JP2019201291A - 管理システム、管理サーバ、管理サーバの制御方法、制御プログラム、記録媒体 - Google Patents

管理システム、管理サーバ、管理サーバの制御方法、制御プログラム、記録媒体 Download PDF

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健 中島
土居 克良
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Abstract

【課題】集合住宅のエントランスゲート内への宅配業者の進入を制限しつつ、住戸の居住者専用の専用収納部(60)での物品の受け渡しを可能とする。【解決手段】住戸毎に付与された住戸識別情報が共用収納装置(3)に入力され、かつ、住戸識別情報が示す住戸の居住者によって来訪者が第2エリアへの進入が許可された場合、集中管理サーバ(1)は、一時的にゲート(50)および専用収納部(60)を解錠するための一時符号を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、集合住宅において、共用の宅配ロッカーの他に、住戸の居住者専用の専用収納部でも物品の受け渡しが可能となる管理システムおよび管理サーバに関する。
マンションなどの集合住宅では、一般に「宅配ロッカー」と呼称される共用収納装置の導入が進んでいる。この宅配ロッカーは、多くの場合、集合住宅の住居者に共用のエリア(例えば、集合玄関近傍など)に設置される。宅配ロッカーを利用すれば、居住者が不在時に宅配業者が物品を配達した場合であっても、宅配業者は物品を宅配ロッカーの収納部に物品を入庫し、施錠することで配送を済ませることができる。また、居住者は、留守中に配送された物品を宅配ロッカーの収納部を解錠して受け取ることができる。
宅配ロッカーに関しては、その利便性の向上を目的とするさまざまな技術が考案されている。例えば、特許文献1には、集合住宅の各住戸と宅配ロッカーとの間で荷物に関する情報を送受信することができる宅配ロッカーおよび宅配ロッカーの通信システムが開示されている。
また、特許文献2には、配送業者が収納装置に配送物を入庫しようとするとき、その配送物の重量を入力すると、その住戸宛の配送物の重量が所定値未満の場合のみ入庫を許可する収納装置および物品収納システムが開示されている。
特開2002−034771号公報(2002年2月5日公開) 特開2017−048014号公報(2017年3月9日公開)
宅配ロッカーに着荷した物品を居住者が受け取るためには、居住者は、物品を集合玄関近傍に設けられた宅配ロッカーから住戸まで運ぶ必要がある。宅配ロッカーに収納された物品が、重い物品、および、一人で住戸まで運ぶことが困難な物品などである場合も考えられる。
特許文献1に記載の宅配ロッカーなどは、居住者に物品の着荷は知らせるものの、その物品の内容までは知らせないため、重い物品、および一人で住戸まで運ぶことが困難な物品などの受け取りの場合に、居住者が困る可能性があり得る。
また、特許文献2に記載の収納装置などは、宅配ロッカーに所定の重量以上の物品が入庫されないため、重い物品の受け取りに遅れが生じる可能性がある、という問題があった。また、宅配業者にとっても、重い物品の再配送が必要となる点で問題があった。
宅配業者との間の物品の受け渡しに利用可能な、住戸の居住者専用のロッカー(以下、「専用収納部」と呼称する)を、住戸玄関の近傍に設けた場合、居住者は、重い物品などを運ぶ距離が短くなるため便利である。
しかし、住戸玄関は集合住宅のエントランスゲート内に存在するため、その近傍に専用収納部を設けた場合、宅配業者が専用収納部に入庫するために、宅配業者をエントランスゲート内に進入させる必要がある。専用収納部を使って、宅配業者との間で物品の受け渡しを可能とするためには、集合住宅のエントランスゲート内への宅配業者の進入を制限するとともに、住戸の専用収納部のセキュリティーを担保する必要がある。
本発明の一態様は、集合住宅のエントランスゲート内への宅配業者の進入を制限しつつ、住戸の居住者専用の専用収納部での物品の受け渡しを可能とする管理システムおよび管理装置などを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る管理システムは、来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫を有する共用収納装置と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部とを備える集合住宅を管理する管理システムであって、上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲートの開閉を制御するゲート制御装置と、上記ゲート制御装置および上記専用収納部と通信網を介して接続されている管理サーバと、を備え、上記管理サーバは、上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記ゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成部と、上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信部と、を備える。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る管理サーバは、来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫を有する共用収納装置と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部とを備える集合住宅を管理する管理サーバであって、上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成部と、上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲートの開閉を制御するゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信部と、を備える。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る管理サーバの制御方法は、来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫を有する共用収納装置と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部とを備える集合住宅を管理する管理サーバの制御方法であって、上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成ステップと、上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲートの開閉を制御するゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信ステップと、を含む。
本発明の一態様によれば、集合住宅のエントランスゲート内への宅配業者の進入を制限しつつ、住戸の居住者専用の専用収納部での物品の受け渡しができる。
本発明の実施形態に係る管理システムの概略構成の一例を示す図である。 集中管理サーバの要部構成例を示すブロック図である。 共用収納装置の要部構成例を示すブロック図である。 専用収納部管理装置の要部構成例を示すブロック図である。 集合玄関機の要部構成例を示すブロック図である。 物品を専用収納部に入庫し終えた宅配業者に、該物品についての受領証を提供するための機能を備える管理システムの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る管理システムの別の概略構成の一例を示す図である。 集中管理サーバとして利用可能なコンピュータの構成を例示したブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(管理システム100の概略構成)
図1を用いて、管理システム100の概略構成を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る管理システム100の概略構成の一例を示す図である。
管理システム100は、専用収納部60を備える集合住宅500において、集合住宅500内への宅配業者などの来訪者の進入を、一時符号(例えば、ワンタイムPINなど)を利用して制限しつつ、各住戸に設けられた専用収納部60での物品の受け渡しを可能とするシステムである。ここで、一時符号は、一定時間(例えば10分間)経過すると無効化したり、使用回数に上限(例えば、1回)が設けられたりしている暗証番号等であってもよい。
集合住宅500には、来訪者が進入する場合に居住者による進入許可が不要な第1エリアと、居住者の住戸を含むエリアであって、来訪者が進入する場合に居住者による進入許可が必要なゲート50内の第2エリア(例えば、エントランスホールなどを含む)とが設けられている。そして、両エリアの境界にはゲート50が設けられており、ゲート制御装置5は、ゲート50の開閉を制御している。
また、集合住宅500は、第1エリアと第2エリアの境界に設置され、来訪者から居住者へ渡される物品を収納する収納庫34を有する、共用収納装置3を備えている。共用収納装置3には、第1エリアから入庫可能なため、来訪者はエントランスゲートを通過することなく入庫できる。また、第2エリアにおいて各住戸用に設置され、来訪者から居住者へ渡される物品を収納する収納庫を有する専用収納部60を備えている。専用収納部60には、第2エリアからのみ入庫可能なため、来訪者はエントランスゲートを通過しなければ入庫できない。
管理システム100は、集中管理サーバ1(管理サーバ)、ゲート制御装置5、および専用収納部60を備えている。集中管理サーバ1は、少なくともゲート制御装置5および専用収納部60と通信網を介して接続されている。図1は、本発明の一実施形態に係る管理システム100を、共用収納装置3および集合玄関機40などをさらに備える集合住宅500に適用した場合の例を示している。
集中管理サーバ1は、集合住宅500の集合玄関など、来訪者が進入する場合に居住者による進入許可が不要な第1エリアに設けられた各設備、および来訪者が進入する場合に居住者による進入許可が必要な第2エリアの各住戸に設けられた各設備を統括的に管理するサーバである。集中管理サーバ1は、住戸毎に割り当てられた住戸識別情報(例えば、部屋番号など)、住戸毎のドアに設けられた電気錠の設定、住戸毎に設けられた専用収納部60の電気錠の設定、居住者携帯端末7の電話番号、メールアドレス、およびSNSのユーザIDなどを管理している。集中管理サーバ1は、共用収納装置管理サーバ2、集合玄関機制御装置4、ゲート制御装置5、専用収納部管理装置6、および居住者携帯端末7と通信網を介して接続されている。
なお、集中管理サーバ1は、複数の集合住宅500に関する管理を行うものであってもよい。この場合、各集合住宅に割り当てられた集合住宅識別情報と住戸識別情報との組み合わせに基づいて管理すればよい。
共用収納装置管理サーバ2は、集合住宅500の集合玄関の近傍に設けられた共用収納装置3の電気錠の開閉および収納状態などを管理するサーバである。共用収納装置3は、「宅配ボックス」や「宅配ロッカー」とも呼称される、集合住宅500の居住者に共用の設備である。共用収納装置は、第1エリアに設置され、来訪者(例えば、宅配業者など)と居住者との間で受け渡される物品を収納する収納庫34を備える。
ゲート制御装置5は、集合住宅500の集合玄関に設けられたゲート50の開閉を制御する。集合住宅500には、集合玄関などが設けられた第1エリアと居住者の住戸などの第2エリアとが含まれている。ゲート50は、集合住宅500の第1エリアと第2エリアとの境界に設けられ、居住者以外の来訪者が集合住宅500の第2エリア内に自由に進入できないように設けられたオートドアなどである。
専用収納部管理装置6は、集合住宅500の住戸に設けられた、該住戸の居住者専用の専用収納部60の利用可否を管理する。なお、ある住戸用の専用収納部60に物品が収納されており、専用収納部60が使用中となっているときに、同じ住戸宛の物品を配達するために別の宅配業者が来訪することもあり得る。この場合、後から来訪した宅配業者は物品を一旦持ち帰り、後ほど再配達しなければならない。このような状況をできるだけ回避するために、1つの住戸用として複数の専用収納部60が設けられてもよい。また、1つの住戸に複数の居住者が居住する場合、居住者全員が専用収納部60を共用しても良いし、居住者ごとに専用収納部60が設けられてもよい。あるいは、専用収納部60は、住戸に居住する複数の居住者のうち、特定の居住者(例えば、世帯主など)専用として設けられていてもよい。具体的には、専用収納部管理装置6は、各専用収納部60の電気錠の開閉および収納状態などを管理する。専用収納部60は、第2エリアにおいて各住戸に設置され、来訪者と居住者との間で受け渡される物品を収納する収納庫を備えている。専用収納部60は、電気錠601を有しており、住戸の居住者専用の宅配ボックスとしても利用され得る構成であってもよい。第2エリアへの進入が許可された宅配業者は、専用収納部60の扉に設けられた電気錠601を解錠して、物品を収納することができる。収納後、宅配業者が電気錠601を施錠すれば、物品を居住者が受け取るまで、物品は専用収納部60に保管される。それゆえ、居住者は、盗難などの被害に遭うことなく、着実に物品を受けとることができる。なお、専用収納部60は、通常、集合住宅500の居住者および居住者に許可された来訪者のみが侵入可能な第2エリアに設けられた設備であるため、扉に設けられた電気錠601は必須の構成ではない。
集合玄関機制御装置4は、集合住宅の第1エリアに設けられている集合玄関機40の各種機能を制御する。集合玄関機制御装置4は、各住戸内に設けられた住戸内端末(図示せず)と接続されている。住宅内端末は、住戸のドアのインターホン、集合玄関機40、共用収納装置3などから取得した情報を住戸内の居住者に知らせる機能を備える端末である。住宅内端末は、住戸専用のいわゆるインターホン親機として機能する住宅情報盤であってもよい。例えば、来訪者によって、集合玄関機40に部屋番号が入力され、発呼操作が行われた場合、住戸内端末から呼出音(報知音)が出力されるように構成されていてもよい。なお、来訪者による発呼操作に応じて、住戸内端末に加えて(あるいは、住戸内端末の代わりに)居住者携帯端末7に来訪者の通知を送信する構成であってもよい。この場合、来訪者による発呼操作を受け付けた集合玄関機40から集中管理サーバ1を介して居住者携帯端末7に来訪者の通知を送信すればよい。
(集中管理サーバ1の構成)
次に、集中管理サーバ1の構成について、図2を用いて説明する。図2は、集中管理サーバ1の要部構成例を示すブロック図である。
集中管理サーバ1は、制御部10、記憶部15、および通信部16を備えている。制御部10は、進入容認部11、一時符号生成部12、符号設定指示部13、および収納状態管理部14を備えている。記憶部15は、専用収納部識別情報151、専用収納部状態152を備えている。
進入容認部11は、宅配業者などの来訪者を集合住宅500の第2エリア内に一時的に進入させて、専用収納部60に物品を収納させることを許容するか否かの設定登録を受け付ける。
一時符号生成部12は、一時的にゲート50を通過して第2エリアに進入する来訪者に使用させる一時符号を生成する。なお、一時符号は、共用収納装置3、集合玄関機40、および専用収納部60に入力可能な文字列であればよく、例えば、4桁程度の数字であってもよい。
符号設定指示部13は、一時符号生成部12によって生成された一時符号を、ゲート50の解錠のために入力されるべき一時符号として設定するように指示する設定指示を生成する。また、符号設定指示部13は、一時符号生成部12によって生成された一時符号を、専用収納部60の電気錠の解錠のために入力されるべき一時符号として設定するように指示する設定指示を生成する。符号設定指示部13が生成した設定指示は、専用収納部60毎に割り当てられている専用収納部識別情報と対応付けられ、通信部16を介して、ゲート制御装置5および専用収納部管理装置6へそれぞれ送信される。設定指示は、指示対象となる専用収納部識別情報、および一時符号生成部12によって生成された一時符号を含んでいる。なお、専用収納部識別情報は、例えば、各専用収納部60に固有のMACアドレスなどであってもよく、記憶部15の専用収納部識別情報151に記憶されている。
収納状態管理部14は、住戸の居住者専用の専用収納部60の解錠条件の設定、および専用収納部60に物品が収納されているか否か、などを示す情報を、専用収納部管理装置6から取得し、取得した情報を記憶部15の専用収納部状態152に保存・更新する。
通信部16は、共用収納装置管理サーバ2、集合玄関機制御装置4、ゲート制御装置5、専用収納部管理装置6、および居住者携帯端末7との通信を行うためのものである。
(管理システム100が備える他の主要機器の構成)
続いて、管理システム100が備える共用収納装置3、専用収納部管理装置6、および集合玄関機40の構成例を、図3〜図5を用いて説明する。
<共用収納装置3の構成>
まず、共用収納装置3の構成について、図3を用いて説明する。図3は、共用収納装置3の要部構成例を示すブロック図である。
共用収納装置3は、制御部30、撮像部31、表示部32、操作入力部33、収納庫34、出力部35、および通信部36を備えている。
制御部30は、共用収納装置3が備える各部の機能を統括的に制御する。
撮像部31は、共用収納装置3を利用する者を撮像するデジタルカメラまたはビデオカメラである。撮像部31が撮像した画像は、共用収納装置管理サーバ2を介して、居住者携帯端末7に送信される構成であってもよい。
表示部32は、共用収納装置3を利用する者に各種の情報を提示するための表示画面を備えている。
操作入力部33は、物品を配送する宛先である住戸識別情報などの入力操作を受け付ける。数字および文字の入力を行うためのキーボードであってもよいし、表示部32の画面にタッチパネルを重畳して、表示部32をGUIとして機能させた構成であってもよい。
収納庫34は、居住者への物品を一時保管するための保管庫である。また、収納庫34は、居住者からの物品を一時保管することも可能である。収納庫34の各々は、扉を備えている。この扉は施錠可能であり、解錠することが可能な者(例えば、居住者あるいは居住者によって許可された宅配業者)のみがこの扉を解錠して、中の物品を受け取ることが可能である。
出力部35は、共用収納装置3を利用する者に対する情報を出力する。例えば、出力部35は、一時符号が印刷された紙などを出力する印刷装置であってもよい。
通信部36は、共用収納装置管理サーバ2との通信を行うためのものである。
<専用収納部管理装置6の構成>
次に、専用収納部管理装置6の構成について、図4を用いて説明する。図4は、専用収納部管理装置6の要部構成例を示すブロック図である。
専用収納部管理装置6は、制御部61、通信部65を備えている。制御部61は、一時符号設定部62、符号認証部63、および収納状態管理部64を備えている。
一時符号設定部62は、一時符号生成部12によって生成された一時符号を、専用収納部60の電気錠を解錠するために入力すべき一時符号として専用収納部60に設定する。
符号認証部63は、専用収納部60に入力された一時符号と、設定指示に含まれていた一時符号とが一致する場合に、専用収納部60に設けられた電気錠が解錠されるよう制御する。
収納状態管理部64は、専用収納部60の収納庫内に物品が収納されたことを示す情報を取得して、通信部65を介して、集中管理サーバ1に送信する。
<集合玄関機40の構成>
次に、集合玄関機40の構成について、図5を用いて説明する。図5は、集合玄関機40の要部構成例を示すブロック図である。
集合玄関機40は、制御部44、撮像部41、表示部42、操作入力部43、音声出力部45、および通信部46を備えている。
制御部44は、集合玄関機40が備える各種機能を統括して制御する。
撮像部41は、集合玄関機40を利用する者を撮像するデジタルカメラまたはビデオカメラである。撮像部41が撮像した画像は、集合玄関機制御装置4を介して、住戸内端末に送信されたり、集中管理サーバ1を介して、居住者携帯端末7に送信されたりする構成であってもよい。
表示部42は、集合玄関機40を利用する者に各種の情報を提示するための表示画面を備えている。なお、集中管理サーバ1の収納状態管理部14からの指示に基づいて、居住者に対して、物品が収納されている場所を知らせる表示をしたり、「専用の宅配ボックスに荷物があります」などのメッセージを表示したりする構成であってもよい。
あるいは、居住者に対して、物品が収納されている場所を知らせる場合、表示部42に表示させるのではなく、共用収納装置3および専用収納部60に物品が収納されている場合に収納場所を判別可能なように点灯するランプ(例えば、共用収納装置3に収納されている場合は赤ランプ/専用収納部60に収納されている場合は緑ランプ)を用いる構成であってもよい。
操作入力部43は、住戸識別情報の入力操作、および発呼操作などを受け付ける。操作入力部43は、数字および文字の入力を行うためのキーボードであってもよいし、表示部42の画面にタッチパネルを重畳して、表示部42をGUIとして機能させた構成であってもよい。また、居住者に対して、物品が収納されている場所を知らせる音声を出力しても良い。
音声出力部45は、住戸内端末に入力された居住者の音声を出力するスピーカである。なお、集合玄関機40は、音声出力部45に加えて、操作者の音声を入力可能なマイクをさらに備えていてもよい。
通信部46は、集合玄関機制御装置4との通信を行うためのものである。
(ゲート50解錠および専用収納部60の解錠)
図1に戻り、一時符号を用いてゲート50の解錠および専用収納部60の解錠を制御する処理の流れについて説明する。ここでは、集合住宅500への来訪者が、物品の配送のために訪れた宅配業者である場合を例に挙げて説明するがこれに限定されない。例えば、物品の集荷に来た宅配業者であってもよいし、手荷物を持参して来訪した客であってもよい。
まず、ステップS1において、進入容認部11は、宅配業者によって配送される物品を共用収納装置3ではなく専用収納部60の方への収納を希望する居住者によって、専用収納部60に物品を収納させることを許容する旨の設定登録を受け付ける。設定登録の流れは、例えば、以下の(1)〜(3)のように行われ得る。(1)居住者携帯端末7の表示画面上に、「どちらの収納装置への入庫を希望しますか?」という文字列に加え、「共用収納装置3」および「専用収納部60」という2つボタン(GUI)を表示して、居住者に選択させる。(2)居住者携帯端末7は、選択結果を、住戸識別情報と共に集中管理サーバ1に送信する。(3)集中管理サーバ1は、選択された対応を設定登録として保存する。なお、居住者携帯端末7の代わりに、共用収納装置3にてこの操作を居住者に行わせる構成であってもよい。
次に、一時符号生成部12は、この居住者への物品を配送するために訪れた宅配業者に使用させる一時符号を生成する(一時符号生成ステップ)。生成された一時符号は、この居住者が専有する住戸の住戸識別情報と対応付けられ、共用収納装置管理サーバ2に送信される(ステップS2)。
集合住宅500に来た宅配業者は、通常の着荷処理では、まず集合玄関機40から発呼操作を行い、応答が無い場合、宅配業者は共用収納装置3に物品を収納し、郵便受けに不在連絡票を投函する。集合住宅500は、共用収納装置3に加え、各住戸に設けられた専用収納部60も備えているため、宅配業者に、共用収納装置3および専用収納部60のいずれかに物品を収納させることが可能である。共用収納装置3に物品が収納されるためには、共用収納装置3に物品の宛先である居住者の住戸の住戸識別情報が入力される必要がある。
宅配業者によって、居住者の住戸の住戸識別情報が共用収納装置3に入力されると、該住戸識別情報は共用収納装置管理サーバ2に送信され(ステップS3)、共用収納装置管理サーバ2は、入力された住戸識別情報に対応付けられた一時符号を共用収納装置3に送信する(ステップS4)。共用収納装置3は受信した一時符号を出力部35から出力する。なお、一時符号は1回だけ出力されることが望ましい。一時符号の出力は、一時符号を印刷した紙を出力する構成であってもよいし、一時符号を所定の時間(例えば、10秒)だけ表示部32の表示画面に表示する構成であってもよい。
一時符号が印刷された紙を出力する場合、一時符号を印刷した紙と共に、入力された住戸識別情報が示す住戸宛に入庫された事を示す受領証を出力する構成であってもよい。このように構成すれば、物品の受け取りについての受領証を着実に宅配業者に渡すことができるため、宅配業者にとっても利便性が高い。なお、一時符号と受領印とを同じ紙に印刷したものを出力してもよい。
また、共用収納装置管理サーバ2は、一時符号を共用収納装置3に送信した旨を集中管理サーバ1に通知する(ステップS5)。なお、共用収納装置管理サーバ2は、一時符号を共用収納装置3から出力した旨を集中管理サーバ1に通知する構成であってもよい。
次に、符号設定指示部13は、この一時符号が集合玄関機40に入力された場合に一時的に、ゲート50を解錠するように設定指示を生成し、通信部16を介してゲート制御装置5へ送信する(ステップS6:通信ステップ)。また、符号設定指示部13は、この一時符号が専用収納部60の電気錠601に入力されたときに、一時的に専用収納部60を解錠するように、設定指示を生成し、通信部16を介して専用収納部管理装置6へ送信する(ステップS7)。一時符号設定部62は、受信した一時符号が入力された場合に、専用収納部60が解錠されるように設定する。
宅配業者によってその一時符号が集合玄関機40に入力されると(ステップS8)、集合玄関機制御装置4を介して集中管理サーバ1に、その一時符号が送信される(ステップS9)。
集中管理サーバ1は、集合玄関機制御装置4から受信した一時符号をゲート制御装置5に送信する(ステップS10)。
ゲート制御装置5は、ステップS6において受信した設定指示に従って設定した一時解錠の条件である一時符号と、ステップS10において受信した一時符号とが一致する場合、ゲート50に対し、解錠を指示する(ステップS11)。これにより、宅配業者はゲート50を通過して、第2エリア内に進入することができる。なお、この一時符号の照合は、専用収納部管理装置6、専用収納部60、集中管理サーバ1のいずれかが行なえばよく、ここに記載した構成に限定されない。
専用収納部管理装置6は、物品の宛先である居住者の住戸に設けられた専用収納部60の電気錠601に入力された一時符号を受信する(ステップS12)。専用収納部管理装置6は、ステップS7において受信した設定指示に従って設定した一時解錠の条件である一時符号と、ステップS12において受信した一時符号とが一致する場合、専用収納部60を解錠し、宅配業者による物品の収納が可能な状態とする(ステップS13)。なお、この一時符号の照合は、専用収納部管理装置6、専用収納部60、集中管理サーバ1のいずれかが行なえばよく、ここに記載した構成に限定されない。
また、図1では、居住者の住戸の住戸識別情報が共用収納装置3に入力される場合を例に挙げて示しているが、これに限定されない。例えば、集合玄関機40に住戸識別情報が入力されたことに応じて、一時符号を出力する構成であってもよく、この場合、一時符号の出力は集合玄関機40から行われる。
このように、一時符号を宅配業者に使用させることにより、集合住宅500の第2エリア内への宅配業者の進入を制限しつつ、住戸の居住者専用の専用収納部60での物品の受け渡しを可能とすることができる。専用収納部60は、共用収納装置3よりも住戸に近いため、重い物品などの受け渡しに好適である。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(受領証を出力する構成)
管理システム100は、物品を専用収納部60に入庫し終えた宅配業者に、該物品についての受領証を発行する機能をさらに備えていてもよい。図6は、物品を専用収納部60に入庫し終えた宅配業者に、該物品についての受領証を提供するための機能を備える管理システム100の例を示す図である。
図1のステップS13の後、宅配業者によって物品が専用収納部60に入庫され、専用収納部60の扉が再び施錠される。専用収納部管理装置6は、専用収納部60の収納庫内に物品が収納されたことを示す情報、および専用収納部60の電気錠が解錠された後に施錠されたことを示す情報などを取得する(ステップS15)。専用収納部60の収納庫内に物品が収納されたことを示す情報は、収納庫内に設けられたセンサ(例えば、重量センサ、赤外線センサなど)によって検知されたセンサ信号に基づいた情報であってもよい。専用収納部管理装置6の収納状態管理部64は、専用収納部60の収納庫内に物品が収納されたことを示す情報を取得して、通信部65を介して、集中管理サーバ1に送信する(ステップS16)。
集中管理サーバ1の収納状態管理部14は、受信した情報に基づいて専用収納部状態152を更新する。また、集中管理サーバ1の収納状態管理部14は、共用収納装置管理サーバ2に、専用収納部60の収納庫内に収納された物品を受け取ったことを、解錠に用いられた一時符号と対応付けて通知する(ステップS17)。
共用収納装置3に対して、ステップS17の通知に含まれる一時符号と同じ一時符号が宅配業者によって入力されると(ステップS18)、共用収納装置管理サーバ2は、専用収納部60に収納された物品に対する受領証を出力するように、共用収納装置3に指示する(ステップS19)。
このように構成すれば、住戸の居住者専用の専用収納部60に物品を収納し終えた宅配業者に対して、適切に受領証を渡すことができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図1では、宅配業者に物品を専用収納部60に収納させるための設定登録が、居住者によって事前に行われている場合について説明したが、管理システム100を、図7に示すような構成としてもよい。
(来訪者が第2エリアへ進入することを許可するか否かを居住者に確認する構成)
図7に示す管理システム100は、宅配業者が来訪したことを居住者携帯端末7に通知し、居住者からの指示に基づいて、宅配業者に対して一時符号を出力する。この構成を採用すれば、集合住宅500の第2エリア内へ宅配業者が進入することを許可するか否かを、来訪時に居住者に判断させることができる。これにより、居住者宛の物品を配送する宅配業者が複数来訪する場合であっても、居住者は、第2エリア内への進入を許可した宅配業者のみに、物品を専用収納部60に収納するよう指示することができる。
宅配業者によって、居住者の住戸の住戸識別情報が共用収納装置3に入力されると(ステップS101)、入力された住戸識別情報を含む、宅配業者の来訪を示す情報が、共用収納装置管理サーバ2を介して集中管理サーバ1に送信される(ステップS102)。
集中管理サーバ1の進入容認部11は、受信した住戸識別情報が示す住戸の居住者を特定し、この居住者の居住者携帯端末7の電話番号、メールアドレス、およびSNSのユーザIDなどを用いて、通信部16を介して宅配業者の来訪を居住者に通知する(ステップS103)。なお、ステップS101において、共用収納装置3の撮像部31によって宅配業者の撮像画像の撮像が開始されていてもよく、その場合、撮像画像のデータも居住者携帯端末7に送信される。
なお、ステップS103において、居住者携帯端末7に送信される通知は、来訪者に、物品を共用収納装置3に収納させるか、あるいは専用収納部60に収納させるかを問い合わせる通知であってもよい。例えば、居住者携帯端末7の表示画面上に、「共用収納装置3への入庫要求があります。どちらの収納装置への入庫を希望しますか?」という文字列に加え、「共用収納装置3」および「専用収納部60」という2つボタン(GUI)を表示させるだけでもよい。この場合、居住者は、希望する収納先のボタンをタッチするだけで良いため、通話やメッセージ入力が不要であり、容易に応答することができる。
ステップS104において、居住者携帯端末7において表示される通知に対して、居住者が応答しなかった場合、あるいは、宅配業者に物品を共用収納装置3に収納させることを選択した場合、通常の着荷処理と同様の手順で共用収納装置3を利用した着荷が行われる。
以下では、ステップS104において、居住者携帯端末7において表示される通知を確認した居住者が、宅配業者に物品を専用収納部60に収納させることを選択した場合について説明する。
ステップS104において、集中管理サーバ1は、居住者携帯端末7から、宅配業者に物品を専用収納部60に収納させることを選択した旨の回答を受信すると、一時符号生成部12は、宅配業者に使用させる一時符号を生成する(一時符号生成ステップ)。
次に、符号設定指示部13は、この一時符号が集合玄関機40に入力された場合に一時的に、ゲート50を解錠するように設定指示を生成し、通信部16を介してゲート制御装置5へ送信する(ステップS105:通信ステップ)。また、符号設定指示部13は、この一時符号が専用収納部60の電気錠601に入力されたときに、一時的に専用収納部60を解錠するように、設定指示を生成し、通信部16を介して専用収納部管理装置6へ送信する(ステップS106)。一時符号設定部62は、受信した一時符号が入力された場合に、専用収納部60が解錠されるように設定する。
また、一時符号生成部12によって生成された一時符号は、この居住者が専有する住戸の住戸識別情報と対応付けられ、共用収納装置管理サーバ2に送信される(ステップS107)。共用収納装置管理サーバ2は、入力された住戸識別情報に対応付けられた一時符号を共用収納装置3に送信する(ステップS108)。共用収納装置3は受信した一時符号を出力部35から出力する。
宅配業者によってその一時符号が集合玄関機40に入力されると(ステップS109)、集合玄関機制御装置4を介して集中管理サーバ1に、その一時符号が送信される(ステップS110)。
集中管理サーバ1は、集合玄関機制御装置4から受信した一時符号をゲート制御装置5に送信する(ステップS111)。
ゲート制御装置5は、ステップS105において受信した設定指示に従って設定した一時解錠の条件である一時符号と、ステップS111において受信した一時符号とが一致する場合、ゲート50に対し、解錠を指示する(ステップS112)。これにより、宅配業者はゲート50を通過して、第2エリア内に進入することができる。
専用収納部管理装置6は、物品の宛先である居住者の住戸に設けられた専用収納部60の電気錠601に入力された一時符号を受信する(ステップS113)。専用収納部管理装置6は、ステップS106において受信した設定指示に従って設定した一時解錠の条件である一時符号と、ステップS113において受信した一時符号とが一致する場合、専用収納部60を解錠し、宅配業者による物品の収納が可能な状態とする(ステップS114)。
このように構成すれば、集合住宅500の第2エリア内への宅配業者の進入の可否を、居住者に判断させることができる。それゆえ、住戸の居住者専用の専用収納部60での物品の受け渡しを可能としつつ、集合住宅500の第2エリアの安全性を担保することができる。
〔実施形態4〕
上記各実施形態では、集中管理サーバ1および共用収納装置管理サーバ2を用いる例を説明したが、集中管理サーバ1および共用収納装置管理サーバ2の有する各機能が、1つのサーバにて実現されていてもよい。複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
管理システム100に含まれるサーバ、すなわち、集中管理サーバ1と共用収納装置管理サーバ2はインターネット上に存在するサーバであってもよいし、集合住宅500の施設内に存在するサーバであってもよい。また、集中管理サーバ1および共用収納装置管理サーバ2の一方がインターネット上に存在するサーバであり、他方が集合住宅500の施設内に存在するサーバであってもよい。
専用収納部60は1つの住戸に対して複数存在していてもよい。この場合、例えば、居住者携帯端末7において、複数の専用収納部60を選択肢として表示させて、居住者に入庫先を選択させる構成とすればよい。
〔実施形態5〕
集中管理サーバ1の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、集中管理サーバ1のそれぞれを、図8に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
図8は、集中管理サーバ1として利用可能なコンピュータ910の構成を例示したブロック図である。コンピュータ910は、バス911を介して互いに接続された演算装置912と、主記憶装置913と、補助記憶装置914と、入出力インターフェース915と、通信インターフェース916とを備えている。演算装置912、主記憶装置913、および補助記憶装置914は、それぞれ、例えばプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。入出力インターフェース915には、ユーザがコンピュータ910に各種情報を入力するための入力装置920、および、コンピュータ910がユーザに各種情報を出力するための出力装置930が接続される。入力装置920および出力装置930は、コンピュータ910に内蔵されたものであってもよいし、コンピュータ910に接続された(外付けされた)ものであってもよい。例えば、入力装置920は、キーボード、マウス、タッチセンサなどであってもよく、出力装置930は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどであってもよい。また、タッチセンサとディスプレイとが一体化されたタッチパネルのような、入力装置920および出力装置930の双方の機能を有する装置を適用してもよい。そして、通信インターフェース916は、コンピュータ910が外部の装置と通信するためのインターフェースである。
補助記憶装置914には、コンピュータ910を集中管理サーバ1として動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、演算装置912は、補助記憶装置914に格納された上記プログラムを主記憶装置913上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ910を、集中管理サーバ1が備える各部として機能させる。なお、補助記憶装置914が備える、プログラム等の情報を記録する記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などであってもよい。また、記録媒体に記録されているプログラムを、主記憶装置913上に展開することなく実行可能なコンピュータであれば、主記憶装置913を省略してもよい。なお、上記各装置(演算装置912、主記憶装置913、補助記憶装置914、入出力インターフェース915、通信インターフェース916、入力装置920、および出力装置930)は、それぞれ1つであってもよいし、複数であってもよい。
また、上記プログラムは、コンピュータ910の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る管理システム(100)は、来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫(34)を有する共用収納装置(3)と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部(60)とを備える集合住宅(500)を管理する管理システムであって、上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲート(50)の開閉を制御するゲート制御装置(5)と、上記ゲート制御装置および上記専用収納部と通信網を介して接続されている管理サーバ(集中管理サーバ1)と、を備え、上記管理サーバは、上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記ゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成部と、上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信部(16)とを備えている。
上記の構成によれば、第2エリアへの進入が許可された来訪者にはゲートを通過させるための一時符号を生成する。これにより、集合住宅の第2エリア内への来訪者の進入を制限しつつ、来訪者に、専用収納部に物品を収納させることができる。専用収納部は、居住者の住戸に設置されているため、重い物品などの受け渡しに好適である。
本発明の態様2に係る管理システムは、上記態様1において、上記一時符号が入力された場合、上記専用収納部が備える扉に設けられた電気錠(601)を解錠する構成であってもよい。
このように構成することにより、第2エリアへの進入が許可された来訪者は、専用収納部の扉に設けられた電気錠を解錠して、物品を収納することができる。収納後、来訪者が電気錠を施錠すれば、来訪者からの物品を居住者が受け取るまで、物品は専用収納部に保管される。それゆえ、居住者は、盗難などの被害に遭うことなく、着実に物品を受け取ることができる。
本発明の態様3に係る管理システムは、上記態様1または2において、上記専用収納部に上記物品が収納された後に、上記共用収納装置に上記一時符号が入力された場合、上記共用収納装置から上記物品についての受領証を出力させる構成であってもよい。
これにより、住戸の専用収納部に物品を収納し終えた来訪者に対して、適切に受領証を渡すことができる。
本発明の態様4に係る管理システムは、上記態様1から3のいずれかにおいて、上記管理サーバは、上記来訪者に上記物品を上記共用収納装置に収納させるか、あるいは上記第1エリアへの進入を容認して上記専用収納部に収納させるか、を上記居住者に問い合わせる構成であってもよい。
このように構成すれば、集合住宅の第2エリア内への来訪者の進入を容認するか否かを、居住者に判断させることができる。それゆえ、専用収納部への物品の収納を来訪者にさせつつ、集合住宅の第2エリアの安全性を担保することができる。
本発明の態様5に係る管理サーバ(集中管理サーバ1)は、来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫(34)を有する共用収納装置(3)と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部(60)とを備える集合住宅(500)を管理する管理サーバであって、上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成部(12)と、上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲートの開閉を制御するゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信部(16)と、を備える。
上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
本発明の態様6に係る管理サーバ(集中管理サーバ1)の制御方法は、
来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫(34)を有する共用収納装置(3)と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部(60)とを備える集合住宅(500)を管理する管理サーバの制御方法であって、上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成ステップと、上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲートの開閉を制御するゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信ステップ(S6、S105)と、を含んでいる。
上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る集中管理サーバ1は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記集中管理サーバ1が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記集中管理サーバ1をコンピュータにて実現させる集中管理サーバ1の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 集中管理サーバ(管理サーバ)
3 共用収納装置
5 ゲート制御装置
12 一時符号生成部
16 通信部
34 収納庫
50 ゲート
60 専用収納部
100 管理システム
500 集合住宅
601 電気錠
S6、S105 通信ステップ

Claims (8)

  1. 来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫を有する共用収納装置と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部とを備える集合住宅を管理する管理システムであって、
    上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲートの開閉を制御するゲート制御装置と、
    上記ゲート制御装置および上記専用収納部と通信網を介して接続されている管理サーバと、を備え、
    上記管理サーバは、
    上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記ゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成部と、
    上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信部と、を備える、
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 上記一時符号が入力された場合、上記専用収納部が備える扉に設けられた電気錠を解錠する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 上記専用収納部に上記物品が収納された後に、上記共用収納装置に上記一時符号が入力された場合、上記共用収納装置から上記物品についての受領証を出力させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の管理システム。
  4. 上記管理サーバは、上記来訪者に上記物品を上記共用収納装置に収納させるか、あるいは上記第1エリアへの進入を容認して上記専用収納部に収納させるか、を上記居住者に問い合わせる、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の管理システム。
  5. 来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫を有する共用収納装置と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部とを備える集合住宅を管理する管理サーバであって、
    上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成部と、
    上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲートの開閉を制御するゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信部と、を備える、
    ことを特徴とする管理サーバ。
  6. 来訪者から居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が不要な第1エリアから入庫可能な収納庫を有する共用収納装置と、上記来訪者から上記居住者へ渡される物品を、上記来訪者が進入する場合に上記居住者による進入許可が必要な第2エリアから入庫可能な収納庫を有し、上記居住者専用に設置される専用収納部とを備える集合住宅を管理する管理サーバの制御方法であって、
    上記居住者によって上記第2エリアへの進入が許可された上記来訪者が、上記第1エリアと上記第2エリアとの境界に設けられたゲートを通過するための一時符号を生成する一時符号生成ステップと、
    上記一時符号が入力されたときに上記ゲートを解錠するように、上記ゲートの開閉を制御するゲート制御装置に上記一時符号を送信する通信ステップと、を含む、
    ことを特徴とする管理サーバの制御方法。
  7. 請求項5に記載の管理サーバとしてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記一時符号生成部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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