JP2007037088A - ドアホン装置 - Google Patents

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    • H04N7/183Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a single remote source
    • H04N7/186Video door telephones

Abstract

【課題】本発明は、来訪者があったとき、応答する前にこの来訪者を特定するとともに関連情報を表示できるドアホン装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のドアホン装置は、カメラが設けられたドアホン子機で撮影された画像を表示する表示部7と、人物の画像と人物の履歴情報とを記憶するデータベース部38と、ドアホン子機で撮影された画像と記憶部に記憶された画像とを照合する画像認証部37と、画像認証部37がドアホン子機で撮影された画像とデータベース部38に記憶された画像とを照合して同一人物と判断したとき、同一人物と判断された画像に対応する履歴情報及びドアホン子機で撮影された画像を表示部7に表示させる表示制御部35と、を具備したことを主要な特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、応答する前にこの来訪者を特定するとともに関連情報を表示できるドアホン装置に関する。
従来のドアホン装置101は、図11、図13に示すようにドアホン端末102と宅内に配置された応答端末103との2つの装置から構成されている。図11は従来のドアホン装置の概略構成図、図13は従来のドアホン装置の概略配置図である。このドアホン端末102には、来訪者を撮影してその画像を表す画像信号を出力するカメラ121と、来訪者によって操作される呼び出しスイッチ122と、宅内からの音声を来訪者に知らせるためのスピーカ123と、来訪者の声を宅内に伝達するためのマイク124が設けられている。
カメラ121は応答端末103内の画像表示部131に接続され、カメラ121からの画像信号は画像表示部131によって処理され、そのモニタに来訪者の顔が表示される。また、応答端末103には、呼び出しスイッチ122の操作に応答して呼び出し信号を発生する呼び出し音信号発生部132が設けられ、アンプ133によって増幅されてスピーカ134から呼び出し音が出力される。さらに、応答端末103には、呼び出し音に応答して通話を行うために、ドアホン端末102のスピーカ123及びマイク124とアンプ135を介して接続された送受話器136が設けられ、呼び出し音に応答して応対者が送受話器136を取り上げると、ドアホン端末102と応答端末103との間に通話回路が形成されるとともに、カメラ121及び画像表示部131が作動状態になるようになっている。
しかし、この従来のドアホン装置101においては、呼び出しがあったとき、宅内の応対者は送受話器136を取り上げて実際に通話し、カメラ121と画像表示部131を作動させる等の操作を行わない限り、呼び出しスイッチ122を操作したのが誰なのかを確認することができなかった。
そこで、図12に示すように、ドアホン端末102の呼び出しスイッチ122を操作する可能性のある人物に関する画像データを蓄積した人物データベース142と、呼び出しスイッチ122を操作した人物の画像データを取り込んで、これと人物データベース142に蓄積された画像データとを照合する画像認識部を備えた人物認証ドアホン装置が提案された(特許文献1参照)。図12は従来の人物認証ドアホン装置の概略構成図である。図12のドアホン装置の配置も図13と同様である。
このドアホン装置101によれば、呼び出しスイッチ122が操作された場合、制御部143はカメラ121、画像表示部131、画像認識部141、人物データベース142を作動させ、画像認識部141はカメラ121から送られてきた操作者の画像データと人物データベース142に蓄積されている各データとを照合する。両画像データを照合した結果、人物データベース142にこの人物の画像データが蓄積されていたときには、この人物の対応に適した応対者の特有な呼び出し音を呼び出し音データベース144から読み出し、スピーカ134から出力する。また、このときこの人物の画像データが蓄積されていなかったときには、呼出音の発生の有無に関する設定により、例えば一般呼び出し音を発生したりする。
人物の画像データは人物確認の結果によって登録するか否かが決定される。登録してお
く必要があるときには、この画像データを人物データベース142に、また人物に最も適した応対者の呼び出し音のデータを呼び出し音データベース144に登録する。また、人物データベースの画像の更新処理を行うこともできるものである。
しかし、以上説明した図12の(特許文献1)のドアホン装置101は、呼び出し音データベース144等のメモリ容量などで人物推定できる人数に制約が出てくるし、呼び出し方法を変更するときにはドアホン端末102を設計し直さなければならなかった。このため、応答端末103の人物認証後、人物認証結果情報を別のインターフェースを介してメモリ容量の大きい外部接続端末装置、例えばコードレス電話親機に送信して、人物認証の報知処理を行い、選択された呼び出し装置、例えばコードレス電話子機に所定の呼び出し音情報を送信する技術が提案された。呼び出し音等の情報は外部接続端末装置のメモリに記憶されるものである(特許文献2参照)。
なお、人物認証を行う手段に関しては近年急速に技術が進んでいる。例えば、ビデオ画像を使って照合を行う顔認識技術(例えば特許文献3)や、音声によって人物を照合する音声照合技術(例えば特許文献4)が提案されている。特許文献3は、画像から得たガボール特徴とグラフマッチングを用いて照合を行うものである。このグラフマッチングとは、特徴抽出が可能な点(目、口、鼻等の点)同士を線で結んだものをグラフと呼ぶが、そのグラフのマッチングによって人物判別するものであり、ガボール特徴は画像から特徴点の周波数成分や方向を取り出したもので、個人の特徴を抽出することになるものである。さらに特許文献4は、音声信号から音声区間を検出し、音響パラメータを使って複数のブロックに分割し、ブロックごとに話者固有の特徴量を生成して登録しておき、照合時には特徴量同士を比較して照合するものである。
特許第3250797号公報 特開2000−287196号公報 特表2002−511617号公報 特開平2−236599号公報
以上説明したように、(特許文献1)の人物認証ドアホン装置は、呼び出しスイッチ122を操作した人物の画像データを取り込んで、これと人物データベース142に蓄積された画像データとを照合するため、操作者が誰であるか直ちに分り、この操作者に最も適した応対者が応対することができるものであった。
しかし、呼び出しスイッチ122を操作した人物を対応するのに適した者に対して、来訪者があったことを単に報知するに止まり、せっかくの人物認証も十分役に立っているとはいえないものであった。しかも、メモリ容量などで人物推定できる人数に制約があり、実用性の面で問題が残るものであった。
この点、(特許文献2)のドアホン装置は、インターフェースを介して外部接続端末装置に人物認証の報知処理プログラムや呼び出し音情報を格納しておくことができ、実用性の面では上記の従来の技術を向上させたが、まだ人物認証したことが十分役立っているとはいえないものであった。基本的には上記従来の技術と同様、操作者に最も適した応対者に報知するだけのものであった。
ところで、最近、地域社会の人々の絆が薄くなり、従来のように安全は当たり前とはいえず、各家族で自衛が必要になってきている。ドアホン装置が単なる呼び出し装置というに止まらず、トラブルに巻き込まれるのを未然に防止する手段として機能できれば、また、来訪者に実際に面会する前にこの来訪者の情報を予め入手する手段として利用できれば
、予め人物認証することが役立つことになる。また、家族全員にとって訪問を拒絶した方が望ましい人物もあり、このような人物であると認証された場合には、家族に対応拒否の警告をすることができる手段も必要である。さらに、認証情報や関連情報は常に変化を伴う場合が多く、情報更新がなされなければ人物認証の精度も低下するし、過去の履歴が面会するか否かの判断の大きな材料になる。
そこで本発明は、来訪者があったとき、応答する前にこの来訪者を特定するとともに関連情報を表示できるドアホン装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明は、上記の目的を達成するために、カメラが設けられたドアホン子機で撮影された画像を表示する表示部と、人物の画像と人物の履歴情報とを記憶する記憶部と、ドアホン子機で撮影された画像と記憶部に記憶された画像とを照合する画像照合部と、画像照合部がドアホン子機で撮影された画像と記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断したとき、同一人物と判断された画像に対応する履歴情報及びドアホン子機で撮影された画像を表示部に表示させる制御部と、を具備したことを主要な特徴とする。
本発明によれば、来訪者があったとき、来訪者のカメラによる画像情報によって、あるいはマイクによる音声情報、画像情報及び音声情報によって、応答前にこの来訪者を特定するとともに、併せてこの来訪者に関連情報を表示できる。
上記課題を解決するために本発明の第1の発明においては、カメラが設けられたドアホン子機で撮影された画像を表示する表示部と、人物の画像と人物の履歴情報とを記憶する記憶部と、ドアホン子機で撮影された画像と記憶部に記憶された画像とを照合する画像照合部と、画像照合部がドアホン子機で撮影された画像と記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断したとき、同一人物と判断された画像に対応する履歴情報及びドアホン子機で撮影された画像を表示部に表示させる制御部と、を備える。この構成により、来訪者があったとき、来訪者のカメラによる画像情報によって、応答前にこの来訪者を特定するとともに、併せてこの来訪者に関連情報を表示できるので、応答者が迅速に対応できる。
本発明の第2の発明においては、画像照合部がドアホン子機で撮影された画像と記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断する画像がなかったとき、制御部は、来訪した履歴がない旨の情報を表示部に表示させる。この構成により、画像で今まで来訪したことのない人物と直ちに分かる。
本発明の第3の発明においては、来訪日時を計時する時計部を備え、画像照合部がドアホン子機で撮影された画像と記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断したとき、制御部は同一人物と判断された画像に対応する来訪日時を含む履歴情報をドアホン子機で撮影された画像と共に表示部に表示させ、時計部で計時した来訪日時を履歴情報として記憶させる制御を行う。この構成により、来訪日時を自動的に更新して表示することができ、応答者は来訪履歴を基に容易に対応できる。
本発明の第4の発明においては、来訪日時を、表示部にドアホン子機で撮影された画像を表示したときに記憶する。この構成により、画像情報で来訪者の特定が可能になった時点に履歴を残すことができる。
本発明の第5の発明においては、記憶部は、来訪に応答したか否かの応答履歴を記憶し、画像照合部がドアホン子機で撮影された画像と記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断したとき、制御部は同一人物と判断された画像に対応する応答履歴を含む履歴情報をドアホン子機で撮影された画像と共に表示部に表示する制御を行う。この構成により、自分以外の者の応答も含めて、応答者はこの人物に対する応答の履歴を知ることができる。
本発明の第6の発明においては、記憶部は、ドアホン子機で撮影された画像から得られる特徴パラメータを記憶し、画像照合部は、ドアホン子機で撮影された画像から得られる特徴パラメータと記憶部に記憶された特徴パラメータとを用いて照合する。この構成により、人物の照合が的確且つ短時間に行える。
本発明の第7の発明においては、マイクが設けられたドアホン子機で入力した音声に対応する人物の履歴情報を表示する表示部と、人物の音声と人物の履歴情報とを記憶する記憶部と、ドアホン子機で入力された音声と記憶部に記憶された音声とを照合する話者照合部と、話者照合部がドアホン子機で入力された音声と記憶部に記憶された音声とを照合して同一人物と判断したとき、同一人物と判断された音声に対応する履歴情報を表示部に表示させる制御部と、を備える。この構成により、来訪者があったとき、来訪者のカメラによる音声情報によって、応答前にこの来訪者を特定するとともに、併せてこの来訪者に関連情報を表示できるので、応答者が迅速に対応できる。
本発明の第8の発明においては、話者照合部がドアホン子機で入力された音声と記憶部に記憶された音声とを照合して同一人物と判断する音声がなかったとき、制御部は、来訪した履歴がない旨の情報を表示部に表示させる。この構成により、音声で今まで来訪したことのない人物と直ちに分かる。
本発明の第9の発明においては、来訪日時を計時する時計部を備え、話者照合部がドアホン子機で入力された音声と記憶部に記憶された音声とを照合して同一人物と判断したとき、制御部は同一人物と判断された音声に対応する来訪日時を含む履歴情報を表示部に表示させ、時計部で計時した来訪日時を履歴情報として記憶させる制御を行う。この構成により、来訪日時を自動的に更新して表示することができ、応答者は来訪履歴を基に対応できる。
本発明の第10の発明においては、来訪日時を、表示部にドアホン子機で入力された音声の音声に対応する人物の履歴情報を表示したとき記憶する。この構成により、音声情報で来訪者の特定が可能になった時点に履歴を残すことができる。
本発明の第11の発明においては、記憶部は、来訪に応答したか否かの応答履歴を記憶し、話者照合部がドアホン子機で入力された音声と記憶部に記憶された音声とを照合して同一人物と判断したとき、制御部は同一人物と判断された音声に対応する応答履歴を含む履歴情報を表示部に表示する制御を行う。この構成により、自分以外の者の応答も含めて、応答者はこの人物に対する応答の履歴を知ることができる。
本発明の第12の発明においては、記憶部は、ドアホン子機で入力された音声から得られる特徴パラメータを記憶し、話者照合部は、ドアホン子機で入力された音声から得られる特徴パラメータと記憶部に記憶された特徴パラメータとを用いて照合する。この構成により、人物の照合が的確且つ短時間に行える。
(実施例1)
本発明の実施例1におけるドアホン装置は画像により人物認証を行うものである。図1は本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン子機の斜視図、図2(a)は本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン親機の斜視図、図2(b)は本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン親機の表示部の正面図、図3は本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン子機のブロック構成図、図4は本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン親機のブロック構成図である。
図1において、1は実施例1のドアホン装置のドアホン子機、2はドアホン子機1本体正面に設けられたCCD等のカメラ、3は後述するドアホン親機6から入力された音声を出力するためのドアホン子機1本体に設けられたスピーカ、4はドアホン子機1に音声を入力するためのマイク、5は来訪者がドアホン親機6の呼び出し行う操作ボタンである。12はドアホン子機1前に人物等が接近あるいは側を通過するときその体温等の温度でこれを検出する感知センサである。
図2(a)において、6はドアホン子機1のカメラ2が撮影した来訪者の顔等の映像を受信するとともに、ドアホン子機1のマイク4から入力された音声を受信して、人物認証を行うことができるドアホン親機である。実施例1のドアホン親機6は、来訪者の顔等の画像から人物認証を行うものである。また、7はドアホン親機6の正面に設けられたLCD等の表示部である。この表示部7の表示画面の一例を図2(b)に示す。この図2(b)ではこの表示部7に表示された表示画面は幾つかに分割され、このうち、7aはドアホン子機1から送信された人物の映像の画面領域、7bは表示部7に表示されたこの人物に関する対応拒否の設定がなされている旨を警告する警告領域、7cは表示部7に表示された人物の過去の訪問履歴領域である。この訪問履歴領域7cには過去の対応の有無情報も表示されている。また、図2(a)において、8はスピーカ、9は表示部7の表示を見て応答すると判断したとき押すための応答スイッチ、10はマイク、11は個人名や企業名、電話番号、アドレスを入力するための入力キーボードである。なお、7c1は訪問履歴領域7cの各履歴に関係付けられて自動的に付与された対応の有無情報である。
続いて、図3に基づいて実施例1のドアホン子機1の構成について説明する。図3において、2aは撮像部20のズーム等の制御を行う撮像制御部、5aは操作ボタン5が押されたときこれを検出する操作処理部である。操作ボタン5のONによりプルアップ電圧が急激に電圧降下することを利用する。また、12は焦電センサ等の上述の感知センサ、12aは感知センサ12から入力された信号を検出するセンサ検知部である。なお、検出した感知センサ12から入力された信号をセンサ検知部12aが検出することにより電圧降下させることもできる。そして、20はカメラ2を構成するCCD等の撮像部、21は撮像部20から出力された信号を処理して映像信号を出力する撮像処理部、23は撮像処理部21から出力された映像信号の周波数変調を行って8.5MHz〜10MHzのFM信号を出力する映像信号変調部である。
24はドアホン子機制御部であり、25はプログラムやデータを記憶したメモリ部である。ドアホン子機主制御部24はハードウェア的には中央演算処理装置(以下、CPU)から構成され、メモリ部25やその他のメモリからプログラムを読み込んでソフトウェア的に機能実現手段として各機能を実行する。26,27はそれぞれスピーカ3とマイク4の出力を増幅するアンプ、28はビデオ信号と音声信号のドアホン親機6に対する第1信号線である。
なお、実施例1の場合、第1信号線28は2−ワイヤで構成され、一方に直流+22Vが印加され、他方は接地されている。また、実施例1では操作処理部5aや後述するドアホン操作検知部36を使って第1信号線28によって映像信号と音声信号を伝送するが、このほかの方法として、ドアホン子機1とドアホン親機6にそれぞれ通信制御部を設け、
ネットワークケーブル等で結んで所定のプロトコルで通信を行う有線LANまたは無線LANを構成するのもよい。詳細な説明は省略する。
さて、マイク4から入力された通常500Hz〜2kHzの人間の音声はアンプ27で増幅され、そのまま映像信号変調部23からの8.5MHz〜10MHzのFM信号と重畳され、さらにこれに直流電圧+22Vが重畳されて第1信号線28を介してドアホン親機6に伝送される。すなわち、待機時にはドアホン親機6からドアホン子機1に+5Vが給電されているが、この状態で操作ボタン5を押すと、操作処理部5aの作用で第1信号線28に急激な電圧降下を起こし、+22Vが給電され、ドアホン親機6において操作ボタン5が押下されたことが検知されてその後+22Vが重畳された音声信号と上記FM信号が伝送され、ドアホン親機6は表示部7に映像を表示する。なお、ドアホン親機6の動作中に操作ボタン5を押した場合はFM信号等に影響しない帯域に検知信号が重畳されて伝送される。ドアホン親機6は人物認証を開始し、その結果によって関連情報、例えば警告領域7bに面会拒否の表示や、訪問履歴領域7cに訪問履歴を表示することになる。
続いて、図4に基づいてドアホン親機6の構成について説明する。28は第1信号線、29は第2信号線である。28aは第1信号線28を介して重畳して伝送された2つの信号、すなわち映像信号変調部23で周波数変調されたFM信号とこれに重畳された音声信号を分離する信号分離部である。そして、30はこのFM信号を復調させるためのFM信号復調部、31は復調されたアナログのビデオ信号を画像処理や画像認証行うためにデジタル信号に変換するA/D変換部である。
また、32はA/D変換部31で変換されたデジタルビデオ信号を画像処理し、所定の画像を生成する画像処理生成部である。実施例1においては、図2(b)の表示部7に表示された表示画面は分割され、映像とその他の関連情報が分割されて表示されるので、画像処理生成部32がこの処理を行う。33はこの表示部7に表示される表示画面のテンプレート等のデータを格納した画像メモリ部である。画像処理生成部32は、カメラ2で撮影している映像部分のサイズを調整若しくは切り出してテンプレートの画面領域7aに貼り付け、また、対応拒否の設定を示すテキスト情報及びシンボルは警告領域7bに、さらに訪問履歴に関するテキスト情報を訪問履歴領域7cに表示して、1画面分のデータとして生成する。
34は画像処理したデジタルのビデオ信号をアナログ信号に変換するD/A変換部である。35はこのビデオ信号を表示部7に表示するための表示制御部であり、カメラ2で撮影した映像はLCD等の表示部7に表示される。36はドアホン子機1の操作ボタン5が押下されたとき、ドアホン親機6側でこれを検知するドアホン操作検知部であり、検出信号は後述の主制御部39に入力され、これをトリガとしてドアホン親機6の各動作が開始される。
実施例1のドアホン親機6においては、まず、訪問した人物の顔等の映像を表示部7に表示するとともに、この人物の画像認証(画像による照合)を行うものである。なお、ここでいう照合は画像を比較して同一人物か否かを推定するという意味であるが、以下実施例1上は、照合後に宅内への侵入を許可するという意味を込めて認証という。このため次の構成を有している。37は、A/D変換部31から出力されたビデオ信号を基に1画面分の画像を取り出して個人別に蓄積されている多数の取得済み画像情報と比較し、人物推定を行う画像認証部(実施例1の画像照合部)である。そして、38は画像認証部37で行う認証のために過去の来訪者や家族等で個人別に蓄積した取得済み画像のデータと、その個人情報を蓄積したデータベース部(実施例1の記憶部)である。データベース部38に格納されている取得済み画像は、氏名とともに、撮影したカメラのズーム等のカメラ条件、明るさ等の環境条件、また画像のサイズや付属物、例えば眼鏡の有無等の対象情報が
、画像と関係付けられて格納されている。
画像認証部37は、これらの条件と現在の画像の条件を比較してマッチングさせ、眼や鼻、口の位置や形状、骨格等の所定の位置の特徴抽出が可能な点を抽出して、両者の特徴空間上での距離を測って、所定の範囲内であれば同一人であると推定する。例えば、照合方法としてガボール特徴とグラフマッチングを用い、距離を測って類似性の推定を行うアルゴリズムを利用するのもよい(特許文献3参照)。この場合、特徴抽出が可能な点(目、口、鼻等の点)同士を線で結んだグラフのマッチングによって人物の判別を行うから、これらの特徴点は予め取得済み画像から取得してデータ保存しておく。また、個人の特徴を抽出するため、ガボール特徴として画像から特徴点の周波数成分や方向を取り出しておいて保存しておく。画像認証部37は映像から画像を取り出し、グラフとガボール特徴のデータを取得し、保存してある取得済み画像の特徴点のデータとのマッチングを行い、これを比較するだけで同一人物か否かの推定ができる。このため多人数との比較が直ちに行える。なお、後述するように、データベース部38に格納されている取得済み画像は、入力キーボード11の中の更新キーを押下することで、簡単に更新することができる。また、画像認証の特徴点を比較して認証する方法は、人間の静脈や、眼を利用したりする多くの方法があり、これらを利用するのもよい。
次に、39はドアホン親機6の主制御部である。主制御部39はハードウェア的にはCPUから構成され、後述する記憶部47やその他のメモリからプログラムを読み込んでソフトウェア的に機能実現手段として各機能を実行する。実施例1の機能実現手段の各機能については後述する。
40は第1信号線28と接続された音声処理部、43,44はスピーカ8とマイク10のそれぞれのアンプである。音声処理部40は音声のとぎれ等を検出し、ドアホン親機6とドアホン子機1との間の通話の切り替えなど音声通信の制御を行う。また、45は入力キーボード11の操作ボタンを使って入力する入力部、46は応答スイッチ9を押してドアホン子機1との間で通信を開始する応答スイッチ部である。そして、47は主制御部39のためのプログラムやデータを記憶した記憶部であり、48は履歴を残すための時計部である。
そこで、本発明の実施例1の主制御部39に搭載された機能実現手段について説明する。図5(a)は本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン親機の履歴制御のブロック図、図5(b)は本発明の実施例1におけるデータベース部の構成図、図6は本発明の実施例1におけるデータベース部の個人情報部構成図である。
図5(a)に示すように、主制御部39内には履歴情報を処理するため、次の機能実現手段が設けられている。39aは来訪者があったときに時計部48の時刻とともに自動的に画像認証した人物の関連情報を記録する履歴情報記録手段、39bはこの訪問履歴の各回にドアホン親機6から応答したか否かを記録する応答履歴記録手段である。来訪者の中には、絶対対応を拒否したい人物もあり、39cはこのような場合に対応拒否を設定するための応答禁止設定手段である。この設定は、入力キーボード11の中の対応拒否キーを押下することで、簡単に設定することができる。対応拒否は個人差があり、個人的、一時的にこの拒否を解除したいときは、上記対応拒否キーを長押しなどをすることで、簡単に解除することができる。しかし、これらの履歴はすべて応答履歴記録手段39bによって履歴として記録される。なお、対応拒否キーを押下した人物、これを一時的に解除した宅内の人物の記録も残され、警告領域7bに表示することもできる。
39dはデータベース部38に格納されている画像データを、最新の画像に更新したいときに実行する画像データ更新手段である。既に述べたように、入力キーボード11の中
の更新キーを押下することで更新することができる。また、更新キーを長押しなどすることにより、自動設定機能にすることができ、この場合訪問があれば自動的に画像を更新させることができる。さらに、誤って入力されている訪問履歴や個人情報を修正のためのキーを使ってデータ修正手段(図示しない)により修正、変更ができる。
図5(b)には、データベース部38の内部構成が示されている。38aは画像データ部であって、画像データとその画像の特徴パラメータとが、その氏名等の個人情報と関係付けられて格納されている。38bはその氏名等の人物の個人情報を記録した個人情報部であって、38b1は訪問履歴を記録した履歴情報部、38b2は対応拒否キーを押下したとき拒否フラグを設定するための履歴情報部38b1の拒否部である。また、38cは実際に応答するのでなく、所定のメッセージを利用して応答するために設けられた応答メッセージ部である。応答メッセージ部38c内には、「唯今留守にしております」等の家族で共通のメッセージのほかに、個人別のメッセージ、例えば「学校のクラブで会おう」といったメッセージが格納されている。応答スイッチ部46をおさないで、入力キーボード11の中から自動応答のキーを選んで、希望するメッセージを送出する。
図6はこの個人情報部38bの詳細を示すものである。図6において、38b11は来訪者の氏名である。この氏名38b11が取得済み画像データと関係付けられている。38b12は来訪者の所属する企業名、38b13は連絡先の電話番号、38b14はメールアドレスである。これらは入力キーボード11の中の文字入力キーを使って文字入力する。
次に、38b15はこの人物の過去に訪問したときの履歴をすべて時系列に記録した訪問履歴である。例えば、H16,01,04,14,12,応答というのは平成16年(2004年)1月4日14時12分に来訪し、応答したことを示している。しかし、H16,01,20,15,32,不応答と記録されているように、平成16年1月20日15時32分に来訪し、応答しなかったことが分る。これらは応答履歴記録手段39bによって自動的に記録される。また、38b16は入力キーボード11の中の対応拒否キーを押下することで、拒否部38b2内に設定した拒否フラグであり、応答禁止設定手段39cによって拒否部38b2内に設定される。これらの情報はすべて画像認証した人物の氏名と関係付けられて、図2(b)に示す表示部7の訪問履歴領域7c、拒否フラグは警告領域7bにテンプレートを使って表示される。なお、実施例1においては、入力キーボード11を使って入力したが、表示部7をタッチパネルやGUI表示にすることもできる。例えば、対応拒否キーを押下するのに代えて、図2(b)の警告領域7bの拒否マークのボタンを入力可能にアクティブな表示にしておいて、これにタッチすることでこの設定を一時解除できるようにすることもできる。
そこで、以上説明した実施例1のドアホン装置の動作について、図7のフローチャートを基に説明する。図7は本発明の実施例1におけるドアホン装置の画像認証によるフローチャートである。先ず、ドアホン子機において来訪者が操作ボタンを押下するか、感知センサが人物を検知すると(step1)、ドアホン子機からドアホン親機に画像を送信し、これにより画像入力がなされる(step2)。ドアホン親機ではこの画像を表示する(step3)と共に、この画像を記憶する(step4)。
その後、特徴点同士を比較することによりデータベース部内に登録されている画像情報と照合され(step5)、データベース部内に画像情報があるか否かが判定される(step6)。なお、画像情報は取得済み画像データと特徴点のパラメータとからなる。データベース部内に画像情報がある場合は、日時や対応状態の履歴表示がなされ(step7)、データベース部内に画像情報がない場合は履歴表示がない旨を表示する(step8)。
step7で履歴表示を行った場合は再来訪の場合であり、ドアホン親機は履歴表示を行った後、今回の来訪に対して来訪日時を履歴として履歴情報部に残し(step9)、更新キーの押下げの有無を判定する(step10)。ここで更新キーの押下げがあった場合はデータベース部内の画像情報、すなわち取得済み画像データと特徴点となるパラメータを更新する(step11)。
step11において画像情報の更新後、また、step10において更新キーの押下げがなかった場合も同様に、ドアホン親機は対応者がこの来訪者に対して実際に対応したか否かを判定する(step12)。対応者がこの来訪者に対して対応した場合は、応答した旨を履歴として記憶し(step13)、応答しなかった場合は応答しなかった旨を履歴として記憶する(step14)。
また、step8で履歴表示がない旨を表示した場合は、この表示を行った後、ドアホン親機は今回の来訪に対して来訪日時を履歴として履歴情報部に残し(step15)、データベース部内に画像情報、すなわち取得済み画像情報と特徴点となるパラメータを追加する(step16)。この後、ドアホン親機は対応者がこの来訪者に対して実際に対応したか否かを判定する(step17)。すなわち、対応者がこの来訪者に対して対応した場合は、応答した旨を履歴として記憶し(step18)、応答しなかった場合は応答しなかった旨を履歴として記憶する(step19)。以上の動作によって、来訪者に実際に面会する前にこの来訪者の情報を自動的に入手することが可能になる。
このように本発明の実施例1のドアホン装置においては、来訪者があったときこの来訪者を画像認証で特定するとともに、氏名や企業名、電話番号等のほか、訪問履歴情報などの関連情報をドアホン親機に表示するので、この表示を見てトラブルを未然に防いだり、また、来訪者に実際に面会する前にこの来訪者の有力情報を予め入手することができたりするので、来訪者の応対が容易で迅速に行える。また、家族全員にとって応対を拒否するのが望ましい人物もあり、このような場合に家族に予め警告することができるし、認証情報は自動的に更新できる。
(実施例2)
本発明の実施例2におけるドアホン装置は音声により人物認証を行うものである。図8は本発明の実施例2におけるドアホン装置のドアホン親機のブロック構成図、図9(a)は本発明の実施例2におけるドアホン装置のドアホン親機の履歴制御のブロック図、図9(b)は本発明の実施例2におけるデータベース部の構成図、図10は本発明の実施例2におけるドアホン装置の音声認証によるフローチャートである。実施例2のドアホン装置と実施例1のドアホン装置は、基本的に同一の構成であり、同一符号は同一構成を示しているから、重複するため説明は省略する。
図8において、49はドアホン子機1のマイク4から入力された音声信号を受信して音符号化し、あるいはマイク10からの音声信号を符号化して後述の音声認証部50にスペクトル解析等のためのデジタルデータとして渡すとともに、その後それを復号化して音声処理部40またはスピーカ8に出力するA/D・D/A変換部である。50はA/D・D/A変換部49から出力されたデジタル音声信号からサンプリングし、特徴点を抽出して人物の認証を行う音声認証部(実施例2の話者照合部)である。照合と認証の意味は上述した実施例1と同様である。
よく知られているように人の声紋は個人ごとに異なっており、マイク4,10から入力されて切り出された音声区間、例えば「誰々さん」「ごめんください」「誰々さんのお宅でしょうか」といった音声信号をデジタル信号に変換し、この音声区間を解析することで各個人の特徴点を抽出し、予め格納している取得済み音声データの特徴点を比較し、両者
の特徴空間上での距離を測って、所定の範囲内であれば同一人物であると推定する。このとき取得済みデータの特徴点は予めデータ保存しておく。
特徴点の抽出は例えば次のように行う(特許文献4参照)。すなわち、音声処理部40で検出された音声のとぎれから音声信号から音声区間を検出(パワー、スペクトル変化率、ピッチなどを使って無音区間を判断)し、A/D変換後の信号はバンドパスフィルタ群を使って多数のスペクトルの時系列情報を取得したり、ハミングウィンドウ等により窓掛けしてスペクトルをあらわすケプトラム係数等に変換したりしてこの音声区間の音響パラメータを取得する。音声認証部50ではこの音響パラメータを音声信号のパワー、スペクトル変化率、ピッチ、パワーディップなどを使って複数のブロックに分割する。そしてブロックごとに話者固有の特徴量、例えばスペクトル時系列情報の場合にはブロック内の時間方向の加算平均などを生成する。こうした特徴量を予め取得済みデータから入手して登録しておき、照合時には登録された特徴量と検出された特徴量とを比較して照合する。
このように音声認証部50は切り出された音声区間のブロックから抽出された特徴点を予め登録された特徴点と比較するだけで同一人物か否かの推定ができる。このため多人数との比較が直ちに行える。なお、実施例1の画像と同様に、データベース部38(実施例2の記憶部)に格納されている取得済み音声データは、入力キーボード11の中の更新キーを押下することで、簡単に更新することができる。なお、また、音声認証の特徴点を抽出、比較するために利用する方法としては、最近では高速フーリエ変換(FTT)によるもの、線スペクトル対(LSP)によるものなど、多くの方法があり、これらを利用するのがよい。
図9(a)において、39eはデータベース部38に格納されている取得済み音声データを、最新の音声データに更新したいときに実行する音声データ更新手段である。既に述べたように、入力キーボード11の中の音声更新キーを押下することで更新することができる。また、音声更新キーを長押しなどすることにより、自動設定機能にすることができ、この場合訪問があれば自動的に音声データを更新させることができる。
図9(b)において、38dはデータベース部38に設けられた取得済み音声データと、その音声データの特徴パラメータと、その氏名が関係付けられて格納されている音声データ部である。これに対応した個人情報部38bの内容はまったく実施例1と同様であり、説明は省略する。
なお、実施例2においては、音声認証部50を設け、音声データ更新手段39e、音声データ部38dを設けたが、これは実施例1の画像認証部37や、画像データ更新手段39d、画像データ部38aとの併設ができないものでなく、両者を同時に設けて、認証精度を向上させるのも好適である。この場合、例えば画像認証部37による画像認証の後、音声認証部50による音声認証を行って、特徴空間上での距離が所定の閾値内にあるときのみ同一人物と推定することになる。また、この逆もありえる。
そこで、実施例2のドアホン装置の動作について図10のフローチャートを基に説明する。先ず、ドアホン子機において来訪者が操作ボタンを押下するか、感知センサが人物を検知すると(step21)、ドアホン子機からドアホン親機に音声信号を送信し、これにより音声入力がなされる(step22)。ドアホン親機ではこの音声信号を記憶する(step23)。
その後、特徴点同士を比較することによりデータベース部内に登録されている音声情報と照合され(step24)、データベース部内に音声情報があるか否かが判定される(step25)。なお、音声情報は取得済み音声データと特徴点のパラメータ(すなわち
特徴量)とからなる。データベース部内に音声情報がある場合は、日時や対応状態の履歴表示がなされ(step26)、データベース部内に音声情報がない場合は履歴表示がない旨を表示する(step27)。
step26で履歴表示を行った場合は再来訪の場合であり、ドアホン親機は履歴表示を行った後、今回の来訪に対して来訪日時を履歴として履歴情報部に残し(step28)、更新キーの押下げの有無を判定する(step29)。ここで更新キーの押下げがあった場合はデータベース部内の音声情報、すなわち取得済み音声情報と特徴点となるパラメータを更新する(step30)。
step30において音声情報の更新後、また、step29において更新キーの押下げがなかった場合も同様に、ドアホン親機は対応者がこの来訪者に対して実際に対応したか否かを判定する(step31)。対応者がこの来訪者に対して対応した場合は、応答した旨を履歴として記憶し(step32)、応答しなかった場合は応答しなかった旨を履歴として記憶する(step33)。
また、step27で履歴表示がない旨を表示した場合は、この表示を行った後、ドアホン親機は今回の来訪に対して来訪日時を履歴として履歴情報部に残し(step34)、データベース部内に音声情報、すなわち取得済み音声データと特徴点となるパラメータを追加する(step35)。この後、ドアホン親機は対応者がこの来訪者に対して実際に対応したか否かを判定する(step36)。すなわち、対応者がこの来訪者に対して対応した場合は、応答した旨を履歴として記憶し(step37)、応答しなかった場合は応答しなかった旨を履歴として記憶する(step38)。以上の動作によって、来訪者に実際に面会する前にこの来訪者の情報を自動的に入手することが可能になる。
このように実施例2のドアホン装置は、実施例1のドアホン装置が、画像を撮る環境条件が変化すると、データが比較的変化するし、眼鏡等の付属物で認証を妨げる可能性も否定できないが、音声はこうした環境条件に強く、しかも画像認証より比較的簡単に認証が行える。
本発明は、応答する前にこの来訪者を特定するとともに関連情報を表示できるドアホン装置に適用できる。
本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン子機の斜視図 (a)本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン親機の斜視図、(b)本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン親機の表示部の正面図 本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン子機のブロック構成図 本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン親機のブロック構成図 (a)本発明の実施例1におけるドアホン装置のドアホン親機の履歴制御のブロック図、(b)本発明の実施例1におけるデータベース部の構成図 本発明の実施例1におけるデータベース部の個人情報部構成図 本発明の実施例1におけるドアホン装置の画像認証によるフローチャート 本発明の実施例2におけるドアホン装置のドアホン親機のブロック構成図 (a)本発明の実施例2におけるドアホン装置のドアホン親機の履歴制御のブロック図、(b)本発明の実施例2におけるデータベース部の構成図 本発明の実施例2におけるドアホン装置の音声認証によるフローチャート 従来のドアホン装置の概略構成図 従来の人物認証ドアホン装置の概略構成図 従来のドアホン装置の概略配置図
符号の説明
1 ドアホン子機
2 カメラ
2a 撮像制御部
3 スピーカ
4 マイク
5 操作ボタン
6 ドアホン親機
7 表示部
7a 画面領域
7b 警告領域
7c 訪問履歴領域
7c1 対応の有無情報
8 スピーカ
9 応答スイッチ
10 マイク
11 入力キーボード
12 感知センサ
12a センサ検知部
20 撮像部
21 撮像処理部
23 映像信号変調部
24 ドアホン子機制御部
25 メモリ部
26,27,43,44 アンプ
28 第1信号線
28a 信号分離部
29 第2信号線
30 FM信号復調部
31 A/D変換部
32 画像処理生成部
33 画像メモリ部
34 D/A変換部
35 表示制御部
36 ドアホン操作検知部
37 画像認証部
38 データベース部
38a 画像データ部
38b 個人情報部
38b1 履歴情報部
38b2 拒否部
38b11 氏名
38b12 企業名
38b13 電話番号
38b14 メールアドレス
38b15 訪問履歴
38b16 拒否フラグ
38c 応答メッセージ部
38d 音声データ部
39 主制御部
39a 履歴情報記録手段
39b 応答履歴記録手段
39c 応答禁止設定手段
39d 画像データ更新手段
39e 音声データ更新手段
40 音声処理部
45 入力部
46 応答スイッチ部
47 記憶部
48 時計部
49 A/D・D/A変換部
50 音声認証部
101 ドアホン装置
102 ドアホン端末
103 応答端末
121 カメラ
122 呼び出しスイッチ
123 スピーカ
124 マイク
131 画像表示部
132 呼び出し音信号発生部
133,135 アンプ
134 スピーカ
136 送受話器
141 画像認識部
142 人物データベース
143 制御部
144 呼び出し音データベース

Claims (12)

  1. カメラが設けられたドアホン子機で撮影された画像を表示する表示部と、
    人物の画像と前記人物の履歴情報とを記憶する記憶部と、
    前記ドアホン子機で撮影された画像と前記記憶部に記憶された画像とを照合する画像照合部と、
    前記画像照合部が前記ドアホン子機で撮影された画像と前記記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断したとき、前記同一人物と判断された画像に対応する履歴情報及び前記ドアホン子機で撮影された画像を前記表示部に表示させる制御部と、を具備したドアホン装置。
  2. 前記画像照合部が前記ドアホン子機で撮影された画像と前記記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断する画像がなかったとき、前記制御部は、来訪した履歴がない旨の情報を前記表示部に表示させる請求項1記載のドアホン装置。
  3. 来訪日時を計時する時計部を備え、
    前記画像照合部が前記ドアホン子機で撮影された画像と前記記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断したとき、前記制御部は前記同一人物と判断された画像に対応する来訪日時を含む履歴情報を前記ドアホン子機で撮影された画像と共に前記表示部に表示させ、前記時計部で計時した前記来訪日時を履歴情報として記憶させる制御を行う請求項1記載のドアホン装置。
  4. 前記来訪日時は、前記表示部にドアホン子機で撮影された画像を表示したときである請求項3記載のドアホン装置。
  5. 前記記憶部は、来訪に応答したか否かの応答履歴を記憶し、
    前記画像照合部が前記ドアホン子機で撮影された画像と前記記憶部に記憶された画像とを照合して同一人物と判断したとき、前記制御部は前記同一人物と判断された画像に対応する前記応答履歴を含む履歴情報を前記ドアホン子機で撮影された画像と共に前記表示部に表示する制御を行う請求項1記載のドアホン装置。
  6. 前記記憶部は、ドアホン子機で撮影された画像から得られる特徴パラメータを記憶し、
    前記画像照合部は、ドアホン子機で撮影された画像から得られる特徴パラメータと前記記憶部に記憶された特徴パラメータとを用いて照合する請求項1記載のドアホン装置。
  7. マイクが設けられたドアホン子機で入力した音声に対応する人物の履歴情報を表示する表示部と、
    人物の音声と前記人物の履歴情報とを記憶する記憶部と、
    前記ドアホン子機で入力された音声と前記記憶部に記憶された音声とを照合する話者照合部と、
    前記話者照合部が前記ドアホン子機で入力された音声と前記記憶部に記憶された音声とを照合して同一人物と判断したとき、前記同一人物と判断された音声に対応する履歴情報を前記表示部に表示させる制御部と、を具備したドアホン装置。
  8. 前記話者照合部が前記ドアホン子機で入力された音声と前記記憶部に記憶された音声とを照合して同一人物と判断する音声がなかったとき、前記制御部は、来訪した履歴がない旨の情報を前記表示部に表示させる請求項7記載のドアホン装置。
  9. 来訪日時を計時する時計部を備え、
    前記話者照合部が前記ドアホン子機で入力された音声と前記記憶部に記憶された音声とを
    照合して同一人物と判断したとき、前記制御部は前記同一人物と判断された音声に対応する来訪日時を含む履歴情報を前記表示部に表示させ、前記時計部で計時した前記来訪日時を履歴情報として記憶させる制御を行う請求項7記載のドアホン装置。
  10. 前記来訪日時は、前記表示部にドアホン子機で入力された音声の音声に対応する人物の履歴情報を表示したときである請求項9記載のドアホン装置。
  11. 前記記憶部は、来訪に応答したか否かの応答履歴を記憶し、
    前記話者照合部が前記ドアホン子機で入力された音声と前記記憶部に記憶された音声とを照合して同一人物と判断したとき、前記制御部は前記同一人物と判断された音声に対応する前記応答履歴を含む履歴情報を前記表示部に表示する制御を行う請求項7記載のドアホン装置。
  12. 前記記憶部は、ドアホン子機で入力された音声から得られる特徴パラメータを記憶し、
    前記話者照合部は、ドアホン子機で入力された音声から得られる特徴パラメータと前記記憶部に記憶された特徴パラメータとを用いて照合する請求項7記載のドアホン装置。
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