JP2007096831A - インターホン装置 - Google Patents

インターホン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007096831A
JP2007096831A JP2005284353A JP2005284353A JP2007096831A JP 2007096831 A JP2007096831 A JP 2007096831A JP 2005284353 A JP2005284353 A JP 2005284353A JP 2005284353 A JP2005284353 A JP 2005284353A JP 2007096831 A JP2007096831 A JP 2007096831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
information
visitor
doorphone
intercom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005284353A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Oshima
智弘 大島
Chihiro Morita
智比呂 森田
Takeshi Tanaka
健 田中
Naotake Yamamoto
尚武 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005284353A priority Critical patent/JP2007096831A/ja
Publication of JP2007096831A publication Critical patent/JP2007096831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】本発明は、来訪者があったとき住宅間で連携して対応できるインターホン装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、スピーカ8、マイク9及びカメラが設けられたドアホン子機と、ドアホン子機と音声通話しカメラの撮影した画像情報を表示する表示部7が設けられたドアホン親機6とを備えたインターホン装置であって、ドアホン親機6が他の住宅に設置された第2のインターホン装置の第2のドアホン親機6と信号線で接続され、他の住宅への来訪者がドアホン子機の操作ボタンで呼び出したきには、ドアホン親機6の報知制御手段が第2のドアホン親機に報知信号を送信し、この第2のドアホン親機から出力することを主要な特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、来訪者があったときインターホン装置が設置してある住宅間で連携して対応できるインターホン装置に関する。
従来のインターホン装置101は、図10に示すようにドアホン端末102と宅内に配置された応答端末103との2つの装置から構成されている。図10は従来のインターホン装置の概略構成図である。このドアホン端末102には、来訪者を撮影してその画像を表す画像信号を出力するカメラ121と、来訪者によって操作される呼び出しスイッチ122と、宅内からの音声を来訪者に知らせるためのスピーカ123と、来訪者の声を宅内に伝達するためのマイク124が設けられている。
カメラ121は応答端末103内の画像表示部131に接続され、カメラ121からの画像信号は画像表示部131によって処理され、そのモニタに来訪者の顔が表示される。また、応答端末103には、呼び出しスイッチ122の操作に応答して呼び出し信号を発生する呼び出し音信号発生部132が設けられ、アンプ133によって増幅されてスピーカ134から呼び出し音が出力される。さらに、応答端末103には、呼び出し音に応答して通話を行うために、ドアホン端末102のスピーカ123及びマイク124とアンプ135を介して接続された送受話器136が設けられ、呼び出し音に応答して応対者が送受話器136を取り上げると、ドアホン端末102と応答端末103との間に通話回路が形成されるとともに、カメラ121及び画像表示部131が作動状態になるようになっている。
しかし、この従来のインターホン装置101においては、呼び出しがあったとき、宅内の応対者は送受話器136を取り上げて実際に通話し、カメラ121と画像表示部131を作動させる等の操作を行わない限り、呼び出しスイッチ122を操作したのが誰なのかを確認することができなかった。
そこで、図11に示すように、ドアホン端末102の呼び出しスイッチ122を操作する可能性のある人物に関する画像データを蓄積した人物データベース142と、呼び出しスイッチ122を操作した人物の画像データを取り込んで、これと人物データベース142に蓄積された画像データとを照合する画像認識部を備えた人物認証インターホン装置が提案された(特許文献1参照)。図11は従来の人物認証インターホン装置の概略構成図である。
このインターホン装置101によれば、呼び出しスイッチ122が操作された場合、制御部143はカメラ121、画像表示部131、画像認識部141、人物データベース142を作動させ、画像認識部141はカメラ121から送られてきた操作者の画像データと人物データベース142に蓄積されている各データとを照合する。両画像データを照合した結果、人物データベース142にこの人物の画像データが蓄積されていたときには、この人物の対応に適した応対者の特有な呼び出し音を呼び出し音データベース144から読み出し、スピーカ134から出力する。また、このときこの人物の画像データが蓄積されていなかったときには、呼出音の発生の有無に関する設定により、例えば一般呼び出し音を発生したりする。
人物の画像データは人物確認の結果によって登録するか否かが決定される。登録しておく必要があるときには、この画像データを人物データベース142に、また人物に最も適した応対者の呼び出し音のデータを呼び出し音データベース144に登録する。また、人物データベースの画像の更新処理を行うこともできるものである。
しかし、以上説明した図11の(特許文献1)のインターホン装置101は、呼び出し音データベース144等のメモリ容量などで人物推定できる人数に制約が出てくるし、呼び出し方法を変更するときにはドアホン端末102を設計し直さなければならなかった。このため、応答端末103の人物認証後、人物認証結果情報を別のインターフェースを介して容量のあるメモリを有する外部接続端末装置、例えばコードレス電話親機に送信して、受信した画像で来訪者を特定し、人物認証の報知処理を行い、選択された呼び出し装置、例えばコードレス電話子機に所定の呼び出し音情報を送信する技術が提案された。呼び出し音等の情報は外部接続端末装置のメモリに記憶されるものである(特許文献2参照)。
特許第3250797号公報 特開2000−287196号公報
以上説明したように、(特許文献1)の人物認証インターホン装置は、呼び出しスイッチ122を操作した人物の画像データを取り込んで、これと人物データベース142に蓄積された画像データとを照合するため、操作者が誰であるか直ちに分り、この操作者に最も適した応対者が応対することができるものであった。
しかし、呼び出しスイッチ122を操作した人物を対応するのに適した者に対して、来訪者があったことを単に報知するに止まり、せっかくの人物認証も十分役に立っているとはいえないものであった。しかも、メモリ容量などで人物推定できる人数に制約があり、実用性の面で問題が残るものであった。
この点、(特許文献2)のインターホン装置は、インターフェースを介して外部接続端末装置に人物認証の報知処理プログラムや呼び出し音情報を格納しておくことができ、実用性の面では上記の従来の技術を向上させたが、まだ人物認証したことが十分役立っているとはいえないものであった。基本的には上記従来の技術と同様、操作者に最も適した応対者に報知するだけのものであった。
ところで、最近、地域社会の人々の絆が薄くなり、従来のように安全は当たり前とはいえず、各家族で自衛が必要になってきている。しかし、共同住宅等では近くに親子2世代、3世代の住宅があり、この住宅間で連携することは可能である。インターホン装置を単なる呼び出し装置というに止まらず、来訪者に対する応対を連携する手段として高機能化することができれば、さらに人物認証が役立つことになる。
そこで本発明は、来訪者があったとき住宅間で連携して対応できるインターホン装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明は、上記の目的を達成するために、スピーカ、マイク及びカメラが設けられたドアホン子機と、ドアホン子機と音声通話しカメラの撮影した画像情報を表示する表示部が設けられたドアホン親機とを備えたインターホン装置であって、ドアホン親機が他の住宅に設置された第2のインターホン装置の第2のドアホン親機と信号線で接続され、他の住宅への来訪者がドアホン子機の操作ボタンで呼び出したときには、ドアホン親機の報知制御手段が第2のドアホン親機に報知信号を送信し、該第2のドアホン親機から出力することを主要な特徴とする。
本発明によれば、来訪者があったときインターホン装置が設置してある住宅間で連携して対応できる。
上記課題を解決するために本発明の第1の発明は、呼出し部、スピーカ、マイク及びカメラを有するドアホン子機と、前記ドアホン子機と音声通話し、前記ドアホン子機のカメラが撮像した画像情報を表示する表示部を有するドアホン親機とを備えるドアホン装置であって、人物に関する情報を格納するデータベース部と、前記ドアホンのカメラにより取得した来訪者の撮像情報を前記データベース部に格納された情報と照合する画像照合部と、当該照合部の照合結果が一致した場合、前記データベース部の該当する情報を前記ドアホン親機の表示部に表示させるドアホン装置であって、当該ドアホン装置は表示部を有する外部機器と連結し、当該外部機器は、前記ドアホン子機の呼出し部からの呼び出しに上記外部機器が応答可能であるドアホン装置において、前記ドアホン子機からの上記呼び出しに対して上記外部機器が応答したことを検出し、当該検出により、前記照合部の照合が一致した前記データベース部の該当する人物に関する情報を上記外部機器の表示部に表示させるように出力する主制御部と、を備えて構成する。
第2の発明は、前記のドアホン親機のデータベース部は、前記ドアホンのカメラにより取得した来訪者の撮像情報と照合される画像データ部と、文字を含む個人情報部とを有するように構成する。
第3の発明は、呼出し部、スピーカ、マイク及びカメラを有するドアホン子機と、前記ドアホン子機と音声通話し、前記ドアホン子機のカメラが撮像した画像情報を表示する表示部を有するドアホン親機とを備えるドアホン装置であって、人物に関する情報を格納するデータベース部と、前記ドアホンのマイクにより取得した来訪者の音声情報を前記データベース部に格納された情報と照合する音声照合部と、当該照合部の照合結果が一致した場合、前記データベース部の該当する情報を前記ドアホン親機の表示部に表示させるドアホン装置であって、当該ドアホン装置は表示部を有する外部機器と連結し、当該外部機器は、前記ドアホン子機の呼出し部からの呼び出しに上記外部機器が応答可能であるドアホン装置において、前記ドアホン子機からの上記呼び出しに対して上記外部機器が応答したことを検出し、当該検出により、前記照合部の照合が一致した前記データベース部の該当する人物に関する情報を上記外部機器の表示部に表示させるように出力する主制御部と、を備えて構成する。
第4の発明は、呼出し部、スピーカ、マイク及びカメラを有する第1のドアホン子機と、前記第1のドアホン子機と音声通話し、前記第1のドアホン子機のカメラが撮像した画像情報を表示する表示部を有する第1のドアホン親機とを有する第1のドアホン装置と、呼出し部、スピーカ、マイク及びカメラを有する第2のドアホン子機と、前記第2のドアホン子機と音声通話し、前記第2のドアホン子機のカメラが撮像した画像情報を表示する表示部を有する第2のドアホン親機とを有する第2のドアホン装置と、を備え、前記第1のドアホン装置は、人物に関する情報を格納するデータベース部と、前記第1のドアホンのカメラにより取得した来訪者の撮像情報を前記データベース部に格納された情報と照合する画像照合部と、当該照合部の照合結果が一致した場合、前記データベース部の該当する情報を前記第1の親機の表示部に表示させる制御部とを有し、前記第2のドアホン装置は、前記第2のドアホン装置のカメラにより取得した来訪者の撮像情報を照合する照合部を有し、前記第1のドアホン装置は、前記第2のドアホン装置に連結され、前記第1のドアホン子機の呼出し部の呼び出しに対して前記第2のドアホン親機のスピーカ及びマイクにより応答可能なドアホンシステムにおいて、前記第1のドアホン装置は、前記第1のドアホン子機の呼出し部の呼出しに対して前記第2のドアホン装置の第2の親機が応答したことを検出し、当該検出により、当該呼出しに対する前記第1のドアホン親機の照合部の照合にて一致した前記データベース部の当該人物に関する情報を前記第2のドアホン親機の照合部により前記第2のドアホン子機のカメラにより取得した来訪者の撮像情報と照合可能とする主制御部を有するように構成する。
第5の発明は、呼出し部、スピーカ、マイク及びカメラを有する第1のドアホン子機と、前記第1のドアホン子機と音声通話し、前記第1のドアホン子機のカメラが撮像した画像情報を表示する表示部を有する第1のドアホン親機とを有する第1のドアホン装置と、呼出し部、スピーカ、マイク及びカメラを有する第2のドアホン子機と、前記第2のドアホン子機と音声通話し、前記第2のドアホン子機のカメラが撮像した画像情報を表示する表示部を有する第2のドアホン親機とを有する第2のドアホン装置と、を備え、前記第1のドアホン装置は、人物に関する情報を格納するデータベース部と、前記第1のドアホンのマイクにより取得した来訪者の音声情報を前記データベース部に格納された情報と照合する音声照合部と、当該照合部の照合結果が一致した場合、前記データベース部の該当する情報を前記第1の親機の表示部に表示させる制御部とを有し、前記第2のドアホン装置は、前記第2のドアホン装置のマイクにより取得した来訪者の音声像情報を照合する音声照合部を有し、前記第1のドアホン装置は、前記第2のドアホン装置に連結され、前記第1のドアホン子機の呼出し部の呼び出しに対して前記第2のドアホン親機のスピーカ及びマイクにより応答可能なドアホンシステムにおいて、前記第1のドアホン装置は、前記第1のドアホン子機の呼出し部の呼出しに対して前記第2のドアホン装置の第2の親機が応答したことを検出し、当該検出により、当該呼出しに対する前記第1のドアホン親機の照合部の照合にて一致した前記データベース部の当該人物に関する情報を前記第2のドアホン親機の照合部により前記第2のドアホン子機のマイクにより取得した来訪者の音声情報と照合可能とする主制御部を有するように構成する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるインターホン装置は、来訪者があったとき住宅間で連携して報知し合い、履歴情報を共有できるインターホン装置で、とくに画像により人物認証を行うものである。図1(a)は本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン子機の正面図、図1(b)は本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン親機の正面図、図2は本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン子機のブロック構成図、図3は本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン親機のブロック構成図である。
図1(a)において、1は実施の形態1のインターホン装置のドアホン子機、2はドアホン子機1本体正面に設けられたCCD等のカメラ、3は後述するドアホン親機6から入力された音声を出力するためのドアホン子機1本体に設けられたスピーカ、4はドアホン子機1に音声を入力するためのマイク、5は来訪者がドアホン親機6の呼び出しを行う操作ボタンである。12はドアホン子機1前に人物等が接近あるいは側を通過するときその体温等の温度でこれを検出する感知センサである。
図1(b)において、6はドアホン子機1のカメラ2が撮影した来訪者の顔等の映像を受信するとともに、ドアホン子機1のマイク4から入力された音声を受信して、人物認証を行うことができるドアホン親機である。また、この実施の形態1のドアホン親機6は、来訪者の顔等の画像から人物認証を行うものである。また、7はドアホン親機6の正面に設けられたLCD等の表示部である。この図1(b)ではこの表示部7に表示された表示画面は幾つかに分割され、7aはドアホン子機1から送信された人物の映像の画像領域、7bは表示部7に表示されたこの人物に関する対応拒否の設定がなされている旨を警告する警告領域、7cは表示部7に表示された人物の過去の訪問履歴表示領域である。この訪問履歴表示領域7cには過去の対応の有無情報も表示されている。8はスピーカ、9はマイク、10は表示部7の表示を見て応答すると判断したとき押すための応答スイッチ、11は個人名や企業名、電話番号、アドレスを入力するための入力キーボードである。なお、7b1は警告領域7bに表示された開錠不可の表示であり、別途タッチパネルに表示されるマニュアル操作の表示に触れることで、開錠許可に一時的に変更できる。
続いて、図2に基づいて実施の形態1のドアホン子機1の構成について説明する。図2において、2aは撮像部2のズーム等の制御を行う撮像制御部、5aは操作ボタン5が押されたときこれを検出する操作処理部である。操作ボタン5のONによりプルアップ電圧が急激に電圧降下することを利用する。また、12は焦電センサ等の上述した感知センサ、12aは感知センサ12から入力された信号を検出するセンサ検知部である。そして、20はカメラ2を構成するCCD等の撮像部、21は撮像部20から出力された信号を処理して映像信号を出力する撮像処理部、23は撮像処理部21から出力された映像信号の周波数変調を行って8.5MHz〜10MHzのFM信号を出力する映像信号変調部である。
24はドアホン子機制御部であり、25はプログラムやデータを記憶したメモリ部である。ドアホン子機制御部24はハードウェア的には中央演算処理装置(以下、CPU)から構成され、メモリ部25やその他のメモリからプログラムを読み込んでソフトウェア的に機能実現手段として各機能を実行する。26,27はそれぞれスピーカ3とマイク4の出力を増幅するアンプ、28はビデオ信号と音声信号のドアホン親機6に対する第1信号線、29は後述するセンサ12等からの入力信号をドアホン親機6に伝送する第2信号線である。
なお、実施の形態1の場合、第1信号線28は2−ワイヤで構成され、待機時を除き、一方に直流+22Vが印加され、他方は接地されている。また、実施の形態1では操作処理部5aや後述するドアホン操作検知部36を使って第1信号線28によって映像信号と音声信号を伝送するが、このほかの方法として、ドアホン子機1とドアホン親機6にそれぞれ通信制御部を設け、ネットワークケーブル等で結んで所定のプロトコルで通信を行う有線LANまたは無線LANを構成するのもよい。詳細な説明は省略する。
さて、マイク4から入力された通常500Hz〜2kHzの人間の音声はアンプ27で増幅され、そのまま映像信号変調部23からの8.5MHz〜10MHzのFM信号と重畳され、さらにこれに直流電圧+22Vが重畳されて第1信号線を介してドアホン親機6に伝送される。すなわち、待機時にはドアホン親機6からドアホン子機1に+5がV給電されているが、この状態で操作ボタン5を押すと、操作処理部5aの作用で第1信号線に急激な電圧降下を起こし、+22Vが給電され、ドアホン親機6において操作ボタン5が押下されたことが検知されてその後+22Vが重畳されたFM信号が伝送され、ドアホン親機6は表示部7に映像を表示する。なお、後述するように連携先に報知するために操作ボタン5を再度操作するような場合には、ドアホン親機6の動作中に操作ボタン5を押したとき、FM信号に影響しないように検知信号が重畳されて伝送される。ドアホン親機6は人物認証を開始し、その結果によって関連情報、例えば警告領域7bに開錠不可の表示7b1や、訪問履歴領域7cに訪問履歴を表示することになる。
続いて、図3に基づいてドアホン親機6の構成について説明する。28は第1信号線、29は第2信号線である。28aは第1信号線を介して重畳して伝送された2つの信号、すなわち映像信号変調部23で周波数変調されたFM信号とこれに重畳された音声信号を分離する信号分離部である。そして、30はこのFM信号を復調させるためのFM信号復調部、31は復調されたアナログのビデオ信号を画像処理や画像認証行うためにデジタル信号に変換するA/D変換部である。
また、32はA/D変換部31で変換されたデジタルビデオ信号を画像処理し、所定の画像を生成する画像処理生成部である。実施の形態1においては、図1(b)の表示部7に表示された表示画面は分割され、映像とその他の関連情報が分割されて表示されるので、画像処理生成部32がこの処理を行う。33はこの表示部7に表示される表示画面のテンプレート等のデータを格納した画像メモリ部である。画像処理生成部32は、カメラ2で撮影している映像部分のサイズを調整若しくは切り出してテンプレートの画像領域7aに貼り付け、また、対応拒否の設定を示すテキスト情報及びイラストは警告領域7bに、さらに訪問履歴に関するテキスト情報を訪問履歴表示領域7cに表示して、1画面分のデータとして生成する。
34は画像処理したデジタルのビデオ信号をアナログ信号に変換するD/A変換部である。35はこのビデオ信号を表示部7に表示するための表示制御部であり、カメラ2で撮影した映像はLCD等の表示部7に表示される。36はドアホン子機1の操作ボタン5が押下されたとき、ドアホン親機6側でこれを検知するドアホン操作検知部であり、検出信号は後述の主制御部39に入力され、これをトリガとしてドアホン親機6の各動作が開始される。なお、本発明の実施の形態1においては、その後所定の時間内であれば2度目の操作ボタン5の押下をする場合があり、これによって別の家のドアホン親機6に報知音を鳴らすことができる。尚、主制御部は、装置全体の制御を行う。
実施の形態1のドアホン親機6においては、まず、訪問した人物の顔等の映像を表示部7に表示するとともに、この人物の画像認証(画像による照合)を行うものである。なお、画像を比較して同一人物か否かを推定するという意味であるから、本来、照合というべきであるが、照合後に宅内への侵入を許可するという意味を込めて以下、実施の形態上は認証という。このため次の構成を有している。37は、A/D変換部31から出力されたビデオ信号を基に1画面分の画像を取り出して個人別に蓄積されている多数の取得済み画像情報と比較し、人物推定を行う画像認証部である。そして、38は画像認証部37で行う認証のために過去の来訪者や家族等で個人別に蓄積した取得済み画像のデータと、その個人情報を蓄積したデータベース部である。データベース部38に格納されている取得済み画像は、氏名とともに、撮影したカメラのズーム等のカメラ条件、明るさ等の環境条件、また画像のサイズや付属物、例えば眼鏡の有無等の対象データ情報が、画像と関係付けられて格納されている。
画像認証部37(照合部)は、これらの条件と現在の画像の条件を比較してマッチングさせ、眼や鼻、口の位置や形状、骨格等の所定の位置の特徴点を抽出して、両者の特徴空間上での距離を測って、所定の範囲内であれば同一人であると推定する。格納してある取得済み画像の特徴点をパラメータとして予めデータ保存しておくのが好適である。この場合、画像認証部37は映像から画像取り出し、所定の部分を切り出して、保存してある取得済み画像のデータとのマッチングを行い、パラメータを比較するだけで同一人か否かの推定ができる。このため多人数との比較が直ちに行える。なお、後述するように、データベース部38に格納されている取得済み画像は、入力キーボード11の中の更新キーを押下することで、簡単に更新することができる。また、画像認証の特徴点を比較して認証する方法は、人間の静脈や、眼(彩光)を利用したりする多くの方法があり、これらを利用するのもよい。
次に、39はドアホン親機6の主制御部である。主制御部39はハードウェア的にはCPUから構成され、後述する記憶部47やその他のメモリからプログラムを読み込んでソフトウェア的に機能実現手段として各機能を実行する。実施の形態1の機能実現手段の各機能については後述する。
40は第1信号線28と接続された音声処理部、43,44はスピーカ8とマイク9のそれぞれのアンプである。音声処理部40は音声のとぎれ等を検出し、ドアホン親機6とドアホン子機1との間の通話の切り替えなど音声通信の制御を行う。
41は他の住宅のドアホン親機と接続される信号線である。図5(a)に示すように、第3信号線41の他端は他の住宅に設置されたドアホン親機に接続され、シリアル通信により報知信号が送信される。なお、複数の住宅と連携する場合は、複数のI/Oポートを主制御部39に接続して、このI/Oポートに他の複数の住宅のドアホン親機の主制御部と接続すればよい。報知信号を送信する送信先は記憶部47内に格納してあるので、これを読み出して所定のI/Oポートから出力する。また、45は入力キーボード11の操作ボタンを使って入力する入力部、46は応答スイッチ10を押してドアホン子機1との間で通信を開始する応答スイッチ部である。そして、47は主制御部39のためのプログラムやデータを記憶した記憶部であり、48は履歴を残すための時計部である。時計部48はタイマ機能も有する。
そこで、本発明の実施の形態1が行う制御機能について説明する。図4(a)は本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン親機の機能実現手段のブロック図、図4(b)は本発明の実施の形態1におけるデータベース部の構成図、図5(a)は本発明の実施の形態1におけるインターホン装置による連携の説明図、図5(b)は本発明の実施の形態1における画像認証後の訪問履歴表示の説明図、図5(c)は本発明の実施の形態1における所定期間内の来訪履歴一覧表示の説明図、図6は本発明の実施の形態1におけるデータベース部の個人情報部構成図、図7は本発明の実施の形態1におけるインターホン装置による連携のフローチャートである。
図4(a)に示すように、主制御部39内には履歴情報を処理するため、次の機能実現手段が設けられている。39aは来訪者があったときに時計部48の時刻とともに自動的に画像認証した人物の関連情報を記録する履歴情報記録手段、39bはこの訪問履歴の各回にドアホン親機6から応答したか否かを記録する応答履歴記録手段である。来訪者の中には、絶対対応を拒否したい人物もあり、39cはこのような場合に対応拒否を設定するための応答禁止設定手段である。この設定は、入力キーボード11の中の対応拒否キーを押下することで、簡単に設定することができる。対応拒否は個人差があり、一時的にこの拒否を解除したいときは、上記対応拒否キーを長押しするなどすることで、簡単に解除することができる。
39dはデータベース部38に格納されている画像データを、最新の画像に更新したいときに実行する画像データ更新手段である。既に述べたように、入力キーボード11の中の更新キーを押下することで更新することができる。また、更新キーを長押しなどすることにより、自動設定機能にすることができ、この場、合訪問があれば自動的に画像を更新させることができる。さらに、誤って入力されている訪問履歴や個人情報を修正のためのキーを使って画像データ更新手段39dにより修正、変更ができる。
39eは他の住宅のドアホン親機と共有できる画像や訪問履歴、個人情報等の情報をデータベース部38内の後述する共有情報部42に記録するための共有情報記録手段である。共有情報記録手段39eは、履歴情報記録手段39aが来訪者に対して自動的に記録した履歴情報をデータベース部38内に転送することで記録する。場合によっては複写するのもよい。応答の有無情報(図5(b)参照)として応対した住宅の名前を入れて、例えば「B応答」のように記録しておくのがよい。
39fは共有情報部42に記録した共有情報を閲覧するための共有情報取出手段である。データベース部38内の共有情報部42は複数の連携した住宅のドアホン親機6に1つ設けられていればよく、来訪者が自宅に来たときに自分のドアホン親機6内に共有情報部42が設けられていない場合は、共有情報取出手段39fが共有情報部42のあるドアホン親機6との間で通信を行って共有情報を読み出す。また、留守にした後で、来訪者履歴を確認する来訪履歴一覧を表示するときには、画像処理生成部32がドアホン親機6内部の履歴情報部38bから所定の期間内、例えばその当日分、あるいは留守時間の訪問者履歴を取り出すときに、共有情報取出手段39fの機能によって複数のドアホン親機6で共有している共有情報部42から訪問者履歴を取り出し、両者を併せて表示する。図5(c)はこのとき表示される来訪履歴一覧表示である。
39gは、他の住宅の来訪者の訪問を受けたとき、この他の住宅のドアホン親機6に報知信号を送信する報知制御手段である。このような報知信号を送信する第1の場合は、入力キーボード11の中の報知キーを応対している人間が押下げたときである。これは、実際の応答によって口頭で他の住宅の来訪者と分った場合でも、あるいは、表示部7に来訪者の映像が表示され、画像認証が成功し、共有情報部42の情報を基に図5(b)のような表示がなされ、訪問履歴として例えば「B応答」という情報が複数表示されているような場合のいずれであってもよい。
また報知制御手段39gが第3信号線41から報知信号を送信できる第2の場合は、操作ボタン5を押してから所定の時間内に、来訪者が再度操作ボタン5を押した場合である。この場合、ドアホン親機6側からドアホン子機1にその旨を伝えて、操作ボタン5を押してもらうことになる。時間をカウントしながら自動応答で応答メッセージ部38cから「Bの方をお訪ねの方は操作ボタンをもう一度お押し下さい」等のメッセージを流すのもよい。なお、報知制御手段39gが報知信号を送信すると、これを受信したドアホン親機6ではスピーカ8から通常の音とは異なった所定の報知音を鳴らす。
逆に、自分のドアホン親機6のスピーカ8から報知音が鳴らされたときは、ドアホン子機1のカメラ2を起動し、マイク4から呼びかけ応対する。通常、共同住宅などではドアホン子機1は門等に接近して配設されていることが多く、このような対応ができる。
続いて、図4(b)に基づいて上述したデータベース部38の内部構成を説明する。38aは画像データ部であって、画像データとその画像の特徴パラメータとが、その氏名等の個人情報が関係付けられて格納されている。38bはその氏名の人物の個人情報を記録した個人情報部であって、38b1は訪問履歴を記録した履歴情報部、38b2は対応拒否キーを押下したとき拒否フラグを設定するための履歴情報部38b1の拒否部である。また、38cは実際に応答するのでなく、所定のメッセージを利用して応答するために設けられた応答メッセージ部である。応答メッセージ部38c内には、「唯今留守にしております」等の家族で共通のメッセージのほかに、個人別のメッセージ、例えば「学校のクラブで会おう」といったメッセージが格納されている。応答スイッチ部46をおさないで、入力キーボード11の中から自動応答のキーを選んで、希望するメッセージを送出する。
図6はこの個人情報部38bの詳細を示すものである。図6において、38b11は来訪者の氏名である。この氏名38b11が取得済み画像データと関係付けられている。38b12は来訪者の所属する企業名、38b13は連絡先の電話番号、38b14はメールアドレスである。これらは入力キーボード11の中の文字入力キーを使って文字入力する。
次に、38b15はこの人物の過去に訪問したときの履歴をすべて時系列に記録したもの訪問履歴である。例えば、H16,01,04,14,12,応答というのは平成16年1月4日14時12分に来訪し、応答したことを示している。しかし、H16,01,20,15,32,「不応答」と記録されているように、平成16年1月20日15時32分に来訪し、応答しなかったことが分る。これらは応答履歴記録手段39bによって自動的に記録される。また、38b16は入力キーボード11の中の対応拒否キーを押下することで、拒否部38b2内に設定した拒否フラグであり、応答禁止設定手段39cによって拒否部38b2内に設定される。これらの情報はすべて画像認証した人物の氏名と関係付けられて、図1(b)、図5(b)等に示す表示部7の訪問履歴領域7c、拒否フラグは警告領域7bにテンプレートを使って表示される。なお、実施の形態1においては、入力キーボード11を使って入力したが、表示部7をタッチパネルやGUI表示にすることもできる。例えば、対応拒否キーを押下するのに代えて、図1(b)の警告領域7bの拒否マークのボタンを入力可能にアクティブな表示にしておいて、これにタッチすることでこの設定を一時解除できるようにすることもできる。
さらに、図4(b)の42は、データベース部38に設けられた連携する住宅間で共有する共有情報部である。複数の連携した住宅の各ドアホン親機6の中で1箇所のデータベース部38にあればよい。42aは共有画像データ部であり、連携する住宅間で共同管理する来訪者の画像データと、その画像の特徴パラメータとが、その氏名等の個人情報が関係付けられて格納されている。42bは共同管理するその人物の氏名等の個人情報を記録した共有個人情報部、42b1は訪問履歴を記録した共有履歴情報部である。
このようなインターホン装置を使って、共同住宅のA,Bの住宅間で連携したときの説明を行う。図5(a),(b),(c)は共同住宅で連携している様子を示している。図5(a)に示すように、A,Bの両住宅は第3信号線41で接続されており、A宅のドアホン子機1に来訪者が来て操作ボタン5を押して呼び出しをかけると、A宅の表示部6に画像領域7aと、その関連情報が表示される。このときの表示は、画像データ部38aのほかに共有画像データ部42aの画像データが検索され、この人物の取得済み画像データが共有画像データ部42aにあることが分ると、これを使って画像認証が行われ、図5(b)に示すように、共有履歴情報部42b1内の訪問履歴が検索されて、画像と共に表示される。図5(b)の応答の有無情報はB宅で対応した旨の共有履歴情報部42b1内の情報である。
また、B宅で留守をした後、どんな来訪者があったか確認するため来訪履歴一覧表示は図5(c)のような表示となる。これにより平成17年2月2日の最初の来訪者は自宅への来訪者であるが、留守のため応対していない。2人目の来訪者はその直後にB宅へ訪問をしており、これが最初の訪問者と2人目の訪問者が同一人なら、B宅が留守だったため、A宅に伝言等を頼みに行った可能性があることが分る。この来訪履歴一覧表示をみたら、BはAに連絡をとるか、図5(c)のタッチパネルやGUI表示等に触れることにより更に来訪者の氏名や電話番号を表示するから、この表示の基づいて直接来訪者に連絡することができる。なお、2人目の訪問者の情報は、共有画像データ部42a、共有履歴情報部42b1に格納されていたものである。
続いて、図7に基づいて実施の形態1のインターホン装置による連携のフローチャートについて説明する。インターホン装置のドアホン機器から呼び出しの操作ボタン5は押されたか否かがチェックされ(step1)、呼び出しがなければ待機状態に戻る。呼び出しがあった場合はドアホン親機6が接続された連携している家への訪問者かどうかが確認され(step2)、自宅への訪問者の場合はカメラ2などを起動して対応し(step3)待機状態に戻る。
step2において連携先の来訪者であった場合は、来訪者への応答を自分で行うか否かを判断し(step4)、自分で処理しない場合はstep7へ進んで、来訪者に再度操作ボタン5を押してもらう(step7)。step4で自分で処理する場合は、操作ボタン5が押されてから所定の時間を越えたか否かを確認する(step5)。所定の時間を越えていない場合はstep7に進み、所定の時間を越えていれば、対応中の人物が入力キーボード11の中の報知キーを押す(step6)。
この報知キー若しくは操作ボタン5の押下により、ドアホン親機6から連携先のドアホン親機に報知信号が送信され、連携先のドアホン親機からは報知音が流される(step8)。この後、自宅のドアホン親機6に記録されたこの来訪者の画像データと訪問履歴情報が、共有画像データ部42a、共有履歴情報部42b1内に転送されて記録される(step9)。
このように本発明の実施の形態1のインターホン装置においては、来訪者があったときこの来訪者を画像認証で特定するとともに、氏名や企業名、電話番号等のほか、訪問履歴情報などの関連情報をドアホン親機に表示するので、この表示を見てトラブルを未然に防いだり、また、来訪者に実際に面会する前にこの来訪者の有力情報を予め入手することができたりするので、来訪者の応対が容易で迅速に行える。
また実施の形態1のインターホン装置においては、来訪者があったときインターホン装置が設置してある連携先の住宅間で共同して対応できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2におけるインターホン装置は、来訪者があったとき住宅間で連携して報知し合い、履歴情報を共有できるインターホン装置で、とくに音声により人物認証を行うものである。図8は本発明の実施の形態2におけるインターホン装置のドアホン親機のブロック構成図、図9(a)は本発明の実施の形態2におけるインターホン装置のドアホン親機の機能実現手段のブロック図、図9(b)は本発明の実施の形態2におけるデータベース部の構成図である。実施の形態2のインターホン装置と実施の形態1のインターホン装置は、基本的に同一の構成であり、同一符号は同一構成を示しているから、重複するため説明は省略する。
図8において、49はドアホン子機1のマイク4から入力された音声信号を受信して音符号化し、あるいはマイク9からの音声信号を符号化して後述の音声認証部50(照合部)にスペクトル解析等のためのデジタルデータとして渡すとともに、その後それを復号化して音声処理部40またはスピーカ8に出力するA/D・D/A変換部である。50はA/D・D/A変換部49から出力されたデジタル音声信号からサンプリングし、特徴点を抽出して人物の認証を行う音声認証部である。
よく知られているように人の声紋は個人ごとに異なっており、マイク4,9から入力された特定の音声区間、例えば同一人を呼ぶ「誰々さん」「ごめんください」「誰々さんのお宅でしょうか(疑問)」といった音声信号をデジタル信号に変換し、これのスペクトル等の解析などから各個人の特徴パラメータを抽出し、予め格納している取得済み音声データの特徴パラメータを比較し、両者の特徴空間上での距離を測って、所定の範囲内であれば同一人であると推定する。取得済みデータの特徴点をパラメータとして予めデータ保存しておくのが好適である。
この場合、音声認証部50は特定の音声区間を切り出して、パラメータを比較するだけで同一人か否かの推定ができる。このため多人数との比較が直ちに行える。なお、実施の形態1の画像と同様に、データベース部38に格納されている取得済み音声データは、入力キーボード11の中の更新キーを押下することで、簡単に更新することができる。なお、また、音声認証の特徴点を抽出、比較するために利用する方法としては、最近では高速フーリエ変換(FTT)によるもの、線スペクトル対(LSP)によるものなど、多くの方法があり、これらを利用するのがよい。
図9(a)において、39hはデータベース部38に格納されている取得済み音声データを、最新の音声データに更新したいときに実行する音声データ更新手段である。既に述べたように、入力キーボード11の中の音声更新キーを押下することで更新することができる。また、音声更新キーを長押しなどすることにより、自動設定機能にすることができ、この場合、訪問があれば自動的に音声データを更新させることができる。
図9(b)において、38dはデータベース部38に設けられた取得済み音声データとその音声データの特徴パラメータとが、その氏名等の個人情報が関係付けられて格納されている音声データ部である。これに対応した個人情報部38bの内容はまったく実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
なお、音声認証部50の別の構成として、ドアホン子機1のマイク4から音声が入力されたらこの音声から人物を特定する単語を抽出し、この単語をテキスト情報に変換する音声文字変換部(図示しない)を設ける構成を採用することもできる。また、これによって得られたテキスト情報をデータベース部38の個人情報部に格納することもできる。例えば、音声から特徴あるフレーズや訛り、方言等を記録し、また、氏名や企業名等の場合これらを抽出してテキスト情報として自動的に個人情報部38bに格納することができる。音声認証部50は音声から文字に変換されたテキスト情報を比較することになるが、これらのテキスト情報、例えば特殊なフレーズや氏名等が一致したとき、人物の認証に成功したとして表示部7に画像と訪問履歴やその他の関連情報を表示する。
ところで、実施の形態2においては、音声認証部50を設け、音声データ更新手段39h、音声データ部38dを設けたが、これは実施の形態1の画像認証部37や、画像データ更新手段39d、画像データ部38aとの併設ができないものでなく、両者を同時に設けて、認証精度を向上させるのも好適である。この場合、例えば画像認証部37による画像認証の後、音声認証部50による音声認証を行って、特徴空間上での距離が所定の閾値内にあるときのみ同一人と推定するなど、することになる。また、この逆もありえる。尚、本実施の形態においても、主制御部は全体の制御を統括している。
このように実施の形態2のインターホン装置は、実施の形態のインターホン装置が、画像を撮る環境条件が変化すると、データが比較的変化するし、眼鏡等の付属物で認証を妨げる可能性も否定できないが、音声はこうした環境条件に強く、しかも画像認証より比較的簡単に認証が行える。
本発明は、来訪者があったときインターホン装置が設置してある住宅間で連携して対応できるインターホン装置に適用できる。
(a)本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン子機の正面図、(b)本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン親機の正面図 本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン子機のブロック構成図 本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン親機のブロック構成図 (a)本発明の実施の形態1におけるインターホン装置のドアホン親機の機能実現手段のブロック図、(b)本発明の実施の形態1におけるデータベース部の構成図 (a)本発明の実施の形態1におけるインターホン装置による連携の説明図、(b)本発明の実施の形態1における画像認証後の訪問履歴表示の説明図、(c)本発明の実施の形態1における所定期間内の来訪履歴一覧表示の説明図 本発明の実施の形態1におけるデータベース部の個人情報部構成図 本発明の実施の形態1におけるインターホン装置による連携のフローチャート 本発明の実施の形態2におけるインターホン装置のドアホン親機のブロック構成図 (a)本発明の実施の形態2におけるインターホン装置のドアホン親機の機能実現手段のブロック図、(b)本発明の実施の形態2におけるデータベース部の構成図 従来のインターホン装置の概略構成図 従来の人物認証インターホン装置の概略構成図
符号の説明
1 ドアホン子機
2 カメラ
2a 撮像制御部
3 スピーカ
4 マイク
5 操作ボタン
5a 操作処理部
6 ドアホン親機
7 表示部
7a 画面領域
7b 警告領域
7b1 開錠不可の表示
7c 訪問履歴領域
8 スピーカ
9 マイク
10 応答スイッチ
11 入力キーボード
12 感知センサ
12a センサ検知部
20 撮像部
21 撮像処理部
23 映像信号変調部
24 ドアホン子機制御部
25 メモリ部
26,27,43,44 アンプ
28 第1信号線
28a 信号分離部
29 第2信号線
30 FM信号復調部
31 A/D変換部
32 画像処理生成部
33 画像メモリ部
34 D/A変換部
35 表示制御部
36 ドアホン操作検知部
37 画像認証部
38 データベース部
38a 画像データ部
38b 個人情報部
38b1 履歴情報部
38b2 拒否部
38b11 氏名
38b12 企業名
38b13 電話番号
38b14 メールアドレス
38b15 訪問履歴
38b16 拒否フラグ
38c 応答メッセージ部
38d 音声データ部
39 主制御部
39a 履歴情報記録手段
39b 応答履歴記録手段
39c 応答禁止設定手段
39d 画像データ更新手段
39e 共有情報記録手段
39f 共有情報取出手段
39g 報知制御手段
39h 音声データ更新手段
40 音声処理部
41 第3信号線
42 共有情報部
42a 共有画像データ部
42b 共有個人情報部
42b1 共有履歴情報部
45 入力部
46 応答スイッチ部
47 記憶部
48 時計部
49 A/D・D/A変換部
50 音声認証部
101 インターホン装置
102 ドアホン端末
103 応答端末
121 カメラ
122 呼び出しスイッチ
123 スピーカ
124 マイク
131 画像表示部
132 呼び出し音信号発生部
133,135 アンプ
134 スピーカ
136 送受話器
141 画像認識部
142 人物データベース
143 制御部
144 呼び出し音データベース

Claims (7)

  1. スピーカ、マイク及びカメラが設けられたドアホン子機と、前記ドアホン子機と音声通話し前記カメラの撮影した画像情報を表示する表示部が設けられたドアホン親機とを備えたインターホン装置であって、前記ドアホン親機が他の住宅に設置された第2のインターホン装置の第2のドアホン親機と信号線で接続され、前記他の住宅への来訪者が前記ドアホン子機の操作ボタンで呼び出したときには、前記ドアホン親機の報知制御手段が前記第2のドアホン親機に報知信号を送信し、該第2のドアホン親機から出力することを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記ドアホン親機には、来訪者に対する取得済み画像情報と該画像情報と関係付けられた前記来訪者の来訪者情報とを格納する来訪者情報記憶部と、前記カメラの撮影した画像情報と前記取得済み画像情報とが一致するか否かを照合する照合部とが設けられ、前記照合部の照合結果が一致した場合に、前記カメラからの前記来訪者の画像情報と共に前記来訪者情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  3. 前記ドアホン親機には、前記来訪者に対する取得済み音声情報と該音声情報と関係付けられた前記来訪者の来訪者情報とを格納する来訪者情報記憶部と、前記マイクから入手した音声情報と前記取得済み音声情報とが一致するか否かを照合する照合部とが設けられ、前記照合部の照合結果が一致しち場合に、前記カメラからの画像情報と共に前記来訪者情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  4. 前記ドアホン親機には、前記ドアホン子機のマイクから入手した音声から人物を特定する単語情報を抽出して該単語情報をテキスト情報に変換する音声文字変換部と、前記音声文字変換部によって変換された取得済みテキスト情報を該テキスト情報と関係付けられた前記来訪者の来訪者情報と共に格納する来訪者情報記憶部と、前記マイクからの音声から変換されたテキスト情報と前記取得済みテキスト情報とが一致するか否かを照合する照合部とが設けられ、前記照合部の照合結果が一致した場合に、前記カメラからの画像情報と共に前記来訪者情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  5. 前記ドアホン親機には、前記第2のインターホン装置との間で共通の履歴を記録する共有情報部と、前記来訪者に対して自動的に記録した画像情報及び/又は履歴情報を前記共有情報部に記録する共有情報記録手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインターホン装置。
  6. 前記共有情報部には、少なくとも共同で管理する訪問履歴と個人情報が含まれていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載されたインターホン装置。
  7. 前記ドアホン子機の呼び出しを行う操作ボタンを所定時間内に再度操作したときは、前記報知制御手段が前記第2ドアホン親機に報知信号を送信し、該第2のドアホン親機から出力するこよを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載されたインターホン装置。
JP2005284353A 2005-09-29 2005-09-29 インターホン装置 Pending JP2007096831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284353A JP2007096831A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 インターホン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284353A JP2007096831A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 インターホン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007096831A true JP2007096831A (ja) 2007-04-12

Family

ID=37981972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005284353A Pending JP2007096831A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 インターホン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007096831A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010032502A1 (ja) * 2008-09-19 2010-03-25 ブラザー工業株式会社 インターホンシステム
CN113329206A (zh) * 2021-05-25 2021-08-31 广东睿住智能科技有限公司 可视对讲系统的控制方法、装置、电子设备及存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010032502A1 (ja) * 2008-09-19 2010-03-25 ブラザー工業株式会社 インターホンシステム
CN113329206A (zh) * 2021-05-25 2021-08-31 广东睿住智能科技有限公司 可视对讲系统的控制方法、装置、电子设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004013871A (ja) 防犯システム
JP2006287467A (ja) ドアホン装置
JP2010226541A (ja) 応対装置、来訪者応対方法、来訪者応対制御プログラム
JP4847169B2 (ja) 顔認証インターホンシステム
JP2007037088A (ja) ドアホン装置
JP2007104382A (ja) インターホン装置
JP4260591B2 (ja) 端末装置、宅内制御装置、及び、来訪通知システム
WO2010032502A1 (ja) インターホンシステム
JP2010212787A (ja) ドアホン装置、ドアホン装置における各手段として機能させるためのプログラム、ドアホンシステム及びドアホン装置の情報処理方法
JP2007096831A (ja) インターホン装置
JP6920163B2 (ja) インターホンシステム
JP2003298753A (ja) インターフォン装置
JP3250797B2 (ja) 人物認証ドアホン・システム
JP2004221736A (ja) ドアホン装置
JP2007150670A (ja) インターホン装置
JP2007096833A (ja) ドアホン装置
JP2008245095A (ja) インターホンシステム
JP4968663B2 (ja) インターホンシステム
JP2007150511A (ja) インターホン装置
JP2007104380A (ja) ドアホン装置
JP2007104384A (ja) インターホン装置
JP2005323290A (ja) 指定先メッセ−ジ転送インターホンシステム、インターホン装置、インターホン装置のプログラム、及びその記録媒体
JP4772577B2 (ja) インターホンシステム
JP2007104379A (ja) ドアホン装置
JP2007214650A (ja) 集合住宅のドアフォンシステム及びドアフォンシステムの管理サーバ