JP2009232074A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents

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Kazuyuki Matsumoto
和之 松本
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徹 安東
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Abstract

【課題】 集合住宅での迷惑な呼び出し行為が発生したらそれを検出し、管理人等に通報する集合住宅インターホンシステムを提供する。
【解決手段】 制御装置5は住戸玄関機3が順次呼出操作された際に特定の呼出順を記憶した住戸呼出順記憶部53を備え、制御装置制御部54は住戸玄関機3による呼出操作を監視して、呼出順序が住戸呼出順記憶部53に記憶した順序と一致した場合に迷惑な呼び出し発生と判断して迷惑呼出発生信号を生成し、住戸親機2、管理室親機4、集合玄関機1に通知し、通知を受けた各機器はその旨を表示させた。また、迷惑な呼び出し発生と判断したら、呼び出しを受けた住戸親機2は呼び出しを管理室親機4へ転送し、迷惑な来訪者に対して管理人が応答可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集合住宅インターホンシステムに関し、特に迷惑な来訪者による呼出操作を判別する機能を備えた集合住宅インターホンシステムに関する。
従来の集合住宅インターホンシステムにおいて、迷惑な来訪者に対処する機能を備えたものに例えば特許文献1に開示された技術があった。この技術は、集合玄関機に貨幣投入部を設け、集合玄関機を使用して居住者を呼び出す際は貨幣の投入を必要とするもので、投入された貨幣は呼出先の居住者が不在であれば所定時間経過後に返却されるし、応答が成された場合は、集合玄関のオートドア解錠時に返却されるよう動作した。
このように貨幣の投入を必要とすることで、迷惑な来訪者による呼出操作を抑制することができた。
特開2003−324539号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術は、迷惑な来訪者に対して、呼出回数を減らせることができても、集合玄関機からの呼び出しに対して居住者が在室している場合は、相変わらず応答していた。また、このような迷惑な来訪者がいったん集合住宅内に入り込んだら、個々の住戸毎に貨幣投入部が有るわけではないので、従来と同様に自由に住戸玄関機を使用して呼出操作がなされた。そのため、迷惑な勧誘や訪問販売等を行う迷惑行為者による呼び出しを防ぐことができず、各居住者が十分に注意して対応しないと迷惑行為に巻き込まれる可能性があり、迷惑な来訪者を未然に防ぐための有効な手段とはいえなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、集合住宅での迷惑な呼び出し行為が発生したらそれを検出し、管理人等に通報する集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、エントランス等に設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機と、各住戸に設置されて集合玄関機からの呼び出しに応答するための住戸親機と、個々の住戸玄関に設置されて居住者を呼び出すための住戸玄関機と、管理室に設置されて居住者等と通話するための管理室親機と、集合玄関機、住戸親機、管理室親機間の通信を制御する制御装置とを備えた集合住宅インターホンシステムにおいて、
制御装置は、複数の住戸玄関機の呼出順序を記憶した住戸呼出順記憶部と、住戸玄関機による呼出操作を監視して、呼出順序が住戸呼出順記憶部に記憶された順序と一致した場合に迷惑呼出発生と判断する迷惑呼出判断手段を備え、制御装置は、迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出し発生と判断したら、迷惑呼出発生信号を生成して、住戸親機、管理室親機、集合玄関機のうち少なくとも管理室親機に送信することを特徴とする。
この構成によれば、集合住宅内の個々の住戸玄関機において通常あり得ない特徴ある呼出操作が成されたら、それを検出して迷惑な呼出操作や不審な呼び出しと判断して管理室親機等に通知するので、それを認識した管理人等により退去を促したり居住者に注意を促すことができ、迷惑行為の発生を速やかに認識して対処することが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、住戸玄関機は来訪者を撮像するためのカメラを備えると共に、住戸親機、制御装置、管理室親機のうちの少なくとも制御装置にカメラの撮像映像を記憶する映像記録部を設け、制御装置は、迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出し発生と判断したら、判断するに至り最後に操作された住戸玄関機カメラの撮像映像を、映像記録部に記憶させることを特徴とする。
この構成によれば、迷惑な呼出操作が成されたら、その操作者の映像を記録するため、不審者情報を映像で入手でき、その後の対応や犯罪の防止に役立てることができる。
請求項3の発明は、エントランス等に設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機と、各住戸に設置されて集合玄関機からの呼び出しに応答するための住戸親機と、管理室に設置されて居住者等と通話するための管理室親機と、集合玄関機、住戸親機、管理室親機間の通信を制御する制御装置とを備えた集合住宅インターホンシステムにおいて、制御装置或いは集合玄関機は、集合玄関機が操作されて複数の居住者が順次呼び出される場合の特定の呼出順序を記憶した住戸呼出順記憶部と、集合玄関機からの呼出操作を監視して、呼出順序が住戸呼出順記憶部に記憶された順序と一致した場合に迷惑な呼び出し発生と判断して通報制御する迷惑呼出判断手段を備え、制御装置は、迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出し発生と判断したら、迷惑呼出発生信号を生成し、住戸親機、管理室親機、集合玄関機のうち少なくとも管理室親機に送信することを特徴とする。
この構成によれば、集合住宅への来訪者が通常あり得ない特徴ある呼出操作を行ったら、それを検出して迷惑な呼出操作や不審な呼び出しと判断して管理室親機等に通知するので、それを認識した管理人等により退去を促したり居住者に注意を促すことができ、迷惑行為の発生を速やかに認識して対処することが可能となる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の発明において、集合玄関機は来訪者を撮像するためのカメラを有すると共に、制御装置或いは管理室親機はカメラの撮像映像を記憶する映像記録部を有し、制御装置は、迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出し発生と判断したら、集合玄関機カメラの撮像映像を映像記録部に記憶させることを特徴とする。
この構成によれば、迷惑な呼び出しが成されたら、その不審者の映像を記録するため、不審者情報を映像で入手でき、その後の対応や犯罪の防止に役立てることができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、迷惑呼出判断手段による判断を所定時間の間停止させる迷惑判断停止操作部を有することを特徴とする。
この構成によれば、宅配業者や住宅管理業者が入る場合には、管理人等により所定時間は迷惑呼出判断手段の動作が停止するので、誤動作することがなく居住者に不安を抱かせるのを防止できる。また、所定時間がきたら自動復帰するので、迷惑呼出判断手段の動作が停止したままとなることが無く、セキュリティを維持できる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、住戸親機は、迷惑呼出判断手段からの迷惑呼出発生信号を受けて、集合玄関機或いは住戸玄関機からの呼び出し、或いは通話を、管理室親機に転送制御する通話制御部を有し、迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出しが成されたと判断したら、不審者の呼出操作に対して管理室親機から応答可能としたことを特徴とする。
この構成によれば、迷惑な呼出操作が発生したら、呼び出しが管理人に転送されるため、不審者の扱いに慣れた管理人によるスムーズな応対が可能となり、居住者は不審者の呼び出しに応答する必要がなく、不審者の応対でトラブルが発生するのを防止できる。
本発明によれば、集合住宅内や集合玄関において通常あり得ない特徴ある呼出操作が成されたら、それを検出して迷惑な呼出操作や不審な呼び出しと判断して管理室親機等に通知するので、それを認識した管理人等により退去を促したり居住者に注意を促すことができ、迷惑行為の発生を速やかに認識して対処することが可能となる。また、迷惑な呼出操作が成されたら、その操作者の映像を記録するため、不審者を映像で入手できその後の対応や犯罪の防止に役立てることができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る集合住宅インターホンシステムの一例を示す構成図であり、1はエントランス等に設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機、2は各住戸に設置されて集合玄関機1からの呼び出しに応答するための住戸親機、3は個々の住戸玄関に設置されて居住者を呼び出すための住戸玄関機、4は管理室に設置されて居住者等と通話するための管理室親機、5は集合玄関機1、住戸親機2,2・・、管理室親機4間の通信を制御する制御装置である。
集合玄関機1は玄関機伝送線L1を介して制御装置5に接続され、住戸親機2は親機幹線L2により制御装置5に接続されている。また、住戸玄関機3は住戸伝送線L3を介して住戸親機2に接続され、管理室親機4は親機伝送線L4を介して制御装置5に接続されている。
集合玄関機1は、来訪者が居住者を選択して呼出操作を行うための操作部10、操作の結果などを表示する表示部11、呼出先の住戸親機2等と通話するためのマイク12aおよびスピーカ12bを備えた通話部12、来訪者を撮像するためのカメラ13と、制御装置5と通信を行うための通信回路14、制御装置5との間で音声信号を送受し映像信号を送信するための音声映像回路15、図示しないオートドアの電気錠を解錠/施錠する電気錠制御部16、集合玄関機1全体の制御を行う集合玄関機制御部17等を備えている。
住戸親機2は、各種操作を行うための操作部20、集合玄関機や住戸玄関機に設置されたカメラの撮像映像を表示するための表示部21、集合玄関機1等と通話するためのマイク22aおよびスピーカ22bを備えた通話部22、制御装置5との通信を行うための第1通信回路23a、制御装置5との間で音声信号および映像信号を送受信するための第1音声映像回路24a、住戸玄関機3と通信を行なうための第2通信回路23b、住戸玄関機3から音声信号および映像信号を受信するための第2音声映像回路24b、映像を録画するための映像記録部25と、住戸親機2全体の制御を行う親機制御部26等を備えている。
住戸玄関機3は、集合住宅内の住戸玄関において来訪者が居住者を呼び出すための呼出ボタン30、住戸親機2と通話するためのマイク31aおよびスピーカ31bを備えた通話部31、来訪者を撮像するためのカメラ32、住戸親機2と通信を行うための通信回路33、住戸親機2との間で音声信号を送受し映像信号を送信するための音声映像回路34、住戸玄関機3全体を制御する玄関機制御部35等を備えている。
管理室親機4は、各種操作を行うための操作部40、集合玄関機1や住戸玄関機3等に設置されたカメラの映像を表示するための表示部41、集合玄関機1や住戸玄関機3と通話するためのマイク42aおよびスピーカ42bを備えた通話部42、制御装置5と通信を行うための通信回路43、制御装置5との間で音声信号および映像信号を送受信するための音声映像回路44、映像を録画するための映像記録部45、管理室親機4全体を制御する管理室親機制御部46等を備えている。
制御装置5は、住戸親機2と通信を行なうための第1通信回路50a、集合玄関1機と通信を行なうための第2通信回路50b、管理室親機4と通信を行なうための第3通信回路50c、住戸親機2との間で音声信号および映像信号を送受信するための第1音声映像回路51a、集合玄関機1との間で音声信号および映像信号を送受信するための第2音声映像回路51b、管理室親機4との間で音声信号および映像信号を送受信するための第3音声映像回路51c、映像を録画する映像記録部52、複数の住戸玄関機3,3・・が通常あり得ない順番で呼出操作された場合や、集合玄関機1が操作されて通常ありえない順番で住戸親機の呼び出しが成された場合を想定して呼出順序パターンを記憶した住戸呼出順記憶部53、制御装置5全体を制御する制御装置制御部54等を備えている。
次に、上記の如く構成された集合住宅インターホンシステムの動作を説明する。本システムは、従来の集合住宅インターホンシステムと同様に、来訪者が集合玄関機1や住戸玄関機3を操作して居住者を呼び出して通話することができるが、制御装置5が常時集合玄関機1や住戸玄関機3による呼出操作を監視している。
その初期設定として、まず住戸呼出順記憶部53に、特徴ある呼出順序が記憶される。具体的に同一フロアの住戸の並び順に住戸玄関機3が呼出操作された場合、例えば2階のフロアにおいては201号室、202号室・・の順に住戸が並んでいるとすると、この順に或いはその逆の順で呼出操作が成された場合を検出するための住戸呼出順情報が記憶される。更に、集合玄関機1において呼出操作された場合の特徴ある呼出順序として、上記順番に加えて例えば101号室、201号室というように迷惑な来訪者が呼出操作しそうな住戸呼出順情報が記憶される。なお、この特徴ある呼出順序は、個々の集合住宅の住戸配置に応じて可能性のある順番情報が記憶される。
このような情報を記憶した状態で、何らかの手段で集合住宅内に入った来訪者が住戸玄関機3を呼出操作した場合を最初に説明する。集合住宅内に入った訪問販売等の迷惑な来訪者により、住戸毎に設置されている住戸玄関機3,3・・の何れかが操作されると、呼出信号が操作された住戸玄関機3の通信回路33、住戸伝送線L3を介して住戸親機2に伝送される。住戸親機2の親機制御部26は、第2通信回路23bを介して呼出信号を受信したら、スピーカ22bから呼出音を鳴動させて呼出状態とする。
また、呼出操作に連動してカメラ32が起動し、その撮像映像が音声映像回路34、住戸伝送線L3を介して住戸親機2に伝送され、第2音声映像回路24bを介して親機制御部26に伝送される。この映像信号を受けて、親機制御部26は表示部21に映像を表示させる。こうして、居住者による応答操作を待つ。
この呼び出しを受けて、在室中の居住者により操作部20が操作されて応答が成されれば、通話状態となり来訪者と通話が行われる。不在の場合は、来訪者は次の(例えば隣の)住戸の住戸玄関機3の呼出操作にはいるし、通話が成されても訪問を断られたら次の住戸の呼び出しにはいる。
こうして住戸玄関機3の呼出操作が成され、住戸親機2が呼出信号を受信すると、親機制御部26は呼出情報を制御装置5に送信する。この呼出情報は、呼出操作された住戸番号情報を含み第1通信回路23a、親機幹線L2を介して制御装置5に伝送され、制御装置5の第1通信回路50aを介して制御装置制御部54が記憶する。その後も同様にして、住戸玄関機3から呼び出しが成されたら、呼び出された住戸親機2から制御装置5へ呼出情報が送信され、制御装置制御部54に記憶される。
制御装置制御部54は、随時送られてきた呼出情報の履歴と、住戸呼出順記憶部53に記憶されている住戸呼出順情報とを呼出情報を受信する度に比較し、記憶している何れかと呼出順が合致した場合、例えば連続した3回の呼び出しが、201号、202号、203号の順となり記憶している住戸呼出順情報と一致した場合は、迷惑な呼び出しが成されたと判断して、通常のインターホン動作を行う通常動作モードから迷惑呼出発生モードに移行動作する。
迷惑呼出発生モードに移行すると、まず制御装置制御部54は第1通信回路50a、親機幹線L2を介して全住戸親機2,2・・に、また第3通信回路50c、親機伝送線L4を介して管理室親機4に、更に第2通信回路50b、玄関機伝送線L1を介して集合玄関機1に、それぞれ迷惑呼出発生信号を送信する。この信号を受けて、各住戸親機2,2・・、管理室親機4、集合玄関機1は迷惑呼出発生モードに移行する。
具体的に、各住戸親機2及び管理室親機4では「迷惑な呼び出しが発生しました」と表示部21に表示がなされ、スピーカ22b,42bから警戒音が発報される。また、集合玄関機1は、帰宅した居住者によるオートドアの解錠操作を受けて、集合玄関機制御部17により「迷惑な呼び出しが発生しました」の表示を表示部11に行い、帰宅者に警戒を促す。なお、この表示内容は、各機器の図示しない文字情報記憶部に予め記憶されている。
また制御装置制御部54は、迷惑呼出発生モードに移行すると、迷惑呼出発生と判断した住戸親機2に対して転送信号を送信する。第1通信回路50a、親機幹線L2を介して第1通信回路23aで転送信号を受信した住戸親機3は、親機制御部26の制御により住戸玄関機3からの呼出信号を管理室親機4へ転送させる。制御装置5は、住戸親機2からの呼出信号を管理室親機4に送信し、管理室親機4において呼出音が鳴動する。
同時に、親機制御部26は転送元の住戸玄関機3のカメラ32が撮像している映像を転送する。住戸親機2で表示されている映像は、第1音声映像回路24a、親機幹線L2、制御装置5を介して管理室親機4の音声映像回路44へ伝送され、管理室親機制御部46の制御により表示部41に表示される。
更に、制御装置制御部54は、カメラ32の撮像映像を転送する際に、その映像を映像記録部52に記録させる。この記録した来訪者映像は、管理室親機4や各住戸親機2の所定の出画操作により管理人や居住者が確認することができる。
この呼び出しを受けて、管理人等が応答操作すると、制御装置5、住戸親機2を介して迷惑な来訪者が操作した住戸玄関機3と管理室親機4との間で通話路が形成され、双方向通話が可能となる。こうして、居住者に代わり管理人が来訪者の映像を見ながら応答することができる。
このように、集合住宅内において通常あり得ない特徴ある呼出操作が成されたら、それを検出して迷惑な呼出操作や不審な呼び出しと判断して管理室親機や住戸親機に通知するので、管理人及び居住者はリアルタイムで状況を把握でき対処し易い。
また、帰宅した居住者に対しても、オートドア解錠操作時に通知できるので、通知漏れが発生し難しいし、迷惑な呼出操作が成されたら、その操作者の映像を記録するため、不審者情報を映像で入手でき、その後の対応や犯罪の防止に役立てることができる。
更に、迷惑な呼び出しは管理人に転送されることで、不審者の扱いに慣れた管理人により退去を促したり居住者に注意を促すことができ、迷惑行為の発生に対してスムーズな応対が可能となる。そして、居住者は不審者の呼び出しに応答しなくて済むため、不審者の応対でトラブルが発生するのを防止できる。
なお、上記制御装置5による迷惑呼出操作の判断は、管理室親機操作部46の操作により停止させることができる。この停止操作により、住戸玄関機3や集合玄関機1による呼出順序が住戸呼出順記憶部53に記憶されている順序と合致しても、迷惑呼出発生モードに移行する事がない。そして、この停止操作は図示しないタイマ手段の動作により所定時間持続したら自動解除され、呼び出しの監視状態に復帰する。このように、管理人により解除操作可能とすることで、宅配業者や住宅管理業者が入る場合には、誤動作することがなく居住者に不安を抱かせるのを防止できる。また、所定時間がきたら自動復帰するので、迷惑呼出判断手段の動作が停止したままとなることが無く、セキュリティを維持できる。
また、上記実施形態では迷惑な呼び出し発生と判断したら、迷惑呼出発生モードに移行して呼び出しを管理室親機に転送制御するので、迷惑な呼び出し発生の通知先は管理室親機だけにしても良い。転送することで、引き続き居住者が呼び出される可能性が低くなるため居住者に通知する必要性が小さくなるし、居住者に対して余計は不安を抱かせずに済む。また、居住者に対して通知する必要があると管理人が判断した場合は、管理人から居住者に注意を促せば良い。
次に、迷惑な来訪者が集合住宅内に入る前に集合玄関機1を操作した場合を説明する。来訪者により集合玄関機1が操作され、呼出先の住戸が選択されて呼出操作が成されると、呼出信号が集合玄関機1の通信回路14、玄関機伝送線L1、制御装置5を介して住戸親機2へ伝送される。また、呼出操作を受けて起動した集合玄関機1のカメラ13で撮像された映像信号が、音声映像回路15、玄関機伝送線L1、制御装置5を介して住戸親機2へ伝送される。住戸親機2の親機制御部26は、第1通信回路23aを介して呼出信号を受信したら、スピーカ22bから呼出音を鳴動させて呼出状態にすると共に、第1音声映像回路24aを介して映像信号を受信したら、表示部21にその映像を表示させる。
このとき、即ち呼出信号を呼出先の住戸親機2に送信したとき、制御装置5は制御装置制御部54が呼出信号に含まれる呼出先情報を記憶する。呼出信号には、呼出操作された呼出先情報(呼出先の住戸番号情報)を含んでおり、制御装置制御部54はその情報を記憶する。その後も同様にして、集合玄関機1から呼び出しが成されたら、その呼出先情報が制御装置制御部54に記憶される。そして、その記憶された呼出先情報の履歴は、住戸呼出順記憶部53に記憶されている呼出順序と随時比較され、記憶している何れかの順序と合致した場合は、迷惑な呼び出しが発生したと判断して、通常動作モードから迷惑呼出発生モードに移行する。
迷惑呼出発生モードでは、上記住戸玄関機3の操作による迷惑呼出発生モードと同様に、制御装置制御部54が第1通信回路50a、親機幹線L2を介して全住戸親機2,2・・に、また第3通信回路50c、親機伝送線L4を介して管理室親機4に迷惑呼出発生信号が送信される。この信号を受けて、各住戸親機2,2・・及び管理室親機4は警戒動作し、「迷惑な呼び出しが発生しました」と表示部21,41に表示を行い、スピーカ22b,42bから警戒音を発報させる。
そして、迷惑呼出発生モードに移行した制御装置制御部54は、このとき集合玄関機1のカメラ13が撮像している映像を映像記録部52に記録制御する。
このように、集合玄関機が通常あり得ない特徴ある呼出操作を受けたら、住戸玄関機操作の場合と同様にそれを検出して迷惑な呼出操作や不審な呼び出しと判断して管理室親機や住戸親機に通知するので、管理人及び居住者はリアルタイムで状況を把握でき対処し易い。そして、迷惑な呼び出しが成された際の不審者の映像を記録するので、不審者情報を映像で入手でき、その後の対応や犯罪の防止に役立てることができる。
なお、この集合玄関機からの迷惑な呼び出しに対しても、上記住戸玄関機からの呼出と同様に呼び出しを管理室親機に転送させても良い。そうすることで、不審者の扱いに慣れた管理人によるスムーズな応対が可能となり、居住者は不審者の呼び出しに応答する必要がなく、不審者の応対でトラブルが発生するのを防止できる。
また、上記実施形態は、何れも制御装置5が自動で迷惑呼出発生モードに移行させているが、管理人に迷惑呼出発生と判断させて迷惑呼出発生モードに移行しても良い。住戸玄関機3や集合玄関機1の呼出操作を受けて応答した居住者が、迷惑な来訪者であると思ったら転送操作をして、住戸玄関機3或いは集合玄関機1と住戸親機2との間で形成されている通話路を管理室親機4に転送する。
こうして、来訪者と管理人との通話を実施させ、転送を受けた管理人が来訪者と通話して迷惑な来訪者であるか判断し、やはり迷惑な来訪者であると判断したら所定の操作により迷惑呼出発生モードへ移行させれると良い。移行後の動作は上記実施形態と同様に動作させれば良く、各住戸親機2,2・・等でその旨表示させ、また制御装置5が来訪者映像を録画すればよい。
本発明に係る集合住宅インターホンシステムの実施形態の一例を示す構成図である。
符号の説明
1・・集合玄関機、2・・住戸親機、3・・住戸玄関機、4・・管理室親機、5・・制御装置、11・・表示部、13・・カメラ、17・・集合玄関機制御部、21・・表示部、25・・映像記録部、26・・親機制御部、30・・呼出ボタン、32・・カメラ、35・・玄関機制御部、40・・操作部(迷惑判断停止操作部)、41・・表示部、45・・映像記録部、46・・管理室親機制御部、52・・映像記録部、53・・住戸呼出順記憶部、54・・制御装置制御部(迷惑呼出判断手段)。

Claims (6)

  1. エントランス等に設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機と、各住戸に設置されて前記集合玄関機からの呼び出しに応答するための住戸親機と、個々の住戸玄関に設置されて居住者を呼び出すための住戸玄関機と、管理室に設置されて居住者等と通話するための管理室親機と、前記集合玄関機、前記住戸親機、前記管理室親機間の通信を制御する制御装置とを備えた集合住宅インターホンシステムにおいて、
    前記制御装置は、複数の前記住戸玄関機の呼出順序を記憶した住戸呼出順記憶部と、前記住戸玄関機による呼出操作を監視して、呼出順序が前記住戸呼出順記憶部に記憶された順序と一致した場合に迷惑呼出発生と判断する迷惑呼出判断手段を備え、
    前記制御装置は、前記迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出し発生と判断したら、迷惑呼出発生信号を生成して、前記住戸親機、前記管理室親機、前記集合玄関機のうち少なくとも管理室親機に送信することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  2. 前記住戸玄関機は来訪者を撮像するためのカメラを備えると共に、前記住戸親機、前記制御装置、前記管理室親機のうちの少なくとも前記制御装置に前記カメラの撮像映像を記憶する映像記録部を設け、
    前記制御装置は、前記迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出し発生と判断したら、判断するに至り最後に操作された住戸玄関機カメラの撮像映像を、前記映像記録部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
  3. エントランス等に設置されて居住者を呼び出すための集合玄関機と、各住戸に設置されて前記集合玄関機からの呼び出しに応答するための住戸親機と、管理室に設置されて居住者等と通話するための管理室親機と、前記集合玄関機、前記住戸親機、前記管理室親機間の通信を制御する制御装置とを備えた集合住宅インターホンシステムにおいて、
    前記制御装置或いは集合玄関機は、前記集合玄関機が操作されて複数の居住者が順次呼び出される場合の特定の呼出順序を記憶した住戸呼出順記憶部と、前記集合玄関機からの呼出操作を監視して、呼出順序が前記住戸呼出順記憶部に記憶された順序と一致した場合に迷惑な呼び出し発生と判断して通報制御する迷惑呼出判断手段を備え、
    前記制御装置は、前記迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出し発生と判断したら、迷惑呼出発生信号を生成し、前記住戸親機、前記管理室親機、前記集合玄関機のうち少なくとも管理室親機に送信することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  4. 前記集合玄関機は来訪者を撮像するためのカメラを有すると共に、前記制御装置或いは管理室親機は前記カメラの撮像映像を記憶する映像記録部を有し、
    前記制御装置は、前記迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出し発生と判断したら、前記集合玄関機カメラの撮像映像を前記映像記録部に記憶させることを特徴とする請求項3記載の集合住宅インターホンシステム。
  5. 前記迷惑呼出判断手段による判断を所定時間の間停止させる迷惑判断停止操作部を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
  6. 前記住戸親機は、前記迷惑呼出判断手段からの前記迷惑呼出発生信号を受けて、前記集合玄関機或いは前記住戸玄関機からの呼び出し、或いは通話を、前記管理室親機に転送制御する通話制御部を有し、
    前記迷惑呼出判断手段が迷惑な呼び出しが成されたと判断したら、不審者の呼出操作に対して前記管理室親機から応答可能としたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
JP2008073915A 2008-03-21 2008-03-21 集合住宅インターホンシステム Pending JP2009232074A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012095243A (ja) * 2010-10-29 2012-05-17 Carecom Co Ltd 集合住宅用監視システム
JP2017108342A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 アイホン株式会社 集合住宅用インターホンシステム
JP2018085588A (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 アイホン株式会社 集合住宅用インターホンシステム

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