JP2006270625A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】集合住宅内へ不法に侵入した泥棒等の不審者に対する防犯性を高める。
【解決手段】集合住宅内から外へ出ようとしている人物P2がオートドア5に接近し人体感知センサ7にて検知されると、オートドア駆動装置6の制御によるオートドアの開成に連動して監視カメラ2にて人物監視映像が撮像され、この人物監視映像を制御装置8の制御により録画装置3に保存させることができる。また、集合玄関機1にて呼出操作を行った来訪者P1からの呼び出しを確認した居住者が居室親機4a、4b、・・・のカメラ選択ボタン43を操作すると、監視カメラのアングルが制御装置の制御により一時的に来訪者に向けられ、この監視カメラにて撮像された来訪者映像を居室親機のモニタ40に出画させることができるばかりでなく、制御装置の制御により録画装置に保存させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】集合住宅内から外へ出ようとしている人物P2がオートドア5に接近し人体感知センサ7にて検知されると、オートドア駆動装置6の制御によるオートドアの開成に連動して監視カメラ2にて人物監視映像が撮像され、この人物監視映像を制御装置8の制御により録画装置3に保存させることができる。また、集合玄関機1にて呼出操作を行った来訪者P1からの呼び出しを確認した居住者が居室親機4a、4b、・・・のカメラ選択ボタン43を操作すると、監視カメラのアングルが制御装置の制御により一時的に来訪者に向けられ、この監視カメラにて撮像された来訪者映像を居室親機のモニタ40に出画させることができるばかりでなく、制御装置の制御により録画装置に保存させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、マンション等の集合住宅に設置される集合住宅インターホンシステムに係り、特に、集合住宅内へと不法に侵入した泥棒等の不審者に対する防犯性が高められた集合住宅インターホンシステムに関する。
従来から、マンション等の集合住宅に設置される集合住宅インターホンシステムとして、図2のシステム説明図に示す構成の集合住宅インターホンシステムが提案されている。
従来例の集合住宅インターホンシステムにおいて、集合住宅の複数の住戸内にそれぞれ在室中の居住者のうち特定の居住者を来訪者P101が呼び出して通話を成立させるにあたり、集合住宅のエントランスに設置された集合玄関機101にて所定の呼出操作を行うと、少なくとも(呼出操作を行った)来訪者P101の映像(以下、来訪者映像という。)が内蔵カメラ110にて撮像される。また、集合玄関機101からの呼び出しがあることを報知するにあたり、(複数の)居室親機103a、103b、・・・のうち呼出先である居住者の住戸内に設置された当該居室親機、例えば、居室親機103aでは、集合玄関機101の内蔵カメラ110にて撮像された来訪者映像をモニタ130に出画させるとともに、スピーカ131から呼出音(音声メッセージを含む。)を出力(放音)させることができる。
また、呼出先の居住者が居室親機103aのカメラ選択ボタン133を操作すると、この操作を検出した制御装置106の制御により、集合玄関機101の内蔵カメラ110にて撮像された来訪者映像および/または前述の内蔵カメラ110とは別のアングルの監視カメラ102にて撮像された来訪者映像をモニタ130に出画させることができる。
また、居室親機103aのモニタ130に出画された来訪者映像、すなわち、集合玄関機101の内蔵カメラ110にて撮像された来訪者映像および/または監視カメラ102にて撮像された来訪者映像とスピーカ131から出力(放音)された呼出音(音声メッセージを含む。)とをもとに、集合玄関機101にて呼出操作を行った来訪者P101からの呼び出しを当該来訪者の判別と併せて確認した呼出先の居住者が通話ボタン134を操作すると、この操作を検出した制御装置106の制御により、呼出元の来訪者P101が使用する集合玄関機101の通話機能(詳述せず)と呼出先の居住者が使用する居室親機103aのスピーカ131およびマイク132との間の通話路が形成され、形成された通話路を介して音声信号を送受信させることで通話が成立する。
さらに、居室親機103aのモニタ130に出画された来訪者映像、すなわち、集合玄関機101の内蔵カメラ110にて撮像された来訪者映像および/または監視カメラ102にて撮像された来訪者映像とスピーカ131から出力(放音)された呼出音(音声メッセージを含む。)とをもとに、集合玄関機101にて呼出操作を行った来訪者P101からの呼び出しを当該来訪者の判別と併せて確認した呼出先の居住者が、例えば、前述のような通話成立中にオートロック解除ボタン135を操作すると、この操作を検出した制御装置106によりオートドア駆動装置105が制御され、オートドア104が開成されることにより、来訪者P101は開成されたオートドア104を通って集合住宅内へと入り、呼出先である居住者の住戸に向かうことができる。
なお、従来例の集合住宅インターホンシステムを戸建住宅用のインターホンシステムに適用するにあたっては、複数のカメラ手段によって撮像される来客映像(来訪者映像と同意。)を、1台のモニタテレビにおいて同時確認することのできるテレビインターホンシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)
特開2003−250151号公報(段落番号0019〜0053、図1〜図8)
しかしながら、従来例の集合住宅インターホンシステムにおいて、集合玄関機101の内蔵カメラ110および監視カメラ102には、それぞれで異なるアングルが固定エリアとして予めプリセットされている。例えば、集合玄関機101の内蔵カメラ110に予めプリセットされている固定エリアとは、当該集合玄関機の正面を基準に呼出操作を行った来訪者P101の来訪者映像を撮像する範囲A101であり、監視カメラ102に予めプリセットされている固定エリアとは、集合玄関機101に向けられ呼出操作を行った来訪者P101の来訪者映像を左斜め後方から撮像する範囲A102であるように、何れのカメラであっても呼出操作を行った来訪者P101の来訪者映像を撮像することができる。一方、オートドア104を通って集合住宅内から外へと出ようとしている人物P102の映像を撮像することはできず、この人物P102が不法に集合住宅内へと侵入した泥棒等の不審者であった場合には、不審者の特定が困難であることから、防犯性が低下していた。
本発明は、前述を解消するためになされたもので、集合住宅内からオートドアを通って外へ出ようとしている人物の映像を撮像し保存することにより、集合住宅内へと不法に侵入した泥棒等の不審者の特定を容易として防犯性を高めた集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置され来訪者が居住者を呼び出して通話を成立させるとともに、少なくとも来訪者を内蔵カメラにて撮像して来訪者映像を出力するための集合玄関機と、来訪者を内蔵カメラとは別のアングルで撮像して来訪者映像を出力するための監視カメラと、来訪者映像をモニタに出画するとともに、来訪者からの呼び出しに居住者が応答して通話を成立させるための居室親機と、居室親機または集合玄関機の操作により開閉制御されるオートドアと、集合住宅内から外へ出ようとする人物がオートドアに接近したことを人体感知センサが検知することによりオートドアを開閉駆動するためのオートドア駆動装置と、人体感知センサが人物を検知したとき、監視カメラのアングルをオートドアに向け、人物を撮像して人物監視映像を録画装置に保存するための制御装置とを備えたものである。
また、本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様である集合住宅インターホンシステムにおいて、居室親機は、オートドアを通って集合住宅内から外へ出ようとする人物の人物監視映像を撮像する範囲を固定エリアとする向きに予めプリセットされている監視カメラのアングルを、エントランスに来訪者が居る場合は一時的に来訪者の向きに変更するためのカメラ選択ボタンを有するものである。
また、本発明の第3の態様は、本発明の第1の態様または第2の態様である集合住宅インターホンシステムにおいて、録画装置は、エントランスに居る来訪者の来訪者映像を監視カメラにて撮像し保存するものである。
本発明の集合住宅インターホンシステムによれば、集合住宅内から外へ出ようとしている人物がオートドアに接近し人体感知センサにて検知されると、オートドア駆動装置の制御によるオートドアの開成に連動して監視カメラにて人物監視映像が撮像され、この人物監視映像を制御装置の制御により録画装置に保存させることができる。これにより、人体感知センサにて検知された人物が不法に集合住宅内へと侵入した泥棒等の不審者であっても、その特定が録画装置から読み出した人物監視映像をもとに容易に可能となり、防犯性が高められる。
また、集合玄関機にて呼出操作を行った来訪者からの呼び出しを確認した居住者が居室親機のカメラ選択ボタンを操作すると、集合住宅内から外へ出ようとする人物の人物監視映像を撮像する範囲を固定エリアとする向きに予めプリセットされている監視カメラのアングルが制御装置の制御により一時的に来訪者に向けられ、この監視カメラにて撮像された来訪者映像を居室親機のモニタに出画させることができるばかりでなく、制御装置の制御により録画装置に保存させることができる。これにより、監視カメラにて撮像される映像を保存する録画装置のメモリ容量を有効的に活用できる。
以下、本発明の集合住宅インターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムの構成を示すシステム説明図である。
図1のシステム説明図に示す集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置され、複数の住戸内にぞれぞれ在室中の居住者のうち特定の居住者を来訪者P1が呼び出して通話を成立させるとともに、少なくとも来訪者P1の映像をCCD(Charge Coupled Device)撮像素子、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像素子等の内蔵カメラ10にて撮像して来訪者映像を出力するための集合玄関機1と、集合住宅のエントランスに設置され、前述の集合玄関機1の内蔵カメラ10のアングル、例えば、当該集合玄関機の正面を基準に呼出操作を行った来訪者P1の来訪者映像を撮像する範囲A1とは異なる別のアングル(後述する)で来訪者P1を撮像して来訪者映像を出力するとともに、集合住宅内から外へ出ようとしている人物P2の映像を撮像して人物監視映像を出力するためのCCD撮像素子、CMOS撮像素子等の監視カメラ2と、監視カメラ2にて撮像された来訪者映像および/または人物監視映像を録画データとして保存するためのRAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の録画装置3と、集合住宅の複数の住戸内にぞれぞれ設置され、集合玄関機1にて呼出操作を行った来訪者P1からの呼び出しが当該集合玄関機の内蔵カメラ10にて撮像された来訪者映像の出画とともに報知され、この呼出報知を確認した居住者が応答して来訪者P1との間で通話を成立させるとともに、監視カメラ2にて撮像されたリアルタイムの来訪者映像および/または人物監視映像、或いは録画装置3から読み出された録画データである来訪者映像および/または人物監視映像を出画するための(複数の)居室親機4a、4b、・・・と、集合住宅内に居る人物P2が外へ出ようとする場合に自動的に開成(開成制御)されるとともに、集合玄関機1または居室親機4a、4b、・・・にて行われる所定の操作(解錠操作)により開閉制御されるオートドア5と、オートドア5を開閉駆動させるためのオートドア駆動装置6と、集合住宅内からオートドア5に接近した人物P2(の存在)を検知するための人体感知センサ7と、玄関機ラインL1を介して接続された集合玄関機1、カメララインL2を介して接続された監視カメラ2、録画装置ラインL3を介して接続された録画装置3、居室親機ラインL4を介してバス接続された(複数の)居室親機4a、4b、・・・、駆動装置ラインL5を介して接続されたオートドア駆動装置6、センサラインL6を介して接続された人体感知センサ7をそれぞれ制御するための制御装置8とから構成され、この制御装置8には、前述の集合玄関機1、監視カメラ2、録画装置3、(複数の)居室親機4a、4b、・・・、人体感知センサ7をそれぞれ制御する計時機能が備えられた主制御回路80と、前述のオートドア駆動装置6を制御するためのオートロック制御回路81とを有している。
また、(複数の)居室親機4a、4b、・・・はそれぞれ同様な構成であり、集合玄関機1の内蔵カメラ10および/または監視カメラ2にて撮像されたリアルタイムの来訪者映像、監視カメラ2に撮像されたリアルタイムの人物監視映像、録画装置3から読み出された録画データである来訪者映像および/または人物監視映像をそれぞれ出画するためのLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Lumunescence)ディスプレイ等のモニタ40と、来訪者P1により呼出操作が行われた集合玄関機1からの呼び出しがある旨の呼出音(音声メッセージを含む。)を出力(放音)するとともに、居住者が来訪者P1との間で通話を成立させるにあたり当該来訪者からの音声である受話音声が出力(放音)されるスピーカ41と、スピーカ41とともに居住者が通話を成立させるにあたり使用し、送話音声を入力するためのするマイク42と、オートドア5を通って集合住宅内から外へ出ようとする人物P2の人物監視映像を撮像する範囲A2を固定エリアとする向きに予めプリセットされている監視カメラ2のアングルを、エントランスに来訪者P1が居る場合は一時的に当該来訪者の向きに変更するためのカメラ選択ボタン43と、来訪者P1により呼出操作が行われた集合玄関機1からの呼び出しを当該来訪者の判別と併せて確認した居住者が応答して通話を成立させるための通話ボタン44およびオートドア5を開成(開成制御)させて来訪者P1を集合住宅内に招き入れるためのオートロック解錠ボタン45と、録画装置3に録画データとして保存されている来訪者映像および/または人物監視映像を読み出して自居室親機のモニタ40に出画させるための再生ボタン46とを有している。
このように構成された本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
なお、本発明の実施例において、集合住宅のエントランスに居る来訪者P1が集合玄関機1にて所定の呼出操作を行い、集合住宅の複数の住戸内にそれぞれ在室中の居住者のうち特定の居住者を呼び出すにあたり、集合玄関機1の内蔵カメラ10にて撮像された少なくとも(呼出操作を行った)来訪者P1の来訪者映像を呼出先である居住者の住戸内に設置された当該居室親機、例えば、居室親機4aのモニタ40に出画させるとともに、来訪者P1からの呼び出しがある旨の呼出音(音声メッセージを含む。)をスピーカ41から出力(放音)させる呼出報知の動作については、従来例の該当動作と同様であることから、その説明は省略する。
図1のシステム説明図において、集合住宅のエントランスに居る来訪者P1の来訪者映像として、前述の集合玄関機1の内蔵カメラ10にて撮像された来訪者映像のみならず、監視カメラ2にて撮像される来訪者映像を居室親機4aのモニタ40に出画させるため、呼出先の居住者がカメラ選択ボタン43を操作すると、自居室親機に割り当てられている居室番号を付加させたカメラ選択切換信号が生成される。このカメラ選択切換信号は、居室親機4aから居室親機ラインL4を介して制御装置8の主制御回路80へと伝送されるとともに、居室親機4aを除く他の居室親機4b、・・・へとそれぞれ伝送される。
なお、居室親機4aを除く他の居室親機4b、・・・では、伝送されてきたカメラ選択切換信号が制御装置8の主制御回路80からの出力信号でないことから、当該カメラ選択切換信号についてそれぞれ無効であると判断する。
居室親機4aからのカメラ選択切換信号を検出した制御装置8の主制御回路80は、オートドア5を通って集合住宅内から外へ出ようとする人物P2を撮像する範囲A2が固定エリアとする向きに予めプリセットされている監視カメラ2のアングルを、一時的に来訪者P1の向きに変更するためのアングル制御信号(以下、第1のアングル制御信号という。)を生成するとともに、計時機能が能動となり所定のアングル変更時間の計時を開始する。なお、主制御回路80にて生成された第1のアングル制御信号は、カメララインL2を介して監視カメラ2へと伝送される。
また、制御装置8の主制御回路80からの第1のアングル制御信号を検出した監視カメラ2は、そのアングルを、予めプリセットされているオートドア5を通って集合住宅内から外へ出ようとする人物P2の向きから来訪者P1の向き、例えば、呼出操作を行った来訪者P1の来訪者映像を左斜め後方から撮像する向きに変更する。この監視カメラ2にて撮像された来訪者映像は、適宜、来訪者映像信号に信号処理された後、前述の第1のアングル制御信号と逆の経路を介して制御装置8の主制御回路80へと伝送される。
また、制御装置8の主制御回路80は、監視カメラ2からの来訪者映像信号に前述のカメラ選択操作が行われた居室親機4aに割り当てられている居室番号を付加させた後、居室親機ラインL4を介して全ての居室親機4a、4b、・・・へと出力するとともに、監視カメラ2からの来訪者映像信号を信号処理、例えば、圧縮させた後、録画装置ラインL3を介して接続された録画装置3に録画データとして保存することができる。
さらに、全ての居室親機4a、4b、・・・は、制御装置8の主制御回路80からの来訪者映像信号に付加されている居室番号と自居室親機に割り当てられている居室番号とが一致した場合にのみ、監視カメラ2にて撮像された来訪者映像をモニタ40に出画させることができる。ここでは、居室親機4aのみ当該居室番号が一致し、監視カメラ2にて撮像された来訪者映像がモニタ40に出画される。
前述までの説明から明らかなように、呼出先である居住者の住戸内に設置された居室親機4aのモニタ40には、カメラ選択ボタン43の操作の有無に応じて、集合玄関機1の内蔵カメラ10にて撮像された来訪者映像および/または監視カメラ2にて撮像された来訪者映像を選択して出画させることができる。
なお、制御装置8の主制御回路80にて計時されている前述のアングル変更時間がタイムアップとなると、これを検出した主制御回路80は、アングル復旧信号を生成して前述のアングル変更信号と同様な経路を介して監視カメラ2へと出力することにより、このアングル復旧信号が検出された監視カメラ2では、呼出操作を行った来訪者P1の来訪者映像を左斜め後方から撮像する向きに変更されていたアングルが予めプリセットされているオートドア5を通って集合住宅内から外へ出ようとする人物P2の向きに復旧されるとともに、アングルが復旧された監視カメラ2にて撮像される映像の録画装置3への保存動作が主制御回路80の制御により停止されることから、録画装置3のメモリ容量を有効的に活用できる。
次に、居室親機4aのモニタ40に出画された来訪者映像、すなわち、集合玄関機1の内蔵カメラ10にて撮像された来訪者映像および/または監視カメラ2にて撮像された来訪者映像とスピーカ41から出力(放音)された呼出音(音声メッセージを含む。)とをもとに、集合玄関機1にて呼出操作を行った来訪者P1からの呼び出しを当該来訪者の判別と併せて確認した呼出先の居住者が通話ボタン44を操作すると、呼出先の居住者が使用する居室親機4aのスピーカ41およびマイク42と居室親機ラインL4の間の通話路が形成されるとともに、自居室親機に割り当てられている居室番号を付加させた呼出応答信号が生成される。この呼出応答信号は、前述のカメラ選択切換信号と同様な経路を介して、制御装置8の主制御回路80および居室親機4aを除く他の居室親機4b、・・・へとそれぞれ伝送される。
なお、居室親機4aを除く他の居室親機4b、・・・では、伝送されてきた呼出応答信号が制御装置8の主制御回路80からの出力信号でないことから、当該呼出応答信号についてそれぞれ無効であると判断する。
また、居室親機4aからの呼出応答信号を検出した制御装置8の主制御回路80は、来訪者が使用する集合玄関機1の通話機能(詳述せず)が能動となるように当該集合玄関機を制御することにより、呼出先の居住者が使用する居室親機4aのスピーカ41およびマイク42と来訪者が使用する集合玄関機1の通話機能(詳述せず)との間の通話路が形成され、形成された通話路を介して音声信号を送受信させることで通話が成立する。
次に、居室親機4aのモニタ40に出画された来訪者映像、すなわち、集合玄関機1の内蔵カメラ10にて撮像された来訪者映像および/または監視カメラ2にて撮像された来訪者映像とスピーカ41から出力(放音)された呼出音(音声メッセージを含む。)とをもとに、集合玄関機1にて呼出操作を行った来訪者からの呼び出しを当該来訪者の判別と併せて確認した呼出先の居住者が、例えば、前述のような通話成立中にオートロック解除ボタン45を操作すると、自居室親機に割り当てられている居室番号を付加させたオートロック解錠起動信号が生成される。このオートロック解錠起動信号は、居室親機4aから居室親機ラインL4、制御装置8の主制御回路80を介してオートロック制御回路81へと伝送されるとともに、居室親機4aを除く他の居室親機4b、・・・へとそれぞれ伝送される。
なお、居室親機4aを除く他の居室親機4b、・・・では、伝送されてきたオートロック解除起動信号が制御装置8の主制御回路80からの出力信号でないことから、当該オートロック解除起動信号についてそれぞれ無効であると判断する。
また、居室親機4aからのオートロック解錠起動信号を検出した制御装置8のオートロック制御回路81は、予め施錠されているオートドア5をオートドア駆動装置6の制御により(自動的に)開成させるためのオートロック解除信号を生成する。このオートロック信号は、オートロック制御回路81から駆動装置ラインL5を介してオートドア駆動装置6へと伝送される。
さらに、制御装置8のオートロック制御回路81からのオートロック解除信号を検出したオートドア駆動装置6は、予め施錠されているオートドア5を解錠させることにより、来訪者P1は(自動的に)開成されたオートドア5を通って集合住宅内へと入り、呼出先である居住者の住戸に向かうことができる。
次に、集合住宅内から外へ出ようとしている人物P2が予め施錠されているオートドア5に接近すると、人体感知センサ7が検知エリアA3内における人物P2(の存在)を検知し、その旨の人体感知信号を生成する。この人体感知信号は、人体感知センサ7からセンサラインL6を介して制御装置8の主制御回路80へと伝送される。
人体感知センサ7からの人体感知信号を検出した制御装置8の主制御回路80は、オートロック制御回路81を制御して前述のオートロック解除信号を駆動装置ラインL5を介してオートドア駆動回路6に出力させるとともに、監視カメラ2のアングルを、予めプリセットされているオートドア5を通って集合住宅内から外へ出ようとする人物P2を撮像する範囲A2で固定させるためのアングル制御信号(以下、第2のアングル制御信号という。)を生成する。なお、主制御回路80にて生成された第2のアングル制御信号は、前述の第1のアングル制御信号と同様な経路を介して監視カメラ2へと伝送される。
また、制御装置8のオートロック制御回路81からのオートロック解除信号を検出したオートドア駆動装置6は、予め施錠されているオートドア5を解錠させることにより、集合住宅内に居る人物P2は(自動的に)開成されたオートドア5を通って外へ出ることができる。
また、制御装置8の主制御回路80からの第2のアングル制御信号を検出した監視カメラ2は、そのアングルが予めプリセットされているオートドア5を通って集合住宅内から外へ出ようとする人物P2の向きで固定されることから、(自動的に)開成されたオートドア5を通って外へ出ようとしている人物P2の人物監視映像を正面から撮像することができる。この監視カメラ2にて撮像された人物監視映像は、適宜、人物監視映像信号に信号処理された後、前述の来訪者映像信号と同様な経路を介して制御装置8の主制御回路80へと伝送される。
さらに、制御装置8の主制御回路80は、監視カメラ2からの人物監視映像信号を信号処理、例えば、圧縮させた後、録画装置ラインL3を介して接続された録画装置3に録画データとして保存することができる。
次に、前述のように録画装置3に保存された録画データである来訪者映像信号および/または人物監視映像信号を読み出すにあたって、集合住宅の複数の住戸内にそれぞれ在室中の居住者のうち、例えば、居室親機4aが設置された住戸内に在室中の居住者が再生ボタン46を操作して所望の録画データを選択すると、自居室親機に割り当てられている居室番号を付加させた録画データ読出信号が生成される。この録画データ読出信号は、前述のカメラ切換選択信号および呼出応答信号と同様な経路を介して、制御装置8の主制御回路80および居室親機4aを除く他の居室親機4b、・・・へとそれぞれ伝送される。
なお、居室親機4aを除く他の居室親機4b、・・・では、伝送されてきた録画データ読出信号が制御装置8の主制御回路80からの出力信号でないことから、当該録画データ読出信号についてそれぞれ無効であると判断する。
また、居室親機4aからの録画データ読出信号を検出した制御装置8の主制御回路80は、所望の録画データを録画装置ラインL3を介して接続された録画装置3から読み出し、読み出された録画データを信号処理、例えば、伸張させた後、居室親機4aに割り当てられている居室番号を付加させた録画データ信号を生成する。この録画データ信号は、主制御回路80から居室親機ラインL4を介して全ての居室親機4a、4b、・・・へとそれぞれ伝送される。
さらに、全ての居室親機4a、4b、・・・は、制御装置8の主制御回路80からの録画データ信号に付加されている居室番号と自居室親機に割り当てられている居室番号とが一致した場合にのみ、録画装置3から読み出された録画データである来訪者映像および/または人物監視映像をモニタ40に出画させることができる。ここでは、居室親機4aのみ当該居室番号が一致し、録画装置3から読み出された録画データである来訪者映像および/または人物監視映像がモニタ40に出画されることにより、特に、人物監視映像に映し出されている人物P2が集合住宅内へと不法に侵入した泥棒等の不審者であった場合、その不審者の特定が容易となり、防犯性が高められる。
なお、本発明の実施例によれば、録画装置3に保存させた録画データである人物監視映像を出画させる端末として、(複数の)居室親機4a、4b、・・・を適用したが、これに限定されず、公衆回線やインターネット等の通信網を利用して制御装置8(の主制御回路80)と警備会社等に設置されるサーバ(図示せず)とを接続することにより、録画装置3に保存させた録画データである人物監視映像を警備会社等に定期的に転送させることもでき、集合住宅内へと不法に侵入した泥棒等の不審者の特定が警備会社等でも可能となり、防犯性をさらに高めることができる。
また、本発明の実施例によれば、カメラ選択ボタン43、通話ボタン44、オートロック解錠ボタン45、再生ボタン46を個別の操作ボタンとして(複数の)居室親機4a、4b、・・・にそれぞれ設けたが、この構成の当該居室親機に限定されず、前述の各種ボタン43、44、45、46をタッチパネルとして設けることもできる。
また、本発明の実施例によれば、集合玄関機1、監視カメラ2、録画装置3、(複数の)居室親機4a、4b、・・・をそれぞれ制御するための主制御回路80とオートドア駆動装置6を制御するためのオートロック制御回路81とが備えられた制御装置8を適用したが、この構成の当該制御装置に限定されず、集合玄関機1、監視カメラ2、録画装置3、(複数の)居室親機4a、4b、・・・をそれぞれ制御するためのインターホン制御装置およびオートドア駆動装置6を制御するためのオートロック制御装置のように、別途の制御装置として設けることもできる。
さらに、本発明の実施例によれば、オートドア駆動装置6および人体感知センサ7をそれぞれ別体として設けたが、この構成に限定されず、オートドア駆動装置6および人体感知センサ7を一体的に構成して設けることもできる。
1……集合玄関機
10……内蔵カメラ
2……監視カメラ
3……録画装置
4a、4b、・・・ ……(複数の)居室親機
43……カメラ選択ボタン
5……オートドア
6……オートドア駆動装置
7……人体感知センサ
8……制御装置
P1……来訪者
P2……(集合住宅内から外へ出ようとしている)人物
10……内蔵カメラ
2……監視カメラ
3……録画装置
4a、4b、・・・ ……(複数の)居室親機
43……カメラ選択ボタン
5……オートドア
6……オートドア駆動装置
7……人体感知センサ
8……制御装置
P1……来訪者
P2……(集合住宅内から外へ出ようとしている)人物
Claims (3)
- 集合住宅のエントランスに設置され来訪者(P1)が居住者を呼び出して通話を成立させるとともに、少なくとも前記来訪者を内蔵カメラ(10)にて撮像して来訪者映像を出力するための集合玄関機(1)と、前記来訪者を前記内蔵カメラとは別のアングルで撮像して来訪者映像を出力するための監視カメラ(2)と、前記来訪者映像をモニタ(40)に出画するとともに、前記来訪者からの呼び出しに前記居住者が応答して前記通話を成立させるための居室親機(4a、4b、・・・)と、前記居室親機または前記集合玄関機の操作により開閉制御されるオートドア(5)と、集合住宅内から外へ出ようとする人物(P2)が前記オートドアに接近したことを人体感知センサ(7)が検知することにより前記オートドアを開閉駆動するためのオートドア駆動装置(6)と、前記人体感知センサが前記人物を検知したとき、前記監視カメラのアングルを前記オートドアに向け、前記人物を撮像して人物監視映像を録画装置(3)に保存するための制御装置(8)とを備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
- 前記居室親機は、前記オートドアを通って前記集合住宅内から外へ出ようとする前記人物の前記人物監視映像を撮像する範囲を固定エリアとする向きに予めプリセットされている前記監視カメラのアングルを、前記エントランスに前記来訪者が居る場合は一時的に前記来訪者の向きに変更するためのカメラ選択ボタン(43)を有することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記録画装置は、前記エントランスに居る前記来訪者の前記来訪者映像を前記監視カメラにて撮像し保存することを特徴とする請求項1または請求項2記載の集合住宅インターホンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086935A JP2006270625A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 集合住宅インターホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005086935A JP2006270625A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 集合住宅インターホンシステム |
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Family
ID=37206094
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006270625A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2005-03-24 JP JP2005086935A patent/JP2006270625A/ja active Pending
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