JP2007214650A - 集合住宅のドアフォンシステム及びドアフォンシステムの管理サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】集合住宅のドアフォンシステムにおいて、訪問者の属性を応対前に知ることができるようにし、ユーザが安心して適切に訪問者の呼び出しに対応できるようにする。
【解決手段】ドアフォンシステム1は、各住戸の、カメラ2a及び呼出ボタン2cを有する玄関機2と、玄関機2と通信可能で表示装置3aを有する室内機3と、室内機3と通信可能な管理サーバ4で構成されている。管理サーバ4は、顔認識部4a、訪問者情報処理部4b、属性判断部4cを有している。呼出ボタン2cが操作されると、カメラ2aと顔認識部4aにより訪問者の特徴量が算出され、この特徴量に基づいて、訪問者情報処理部4bが作成するデータベースを検索して訪問者に対応する属性情報を得る。属性情報が未登録であるとき、属性判断部4cが、呼出ボタン2cの操作情報に基づいて訪問者が連続呼出者であるかどうか判断する。訪問者の属性情報は、表示装置3aに表示される。
【選択図】図1
【解決手段】ドアフォンシステム1は、各住戸の、カメラ2a及び呼出ボタン2cを有する玄関機2と、玄関機2と通信可能で表示装置3aを有する室内機3と、室内機3と通信可能な管理サーバ4で構成されている。管理サーバ4は、顔認識部4a、訪問者情報処理部4b、属性判断部4cを有している。呼出ボタン2cが操作されると、カメラ2aと顔認識部4aにより訪問者の特徴量が算出され、この特徴量に基づいて、訪問者情報処理部4bが作成するデータベースを検索して訪問者に対応する属性情報を得る。属性情報が未登録であるとき、属性判断部4cが、呼出ボタン2cの操作情報に基づいて訪問者が連続呼出者であるかどうか判断する。訪問者の属性情報は、表示装置3aに表示される。
【選択図】図1
Description
本発明は、集合住宅のドアフォンシステムに関し、特に、カメラ等により訪問者を撮像してその画像を室内機に表示させるものに関する。
従来より、ドアフォンシステムとして、住戸の玄関に設けられた玄関機に訪問者を撮像するためのカメラを設けて、例えば玄関機の呼出ボタンが訪問者により操作されたときに、そのカメラにより撮像した訪問者の画像を住戸の室内の室内機で表示させて訪問者の呼び出しに応対できるようにしたものがある。このようなドアフォンシステムは、住人であるユーザが訪問者と直接に会う前に訪問者の顔等を画像で確認することが可能であるため便利なものであり、また、防犯目的にも有効なものである。
ところで、住戸には、ユーザの友人等、ユーザにとって面識がある者の他に、ユーザにとって面識がない者が訪問してくることがある。従来、ユーザは、このような面識がない訪問者がどのような属性を有するものか、すなわち、どのような用件で訪問してきたかを、実際にその訪問者から聞くことでしか知ることができないという問題がある。換言すれば、ユーザは、訪問者が訪問してきたとき、例えば郵便物や荷物の配達等のユーザにとって有用な用件についての訪問者であるか、販売・勧誘等住民にとって必ずしも有用であるとは限らないような用件についての訪問者であるかを応対前に知ることができないので、訪問者の呼び出しに安心して応対することができないことがあるという問題がある。特に、例えばマンション等の集合住宅においては、複数の住戸に短時間に訪問可能であるため、しばしば、販売、勧誘等の目的等を持つ訪問者や、悪質な訪問者等の訪問対象になることがある。ユーザは、訪問者の訪問がある度に訪問者から用件を聞く等した上で応対しなければならず、ユーザの負担が大きくなってしまう。
ここで、特許文献1には、所定の訪問者の画像データを予め登録しておき、訪問者を撮像して登録された訪問者かどうか判別して通知する防犯システムが記載されている。しかしながら、この防犯システムでは、訪問者に関する情報を予め登録しておく必要があり、予め登録されていない訪問者について、訪問者を判別できないという問題がある。また、特許文献2には、不審人物を検出してその不審人物の画像データを格納し、訪問者を撮像した画像データと比較して訪問者が不審人物であればその旨を報知する広域監視システムが記載されている。この広域監視システムでは、複数のインターホン装置をネットワークで接続することにより、不審人物を検出した情報を共有することができるように構成されている。この広域監視システムは、訪問者が呼出ボタンを押さないままで所定時間撮像されていたときに、その訪問者を不審人物として自動的に検出できるものであるが、上述のように呼出ボタンを操作してユーザを呼び出す訪問者については、自動的に検出可能なものではない。
特開2004−13871号公報
特開2004−54536号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、訪問者の属性を応対前に知ることができ、安心して適切に訪問者の呼び出しに応対することが可能になり、より便利でユーザの負担を軽減させることができる、集合住宅のドアフォンシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、集合住宅の共用玄関又は集合住宅の各住戸の玄関に設けられ、各住戸の訪問者により操作される呼出ボタンと、この呼出ボタンが操作されたときに前記訪問者を撮像する撮像手段とを有する玄関機と、前記各住戸の室内に設けられ、前記玄関機と接続されており、前記撮像手段により撮像された画像を表示する表示装置を有し、前記呼出ボタンが操作されたときに、ユーザの呼出動作を実行すると共に、前記表示装置に前記撮像手段により撮像された訪問者の画像を表示する室内機とで構成された集合住宅のドアフォンシステムにおいて、各住戸の室内機と通信可能に設けられた管理サーバをさらに備え、この管理サーバは、前記室内機から送信された訪問者の画像を基に顔認識処理を行い、その訪問者に対応する特徴量を算出する顔認識部と、前記特徴量、その訪問者の属性情報及びその訪問者の前記呼出ボタンの操作情報とを対応付けたデータベースを作成する訪問者情報処理部と、前記呼出ボタンの操作情報に基づいて前記訪問者の属性を判断する属性判断部とを有しており、前記訪問者情報処理部は、ユーザからの操作に基づいて、前記データベースに記録された訪問者の属性情報を編集可能であり、訪問者により前記呼出ボタンが操作されたとき、訪問された住戸の室内機から管理サーバへ前記呼出ボタンの操作情報と訪問者の画像とが送信されて前記顔認識部により特徴量が算出され、前記訪問者情報処理部は、前記データベース中に前記顔認識部により算出された特徴量に対応付けてそのときの前記呼出ボタンの操作情報を記録すると共に、前記データベースに、算出された特徴量に対応する訪問者についての属性情報が登録されているかどうか照会し、前記データベースにその訪問者の属性情報が登録されていたときには、その属性情報を前記室内機に送信し、前記データベースにその訪問者の属性情報が未登録であったときには、前記属性判断部が、前記データベース中に記録されたその訪問者の呼出ボタンの操作情報に基づいて、前記訪問者が複数の住戸を連続呼出中かどうか判断して、前記訪問者が連続呼出中であれば、前記データベースのその訪問者の属性情報について連続呼出者として記録すると共にその属性情報を前記室内機に送信し、前記訪問者が連続呼出中でなければ、前記訪問者の属性情報を未登録者として前記室内機に送信し、前記室内機は、前記訪問者情報処理部から送信された前記訪問者の属性情報を受信したとき、その属性情報を前記撮像手段により撮像された訪問者の画像と共に前記表示装置に表示するものである。
請求項2の発明は、集合住宅の共用玄関又は集合住宅の各住戸の玄関に設けられ、この各住戸の訪問者により操作される呼出ボタンと、前記訪問者を撮像する撮像手段とを有する玄関機と、前記各住戸の室内に設けられ、前記玄関機と接続されており、前記撮像手段により撮像された画像を表示する表示装置を有する室内機とで構成された集合住宅のドアフォンシステムにおいて、前記玄関機及び/又は室内機と通信可能に設けられた管理サーバをさらに備え、前記管理サーバは、前記呼出ボタンの操作情報に基づいて、前記訪問者の属性を判断する属性判断部を有しており、前記玄関機は、前記管理サーバから送信された前記訪問者の属性に関する情報を、前記表示装置に表示可能であるものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記管理サーバは、前記撮像手段により撮像された訪問者の画像を基に顔認識処理を行い、その訪問者の特徴量を算出する顔認識部と、前記呼出ボタンの操作情報と、前記顔認識部により算出された特徴量と、前記属性判断部により判断された前記訪問者の属性情報とを対応付けたデータベースを作成する訪問者情報処理部を有しており、前記訪問者情報処理部は、訪問者により前記呼出ボタンが操作されたとき、前記顔認識部により算出されたその訪問者の特徴量に基づきその訪問者に関する属性情報を前記データベース中から検索して、前記室内機は、前記データベース中から検索された属性情報を前記表示装置に表示するものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記訪問者情報処理部は、ユーザによる操作に基づいて、前記データベースに記録された訪問者の属性情報を編集可能であるものである。
請求項5の発明は、集合住宅の共用玄関又は集合住宅の各住戸の玄関に設けられて訪問者により操作される呼出ボタンを有する玄関機及び/又は集合住宅の各住戸の室内に設けられた室内機と接続されて通信可能であり、前記玄関機の呼出ボタンの操作情報に基づいて前記訪問者の属性を判断する属性判断部を有しており、この属性判断部により判断された前記訪問者の属性情報を、その訪問者が訪問している住戸の玄関機及び/又は室内機に送信可能であるものである。
請求項1の発明によれば、訪問者に対応する属性情報がデータベースに登録されていないときでも、管理サーバの属性判断部が、呼出ボタンの操作情報に基づいて訪問者が複数の住戸を連続呼出中であるかどうか判断して、室内機の表示装置に訪問者の属性情報を表示されるので、ユーザは、訪問者に関する属性情報を前もって知った上で安心して適切に訪問者からの呼び出しに応対することが可能となり、ユーザの負担を軽減することが可能となる。そして、属性判断部による訪問者の属性情報の判断は、その訪問者の特徴量等に対応付けてデータベース化されるので、次回その訪問者が訪問したときには、その訪問者の属性情報をすぐに室内機の表示装置に表示させることが可能になる。また、ユーザは、データベースに記録された訪問者の属性情報を編集可能であるため、データベースに属性が未登録者として記録されている訪問者について、例えば集合住宅のいずれかのユーザがその属性情報を知っていれば、その訪問者について属性情報を登録することが可能になる。従って、データベースに登録された訪問者の属性情報をより確かなものにしていくことが可能になり、ユーザは、訪問者の呼び出しに対応する前により確実な属性情報を知ることができ、より安心してその訪問者の呼び出しに応対することが可能になる。
請求項2の発明によれば、管理サーバの属性判断部が、呼出ボタンの操作情報に基づいて訪問者の属性を判断し、玄関機の表示装置にその訪問者に関する属性情報を表示可能であるので、ユーザは、訪問者に関する属性情報を知ったうえで訪問者からの呼び出しに安心して応対することが可能となり、ユーザの負担を軽減することが可能となる。
請求項3の発明によれば、管理サーバの顔認識部が、撮像された訪問者の特徴量を算出し、訪問者情報処理部によりこの特徴量に対応付けて訪問者の属性情報と呼出ボタン操作履歴がデータベース化され、次回その訪問者が訪問したときには、その訪問者の特徴量に基づきデータベース中からその訪問者の属性情報を検索し、室内機の表示装置に表示させる。従って、すでにデータベースに属性情報が登録された訪問者が再度訪問したときに、すぐに、また確実にその属性情報をユーザに知らせることが可能になり、ユーザの負担を軽減することが可能になる。
請求項4の発明によれば、ユーザは、データベースに記録された訪問者の属性情報を編集可能であるため、データベースに属性が未登録者として記録されている訪問者について、例えば集合住宅のいずれかのユーザがその属性情報を知っていれば、その訪問者について属性情報を登録することが可能になり、その訪問者の次回訪問時に、属性情報を室内機の表示装置に表示させることが可能になる。従って、ユーザは、応対前にその訪問者の属性情報を知ることができ、より安心してその訪問者の呼び出しに応対することが可能になる。
請求項5の発明によれば、管理サーバの属性判断部が、呼出ボタンの操作情報に基づいて訪問者の属性を判断し、この属性情報を、その訪問者が訪問している住戸の玄関機及び/又は室内機に送信可能である。従って、室内機により訪問者の属性情報をユーザに知らせることができ、ユーザは、訪問者に関する属性情報を知ったうえで訪問者からの呼び出しに安心して応対することが可能となり、ユーザの負担を軽減することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る集合住宅のドアフォンシステムの一例の構成を示す。このドアフォンシステム1は、例えばマンションやアパート等、複数の住戸を有する集合住宅に設置されるようなものである。ドアフォンシステム1は、各住戸の玄関に設けられた玄関機2と、各住戸の室内に設けられた玄関機2と通信可能な室内機3と、例えば集合住宅の管理室等に設置され、各住戸の室内機3とそれぞれ通信可能に接続された管理サーバ4とで構成されている。すなわち、ドアフォンシステム1は、集合住宅の各住戸の玄関機2及び室内機3と管理サーバ4とを結んだネットワークを構成している。
玄関機2は、カメラ2aと、マイク及びスピーカ等で構成され室内機3を通じて住戸内のユーザ(住人)と会話するための受話部2bと、訪問者により操作可能に配された呼出ボタン2cとを有している。カメラ2aは、例えばCCD等の撮像素子により、玄関機2の前方の所定範囲を撮像するものである。本実施形態において、カメラ2aは、呼出ボタン2cが操作されたときに動作して、例えば0.5秒程度の間隔で撮像動作を行う。そして、玄関機2は、得られた画像データを逐次室内機3に送信するように構成されている。
室内機3は、例えば液晶ディスプレイで構成され、玄関機2から送信された画像データを表示する表示装置3aと、ユーザにより操作可能に設けられており、玄関機2との通信の終了操作や玄関ドアの開錠操作等、種々の操作を行うための操作ボタン3bと、マイクとスピーカ等で構成されており、玄関機2の呼出ボタン2cを操作した訪問者と会話するための受話部3cとを有している。この室内機3は、CPUとメモリ等で構成された制御部(図示せず)により制御され、訪問者により呼出ボタン2cが操作されたとき、ユーザに訪問者の訪問を通知するためにチャイム音等を呼出音として発生させる呼出動作を実行するように構成されている。このとき、室内機3は、表示装置3aに玄関機2から送信された画像データを逐次表示させると共に、その画像データを管理サーバ4に送信する。なお、送信する画像データは、玄関機2のカメラ2aで撮像された全てのものでなくてもよい。
管理サーバ4は、例えばCPU(図示せず)と、メモリやハードディスクドライブ等の記憶部(図示せず)等で構成されており、この記憶部等に記録された制御プログラム等に従って動作するものである。この管理サーバ4は、室内機3から送信された画像データに基づいて顔認識処理を行う顔認識部4aと、集合住宅の各住戸の訪問者の訪問履歴についてのデータベースを作成する訪問者情報処理部4bと、訪問者の属性を判断する属性判断部4cを有している。顔認識部4aは、カメラ2aにより訪問者の顔が撮像されていたとき、その画像について顔認識処理を行うことにより、その訪問者の顔の特徴量を算出する。訪問者情報処理部4bは、算出された特徴量を、その訪問者により呼出ボタン2cが操作された時刻等、呼出ボタン2cの操作情報を関連付けてデータベースとして記憶部等に記録する。このとき、この訪問者について、例えばこの訪問者が郵便物等の配達者や集合住宅の管理人等であることを示すような、属性情報が明らかであるときには、この属性情報も上述のデータベース中に登録されるように構成されている。
このドアフォンシステム1は、この集合住宅内の住戸を連続して訪問するような訪問者を、各住戸の玄関機2の呼出ボタン2cの操作情報から判別して、ユーザにその訪問者が連続訪問中であることを知らせることができるようなものである。以下に、このドアフォンシステム1の動作について説明する。
図2は、このドアフォンシステム1の管理サーバ4の動作の流れを示す。先ず、訪問者が玄関機2の呼出ボタン2cを操作してユーザを呼び出したとき、カメラ2aにより訪問者の顔が撮像される。そして、住戸の室内の室内機3は、ユーザの呼出動作を実行し、表示装置3aにカメラ2aにより撮像された訪問者の画像が表示される。これと同時に、管理サーバ4は、室内機3から送信された画像データを受信する(S11)。管理サーバ4の顔認識部4aは、受信した画像データについて顔認識処理を実行して、訪問者の顔の特徴量を算出する(S12)。その後、訪問者情報処理部4bは、訪問者の訪問履歴についてのデータベースを照会し、算出した特徴量と一致する特徴量についてのレコードを検索することにより、今回訪問した訪問者に関する訪問履歴を検索する。そして、そのデータベースに、今回の訪問者の呼出ボタン2cの操作情報を算出された特徴量と関連付けたレコードを訪問履歴として記録する(S13)。
データベース中の訪問履歴を検索した結果、その訪問者についての属性情報が登録されていたときには(S14:NO)、管理サーバ4はデータベース中から検索したその属性情報を室内機3に送信する。
一方、データベースに、その訪問者についての属性情報が登録されていなかったとき、すなわちその訪問者が未登録者であったときには(S14:YES)、属性判断部4cにより、その訪問者についての呼出ボタン2cの操作履歴である訪問履歴から、その訪問者が複数の住戸を連続呼出中であるかどうかを判断する(S21)。ここで、属性判断部4cは、その訪問者が、最初の住戸を訪問してから例えば30分間経過するまでにその他の2つの住戸を訪問したとき、又は、最初の住戸を訪問した後その最初の住戸に隣接する第2の住戸と第2の住戸に隣接する第3の住戸を順に訪問したときには、その訪問者は連続呼出中であるとして判断する。訪問者が属性判断部4cにより連続呼出中であると判断されると(S21:YES)、訪問者情報処理部4bは、訪問履歴のデータベース上に、その訪問者の属性を連続呼出者として登録する(S22)。そして、管理サーバ4から室内機3に、訪問者についての属性情報が送信される(S23)。
訪問者が未登録者であって(S14:YES)、連続呼出中でもないときには(S21:NO)、管理サーバ4は、訪問者の属性情報を未登録者として室内機3に送信する(S31)。
そして、このように、訪問者についての属性情報が管理サーバ4から室内機3に送信されると、室内機3は、表示装置3aに表示している訪問者の画像と共に、管理サーバ4から受信した訪問者の属性情報を表示する。図3(a)、(b)、(c)は、このときの表示装置3aの画面表示の一例を示す。例えば、訪問者の属性情報が既に管理サーバ4のデータベースに郵便配達員として登録されていたときには、図3(a)に示すように、その訪問者の画像P1に重ねて、例えば郵便配達員を示す属性情報L1を表示する。一方、訪問者の属性情報が登録されておらず、属性判断部4cにより訪問者が連続呼出中と判断された場合には、図3(b)に示すように、訪問者の画像P2に重ね、未知の連続呼出者であることを示す属性情報L2が表示される。同様に、訪問者が未登録者であって、連続呼出中ではないと判断された場合には、図3(c)に示すように、訪問者の画像P3に重ねて、未登録者であることを示す属性情報L3が表示装置3aに表示される。これにより、ユーザは、訪問者に面識がないような場合でも、訪問者がどのような属性の者であるかを知ったうえで、安心して適切にこの訪問者の呼出に応対することが可能になる。
上述のように、集合住宅の住戸で、訪問者が連続呼出中として判断され、その訪問者の属性情報が管理サーバ4のデータベースに登録された後、その訪問者が、その集合住宅の他の住戸に訪問したときには、管理サーバ4の属性判断部4cによる判断は行われずに、その訪問者の画像と共に、その訪問者についてデータベースに登録されている属性情報が表示装置3aに表示される。すなわち、カメラ2aにより撮像されたその訪問者の画像データに基づいて、管理サーバ4により特徴量が算出され、データベースが検索される。そして、データベースに登録されていた、その訪問者が連続呼出者であるという属性情報が室内機3に送信され、表示装置3aにその属性情報が表示される。
ここで、本実施形態において、管理サーバ4の訪問者情報処理部4bは、ユーザからの操作に基づいて、データベースに記録された訪問者の属性情報を編集可能に構成されている。例えば、各住戸のユーザは、それぞれの室内機3の操作ボタン3bを用いて、管理サーバ4のデータベースにアクセス可能になっている。これにより、ユーザが、属性が未登録者として記録されている訪問者についての属性情報を知っていれば、その属性情報を手動登録することが可能になる。また、既に登録されている属性情報が誤っているような場合には、その属性情報を修正することが可能になる。従って、データベースに登録された訪問者の属性情報をより確かなものにしていくことが可能になり、ユーザは、訪問者の呼び出しに対応する前により確実な属性情報を知ることができる。なお、ユーザによるデータベース中の属性情報の登録や修正作業は、例えば管理サーバ4に接続された入力機器等により実行可能に構成されていてもよい。
このように、本実施形態においては、訪問者に対応する属性情報がデータベースに登録されていないときでも、管理サーバ4の属性判断部4cが、呼出ボタン2cの操作情報に基づいて訪問者が連続呼出中であるかどうか判断して、室内機3の表示装置3aに訪問者の属性情報が表示されるので、ユーザは、訪問者に関する属性情報を前もって知った上で安心して適切に訪問者からの呼び出しに応対することが可能となり、ユーザの負担を軽減することが可能となる。そして、属性判断部4cによる訪問者の属性情報の判断は、その訪問者の特徴量等に対応付けてデータベース化されるので、次回その訪問者が訪問したときには、その訪問者の属性情報をすぐに室内機3の表示装置3aに表示させることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、管理サーバ4は、各住戸の室内機3とではなく、玄関機2に通信可能に接続されていてもよく、訪問者の属性情報を玄関機2を介して室内機3に送信することにより、表示装置3aにその属性情報を表示させることが可能である。また、管理サーバ4は、顔認識処理や、データベース作成を行わないようなものであってもよい。すなわち、各住戸を訪れた訪問者の呼出ボタン2cの操作情報に基づいて訪問者の属性を判断し、その属性情報を室内機3の表示装置3aに表示することにより、ユーザは、前もって訪問者の属性情報を知った上で、安心して、適切に訪問者の呼び出しに応対することが可能になる。
さらにまた、例えば、玄関機は、集合住宅の共用玄関に設けられるものであってもよい。図4は、このような構成の集合住宅のドアフォンシステムの構成の一例を示す。このドアフォンシステム11は、上述の実施形態と同様に各住戸に設置された玄関機2及び室内機3と、この室内機3と通信可能に接続されている管理サーバ4とに加えて、管理サーバ4と通信可能に共用玄関に設置された共用玄関機5で構成されているものである。共用玄関機5は、各住戸の玄関機2と同様に、カメラ5a、受話部5b、呼出ボタン5cを有している。訪問者は、呼出ボタン5cを操作することにより訪問先の住戸の番号等を入力して、各住戸のユーザを呼び出し可能に構成されている。このドアフォンシステム11でも、上述の場合と略同様に、カメラ5aにより訪問者を撮像して管理サーバ4の顔認識部4aにより特徴量を算出し、その特徴量に基づいてデータベースを検索して、その訪問者の属性情報を表示装置3aに表示させたり、呼出ボタン5cの操作情報に基づいて属性判断部4cにより訪問者の属性を判断して表示装置3aに表示させる動作を行う。これにより、ユーザは、前もって訪問者の属性情報を知ったうえで、安心して、適切に訪問者の呼び出しに応対することが可能になる。なお、このように共用玄関機5を用いたドアフォンシステム11においては、管理サーバ4は、共用玄関機5に一体に組み込まれるように構成されていてもよい。
1,11 ドアフォンシステム
2 玄関機
2a,5a カメラ(撮像手段)
2c,5c 呼出ボタン
3 室内機
3a 表示装置
4 管理サーバ
4a 顔認識部
4b 訪問者情報処理部
4c 属性判断部
5 共用玄関機
2 玄関機
2a,5a カメラ(撮像手段)
2c,5c 呼出ボタン
3 室内機
3a 表示装置
4 管理サーバ
4a 顔認識部
4b 訪問者情報処理部
4c 属性判断部
5 共用玄関機
Claims (5)
- 集合住宅の共用玄関又は集合住宅の各住戸の玄関に設けられ、各住戸の訪問者により操作される呼出ボタンと、この呼出ボタンが操作されたときに前記訪問者を撮像する撮像手段とを有する玄関機と、
前記各住戸の室内に設けられ、前記玄関機と接続されており、前記撮像手段により撮像された画像を表示する表示装置を有し、前記呼出ボタンが操作されたときに、ユーザの呼出動作を実行すると共に、前記表示装置に前記撮像手段により撮像された訪問者の画像を表示する室内機とで構成された集合住宅のドアフォンシステムにおいて、
各住戸の室内機と通信可能に設けられた管理サーバをさらに備え、
この管理サーバは、前記室内機から送信された訪問者の画像を基に顔認識処理を行い、その訪問者に対応する特徴量を算出する顔認識部と、前記特徴量、その訪問者の属性情報及びその訪問者の前記呼出ボタンの操作情報とを対応付けたデータベースを作成する訪問者情報処理部と、前記呼出ボタンの操作情報に基づいて前記訪問者の属性を判断する属性判断部とを有しており、
前記訪問者情報処理部は、ユーザからの操作に基づいて、前記データベースに記録された訪問者の属性情報を編集可能であり、
訪問者により前記呼出ボタンが操作されたとき、訪問された住戸の室内機から管理サーバへ前記呼出ボタンの操作情報と訪問者の画像とが送信されて前記顔認識部により特徴量が算出され、
前記訪問者情報処理部は、前記データベース中に前記顔認識部により算出された特徴量に対応付けてそのときの前記呼出ボタンの操作情報を記録すると共に、前記データベースに、算出された特徴量に対応する訪問者についての属性情報が登録されているかどうか照会し、
前記データベースにその訪問者の属性情報が登録されていたときには、その属性情報を前記室内機に送信し、
前記データベースにその訪問者の属性情報が未登録であったときには、前記属性判断部が、前記データベース中に記録されたその訪問者の呼出ボタンの操作情報に基づいて、前記訪問者が複数の住戸を連続呼出中かどうか判断して、
前記訪問者が連続呼出中であれば、前記データベースのその訪問者の属性情報について連続呼出者として記録すると共にその属性情報を前記室内機に送信し、
前記訪問者が連続呼出中でなければ、前記訪問者の属性情報を未登録者として前記室内機に送信し、
前記室内機は、前記訪問者情報処理部から送信された前記訪問者の属性情報を受信したとき、その属性情報を前記撮像手段により撮像された訪問者の画像と共に前記表示装置に表示することを特徴とする集合住宅のドアフォンシステム。 - 集合住宅の共用玄関又は集合住宅の各住戸の玄関に設けられ、この各住戸の訪問者により操作される呼出ボタンと、前記訪問者を撮像する撮像手段とを有する玄関機と、
前記各住戸の室内に設けられ、前記玄関機と接続されており、前記撮像手段により撮像された画像を表示する表示装置を有する室内機とで構成された集合住宅のドアフォンシステムにおいて、
前記玄関機及び/又は室内機と通信可能に設けられた管理サーバをさらに備え、
前記管理サーバは、前記呼出ボタンの操作情報に基づいて、前記訪問者の属性を判断する属性判断部を有しており、
前記玄関機は、前記管理サーバから送信された前記訪問者の属性に関する情報を、前記表示装置に表示可能であることを特徴とする集合住宅のドアフォンシステム。 - 前記管理サーバは、前記撮像手段により撮像された訪問者の画像を基に顔認識処理を行い、その訪問者の特徴量を算出する顔認識部と、
前記呼出ボタンの操作情報と、前記顔認識部により算出された特徴量と、前記属性判断部により判断された前記訪問者の属性情報とを対応付けたデータベースを作成する訪問者情報処理部を有しており、
前記訪問者情報処理部は、訪問者により前記呼出ボタンが操作されたとき、前記顔認識部により算出されたその訪問者の特徴量に基づきその訪問者に関する属性情報を前記データベース中から検索して、
前記室内機は、前記データベース中から検索された属性情報を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項2に記載の集合住宅のドアフォンシステム。 - 前記訪問者情報処理部は、ユーザによる操作に基づいて、前記データベースに記録された訪問者の属性情報を編集可能であることを特徴とする請求項3に記載の集合住宅のドアフォンシステム。
- 集合住宅の共用玄関又は集合住宅の各住戸の玄関に設けられて訪問者により操作される呼出ボタンを有する玄関機及び/又は集合住宅の各住戸の室内に設けられた室内機と接続されて通信可能であり、前記玄関機の呼出ボタンの操作情報に基づいて前記訪問者の属性を判断する属性判断部を有しており、この属性判断部により判断された前記訪問者の属性情報を、その訪問者が訪問している住戸の玄関機及び/又は室内機に送信可能であることを特徴とするドアフォンシステムの管理サーバ。
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JP2006029715A Withdrawn JP2007214650A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 集合住宅のドアフォンシステム及びドアフォンシステムの管理サーバ |
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JP (1) | JP2007214650A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017200083A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 監視システム |
JP2019083468A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | シャープ株式会社 | 出力制御装置、インターホン子機、およびインターホンシステム |
RU206370U1 (ru) * | 2020-07-09 | 2021-09-08 | Антон Анатольевич Меркулов | Домофон |
-
2006
- 2006-02-07 JP JP2006029715A patent/JP2007214650A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017200083A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 監視システム |
JP2019083468A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | シャープ株式会社 | 出力制御装置、インターホン子機、およびインターホンシステム |
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