JP3624092B2 - 集合住宅インターホン方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は集合住宅インターホン方式に係わり、特にインターホン装置の施工時等における動作試験の諸作業を軽減可能にした集合住宅インターホン方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の集合住宅インターホン方式に用いられるインターホン装置として、図3に示す集合住宅インターホン装置が提案されている。
同図に示す集合住宅インターホン装置は、集合玄関に設置され、通常、来訪者等が集合住宅を成す複数の住戸の居住者を呼び出す呼出機能、呼び出した居住者との通話を成立させるための通話機能、集合玄関が設置される周囲近傍の映像を撮像する映像撮像機能、詳述しない集合玄関に備えられるオートロックの解錠機能等が備えられた集合玄関機51と、集合住宅を成す複数の住戸にそれぞれ設置され、上述の集合玄関機51を使用する来訪者等からの呼出時における呼出報知機能、来訪者等との通話を成立させるための通話機能、集合玄関機51で撮像された映像を出画する映像再生機能等が備えられた端末52a、52bと、集合玄関機51と端末52a、52bとを接続する幹線L51上に設置される音声制御機53、映像制御機54とで構成される。
【0003】
このように構成された集合住宅インターホン装置を設置する施工時等において動作試験を実行するためには、予め集合玄関機51の前に人を配置し、各端末52a、52bを使用する居住者が、トランシーバ又は携帯電話等を用いて動作試験を実行する住戸の部屋番号を連絡後、集合玄関機51の前に居る人の適宜な呼出操作により端末52a、52bをそれぞれ呼び出すことによって、集合玄関機51から幹線L51を介して端末52a、52bをそれぞれ呼び出した状態に形成してから、上述の集合玄関機51の呼出機能、通話機能、映像撮像機能と、各端末52a、52bの呼出報知機能、通話機能、映像再生機能とをそれぞれ動作確認していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の集合住宅インターホン方式で用いられる集合住宅インターホン装置で動作試験を実行するためには、トランシーバ又は携帯電話等の既存の集合システム以外の通信手段を確保しなければならず、別途に通信料等が必要となりコストが増大し、また、タイムアウト時には、集合玄関機51から各端末52a、52bを何度も呼び出さなくてはならないといった難点あった。
【0005】
本発明は上述の難点を解消するためになされたもので、集合住宅の集合玄関および複数の住戸にそれぞれ設置される集合玄関機および端末の施工時等において動作試験を実行するために、端末から集合玄関機を呼び出すことにより、制御機(音声制御機)に制御によって、集合玄関機から端末を疑似的に呼び出した状態に形成することで、住戸側での動作確認、又は不良時の対策等の動作確認を最少限の人数(1人)で実行可能とする集合住宅インターホン方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明による集合住宅インターホン方式は、集合玄関機から音声制御機を経由して端末を呼び出し、集合玄関機のテレビカメラで撮像された映像信号を映像制御機を経由して端末のテレビモニタで出画し、集合玄関機のマイク、スピーカと前記端末の送受器で通話を行なう集合住宅インターホン方式であって、端末内に設けた集合玄関機呼出ボタンを押下し、集合玄関機を呼び出し動作させ、音声制御機に端末から呼出要求のデータを送信し、音声制御機で集合玄関機から端末を疑似的に呼び出した状態を端末で形成して動作試験を実行するものである。
【0007】
このような集合住宅インターホン方式によれば、集合住宅を成す複数の住戸にそれぞれ設置される端末から、幹線を介して接続される集合玄関に設置される集合玄関機を呼び出すことにより、幹線上に設けられる音声制御機の制御によって、集合玄関機から端末を擬似的に呼び出した状態が形成されることから、住戸側での動作確認、又は不良時の対策等の動作確認が最少限の人数(1人)で実行可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による集合住宅インターホン方式を適用した好ましい形態について、一実施例として図面を参照して説明する。
本発明による集合住宅インターホン方式の一実施例に用いられる図1(a)の構成図に示す集合住宅インターホン装置は、集合住宅の集合玄関および複数の住戸にそれぞれ設置される集合玄関機1および端末2a、2bと、集合玄関機1と端末2a、2bとを接続する幹線L1上に設置される音声制御機3、映像制御機4とで構成される。
【0009】
集合玄関機1は、来訪者等が呼び出す住戸の部屋番号を、居住者が集合玄関に備えられるオートロック(詳述せず)を解錠するための暗証番号をそれぞれ入力するために押下されるテンキー選局ボタン10と、通常、上述のテンキー選局ボタン10による入力操作後に押下され、呼出信号S1a、S1bをそれぞれ出力する呼出ボタン11と、呼び出した居住者との通話を成立させる音声信号S2a、S2bをそれぞれ送受するために用いられるマイク12、スピーカ13と、集合玄関機1が設置される周囲近傍の映像を撮像し映像信号S3を出力するテレビカメラ14とを備えている。
【0010】
端末2a、2bは、集合玄関機1を使用する来訪者等からの呼出時に出力される呼出信号S1a、S1bを入力することにより、呼出音を鳴動して居住者に報知する拡声スピーカ20a、20bと、の来訪者等からの呼び出しに応答する応答操作および来訪者等との通話を成立させる音声信号S2a、S2bを送受するために用いられる送受器21a、21bと、集合玄関機1のテレビカメラ14で撮像された映像信号S3を出画するテレビモニタ22a、22bと、図1(b)の構成図に示すように、上述のテレビモニタ22a、22bが埋め込まれ、通常、居住者の目に触れない該端末機器内の基板上に設けられる落下防止フック31a、31bにコード(線)等を介して固定されるフロントパネル30a、30bにより嵌合され、集合玄関機1を呼び出す際に押下され、呼出要求データ信号S4a、S4bを出力する集合玄関機呼出ボタン32a、32bとをそれぞれ備えている。
【0011】
音声制御機3は、集合玄関機1の呼出ボタン11が押下された際に出力される呼出信号S1a(S1b)の呼出先の端末2a(2b)の拡声スピーカ20a(20b)間の信号伝送路を形成し、集合玄関機1のマイク12、スピーカ13と、呼出先の端末2a(2b)の送受器21a(21b)間で通話を成立させるために送受される音声信号S2a(S2b)の信号伝送路を形成するとともに、端末2a(2b)の集合玄関機呼出ボタン32a(32b)が押下された際に出力される呼出要求データ信号S4a(S4b)を入力することにより集合玄関機1を能動にし、集合玄関機1から集合玄関機呼出ボタン32a(32b)が押下された端末2a(2b)を擬似的に呼び出した状態に形成するものである。また、この音声制御機3は、上述の諸機能の他に、詳述しない集合玄関機1のテンキー選局ボタン10にて押下されるオートロックを解錠するための暗証番号およびオートロック解錠時間等の設定機能も有する。
【0012】
映像制御機4は、集合玄関機1のテレビカメラ14で撮像された映像信号S3を、分配器を用いずに複数の住戸2a、2bに伝送させ、各テレビモニタ22a、22bにて出画させるものである。
図2は、図1の集合住宅インターホン装置を示すブロック図であり、集合玄関機1の呼出ボタン11、マイク12、スピーカ13は、幹線L1を成す信号伝送路をそれぞれ介して音声制御機3の一端に接続され、音声制御機3の他端は、幹線L1を成す信号伝送路をそれぞれ介して各端末2a、2bの拡声スピーカ20a、20b、送受器21a、21b、集合玄関機呼出ボタン32a、32bにそれぞれ接続されている。集合玄関機1のテレビカメラ14は、幹線L1を成す信号伝送路および映像制御機4を介して、端末2aのテレビモニタ22aに接続されている。また、端末2aのテレビモニタ22aと端末2bのテレビモニタ22bは、わたり配線(送り配線)を介して接続されている。
【0013】
このように構成された集合住宅インターホン装置を実際に設置する施工時等において、以下、動作試験を実行する際の動作を説明するにあたり、ここでは、集合玄関機1と、幹線L1上に設置される映像制御機3および音声制御機4を介する端末2a間における動作について説明する。
端末2aが設置される住戸の居住者が動作試験を実行するために、図1(b)の構成図に示すように、端末2aのフロントパネル30aを適宜な方法で該端末機器内の基板上から取り外して集合玄関機呼出ボタン32aを押下すると、集合玄関機1を呼び出し動作させるための呼出要求データ信号S4aが出力され、幹線L1を成す信号伝送路を介して音声制御機3に入力される。この呼出要求データ信号S4aを入力検出した音声制御機3は、集合玄関機1を能動にしスピーカ13から呼出音を鳴動させるとともに、集合玄関機1から幹線L1を介して端末2aを疑似的に呼び出した状態に形成する。
【0014】
すなわち、音声制御機3より通常は集合玄関機1の呼出ボタン11が押下された際に出力される疑似的な呼出信号S1a’が出力され、幹線L1を成す信号伝送路を介して端末2aに入力されることから、集合玄関機1から幹線L1を介して端末2aを擬似的に呼び出した状態が形成され、疑似的な呼出信号S1a’を入力した端末2aの拡声スピーカ20aから呼出音が鳴動される。よって、端末2aを使用する居住者は、集合玄関機1の呼出機能および端末2aの呼出報知機能を動作確認することができる。
【0015】
また、能動にされた集合玄関機1のテレビカメラ14で撮像された映像信号S3が、幹線L1を成す信号伝送路および映像制御回路4を介して端末2aに入力されテレビモニタ22aにて出画されることから、端末2aを使用する居住者は、集合玄関機1の映像撮像機能および端末2aの映像再生機能を動作確認することができる。
【0016】
更に、端末2aを使用する居住者が、上述の拡声スピーカ20aから鳴動される呼出音を確認し、呼出応答のために送受器21aを適宜な方法で取り上げると、フックオフされ(図示せず)、居住者が使用する端末2aの送受器21aと、幹線L1を成す信号伝送路および音声制御機3を介して、来訪者等が使用する集合玄関機1のマイク12、スピーカ13の通話路が形成され、特に集合玄関機1の前に人が居る場合には、通話を成立させるための音声信号S2aの送受が可能となることから、端末2aを使用する居住者は、集合玄関機1および端末2aの通話機能を動作確認することができる。
【0017】
尚、集合玄関機1と、幹線L1上に設置される映像制御機3および音声制御機4を介する端末2b間における動作試験時の動作については、上述の集合玄関機1と、幹線L1上に設置される映像制御機3および音声制御機4を介する端末2a間の動作と同様であることから説明は省略する。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の集合住宅インターホン方式によれば集合住宅を成す複数の住戸にそれぞれ設置される端末から、幹線を介して接続され集合玄関に設置される集合玄関機を呼び出すことにより、幹線上に設けられる音声制御機の制御によって、集合玄関機から端末を疑似的に呼び出した状態が形成されることから、住戸側での動作確認、又は不良時の対策等の動作確認が最少限の人数(1人)で実行可能となる。よって、従来のような既存の集合システム以外の通信手段が不要となり、動作試験時における諸作業が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による集合住宅インターホン方式の一実施例に用いられる集合住宅インターホン装置のシステムを示す構成図、(b)は(a)に示す端末のフロントパネルが取り外された状態における端末機器内の構造を示す構成図。
【図2】図1に示す集合住宅インターホン装置のブロック図。
【図3】従来の集合住宅インターホン方式に用いられる集合住宅インターホン装置のシステムを示す構成図。
【符号の説明】
1・・・・・集合玄関機
2a、2b・・・・・端末
3・・・・・音声制御機
4・・・・・映像制御機
12・・・・・マイク
13・・・・・スピーカ
14・・・・・テレビカメラ
21a、21b・・・・・送受器
22a、22b・・・・・テレビモニタ
32a、32b・・・・・集合玄関機呼出ボタン
S3・・・・・映像信号
S4a、S4b・・・・・呼出要求のデータ(呼出要求データ信号)
Claims (1)
- 集合玄関機(1)から音声制御機(3)を経由して端末(2a、2b)を呼び出し、前記集合玄関機のテレビカメラ(14)で撮像された映像信号(S3)を映像制御機(4)を経由して前記端末のテレビモニタ(22a、22b)で出画し、前記集合玄関機のマイク(12)、スピーカ(13)と前記端末の送受器(21a、21b)で通話を行なう集合住宅インターホン方式であって、
前記端末内に設けた集合玄関機呼出ボタン(32a、32b)を押下し、前記集合玄関機を呼び出し動作させ、前記音声制御機に前記端末から呼出要求のデータ(S4a、S4b)を送信し、前記音声制御機で前記集合玄関機から前記端末を疑似的に呼び出した状態を前記端末で形成して動作試験を実行することを特徴とする集合住宅インターホン方式。
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