JP4434720B2 - インターホン装置 - Google Patents

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Description

本発明はインターホン装置に係り、特に、不審者や悪質なセールス等の望ましくない迷惑な来訪者に対する呼出応答時の利便性および防犯性が向上されたインターホン装置に関する。
従来から、この種のインターホン装置として、住戸内の居住者による呼出応答のための複数の応答メッセージを、予めインターホン親機のハンドセットを用いて入力し作成することが可能であり、住戸玄関の来訪者からの呼び出しに応答する手段として、インターホン親機のモニタに出力表示される複数の音声メッセージの内容が文字列に置換された文字メッセージを確認しながら、選択ボタンを用いて呼出応答のための音声メッセージを適宜に選択し、選択された音声メッセージを呼出応答時の応答メッセージとしてドアホン子機の子機スピーカから出力させて来訪者に報知することにより、居住者による呼出応答時の利便性および防犯性の向上が図られたドアホン装置(以下、第1の従来例という。)が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、従来から、上述の第1の従来例とは別途のインターホン装置として、来訪者が呼出操作する玄関子機に、室内親機を使用する住戸内の居住者の該操作によりお断りボタンを設けることにより、望ましくない迷惑な呼び出しが繰り返された場合には、居住者の迷惑度合いに応じたメッセージ、例えば、帰宅を促すメッセージを玄関子機のスピーカを通じて送出することで、その呼び出しをやめさせることが可能となり、特に、夜間時等において不穏な物音が発生した場合の防犯性および防災性の向上が図られたテレビドアホン装置(以下、第2の従来例という。)が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2000−125019号公報(段落番号0007、0009、0014〜0019、図1) 特開2000−287198号公報(段落番号0009、0011、0016〜0021、図1)
しかしながら、第1、第2の各従来例によれば、望ましくない迷惑な来訪者から呼び出しがあった場合、住戸内の居住者が呼出応答するにあたって、居住者の迷惑度合いに応じたメッセージ(音声メッセージ)をドアホン子機(玄関子機)のスピーカを通じて出力するためには、先ず、親機(インターホン親機、室内親機)のモニタに出画される映像を確認し、確認後において出力すべきメッセージ(音声メッセージ)を選択せねばならず呼出応答時の操作として煩雑さを有し迅速な応答ができないばかりでなく、防犯性が低下する難点があった。
本発明は、上述の難点を解消するためになされたもので、居住者にとって望ましい来訪者の映像と望ましくない迷惑な来訪者の映像とをグループ化し、グループ毎の音声メッセージを予め記憶させることにより、呼び出しが行われたときに来訪者が該当するグループを迅速に判別し、判別されたグループに対応した音声メッセージで呼出応答することができるインターホン装置を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するため、本発明のインターホン装置は、カメラ付インターホン子機が有線若しくは無線を通じて接続され、カメラ付インターホン子機にて撮像された映像を静止画として録画されメモリに記憶させるモニタ付インターホン親機を備えている。モニタ付インターホン親機は、メモリに記憶された複数の録画映像を1つ若しくは複数のグループに予め分類するための分類手段と、カメラ付インターホン子機にて撮像された映像とメモリに記憶された複数の録画映像とを比較するための比較手段と、比較手段により映像が一致したと判定されたときその録画映像を含むグループに対応する音声メッセージをカメラ付インターホン子機から出力するための出力手段と、グループに分類された録画映像がその後カメラ付インターホン子機にて撮像される録画映像により上書きされないように上書き禁止とし、グループ解除されることにより上書き禁止を解除するための制御手段とを備えている。
また、本発明のインターホン装置において、モニタ付インターホン親機は、比較手段により映像が一致したと判定されたときその録画映像を含むグループに対応する呼出音若しくは音声メッセージをモニタ付インターホン親機から出力するための出力手段を備えている。
また、本発明のインターホン装置において、モニタ付インターホン親機は、カメラ付インターホン子機にて撮像される録画映像とグループに予め分類された録画映像とをメモリの別の領域に配置するための制御手段を備えている。
また、本発明のインターホン装置において、モニタ付インターホン親機は、カメラ付インターホン子機から出力される音声メッセージを入力するための入力手段と、入力手段から入力された音声メッセージを記憶するための記憶手段とを備えている。
また、本発明のインターホン装置において、モニタ付インターホン親機は、グループに対応する音声メッセージを複数の候補から選択することができる選択手段を備えている。
本発明のインターホン装置によれば、来訪者により呼出操作が行われたときにカメラ付インターホン子機のカメラにて撮像された映像と、モニタ付インターホン親機のメモリに予め1つ若しくは複数のグループに分類して記憶された複数の録画映像とを比較し、一致した場合の映像に該当するグループに対応させてメモリに予め記憶されていた音声メッセージをカメラ付インターホン子機の子機スピーカから来訪者への呼出応答のための音声メッセージとして出力させることができるばかりでなく、一致した場合の映像に該当するグループに対応させてメモリに予め記憶されていた呼出音若しくは音声メッセージをモニタ付インターホン親機の親機スピーカから居住者への呼出報知のための音声メッセージとして出力させることができ、不審者や悪質なセールス等の望ましくない迷惑な来訪者に対する呼出応答時の利便性および防犯性が向上される。
以下、本発明のインターホン装置を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるインターホン装置の構成を示すブロック図である。
図1のブロック図に示すインターホン装置は、住戸玄関に設置されており、来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出して通話を行うための呼出・通話機能および呼出操作を行った来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像(監視映像)を撮像するための撮像機能を備えたカメラ付インターホン子機1と、住戸内に設置されており、カメラ付インターホン子機1に有線若しくは無線を通じて接続され、本発明の実施例においては伝送線路L1を介して有線接続されており、カメラ付インターホン子機1にて呼出操作を行った来訪者からの呼び出しを報知するための呼出報知機能、居住者が来訪者との間で通話を行うための通話機能、カメラ付インターホン子機1にて撮像された映像を出画および静止画として録画し記憶するための再生/録画(記憶)機能を備えたモニタ付インターホン親機2とから構成されている。
カメラ付インターホン子機1には、来訪者が居住者を呼び出すために操作する呼出ボタン10と、呼出ボタン10を操作した来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像(監視映像)を撮像するためのカメラ11と、来訪者が居住者との間で通話を行うための送話音声を入力するマイク(以下、子機マイクという。)12と、来訪者が居住者との間で通話を行うための受話音声を出力するとともに、モニタ付インターホン親機2の後述するメモリ25から読み出される居住者にとって望ましい友人等の来訪者へと呼出応答するための通常音声メッセージ、若しくは居住者にとって望ましくない不審者や悪質なセールス等の迷惑な来訪者へと呼出応答するための警報音声メッセージを出力するスピーカ(以下、子機スピーカという。)13と、呼出ボタン10、カメラ11、子機マイク12、子機スピーカ13の構成各部および伝送線路L1の間の信号伝送ラインをそれぞれ形成し、各種信号を送受信させるための多重・分離回路(以下、子機I/Fという。)14とが備えられている。
また、モニタ付インターホン親機2には、カメラ付インターホン子機1からの呼び出し、すなわち、来訪者からの呼び出しを報知するための呼出音若しくは音声メッセージとして、居住者にとって望ましい友人等の来訪者、若しくは居住者にとって望ましくない不審者や悪質なセールス等の迷惑な来訪者の相違に対応した異なるパターンの呼出音若しくは音声メッセージを出力するとともに、居住者が来訪者との間で通話を行うための受話音声を出力する(出力手段を構成する)スピーカ(以下、親機スピーカという。)20と、居住者が来訪者との間で通話を行うための送話音声を入力するとともに、後述するメモリ25に記憶させる音声メッセージ(通常音声メッセージ、警報音声メッセージ)を入力するための入力手段を構成するマイク(以下、親機マイクという。)21と、後述するモニタ23に出画させる映像について、カメラ付インターホン子機1のカメラ11にて撮像された(リアルタイムの)映像、若しくは後述するメモリ25から読み出されJPEGコーデック24を介して伸張された録画映像の何れかを選択するための映像制御回路22と、映像制御回路22の制御により選択された何れかの映像を出画するためのモニタ23と、カメラ付インターホン子機1のカメラ11にて撮像された映像を圧縮するとともに、後述するメモリ25から読み出された録画映像を伸張するためのJPEGコーデック24と、JPEGコーデック24を介して圧縮された映像を静止画として録画し記憶するともに、親機マイク21より入力された音声メッセージ(通常音声メッセージ、警報音声メッセージ)や呼出音を記憶するための記憶手段を構成するメモリ25と、来訪者の映像を静止画としてメモリ25へと録画し記憶させるか否かの録画設定(居住者が留守時における録画設定を含む)、メモリ25に記憶された複数の録画映像をモニタ23に出画させるための出画設定、メモリ25に記憶された複数の録画映像を1つ若しくは複数のグループに分類するためのグループ分類設定、メモリ25へと音声メッセージ(通常音声メッセージ、警報音声メッセージ)を記憶させる場合に親機マイク21からの音声入力を可能とするための音声入力設定等の各種設定を選択・決定するための各種選択ボタン26と、メモリ25から読み出された音声メッセージ(通常音声メッセージ、警報音声メッセージ)を後述する多重・分離回路29を介して伝送線路L1へと出力させるとともに、親機スピーカ21および親機マイク22にて入出力される音声信号を適宜に信号処理するための音声制御回路27と、当該親機の構成各部をそれぞれ制御するための後述する各種手段が設けられたCPU28と、映像制御回路22、音声制御回路27、CPU28の構成各部および伝送線路L1の間の信号伝送ラインそれぞれ形成し、各種信号を送受信させるための多重・分離回路(以下、親機I/Fという。)29とが備えられている。
さらに、モニタ付インターホン親機2のCPU28には、各種選択ボタン26の操作を検出し、メモリ25に記憶された複数の録画映像を1つ若しくは複数のグループに予め分類するための分類手段28aと、カメラ付インターホン子機1のカメラ11にて撮像された映像とメモリ25に予め記憶された複数の録画映像とを比較するための比較手段28bと、比較手段28bにて比較された映像が一致したと判定されたとき、その録画映像を含むグループに対応した音声メッセージ(通常音声メッセージ、警報音声メッセージ)をメモリ25から読み出してカメラ付インターホン子機1の子機スピーカ13より出力させるとともに、その録画映像を含むグループに対応した呼出音若しくは音声メッセージをメモリ25から読み出して親機スピーカ20より出力させるための出力手段28cと、1つ若しくは複数のグループに分類されてメモリ25に記憶された録画映像が、その後、カメラ付インターホン子機1のカメラ11にて撮像される録画映像により上書きされないように上書き禁止とし、グループ解除されることにより上書き禁止を解除させるばかりでなく、カメラ付インターホン子機1のカメラ11にて撮像される録画映像と予め1つ若しくは複数のグループに分類された録画映像とを当該メモリの別の領域に配置するための制御手段28dと、各種選択ボタン26の操作を検出し、メモリ25に記憶された複数の候補から1つ若しくは複数のグループに対応した音声メッセージ(通常音声メッセージ、警報音声メッセージ)を選択するための選択手段28eとが備えられている。
このように構成された本発明の実施例によるインターホン装置において、以下、具体的な動作について説明する。
図1のブロック図において、カメラ付インターホン子機1のカメラ11にて撮像された映像を、モニタ付インターホン親機2のメモリ25に静止画として予め複数(複数枚)録画し記憶させるためには、後述のように、モニタ付インターホン親機2のCPU28を住戸内に在室中の居住者による各種選択ボタン26の操作で「録画モード」若しくは「留守モード」とし、何れかのモードのときカメラ付インターホン子機1にて呼出操作を行った来訪者の複数の映像をカメラ11にて撮像させる必要がある。
先ず、モニタ付インターホン親機2のCPU28にて検出される各種選択ボタン26の操作が「録画モード」である場合において、住戸玄関に居る来訪者がカメラ付インターホン子機1の呼出ボタン10を操作すると、呼出ボタン10から子機I/F14、伝送線路L1、モニタ付インターホン親機2の親機I/F29を介してCPU28へと呼出信号が伝送されるとともに、カメラ11にて撮像された来訪者の映像(住戸玄関の周囲近傍の映像を含む)であり適宜に信号処理された映像信号が子機I/F14、伝送線路L1、モニタ付インターホン親機2の親機I/F29を介して映像制御回路22へと伝送される。
モニタ付インターホン親機2のCPU28は、カメラ付インターホン子機1からの呼出信号をもとに来訪者からの呼び出しがあることを検出し、その旨の呼出音をメモリ25から読み出して親機スピーカ20より出力させるとともに、映像制御回路22を制御してカメラ付インターホン子機1からの映像信号をモニタ23およびJPEGコーデック24へと伝送させる。また、モニタ23は、カメラ付インターホン子機1からの映像信号を信号処理し、呼出操作を行った来訪者の映像(住戸玄関の周囲近傍の映像を含む)をリアルタイムで出画する。また、JPEGコーデック24は、カメラ付インターホン子機1からの映像信号を圧縮(JPEG圧縮)してCPU28へと出力する。さらに、CPU28は、JPEGコーデック24を介して圧縮された映像信号を、静止画から構成される録画映像としてメモリ25に設けられた所定の格納領域へと録画し記憶させる。
一方、モニタ付インターホン親機2のCPU28にて検出される各種選択ボタン26の操作が「留守モード」、すなわち、居住者が住戸内に不在である場合において、住戸玄関に居る来訪者がカメラ付インターホン子機1の呼出ボタン10を操作すると、上述の「録画モード」の場合と同様、呼出ボタン10から子機I/F14、伝送線路L1、モニタ付インターホン親機2の親機I/F29を介してCPU28へと呼出信号が伝送されるとともに、カメラ11にて撮像された来訪者の映像(住戸玄関の周囲近傍の映像を含む)であり適宜に信号処理された映像信号が子機I/F14、伝送線路L1、モニタ付インターホン親機2の親機I/F29を介して映像制御回路22へと伝送される。
モニタ付インターホン親機2のCPU28は、カメラ付インターホン子機1からの呼出信号をもとに来訪者からの呼び出しがあることを検出し、映像制御回路23を制御してカメラ付インターホン子機1からの映像信号をJPEGコーデック24へと伝送させる。また、JPEGコーデック24は、カメラ付インターホン子機1からの映像信号を圧縮してCPU28へと出力する。さらに、CPU28は、JPEGコーデック24を介して圧縮された映像信号を、静止画から構成される録画映像としてメモリ25に設けられた所定の格納領域へと録画し記憶させる。
次に、上述のように、モニタ付インターホン親機2のCPU28にて検出される各種選択ボタン26の操作が「録画モード」若しくは「留守モード」である場合において、メモリ25に設けられた所定の格納領域に予め記憶された複数の録画映像をモニタ23に出画させるために、住戸内に在室中の居住者、例えば、外出先から帰宅した居住者が各種選択ボタン26にて所定の操作を行うと、この操作をもとに「出画モード」であると検出したCPU28は、メモリ25から複数の録画映像を読み出してJPEGコーデック24へと出力するとともに、映像制御回路22を制御してJPEGコーデック24からモニタ23までの信号伝送ラインを形成させる。また、JPEGコーデック24は、メモリ25から読み出された複数の録画映像をそれぞれ伸張し、映像制御回路22を介してモニタ23へと出力することにより、上述の「録画モード」若しくは「留守モード」である場合においてカメラ付インターホン子機1のカメラ11にて予め撮像されていた複数の録画映像を、静止画としてモニタ23に出画させることができる。
次に、上述のように、モニタ付インターホン親機2のモニタ23に静止画として出画された複数の録画映像を、住戸内に在室中の居住者が1つ若しくは複数のグループに分類、本発明の実施例においては、後述する2つのグループに分類するために、モニタ付インターホン親機2の各種選択ボタン26にて所定の操作を行うと、この操作をもとに「グループ分類設定モード」であると検出したCPU28は、メモリ25に予め記憶された複数の録画映像について、分類手段28aの制御により分類させたグループの情報をそれぞれ付加する。ここでは、グループの分類として、図2(a)の画面構成図に示すように、居住者にとって望ましい友人等の来訪者から構成される第1のグループと、図2(b)の画面構成図に示すように、居住者にとって望ましくない不審者、悪質なセールス等の迷惑な来訪者から構成される第2のグループとして、各グループの情報をそれぞれの録画映像に付加する。
次に、上述のように、モニタ付インターホン親機2のメモリ25に予め記憶された複数の録画映像を2つのグループに分類した後、各グループに対応させた音声メッセージを住戸内に在室中の居住者が親機マイク21から入力するために、各種選択ボタン26にて所定の操作を行うと、この操作をもとに「音声入力設定モード」であると検出したCPU28は、音声制御回路27を制御して親機マイク21からCPU28を介してメモリ25までの信号伝送ラインを形成する。ここで、居住者は、当該居住者にとって望ましい友人等の来訪者からの呼出時においてカメラ付インターホン子機1の子機スピーカ13から出力させる通常音声メッセージ、例えば、「今、行きます。」、「少々お待ち下さい。」のような複数の通常音声メッセージや当該居住者にとって望ましくない不審者、悪質なセールス等の迷惑な来訪者からの呼出時においてカメラ付インターホン子機1の子機スピーカ13から出力させる警報音声メッセージ、例えば、「セールスはお断りしています。」、「忙しいためお帰り下さい。」のような複数の警報音声メッセージを入力することができ、これらの音声メッセージは、適宜、信号処理された音声メッセージ信号(通常音声メッセージ信号、警報音声メッセージ信号)として、音声制御回路27、CPU28を介してメモリ25へと伝送され、所定の格納領域へと記憶(録音)される。また、メモリ25に記憶された複数の音声メッセージ信号(通常音声メッセージ信号、警報音声メッセージ信号)は、居住者による各種選択ボタン26の所定の操作を検出したCPU28の選択手段28eの制御により、上述の2つのグループに対応させて選択することができる。ここでは、第1のグループである居住者にとって望ましい友人等の来訪者への通常音声メッセージとして「今、行きます。」を示す音声メッセージ信号(通常音声メッセージ信号)、第2のグループである居住者にとって望ましくない不審者、悪質なセールス等の迷惑な来訪者への警報音声メッセージとして「セールスはお断りしています。」を示す音声メッセージ信号(警報音声メッセージ信号)が予め選択されているものする。
なお、モニタ付インターホン親機2のメモリ25には、上述の2つのグループに分類された複数の録画映像および当該グループに対応させた音声メッセージ信号(通常音声メッセージ信号、警報音声メッセージ信号)の他、2つのグループに対応させて親機スピーカ20から出力させるための呼出音(呼出音信号)若しくは音声メッセージ(音声メッセージ信号)も予め記憶されている。
次に、上述のように、2つのグループに分類された複数の録画映像および当該グループに対応させた音声メッセージ信号(通常音声メッセージ信号、警報音声メッセージ信号)がモニタ付インターホン親機2のメモリ25に予め記憶されている場合において、住戸玄関に居る来訪者がカメラ付インターホン子機1の呼出ボタン10を操作すると、上述の「録画モード」若しくは「留守モード」の場合と同様、呼出ボタン10から子機I/F14、伝送線路L1、モニタ付インターホン親機2の親機I/F29を介してCPU28へと呼出信号が伝送されるとともに、カメラ11にて撮像された来訪者の映像(住戸玄関の周囲近傍の映像を含む)であり適宜に信号処理された映像信号が子機I/F14、伝送線路L1、モニタ付インターホン親機2の親機I/F29を介して映像制御回路22へと伝送される。
モニタ付インターホン親機2のCPU28は、カメラ付インターホン子機1からの呼出信号をもとに来訪者からの呼び出しがあることを検出し、映像制御回路22を制御してカメラ付インターホン子機1からの映像信号をモニタ23およびJPEGコーデック24へと伝送させる。また、モニタ23は、カメラ付インターホン子機1からの映像信号を信号処理し、呼出操作を行った来訪者の映像(住戸玄関の周囲近傍の映像を含む)をリアルタイムで出画する。また、JPEGコーデック24は、カメラ付インターホン子機1からの映像信号を圧縮せずにデジタル映像データとしてCPU28へと出力する。また、CPU28は、JPEGコーデック24からのデジタル映像データとメモリ25に予め記憶された複数の録画映像とを比較手段28bにて比較する。さらに、CPU28は、比較手段28bにて一致した録画映像に該当するグループに対応させた音声メッセージ信号(通常音声メッセージ信号、警報音声メッセージ信号)を出力手段28cの制御によりメモリ25から読み出し、読み出した音声メッセージ信号を音声制御回路27から子機I/F29、伝送線路L1、カメラ付インターホン子機1の子機I/F14を介して子機スピーカ13へと伝送し、来訪者への呼出応答のための音声メッセージとして子機スピーカ13から出力させるとともに、同様に一致した録画映像に該当するグループに対応させた呼出音若しくは音声メッセージを出力手段28cの制御によりメモリ25から読み出し、居住者への呼出報知のための呼出音若しくは音声メッセージとして親機スピーカ20から出力させる。
ここで、モニタ付インターホン親機2のCPU28において、比較手段28bにて一致が検出された録画映像が第1のグループである居住者にとって望ましい友人等の来訪者の場合には、図3(a)の説明図に示すように「今、行きます。」のような通常音声メッセージがカメラ付インターホン子機1の子機スピーカ13から来訪者への呼出応答のための音声メッセージとして出力されるとともに、第1のグループに対応させた呼出音若しくは音声メッセージ(詳述せず)が居住者への呼出報知のための音声メッセージとして親機スピーカ20から出力される。一方、比較手段28bにて一致が検出された録画映像が第2のグループである居住者にとって望ましくない不審者や悪質なセールス等の迷惑な来訪者の場合には、図3(b)の説明図に示すように「セールスはお断りしています。」のような警報音声メッセージがカメラ付インターホン子機1の子機スピーカ13から来訪者への呼出応答のための音声メッセージとして出力されるとともに、第2のグループに対応させた呼出音若しくは音声メッセージ(詳述せず)が居住者への呼出報知のための音声メッセージとして親機スピーカ20から出力される。これにより、不審者や悪質なセールス等の望ましくない迷惑な来訪者に対する呼出応答時の利便性および防犯性が向上される。
なお、モニタ付インターホン親機2のCPU28において、比較手段28bが有する具体的な映像比較手段としては、例えば、来訪者の顔映像のエッジ検出を行い、右目、左目、鼻、口の場所を割り出し、右目と左目の間の距離、右目と鼻の間の距離、左目と鼻の間の距離、鼻と口の間の距離を測定して、これら4つの比をとり比較するアルゴリズムや、肌色検出して顔映像を抽出し、この顔画像部分の拡大縮小処理を行い顔画像を重ね合わせ、対応する部分の画素の差をとり、全て足し合わせた数値が、ある一定値以下であれば一致した人物であると判定し、一定値以上であれば一致しない人物であると判定するアルゴリズムが用いられる。
また、モニタ付インターホン親機2のCPU28は、上述の出力手段28cの制御のみならず、制御手段28dの制御により、メモリ25に予め記憶された複数の録画映像がJPEGコーデック24を介して圧縮された映像信号にて上書きされないように上書き禁止でき、この上書き禁止は各種選択ボタン26のグループ解除操作により解除されるばかりでなく、JPEGコーデック24を介して圧縮された映像信号を、静止画から構成される録画映像としてメモリ25に予め記憶された複数の録画映像の格納領域とは別の領域へと録画し記憶させることができる。
なお、本発明の実施例によるインターホン装置によれば、カメラ付インターホン子機1とモニタ付インターホン親機2との接続を伝送線路L1を介して有線接続させたが、有線接続に限定されず無線接続も好適とされ、無線接続を適用するにあたっては、カメラ付インターホン子機1の子機I/F14およびモニタ付インターホン親機2の親機I/F29に無線送受信機能を備える、若しくは子機I/F14および親機I/F29とは別の無線送受信回路、例えば、RF送受信回路がそれぞれ必要とされる。
本発明の実施例によるインターホン装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例によるインターホン装置において、モニタ付インターホン親機のモニタに出画される映像として、(a)は、居住者にとって望ましい友人等の来訪者の映像を示す画面構成図、(b)は、居住者にとって望ましくない不審者や悪質なセールス等の迷惑な来訪者の映像を示す画面構成図。 本発明の実施例によるインターホン装置において、カメラ付インターホン子機の子機スピーカから出力される来訪者への呼出応答のための音声メッセージとして、(a)は、居住者にとって望ましい友人等の来訪者への呼出応答のための音声メッセージを出力する場合の説明図、(b)は、居住者にとって望ましくない不審者や悪質なセールス等の迷惑な来訪者への呼出応答のための音声メッセージを出力する場合の説明図。
1……カメラ付インターホン子機
2……モニタ付インターホン親機
20……親機スピーカ(出力手段)
21……親機マイク(入力手段)
25……メモリ(記憶手段)
28a……分類手段
28b……比較手段
28c……出力手段
28d……制御手段
28e……選択手段

Claims (5)

  1. カメラ付インターホン子機(1)が有線若しくは無線を通じて接続され、前記カメラ付インターホン子機にて撮像された映像を静止画として録画しメモリ(25)に記憶させるモニタ付インターホン親機(2)を備え、
    前記モニタ付インターホン親機は、前記メモリに記憶された複数の録画映像を1つ若しくは複数のグループに予め分類するための分類手段(28a)と、前記カメラ付インターホン子機にて撮像された映像と前記メモリに記憶された複数の録画映像とを比較するための比較手段(28b)と、前記比較手段により映像が一致したと判定されたときその録画映像を含むグループに対応する音声メッセージを前記カメラ付インターホン子機から出力するための出力手段(28c)と、前記グループに分類された録画映像がその後前記カメラ付インターホン子機にて撮像される録画映像により上書きされないように上書き禁止とし、グループ解除されることにより上書き禁止を解除するための制御手段(28d)とを備えることを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記モニタ付インターホン親機は、前記比較手段により映像が一致したと判定されたときその録画映像を含むグループに対応する呼出音若しくは音声メッセージを前記モニタ付き親機から出力するための出力手段(20、28c)を備えることを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  3. 前記モニタ付インターホン親機は、前記カメラ付インターホン子機にて撮像される録画映像と前記グループに予め分類された録画映像とを前記メモリの別の領域に配置するための制御手段(28d)を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のインターホン装置。
  4. 前記モニタ付インターホン親機は、前記カメラ付インターホン子機から出力される前記音声メッセージを入力するための入力手段(21)と、前記入力手段から入力された音声メッセージを記憶するための記憶手段(25)とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項記載のインターホン装置。
  5. 前記モニタ付インターホン親機は、前記グループに対応する音声メッセージを複数の候補から選択することができる選択手段(28e)を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか1項記載のインターホン装置。
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