JP2007288675A - インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】来客者の個別情報を来客通知メッセージと対応させて予め登録しておけば、モニター画像を確認しなくても、来客者を容易に把握できるインターホンシステムを提供する。
【解決手段】住戸の玄関先に設置されたドアホン子器2と、住戸内に設置され、前記ドアホン子器が接続されたインターホン親機1とを少なくとも組み合わせて構成したインターホンシステムSにおいて、住戸の玄関先には、来客者から提示された個別情報を読み取り、読み取った個別情報を上記インターホン親機へ送信する個別情報読取装置Rを備えて構成され、インターホン親機は、個別情報読取装置から個別情報を受信したときには、来客者の個別情報に予め対応させて出力すべき来客通知メッセージを登録した来客通知メッセージテーブル18aを参照して、対応した来客通知メッセージを出力する来客者メッセージ通知手段11aを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、住戸の玄関先に設置されたドアホン子器と、住戸内に設置され、ドアホン子器が接続されたインターホン親機とを、少なくとも組み合わせて構成したインターホンシステムの改良に関する。
従来より、マンションや社宅等の集合住宅においては、上記のようなインターホンシステムに共同玄関に設置されたロビーインターホンを更に備えたインターホンシステムが採用されている。
これによれば、集合住宅に住む住人を訪ねてきた訪問者や荷物を届けに来た宅配業者等の来客者は、まず共同玄関等に設置されたロビーインターホンから訪問したい住戸を呼び出し、この呼び出しを受けた住人は、ロビーインターホンに内蔵されたカメラからのモニター画像をインターホン親機のモニターで確認し、会話をしてから、共同玄関の施錠を解き、その後、各住戸の玄関に来客者が来て、玄関先に設置されたドアホン子器からの呼び出しに応じて、住人が玄関扉を開けるようになっている。また、警報監視盤を更に備えたインターホンシステムでは、管理室等に設置された警報監視盤と、インターホン親機やロビーインターホンとが相互通話できるよう構成されている。
下記特許文献1には、同様のインターホンシステムが開示されており、ここでは、インターホン親機の呼出音を鳴らさないように設定している場合でも、インターホン親機と警報監視盤との間の緊急通話が可能なものが記載されている。
特開2004−88413号公報
ところで、このような従来のインターホンシステムでは、各住戸の玄関先に設置されたドアホン子器からの呼び出しに対しては、ロビーインターホンやドアホン子器からのモニター画像を確認しなかったり、ロビーインターホンで応対していない来客者に関しては、会話をするだけになるので、玄関先に来た来客者が不明なまま応対することになる。また、モニター画像を確認した場合においても、顔見知りでない場合は、その人の身元が信用できるかどうかの判断ができないまま、応答して玄関扉を開くことになるため、セキュリティ上、不安な要素が多々あった。
近年、インターホンシステムにおいても、防犯上の観点から様々なセキュリティ対策がなされているが、宅配業者や集合住宅の住人等になりすまして集合住宅内に侵入し、住人が玄関扉を開けた瞬間に押し入ったりという事件が相次いでおり問題となっている。
本発明は、このような事情を考慮して提案されるものであって、予め来客者を登録しておけば、モニター画像を確認しなくても、その来客者からの呼出を容易に把握できるインターホンシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、住戸の玄関先に設置されたドアホン子器と、住戸内に設置され、前記ドアホン子器が接続されたインターホン親機とを少なくとも組み合わせて構成したインターホンシステムにおいて、上記住戸の玄関先には、来客者から提示された個別情報を読み取り、読み取った個別情報を上記インターホン親機へ送信する個別情報読取装置を備えて構成され、上記インターホン親機は、個別情報読取装置から個別情報を受信したときには、来客者の個別情報に予め対応させて出力すべき来客通知メッセージを登録した来客通知メッセージテーブルを参照して、対応した来客通知メッセージを出力する来客者メッセージ通知手段を備えたことを特徴とする。
なお来客通知メッセージは、音声出力に限られず、表示部へのメッセージ表示、可変させた鳴動パターン等としてもよい。またここで個別情報とは、集合住宅の住人であることや宅配業者であること等、ドアホン子器の個別情報読取手段によって読み取った情報をいう。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記個別情報読取手段は、来客者の個別情報として、記録媒体に記憶された特定の情報を読み取るものであることを特徴とする。記録媒体としては、電子式、非電子式を問わず、磁気カード、ICカード等を用いることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1において、上記個別情報読取手段は、来客者の個別情報として、来客者の生体情報を読み取り、上記インターホン親機の上記来客通知メッセージテーブルは、予め来客者の生体情報を登録していることを特徴とする。
ここで生体情報とは、人間の体の一部より得る情報をいい、具体的には指紋や虹彩、或いは指や掌の静脈パターン等を読み取って得られる情報をいう。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、共同玄関に設置されたロビーインターホンと、管理室等に設置された警報監視盤とを更に備え、該警報監視盤は、上記インターホン親機の上記来客通知メッセージテーブルに、来客者の個別情報を書き込み、消去できる来客メッセージ登録設定手段を備えていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、共同玄関に設置されたロビーインターホンを更に備え、上記インターホン親機は、上記ロビーインターホンから呼び出しされた後、または上記ロビーインターホンから呼び出されて所定の操作がされた後、所定時間の間だけ上記ドアホン子器からの呼び出しを可能とする機能を備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、住戸の玄関先には、来客者から提示された個別情報を読み取り、読み取った個別情報をインターホン親機へ送信する個別情報読取装置を備え、インターホン親機は、個別情報読取装置から個別情報を受信したときには、来客者の個別情報に予め対応させて出力すべき来客通知メッセージを登録した来客通知メッセージテーブルを参照して、対応した来客通知メッセージを出力する来客者メッセージ通知手段を備えているので、予め来客者の個別情報を来客通知メッセージに対応させて登録しておけば、玄関先で来客者から提示された個別情報が読み取られると、住戸内のインターホン親機では、来客者に対応した来客通知メッセージが出力され、モニター画像を確認しなくても、通知されるメッセージ内容から来客者を把握することができる。
よって、住人は来客者を把握できた状態で玄関扉を開けることになるので、不審者の侵入を防ぐことができ、セキュリティ対策のなされたインターホンシステムとすることができる。
請求項2の発明によれば、個別情報読取手段は、記録媒体に記憶された特定の情報を読み取るものであるので、記憶媒体は携帯しやすく、利用する者にとって使い勝手がよい。
請求項3の発明によれば、個別情報読取手段は、来客者の生体情報を読み取るものであるので、他人のなりすましが難しく、紛失や盗難の恐れがないため、インターホン親機により通知される情報がより信頼性の高いものとすることができる。
請求項4の発明によれば、警報監視盤は、インターホン親機の来客通知メッセージテーブルに来客通知メッセージを書き込み、消去できる来客メッセージ登録設定手段を備えているので、集合住宅を管理する管理室等で、各住戸や出入りする宅配業者等に応じた内容に一括して書き換え更新することができる。よって、集合住宅の住人が引越しする等して変更があったような場合でも、警報監視盤から該当する住戸に設けられたインターホン親機に対して、メッセージ内容を書換え更新することができる。
請求項5の発明によれば、インターホン親機は、ロビーインターホンから呼び出しされた後、またはロビーインターホンから呼び出されて所定の操作がされた後、所定時間の間だけドアホン子器からの呼び出しを可能とする機能を備えているので、ロビーインターホンから呼び出しをした来客者、特に個別情報を持たない人に対して応答することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明のインターホンシステムの概略構成の一例を示す図、図2は本発明のインターホンシステムで用いられるインターホン親機とドアホン子器の基本構成の一例を示す図、図3は警報監視盤の基本構成の一例を示す図、図4はロビーインターホンの基本構成の一例を示す図、図5は来客通知メッセージテーブルの一例を示す図、図6は、本発明のインターホンシステムの基本動作について説明するためのフローチャートである。
図1は、本発明のインターホンシステムSの概略構成の一例を示している。このインターホンシステムSは、各住戸の玄関先に設置されたドアホン子器2が接続されたインターホン親機1とを少なくとも組み合わせて構成されており、この実施例では、更に管理室等に設置された警報監視盤5と、共同玄関等に設置されたロビーインターホン6とを備えたものを示している。集合住宅の適所には分岐器3及び映像制御盤4が設置されており、L1、L2、L3は、制御線、通話線、映像線で構成された伝送ラインであり、L4は制御線、通話線で構成された伝送ライン、L5は映像線で構成された伝送ライン、L6は少なくとも個別情報読取装置で読み取った個別情報をインターホン親機1へ送信する通信線で構成された伝送ラインであるが、これらの伝送ラインL1〜L4は、上記各線を束ねて構成されるものの他、多重伝送で構成されるものとしてもよい。
インターホンシステムSは、マンションや社宅等の集合住宅用として用いられる他、オフィスビルにも適用可能であるが、本実施例ではマンションに用いられる場合について説明する。またインターホンシステムの構成は、図に示すものに限定されず、例えばインターホン親機1をガス漏れ報知機能等を備えた住宅情報盤としてもよく、またインターホン親機1に副親機(不図示)を備えたものやドアホン子器2とインターホン親機1とはカメラ部、モニタ部を備えていないものも適用可能である。更にドアホン子器2とインターホン親機1とはハンズフリー通話できる構成としてもよい。
各住戸内に設置されたインターホン親機1は、分岐器3を介して、伝送ラインL2、L1を通じて映像制御盤4と接続されており、映像制御盤4は伝送ラインL5を通じてロビーインターホン5に接続されるとともに、伝送ラインL4を通じて警報監視盤5に接続され、インターホン親機1は、ロビーインターホン6及び警報監視盤5と、相互に通話可能としている。またインターホン親機1は、ドアホン子器2と、制御線、通話線、映像線で構成された伝送ラインL3で接続され、相互に通話可能としている。
そして各住戸の玄関先には、上記ドアホン子器2が設置されるとともに、個別情報読取手段Raを備えた個別情報読取装置Rが設けられ、インターホン親機1と接続されている。
図2は本発明のインターホンシステムSで用いられるインターホン親機1とドアホン子器2の基本構成の一例を示す図である。
インターホン親機1は、少なくとも制御部10、各制御線、通話線、映像線で構成された伝送ラインL1を通じて各種信号を伝送するための伝送送受信部19、ドアホン子器2やロビーインターホン6からの映像を映し出し、液晶表示器等で構成されたモニタ部14、伝送ラインL1、L3を通じて入力された映像信号を制御し、モニタ部14に映像信号を出力して表示させる映像処理部15、伝送ラインL1、L3を通じてドアホン子器2やロビーインターホン6、警報監視盤5との相互通話ができるよう制御をする通話処理部12、各種操作キー等で構成された操作スイッチ部17、SW入力部16、各種プログラム等が記憶された記憶部18、制御部10からの信号に応じて来客通知メッセージを生成し報知したり、ロビーインターホン6やドアホン子器2からの呼出等を報知するための報知音を生成し出力する報知音生成制御部11を備えている。通話処理部12には音声を入出力するマイクロホンM及びスピーカSPが接続されており、報知音生成制御部11には、スピーカSPが接続されている。そして、インターホン親機1は、インターフェース部13を介してドアホン子器2及び個別情報読取装置Rと伝送ラインL3、L6で接続されている。
制御部10は、個別情報読取装置Rから送信されてくる個別情報を判別し、制御する個別情報認識手段10aを備えており、記憶部18は、来客者の個別情報に予め対応させて来客通知メッセージを登録した来客通知メッセージテーブル18aが設けられている。また報知音生成制御部11には、来客通知メッセージをスピーカSPから報知する来客メッセージ通知手段11aを備えている。
尚、来客通知メッセージテーブル18aは、上記のようにインターホン親機1に備える構成に限らず、例えばインターホン親機1と接続される警報監視盤5の記憶部53或いはサーバ等の他の機器に記憶させ、来客者の個別情報を受信する毎に来客通知メッセージテーブル18aを参照する構成としてもよい。
ドアホン子器2は、少なくとも制御部20、伝送ラインL3を通じて各種信号の伝送をするためのインターフェース部26、伝送ラインL3を通じてインターホン親機1との相互通話ができるよう制御をする通話処理部25、ドアホン子器2周辺を撮影するカメラ部24、カメラ部24で撮影した映像を処理する映像処理部23、インターホン親機1を呼出する呼出スイッチ部22、SW入力部21、通話処理部25には、マイクロホンM及びスピーカSPが接続されている。
個別情報読取装置Rは、個別情報読取手段Raと個別情報送信手段Rbとを少なくとも備えており、例えばカードから個人情報を読み取る場合はカードリーダ、生体情報を読み取る場合は、指紋リーダや静脈の画像読取手段、虹彩カメラ等を用いることができる。そして、個別情報読取装置Rで読み取られた来客者の個別情報は、個別情報送信手段Rbによって伝送ライン6を通じてインターホン親機1へ送信される。
尚、個別情報読取装置Rは、上記のようにインターホン親機1へ直接個人情報を送信する構成としてもよいが、これに限定されず、ドアホン子器2に内蔵する構成、即ち、ドアホン子器2の制御部に個別情報送信手段を設け、個別情報読取装置Rで読み取った個別情報をインターホン親機1へ送信する構成としてもよい。
図3は警報監視盤5の基本構成の一例を示す図であり、警報監視盤5は、少なくとも以下の構成要素を制御する制御部50と、インターホン親機1の住戸番号を入力したり、来客通知メッセージを登録するためのキー等を有する操作部51、伝送ラインL4を通じて各種信号を伝送するための伝送送受信部52、記憶部53、インターホン親機1における異常発生を報知するための警報音や警報メッセージを生成してスピーカ(不図示)から送出する警報音生成部54、操作部51で指定された住戸番号等を表示する表示部55、通話部56を備えており、制御部50には、インターホン親機1側の来客通知メッセージテーブル18aに、来客の個別情報を書き込み、消去できる来客メッセージ登録設定手段50aを備えている。
図4はロビーインターホン6の基本構成の一例を示す図であり、このロビーインターホン6は、少なくとも制御部60、伝送ラインL3、L4を通じて各種信号の伝送をするための伝送送受信部65、住戸番号を指定するための番号キーや呼出釦を有する操作スイッチ部62、SW入力部61、来客者を撮影するカメラ部69と、カメラ部69での撮影によって形成された映像信号を制御する映像処理部63と、呼出先のインターホン親機1若しくは警報監視盤5との間でマイクMとスピーカSPを使用したハンズフリー通話をするための通話処理部66、操作スイッチ部62の操作を報知するための報知音等をスピーカSPへ出力する報知音生成部68、記憶部64、操作スイッチ部62で指定された住戸番号等を表示する表示部67、録音回路56を備えている。
このロビーインターホン6は、来客者やマンションの住人は、操作スイッチ部62を操作すると、住戸番号に対応したインターホン親機1を選択したことになり、ロビーインターホン6と伝送ラインL4で接続された警報監視盤5へ選択された住戸番号が送信され、警報監視盤5から住戸番号に対応する住戸のインターホン親機1に対して、呼出元のロビーインターホン6に割り当てられている固有アドレスが付加された制御信号(呼出コマンド)が送信される構成としている。
本発明に係るインターホンシステムSにおいて、住戸の玄関先に設けられた個別情報読取装置Rは、来客者から提示された個別情報を読み取り可能な個別情報読取手段Raと、読み取った個別情報をインターホン親機1へ送信する個別情報送信手段Rbとを備えており、個別情報読取装置Rで読み取った個別情報はインターホン親機1へ送信され、個別情報読取装置Rから個別情報を受信したインターホン親機1は、来客者の個別情報に予め対応させて出力するべき来客通知メッセージを登録した来客通知メッセージテーブル18aを参照して、対応した来客通知メッセージを出力する来客者メッセージ通知手段11aを備えており、玄関先の来客者が個別情報読取装置Rによって読み取りを行うと、住戸内のインターホン親機1では、来客者に対応した来客通知メッセージが出力される。よって、モニター画像を確認しなくても、通知されるメッセージ内容から来客者を把握することができる。
ここで個別情報送信手段Rbは、読み取った個別情報を所定の信号に変換をしてから、インターホン親機1に送信するが、このとき、個別情報を暗号化して送るようにすれば、一層情報セキュリティ対策のなされたインターホンシステムSとすることができる。
図5は、来客通知メッセージテーブル18aの一例を示した図である。図中、Tはテーブルである。
この図例では、個別情報読取装置Rで読み取られた個別情報は、まず個別情報送信手段Rbによって所定の信号に変換され、これを受け取ったインターホン親機1側で識別番号(A、B、C・・・)に変換される。よって、来客通知メッセージテーブル18aのテーブルTには、該識別番号に対応して、種々メッセージが登録されている。
例えば、識別番号「A」に対しては、「登録されている方が来られました」、識別番号「C」に対しては「太郎君が帰ってきました」等のメッセージを割り当てて登録する。
また、テーブルTに登録されている識別番号を参照した結果、該当する識別番号が登録されていないと判別した際に通知される識別番号「Z」「登録されていない方が来られました」というメッセージも登録される。
尚、来客通知メッセージの例は図のものに限定されないことは言うまでもなく、例えば出入している宅配業者の会社名やマンションの住人の氏名等を含むものとしてもよいし、最も簡単な態様として、登録されている来客者と、未登録の来客者のみを識別するものとしてもよい。
このようにテーブルTには、マンションの住人であることの他、その住人の部屋番号等を登録できる構成になっているので、回覧板を回したり、自治会の会費等を集金に訪ねて来られる場合において、マンションの住人と面識がなくても、スムーズに対応することができる。
またテーブルTの書換えは警報監視盤5によってなされる構成としている。従って、警報監視盤5は、インターホン親機1の来客通知メッセージテーブル18aに来客通知メッセージを書き込み、消去できる来客メッセージ登録設定手段50aを備えており、各住戸や出入りする宅配業者等に応じた内容に書き換え更新することができる。
これによれば、例えばマンションの住人が引越しする等して変更があったときでも、すぐに管理人側で該当する住戸に設けられたインターホン親機1に対して、メッセージ内容を書換え更新することができる。このとき、登録する来客通知メッセージは、来客者の種別(マンションの住人、住人、宅配業者等)に分けて、定型メッセージを選択して登録できる構成としてもよい。
また警報監視盤5では、インターホン親機1の来客通知メッセージテーブル18aに来客者の個別情報のみを書き込み、それに対応させた来客通知メッセージは、インターホン親機1側で登録可能な構成としてもよい。
この場合、インターホン親機1側で好みの来客通知メッセージを割り当てて登録することができる。
ここで個別情報読取手段Raは、来客者の個別情報として、来客者が提示する記録媒体に記憶された特定の情報を読み取るものであり、記録媒体としては、電子式、非電子式を問わず、プラスチックや紙製のカードにテープ状の磁気記録媒体を貼り付けた磁気カード、カード内にICチップが内蔵されたICカード等を用いることができる。また、カードリーダは非接触型或いは、接触型を用いることができる。電波を利用し読み取り可能とした非接触型のカードリーダとすれば、ICカードをカードリーダに近接するだけで個別情報を読み取ることができるので、機械的な磨耗部分がなく、カードリーダとICカードの寿命が長くでき、また利用者にとっては使い勝手がよい。
このような記録媒体は、マンションの管理組合等が発行管理し、来客者に持参させる等する方式とすれば、セキュリティ性を高めることができる。また記憶媒体は携帯しやすく、利用する者にとって使い勝手がよいというメリットもある。
すなわち、本発明のインターホンシステムを導入したマンションでは、そこの住人が記録媒体を持って同じマンションの住人を訪問する場合は、インターホン親機1側でモニタ部14により来客者を確認しなくても、同じマンションの住人であることを把握することができることになる。
また、マンションに出入する宅配業者に対しては、管理人等に登録を申し出るシステムにしておけば、マンションの住人に荷物を届ける際に、所定の記録媒体を提示してもらうことにより、マンションの住人側は、安心して荷物の受け取りができることになる。
また個別情報読取手段Raは、来客者の個別情報として、来客者の生体情報を読み取るものとしてもよい。
この場合、具体的には指紋や掌の静脈パターン、網膜等のバイオメトリクスを用いて読み取ることが挙げられる。
例えば、指紋によって個別情報を読み取る場合は、ドアホン子器2の呼出スイッチ部22を指紋読取可能なリーダ部Rとすれば、来客者は、ドアホン子器2の呼出スイッチ部22を指で押下げすれば、生体情報が読み取られるので、操作を簡単にすることができる。また生体情報を読み取るものの場合は、他人のなりすましが難しく、紛失や盗難の恐れがないため、インターホン親機1により通知される情報がより信頼性の高いものとすることができる。
またインターホン親機1は、ロビーインターホン6から呼び出しされた後、またはロビーインターホン6から呼び出されて所定の操作がされた後、所定時間の間だけドアホン子器2からの呼び出しを可能とする機能を備えている。
これによれば、ロビーインターホンから呼び出しをした来客者、特に個別情報を持たない人に対して、応答することができ、またロビーインターホンから呼び出しをした来客者は、所定時間内に玄関先まで到達しないとドアホン子器2から呼び出しができない構成となっているので、ロビーインターホン6を介さず、突然訪問してくる訪問販売等、住人が歓迎しない来客からの呼び出しを防止することができる。一方、ロビーインターホン6を介さずに訪問可能な同じ集合住宅の住人や登録されている宅配業者であれば、所定の記録媒体等を持参して訪問することになり、玄関先に設置された個別情報読取装置Rから呼び出し可能であるので、普段の生活に支障をきたすことがない。
次にこのような構成の本発明インターホンシステムSの基本動作について、図6のフローチャート(100〜108)ともに説明する。
住戸の玄関先まで来た来客者が提示した個別情報を個別情報読取装置Rが読取ると(100)、個別情報を所定の信号に変換し、インターホン親機1へ送信する(101)。
個別情報読取装置R2から個別情報を受信したインターホン親機1は(102)、個別情報を判別し(103)、所定の識別番号に変換する等して、来客通知メッセージテーブル18aを参照する(104)。
このとき、まず所定のテーブルT中に該当する識別番号が登録されているかの参照を行う。該当する識別番号があった場合は、その識別番号に対応した来客通知メッセージが登録されているため、その登録されているメッセージを出力する(106)。
一方、所定のテーブルT中に該当する識別番号が登録されていないかった場合は、非登録の識別番号に対応する来客通知メッセージ(図5の例によれば、「登録されていない方が来られました」)を出力する(107)。
尚、基本動作やソフトプログラムの構成はこれに限定されず、ここでの通知は音声出力に限られず、インターホン親機1の表示部(不図示)にメッセージを表示するものや可変させた鳴動パターンを出力するものとしてもよい。
また来客通知メッセージが流れる前に、インターホン親機1でドアホン子器2の鳴動音と同じ「ピンポーン」等というチャイム音を流せば、住人は来客者があったことに気付き、次に流れる来客通知メッセージに注意を向けることができる。
この図では、個別情報のインターホン親機1への送信はドアホン子器2の呼出操作を行うことなく、独立して実行されているが、個別情報読取装置Rで個別情報を読み取らせてから、ドアホン子器2の呼出操作を行ったり、ドアホン子器2の呼出操作を行ってから、個別情報読取装置Rで個別情報を読み取らせたときに、実行させるようにしてもよい。
また、個別情報読取装置Rがドアホン子器2に内蔵されている場合は、呼出スイッチ部22が操作された後に、個別情報の読取を促すメッセージやドアホン子器2に表示部(不図示)を設け表示させる構成としてもよい。
本発明のインターホンシステムの概略構成の一例を示す図である。 本発明のインターホンシステムで用いられるインターホン親機とドアホン子器の基本構成の一例を示す図である。 本発明の警報監視盤の基本構成の一例を示す図である。 本発明のロビーインターホンの基本構成の一例を示す図である。 来客通知メッセージテーブルの一例を示す図である。 本発明のインターホンシステムの基本動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
S インターホンシステム
1 インターホン親機
10a 個別情報認識手段
11a 来客メッセージ通知手段
18a 来客通知メッセージテーブル
2 ドアホン子器
R 個別情報読取装置
Ra 個別情報読取手段
Rb 個別情報送信手段
5 警報監視盤
50a 来客メッセージ登録設定手段
6 ロビーインターホン

Claims (5)

  1. 住戸の玄関先に設置されたドアホン子器と、住戸内に設置され、前記ドアホン子器が接続されたインターホン親機とを少なくとも組み合わせて構成したインターホンシステムにおいて、
    上記住戸の玄関先には、来客者から提示された個別情報を読み取り、読み取った個別情報を上記インターホン親機へ送信する個別情報読取装置を備えて構成され、
    上記インターホン親機は、個別情報読取装置から個別情報を受信したときには、来客者の個別情報に予め対応させて出力すべき来客通知メッセージを登録した来客通知メッセージテーブルを参照して、対応した来客通知メッセージを出力する来客者メッセージ通知手段を備えたことを特徴とするインターホンシステム。
  2. 請求項1において、
    上記個別情報読取手段は、来客者の個別情報として、記録媒体に記憶された特定の情報を読み取るものであることを特徴とするインターホンシステム。
  3. 請求項1において、
    上記個別情報読取手段は、来客者の個別情報として、来客者の生体情報を読み取り、上記インターホン親機の上記来客通知メッセージテーブルは、予め来客者の生体情報を登録していることを特徴とするインターホンシステム。
  4. 請求項1乃至3において、
    共同玄関に設置されたロビーインターホンと、管理室等に設置された警報監視盤とを更に備え、
    該警報監視盤は、上記インターホン親機の上記来客通知メッセージテーブルに、来客者の個別情報を書き込み、消去できる来客メッセージ登録設定手段を備えていることを特徴とするインターホンシステム。
  5. 請求項1乃至3において、
    共同玄関に設置されたロビーインターホンを更に備え、
    上記インターホン親機は、上記ロビーインターホンから呼び出しされた後、または上記ロビーインターホンから呼び出されて所定の操作がされた後、所定時間の間だけ上記ドアホン子器からの呼び出しを可能とする機能を備えていることを特徴とするインターホンシステム。
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