JP4245005B2 - 来訪者管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、来訪者を個人識別することにより来訪者を確認、管理することができる来訪者管理システムに関するものである。
従来のインターホンとしては、家人が在宅中の場合、来訪者が呼出ボタンを押すことによりチャイムが宅内に報知され、その報知を受けて家人が来訪者をモニタで確認して応対を行ったり、留守中の場合は、留守であることを来訪者に報知するとともに来訪時の映像または用件を記録しておき帰宅後に確認を行うことができるようなものが知られている。
従来のインターホンは、上述したように、家人が留守中の場合は、来訪者の面識の有無や重要度に関係なく全ての来訪者に同一の不在メッセージを報知し、来訪時の映像または用件を記録しておき帰宅後に確認を行っており、家人が外出先から来訪者に応対したり、留守中に訪れた来訪者を家人が外出先で確認することができなかった。そのため、来訪者が再来訪しなければならなかったり、重要な来訪者とコンタクトをとることができず、来訪者に応じた適切な応対を行うことができなかった。また、セキュリティの点においても万全ではなかった。本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、外出先から来訪者に応対したり、留守中の来訪者状況を外出先で確認することができる来訪者管理システムを提供することを目的とする。
上記目的は、来訪者の個人識別要因を捕らえ、個人識別データを発生する個人識別データ発生手段と、予め入力された個人識別データと、来訪者情報を転送したい来訪者に対しては来訪者情報を転送する転送先データと、来訪者情報を転送しない来訪者に対しては来訪者に対応したメッセージが記憶されたメモリ手段と、前記個人識別データ発生手段より発生された前記来訪者の個人識別データと、前記メモリ手段に記憶された個人識別データとを照合する照合手段と、前記来訪者の個人識別データと記憶された個人識別データとが一致した場合は、前記来訪者情報を転送したい来訪者に対しては、前記来訪者に対応した転送先データを前記メモリ手段から読み出し、前記来訪者情報を転送しない来訪者に対しては来訪者に対応したメッセージを前記メモリ手段から読み出すように制御する制御手段と、前記来訪者情報を転送する場合、通信回線に接続されており、前記制御手段が読み出した転送先データに応じて転送先を呼び出し、来訪者情報を送信する送信手段と、転送先からの操作コードを受信し、操作コードに対応してドアのロックを解除する処理を行なう手段と、前記来訪者情報を転送しない場合、前記制御手段が読み出した来訪者に対応したメッセージを、前記来訪者に報知するメッセージ報知手段とを具備することにより達成される。
また、さらに、前記来訪者の映像を捕らえるカメラと、前記来訪者の音声を捕らえるマイクとを具備し、前記カメラにより捕らえた来訪者の映像情報又は前記マイクにより捕らえた来訪者の音声情報を前記転送先へ送信することにより達成される。また、さらに、前記来訪者に音声を報知するスピーカと、前記来訪者に映像又は文字を示すディスプレイと、前記転送先より情報を受信する受信手段とを具備し、前記制御手段は、前記転送先から受信した映像、音声又は文字情報を前記スピーカ又はディスプレイに出力するように制御することにより達成される。また、前記制御手段は、前記カメラにより捕らえた来訪者の映像情報及び前記マイクにより捕らえた来訪者の音声情報を前記メモリ手段に記憶するとともに、通信回線を介して前記メモリ手段に記憶された映像データ又は音声データを読み出し、送信するように制御することにより達成される。
ここで、来訪者情報とは、前記カメラにより捕らえられた来訪者の映像、又は前記マイクにより捕らえられた来訪者の音声、又は前記メモリ手段に記憶された来訪者の付随情報、又はこれらの組み合わせのことを指す。また、個人識別要因とは個人を識別できる要因、例えば、指紋、顔の形状、眼球の網膜パターン、来訪者が名のった氏名、声紋等であり、これらの個人識別要因をカメラ、マイク等により捕らえ、前記個人識別データ発生手段において画像解析や音声解析を行い、個人識別データが発生される。また、来訪者の付随情報とは、氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先等のパーソナルデータのことを指している。
上記構成の来訪者管理システムによれば、家人が留守中に来訪者があっても、来訪者に対応した転送先へ来訪者情報が送信され、一方、前記転送先から受信した映像、音声又は文字情報が、前記スピーカ又はディスプレイに出力されるので、来訪者及び転送先間で通信(通話)を行うことができる。また、通信回線を介して前記メモリ手段に記憶された来訪者の映像データ又は音声データを読み出し、送信するので、家人は外出先においても来訪者状況を確認することができる。
本発明によれば、家人は、外出先においても来訪者と応対することができ、また外出先から来訪者状況を確認することができるので、緊急時に来訪者と家人の間で連絡をとることができ、来訪者及び来訪者の用件に対して適切な応対をすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の来訪者管理システムの実施の形態例を示すブロック図である。来訪者管理システムは、玄関先に設置されるドアホン部1と、メモリ部2と、制御部3と、宅内に設置されるドアホンモニタ部4とから構成されている。
各部について詳細に説明する。ドアホン部1は、来訪者の映像を捕らえる玄関カメラ11と、来訪者の声を捕らえる玄関マイク12と、音声を報知する玄関スピーカ13と、映像や文字を表示する玄関ディスプレイ14と、来訪者が押圧する呼出ボタン15と、呼出ボタン15の背後に形成され、呼出ボタン15を押圧した指の指紋を撮影する指紋カメラ16とから構成されている。指紋カメラ16は、CCDカメラを用いることができる。メモリ部2は、家人及び来訪者の指紋データを記憶する指紋データ記憶領域と、予め来訪者情報を転送する転送先データ(電話番号やポケットベルの番号)を記憶させておく転送先記憶領域と、予め来訪者及び家人に対応したメッセージデータを記憶させておく(記憶方法については後述する)メッセージ記憶領域と、映像、音声情報を記憶する映像、音声記憶領域とを有するとともに、その他来訪時刻、来訪者の付随情報等を記憶する記憶領域も有している。メモリ部2は、磁気又は光ディスク、半導体メモリ、VTR(ビデオテープレコーダ)等の記憶装置、又はこれらの組み合わせで構成され、各記憶領域が設定されている。なお、映像、音声情報はメモリ部2にデジタルデータとして記憶され、データ圧縮して記憶させてもよい。
制御部3は、タイマ31と、指紋カメラ16で撮影された指紋画像を解析し指紋データを発生する指紋解析部32と、指紋照合部33を有し、来訪者管理システム全体を制御するコントローラ34と、玄関カメラ11及び玄関マイク12で捕らえた来訪者の映像及び音声や、メモリ部2から読み出した映像、音声、各種データを切り換えドアホンモニタ部4へ送信する切換部35と、コントローラ34の指示により玄関ドアのロックを解除するロック解除部36と、電話回線、ISDN等の通信回線に接続され、外部との通信を行うモデム37とから構成されている。コントローラ34はマイクロプロセッサ等で構成され、コントローラ34内には、例えば図2に示すような、家人が外出先から来訪者管理システムへ遠隔操作を行うための操作コードに対応する処理内容が記憶されている。モデム37はオートダイアル機能を有している。
ドアホンモニタ部4は、通常のテレビ番組と、切換部35から送信される映像及び各種データが複数の画面によって同時に表示される宅内ディスプレイ41と、テレビ番組の音声や切換部35から送信される音声を出力する宅内スピーカ42と、来訪者と通話を行ったり、来訪者へのメッセージを音声で入力する宅内マイク43と、来訪者へのメッセージを映像により入力する宅内カメラ44と、初期設定、留守、在宅、来訪者確認、検索等のモード設定を行ったり、来訪者情報の転送先の設定や来訪者へのメッセージの設定を行ったり、来訪者の付随情報を入力する操作部45とから構成されている。なお、宅内ディスプレイ41に複数の画面を同時に表示させるには、ピクチャーインピクチャー、画面分割、マルチウインドウシステム等の手法を用いる。操作部45は、キーボードやリモートコントローラ等を用いることができる。宅内ディスプレイ41、宅内スピーカ42、宅内マイク43、宅内カメラ44は一体に形成されているが別体でもよい。なお、玄関スピーカ13、玄関ディスプレイ14、宅内ディスプレイ41及び宅内スピーカ42に映像や音声を出力する場合は、デジタルデータがアナログ信号に変換されて出力される。
上記構成の来訪者管理システムは、留守モードを選択した場合、玄関に訪れた来訪者の来訪者情報を通信回線を用いて所定の転送先へ転送することを可能にしたものであるが、転送先の例としては、家人の外出先(勤務先、別荘等)に設置されている電話又は通信機能を有するパーソナルコンピュータ、携帯電話(移動電話、PHS)、ポケットベル、通信機能を有する携帯型コンピュータ等があげられる。
上記来訪者管理システムは、初期設定として予め家人の指紋データを登録させる必要がある。この初期設定について説明する。操作部45により初期設定モードにセットしておき、家人が呼出ボタン15を押し、指紋カメラ16で指紋を撮影する。撮影された指紋の画像は、指紋解析部32で解析されて指紋データを発生させ、家人フラグが付加されてメモリ部2の指紋データ記憶領域に記憶される。また、指紋データとリンクさせて操作部45から家人の氏名を入力してメモリ部2へ記憶させる。この作業を家人全員について行う。
次に、外出前に行う来訪者情報の転送先の設定と来訪者に報知するメッセージの設定について図3を参照して説明する。まず、転送先の設定は、来訪者情報を転送したい転送先の電話番号やポケットベルの番号を図3(a)のように操作部45から入力し、転送先データとしてメモリ部2へ記憶させる。詳細は後述するが、メモリ部2には各来訪者の指紋データとリンクして図3(c)に示すような来訪者データベースが作成されているので、外出の前に操作部45を操作してメモリ部2から来訪者データベースを読み出し、宅内ディスプレイ41に表示させる。家人は来訪者情報を転送したい来訪者(例えば、親戚、親友、来訪予定の人物、来訪回数が多い人物、重要な人物等)に対しては、上記した転送先を各来訪者に応じて割り当て、メモリ部2へ記憶させる。
転送を必要としない他の来訪者に対しては、各来訪者に応じてメッセージを記憶させておく。来訪者に報知するメッセージとして、家人の映像、音声、文字を用いる。これらの映像、音声、文字を単一であるいは組み合わせで用いるかは来訪者及び家人に応じて任意に設定することができる。家人は、宅内カメラ44で自分の姿を撮影したり、宅内マイク43へ音声を吹き込んだり、操作部45から文字を入力することにより、図3(b)に示すようなメッセージを複数作成すると、それぞれ映像データ、音声データ、文字データとしてメモリ部2のメッセージ記憶領域に記憶される。なお、図3(b)では、便宜上メッセージを文字で示しているが、実際には家人の映像や音声の場合もある。以下、メッセージ記憶領域に記憶された映像データ、音声データ、文字データを総称してメッセージデータと略記し、玄関スピーカ13や玄関ディスプレイ14に出力される家人の映像、音声、文字を総称してメッセージと略記する。そして、来訪者データベースを宅内ディスプレイ41に表示させ、上記したメッセージを転送を必要としない各来訪者に応じて割り当て、メモリ部2へ記憶させる。
次に、図4ないし図8を参照して上記来訪者管理システムの動作について説明する。図4は操作部45により留守モードにセットされたときのフローチャート図である。ここでは、来訪者情報の転送先を電話と仮定して説明する。コントローラ34は呼出ボタン15が押圧されているかを常に監視しており、来訪者が呼出ボタン15を押圧すると、指紋カメラ16で呼出ボタン15を押した指の指紋を撮影する。撮影された指紋画像は指紋解析部32で解析され指紋データを発生する。指紋データはコントローラ34内の指紋照合部33に送られ、メモリ部2の指紋データ記憶領域に記憶されている指紋データと照合される。ここで、照合の結果、指紋データが家人のものであると判断された場合は、コントローラ34はロック解除部36へ指示を出し、無条件で玄関ドアのロックを解除するようにしてもよい。メモリ部2内の指紋データと一致した場合は、さらにその指紋データを持つ来訪者に対し転送先が設定されているかが判断され、転送先が設定されている場合には、例えば、「只今、留守ですが外出先の家人とおつなぎしますので少々お待ちください。」等の音声Aを玄関スピーカ13により来訪者へ報知する。そして、コントローラ34は、その来訪者に設定されている転送先データ(ここでは電話番号)をメモリ部2から読み出しモデム37に送り、モデム37は送られた電話番号へダイアリングし、転送先の電話を呼び出す。
転送先の電話で呼び出し音が報知され、家人が電話の受話器を取ると、電話回線によって自宅の来訪者管理システム及び転送先の電話間での通信が可能となる。コントローラ34は予め記憶してある来訪があったことを伝える音声B、例えば「只今、自宅に訪問客がありました。操作コードを入力して下さい。」等を音声回線38及び電話回線を介して家人に報知する。その後、家人は電話のプッシュホンを用いて図2に示すような操作コードを適宜入力すると、コントローラ34はその操作コードを音声回線38を介して受信して検出し、操作コードに対応した処理を行う。例えば、操作コード「01#」を入力すると、玄関マイク12より捕らえられた音声は転送先の電話に、家人が話した音声は玄関スピーカ13に送られ、来訪者と家人の間で通話を行うことができる。また、通話により家人が来訪者を確認し、宅内への入室を許可する場合は、操作コード「02#」を入力すると、コントローラ34がロック解除部36へ指示を出し、玄関ドアのロックを解除する。外出先の家人が来訪者を確認してから玄関ドアのロックを解除することにより、セキュリティが保たれ、また、親密な来訪者等は家人の帰宅を宅内で待つこともできる。その他、通話開始の前に、指紋データを基に来訪者データベースに記憶されている来訪者の氏名を読み出し音声データに変換して「○○さんが来訪しました。」と家人に報知すること等もできる(操作コード「06#」)。
転送先の電話が話し中等の理由により、電話回線が接続されない場合は、その旨を来訪者に伝える音声C、例えば「申し訳ありませんが、家人とおつなぎできませんでした。ご用件をお話下さい。」等が玄関スピーカ13により来訪者に報知される。そして、玄関カメラ11による映像、玄関マイク12による音声、タイマ31による来訪時刻をメモリ部2に記憶する。
一方、その来訪者に転送先が設定されていない場合には、コントローラ34はメモリ部2のメッセージ記憶領域からその来訪者に対応するメッセージデータを読み出し、玄関ディスプレイ14及び(又は)玄関スピーカ13に出力する。例えば「いつもお世話になっております。只今、外出しております。6時頃帰宅の予定です。」等のメッセージが出力される。そして、玄関カメラ11による映像、玄関マイク12による音声、タイマ31による来訪時刻をメモリ部2に記憶する。
指紋照合部33において、メモリ部2内の指紋データと一致しない場合は、メモリ部2に指紋データが記憶されていない来訪者と判断し、指紋データ、来訪時の映像及び音声、来訪時刻をメモリ部2に記憶する。なお、指紋データは、メモリ部2内の指紋データ記憶領域に記憶される。この場合、別のメッセージを出力するか、又は何も出力しないかは選択できる。ここで、メモリ部2内の指紋データと一致しない場合は、さらに来訪者が宅配業者か否かを判断をする工程を追加してもよい。玄関カメラ11で撮影された映像や玄関マイク12に話された音声を解析し、映像に宅配業者のマークが含まれており、「○○急便です。」という音声が入力された場合には宅配業者と判断する。宅配業者の場合には、コントローラ34はメモリ部2のメッセージ記憶領域から宅配業者に対応するメッセージデータを読み出し、玄関ディスプレイ14及び(又は)玄関スピーカ13に出力する。例えば、「只今外出中です。6時以降に再配達願います。」等の伝言が出力される。そして、来訪時の映像及び音声、来訪時刻をメモリ部2に記憶する。
以上のように、転送先が指定されている来訪者については、来訪者管理システムと転送先がオンラインで接続され、家人は来訪者を確認することができる。次に、別途全ての来訪者状況を外出先から確認する方法について説明する。家人が外出先から自宅の来訪者管理システムに電話をかけ、電話のプッシュホンを用いて予め登録した暗証番号を入力すると、来訪者管理システムとの通信が可能な状態となり、コントローラ34は家人に「操作コードを入力して下さい。」等の音声を報知する。家人が図2に示す操作コード「03#」を入力すると、コントローラ34はその操作コードを受信し、指紋データを基に当日来訪した来訪者の氏名と来訪時刻をメモリ部2から読み出し、音声データに変換して順次家人の電話へ報知する。来訪者データベースに未登録の来訪者(指紋データが一致しない来訪者)については、氏名の代わりに「初めての方」等と報知する。その後、別の操作コードを入力すれば、コントローラ34が、各来訪者が玄関マイク12に話した音声をメモリ部2から読み出し家人の電話に送信し、家人は各来訪者の用件を知ることができる。
上記の形態例では、外出先の電話と来訪者管理システムとの間で音声を送受信することについて述べたが、設定された転送先又は家人が外出先から来訪者管理システムに接続する機器の種類によっては、画像データや文字データを送受信することもできる。例えば、外出先で通信機能を有するパーソナルコンピュータのようにディスプレイを有する場合は、玄関カメラ11で撮影した来訪者の映像データやメモリ部2へ記憶されている全来訪者の映像データをモデム37を介して送信することにより、ディスプレイに映像(動画又は静止画)が表示される。また、メモリ部2に記憶されている当日の来訪者リストや特定の来訪者の付随情報の文字データを送信することにより、ディスプレイに文字が表示される。また、キーボードから入力した文字データを来訪者管理システムが受信し、玄関ディスプレイ14に表示させることも可能である。カメラ付のパーソナルコンピュータの場合は、カメラで撮影した外出先の家人の映像データを来訪者管理システムが受信し、玄関ディスプレイ14に表示させることもできる。その他、通信機能を有する携帯型コンピュータ等を用いても上記の通信が可能である。
また、来訪者情報の転送先がポケットベルの場合は、来訪者システムからポケットベルへの単方向のみの通信となる。コントローラ34は、来訪者の指紋データを基にメモリ部2から来訪者の氏名を読み出し、氏名を文字データとしてポケットベルに送信することにより、ポケットベルの表示部には、例えば「タダイマ○○サンガ ライホウシマシタ。」等の文字が表示される。そして、来訪者と応対したい場合は、付近の電話から直ちに来訪者管理システムに電話をかけ予め登録した暗証番号を入力して来訪者管理システムと接続し、プッシュホンを用いて通話開始の操作コード「01#」を入力する。コントローラ34はその操作コードを受信し、上述したような来訪者との通話の処理を行う。来訪者との通話を必要としない場合は、後に、来訪者管理システムへ電話をかけ上述したように全ての来訪者状況を確認してもよい。
以上のように、各来訪者に対して転送先を設定し、来訪者情報を転送先へ送信することにより、家人は外出先から来訪者を確認したり、来訪者に応対することができる。また、外部からの操作に基づいて、メモリ部2へ記憶された来訪者の映像、音声、付随情報、来訪時刻等を送信することにより、家人は外出先から留守中の来訪者状況を知ることができる。さらに、転送先を設定しない来訪者に対しては、予めメモリ部2のメッセージ記憶領域へメッセージデータを記憶させておき、その来訪者に対応するメッセージを玄関ディスプレイ14及び(又は)玄関スピーカ13に出力することにより、各来訪者に応じた適切な応対をすることができるとともに、急用で家を留守にする際や長期間家を留守にする際の伝言を来訪者に伝える伝言板として用いることができる。また、来訪時の映像、音声、時刻をメモリ部2へ記憶することにより、帰宅後も来訪者の用件を確認することができる。
この来訪者管理システムは、帰宅後、宅内で来訪者を確認しながら随時来訪者データベースを作成していく。図5は操作部45より宅内の来訪者確認モードにセットされたときのフローチャート図である。図6は来訪者確認モードの宅内ディスプレイ41の表示例である。家人が操作部45を操作し来訪者確認モードを選択すると、当日の来訪者リスト21が子画面に表示される。来訪者リスト21は、例えば来訪者ナンバー、氏名、家人か来訪者かの種別、来訪時刻等の項目が設けられており、これらのデータはメモリ部2から読み出され作成される。つまり、指紋データがメモリ部2に記憶済の来訪者は、その来訪者の付随情報もメモリ部2に記憶されているので(後述参照)、コントローラ34は来訪者の指紋データをキーとして氏名を検索しメモリ部2から読み出す。来訪が初めてであり指紋データが新たに記憶された人物については、氏名の欄に「初めての方」等の表示がされる。
次に、確認したい来訪者にカーソルを合わせ選択すると、その来訪者の来訪時の映像22及び操作画面23が別の子画面に表示され、宅内スピーカ42からは来訪時の音声が出力される。家人は来訪時の映像22及び音声を確認したあと、この来訪者の来訪時データ(映像、音声、指紋データが記憶されている時は指紋データ)を保存するか否かの判断をする。保存しない場合は操作画面23内の「削除」を選択すると、メモリ部2からデータが削除される。この来訪者のデータを保存する場合は操作画面23内の「保存」を選択すると、データは記憶されたままの状態となる。また、初めての来訪者については、氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先、血液型等の付随情報を操作部45の操作により入力し、メモリ部2へ記憶させる。この作業を確認が終了するまで繰り返す。
上述の宅内ディスプレイ41の表示例では、来訪者リスト21を表示したが、家人を除いた来訪者のみの映像を順次表示し、来訪者の確認をするとともに、メモリ部2へ保存するかを選択してもよい。以上のように、指紋データが一致しない来訪者の指紋データをメモリ部2へ記憶することにより、新規来訪者は自動的にメモリ部2へ記憶され、その新規来訪者の付随情報を入力しメモリ部2へ蓄積していくことにより、来訪者データベースを作成することができる。この来訪者データベースは、操作部45の操作により付随情報を検索することが可能であり、住所録等として活用することができる。
図7は在宅モードにセットされたときのフローチャート図である。図8は在宅モードの宅内ディスプレイ41の表示例である。コントローラ34は呼出ボタン15が押圧されているかを常に監視しており、来訪者が呼出ボタン15を押圧すると、宅内スピーカ42により宅内にチャイムが報知される。コントローラ34は宅内ディスプレイ41の電源が入っているかを判断し、入っていない場合は、宅内ディスプレイ41の電源を入れる。そして、指紋カメラ16で呼出ボタン15を押圧した指の指紋を撮影する。撮影された指紋画像は指紋解析部32で解析され指紋データを発生する。指紋データはコントローラ34の指紋照合部33に送られ、メモリ部2の指紋データ記憶領域に記憶されている指紋データと照合される。
メモリ部2内の指紋データと一致した場合は、メモリ部2に指紋データが記憶されている来訪者と判断し、コントローラ34はメモリ部2から一致した指紋データの持ち主の氏名を読み出し、宅内ディスプレイ41に表示すると同時に、来訪者の映像及び音声を宅内ディスプレイ41及び宅内スピーカ42へ出力する。この時、予め宅内ディスプレイ41の電源が入っており、家人がテレビ視聴中だった場合は、図8に示すように宅内ディスプレイ41内に子画面を作成し、テレビ番組画面24と同時に来訪者の氏名及び映像25を表示する。家人がテレビ視聴中でない場合は、宅内ディスプレイ41全面に来訪者の氏名及び映像を表示してもよい。そして、来訪者の映像及び音声、来訪時刻はメモリ部2へ記憶される。メモリ部2内の指紋データと一致しない場合は、メモリ部2に指紋データが記憶されていない来訪者と判断し、来訪者の映像及び音声を宅内ディスプレイ41及び宅内スピーカ42に出力し、「初めての方」等の表示を行う。そして、指紋データ、映像、音声、来訪時刻をメモリ部2に記憶する。家人は、宅内ディスプレイ41に表示された氏名や映像等で来訪者を確認したあと、宅内スピーカ42、宅内マイク44を用いて来訪者に応対する。
メモリ部2に蓄積された来訪者データベースにより、来訪者を特定することができるので、家人は柔軟な応対が可能となる。また、テレビ視聴中であっても来訪者の確認や応対ができる。メモリ部2に指紋データが記憶されている来訪者であり、応対しながら来訪者の氏名以外の付随情報(例えば、勤務先等)を入手したいときは、操作部45の操作によりメモリ部2から付随情報を検索し宅内ディスプレイ41に表示することも可能である。
来訪者の個人識別データとしては上述した指紋データ以外のものを用いることもできる。例えば、来訪者の顔の形状や眼球の網膜パターンをカメラで撮影し画像認識したり、訪問者が名のった氏名をマイクで取り込み音声認識したり、訪問者の声をマイクで取り込み声紋を認識して用いる。あるいは、指紋データとこれらの組合わせであってもよい。
本発明の来訪者管理システムを示すブロック図。 操作コードの処理内容の一例を示す図。 来訪者情報の転送先、メッセージ及び来訪者データベースの一例を示す図。 本発明の来訪者管理システムの動作を示すフローチャート図。 本発明の来訪者管理システムの動作を示すフローチャート図。 宅内での来訪者確認モードのディスプレイの表示例を示す図。 本発明の来訪者管理システムの動作を示すフローチャート図。 在宅モードのディスプレイの表示例を示す図。
符号の説明
2…メモリ部、11…玄関カメラ、12…玄関マイク、13…玄関スピーカ、14…玄関ディスプレイ、15…呼出ボタン、16…指紋カメラ、31…タイマ、32…指紋解析部、33…指紋照合部、34…コントローラ、35…切換部、36…ロック解除部、37…モデム、41…宅内ディスプレイ、42…宅内スピーカ、43…宅内マイク、44…宅内カメラ、45…操作部

Claims (1)

  1. 来訪者の個人識別要因を捕らえ、個人識別データを発生する個人識別データ発生手段と、
    予め入力された個人識別データと、来訪者情報を転送したい来訪者に対しては来訪者情報を転送する転送先データと、来訪者情報を転送しない来訪者に対しては来訪者に対応したメッセージが記憶されたメモリ手段と、
    前記個人識別データ発生手段より発生された前記来訪者の個人識別データと、前記メモリ手段に記憶された個人識別データとを照合する照合手段と、
    前記来訪者の個人識別データと記憶された個人識別データとが一致した場合は、前記来訪者情報を転送したい来訪者に対しては、前記来訪者に対応した転送先データを前記メモリ手段から読み出し、前記来訪者情報を転送しない来訪者に対しては来訪者に対応したメッセージを前記メモリ手段から読み出すように制御する制御手段と、
    前記来訪者情報を転送する場合、通信回線に接続されており、前記制御手段が読み出した転送先データに応じて転送先を呼び出し、来訪者情報を送信する送信手段と、
    転送先からの操作コードを受信し、操作コードに対応してドアのロックを解除する処理を行なう手段と、
    前記来訪者情報を転送しない場合、前記制御手段が読み出した来訪者に対応したメッセージを、前記来訪者に報知するメッセージ報知手段と
    を具備する来訪者管理システム。
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