1は、電話回線等の公衆回線を利用するインターネット等の通信回線2によって外部の管理システム3と接続される。また、通信回線2には、スマートフォン、携帯電話、ノートパソコン等の情報端末4が接続されており、情報端末4は後述するインターホンの親機22aと同様の端末として機能する。
インターホンシステム1は、マンション等の集合施設に設置されるシステムであって、共用玄関に設けられる共同玄関装置11と、各居住者の専有部である各住戸に設けられるインターホン親機22aと、各種制御を行う制御装置30とを備える。
集合施設の共同玄関には、来訪者が居住者との会話等を行う共同玄関装置11、来訪者や居住者のカードキー等を検知するキー検知装置12、集合施設の出入り口である玄関ドア13、玄関ドア13の施錠、解錠を行う電気錠14等が設けられている。なお、共同玄関装置11は、ロビーインターホン等とも呼ばれ、本開示においては第1端末とも称する。
集合施設の各住戸には、インターホン親機(以下、親機という)22aと、玄関子機22bと、通信回線2を介し親機22aと情報端末4に接続するためのルータ22c等が設けられている。本開示においては、親機22aを第2端末とも称する。
玄関子機22bは、共同玄関装置11と同様に、親機22aと双方向通話できる。また、ルータ22cは、外部の通信回線2と接続するためのものであり、各住戸に設けられるPC(パーソナルコンピュータ)等の各種の情報機器を通信回線2に接続するものと共用することができる。また、居室内に設けられた各種センサや、各種機器を親機22aに接続し、これらの情報を外部とやり取りできるようにしてもよい。
制御装置30は、コンピュータで構成され、各種のデータ処理を行う。制御装置30には、共同玄関装置11、住戸の親機22aが接続されるとともに、管理人等の使用が予定される管理室親機15が接続される。また、制御装置30には、ゲートウェイ61、ルータ62を介し通信回線2が接続されており、制御装置30は外部と通信が可能である。なお、制御装置30には、各種のデータをここに記憶することができる。なお、インターホンシステム1内の他の装置や、インターホンシステム1に接続されたデータベース等に記憶されていてもよい。
通信回線2に接続される管理システム3は、管理サーバ3aを有しており、複数の集合施設等の各種管理を行う。管理システム3は制御装置30を含むこともでき、またクラウド上のシステムとして形成することもできる。また、管理システム3の少なくとも一部または全部がインターホンシステム1に含まれていてもよい。なお、管理システム3は、通常複数の集合施設における用件処理システムについての各種の管理業務を実行する。
また、情報端末4としては、居住者が携帯できるものが好ましく、集合施設の外部から、親機22aを介し、親機22aに接続されている機器について親機22aと同様の操作が行える。なお、情報端末4は、親機22a、制御装置30を介し、通信回線2に接続することも可能である。
共同玄関装置11、親機22a、管理室親機15、管理サーバ3a、情報端末4は、すべて情報処理を司る端末であり、これらが接続されて用件処理システム100が構築されている。また、用件処理システム100は、音声情報出力システムとしても機能する。
「施設」
インターホンシステム1が適用される集合施設としては、マンション、寮、社宅等の集合住宅が挙げられるが、共用玄関を備える施設であればよく、集合住宅に限定されない。インターホンシステム1は、例えばオフィス、工場、研究施設、医療施設、宿泊施設等の複数の施設(複数の会社、部課、部門等)が集合して構成される非住宅の集合施設にも適用可能である。また、施設は、戸建ての住宅や非住宅の施設であってもよい。
「共同玄関装置」
共用玄関には、各住戸の呼び出しを行うための共用玄関装置である共同玄関装置11が設けられている。共同玄関装置11は、住戸を訪ねてきた人(来訪者という)により使用される。来訪者は、共同玄関装置11に訪問先の住戸(例えば、住戸番号)を入力して、訪問先を呼び出すことができる。また、共用玄関には、玄関ドア13と、玄関ドア13を施錠する電気錠14とが設けられている。電気錠14は、例えば、玄関ドア13が閉まると自動的に玄関ドア13を施錠するオートロック装置であって、制御装置30の制御下で電気錠14が施錠、解錠される。玄関ドア13は、例えば、自動ドアにより構成され、平常時は施錠された状態が基本である。なお、共同玄関装置11は、制御装置30の他、各住戸の親機22a等と通信可能に接続される。
共同玄関装置11は、共用玄関の玄関ドア13よりも外側に設置されおり、来訪者は、共同玄関装置11で訪問先の住戸を呼び出し、来訪を伝える。居住者は、親機22aで来訪者を確認し、親機22aを操作して電気錠14を解錠し、玄関ドア13を開放可能状態にできる。
図1に示す例では、共用玄関にキー検知装置12が設置されている。キー検知装置12は、例えば、ICカードリーダにより構成され、予め登録されたカードキーを検知したときに、電気錠14が解錠され、玄関ドア13が開く。
図2は、共同玄関装置11の機能ブロック図である。共同玄関装置11は、通信部120を有しており、この通信部120は、制御装置30に接続され、必要な情報交換が通信によってなされる。この接続は、有線でも、無線でもよい。通信部120は、処理部121に接続されている。処理部121は、プロセッサ、メモリ等で構成されるコンピュータであり、各種プログラムを実行することで、各種情報処理を行い、結果に応じた各種信号によって、接続される機器を制御する。また、カメラ112、マイク114によって得た、用件についての映像、音声を記憶する記憶部121aと、記憶部121aに記憶されている用件を、通信部120を介し外部に出力する出力部121b、用件の問い合わせを行うか、用件についての録音・録画を行うか、等の設定を記憶する設定部121cを含む。なお、用件についての映像及び音声を含め用件に関する情報を用件情報と呼ぶ。
処理部121には、カメラ112、人感センサ113、マイク114、モニタ115、スピーカ116が接続されており、人感センサ113により来訪者が近づいてきたことを検知し、来訪者の画像や音声を取得するとともに、マイク114、モニタ115、スピーカ116から必要な表示や音声を出力させる。
また、処理部121には、入力部110が接続されている。入力部110は、テンキー110a、呼出ボタン110b、ファンクションキー110cを含み、例えばテンキー110aにより部屋番号を入力し、呼出ボタン110bにより対応する部屋のインターホンを呼び出すことができる。ファンクションキー110cには、各種の機能を設定される。
「親機」
図3は、親機22aの構成を示すブロック図である。制御装置30からの回線122には、各戸の親機22aが接続されている。
回線122は、有線回線でも、無線回線でもよい。回線122には、親機22aの中の通信部202を介し、処理部204が接続される。処理部204は、コンピュータで構成され各種のデータ処理を司る。通信部202は、回線122は処理部204が他の外部機器と行うデータ交換において必要な処理を行う。また、通信部202には、上述した玄関子機22b、ルータ22cも接続されており、通信部202がデータ交換のために必要な処理を行う。親機22aは、共同玄関装置11と同様に、玄関子機22bと通話等の双方向通話が行える。
処理部204には、入力手段として、入力部206とマイク208が接続されている。入力部206は、文字データ等を入力するものであり、入力キーや、タッチパネルを含むことができる。また、マイク208は、音声を入力することができる。さらに、カメラを設け、映像も入力できるようしてもよい。
また、処理部204には、出力手段として、モニタ210、スピーカ212が接続されており、ここから映像、音声を出力することができる。なお、モニタ210は、タッチパネルを利用する際の表示部として利用できる。
さらに、この例では、処理部134に記憶部214が接続されており、ここに映像、音声を含む、用件情報を記憶することができる。すなわち、共同玄関装置11において取得した用件情報(来訪者への用件問い合わせに対する音声のみ、または音声及び映像の用件情報)を記憶部214に記憶することができる。そして、親機22aは、記憶部214に記憶された用件情報を自己のモニタ210,スピーカ212から出力したり、情報端末4に送信したりすることができる。なお、用件情報は、共同玄関装置11の記憶部121aや、制御装置30の内部の記憶部に記憶し、ここから出力することもできる。
また、処理部134は、解析部134aを有しており、例えば音声データを音声認識しテキストデータを生成することができる。
「情報端末」
図4は、情報端末4の構成を示すブロック図である。情報端末4は、親機22aと通信回線2を介し通信を行い、親機22aに代わって共同玄関装置11との通話等を行うことができる。なお、玄関子機22bとの通話等を行えるようにしてもよい。
情報端末4は、例えばスマートフォン等の無線通信が行える携帯機器で構成されることが好ましい。ここで、情報端末4は、アプリケーションの登録等により、汎用コンピュータと同様に各種の機能を達成できるが、図4においてはインターホンの端末として機能する際の構成について示してある。すなわち、本実施形態に係る情報端末4は、所定のアプリケーションプログラムをインストールしてあり、そのアプリケーションプログラムを実行することで、親機22aと接続して、親機22aの代わりに、共同玄関装置11と通信することができる。
インターホンの端末としての情報端末4は、親機22aとほぼ同様の構成であるが、スマートフォン等は携帯端末であり、通信部402は、無線通信が可能である。通信部402は、処理部404に接続されている。処理部404には、入力手段として入力部406マイク408と、出力手段としてモニタ410、スピーカ412が接続され、また各種情報を記憶する記憶部414が接続されている。情報端末4は、このような構成を有し、親機22aと同様の機能を有する。また、処理部404は、解析部404a、設定部404bを有する。解析部404aは、音声認識等を行い、音声データからテキストを認識するとともに、認識したテキストを解析し、その用件の内容である用件種別を判定する。設定部404bは、スピーカ412からの出力を許可するか(音声出力の有無)否かや、用件(種別に応じた応答候補のテーブル等を記憶する。また、1つの用件に対し応答候補が複数ある場合、優先順位をつけ、この優先順位は学習により更新可能としている。さらに、応答候補は、ユーザが適宜編集して、内容を変更したり、追加や、削除できるようにするとよい。なお、スマートフォン等におけるマナーモードへの設定を上述の音声出力有無の設定に流用することもできる。
「共同玄関装置での処理」
図5は、共同玄関装置11の処理部121における来訪時の処理を示すフローチャートである。
共同玄関装置11では、人感センサ113(図2参照)の検出結果により、来訪者が近づいてきたかを判定する(S11)。S11の判定でYESの場合には、案内を出力する(S12)。この案内は、来訪者に対し、訪問先の部屋番号を入力し、呼出ボタンを押下することについてのものである。
所定時間内に来訪者により部屋番号および呼出ボタンの入力がされたかを判定し(S13)、この判定YESの場合には、部屋番号で特定された住戸の親機22aに対し呼出信号を出力することで、呼び出しを行う(S14)。この呼び出しは、呼出信号を送信することで行う。なお、S11、S13の判定でNOの場合、S11の判定に戻る。
次に、一方向通話を行う設定になっているかを判定する(S15)。すなわち、親機22aとの双方向通話の開始前に、玄関装置11で得られる音声・映像を親機22aに送信する一方向通話を行うかを判定する。なお、S15の判定は、共同玄関装置11の設定部121cに記憶されている設定値に応じて行われる。また、玄関装置11が送信するのは、音声のみでもよい。さらに、音声+映像を送信する場合、映像ついては、音声取得時とは異なるタイミングの映像でも構わない。例えば、人感センサ113により来訪者を検知してから、案内出力までの映像等を玄関装置11から送信することもできる。
S15の判定でYESの場合は、親機22aに呼び出しを行い、親機22aからの応答待ちの状態において、来訪者に対し用件を問い合わせる(S16)。この問い合わせは、スピーカ116からの音声で行うが、モニタ115に問い合わせについての画像、文字を出力してもよい。
そして、S16の問い合わせに続いて、カメラ112、マイク114により、来訪者の映像及び音声を取得し、これを親機22aにリアルタイム送信する(S16)。すなわち、本実施形態では、問い合わせをしたらその返答となる用件についての映像及び音声の取得し、これを一方向通話で親機22aに送信する。
また、用件についての映像および音声について、記憶するかを判定する(S18)。この判定も、共同玄関装置11の設定部121cに記憶されている設定値に応じて行われる。S18の判定でYESの場合には、S17において取得する音声・映像を記憶部121aに記憶する。
S15、S19の判定でNOの場合および用件についての来訪者についての映像及び音声のリアルタイム送信(一方向通話)、その記憶をしている状態において、所定時間内に親機22aから応答があるかを判定する(S20)。
S20の判定で、YESの場合には、共同玄関装置11と親機22aとの間で双方向通話を行う(S21)。すなわち、映像及び音声の送信を続けながら、親機22aからの音声をスピーカ116から出力する。そして、双方向通信が終了した場合に処理を終了する。
S17の判定でNOの場合、映像及び音声のリアルタイム送信を停止して呼び出しを終了し(S19)、処理を終了する。
「住戸の親機22aにおける処理」
図6は、住戸における親機22aの処理部204における来訪時の処理を示すフローチャートである。
まず、共同玄関装置11からの呼出受信(呼出信号受信)があったかを判定する(S31)。S31の判定でNOの場合、判定を繰り返し、YESの場合には、呼出音を出力することで報知する(S32)。呼出音は、スピーカ212から出力し、例えば「ピンポーン」等という音にできる。
共同玄関装置11は、呼出信号に引き続き、映像及び音声を送信してくるので、親機22aにおいて、これを受信し、これをリアルタイムで出力する(S33)。このリアルタイムの出力は、親機22aに対し、何ら操作が行われなくても行われる。
さらに、送られてくる映像及び音声を、記憶部214に記憶するとともに、登録されている情報端末4を含む端末に送信される(S34)。ここで、送信先の情報端末4は必ずしも、親機22aに登録されていなくてもよく、例えば管理サーバ3aに登録されていてもよい。さらに、親機22aおよび管理サーバ3aの両者に登録されていてもよい。
すなわち、共同玄関装置11は、リアルタイムの映像及び音声信号を送信し、親機22aでは、これを記憶部214に記憶しながら、上述ように登録されている情報端末4に転送する。
ここで、リアルタイムの映像及び音声を出力中であっても、再生要求があったかを判定する(S35)。再生要求は、例えば、入力部206に設けられた再生ボタンを操作されることによるとよい。再生要求があった場合には、リアルタイムの映像及び音声の出力を中止し、記憶部214に記憶されている映像及び音声を再生する(S36)。ここで、可能な場合は二画面表示としてもよい。また、再生ボタンが無く、再生要求がなくても記憶部214に記憶後に自動的に再生してもよい。例えば、呼出音出力→一方向通話→呼出音出力→記憶音声出力の順で自動的に報知してよい。この場合、リアルタイムの映像を出力しつつ、出力する音声を順番に変えるようにしてもよい。なお、共同玄関装置11において、一方向通話を行わない設定になっている場合、S33~S36は省略され、S37の応答待ちになる。
なお、呼出音は、1回ではなく、応答があるまでの間は、複数回出力してもよい。例えば、呼出音と記憶されている音声・映像とを交互に報知することもできる。また、音声のみ交互に報知してもよい。
そして、所定時間内に応答がなされたかを判定する(S37)。この応答は例えば、入力部206に設けられた通話ボタンを操作されることによるとよい。
S37でYES、すなわち応答の入力があった場合には、リアルタイムの映像及び音声の出力や、記憶されている映像及び音声の再生を中止して、双方向通信とする(S38)。すなわち、親機22aにおいては、共同玄関装置11からの映像及び音声を出力し、親機22aからの音声を共同玄関装置11から出力することで双方向通信が行われる。
例えば、終了ボタンが操作されること等によって、S38の双方向通信が終了した場合には、処理を終了する。また、S37において所定時間内に応答がなかった場合には、呼出状態を終了して、処理を終了する。例えば、親機22aにおけるモニタ210の出力を停止して、呼出終了とする。
なお、記憶部214に記憶してある映像及び音声については、後から呼び出し再生可能としたり、適宜削除できるようにしたりするとよい。
「情報端末4での処理」
図7は、情報端末4の処理部404における来訪時の処理を示すフローチャートである。
親機22aを介する共同玄関装置11からの呼出を受信したかを判定する(S41)。これは、親機22aからの呼出信号を受信したかという判定である。S41の判定でNOの場合は、この判定を繰り返す。
S41の判定でYESの場合には、親機22aを介し送られてくる用件の映像及び音声を受信する(S42)。すなわち、呼出信号の送信に引き続いて送られてくる用件を受信する。用件を受信している場合に用件再生ボタンをモニタ410に表示する(S43)。例えば、「用件を再生しますか?」という文字を操作可能な状態として表示する。本実施形態では、情報端末4は入力部406として、タッチパネル採用していることを前提としており、表示されたボタンをタッチすることで操作が行われたことを検出するが、他の物理的なボタン操作等によっても構わない。
S44でYESの場合には、音声あり再生かを判定する(S45)。この判定は、再生ボタンと同様に、音声ありかいなかをボタン操作によって判定してもよいが、予め設定されている音声出力条件に応じて判定してもよい。例えば、情報端末4がマナーモード等の音声出力を禁止または抑制するモードに設定されていることによって、音声再生なしと判定することができる。これによって、在宅の場合には音声出力、音声出力が好ましくない状況では音声出力禁止等の使い分けが可能になる。
S45の判定でYESの場合には、S42において受信した用件映像及び音声を再生し、モニタ410、スピーカ412から出力する(S46)。
S46の再生が終了した場合およびS44の判定でNOの場合には、他の端末が応答したかを判定する(S47)。ここで、他の端末は、親機22a、および同一の住戸の親機22aに登録された他の情報端末4が想定されている。また、所定時間は用件再生終了後からの所定時間である。
S47の判定でNO、すなわち他の端末が未応答である場合、当該情報端末4において所定時間内に応答、すなわち共同玄関装置11との通話(双方向通信)することの指示の入力があるかを判定する(S48)。ここで、S48の所定時間内においては、他の端末の当該情報端末4のうち応答の入力が早い方が、共同玄関装置との双方向通信を行うように、制御するとよい。
S48の判定でYESの場合、共同玄関装置11との間で、双方向通信、すなわち映像及び音声での通話を行う(S49)。
S49の双方向通信が終了した場合、およびS47でYESまたはS48でNOの場合、すなわち他端末および当該情報端末4において応答がない場合に、処理を終了する。
また、S45においてNO、すなわち音声再生を行わない場合は、解析部404aにおいて音声認識処理を実施し、要件についてのテキスト(用件テキスト)を生成し、用件テキストをモニタ410に表示する(S50)。
さらに、用件に対する応答の候補について表示する(S51)。例えば、「○○運輸です。荷物のお届けに来ました。」のテキスト表示とともに、次のような応答候補を表示する。
1.いま、開けます。自宅玄関前においてください。
2.共同玄関横の宅配ポストに入れてください。
3.いま、対応できません。
その他、テキスト入力できるようにテキスト入力ボックスも表示する。
次に、応答が入力されたかを判定する(S52)。S52の判定でYESであれば、選択された応答候補または入力された応答テキストを送信する(S53)。この応答テキストは、親機22aを介し共同玄関装置11に送られ、ここのモニタ115に表示され、これによって処理を終了する。なお、共同玄関装置11は、送られてくる応答テキストについて音声に変換して、音声を出力することもできる。また、情報端末4は、ミュート状態で、双方向通話状態として、情報端末4では、テキスト入力とする、複数回のやり取りを行ってもよい。
また、S52においてNOの場合、S48の音声ありの場合の応答有無の判定に移る。S48で応答すれば、S49の音声ありの双方向通信となる。一方、S48において、応答しなければ、S48でNOとなり、そのまま終了するため、音声の使用ができなければ、応答せずに終了するとよい。
なお、S50~S53の間に他の端末が応答した場合、他端末において通常の応答をした方が適切と考えられるため、当該情報端末4における処理は終了するとよい。
このように、本実施形態では、共同玄関装置11において、用件が入力された場合に、情報端末4において、用件再生ボタンが表示され、これに応答すること用件を聞くことができる。
また、用件の音声メッセージを解釈し、テキストに変換して表示することができる。このため、来訪者の映像と共に、テキストで用件を確認できる。このため、音声出力が好ましくない状況であっても用件の確認が可能となる。
情報端末4における、通常の状態としてのマナーモード等の設定に応じて、音声出力のオンオフを切り換えることができるため、わざわざ音声のオンオフを設定しなくてもよい。
なお、予め設定されている応答候補については、テキストでなく、音声でもよい。また、応答候補については適宜追加できるようにしてもよい。さらに、テキスト入力されたメッセージを音声に変換して、共同玄関装置11から出力することもできる。
本実施形態では、集合施設の共同玄関装置11を前提として、説明した。しかし、本開示のシステムを戸建ての住宅等の施設に適用する場合には、共同玄関装置11に代えて、玄関子機22bに相当する装置で用件情報を取得してもよい。さらに、集合施設においても、玄関子機22bにおいて用件情報を取得してもよい。すなわち、玄関子機22bにおいて、用件情報を取得し、親機22aに送信し、情報端末4において、玄関子機22bに対し応答することもできる。
また、映像と記載された部分は、通常のビデオ映像に限定されず、静止画や所定間隔で連続した静止画であってもよい。
本開示は、以下の実施形態によりさらに説明される。
構成1:施設の玄関に設けられた第1端末と、前記施設内に設けられた第2端末を含み、第1端末において取得した音声情報を前記第2端末において出力する音声情報出力システムであって、前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を前記第1端末から前記第2端末への一方向の通話状態において記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力可能な出力部とを備える音声情報出力システム。
構成2:前記第1端末と前記第2端末の双方向の通話開始前は、前記第1端末から前記第2端末の呼出期間中である構成1に記載の音声情報出力システム。
構成3:前記呼出期間中に、前記一方向の通話状態とする機能の有効または無効を設定する第1設定部を備える構成1または2に記載の音声情報出力システム。
構成4:前記音声情報を記憶する機能の有効または無効を設定する第2設定部を備える構成1~3のいずれか1つに記載の音声情報出力システム。
構成5:前記出力部は、前記第2端末の報知部を含む構成1に記載の音声情報出力システム。
構成6:前記出力部は、前記第2端末と公衆回線またはローカルエリアネットワークを介して通信可能な第3端末の報知部を含む構成1~5のいずれか1つに記載の音声情報出力システム。
構成7:前記出力部は、前記第2端末と公衆回線またはローカルエリアネットワークを介して通信可能な第3端末に対して出力する構成1~6のいずれか1つに記載の音声情報出力システム。
構成8:施設の玄関に設けられた第1端末と、前記第1端末から前記施設の内部に設けられ、前記第1端末と双方向通話が可能な第2端末との間において、前記第1端末から前記第2端末への一方向通話状態で、前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記音声情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力可能な出力部とを備える音声情報出力システム。
構成8において、さらに構成2~7の事項を含む音声情報出力システム。
構成9:施設の玄関に設けられた第1端末と、前記施設内に設けられた第2端末を含み、第1端末において取得した音声情報を前記第2端末において出力する音声情報出力システムの制御方法であって、前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を前記第1端末から前記第2端末への一方向の通話状態において記憶し、前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力する、音声情報出力システムの制御方法。
構成9において、さらに構成2~7の事項を含む音声情報出力システムの制御方法。
構成10:施設の玄関に設けられた第1端末で取得した音声情報を、前記施設の内部に設けられた第2端末において出力する音声情報出力システムの制御方法であって、前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を前記第1端末から前記第2端末への一方向の通話状態において記憶し、前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力する、音声情報出力システムの制御方法。
構成10において、さらに構成2~7の事項を含む音声情報出力システムの制御方法。
構成11:コンピュータシステムに、構成9または10に記載の事項を含む音声情報出力システムの制御方法を実行させるためのプログラム。
構成11において、さらに構成2~7の事項を含むプログラム。
1 :インターホンシステム
2 :通信回線
4 :情報端末(第3端末)
11 :共同玄関装置(第1端末)
22a :親機(第2端末)
100 :用件処理システム

Claims (11)

  1. 施設の玄関に設けられた第1端末と、前記施設内に設けられた第2端末を含み、前記第1端末において取得した音声情報を前記第2端末において出力する音声情報出力システムであって、
    前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を前記第1端末から前記第2端末への一方向の通話状態において記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力可能な出力部とを備える音声情報出力システム。
  2. 前記第1端末と前記第2端末の双方向の通話開始前は、前記第1端末から前記第2端末の呼出期間中である請求項1に記載の音声情報出力システム。
  3. 前記呼出期間中に、前記一方向の通話状態とする機能の有効または無効を設定する第1設定部を備える請求項1に記載の音声情報出力システム。
  4. 前記音声情報を記憶する機能の有効または無効を設定する第2設定部を備える請求項1に記載の音声情報出力システム。
  5. 前記出力部は、前記第2端末の報知部を含む請求項1に記載の音声情報出力システム。
  6. 前記出力部は、前記第2端末と公衆回線またはローカルエリアネットワークを介して通信可能な第3端末の報知部を含む請求項1に記載の音声情報出力システム。
  7. 前記出力部は、前記第2端末と公衆回線またはローカルエリアネットワークを介して通信可能な第3端末に対して出力する請求項1に記載の音声情報出力システム。
  8. 施設の玄関に設けられた第1端末と、前記第1端末から前記施設の内部に設けられ、前記第1端末と双方向通話が可能な第2端末との間において、前記第1端末から前記第2端末への一方向通話状態で、前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記音声情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力可能な出力部とを備える音声情報出力システム。
  9. 施設の玄関に設けられた第1端末と、前記施設内に設けられた第2端末を含み、前記第1端末において取得した音声情報を前記第2端末において出力する音声情報出力システムの制御方法であって、
    前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を前記第1端末から前記第2端末への一方向の通話状態において記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力する、
    音声情報出力システムの制御方法。
  10. 施設の玄関に設けられた第1端末で取得した音声情報を、前記施設の内部に設けられた第2端末において出力する音声情報出力システムの制御方法であって、
    前記第1端末からの来訪者に対する問い合わせに対して前記来訪者から応答された音声情報を前記第1端末から前記第2端末への一方向の通話状態において記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記音声情報を、前記第1端末と前記第2端末との双方向の通話の開始前に出力する、
    音声情報出力システムの制御方法。
  11. コンピュータシステムに、請求項9または10に記載の音声情報出力システムの制御方法を実行させるためのプログラム。
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