JP5826422B2 - 防犯システム - Google Patents

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Description

本発明は、防犯システムに関し、例えば、高齢者等の弱者を狙った手交型の特殊詐欺を防止する防犯システムに関する。
一人暮らしの高齢者等の弱者を狙った特殊詐欺が多発しており、最近では、高齢者の自宅に犯人が直接訪問し、被害者と直接接触して現金等をだまし取る手交型の特殊詐欺が問題になっている。この手交型の特殊詐欺では、被害者の自宅に、親族等を装った犯人が電話をして被害者をだまして現金を準備させ、電話から数時間後に、親族の知人等をかたった犯人が被害者宅を訪れ、被害者から現金をだまし取るケースや、警察官や銀行員等の身分をかたり、被害者宅に訪問し、被害者と直接接触して現金、キャッシュカードなどをだまし取るケース等様々なケースの事案が報道されている。
そして、電話を利用した特殊詐欺の被害を防ぐための装置が例えば特許文献1に提案されている。特許文献1には、電話回線からの音声と、予め記憶させた知人(親族などの知人)の音声とを比較し、電話回線からの音声が、予め記憶させた知人の音声に該当するか否かを判定し、判定結果をLEDで報知する電話機が提案されている。
特開2005−341383号公報
しかしながら、上述した従来技術(特許文献1に記載の発明)は、以下に示す技術的課題を有している。
具体的には、特許文献1に記載の電話機は、電話をかけてきた人物が、電話機に記憶させた声の人物(親族等の登録者)を名乗ったときには、その真偽を判定できるが、電話をかけてきた人物が登録者以外を名乗ったときに、判定結果から電話内容の真偽を判断できないという技術的課題を有している。例えば、電話回線の音声の人物が、警察官や銀行員等の登録者でない人物を名乗った場合、電話機は当然「登録者でなない旨」を判定し表示するが、その判定結果を見ても、電話をかけてきた人物の真偽まで判断できない。すなわち、特許文献1に記載の電話機は、登録者以外の人物を名乗った特殊詐欺に対応できない。
また、上述した電話機は、被害者宅に直接訪ねてくる手交型の特殊詐欺に対応できない。
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、手交型の特殊詐欺を防止する防犯システムを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、保護対象者宅に設置されたカメラと、該カメラが撮像した保護対象者宅を訪れる人物の画像と予め記憶した登録者の画像とを照合する顔認証照合処理を行う顔認証照合装置と、該顔認証照合装置にネットワークを介して接続されているサーバ装置とを備える防犯システムであって、前記顔認証照合装置は、前記顔認証照合処理により、前記撮像した人物の画像が前記登録者の画像と一致するか否かを判定すると共に、前記サーバ装置に、前記判定結果及び前記カメラが撮像した人物の撮像画像を送信し、前記サーバ装置は、前記顔認証照合装置が送信した前記判定結果及び前記撮像画像を受信すると、予め登録された携帯端末に対して、前記ネットワークを介して、保護対象者宅に訪問者が来ている旨を通知すると共に、前記判定結果及び前記撮像画像を送信し、前記携帯端末は、前記撮像画像の人物に応答するか否かを示す応答情報の入力を受付け可能に構成されており、該応答情報の入力を受け付けると、前記サーバ装置に該応答情報を送信し、前記サーバ装置は、前記応答情報を受信すると、前記顔認証照合装置に該応答情報を送信し、前記顔認証照合装置は、前記サーバ装置からの応答情報を受信し提示することを特徴とする。
上記の構成によれば、顔認証照合装置に「保護対象者宅をよく訪れる人物(親族、近所の住人、定期的に訪問するヘルパー等の人物(登録者))」の画像を記憶させ、サーバ装置に、保護対象者の親族等の携帯端末の情報を登録しておけば、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、その親族等の携帯端末に、保護対象者宅に訪問者が訪れている旨がリアルタイムで通知されると共に、顔認証照合処理による「判定結果(訪問者が登録者であるか否かの判定結果)」と「訪問者を実際に撮像した画像」が提供される。その結果、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、保護対象者の親族等は、保護対象者の側にいなくても、保護対象者に対して、訪問者に応答するか否か等を電話等で提言することができるため、手交型の特殊詐欺を効果的に防止することができる。また、上記の構成によれば、保護対象者は、親族等の提言を得た上で、訪問者に応答するか否かを判断できるため、特殊詐欺の被害に遭うリスクが低減される。
また、前記顔認証照合装置は、前記判定結果及び前記撮像画像を送信する際、前記判定結果及び前記撮像画像に対応付けて保護対象者情報を送信し、前記サーバ装置は、前記判定結果、前記撮像画像及び前記保護対象者情報を受信すると、前記保護対象者情報に対応付けて該判定結果及び撮像画像を記憶するようになっていることが望ましい。
なお、保護対象者情報とは、保護対象者の氏名、連絡先(住所、電話番号)などの情報をいう。
上記の構成によれば、保護対象者宅を訪れた人物の画像は、サーバ装置に自動的に記憶されていく。そのため、例えば、本発明の防犯システムのカメラを設置した家の近隣地域において、手交型の特殊詐欺事件が発生したような場合、サーバ装置に記憶されている画像が、警察の捜査上で重要な資料になり得、事件の早期解決に貢献することが期待できる。
また、前記携帯端末は、前記照合結果及び前記撮像画像を受信すると、前記携帯端末の表示部に、前記照合結果及び前記撮像画像と、該撮像画像の人物に応答するか否かの提言を行うことを促す情報とを表示することが望ましい。
この構成によれば、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、その親族等に対して、「保護対象者に応答するべきか否かの提言」を行うように促すことができるため、特殊詐欺に対する防犯効果を高めることができる。
また、本発明は、保護対象者宅に設置されたカメラと、該カメラが撮像した保護対象者宅を訪れる人物の画像と予め記憶している登録人物データベースに登録された登録者の画像とを照合する顔認証照合処理を行う顔認証照合装置と、該顔認証照合装置にネットワークを介して接続されているサーバ装置とを備える防犯システムであって、前記登録人物データベースは、登録者の画像毎に、要注意人物及び知人・身内のいずれかを示す情報を対応付けて記憶しており、前記顔認証照合装置は、前記顔認証照合処理により、前記カメラが撮像した人物の画像が前記登録者の画像と一致するか否かと、該一致する場合には該撮像した人物が要注意人物及び知人・身内のいずれかであるかを判定すると共に、前記サーバ装置に、前記判定結果及び前記カメラが撮像した人物の撮像画像を送信し、前記サーバ装置は、前記顔認証照合装置が送信した前記判定結果及び前記撮像画像を受信すると、予め登録された携帯端末に対して、前記ネットワークを介して、保護対象者宅に訪問者が来ている旨を通知すると共に、前記判定結果及び前記撮像画像を送信し、前記携帯端末は、前記撮像画像の人物に応答するか否かを示す応答情報の入力を受付け可能に構成されており、該応答情報の入力を受け付けると、前記サーバ装置に該応答情報を送信し、前記サーバ装置は、前記応答情報を受信すると、前記顔認証照合装置に該応答情報を送信し、前記顔認証照合装置は、前記サーバ装置からの応答情報を受信し提示することを特徴とする。
上記の構成によれば、保護対象者の親族等に対して、保護対象者宅に要注意人物が訪問しているか、或いは知人・身内が訪問しているか、或いは登録者以外の人物が訪問しているのかをリアルタイムで知らせることができる。
また、前記顔認証照合装置には、前記保護対象者宅の玄関先に設置された屋外側応答装置と、前記保護対象者宅の屋内に設置された屋内側応答装置とが接続されており、前記屋外側応答装置及び前記屋内側応答装置は、前記顔認証照合処理により、前記カメラが撮像した人物の画像が前記登録者の画像と一致し且つ知人・身内であると判定された場合にだけ、前記顔認証照合装置を介して、相互間で通話できるようになっていることが望ましい。
上記の構成により、訪問者が知人・身内であると判定された場合にだけ、保護対象者宅の屋内にいる保護対象者と、保護対象者宅の玄関先にいる訪問者とが通話できるようになり、訪問者が要注意人物であると判定された場合や訪問者が登録者でないと判定された場合には、保護対象者と訪問者とを通話できないようになる。そのため、一人暮らしの老人等の保護対象者が特殊詐欺の犯人に騙されるリスクが軽減される。
また、前記顔認証照合装置には、複数色を表示可能な表示灯が接続されており、前記顔認証照合装置は、前記顔認証照合処理を行うと、その判定結果に応じて定めておいた色で前記表示灯を点灯させるとともに、前記屋内側応答装置に呼出音を出力させるようになっていることが望ましい。
上記の構成によれば、顔認証照合処理を行った後に、屋内側応答装置から呼出音が出力され、保護対象者に対して、訪問者が来ている旨が知らされる。また、顔認証照合処理の結果に応じて定めた色で表示灯を点灯させるようになっている。すなわち、上記構成によれば、訪問者がどのような人物かの判定結果を示した上で、保護対象者に対して訪問者が来ていることが通知されるため、保護対象者に対する効果的な注意喚起を行える。
本発明によれば、手交型の特殊詐欺を防止する防犯システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態の防犯システムの全体構成を示した模式図である。 本発明の第1実施形態の防犯システムに用いられる認定人物データベースを示した模式図である。 本発明の第1実施形態の防犯システムに用いられる端末データベースを示した模式図である。 本発明の第1実施形態の防犯システムで用いられるスマートフォンの設定処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態の防犯システムを構成する顔認証照合装置が行う顔認証照合処理の手順を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態の防犯システムを構成する情報提供サーバが、スマートフォンに訪問者に関する情報を提供する処理の工程を示した模式図である。 本発明の第1実施形態で用いられるスマートフォンのログイン画面を示した模式図である。 本発明の第1実施形態の防犯システムがスマートフォンに提供する訪問者に関する情報を表示する画面を示した模式図である。 本発明の第1実施形態の防犯システムがスマートフォンに提供する訪問者に関する情報を表示する画面の変形例を示した模式図である。 本発明の第2実施形態の防犯システムの全体構成を示した模式図である。 本発明の第2実施形態の防犯システムに用いられる登録人物データベースを示した模式図である。 本発明の第2実施形態の防犯システムに用いられる訪問人物データベースを示した模式図である。 本発明の第2実施形態の防犯システムが行う処理を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態の防犯システムが行う処理を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。先ず、本発明の第1実施形態の防犯システムの構成について図1〜図3を用いて説明する。
なお、図1は、第1実施形態の防犯システムの全体構成を示した模式図である。また、図2は、第1実施形態の防犯システムに用いられる認定人物データベースを示した模式図である。また、図3は、第1実施形態の防犯システムに用いられる端末データベースを示した模式図である。
図1に示すように、第1実施形態の防犯システムは、カメラ(例えば、CCDカメラ)Cと、顔認証照合処理を行う顔認証照合装置1と、ネットワークNW(インターネット)を介して顔認証照合装置1に接続されている情報提供サーバ(サーバ装置)3とを備えている。
ここで、カメラCは、特殊詐欺から守る対象となる高齢者等の保護対象者の自宅の玄関先等に設置され、保護対象者宅に訪れてくる訪問者の顔を撮像するように設定されている。また、顔認証照合装置1は、カメラCが設置された保護対象者宅に設置され、ネットワークNWを介して情報提供サーバ3と各種情報の授受を行うように構成されている。
また、図示するスマートフォン(携帯端末)SPは、保護対象者の親族等により保持されている。また、ネットワークNWには、スマートフォンSPにプッシュ通知を行うためのプッシュ通知サーバ7が接続されている。
なお、顔認証照合装置1には、液晶ディスプレイ等で構成される表示部5と、キーボードやマウス等から構成される入力部6が接続されている。そして、表示部5は、顔認証照合装置1から送信される画像情報を受信し、その画像情報を表示するようになっている。
また、顔認証照合装置1は、カメラCが撮像した訪問者の撮像画像(顔の部分が含まれる撮像画像)を取得し、その撮像画像と、認定人物データベース15に記憶されている認定者(登録者)の画像とを照合する顔認証照合処理を行い、撮像画像が認定人物データベース15に記憶された認定者の画像と一致しているか否かを判定する。また、顔認証照合装置1は、表示部5に、「訪問者の撮像画像」及び「訪問者の撮像画像が認定人物データベース15に記憶された認定者の画像と一致しているか否かの判定結果」を表示すると共に、情報提供サーバ3に「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を送信する。
また、情報提供サーバ3は、顔認証照合装置1からの「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を受信すると、予め登録されているスマートフォンSPに対して、ネットワークNWを介して、保護対象者宅に訪問者が訪れている旨を通知すると共に、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を含む訪問者に関する情報を提供するようになっている(図8参照)。
このように、第1実施形態によれば、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、保護対象者の親族等のスマートフォンSPに、保護対象者宅に訪問者が訪れている旨が通知されると共に、「訪問者の撮像画像」及び「訪問者が登録者であるか否かを判定した判定結果」が提供される。
したがって、高齢者等の保護対象者の親族等は、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、顔認証照合処理による「判定結果」と「訪問者を実際に撮像した画像」を確認し、保護対象者に対して、訪問者に応答するか否か等を、電話等で提言することができる。すなわち、本実施形態によれば、高齢者等の保護対象者は、保護対象者宅に訪問者が訪ねてきたときに、玄関を開けて応答するか否か等について、親族等からの提言が得られるため、高齢者等に対する手交型の特殊詐欺の防止が期待できる。
以下、第1実施形態の防犯システムを構成する各装置について詳細に説明する。
先ず、顔認証照合装置1の構成を説明する。
顔認証照合装置1は、制御部10と、画像処理部11と、通信処理部12と、顔認証照合部13と、認定人物データベース15と、訪問人物データベース16とを有している。
尚、顔認証照合装置1のハードウェア構成は、特に限定されるものではないが、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるコンピュータ(1台或いは複数台のコンピュータ)により構成される。
また、前記補助記憶装置には、各部(制御部10、画像処理部11、通信処理部12、顔認証照合部13)の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置には、認定人物データベース15及び訪問人物データベース16が格納されている。
また、前記補助記憶装置には、顔認証照合装置1を設置した住居に住む保護対象者に関する情報(保護対象者情報)が記憶されている。なお、以下では、保護対象者情報が、保護対象者を識別する保護対象者ID(英数字などで構成される一意のデータ)、保護対象者の氏名及び連絡先(住所、電話番号、電子メールアドレス等)を含む情報である場合を例にする。
なお、保護対象者IDは、第1実施形態の防犯システムのサービスを提供する事業者により割り当てられているものとする。
そして、顔認証照合装置1の各部(制御部10、画像処理部11、通信処理部12、顔認証照合部13)の機能は、前記中央処理装置(CPU)が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
次に顔認証照合装置1の各構成部について説明する。
認定人物データベース15は、保護対象者が応答しても問題の無いと認定した人物(認定者)の情報を登録するためのデータベースであり、認定者の「「性別」、「年齢」、「氏名」及び「保護対象者との関係」」に対応付けて、認定者の顔を写した画像データを記憶するようになっている。この認定者には、例えば、高齢者等の保護対象者の親族、近所の住人、定期的に訪問するヘルパー、保護対象者宅に訪問する酒屋等の店舗の店員等が想定される。
具体的には、図2に示すように、認定人物データベース15は、性別を登録するフィールド15aと、年齢を登録するフィールド15bと、認定者の氏名を登録するフィールド15cと、保護対象者との関係を登録するフィールド15dと、認定者の顔を写した画像データ(例えば、jpeg形式の画像データ)を登録するフィールド15eとを有するレコードで構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
なお、図示する例では、フィールド15bには、「20〜30」、「40〜50」のような年齢幅が登録されているが、これは一例である。フィールド15bに、「21」、「40」等の年齢がそのまま登録されていてもよい。また、フィールド15dには、「親族(長男)」、「隣人」、「介護ヘルパー」等の情報が登録される。
また、訪問人物データベース16は、カメラCが撮像した訪問者の画像を登録するデータベースであり、日時情報(年、月、日、時間)に対応付けて「訪問者の撮像画像」及び「顔認証照合部13による判定結果」を記憶するように構成されている。
また、図1に示す制御部11は、顔認証照合装置1全体の動作を制御すると共に、入力部6からの各種データの入力を受け付ける。
また、画像処理部11は、カメラCが撮像した訪問者の画像(顔を含む画像)を取得して、色調整などの画像処理を行う。また、通信処理部12は、ネットワークNWを介して、情報提供サーバ3の情報提供部31との間で各種情報の授受を行う。
また、顔認証照合部13は、画像処理部11により画像処理が施された訪問者の撮像画像を取得し、取得した撮像画像と、認定人物データベース15に登録されている画像データとを顔認証照合する処理を行い、訪問者の撮像画像が認定人物データベース15に記憶された認定者の画像と一致しているか否かを判定する。
また、顔認証照合部13は、上記の判定処理を行うと、その後、表示部5に「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を表示すると共に、通信処理部14を介して、情報提供サーバ3の情報提供部31に、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を送信する。
なお、顔認証照合部13は、情報提供サーバ3の情報提供部31に、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を送信する際に、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」に対応付けて「保護対象者情報」を送信する。
次に、情報提供サーバ3の構成を説明する。
情報提供サーバ3は、制御部30と、情報提供部31と、端末データベース35と、訪問人物データベース36とを有している。
尚、情報提供サーバ3のハードウェア構成は、特に限定されるものではないが、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるコンピュータ(1台或いは複数台のコンピュータ)により構成される。
また、上記補助記憶装置には、各部(制御部30、情報提供部31)の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置の所定領域には、端末データベース35及び訪問人物データベース36が格納されている。
そして、各部(制御部30、情報提供部31)の機能は、前記中央処理装置(CPU)が補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
次に、情報提供サーバ3の各構成部を説明する。
端末データベース35は、保護対象者の親族等のユーザ情報(端末ユーザID、ログインパスワード)に対応付けて、保護対象者の親族等のユーザが保持しているスマートフォンSPを識別する識別子を含むデバイストークン(端末識別情報)と、保護対象者情報(保護対象者ID、保護対象者の氏名及び連絡先(住所、電話番号等))とを対応付けて記憶するデータベースである。
具体的には、端末データベース35は、図3に示すように、ユーザIDを登録するフィールド35aと、パスワードを登録するフィールド35bと、デバイストークンを登録するフィールド35cと、保護対象者情報(保護対象者ID、保護対象者の氏名及び連絡先(住所、電話番号等))を登録するフィールド35dとを有するレコードにより構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
また、訪問人物データベース36は、顔認証照合部13から送信された「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を登録するためのデータベースであり、日時情報(年、月、日、時間)に対応付けて「保護対象者情報」、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を記憶するように構成されている。
また、図1に示す制御部30は、情報提供サーバ3全体の動作を制御する。
また、情報提供部31は、顔認証照合装置1が送信した「訪問者の撮像画像」、「判定結果」及び「保護対象者情報」を受信すると、端末データベース35を参照し、保護対象者情報に対応付けられたスマートフォンSPを特定する。また、情報提供部31は、特定したスマートフォンSPに対して、保護対象者宅に訪問者が訪れている旨を通知すると共に(図8(a)参照)、顔認証照合装置1から送信された「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を提供する(図8(b)に示す、訪問者情報提供サイト120を送信する)。
また、情報提供部31は、訪問人物データベース36に、日時情報(年、月、日、時間)に対応付けて、受信した「訪問者の撮像画像」、「判定結果」及び「保護対象者情報」を登録する。
次に、第1実施形態の防犯システムが行う処理内容について説明する。
先ず、第1実施形態の防犯システムを利用するためのスマートフォンSPの設定処理について、図4、図7を用いて説明する。
なお、図4は、本発明の第1実施形態の防犯システムで用いられるスマートフォンの設定処理の手順を示したフローチャートである。また、図7は、本発明の第1実施形態で用いられるスマートフォンのログイン画面を示した模式図である。
第1実施形態の防犯システムを利用するためには、保護対象者の親族等のユーザは、自身が持つスマートフォンSPに、専用のアプリケ−ションプログラム(防犯システム連携アプリ20)をインストールし、スマートフォンSPを防犯システムと連携して機能できるように設定する必要がある。
そして、スマートフォンSPに防犯システム連携アプリ20をインストールして初期設定を行い、防犯システム連携アプリ20を起動させた状態にすると、スマートフォンSPは、情報提供サーバ3からのプッシュ通知が受信されるようになると共に、情報提供サーバ3が提供する訪問者情報提供サイト(図8(b)参照)にアクセスし、スマートフォンSPの表示部3に訪問者情報提供サイトを表示できるようになる。
具体的には、先ず、スマートフォンSPのユーザは、図示しないアプリケーションサーバ(例えば、米国アップル社のアプリケーションサーバ)から防犯システム連携アプリ20をスマートフォンSPにインストールして、初期設定をする(S1)。
ここで初期設定について説明する。ユーザが、スマートフォンSPにインストールした防犯システム連携アプリ20を起動させると、スマートフォンSPのOS(Operating System)を介して、プッシュ通知サーバ7に登録要求が送信される。この登録要求に対し、プッシュ通知サーバ7は、登録要求をしたスマートフォンSPのデバイストークンを生成し、スマートフォンSPにデバイストークンを送信する。スマートフォンSPは、プッシュ通知サーバ7からのデバイストークンを受信すると、防犯システム連携アプリ20により提供される初期設定画面(図示せず)を表示させ、ユーザID(英数字などで構成される一意のデータ)、パスワード及び保護対象者情報(保護対象者ID、保護対象者の氏名、保護対象者の連作先(住所、電話番号等))を入力させる。スマートフォンSPは、ユーザID、パスワード及び保護対象者情報の入力を受け付けると、「ユーザID、パスワード及び保護対象者情報」を情報提供サーバ3の端末データベース35に登録する。また、スマートフォンSPは、内蔵のメモリに、プッシュ通知サーバ7からのデバイストークンを記憶する。
なお、スマートフォンSPのユーザは、この初期設定に先だって、第1実施形態の防犯システムのサービスを提供する事業者から、初期設定で入力する必要がある保護対象者情報を取得しているものとする。
S1の初期設定を終了後、ユーザが防犯システム連携アプリ20を起動すると、スマートフォンSPは、図7に示すログイン画面100を表示する(S2)。ユーザは、ログイン画面100上で、ユーザID及びパスワードを入力してログイン処理をする(S3、S4)。
具体的には、スマートフォンSPは、ユーザから「ユーザID及びパスワード」の入力を受け付けると、情報提供サーバ3の情報提供部31に「ユーザID及びパスワード」を送信する。情報提供部31は、スマートフォンSPから送信された「ユーザID及びパスワード」と、端末データベース35を照合して「ユーザID及びパスワード」が正しければ、スマートフォンSPに図7に示すログイン成功画面101を送信し、スマートフォンSPにログイン成功画面101を表示して、S5の処理に進む。
一方、情報提供部31は、照合の結果、受信した「ユーザID及びパスワード」が端末データベース35に登録されているものと一致しなければ、スマートフォンSPに図7に示すログイン失敗画面102を送信して、スマートフォンSPにログイン失敗画面102を表示して、S3の処理に戻り、保護対象者の親族等のユーザに、「ユーザID及びパスワード」の再入力を促す。
S5では、スマートフォンSPは、情報提供サーバ3の情報提供部31に、自身のデバイストークン(プッシュ通知サーバ7から取得したデバイストークン)を送信する。
また、情報提供サーバ3の情報提供部31は、スマートフォンSPから送信されたデバイストークンを受信すると、端末データベース35のなかの、S3で入力された「ユーザID及びパスワード」を登録したレコードに、受信したデバイストークンを登録する(S6)。
S6の処理が終わると、スマートフォンSPは、防犯システム連携アプリ20により、防犯システムと連携して機能する。すなわち、S6の処理が終わると、スマートフォンSPは、保護対象者宅に訪れた訪問者がカメラCで撮像される度に、保護対象者宅に訪問者が訪れたことを示す情報がプッシュ通知されると共に、訪問者を撮像した画像を含む訪問者情報提供サイトにアクセスできるようになる。
次に、第1実施形態の防犯システムによる、保護対象者宅への訪問者が認定者であるか否かの判定処理と、保護対象者の親族等に、保護対象者宅への訪問者に関する情報を提供する処理とについて、図5〜6、8を用いて説明する。
なお、図5は、本発明の第1実施形態の防犯システムを構成する顔認証照合装置が行う顔認証照合処理の手順を示したフローチャートである。また、図6は、本発明の第1実施形態の防犯システムを構成する情報提供サーバが、スマートフォンに保護対象者宅への訪問者に関する情報を提供する処理の工程を示した模式図である。また、図8は、本発明の第1実施形態の防犯システムがスマートフォンに提供する訪問者に関する情報を表示する画面を示した模式図である。
先ず、顔認証照合装置1が行う処理を説明する。
保護対象者の自宅の玄関先等に訪問者が訪れると、カメラCは、その訪問者の顔を撮像し、顔認証照合装置1に、撮像した訪問者の画像を送信する。
そして、図5に示すように、顔認証照合装置1の画像処理部11は、カメラCが撮像した訪問者の画像を取得し(S10)、取得した訪問者の画像に色調整などの画像処理を施す(S11)。
次に、顔認証照合部13は、画像処理部11が画像処理を施した「訪問者を撮像した画像」を取得し、取得した画像から訪問者の性別及び年齢を推定する(S12)。例えば、顔認証照合部13は、取得した画像から、訪問者が「男性」で「20〜30歳位の年齢」であると推定する。
なお、S12で行う推定処理は、公知技術を用いるため、詳細な説明を省略する。
次に、顔認証照合部13は、認定人物データベース15にアクセスして、推定した性別及び年齢に対応付けられている画像データが登録されているレコードを抽出し、抽出したレコードの画像データと、画像処理部11から取得したカメラCが撮像した訪問者の画像とを顔認証照合処理により照合し、抽出したレコードの画像データと、カメラCが撮像した訪問者の画像とが一致するか否かを判定する(S13)。
本ステップにより、「訪問者の撮像画像が認定人物データベース15に記憶された認定者の画像と一致している旨の判定」及び「訪問者の撮像画像が認定人物データベース15に記憶された認定者の画像と一致していない旨の判定」のいずれかの判定結果が得られる。
なお、S13で行う顔認証照合処理は、公知技術を用いるため、詳細な説明を省略する。
S13の処理が終わると、顔認証照合部13は、通信処理部12を介して、情報提供サーバ3の情報提供部31に「訪問者の撮像画像」、「判定結果」、及び「保護対象者情報(保護対象者ID、保護対象者の氏名及び連絡先(住所、電話番号等))」を送信する(S14)。なお、保護対象者情報は、顔認証照合装置1に予め記憶されている。
また、S14の処理が終わると、顔認証照合部13は、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を示す画像情報を生成し、表示部5に、その画像情報を表示させる(S15)。これにより、高齢者等の保護対象者は、自宅の玄関先の訪問者が、予め認定した認定人物であるか否かを確認できる。
また、S15の処理が終わると、顔認証照合部13は、訪問人物データベース16に、現在時間を示す日時情報(年、月、日、時間)に対応付けて「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を登録する(S16)。この日時情報は、顔認証照合装置1に内蔵されている時計(図示せず)から取得する。
なお、図5では、S14、S15、S16の順に処理を行っているが、この順番は例示である。例えば、S14、S15、S16の処理を並列的に行うようにしてもよい。
次に、情報提供サーバ3が行う処理と、スマートフォンSPが行う処理とを説明する。
具体的には、図6に示すように、情報提供サーバ3の情報提供部31は、顔認証照合装置1から送信された「訪問者の撮像画像」、「判定結果」、及び「保護対象者情報」を受信すると(S20)、その受信した情報と、端末データベース35とを用いて、受信した保護対象者情報に対応付けられたスマートフォンSPを特定し、特定したスマートフォンSPに対して、プッシュ通知サーバ7を介して、「訪問者が来訪している旨」及び「訪問者情報提供サイトへのアクセス情報」をプッシュ通知する(S21)。
具体的には、S21では、情報提供部31は、端末データベース35を参照し、S20で受信した「保護対象者情報」が登録されているレコードを選択し、そのレコードに登録されたデバイストークンを抽出する。また、情報提供部31は、S20で受信した情報を用いて、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」が含まれる訪問者情報提供サイト情報を生成する。また、情報提供部31は、「保護対象者情報」を用いて、スプッシュ通知で提示するプッシュ通知情報(「訪問者が来訪している旨」及び「訪問者情報提供サイトへのアクセス情報」)と、デバイストークンとが含まれる通知パッケージを生成し、その通知パッケージをプッシュ通知サーバ7に送信する。
プッシュ通知サーバ7は、上記の通知パッケージを受信すると、通知パッケージに含まれるデバイストークンにより特定されるスマートフォンSPに対して、「訪問者が来訪している旨」及び「訪問者情報提供サイトへのアクセス情報」を送信する。
なお、情報提供部31は、プッシュ通知サーバ7に通知パッケージを送信すると、その後、訪問人物データベース36に、現在時間を示す日時情報(年、月、日、時間)に対応付けて、「保護対象者情報」、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を登録する(S22)。この日時情報は、情報提供サーバ3に内蔵されている時計(図示せず)から取得する。
次に、S21において、プッシュ通知サーバ7を介して、情報提供部31から「訪問者が来訪している旨」及び「訪問者情報提供サイトへのアクセス情報」が送られたスマートフォンSPが行う処理を説明する。
具体的には、スマートフォンSPは、プッシュ通知サーバ7からの「訪問者が来訪している旨」及び「訪問者情報提供サイトへのアクセス情報」を受信すると、その受信した情報を用いて、スマートフォンSPの表示部に、図8(a)に示す訪問者通知画面110を表示する(S30)。なお、スマートフォンSPは、プッシュ通知サーバ7からの情報を受信すると、振動(バイブレート)したり或いはサウンドを鳴らしたりするようになっている。
なお、図示する訪問者通知画面110では、保護対象者宅に「訪問者が来訪している旨」を示す情報が提示される領域111と、訪問者情報提供サイトへのアクセスするためのViewボタン112とが設けられている。
この構成により、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、保護対象者の親族等に、保護対象者の自宅に訪問者が訪れている旨がリアルタイムで通知される。
そして、スマートフォンSPに表示された訪問者通知画面110を見た、保護対象者の親族等のユーザが、訪問者通知画面110上に設けられたViewボタン112を押すと、スマートフォンSPは、情報提供サーバ3の情報提供部31にアクセスし、情報提供部31に、訪問者情報提供サイトの送信要求をする(S31)。
情報提供サーバ3の情報提供部31は、スマートフォンSPからの訪問者情報提供サイトの送信要求を受けると、要求してきたスマートフォンSPに対して、S21で生成した訪問者情報提供サイト情報を送信する(S23)。
情報提供サーバ3から訪問者情報提供サイト情報が送信されると、スマートフォンSPは、情報提供部31からの訪問者情報提供サイト情報を受信する。また、スマートフォンSPは、受信した訪問者情報提供サイト情報を用いて、表示部に訪問者情報提供サイト画面120(図8(b)参照)を表示する(S32)。
図示するように、訪問者情報提供サイト画面120には、保護対象者宅を訪れた訪問者の撮像画像を表示する領域121と、その訪問者が認定人物と一致しているか否かを判定した判定結果を提示する領域122とが設けられている。また、訪問者情報提供サイト画面120には、対応完了を受け付けるボタン123と、保護対象者宅に電話をかけるボタン124とが設けられている。そして、訪問者情報提供サイト画面120上のボタン124が押されると、スマートフォンSPは、電話機能により保護対象者宅に電話をかけるように設定されている。
なお、図示する例では、領域122に「訪問者の撮像画像が認定人物データベース15に記憶された認定者の画像と一致していない旨の判定結果」が示されている。
上記の構成により、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、保護対象者の親族等のユーザは、保護対象者宅にどのような人物が来ているかを確認することができる。具体的には、保護対象者の親族等のユーザは、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、「訪問者の撮像画像」および「顔認証照合処理の判定結果」を見て、訪問者に応答するべきか否かを判断することができる。
また、訪問者情報提供サイト画面120上にボタン124を設けたことにより、保護対象者の親族等のユーザは、保護対象者に対して、訪問者に応答するか否かの提言を行うように促される。また、ユーザは、簡単なボタン操作により電話をして保護対象者に対して、訪問者に応答するか否かを提言できる。
このように、第1実施形態によれば、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、保護対象者の親族等に、保護対象者宅に訪問者が訪れている旨を通知できると共に、顔認証照合処理による「判定結果」及び「訪問者を実際に撮像した画像」を提供することができる。
そのため、保護対象者の親族等は、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、「顔認証照合処理による判定結果」と「訪問者を実際に撮像した画像」を確認し、保護対象者に対して、訪問者に応答するか否か等を、電話等で提言することができる。その結果、本実施形態によれば高齢者等に対する手交型の特殊詐欺が防止されることが期待できる。
また、第1実施形態の防犯システムでは、保護対象者宅を訪れた訪問者の撮像画像は、情報提供サーバ3に自動的に記憶されていくようになっている(図6のS22)。
そのため、例えば、本実施形態の防犯システムのカメラCを設置した家の近隣地域において、手交型の特殊詐欺事件が発生したような場合、情報提供サーバ3に記憶されている画像が、警察の捜査上で重要な資料になり得、事件の解決に協力できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
先ず、第2実施形態の構成について、図10〜図13を用いて説明する。
ここで、図10は、本発明の第2実施形態の防犯システムの全体構成を示した模式図である。また、図11は、本発明の第2実施形態の防犯システムに用いられる登録人物データベースを示した模式図であり、図12は、本発明の第2実施形態の防犯システムに用いられる訪問人物データベースを示した模式図である。
尚、本発明の第2実施形態は、上述した第1実施形態の一部を変形したものである。そのため、以下では、第1実施形態と同じ構成(及び相当する構成)については、同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図10に示すように、第2実施形態の防犯システムは、第1実施形態と同様、カメラCと、顔認証照合装置1と、ネットワークNW(インターネット)を介して顔認証照合装置1に接続されている情報提供サーバ(サーバ装置)3とを備えている。さらに、第2実施形態では、顔認証照合装置1に、屋内側応答装置50と、屋外側応答装置60とが接続されていると共に、表示灯8が接続されている。尚、第2実施形態では、第1実施形態の防犯システムに設けられていた表示部5が設けられていないが、屋内側応答装置50に、第1実施形態の表示部5と同様の機能を提供する構成(表示部53)が設けられている。
また、屋内側応答装置50は保護対象者宅の屋内であって、保護対象が操作できる位置に設置されている。また、屋外側応答装置60は保護対象者宅の玄関先等であって、保護対象者宅に訪れた訪問者が操作できる位置に設置されている。
上記の屋内側応答装置50及び屋外側応答装置60は、顔認証照合装置1により制御され、後述する所定要件下において相互間で通信可能になるように構成され、インターフォンとして機能する。
また、屋外側応答装置60は、顔認証照合装置1からの要求に応じて、保護対象者宅を訪ねてきた訪問者に対して各種の音声情報(メッセージ)を出力し、訪問者に「氏名や会社名」を名乗らせたり(発話させたり)、マスクやサングラス等を装着している訪問者に、マスクやサングラス等を外すように要求したりする。
また、表示灯8は、赤色光源(LEDランプ等)と、緑色光源(LEDランプ等)と、黄色光源(LEDランプ等)とを有しており、顔認証照合装置1からの要求に応じて、赤色光源(LEDランプ等)を点灯させたり、緑色光源(LEDランプ等)を点灯させたり、黄色光源(LEDランプ等)を点灯させたりできるようになっている。
以下、第2実施形態の各構成を順に説明していく。
先ず、第2実施形態の顔認証照合装置1について説明する。
顔認証照合装置1は、制御部10と、画像処理部11と、顔認証照合部13と、音声処理部41と、音声認識部42と、登録人物データベース45と、訪問人物データベース46とを備えている。
尚、第2実施形態の顔認証照合装置1のハードウェア構成は、特に限定されるものではないが、第1実施形態と同様、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるコンピュータ(1台或いは複数台のコンピュータ)により構成される。
また、前記補助記憶装置には、各部(制御部10、画像処理部11、通信処理部12、顔認証照合部13、音声処理部41、音声認識部42)の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置には、登録人物データベース45及び訪問人物データベース46が格納されている。
そして、顔認証照合装置1の各部(制御部10、画像処理部11、通信処理部12、顔認証照合部13、音声処理部41、音声認識部42)の機能は、前記中央処理装置(CPU)が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。以下、第2実施形態の顔認証照合装置1の各部について、第1実施形態と異なる部分を中心に説明していく。
顔認証照合部13は、上述した第1実施形態と同様の機能を有し、さらに、カメラCが撮像した訪問者の画像(顔を撮像した画像)から、訪問者が顔にマスクをしているか否か及びサングラスをかけているか否かを判定する機能を有している。そして、顔認証照合部13は、「訪問者が顔にマスクをしていると判定した場合」及び「サングラスをかけていると判定した場合」には、音声処理部41に、「訪問者が顔を覆っていることを示す情報」を送信する。
また、顔認証照合部13は、顔認証照合処理により、カメラCが撮像した訪問者の画像が登録人物データベース45の「知人・身内(第1実施形態の認定者(登録者)に相当)」であると判定したときには、表示灯8に対して、緑色光源の点灯要求信号(緑色点灯要求信号)を送信して、表示灯8に緑色光源を点灯させる。
また、顔認証照合部13は、顔認証照合処理により、カメラCが撮像した訪問者の画像が登録人物データベース45の「要注意人物」であると判定したときには、表示灯8に対して、赤色光源の点灯要求信号(赤色点灯要求信号)を送信して、表示灯8の赤色光源を点灯させる。
また、顔認証照合部13は、顔認証照合処理により、カメラCが撮像した訪問者の画像が登録人物データベース45に登録された人物でないと判定したときには(知人・身内でもなく要注意人物でもないと判定したときには)、表示灯8に対して、黄色光源の点灯要求信号(黄色点灯要求信号)を送信して、表示灯8の黄色光源を点灯させる。
また、顔認証照合部13は、カメラCが撮像した訪問者の画像が「知人・身内でもなく要注意人物でもない」と判定したときには、音声処理部41に、「訪問者の氏名確認指示信号」を送信する。
音声処理部41は、顔認証照合部13が送信した「訪問者が顔を覆っていることを示す情報」を受信すると、屋外側応答装置60に、「マスク等を外してください等」の音声情報(メッセージ)を送信し、屋外側応答装置60の音声出力部65から「マスク等を外してくださいなど」の音声情報を出力させる。
また、音声処理部41は、顔認証照合部13が送信した「訪問者の氏名確認指示信号」」を受信すると、屋外側応答装置60に、氏名及び会社名を尋ねる音声情報を送信し、屋外側応答装置60の音声出力部65から「氏名及び会社名を教えて下さい」等の音声情報を出力させる。
音声認識部42は、屋外側応答装置60に入力された訪問者が発話した音声情報(訪問者の氏名や会社名)を取得して、当該音声情報に音声認識処理を行い、訪問人物データベース46に、音声認識処理により得られた音声認識情報(氏名、会社名のテキストデータ)を登録する。
次に、登録人物データベース45について説明する。登録人物データベース45は、知人・身内(第1実施形態の認定者(登録者)に相当)に加えて、要注意人物も登録できるように構成されている。
具体的には、図11に示すように、登録人物データベース45は、性別を登録するフィールド45aと、年齢を登録するフィールド45bと、「知人・身内」及び「要注意人物」のいずれかを示す情報(カテゴリ)を登録するフィールド45cと、属性を登録するフィールド45dと、氏名を登録するフィールド45eと、登録者(「知人・身内」及び「要注意人物」のいずれか)の顔を写した画像データ(例えば、jpeg形式の画像データ)を登録するフィールド45fとを有するレコードで構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
なお、フィールド45dに登録される情報は、フィールド45cに「知人・身内」が登録されているレコードでは、保護対象者との関係(親族、兄弟など)を示す情報が登録され、フィールド45cに「要注意人物」が登録されているレコードでは、要注意人物に関する情報(詐欺疑いなどの情報)が登録される。
また、訪問人物データベース46は、第1実施形態の訪問人物データベース16と同様の目的で設けたものであり、カメラCが撮像した訪問者の画像を登録し、訪問履歴を残しておくためのデータベースである。
具体的には、図12に示すように、訪問人物データベース46は、訪問者IDを登録するためのフィールド46aと、カメラCが撮像した日時情報(年、月、日、時間)を登録するためのフィールド46bと、カテゴリ(「知人・身内」、「要注意人物」及び「非登録者」のいずれかの情報)を登録するためのフィールド46cと、訪問者の属性を登録するフィールド46dと、訪問者の氏名を登録するフィールド46eと、カメラCが撮像した訪問者の画像を登録するためのフィールド46fと、音声認識部42の音声認識処理により得られた音声認識情報(氏名、会社名のテキストデータ)を登録するフィールドとを有するレコードで構成されている(複数のレコードにより構成されている)。
ここで、フィールド46aに登録される訪問者IDは、顔認証照合装置1が顔認証照合処理をする際に、顔認証照合処理の対象となる訪問者に対して割り当てる一位の情報である(例えば、英数字や記号などで構成される情報である)。また、フィールド46cには、訪問者が登録者であり且つ「知人・身内」の場合には「知人・身内」が登録され、訪問者が登録者であり且つ「要注意人物」の場合には「要注意人物」が登録され、訪問者が登録者でない場合には「非登録者」が登録される。
なお、顔認証照合処理により、訪問者が登録人物データベース45に登録されていない人物(非登録者)と認定される場合、属性及び氏名が不明のため、フィールド46d、46eには「NULL」が登録される。また、訪問者が登録人物データベース45に登録されている要注意人物であり、且つ氏名が不明であるときには、フィールド46eに「NULL」が登録される。
次に、屋内側応答装置50について説明する。
屋内側応答装置50は、制御部51と、操作部52と、表示部53と、音声入力部54と、音声出力部55とを備えている。
ここで、制御部51は、屋内側応答装置50全体の動作を制御すると共に、顔認証照合装置1との間で各種情報の授受を行う。
尚、制御部51は、その機能を実現するための専用回路により構成されていても良いし、或いは、ソフトウエアにより実現されるように構成されていても良い。ソフトウエアにより実現される場合、屋内側応答装置50が、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるものとし、前記補助記憶装置に制御部51の機能を実現するプログラムが格納されている。そして、制御部51の機能は、前記中央処理装置(CPU)が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
操作部52は、各種の操作ボタン等(応答ボタン等)で構成されており、屋内にいる保護対象者からの操作を受け付け、制御部51に受け付けた要求を示す信号を出力する。
表示部53は、液晶ディスプレイ等の表示装置により構成されており、制御部51から送信されてくる画像(カメラCが撮像した訪問者の画像)を表示する。
また、音声入力部54は、マイク等の音声入力装置により構成されており、保護対象者が発音する音声情報の入力を受け付け、受け付けた音声情報を制御部51に出力する。
また、音声出力部55は、スピーカ等の音声出力装置により構成されており、制御部51から送信されてくる音声情報(例えば、顔認証照合装置1を介して送られてくる屋外側応答装置60に入力された訪問者の音声情報)を出力する。
次に、屋外側応答装置60について説明する。
屋外側応答装置60は、制御部61と、操作部62と、音声入力部64と、音声出力部65とを備えている。
ここで、制御部61は、屋外側応答装置60全体の動作を制御すると共に、顔認証照合装置1との間で各種情報の授受を行う。
尚、制御部61は、その機能を実現するための専用回路により構成されていても良いし、或いは、ソフトウエアにより実現されるようになっていても良い。ソフトウエアにより実現される場合、屋外側応答装置60は、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるものとし、前記補助記憶装置に制御部61の機能を実現するプログラムが格納されている。そして、制御部61の機能は、前記中央処理装置(CPU)が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
操作部62は、各種の操作ボタン等(呼び出しボタン等)で構成されており、保護対象者宅を訪れた訪問者からの操作を受け付け、制御部61に受け付けた要求を示す信号を出力する。
また、音声入力部64は、マイク等の音声入力装置により構成されており、訪問者が発話する音声情報の入力を受け付け、受け付けた音声情報を制御部61に出力する。
また、音声出力部65は、スピーカ等の音声出力装置により構成されており、制御部61から送信されてくる音声情報(例えば、顔認証照合装置1を介して送られてくる屋内外側応答装置50に入力された訪問者の音声情報)を出力する。
次に、第2実施形態の防犯システムが行う処理について、図13、図14を用いて説明する。
ここで、図13、14は、本発明の第2実施形態の防犯システムが行う処理を示したフローチャートである。
第2実施形態においても、保護対象者の自宅の玄関先等に訪問者が訪れると、カメラCは、その訪問者の顔を撮像し、顔認証照合装置1に、撮像した訪問者の画像を送信する。
そして、図13に示すように、顔認証照合装置1の画像処理部11は、カメラCが撮像した訪問者の画像を取得する(S40)。
尚、顔認証照合装置1は、保護対象者宅の玄関先に訪れた訪問者が、屋外側応答装置60の操作部62を操作した(例えば、呼出ボタンを押下した)タイミングで、カメラCが撮像した訪問者の画像を取得するようにしてもよい。この場合、操作部62からの信号が、顔認証照合装置1送られ、上記信号の受信を契機にして顔認証照合装置1が、カメラCが撮像した訪問者の画像を取得する。
また、図中では省略しているが、画像処理部11は、取得した訪問者の画像に色調整などの画像処理を施す。
次に、顔認証照合部13は、画像処理部11が画像処理を施した「訪問者を撮像した画像(顔を撮像した画像)」を取得し、その取得した「訪問者を撮像した画像(顔を撮像した画像)」から、訪問者が顔にマスクをしているか否か及びサングラスをかけているか否かを判定する(S41、42)。
顔認証照合部13は、S41、S42において、訪問者が顔にマスクをしている(或いはサングラスをかけている)と判定した場合、音声処理部41に、「訪問者が顔を覆っていることを示す情報」を送信し、S43の処理に移行する。また、S41、S42において、訪問者が顔にマスクをしておらず且つサングラスをかけていないと判定された場合、S45に進む。
尚、「訪問者を撮像した画像(顔を撮像した画像)」から、訪問者が顔にマスクをしているか否か及びサングラスをかけているか否かを判定する機能は、公知の顔画像解析処理を用いるため、詳細な説明を省略する。
次に、S41、42において、訪問者が顔にマスクをしている(或いはサングラスをかけている)と判定された場合に行われるS43の処理を説明する。
S43では、音声処理部41が、訪問者に対してマスクやサングラスを外すことを促す音声情報(マスク等を外してください等の音声情報)を生成し、屋外側応答装置60に、生成した音声情報を送信する。屋外側応答装置60の制御部61は、音声処理部41からの音声情報を受信すると、受信した音声情報を音声出力部65に出力させる。これにより、マスク等を装着している訪問者がいる保護対象者宅の玄関先等において、「マスク等を外してください等」の音声情報が流れ、訪問者にマスク等を外すことが促される。
また、音声処理部41は、屋外側応答装置60に対して「マスクやサングラスを外すことを促す音声情報」を送信すると、その後、画像処理部11に音声情報送信完了情報を送信し、S44の処理に移行する。
S44では、画像処理部11は、音声処理部41からの音声情報送信完了情報を受信してから所定時間(例えば、2〜3秒)経過後に、再度、カメラCが撮像した訪問者の画像
を取得し、取得した画像に画像処理を施し、顔認証照合部13が行うS41、42の処理が行われる。
次に、S41、42において、訪問者が顔にマスクをしていない(或いはサングラスをかけていない)と判定された場合に進む、S45の処理について説明する。
S45では、顔認証照合部13は、取得した「訪問者を撮像した画像」から訪問者の性別及び年齢を推定する。また、顔認証照合部13は、登録人物データベース45にアクセスして、推定した性別及び年齢に対応付けられている画像データが登録されているレコードを抽出し、抽出したレコードに登録された画像データと、画像処理部11から取得したカメラCが撮像した訪問者の画像とを顔認証照合処理により照合し、抽出したレコードの画像データと、カメラCが撮像した訪問者の画像とが一致するか否かを判定する。また、顔認証照合部13は、抽出したレコードの画像データと、カメラCが撮像した訪問者の画像とが一致する場合、その一致した画像が登録されたレコードのフィールド45cを参照し、訪問者が「知人・身内」及び「要注意人物」のうちのいずれかであるかを判定する。
このS45では、「訪問者が登録者であり、且つ知人・身内である旨の判定」、「訪問者が登録者であり、且つ要注意人物である旨の判定」及び「訪問者が登録者ではない旨の判定」のいずれかの判定結果が得られる。
S45の処理が終わると、上述した図5のS14と同内容の処理(S46)を行い、S47の処理に進む。具体的には、顔認証照合部13は、通信処理部12を介して、情報提供サーバ3の情報提供部31に「訪問者の撮像画像」、「判定結果」、及び「保護対象者情報(保護対象者ID、保護対象者の氏名及び連絡先(住所、電話番号等))」を送信する(S46)。ここで、保護対象者情報は、顔認証照合装置1に予め記憶されている。
尚、上記の情報を受信した情報提供サーバ3により行われる、保護対象者の親族等のスマートフォンSPに対するプッシュ通知や、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」の提供処理は第1実施形態と同じである。
さらに、S46では、顔認証照合部13は、屋内側応答装置50の制御部51に対して、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を送信する。尚、制御部51は、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を受信すると、表示部53に、「訪問者の撮像画像」及び「判定結果」を表示させる。
また、S47では、顔認証照合部13は、カメラCが撮像した訪問者に対して、訪問者IDを生成し、訪問人物データベース46に、発行した訪問者IDに対応付けて、現在時間を示す日時情報(年、月、日、時間)と、訪問者のカテゴリ及び属性と、氏名と、訪問者の撮像画像を登録し、S48、S49の処理に進む。
具体的には、顔認証照合部13は、訪問者IDを生成するとともに、訪問人物データベース46に登録するレコードを作成し、訪問人物データベース46に作成したレコードを登録する。このレコードでは、フィールド46aに上記生成した訪問者IDが登録され、フィールド46bに日時情報が登録される。
また、S45で「訪問者が登録者ではない旨の判定」がされた場合には、フィールド46cに「非登録者」が登録され、フィールド46d、46eに「NULL」が登録される。また、S45で「訪問者が登録者である旨の判定」がされた場合には、レコードのフィールド46c、46d、46eには、一致した画像が登録された登録人物データベース45のレコードのフィールド45c、45d、45eの情報が登録される。尚、本ステップでは、レコードのフィールド46eに「NULL」を登録しておく。
S48、S49では、S45の判定結果に応じた処理の内容を決定する。
具体的には、S48では、「訪問者が登録者ではない」と判定している場合に、図14のS70の処理に進み、「訪問者が登録者である」と判定されている場合にS49の処理に進む。
また、S49では、「訪問者が知人・身内である」と判定されている場合にS50の処理に進み、「訪問者が知人・身内ではない(訪問者が要注意人物である)」と判定されている場合にS60の処理に進む。
次に、「訪問者が知人・身内である」と判定した場合に行うS50以降の処理を説明する。
S50では、顔認証照合部13は、屋内側応答装置50の制御部51に対して呼出音出力指示信号を送信する。屋内側応答装置50の制御部51は、呼出音出力指示信号を受信すると、音声出力部55から呼出音を出力する。この呼出音は、保護対象者が操作部52を操作することで止めることができる。
S51では、顔認証照合部13は、表示灯8に対して緑色点灯要求信号を送信し、表示灯8の緑色光源を点灯させる。尚、表示灯8には、消灯スイッチが設けられており、消灯スイッチの操作により、点灯している緑色光源を消灯することができる。
S52、S53では、顔認証照合部13は、屋内側応答装置50の制御部51及び屋外側応答装置60の制御部61の両者に対して、応答許可信号を送信する。
屋内側応答装置50及び屋外側応答装置60は、応答許可信号を受信すると、顔認証照合部13を介して通話可能状態になり、屋内側応答装置50の保護対象者と、屋外側応答装置60の訪問者との間で通話ができるようになる(インターフォン機能が提供される)。具体的には、屋内側応答装置50の制御部51は、応答許可信号を受信すると、音声入力部54の機能をオン状態にして、保護対象者が屋内側応答装置50に向けて発話した音声情報を受け付けて、顔認証照合装置1を介して屋内側応答装置50の音声出力部55から出力させるようにする。屋外側応答装置60の制御部61は、応答許可信号を受信すると、音声入力部64の機能をオン状態にして、訪問者が屋外側応答装置60に向けて発話した音声情報を受け付けて、顔認証照合装置1を介して、屋外側応答装置60の音声出力部65から出力させるようにする。
次に、「訪問者が要注意人物である」と判定した場合に行うS60以降の処理を説明する。
S60では、顔認証照合部13は、S50と同様の処理を行う。具体的には、顔認証照合装置1は、屋内側応答装置50の制御部51に対して呼出音出力指示信号を送信し、屋内側応答装置50の音声出力部55から呼出音を出力する。
S61では、顔認証照合部13は、表示灯8に対して赤色点灯要求信号を送信し、表示灯8の赤色光源を点灯させる。
このように、第2実施形態では、顔認証照合処理により要注意人物と認定された場合には、表示灯8を赤色点灯させるため、保護対象者に注意を促すことができる。尚、保護対象者の親族等のスマートフォンSPには、保護対象者の自宅に要注意人物が来ていることを示す情報が提供されている。
また、S62、S63では、顔認証照合部13は、屋内側応答装置50の制御部51及び屋外側応答装置60の制御部61の両者に対して、応答拒否信号を送信する。
屋内側応答装置50及び屋外側応答装置60は、応答拒否信号を受信すると、通話不可状態になり、屋内側応答装置50の保護対象者と、屋外側応答装置60の訪問者との間で通話ができないようになる。具体的には、屋内側応答装置50の制御部51は、応答拒否信号を受信すると、音声入力部54の機能をオフ状態にして、保護対象者が屋内側応答装置50に向けて発話しても、発話した音声情報を受け付けないようにする。また、屋外側応答装置60の制御部61は、応答拒否信号を受信すると、音声入力部64の機能をオフ状態にして、訪問者が屋外側応答装置60に向けて発話しても、発話した音声情報を受け付けないようにする。これにより、保護対象者は、訪問者と応答できなくなり、要注意人物に騙されるリスクが軽減する。
尚、保護対象者が、屋内側応答装置50の操作部52を操作することで、屋内側応答装置50及び屋外側応答装置60との間で通話できない状態が解除できるようになっていても良い。この場合、操作部52の所定ボタンが操作されると、非通話状態解除信号が顔認証照合装置1に送られる。顔認証照合装置1は、非通話状態解除信号を受信すると、屋内側応答装置50の制御部51及び屋外側応答装置60の制御部61の両者に対して、応答許可信号を送信する。
また、S64では、屋外側応答装置60の制御部61は、音声出力部65に対して、保護対象者が応答できない旨を示す音声情報(「ただいま出られません」や「ただいま出かけております」等の音声情報)を出力する。これにより、要注意人物が特殊詐欺を行うことを断念することが期待される。
次に、「訪問者が登録者ではない」と判定した場合に行うS70以降の処理を説明する。
図14に示すように、S70では、顔認証照合部13は、音声処理部41に対して訪問者の氏名確認指示信号を送信すると共に、音声認識部42に対して音声情報認識指示信号及び訪問者ID(S47で生成した訪問者ID)を送信する。
音声処理部41は、氏名確認指示信号を受信すると、訪問者の氏名確認のための音声情報(お名前、会社名を教えて下さい等の音声情報)を生成し、屋外側応答装置60に、当該音声情報を送信する。屋外側応答装置60の制御部61は、音声処理部41からの音声情報を受信すると、受信した音声情報を音声出力部65に出力させる。
これにより、登録されていない訪問者がいる保護対象者の自宅の玄関先等において、「お名前、会社名を教えて下さい等」の音声情報が流れ、訪問者に、名前や会社名を名乗ること(発話させる)を促すことができる。
また、音声認識部42は、顔認証照合部13からの音声情報認識指示信号及び訪問者IDを受信すると、当該受信してから所定時間(例えば、1分)経過するまで間に、屋外側応答装置60からの音声信号が入力されるか否かを判定するようになっている。
尚、屋外側応答装置60から出力される「お名前、会社名を教えて下さい等」の音声情報を聞いた訪問者が、自身の名前や所属する会社名を発話した場合、その発話した音声情報は音声入力部64に入力され、その後、当該音声情報が顔認証照合装置1の音声認識部42に入力される。
S71では、音声認識部42は、所定時間(例えば、1分)の間に、屋外側応答装置60からの音声情報が入力されるか否かを判定する。音声認識部42は、所定時間(例えば、1分)の間に、屋外側応答装置60からの音声情報が入力されない場合には、その旨を音声処理部41に出力して、S70の処理に戻る(音声処理部41がS70の処理を繰り返す)。また、音声認識部42は、所定時間(例えば、1分)の間に、屋外側応答装置60からの音声情報が入力された場合には、S72、73の処理に進む。
S72、73では、音声認識部42は、屋外側応答装置60からの音声情報に対して音声認識処理を行い、音声情報を音声認識できた場合(音声認識情報(氏名、会社名のテキストデータ)が生成できた場合)、S74の処理に進む。また、音声認識部42は、屋外側応答装置60からの音声情報に対して音声認識処理を行ったものの、音声認識が出来なかったときには、その旨を音声処理部41に出力して、S70の処理に戻る(音声処理部41がS70の処理を繰り返す)。尚、音声認識部42による音声認識処理は公知技術により実現されるものである。
S74では、音声認識部42は、訪問人物データベース46にアクセスして、S70で受信した訪問者IDが登録されたレコードのフィールド46dに、S73の音声認識処理により得られた音声認識情報(氏名、会社名のテキストデータ)を登録する。また、音声認識部42は、訪問人物データベース46の対応するレコードに、音声認識情報(氏名、会社名のテキストデータ)を登録すると、顔認証照合部13に、その旨を示す情報(登録完了情報)を送信し、S75の処理に移行する。
S75では、顔認証照合部13は、登録完了情報を受信し、S50と同様の処理を行う。具体的には、顔認証照合装置1は、屋内側応答装置50の制御部51に対して呼出音出力指示信号を送信し、屋内側応答装置50の音声出力部55から呼出音を出力する。
S76では、顔認証照合部13は、表示灯8に対して黄色点灯要求信号を送信し、表示灯8の黄色光源を点灯させ、S77、78、79の処理に進む。尚、S77、78、79は、上述したS62、63、64と同じ処理内容のため説明を省略する。
このように、第2実施形態では、顔認証照合処理により訪問者が登録人物ではないと認定された場合には、表示灯8を黄色点灯させるため、保護対象者に注意を促すことができる。尚、保護対象者の親族等のスマートフォンSPには、保護対象者の自宅に、訪問者が来ていることが通知され、訪問者が登録者でないことや訪問者の撮像画像が提供されている。
以上説明したように、第2実施形態では、顔認証照合処理により「訪問者が知人・身内である」と判定された場合にのみ、保護対象者と訪問者とが通話できるようになっており、「訪問者が要注意人物」と判定された場合や「訪問者が非登録者」と判定された場合には、システム側が保護対象者と訪問者とを通話できないようにしている。そのため、一人暮らしの老人等が、特殊詐欺の犯人に騙されるリスクが軽減される。
また、第2実施形態では、顔認証照合処理を行った後に、屋内側応答装置50から呼出音が出力され、保護対象者に対して、訪問者が来ている旨が知らされるようになっている。すなわち、第2実施形態では、システムが訪問者について登録者であるか否かや、登録者であれば知人・身内或いは要注意人物であるかの判断をした上で、保護対象者に対して、訪問者が来ている旨が知らされるようになっている。さらに、このとき、顔認証照合処理の結果に応じた色で表示灯8を点灯して、保護対象者に、訪問者が「知人・身内」なのか、「要注意人物」なのか、或いは、「登録者ではない人物」なのかを、視覚で知らせるようになっている。そのため、保護対象者に対して、訪問者がくる度に注意喚起がされる。
尚、第2実施形態では、顔認証照合処理の判定結果が「訪問者が知人・身内」と判定されたときに表示灯8を緑色点灯させ、「訪問者が要注意人物」と判定されたときに表示灯8を赤色点灯させ、「訪問者が非登録者」と判定されたときに表示灯8を黄色点灯させるように定めているが、表示灯8の表示色は一例に過ぎない。
また、第2実施形態では、訪問者が登録者でない場合に、システム側が訪問者に対して、氏名及び会社名を尋ねて、訪問者が発話した「氏名、会社名」を音声認識処理によりテキストデータに変換して、訪問人物データベース46に登録するようにしている。したがって、例えば、保護対象者の親族等が、訪問人物データベース46に登録された人物を確認し、その人物が不審であるか否かを判断することもできる。また、不審な人物のデータは、登録人物データベース45に、要注意人物として登録しておくことで、保護対象者が被害に遭う可能性を軽減できる。
また、第2実施形態においても、第1実施形態と同様、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、保護対象者の親族等のスマートフォンSPに、保護対象者宅に訪問者が訪れている旨が通知されると共に、顔認証照合処理による「判定結果」及び「訪問者を実際に撮像した画像」が提供される。そのため、第2実施形態においても、保護対象者の親族等は、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、保護対象者に対して、訪問者に応答するか否か等を、電話等で提言することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態(第1、2実施形態)に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上述した図6のS32では、スマートフォンSPに、図8(b)に示す訪問者情報提供サイト画面120を表示するようにしているが、これは一例に過ぎない。S32において、図9に示す訪問者情報提供サイト画面130が表示されるようになっていてもよい。この訪問者情報提供サイト画面130では、「訪問者に応答して問題ない旨を提言する応答情報」を送信するボタン131と、「訪問者に応答しないよう提言する応答情報」を送信するボタン132とが設けられている。
なお、図示する例では、領域122に「訪問者の撮像画像が認定人物データベース15に記憶された認定者の画像と一致している旨の判定結果」が示されている。
そして、ユーザによりボタン131が押されると、スマートフォンSPは、情報提供サーバ3に、「訪問者に応答して問題ない旨を提言する応答情報」を送信する。情報提供サーバ3は、「訪問者に応答して問題ない旨を提言する応答情報」を受信すると、対応する顔認証照合装置1に受信した応答情報を送信する。顔認証照合装置1は、情報提供サーバ3からの「訪問者に応答して問題ない旨を提言する応答情報」を受信すると、受信した応答情報を表示部5に表示する。
また、ユーザによりボタン132が押されると、スマートフォンSPは、情報提供サーバ3に、「訪問者に応答しないよう提言する応答情報」を送信する。情報提供サーバ3は、「訪問者に応答しないよう提言する応答情報」を受信すると、対応する顔認証照合装置1に受信した情報を送信する。顔認証照合装置1は、情報提供サーバ3からの「訪問者に応答しないよう提言する応答情報」を受信すると、受信した応答情報を表示部5に表示する。
このように、訪問者情報提供サイト画面130を表示させる構成を採用することにより、保護対象者宅に訪問者が訪れる度に、保護対象者の親族等は、保護対象者の側にいなくても、保護対象者に対して、訪問者に応答するか否か等を簡単に提言することができる。
さらに、第1実施形態において、顔認証照合装置1にランプ(例えば、LEDランプ)と、スピーカとを接続するようにしてもよい。この場合、顔認証照合装置1は、「訪問者に応答しないよう提言する応答情報」を受信すると警告ランプを点灯(或いは点滅)させると共に、「訪問者に応答しないよう提言する音声情報」を生成し、その音声情報をスピーカから出力するようにしても良い。また、顔認証照合装置1は、「訪問者に応答して問題ない旨を提言する応答情報」を受信すると、「訪問者に応答して問題ない旨を提言する音声情報」を生成し、その音声情報をスピーカから出力するようにしてもよい。このように音や光を利用することにより、訪問者に応答するか否かについて、高齢者に解りやすく伝えることができる。
また、上述した第1実施形態の顔認証照合装置1に、認定人物データベース15とは別に、要注意人物の画像を登録した注意人物データベースを設け、顔認証照合処理において、訪問者の撮像画像と認定人物データベース15に登録された認定者の照合処理に加えて、さらに、撮像画像と前記注意人物データベースに登録された要注意人物の画像との顔認証照合処理を行うようにしてもよい。この場合、撮像画像と前記要注意人物の画像とが一致した場合、顔認証照合装置1の表示部5に、「要注意人物が訪問している旨を示す警告情報」を表示するとよい。また、撮像画像と前記要注意人物の画像とが一致した場合、情報提供サーバ3に前記警告情報を送信し、情報提供サーバ3は、前記警告情報を受信すると、プッシュ通知サーバ7を介して、スマートフォンSPに前記警告情報を送信するようにしてもよい。
また、上述した実施形態(第1、2実施形態)では、情報提供サーバ3は、保護対象者の親族等が保持するスマートフォンSPに、「保護対象者宅に訪問者が訪れている旨」の通知を、プッシュ通知サーバ7を介して行っているが、特にこれに限定されるものではない。情報提供サーバ3が、プッシュ通知サーバ7と一体の装置で構成され、情報提供サーバ3から直接的にスマートフォンSPに、「保護対象者宅に訪問者が訪れている旨」の通知がされるようになっていてもよい。
また、「保護対象者宅に訪問者が訪れている旨」の通知が、プッシュ通知ではなく、例えば、電子メールで行うようになっていてもよい。この場合、情報提供サーバ3は、スマートフォンSPのメールアドレス宛に、「訪問者が来訪している旨」及び「訪問者情報提供サイトへのアクセス情報(サイトのアドレス)」が記載された電子メールを送信する。
また、上述した実施形態(第1、2実施形態)の情報提供サーバ3の構成は、一例に過ぎない。情報提供サーバ3の機能がクラウドで提供されるようになっていてもよい。
また、上述した実施形態(第1、2実施形態)では、情報配信サーバ3から保護対象者の親族等のユーザのスマートフォンSPに、保護対象者宅に訪問者が来訪している旨などの情報を提供しているが、スマートフォンSPは携帯端末の一例に過ぎない。ネットワークNWに接続可能な通信機能を備えた情報処理端末(ノートパソコン、タブレッド型端末)であれば、本発明が適用される。
また、図6のS32において表示される訪問者情報提供サイト画面120において、領域122に「訪問者の撮像画像が認定人物データベース15に記憶された認定者の画像と一致していない旨の判定結果」が示されている場合に、保護対象者の親族等のユーザに対して、保護対象者と連絡を取ることを強く促す情報(テキストデータやアニメーション等で示した情報)を表示するようにしてもよい。
また、上述した実施形態(第1、2実施形態)では、スマートフォンSP(端末)を特定する端末識別情報として、デバイストークンを用いているが、デバイストークンは、端末識別情報の一例に過ぎない。例えば、防犯システムの管理者が、各スマートフォンSPに固有の端末識別情報を割り当てておき、情報提供サーバ3に、その固有の端末識別情報を登録するようにしておいてもよい。
また、上述した実施形態の端末データベース35では、ユーザID、パスワード及び端末識別情報(デバイストークン)に対応付けて保護対象者情報が登録されているが、ユーザID及びパスワードは無くてもよい(すなわち、端末データベース35に、端末識別情報に対応付けて保護対象者情報が登録されていればよい)。
また、上述した第2実施形態の図13のS41では、マスク及びサングラスの装着を判定しているが、さらに、フルフェイスヘルメットや顔を覆うマフラー等の装着判定を行うようにしてもよい。
C…カメラ
SP…スマートフォン
1…顔認証照合装置
10…制御部
11…画像処理部
12…通信処理部
13…顔認証照合部
15…認定人物データベース
16…訪問人物データベース

5…表示部
6…入力部
7…プッシュ通知サーバ
20…防犯システム連携アプリ

3…情報提供サーバ
30…制御部
31…情報提供部
35…端末データベース
36…訪問人物データベース
41…音声処理部
42…音声認識部
45…登録人物データベース
46…訪問人物データベース

50…屋内側応答装置
51…制御部
52…操作部
53…表示部
54…音声入力部
55…音声出力部

60…屋外側応答装置
61…制御部
64…音声入力部
65…音声出力部

Claims (6)

  1. 保護対象者宅に設置されたカメラと、該カメラが撮像した保護対象者宅を訪れる人物の画像と予め記憶した登録者の画像とを照合する顔認証照合処理を行う顔認証照合装置と、該顔認証照合装置にネットワークを介して接続されているサーバ装置とを備える防犯システムであって、
    前記顔認証照合装置は、前記顔認証照合処理により、前記撮像した人物の画像が前記登録者の画像と一致するか否かを判定すると共に、前記サーバ装置に、前記判定結果及び前記カメラが撮像した人物の撮像画像を送信し、
    前記サーバ装置は、前記顔認証照合装置が送信した前記判定結果及び前記撮像画像を受信すると、予め登録された携帯端末に対して、前記ネットワークを介して、保護対象者宅に訪問者が来ている旨を通知すると共に、前記判定結果及び前記撮像画像を送信し、
    前記携帯端末は、前記撮像画像の人物に応答するか否かを示す応答情報の入力を受付け可能に構成されており、該応答情報の入力を受け付けると、前記サーバ装置に該応答情報を送信し、前記サーバ装置は、前記応答情報を受信すると、前記顔認証照合装置に該応答情報を送信し、前記顔認証照合装置は、前記サーバ装置からの応答情報を受信し提示することを特徴とする防犯システム。
  2. 前記顔認証照合装置は、前記判定結果及び前記撮像画像を送信する際、前記判定結果及び前記撮像画像に対応付けて保護対象者情報を送信し、
    前記サーバ装置は、前記判定結果、前記撮像画像及び前記保護対象者情報を受信すると、前記保護対象者情報に対応付けて該判定結果及び撮像画像を記憶するようになっていることを特徴とする請求項1記載の防犯システム。
  3. 前記携帯端末は、前記照合結果及び前記撮像画像を受信すると、前記携帯端末の表示部に、前記照合結果及び前記撮像画像と、該撮像画像の人物に応答するか否かの提言を行うことを促す情報とを表示することを特徴とする請求項1又は2記載の防犯システム。
  4. 保護対象者宅に設置されたカメラと、該カメラが撮像した保護対象者宅を訪れる人物の画像と予め記憶している登録人物データベースに登録された登録者の画像とを照合する顔認証照合処理を行う顔認証照合装置と、該顔認証照合装置にネットワークを介して接続されているサーバ装置とを備える防犯システムであって、
    前記登録人物データベースは、登録者の画像毎に、要注意人物及び知人・身内のいずれかを示す情報を対応付けて記憶しており、
    前記顔認証照合装置は、前記顔認証照合処理により、前記カメラが撮像した人物の画像が前記登録者の画像と一致するか否かと、該一致する場合には該撮像した人物が要注意人物及び知人・身内のいずれかであるかを判定すると共に、前記サーバ装置に、前記判定結果及び前記カメラが撮像した人物の撮像画像を送信し、
    前記サーバ装置は、前記顔認証照合装置が送信した前記判定結果及び前記撮像画像を受信すると、予め登録された携帯端末に対して、前記ネットワークを介して、保護対象者宅に訪問者が来ている旨を通知すると共に、前記判定結果及び前記撮像画像を送信し、
    前記携帯端末は、前記撮像画像の人物に応答するか否かを示す応答情報の入力を受付け可能に構成されており、該応答情報の入力を受け付けると、前記サーバ装置に該応答情報を送信し、前記サーバ装置は、前記応答情報を受信すると、前記顔認証照合装置に該応答情報を送信し、前記顔認証照合装置は、前記サーバ装置からの応答情報を受信し提示することを特徴とする防犯システム。
  5. 前記顔認証照合装置には、前記保護対象者宅の玄関先に設置された屋外側応答装置と、前記保護対象者宅の屋内に設置された屋内側応答装置とが接続されており、
    前記屋外側応答装置及び前記屋内側応答装置は、前記顔認証照合処理により、前記カメラが撮像した人物の画像が前記登録者の画像と一致し且つ知人・身内であると判定された場合にだけ、前記顔認証照合装置を介して、相互間で通話できるようになっていることを特徴とする請求項4記載の防犯システム。
  6. 前記顔認証照合装置には、複数色を表示可能な表示灯が接続されており、
    前記顔認証照合装置は、前記顔認証照合処理を行うと、その判定結果に応じて定めておいた色で前記表示灯を点灯させるとともに、前記屋内側応答装置に呼出音を出力させるようになっていることを特徴とする請求項5に記載の防犯システム。
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