JP2010114544A - インターホンシステム、来訪者受付プログラムおよび来訪者受付方法 - Google Patents

インターホンシステム、来訪者受付プログラムおよび来訪者受付方法 Download PDF

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智文 中山
Hitoshi Watanabe
倫 渡邉
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Abstract

【課題】不審者に関する情報を有効に利用して地域および各家庭のセキュリティを高めることが可能なインターホンシステムを提供する。
【解決手段】インターホンシステムでは、子機のカメラによって撮影された画像が、表示モニタ215に表示される。親機20の室内対応者が通話ボタン217を押下すると子機側の来訪者と通話可能とされ、親機20の室内対応者が終了ボタン218を押下すると子機側の来訪者との通話が終了される。親機20の室内対応者が、来訪者を警戒対象者として指定するための不審者通知ボタン219を押下すると、来訪者が次に訪問する可能性が高い住戸が次訪問先として予測され、次訪問先のインターホンシステムに不審者通知が送信される。不審者通知を受信したインターホンシステムでは、不審者が来訪するおそれがある旨の警告が表示される。
【選択図】図3

Description

本発明は、特定の場所に訪れた人物(来訪者)に対応するためのインターホンシステム、来訪者受付プログラムおよび来訪者受付方法に関する。
従来、住宅の玄関等に備えつけられた子機のカメラで撮像された来訪者の画像を、室内に備えつけられた親機のモニタに表示させる、テレビドアホンと呼ばれるインターホンシステムが普及している。このようなインターホンシステムでは、親機側の室内対応者が子機側の来訪者と通話するため、不審者が訪問してきた場合でも室内対応者が直接対応しなければならなかった。すると、例えば高齢者や子供しか在宅していない家庭では、不審者の巧みな話術に対応することができず、住居内への侵入を許してしまうという問題があった。
そこで、各インターホン装置を設置した住戸に接近する全ての者の画像をサーバ装置へ送信し、サーバ装置はその受信した画像に映っている対象人物について特定情報があるかを参照する。サーバ装置に該当する特定情報がある場合には、注意すべきレベル等に応じてインターホン装置へと特定情報を送信して、各々の表示部に特定情報を表示する。これにより、広域に渡り注意人物の警戒を即時かつ確実に行うようにした広域監視システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−54536号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、地域内の全てのインターホン装置に特定情報が送信されるため、各家庭には地域内に不審者が侵入するたびに頻繁に特定情報が通知されることになる。すると、各家庭にて参照しなければならない特定情報が膨大となり、自分の家庭にとって重大なものか否かを判断することが困難となる。その結果、せっかく特定情報を地域で共有してもその有効利用を図ることができず、地域および各家庭のセキュリティを高めることができないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、不審者に関する情報を有効に利用して地域および各家庭のセキュリティを高めることが可能なインターホンシステム、来訪者受付プログラムおよび来訪者受付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、室外に設置される子機および室内に設置される親機を備えて、前記子機と前記親機との間で通話を行うインターホンシステムであって、前記子機は、来訪者を撮像して来訪者画像情報を取得する撮像手段を備え、前記親機は、前記撮像手段から出力された前記来訪者画像情報を取得する画像取得手段と、少なくとも前記画像取得手段によって取得された前記来訪者画像情報を表示する表示手段と、前記来訪者画像情報に示される来訪者を警戒対象者に指定する入力操作を受け付ける指定受付手段と、少なくとも複数の住戸をそれぞれ識別するための住戸識別情報と、過去の来訪者が前記住戸識別情報に対応する住戸を来訪した履歴を示す来訪履歴情報と、を少なくとも含む住戸情報を記憶する住戸情報記憶手段から、前記住戸情報を取得する住戸情報取得手段と、前記住戸情報取得手段によって取得された前記住戸情報に基づいて、前記インターホンシステムが設置されている前記住戸である現訪問先に訪れた前記警戒対象者が、次に訪れる可能性がある他の前記住戸を、次訪問先として予測する次訪問先予測手段と、前記次訪問先予測手段により前記次訪問先が予測されると、ネットワークを介して前記次訪問先に所定の連絡情報を通知する連絡情報通知手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の構成に加え、前記次訪問先予測手段は、複数の前記次訪問先が予測される場合、前記複数の次訪問先に前記可能性の高さに応じた優先度をそれぞれ設定し、前記連絡情報通知手段は、前記複数の次訪問先のうちで前記優先度が高い前記次訪問先に前記連絡情報を通知することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明の構成に加え、前記親機は、前記指定受付手段によって前記入力操作が受け付けられた場合、前記警戒対象者を識別するための警戒対象者識別情報を取得する警戒対象者識別情報取得手段をさらに備え、前記住戸情報は、前記来訪履歴情報として、前記過去の来訪者のいずれかが前記住戸識別情報で示される前記住戸に来訪した日時を示す日時情報、および、前記住戸識別情報で示される前記住戸に来訪した前記過去の来訪者を識別するための来訪者識別情報を含み、前記次訪問先予測手段は、前記警戒対象者識別情報取得手段により取得された前記警戒対象者識別情報と一致する前記来訪者識別情報を有する前記住戸情報が前記住戸情報記憶手段に存在する場合、前記警戒対象者識別情報と一致する前記来訪者識別情報を有する前記住戸情報に含まれる前記日時情報の時系列に応じて複数の前記住戸の訪問順序を示す警戒対象者経路情報を作成し、前記警戒対象者経路情報で示される前記複数の住戸をそれぞれ前記次訪問先として予測するとともに、前記次訪問先に前記警戒対象者経路情報で示される前記訪問順序に応じた前記優先度をそれぞれ設定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明の構成に加え、前記次訪問先予測手段は、前記警戒対象者識別情報取得手段により取得された前記警戒対象者識別情報と一致する前記来訪者識別情報を有する前記住戸情報が前記住戸情報記憶手段に存在しない場合、前記来訪者識別情報が一致する前記過去の来訪者ごとに、前記日時情報の時系列に応じて複数の前記住戸の訪問順序をそれぞれ示す複数の来訪者経路情報を、前記住戸情報記憶手段に記憶されている複数の前記住戸情報に基づいて作成し、前記複数の来訪者経路情報のいずれかで示される前記複数の住戸をそれぞれ前記次訪問先として予測するとともに、前記次訪問先に前記複数の来訪者経路情報のそれぞれで示される前記訪問順序の統計に応じた前記優先度をそれぞれ設定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2に係る発明の構成に加え、前記親機は、前記住戸識別情報で示される前記住戸の位置情報を記憶する位置情報記憶手段から、前記位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記次訪問先予測手段は、複数の前記次訪問先が予測される場合、前記位置情報取得手段により取得される前記次訪問先に対応する前記位置情報に基づいて、前記次訪問先ごとに前記現訪問先からの距離を示す距離情報をそれぞれ作成し、前記次訪問先ごとの前記距離情報に基づいて、複数の前記次訪問先に前記現訪問先からの距離に応じた前記優先度をそれぞれ設定することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項2に係る発明の構成に加え、前記親機は、前記住戸識別情報で示される前記住戸に対応付けられた人物の性別および世代を少なくとも示す属性情報を記憶する属性情報記憶手段から、前記属性情報を取得する属性情報取得手段を備え、前記次訪問先予測手段は、複数の前記次訪問先が予測される場合、前記属性情報取得手段により取得される前記属性情報に少なくとも女性、子供および高齢者のいずれかが示される前記住戸に対応する前記次訪問先については前記優先度をより高く設定することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項2〜6のいずれかに係る発明の構成に加え、前記親機は、前記優先度が高い順に前記次訪問先に問い合わせ信号を送信して所定期間内に応答信号を受信したか否かを判断し、前記所定期間内に応答信号を受信した前記次訪問先を前記連絡情報の通知対象とする通知可否判断手段を備え、前記連絡情報通知手段は、複数の前記次訪問先のうちで、前記通知可否判断手段によって前記連絡情報の通知対象とされた前記次訪問先に前記連絡情報を通知することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明の構成に加え、前記親機は、前記住戸識別情報で示される前記住戸ごとに留守であるか否かを示す留守情報を記憶する留守情報記憶手段から、前記留守情報を取得する留守情報取得手段を備え、前記連絡情報通知手段は、前記連絡情報の通知対象とされた前記次訪問先が複数ある場合、前記留守情報取得手段により取得される前記留守情報に基づいて留守であることを示す前記住戸に対応する前記次訪問先を前記連絡情報の通知対象から除外することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれかに係る発明の構成に加え、前記ネットワークを介して前記連絡情報を受け付けると、所定の警告を発する警告手段を備えたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1〜9のいずれかに記載のインターホンシステムの各種処理手段としてコンピュータを機能させるための来訪者受付プログラムである。
請求項11に係る発明は、室外に設置される子機および室内に設置される親機との間で通話を行うインターホンシステムにおいて、来訪者を受け付けるための来訪者受付方法であって、前記子機に設けられて来訪者を撮像して来訪者画像情報を取得する撮像手段から、前記来訪者画像情報を取得する画像取得ステップと、少なくとも前記画像取得ステップで取得された前記来訪者画像情報を、前記親機に設けられた表示手段に表示する表示ステップと、前記来訪者画像情報に示される来訪者を警戒対象者に指定する入力操作を受け付ける指定受付ステップと、前記指定受付ステップで前記入力操作が受け付けられた場合、少なくとも複数の住戸をそれぞれ識別するための住戸識別情報と、過去の来訪者が前記住戸識別情報に対応する住戸を来訪した履歴を示す来訪履歴情報と、を少なくとも含む住戸情報を記憶する住戸情報記憶手段から、前記住戸情報を取得する住戸情報取得ステップと、前記住戸情報取得ステップで取得された前記住戸情報に基づいて、前記インターホンシステムが設置されている前記住戸である現訪問先に訪れた前記警戒対象者が、次に訪れる可能性がある他の前記住戸を、次訪問先として予測する次訪問先予測ステップと、前記次訪問先予測ステップで前記次訪問先が予測されると、ネットワークを介して前記次訪問先に所定の連絡情報を通知する連絡情報通知ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明のインターホンシステムでは、来訪者を警戒対象者に指定する入力操作を受け付けると、警戒対象者が次に訪れる可能性がある他の住戸を次訪問先として予測して、次訪問先に所定の連絡情報を通知する。つまり、本発明のインターホンシステムが設置されている住戸に来訪した不審な人物を警戒対象者として指定すれば、その不審な人物が次に訪問する可能性がある住戸に連絡情報を通知することができる。そのため、各住戸で必要な連絡情報のみを取得することができるのみならず、地域全体のセキュリティを向上させることができる。
請求項2に係る発明のインターホンシステムでは、複数の次訪問先が予想される場合、各次訪問先に優先度による重み付けを行って、優先度が高い次訪問先に連絡情報を通知する。これにより、請求項1に記載の発明の効果に加え、複数の次訪問先のうちで警戒対象者が次に訪問する可能性が高い次訪問先に連絡情報が通知されるので、効果が乏しい連絡情報の通知を抑制して連絡情報の有効利用を図ることができる。
請求項3に係る発明のインターホンシステムでは、警戒対象者と一致する来訪者の履歴情報が記憶されている場合、警戒対象者の過去の訪問順序を示す警戒対象者経路情報に基づいて、次訪問先の優先度をそれぞれ設定する。これにより、請求項2に記載の発明の効果に加え、警戒対象者が過去に辿った訪問順序の個別の傾向に基づいて、警戒対象者が次に訪問する可能性が高い次訪問先をより正確に予測できる。
請求項4に係る発明のインターホンシステムでは、警戒対象者と一致する来訪者の履歴情報が記憶されていない場合、過去の来訪者の訪問順序を示す来訪者経路情報を総合的に評価して、次訪問先の優先度をそれぞれ設定する。これにより、請求項3に記載の発明の効果に加え、警戒対象者の履歴情報がなくても、過去の来訪者が辿った訪問順序の一般的な傾向に基づいて、警戒対象者が次に訪問する可能性が高い次訪問先をより正確に予測できる。
請求項5に係る発明のインターホンシステムでは、現訪問先から所定距離内に存在する次訪問先に、現訪問先からの距離に応じた優先度をそれぞれ設定する。これにより、請求項2に記載の発明の効果に加え、不審な人物は一般に現在位置から近い住戸を巡回訪問しやすい点に着目し、警戒対象者の現在位置と次訪問先との距離に基づいて、警戒対象者が次に訪問する可能性が高い次訪問先をより正確に予測できる。
請求項6に係る発明のインターホンシステムでは、少なくとも女性、子供および高齢者のいずれかが存在する次訪問先については優先度をより高く設定する。これにより、請求項2に記載の発明の効果に加え、弱者が存在する次訪問先では不審な人物への警戒を強める必要があるため、このような次訪問先に対して優先的に連絡情報を通知してセキュリティを向上させることができる。
請求項7に係る発明のインターホンシステムでは、複数の次訪問先に対して優先度の高い順に問い合わせ信号を送信し、所定期間内に問い合わせ信号に対する応答信号を受信した次訪問先に連絡情報を通知する。これにより、請求項2〜6のいずれかに記載の発明の効果に加え、データ送受可能な通信状態にある次訪問先に連絡情報を通知することで、連絡情報を通知したにもかかわらず次訪問先にて受信されない不具合を防止できる。
請求項8に係る発明のインターホンシステムでは、次訪問先が留守である場合には、その次訪問先を連絡情報の通知対象から除外する。これにより、請求項7に記載の発明の効果に加え、留守の次訪問先に連絡情報を通知しても利用されないため、留守でない他の次訪問先に連絡情報を通知することで、連絡情報の有効利用を図ることができる。
請求項9に係る発明のインターホンシステムでは、請求項1〜8のいずれかに記載の発明の効果に加え、ネットワークを介して連絡情報を受け付けると所定の警告を発するので、次訪問先のユーザに不審な人物への警戒を促すことができる。
請求項10に係る発明の来訪者受付プログラムでは、コンピュータを、請求項1〜9のいずれかに記載のインターホンシステムの各種処理手段として機能させることができる。
請求項11に係る発明の来訪者受付方法では、来訪者を警戒対象者に指定する入力操作を受け付けられると、警戒対象者が次に訪れる可能性がある他の住戸を次訪問先として予測して、次訪問先に所定の連絡情報を通知する。つまり、本発明のインターホンシステムが設置されている住戸に来訪した不審な人物を警戒対象者として指定すれば、その不審な人物が次に訪問する可能性がある住戸に連絡情報を通知することができる。そのため、各住戸で必要な連絡情報のみを取得することができるのみならず、地域全体のセキュリティを向上させることができる。
以下、本発明を具体化したインターホンシステム1の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、図1〜図6を参照して、本実施形態に係るインターホンシステム1の全体構成、ならびに、インターホンシステム1の構成要素である子機10および親機20の構成について、順に説明する。図1は、インターホンシステム1が設置された住戸3を含む地域2の概要図である。図2は、インターホンシステム1の電気的構成を示すブロック図である。図3は、親機20の外観正面図である。図4は、親機20のフラッシュROM220が有する記憶エリアの説明図である。図5は、ユーザ情報記憶エリア221に記憶されるユーザ情報2210の一例を示す説明図である。図6は、来訪情報記憶エリア222に記憶される来訪情報2220の一例を示す説明図である。
図1および図2を参照して、インターホンシステム1の概略構成について説明する。図1に示すように、本実施形態のインターホンシステム1は、所定の地域2内に存在する複数の住戸3(住居、会社、ビル等)の一部または全部に設置される。図1に示す例では、同一町内の地域2に、「A−1」〜「A−8」、「B−1」〜「B−8」、「C−1」〜「C−8」の計24戸の住戸3が存在する。そして、これらの住戸3のうち、「A−1」、「A−5」、「A−7」、「A−8」、「B−3」、「B−4」、「B−5」、「B−7」、「C−1」、「C−2」、「C−4」、「C−5」および「C−7」に、インターホンシステム1が設置されている。
図2に示すように、インターホンシステム1は、信号線40を介して接続された子機10および親機20で構成されている。子機10は住戸3の室外に設置され、親機20は住戸3の室内に設置される。子機10と親機20との間で通話が可能であるため、室内に居るユーザ(以下、室内対応者という)は、入口を開けることなく室外の来訪者に応対することができる。
図2を参照して、子機10について説明する。まず、子機10の物理的構成について説明する。詳細は図示しないが、子機10は、略直方体形状の筐体を備えており、筐体の正面(来訪者に対向する面)には、後述するマイク111、スピーカ112、カメラ113、呼出ボタン114、赤外LED照明115などが設けられている。
次に、子機10の電気的構成について説明する。図2に示すように、子機10は、CPU101、ROM102、RAM103、マイク111、スピーカ112、カメラ113、呼出ボタン114、赤外LED照明115および通信インターフェイス(通信I/F)150を備えており、これらはすべてバスで相互に接続されている。
CPU101は、子機10の全体制御を司る。ROM102は、子機10の基本的な動作に必要なプログラムやそのための設定値を記憶している。CPU101は、ROM102に記憶されたプログラムに従って、子機10の動作を制御する。RAM103は、各種データを一時的に記憶するための記憶装置である。マイク111は、入力された来訪者の音声を音声信号に変換し、通信I/F150を介して親機20に出力する機器である。スピーカ112は、親機20から入力された音声信号を、音声に変換して出力する機器である。
カメラ113は、例えば、周知のCCDカメラであり、子機10の正面の所定の撮像範囲を撮像し、撮像した画像の画像信号を、通信I/F150を介して親機20に出力する。所定の撮像範囲は、例えば、撮像時に子機10の正面に対向して立った来訪者の顔が位置すると予測される領域を含むように予め設定されている。呼出ボタン114は、来訪者が室内対応者を呼び出すためのボタンである。呼出ボタン114が押下されると、呼出信号が通信I/F150を介して親機20に送信される。赤外LED照明115は、内蔵された照度センサで検出された照度が所定の閾値より低い場合に、子機10近傍を照明するために点灯する照明装置である。通信I/F150は、親機20との間で、信号線40を介して、制御信号、画像信号、および音声信号を含む各種信号の送受信を行う通信機器である。
図2および図3を参照して、親機20の構成について説明する。まず、図3を参照して、親機20の物理的構成について説明する。親機20は、略直方体形状の筐体205を備えている。筐体205の正面に、表示モニタ215が設けられている。筐体205の表示モニタ215の下方には、マイク211、スピーカ212、不審者通知ボタン219が設けられている。筐体205の正面下部には、通話ボタン217および終了ボタン218が設けられている。
マイク211は、室内対応者の音声を、音声信号に変換し、後述する通信インターフェイス(通信I/F)250を介して子機10に出力する機器である。スピーカ212は、子機10から入力された音声信号を、音声に変換して出力する機器である。通話ボタン217は、室内対応者が来訪者との通話を開始する場合に押下する操作ボタンである。終了ボタン218は、室内対応者が来訪者との通話を終了する場合に押下する操作ボタンである。不審者通知ボタン219は、来訪者を不審者として他の住戸3に通知する場合に押下する操作ボタンであるが、不審者通知の詳細は後述する。
表示モニタ215は、例えば、液晶パネル、液晶パネルを駆動する駆動回路、および入力位置を検知可能な入力装置であるタッチパッドが少なくとも一部に内蔵された表示装置である。表示モニタ215には、例えば、図2に示すように、子機10のカメラ113によって撮像された撮像領域の画像が表示されたり、来訪者に関する情報や室内対応者に対するコメントなどが表示されたり、室内対応者が指示を入力する各種の操作ボタンが表示されたりする。室内対応者が指で操作ボタンに触れると、その位置がタッチパッドにより検知され、対応する情報が出力される。
次に、図2を参照して、親機20の電気的構成について説明する。図2に示すように、親機20は、CPU201、ROM202、RAM203、マイク211、スピーカ212、表示モニタ215、通話ボタン217、終了ボタン218、不審者通知ボタン219、フラッシュROM220、通信I/F250および無線通信装置260を備えており、これらはすべてバスで相互に接続されている。
CPU201は、親機20の全体制御を司る。ROM202は、後述するメイン処理を含む各種処理を親機20に実行させるために必要なプログラムや、そのための設定値を記憶している。CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムに従って、親機20の動作を制御する。RAM203は、各種データを一時的に記憶するための記憶装置である。マイク211、スピーカ212、表示モニタ215、通話ボタン217、終了ボタン218および不審者通知ボタン219については、前述した通りである。通信I/F250は、子機10との間で、信号線40を介して、制御信号、画像信号、および音声信号を含む各種信号の送受信を行う通信機器である。無線通信装置260は、数十〜数百メートルの通信距離で無線通信によるデータ送受を行うことが可能な通信機器であり、本実施形態では通信距離が最大100メートル程度の無線アダプタである。
なお、ROM202には、親機20の表示モニタ215に表示させる画面のテンプレートや、親機20のスピーカ212または子機10のスピーカ112に出力させる音声データなども記憶されている。画面のテンプレートとして、例えば、親機20のユーザが各種指示を入力するための操作ボタンや、不審者の来訪を警告する情報などを示す表示画面が例示される。また、音声データとして、例えば、来訪者があったときに親機20のスピーカ212から出力される呼出音や、子機10のスピーカ112から出力される応答音などが例示される。
本実施形態では、地域2内に存在する複数のインターホンシステム1が、各々の通信可能距離圏4内(例えば、住戸3「C−7」のインターホンシステム1では、図1に示す点線の範囲)にある他のインターホンシステム1と無線通信によって相互に接続可能である。そして、インターホンシステム1は、必要に応じて他のインターホンシステム1との間でデータ送受(具体的には、後述する不審者通知の送信など)を行うが、詳細は後述する。
図4〜図6を参照して、親機20のフラッシュROM220について説明する。フラッシュROM220は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュROM220は、例えば、図4に示すように、ユーザ情報記憶エリア221、来訪情報記憶エリア222、位置情報記憶エリア223および画像記憶エリア224を含む複数の記憶エリアを備えている。
図4に示すユーザ情報記憶エリア221は、室内に設けられた親機20を使用するユーザとして設定された人物に関する情報を記憶する領域である。図5に示すように、ユーザ情報記憶エリア221には、例えば、ユーザID2211、ユーザ氏名2212、年齢2213、性別2214、留守設定2215などをデータ項目として有するユーザ情報2210が、各ユーザごとに記憶されている。なお、ユーザ等は、表示モニタ215で入力操作を行うことにより、ユーザ情報記憶エリア221に任意のユーザ情報2210を登録することができる。
詳細には、ユーザID2211は、ユーザ情報2210を一意に識別するためのID情報である。ユーザ氏名2212は、ユーザ情報2210に対応するユーザの氏名を示す。年齢2213および性別2214は、ユーザ情報2210に対応するユーザの年齢および性別をそれぞれ示す属性情報である。留守設定2215は、ユーザ情報2210に対応するユーザが、親機20の設置場所に在宅(在室や在席も含む。)しているか否かを示す。なお、ユーザ等は、例えば外出時や帰宅時などに、表示モニタ215で入力操作を行うことにより、留守設定2215を任意に設定可能である。
図4に示す来訪情報記憶エリア222は、過去に住戸3を訪れた来訪者に関する履歴を記憶する領域である。図6に示すように、来訪情報記憶エリア222には、例えば、住戸ID2221、来訪日時2222、特徴データ2223などをデータ項目として有する来訪情報2220が、来訪者の訪問があるごとに記憶されている。つまり、来訪情報2220は、住戸3を訪れた来訪者がインターホンシステム1によって受け付けられると作成されて、来訪情報記憶エリア222に保存される。
詳細には、住戸ID2221は、過去に来訪者が訪れた住戸3を識別するためのID情報である。言い換えると、住戸ID2221は、来訪情報2220を取得したインターホンシステム1が設置されている住戸3を示す。来訪日時2222は、来訪情報2220に対応する住戸3を来訪者が訪れた日時(つまり、インターホンシステム1の呼出ボタン114が押下された日時)を示す。特徴データ2223は、来訪情報2220に対応する住戸3を訪れた来訪者に固有の身体的特徴を示す。本実施形態では、特徴データ2223として、例えば、眉、目、鼻、口等、顔の特徴点の位置や形状を示す数値データ(顔特徴データ)が記憶されている。
図4に示す位置情報記憶エリア223は、インターホンシステム1が設置されている住戸3の位置情報を記憶する領域である。位置情報としては、住戸3の現在位置を緯度および経度で示す座標情報や、住戸3の現在位置を具体的な住所で示す住所情報などが例示される。本実施形態では、住戸3の位置情報として座標情報が使用されているものとする。なお、図4に示す画像記憶エリア224には、撮像領域の静止画及び動画などが記憶されている。
以下に、図7〜図14を参照して、インターホンシステム1の親機20において実行される処理について説明する。図7は、CPU201により実行されるメイン処理のフローチャートである。図8は、図7のメイン処理中に実行される来訪者対応処理のフローチャートである。図9は、図8の来訪者対応処理中に実行される情報取得処理のフローチャートである。図10は、図8の来訪者対応処理中に実行される次訪問先予測処理のフローチャートである。図11は、図8の来訪者対応処理中に実行される不審者通知処理のフローチャートである。図12および図13は、図8の来訪者対応処理中のRAM203でのデータ処理状況を示す図である。図14は、不審者通知を受信したときの親機20の外観正面図である。なお、本実施形態では、住戸3「C−7」に来訪者があったものとし、住戸3「C−7」に設置されているインターホンシステム1での処理を説明する。
まず、図7を参照して、メイン処理について説明する。メイン処理は、親機20の電源がONにされると、CPU201がROM202に記憶されているプログラムを起動して開始する処理である。
図7に示すように、CPU201は、はじめにインターホンシステム1を初期化するための初期化処理を行なう(S1)。具体的には、RAM203に記憶されている情報がすべて消去される。続いて、CPU201は、親機20の表示モニタ215にて入力操作があるか否かを判断する(S3)。例えば室内対応者が表示モニタ215に接触した場合などは、表示モニタ215に内蔵されたタッチパッドによって入力が検知されて、CPU201は、表示モニタ215にて入力操作ありと判断する(S3:YES)。そして、CPU201は、表示モニタ215での入力操作に応じたその他の処理を実行する(S5)。S5の「その他の処理」としては、フラッシュROM220に記憶されている各種データ(ユーザ情報2210や来訪情報2220など)の編集(新規登録、変更、削除など)のみならず、カメラ113の撮像範囲や解像度、スピーカ112、212の音量や音色などの各種機器の設定を含む。
S5の「その他の処理」では、各ユーザが在宅または留守のいずれであるかを任意に設定するための処理も実行可能である。例えば、CPU201は、表示モニタ215での入力操作に応じて、表示モニタ215に留守設定画面(図示外)を表示させる。留守設定画面にて任意のユーザが選択されて留守ボタンが押されると、そのユーザに対応する留守設定2215を「留守」に更新する。また、留守設定画面にて任意のユーザが選択されて在宅ボタンが押されると、そのユーザに対応する留守設定2215を「在宅」に更新する。
一方、CPU201は、表示モニタ215にて入力操作なしと判断した場合(S3:NO)、子機10の呼出ボタン114が押下されたか否かを判断する(S7)。CPU201は、親機20が子機10から呼出信号を受信していれば呼出ボタン114の押下ありと判断して(S7:YES)、スピーカ212から室内に向けた所定の呼出音を出力し、子機10のカメラ113から送信された撮影画像を取得して表示モニタ215に表示する(S9)。これにより、室内対応者は、表示モニタ215の表示画像を参照して、来訪者を確認したうえでどのように対応すべきかを意思決定することができる。そして、CPU201は、室内対応者の指示に応じて来訪者への対応に関する各種処理を実行する来訪者対応処理を実行する(S11)。
図8を参照して、来訪者対応処理(S11)について説明する。図8に示すように、CPU201は、はじめにカメラ113の撮影画像に基づいて、来訪者の特徴データを取得する(S31)。S31で特徴データを取得する具体的方法としては、従来より各種手法が提案されているが、いずれの手法を採用してもよい。本実施形態では、CPU201は、通信I/F250にて受信された画像信号の1フレームを取得して静止画データを生成し、この静止画データから顔領域を検出する。そして、この検出した顔領域から、顔の特徴点である目、鼻、口などの特徴点を抽出し、これらの位置や形状を示す数値データを来訪者の特徴データとして取得する。
次いで、CPU201は、通話ボタン217が押下されたか否かを判断する(S33)。通話ボタン217が押下されたと判断した場合(S33:YES)、CPU201は、来訪者と室内対応者とを通話させる通話実行処理を行う(S35)。具体的には、CPU201は、別途、子機10との通話に関する親機20の動作を制御するためのプログラムを起動させる。これにより、子機10と親機20の間の通話路が形成され、来訪者と室内対応者との通話が可能となる。
S35で通話実行を行うと、CPU201は、終了ボタン218が押下されたか否かを判断する(S37)。終了ボタン218が押下されたと判断した場合(S37:YES)、CPU201は、子機10と親機20の間の通話路を閉塞して、来訪者と室内対応者との通話を終了させる(S39)。終了ボタン218が押下されていない場合(S37:NO)、S35に戻って終了ボタン218の押下を待ち受ける。
一方、通話ボタン217が押下されていない場合(S33:NO)、CPU201は、不審者通知ボタン219が押下されたか否かを判断する(S41)。不審者通知ボタン219が押下された場合(S41:YES)、室内対応者が表示モニタ215に表示される来訪者を、地域2内の他の住戸3に通知すべき不審者(以下、警戒対象者と称する。)に指定したことを意味する。そこで、CPU201は、他のインターホンシステム1から各種情報を取得する情報取得処理(S43)、警戒対象者が次に訪問するおそれが高い住戸3(以下、次訪問先と称する。)を予測する次訪問先予測処理(S45)、次訪問先に警戒対象者に関する情報を通知する不審者通知処理(S47)、を順次実行する。
図9を参照して、情報取得処理(S43)について説明する。図9に示すように、CPU201は、外部のインターホンシステム1のうちで情報取得可能なインターホンシステム1をサーチする(S51)。S51では、CPU201が、無線通信装置260によって外部との無線通信を実行して、有効にデータ送受可能な通信路が形成されたインターホンシステム1を特定する。本実施形態では、住戸3「C−7」のインターホンシステム1の通信可能距離圏4内に位置する住戸3「B−7」、「C−1」、「C−2」、「C−4」および「C−5」に設置された計5つのインターホンシステム1が、情報取得可能なインターホンシステム1として特定される(図1参照)。このように、S51では、通信可能距離圏4内に位置するインターホンシステム1をサーチすることで、地域2内に存在する複数のインターホンシステム1のうちで、警戒対象者の現在位置からみて近距離に存在する住戸3のインターホンシステム1のみを、以下の処理対象とすることができる。
S51のサーチ結果として情報取得可能なインターホンシステム1が存在する場合(S53:YES)、CPU201は、無線通信装置260の無線通信によって、各インターホンシステム1にて保持される来訪情報2220を要求するコマンドを送信して、各インターホンシステム1から返信される来訪情報2220を取得する(S55)。また、CPU201は、各インターホンシステム1にて保持される住戸3の位置情報を要求するコマンドを送信して、各インターホンシステム1から返信される位置情報を取得する(S57)。また、CPU201は、各インターホンシステム1にて保持されるユーザ情報2210を要求するコマンドを送信して、各インターホンシステム1から返信されるユーザ情報2210を取得する(S59)。
CPU201は、S51でサーチされた情報取得可能なインターホンシステム1のうちで、上記S55〜S59の処理を実行していない未処理のインターホンシステム1があれば(S61:YES)、S55に戻って未処理のインターホンシステム1についても同様の処理を実行する。そして、未処理のインターホンシステム1が存在しなくなるまで、上記S55〜S59の処理を繰り返して実行されると(S61:NO)、情報取得処理(図9)が終了して来訪者対応処理(図8)に戻る。また、S51のサーチ結果として情報取得可能なインターホンシステム1が存在しない場合も(S53:NO)、情報取得処理(図9)が終了して来訪者対応処理(図8)に戻る。
なお、情報取得処理(図9)において他のインターホンシステム1から取得された各種情報(ユーザ情報2210、来訪情報2220および位置情報)は、要求元のインターホンシステム1のRAM203に一時記憶される。また、要求元のインターホンシステム1のフラッシュROM220に記憶されている各種情報(ユーザ情報2210、来訪情報2220および位置情報)も、RAM203に読み出される。例えば、図12に示すように、要求元のインターホンシステム1のRAM203には、要求元のインターホンシステム1を含めた複数のインターホンシステム1から取得された来訪情報2220が、住戸ID2221毎に一覧で記憶される。以下、RAM203に一時記憶された各種情報に基づいて、警戒対象者の次訪問先が予測される。
図10を参照して、次訪問先予測処理(S45)について説明する。図10に示すように、CPU201は、先述の情報取得処理(図9)にて取得された各種情報が存在する場合(S71:YES)、警戒対象者と同一の来訪者に関する来訪情報2220が存在するか否かを判断する(S73)。S73では、CPU201が、RAM203に記憶されている来訪情報2220(図12参照)を参照して、来訪者対応処理(図8)のS31で取得された特徴データと一致する特徴データ2223を有する来訪情報2220が存在するか否かを判断する。例えば、S31で取得された特徴データが「aa_aa.dat」である場合、図12に示すRAM203には特徴データ2223「aa_aa.dat」を有する来訪情報2220が4つ記憶されているため、S73では警戒対象者と同一の来訪者に関する来訪情報2220が存在すると判断される。
警戒対象者と同一の来訪者に関する来訪情報2220が存在する場合(S73:YES)、その警戒対象者に対応する来訪情報2220に基づいて、警戒対象者が過去に辿った各住戸3の訪問経路を示す警戒対象者経路情報を作成する(S75)。S75では、CPU201は、RAM203に記憶されている警戒対象者に対応する来訪情報2220を、来訪日時2222をキーとして降順にソートすることで警戒対象者経路情報を作成する。
例えば、先述したように、図12に示すRAM203に記憶されている特徴データ2223「aa_aa.dat」の4つの来訪情報2220を来訪日時2222で降順にソートすると、住戸ID2221が「B−7」、「C−5」、「C−7」、「C−4」の順に並ぶ。つまり、これらの来訪情報2220は、警戒対象者と同一の来訪者(つまり、特徴データが「aa_aa.dat」である人物)が、過去(具体的には、2008年8月25日)に、「B−7」、「C−5」、「C−7」、「C−4」の順に各住戸3を訪問したことを示す。そのため、S75では、過去に警戒対象者が「B−7」→「C−5」→「C−7」→「C−4」という訪問経路を辿ったことを示す警戒対象者経路情報が作成される。
一方、警戒対象者と同一の来訪者に関する来訪情報2220が存在しない場合(S73:NO)、警戒対象者が訪れている通知元の住戸3への来訪実績のある来訪者ごとの来訪情報2220に基づいて、来訪実績のある来訪者が過去に辿った各住戸3の訪問経路を示す来訪者経路情報を作成する(S77)。S77では、CPU201は、RAM203に記憶されている来訪実績のある来訪者に対応する来訪情報2220を、来訪者ごとに来訪日時2222をキーとして降順にソートすることで、来訪者ごとの来訪者経路情報を作成する。
例えば、S31で取得された特徴データが「ss_ss.dat」である場合、図12に示すRAM203には特徴データ2223「ss_ss.dat」を有する来訪情報2220が記憶されていないため、警戒対象者に対応する来訪情報2220が存在しないと判断される(S73:NO)。この場合、CPU201は、RAM203に記憶されている来訪情報2220を参照して、住戸ID2221が「C−7」である来訪者を、通知元の住戸3「C−7」への来訪実績がある来訪者として特定する。ここでは、来訪実績がある来訪者として、住戸ID2221「C−7」に対応する特徴データ2223「aa_aa.dat」、「bb_bb.dat」および「cc_cc.dat」を有する人物が特定される。
そして、S77において、CPU201は、RAM203に記憶されている来訪情報2220のうちで、来訪実績がある来訪者に対応する来訪情報2220(つまり、特徴データ2223「aa_aa.dat」、「bb_bb.dat」、「cc_cc.dat」のいずれかを有する来訪情報2220)のみを対象として、特徴データ2223を第1キーとしてソートし、さらに来訪日時2222を第2キーとして降順にソートする。
例えば、図13に示すように、RAM203に記憶されている来訪情報2220のうちで、特徴データ2223「aa_aa.dat」を有する各来訪情報2220を来訪日時2222で降順にソートすると、住戸ID2221が「B−7」、「C−5」、「C−7」、「C−4」の順に並ぶ。つまり、来訪実績がある来訪者(つまり、特徴データが「aa_aa.dat」である人物)が、過去(具体的には、2008年8月25日)に、「B−7」→「C−5」→「C−7」→「C−4」の順に各住戸3を訪問したことを示す来訪者経路情報が作成される。
同様に、特徴データ2223「bb_bb.dat」を有する各来訪情報2220に基づいて、来訪実績がある来訪者(つまり、特徴データが「bb_bb.dat」である人物)が、過去(具体的には、2008年8月20日)に、「C−7」→「C−2」→「B−7」の順に各住戸3を訪問したことを示す来訪者経路情報が作成される。また、特徴データ2223「cc_cc.dat」を有する来訪情報2220に基づいて、来訪実績がある来訪者(つまり、特徴データが「cc_cc.dat」である人物)が、過去(具体的には、2008年8月24日)に住戸3「C−7」に訪問したことを示す来訪者経路情報が作成される。
S75またはS77を実行したのち、CPU201は、各経路情報(警戒対象者経路情報または来訪者経路情報)に基づいて、各住戸3に次訪問先の優先度を設定する(S79)。S79では、CPU201は、各経路情報で示される複数の住戸3をそれぞれ次訪問先として予測するとともに、各経路情報で示される訪問順序に応じた優先度をそれぞれ設定する。複数の次訪問先がある場合は、警戒対象者が次に訪問する可能性の高さに応じて優先度を設定することで、この優先度が高い次訪問先に対して優先的に不審者通知が送信されるようにするためである。
具体的には、S75で警戒対象者経路情報が取得された場合、CPU201は、警戒対象者経路情報で示される各住戸3(つまり、次訪問先)の訪問経路を参照して、警戒対象者が通知元の住戸3に次いで訪問した住戸3に最高点(例えば、5点)の優先度を設定する。さらに、警戒対象者が通知元の住戸3から起算して2つ後に訪問した住戸3、警戒対象者が通知元の住戸3の前に訪問した住戸3、警戒対象者が通知元の住戸3から起算して3つ後に訪問した住戸3、および、警戒対象者が通知元の住戸3から起算して2つ前に訪問した住戸3に、それぞれ訪問順序に応じた4点、3点、2点、1点の優先度を設定する。例えば、S75で「B−7」→「C−5」→「C−7」→「C−4」という訪問経路を示す警戒対象者経路情報が取得された場合、通知元の住戸3は「C−7」であるから、次訪問先である各住戸3のうち、「C−4」に5点、「C−5」に3点、「B−7」に1点、という優先度がそれぞれ設定される。
このように、警戒対象者と一致する来訪情報2220が記憶されている場合は(S73:YES)、警戒対象者の過去の訪問順序を示す警戒対象者経路情報に基づいて、次訪問先の優先度をそれぞれ設定する(S75、S79)。これにより、警戒対象者が過去に辿った訪問順序の個別の傾向に基づいて、警戒対象者が次に訪問する可能性が高い次訪問先をより正確に予測できる。
また、S77で来訪者経路情報が取得された場合、CPU201は、各来訪者経路情報で示される各住戸3(つまり、次訪問先)の訪問経路に応じて、各住戸3に優先度を設定する。例えば、S77で先述の3つの来訪者経路情報が取得された場合、各来訪者経路情報ごとに各住戸3に優先度が付与されて、各住戸3について付与された複数の優先度のうちの最高点が、最終的な優先度として設定される。すなわち、「B−7」→「C−5」→「C−7」→「C−4」という訪問経路を示す来訪者経路情報に基づいて、上記と同様に「C−4」に5点、「C−5」に3点、「B−7」に1点、という優先度がそれぞれ付与される。また、「C−7」→「C−2」→「B−7」という訪問経路を示す来訪者経路情報に基づいて、「C−2」に5点、「B−7」に4点という優先度がそれぞれ付与される。なお、訪問経路に1つの住戸3「C−7」のみが示された来訪者経路情報については、優先度の付与は行わない。その結果、次訪問先である各住戸3には、「C−2」および「C−4」に5点、「B−7」に4点、「C−5」に3点、「B−7」に1点、という最終的な優先度が設定される。
なお、上記の例では、各住戸3について付与された複数の優先度のうちの最高点が、各住戸3の最終的な優先度として設定されているが、これに限定されない。例えば、各住戸3に複数の優先度が付与された場合には、「優先度の合計/優先度の数」で最終的な優先度を決定するようにしてもよい。具体的には、「B−7」に2つの優先度(一例として、4点および2点)で付与された場合、「B−7」の優先度=(4点+2点)/2=「3点」とする。また、「B−7」に3つの優先度(一例として、3点、1点および2点)が付与された場合、「B−7」の優先度=(3点+1点+2点)/3=「2点」とする。
このように、警戒対象者と一致する来訪情報2220が記憶されていない場合は(S73:NO)、過去の来訪者の訪問順序を示す来訪者経路情報を総合的に評価して、次訪問先の優先度をそれぞれ設定する(S77、S79)。これにより、過去の来訪者が辿った訪問順序の一般的な傾向に基づいて、警戒対象者が次に訪問する可能性が高い次訪問先をより正確に予測できる。
S79で優先度が設定されると、CPU201は最高優先度の次訪問先がひとつであるか否かを判断する(S81)。優先度が最も高い次訪問先が複数ある場合(S81:NO)、CPU201は、RAM203に記憶されている各住戸3の位置情報に基づいて、通知元の住戸3から優先度が最も高い次訪問先までの距離情報を取得する(S83)。例えば、先述のように最高優先度「5点」の次訪問先「C−2」、「C−4」の2つが存在するときは、CPU201は、各住戸3の位置情報に基づいて、通知元の住戸3「C−7」から次訪問先「C−2」、「C−4」までの直線距離をそれぞれ距離情報として算出する。なお、インターホンシステム1が詳細な地図情報を有しているのであれば、CPU201は、通知元の住戸3「C−7」から次訪問先「C−2」、「C−4」までの道のりや所要時間を距離情報として算出してもよい。
S83で次訪問先までの距離情報が取得されると、CPU201は、各距離情報に応じて次訪問先に優先度を設定する(S85)。例えば、CPU201は、S81で取得された距離情報を参照して、通知元の住戸3からの離間距離が小さい順に、各次訪問先に5点、4点、3点、2点、1点の優先度を加点する。なお、先述した次訪問先「C−2」、「C−4」は通知元の住戸3「C−7」からの直線距離が等しいため(図1参照)、両者にはともに優先度「5点」が加点される。
S83およびS85では、不審な人物は一般に現在位置から近い住戸を巡回訪問しやすい点に着目して、通知元の住戸3のインターホンシステム1が通信可能距離圏4内に存在する次訪問先に、通知元の住戸3からの距離に応じた優先度をそれぞれ設定している。これにより、警戒対象者の現在位置からの距離に基づいて、警戒対象者が次に訪問する可能性が高い次訪問先をより正確に予測できる。
S85で優先度が設定されると、CPU201は最高優先度の次訪問先がひとつであるか否かを判断する(S87)。先述の例では、S85で次訪問先「C−2」、「C−4」にそれぞれ「5点」が加点されているため、優先度がともに「10点」となる。このように優先度が最も高い次訪問先が複数ある場合(S87:NO)、CPU201は、RAM203に記憶されているユーザ情報2210に基づいて、次訪問先に優先度を設定する(S89)。例えば、CPU201は、S59で取得されたユーザ情報2210を参照して、年齢2213が「20」以下または「65」以上のユーザがいる次訪問先には「5点」を加算し、性別2214が「女性」のユーザがいる次訪問先には「5点」を加算する。ここでは、S89にて、先述した次訪問先「C−2」には優先度「10点」がさらに加算されて最終的な優先度が「20点」となり、先述した次訪問先「C−4」には優先度「5点」がさらに加算されて最終的な優先度が「15点」となったものとする。
S89では、弱者が存在する次訪問先では不審な人物への警戒を強める必要があるため、少なくとも女性、子供および高齢者のいずれかが存在する次訪問先については優先度をより高く設定している。これにより、弱者が存在する次訪問先に対して優先的に連絡情報を通知して、次訪問先および地域2のセキュリティを向上させることができる。
S81またはS87で最高優先度の次訪問先がひとつに決定された場合(S81:YESまたはS87:YES)、または、S89が実行されたのちは、次訪問先予測処理(図10)を終了して来訪者対応処理(図8)に戻る。また、各インターホンシステム1から取得された情報がない場合も(S71:NO)、次訪問先予測処理(図10)を終了して来訪者対応処理(図8)に戻る。ところで、各インターホンシステム1から取得された情報が存在しない場合は、次訪問先を予測することができないため、来訪者対応処理(図8)では後述する不審者通知処理(S47)をスキップする。この場合、表示モニタ215に「次訪問先を予測できないため、不審者を通知できません。」などのエラー表示を行うことが好ましい。
図11を参照して、不審者通知処理(S47)について説明する。図11に示すように、CPU201は、はじめに次訪問先予測処理(図10)で設定された優先度が最も高い次訪問先を取得する(S101)。そして、CPU201は、S101または後述のS111で取得した次訪問先が、各種情報を通知可能な通信状態にあるか否かを判断する(S103)。S103では、CPU201が、最高優先度の次訪問先に無線通信装置260で所定の問い合わせ信号を送信し、所定時間内に問い合わせ信号に対する応答信号を受信したか否かを判断する。
CPU201は、次訪問先のインターホンシステム1から問い合わせ信号に対する応答信号を所定時間内に受信すれば、次訪問先が各種情報を通知可能な通信状態にあると判断し(S103:YES)、さらに次訪問先に在宅者が存在するか否かを判断する(S105)。S105では、CPU201が、RAM203に記憶されている次訪問先のインターホンシステム1に対応するユーザ情報2210を参照し、留守設定2215が「在宅」であるユーザ情報2210が存在するか否かを判断する。
CPU201は、次訪問先に在宅者が存在すると判断すると(S105:YES)、次訪問先に不審者通知を送信する(S107)。S107では、CPU201が、S103およびS105の判断が満たされた次訪問先のインターホンシステム1に、無線通信装置260で不審者通知を送信する。「不審者通知」は、カメラ113によって撮像された警戒対象者の画像情報、および、不審者が訪問するおそれがあることを警告する表示情報などを含む。
ところで、S103では、複数の次訪問先のうちで、所定期間内に問い合わせ信号に対する応答信号を受信した次訪問先のみを、不審者通知の送信対象としている。データ送受可能な通信状態にある次訪問先に不審者通知を送信することで、不審者通知を送信したにもかかわらず次訪問先にて受信されない不具合を防止するためである。また、S105では、次訪問先が留守である場合には、その次訪問先を不審者通知の送信対象から除外している。留守の次訪問先に不審者通知を送信しても利用されないため、留守でない他の次訪問先に不審者通知を通知して有効利用を図るためである。
一方、CPU201は、問い合わせ信号に対する応答信号を受信することなく所定時間が経過した場合、次訪問先が各種情報を通知可能な通信状態ではないと判断して(S103:NO)、優先度が次に高い次訪問先が存在するか否かを判断する(S109)。同様に、次訪問先に在宅者が存在しないと判断した場合も(S105:NO)、優先度が次に高い次訪問先が存在するか否かを判断する(S109)。S109では、CPU201が、次訪問先予測処理(図10)で設定された次訪問先の優先度を参照して、S103またはS105での判断対象とされた次訪問先の優先度に次いで高い優先度が設定された次訪問先が存在するか否かを判断する。
優先度が次に高い次訪問先が存在する場合は(S109:YES)、CPU201は、S109で優先度が次に高いと判断された次訪問先を取得する(S111)。そして、CPU201は、S111で取得された次訪問先について、先述と同様にして、通知可能な通信状態であること(S103)、および、在宅者が存在していること(S105)を満たすか否かが判断される。S103およびS105を満たす場合には、S111で取得された次訪問先に不審者通知を送信する(S107)。一方、S103またはS105を満たさない場合、さらに次に優先度が高い次訪問先が存在すれば(S109:YES)、S109で判定された次訪問先を取得して(S111)、S103およびS105の判定を行う。
例えば、先述の例では、S101において、複数の次訪問先のうちで、優先度が「20点」で最も高い次訪問先「C−2」が取得される。そして、次訪問先「C−2」が通信不能である場合(S103:NO)または在宅者が存在していない場合(S105:NO)、次に優先度が高い次訪問先「C−4」が取得される(S109:YES、S111)。そして、次訪問先「C−4」が、通信可能であって(S103:YES)かつ在宅者が存在していれば(S105:YES)、次訪問先「C−4」に不審者通知が送信される(S107)。
CPU201は、いずれかの次訪問先に不審者通知を送信し(S107)、または、次に優先度が高い次訪問先が存在しなくなるまで(S109:NO)、上記のS103〜S111の処理を繰り返す。不審者通知が送信されたのち(S107)、または、次に優先度が高い次訪問先が存在しなくなると(S109:NO)、不審者通知処理(図11)が終了して来訪者対応処理(図8)に戻る。
図8の来訪者対応処理に戻り、通話ボタン217および不審者通知ボタン219がいずれも押下されていない場合(S33:NO、S41:NO)、CPU201は、所定時間(例えば、1分)が経過したか否かを判断する(S49)。例えば、呼出ボタン114の押下が検知された際にスタートされるタイマによって経過時間を計測し、閾値を超えたか否かで判断すればよい。所定時間が経過しない間は(S49:NO)、S33に戻り、通話ボタン217または不審者通知ボタン219の押下を待ち受ける。
所定時間が経過した場合は(S49:YES)、室内に人がおらず応答がされないと考えられるので、CPU201は、来訪者に関する履歴情報を保存して(S50)、来訪者対応処理(図8)を終了させる。同様に、S47の不審者通知処理(図11)を実行したのち、または、S39の通話終了を実行したのちも、来訪者に関する履歴情報を保存して(S50)、来訪者対応処理(図8)を終了させる。来訪者対応処理(図8)が終了すると、メイン処理(図7)に戻る。
S50では、CPU201が、呼出ボタン114を押下した来訪者に関する来訪情報2220を、フラッシュROM220の来訪情報記憶エリア222に保存する。すなわち、CPU201は、インターホンシステム1に固有の住戸ID2221と、インターホンシステム1の呼出ボタン114が押下された日時を示す来訪日時2222と、S9で取得された特徴データを示す特徴データ2223とを含む来訪情報2220を、来訪情報記憶エリア222に記憶させる。
図7のメイン処理に戻り、表示モニタ215の入力および呼出ボタン114の押下がいずれもなされていない場合(S3:NO、S7:NO)、CPU201は、他のインターホンシステム1から送信された不審者通知を、無線通信装置260にて受信したか否かを判断する(S13)。不審者通知を受信した場合(S13:YES)、親機20が設置された室内に存在するユーザに対して所定の不審者警告処理を実行する(S15)。例えば、S13では、CPU201が、表示モニタ215に、不審者が来訪するおそれがある旨の警告表示とともに不審者通知に含まれる警戒対象者の画像情報を表示する。
不審者通知を受信していない場合(S13:NO)、S3に戻る。また、S5、S11、S15のいずれかの処理を実行したのちは、S1の初期化処理を行ってからS3に戻る。そして、CPU201は、表示モニタ215の入力(S3)、呼出ボタン114の押下(S7)、不審者通知の受信(S13)を待ち受ける。以上のメイン処理(図7)は、親機20でのユーザによる所定の入力操作や、子機10や他の親機20などから所定の要求を受け付けるまで、繰り返し実行される。
ところで、図7〜図11に示す各処理は、他のインターホンシステム1でも同様に実行される。そのため、先述の例では、通知元の住戸3「C−7」のインターホンシステム1から次訪問先「C−4」のインターホンシステム1に不審者通知が送信されると、次訪問先「C−4」のインターホンシステム1では不審者通知の受信に応じて不審者警告処理が実行される(S13:YES、S15)。その結果、次訪問先「C−4」の表示モニタ215には、例えば図14に示すような不審者警告画面299が表示される。図14に示す不審者警告画面299では、通知元の住戸3「C−7」で取得された警戒対象者の画像が表示され、不審者が訪問するおそれがある警告文が表示されている。
これにより、次訪問先「C−4」のユーザは、不審者警告画面299を参照して不審者が訪問してくるおそれを把握できるとともに、その不審者の顔を認識することができる。そのため、次訪問先「C−4」のユーザは、通知元の住戸3「C−7」を訪問中の不審者が次訪問先「C−4」に来訪する前に、どのように対応すべきかを意思決定することができる。また、次訪問先「C−4」のユーザは、次訪問先「C−4」に来訪者があったときに、来訪者が通知元の住戸3「C−7」を訪問していた不審者であるか否かを判別できるため、来訪者に対して誤った対応をすることが防止される。
なお、通知元の住戸3「C−7」を訪問中の不審者が次訪問先「C−4」を訪問した場合に、次訪問先「C−4」の室内対応者が不審者通知ボタン219を押下すると、上述と同様に、次訪問先「C−4」のインターホンシステム1では警戒対象者が次に訪問するおそれがある他の住戸3が次訪問先として予測されて不審者通知が送信される。このように、次訪問先を正確に予測して不審者通知の送信数を抑制することで、各住戸3での不審者通知の有効利用を図るとともに、地域2全体としてのセキュリティを向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態のインターホンシステム1によれば、来訪者を警戒対象者に指定する不審者通知ボタン219の押圧が受け付けられると、警戒対象者が次に訪れる可能性がある他の住戸3を次訪問先として予測して、次訪問先に不審者通知を送信する。つまり、インターホンシステム1が設置されている住戸3に来訪した不審な人物を警戒対象者として指定すれば、その不審な人物が次に訪問する可能性がある他の住戸3に不審者通知を送信することができる。そのため、各住戸3で必要な不審者通知のみを取得することができるのみならず、地域2全体のセキュリティを向上させることができる。また、複数の次訪問先のうちで警戒対象者が次に訪問する可能性が高い次訪問先に不審者通知が送信されるので、効果が乏しい不審者通知の送信を抑制して不審者通知の有効利用を図ることができる。
ところで、本実施形態において、カメラ113が本発明の「撮像手段」に相当し、図7に示すメイン処理のS9を実行するCPU201が本発明の「画像取得手段」および「表示手段」に相当し、図8に示す来訪者対応処理のS41を実行するCPU201が本発明の「指定受付手段」に相当し、図9に示す情報取得処理のS55を実行するCPU201が本発明の「住戸情報取得手段」に相当し、フラッシュROM220の来訪情報記憶エリア222が本発明の「住戸情報記憶手段」に相当し、図10に示す次訪問先予測処理を実行するCPU201が本発明の「次訪問先予測手段」に相当し、図11に示す不審者通知処理を実行するCPU201が本発明の「連絡情報通知手段」に相当する。
図8に示す来訪者対応処理のS31を実行するCPU201が本発明の「警戒対象者識別情報取得手段」に相当し、図11に示す不審者通知処理のS103を実行するCPU201が本発明の「通知可否判断手段」に相当し、図7に示すメイン処理のS15を実行するCPU201が本発明の「警告手段」に相当する。図9に示す情報取得処理のS57を実行するCPU201が本発明の「位置情報取得手段」に相当し、フラッシュROM220の位置情報記憶エリア223が本発明の「位置情報記憶手段」に相当する。図9に示す情報取得処理のS59を実行するCPU201が本発明の「属性情報取得手段」および「留守情報取得手段」に相当し、フラッシュROM220のユーザ情報記憶エリア221が本発明の「属性情報記憶手段」および「留守情報記憶手段」に相当する。
来訪情報2220が、本発明の「住戸情報」に相当する。詳細には、住戸ID2221が本発明の「住戸識別情報」に相当し、来訪日時2222および特徴データ2223が本発明の「来訪履歴情報」に相当し、来訪日時2222が本発明の「日時情報」に相当し、特徴データ2223が本発明の「来訪者識別情報」に相当する。ユーザ情報2210のうち、年齢2213および性別2214が本発明の「属性情報」に相当し、留守設定2215が本発明の「留守情報」に相当する。S31で取得される特徴データが、本発明の「警戒対象者識別情報」に相当する。S107で送信される不審者通知が、本発明の「連絡情報」に相当する。
図7に示すメイン処理のS9が本発明の「画像取得ステップ」および「表示ステップ」に相当し、図8に示す来訪者対応処理のS41が本発明の「指定受付ステップ」に相当し、図9に示す情報取得処理が本発明の「住戸情報取得ステップ」に相当し、図10に示す次訪問先予測処理が本発明の「次訪問先予測ステップ」に相当し、図11に示す不審者通知処理が本発明の「連絡情報通知ステップ」に相当する。ROM202に記憶されているプログラムが、本発明の「来訪者受付プログラム」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更が可能である。例えば、上記実施形態では、複数のインターホンシステム1が相互に無線通信を行うことで他のインターホンシステムから各種情報(詳細には、ユーザ情報2210、来訪情報2220、住戸3の位置情報など)を取得しているが、これに限定されない。例えば、図15および図16に示すように、複数の住戸3に関する各種情報をサーバ装置で集中管理するようにしてもよい。図15は、複数の住戸3に関する各種情報をサーバ装置30で集中管理するインターホンシステム1のネットワーク構成図である。図16は、住戸情報管理領域31に記憶される来訪情報2220の一例を示す説明図である。
図15に示すように、公衆回線網5には、地域2内に存在する複数の住戸3のインターホンシステム1と、サーバ装置30とが、それぞれ図示しない通信装置によって接続されている。サーバ装置30には、図示しない大容量のハードディスク装置に、複数の住戸3に関する各種情報を記憶する住戸情報管理領域31が設けられている。住戸情報管理領域31には、各インターホンシステム1から送信される各種情報のほか、あらかじめ過去に現れた不審者の名前と特徴データとを対応付けた不審者特定テーブル32が記憶されている。なお、不審者特定テーブル32は、例えば警察や警備会社などのサーバ管理者によって任意に設定される。
図15に示す構成のもと、各インターホンシステム1の親機20では先述した各種処理(図7〜11参照)が実行されるが、以下の処理が異なる。すなわち、図8に示す来訪者対応処理のS50において、CPU201は、来訪情報2220をサーバ装置30に送信する。サーバ装置30では、各インターホンシステム1から受信した来訪情報2220を住戸情報管理領域31に保存する。このとき、サーバ装置30は、不審者特定テーブル32を参照して、来訪情報2220の特徴データ2223に対応する不審者名を特定する。その結果、図16に示すように、住戸情報管理領域31では、不審者名2224をキーとして各インターホンシステム1から受信した来訪情報2220を管理することができる。
そして、図9に示す情報取得処理において、CPU201は、地域2内に存在する各住戸3に関する各種情報(ユーザ情報2210、来訪情報2220、住戸3の位置情報)をサーバ装置30から取得する。そして、図10に示す次訪問先予測処理では、サーバ装置30から取得した各種情報に基づいて、次訪問先を予測する。これにより、各住戸3では、過去の不審者の訪問経路などに基づいて次訪問先を正確に予測できる。また、警戒対象者が過去の不審者と一致する場合には、不審者通知に不審者名2224を含めることで、次訪問先にて不審者の顔情報と名前を合わせて警告することができる。なお、上記のようにサーバ装置30で来訪情報2220を管理する場合は、サーバ装置30でインターホンシステム1における処理(図7〜図11参照)を行って、サーバ装置30から直接次訪問先に不審者通知を行ってもよい。
また、上記実施形態では、図10に示す次訪問先予測処理にて、過去の来訪者の訪問経路に基づく優先度の設定(S75〜S79)、各住戸3までの距離に基づく優先度の設定(S83〜S85)、各住戸3のユーザ属性に基づく優先度の設定(S79)、という実行順序で優先度の重み付けを行っているが、これに限定されない。例えば、このような3パターンの優先度の重み付けのうちで、1つまたは2つのみを実行してもよいし、各パターンの実行順序を変えてもよい。
また、上記実施形態では、図10に示す次訪問先予測処理にて、最高優先度の次訪問先がひとつになった場合に(S81:YESまたはS87:YES)、その次訪問先を不審者通知の送信対象としているが、これに限定されない。例えば、最高優先度の次訪問先が複数であっても、これら複数の次訪問先を不審者通知の送信対象としてもよい。また、最高優先度の次訪問先のみならず、所定幅の優先度の次訪問先(例えば、優先度が1〜3番目に高い次訪問先)を不審者通知の送信対象としてもよい。
また、上記実施形態では、図8に示す来訪者対応処理のS50にて、来訪情報2220を来訪者の受付があるたびに保存しているが、これに限定されない。例えば、来訪情報記憶エリア222に同一の来訪者に関する来訪情報2220(つまり、特徴データ2223が一致する来訪者)が存在する場合には、同一の来訪者に関する来訪情報2220を最新の内容に更新するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、次訪問先である住戸3では、インターホンシステム1にて不審者警告処理(図7に示すメイン処理のS15)を実行しているが、これに限定されない。例えば、次訪問先である住戸3に、インターホンシステム1からデータ受信可能な端末装置(例えば、携帯電話、パソコン、テレビなど)が設けられている場合は、不審者通知を受信した端末装置にて同様の不審者警告処理を行えばよい。
また、上記実施形態では、「特徴データ」として顔特徴データを採用しているが、他の身体的特徴を示すデータでもよい。例えば、訪問者の顔画像から求められる虹彩データを使用しても良いし、また、手の指先の指紋データを使用しても良い。さらには、人間の声のデータである声紋データを使用しても良い。
インターホンシステム1が設置された住戸3を含む地域2の概要図である。 インターホンシステム1の電気的構成を示すブロック図である。 親機20の外観正面図である。 親機20のフラッシュROM220が有する記憶エリアの説明図である。 ユーザ情報記憶エリア221に記憶されるユーザ情報2210の一例を示す説明図である。 来訪情報記憶エリア222に記憶される来訪情報2220の一例を示す説明図である。 CPU201により実行されるメイン処理のフローチャートである。 図7のメイン処理中に実行される来訪者対応処理のフローチャートである。 図8の来訪者対応処理中に実行される情報取得処理のフローチャートである。 図8の来訪者対応処理中に実行される次訪問先予測処理のフローチャートである。 図8の来訪者対応処理中に実行される不審者通知処理のフローチャートである。 図8の来訪者対応処理中のRAM203でのデータ処理状況を示す図である。 図8の来訪者対応処理中のRAM203でのデータ処理状況を示す図である。 不審者通知を受信したときの親機20の外観正面図である。 複数の住戸3に関する各種情報をサーバ装置30で集中管理するインターホンシステム1のネットワーク構成図である。 住戸情報管理領域31に記憶される来訪情報2220の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 インターホンシステム
2 地域
3 住戸
10 子機
20 親機
111 マイク
112 スピーカ
113 カメラ
114 呼出ボタン
201 CPU
202 ROM
203 RAM
220 フラッシュROM
211 マイク
212 スピーカ
215 表示モニタ
217 通話ボタン
218 終了ボタン
219 不審者通知ボタン

Claims (11)

  1. 室外に設置される子機および室内に設置される親機を備えて、前記子機と前記親機との間で通話を行うインターホンシステムであって、
    前記子機は、
    来訪者を撮像して来訪者画像情報を取得する撮像手段を備え、
    前記親機は、
    前記撮像手段から出力された前記来訪者画像情報を取得する画像取得手段と、
    少なくとも前記画像取得手段によって取得された前記来訪者画像情報を表示する表示手段と、
    前記来訪者画像情報に示される来訪者を警戒対象者に指定する入力操作を受け付ける指定受付手段と、
    少なくとも複数の住戸をそれぞれ識別するための住戸識別情報と、過去の来訪者が前記住戸識別情報に対応する住戸を来訪した履歴を示す来訪履歴情報と、を少なくとも含む住戸情報を記憶する住戸情報記憶手段から、前記住戸情報を取得する住戸情報取得手段と、
    前記住戸情報取得手段によって取得された前記住戸情報に基づいて、前記インターホンシステムが設置されている前記住戸である現訪問先に訪れた前記警戒対象者が、次に訪れる可能性がある他の前記住戸を、次訪問先として予測する次訪問先予測手段と、
    前記次訪問先予測手段により前記次訪問先が予測されると、ネットワークを介して前記次訪問先に所定の連絡情報を通知する連絡情報通知手段と
    を備えたことを特徴とするインターホンシステム。
  2. 前記次訪問先予測手段は、複数の前記次訪問先が予測される場合、前記複数の次訪問先に前記可能性の高さに応じた優先度をそれぞれ設定し、
    前記連絡情報通知手段は、前記複数の次訪問先のうちで前記優先度が高い前記次訪問先に前記連絡情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のインターホンシステム。
  3. 前記親機は、前記指定受付手段によって前記入力操作が受け付けられた場合、前記警戒対象者を識別するための警戒対象者識別情報を取得する警戒対象者識別情報取得手段をさらに備え、
    前記住戸情報は、前記来訪履歴情報として、前記過去の来訪者のいずれかが前記住戸識別情報で示される前記住戸に来訪した日時を示す日時情報、および、前記住戸識別情報で示される前記住戸に来訪した前記過去の来訪者を識別するための来訪者識別情報を含み、
    前記次訪問先予測手段は、
    前記警戒対象者識別情報取得手段により取得された前記警戒対象者識別情報と一致する前記来訪者識別情報を有する前記住戸情報が前記住戸情報記憶手段に存在する場合、前記警戒対象者識別情報と一致する前記来訪者識別情報を有する前記住戸情報に含まれる前記日時情報の時系列に応じて複数の前記住戸の訪問順序を示す警戒対象者経路情報を作成し、
    前記警戒対象者経路情報で示される前記複数の住戸をそれぞれ前記次訪問先として予測するとともに、前記次訪問先に前記警戒対象者経路情報で示される前記訪問順序に応じた前記優先度をそれぞれ設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のインターホンシステム。
  4. 前記次訪問先予測手段は、
    前記警戒対象者識別情報取得手段により取得された前記警戒対象者識別情報と一致する前記来訪者識別情報を有する前記住戸情報が前記住戸情報記憶手段に存在しない場合、前記来訪者識別情報が一致する前記過去の来訪者ごとに、前記日時情報の時系列に応じて複数の前記住戸の訪問順序をそれぞれ示す複数の来訪者経路情報を、前記住戸情報記憶手段に記憶されている複数の前記住戸情報に基づいて作成し、
    前記複数の来訪者経路情報のいずれかで示される前記複数の住戸をそれぞれ前記次訪問先として予測するとともに、前記次訪問先に前記複数の来訪者経路情報のそれぞれで示される前記訪問順序の統計に応じた前記優先度をそれぞれ設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のインターホンシステム。
  5. 前記親機は、前記住戸識別情報で示される前記住戸の位置情報を記憶する位置情報記憶手段から、前記位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
    前記次訪問先予測手段は、
    複数の前記次訪問先が予測される場合、前記位置情報取得手段により取得される前記次訪問先に対応する前記位置情報に基づいて、前記次訪問先ごとに前記現訪問先からの距離を示す距離情報をそれぞれ作成し、
    前記次訪問先ごとの前記距離情報に基づいて、複数の前記次訪問先に前記現訪問先からの距離に応じた前記優先度をそれぞれ設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のインターホンシステム。
  6. 前記親機は、前記住戸識別情報で示される前記住戸に対応付けられた人物の性別および世代を少なくとも示す属性情報を記憶する属性情報記憶手段から、前記属性情報を取得する属性情報取得手段を備え、
    前記次訪問先予測手段は、複数の前記次訪問先が予測される場合、前記属性情報取得手段により取得される前記属性情報に少なくとも女性、子供および高齢者のいずれかが示される前記住戸に対応する前記次訪問先については前記優先度をより高く設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のインターホンシステム。
  7. 前記親機は、前記優先度が高い順に前記次訪問先に問い合わせ信号を送信して所定期間内に応答信号を受信したか否かを判断し、前記所定期間内に応答信号を受信した前記次訪問先を前記連絡情報の通知対象とする通知可否判断手段を備え、
    前記連絡情報通知手段は、複数の前記次訪問先のうちで、前記通知可否判断手段によって前記連絡情報の通知対象とされた前記次訪問先に前記連絡情報を通知する
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のインターホンシステム。
  8. 前記親機は、前記住戸識別情報で示される前記住戸ごとに留守であるか否かを示す留守情報を記憶する留守情報記憶手段から、前記留守情報を取得する留守情報取得手段を備え、
    前記連絡情報通知手段は、前記連絡情報の通知対象とされた前記次訪問先が複数ある場合、前記留守情報取得手段により取得される前記留守情報に基づいて留守であることを示す前記住戸に対応する前記次訪問先を前記連絡情報の通知対象から除外する
    ことを特徴とする請求項7に記載のインターホンシステム。
  9. 前記ネットワークを介して前記連絡情報を受け付けると、所定の警告を発する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のインターホンシステム。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のインターホンシステムの各種処理手段としてコンピュータを機能させるための来訪者受付プログラム。
  11. 室外に設置される子機および室内に設置される親機との間で通話を行うインターホンシステムにおいて、来訪者を受け付けるための来訪者受付方法であって、
    前記子機に設けられて来訪者を撮像して来訪者画像情報を取得する撮像手段から、前記来訪者画像情報を取得する画像取得ステップと、
    少なくとも前記画像取得ステップで取得された前記来訪者画像情報を、前記親機に設けられた表示手段に表示する表示ステップと、
    前記来訪者画像情報に示される来訪者を警戒対象者に指定する入力操作を受け付ける指定受付ステップと、
    前記指定受付ステップで前記入力操作が受け付けられた場合、少なくとも複数の住戸をそれぞれ識別するための住戸識別情報と、過去の来訪者が前記住戸識別情報に対応する住戸を来訪した履歴を示す来訪履歴情報と、を少なくとも含む住戸情報を記憶する住戸情報記憶手段から、前記住戸情報を取得する住戸情報取得ステップと、
    前記住戸情報取得ステップで取得された前記住戸情報に基づいて、前記インターホンシステムが設置されている前記住戸である現訪問先に訪れた前記警戒対象者が、次に訪れる可能性がある他の前記住戸を、次訪問先として予測する次訪問先予測ステップと、
    前記次訪問先予測ステップで前記次訪問先が予測されると、ネットワークを介して前記次訪問先に所定の連絡情報を通知する連絡情報通知ステップと
    を備えたことを特徴とする来訪者受付方法。
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