JP6920163B2 - インターホンシステム - Google Patents
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このような煩わしさを解消するため、例えば特許文献1では、呼び出しを受けたら先ず子機から要件を伺いメッセージを報音し、このメッセージを受けて録音された来訪者の言葉を親機で再生させることで、応答すべきか判断でき、不必要な応答操作を無くすことができた。
特に、来客等の予定がある場合はその時刻が決まっている場合が多いため、時刻が近づいたら玄関の錠を解除しておくことはできるが、来訪者は呼出操作して何ら応答が無ければ、玄関ドアを開けるのを躊躇するため、結局呼び出しに応答する必要があった。
この構成によれば、来訪予定時刻に来た来訪者が、人物認証の結果予定していた人物であったら、例えば「佐藤様、お待ちしておりました、お入り下さい」のメッセージを子機から報音させることができ、来訪者を待たせることなく迎え入れることができる。よって、居住者、来訪者の双方にとって利便性がよい。
この構成によれば、来訪予定時刻に来た来訪者が予定していた人物であったら、居住者の呼び出しを行わないため、居住者は応答する手間を要さず利便性がよい。一方、予定していた人物でない場合は通常の呼出動作を実施するため、来訪者を戸惑わせることがない。
この構成によれば、玄関ドアが施錠されていても、予定時刻に来訪者があったら電気錠が解錠されるため、予め解錠しておく必要がない。
この構成によれば、親機を操作しなくても更に外出先からでもスケジュール入力ができ、利便性がよい。
更に親機2は、電気錠制御部30を備えて子機1が設置されている玄関の玄関ドア(図示せず)に設けられている電気錠3と伝送線L2を介して接続されており、親機2の操作で電気錠3の解錠/施錠を可能としている。
スケジュール記憶部24に登録された来訪予定時刻から所定時間以上外れた時刻での呼出操作に関しては、従来と同様の動作を実施し、呼び出しを受けたら直ぐに親機2にて呼出音が報音され、また同時に子機カメラ13の撮像映像が表示部27に表示され、応答操作すれば来訪者と居住者との間で通話が可能となる(詳述せず)。
呼出信号は子機1から親機2に伝送されるが、親機2での呼出音の報音は保留され、行われない。また、呼出操作により起動した子機カメラ13の撮像映像は、親機2に伝送されて人物認証が行われる。登録された来訪予定時刻を中心とした所定時間以内の来訪者に対しては、来訪者特定部25が起動して特定来訪者保存部26bに登録されている訪問予定者の画像と比較され一致するかどうか判断される。
そして、その場合、親機2から呼出音を報音させて居住者の呼び出しを行わないため、居住者は手間を要さず利便性がよい。一方、予定していた人物でない場合は、通常の呼出動作を実施するため、来訪者を戸惑わせることがない。
更に、玄関ドアが施錠されていても、来訪者が予定していた人物であったら玄関の電気錠3が解錠されるため、予め解錠しておく必要がなくセキュリティを維持できる。
尚、スケジュール記憶部24に登録した来訪予定者の登録画像が無く、人物認証ができない場合は、メッセージの報音や自動解錠を実施せず、従来通りの親機2から呼出音の報音を行っても良い。
Claims (4)
- 来訪者が居住者を呼び出して通話する機能、及び来訪者を撮像するカメラを備えた子機と、前記子機からの呼び出しに居住者が応答するための機能、及び前記カメラの撮像映像を表示するモニタを備えた親機とを有するインターホンシステムであって、
前記カメラが撮像した来訪者画像が氏名情報と共に保存されている特定来訪者保存部と、
前記カメラが新たに撮像した来訪者の画像と、前記特定来訪者保存部の画像とを比較して来訪者を特定する来訪者特定部と、
来訪予定の時刻及び来訪予定者の氏名を記憶するスケジュール記憶部と、
前記子機から報音させる複数のメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、
前記メッセージの報音を制御する報音制御部とを有し、
前記報音制御部は、前記子機が呼出操作を受けた時刻が前記スケジュール記憶部に記憶された時刻の所定時間以内であって、且つ呼出操作を受けて前記カメラが撮像した来訪者画像と前記特定来訪者保存部の画像とが前記来訪者特定部により比較されて、来訪者が前記来訪予定者であると判定されたら、前記子機から所定のメッセージを報音させることを特徴とするインターホンシステム。 - 前記子機の呼出操作を受けて、呼出操作されたことを居住者に通知するか否かを判断する呼出判断制御部を有し、
前記呼出判断制御部は、前記子機が呼出操作された時刻が前記スケジュール記憶部に記憶された時刻の所定時間以内であったら前記親機での呼出音の報音を保留し、前記来訪者特定部が来訪者は来訪予定者であると判定したら、保留は解除せず報音制御を終了し、
来訪者を来訪予定者ではないと判定したら、前記保留を解除して前記親機から呼出音の報音を実施させることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。 - 前記子機が設置された玄関ドアには電気錠が設置されていると共に、前記親機には前記電気錠の解錠/施錠を制御する電気錠制御部が設けられており、
前記電気錠制御部は、前記所定のメッセージの報音に連動して、前記電気錠を解錠操作することを特徴とする請求項1又は2記載のインターホンシステム。 - 前記親機は、前記スケジュール記憶部への来訪予定者のスケジュール入力を行う入力操作部を有すると共に、外部通信ネットワークを介して居住者が携行する携帯端末と通信する機能を有し、
前記外部通信ネットワークを介して前記携帯端末から来訪予定者のスケジュール入力が可能であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインターホンシステム。
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