JP4772509B2 - ドアホン及びドアホンの呼出音制御方法 - Google Patents

ドアホン及びドアホンの呼出音制御方法 Download PDF

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本発明は、カメラで撮像した顔画像と予め記憶させた顔画像との照合が可能なドアホン及びドアホンの呼出音制御方法に関する。
従来、上述した顔画像の照合が可能なドアホンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。図9は、従来の顔画像の照合機能を有するドアホンの概略構成を示すブロック図である。図9に示すように、従来のドアホン1は、来訪者側のドアホン子機2と、室内側のドアホン親機3とから構成されている。ドアホン子機2は、カメラ21と、呼出ボタン22と、マイク23と、スピーカ24と、通信部25とから構成され、ドアホン親機3は、通信部31と、画像信号制御部32と、制御部33と、音声信号制御部34と、画像記憶部35と、画像表示部36と、画像照合部37と、操作部38と、呼出音発生部39と、スピーカ40と、送受話器41とから構成されている。
このドアホン1は、来訪者が呼出ボタン22を押し、それにより呼び出し音が鳴り、来訪者をドアホン子機2のカメラ21で撮影して、室内の居住者がドアホン親機3の画像表示部36で来訪者を確認して送受話器41で応答するものである。また、このドアホン1は顔認証機能を有しており、画像記憶部35で顔画像のデータを記憶し、画像照合部37で顔画像を蓄積した顔画像データベースと照合する。来訪者がドアホン子機2の呼出ボタン22を押した時点では、ドアホン親機3のスピーカ40から呼び出し音を鳴らさず、ドアホン子機2のカメラ21で撮影して得られた画像とドアホン親機3の画像記憶部35に蓄積した顔画像とを画像照合部37で照合し、一致した場合にはそれに応じた呼び出し音を呼び出し音発生部39で発生してスピーカ40を鳴らし、一致しない場合には、呼び出し音を鳴らさない設定になっているかを読み取り、呼び出し音を鳴らさない設定になっていれば呼び出し音を鳴らさない。すなわち、カメラ21で撮影して得られた画像と画像記憶部35に蓄積した顔画像とが一致する場合には呼び出し音を鳴らし、一致しない場合で呼び出し音を鳴らさない設定になっていれば、呼び出し音を鳴らさない。
また、このドアホン1は、ドアホン子機2のカメラ21で撮影して得られた顔画像をドアホン親機3の画像記憶部35に記録し、既に来訪済みの各人物について呼び出し音を発生させるかどうか、また呼び出し音の種類の指定を操作部38を介して居住者が行うことで、居住者への呼び出しを減らすことができるようになっている。これらは画像記憶部35に記録された顔画像データで照合を行い、その結果に応じてドアホン自体の応答の仕組みを変えることで、応対する必要のない来訪者に対して応対しないようにできるので、居住者の生活のリズムを乱されることのないようにしたいという、多くの人の抱える要望を部分的にかなえることができる。
特開2000−295603号(特許第3250797号)公報
しかしながら、従来のドアホンにおいては次のような問題がある。すなわち、ドアホン子機2のカメラ21で撮影して得られた顔画像を記録し、顔画像ごとに対応方法を変える仕方では、初めての来訪者に対しては記録した顔画像が無いため、来訪者を判別して呼び出し音を鳴らすか鳴らさないかを判別することができない。特に、初めての来訪者が勧誘や騙り商法などの不審者である場合が多いにも拘わらず、ドアホンが鳴ってしまい、それに応対した居住者が騙されて被害を被る虞がある。また、集合住宅においては、エントランスのオートロックシステムが導入されてきてはいるが、不審者は共連れなどによって入館するため、ドアホンからの呼び出しを抑制することが困難である。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、不審者に対応してドアホンを鳴らすか鳴らさないなどの判別を行うことができるドアホン及びドアホンの呼出音制御方法を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成又は方法により達成される。
(1) 来訪者の顔画像を撮像するための撮像手段を備えたドアホンにおいて、外部のセキュリティシステムと通信を行って該システム側が取得した顔画像及び該顔画像の信頼情報を受信する通信手段と、前記撮像手段が撮像して得た前記来訪者の顔画像と前記外部のセキュリティシステムから送られてきた顔画像とを照合し同一人物であるか否かを判定する画像照合手段と、前記画像照合手段の判定結果が同一人物であり且つ前記信頼情報が不審者でないことを示していれば呼出音を鳴らす呼出音制御手段とを備え前記外部のセキュリティシステムから送られてきた信頼情報には顔画像を取得した時刻が含まれており、前記呼出音制御手段は、前記外部のセキュリティシステムからの顔画像の取得時刻と前記撮像手段で前記来訪者を撮像したときの時刻が所定時間以内である場合のみ呼出音を鳴らす。
(2) ドアホンの呼出音制御方法において、来訪者の顔画像を撮像する工程と、外部のセキュリティシステムと通信を行って該システム側が取得した顔画像及び該顔画像の信頼情報を受信する工程と、撮像した前記来訪者の顔画像と前記外部のセキュリティシステムから送られてきた顔画像とを照合し同一人物であるか否かを判定する工程と、前記判定結果が同一人物であり且つ前記信頼情報が不審者でないことを示していれば呼出音を鳴らす工程とを備え前記呼出音を鳴らす工程では、前記外部のセキュリティシステムからの顔画像の取得時刻と前記来訪者を撮像したときの時刻が所定時間以内である場合のみ呼出音を鳴らす。
上記(1)に記載のドアホンでは、外部のセキュリティシステムからの顔画像の取得時刻と撮像手段で来訪者を撮像したときの時刻が所定時間以内である場合のみ呼出音を鳴らすので、集合住宅において、手当たり次第に回る訪問販売や勧誘が訪れるのを防止することができ、居住者の生活リズムを保つことができる。
上記(2)に記載のドアホンの呼出音制御方法では、外部のセキュリティシステムからの顔画像の取得時刻と来訪者を撮像したときの時刻が所定時間以内である場合のみ呼出音を鳴らすので、集合住宅において、手当たり次第に回る訪問販売や勧誘が訪れるのを防止することができ、居住者の生活リズムを保つことができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るドアホンの概略構成を示すブロックである。なお、この図において前述した図9と共通する部分には同じ符号を付けてその説明を省略する。
図1において、本実施の形態のドアホン100は、ドアホン子機2と、ドアホン親機110とを備えて構成される。ドアホン子機2は、カメラ21と、呼出ボタン22と、マイク23と、スピーカ24と、通信部25とを備えている。ドアホン親機110は、通信部31と、画像信号制御部32と、音声信号制御部34と、画像記憶部35と、画像表示部36と、画像照合部37と、不審者ランプ111と、操作部38と、呼出音発生部39と、スピーカ40と、送受話器41と、自動応対メッセージ発生部112と、制御部(呼出音制御手段)113とを備えている。
ドアホン親機110において、画像記憶部35は、顔画像やその顔画像の人物の信頼情報を記憶する。画像照合部37は、ドアホン子機2のカメラ21で撮影した来訪者の顔画像と画像記憶部35に保存されている顔画像とが同一人物であるかどうかを照合する。不審者ランプ111は、不審者の来訪を屋内の居住者に通知するものであり、制御部113によって点灯制御される。制御部113は来訪者が不審者であると判断すると、不審者ランプ111を点灯させて屋内の居住者に通知する。自動応対メッセージ発生部112は、制御部113の制御の下で、画像照合部37が来訪者の照合を行った結果に基づいて来訪者へ自動応対のメッセージを発生する。簡便には来訪者の不審者かどうか、不審者の種類の場合分けに応じた定型的なメッセージを選択して、そのメッセージを音声としてドアホン子機2のスピーカ24で鳴らす。
ドアホン親機110の通信部31はドアホン子機2と通信するだけではなく、他のセキュリティシステムの要素200から顔画像データと信頼情報Dinfoを受け取る機能を有している。他のセキュリティシステムの要素200としては、エントランス・セキュリティシステム201、各住戸のドアホン202、警備会社からのセキュリティ情報発信システム203のいずれかの組み合わせであり、いずれのセキュリティシステムの要素も、顔画像もしくは顔の特徴量データと信頼情報を送信することができる。信頼情報Dinfoは、その人物が例えば騙り商法の業者といった場合には不審者情報と呼ぶこともできる。
次に、上記構成のドアホン100の動作を説明する。図2は、ドアホン100の動作を説明するためのフロー図である。この図において、まずエントランスオートロックシステム201や他の住戸のドアホン202、警備会社からのセキュリティ情報発信システム203などの他のセキュリティシステムの要素200から近隣の最近の不審者の顔画像データと信頼情報Dinfoが送られ、それをドアホン親機110の通信部31が受信する(ステップS20)。制御部113は、通信部31で受信された近隣の最近の不審者の顔画像データと信頼情報Dinfoを画像記憶部35に記憶する。信頼情報Dinfoには近隣のセキュリティシステムの要素200で顔画像を撮影した日時や、近隣のセキュリティシステムの地理的な位置などが含まれている。
近隣の最近の不審者の顔画像データと信頼情報Dinfoを画像記憶部35に記憶した後、来訪者がドアホン子機2の呼出ボタン22を押したかどうかを判定し(ステップS21)、押していなければこの処理を繰り返し、押した場合はドアホン子機2のカメラ21で来訪者の顔画像を撮影する(ステップS22)。この際、呼出音を鳴らさない。
次いで、今撮影した顔画像を画像記憶部35に保存している顔画像と画像照合部37を使って照合し(ステップS23)、一致するかどうかを判定する(ステップS24)。照合して一致した画像が出た場合(ステップS24のYesの場合)は、ドアホン親機110の画像表示部36に来訪者の顔画像を表示し、また不審者ランプ111を点灯させる(ステップS25)。そして、照合して一致した顔画像の信頼情報Dinfoに書かれたカテゴリに応じて、自動応対メッセージ発生部112から来訪者への自動応対のメッセージを発生させ、それをドアホン子機2のスピーカ24から出力し、来訪者に伝える(ステップS26)。
ここで、来訪者への自動応対としては、(1)通常の呼び鈴として速やかに居住者に来客を伝える、(2)エントランスで受付を済ませてからおいで下さいと伝える、(3)ただいま手がはずせません。ご用件をメモに入れておいてくださいと伝える、(4)訪問販売はお断りいたしておりますと伝える、(5)通常の呼び鈴として居住者に伝えているかのように、玄関の近くで音声を鳴らすが、居間では聞こえない設定をして、来訪者が諦めて帰るのを待つ、という対応などのうち適切なものを、来訪者の分類に従って選択し、実行する。不審者や応対したくない訪問販売業者の場合にはドアホンの自動応対にまかせ、室内の呼び出し音を鳴らさない。こうすることで来訪者には引取ってもらう。そうすることで、住戸の居住者は自らの生活のリズムを乱されることなく過ごすことができる。
一方、来訪者の顔画像が画像記憶部35にある顔画像に一致しない場合(ステップS24でNoの場合)は、呼出音発生部39で呼び出し音を選択し、ドアホン親機110のスピーカ40を鳴らし(ステップS27)、居住者に来客の来訪を伝える(ステップS28)。初めての来訪者であっても、勧誘や悪質な訪問販売の場合にはその近隣でまったくの初めての来訪者であることは少なく、近隣に来た勧誘や悪質な訪問販売の情報を、他のセキュリティシステムの要素、すなわち顔画像もしくは顔の特徴量データと信頼情報を送信することのできるエントランスのセキュリティシステム・各住戸のドアホン・警備会社からのセキュリティ情報発信システムから受信し利用することで、居住者が対応する必要のないものとして排除することができる。そのような場合でも「ただいま手がはずせません。ご用件をメモに入れておいて下さい」といった穏やかな対応をしておけば、間違って排除してしまった場合においても問題は少ない。
また、画像記憶部35の画像データ数が増大しすぎる問題を防ぐため、画像記憶部35のデータは、他のセキュリティシステムの要素200から顔画像や信頼情報Dinfoが送られてきたとき、信頼情報Dinfoに含まれている顔画像を取得した時間と地理的な位置と、その住戸のドアホンの現在の時間と地理的な位置とを比較して、時間の差や地理的な距離が大きすぎる顔画像及び信頼情報Dinfoのセットを削除する。これにより、他人の空似が減り、問題のない人物が、不審者に間違えられることを減らすことができる。
本実施の形態のドアホン100は、ドアホン子機2のカメラ21で撮影した顔画像とその顔特徴量データに、実際に口頭で応対を行った住戸の居住者が、ドアホン親機110の操作部38から信頼情報Dinfoを入力し、ドアホン親機110の通信部31から近隣の住戸のドアホンやエントランスのセキュリティシステムなどの他のセキュリティシステムの要素200に発信することができる。この機能により、例えば実際に応対した居住者がある来訪者が騙り商法などの悪質な訪問販売だと確信したときその情報を近隣に発し、その情報を近隣の住戸では利用して近隣を続けざまにやってくるその悪質な訪問販売に対して効果的な自動応対をすることができる。これにより、その悪質な訪問販売者はその地域で成果をあげることが困難になる。このように地域間で居住者発信の不審者の情報を利用することで地域のセキュリティを高めることが可能となる。
このように本実施の形態のドアホン100によれば、他のセキュリティシステムの要素200から、近隣の最近の不審者と位置づけた信頼情報Dinfoが送られてきたのを、他のセキュリティシステムの要素200と通信する通信部31を通して受信して、顔画像と信頼情報Dinfoを画像記憶部35に記憶し、それを現在撮影した顔画像と空間・時間的な距離の少ない順に、来訪者の顔画像と照合するので、住戸に対して初めての来訪者であっても、来訪を断るべき不審者などを、より適切な自動応対を行い、居住者の生活のリズムを保つことができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係るドアホンの概略構成を示すブロック図である。なお、この図において前述した図1及び図9と共通する部分には同じ符号を付けてその説明を省略する。
図3において、本実施の形態のドアホン120は、ドアホン子機2と、ドアホン親機130とを備えて構成される。ドアホン子機2は、カメラ21と、呼出ボタン22と、マイク23と、スピーカ24と、通信部25とを備えている。ドアホン親機130は、通信部31と、画像信号制御部32と、音声信号制御部34と、画像記憶部35と、画像表示部36と、画像照合部37と、不審者ランプ111と、操作部38と、呼出音発生部39と、スピーカ40と、送受話器41と、自動応答メッセージ発生部112と、制御部(呼出音制御手段)131とを備えている。ドアホン親機130は、エントランス・オートロックシステム201と接続されている。エントランス・オートロックシステム201は、エントランスでの来訪者の顔画像を取得するカメラ2011と、ドアホン親機130と通信して顔画像データと信頼情報を送信可能な通信部2012とを備えている。
次に、上記構成のドアホン120の動作を説明する。図4はエントランス・オートロックシステム201の動作を説明するためのフロー図、図5はドアホン120の動作を説明するためのフロー図である。
図4において、まず、集合住宅において来訪者が来たのを確認すると(ステップS40)、エントランスにオートロックシステム201が来訪者の顔画像の撮影を行う(ステップS41)。次いで、来訪先の住戸の居住者への来訪の旨を告げ、来訪者の来訪手続きを行う(ステップS42)。次いで、来訪者の画像をドアホン120のドアホン親機130に送信する(ステップS43)。来訪先では、来訪の許可を出してエントランス・オートロックシステム201を解除し、来訪手続きをした人はエントランスのセキュリティゲートを通過する。
続いて来訪者は来訪先に向かうのであるが、エントランス・オートロックシステム201が許可を出した来訪先には、エントランスで撮影した来訪者の顔画像が送られるので、その顔画像を受信する(ステップS50)。その後、来訪者が来訪先の住戸のドアホン子機2の呼出ボタン22を押すことになるが、呼出ボタン22が押されたかどうかを判定する(ステップS51)。呼出ボタン22が押されていない場合はこの処理を繰り返し、呼出ボタン22が押された場合は、ドアホン親機130の制御部131はこの時点では呼び出し音を鳴らさず、カメラ21で来訪者の顔画像を取得する(ステップS52)。そして、既にエントランス・オートロックシステム201から送られてきた顔画像と今撮影した来訪者の顔画像とを画像照合部37で照合し(ステップS53)、同一人物かどうかを判定する(ステップS54)。同一の人物の場合(ステップS54でYesの場合)は、来訪を許可した人物なので、呼び出し音をスピーカ40で鳴らし(ステップS55)、居住者を呼び出してインターホンとして動作する(ステップS56)。これにより、居住者は送受話器41をとって応対する。
一方、同一人物でなかった場合(ステップS54でNoの場合)は、来訪許可をしていない人物なので、ドアホン親機130の制御部131は、自動応対メッセージ発生部112で「エントランスで来訪手続きを済ませてからおいでください」とメッセージを生成し、ドアホン子機2のスピーカ24から音声としてメッセージを来訪者に伝える(ステップS57)。また同時に室内の呼び出し音は鳴らさない(ステップS58)。居住者は呼び出し音を聞くことがないので何もしない。なお、エントランス側から送られてきた顔画像に添付された信頼情報の時刻(顔画像を撮影した時刻)が、例えば1時間以上というように一定時間以上経過していた場合も同様に呼び出し音を鳴らさないなどの処理を行うようにすることも可能である。
このようにすることで、別の来訪先で来訪許可をもらった訪問販売業者が、いきなりドアホン子機2の呼出ボタン22を押しても、エントランス側で手続きをし直さない限り、居住者の室内で呼び出し音を鳴らすことができず、居住者は生活のリズムを保つことができる。こうすることで、集合住宅を手当たり次第に回る訪問販売や勧誘が訪れるのを、来訪を許可する人の住戸だけに限ることができる。このことは、共連れやエントランス・オートロックシステム201を通過せずに集合住宅内部に立ち入った人が、各住戸を訪問することが事実上妨げられるので、共連れやエントランス・オートロックシステム201を通過せずに集合住宅に立ち入る人を減らす働きを生じ、集合住宅のエントランス・オートロックシステム201の運用のセキュリティの質を高めることにつながる。
このように本実施の形態のドアホン120によれば、エントランス・オートロックシステム201から、来訪手続者の顔画像データと信頼情報Dinfoを受信する機能をドアホン親機130が備えるとともに、顔照合結果に連動する自動応対メッセージ発生部112を備えることにより、エントランスで撮影した顔画像と対応しない来訪者に対して、「エントランスで来訪手続きを済ませてからおいで下さい」とメッセージを生成し、ドアホン子機2のスピーカ24で音声としてメッセージを伝えることができる。これにより、共連れなどや訪問手続き外の住戸に訪れる来訪者を断ることができ、エントランスでのオートロックシステム201で手続きするように促すことができ、集合住宅内でのセキュリティを高めることができる。
なお、ドアホンを鳴らす代わりに、図示しないディスプレイに来訪者が不審者であるか否かを表示するようにしても構わない。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係るドアホンの概略構成を示すブロック図である。なお、この図において前述した図1及び図9と共通する部分には同じ符号を付けてその説明を省略する。
図6において、本実施の形態のドアホン140は、ドアホン子機2と、ドアホン親機150とを備えて構成される。ドアホン子機2は、カメラ21と、呼出ボタン22と、マイク23と、スピーカ24と、通信部25とを備えている。ドアホン親機150は、通信部31と、画像信号制御部32と、音声信号制御部34と、画像記憶部35と、画像表示部36と、画像照合部151と、不審者ランプ111と、操作部38と、呼出音発生部39と、スピーカ40と、送受話器41と、自動応答メッセージ発生部112と、制御部(呼出音制御手段)152とを備えている。ドアホン親機150の通信部31は、ドアホン子機2と通信する機能を有するだけではなく、他のセキュリティシステムの要素200と通信する機能を有する。
画像照合部151は、そのサブシステムとして画像特徴量抽出部151aを有し、顔画像から顔の検出を行い、検出した顔について、その顔照合システムで採用している顔の特徴量を抽出する。なお、顔照合のアルゴリズムとしては、固有顔法、LFA法(Local Feature Analysis)、制約相互部分空間法、Gabor Wavelet 変換+グラフ・マッチングによる顔照合、多重変動分析法による局所特徴比較方式、局所パターン照合法など多くの手法が知られており、それぞれの手法によって顔画像の特徴量は異なる。顔照合システムのこれらの顔画像の特徴量から、実際の顔画像を推定することは極めて困難である。そのような顔の特徴量を送信することで、来訪者の顔画像自体を送信することによるセキュリティ上、プライバシーの懸念を減らすことができる。
次に、上記構成のドアホン140の動作を説明する。図7はドアホン140の動作を説明するためのフロー図、図8は他のセキュリティシステムの要素200の動作を説明するためのフロー図である。
図7において、まず来訪者によってドアホン子機2の呼出ボタン22が押されたかどうかを判定する(ステップS70)。呼出ボタン22が押されていない場合はこの処理を繰り返し、押された場合はカメラ21で来訪者の顔画像を取得する(ステップS71)。次いで、取得した顔画像をドアホン親機150内の画像照合部151に入力し、画像照合部151にて顔を検出し、さらに画像照合部151の顔特徴量抽出部151aで固有の顔の特徴量を抽出する(ステップS72)。次いで、来訪者の顔の特徴量(=問い合わせをする顔画像の特徴量Dcha)を、ドアホン親機150の通信部31から集合住宅のセキュリティシステムに送信し、顔画像の照合を依頼する(ステップS73)。そして、照合した結果と照合で一致した顔画像の人物についての信頼情報(=不審者画像データとの照合結果Dre)を通信部31を経由して受け取る(ステップS74)。
制御部152は、受け取った信頼情報を元に不審者かどうかを判定し(ステップS75)、不審者の場合(ステップS75でYesの場合)は、ドアホン親機150の画像表示部36に不審者の顔画像を表示し、さらに不審者ランプ111を点灯させる(ステップS76)。そして、自動応答メッセージ発生部112で、来訪者へのメッセージを生成して、ドアホン子機2のスピーカ24から来訪者に対してメッセージを流す(ステップS77)。集合住宅のセキュリティシステムにて顔照合を行った結果戻される信頼情報が、来訪者が来訪手続きが済んでいて且つ不審者でないと告げている場合(ステップS75でNoの場合)には、ドアホン子機2の呼出ボタン22に対応してドアホン親機150のスピーカ40から呼び出し音を鳴らし(ステップS78)、インターホンとして動作する(ステップS79)。呼び出し音を聞いた居住者は、ドアホン親機150の送受話器41で応対する。
図8において、他のセキュリティシステムの要素200は、ドアホン親機150から顔画像の照合の依頼があるとそれを受け付ける(ステップS80)。そして、照合要求の顔画像の特徴量を不審者画像のデータベースと照合し(ステップS81)、その照合結果をドアホン親機150へ送信する(ステップS82)。
ドアホン140ではなく、集合住宅のセキュリティシステム側で照合を行うことは、各住戸のドアホン140で行うよりも、より多くのセキュリティ情報を用いて、来訪者についての判断が可能となる。セキュリティシステム側では、各住戸からの来訪者の顔画像の特徴量が送信されてくるため、各住戸への来訪者の状況を把握することができる。各住戸から送られてくる顔の特徴量を、最近の入館者のリストと照合することで照合の精度を高めて、ある来訪者が複数の住戸をどのように来訪しているのかを把握することができ、来訪先を偽って入館している人物がいる場合には容易にそれを発見できる。そのような人物に対しては、エントランスで人が問いただし、次回には本当に用件のある住戸にしか来訪しないように要請することが考えられる。
「この人物は、過去5回とも共連れで入館しています」などという情報も、より細やかに情報を管理している集合住宅のセキュリティシステムでならば得ることができる。この情報を該当の来訪者が訪問した先のドアホン140に通知することで、その住戸の居住者は、そのことを承知した上での対応が可能になる。共連れでエントランスのセキュリティシステムを通過し宅配便業者をよそおってドアを開けさせて犯行に及ぶ犯罪から住民を守りやすくなる。
また、集合住宅のセキュリティシステム側で照合を行うことは各種のセキュリティ情報が集合住宅のセキュリティシステムに集中することであり、エントランスでの有人のセキュリティサービスの質を飛躍的に高めることができる。例えば、来訪者が騙り商法の業者であり居住者に被害が発生した場合には、どの来訪者が騙り商法の業者であったかを、顔情報をエントランスのセキュリティシステムに通知すれば、集合住宅から立ち去る前にその疑わしい来訪者をエントランスの受付で有人で対応して問いただすことが可能になる。
集合住宅のセキュリティシステム側で行うことは、認知症の高齢者がいるような場合においても、その居住者を悪質な詐欺から守ることを可能にする。
本発明は、近隣から信頼情報が得られるその住戸にとっては初めての来訪者に対しても、不審者かどうかを居住者に伝えるとともに、来訪者に対して適切な対応を自動応答できるという効果を有し、顔画像の照合機能を有するドアホンなどへの適用が可能である。
本発明の実施の形態1に係るドアホンの概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るドアホンの動作を説明するためのフロー図 本発明の実施の形態2に係るドアホンの概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るドアホンに顔画像データと信頼情報を与えるエントランス・オートロックシステムの動作を説明するためのフロー図 本発明の実施の形態2に係るドアホンの動作を説明するためのフロー図 本発明の実施の形態3に係るドアホンの概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るドアホンの動作を説明するためのフロー図 本発明の実施の形態3に係るドアホンから顔画像の照合の依頼を受け付ける他のセキュリティシステムの要素の動作を説明するためのフロー図 従来のドアホンの概略構成を示すブロック図
符号の説明
2 ドアホン子機
21 カメラ
22 呼出ボタン
23 マイク
24 スピーカ
25、31、2012 通信部
32 画像信号制御部
34 音声信号制御部
35 画像記憶部
36 画像表示部
37、151 画像照合部
38 操作部
39 呼出音発生部
40 スピーカ
41 送受話器
100、120、140 ドアホン
110、130、150 ドアホン親機
111 不審者ランプ
112 自動対応メッセージ発生部
113、131、152 制御部
151a 画像特徴量抽出部
200 他のセキュリティシステムの要素
201 エントランス・オートロックシステム
202 他の住戸のドアホン
203 警備会社からのセキュリティ情報発信システム
2011 カメラ

Claims (2)

  1. 来訪者の顔画像を撮像するための撮像手段を備えたドアホンにおいて、
    外部のセキュリティシステムと通信を行って該システム側が取得した顔画像及び該顔画像の信頼情報を受信する通信手段と、
    前記撮像手段が撮像して得た前記来訪者の顔画像と前記外部のセキュリティシステムから送られてきた顔画像とを照合し同一人物であるか否かを判定する画像照合手段と、
    前記画像照合手段の判定結果が同一人物であり且つ前記信頼情報が不審者でないことを示していれば呼出音を鳴らす呼出音制御手段とを備え
    前記外部のセキュリティシステムから送られてきた信頼情報には顔画像を取得した時刻が含まれており、
    前記呼出音制御手段は、前記外部のセキュリティシステムからの顔画像の取得時刻と前記撮像手段で前記来訪者を撮像したときの時刻が所定時間以内である場合のみ呼出音を鳴らすドアホン。
  2. 来訪者の顔画像を撮像する工程と、
    外部のセキュリティシステムと通信を行って該システム側が取得した顔画像及び該顔画像の信頼情報を受信する工程と、
    撮像した前記来訪者の顔画像と前記外部のセキュリティシステムから送られてきた顔画像とを照合し同一人物であるか否かを判定する工程と、
    前記判定結果が同一人物であり且つ前記信頼情報が不審者でないことを示していれば呼出音を鳴らす工程とを備え
    前記呼出音を鳴らす工程では、前記外部のセキュリティシステムからの顔画像の取得時刻と前記来訪者を撮像したときの時刻が所定時間以内である場合のみ呼出音を鳴らすドアホンの呼出音制御方法。
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