JP2010226541A - 応対装置、来訪者応対方法、来訪者応対制御プログラム - Google Patents

応対装置、来訪者応対方法、来訪者応対制御プログラム Download PDF

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智文 中山
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Abstract

【課題】在宅者の種類によって、来訪者に対する応対方法を設定できる応対装置、来訪者応対方法、来訪者応対制御プログラムを提供する。
【解決手段】インターホンシステム1では、来訪者に対応する応対者を親機20のフラッシュROM220に記憶された登録者情報テーブルに登録できる。来訪者は画像処理によって認識され、その認識された来訪者に対応する応対者が決定される。認識された来訪者の来訪者情報は、登録者情報テーブルの登録情報から取得され、応対者の来訪者に対する応対方法を決定する際に利用される。よって、来訪者の種類のみならず、応対者の種類に併せて応対方法をさらに変えることができるので、種々の状況に合わせた応対方法のバリエーションを設定できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、応対装置、来訪者応対方法、来訪者応対制御プログラムに関し、詳細には、在宅者が来訪者に応対可能な応対装置、来訪者応対方法、来訪者応対制御プログラムに関する。
従来、住宅の室外に設置される子機と、室内に設置される親機とを備えたドアホンシステムが知られている。このシステムでは、子機から呼び出し操作がされた場合、カメラで撮影したドアホン画像が親機のモニターに表示される。これにより在宅者は家に居ながらにして来訪者を確認できる。このようなドアホンシステムには、居住者が不在時に応対するための留守番応対機能を備えたものがある。例えば、来訪者の語彙を認識することで来訪者を特定できるテレビドアホンが知られている(例えば、特許文献1参照)。このテレビドアホンでは、来訪者を特定することで来訪者に対して個別に応対することができる。
特開平10−224488号公報
しかしながら、来訪者の種類は在宅者の種類によって個々に異なるものである。特許文献1に記載のテレビドアホンでは、来訪者毎に個別の応対ができても、在宅者の種類毎に来訪者への応対を設定できないという問題点があった。例えば、子供や老人のような判断力の弱い人物に応対させたくないという要望に答えることができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、在宅者の種類によって、来訪者に対する応対方法を設定できる応対装置、来訪者応対方法、来訪者応対制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の応対装置は、来訪者を検出する来訪者検出手段と、当該来訪者検出手段によって検出された来訪者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、当該生体情報取得手段によって取得された前記生体情報と、前記来訪者の前記生体情報を来訪者情報として記憶する来訪者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とを照合することにより、前記来訪者を特定する来訪者特定手段と、当該来訪者特定手段によって特定される前記来訪者の前記来訪者情報と、前記来訪者に対応する住人である応対者の応対者情報とを対応づけて記憶する応対者情報記憶手段と、前記住人が在宅か否かを示す在宅情報に対応する応対方法を示す応対情報を記憶する応対情報記憶手段と、前記来訪者特定手段によって特定された前記来訪者の前記来訪者情報と、前記応対者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とを照合し、一致する前記来訪者情報に対応する前記応対者情報に基づき、前記住人から前記応対者を決定する応対者決定手段と、前記在宅情報を記憶する在宅情報記憶手段に記憶された前記在宅情報に基づき、前記応対者決定手段によって決定された前記応対者の前記応対情報を、前記応対情報記憶手段に記憶された前記応対情報の中から決定する応対情報決定手段と、当該応対情報決定手段によって決定された前記応対情報に従って、前記来訪者に応対する応対手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明の応対装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記応対手段は、前記来訪者と通話する通話手段と、前記来訪者に応答メッセージを再生する再生手段と、前記来訪者の用件を録音する録音手段とを備え、前記応対情報記憶手段には、前記通話手段によって前記来訪者と通話する第1応対情報と、前記再生手段によって前記来訪者に前記応答メッセージを再生し、前記来訪者の用件を前記録音手段によって録音する留守番対応である第2応対情報と、前記再生手段によって前記来訪者に対応を拒否する前記応答メッセージを再生する拒否対応である第3応対情報とが前記応対情報として、前記応対者の前記在宅情報に対応して各々記憶されたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の応対装置は、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記来訪者情報は、前記応対者に個別応対をされることを示す第1応対種別情報か、前記来訪者に関係なく前記応対者に汎用応対をされることを示す第2応対種別情報の何れかである種別情報を含み、前記来訪者特定手段によって特定された前記来訪者が、前記第1応対種別情報、又は前記第2応対種別情報の何れかを前記来訪者情報から取得する応対種別情報取得手段を備え、前記応対情報決定手段は、前記在宅情報記憶手段に記憶された前記在宅情報に基づき、前記応対者が外出し、かつ前記応対種別情報取得手段によって前記第1応対種別情報が取得された場合、前記応対者毎に個別に設定された前記第2応対情報、又は前記第3応対情報に決定することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の応対装置は、請求項2又は3に記載の発明の構成に加え、前記応対手段は、前記来訪者を撮影する撮影手段を備え、当該撮影手段によって撮影された前記来訪者の画像を記憶する画像記憶手段とを備え、前記来訪者情報は、前記来訪者特定手段によって特定される前記来訪者のうち、応対に注意を有する不審者であるか否かの情報である不審者情報を含み、前記来訪者特定手段によって特定された前記来訪者が、前記不審者情報に基づいて、前記不審者であるか否かを判断する不審者判断手段を備え、前記応対情報記憶手段には、前記不審者判断手段によって前記来訪者が前記不審者と判断された場合に、前記再生手段によって前記来訪者に対応を拒否する前記応答メッセージを再生し、かつ前記撮影手段によって前記不審者の画像を撮影して前記画像記憶手段に記憶する不審者対応を行う第4応対情報が記憶されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の応対装置は、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記来訪者が前記不審者であることを前記住人に報知する不審者報知手段と、前記来訪者が前記不審者であることを示す不審者来訪情報を転送する端末の端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、前記不審者来訪情報を、前記端末情報記憶手段に記憶された前記端末情報に対応する前記端末に転送する不審者来訪情報転送手段と、前記在宅情報記憶手段に記憶された前記在宅情報に基づいて、前記住人が在宅か否かを判断する住人在宅判断手段とを備え、前記第4応対情報は、前記再生手段によって前記応対者に対応を拒否する前記応答メッセージを再生し、前記撮影手段によって前記不審者の画像を撮影して前記画像記憶手段に記憶し、さらに前記不審者報知手段によって前記住人に前記不審者が来訪したことを報知する第5応対情報と、前記再生手段によって前記応対者に対応を拒否する前記応答メッセージを再生し、前記撮影手段によって前記不審者の画像を撮影して前記画像記憶手段に記憶し、さらに前記不審者来訪情報転送手段によって前記端末に前記不審者来訪情報を転送する第6応対情報とで構成され、前記応対情報決定手段は、前記住人在宅判断手段によって前記住人の少なくとも1人が在宅と判断された場合に、前記第5応対情報に決定し、前記住人在宅判断手段によって前記住人の全てが外出と判断された場合に、前記第6応対情報に決定することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明の応対装置は、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記来訪者特定手段によって、前記生体情報取得手段によって取得された前記生体情報と、前記来訪者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とが一致せず、前記来訪者を特定されなかった場合に、前記来訪者に対して、前記来訪者情報記憶手段に記憶されていない未登録者であることを報知する第1未登録者報知手段と、前記住人に対して、前記来訪者は前記未登録者であることを報知する第2未登録者報知手段と、前記撮影手段によって撮影される前記未登録者の画像を表示する表示手段とを備え、前記応対情報記憶手段には、前記第1未登録者報知手段によって前記来訪者に前記未登録者であることを報知した後で、前記第2未登録者報知手段によって前記住人に前記来訪者は前記未登録者であることを報知し、前記表示手段によって前記未登録者の画像を表示させる第7応対情報と、前記撮影手段によって撮影された前記未登録者の画像を前記画像記憶手段によって記憶する第8応対情報とが記憶され、前記応対情報決定手段は、前記住人在宅判断手段によって対応可能な前記住人のうち少なくとも1人が在宅と判断された場合に、前記第7応対情報に決定し、前記住人在宅判断手段によって前記住人の全てが外出と判断された場合に、前記第8応対情報に決定することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の応対装置は、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の構成に加え、前記住人の前記在宅情報を設定する在宅情報設定手段を備え、当該在宅情報設定手段によって設定された前記在宅情報が、前記在宅情報記憶手段に記憶されることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明の来訪者応対方法は、来訪者を検出する来訪者検出ステップと、当該来訪者ステップにおいて検出された来訪者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、当該生体情報取得ステップにおいて取得された前記生体情報と、前記来訪者の前記生体情報を来訪者情報として記憶する来訪者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とを照合することにより、前記来訪者を特定する来訪者特定ステップと、当該来訪者特定ステップにおいて特定された前記来訪者の前記来訪者情報と、前記来訪者特定ステップにおいて特定される前記来訪者の前記来訪者情報と、前記来訪者に対応する住人である応対者の応対者情報とを対応づけて記憶する前記応対者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とを照合し、一致する前記来訪者情報に対応する前記応対者情報に基づき、前記住人から前記応対者を決定する応対者決定ステップと、前記在宅情報を記憶する在宅情報記憶手段に記憶された前記在宅情報に基づき、前記応対者決定ステップにおいて決定された前記応対者の前記応対情報を、前記住人が在宅か否かを示す在宅情報に対応する応対方法を示す応対情報を記憶する前記応対情報記憶手段に記憶された前記応対情報の中から決定する応対情報決定ステップと、当該応対情報決定ステップにおいて決定された前記応対情報に従って、前記来訪者に応対する応対ステップとを備えている。
また、請求項9に係る発明の来訪者応対制御プログラムは、請求項1乃至7の何れかに記載の応対装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項1に係る発明の応対装置では、まず、来訪者検出手段によって来訪者が検出される。来訪者検出手段によって検出された来訪者の生体情報が生体情報取得手段によって取得される。来訪者特定手段によって、生体情報取得手段によって取得された生体情報と、来訪者情報記憶手段に記憶された来訪者情報とが照合されることで来訪者が特定される。ところで、応対者情報記憶手段には、来訪者特定手段によって特定される来訪者の来訪者情報と、来訪者に対応する住人である応対者の応対者情報とが対応づけられて記憶されている。さらに、応対情報記憶手段には、住人が在宅か否かを示す在宅情報に対応する応対方法を示す応対情報が記憶されている。そして、応対者決定手段によって、来訪者特定手段によって特定された来訪者の来訪者情報と、応対者情報記憶手段に記憶された来訪者情報とが照合され、一致する来訪者情報に対応する応対者情報に基づき、住人から応対者が決定される。次いで、応対情報決定手段によって、在宅情報を記憶する在宅情報記憶手段に記憶された在宅情報に基づき、応対者決定手段によって決定された応対者の応対情報が、応対情報記憶手段に記憶された応対情報の中から決定される。この応対情報決定手段によって決定された応対情報に従って、応対手段が来訪者に応対する。
このように、来訪者を特定し、その特定された来訪者に対応する応対者を決定し、その応対者の来訪者に対する応対方法が決定される。そして、その決定された応対方法に従って来訪者に応対するので、来訪者は訪問する目的対象である応対者の応対を留守時でも得ることができる。よって、来訪者が応対者の応対に満足した場合は、再度訪問する必要性が少なくなるので、不必要な訪問回数を減らすことができる。この場合、住民も来訪者の訪問状況に合わせて対応をする必要がなくなる。また、応対者の応対方法は、在宅情報によって決めることができる。従って、応対者が不在の場合と、応対者が在宅の場合とで、それぞれ応対方法を変えることができるので、種々の場面にそれぞれ見合った応対方法を決定できる。
また、請求項2に係る発明の応対装置では、請求項1に記載の発明の効果に加え、応対手段は、通話手段と、再生手段と、録音手段とを備えているので、通話、応答メッセージの再生、来訪者の用件の録音が可能となる。応対情報記憶手段には、第1応対情報と、第2応対情報と、第3応対情報とが、応対者の在宅情報に対応して各々記憶されている。よって、応対者が在宅か外出かによって、通話手段によって来訪者と通話させたり(第1応対情報)、再生手段によって来訪者に応答メッセージを再生し、来訪者の用件を録音手段によって録音する留守番対応をさせたり(第2応対情報)、再生手段によって来訪者に対応を拒否する応答メッセージを再生する拒否対応をさせたり(第3応対情報)することができる。
また、請求項3に係る発明の応対装置では、請求項2に記載の発明の効果に加え、来訪者情報は、第1応対種別情報か第2応対種別情報の何れかである種別情報を含んでいる。第1応対種別情報は、応対者に個別応対をされることを示す。第2応対種別情報は、来訪者に関係なく応対者に汎用応対をされることを示す。このような構成の中で、応対種別情報取得手段は、来訪者情報から、来訪者特定手段によって特定された来訪者が第1応対種別情報、又は第2応対種別情報の何れかを取得する。応対情報決定手段は、在宅情報に基づき、応対者が外出し、かつ応対種別情報取得手段によって第1応対種別情報が取得された場合は、応対者毎に個別に設定された第2応対情報、又は第3応対情報に決定する。つまり、個別の応対をしたい来訪者に対しては第1応対種別情報を設定することで、応対者毎に個別に設定された第2応対情報、第3応対情報に基づいた応対を応対手段によって実行させることができる。なお,第2応対情報のメッセージを個別に登録することで,留守中でも来訪者毎に用件を伝えることできる。
また、請求項4に係る発明の応対装置では、請求項2又は3に記載の発明の効果に加え、来訪者情報は、来訪者特定手段によって特定される来訪者のうち、応対に注意を有する不審者であるか否かの情報である不審者情報を含んでいる。不審者判断手段は、来訪者特定手段によって特定された来訪者が不審者であるか否かを不審者情報に基づいて判断する。そして応対情報記憶手段には第4応対情報が記憶されている。第4応対情報では、不審者判断手段によって来訪者が不審者と判断された場合に、再生手段によって来訪者に対応を拒否する応答メッセージを再生し、かつ撮影手段によって不審者の画像を撮影して画像記憶手段に記憶する不審者対応を行う。これにより、不審者に対して適切かつ安全な応対が可能となる。
また、請求項5に係る発明の応対装置では、請求項4に記載の発明の効果に加え、第4応対情報は、第5応対情報と、第6応対情報とからなる。このような構成において、応対情報決定手段は、住人在宅判断手段によって住人の少なくとも1人が在宅と判断された場合は第5応対情報に決定する。第5応対情報では、再生手段によって応対者に対応を拒否する応答メッセージを再生し、撮影手段によって不審者の画像を撮影して画像記憶手段に記憶し、さらに不審者報知手段によって住人に不審者が来訪したことを報知する。従って、不審者に応対拒否の旨を伝え、その不審者の画像を残し、その不審者が来訪したことを住人に報知できるので、より適切かつ安全な応対が可能となる。一方、住人在宅判断手段によって住人の全てが外出と判断された場合は第6応対情報に決定する。第6応対情報では、再生手段によって応対者に対応を拒否する応答メッセージを再生し、撮影手段によって不審者の画像を撮影して画像記憶手段に記憶し、さらに不審者来訪情報転送手段によって端末に不審者来訪情報を転送する。従って、不審者が来訪したことを外出先の端末から認識できる。
また、請求項6に係る発明の応対装置では、請求項5に記載の発明の効果に加え、第1未登録者報知手段によって、来訪者が特定されなかった場合に、その来訪者に対して、来訪者情報記憶手段に記憶されていない未登録者であることを報知する。この場合、第2未登録者報知手段が住人に対してその来訪者は未登録者であることを報知する。さらに、表示手段は撮影手段によって撮影される未登録者の画像を表示する。そして、応対情報記憶手段には、第7応対情報と、第8応対情報とが記憶されている。応対情報決定手段は、住人在宅判断手段によって対応可能な住人のうち少なくとも1人が在宅と判断された場合は第7応対情報に決定する。第7応対情報では、第1未登録者報知手段によって来訪者に未登録者であることを報知した後で、第2未登録者報知手段によって住人に前記来訪者は未登録者であることを報知し、表示手段によって未登録者の画像を表示させる。これにより、来訪者に対して未登録者であることを知らせることができると共に、住人に未登録者が誰であるかを表示手段で確認させることができる。一方、住人在宅判断手段によって住人の全てが外出と判断された場合は第8応対情報に決定する。第8応対情報では、撮影手段によって撮影された未登録者の画像を画像記憶手段によって記憶する。これにより、住人が留守の場合でも未登録者が来訪したことを帰宅時に住人が確認させることができる。
また、請求項7に係る発明の応対装置では、請求項1乃至6の何れかに記載の発明の効果に加え、住人は、在宅情報設定手段によって外出か在宅であるかを自ら設定できる。この在宅情報設定手段によって設定された在宅情報が、在宅情報記憶手段に記憶されるので、現在の住人の在宅状況を応対方法に反映させることができる。
また、請求項8に係る発明の来訪者応対方法では、来訪者検出ステップでは、来訪者を検出する。次いで、生体情報取得ステップでは、来訪者ステップにおいて検出された来訪者の生体情報を取得する。さらに、来訪者特定ステップでは、生体情報取得ステップにおいて取得された生体情報と、来訪者情報記憶手段に記憶された来訪者情報とを照合することにより、来訪者を特定する。そして、応対者決定ステップでは、来訪者特定ステップにおいて特定された来訪者の前記来訪者情報と、来訪者特定ステップにおいて特定される来訪者の来訪者情報と、応対者情報記憶手段に記憶された来訪者情報とを照合し、一致する来訪者情報に対応する応対者情報に基づき、住人から応対者を決定する次いで、応対情報決定ステップでは、在宅情報記憶手段に記憶された在宅情報に基づき、応対者決定ステップにおいて決定された応対者の応対情報を、応対情報記憶手段に記憶された応対情報の中から決定する。そして、応対ステップにおいて、応対情報決定ステップにおいて決定された応対情報に従って来訪者に応対する。
このように、来訪者を特定し、その特定された来訪者に対応する応対者を決定し、その応対者の来訪者に対する応対方法が決定される。そして、その決定された応対方法に従って来訪者に応対するので、来訪者は訪問する目的対象である応対者の応対を留守時でも得ることができる。よって、来訪者が応対者の応対に満足した場合は、再度訪問する必要性が少なくなるので、不必要な訪問回数を減らすことができる。この場合、住民も来訪者の訪問状況に合わせて対応をする必要がなくなる。また、応対者の応対方法は、在宅情報によって決めることができる。従って、応対者が不在の場合と、応対者が在宅の場合とで、それぞれ応対方法を変えることができるので、種々の場面にそれぞれ見合った応対方法を決定できる。
また、請求項9に係る発明の来訪者応対制御プログラムでは、請求項1乃至7の何れかに記載の応対装置の各処理手段としてコンピュータを機能させることによって、請求項1乃至7の何れかに記載の発明の効果を得ることができる。
インターホンシステム1の電気的構成を示すブロック図である。 子機10の外観正面図である。 親機20の外観正面図(Aさん来客時)である。 親機20の外観正面図(未登録者来客時)である。 親機20の外観正面図(Cさん来客時)である。 フラッシュROM220の各種記憶エリアを示す概念図である。 顔特徴テーブル2211の概念図である。 登録者情報テーブル2261の概念図である。 在宅者情報テーブル2271の概念図である。 応対情報テーブル2281の概念図である。 CPU201によるメイン処理を示すフローチャートである。 認識判断処理を示すフローチャートである。 来訪者対応処理を示すフローチャートである。 図13の続きを示すフローチャートである。 図13の続きを示すフローチャートである。 図13の続きを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る応対装置をインターホンシステムに適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
はじめに、インターホンシステム1の全体構成について説明する。図1に示すように、インターホンシステム1は、信号線30を介して接続された子機10および親機20で構成されている。住宅、会社、ビル等において、子機10は屋外に設置され、親機20は屋内に設置される。子機10と親機20との間で通話が可能であるので、屋内に居る者(以下、在宅者という)は、入口を開けることなく屋外の来訪者に応対できる。なお、以下の説明では、便宜上、インターホンシステム1が戸建ての住宅に設置されているものとする。
次に、子機10について説明する。図2に示すように、子機10は、略直方体状の筐体105を備えている。筐体105の正面(来訪者に対向する面)の最下部には、呼出ボタン114が設けられている。呼出ボタン114の上方には、マイク111およびスピーカ112が設けられ、上部の左右方向中央部には、カメラ113が設けられている。スピーカ112とカメラ113との間には、一対の赤外LED照明115が設けられている。呼出ボタン114の右隣りには、メッセージを録音を開始するための録音ボタン116が設けられている。
マイク111は、入力された来訪者の音声を音声信号に変換し、通信装置150(図1参照)を介して親機20に出力する機器である。スピーカ112は、親機20から入力された音声信号を音声に変換して出力する機器である。
カメラ113は、例えば、周知のCCDカメラであり、子機10の正面の所定の撮像範囲を撮像し、撮像した画像の画像信号を、通信装置150を介して親機20に出力する。所定の撮像範囲は、例えば、子機10の正面に対向して立った来訪者の顔が位置すると予測される領域を含むように予め設定される。
呼出ボタン114は、来訪者が自己の来訪を告げ、在宅者を呼び出すためのボタンである。呼出ボタン114が押下されると、呼出信号が通信装置150を介して親機20に送信される。なお、呼出ボタン114の他に、人感センサを設け、来訪者を感知した場合に、呼出信号を送信するようにしてもよい。赤外LED照明115は照度センサを備え、検出された照度が所定の閾値より低い場合に、子機10近傍を照明するために点灯する。
次に、子機10の電気的構成について説明する。図1に示すように、子機10は、CPU101、ROM102、RAM103、マイク111、スピーカ112、カメラ113、呼出ボタン114、赤外LED照明115、録音ボタン116および通信装置150を備えている。これらはすべてバスで相互に接続されている。
CPU101は、子機10全体の制御を司る。ROM102は、子機10の基本的な動作に必要なプログラムや各種設定値を記憶している。CPU101は、ROM102に記憶されたプログラムに従って、子機10の動作を制御する。RAM103は、各種データを一時的に記憶するための記憶装置である。マイク111、スピーカ112、カメラ113、呼出ボタン114、および赤外LED照明115については、前述の通りである。通信装置150は、親機20との間で、信号線30を介して、制御信号、画像信号、および音声信号を含む各種信号の送受信を行う装置である。
次に、親機20について説明する。図3に示すように、親機20は、略直方体形状の筐体205を備えている。筐体205の正面(在宅者に対向する面)の最下部には、通話ボタン214および終了ボタン215が設けられている。これらのボタンの上方には、選択・決定ボタン216およびメニューボタン217が設けられている。これらのボタンのさらに上方には、マイク211およびスピーカ212が設けられている。筐体205の正面上半分には表示モニタ213が設けられている。
マイク211は、応対者の音声を音声信号に変換し、通信装置250を介して子機10に出力する機器である。スピーカ212は、子機10から入力された音声信号を音声に変換して出力する機器である。
表示モニタ213は、例えば、液晶パネルと駆動回路を備えた液晶モニタである。表示モニタ213には、例えば、図3に示すように、子機10のカメラ113(図2参照)によって撮像された撮像領域の画像241が表示される。表示モニタ213の上側には、画像241に表示された来訪者が誰であるかを認証した結果が表示される表示欄243が設けられている。
例えば、来訪者を認証した結果がAさんである場合は「Aさんです。」のメッセージが表示欄243に表示される(図3参照)。来訪者を認証した結果が登録されていない未登録者である場合は「未登録者です。」のメッセージが表示欄243に表示される(図4参照)。来訪者の認証した結果がCさんであって、不審者として登録されている場合は「Cさんです。」のメッセージが表示欄243に表示され、さらに表示欄243の右側に要注意であることを示す「要」マーク245が表示される(図5参照)。なお、後述するが、来訪者の認証は生体認証によってなされる。
図3に示すように、通話ボタン214は、子機10からの呼び出しに応じて、応対者が子機10との通話開始を指示するためのボタンである。終了ボタン215は、子機10との通話の終了や、親機20において行われる各種処理の終了等を指示するためのボタンである。選択・決定ボタン216は、表示モニタ213に表示される各種の選択肢のいずれかを選択するための選択ボタンと、選択を確定する指示を行うための決定ボタンを含む。メニューボタン217は、親機20において行われる各種処理のメニューの表示を指示するためのボタンである。
次に、親機20の電気的構成について説明する。図1に示すように、親機20は、CPU201、ROM202、RAM203、マイク211、スピーカ212、表示モニタ213、通話ボタン214、終了ボタン215、選択・決定ボタン216、メニューボタン217、フラッシュROM220、および通信装置250を備えている。これらはすべてバスで相互に接続されている。
CPU201は、親機20全体の制御を司る。ROM202は、後述するメイン処理を含む各種処理を親機20に実行させるために必要なプログラム(本発明の来訪者応対制御プログラム)や、そのための設定値を記憶している。CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムに従って、親機20の動作を制御する。RAM203は、各種データを一時的に記憶するための記憶装置である。マイク211、スピーカ212、表示モニタ213、および各種ボタン214〜217については前述した通りである。通信装置250は、子機10との間で、信号線30を介して、制御信号、画像信号、および音声信号を含む各種信号の送受信を行う装置である。
次に、フラッシュROM220の各種記憶エリアについて、図6を参照して説明する。フラッシュROM220は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュROM220は、顔特徴テーブル記憶エリア221、表示画面記憶エリア222、通知音声記憶エリア223、設定情報記憶エリア224、静止画記憶エリア225、登録者情報テーブル記憶エリア226、在宅者情報テーブル記憶エリア227、応対情報テーブル記憶エリア228、対応メッセージ記憶エリア229、転送端末情報記憶エリア230を含む複数の記憶エリアを備えている。以下、各種記憶エリアについて説明する。
顔特徴テーブル記憶エリア221には、複数の人物の顔の特徴を示すデータである顔特徴データとその氏名とが対応付けられた顔特徴テーブル2211(図7参照)が記憶されている。顔特徴テーブル2211については後述する。
表示画面記憶エリア222には、親機20の表示モニタ213に表示させる画面のテンプレートが記憶されている。例えば、表示モニタ213には、上述した画像241及び表示欄243、「要」マーク245が表示される(図3、図4、図5参照)。また、応対者が親機20において各種指示を入力するための操作ボタンを有する画面等が表示される。このように本実施形態では、表示モニタ213に表示される画面は複数種類あるため、表示画面記憶エリア222には、複数の表示画面のテンプレートが記憶されている。
通知音声記憶エリア223には、親機20のスピーカ212または子機10のスピーカ112に出力させる音声の音声データが記憶されている。記憶されている音声データとして、例えば、子機10のスピーカ112から出力される、来訪者に対して所定の行動を促す音声の音声データが挙げられる。
設定情報記憶エリア224には、後述する各種処理で使用される各種の設定情報が記憶されている。記憶されている設定情報として、例えば、照合条件、子機10のカメラ113の撮像時の解像度、および倍率等がある。照合条件とは、顔特徴データの照合において、目、鼻および口に対応する特徴点のデータの少なくとも1つがあれば照合を行うか、目、鼻および口に対応する特徴点すべてのデータが揃っている場合にのみ照合を行うかを示す情報である。なお、本実施形態では、解像度として、デフォルトの解像度である通常解像度と、通常解像度よりも高い高解像度の2種類の値が記憶されている。また、倍率として、デフォルトの倍率である通常倍率、通常倍率より低い低倍率、および通常倍率より高い高倍率の3種類が記憶されている。
静止画記憶エリア225には、撮像領域の静止画が記憶されている。詳細は後述するが、本実施形態では、来訪者が不審者であった場合に、カメラ113で撮像された静止画が静止画記憶エリア225に記憶される。
登録者情報テーブル記憶エリア226には、登録された来訪者に対して、誰が応対するか等の登録者情報が設定された登録者情報テーブル2261(図8参照)が記憶されている。在宅者情報テーブル記憶エリア227には、在宅者が在宅か外出かの在宅者情報が設定された在宅者情報テーブル2271(図9参照)が記憶されている。応対情報テーブル記憶エリア228には、応対の種類毎に応対内容を示した応対情報が種類毎に設定された応対情報テーブル2281(図10参照)が記憶されている。
対応メッセージ記憶エリア229には、来訪者に向けて子機10のスピーカ212から再生されるメッセージが記憶されている。後述するが、例えば、来訪者に対して個別に設定された個別メッセージ、来訪者に関係なく設定された汎用メッセージ、来訪者に対して応対を拒否する対応拒否メッセージ等が記憶されている。転送端末情報記憶エリア230には、後述する不審者対応時に、不審者の静止画を転送する端末の識別情報と、その転送先アドレスとが対応付けられて記憶されている。
次に、顔特徴テーブル2211について、図7を参照して説明する。顔特徴テーブル2211は、複数の人物の顔の特徴を示すデータである顔特徴データを記憶したものである。顔特徴テーブル2211には、例えば、ID欄241、顔特徴データ欄242、氏名欄243が対応付けられて記憶されている。
ID欄241には、各データを識別するための固有情報であるIDが記憶される。顔特徴データ欄242には、顔特徴データ(生体情報)として、例えば、眉、目、鼻、口等、顔の特徴点の位置や形状を示す数値データが記憶されている。なお、本実施形態では、目、鼻、口に対応する特徴点のデータが、顔特徴データとして採用されている。氏名欄243には、顔特徴データの抽出元の人物(以下、登録者という)の氏名が記憶される。なお、本実施形態における「登録者」は来訪が予定される人物として登録されている。即ち、応対方法が設定された登録者の顔特徴データが、顔特徴テーブル2211に記憶されている。
次に、登録者情報テーブル2261について、図8を参照して説明する。登録者情報テーブル2261は、来訪が予定されている人物(来訪者)の情報を記憶し、登録者情報として管理するためのテーブルである。登録者情報テーブル2261には、訪問者欄261、来訪者種別欄262、対応者欄263、留守通知欄264が対応づけられて記憶されている。
訪問者欄261には、来訪が予定される来訪者の氏名が登録される。未登録の場合は「未登録者」として管理される。来訪者種別欄262には、来訪者への留守番対応において、例えば、来訪者に対して制限付きの個別の応対をさせる場合は「制限」が記憶される。来訪者に対して制限の無い汎用の応対をさせる場合は「なし」が記憶される。不審者に対して不審者応対をさせる場合は「不審者」が記憶される。なお、フラグを利用してもよい。例えば、「制限」の場合は「1」を記憶し、「なし」の場合は「0」を記憶し、「不審者」の場合は「2」を記憶してもよい。
対応者欄263には、訪問者欄261に登録されている来訪者に対して屋内にいる住人のうち誰が応対するかが記憶される。父、母、子供の3人家族である場合を想定した場合、対応者欄263には、対応者欄263に記憶された登録者に対して、父、母、子供の3人のうち誰が応対するかが記憶される。
図8に示す登録者情報テーブル2261では、登録者であるAさんには、父と母が応対者であって、子供は応対者ではない。登録者であるBさんには、応対者が設定されていない。不審者として登録されているCさんには、後述する不審者対応が設定されているので、応対者は設定されていない。なお、未登録者には、応対者は設定されない。そして、対応者欄263において、予め予定される来訪者に対して子供、老人、病人、ケガ人を登録しないことで、判断力の弱い人物や、身体的機能が弱っている人物に対して不用意な接客をさせずに済むことができる。
留守通知欄264には、例えば、応対者が留守のときに来訪者があった場合に、その応対者の携帯端末にその旨を通知するメールを送信するか否かが記憶される。通知する場合は「通知」が記憶され、通知しない場合は「拒否」が記憶される。
なお、登録者情報テーブル2261に登録される登録者は、顔特徴テーブル2211に登録されている登録者と一致している。つまり、登録者情報テーブル2261に登録された来訪者の顔特徴データが、顔特徴テーブル2211に登録されている。
次に、在宅者情報テーブル2271について、図9を参照して説明する。在宅者情報テーブル2271は、応対者が外出か在宅かの在宅者情報を管理するためのテーブルである。在宅者情報テーブル2271には、応対者欄271、在宅状況欄272が対応付けられて記憶されている。応対者欄271には、住人が登録される。本実施形態の場合、父、母、子供の3人がそれぞれ登録されている。在宅状況欄272には、応対者欄271に登録されている父、母、子供に対して、それら在宅者が外出か在宅かの在宅情報が記憶されている。
例えば、在宅状況欄272には、住人が在宅の場合は「○」が記憶され、住人が外出して不在の場合は「×」が記憶される。図9に示す在宅者情報テーブル2271では、父の在宅状況欄272には「○」が記憶されているので、父は在宅であることを示している。母の在宅状況欄272には「×」が記憶されているので、母は外出中であることを示している。子供の在宅状況欄272には「○」が記憶されているので、子供は在宅であることを示している。
次に、応対情報テーブル2281について、図10を参照して説明する。応対情報テーブル2281は、応対種類と、それらの応対内容とが対応付けられて記憶されている。応対情報テーブル2281には、応対種類欄251、応対内容欄252が対応付けられて記憶されている。応対種類欄251には、「対応」「留守」「拒否」の3種類の応対種類が大別して記憶され、さらに細かく分類されている。「対応」は「0」「1」「2」の3通りに分類され、「留守」は「0」「1」の2通りに分類され、「拒否」は「0」「1」の2通りに分類されて記憶されている。
応対内容欄252には、応対種類欄251に登録された応対種類に応じて応対内容が記憶されている。例えば、「対応0」には、来訪者に対応する「来訪者対応」の応対内容が記憶されている。「対応1」には、不審者に対応する「不審者対応」の応対内容が記憶されている。「対応2」には、未登録者に対応する「未登録者対応」の応対内容が記憶されている。「留守0」には、来訪者に対して個別に設定された留守番対応を行う「個別の留守番対応」の応対内容が記憶されている。「留守1」には、来訪者が誰であるかに関わらず汎用の留守番応対を行う「汎用の留守番対応」の応対内容が記憶されている。「拒否0」には、来訪者が誰であるかに関わらず汎用の拒否応対を行う「汎用の拒否対応」が記憶されている。「拒否1」には、不審者に対し不審者応対を行う「不審者拒否対応」が記憶されている。
ここで、各応対種類に設定された応対内容について説明する。応対内容は以下の通りである。
・対応0:「来訪者対応」…来訪者の顔を表示する。来訪者の氏名を表示する。直通通話を可能とする。
・対応1:「不審者対応」…来訪者に対応不可メッセージを再生する。来訪者の静止画、来訪日時を記憶する。住民に不審者であることを通知する。
・対応2:「未登録者対応」…住人に未登録者であることを通知する。未登録確認画面を表示する。確認されたら来訪者に未登録者であることを通知する。
・留守0:「個別の留守番対応」…応対者が来訪者毎に設定した個別メッセージを再生する。来訪者のメッセージを登録するメッセージ登録ボタン(図示外)を表示する。来訪者の静止画、来訪日時を記憶する。来訪者の静止画、来訪日時を携帯端末に送信する。
・留守1:「汎用の留守番対応」…来訪者に汎用メッセージを再生する。来訪者にメッセージの録音のガイダンス音声を出力する。来訪者の静止画、来訪日時を記憶する。
・拒否0:「汎用の拒否対応」…来訪者に対応メッセージを再生する。来訪者にメッセージの録音のガイダンス音声を出力する。来訪者の静止画、来訪日時を記憶する。
・拒否1:「不審者拒否対応」…来訪者に対応不可を通知するメッセージを再生する。来訪者のメッセージを登録するメッセージ登録ボタンを表示する。来訪者の静止画、来訪日時を記憶する。来訪者の静止画、来訪日時を携帯端末に送信する。
なお、上記応対内容の具体的な実施例は以下の通りである。
・来訪者の顔を表示する…親機20の表示モニタ213に撮像画像を表示する。
・来訪者の氏名を表示する…親機20の表示欄243に氏名を表示する。
・来訪者に対応不可メッセージを再生する…子機10のスピーカ112から対応不可メッセージを出力する。
・住民に不審者であることを通知する…表示モニタ213に、不審者が来訪したことで要注意であることを住人に通知するための「要」マーク245を表示する。
・来訪者静止画、来訪日時を記憶する…子機10のカメラ画像と、そのときの撮影日時とを親機20のフラッシュROM220の静止画記憶エリア225に併せて記憶する。
・住民に未登録者であることを通知する…親機20のスピーカ212から未登録である来訪者がきたことを通知するメッセージを出力する。
・未登録確認画面を表示する…カメラ画像に映し出された来訪者が未登録者であることを住人に確認させるために未登録確認画面を表示する。
・来訪者に個別メッセージを再生する…子機10のスピーカ112から個別メッセージを出力する。
・来訪者のメッセージを登録するメッセージ登録ボタンを表示モニタ213に表示する。
・来訪者画像を携帯端末に送信する…フラッシュROM220の静止画記憶エリア225に記憶された来訪者の静止画と、来訪日時とを携帯端末(クライアント端末)に送信する。なお、携帯端末でなくても据置端末でもよい。
次に、親機20のCPU201によって実行される来訪者応対プログラムについて、図11乃至図16のフローチャートを参照して説明する。図11に示すように、まず、来訪者を検知したか否かが判断される(S1)。来訪者の検知は、子機10の呼出ボタン114が押下され、その呼出信号を子機10から受信したか否かで判断される。
なお、呼出ボタン114による来訪者検知の他にも、例えば、人感センサによって来訪者を検知するようにしてもよい。人感センサは、子機10正面の所定領域内にある物体の動きを検知するセンサである。人感センサとして、例えば、物体に対して赤外線を発射し、反射された赤外線の受光量の変化に基づいて物体を検知する赤外線センサを採用できる。他に、超音波を利用する人感センサ等を採用してもよい。
子機10の呼出ボタン114が押下されない場合(S1:NO)、留守番設定の内容の変更を検出したか否かが判断される(S7)。留守番設定の内容の変更は、表示モニタ213に表示されるメニュー画面上で、選択・決定ボタン216を用いることで設定可能である。留守番設定の内容の変更を検出した場合(S7:YES)、フラッシュROM220に記憶された応対情報テーブル2281の登録内容が更新される(S8)。留守番設定の内容の変更が検出されない場合は(S7:NO)、そのまま処理を終了する。さらに、応対者の在宅状況の変更が検出されたか否かが判断される(S9)。在宅状況の変更が検出された場合(S9:YES)、在宅者情報テーブル2271が更新される(S10)。在宅状況の変更が検出されない場合は(S9:NO)、そのまま処理を終了する。
一方、来訪者を検知した場合(S1:YES)、子機10から送信されたカメラ画像(静止画)が取得され、フラッシュROM220の静止画記憶エリア225に記憶される(S2)。次いで、静止画記憶エリア225に記憶された静止画に基づき、来訪者が誰であるかを認識するための認識判断処理が実行される(S3)。
次に、認識判断処理について、図12を参照して説明する。まず、子機10から送信され、通信装置250によって受信された画像信号の1フレームが取得され、静止画データが生成される(S100)。生成された静止画データを基に、顔領域が検出される(S102)。顔領域の検出には、例えば、予め記憶した顔のパターンとのマッチングを行う方法や、肌色領域を検出する方法を採用することができるが、他のいかなる公知の方法を採用してもよい。
続いて、顔の特徴点が抽出される(S104)。ここでは、目、鼻、口に対応する特徴点がすべて抽出可能な場合にのみ、顔の特徴点が抽出可能である。具体的には、顔領域から、顔の特徴点である目、鼻、口の特徴点が抽出され、これらの位置や形状を示す数値データが来訪者の顔特徴データとして求められる(S104)。
そして、フラッシュROM220の顔特徴テーブル記憶エリア221に記憶された顔特徴テーブル2211(図7参照)から登録者の顔特徴データが順に読み出され、来訪者の顔特徴データと照合される(S105)。次いで、照合の結果、現在の来訪者の特徴データが、フラッシュROM220に記憶された顔特徴テーブル2211に登録されている何れかの登録者データと一致するか否かが判断される(S106)。
現在の来訪者の顔特徴データが、いずれの登録者とも一致しないと判断された場合には(S106:NO)、来訪者は未登録者であると決定される(S109)。一方、何れかの登録者と一致したと判断された場合は(S106:YES)、来訪者は登録者であると決定される(S107)。なお、来訪者が登録者か未登録者かの認識結果は、親機20のRAM203に一時的に記憶される。こうして認識判断処理は終了し、図11に示すメイン処理に戻る。
続いて、図11に示すフローに戻り、フラッシュROM220に記憶された在宅者情報テーブル2271から在宅者情報が読み込まれる(S4)。読み込まれた在宅情報に基づき、住人のうち誰が在宅で誰が外出中かの状況が取得される。さらに、登録者情報から来訪者情報が検出される(S5)。ここでは、フラッシュROM220に記憶された登録者情報テーブル2261(図8参照)から来訪者情報が取得される。例えば、来訪者がAさんであった場合、登録者情報テーブル2261からAさんの来訪者情報が取得される。つまり、来訪者種別=「制限」、対応者=「父」「母」、留守通知=「通知」がそれぞれ取得される。こうして来訪者情報が取得された状態で、来訪者に対する応対内容を決定して実行する来訪者対応処理が実行される(S6)。
次に、来訪者対応処理について、図13乃至図16を参照して説明する。図13に示すように、まず、来訪者が登録者か否かが判断される(S11)。ここで、RAM203には、来訪者が登録者か未登録者であるかの認識結果が記憶されているので、その認識結果に基づき判断される。来訪者が登録者であった場合(S11:YES)、来訪者が不審者か否が判断される(S12)。例えば、来訪者が登録者であるAさんであった場合、Aさんが不審者か否かは、登録者情報テーブル2261(図8参照)から取得されたAさんの来訪者情報から判断される。Aさんの来訪者種別欄262には不審者とはなっていないので(S12:NO)、続いて、Aさんに設定された応対内容は制限つきか否かが判断される(S13)。
Aさんに対する応対が制限つきか否かは、登録者情報テーブル2261から取得されたAさんの来訪者情報から判断される。Aさんの来訪者種別欄262には「制限」となっているので(S13:YES)、続いて、応対者が在宅か否かが判断される(S14)。ここでは、フラッシュROM220に記憶された在宅者情報テーブル2271(図9参照)に登録された在宅者情報に基づき判断される。
例えば、来訪者であるAさんに対応する住人は「父」「母」であるが、在宅者情報テーブル2271を参照すると、「父」は在宅、「母」は「外出中」である。この場合、「父」は在宅であるので(S14:YES)、来訪者に対する応対種類は「対応0」に決定され、「対応0」に対応する「来訪者対応」が実行される(S18)。「来訪者対応」では、上記したように、来訪者の顔が表示モニタ213が表示され、来訪者の氏名が表示欄243に表示され、直通通話が可能となる。親機20では、通話ボタン214を押下した状態で通話が可能となる。こうして「来訪者対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
また、来訪者に対する応対内容が制限つきであって(S13:YES)、その来訪者に対する応対者が外出中であった場合(S14:NO)、続いて、留守番通知設定があるか否かが判断される(S15)。留守番通知設定の有無は、登録者情報テーブル2261(図8参照)から取得された来訪者の来訪者情報から判断される。つまり、留守通知欄264が「通知」となっている場合は(S15:YES)、来訪者に対する応対種類は「留守0」に決定され、「留守0」に対応する「個別の留守番対応」が実行される(S17)。「個別の留守番対応」では、来訪者に向けて個別メッセージが再生される。これにより、来訪者は訪問対象者である応対者の応対を留守時でも受けることができる。
さらに、スピーカ112から「メッセージを残したい場合は、録音ボタンを押してメッセージを録音してください。」旨の音声ガイダンスが出力される。来訪者は個別メッセージを聞いた上で、応対者にメッセージを残したい場合は、録音ボタン116を押下する。これにより、所定時間のメッセージを録音できる。
さらに、来訪者の静止画、来訪日時がフラッシュROM220に併せて記憶される。応対者は帰宅した際に、フラッシュROM220に記憶された静止画を表示モニタ213に表示させることで、留守時に自分宛の来訪者があったことを認識できる。
さらに、来訪者があったことが携帯端末に送信される。具体的には、来訪者の静止画、来訪日時が携帯端末に送信される。これにより、応対者は外出中でありながら、自宅に来訪者があったことを確認できる。留守番通知設定は、例えば、応対者の不在時に特定の来訪者があった場合、応対者がその来訪を速やかに知りたい場合に設定される。こうして「個別の留守番対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。携帯端末に静止画を送信するCPU201が本発明の「不審者来訪情報転送手段」に相当する。
また、来訪者に対する応対内容が制限つきであって(S13:YES)、その来訪者に対する応対者が外出中であって(S14:NO)、留守番通知設定がされていなかった場合(S15:NO)、来訪者に対する応対種類は「拒否0」に決定され、「拒否0」に対応する「汎用の拒否対応」が実行される(S16)。「汎用の拒否対応」では、来訪者に向けて対応不可メッセージが再生される。これにより、来訪者に対して住人が対応できないことを伝えることができる。
さらに、スピーカ112から「メッセージを残したい場合は、録音ボタンを押してメッセージを録音してください。」旨の音声ガイダンスが出力される。来訪者は個別メッセージを聞いた上で、応対者にメッセージを残したい場合は、録音ボタン116を押下する。これにより、所定時間のメッセージを録音できる。
さらに、来訪者の静止画、来訪日時がフラッシュROM220の静止画記憶エリア225に記憶される。応対者は帰宅した際に、フラッシュROM220に記憶された静止画を表示モニタ213に表示させることで、留守時に自分宛の来訪者があったことを認識できる。こうして「汎用の拒否対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
ところで、来訪者が登録者であって(S11:YES)、不審者ではなく(S12:NO)、来訪者に対する応対が制限なしの場合(S13:NO)、図14に示すフローに移り、応対者が在宅か否かが判断される(S21)。応対者が在宅の場合(S21:YES)、来訪者に対する応対種類は「対応0」に決定され、「対応0」に対応する「来訪者対応」が実行される(S25)。「来訪者対応」では、上記したように、来訪者の顔が表示モニタ213に表示され、来訪者の氏名が表示欄243に表示され、直通通話が可能となる。親機20では、通話ボタン214を押下した状態で通話が可能となる。こうして「来訪者対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
また、来訪者が登録者であって(S11:YES)、不審者ではなく(S12:NO)、来訪者に対する応対が制限なしで(S13:NO)、応対者が外出中の場合(S21:NO)、留守番通知設定があるか否かが判断される(S22)。留守番通知設定がされている場合は(S22:YES)、来訪者に対する応対種類は「留守1」に決定され、「留守1」に対応する「汎用の留守番対応」が実行される(S24)。「汎用の留守番対応」では、来訪者に向けて汎用メッセージが再生される。これにより、来訪者に対して応対者が外出である旨を一様に通知することができる。
さらに、スピーカ112から「メッセージを残したい場合は、録音ボタンを押してメッセージを録音してください。」旨の音声ガイダンスが出力される。来訪者は個別メッセージを聞いた上で、応対者にメッセージを残したい場合は、録音ボタン116を押下する。これにより、所定時間のメッセージを録音できる。
さらに、来訪者の静止画、来訪日時がフラッシュROM220に記憶される。応対者は帰宅した際に、フラッシュROM220に記憶された静止画を表示モニタ213に表示させることで、留守時に自分宛に来訪者があったことを認識できる。
さらに、来訪者があったことが携帯端末に送信される。これにより、応対者は外出中でありながら、自宅に来訪者があったことを確認できる。こうして「汎用の留守番対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
また、来訪者が登録者であって(S11:YES)、不審者ではなく(S12:NO)、来訪者に対する応対が制限なしで(S13:NO)、応対者が外出中で(S21:NO)、留守番通知設定がされていない場合(S22:NO)、来訪者に対する応対種類は「拒否0」に決定され、「拒否0」に対応する「汎用の拒否対応」が実行される(S23)。「汎用の拒否対応」では、来訪者に向けて対応不可メッセージが再生される。これにより、来訪者に対して対応できない旨を一様に通知することができる。
さらに、スピーカ112から「メッセージを残したい場合は、録音ボタンを押してメッセージを録音してください。」旨の音声ガイダンスが出力される。来訪者は個別メッセージを聞いた上で、応対者にメッセージを残したい場合は、録音ボタン116を押下する。これにより、所定時間のメッセージを録音できる。
さらに、来訪者の静止画、来訪日時がフラッシュROM220の静止画記憶エリア225に併せて記憶される。応対者は帰宅した際に、フラッシュROM220に記憶された静止画を表示モニタ213に表示させることで、留守時に自分宛の来訪者があったことを認識できる。こうして「汎用の拒否対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
ところで、来訪者が登録者であって(S11:YES)、不審者であった場合(S12:YES)、図15のフローチャートに移り、応対者が在宅か否かが判断される(S31)。ここでは、フラッシュROM220に記憶された在宅者情報テーブル2271(図9参照)に登録された在宅者情報に基づき判断される。応対者が在宅であった場合(S31:YES)、来訪者に対する応対種類は「対応1」に決定され、「対応1」に対応する「不審者対応」が実行される(S33)。「不審者対応」では、来訪者に向けて対応不可メッセージが再生される。これにより、不審者に対して対応できない旨を通知することができる。
さらに、不審者の静止画、来訪日時がフラッシュROM220の静止画記憶エリア225に記憶される。フラッシュROM220に不審者の静止画、来訪日時を記録して残すことで、犯罪防止に役立てることができる。さらに、フラッシュROM220に記憶された静止画を表示モニタ213に表示させることで、不審者の顔を確認できる。
なお、表示モニタ213の表示欄243の右側には、不審者が来訪したことで要注意であることを住人に通知するための「要」マーク245が表示される(図5参照)。これにより、来訪者が不審者であることを速やかに認識できる。こうして「不審者対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
また、来訪者が登録者であって(S11:YES)、不審者であって(S12:YES)、応対者が外出中であった場合(S31:NO)、来訪者に対する応対種類は「拒否1」に決定され、「拒否1」に対応する「不審者拒否対応」が実行される(S32)。「不審者拒否対応」では、来訪者に向けて対応不可メッセージが再生される。これにより、不審者に対して対応できない旨を通知することができる。
さらに、スピーカ112から「メッセージを残したい場合は、録音ボタンを押してメッセージを録音してください。」旨の音声ガイダンスが出力される。来訪者は個別メッセージを聞いた上で、応対者にメッセージを残したい場合は、録音ボタン116を押下する。これにより、所定時間のメッセージを録音できる。
さらに、不審者の静止画、来訪日時がフラッシュROM220の静止画記憶エリア225に記憶される。さらに、フラッシュROM220に記憶された不審者の静止画が住人(応対者)の携帯端末に送信される。ここでは、フラッシュROM220の転送端末情報記憶エリア230に記憶された端末のアドレスに向けて送信される。これにより、住人(応対者)は外出時でも、不審者が自宅に来訪したことを速やかに認識できる。こうして「不審者拒否対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
ところで、図13に示すように、来訪者が未登録者であった場合(S11:NO)、図16のフローに移り、応対者が在宅か否かが判断される(S41)。ここでは、フラッシュROM220に記憶された在宅者情報テーブル2271(図9参照)に登録された在宅者情報に基づき判断される。応対者が在宅であった場合(S41:YES)、来訪者に対する応対種類は「対応2」に決定され、「対応2」に対応する「未登録者対応」が実行される(S43)。「未登録者対応」では、表示モニタ213に未登録確認画面が表示される。
未登録確認画面には、来訪者の画像が併せて表示される。さらに、表示モニタ213に表示されている来訪者が未登録者であるメッセージが親機20のスピーカ212から出力される。これにより、住人は表示モニタ213上で未登録者を確認できる。なお、住人に対して未登録者が来訪したことを報知させるCPU201が本発明の「第2未登録者報知手段」に相当する。その後、子機10のスピーカ112から「あなたは未登録者です。」の音声が再生される。これにより、来訪者に対して未登録であることを知らせることができる。この来訪者に未登録である旨を報知するCPU201が本発明の「第1未登録者報知手段」に相当する。
さらに、「未登録者対応」では、未登録者との直接通話を可能としている。従って、未登録者と通話をする場合は、住人は、通話ボタン24を押下しながら話をすることで、未登録者と通話できる。こうして「未登録者対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
また、来訪者が未登録者であって(S11:NO)、応対者が外出中であった場合(S41:NO)、来訪者に対する応対種類は「拒否0」に決定され、「拒否0」に対応する「汎用の拒否対応」が実行される(S42)。「汎用の拒否対応」では、来訪者に向けて対応不可メッセージが再生される。これにより、来訪者に対して対応できない旨を一様に通知することができる。
さらに、スピーカ112から「メッセージを残したい場合は、録音ボタンを押してメッセージを録音してください。」旨の音声ガイダンスが出力される。来訪者は個別メッセージを聞いた上で、応対者にメッセージを残したい場合は、録音ボタン116を押下する。これにより、所定時間のメッセージを録音できる。
さらに、来訪者の静止画、来訪日時がフラッシュROM220の静止画記憶エリア225に記憶される。応対者は帰宅した際に、フラッシュROM220に記憶された静止画を表示モニタ213に表示させることで、留守時に自分宛の来訪者があったことを認識できる。こうして「汎用の拒否対応」が終了すると、図11に示すメイン処理に戻って処理が終了する。
なお、以上説明において、図11に示すS1の処理を実行するCPU201が本発明の「来訪者検出手段」に相当し、図12に示すS102の処理を実行するCPU201が本発明の「生体情報取得手段」に相当し、S105〜S109の処理を実行するCPU201が本発明の「来訪者特定手段」に相当し、図11に示すS4の処理を実行するCPU201が本発明の「応対者決定手段」に相当し、図11に示すS6(具体的には、図13に示すS11〜S15、図14に示すS21,S22、図15に示すS31、図16に示すS41)の処理を実行するCPU201が本発明の「応対情報決定手段」に相当する。
図1に示すフラッシュROM220に記憶された顔特徴テーブル2211(図7参照)が本発明の「来訪者情報記憶手段」に相当し、図1に示すフラッシュROM220に記憶された登録者情報テーブル2261(図8参照)が本発明の「応対者情報記憶手段」に相当し、図1に示すフラッシュROM220に記憶された在宅者情報テーブル2271(図9参照)が本発明の「在宅情報記憶手段」に相当し、図1に示すフラッシュROM220に記憶された応対情報テーブル2281(図10参照)が本発明の「応対情報記憶手段」に相当する。図1に示す選択・決定ボタン216、メニューボタン217が本発明の「在宅情報設定手段」に相当する。
また、本発明の「第1応対情報」は、「対応0」「対応2」が対応する。本発明の「第2応対情報」は、「留守0」「留守1」が対応する。本発明の「第3応対情報」は、「拒否0」「拒否1」が対応する。本発明の「第5応対情報」は、「対応1」が対応する。本発明の「第6応対情報」は、「拒否1」が対応する。本発明の「第7応対情報」は、「対応2」が対応する。本発明の「第8応対情報」は、「拒否0」が対応する。
以上説明したように、本実施形態のインターホンシステム1では、来訪者に対応する応対者を親機20のフラッシュROM220に記憶された登録者情報テーブル2261に登録できる。来訪者は画像処理によって認識され、その認識された来訪者に対応する応対者が決定される。認識された来訪者の来訪者情報は、登録者情報テーブル2261の登録情報から取得され、応対者の来訪者に対する応対方法を決定する際に利用される。さらに、応対者が在宅か外出かの応対者情報が、フラッシュROM220に記憶された在宅者情報テーブル2271から取得され、応対方法を決定する際に利用される。即ち、来訪者に対する応対者の応対方法は、認識された来訪者の来訪者情報と、応対者の応対者情報とに基づき決定される。これにより、来訪者の種類のみならず、応対者の種類および在宅状況に併せて応対方法をさらに変えることができるので、種々の状況に合わせた応対方法のバリエーションを設定できる。
例えば、来訪者は訪問する目的対象である応対者の応対を留守時にも得ることができる。よって、来訪者が応対者の応対に満足した場合は、再度訪問する必要性が少なくなるので、不必要な訪問回数を減らすことができる。来訪者の訪問状況に合わせて対応をする必要がなくなる。また、応対者の応対方法は、在宅情報によって決めることができる。従って、応対者が不在の場合と、応対者が在宅の場合とで、それぞれ応対方法を変えることができるので、種々の場面にそれぞれ見合った応対方法を決定できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形において、フラッシュROM220の応対内容の種類や、応対内容等は自由に変更可能である。また、上記実施形態では、未登録者に対しては制限者設定を省略しているが、在宅者による制限をかけてもよい。
1 インターホンシステム
10 子機
20 親機
24 通話ボタン
111 マイク
112 スピーカ
113 カメラ
114 呼出ボタン
150 通信装置
211 マイク
212 スピーカ
213 表示モニタ
214 通話ボタン
215 終了ボタン
216 決定ボタン
217 メニューボタン
201 CPU
202 ROM
203 RAM
220 フラッシュROM

Claims (9)

  1. 来訪者を検出する来訪者検出手段と、
    当該来訪者検出手段によって検出された来訪者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    当該生体情報取得手段によって取得された前記生体情報と、前記来訪者の前記生体情報を来訪者情報として記憶する来訪者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とを照合することにより、前記来訪者を特定する来訪者特定手段と、
    当該来訪者特定手段によって特定される前記来訪者の前記来訪者情報と、前記来訪者に対応する住人である応対者の応対者情報とを対応づけて記憶する応対者情報記憶手段と、
    前記住人が在宅か否かを示す在宅情報に対応する応対方法を示す応対情報を記憶する応対情報記憶手段と、
    前記来訪者特定手段によって特定された前記来訪者の前記来訪者情報と、前記応対者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とを照合し、一致する前記来訪者情報に対応する前記応対者情報に基づき、前記住人から前記応対者を決定する応対者決定手段と、
    前記在宅情報を記憶する在宅情報記憶手段に記憶された前記在宅情報に基づき、前記応対者決定手段によって決定された前記応対者の前記応対情報を、前記応対情報記憶手段に記憶された前記応対情報の中から決定する応対情報決定手段と、
    当該応対情報決定手段によって決定された前記応対情報に従って、前記来訪者に応対する応対手段と
    を備えたことを特徴とする応対装置。
  2. 前記応対手段は、
    前記来訪者と通話する通話手段と、
    前記来訪者に応答メッセージを再生する再生手段と、
    前記来訪者の用件を録音する録音手段と
    を備え、
    前記応対情報記憶手段には、
    前記通話手段によって前記来訪者と通話する第1応対情報と、
    前記再生手段によって前記来訪者に前記応答メッセージを再生し、前記来訪者の用件を前記録音手段によって録音する留守番対応である第2応対情報と、
    前記再生手段によって前記来訪者に対応を拒否する前記応答メッセージを再生する拒否対応である第3応対情報と
    が前記応対情報として、前記応対者の前記在宅情報に対応して各々記憶されたことを特徴とする請求項1に記載の応対装置。
  3. 前記来訪者情報は、
    前記応対者に個別応対をされることを示す第1応対種別情報か、
    前記来訪者に関係なく前記応対者に汎用応対をされることを示す第2応対種別情報の何れかである種別情報を含み、
    前記来訪者特定手段によって特定された前記来訪者が、前記第1応対種別情報、又は前記第2応対種別情報の何れかを前記来訪者情報から取得する応対種別情報取得手段を備え、
    前記応対情報決定手段は、
    前記在宅情報記憶手段に記憶された前記在宅情報に基づき、前記応対者が外出し、かつ前記応対種別情報取得手段によって前記第1応対種別情報が取得された場合、前記応対者毎に個別に設定された前記第2応対情報、又は前記第3応対情報に決定することを特徴とする請求項2に記載の応対装置。
  4. 前記応対手段は、前記来訪者を撮影する撮影手段を備え、
    当該撮影手段によって撮影された前記来訪者の画像を記憶する画像記憶手段と
    を備え、
    前記来訪者情報は、前記来訪者特定手段によって特定される前記来訪者のうち、応対に注意を有する不審者であるか否かの情報である不審者情報を含み、
    前記来訪者特定手段によって特定された前記来訪者が、前記不審者情報に基づいて、前記不審者であるか否かを判断する不審者判断手段を備え、
    前記応対情報記憶手段には、
    前記不審者判断手段によって前記来訪者が前記不審者と判断された場合に、前記再生手段によって前記来訪者に対応を拒否する前記応答メッセージを再生し、かつ前記撮影手段によって前記不審者の画像を撮影して前記画像記憶手段に記憶する不審者対応を行う第4応対情報が記憶されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の応対装置。
  5. 前記来訪者が前記不審者であることを前記住人に報知する不審者報知手段と、
    前記来訪者が前記不審者であることを示す不審者来訪情報を転送する端末の端末情報を記憶する端末情報記憶手段と、
    前記不審者来訪情報を、前記端末情報記憶手段に記憶された前記端末情報に対応する前記端末に転送する不審者来訪情報転送手段と、
    前記在宅情報記憶手段に記憶された前記在宅情報に基づいて、前記住人が在宅か否かを判断する住人在宅判断手段と
    を備え、
    前記第4応対情報は、
    前記再生手段によって前記応対者に対応を拒否する前記応答メッセージを再生し、前記撮影手段によって前記不審者の画像を撮影して前記画像記憶手段に記憶し、さらに前記不審者報知手段によって前記住人に前記不審者が来訪したことを報知する第5応対情報と、
    前記再生手段によって前記応対者に対応を拒否する前記応答メッセージを再生し、前記撮影手段によって前記不審者の画像を撮影して前記画像記憶手段に記憶し、さらに前記不審者来訪情報転送手段によって前記端末に前記不審者来訪情報を転送する第6応対情報と
    で構成され、
    前記応対情報決定手段は、
    前記住人在宅判断手段によって前記住人の少なくとも1人が在宅と判断された場合に、前記第5応対情報に決定し、
    前記住人在宅判断手段によって前記住人の全てが外出と判断された場合に、前記第6応対情報に決定することを特徴とする請求項4に記載の応対装置。
  6. 前記来訪者特定手段によって、前記生体情報取得手段によって取得された前記生体情報と、前記来訪者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とが一致せず、前記来訪者を特定されなかった場合に、前記来訪者に対して、前記来訪者情報記憶手段に記憶されていない未登録者であることを報知する第1未登録者報知手段と、
    前記住人に対して、前記来訪者は前記未登録者であることを報知する第2未登録者報知手段と、
    前記撮影手段によって撮影される前記未登録者の画像を表示する表示手段と
    を備え、
    前記応対情報記憶手段には、
    前記第1未登録者報知手段によって前記来訪者に前記未登録者であることを報知した後で、前記第2未登録者報知手段によって前記住人に前記来訪者は前記未登録者であることを報知し、前記表示手段によって前記未登録者の画像を表示させる第7応対情報と、
    前記撮影手段によって撮影された前記未登録者の画像を前記画像記憶手段によって記憶する第8応対情報と
    が記憶され、
    前記応対情報決定手段は、
    前記住人在宅判断手段によって対応可能な前記住人のうち少なくとも1人が在宅と判断された場合に、前記第7応対情報に決定し、
    前記住人在宅判断手段によって前記住人の全てが外出と判断された場合に、前記第8応対情報に決定することを特徴とする請求項5に記載の応対装置。
  7. 前記住人の前記在宅情報を設定する在宅情報設定手段を備え、
    当該在宅情報設定手段によって設定された前記在宅情報が、前記在宅情報記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の応対装置。
  8. 来訪者を検出する来訪者検出ステップと、
    当該来訪者ステップにおいて検出された来訪者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    当該生体情報取得ステップにおいて取得された前記生体情報と、前記来訪者の前記生体情報を来訪者情報として記憶する来訪者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とを照合することにより、前記来訪者を特定する来訪者特定ステップと、
    当該来訪者特定ステップにおいて特定された前記来訪者の前記来訪者情報と、前記来訪者特定ステップにおいて特定される前記来訪者の前記来訪者情報と、前記来訪者に対応する住人である応対者の応対者情報とを対応づけて記憶する前記応対者情報記憶手段に記憶された前記来訪者情報とを照合し、一致する前記来訪者情報に対応する前記応対者情報に基づき、前記住人から前記応対者を決定する応対者決定ステップと、
    前記在宅情報を記憶する在宅情報記憶手段に記憶された前記在宅情報に基づき、前記応対者決定ステップにおいて決定された前記応対者の前記応対情報を、前記住人が在宅か否かを示す在宅情報に対応する応対方法を示す応対情報を記憶する前記応対情報記憶手段に記憶された前記応対情報の中から決定する応対情報決定ステップと、
    当該応対情報決定ステップにおいて決定された前記応対情報に従って、前記来訪者に応対する応対ステップと
    を備えたことを特徴とする来訪者応対方法。
  9. 請求項1乃至7の何れかに記載の応対装置の各種処理手段としてコンピュータを機能させるための来訪者応対制御プログラム。
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