JP2010212787A - ドアホン装置、ドアホン装置における各手段として機能させるためのプログラム、ドアホンシステム及びドアホン装置の情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアホン装置1に記憶する来訪者情報の信頼度を向上させるとともに、他のドアホン装置15から迅速に来訪者情報を取得して閲覧できるようにする。
【解決手段】通信回線14に接続されたドアホン装置において、自ドアホン装置に来訪者情報入力手段と来訪者情報記憶処理手段を備えるとともに、他のドアホン装置15に記憶された来訪者情報を検索する情報端末検索手段6と、他のドアホン装置15に記憶された来訪者情報の共有を要求する共有要求情報送信手段7と、他のドアホン装置15から共有が許可されたことを判別する許可情報を受信する許可情報受信手段8と、共有が許可された他のドアホン装置15から来訪者情報を取得する来訪者情報取得手段9を備えるドアホン装置とした。
【選択図】図1
【解決手段】通信回線14に接続されたドアホン装置において、自ドアホン装置に来訪者情報入力手段と来訪者情報記憶処理手段を備えるとともに、他のドアホン装置15に記憶された来訪者情報を検索する情報端末検索手段6と、他のドアホン装置15に記憶された来訪者情報の共有を要求する共有要求情報送信手段7と、他のドアホン装置15から共有が許可されたことを判別する許可情報を受信する許可情報受信手段8と、共有が許可された他のドアホン装置15から来訪者情報を取得する来訪者情報取得手段9を備えるドアホン装置とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、家庭の玄関等に設置するドアホン装置に関し、特に、来訪者の情報を共有する場合に、来訪者情報の利用者のプライバシー保護を強化したドアホン装置に関する。
カメラ付きドアホン装置は、来訪者の中から不審な人物を特定できることから防犯の観点からも優れているが、個々のカメラ付きドアホン装置で得られる来訪者情報の量には限界がある。そこで、個々の住宅の来訪者情報は僅かな量であっても、周辺地域から収集すれば情報量も増えて地域での防犯に大いに役立つことから、カメラ付きドアホン装置を所定地域内の複数の住宅に設置し、これらを通信手段で結んで来訪者に関する多くの情報を地域の住宅間で共有できるようにした来訪者応答システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
この技術は、来訪者のバイオメトリクス情報を取得する手段と、バイオメトリクス情報を含む来訪者の各種情報を記憶する手段と、記憶した情報を検索し照合する手段と、照合した情報を被来訪者に表示し通知する手段とを備えており、来訪者の事前に取得してあるバイオメトリクス情報と、新たな来訪者から得たバイオメトリクス情報とを照合することにより、セキュリティや利便性を向上させるとしている。
また、その他の提案として、情報入力装置から入力されたバイオメトリクス情報を、認証用データベースに登録されている認証用データと照合してバイオメトリクス認証処理を行う判別処理装置を備え、利用者システムを基本構成とするバイオメトリクス認証技術を用いた防犯システムが知られている。前記認証用データベースは、利用者本人により選択され登録された人間の認証用データ及び個人データを記憶する利用者登録認証用データベースと、防犯システムの提供者又は管理者、若しくは前記防犯システムを導入している他の利用者によって選定し登録された人間の認証用データ及び個人データを記憶する利用者以外登録認証用データベースとを備えている。利用者が見知らぬ人間に対してバイオメトリクス認証技術を用いて相手を判別し、その情報を利用者に提供し、防犯の本来の目的である犯罪の被害に合う前の対応を可能としようとするものである(例えば、特許文献2)。
このように特許文献1,2では、バイオメトリクス情報を用いて来訪者を的確に認証するものの、誰の家にどのような人物が訪れたかという情報や、その来訪者に対応した室内対応者の評価が、通信手段でつながれた所定地域内であっても不特定の各戸に配信されると、来訪者を評価をした者のプライバシーが侵害される等の問題がある。
このため、来訪者に対する適切な評価の情報の必要度は高いにも関わらず、通信手段で結ばれた地域であっても防犯システムに加入しない住宅があって来訪者の情報が少なくなる。また、所定地域内の各戸のどこかに来訪者の知り合いがいることを考えて不特定の者が入手しうることなる来訪者に対する評価が当たり障りのない情報価値の低いものになったり、あるいは来訪者情報そのものを提供しなくなり、来訪者の情報が少なくなる。
逆に、防犯システムに加入する住宅数が多く、多くの来訪者情報が得られる場合、新たな来訪者をすべての住宅の来訪者情報から人物照合しようとすると多大な時間を要するという問題がある。
そこで本発明においては、このような不具合を解消したドアホン装置を提供することにある。
本発明においては上記課題を解決するために以下の手段を講じた。
請求項1に係る発明においては、通信回線に接続されたドアホン装置において、来訪者を検出する来訪検出手段と、前記来訪検出手段により検出された来訪者を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記来訪者を評価した評価情報に前記識別情報を関連づけた来訪者情報を記憶する来訪者情報記憶手段と、前記通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索する情報端末検索手段と、前記情報端末検索手段により検索した他のドアホン装置に対して前記来訪者情報の共有を要求する共有要求情報を送信する共有要求情報送信手段と、前記共有要求情報送信手段により送信された共有要求情報を受信した他のドアホン装置から、前記来訪者情報の共有が許可されたことを判別するための許可情報を受信する許可情報受信手段と、前記許可情報受信手段により受信した許可情報に基づいて、共有が許可されたと判別された他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を、前記通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報取得手段と、前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報との照合を行う照合手段と、前記照合手段により行われた照合の結果、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報とが一致するとき、当該来訪者情報において前記識別情報に関連付けられた評価情報を表示手段に出力する評価情報出力手段と、前記来訪検出手段により検出された来訪者を評価した評価情報を入力する来訪者情報入力手段と、前記来訪者情報入力手段により入力された評価情報を前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けた来訪者情報を前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報記憶処理手段と、を備えたドアホン装置とした。
請求項2に係る発明においては、前記来訪者情報取得手段は、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を当該他のドアホン装置から前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して取得することを特徴とする請求項1に記載のドアホン装置とした。
請求項3に係る発明においては、前記情報端末検索手段により検索した結果情報を前記表示手段に出力する検索情報出力手段と、前記検索情報出力手段により出力された前記結果情報から、来訪者情報を共有する他のドアホン装置を選択する選択手段と、を備え、前記共有要求情報送信手段は、前記選択手段により選択された他のドアホン装置に対して前記共有要求情報を前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して送信することを特徴とする請求項2に記載のドアホン装置とした。
請求項4に係る発明においては、他のドアホン装置から前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して前記共有要求情報を受信したとき、前記共有要求情報を表示手段に出力する共有要求出力手段と、前記来訪者情報の共有要求情報に応じて、その許可又は拒否を設定入力する共有設定入力手段と、前記共有設定入力手段で設定された許可又は拒否の情報を前記来訪者情報の共有要求を行った他のドアホン装置に前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のドアホン装置とした。
請求項5に係る発明においては、他のドアホン装置から前記許可又は拒否の情報を取得したときに、その情報を表示手段に出力する許可・不許可情報出力手段と、を備えたことを特徴とする請求項4に記載のドアホン装置とした。
請求項6に係る発明においては、前記来訪者情報の共有要求情報を受信した他のドアホン装置との間で音声データの双方向通信を行う音声通信手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項7に係る発明においては、他のドアホン装置と直接無線通信を行う無線通信手段を備え、前記情報端末検索手段は、前記無線通信手段によって形成される通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項8に係る発明においては、前記識別情報には、前記来訪者の顔情報、アイリス情報、声紋情報、指紋情報のうち少なくともいずれか一つが含まれることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項9に係る発明においては、前記識別情報には、前記来訪者の所持するRFID(Radio Frequency Identification)の情報及びパスワードの情報のうち少なくともいずれか一つが含まれることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項10に係る発明においては、前記評価情報には、来訪者の不信度、有害度及び不審度のうち少なくともいずれか一つが含まれ、前記来訪者情報取得手段は、前記不信度、有害度又は不審度が高い来訪者の来訪者情報を他のドアホン装置から取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項11に係る発明においては、前記評価情報には、来訪者の不信度、有害度及び不審度のうち少なくともいずれか一つが含まれ、前記来訪者情報取得手段は、前記不信度、有害度又は不審度が低い来訪者の評価情報を含む来訪者情報を他のドアホン装置から取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項12に係る発明においては、他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち取得する来訪者情報についての評価情報の条件を入力する取得条件入力手段を備え、前記来訪者情報取得手段は、他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち、前記取得条件入力手段により入力された条件と一致する評価情報を有する来訪者情報を取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項13に係る発明においては、前記来訪者情報取得手段は、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を定期的に通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項14に係る発明においては、前記来訪者情報取得手段は、前記来訪検出手段により来訪者を検出したときに、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち前記検出した来訪者を識別する識別情報に対応する来訪者情報を通信回線を介して取得し、前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項15に係る発明においては、前記来訪者情報取得手段は、前記来訪検出手段により来訪者を検出したときに、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち前記検出した来訪者を識別する識別情報に対応する来訪者情報を通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項16に係る発明においては、前記来訪者の撮像情報を取得する撮像情報取得手段を備え、前記来訪者情報記憶処理手段は、前記撮像情報取得手段で取得した来訪者の撮像情報を当該来訪者の識別情報に関連付けて前記来訪者情報記憶手段に記憶し、前記評価情報出力手段は、前記一致する識別情報に関連づけられた評価情報に加え、さらに当該識別情報に関連づけられた来訪者の撮像情報を表示手段に出力することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項17に係る発明においては、前記来訪者の音声情報を取得する音声情報取得手段を備え、前記来訪者情報記憶処理手段は、前記音声情報取得手段で取得した来訪者の音声情報を当該来訪者の識別情報に関連付けて前記来訪者情報記憶手段に記憶し、前記評価情報出力手段は、前記一致する識別情報に関連づけられた評価情報に加え、さらに当該識別情報に関連づけられた来訪者の音声情報を音声出力手段に出力することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載のドアホン装置とした。
請求項18に係る発明においては、コンピュータを、前記請求項1〜17のいずれかに記載のドアホン装置における各手段として機能させるためのプログラムとした。
請求項19に係る発明においては、通信回線に接続された複数のドアホン装置を備えたドアホンシステムにおいて、来訪者を検出する来訪検出手段と、前記来訪検出手段により検出された来訪者を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記来訪者を評価した評価情報に前記識別情報を関連づけた来訪者情報を記憶する来訪者情報記憶手段と、前記通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索する情報端末検索手段と、前記情報端末検索手段により検索した他のドアホン装置に対して前記来訪者情報の共有を要求する共有要求情報を送信する共有要求情報送信手段と、前記共有要求情報送信手段により送信された共有要求情報を受信した他のドアホン装置から、前記来訪者情報の共有が許可されたことを判別するための許可情報を受信する許可情報受信手段と、前記許可情報受信手段により受信した許可情報に基づいて、共有が許可されたと判別された他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を、前記通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報取得手段と、前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報との照合を行う照合手段と、前記照合手段により行われた照合の結果、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報とが一致するとき、当該来訪者情報において前記識別情報に関連付けられた評価情報を表示手段に出力する評価情報出力手段と、前記来訪検出手段により検出された来訪者を評価した評価情報を入力する来訪者情報入力手段と、前記来訪者情報入力手段により入力された評価情報を前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けた来訪者情報を前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報記憶処理手段と、を備えたドアホンシステムとした。
請求項20に係る発明においては、来訪者を来訪検出手段により検出するステップと、前記検出された来訪者を識別する識別情報を識別情報取得手段により取得するステップと、前記来訪者を評価した評価情報に前記識別情報を関連づけた来訪者情報を来訪者情報記憶手段に記憶するステップと、通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索するステップと、前記検索した他のドアホン装置に対して前記来訪者情報の共有を要求する共有要求情報を送信するステップと、前記共有要求情報を受信した他のドアホン装置から、前記来訪者情報の共有が許可されたことを判別するための許可情報を受信するステップと、前記受信した許可情報に基づいて、共有が許可されたと判別された他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を、前記通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶するステップと、前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報との照合を照合手段により行うステップと、前記照合手段により行われた照合の結果、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報とが一致するとき、当該来訪者情報において前記識別情報に関連付けられた評価情報を評価情報出力手段により表示手段に出力するステップと、前記来訪検出手段により検出された来訪者を評価した評価情報を入力するステップと、 前記来訪者情報入力手段により入力された評価情報を前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けた来訪者情報を前記来訪者情報記憶手段に記憶するステップと、を有するドアホン装置の情報処理方法とした。
請求項1に係るドアホン装置においては、通信回線に接続されたドアホン装置において、来訪者を検出する来訪検出手段と、前記来訪検出手段により検出された来訪者を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記来訪者を評価した評価情報に前記識別情報を関連づけた来訪者情報を記憶する来訪者情報記憶手段と、前記通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索する情報端末検索手段と、前記情報端末検索手段により検索した他のドアホン装置に対して前記来訪者情報の共有を要求する共有要求情報を送信する共有要求情報送信手段と、前記共有要求情報送信手段により送信された共有要求情報を受信した他のドアホン装置から、前記来訪者情報の共有が許可されたことを判別するための許可情報を受信する許可情報受信手段と、前記許可情報受信手段により受信した許可情報に基づいて、共有が許可されたと判別された他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を、前記通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報取得手段と、前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報との照合を行う照合手段と、前記照合手段により行われた照合の結果、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報とが一致するとき、当該来訪者情報において前記識別情報に関連付けられた評価情報を表示手段に出力する評価情報出力手段と、を備えたドアホン装置とした。これにより、来訪者があった場合に、使用者や近隣住民が登録した来訪者の評価情報を閲覧しながら対応することができる。そのため、来訪者との不要なトラブルを未然に防ぐことができると共に、初めての来訪者でも余裕を持って対応することができる。更に、共有が許可されたときに来訪者情報が他のドアホン装置に送信されるので、来訪者情報の入手先が限定されて通信回線の混雑が防止でき、迅速に来訪者情報を取得することができる。また、共有が許可された来訪者情報が他のドアホン装置に送信されるので、信頼性の高い情報を閲覧することができるとともに、情報提供者のプライバシー保護も図られる。また、前記来訪検出手段により検出された来訪者を評価した評価情報を入力する来訪者情報入力手段と、前記来訪者情報入力手段により入力された評価情報を前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けた来訪者情報を前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報記憶処理手段と、を備えることとした。これにより、来訪者と対応しながら、或いは来訪者と対応終了後に迅速に来訪者の評価情報を入力することができる。そのため、来訪者の識別情報に関連付けて来訪者に関する外観の印象、会話における印象、会話内容などに関する新鮮な評価を記憶しておくことが可能となる。
また、請求項2に係るドアホン装置においては、前記来訪者情報取得手段は、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を当該他のドアホン装置から前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して取得することとした。これにより、来訪者に関する情報を分散して格納できるので、容量の少ない記憶手段で多くの情報を使用できる。
また、請求項3に係るドアホン装置においては、前記情報端末検索手段により検索した結果情報を前記表示手段に出力する検索情報出力手段と、前記検索情報出力手段により出力された前記結果情報から、来訪者情報を共有する他のドアホン装置を選択する選択手段と、を備え、前記共有要求情報送信手段は、前記選択手段により選択された他のドアホン装置に対して前記共有要求情報を前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して送信することとした。これにより、ドアホン装置の利用者にとって信頼のおける来訪者情報を取得することができる。
また、請求項4に係るドアホン装置においては、他のドアホン装置から前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して前記共有要求情報を受信したとき、前記共有要求情報を表示手段に出力する共有要求出力手段と、前記来訪者情報の共有要求情報に応じて、その許可又は拒否を設定入力する共有設定入力手段と、前記共有設定入力手段で設定された許可又は拒否の情報を前記来訪者情報の共有要求を行った他のドアホン装置に前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して通知する通知手段と、を備えることとした。これにより、来訪者情報の共有先は、共有の要求を受け、それを許可した者に限定されるので、情報提供者のプライバシーの保護を図ることができる。また、結果的に信頼できる相手に来訪者情報を送ることになるので、来訪者情報の品質を向上させることができる。
また、請求項5に係るドアホン装置においては、他のドアホン装置から前記許可又は拒否の情報を取得したときに、その情報を表示手段に出力する許可・不許可情報出力手段を備えることとした。これにより、来訪者情報を要求した他のドアホン装置の利用者の意向が判り、別の他のドアホン装置に対して情報を求めるべきか否か判断できる。
また、請求項6に係るドアホン装置においては、前記来訪者情報の共有要求情報を受信した他のドアホン装置との間で音声データの双方向通信を行う音声通信手段を備えることとした。これにより、来訪者情報を得たい旨を音声によって確実に伝えたり、相手の意向を音声で確認したりすることができる。
また、請求項7に係るドアホン装置においては、他のドアホン装置と直接無線通信を行う無線通信手段を備え、前記情報端末検索手段は、前記無線通信手段によって形成される通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索することとした。これにより、電波が届く近隣の来訪者情報を共有することが容易となる。
また、請求項8に係るドアホン装置においては、前記識別情報には、前記来訪者の顔情報、アイリス情報、声紋情報、指紋情報のうち少なくともいずれか一つが含まれることとした。これにより、来訪者に特別な動作を強要することなく、精度良く認証が行うことができる。
また、請求項9に係るドアホン装置においては、前記識別情報には、前記来訪者の所持するRFIDの情報及びパスワードの情報のうち少なくともいずれか一つが含まれることとした。これにより、来訪者の特定が容易となる。
また、請求項10に係るドアホン装置においては、前記評価情報には、来訪者の不信度、有害度及び不審度のうち少なくともいずれか一つが含まれ、前記来訪者情報取得手段は、前記不信度、有害度又は不審度が高い来訪者の来訪者情報を他のドアホン装置から取得することとした。これにより、不信度、有害度又は不審度が高いと評価された人物の来訪者情報を迅速に取得することができ、悪質な来訪者とのトラブルを避けることができる。
また、請求項11に係るドアホン装置においては、前記評価情報には、来訪者の不信度、有害度及び不審度のうち少なくともいずれか一つが含まれ、前記来訪者情報取得手段は、前記不信度、有害度又は不審度が低い来訪者の評価情報を含む来訪者情報を他のドアホン装置から取得することとした。これにより、不信度、有害度又は不審度が低いと評価された人物の来訪者情報を迅速に取得することができ、安心して来訪者と応対ができる。
また、請求項12に係るドアホン装置においては、他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち取得する来訪者情報についての評価情報の条件を入力する取得条件入力手段を備え、前記来訪者情報取得手段は、他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち、前記取得条件入力手段により入力された条件と一致する評価情報を有する来訪者情報を取得することとした。これにより、他のドアホン装置から、来訪者の評価結果を選択できる。
また、請求項13に係るドアホン装置においては、前記来訪者情報取得手段は、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を定期的に通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶することとした。これにより、来訪者情報の信頼性を高めることができる。
また、請求項14に係るドアホン装置においては、前記来訪者情報取得手段は、前記来訪検出手段により来訪者を検出したときに、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち前記検出した来訪者を識別する識別情報に対応する来訪者情報を通信回線を介して取得し、前記表示手段に表示することとした。これにより、来訪者の最新情報を表示することができる。
また、請求項15に係るドアホン装置においては、前記来訪者情報取得手段は、前記来訪検出手段により来訪者を検出したときに、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち前記検出した来訪者を識別する識別情報に対応する来訪者情報を通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶することとした。これにより、来訪者情報の最新情報を記憶することができる。
また、請求項16に係るドアホン装置においては、前記来訪者の撮像情報を取得する撮像情報取得手段を備え、前記来訪者情報記憶処理手段は、前記撮像情報取得手段で取得した来訪者の撮像情報を当該来訪者の識別情報に関連付けて前記来訪者情報記憶手段に記憶し、前記評価情報出力手段は、前記一致する識別情報に関連づけられた評価情報に加え、さらに当該識別情報に関連づけられた来訪者の撮像情報を表示手段に出力することとした。これにより、来訪者の評価情報とともに来訪者の映像を見ることができるので、客観的に信頼性の高い来訪者情報を得ることができる。
また、請求項17に係るドアホン装置においては、前記来訪者の音声情報を取得する音声情報取得手段を備え、前記来訪者情報記憶処理手段は、前記音声情報取得手段で取得した来訪者の音声情報を当該来訪者の識別情報に関連付けて前記来訪者情報記憶手段に記憶し、前記評価情報出力手段は、前記一致する識別情報に関連づけられた評価情報に加え、さらに当該識別情報に関連づけられた来訪者の音声情報を音声出力手段に出力することとした。これにより、来訪者の評価情報とともに来訪者の来訪時の音声を聞くことができるので、客観的に信頼性の高い来訪者情報を得ることができる。
また、請求項18に係るドアホン装置における各手段として機能するプログラム、請求項19に係るドアホンシステム、請求項20に係るドアホン装置の情報処理方法においては、来訪者があった場合に、来訪者を評価した評価情報を閲覧しながら対応することができる。そのため、来訪者との不要なトラブルを未然に防ぐことができると共に、初めての来訪者でも余裕を持って対応することができる。更に、共有が許可されたときに来訪者情報が他のドアホン装置に送信されるので、通信回線の混雑が防止でき、迅速に来訪者情報を取得することができる。また、共有が許可された来訪者情報が他のドアホン装置に送信されるので、信頼性の高い情報を閲覧することができるとともに、プライバシー保護も強化される。
以下、本発明について、図面を用いて詳細に説明する。
(第一機能ブロック図(実施形態1))
図1は、本発明の実施形態1に係るドアホン装置1の基本的な第一機能ブロック図である。図1に示すように、ドアホン装置1は、来訪者が来訪したことを示す来訪通知を検出するための来訪検出手段3と、来訪を通知した来訪者を識別するための識別情報を取得するための識別情報取得手段4と、来訪者を評価した評価情報に当該識別情報を関連づけた来訪者情報を記憶する来訪者情報記憶手段5とを備えている。ドアホン装置1は、更に、通信回線14を介して通信可能な他のドアホン装置15を検索する情報端末検索手段6と、情報端末検索手段6により検索した他のドアホン装置15に対して、当該他のドアホン装置15に記憶されている来訪者情報を共有することを要求する共有要求情報を送信する共有要求情報送信手段7と、共有要求情報送信手段7により送信された共有要求情報を受信した他のドアホン装置15から、来訪者情報の共有が許可されたか否かを判別するための許可情報を受信する許可情報受信手段8とを備えている。
(第一機能ブロック図(実施形態1))
図1は、本発明の実施形態1に係るドアホン装置1の基本的な第一機能ブロック図である。図1に示すように、ドアホン装置1は、来訪者が来訪したことを示す来訪通知を検出するための来訪検出手段3と、来訪を通知した来訪者を識別するための識別情報を取得するための識別情報取得手段4と、来訪者を評価した評価情報に当該識別情報を関連づけた来訪者情報を記憶する来訪者情報記憶手段5とを備えている。ドアホン装置1は、更に、通信回線14を介して通信可能な他のドアホン装置15を検索する情報端末検索手段6と、情報端末検索手段6により検索した他のドアホン装置15に対して、当該他のドアホン装置15に記憶されている来訪者情報を共有することを要求する共有要求情報を送信する共有要求情報送信手段7と、共有要求情報送信手段7により送信された共有要求情報を受信した他のドアホン装置15から、来訪者情報の共有が許可されたか否かを判別するための許可情報を受信する許可情報受信手段8とを備えている。
ドアホン装置1は、更に、許可情報受信手段8により受信された許可情報に基づいて、共有が許可されたと判別された他のドアホン装置15に記憶された来訪者情報を、通信回線14を介して取得し、来訪者情報記憶手段5に記憶する来訪者情報取得手段9と、来訪者情報記憶手段5に記憶されている来訪者情報に含まれる識別情報と、識別情報取得手段4により取得された識別情報とを照合するための照合手段10と、照合手段10により行われた照合の結果、識別情報取得手段4により取得された識別情報と来訪者情報記憶手段5に記憶されている来訪者情報における識別情報とが一致するとき、当該来訪者情報において識別情報に関連付けられた評価情報を出力する評価情報出力手段11と、その出力された評価情報を表示する表示手段13と、これらの各手段を制御する制御手段2と、各手段間のデータや制御信号を搬送するバス12とから構成されている。
ドアホン装置1は、更に、来訪者の評価情報を入力するための来訪者情報入力手段16と、入力した来訪者の評価情報を記憶するための来訪者情報記憶処理手段17とを備えている。
制御手段2は、図示しないCPUとRAMとROMから構成されている。制御手段2はドアホン装置1を構成する各手段の制御を行う。制御手段2のROMはドアホン装置1を制御するためのメインプログラムや、各手段を構成するためのプログラムを記憶している。ドアホン装置1を起動すると、CPUは、ROMからメインプログラムをRAMに読み出して、RAMを作業領域としてメインプログラムを実行する。識別情報取得手段4、情報端末検索手段6、共有要求情報送信手段7、許可情報受信手段8、来訪者情報取得手段9、照合手段10及び評価情報出力手段11は、CPUがプログラムを実行することにより実現するソフトウエアによって構成することができる。
来訪検出手段3は、例えば、呼出ボタンと、この呼び出しボタンが押下されたときに生成する信号を来訪通知として検出する信号検出部により構成することができる。また、来訪検出手段3は、来訪者の赤外線を検出する赤外線検出部と、この赤外線検出部が生成した信号を来訪通知として検出する信号検出部により構成することができる。
識別情報取得手段4は、例えば、玄関子機に設置したカメラと、このカメラからの映像信号を画像データに変換する画像信号制御部から構成することができる。この場合、来訪者の識別情報は来訪者の画像データである。また、来訪者の画像データから来訪者の顔の特徴部やアイリスを抽出し、この抽出された特徴部やアイリスを来訪者の識別情報とすることができる。また、例えば玄関子機に設置したマイクロフォンとこのマイクロフォンからの音声信号を音声データに変換する通話制御部により構成することができる。この場合、来訪者の識別情報は来訪者の肉声である。また、来訪者の肉声から声紋を抽出し、この声紋を来訪者の識別情報とすることができる。また、呼出ボタンや呼出ボタンとは別に設置された指紋検出部を識別情報取得手段4とし、検出された来訪者の指紋を来訪者の識別情報とすることができる。また、来訪者の所持するRFIDの情報又はパスワードを入力する入力部を識別情報取得手段4とし、入力されたRFIDやパスワードの情報を来訪者の識別情報とすることができる。
情報端末検索手段6は、操作者の入力により又は制御手段2からの指示により、通信回線14に接続する他のドアホン装置15を検索し、その検索結果を出力する。例えば、ドアホン装置の室内親機の操作パネルや、検索プログラムを実行することにより実現される情報端末検索ソフトウエア又は/及び通信回線14に接続する外部通信手段によって構成することができる。
共有要求情報送信手段7は、操作者の入力により又は制御手段2からの指示により、通信回線14に接続する他のドアホン装置15を指定して、来訪者の情報を共有したい旨の情報を他のドアホン装置15に送信する。例えば、ドアホン装置1の室内親機の操作パネルや、共有要求情報送信プログラムを実行することにより実現されるソフトウエア、又は/及び通信回線14に接続する外部通信手段によって構成することができる。
許可情報受信手段8は、共有要求情報送信手段7により送信された来訪者情報の共有要求情報を受信した他のドアホン装置15から、他のドアホン装置15の利用者による来訪者情報の共有を許可するか否かの情報を受信する。許可情報受信手段8は、例えば、ドアホン装置1の室内親機の外部通信手段や、プログラムを実行することにより実現されるソフトウエアによって構成することができる。
来訪者情報取得手段9は、操作者の操作により、又は許可情報受信手段8により他のドアホン装置15からの来訪者情報の共有を許可するとの情報の受信に基づいて、他のドアホン装置15に記憶された来訪者情報を、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又はサーバ装置から取得し、来訪者情報記憶手段5に記憶する。来訪者情報取得手段9は、例えば、来訪者情報取得プログラムを実行することにより実現されるソフトウエア、又は/及び通信回線14に接続する外部通信手段から構成することができる。
来訪者情報記憶手段5は、他のドアホン装置15の来訪者情報を通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して取得して記憶している。また、自ドアホン装置1の来訪者情報入力手段から入力した来訪者情報を記憶することもできる。この来訪者情報が記憶される来訪者情報記憶手段5には、来訪者の識別情報に関連付けられた来訪者の評価情報や、その評価を行った評価者の情報を含めることができる。来訪者情報記憶手段5は、ハードディスクや半導体メモリ素子、或いは外部メモリ素子により構成することができる。来訪者情報として、例えば、ドアホン装置のIDと、来訪者の名前、画像情報、音声情報等からなる識別情報、来訪日時、評価情報が関連付けられて記憶されている。評価情報としては、例えば不信度、有害度及び不審度の全部又は一部が記憶される。
照合手段10は、識別情報取得手段4により検出された自ドアホン装置の来訪者の識別情報と、来訪者情報記憶手段5に記憶された来訪者情報とを照合する。照合手段10は、照合プログラムを実行することにより実現されるソフトウエアにより構成することができる。照合した結果一致した場合には、現在来訪している来訪者の情報は、来訪者情報記憶手段5に存在することを意味する。来訪者の識別情報は、ドアホン装置のID、来訪者の画像情報、来訪者の音声情報、これらの情報から抽出された特徴情報、来訪者の名前、指紋、アイリス等により構成することができる。
評価情報出力手段11は、自ドアホン装置の来訪者の識別情報と来訪者情報記憶手段5に記憶された来訪者情報における識別情報とが一致するとき、来訪者の評価情報を表示手段13に出力して表示する。評価情報出力手段11は、来訪者の評価情報に加えて、現在来訪中の来訪者の画像情報や音声情報を表示手段13に出力することができる。表示手段13としては、ドアホン装置1の室内親機のモニタやスピーカーとすることができる。あるいは、ドアホン装置から離れた場所に設置されているモニタやスピーカー等とすることもできる。評価情報出力手段11は、来訪者の評価情報を表示手段13に表示させるための画像情報を生成する表示処理回路により構成することができる。また、評価情報出力手段11は、評価情報出力プログラムを実行することにより実現されるソフトウエアにより構成することができる。なお、図1に示すドアホン装置1の機能ブロック図において、破線により囲まれた情報端末検索手段6、共有要求情報送信手段7、許可情報受信手段8及び来訪者情報取得手段9の各手段は、他のドアホン装置15と通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して情報の送信又は受信を行う。なお、通信回線14は、有線による通信回線14であっても、無線による通信回線14であってもよい。
来訪者情報入力手段16は、自ドアホン装置1で検出された来訪者に関する評価情報を入力するために用いられる。例えば、ドアホン装置1に設けたキーボード、スイッチあるいはタッチパネル等から構成される。来訪者が来訪したときに、自ドアホン装置の利用者は、来訪者を評価する評価情報を来訪者情報入力手段16により入力する。また、来訪者情報をドアホン装置1に接続したパーソナルコンピュータや外部記憶素子から入力することができる。この場合、来訪者情報入力手段16は、来訪者情報を入力するためのインターフェースである。来訪者情報入力手段16として、入力した情報を処理するための来訪者情報入力処理プログラムを実行することにより実現されるソフトウエアとしてもよい。
来訪者情報記憶処理手段17は、来訪者情報入力手段16により入力した来訪者の評価情報を来訪者の識別情報に関連付けて、来訪者情報として来訪者情報記憶手段5に記憶する。また、評価情報は来訪者情報記憶手段5とは異なる記憶素子又は記憶領域に、来訪者情報記憶手段5に記憶された識別情報と関連付けて記憶するようにしてもよい。来訪者情報記憶処理手段17は、来訪者情報記憶処理プログラムを実行することにより実現されるソフトウエアにより構成することができる。
ドアホン装置1のこの構成により、来訪者があった場合に、来訪者を評価した評価情報を閲覧しながら対応することができる。そのため、来訪者との不要なトラブルを未然に防ぐことができると共に、初めての来訪者でも余裕を持って対応することができる。更に、共有が許可されたときに来訪者情報が他のドアホン装置15に送信されるので、通信回線14の混雑が防止でき、迅速に来訪者情報を取得することができる。また、共有が許可された来訪者情報が他のドアホン装置15に送信されるので、信頼性の高い情報を閲覧することができるとともに、情報提供者のプライバシーも保護される。さらに、上記の構成により、自ドアホン装置1で来訪者の評価を適宜入力し、記憶しておくことができる。すなわち、来訪者をドアホン装置1が認識後、室内利用者が対応中に、或いは対応直後に、来訪者の識別情報と関連付けて来訪者に関する新鮮な印象に基づく評価を入力して記憶しておくことができる。
図2は、室内利用者Lがドアホン装置1の室内親機Dを見ながら対応している状態の一例を表す模式図である。図2に示すドアホン装置1は、玄関や門に設置した玄関子機と、室内に設置して室内親機Dにより構成されている。室内親機Dの表面には、表示手段13としてのモニタE、マイクロフォンF、スピーカーG、メニューボタンH、選択ボタンI、通話ボタンJ、終了ボタンK、が設置されている。モニタEには、現在来訪している来訪者Cの映像が表示されている。モニタEには、更に識別情報としての来訪者Cの名前A、評価情報Bが表示されている。このように、来訪者を評価した評価情報が表示されるので、来訪者に応答する前に、この来訪者に対応するか否かを判断することができる。また、来訪者とその評価とを閲覧しながら、この来訪者に対応することができるので、初めての来訪者であっても余裕を持って対応することができる。なお、室内親機DのモニタEはメニューボタンHや選択ボタンIと組み合わせて入力手段としても機能する。
(第一メイン処理(実施形態2))
図3は、本発明の実施形態2に係る第一メイン処理を表すフローチャート図である。本第一メイン処理は実施形態1に係るドアホン装置1の基本的な情報処理方法である。
図3は、本発明の実施形態2に係る第一メイン処理を表すフローチャート図である。本第一メイン処理は実施形態1に係るドアホン装置1の基本的な情報処理方法である。
来訪者が、例えば玄関や門に取り付けられた呼出ボタンを押して来訪通知を生成する。すると、来訪検出手段3がこの来訪通知を検知して来訪者を検出する(ステップS1のY)。識別情報取得手段4は、来訪検出手段3が来訪者を検出したことを契機として、来訪者の識別情報を生成する(ステップS2)。例えば、識別情報取得手段4が来訪者を撮像して画像データを生成したときは、この画像データを識別情報とすることができる。また、識別情報取得手段4は、生成した画像データの画像処理を行って、来訪者を特徴付ける特徴情報、例えば顔情報、アイリス情報、又は指紋情報を生成し、これを識別情報とすることができる。また、識別情報取得手段4は、来訪者の音声を入力し、この音声から来訪者の声紋を抽出して、この声紋を来訪者の識別情報とすることができる。また、来訪者のRFIDの情報、又はパスワードの情報を入力して、これを識別情報とすることもできる。
次に、来訪者情報取得処理(1)(ステップS3)を行う。来訪者情報取得処理(1)では、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又はネットワーク上のサーバ装置から来訪者情報を取得する。来訪者情報には、来訪者の識別情報と、その識別情報に関連付けられた評価情報が含まれる。また、来訪者情報には、評価情報の他に、その来訪者を評価した評価者の情報や、当該来訪者の音声情報あるいは映像情報を含めることができる。
来訪者情報取得処理(1)(ステップS3)を説明する。まず、情報端末検索手段6は、来訪者情報記憶手段5に記憶された来訪者情報から、通信回線14に接続される他のドアホン装置15又はサーバ装置を特定する。特定されたドアホン装置又はサーバ装置のアドレス情報を参照して、通信可能な他のドアホン装置15又はサーバ装置の検索を行う(ステップS10)。
共有要求情報送信手段7は、情報端末検索手段6の検索により検出された他のドアホン装置15又はサーバ装置に対して、来訪者情報の共有を要求する共有要求情報を送信する(ステップS11)。共有要求情報を受信した他のドアホン装置15の利用者は、共有要求情報を送信したドアホン装置と来訪者情報に関して共有するかどうかを判断し、当該ドアホン装置に対して共有の許可又は拒否を表す許可情報を送信する。共有要求情報を送信したドアホン装置1の許可情報受信手段8は、他のドアホン装置15又はサーバ装置から、来訪者情報の共有の可否を表す許可情報を受信する(ステップS12)。来訪者情報取得手段9は、共有が許可された他のドアホン装置15又はサーバ装置から、来訪者情報を取得して(ステップS13)、来訪者情報記憶手段5に記憶する(ステップS14)。
なお、他のドアホン装置15又はサーバ装置は、共有を許可する際に特定の来訪者の識別情報及びこれに関連する評価情報のみを共有とする制限を設けることができる。また、共有要求情報を受信した他のドアホン装置15は、許可情報を送信する際に、特定の来訪者の識別情報、及びこれに関連する評価情報のみを共有する共有要求情報を送信することもできる。また、来訪者情報取得手段9は、取得条件を設定して、特定の来訪者情報のみを取得することができる。
照合手段10は、来訪者情報記憶手段5に記憶された来訪者情報を読み出し、この来訪者情報に含まれる識別情報と、現在来訪中の来訪者の識別情報とを照合する(ステップS4)。照合された結果、他のドアホン装置15から取得した来訪者情報における識別情報と現在の来訪者の識別情報が一致する場合は(ステップS5のY)、自ドアホン装置1の表示手段13に現在の来訪者の画面と評価情報が出力される(ステップS6)。現在の来訪者の識別情報と来訪者情報記憶手段5から読み出された識別情報が一致しない場合は(ステップS5のN)、ドアホン装置1の表示手段13に一致しないと表示した後(ステップS7)、ドアホン装置1の表示手段13に評価情報が表示されずに現在の来訪者の画面のみが出力される。次に、評価情報出力手段11は、来訪者を評価するかどうかの判断画面データを表示手段に出力して表示する(ステップS15)。ドアホン装置1の利用者は、来訪者を評価する場合は(ステップS16のY)、来訪者情報入力手段16により来訪者の評価情報を入力する(ステップS17)。来訪者情報記憶処理手段17は、入力された来訪者の評価情報を、来訪者の識別情報と来訪時刻とを関連付けて来訪者情報として来訪者情報記憶手段5に記憶する(ステップS18)。なお、この評価情報の入力は、来訪者と通話中であっても、来訪者が帰った後でもよい。来訪者を評価しない場合は、来訪者情報記憶処理手段17は、現在の来訪者の識別情報と来訪時刻とを関連づけて来訪者情報記憶手段5に記憶する(ステップS19)。
このように、ドアホン装置1は、他のドアホン装置15に対して当該他のドアホン装置15に記憶されている来訪者情報の共有可否を求める共有要求情報を送信し、他のドアホン装置15から共有が許可された来訪者情報を取得する。つまり、来訪者についての情報要求の求めに応じて許可された来訪者情報を提供する、という関係の下で来訪者情報を共有できる。このため、来訪者情報に関するドアホン装置の利用者のプライバシーが保たれるとともに信頼性が高い来訪者情報を入手できる。その結果、来訪者との不要なトラブルや、情報提供者間のトラブルを回避することが可能となる。また、通信回線14を介して送受信される来訪者情報のデータ量を低減することができるので、来訪者情報を迅速に取得することができる。さらに、来訪者を評価した評価情報を入力し、識別情報と来訪時刻とを関連づけて記憶させておくことができる。他のドアホン装置15から情報共有の求めがあれば来訪者の情報を提供することができ、近隣のドアホン装置の利用者と迅速に情報を共有することが可能となり、地域のネットワークの形成に役立てることができる。
(第二機能ブロック図(実施形態3))
図4は、本発明の実施形態3に係るドアホン装置1の第二機能ブロック図である。第一機能ブロック図(実施形態1)と異なるのは、検索情報出力手段18と、選択手段19と、共有要求出力手段20と、共有設定入力手段21と、通知手段22と、許可・不許可情報出力手段23と、取得条件入力手段24が付加されている点である。従って、付加された構成について説明し、その他の構成については、説明を省略する。
図4は、本発明の実施形態3に係るドアホン装置1の第二機能ブロック図である。第一機能ブロック図(実施形態1)と異なるのは、検索情報出力手段18と、選択手段19と、共有要求出力手段20と、共有設定入力手段21と、通知手段22と、許可・不許可情報出力手段23と、取得条件入力手段24が付加されている点である。従って、付加された構成について説明し、その他の構成については、説明を省略する。
検索情報出力手段18は、情報端末検索手段6により検索された検索結果を表示手段13に出力する。たとえば、他のドアホン装置15のID、IDに関連づけて記憶された来訪者の識別情報、この識別情報に関連付けられる来訪者の評価情報や当該評価情報を作成した評価者の情報等を表示手段13に出力して表示する。検索情報出力手段18は、例えば、プログラムが実行されることにより実現されるソフトウエアによって構成することができる。
選択手段19は、検索情報出力手段18により出力された結果情報から、来訪者情報を共有する他のドアホン装置15を選択するために用いられる。選択手段19により他のドアホン装置15が選択されると、共有要求情報送信手段7は共有要求情報を通信回線14を介して直接又は通信回線14に接続されたサーバ装置を介して他のドアホン装置15へ送信される。選択手段19は、例えば、ドアホン装置1の来訪者情報入力手段16や他の入力手段、或いは入力された情報の処理回路により構成することができる。また、当該入力処理のプログラムを実行することにより実現されるソフトウエアによって構成することができる。
共有要求出力手段20は、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又は通信回線14に接続されたサーバ装置を介して共有要求情報を受信したときに、当該共有要求情報を表示手段13に出力して表示する。共有要求出力手段20は、例えば、ドアホン装置1の表示手段13や、表示手段13に共有情報を表示させるための処理回路により構成することができる。また、表示処理のプログラムを実行することにより実現されるソフトウエアによって構成することができる。
共有設定入力手段21は、他のドアホン装置15からの来訪者情報の共有要求情報に応じて、その許可又は拒否を設定入力する。共有が設定されることにより、設定された来訪者情報は、他のドアホン装置15と共有する。共有設定入力手段21は、例えば、ドアホン装置1の来訪者情報入力手段16や他の入力手段、或いは、入力処理のプログラムが実行されることにより実現されるソフトウエアから構成することができる。
通知手段22は、共有設定入力手段21により設定された許可又は拒否の情報を来訪者情報の共有要求を行った他ドアホン装置に通信回線14を介して直接又は通信回線14に接続されたサーバ装置を介して通知する。通知手段22は、ドアホン装置1の通信手段や、当該許可又は拒否の情報を送信するプログラムを実行することにより実現されるソフトウエアから構成することができる。
許可・不許可情報出力手段23は、他のドアホン装置15から許可又は拒否の情報を取得したときに、その情報をドアホン装置1の表示手段13に出力して表示する。許可・不許可情報出力手段23は、例えば、ドアホン装置1の表示手段13に当該情報を表示させるためのプログラムを実行することにより実現されるソフトウエアによって構成することができる。
取得条件入力手段24は、来訪者情報を選択的に入力するための入力手段である。他のドアホン装置15から来訪者情報を取得する際に、例えば来訪者情報に含まれる評価情報の評価の種類や評価のレベルに従って選択的に来訪者情報を取得する。取得条件入力手段24は、例えば、ドアホン装置1に設けたキーボードやタッチパネル等の操作パネルから構成される。また、入力した情報を処理する取得条件入力処理プログラムを実行することにより実現されるソフトウエアにより構成することができる。
このように、ドアホン装置1の利用者は、検索情報出力手段により検索結果の一覧から共有したいドアホン装置を選択することができるので、信頼のおける利用者のドアホン装置の来訪者情報を取得することができる。また、共有が要求されたドアホン装置1の利用者は、共有の許可又は拒否することが可能なので、情報提供者のプライバシー保護の観点からも有効である。
(来訪者情報取得処理(2)(実施形態4))
図5は、本発明の実施形態4に係る来訪者情報取得処理(2)を表すフローチャート図である。本来訪者情報取得処理(2)は、第一メイン処理(実施形態2)のステップS3における他の処理方法を表している。
図5は、本発明の実施形態4に係る来訪者情報取得処理(2)を表すフローチャート図である。本来訪者情報取得処理(2)は、第一メイン処理(実施形態2)のステップS3における他の処理方法を表している。
情報端末検索手段6は、来訪者情報記憶手段5に記憶された来訪者情報から、他のドアホン装置15から通信回線14に接続される他のドアホン装置15又はサーバ装置を特定する。特定されたドアホン装置又はサーバ装置のアドレス情報を参照して、通信可能な他のドアホン装置15又はサーバ装置を検索する(ステップS20)。通信可能な他のドアホン装置15が検索された場合は、検索情報出力手段18は、検索された他のドアホン装置15を特定するIDやその利用者の氏名等を出力して表示手段13に表示する(ステップS21)。自ドアホン装置1の利用者は、選択手段19を操作して、自ドアホン装置1の表示手段13に表示された他のドアホン装置15のうちの来訪者情報の共有を希望する他のドアホン装置15のIDやその利用者の氏名等を選択する(ステップS22)。共有要求情報送信手段7は、選択された他のドアホン装置15に対して、共有要求情報を送信する(ステップS23)。
他のドアホン装置15の通信制御部がその共有要求情報を受信すると(ステップS24)、他のドアホン装置15の共有要求出力手段20は、受信した共有要求情報を表示部に出力して表示する(ステップS25)。他のドアホン装置15の利用者は、共有要求情報に対して共有設定入力手段21により、来訪者情報の共有の許可又は拒否を設定入力する(ステップS26)。他のドアホン装置15の通知手段22は、許可又は拒否を設定入力後、他のドアホン装置15から来訪者情報の共有を求めたドアホン装置に共有の許可又は拒否の情報を送信する(ステップS27)。自ドアホン装置1の許可情報受信手段8は、自ドアホン装置1で他ドアホン装置から共有の許可又は拒否の情報を受信する(ステップS28)。自ドアホン装置1の許可・不許可情報出力手段23は、共有の許可又は拒否の情報を自ドアホン装置の表示手段13に出力して表示する(ステップS29)。
共有が許可された場合(ステップS30のY)は、来訪者情報取得手段9は、通信回線14を介して他のドアホン装置15から来訪者情報を取得する(ステップS31)。取得条件入力手段24により取得する来訪者情報の条件が設定されている場合には、設定された条件に従う来訪者情報のみを取得することができる。共有が拒否された場合(ステップS30のN)は、自ドアホン装置の利用者は、再度共有を求める他のドアホン装置15を選択するか(ステップS32のN)、来訪者情報の取得処理を終了する(ステップS32のY)。
以下、図6を用いて本発明のドアホン装置1を具体的に説明する。更に、図7〜図12を用いてこのドアホン装置1の情報処理方法を詳細に説明する。図7は第二メイン処理(実施形態6)を表し、図8は来訪者情報を表示する来訪者評価表示処理(実施形態7)を表し、図9は来訪者の評価を行う来訪者評価登録処理(実施形態8)を表し、図10は通信回線14を介して他のドアホン装置15から来訪者情報を取得する来訪者情報取得処理(3)(実施形態9)を表し、図11は許可・拒否情報入手処理(実施形態10)を表し、図12は来訪者情報の入手許可後の処理(実施形態11)を表し、図13は記憶部50に記憶して登録される来訪者情報の内容の一例を表す。
(第三機能ブロック図(実施形態5))
図6は、本発明の実施形態5に係るドアホン装置1の第三機能ブロック図である。ドアホン装置1は、玄関子機25とこれに接続する室内親機40から構成されている。玄関子機25は、来訪者からの情報を取得するために玄関や門に設置されている。室内親機40は、室内利用者が来訪者に対して室内にて対応できるように室内に設置されている。玄関子機25と室内親機40とは、通信可能に構成されている。
図6は、本発明の実施形態5に係るドアホン装置1の第三機能ブロック図である。ドアホン装置1は、玄関子機25とこれに接続する室内親機40から構成されている。玄関子機25は、来訪者からの情報を取得するために玄関や門に設置されている。室内親機40は、室内利用者が来訪者に対して室内にて対応できるように室内に設置されている。玄関子機25と室内親機40とは、通信可能に構成されている。
まず、玄関子機25の構成について説明する。制御部33は、図示しないCPU、RAM、ROMを備えている。CPUは、ROMに記録されるプログラムをRAMに読み出して、RAMを作業領域としてプログラムを実行し、各構成部を制御する。呼出ボタン29は、来訪者が来訪を告げるための来訪検出手段3として機能する。マイクロフォン26は来訪者の音声を取得し、スピーカー27は来訪者に対して室内の対応者からの音声を発声し、通話制御部30はマイクロフォン26及びスピーカー27の通話を制御する。マイクロフォン26により取得した来訪者の音声を来訪者の識別情報とする場合には、マイクロフォン26とこれを制御する通話制御部30のいずれか又は全部が識別情報取得手段4として機能する。マイクロフォン26から音声を入力したときに、通話制御部30が来訪通知を行う場合には、マイクロフォン26と通話制御部30が来訪検出手段3として機能する。マイクロフォン26又は通話制御部30は、来訪者の音声を来訪者の識別情報と関連付けて記憶する場合は、音声情報取得手段として機能する。
カメラ28は来訪者を撮像して画像信号を生成し、カメラ制御部31はカメラ28が撮像するための条件等を設定し、画像信号制御部32はカメラからの画像信号を画像データに変換する。カメラ28、カメラ制御部31、画像信号制御部32のいずれか又は全部が識別情報取得手段4として機能する。記憶部34は、マイクロフォン26が取得した音声情報や、カメラ28が撮像した画像情報を一時的に記憶する。玄関子機25は、通信I/F35を介して室内親機40と、来訪通知、音声情報、画像情報及び各構成部を制御するための制御情報を送受信する。カメラ28又は画像信号制御部32は、来訪者を撮像した画像データを来訪者の識別情報として、又は識別情報と関連付けて記憶する場合は、撮像情報取得手段として機能する。バス36は、各手段間の信号の伝達を行う。
次に、室内親機40の構成について説明する。制御部49は、図示しないCPU、RAM、ROMを備えている。CPUは、ROMに記録される制御プログラムをRAMに読出し、RAMを作業領域としてプログラムを実行し、各構成部を制御する。通信I/F54は、玄関子機25と通信を行うためのインターフェースである。外部通信I/F55は、ネットワークと通信を行うためのインターフェースである。マイクロフォン41は、室内対応者の音声を取得し、通話制御部45を介して玄関子機25のスピーカー27に音声を伝達する。スピーカー42は、来訪者からの音声を、通話制御部45を介して発声する。
通話制御部45は、マイクロフォン41及びスピーカー42の動作を制御する。スピーカー42は、更に呼出音発生部46を介して、玄関子機25の呼出ボタン29が押下されたときに来訪者があることを知らせる。通話制御部45は、他のドアホン装置15と音声データの送受信を行う場合は音声通信手段として機能する。操作パネル44は、来訪者情報入力手段16として機能し、評価者の情報や来訪者の評価情報を入力することができる。また、操作パネル44は、来訪者情報を取得する際に取得条件を入力するための取得条件入力手段として機能する。また、操作パネル44は、その他の入力用の入力手段としても使用される。表示制御部47は、モニタ43に画像を表示させるための画像データを供給する。モニタ43は表示手段13として機能する。スピーカー42又は通話制御部45は、識別情報と関連付けられた来訪者の音声情報を出力する場合は音声出力手段として機能する。
記憶部50は来訪者情報や評価者の情報を記憶する。記憶部50は、来訪者情報記憶手段5又は/及び評価者情報記憶手段から構成される。来訪者情報記憶手段5は、来訪者を識別するための識別情報と、この識別情報に関連付けて記憶される評価情報を記憶し、評価者情報記憶手段は、当該評価情報と関連付けて記憶される評価者の情報を記憶する。照合処理部51は照合手段10として機能し、現在来訪中の来訪者の識別情報と、記憶部50に記憶された識別情報とが一致するかどうかを判定する。記憶制御部52は来訪者情報記憶処理手段17として機能し、操作パネル44から入力した評価情報及び評価者の情報や、外部通信I/F55を介して取得した来訪者情報を記憶部50に記憶する。
外部通信I/F55は、通信回線14を介してネットワーク上の他のドアホン装置15やサーバ装置と情報の送受信を行う。通信制御部60は、外部通信I/F55を介して他のドアホン装置15やサーバ装置とデータの送受信を行う。通信制御部60は、来訪者情報を取得するための来訪者情報取得手段9と、通信回線14を介して他のドアホン装置15等の検索を行う情報端末検索手段6と、他のドアホン装置15等に共有要求情報を送信する共有要求情報送信手段7と、他のドアホン装置15から許可情報を受信するための許可情報受信手段8と、他のドアホン装置15等に許可・不許可の情報を通知するための通知手段22を含む。
画像情報処理部53は、玄関子機25のカメラ28により撮像した画像データを通信I/F54を介して取得し、来訪者の識別情報を生成する。更に、制御部49の制御に基づいて各種の判断画面データを生成又は選択するとともに、取得した画像データ、例えばカメラ28により撮像した画像データや、記憶部50に記憶された画像データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示させる。画像生成部61は、モニタ43に上記の他の画像を表示させるための画像データを生成する。
画像生成部61は、玄関子機25のカメラ28が撮像した画像をモニタ43に表示させるための画像データを生成するための画像情報処理部53と、モニタ43に記憶部50から読み出した来訪者情報を表示するための画像データを生成する評価情報出力手段11と、他のドアホン装置15から受信した共有要求情報を表示するための画像データを生成する共有要求出力手段20と、他のドアホン装置15から共有の許可・不許可を取得したときに、その情報を表示するための画像データを生成する許可・不許可情報出力手段23と、検索結果を表示するための画像データを生成する検索情報出力手段18とを含む。
その他に、室内親機40は、他のドアホン装置15と来訪者情報の共有を許可又は拒否を設定するための共有設定入力手段21と、来訪者情報を共有する他のドアホン装置15を選択するための選択手段19、各手段間のデータや制御信号を伝送するバス59等を備えている。
更に、来訪者の識別情報と関連付けて、来訪者を撮像した撮像情報を取得するための撮像情報取得手段や来訪者の音声を録音した音声情報を取得するための音声情報取得手段を備えることができる。これにより、過去に来訪した、或いは近隣に来訪した来訪者の生の情報を取得することができるので、より客観的な情報に基づく信頼性の高い評価情報を生成することができる。
(第二メイン処理(実施形態6))
図7は、本発明の実施形態6に係る第二メイン処理を表すフローチャート図である。本第二メイン処理においては、来訪者通知を検出した後に、当該来訪者に関する来訪者情報を参照して来訪者と対応し、その後、現在来訪している来訪者の評価情報を記憶する。更に、来訪者が来訪していないとき、または来訪中に、通信回線14を介して定期的に又は不定期的に来訪者情報を取得する処理を行う。
図7は、本発明の実施形態6に係る第二メイン処理を表すフローチャート図である。本第二メイン処理においては、来訪者通知を検出した後に、当該来訪者に関する来訪者情報を参照して来訪者と対応し、その後、現在来訪している来訪者の評価情報を記憶する。更に、来訪者が来訪していないとき、または来訪中に、通信回線14を介して定期的に又は不定期的に来訪者情報を取得する処理を行う。
まず、来訪者が玄関子機25の呼出ボタン29を押下して来訪通知を生成する。制御部33は、呼出ボタン29からの来訪通知を検出すると(ステップS40のY)、カメラ制御部31及び通話制御部30を作動させてカメラ28から来訪者を撮像し、同時にマイクロフォン26から音声を入力する。画像信号制御部32は、カメラ28からの画像信号を受信して画像データに変換する。通話制御部30は、マイクロフォン26からの音声信号を受信して音声データに変換する。制御部33は、変換された来訪者の画像データ及び音声データを通信I/F35を介して室内親機40に送信する。室内親機40の画像情報処理部53及び通話制御部45は、通信I/F54を介して玄関子機25から画像データ及び音声データを受信し、来訪者の識別情報を生成する(ステップS41)。記憶制御部52は、生成された識別情報を記憶部50に記憶する。表示制御部47は、画像情報処理部53から来訪者の画像データを受信して、モニタ43に出力する。モニタ43は、玄関子機25のカメラ28により撮像された来訪者を表示する。スピーカー42は、玄関子機25のマイクロフォン26から入手した来訪者の音声を出力する。
画像情報処理部53は、来訪者の評価情報を、通信回線14を介して他のドアホン装置15又はサーバ装置から他のドアホン装置15に記憶されている来訪者の評価情報を取得するかどうかの判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS42)。ドアホン装置1の利用者は操作パネル44を操作して、取得する、を選択すると(ステップS42のY、ステップS57のY)、来訪者情報取得処理(ステップS43、ステップS58)に進む。来訪者情報取得処理は、図3に示す第一メイン処理(実施形態2)におけるステップS3、又は、図5に示す来訪者情報取得処理(2)(実施形態4)を適用することができる。或いは、後に詳細に説明する来訪者情報取得処理(3)(実施形態9)を適用することができる。ステップS58の来訪者情報取得処理の後は、最初のステップS40に戻り、待機状態となる。
ステップS43の後、又は、来訪者情報を取得しない、を選択すると(ステップS42のN)、来訪者評価表示処理(ステップS44)に進む。来訪者評価表示処理では、現在来訪中の来訪者の評価情報が記憶部50に記憶されている場合には、モニタ43に現在来訪中の来訪者の画像と来訪者情報を表示する処理である。記憶部50に現在来訪中の来訪者情報が記憶されていない場合は、現在来訪中の来訪者の画像が表示される。
次に、画像情報処理部53は来訪者を評価するかどうかの判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS45)。利用者は操作パネル44を操作して、来訪者の評価をする、を選択すると(ステップS45のY)、来訪者評価登録処理を開始する(ステップS46)。来訪者評価登録処理は、現在来訪中の来訪者に関する評価情報を作成し、記憶して登録する処理であり、後に実施形態8において詳細に説明する。室内対応者が操作パネル44を操作して、来訪者の評価をしない、を選択すると(ステップS45のN)、次の来訪者評価登録処理をスキップして、来訪者との通話可否の判断ステップS47に進む。画像情報処理部53は、来訪者と通話するかどうかの選択画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS47)。室内対応者は、操作パネル44を操作して、通話をする、を選択すると(ステップS47のY)、制御部49は、室内親機40と玄関子機25を接続し、通話可能に設定する(ステップS48)。具体的には、制御部49は通話制御部45を起動してマイクロフォン41及びスピーカー42を動作させ、更に、通信I/F54及び通信I/F35を介して玄関子機25の制御部33に対し、通話制御部30を起動してマイクロフォン26及びスピーカー27を動作させるように指示する。これにより、玄関子機25のマイクロフォン26及びスピーカー27は室内親機40のスピーカー42及びマイクロフォン41と接続する。室内対応者が操作パネル44を操作して、通話をしない、を選択すると(ステップS47のN)、制御部49は、通話制御部45の動作を終了させ、玄関子機25に対して通話の終了指示を送信し、制御部33は、通話制御部30の動作を終了させる(ステップS54)。
画像情報処理部53は、来訪者を評価するかどうかの選択画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS49)。室内対応者が操作パネル44を操作して、来訪者の評価をする、を選択すると(ステップS49のY)、画像情報処理部53は来訪者評価登録処理を開始する(ステップS50)。この場合は、室内対応者は来訪者と通話しながら来訪者の評価情報や評価者の情報を入力することができる。室内対応者が操作パネル44を操作して、来訪者の評価をする、を選択しないと(ステップS49のN)、画像情報処理部53は来訪者評価登録処理をスキップする。室内対応者が来訪者の評価情報等を入力した後、または来訪者を評価しない場合は、画像情報処理部53は、来訪者との通話を終了するかどうかの選択画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS51)。室内対応者が操作パネル44から通話を終了しない、を選択すれば(ステップS51のN)来訪者の評価要否の判断ステップS49に戻り、通話状態を持続する。室内対応者が操作パネル44から通話を終了する、を選択すれば(ステップS51のY)、制御部49は玄関子機25との通話を切断する(ステップS52)。制御部49は、画像情報処理部53に対して、評価情報の表示や来訪者の映像の表示を終了するように指示し、通信I/F54を介して玄関子機25の制御部33に終了を指示する(ステップS53)。その後、ドアホン装置1は最初の状態に戻る(ステップS40)。
玄関子機25からの来訪通知が検出されないとき(ステップS40のN)、利用者は、操作パネル44を操作して、来訪者の評価をする、を選択すると(ステップS55のY)、来訪者評価登録処理を開始する(ステップS56)。利用者が、操作パネル44を操作して、来訪者の評価をする、を選択しないと(ステップS55のN)、次の来訪者評価登録処理をスキップして来訪者の評価情報を取得するかどうかの判断ステップS57に進む。画像情報処理部53は、制御部49の指示により、来訪者の評価情報を取得するかどうかの選択画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS57)。室内対応者が操作パネル44を操作して、来訪者の評価情報を取得する、を選択すると(ステップS57のY)、来訪者情報取得処理(ステップS58)に進む。来訪者情報取得処理は後に詳述するが、来訪者情報取得部58が、制御部49の指示に基づいて外部通信I/F55を介してネットワークに接続する他のドアホン装置15やサーバ装置から、来訪者情報を取得する処理である。室内対応者が操作パネル44から、来訪者の評価情報を取得する、を選択しないと(ステップS57のN)、最初のステップS40に戻り、待機状態となる。
このように、室内対応者は、来訪者があった場合にその来訪者の評価情報や評価者の情報をモニタ43に表示させることができる。そのため、評価の悪い来訪者に対応することで回避することが可能となり、不要なトラブルを回避することができる。また、通信回線14を介して他のドアホン装置15やサーバ装置から最新の来訪者情報を取得することができるので、地域の安全を確保することが可能となる。なお、上記実施形態において、来訪者の識別情報として来訪者を撮像した画像データとしたが、これに代えて、来訪者の音声情報や来訪者の名前や、その他来訪者の特徴を現すデータを利用することができる。
(来訪者評価表示処理(実施形態7))
図8は、本発明の実施形態7に係る来訪者評価表示処理を表すフローチャート図である。本来訪者評価表示処理は、記憶部50に記憶された複数の来訪者情報からモニタ43に表示する来訪者情報を表示する情報処理方法であり、図7に示す第二メイン処理(実施形態6)のステップS44のサブルーチンである。
図8は、本発明の実施形態7に係る来訪者評価表示処理を表すフローチャート図である。本来訪者評価表示処理は、記憶部50に記憶された複数の来訪者情報からモニタ43に表示する来訪者情報を表示する情報処理方法であり、図7に示す第二メイン処理(実施形態6)のステップS44のサブルーチンである。
照合処理部51は、玄関子機25から取得した現在来訪中の来訪者の識別情報と、記憶部50に記憶された識別情報とを照合する(ステップS70)。照合の結果、識別情報が一致したことを契機として(ステップS70のY)、制御部49は、記憶部50から当該一致した識別情報と関連付けられて記憶された評価情報を評価情報出力手段11に読み出す。画像情報処理部53は、現在来訪している来訪者の画像と、上記読み出した当該来訪者に関する評価情報とを合成した画像データを生成し、表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS71)。照合処理部51は、照合の結果、一致する識別情報が存在しないことを検出したときは(ステップS70のN)、画像情報処理部53は、現在来訪中の来訪者の映像を表示制御部47に出力してモニタ43に表示し(ステップS72)、来訪者評価表示処理を終了する。その結果、室内対応者は、現在来訪中の来訪者の評価情報を閲覧しながら、対応することができるので、不要なトラブルを回避することができる。
なお、上記第二メイン処理のステップS57において、来訪者情報を取得するかどうかを判断しているが、これに代えて、定期的に来訪者情報を取得するようにしてもよい。このように定期的に来訪者情報を取得していれば、最新の来訪者情報が取得できているので、ステップS42及びステップS43の来訪者情報取得処理を省くこともできる。
(来訪者評価登録処理(実施形態8))
図9は、本発明の実施形態8に係る来訪者評価登録処理を表すフローチャート図である。本来訪者評価登録処理は、来訪者があったとき又は来訪時刻と関連づけた識別情報が記憶されている来訪者に来訪者情報を入力する情報処理方法を表し、図7に示す第二メイン処理(実施形態6)におけるステップS46、ステップS50、ステップS56のサブルーチンである。
図9は、本発明の実施形態8に係る来訪者評価登録処理を表すフローチャート図である。本来訪者評価登録処理は、来訪者があったとき又は来訪時刻と関連づけた識別情報が記憶されている来訪者に来訪者情報を入力する情報処理方法を表し、図7に示す第二メイン処理(実施形態6)におけるステップS46、ステップS50、ステップS56のサブルーチンである。
画像情報処理部53は、制御部49の制御に基づいて、表示制御部47を介してモニタ43に、来訪者を表示する(ステップS80)。画像情報処理部53は、現在来訪中の来訪者又は記憶部50(例えば、来訪者情報記憶手段5)に記憶された来訪者を表示する。次に、画像情報処理部53は、表示制御部47を介して、来訪者を不信者と判断するかどうかの判断を求める画面をモニタ43に表示する(ステップS81)。室内対応者により操作パネル44から、不信者でないことが入力されたときは(ステップS81のN)、記憶制御部52(例えば、来訪者情報記憶処理手段17)は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する不信度の評価情報「0」を書き込む(ステップS82)。次に、ステップS86の有害者判断ステップに進む。
室内対応者により操作パネル44から、不信者であることが入力されたときは(ステップS81のY)、画像情報処理部53は、表示制御部47を介して、来訪者の不信度が高いかどうかの判断を求める画面をモニタ43に表示する(ステップS83)。室内対応者により操作パネル44から、不信度が高いことが入力されたときは(ステップS83のY)、記憶制御部52は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する不信度の評価情報「2」を書き込む(ステップS84)。室内対応者により操作パネル44から、不信度が高くないことが入力されたときは(ステップS83のN)、記憶制御部52は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する不信度の評価情報「1」を書き込む(ステップS85)。不信度が高いかどうかの評価情報が書き込まれた後、ステップS86の有害者判断ステップに進む。
画像情報処理部53は、表示制御部47を介して、来訪者を有害者と判断するかどうかの判断を求める画面をモニタ43に表示する(ステップS86)。室内対応者により操作パネル44から、有害者でないことが入力されたときは(ステップS86のN)、記憶制御部52は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する有害度の評価情報「0」を書き込む(ステップS87)。次に、ステップS91の不審者判断ステップに進む。
室内対応者により操作パネル44から、有害者であることが入力されたときは(ステップS86のY)、画像情報処理部53は、表示制御部47を介して、来訪者の有害度が高いかどうかの判断を求める画面をモニタ43に表示する(ステップS88)。室内対応者により操作パネル44から、有害度が高いことが入力されたときは(ステップS88のY)、記憶制御部52は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する有害度の評価情報「2」を書き込む(ステップS89)。室内対応者により操作パネル44から、有害度が高くないことが入力されたときは(ステップS88のN)、記憶制御部52は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する有害度の評価情報「1」を書き込む(ステップS90)。有害度が高いかどうかの評価情報が書き込まれた後、ステップS91の不審者判断ステップに進む。
画像情報処理部53は、表示制御部47を介して、来訪者を不審者と判断するかどうかの判断を求める画面をモニタ43に表示する(ステップS91)。室内対応者により操作パネル44から、有害者でないことが入力されたときは(ステップS91のN)、記憶制御部52は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する有害度の評価情報「0」を書き込む(ステップS92)。
室内対応者により操作パネル44から、不審者であることが入力されたときは(ステップS91のY)、画像情報処理部53は、表示制御部47を介して、来訪者の不審度が高いかどうかの判断を求める画面をモニタ43に表示する(ステップS93)。室内対応者により操作パネル44から、不審度が高いことが入力されたときは(ステップS93のY)、記憶制御部52は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する不審度の評価情報「2」を書き込む(ステップS94)。室内対応者により操作パネル44から、有害度が高くないことが入力されたときは(ステップS88のN)、記憶制御部52は、来訪者情報のうち、現在評価中の来訪者に該当する不審度の評価情報「1」を書き込む(ステップS95)。
上記の結果、来訪者の評価として、不信度、有害度、不審度について、各3段階からなる評価情報が生成され、記憶制御部52は識別情報に関連付けられた来訪者情報を記憶部50に記憶する(ステップS96)。なお、評価方法は、数字によらないであらかじめレベルを表示したボタンを押すようにしてもよいし、パーセントを入力するようにしてもよい。また、不信度、有害度及び不審度の評価の順序を変えることもできる。また、不信度、有害度又は不審度のいずれかに評価対象を限定することもできる。
(来訪者情報取得処理(3)(実施形態9))
図10は、本発明の実施形態9に係る来訪者情報取得処理(3)を表すフローチャート図である。本来訪者情報取得処理(3)は、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して来訪者情報を取得する処理であり、図7に示す第ニメイン処理(実施形態6)のステップS43、ステップS58の来訪者情報取得処理を表す。また、第一メイン処理(実施形態2)の来訪者情報取得処理(1)に代えて本来訪者情報取得処理(3)を適用することができる。
図10は、本発明の実施形態9に係る来訪者情報取得処理(3)を表すフローチャート図である。本来訪者情報取得処理(3)は、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して来訪者情報を取得する処理であり、図7に示す第ニメイン処理(実施形態6)のステップS43、ステップS58の来訪者情報取得処理を表す。また、第一メイン処理(実施形態2)の来訪者情報取得処理(1)に代えて本来訪者情報取得処理(3)を適用することができる。
まず、通信回線14を介して他のドアホン装置15又はサーバ装置から来訪者情報の共有の許可又は拒否の情報を取得するための許可・拒否情報入手処理(ステップS100)を行う。許可情報受信手段8が他のドアホン装置15又はサーバ装置から来訪者情報の共有を許可する情報を取得したときは(ステップS101のY)、許可後処理を行う(ステップS102)。来訪者情報の共有を拒否する情報を取得したときは(ステップS101のN)、許可後処理のステップS102をスキップする。許可後処理では、来訪者情報を優先順位に基づいて取得する処理である。
(許可・拒否情報入手処理(実施形態10))
図11は、本発明に実施形態10に係る許可・拒否情報入手処理を表すフローチャート図である。本許可・不許可情報入手処理は、図10に示す来訪者情報取得処理(実施形態9)のステップS100のサブルーチンである。図11のフローチャート図では、発呼側を自ドアホン装置1とし、着呼側を他のドアホン装置15として分離して表している。
図11は、本発明に実施形態10に係る許可・拒否情報入手処理を表すフローチャート図である。本許可・不許可情報入手処理は、図10に示す来訪者情報取得処理(実施形態9)のステップS100のサブルーチンである。図11のフローチャート図では、発呼側を自ドアホン装置1とし、着呼側を他のドアホン装置15として分離して表している。
自ドアホン装置1の情報端末検索手段6は、制御部49からの指示により、又は利用者が操作パネル44を操作して他のドアホン装置15の検索開始を入力したことにより、記憶部50に記憶された来訪者情報から、通信回線14に接続される他のドアホン装置15又はサーバ装置を特定する。情報端末検索手段6は、特定されたドアホン装置又はサーバ装置のアドレス情報を参照して、通信可能な他のドアホン装置15又はサーバ装置を検索する(ステップS110)。この場合に、記憶部50に記憶された来訪者情報にドアホン装置の設置場所が関連付けて記憶されている場合には、設置場所を限定して検索することができる。例えば近隣に設置されたドアホン装置を対象として検索することができる。
検索情報出力手段18は、検索の結果、接続可能な他のドアホン装置15が存在するかどうかを判定する(ステップS111)。検索情報出力手段18は、他のドアホン装置15が存在すると判定したときは(ステップS111のY)、検索結果とともに「情報共有したいドアホンを選択してください」という選択画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS112)。検索情報出力手段18は、他のドアホン装置15が存在しないと判定したときは(ステップS111のN)、「近くに接続できる機器がありません」という画面データをモニタ43に出力して表示する(ステップS113)。そして、制御部49は、「終了します」の終了画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示し(ステップS130)、終了する。
利用者は、モニタ43に表示される選択画面(ステップS112)に選択すべきドアホン装置がないと判断したときは、操作パネル44の終了ボタンを押下する。選択手段19は、終了ボタンが押下されたことを検出して(ステップS114)、終了のステップS130にスキップする。利用者は、モニタ43に表示される選択画面(ステップS112)に選択すべきドアホン装置が存在すると判断したときは、操作パネル44により表示されたドアホン装置を選択する。選択手段19は、ドアホン装置が選択されたことを検出すると(ステップS115のY)、共有要求情報送信手段7は、選択された他のドアホン装置15に対して共有要求情報を送信する(ステップS116)。ドアホン装置が選択されない場合は(ステップS115のN)、ドアホン装置が選択されるか終了ボタンが押下されるまで、待ちの状態となる。
制御部49は、共有要求情報を送信した他のドアホン装置15から共有要求情報を着信した旨の通知を受信し、選択されたドアホン装置との接続を確認するまで、待ちの状態を維持する(ステップS117のN)。制御部49は、共有要求情報を着信した旨の通知を当該ドアホン装置から受信したときは、当該ドアホン装置と接続したと判断して(ステップS117のY)、「○○さんから情報共有の依頼が来ています。許可されますか」との依頼画面情報を生成して、当該他のドアホン装置15に送信する(ステップS118)。
次に、許可情報受信手段8が、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して、共有の許可又は拒否の情報を受信するまで、待ちの状態を維持する(ステップS119のN)。許可情報受信手段8は、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して共有の許可又は拒否の情報による返答を受信する(ステップS119のY)。すると、許可・不許可情報出力手段23は、「相手側から返答が来ました。許可/拒否されました。」という許可/拒否画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示して(ステップS120)、許可・拒否情報入手処理を終了する。
一方、他のドアホン装置15の制御部49は、自ドアホン装置1から共有要求情報を着信したことを契機として(ステップS121)、呼出音発生部46又は通話制御部45に対して利用者の呼び出しを指示する(ステップS122)。他のドアホン装置15の利用者は、操作パネル44を操作して着信の確認ボタンを押下する(ステップS123のY)。他のドアホン装置15の制御部49は、自ドアホン装置1に対して、着信した旨の通知を通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して送信する(ステップS124)。他のドアホン装置15の制御部49は、自ドアホン装置1から通信回線14を介して、依頼画面情報を受信して、「○○さんから情報共有の依頼が来ています。許可されますか」の依頼表示データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS125)。
他のドアホン装置15の利用者は、自ドアホン装置1に対して当該他のドアホン装置15に記憶されている来訪者情報を共有とするかどうかを判断する。他のドアホン装置15の利用者は、操作パネル44から共有を許可するか拒否するかを入力する。他のドアホン装置15の共有設定入力手段21は、許可又は拒否の情報が入力されないときは(ステップS126のN)、入力されるまで待ちの状態となる。共有設定入力手段21は、許可又は拒否の情報が入力されたときは(ステップS126のY)、記憶部50に記憶された来訪者情報を自ドアホン装置1と共有状態とする設定を行う。他のドアホン装置15の通知手段22は、自ドアホン装置1に対して通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して共有の許可又は拒否の情報を送信して通知する(ステップS127)。他のドアホン装置15の制御部49は、「許可/拒否されました。終了します。」の画面データを表示制御部47に出力して表示し(ステップS128)、終了する。
このように、他のドアホン装置15から来訪者情報を入手する際に、入手したいドアホン装置又はその利用者を特定することができるので、信頼性の高い来訪者情報を入手することができる。また、来訪者情報の共有を求められた場合に、求められた側の他のドアホン装置15の利用者は、共有を求めてきた相手が誰であるか判別できるので、共有の許可又は拒否を決定することが容易であり、また、プライバシー保護を図ることができる。
(許可後処理(実施形態11))
図12は、本発明の実施形態11に係る許可後処理を表すフローチャート図である。図10に示す来訪者情報取得処理(3)(実施形態9)のステップS102のサブルーチンである。
図12は、本発明の実施形態11に係る許可後処理を表すフローチャート図である。図10に示す来訪者情報取得処理(3)(実施形態9)のステップS102のサブルーチンである。
許可情報受信手段8により他のドアホン装置15から共有を許可する許可情報が取得されたとき、来訪者情報取得手段9は、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して来訪者情報量を取得する(ステップS140)。画像情報処理部53は、「来訪者情報を全部取得するか?」の判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS141)。利用者は、来訪者情報を全部取得する場合には操作パネル44から全部取得する旨を入力する(ステップS141のY)。その後、来訪者情報取得ステップS148に進む。利用者は、来訪者情報を全部は取得しない場合には操作パネル44から全部は入力しない旨を入力する(ステップS141のN)。
次に、画像情報処理部53は、「ブラックリスト取得するか?」の判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS142)。利用者は、来訪者情報のうち、ブラックリストを取得する場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS142のY)。その後、来訪者情報取得ステップS148に進む。利用者は、来訪者情報の内のブラックリストを取得しない場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS142のN)。ここでブラックリストとは、例えば来訪者評価登録処理(実施形態10)において、評価情報における不信度、有害度、不審度のいずれかのレベル又は全部のレベルが「2」である来訪者情報である。
次に、画像情報処理部53は、「ホワイトリスト取得するか?」の判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS143)。利用者は、来訪者情報のうち、ホワイトリストを取得する場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS143のY)。その後、来訪者情報取得ステップS148に進む。利用者は、来訪者情報の内のホワイトリストを取得しない場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS143のN)。ここでホワイトリストとは、例えば来訪者評価登録処理(実施形態10)において、評価情報における不信度、有害度、不審度のいずれかのレベル又は全部のレベルが「0」である来訪者情報である。
次に、画像情報処理部53は、「不信者情報取得するか?」の判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS144)。利用者は、来訪者情報のうち、不信者情報を取得する場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS144のY)。その後、来訪者情報取得ステップS148に進む。利用者は、来訪者情報の内の不信者情報を取得しない場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS144のN)。この場合、評価情報として不信者情報のみが含まれる。
次に、画像情報処理部53は、「有害者情報取得するか?」の判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS145)。利用者は、来訪者情報のうち、有害者情報を取得する場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS145のY)。その後、来訪者情報取得ステップS148に進む。利用者は、来訪者情報の内の有害者情報を取得しない場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS145のN)。この場合、評価情報として有害者情報のみが含まれる。
次に、画像情報処理部53は、「不審者情報取得するか?」の判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS146)。利用者は、来訪者情報のうち、不審者情報を取得する場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS146のY)。その後、来訪者情報取得ステップS148に進む。利用者は、来訪者情報の内の不審者情報を取得しない場合には操作パネル44からその旨を入力する(ステップS146のN)。この場合、評価情報として不審者情報のみが含まれる。
次に、画像情報処理部53は、その他の情報を取得するかどうかの判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する。利用者は、来訪者情報のうち、その他の情報を取得する場合には操作パネル44からその他の情報を選択する(ステップS147)。その他の情報としては、例えば、評価情報に関連付けて記憶された当該評価情報を作成した評価者の情報や、評価情報に関連付けて記憶された来訪者の撮像情報や音声情報などである。
来訪者情報取得手段9は、他のドアホン装置15から通信回線14を介して直接又はサーバ装置を介して来訪者情報を取得する(ステップS148)。評価情報出力手段11は、「記憶して登録するか?」の判断画面データを表示制御部47に出力してモニタ43に表示する(ステップS149)。利用者により操作パネル44が操作されて、記憶して登録する、が選択されたとき(ステップS149のY)、記憶制御部52は、記憶部50に来訪者の識別情報に関連付けて来訪者情報を記憶部50に記憶して登録する(ステップS150)。更に評価情報出力手段11は、当該評価情報を表示制御部47に出力して表示する。記憶して登録しないが選択されたとき(ステップS149のN)、評価情報出力手段11は、当該評価情報を表示制御部に出力して表示する(ステップS151)。
このように、他のドアホン装置15から来訪者情報として必要な情報を選択的に取得することができるので、他のドアホン装置15に記憶された来訪者情報を迅速に取得して閲覧することができる。また、他のドアホン装置15から取得した来訪者情報を選択的に記憶するので、ドアホン装置の記憶容量を小さくすることができる。
図13は、記憶部50に記憶される識別情報及びこの識別情報に関連付けて記憶される来訪者情報の一例を表す。一覧表の左欄に記載されるドアホンIDは、ドアホン装置を特定するためのIDである。次の欄は、来訪者の識別情報を記憶する欄である。この例では来訪者名が示されているが、来訪者名を特定できないときは、来訪者を特定するための他の識別情報が記憶されている。次の欄は、来訪者の映像情報がある場合には、映像情報が記憶されているアドレスが記載されている。このアドレスに例えば来訪者の顔画像や過去に来訪時の映像が記憶されている。次の欄は、来訪者の音声情報がある場合は音声情報が記憶されているアドレスが記載されている。次の欄は、来訪者が来訪した来訪時刻が記録されている。次の欄は、来訪者を評価した評価情報が記憶されている。評価情報として、不信度、有害度、不審度が3段階で評価されている。上記の他に、来訪者情報として来訪者を評価した評価者の情報等を識別情報に関連付けて記憶しておくことができる。
これらの情報は全て来訪者の識別情報に関連付けられて記憶されている。そのために、来訪者情報を、例えば評価者の名前、不審度等により検索することもできる。また、必要な情報を迅速に参照することが可能となる。
1 ドアホン装置
2 制御手段
3 来訪検出手段
4 識別情報取得手段
5 来訪者情報記憶手段
6 情報端末検索手段
7 共有要求情報送信手段
8 許可情報受信手段
9 来訪者情報取得手段
10 照合手段
11 評価情報出力手段
12 バス
13 表示手段
14 通信回線
15 他のドアホン装置
16 来訪者情報入力手段
17 来訪者情報記憶処理手段
2 制御手段
3 来訪検出手段
4 識別情報取得手段
5 来訪者情報記憶手段
6 情報端末検索手段
7 共有要求情報送信手段
8 許可情報受信手段
9 来訪者情報取得手段
10 照合手段
11 評価情報出力手段
12 バス
13 表示手段
14 通信回線
15 他のドアホン装置
16 来訪者情報入力手段
17 来訪者情報記憶処理手段
Claims (20)
- 通信回線に接続されたドアホン装置において、
来訪者を検出する来訪検出手段と、
前記来訪検出手段により検出された来訪者を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記来訪者を評価した評価情報に前記識別情報を関連づけた来訪者情報を記憶する来訪者情報記憶手段と、
前記通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索する情報端末検索手段と、
前記情報端末検索手段により検索した他のドアホン装置に対して前記来訪者情報の共有を要求する共有要求情報を送信する共有要求情報送信手段と、
前記共有要求情報送信手段により送信された共有要求情報を受信した他のドアホン装置から、前記来訪者情報の共有が許可されたことを判別するための許可情報を受信する許可情報受信手段と、
前記許可情報受信手段により受信した許可情報に基づいて、共有が許可されたと判別された他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を、前記通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報取得手段と、
前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報との照合を行う照合手段と、
前記照合手段により行われた照合の結果、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報とが一致するとき、当該来訪者情報において前記識別情報に関連付けられた評価情報を表示手段に出力する評価情報出力手段と、
前記来訪検出手段により検出された来訪者を評価した評価情報を入力する来訪者情報入力手段と、
前記来訪者情報入力手段により入力された評価情報を前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けた来訪者情報を前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報記憶処理手段と、を備えたドアホン装置。 - 前記来訪者情報取得手段は、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を当該他のドアホン装置から前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して取得することを特徴とする請求項1に記載のドアホン装置。
- 前記情報端末検索手段により検索した結果情報を前記表示手段に出力する検索情報出力手段と、
前記検索情報出力手段により出力された前記結果情報から、来訪者情報を共有する他のドアホン装置を選択する選択手段と、を備え、
前記共有要求情報送信手段は、前記選択手段により選択された他のドアホン装置に対して前記共有要求情報を前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して送信することを特徴とする請求項2に記載のドアホン装置。 - 他のドアホン装置から前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して前記共有要求情報を受信したとき、前記共有要求情報を表示手段に出力する共有要求出力手段と、
前記来訪者情報の共有要求情報に応じて、その許可又は拒否を設定入力する共有設定入力手段と、
前記共有設定入力手段で設定された許可又は拒否の情報を前記来訪者情報の共有要求を行った他のドアホン装置に前記通信回線を介して直接又は前記通信回線に接続されたサーバ装置を介して通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のドアホン装置。 - 他のドアホン装置から前記許可又は拒否の情報を取得したときに、その情報を表示手段に出力する許可・不許可情報出力手段と、を備えたことを特徴とする請求項4に記載のドアホン装置。
- 前記来訪者情報の共有要求情報を送信した他のドアホン装置との間で音声データの双方向通信を行う音声通信手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のドアホン装置。
- 他のドアホン装置と直接無線通信を行う無線通信手段を備え、
前記情報端末検索手段は、前記無線通信手段によって形成される通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のドアホン装置。 - 前記識別情報には、前記来訪者の顔情報、アイリス情報、声紋情報、指紋情報のうち少なくともいずれか一つが含まれることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のドアホン装置。
- 前記識別情報には、前記来訪者の所持するRFIDの情報及びパスワードの情報のうち少なくともいずれか一つが含まれることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のドアホン装置。
- 前記評価情報には、来訪者の不信度、有害度及び不審度のうち少なくともいずれか一つが含まれ、
前記来訪者情報取得手段は、前記不信度、有害度又は不審度が高い来訪者の来訪者情報を他のドアホン装置から取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のドアホン装置。 - 前記評価情報には、来訪者の不信度、有害度及び不審度のうち少なくともいずれか一つが含まれ、
前記来訪者情報取得手段は、前記不信度、有害度又は不審度が低い来訪者の評価情報を含む来訪者情報を他のドアホン装置から取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のドアホン装置。 - 他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち取得する来訪者情報についての評価情報の条件を入力する取得条件入力手段を備え、
前記来訪者情報取得手段は、他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち、前記取得条件入力手段により入力された条件と一致する評価情報を有する来訪者情報を取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のドアホン装置。 - 前記来訪者情報取得手段は、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を定期的に通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のドアホン装置。
- 前記来訪者情報取得手段は、前記来訪検出手段により来訪者を検出したときに、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち前記検出した来訪者を識別する識別情報に対応する来訪者情報を通信回線を介して取得し、前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のドアホン装置。
- 前記来訪者情報取得手段は、前記来訪検出手段により来訪者を検出したときに、前記他のドアホン装置に記憶された来訪者情報のうち前記検出した来訪者を識別する識別情報に対応する来訪者情報を通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のドアホン装置。
- 前記来訪者の撮像情報を取得する撮像情報取得手段を備え、
前記来訪者情報記憶処理手段は、前記撮像情報取得手段で取得した来訪者の撮像情報を当該来訪者の識別情報に関連付けて前記来訪者情報記憶手段に記憶し、
前記評価情報出力手段は、前記一致する識別情報に関連づけられた評価情報に加え、さらに当該識別情報に関連づけられた来訪者の撮像情報を表示手段に出力することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載のドアホン装置。 - 前記来訪者の音声情報を取得する音声情報取得手段を備え、
前記来訪者情報記憶処理手段は、前記音声情報取得手段で取得した来訪者の音声情報を当該来訪者の識別情報に関連付けて前記来訪者情報記憶手段に記憶し、
前記評価情報出力手段は、前記一致する識別情報に関連づけられた評価情報に加え、さらに当該識別情報に関連づけられた来訪者の音声情報を音声出力手段に出力することを特徴とする請請求項1〜16のいずれか1項に記載のドアホン装置。 - コンピュータを、前記請求項1〜17のいずれかに記載のドアホン装置における各手段として機能させるためのプログラム。
- 通信回線に接続された複数のドアホン装置を備えたドアホンシステムにおいて、
来訪者を検出する来訪検出手段と、
前記来訪検出手段により検出された来訪者を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記来訪者を評価した評価情報に前記識別情報を関連づけた来訪者情報を記憶する来訪者情報記憶手段と、
前記通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索する情報端末検索手段と、
前記情報端末検索手段により検索した他のドアホン装置に対して前記来訪者情報の共有を要求する共有要求情報を送信する共有要求情報送信手段と、
前記共有要求情報送信手段により送信された共有要求情報を受信した他のドアホン装置から、前記来訪者情報の共有が許可されたことを判別するための許可情報を受信する許可情報受信手段と、
前記許可情報受信手段により受信した許可情報に基づいて、共有が許可されたと判別された他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を、前記通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報取得手段と、
前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報との照合を行う照合手段と、
前記照合手段により行われた照合の結果、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報とが一致するとき、当該来訪者情報において前記識別情報に関連付けられた評価情報を表示手段に出力する評価情報出力手段と、
前記来訪検出手段により検出された来訪者を評価した評価情報を入力する来訪者情報入力手段と、
前記来訪者情報入力手段により入力された評価情報を前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けた来訪者情報を前記来訪者情報記憶手段に記憶する来訪者情報記憶処理手段と、を備えたドアホンシステム。 - 来訪者を来訪検出手段により検出するステップと、
前記検出された来訪者を識別する識別情報を識別情報取得手段により取得するステップと、
前記来訪者を評価した評価情報に前記識別情報を関連づけた来訪者情報を来訪者情報記憶手段に記憶するステップと、
通信回線を介して通信可能な他のドアホン装置を検索するステップと、
前記検索した他のドアホン装置に対して前記来訪者情報の共有を要求する共有要求情報を送信するステップと、
前記共有要求情報を受信した他のドアホン装置から、前記来訪者情報の共有が許可されたことを判別するための許可情報を受信するステップと、
前記受信した許可情報に基づいて、共有が許可されたと判別された他のドアホン装置に記憶された来訪者情報を、前記通信回線を介して取得し、前記来訪者情報記憶手段に記憶するステップと、
前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報との照合を照合手段により行うステップと、
前記照合手段により行われた照合の結果、前記識別情報取得手段により取得された識別情報と前記来訪者情報記憶手段に記憶されている来訪者情報における識別情報とが一致するとき、当該来訪者情報において前記識別情報に関連付けられた評価情報を評価情報出力手段により表示手段に出力するステップと、
前記来訪検出手段により検出された来訪者を評価した評価情報を入力するステップと、
前記来訪者情報入力手段により入力された評価情報を前記識別情報取得手段で取得した前記識別情報に関連付けた来訪者情報を前記来訪者情報記憶手段に記憶するステップと、を有するドアホン装置の情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009053957A JP2010212787A (ja) | 2009-03-06 | 2009-03-06 | ドアホン装置、ドアホン装置における各手段として機能させるためのプログラム、ドアホンシステム及びドアホン装置の情報処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016158170A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インターホン用データベース生成装置およびそれを利用したインターホン室内装置、インターホンシステム |
JP2019050496A (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-28 | シャープ株式会社 | 応答制御装置、制御方法、制御プログラム、および、記録媒体 |
WO2023189476A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | パナソニックホールディングス株式会社 | 誘導システム、誘導方法及びプログラム |
JP7422428B1 (ja) | 2022-09-30 | 2024-01-26 | 株式会社テンフィートライト | 来訪者情報共有装置、来訪者情報共有システム及びコンピュータプログラム |
-
2009
- 2009-03-06 JP JP2009053957A patent/JP2010212787A/ja active Pending
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