JP7221182B2 - 鍵管理方法および鍵管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、鍵管理方法および鍵管理システムに関する。
近年、様々なものがネットワークに接続され、相互に制御する技術が発達してきている。特に、住宅で用いられる各種電気機器についてネットワークを介して利用するネットワーク家電やIoT(Internet of Things)家電に関する技術が利用されつつある。
たとえば、住宅管理システムにおいて、住宅の入口ドアに設置され、ロックの解錠及び施錠をするドアロックユニットに、ロックの解錠を指示する信号を送信させてロックを解錠させる技術が知られている。また、カメラユニットを用いて訪問者の顔を含む画像データを生成し、画像データに基づいて顔認証を行うことにより、訪問者が予約者と一致するか否かを判断する技術が知られている。
特許第6240838号公報
近年、訪問介護や、旅行客を民家に宿泊させる民泊や、留守宅に対する荷物配達など、サービスの多様化に伴い、住宅の扉の開閉を行う人物は、住宅の居住者に限られるものではなくなっている。また、ホテル等の宿泊施設において作業の機械化が進み、フロント業務等について自動精算機等に置き換えることで係員を減少させ、リモートで来訪者の管理を行う傾向がある。このため、扉の開錠および施錠について、高い安全性とともに、管理機能の向上や、利便性の向上が望まれている。
一側面では、本発明は、鍵を利用する上での利便性の向上を図る鍵管理方法および鍵管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すような鍵管理方法を提供する。鍵装置は、扉に設置されており、扉の開錠および施錠を行う機能と認証情報を取得する機能とを備え、訪問者から認証情報を取得し、取得した認証情報である取得認証情報と認証情報を取得した日時である取得日時を情報処理装置に送信する。情報処理装置は、訪問を開始する予定の日時である訪問予定開始日時と、訪問予定の者である訪問予定者の認証情報である登録認証情報とを含む計画情報を記憶部から読み出し、取得認証情報と登録認証情報とを用いて認証を行った結果と、取得日時と訪問予定開始日時とを照合した結果とに基づき、鍵装置を開錠するか否かを決定し、鍵装置を開錠する決定をした場合、鍵装置に開錠する旨の指示を送信する。鍵装置は、開錠する旨の指示を受信した場合、扉を開錠し、開錠を行った日時である訪問実施開始日時と扉が開いた状態である旨を情報処理装置に送信する。情報処理装置は、顧客端末から情報閲覧の要求を受信した場合、訪問予定開始日時と訪問実施開始日時とを含む画面を提示する。
一態様によれば、鍵を利用する上での利便性の向上を図る。
第1の実施形態の鍵管理システムの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の鍵管理システムの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のサービス運用イメージの一例を示す図である。 第2の実施形態の鍵管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の鍵装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の訪問計画情報の一例を示す図である。 第2の実施形態の計画確認画面の一例を示す図である。 第2の実施形態の訪問ログ確認画面の一例を示す図である。 第2の実施形態のセットアップ処理のシーケンスの一例を示す図である。 第2の実施形態の訪問計画登録処理のシーケンスの一例を示す図である。 第2の実施形態の訪問実施処理のシーケンスの一例を示す図である。 第2の実施形態の鍵状態確認処理のシーケンスの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の鍵管理システムの構成について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の鍵管理システムの構成の一例を示す図である。
鍵管理システム40は、住宅等の各種施設に備えられた扉の鍵について、ネットワークを介して開錠および施錠を制御および管理するシステムである。鍵管理システム40は、情報処理装置10と、顧客端末20と、鍵装置30とがネットワークを介して通信可能な構成を有する。
なお、鍵管理システム40は、複数の顧客端末20、複数の鍵装置30、複数の情報処理装置10を備えることができる。また、鍵管理システム40は、住宅に適用することに限られず、ホテル、倉庫、ロッカー等に適用することも可能である。
情報処理装置10は、顧客端末20および鍵装置30と相互に情報通信を行い、情報を管理する機能を備えたコンピュータである。情報処理装置10は、計画情報を記憶した記憶部を備える。記憶部は、各種メモリやディスク等の記憶装置である。また、情報処理装置10は、プロセッサ等の制御部や、入出力装置を備えるが図示を省略する。
計画情報は、鍵装置30が設置された扉を備える施設に訪問者が訪問する予定を設定した情報である。たとえば、計画情報は、施設に訪問予定の者である訪問予定者の認証情報である登録認証情報、訪問予定の日時等を含む。なお、顔認証を行う場合、登録認証情報は、訪問予定者の顔画像である登録顔画像である。
また、計画情報は、訪問予定者が施設に訪れて訪問を開始する予定の日時である訪問予定開始日時と、訪問予定者が施設から退去して訪問を終了する予定の日時である訪問予定終了日時とを含む。
顧客端末20は、鍵管理システム40が提供するサービス(鍵管理方法)を利用する顧客が用いるコンピュータである。顧客端末20は、ブラウザ等を用いて情報処理装置10が提示する情報を閲覧する機能を備える。
鍵装置30は、施設が備える扉に設置されており、扉の開錠および施錠を行う機能を備える装置である。また、鍵装置30は、認証情報を取得する機能を備えている。たとえば、認証情報は、顔認証を行うための顔画像、指紋認証を行うための指紋画像、静脈認証を行うための静脈画像、虹彩認証を行うための虹彩画像、のいずれかである。
また、鍵装置30は、人感センサ等を備え、人間を検知した場合に認証情報を取得し、取得した認証情報である取得認証情報を情報処理装置10に送信できる。たとえば、認証情報が顔認証を行うための顔画像である場合、鍵装置30は、人間を検知した場合に撮影を行う。鍵装置30は、訪問者を検知した場合、訪問者を撮影し、撮影した訪問者の顔画像である撮影顔画像を情報処理装置10に送信する。
また、鍵装置30は、認証情報を取得した日時である取得日時を情報処理装置10に送信する。なお、認証情報が顔画像である場合、鍵装置30は、訪問者の撮影を行った日時である撮影日時を情報処理装置10に送信する。
また、鍵装置30は、情報処理装置10や顧客端末20から開錠および施錠の指示を受信し、扉の開錠および施錠を行う。また、鍵装置30は、扉の開閉を行った日時(開錠を行った日時、施錠を行った日時)を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は、鍵装置30から受信した情報をログファイルに登録し、ログファイルを記憶部に記憶する。
ここで、鍵管理システム40における鍵管理方法について説明する。訪問者が、施設に訪問することを前提として説明する。また、この説明における認証情報とは、顔認証を行うための顔画像であるものとする。施設の扉に設置された鍵装置30は、訪問者を撮影し、訪問者の顔を撮影した撮影顔画像と撮影日時とを情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10は、訪問予定開始日時と、登録顔画像とを記憶部から読み出す。情報処理装置10は、鍵装置30から受信した撮影顔画像と、記憶部から読み出した登録顔画像とを用いて顔認証を行う。また、情報処理装置10は、鍵装置30から受信した撮影日時と、記憶部から読み出した訪問予定開始日時とを照合する。情報処理装置10は、これらの顔認証の結果および日時の照合結果に基づき、鍵装置30を開錠するか否かを決定する。情報処理装置10は、鍵装置30を開錠する決定をした場合、鍵装置30に開錠する旨の指示を送信する。
具体的には、情報処理装置10は、撮影顔画像と登録顔画像を用いた顔認証の結果に基づき、訪問者が訪問予定者と同一人物であると判定し、かつ、撮影日時が訪問予定開始日時から所定の時間内(たとえば、30分以内)である場合、鍵装置30に開錠する旨の指示を送信する。
なお、情報処理装置10は、撮影顔画像と登録顔画像を用いた顔認証の結果に基づき、訪問者が訪問予定者と同一人物でないと判定した場合、または、撮影日時が、訪問予定開始日時から所定の時間内でない場合、エラーメッセージを顧客端末20に送信する。
鍵装置30は、開錠する旨の指示を受信した場合、扉を開錠し、開錠を行った日時である訪問実施開始日時と扉が開いた状態である旨を情報処理装置10に送信する。なお、鍵装置30は、情報処理装置10から施錠する旨の指示を受信して施錠した場合や、訪問終了後に手動で施錠された場合、施錠を行った日時である訪問実施終了日時と扉が閉まった状態である旨を情報処理装置10に送信する。また、鍵装置30は、情報処理装置10から鍵の状態をチェックする依頼を受信し、鍵の開閉の状態を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10は、顧客端末20から情報閲覧の要求を受信した場合、訪問予定開始日時と登録顔画像と訪問実施開始日時と撮影顔画像とを含む画面を提示する。また、情報処理装置10は、顧客端末20からの閲覧の要求に応じて、鍵状態(開、閉)および開閉時間(扉を開錠した日時、扉を施錠した日時)を提示することができる。
顧客端末20を用いる顧客は、情報処理装置10から提示された情報を閲覧することで、施設への訪問予定および訪問実施の状況(実際の訪問者、鍵の開閉時間)を確認することができる。
このように、顧客端末20において、計画情報と、鍵装置30が取得した情報(訪問実施開始日時、撮影顔画像)とを比較して閲覧することができる。これにより、顧客は、顧客端末20を用いて、訪問が計画された日時と訪問が実施された日時とを対比して確認できる。また、顧客は、顧客端末20を用いて、訪問予定者の登録顔画像と、実際に施設に訪問した訪問者を撮影した撮影顔画像とを比較できる。
なお、上述の説明においては、鍵管理システム40において顔認証を行うことを前提としたが、他の生態認証(指紋認証、静脈認証、虹彩認証等)と置き換えてもよいし、顔認証と他の生体認証とを併用してもよい。また、鍵管理システム40において、顔認証を用いない場合、表示画面から顔画像を除くものとする。
また、顧客端末20で閲覧する情報は、鍵装置30から取得した情報を訪問の実施内容(訪問実施開始日時、撮影顔画像)として情報処理装置10が提示するものであるため、訪問者自身や訪問者の所属組織による情報改竄の恐れがない。また、情報処理装置10が提示する情報について、訪問者の管理者が用いるコンピュータから閲覧可能とすることで、管理者は訪問者が施設への訪問を実施したか否かを遠隔地から確認することができ、管理業務の低減を図ることができる。
こうして、鍵管理システム40により、鍵を利用する上での利便性の向上を図ることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態の鍵管理システムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態の鍵管理システムの構成の一例を示す図である。
鍵管理システム400は、住宅やホテル等の各種施設に備えられた扉の鍵について、ネットワーク350を介して開錠および施錠を制御および管理するシステムである。鍵管理システム400は、鍵管理サーバ100と、事業者端末150と、顧客端末300と、鍵装置200とがネットワーク350を介して通信可能な構成を有する。なお、鍵管理システム400は、複数の顧客端末300、複数の鍵装置200、複数の鍵管理サーバ100を備えることができる。なお、鍵管理システム400は、住宅やホテル等の人が居住する施設に限らず、その他(倉庫、トランクルーム、ロッカー等)の設備に適用することも可能である。
鍵管理サーバ100は、鍵装置200を管理する機能を備えたコンピュータである。また、鍵管理サーバ100は、顧客端末300や、事業者端末150から受信した情報を管理し、各種情報を提示する機能を備えたコンピュータである。鍵管理サーバ100は、データベースサーバや、ウェブサーバ等の機能を備える。
顧客端末300は、鍵装置200を利用する顧客が用いるコンピュータである。顧客端末300は、ブラウザ等のプログラムの機能を利用し、鍵管理サーバ100が提示する情報を閲覧し、情報の入力を受け付け、入力された情報を鍵管理サーバ100に送信する機能を備える。なお、顧客端末300は、スマートフォンやタブレット型パソコン等の携帯可能なコンピュータであってもよいし、その他のものでもよい。
事業者端末150は、鍵装置200を利用する事業者が用いるコンピュータである。事業者端末150の機能も、顧客端末300とほぼ同様であるため、説明を省略する。
鍵装置200は、施設に設置された鍵の開錠および施錠を行う装置である。また、鍵装置200は、鍵管理サーバ100から指示を受信し、鍵の開錠および施錠を行うとともに、鍵が操作された日時や鍵の状態(開閉)を鍵管理サーバ100に送信する。
また、鍵装置200は、オートロックシステムとの連携により、オートロックにも適用可能な装置である。たとえば、鍵装置200は、鍵管理サーバ100から鍵の状態をチェックする依頼を所定時間ごとに受信し、鍵の開閉の状態を鍵管理サーバ100に送信する。鍵管理サーバ100は、鍵が開いた状態である場合、鍵装置200に鍵を施錠する指示を送信する。鍵装置200は、鍵管理サーバ100から施錠する指示を受信し、鍵の施錠を行う。このように、鍵装置200は、鍵管理サーバ100と連携して所定時間ごとに鍵の開閉のチェックを行い、鍵を施錠することが可能である。
鍵装置200は、鍵認証部210と鍵開閉部250とを備える。鍵認証部210は、鍵管理サーバ100と連携して鍵を操作する者を認証する機能を備えており、インターホン等の他の装置に含まれてもよい。鍵認証部210は、認証装置として、顔画像を撮影するためのカメラや、指紋認証や手のひら静脈認証、虹彩認証等の生体認証装置を備えてもよいし、その他(パスワード等)の認証装置を備えてもよい。また、FIDO(Fast ID Online)を利用してもよい。鍵開閉部250は、扉の鍵を開閉する機能を備えている。鍵装置200については、後で図5を用いて説明する。
ネットワーク350は、たとえば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク、あるいは、それらが混在するネットワークである。ネットワーク350は、有線ネットワークだけでなく、無線ネットワークなども含む。
次に、第2の実施形態のサービス運用イメージについて図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のサービス運用イメージの一例を示す図である。
サービス運用イメージ500は、鍵管理システム400を利用した在宅介護(在宅介護ビジネス、在宅介護サービス等)の運用のイメージを示したものである。鍵管理サーバ100は、鍵管理サービス提供者のシステム管理者によって運用されている。事業者端末150は、在宅介護を行う事業者の管理者が操作するコンピュータである。鍵装置200は、在宅介護のサービスの提供を受ける被介護者の自宅の玄関扉に設置されている。顧客端末300は、在宅介護の顧客が用いるコンピュータである。顧客とは、被介護者、被介護者の親族、被介護者の後見人等を含む。
ここで、鍵管理システム400において、在宅介護を運用する一例を説明する。事業者において、管理者は、事業者端末150を用いて、従業員の顔写真の登録、従業員ID(従業員を一意に特定する識別情報)を鍵管理サーバ100に登録する。また、管理者は、事業者端末150を用いて、被介護者(顧客)ごとに訪問計画情報を作成し、鍵管理サーバ100に登録する。訪問計画情報とは、被介護者に対して従業員が訪問する予定の情報である訪問計画の情報を登録した情報である。
顧客は、顧客端末300を用いて、訪問計画の通知を鍵管理サーバ100から受信する。また、顧客は、顧客端末300を用いて、訪問計画の内容を確認し、訪問計画の承認の可否を鍵管理サーバ100に送信する。
鍵装置200は、事業者から在宅介護のために派遣された従業員(訪問者)を撮影し、撮影画像と鍵状態(開/閉)とを鍵管理サーバ100に送信する。鍵装置200は、鍵装置200から所定範囲内の人間を検知し、撮影し、撮影した画像を鍵管理サーバ100に送信する機能を備える。また、鍵装置200は、適宜、鍵状態を鍵管理サーバ100に送信する。
鍵管理サーバ100は、訪問者を撮影した画像と、予め登録された従業員の顔写真とを用いて顔認証を行う。また、鍵管理サーバ100は、鍵装置200が訪問者を撮影した画像を送信した日時と、訪問計画情報に含まれる、従業員の訪問日時とをチェックする。鍵管理サーバ100は、顔認証の結果と、訪問計画情報のチェックした結果とに基づき、従業員が、顧客が承認済みの訪問計画の範囲内で被介護者を訪問していると判定した場合、鍵装置200に鍵の開錠を指示する。また、鍵管理サーバ100は、鍵装置200から適宜鍵の状態を受信し、鍵が開錠している場合には、施錠する指示を鍵装置200に送信する。また、鍵管理サーバ100は、所定時間ごとに鍵装置200の状態を確認する要求を鍵装置200に送信し、鍵装置200から鍵の状態を受信する。
鍵管理サーバ100は、鍵装置200から受信した訪問者の撮影画像等の情報を訪問ログとして記憶部に記憶する。また、鍵管理サーバ100は、鍵装置200の状態(開、閉)、顔認証の結果、鍵装置200の開閉を行った日時等を、ログファイル(以下、ログと記載する)として記録を保存し、記憶部に記憶する。
訪問ログとは、ログファイルに含まれる情報のうち、訪問者が被介護者を訪問した履歴を含む情報である。ログファイルには、訪問者が被介護者を訪問した際の情報のみではなく、鍵管理サーバ100が所定時間ごとに鍵装置200を監視した情報や、エラー情報の送信履歴等も含まれる。
鍵管理サーバ100は、訪問ログを顧客端末300や事業者端末150に提示する。システム管理者は、鍵管理サーバ100を用いた処理を実行し、データベースの整備やウェブサーバの保守等のメンテナンスを適宜実行する。
顧客は、顧客端末300を介して、訪問計画および訪問ログを確認することで、遠隔地からであっても、被介護者が在宅介護のサービスを受けたか否かを確認することができる。また、顧客は、顧客端末300を介して、鍵管理サーバ100が提示する訪問ログを閲覧することで、どの従業員が、いつ、被介護者を訪問したか、実際の訪問者と訪問日時とを確認した上で、次回の訪問計画の承認の可否について検討することもできる。また、顧客は、顧客端末300を介して鍵管理サーバ100からエラーメッセージやアラーム等を受信した場合、鍵装置200の状態を閲覧し、鍵装置200に施錠する旨の指示を送信することができる。
事業者の管理者は、事業者端末150を介して、訪問計画および訪問ログを確認することで、従業員の就労状態や、被介護者の自宅の鍵の状態を管理することができる。このため、管理者は、従業員や鍵装置200を個別に確認する労力を低減できる。また、事業者の管理者は、従業員数や顧客数(管理対象となる鍵装置200の個数)が多くなるに従い、勤務状態の管理に必要となる時間や労力も増加傾向であったが、鍵管理サーバ100を利用することにより、訪問ログ等の閲覧が可能となるため管理時間や労力の低減を図ることができる。
次に、第2の実施形態の鍵管理サーバのハードウェア構成について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の鍵管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
鍵管理サーバ100は、制御部110を含む。制御部110は、プロセッサ111、RAM(Random Access Memory)112、HDD(Hard Disk Drive)113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116、通信インタフェース117を含む。鍵管理サーバ100は、プロセッサ111によって装置全体が制御されている。プロセッサ111には、バス118を介してRAM112と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ111は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ111は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ111は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM112は、鍵管理サーバ100の主記憶装置として使用される。RAM112には、プロセッサ111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に記憶される。また、RAM112には、プロセッサ111による処理に必要な各種データが記憶される。
バス118に接続されている周辺機器としては、HDD113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116および通信インタフェース117がある。
HDD113は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD113は、鍵管理サーバ100の補助記憶装置として使用される。HDD113には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが記憶される。なお、HDD113に限らず、SSD(Solid State Drive)を使用することもできる。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
画像信号処理部114は、プロセッサ111からの命令に従って、鍵管理サーバ100に接続されたディスプレイ114aに画像を出力する。ディスプレイ114aとしては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等、任意の種類のディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部115は、鍵管理サーバ100に接続された入力デバイス115aから入力信号を取得し、プロセッサ111に出力する。入力デバイス115aとしては、マウス、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、キーボード、リモートコントローラ、ボタンスイッチ等、任意の種類の入力デバイスを用いることができる。また、鍵管理サーバ100に、複数の種類の入力デバイスが接続されていてもよい。
媒体リーダ116は、記録媒体119に記録されたプログラムやデータを読み取る読み取り装置である。記録媒体119として、たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等を使用できる。磁気ディスクには、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDが含まれる。光ディスクには、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が含まれる。
媒体リーダ116は、たとえば、記録媒体119から読み取ったプログラムやデータを、RAM112やHDD113等の他の記録媒体にコピーする。読み取られたプログラムは、たとえば、プロセッサ111によって実行される。なお、記録媒体119は可搬型記録媒体であってもよく、プログラムやデータの配布に用いられることがある。また、記録媒体119やHDD113を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体と言うことがある。
通信インタフェース117は、ネットワーク350に接続されている。通信インタフェース117は、他のコンピュータ、記憶装置、または通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態の鍵管理サーバ100の処理機能を実現することができる。また、第2の実施形態の事業者端末150や顧客端末300も鍵管理サーバ100と同様のハードウェア構成により実現することができる。また、第1の実施形態の情報処理装置10、顧客端末20も鍵管理サーバ100と同様のハードウェア構成により実現することができる。なお、上記の構成は一例であり、構成部の組み合わせは適宜決定できる。たとえば、上記構成のうち必要のないものを削除するとしてもよい。
鍵管理サーバ100は、たとえばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。鍵管理サーバ100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、鍵管理サーバ100に実行させるプログラムをHDD113に記憶しておくことができる。プロセッサ111は、HDD113内のプログラムの少なくとも一部をRAM112にロードし、プログラムを実行する。また、鍵管理サーバ100に実行させるプログラムを、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に記憶されたプログラムは、たとえばプロセッサ111からの制御により、HDD113にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ111が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、第2の実施形態の鍵装置のハードウェア構成について図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の鍵装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
鍵装置200は、扉の鍵の開錠および施錠を行う装置である。鍵装置200は、鍵認証部210と鍵開閉部250とを含む。鍵認証部210は、主に扉の外側や住宅の外壁等に設置される装置である。鍵開閉部250は、主に扉の内側の鍵を制御する部分に設置される装置である。鍵認証部210と鍵開閉部250は、一体型の装置であってもよいし、個別の装置であってもよい。また、鍵装置200は、扉と一体型の装置であってもよい。
鍵認証部210は、カメラ(生体認証部)211、スピーカー212、表示部213、サブ通信部214を含む。以下、カメラ(生体認証部)211を、カメラ211と記載する。また、鍵認証部210は、人感センサを備え、人感センサが人間を感知した場合に、カメラ211が撮影を行う。なお、人感センサは、図示を省略する。
カメラ211は、訪問者を撮影し、画像を取得する。なお、カメラ211は、画像を保存するメモリ等を備える。カメラ211は、生体認証装置(指紋認証、静脈認証、手のひら認証等)と置き換えて、機能を代替してもよい。
スピーカー212は、音声を出力する装置である。スピーカー212は、鍵管理サーバ100からの指示に基づき、エラーメッセージの音声出力や、施錠の注意喚起を促すアナウンス等の音声を出力する。また、スピーカー212は、インターホンの機能を備え、室内と屋外とで会話を可能とする機能を備える。
表示部213は、鍵管理サーバ100からの指示に基づき、施錠の注意喚起を促す情報等を表示する。表示部213は、液晶パネルや各種ディスプレイ等、表示を行う機能を備えるものであればよい。
サブ通信部214は、メイン通信部252を介して鍵管理サーバ100と情報通信を行う機能を備える。サブ通信部214は、カメラ211が撮影した画像をメイン通信部252に送信する機能を備える。また、サブ通信部214は、メイン通信部252を介して鍵管理サーバ100から指示を受信し、スピーカー212または表示部213に指示を送信する機能を備える。
鍵開閉部250は、錠制御部251、メイン通信部252を含む。鍵開閉部250は、プロセッサ等の制御部を含み、制御部が鍵装置200全体(鍵認証部210および鍵開閉部250)を制御するものとすることができる。なお、鍵開閉部250に含まれるプロセッサ(制御部)については、図示を省略する。
錠制御部251は、メイン通信部252を介して鍵管理サーバ100から指示を受信し、鍵の開閉を制御する機能を備える。錠制御部251は、サムターン型の鍵を機械的に制御してもよいし、ソフトウェアで電子ロック型の鍵を制御してもよいし、その他の方法で鍵を開閉してもよい。
メイン通信部252は、鍵管理サーバ100と情報通信を行う機能を備える。メイン通信部252は、サブ通信部214と情報通信を行う機能を備える。メイン通信部252は、鍵管理サーバ100から受信した情報のうち、スピーカー212や表示部213を制御する指示をサブ通信部214に送信する機能を備える。メイン通信部252は、鍵の状態(開錠/施錠)、鍵が開錠または施錠された日時、訪問者を撮影した画像を鍵管理サーバ100に送信する機能を備える。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態の鍵装置200の処理機能を実現することができる。また、第1の実施形態の鍵装置30も鍵装置200と同様のハードウェア構成により実現することができる。なお、上記の構成は一例であり、構成部の組み合わせは適宜決定できる。
次に、第2の実施形態の訪問計画情報について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態の訪問計画情報の一例を示す図である。
訪問計画情報600は、訪問介護を行う従業員が被介護者を訪問する予定を登録した情報である。訪問計画情報600は、事業者の管理者が事業者端末150を介して作成し、鍵管理サーバ100に登録する情報である。訪問計画情報600は、鍵管理サーバ100のHDD113やRAM112等の記憶部に記憶される情報である。訪問計画情報600は、それぞれの顧客について作成される情報である。
訪問計画情報600は、訪問先名称、訪問月日、訪問時間、訪問者、登録者、登録日時、連絡事項の項目を含む。なお、訪問計画情報600には、各エントリについて承認されたか否か(「可」、「否」)を示す項目も対応づけて登録されるが、図示を省略する。また、訪問者や登録者を識別する従業員IDを対応づけて登録することも可能であるが、図示を省略する。また、顧客の氏名、顧客ID(顧客を一意に特定する識別情報)についても、図示を省略する。
訪問先名称の項目には、被介護者の所在地の名称(自宅、マンション名等)が登録される。訪問月日の項目には、従業員が被介護者を訪問する予定の月日が登録される。
訪問時間の項目には、従業員が被介護者を訪問する予定の時間が登録される。訪問時間の項目は、開始時間と終了時間の項目を含む。開始時間は、訪問を開始する予定の時間(鍵を開錠する予定の時間)が登録される。終了時間は、訪問を終了する予定の時間(鍵を施錠する予定の時間)が登録される。
訪問者の項目には、被介護者を訪問する従業員の名前や役職等が登録される。登録者の項目には、訪問計画情報600に含まれるエントリを登録した管理者名や役職等が登録される。登録日時の項目には、訪問計画情報600に含まれるエントリを登録した日時が登録される。連絡事項の項目には、訪問者への連絡事項が登録される。
たとえば、訪問計画情報600には、訪問先名称が「ヤマダ様ご自宅」、訪問月日が「2019/8/30」、訪問時間のうち開始時間が「12:00」、終了時間が「13:30」、訪問者が「担当スズキ」、登録者が「管理者タナカ」、登録日時が「2019/8/1 10:00」、連絡事項が「昼食介助と掃除」というエントリが登録される。
これは、訪問先名称が「ヤマダ様ご自宅」であり、訪問月日が「2019年8月30日」、訪問介護の開始時間が「12:00」、訪問介護の終了時間が「13:30」、訪問者が「担当スズキ」、このエントリの登録者が「管理者タナカ」、このエントリの登録日時が「2019年8月1日 10:00」、訪問者への連絡事項が「昼食介助と掃除」であることを示す。
なお、訪問計画情報600は、訪問計画を示す情報の一例であり、その他の情報を含めてもよい。たとえば、訪問先名称だけではなく、訪問先の住所や地図データ、電話番号、緊急連絡先等をエントリに含めて登録してもよい。また、被介護者の情報(性別、年齢、持病の有無、常備薬の有無、車椅子の有無、杖の有無等)をエントリに含めて登録してもよい。
次に、第2の実施形態の計画確認画面について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態の計画確認画面の一例を示す図である。
計画確認画面610は、顧客が、被介護者の介護の計画を確認する画面である。顧客は、顧客端末300を介して鍵管理サーバ100が提示する計画確認画面610を確認する。顧客は、ブラウザで鍵管理サーバ100が提供するサイトにアクセスし、ユーザIDとパスワードを入力し、鍵管理サーバ100が提供する鍵管理サービスのシステムにログインすることにより、計画確認画面610を閲覧することが可能である。鍵管理サーバ100は、ユーザIDに対応する顧客の訪問計画情報600を抽出し、訪問計画情報600に合致する従業員の顔写真や従業員IDとともに、計画確認画面610を提示する。なお、顧客は、ブラウザではなく、介護サービス専用のアプリケーションプログラム等を用いてもよい。
計画確認画面610は、顧客ID、顧客名、訪問先、ログイン時間、ログアウトボタン、訪問計画一覧、連絡事項の表示欄を含む。顧客IDの表示欄には、システムにログインした顧客を一意に特定する識別情報(顧客ID)が表示される。顧客名の表示欄には、システムにログインした顧客の名前が表示される。訪問先の表示欄には、所在地の名称(自宅、マンション名等)が表示される。ログイン時間の表示欄には、顧客がログインした年月日時分が表示される。ログアウトボタンの表示欄には、システムからのログアウトを行うためのボタンが表示される。顧客は、ログアウトボタンを押下することで、システムからログアウトする。
訪問計画一覧の表示欄には、訪問計画のエントリの一覧が表示される。訪問計画一覧の表示欄には、変更/追加、承認状況、訪問月日、訪問時間、訪問者、訪問者顔写真、訪問者ID、登録者、承認者、承認日時、ステータス、の項目を含む。
変更/追加の項目には、訪問計画情報600のエントリについて変更または追加が行われたことを示す情報(変更、追加、-(変更・追加無し))が表示される。承認状況の項目には、エントリで示す訪問計画について承認済み、または、未承認が表示される。
訪問月日の項目には、従業員が被介護者を訪問する予定の月日が表示される。訪問時間の項目には、従業員が被介護者を訪問する予定の時間が表示される。訪問時間の項目は、開始時間と終了時間の項目を含む。開始時間は、訪問を開始する予定の時間(鍵を開錠する予定の時間)が表示される。終了時間は、訪問を終了する予定の時間(鍵を施錠する予定の時間)が表示される。
訪問者の項目には、被介護者を訪問する従業員の名前が表示される。訪問者顔写真の項目には、被介護者を訪問する従業員の顔写真が表示される。訪問者IDの項目には、被介護者を訪問する従業員の従業員IDが表示される。
登録者の項目には、エントリに含まれる訪問計画を登録した管理者名が表示される。承認者の項目には、エントリに含まれる訪問計画を承認した顧客名が表示される。承認日時の項目には、エントリに含まれる訪問計画を承認した年月日時分が表示される。
ステータスの項目には、エントリのステータス(確定、変更、承認「可」「否」)が表示される。ステータスに「可」「否」のボタンが表示されている場合、当該エントリについて承認の可否がまだ行われていないことを示す。顧客は、エントリについて承認する場合「可」のボタンを押下し、承認しない場合「否」のボタンを押下する。顧客が、顧客端末300を介して押下したボタンの情報は、鍵管理サーバ100に送信され、管理される。鍵管理サーバ100は、承認可否について事業者端末150に送信する。事業者の管理者は、事業者端末150を介して訪問計画の承認の可否を確認し、「否」である場合には訪問計画のリスケジュールや担当者変更等の作業を行う。
連絡事項の表示欄には、顧客宛の連絡が表示される。たとえば、連絡事項の表示欄には「当初、8月30日はスズキが訪問予定でしたが、モリに変更になりました。承認の可否の決定をお願いします。」という文字情報が表示される。
顧客は、計画確認画面610を閲覧することにより、被介護者の介護の計画の日時を確認し、予定の変更や追加についての承認の可否の指示を行うことができる。また、顧客は、計画確認画面610に含まれる訪問者の名前や顔写真を目視することで、被介護者が遠方である場合、訪問者を事前に確認できる。このように、計画確認画面610を提示することにより、顧客の利便性の向上を図ることができる。
次に、第2の実施形態の訪問ログ確認画面について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の訪問ログ確認画面の一例を示す図である。
計画確認画面610は、顧客が、被介護者が受けた訪問介護を確認する画面である。顧客は、顧客端末300を介して鍵管理サーバ100が提示する訪問ログ確認画面620を確認する。顧客は、ブラウザで鍵管理サーバ100が提供するサイトにアクセスし、ユーザIDとパスワードを入力し、鍵管理サーバ100が提供する鍵管理サービスのシステムにログインすることにより、計画確認画面610を閲覧することが可能である。鍵管理サーバ100は、ユーザIDに対応する顧客の訪問ログを抽出し、訪問した従業員の顔写真や従業員IDとともに、訪問ログ確認画面620を提示する。
訪問ログ確認画面620は、顧客ID、顧客名、ログイン時間、ログアウトボタン、実施確認、次回訪問予定の表示欄を含む。顧客ID、顧客名、ログイン時間、ログアウトボタンについては、計画確認画面610と同様であるため、説明を省略する。その他、計画確認画面610と同様の内容については、適宜説明を省略する。
実施確認の表示欄には、訪問計画情報600に基づくエントリ(種別「計画」のエントリ)と、実施された訪問介護を示すエントリ(種別「実施」のエントリ)とが対比して表示される。
種別「計画」エントリには、状況が「変更承認済」、計画月日が「2019/8/30」、計画時間の開始時間が「12:00」、終了時間が「13:30」、訪問者が「モリ」、訪問者顔写真が「登録写真」、訪問者IDが「0555」という情報が表示される。また、連絡事項が「[事業者(管理者タナカ)]当初、スズキ(ID:0123)担当でしたが、変更の承認をいただき、モリ(ID:0555)になりました。」という情報が表示される。
種別「実施」エントリには、状況が「顔認証済」、実施月日が「2019/8/30」、実施時間の開始時間が「12:10」、終了時間が「13:35」、訪問者が「モリ」、訪問者顔写真が「撮影写真」、訪問者IDが「0555」という情報が表示される。また、連絡事項が「[訪問者(担当モリ)]昼食の支度、食事介助、食事の片付けの後、掃除をしました。」という情報が表示される。
ここで、エントリの種別に応じて、表示内容が異なる項目(状況、訪問月日、訪問時間、訪問者顔写真)について説明する。
状況の項目には、種別「計画」エントリの場合、計画の追加や変更等について承認済みか否かを示す情報が表示される。また、状況の項目には、種別「実施」エントリの場合、登録された従業員の顔写真と、鍵装置200が撮影した画像とを用いて顔認証を行い、顔認証に成功したか否かを示す情報が表示される。たとえば、鍵管理サーバ100が、登録写真と撮影写真とを用いて顔認証を行い、顔認証に成功した場合(写真の画像に基づき、登録済みの従業員と訪問者とが同一人物であると判定した場合)「顔認証済」という文言が表示される。
訪問月日の項目には、種別「計画」エントリの場合、訪問計画情報600に基づき訪問予定の月日である計画月日が表示される。また、訪問月日の項目には、種別「実施」エントリの場合、訪問介護が実施された月日である実施月日が表示される。実施月日は、鍵装置200が訪問者を撮影して鍵管理サーバ100に送信し、鍵管理サーバ100から開錠の指示を受信した月日である。
訪問時間の項目には、種別「計画」エントリの場合、訪問計画情報600に基づき訪問予定の月日である計画月日が表示される。また、訪問時間の項目には、種別「実施」エントリの場合、実施された訪問介護の開始時間と終了時間が表示される。実施時間は、鍵装置200が、鍵の開錠を行った時間が開始時間であり、鍵の施錠を行った時間が終了時間である。
なお、鍵装置200は、訪問が終了する予定の時間から所定時間内に鍵管理サーバ100が鍵装置200に施錠をする旨の指示を送信することで施錠する。また、訪問者が屋内から手動で鍵を開錠して屋外に出た場合、鍵装置200は、屋内からの手動での開錠を検知して開錠後に自動で施錠をしてもよいし、手動で施錠する操作を受け付けてもよい。
たとえば、訪問ログ確認画面620において、実施時間の開始時間が「12:10」、終了時間が「13:35」であるため、計画時間の開始時間および終了時間と比較すると、開始時間が10分遅く訪問介護が実施され、終了時間が5分遅れていたことがわかる。
訪問者顔写真の項目には、種別「計画」エントリの場合、予め登録された従業員の顔写真が表示される。また、訪問者顔写真の項目には、種別「実施」エントリの場合、鍵装置200が撮影した訪問者の顔写真である撮影写真が表示される。
このように、実施確認の表示欄において、訪問計画情報600の内容と、鍵装置200が取得した開錠および施錠の日時と撮影した訪問者の顔写真とを比較して確認をすることができる。これにより、顧客は、計画内容と実施内容が異なるか否かを確認できる。また、顧客が被介護者以外の者(親族等)であり別居している場合であっても、実際に被介護者を訪問した人物の顔を確認でき、顔認証に成功したか否かを確認できる。また、事業者が、訪問ログ確認画面620を提供するのではなく、鍵管理サービス提供者が管理する鍵管理サーバ100でこれらの情報を提供するため、事業者自身による情報改竄のおそれが低減し、顧客に提供する情報の信頼性を高めることができる。
次回訪問予定の表示欄には、訪問計画情報600に基づき、次回の訪問予定のエントリ(現在日時から直近の日付のエントリ、最新の訪問日の次の訪問日のエントリでもよい)を表示する。次回訪問予定の表示欄は、計画確認画面610の訪問計画一覧に含まれる項目を表示しているため、同一の項目について説明を省略する。
事業者へのコメント入力欄は、顧客が事業者へ連絡したいことを記入することができる領域である。顧客は、実施確認の表示欄を確認した上で、次回の訪問予定の内容の承認の可否を決定でき、可否の理由を事業者へのコメント入力欄に記入できる。
次に、第2の実施形態のセットアップ処理のシーケンスについて図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態のセットアップ処理のシーケンスの一例を示す図である。
顧客端末300、鍵管理サーバ100、事業者端末150で実行されるセットアップ処理のシーケンスについて説明する。セットアップ処理は、鍵管理システム400においてサービスを提供する前提となる情報を登録する処理である。
なお、顧客端末300が実行する処理は、顧客端末300が備える制御部(プロセッサ)が実行する。鍵管理サーバ100が実行する処理は、制御部110(プロセッサ111)が実行する。事業者端末150が実行する処理は、事業者端末150が備える制御部(プロセッサ)が実行する。
また、鍵管理サーバ100には、予め顧客が利用する鍵の識別情報が登録されており、鍵管理サーバ100と鍵装置200との通信が可能な状態であるものとする。鍵の識別情報とは、鍵装置200と鍵管理サーバ100が通信を行うために必要な情報であり、たとえば、鍵装置200と通信可能なアドレス情報等である。事業者の管理者は、顧客情報を受信して利用申請を受け付けた顧客に対して鍵装置200を提供し、鍵の識別情報を鍵管理サーバ100に保存し、通信可能状態にセットアップを行うものとする。
[ステップS11]顧客端末300は、顧客情報(被介護者の氏名等)を鍵管理サーバ100に送信する。なお、顧客は、予め扉に鍵装置200を設置しているものとする。
なお、顧客端末300は、顧客からサービス提供に必要となる顧客情報として、被介護者の氏名だけでなく、被介護者の親族の氏名、住所、電話番号等も受け付けることが可能であるが、説明を省略する。
[ステップS12]鍵管理サーバ100は、顧客情報を顧客端末300から受信し、記憶部に記憶する。
[ステップS13]鍵管理サーバ100は、顧客に顧客IDとPW(パスワード)を付与し、顧客端末300に送信する。
[ステップS14]顧客端末300は、顧客IDとPWを鍵管理サーバ100から受信し、記憶部に記憶する。
[ステップS15]顧客端末300は、受信した顧客IDとPWを用いて、鍵管理サーバ100が提供するシステムにログイン後、顧客の本人確認情報を鍵管理サーバ100に送信する。本人確認情報は、公的身分証明書の画像データ等であってもよいし、オンラインで身元を確認可能な証明書類データ等であってもよいし、その他のものでもよい。
[ステップS16]鍵管理サーバ100は、顧客の本人確認情報を記憶部に記憶する。
[ステップS17]鍵管理サーバ100は、事業者端末150からブラウザでのアクセスを受け付け、事業者に事業者IDとPWを付与し、事業者端末150に送信する。
[ステップS18]事業者端末150は、事前に鍵管理サーバ100にブラウザでアクセスして事業者IDとPWの要求を送信し、その後、事業者IDとPWを鍵管理サーバ100から受信し、記憶部に記憶する。
[ステップS19]事業者端末150は、受信した事業者IDとPWを用いて、鍵管理サーバ100が提供するシステムにログイン後、管理者の本人確認情報を鍵管理サーバ100に送信する。
[ステップS20]鍵管理サーバ100は、管理者の本人確認情報を記憶部に記憶する。
[ステップS21]事業者端末150は、従業員情報(顔写真、従業員ID)を鍵管理サーバ100に送信する。
[ステップS22]鍵管理サーバ100は、従業員情報を記憶部に記憶する。
[ステップS23]鍵管理サーバ100は、初期登録の承認依頼を顧客端末300に送信する。初期登録の承認依頼とは、サービスを利用する際に、顧客が最初に確認する事項についての承認を求めることである。たとえば、顧客が利用する事業者の管理者や従業員(訪問者)の氏名や所属等について顧客に確認を促し、承認を求めることである。
なお、事業者側において、顧客に対してサービスを提供することが可能であるか否かを確認し、従業員を訪問者として割り当てる作業を行い、鍵管理サーバ100の記憶部に記録しているものとする。
[ステップS24]顧客端末300は、初期登録の承認依頼を鍵管理サーバ100から受信する。顧客は、顧客端末300を用いて、受信内容(確認内容)を閲覧する。
[ステップS25]顧客端末300は、初期登録の承認応答を鍵管理サーバ100に送信する。
[ステップS26]鍵管理サーバ100は、初期登録の承認応答を受信する。
[ステップS27]鍵管理サーバ100は、登録完了通知を事業者端末150に送信する。
[ステップS28]事業者端末150は、登録完了通知を鍵管理サーバ100から受信し、処理を終了する。
次に、第2の実施形態の訪問計画登録処理のシーケンスについて図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態の訪問計画登録処理のシーケンスの一例を示す図である。
顧客端末300、鍵管理サーバ100、事業者端末150で実行される訪問計画登録処理のシーケンスについて説明する。訪問計画登録処理は、鍵管理システム400において事業者が訪問計画情報600を作成し、顧客が計画確認画面610を閲覧および確認する処理である。
なお、顧客端末300が実行する処理は、顧客端末300が備える制御部(プロセッサ)が実行する。鍵管理サーバ100が実行する処理は、制御部110(プロセッサ111)が実行する。事業者端末150が実行する処理は、事業者端末150が備える制御部(プロセッサ)が実行する。
[ステップS31]事業者端末150は、訪問計画情報600を作成する。言い換えると、事業者における管理者は、鍵管理サーバ100が提供するシステムにログインした後、事業者端末150を用いて、訪問計画情報600を作成する。
[ステップS32]事業者端末150は、訪問計画情報600を鍵管理サーバ100に送信する。
[ステップS33]鍵管理サーバ100は、受信した訪問計画情報600を記憶部に記憶する。
[ステップS34]鍵管理サーバ100は、受信した訪問計画情報600について、顧客の承認が済んでいない場合、訪問計画情報600の承認依頼を顧客端末300に送信する。なお、承認依頼が発生したことについて、顧客にメール等で通知する。
[ステップS35]顧客端末300は、訪問計画情報の承認依頼を受信する。言い換えると、顧客は、顧客IDとPWを用いて、鍵管理サーバ100が提供するシステムにログイン後、画面において訪問計画情報の承認依頼の受信を確認する。
[ステップS36]顧客端末300は、計画確認画面610を表示する。
[ステップS37]顧客端末300は、顧客から承認の可否を受け付け、訪問計画情報600の承認応答を鍵管理サーバ100に送信する。言い換えると、顧客端末300は、顧客から計画確認画面610に表示された承認「可」「否」のいずれかのボタンの押下を受け付け、受け付けた内容を鍵管理サーバ100に送信する。
[ステップS38]鍵管理サーバ100は、訪問計画情報600の承認応答を受信する。
[ステップS39]鍵管理サーバ100は、受信した承認応答の内容に基づき、訪問計画情報600を更新する。具体的には、鍵管理サーバ100は、訪問計画情報600のうち、承認応答を受け付けたエントリについて、承認の「可」または「否」の情報をエントリに対応づけて登録する。
[ステップS40]鍵管理サーバ100は、訪問計画情報600の確認完了通知を事業者端末150に送信する。
[ステップS41]事業者端末150は、訪問計画情報600の確認完了通知を受信し、処理を終了する。
次に、第2の実施形態の訪問実施処理のシーケンスについて図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態の訪問実施処理のシーケンスの一例を示す図である。
鍵装置200、鍵管理サーバ100、事業者端末150で実行される訪問計画登録処理のシーケンスについて説明する。訪問実施処理は、鍵管理システム400において、従業員が被介護者を訪問し、鍵装置200が訪問者を撮影した画像を鍵管理サーバ100に送信し、鍵装置200が鍵管理サーバ100の指示に基づき鍵を制御する処理である。
なお、鍵装置200が実行する処理は、鍵装置200が備えるサブ通信部214、メイン通信部252が図示しない制御部と適宜協働して実行する。以下の説明においても同様とする。
また、鍵管理サーバ100が実行する処理は、制御部110(プロセッサ111)が実行する。事業者端末150が実行する処理は、事業者端末150が備える制御部(プロセッサ)が実行する。
[ステップS51]鍵装置200は、人感センサによって訪問者を検知し、カメラ211で訪問者を撮影する。なお、鍵装置200は、人感センサに対応して訪問者を撮影してもよいし、訪問者がインターホンを鳴らすことに対応して撮影してもよい。
[ステップS52]鍵装置200は、照合依頼(撮影した画像、撮影日時、鍵状態)を鍵管理サーバ100に送信する。
[ステップS53]鍵管理サーバ100は、照合依頼を受信し、ログとして記憶部に保存する。
[ステップS54]鍵管理サーバ100は、開錠権限検証処理を実行する。具体的には、(1)撮影画像の顔認証、(2)鍵状態の検証、(3)訪問計画検証(撮影日時の検証)、の3つの処理を実行する。
まず、鍵管理サーバ100は、受信した画像と訪問予定の従業員の顔写真を用いて、(1)撮影画像の顔認証を実行する。鍵管理サーバ100は、訪問計画情報600と、予め登録済みの従業員情報(従業員の顔写真、従業員ID)とを比較することで、訪問予定の従業員の顔写真を特定する。鍵管理サーバ100は、顔認証の結果、問題がない場合、(2)鍵状態の検証を実施する。ここで、顔認証の結果、問題がない場合とは、登録されている訪問予定の従業員の顔写真と訪問者の撮影画像とに基づき、同一人物として認識できた場合である。また、鍵管理サーバ100は、顔認証の結果、問題がある場合(訪問予定の従業員の顔写真と、訪問者の顔画像とに基づき、同一人物と認識できない場合)、エラーメッセージを送信するため、ステップS59にすすむ。
次に、鍵管理サーバ100は、(2)鍵状態の検証を行う。鍵管理サーバ100は、鍵装置200から受信した鍵状態が「閉」である場合、(3)訪問計画検証(撮影日時の検証)を実行する。鍵管理サーバ100は、鍵装置200から受信した鍵状態が「開」である場合、ステップS57にすすむ。
次に、鍵管理サーバ100は、(3)訪問計画検証(撮影日時の検証)を行う。具体的には、鍵管理サーバ100は、訪問計画情報600から撮影日時に該当するエントリを抽出し、抽出したエントリについて顧客が承認済みであるか否か、および、撮影日時と訪問月日および開始時間とが整合するか否かを判定する。
具体的には、鍵管理サーバ100は、訪問計画情報600の抽出したエントリについて顧客が承認済みであり、かつ、鍵が開錠された日時が訪問計画情報600の開始時間から所定の範囲内(たとえば、開始時間の前10分から後20分の範囲内)である場合、整合する(検証OK)と判定する。
また、鍵管理サーバ100は、訪問計画情報600から抽出したエントリについて顧客が承認していない場合(顧客端末200から承認応答を受信した内容でない場合)不整合である(検証NG)と判定し、ステップS59にすすむ。また、鍵管理サーバ100は、鍵が開錠された日時が開始時間から所定の範囲内でない場合、不整合である(検証NG)と判定し、ステップS59にすすむ。
[ステップS55]鍵管理サーバ100は、鍵を開錠する指示を鍵装置200に送信し、指示をログに保存する。
[ステップS56]鍵装置200は、受信した開示指示に基づき、錠制御部251を介して鍵を開錠する。
[ステップS57]鍵管理サーバ100は、鍵を施錠する指示を鍵装置200に送信し、指示(指示時間、指示内容、指示対象の鍵装置200の識別情報)をログに保存する。
[ステップS58]鍵装置200は、受信した施錠指示に基づき、錠制御部251を介して鍵を施錠する。
[ステップS59]鍵管理サーバ100は、エラーメッセージを鍵装置200および事業者端末150それぞれに送信し、エラー(エラー発生時間、エラーの内容、エラーメッセージの送信先)をログに保存する。
鍵管理サーバ100は、顔認証の結果、問題がある場合、「顔認証NG」のメッセージを鍵装置200に送信し、「訪問した従業員が不整合です」のメッセージを事業者端末150に送信する。さらに、鍵管理サーバ100は、顧客端末300にも、「訪問した従業員が不整合です」のメッセージを送信する。
また、鍵管理サーバ100は、訪問計画検証(撮影日時の検証)の結果、問題がある場合、「訪問計画NG」のメッセージを鍵装置200に送信し、「訪問した時間が不整合です」のメッセージを事業者端末150に送信する。さらに、鍵管理サーバ100は、顧客端末300にも、「訪問した時間が不整合です」のメッセージを送信する。
[ステップS60]鍵装置200は、鍵管理サーバ100から送信されたエラーメッセージを表示部213に表示する。
[ステップS61]事業者端末150は、メッセージを鍵管理サーバ100から受信する。また、事業者端末150は、予め管理者のメールアドレスを登録しておき、管理者宛にエラーメッセージをメールで送信する。
[ステップS62]鍵装置200は、所定時間の経過後(たとえば、訪問計画情報600に登録された終了時間、または終了時間から5分後)に鍵状態(開、閉)を鍵管理サーバ100に送信する。
[ステップS63]鍵管理サーバ100は、鍵状態をログに保存する。また、鍵管理サーバ100は、鍵状態が「開」である場合、施錠指示を鍵装置200に送信し、アラームとして「終了時間経過後、開錠状態です」というメッセージを事業者端末150に送信し、処理を終了する。
次に、第2の実施形態の鍵状態確認処理のシーケンスについて図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態の鍵状態確認処理のシーケンスの一例を示す図である。
鍵装置200、鍵管理サーバ100、事業者端末150で実行される鍵状態確認処理のシーケンスについて説明する。鍵状態確認処理は、鍵管理システム400において、鍵管理サーバ100が、所定時間ごとに鍵装置200と通信を行い、鍵状態(開、閉)を確認する処理である。
なお、鍵管理サーバ100が実行する処理は、制御部110(プロセッサ111)が実行する。事業者端末150が実行する処理は、事業者端末150が備える制御部(プロセッサ)が実行する。
[ステップS71]鍵管理サーバ100は、所定時間ごとに、鍵状態確認通知を送信する。たとえば、鍵管理サーバ100は、毎日30分に1回の頻度で鍵状態確認通知を鍵装置200に送信することができる。また、鍵管理サーバ100は、訪問介護を実施する時間帯は、鍵状態確認通知を送信しないことができる。
[ステップS72]鍵装置200は、鍵状態確認通知を受信したことに伴い、鍵状態を取得する。
[ステップS73]鍵装置200は、鍵状態(開、閉)を鍵管理サーバ100に送信する。
[ステップS74]鍵管理サーバ100は、受信した鍵状態をログに保存する。たとえば、鍵管理サーバ100は、日時、鍵の識別情報、鍵状態を対応づけてログに保存する。
[ステップS75]鍵管理サーバ100は、鍵状態が「開」である場合、ステップS76およびステップS78にすすみ、施錠指示とエラー処理とを行う。鍵管理サーバ100は、鍵状態が「閉」である場合、処理を終了する。
[ステップS76]鍵管理サーバ100は、鍵を施錠する指示を鍵装置200に送信し、指示(指示時間、指示内容、指示対象の鍵装置200の識別情報)をログに保存する。
[ステップS77]鍵装置200は、受信した施錠指示に基づき、錠制御部251を介して鍵を施錠する。
[ステップS78]鍵管理サーバ100は、エラーメッセージを事業者端末150に送信し、エラー(エラー発生時間、エラーの内容、エラーメッセージの送信先)をログに保存する。なお、鍵管理サーバ100は、顧客端末300にもエラーメッセージを送信できる。
[ステップS79]事業者端末150は、メッセージを鍵管理サーバ100から受信する。また、事業者端末150は、予め管理者のメールアドレスを登録しておき、管理者宛にエラーメッセージをメールで送信し、処理を終了する。
このように、鍵管理システム400は、訪問計画情報600と、実際の訪問時間および訪問者との照合を行い、照合結果に基づいて鍵装置200の開錠および施錠を制御する。また、鍵管理システム400は、訪問計画情報600と実際の訪問時間および訪問者の顔画像とを対比して提示することで、予定内容と実施内容との相違を顧客に確認させることができる。また、鍵管理システム400は、所定時間ごとに鍵状態を監視し、鍵が開いている場合には鍵装置200に施錠指示を送信するとともに、管理者や顧客にエラーメッセージを送信することで、安全性を高めることができる。
これにより、鍵管理システム400は、鍵を利用する上での利便性の向上を図ることができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、顧客端末300、鍵装置200、鍵管理サーバ100、事業者端末150が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD-RAM、CD-ROM(Compact Disc - Read Only Memory)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD-ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLDなどの電子回路で実現することもできる。
また、上述の実施形態は、実施形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
10 情報処理装置
20 顧客端末
30 鍵装置
40 鍵管理システム

Claims (9)

  1. 鍵管理方法であって、
    鍵装置は、
    扉に設置されており、前記扉の開錠および施錠を行う機能と認証情報を取得する機能とを備え、訪問者から認証情報を取得し、取得した前記認証情報である取得認証情報と前記認証情報を取得した日時である取得日時を情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    訪問を開始する予定の日時である訪問予定開始日時と、訪問予定の者である訪問予定者の認証情報である登録認証情報とを含む計画情報を記憶部から読み出し、
    前記取得認証情報と前記登録認証情報とを用いて認証を行った結果と、前記取得日時と前記訪問予定開始日時とを照合した結果とに基づき、前記鍵装置を開錠するか否かを決定し、
    前記鍵装置を開錠する決定をした場合、前記鍵装置に開錠する旨の指示を送信し、
    前記鍵装置は、
    開錠する旨の前記指示を受信した場合、前記扉を開錠し、開錠を行った日時である訪問実施開始日時と前記扉が開いた状態である旨を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    顧客端末から情報閲覧の要求を受信した場合、前記訪問予定開始日時と前記訪問実施開始日時とを含む画面を提示し、
    前記計画情報に含まれる訪問を終了する予定の日時である訪問予定終了日時を前記記憶部から読み出し、
    前記訪問予定終了日時から所定の時間が経過した後、前記鍵装置に鍵状態を問い合わせ、
    前記鍵装置から前記扉が開いた状態である旨の鍵状態を受信した場合、前記鍵装置に施錠する旨の指示を送信し、
    前記鍵装置は、
    施錠する旨の前記指示を受信し、前記扉を施錠し、施錠を行った日時である訪問実施終了日時と前記扉が閉まった状態である旨を前記情報処理装置に送信する、
    鍵管理方法。
  2. 前記認証情報は、
    顔認証を行うための顔画像、指紋認証を行うための指紋画像、静脈認証を行うための静脈画像、虹彩認証を行うための虹彩画像、のいずれかを含む、
    請求項1記載の鍵管理方法。
  3. 前記情報処理装置は、
    更に、前記計画情報が前記顧客端末から承認を受けた内容である場合、前記鍵装置を解錠する決定をする、
    請求項1記載の鍵管理方法。
  4. 前記認証情報は、
    顔認証を行うための顔画像であり、
    前記鍵装置は、
    扉に設置されており、前記扉の開錠および施錠を行う機能と撮影を行う機能とを備え、訪問者を撮影し、撮影した前記訪問者の顔画像である撮影顔画像と撮影を行った日時である撮影日時を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    訪問を開始する予定の日時である訪問予定開始日時と、訪問予定の者である訪問予定者の顔画像である登録顔画像とを含む計画情報を記憶部から読み出し、
    前記撮影顔画像と前記登録顔画像とを用いて顔認証を行った結果と、前記撮影日時と前記訪問予定開始日時とを照合した結果とに基づき、前記鍵装置を開錠するか否かを決定し、
    前記鍵装置を開錠する決定をした場合、前記鍵装置に開錠する旨の指示を送信し、
    前記鍵装置は、
    開錠する旨の前記指示を受信した場合、前記扉を開錠し、開錠を行った日時である訪問実施開始日時と前記扉が開いた状態である旨を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    顧客端末から情報閲覧の要求を受信した場合、前記訪問予定開始日時と前記登録顔画像と前記訪問実施開始日時と前記撮影顔画像とを含む画面を提示する、
    請求項1記載の鍵管理方法。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記撮影顔画像と前記登録顔画像とに基づき、前記訪問者が前記訪問予定者と同一人物であると判定し、かつ、前記撮影日時が、前記訪問予定開始日時から所定の時間内である場合、前記鍵装置に開錠する旨の指示を送信し、
    前記撮影顔画像と前記登録顔画像とに基づき、前記訪問者が前記訪問予定者と同一人物でないと判定した場合、または、前記撮影日時が、前記訪問予定開始日時から所定の時間内でない場合、エラーメッセージを前記顧客端末に送信する、
    請求項4記載の鍵管理方法。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記顧客端末から情報閲覧の要求を受信した場合、前記訪問予定開始日時と前記訪問予定終了日時と前記登録顔画像と前記訪問実施開始日時と前記訪問実施終了日時と前記撮影顔画像とを含む画面を提示する、
    請求項記載の鍵管理方法。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記計画情報に含まれる次回の訪問予定開始日時と次回の訪問予定者の登録顔画像を前記記憶部から読み出し、
    前記顧客端末から情報閲覧の要求を受信した場合、前記画面に前記次回の訪問予定開始日時と前記次回の訪問予定者の登録顔画像とを含めて提示する、
    請求項4または請求項記載の鍵管理方法。
  8. 前記計画情報は、
    事業者端末によって作成され、前記事業者端末から前記情報処理装置に送信され、前記情報処理装置が備える前記記憶部に記憶される、
    請求項4記載の鍵管理方法。
  9. 情報処理装置と、鍵装置と、顧客端末とを含む鍵管理システムであって、
    扉に設置されており、前記扉の開錠および施錠を行う機能と認証情報を取得する機能とを備え、訪問者から認証情報を取得し、取得した前記認証情報である取得認証情報と前記認証情報を取得した日時である取得日時を前記情報処理装置に送信する前記鍵装置と、
    訪問を開始する予定の日時である訪問予定開始日時と、訪問予定の者である訪問予定者の認証情報である登録認証情報とを含む計画情報を記憶部から読み出し、前記取得認証情報と前記登録認証情報とを用いて認証を行った結果と、前記取得日時と前記訪問予定開始日時とを照合した結果とに基づき、前記鍵装置を開錠するか否かを決定し、前記鍵装置を開錠する決定をした場合、前記鍵装置に開錠する旨の指示を送信する前記情報処理装置とを備え、
    前記鍵装置は、
    開錠する旨の前記指示を受信した場合、前記扉を開錠し、開錠を行った日時である訪問実施開始日時と前記扉が開いた状態である旨を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記顧客端末から情報閲覧の要求を受信した場合、前記訪問予定開始日時と前記訪問実施開始日時とを含む画面を提示し、
    前記計画情報に含まれる訪問を終了する予定の日時である訪問予定終了日時を前記記憶部から読み出し、
    前記訪問予定終了日時から所定の時間が経過した後、前記鍵装置に鍵状態を問い合わせ、
    前記鍵装置から前記扉が開いた状態である旨の鍵状態を受信した場合、前記鍵装置に施錠する旨の指示を送信し、
    前記鍵装置は、
    施錠する旨の前記指示を受信し、前記扉を施錠し、施錠を行った日時である訪問実施終了日時と前記扉が閉まった状態である旨を前記情報処理装置に送信する、
    鍵管理システム。
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