JP6799925B2 - 収納装置及び収納システム - Google Patents

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Description

本発明は、収納装置及び収納システムに関し、特に、複数の入庫取出し口を備えた収納ボックスを複数個有する収納装置及び収納システムに関する。
近年、我が国においては、核家族化、未婚・晩婚者の増加や少子高齢化に伴う単身者の増加、さらには共働きの夫婦の増加等が進行し、そのライフスタイルが大きく変わってきている。
また、近年は、ECコマースの隆盛に伴って、購入商品等の物品が各家庭に配送されることが多くなっている一方で、上記のとおり、夫婦の共働き等の割合の増加により家を留守にするケースが増えてきており、上記物品をスムーズに受け取ることのできる環境や設備が望まれている。
上記のようなニーズに応えるように、近年、マンション等の集合住宅の共用部等には、いわゆる宅配ロッカーと称される収納装置が設置されることが多くなってきている。
この収納装置は、宅配便等により集合住宅の居住者宛に配送された物品を、一時的に預かり、施錠可能に収納することにより、当該居住者が不在の場合であっても、再配達を依頼することなく、当該収納装置から自身宛の配送物を取り出すことにより、スムーズに当該配送物を受け取ることができるというものである。
上記のような居住者宛の配送物等を一時的に預かり保管する収納装置に関する従来技術の1つとして、特許文献1が開示するところの荷物等自動管理ロッカー装置が提案されている。
この特許文献1に開示されるロッカー装置は、集合住宅の共同エントランス等に設置されており、複数の収納ボックスを備え、これら各収納ボックスは、正面側と背面側の両面において開閉自在な扉が設けられている。
当該ロッカー装置においては、正面側からは、共同エントランスのオートロックドアーを通過しなくても、配送物の入庫又は取出しが可能である。一方、背面側からは、共同エントランスのオートロックドアーを通過しないと、配送物を取り出すことができないようになっている。
特開平5−176834
しかしながら、上記のような両面に扉を備えたロッカー装置には、その両面に個別に、入庫又は取出しの操作のためのキーやパネルが設けられているのにもかかわらず、一方の側において上記キー操作等を行って配送物の入庫や取出しを行っている最中には、もう一方の側において、配送物の入庫や取出しの操作が禁止されてできないという問題点があった。
これは、例えば、配送業者等が正面側から収納ボックスを開扉して配送物を入庫している最中に、その入庫作業中の収納ボックスを居住者等が反対側(背面側)から開扉してしまうことを懸念してのものではあるが、その入庫作業中の収納ボックス以外の使用まで禁止され、その利便性を著しく損なうものであった。
特に、近年、配送物の配送量の増加や集合住宅の大型化等により、物品の入庫作業に長時間を要することが珍しくなくなってきており、一方の側で長時間にわたって入庫作業をしている間、居住者は反対側での自身宛の配送物の取出しを待っていなければならない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、例えば正面側及び背面側といった配送物の入庫取出し口を複数備えた収納ボックスを複数有し、これら収納ボックスにおいてスムーズな配送物の入庫又は取出し作業が可能な収納装置及び収納システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明は、入庫取出し口を複数備えた収納ボックスを複数個有する収納装置であって、収納ボックスの使用状況を管理するデータベースを有し、 収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、データベースに基づいて、収納ボックスの他の入庫取出し口について物品の入庫又は取出しを規制し、他の収納ボックスについては物品の入庫又は取出しを許可することを特徴とする。
また、本発明における収納装置によれば、収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、他の収納ボックスについては、作業中の入庫取出し口において作業する際に使用する操作ユニットと異なる操作ユニットを使用して作業を行う入庫取出し口において物品の入庫又は取出しを許可することを特徴とする。
また、本発明における収納装置によれば、収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、他の収納ボックスについては、作業中の入庫取出し口と略同じ面に設けられていない入庫取出し口において物品の入庫又は取出しを許可することを特徴とする。
また、本発明は、入庫取出し口を複数備えた収納ボックスを複数個有する収納装置と、収納装置とネットワークを介して接続される管理装置とを有して構成される収納システムであって、管理装置は、収納ボックスの使用状況を管理するデータベースを有し、収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、データベースに基づいて、収納ボックスの他の入庫取出し口について物品の入庫又は取出しを規制し、他の収納ボックスについては物品の入庫又は取出しを許可する旨の制御情報を収納装置に送信して実行させることを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明は、入庫取出し口を複数備えた収納ボックスを複数個有する収納装置において、収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、収納ボックスの他の入庫取出し口について物品の入庫又は取出しを規制し、他の収納ボックスについては物品の入庫又は取出しを許可するよう構成されているので、収納ボックスにおいてスムーズな配送物の入庫又は取出し作業を行うことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における収納装置10の設置場所の一例を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態における収納装置の外観を示す正面側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における収納装置の外観を示す背面側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における収納装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における情報格納部が格納する各データベースを示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザDBのデータ構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における使用状況DBのデータ構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における収納ボックスの外観を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、物品を入庫するときの収納装置による動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において、物品を取り出すときの収納装置による動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における収納装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における収納ボックスのグループの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における使用状況DBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態において、物品を入庫するときの収納装置による動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において、物品を取り出すときの収納装置による動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において、物品を取り出すときの収納装置による動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における収納システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における収納装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における管理装置の構成を示す図である。
<第1の実施の形態>
(第1の実施の形態の概要)
収納装置10は、ユーザ宛の物品をユーザの手元に届くまでに一時預け入れる収納装置であって、複数の施錠可能な収納ボックスを備える。
各収納ボックスには、複数の入庫取出し口がそれぞれ設けられており、各入庫取出し口から物品の入庫又は取出しが可能となっている。
る。
収納装置10は、マンション等の集合住宅の他、オフィス、コンビニエンスストア・スーパーマーケット等の店舗や商業施設、又は駅や病院等の公共施設・機関等に設置されるものとしてもよく、設置場所はこれらに限定されるものではない。
また、収納装置10は、宅配便等の配送物の他、あらゆる物品を預け入れ、保管することができる。
例えば、ユーザは、クリーニングサービス利用のために、収納装置10を使用する。
このとき、ユーザは自身の着用した衣服を収納装置10に預け入れ、クリーニング業者がその預け入れられた衣服を回収してクリーニングをし、クリーニング済みの衣服をまた収納装置10に収納し、その後、ユーザがそのクリーニング済みの衣服を収納装置10から取り出す。
また、ユーザは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等による食料品の配送サービス利用のために、収納装置10を使用することもできる。
このとき、業者はユーザから注文を受けた食料品を配送して収納装置10に預け入れ、その後、ユーザがその食料品を収納装置10から取り出す。
さらに、ユーザは、集合住宅等に配備された備品の貸し出しを受けるために、収納装置10を使用することもできる。
例えば、収納装置10が集合住宅に設置される場合には、収納装置10は、その集合住宅で使用される備品(会議室の鍵、空気入れ、カート又はレンタサイクルの鍵等)を収納している。
ユーザは、その収納されている備品を収納装置10から取り出して使用し、使用が完了すると、収納装置10に戻して再度保管する。
また、ユーザは、宅配型のレンタカーサービス利用のために、収納装置10を使用することもできる。
この場合、ユーザがレンタカー会社に対して車両のレンタルの希望を伝えると、レンタカー会社の従業員等は、車両を所定の駐車場まで届けるとともに、その鍵を収納装置10に預け入れて収納する。
ユーザは、収納装置10からその車両の鍵を取り出し、用いて車両を利用し、利用後、その鍵を収納装置10に再度預け入れ収納する。
その後、レンタカー会社の従業員等は、その収納装置10に収納されている鍵を取り出して回収し、利用後の車両とともに、自社の営業所等まで搬送する。
以上のように、収納装置10は、ユーザの利用する様々なサービスに利用可能であるが、以下、本実施の形態では、一例として、集合住宅の共用スペースに設置され、当該集合住宅の居住者であるユーザ宛の配送物を一時預け入れるサービスに利用するものとして説明を進める。
(第1の実施の形態の構成)
(1)収納装置10の設置場所
図1は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10の設置場所の一例を示す平面図である。
図に示す例では、本実施の形態では、収納装置10は、集合住宅の共用部である集合玄関のエントランスに設置されているものとし、各収納ボックスには、正面側と背面側の両側にそれぞれ入庫取出し口が設けられているものとする。
また、上記集合玄関には、オートロック式のドアが設けられており、ユーザは、収納装置10の正面前を通り、ドアを解錠して、収納装置10の背面側にまわることができる。
なお、本例では、原則として、配送業者は、オートロック式のドアを解錠せずに、正面側から収納装置10に配送物を入庫又は取り出すものとする。一方、集合住宅の居住者であるユーザは、収納装置10の正面側から配送物を入庫又は取り出すこともできるし、オートロック式のドアを解錠して通過し、背面側から入庫又は取り出すこともできる。
(2)収納装置10の構成
図2は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10の外観を示す正面側から見た斜視図である。
また、図3は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10の外観を示す背面側から見た斜視図である。
また、図4は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10の構成を示す図である。
以下、これら図を用いて、収納装置10の構成について説明する。
また、図に示すように、収納装置10は、CPU等から構成され収納装置10全体を制御する制御部11と、各種情報を格納する情報格納部12と、複数の収納ボックスから構成されユーザ宛の配送物を収納する収納部13と、各種情報を表示する表示部14(後述の表示部14a,14bを含む)と、各種キーを備え情報入力が可能であるとともに、ユーザの所持する情報記録媒体に書き込まれた認証用の情報の読取り等をする情報入力部15(後述の情報入力部15a,15bを含む)とを有して構成される。
(3)制御部11の構成
制御部11は、施解錠及び開閉扉といった収納ボックスの動作制御、収納装置10の使用の際の認証処理、ユーザの個人情報及び各収納ボックスの使用状況の管理等を行う。
(4)情報格納部12の構成
図5は、本発明の第1の実施の形態における情報格納部12が格納する各データベース121,122を示す図である。
図に示すように、情報格納部12は、ユーザが収納部13を解錠する際に必要なパスワード等の認証情報を管理するユーザDB121と、収納部13を構成する複数の収納ボックスの使用状況を管理する使用状況DB122とを格納する。
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザDB121のデータ構成を示す図である。
図に示す例では、ユーザDB121は、ユーザ名と、ユーザの専有部を特定する専有部情報(本実施の形態ではユーザの居住する住戸の部屋番号)と、認証用のパスワードと、メールアドレスとをそれぞれユーザを特定する個別のID(ユーザID)に対応付けて格納している。
また、図の例において、ユーザDB121は、ユーザの連絡先(ユーザ端末10等)の情報としてメールアドレスを管理しているが、連絡先の情報であればこれに限定されない。
また、図7は、本発明の第1の実施の形態における使用状況DB122のデータ構成を示す図である。
図に示す例では、使用状況DB122は、配送物が入庫された各収納ボックスを識別するボックス識別情報に対応付けて、各収納ボックスの使用状況を管理するデータベースである。
本例では、収納部13は、7つの収納ボックスから構成されており、各収納ボックスには、ボックス識別情報a〜gが付されている。
これらボックス識別情報a〜gは、図2,3に示す収納ボックス13a〜13gにそれぞれ対応している。
また、図7に示すように、使用状況DB122における「使用状況」には、「収納中」、「作業中」、「未使用」の3つのステータスがあり、制御部11は、各収納ボックスに設けられている後述の物品検知部135による検知結果等に基づいて、これらのステータスのいずれかを書き込む。
収納ボックスに物品が収納され、閉扉及び施錠されている場合には、当該収納ボックスの使用状況は「収納中」と書き込まれる。この場合は、当該物品の宛先のユーザの専有部情報も該当する収納ボックスのボックス識別情報に対応付けて書き込まれている。
一方、収納ボックスに物品が収納されておらず、閉扉されている場合には、当該収納ボックスの使用状況は「未使用」と書き込まれる。
また、物品が収納ボックスに収納されているか否かによらず、物品を入庫又は取り出すために収納ボックスが開扉されている場合には、当該収納ボックスの使用状況には「作業中」と書き込まれる。物品の入庫作業が終了し、再度収納ボックスが閉扉及び施錠されると、ステータスは「収納中」に書き替えられる。一方、物品の取出し作業が終了し、再度収納ボックスが閉扉されると、ステータスは「未使用」に書き替えられる。
なお、本実施の形態においては、「作業」とは、物品の入庫作業及び取出し作業を含むものをいうこととする。
(5)収納部13の構成
収納部13は、複数の収納ボックスから構成され、各収納ボックスは施錠・閉扉可能に構成される。各収納ボックスは原則、配送物が収納及又は未収納のいずれの場合においても施錠されている。
一旦、配送物が入庫されると、施錠及び閉扉し、その配送宛の利用者が取り出すまで安全に保管する。配送物が収納されている場合は、当該配送物の宛先のユーザの認証を行い、認証成功であれば解錠する。
一方、未収納の場合は、情報入力部15を操作することにより解錠可能であり、認証は不要であってもよい。
また、図2,3に示す例では、収納装置10は、収納ボックス13a〜13gを有している。これら各収納ボックス13a〜13gは、収納装置10の正面側及び背面側で共有している。すなわち、各収納ボックス13a〜13gは、両面に扉が設けられており、両面側のどちらからも施解錠及び開閉扉可能に構成されている。
上記のとおり、収納部13は、複数の収納ボックスを有して構成される。
次に、その収納ボックスの構成について詳細に説明する。
図8は、本発明の第1の実施の形態における収納ボックスの外観を示す図である。
図に示すように、収納ボックスは、ユーザ宛の配送物等の収納空間である収納室131と、正面側、背面側にそれぞれ開口しており、配送物等の入庫口又は取出し口である入庫取出し口132a,132bと、正面側、背面側にそれぞれ設けられ、施錠時には上記入庫取出し口132a,132bを閉止する開閉部材である扉133a,133bと、電気錠等から構成され、上記扉133a,133bを入庫取出し口132a,132bを閉止したままの状態で施錠するとともに、制御部131から解錠信号が入力されると当該施錠を解錠する施解錠部134と、収納室131内に物品が収納されていることを検知する物品検知部135とを有する。
物品検知部135は、物品が収納されていることを検知すると、物品検知信号を制御部11へ送信する。
施解錠部134は施錠すると、その施錠状態を検知し、施錠検知信号を制御部11へ送信する。また、施解錠部134は、扉133a,133bの開扉又は閉扉の状態を検知し、これら検知した開閉扉の状態を示す開扉検知信号又は閉扉検知信号を制御部11へ送信する。
制御部11は、上記物品検知信号及び施錠検知信号、さらには開扉又は閉扉検知信号を受信すると、これら各検知信号に基づいて、使用状況DB122に当該収納ボックスの使用状況のステータスを書き込む。
(6)表示部14及び情報入力部15の構成
図2,3に示す例では、表示部14a及び情報入力部15aは、収納装置10の正面側に設けられており、表示部14b及び情報入力部15bは、反対側の背面側に設けられている。
以下、表示部及び情報入力部をまとめて操作ユニットという。
正面側に設けられる表示部14a及び情報入力部15aをまとめて操作ユニット21aとし、背面側に設けられる表示部14b及び情報入力部15bをまとめて操作ユニット21bとする。
上述のように、各収納ボックスの正面側、背面側にはそれぞれ物品の入庫取出し口133a,133bが設けられている。
各収納ボックスについては、解錠されているどちらの側の入庫取出し口133a,133bからも物品の入庫又は取出しが可能であるが、1つの収納ボックスについては同時に両入庫取出し口133a,133bが解錠されることはなく、1度に物品の入庫又は取出し作業が可能なのは1つの入庫取出し口のみである。
すなわち、ある収納ボックスにおいて、入庫取出し口の1つで物品の入庫又は取出し作業が行われているときには、同収納ボックスにおける他の入庫取出し口は全て施錠されており、物品の入庫又は取出し作業を行うことはできない。
ただし、本実施の形態において、収納ボックスが異なる場合には、正面側の入庫取出し口133aと背面側の入庫取出し口133bのそれぞれにおいて、物品の入庫又は取出し作業を同時に行うことはできる。
操作ユニット21aは、収納装置10の収納ボックスの正面側の入庫取出し口133aにおいて物品の入庫又は取出しを行う際に用いられ、操作ユニット21bは、背面側の入庫取出し口133bにおいて物品の入庫又は取出しを行う際に用いられる。
正面側において、操作ユニット21aを用いた収納ボックスへの物品の入庫又は取出し作業は、1度に1人のみが可能であり、同時に複数人が行うことはできない。
また、背面側においても、操作ユニット21bを用いた収納ボックスへの物品の入庫又は取出し作業は、1度に1人のみが可能であり、同時に複数人が行うことはできない。
一方で、正面側又は背面側で物品の入庫又は取出し作業をしているとき、その反対側で入庫又は取出し作業を行うことはできる。
なお、図2,3に示す例では、表示部14aと情報入力部15a、表示部14bと情報入力部15bは、それぞれ正面側、背面側で一体に構成されてタッチパネルを形成しているが、それぞれの面側で分離して個別に設けられていてもよい。
また、情報入力部15a,15bは、テンキー等とともに、ユーザが所持する情報記録媒体内の情報を近距離無線通信により読み取る情報読取手段としての機能を備えている。
上記情報記録媒体は、例えば、ユーザを識別する認証情報が書き込まれた非接触型のICカードや同様の機能を備えた携帯端末である。
(第1の実施の形態の動作)
(1)物品を入庫するときの動作
図9は、本発明の第1の実施の形態において、物品を収納装置10に入庫するときの収納装置10による動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本図に沿って、物品入庫時の動作について、配送業者がユーザ宛の物品(配送物)を収納装置10に入庫するときの例を用いて説明する。
まず、配送業者は、配送する物品を持って収納装置10が設置される集合住宅のエントランスを訪れる。以下、一例として、配送業者は、収納装置10の正面側から物品を入庫するものとする。
配送業者は、情報入力部15aを操作して、物品入庫を要求する旨の情報とともに、その物品の宛先のユーザの専有部情報(部屋番号)を入力する(ステップS101)。
すると、制御部11は、使用状況DB122を参照し、使用状況のステータスが「未使用」となっている収納ボックスを抽出し、表示部14aにその入庫可能な未使用の収納ボックスを表示させる(ステップS102)。
配送業者は、その表示された未使用の収納ボックスから、情報入力部15aを用いて入庫する収納ボックスを選択すると(ステップS103)、制御部11は、使用状況DB122を参照し、その選択された収納ボックスの使用状況のステータスが「未使用」のままか否かを判断する(ステップS104)。
ここで、配送業者が正面側において入庫作業している間に、ユーザ等が反対側(背面側)で入庫作業を開始したために上記収納ボックスが解錠されて、当該収納ボックスの使用状況のステータスが「未使用」ではない、すなわち「作業中」又は「収納中」であると判断された場合には(ステップS104/No)、制御部11は、当該選択された収納ボックスの正面側の解錠は行わず、ステップS102へ戻り、表示部14aにその入庫可能な未使用の収納ボックスを表示させる。
一方、当該収納ボックスの使用状況のステータスが「未使用」であると判断された場合には(ステップS104/Yes)、制御部11は、使用状況DB122において、その選択された収納ボックスの使用状況のステータスを「未使用」から「作業中」に書き替える(ステップS105)。
このように、正面側から入庫のため「作業中」となった収納ボックスは、背面側からの入庫作業が禁止されるので、配送業者が入庫作業を行う収納ボックスが、反対側から開扉されることを防ぐことができる。
次に、制御部11は、その選択された収納ボックスの正面側の解錠信号を当該収納ボックスの施解錠部134へ送信し、当該施解錠部134は当該収納ボックスの正面側を解錠する(ステップS106)
配送業者は、その正面側が解錠された収納ボックスを開扉して当該収納ボックスに物品を入庫して閉扉するか、又は当該解錠した収納ボックスへの入庫をやめて閉扉する。
ここで、制御部11は、上記閉扉したときに、物品検知部135が、当該収納ボックスに物品が収納されたことを検知したか否かを判断する(ステップS107)。
制御部11は、物品検知部135により物品収納が検知されなかったと判断すると(ステップS107/No)、制御部11は、使用状況DB122の当該収納ボックスの使用状況のステータスを「作業中」から「未使用」に戻して再度施錠し(ステップS108)、動作を終了する。
このように使用状況のステータスが「未使用」に書き替えられた収納ボックスは使用が可能となる。
一方、制御部11は、物品検知部135により物品収納が検知されたと判断した場合には(ステップS107/Yes)、制御部11は、空きの収納ボックスに物品が入庫されたと判断し、使用状況DB122の当該収納ボックスの使用状況のステータスを「作業中」から「収納中」に書き替え、当該収納ボックスを施錠して入庫を規制して(ステップS109)、動作を終了する。
なお、本実施の形態では、配送業者が物品を入庫する場合を例に説明したが、居住者であるユーザが物品を入庫する場合も収納装置10は同様に動作する。
また、上記の例では、収納装置10の正面側において物品を入庫する場合について説明したが、背面側において物品を入庫する場合についても収納装置10は同様に動作する。
以上説明したように、収納装置10の反対側(正面側又は背面側の他方の側)で物品の入庫又は取出しの作業中であるか否かにかかわらず、当該入庫又は取出し対象の収納ボックスを除く他の収納ボックスにおいては物品の入庫ができるので、物品の入庫の作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
(2)物品を取り出すときの動作
図10は、本発明の第1の実施の形態において、物品を収納装置10から取り出すときの収納装置10による動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本図に沿って、物品取出し時の動作について、ユーザが自身宛の物品(配送物)を収納装置10から取り出すときの例を用いて説明する。
まず、ユーザは、自身宛の物品が収納されている収納装置10が設置される集合住宅のエントランスを訪れる。以下、一例として、ユーザは、収納装置10の背面側から物品を取り出すものとする。
ユーザは、情報入力部15bを操作して、物品取出しを要求する旨の情報とともに、自身の認証情報を入力する(ステップS201)。
当該認証情報の入力方法としては、情報入力部15bに備えられているテンキー等を用いてパスワード等の認証情報を入力したり、ICカード等の情報記録媒体に書き込まれている認証情報を赤外線等の近距離無線通信機能やコードリーダ機能を用いて情報入力部15bに読み取らせたりする。
制御部11は、ユーザDB121を参照して上記読み取られた認証情報に該当するユーザを特定するとともに、使用状況DB122を参照し、当該ユーザ宛の物品が収納されている「収納中」の収納ボックスがあるか否かを判断する(ステップS202)。
すなわち、制御部11は、使用状況DB122においてユーザの専有部情報(部屋番号)が対応付けられた「収納中」の収納ボックスがあるか否かを判断する。
制御部11は、当該ユーザ宛の物品が収納されている収納ボックスがないと判断した場合(ステップS202/No)、動作を終了する。
一方、制御部11は、当該ユーザ宛の物品が収納されている収納ボックスがあると判断した場合(ステップS202/Yes)、当該収納している収納ボックスを抽出し、表示部14bにその収納ボックスを表示させる(ステップS203)。
ここで、本実施の形態では、同一施設に複数のユーザが居住又は利用することがある。その同一施設に居住又は利用する各ユーザはそれぞれ同一の認証情報を情報記録媒体等により保持するので、同一の収納ボックスの正面背面の両面において同時に配送物の取り出しを試みる可能性がある。
そのため、制御部11は、そのように収納ボックスの両面が同時に開扉することを防ぐために、ユーザが情報入力部15bを用いて上記表示した収納ボックスの解錠・開扉指示を入力すると(ステップS204)、使用状況DB122を参照し、その表示した収納ボックスの使用状況のステータスが「収納中」のままか否かを判断する(ステップS205)。
このとき、ユーザが背面側において配送物の取出しをしようとしている間に、他のユーザ等が反対側(正面側)で取出し作業を開始したために上記収納ボックスが正面側で解錠されて、当該収納ボックスの使用状況のステータスが「収納中」ではない、すなわち「作業中」又は「未使用」であると判断された場合には(ステップS205/No)、制御部11は、表示部14bにその収納ボックスから配送物を取り出されたことを表示させる等して動作を終了する。
一方、当該収納ボックスの使用状況のステータスが「収納中」であると判断された場合には(ステップS205/Yes)、制御部11は、使用状況DB122において、その解錠・開扉指示が入力された収納ボックスの使用状況のステータスを「収納中」から「作業中」に書き替える(ステップS206)。
次に、制御部11は、当該収納ボックスの背面側の解錠信号を当該収納ボックスの施解錠部134へ送信し、当該施解錠部134は当該収納ボックスの背面側を解錠する(ステップS207)
ユーザは、その解錠された収納ボックスを開扉し、当該収納ボックスに収納されている物品を取り出した後に閉扉すると、制御部11は、上記閉扉したときに、物品検知部135が、当該収納ボックスに物品が収納されていることを検知したか否かを判断する(ステップS208)。
制御部11は、物品検知部135により物品収納が検知されなかったと判断すると(ステップS208/No)、制御部11は、当該収納ボックスから物品が取り出されたと判断し、使用状況DB122の当該収納ボックスの使用状況のステータスを「作業中」から「未使用」に書き替えて(ステップS209)、動作を終了する。
このように使用状況のステータスが「未使用」に書き替えられた収納ボックスは使用(入庫)が可能となる。
一方、制御部11は、物品検知部135により物品収納が検知されたと判断した場合には(ステップS208/Yes)、制御部11は、収納ボックスから物品が取り出されなかったと判断し、使用状況DB122の当該収納ボックスの使用状況のステータスを「作業中」から「収納中」に戻して、当該収納ボックスを再度施錠し(ステップS210)、動作を終了する。
なお、本実施の形態では、ユーザが物品を取り出す場合を例に説明したが、例えば、ユーザが入庫した物品を配送する配送業者や、ユーザが入庫した未クリーニング品を回収する業者等が物品を取り出す場合も収納装置10は同様に動作する。
また、上記の例では、収納装置10の背面側において物品を取り出す場合について説明したが、正面側において物品を取り出す場合についても収納装置10は同様に動作する。
以上説明したように、収納装置10の反対側(正面側又は背面側の他方の側)で物品の入庫又は取出しの作業中であるか否かにかかわらず、物品の取出しができるので、物品の取出しの作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
(第1の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、収納装置10の一方の側で物品の入庫又は取出しが行われているか否かにかかわらず、他方の側では物品の取出しができるとともに、収納中又は作業中を除く収納ボックスでは物品の入庫が可能であるので、ユーザ及び配送業者は、収納装置10の他方の側での作業状況によらず、自身の作業をスムーズに行うことができ、作業効率の向上及び作業時間の短縮を実現することが可能となる。
<第2の実施の形態>
(第2の実施の形態の概要)
本発明の第1の実施の形態では、制御部11が情報格納部12、表示部14a,14b及び情報入力部15a,15bの動作制御に加え、収納部13全体(全収納ボックス13a〜13g)の動作制御を総合的に行っていた。
これに対し、本発明の第2の実施の形態では、収納装置10が有する複数の収納ボックス13a〜13gを複数のグループ(以下の例では2つ)にそれぞれ分けて割り当て、各グループに属する収納ボックスの動作をそれぞれ異なる複数の収納制御部が制御する。
そして、本実施の形態では、制御部11は、情報格納部12、表示部14a,14b及び情報入力部15a,15bとともに、これら複数の収納制御部の制御を行う。
以下、特記しない限り、本発明の第2の実施の形態における構成及び動作は、本発明の第1の実施の形態と同様であるものとして説明を進める。
(第2の実施の形態の構成)
図11は、本発明の第2の実施の形態における収納装置10の構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における収納装置10は、第1の実施の形態と同様に、CPU等から構成され収納装置10全体を制御する制御部11と、各種情報を格納する情報格納部12と、ユーザ宛の配送物を収納する収納部13と、各種情報を表示する表示部14(表示部14a,14bを含む)と、各種キーを備え情報入力が可能であるとともに、ユーザの所持する情報記録媒体に書き込まれた認証用の情報の読取り等をする情報入力部15(情報入力部15a,15bを含む)とを有して構成される。
これら構成要素に加えて、本実施の形態における収納装置10は、収納部13を構成する各収納ボックス13a〜13gの動作制御を行い、CPU等から構成される収納制御部111,112を有する。収納制御部111,112は、制御部11により動作制御される。
図12は、本発明の第2の実施の形態における収納ボックスのグループの一例を示す図である。
図11,12に示す例では、収納ボックス13a〜13gのうち、各収納ボックス13a〜13cをグループG1、収納ボックス13d〜13gをグループG2に分けている。
収納制御部111は、上記グループG1(収納ボックス13a〜13c)の動作制御を行い、収納制御部112は、上記グループG2(収納ボックス13d〜13g)の動作制御を行う。
なお、上記収納ボックスのグループ分けは、あくまでも一例であり、グループ数やグループを構成する収納ボックス等は本例に限定されない。
また、本実施の形態において、「収納ボックスの動作制御」とは、収納ボックスの施解錠及び開閉扉の動作制御等をいうものとする。
図13は、本発明の第2の実施の形態における使用状況DB122のデータ構成の一例を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における使用状況DB122は、第1の実施の形態における使用状況DB122で管理するデータに加えて、各収納ボックス13a〜13gが属しているグループの情報をそれぞれ管理している。
本図の例では、収納ボックス13a〜13cがグループG1に属し、収納ボックス13d〜13gがグループG2に属している。
本実施の形態では、収納制御部111,112は、それぞれグループG1,G2に属する収納ボックスの動作制御を行う。このように、収納ボックスの動作制御を複数の制御部(収納制御部111,112)が分担して実行することにより、収納ボックスの動作制御をスムーズに処理することが可能となっている。
収納制御部111は、グループG1に属する複数の収納ボックスのうち一時に1つだけ動作制御を行う。すなわち、収納制御部111は、グループG1に属する収納ボックスのうちの1つの動作制御を行っているとき、同グループG1に属する他の収納ボックスの動作制御は行わない。
また、収納制御部112は、グループG2に属する複数の収納ボックスのうち一時に1つだけ動作制御を行う。すなわち、収納制御部112は、グループG2に属する収納ボックスのうちの1つの動作制御を行っているとき、同グループG2に属する他の収納ボックスの動作制御は行わない。
また、一方(1つ)の収納制御部が収納ボックスの動作制御を行っている間であっても、他方(その他)の収納制御部は、これとは独立して、収納ボックスの動作制御を行うことができるようになっている。
(第2の実施の形態の動作)
(1)物品を入庫するときの動作
図14は、本発明の第2の実施の形態において、物品を収納装置10に入庫するときの収納装置10による動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本図に沿って、物品入庫時の動作について、配送業者がユーザ宛の物品(配送物)を収納装置10に入庫するときの例を用いて説明する。
まず、配送業者は、配送する物品を持って収納装置10が設置される集合住宅のエントランスを訪れる。以下、一例として、配送業者は、収納装置10の正面側から物品を入庫するものとする。
配送業者は、情報入力部15aを操作して、物品入庫を要求する旨の情報とともに、その物品の宛先のユーザの専有部情報(部屋番号)を入力する(ステップS501)。
専有部情報が入力されると、制御部11は、使用状況DB122を参照し、現在ステータスが「作業中」の収納ボックスを含まないグループがあるか否かを判断する(ステップS502)。
ここで、制御部11は、現在「作業中」の収納ボックスを含まないグループがないと判断した場合には(ステップS502/No)、収納制御部111,112が全て動作制御中であって、新たに収納ボックスの動作制御を行うことができないことを意味するので、そのまま動作を終了する。
一方、制御部11は、現在「作業中」の収納ボックスを含まないグループがあると判断した場合には(ステップS502/Yes)、収納制御部111,112のうち少なくとも1つは収納ボックスの動作制御を行っておらず、当該動作制御を行っていない収納制御部は、新たに収納ボックスの動作制御を行うことができることを意味する。
次に、制御部11は、使用状況DB122を参照し、上記現在「作業中」の収納ボックスを含まないグループにおいて、使用状況のステータスが「未使用」となっている収納ボックスがあるか否かを判断する(ステップS503)。
ここで、制御部11は、「未使用」の収納ボックスがないと判断した場合には(ステップS503/No)、入庫可能な収納ボックスがないことを意味するので、そのまま動作を終了する。
一方、制御部11は、「未使用」の収納ボックスがあると判断した場合には(ステップS503/Yes)、当該「未使用」の収納ボックスの動作制御を行う収納制御部に対し、当該収納ボックスの動作制御を指示する(ステップS504)。制御部11はこの指示とともに、ユーザを特定する情報である専有部情報を収納制御部に渡す。
以下、一例として、制御部11が収納制御部111に対し、収納ボックスの動作制御を指示するとして説明を進める。
収納制御部111は、制御部11から収納ボックスの動作制御の指示を受けると、使用状況DB122を参照し、グループG1に属する収納ボックスのうち、使用状況のステータスが「未使用」となっているものを抽出し、表示部14aにその入庫可能な未使用の収納ボックスを表示させる(ステップS505)。
配送業者は、その表示された未使用の収納ボックスから、情報入力部15aを用いて入庫する収納ボックスを選択すると(ステップS506)、制御部11は、使用状況DB122を参照し、その選択された収納ボックスが属するグループG1のいずれかの収納ボックスの使用状況のステータスが「作業中」ではない状態を維持しているか否かを判断する(ステップS507)。
ここで、配送業者が収納ボックスの正面側において入庫作業している間に、ユーザ等が反対側(背面側)で入庫作業を開始したために、グループG1のいずれかの収納ボックス(配送業者が作業中の収納ボックスを含む)の使用状況のステータスが「作業中」となっていると判断された場合には(ステップS507/No)、制御部11は、当該選択された収納ボックスの正面側の解錠は行わず、ステップS502に戻り、現在ステータスが「作業中」の収納ボックスを含まないグループがあるか否かを判断する。
一方、グループG1の全ての収納ボックス(配送業者が作業中の収納ボックスを含む)の使用状況のステータスが「作業中」ではない状態を維持していると判断された場合には(ステップS507/Yes)、制御部11は、使用状況DB122を参照し、上記ステップS506において選択された収納ボックスの使用状況のステータスが「未使用」のままか否かを判断する(ステップS508)。
ここで、配送業者が正面側において入庫作業している間に、ユーザ等が反対側(背面側)で入庫作業をしたために当該収納ボックスの使用状況のステータスが「未使用」ではない、すなわち「収納中」であると判断された場合には(ステップS508/No)、制御部11は、当該選択された収納ボックスの正面側の解錠は行わず、ステップS505へ戻り、表示部14aにその入庫可能な未使用の収納ボックスを表示させる。
一方、当該選択した収納ボックスの使用状況のステータスが「未使用」のままであると判断された場合には(ステップS508/Yes)、収納制御部111は、使用状況DB122において、その選択された収納ボックスの使用状況のステータスを「未使用」から「作業中」に書き替える(ステップS509)。
このように、正面側から入庫のため「作業中」となった収納ボックスは、背面側からの入庫作業が禁止されるので、配送業者が入庫作業を行う収納ボックスが、反対側から開扉されることを防ぐことができる。
次に、制御部11は、その選択された収納ボックスの正面側の解錠信号を当該収納ボックスの施解錠部134へ送信し、当該施解錠部134は当該収納ボックスの正面側を解錠する(ステップS510)
配送業者は、その解錠された収納ボックスを開扉して当該収納ボックスに物品を入庫して閉扉するか、又は当該解錠した収納ボックスへの入庫をやめて閉扉する。
ここで、収納制御部111は、上記閉扉したときに、物品検知部135が、当該収納ボックスに物品が収納されたことを検知したか否かを判断する(ステップS511)。
収納制御部111は、物品検知部135により物品収納が検知されなかったと判断すると(ステップS511/No)、収納制御部111は、使用状況DB122の当該収納ボックスの使用状況のステータスを「作業中」から「未使用」に戻して再度施錠し(ステップS512)、動作を終了する。
このように使用状況のステータスが「未使用」に書き替えられた収納ボックスは使用が可能となる。
一方、収納制御部111は、物品検知部135により物品収納が検知されたと判断した場合には(ステップS511/Yes)、収納制御部111は、空きの収納ボックスに物品が入庫されたと判断し、使用状況DB122の当該収納ボックスの使用状況のステータスを「作業中」から「収納中」に書き替え、当該収納ボックスを施錠して入庫を規制して(ステップS513)、動作を終了する。
なお、本実施の形態では、配送業者が物品を入庫する場合を例に説明したが、居住者であるユーザが物品を入庫する場合も収納装置10は同様に動作する。
また、上記の例では、収納装置10の正面側において物品を入庫する場合について説明したが、背面側において物品を入庫する場合についても収納装置10は同様に動作する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、収納装置10は、複数の収納ボックスをグループに分けてそれぞれ管理する収納制御部を複数有しているので、収納ボックスへの物品の入庫の際の動作制御の処理負担を効果的に分散することができる。
また、収納装置10の反対側(正面側又は背面側の他方の側)で物品の入庫又は取出しの作業中である場合であっても、当該作業中の収納ボックスのグループ以外の収納ボックスであれば、物品の入庫ができるので、物品の入庫の作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
(2)物品を取り出すときの動作
図15,16は、本発明の第2の実施の形態において、物品を収納装置10から取り出すときの収納装置10による動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本図に沿って、物品取出し時の動作について、ユーザが自身宛の物品(配送物)を収納装置10から取り出すときの例を用いて説明する。
まず、ユーザは、自身宛の物品が収納されている収納装置10が設置される集合住宅のエントランスを訪れる。以下、一例として、ユーザは、収納装置10の背面側から物品を取り出すものとする。
ユーザは、情報入力部15bを操作して、物品取出しを要求する旨の情報とともに、自身の認証情報を入力する(ステップS601)。
当該認証情報の入力方法としては、情報入力部15bに備えられているテンキー等を用いてパスワード等の認証情報を入力したり、ICカード等の情報記録媒体に書き込まれている認証情報を赤外線等の近距離無線通信機能やコードリーダ機能を用いて情報入力部15bに読み取らせたりする。
制御部11は、ユーザDB121を参照して上記読み取られた認証情報に該当するユーザを特定するとともに、使用状況DB122を参照し、当該ユーザ宛の物品が収納されている「収納中」の収納ボックスがあるか否かを判断する(ステップS602)。
すなわち、制御部11は、使用状況DB122においてユーザの専有部情報(部屋番号)が対応付けられた「収納中」の収納ボックスがあるか否かを判断する。
制御部11は、当該ユーザ宛の物品が収納されている収納ボックスがないと判断した場合(ステップS602/No)、動作を終了する。
一方、制御部11は、当該ユーザ宛の物品が収納されている収納ボックスがあると判断した場合(ステップS602/Yes)、当該収納している収納ボックスを抽出する(ステップS603)。
次に、制御部11は、使用状況DB122を参照し、当該抽出した収納ボックスが属しているグループにおいて、他の収納ボックスが「作業中」であるか否かを判断する(ステップS604)。
ここで、制御部11は、上記抽出した収納ボックスが属しているグループにおいて、他の収納ボックスが「作業中」であると判断した場合には(ステップS604/Yes)、上記ユーザの物品が収納中の収納ボックスを動作制御する収納制御部が現在他の収納ボックスの動作制御を行っているため、当該ユーザの物品が収納中の収納ボックスの動作制御を実行することができないことを意味する。
この場合、制御部11は、物品の取出しが不可能である旨を表示部14bに表示させて(ステップS605)、そのまま動作を終了する
一方、制御部11は、上記抽出した収納ボックスが属しているグループにおいて、他の収納ボックスが「作業中」ではないと判断した場合には(ステップS604/No)、当該収納ボックスの動作制御を行う収納制御部に対し、当該収納ボックスの動作制御を指示する(ステップS606)。制御部11はこの指示とともに、ユーザを特定する情報である専有部情報を収納制御部に渡す。
以下、一例として、制御部11が収納制御部111に対し、収納ボックスの動作制御を指示するとして説明を進める。
収納制御部111は、制御部11から収納ボックスの動作制御の指示を受けると、使用状況DB122を参照し、上記ユーザの物品が収納中のグループG1の収納ボックスを抽出して表示部14bに表示させる(ステップS607)。
次に、制御部11は、ユーザが情報入力部15bを用いて上記表示した収納ボックスの解錠・開扉指示を入力すると(ステップS608)、制御部11は、使用状況DB122を参照し、その解錠・開扉指示された収納ボックスが属するグループG1のいずれかの収納ボックスの使用状況のステータスが「作業中」ではない状態を維持しているか否かを判断する(ステップS609)。
ここで、ユーザが収納ボックスの背面側において取出し作業している間に、配送業者等が反対側(正面側)で入庫作業等を開始したために、グループG1のいずれかの収納ボックスの使用状況のステータスが「作業中」となっていると判断された場合には(ステップS609/No)、制御11は、例えば、ユーザに対し配送物の取出し作業を少しの間待って再度試みるように表示部14bに表示させ、動作を終了する。
一方、ステップS609において、グループG1の全ての収納ボックス(ユーザが背面側で作業中の収納ボックスを含む)の使用状況のステータスが「作業中」ではない状態を維持していると判断された場合には(ステップS609/Yes)、制御部11は、使用状況DB122を参照し、その表示した収納ボックスの使用状況のステータスが「収納中」のままか否かを判断する(ステップS610)。
該収納ボックスの使用状況のステータスが「収納中」ではない、すなわち配送物が反対側(正面側)から既に取り出された状態である場合には(ステップS610/No)、制御部11は、表示部14bにその収納ボックスから配送物を取り出されたことを表示させる等して動作を終了する。
一方、当該収納ボックスの使用状況のステータスが「収納中」であると判断された場合には(ステップS610/Yes)、収納制御部111は、使用状況DB122において、その解錠・開扉指示が入力された収納ボックスの使用状況のステータスを「収納中」から「作業中」に書き替える(ステップS611)。
次に、制御部11は、当該収納ボックスの背面側の解錠信号を当該収納ボックスの施解錠部134へ送信し、当該施解錠部134は当該収納ボックスの背面側を解錠する(ステップS612)。
ユーザは、その解錠された収納ボックスを開扉し、当該収納ボックスに収納されている物品を取り出した後に閉扉すると、収納制御部111は、上記閉扉したときに、物品検知部135が、当該収納ボックスに物品が収納されていることを検知したか否かを判断する(ステップS613)。
収納制御部111は、物品検知部135により物品収納が検知されなかったと判断すると(ステップS613/No)、収納制御部111は、当該収納ボックスから物品が取り出されたと判断し、使用状況DB122の当該収納ボックスの使用状況のステータスを「作業中」から「未使用」に書き替えて(ステップS614)、動作を終了する。
このように使用状況のステータスが「未使用」に書き替えられた収納ボックスは使用(入庫)が可能となる。
一方、収納制御部111は、物品検知部135により物品収納が検知されたと判断した場合には(ステップS612/Yes)、収納制御部111は、収納ボックスから物品が取り出されなかったと判断し、使用状況DB122の当該収納ボックスの使用状況のステータスを「作業中」から「収納中」に戻して、当該収納ボックスを再度施錠し(ステップS614)、動作を終了する。
なお、本実施の形態では、ユーザが物品を取り出す場合を例に説明したが、例えば、ユーザが入庫した物品を配送する配送業者や、ユーザが入庫した未クリーニング品を回収する業者等が物品を取り出す場合も収納装置10は同様に動作する。
また、上記の例では、収納装置10の背面側において物品を取り出す場合について説明したが、正面側において物品を取り出す場合についても収納装置10は同様に動作する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、収納装置10は、複数の収納ボックスをグループに分けてそれぞれ管理する収納制御部を複数有しているので、収納ボックスへの物品の取出しの際の動作制御の処理負担を効果的に分散することができる。
また、収納装置10の反対側(正面側又は背面側の他方の側)で物品の入庫又は取出しの作業中である場合であっても、当該作業中の収納ボックスのグループ以外の収納ボックスであれば、物品の取出しができるので、物品の取出しの作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
(第2の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本実施の形態によれば、収納装置10は、複数の収納ボックスをグループに分けてそれぞれ管理する収納制御部を複数有しているので、収納ボックスの動作制御の処理負担を効果的に分散することができ、収納ボックスの動作制御をより円滑に実行することが可能となる。
また、収納装置10の反対側(正面側又は背面側の他方の側)で物品の入庫又は取出しの作業中である場合であっても、当該作業中の収納ボックスのグループ以外の収納ボックスであれば、物品の入庫又は取出しができるので、その際の作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
<第3の実施の形態>
(第3の実施の形態の概要)
以上説明した第1、第2の実施の形態では、収納装置10は、スタンドアローンで構成されていた。
これに対し、本発明の第3の実施の形態における収納装置10は、ネットワークを介して、情報処理装置である管理装置と接続されている。
本実施の形態では、管理装置が、収納装置10に代わって、収納ボックスの動作制御を行う。
以下、特記しない限り、本発明の第3の実施の形態における構成及び動作は、本発明の第1,第2の実施の形態と同様であるものとして説明を進める。
(第3の実施の形態の構成)
(1)収納システムの全体構成
図17は、本発明の第3の実施の形態における収納システムの構成を示す図である。
図に示すように、収納システムは、物品を収納する収納装置10と、当該収納装置10の動作制御を行う管理装置20とがネットワーク100を介して互いに接続されて構成される。
(2)収納装置10の構成
図18は、本発明の第3の実施の形態における収納装置10の構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における収納装置10は、第1,第2の実施の形態における収納装置10と比べて、ネットワーク100を介して管理装置20と通信を行う通信部16が追加されて構成される。
また、本実施の形態では、情報格納部12は、ユーザDB121及び使用状況DB122を格納していない。
(3)管理装置20の構成
図19は、本発明の第3の実施の形態における管理装置20の構成を示す図である。
図に示すように、管理装置20は、収納装置10及び管理装置20の動作制御を行う制御部21と、各種情報を格納する情報格納部22と、ネットワーク100を介して収納装置10と通信を行う通信部23とを有して構成される。
情報格納部22は、収納装置10の情報格納部12に代わって、ユーザDB121及び使用状況DB122を格納している。
本実施の形態では、管理装置20は、収納装置10に代わって、データベース121,122における情報の管理及び収納ボックスの実質的な動作制御を行う。
(第3の実施の形態の動作)
本実施の形態では、収納装置10の情報入力部15a,15bにより入力された情報は、通信部16によりネットワーク100を介して管理装置20へ送信される。
管理装置20は、その収納装置10から受信した情報に基づいて、データベース111,112を参照し、第1,第2の実施の形態では収納装置10の制御部11が行っていた情報の抽出処理や認証処理等を実行し、その処理結果の情報を収納装置10へ送信する。
収納装置10は、その管理装置20から受信した処理結果の情報に基づいて収納ボックスの動作制御や表示部14a,14bによる表示処理を実行する。
(第3の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、管理装置20が、収納装置10に代わって、ユーザの個人情報や収納ボックスの使用状況等の管理を行うので、収納装置10の処理負担を軽減させることができるとともに、収納装置10にデータベースを備えない構成であっても、第1,第2の実施の形態と同様に、物品の入庫や取出しの作業の効率化を図ることが可能となる。
なお、以上説明した第3の実施の形態においては、管理装置20の制御部21が、情報の抽出処理や認証処理等を実行していたが、第2の実施の形態と同様に、収納ボックスを複数のグループに分け、管理装置20は、当該各グループごとに実質的な動作制御を行う収納制御部を複数備えるように構成されてもよい。
この場合、各収納制御部による処理結果の情報は、管理装置20から収納装置10へ送信され、収納装置10は、その管理装置20から受信した処理結果の情報に基づいて、収納ボックスの動作制御や表示処理等を実行する。
<実施の形態のまとめ>
以上説明したように、本発明の第1〜第3の実施の形態によれば、正面側・背面側の両側から物品の入庫及び取出しが可能な収納装置10において、一方の側で作業中であっても、他方の側で作業を行うことができ、物品の作業の効率化を図ることが可能となる。
上記の収納装置10及び管理装置20は、主にCPUとメモリにロードされたプログラムによって実現される。ただし、それ以外の任意のハードウェアおよびソフトウェアの組合せによってこの装置またはサーバを構成することも可能であり、その設計自由度の高さは当業者には容易に理解されるところである。
また、上記の収納装置10又は管理装置20をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施の形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
例えば、以上説明した実施の形態では、収納装置10の収納ボックスは、正面側とこれに対向する背面側とに入庫取出し口を備えていたが、複数の入庫取出し口を備えているのであれば、その設置される位置はこれに限定されない。
また、上記の各実施の形態によれば、操作ユニット21a(表示部14a及び情報入力部15a)は収納ボックスの正面側の入庫取出し口132aにおける入庫又は取出し作業を行う際に用いられ、操作ユニット21b(表示部14b及び情報入力部15b)は収納ボックスの背面側の入庫取出し口132bにおける入庫又は取出し作業を行う際に用いられるが、各操作ユニット21a,21bは、それぞれ正面側又は背面側以外の他の面側の入庫取出し口における種々の作業を行う際にも併せて用いられるようにしてもよい。
例えば、操作ユニット21aが、正面側及びこれと連続又は不連続の他の面側(側面等)に開口した入庫取出し口における種々の作業を行う際に用いられるようにしてもよい。
このように、1つの操作ユニットが種々の作業の際に共通に用いられる入庫取出し口の面を、上述の各実施の形態では同じ面とみなし、これら同じ面とみなされる全ての面を合わせて「略同じ面」と表記する。
従って、例えば第1の実施の形態においては、1つの操作ユニットが作業の際に動作している間には、実際に作業を行っている収納ボックスを除いて、当該操作ユニットが用いられる入庫取出し口と略同じ面以外の他の面の入庫取出し口において作業を行うことができる。
10 収納装置
11,21 制御部
12,22 情報格納部
13 収納部
14,14a,14b 表示部
15,15a,15b 情報入力部
16,23 通信部
20 管理装置
21a,21b 操作ユニット
100 ネットワーク
111,112 収納制御部
121 ユーザDB
122 使用状況DB
131 収納室
132a,132b 入庫取出し口
133a,133b 扉
134 施解錠部
135 物品検知部

Claims (4)

  1. 入庫取出し口を複数備えた収納ボックスを複数個有する収納装置であって、
    前記収納ボックスの使用状況を管理するデータベースを有し、
    収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、前記データベースに基づいて、該収納ボックスの他の入庫取出し口について物品の入庫又は取出しを規制し、他の収納ボックスについては物品の入庫又は取出しを許可することを特徴とする収納装置。
  2. 前記収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、前記他の収納ボックスについては、前記作業中の入庫取出し口において作業する際に使用する操作ユニットと異なる操作ユニットを使用して作業を行う入庫取出し口において物品の入庫又は取出しを許可することを特徴とする請求項1記載の収納装置。
  3. 前記収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、前記他の収納ボックスについては、前記作業中の入庫取出し口と略同じ面に設けられていない入庫取出し口において物品の入庫又は取出しを許可することを特徴とする請求項1又は2記載の収納装置。
  4. 入庫取出し口を複数備えた収納ボックスを複数個有する収納装置と、前記収納装置とネットワークを介して接続される管理装置とを有して構成される収納システムであって、
    前記管理装置は、前記収納ボックスの使用状況を管理するデータベースを有し、
    収納ボックスの入庫取出し口の1つにおいて物品の入庫又は取出し作業中であることを認識すると、前記データベースに基づいて、該収納ボックスの他の入庫取出し口について物品の入庫又は取出しを規制し、他の収納ボックスについては物品の入庫又は取出しを許可する旨の制御情報を前記収納装置に送信して実行させることを特徴とする収納システム。
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