JP2017224243A - 荷物預入システムおよび異常検知方法 - Google Patents

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Takahiro Ito
孝博 伊藤
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Abstract

【課題】宅配ボックスが共有区画に設置される集合住宅において、集合住宅の防犯性を担保しながらも宅配ボックスによる利便性を提供する。
【解決手段】荷物預入システム100は、集合住宅1の共有区画13に設置された宅配ボックス131と、集合住宅1の関係者に配布される複数の識別体51,61と、集合住宅1における複数の設備(131,132)を対象にそれぞれ設置されて識別体による認証を行って対象設備の使用を制限する認証装置133,136と、識別体の登録情報を保持して認証判定を行うコントローラ141と、各集合住宅1に関する総合的な情報を管理する管理センタ装置3と、を備える。そして、コントローラ141は、識別体51,61を用いて認証装置133,136の認証が行われたときに当該識別体51,61を配布された関係者による用途と合わない事象を検知した場合には、管理センタ装置3に異常状態の発生を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷物預入システムおよび異常検知方法に関し、集合住宅に設けられた宅配ボックスで宅配物の預け入れ及び荷受けを行う荷物預入システム、および当該荷物預入システムによる異常検知方法に適用して好適なものである。
従来からマンション等の集合住宅においては、複数の荷受室を具備した宅配ボックスを設置し、宅配物等の荷物が配達された際に配達先の居住者が不在であった場合には、宅配ボックスの荷受室に荷物を預け入れて保管し、帰宅した居住者が宅配ボックスから当該荷物を取り出せるように構築された荷物預入システムがしばしば採用されている。
このような荷物預入システムの一例として、特許文献1には、不在者の荷物を確実に荷受室に保管可能にする荷物預入システムが記載されている。特許文献1の荷物預入システムは、荷受室の利用を管理する管理サーバを備え、不在者による再配達の依頼時に、再配達される荷物のために空きの荷受室を予約できるようにすることで、全ての荷受室が使用中の場合に荷物を預け入れることができず再配達が繰り返され得るという問題を改善しようとしている。
特開2011−118611号公報
ここで、集合住宅で宅配ボックスが設置される場所について考えてみると、集合住宅の居住者は、セールスマンや不審者が集合住宅の専有区画である居室前まで進入してくることを望まず、集合玄関ロビー等の共有区画への進入も好まないことから、集合玄関よりも外側の誰もが出入り自由な場所に宅配ボックスを設置するケースがあった。しかし、このような場所に設置されていると、宅配ボックスの荷受室の扉を破壊する等して預け入れられた荷物を無理やり取り出されるおそれがあった。
そこで近年では、識別体を用いる認証装置を集合住宅の集合玄関扉やエレベータに備え、玄関扉の内側の集合玄関ロビーのような共有区画に宅配ボックスを設置するケースが増えている。このような場合、集合玄関扉よりも内側に入る必要がある居住者、管理者、および業者(宅配業者や清掃業者等)に対して、それぞれ識別体を事前に配布しておくことで、セールスマンや不審者の進入を防止しながらも、宅配ボックスの安全性を高めることができる。
しかし、上記のように所定の業者に識別体を配布して集合住宅の共有区画に宅配ボックスを設置したとしても、居住者や業者が識別体を紛失したり盗難に遭う等して識別体が第三者の手に渡った場合には、当該第三者が識別体を悪用して集合住宅に入館したり、宅配ボックスに預け入れられた荷物を持ち出したりすることを防ぐことが難しいという防犯上の課題があった。例えば、上記特許文献1の荷物預入システムは、再配達が繰り返され得ることに対しては一定の効果が期待できるものの、このような課題に対して考慮したものではなかった。
そこで、本発明は以上の点を考慮して、宅配ボックスが共有区画に設置される集合住宅において、集合住宅の防犯性を担保しながらも宅配ボックスによる利便性を提供可能な荷物預入システムおよび異常検知方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、宅配物を預け入れることが可能な宅配ボックスが共有区画に設置された集合住宅における荷物預入システムとして、それぞれ異なる識別子が登録されて集合住宅の関係者に配布される複数の識別体と、集合住宅における複数の設備を対象にそれぞれ設置されて、識別体を用いた認証操作を受け付け、当該認証操作に基づく認証結果に基づいて、対象とする設備の使用を制限する複数の認証装置と、それぞれの識別体について、認証を許可するか否かの認証装置ごとの認証設定および配布先の関係者の連絡先が含まれた登録情報を保持し、認証装置で前記識別体を用いた認証操作が行われた場合には、前記認証装置で読み取られた当該識別体の識別子と当該識別子に対応する前記登録情報とを照合して認証結果を判定するコントローラと、通信回線を介して1以上の集合住宅と通信可能に接続されて、各集合住宅に関する総合的な情報を管理する管理センタ装置と、を備えた荷物預入システムが提供される。このような荷物預入システムでは、複数の識別体のそれぞれに対応する前記登録情報には、当該識別体の配布先の関係者による用途に応じて異なる認証設定が登録されており、コントローラは、識別体を用いて認証装置の認証が行われたときに当該識別体を配布された関係者による用途と合わない事象を検知した場合には、管理センタ装置に異常状態の発生を通知し、該通知を受けた管理センタ装置は、自身が管理する情報を参照して当該識別体の配布先の関係者に異常状態が発生した旨を連絡することを特徴としている。
また、かかる課題を解決するため本発明においては、宅配物を預け入れることが可能な宅配ボックスが共有区画に設置された集合住宅における荷物預入システムによる異常検知方法が提供される。より具体的には、荷物預入システムは、それぞれ異なる識別子が登録されて集合住宅の関係者に配布される複数の識別体と、集合住宅における複数の設備を対象にそれぞれ設置されて、識別体を用いた認証操作を受け付け、当該認証操作に基づく認証結果に基づいて、対象とする設備の使用を制限する複数の認証装置と、それぞれの識別体について、認証を許可するか否かの認証装置ごとの認証設定および配布先の関係者の連絡先が含まれた登録情報を保持し、認証装置で前記識別体を用いた認証操作が行われた場合には、前記認証装置で読み取られた当該識別体の識別子と当該識別子に対応する前記登録情報とを照合して認証結果を判定するコントローラと、通信回線を介して1以上の集合住宅と通信可能に接続されて、各集合住宅に関する総合的な情報を管理する管理センタ装置と、を備え、複数の識別体のそれぞれに対応する前記登録情報には、当該識別体の配布先の関係者による用途に応じて異なる認証設定が登録される。そして、このような荷物預入システムによる異常検知方法では、コントローラが、識別体を用いて認証装置の認証が行われたときに当該識別体を配布された関係者による用途と合わない事象を検知した場合には、管理センタ装置に異常状態の発生を通知し、該通知を受けた管理センタ装置が、自身が管理する情報を参照して当該識別体の配布先の関係者に異常状態が発生した旨を連絡することを特徴としている。
本発明によれば、宅配ボックスが共有区画に設置される集合住宅において、集合住宅の防犯性を損なうことなく宅配ボックスによる利便性を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る荷物預入システムの構成例を説明するための図である。 認証データのデータ構成例を説明するための図である。 宅配ボックスの認証装置における基本的な認証処理の一例を示すシーケンス図である。 宅配業者の配達員による宅配物の配達における手順例を説明するフローチャートである。 異常入館検知制御の手順例を示すフローチャートである。 異常荷受操作検知制御の手順例を示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)荷物預入システムの構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る荷物預入システムの構成例を説明するための図である。本実施の形態に係る荷物預入システム100が示された図1には、複数の居住者が住むマンション等による集合住宅1と、集合住宅1と外部(具体的には、管理センタ装置3や宅配業者センタ装置4)とを通信可能に接続する通信回線2と、複数の集合住宅(例えば集合住宅1)の建物情報や居住者情報等を管理する管理センタ装置3と、宅配業者によって管理される宅配業者センタ装置4とが示されている。
また、図1には、居住者向けの識別体51を有する居住者5と業者向けの識別体61を有する宅配業者の配達員6とが例示されている。後述する構成を用いて詳しく説明すると、各居住者5には、共有区画13及び専有区画11のうち自身の居室111がある階への進入を許可する旨の認証情報を含む認証データが記録された識別体51が配布される。また、配達員6の宅配業者には、共有区画13への進入を許可する旨の認証情報を含む認証データが記録された識別体61が配布される。
まず、集合住宅1の構成について詳しく説明する。
図1に示したように、集合住宅1の内部は、利用者及び利用目的によって複数の区域、すなわち、居住者(または管理者)のみが利用する居住者専用のエリアとして設けられた専有区画11(具体的には、2〜N階部分)、専有区画11と共有区画13との間に設けられた中間区画12(例えばエレベータ121)、居住者だけでなく第三者(例えば宅配業者の配達員)の進入が許可され得る共有区画13(具体的には1階部分)、及び集合住宅1の管理者向けに設けられた管理区画14(例えば管理室(不図示))に分けられている。
以下では、各区画に備えられた主な設備を順次説明する。
専有区画11には、2階,3階,・・・,N階の各階に、居住者の住居である複数の居室111が備えられている。なお、本例では、複数の居室111のうち、特定の居室を指定する場合は、その居室番号を示す2桁の数字を括弧に入れて表記するものとする。具体的には例えば、居室[NM]としたときは、N階のM番目の居室111(居室番号NM)を意味する。
中間区画12には、エレベータ121と、認証を行うことによってエレベータ121の利用を制限する認証装置122とが備えられている。居住者や宅配業者等が乗りかご123に乗って1階の共有区画13(例えばエレベータホール(不図示))から専有区画11の各階に移動する呼び登録を行う場合には、認証装置122での認証を必要とすることによって、エレベータ121による移動は識別体51,61を有する者に制限される。
ここで、認証装置122についてより詳細に説明すると、認証装置122は、所定の識別体(例えば識別体51,61)に登録された認証用データを読み取り可能な読取部(不図示)を有する一般的な認証装置を利用可能である。そして例えば、居住者や宅配業者等が乗りかご123に乗って1階の共有区画13(例えばエレベータホール(不図示))から専有区画11の各階に移動する呼び登録を行う場合には、居住者や宅配業者等が保持する識別体(例えば識別体51)を読取部にかざす入力操作が求められる。この入力操作が行われると、読取部が識別体51から読み取った認証用データが後述のコントローラ141の認証制御部143に送られ、認証制御部143による認証処理が行われる。そして、当該認証処理によって認証された場合に、後述するエレベータ指令部146からエレベータ121に呼び登録を許可する指令が送られる。
このような識別体による入力操作から認証処理までの流れは、本実施の形態の荷物預入システム100における他の認証装置(具体的には、認証装置133,136)でも同様であり、以後は詳細な説明を省略する。なお、認証後の動作については、認証装置122と認証装置133,136との間で若干の相違がある。具体的には、認証装置133で認証された場合には荷受室134の解錠等が行われ、認証装置136で認証された場合には集合玄関扉132の解錠等が行われる。
共有区画13には、宅配物を一時的に保管するための宅配ボックス131と、集合住宅1の内外を隔てる出入口である集合玄関扉132と、所定の識別体(例えば識別体51,61)による認証を条件に集合玄関扉132の解錠等を行う認証装置133とが備えられている。なお、認証装置133は、プッシュボタン、液晶モニタ、マイク及びスピーカ等が設けられることによって、集合住宅1への来客者が居住者を呼び出して通話可能なインターフォン機能を備えるものとする。
宅配ボックス131は、それぞれが宅配物を保管できる複数の荷受室134(個別には、荷受室134a,134b,・・・,134n)と、宅配ボックス131の全体を制御する制御部135と、宅配ボックス131または個々の荷受室134の利用に伴う認証を行う認証装置136とを備えている。制御部135は、コントローラ141の制御部142に接続している。なお、認証装置136が識別体51,61による認証操作を受け付けると、コントローラ141の認証制御部143によって認証処理が行われる。
また、図1には図示しないが、宅配ボックス131には、居住者または宅配業者等による操作の入力を受け付ける操作パネルが設置される。居住者または宅配業者等は、当該操作パネルに所定の操作を行うことによって、何れかの荷受室134を指定して当該荷受室134の解錠を求める等、宅配物の預け入れ(または取り出し)に関する操作(以後、預入操作と呼ぶ)を行うことができるとするが、このような預入操作に応えて荷受室134の解錠等を行うためには、認証装置136による認証を必要とする。
集合玄関扉132は、認証装置133で認証が行われていない通常時には施錠して外部から集合住宅1への進入を防止し、認証装置133で認証が行われた場合には解錠して集合住宅1への進入を許可する。集合玄関扉132の施錠/解錠は、例えば後述する制御部142によって制御可能とする。認証装置133は、前述した認証装置122や認証装置136と同様に、居住者や宅配業者等に配布される所定の識別体(識別体51,61)に登録された認証用データを読み取り可能な読取部(不図示)を有する認証装置である。なお、本実施の形態では、集合住宅1の内部から外部への移動時における認証の必要性は特に限定されない。
また、図1には図示しないが、集合玄関扉132には、来客者等が複数の居室111の何れか指定して呼び出したり、呼び出した居室111との間で通話したりすることが可能な呼び出しパネルが設置される。
管理区画14には、集合住宅1内の設備の制御を行うコントローラ141が備えられている。コントローラ141は、例えば集合住宅1内の管理室(不図示)等に配置される装置であって、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及びHDD(Hard Disk
Drive)等を備えて構成される一般的なコンピュータ装置で実現することができる。例えば、後述の制御部142,認証制御部143,エレベータ指令部146はプログラムを読み込んで実行するCPUによって実現でき、認証データ記憶部144,認証履歴記憶部145は各種のデータを記憶するHDDまたはメモリ等によって実現できる。
コントローラ141は、通信回線2を介して外部(管理センタ装置3や宅配業者センタ装置4)と通信可能に接続されるとともにコントローラ141の各部を制御する制御部142と、コントローラ141の外部に設けられた複数の認証装置(認証装置122,133,136)に直接的または間接的に接続され、識別体(例えば識別体51,61)による上記認証装置への入力操作に基づく認証処理を制御する認証制御部143と、認証制御部143による認証処理に用いられる認証データ等を記憶する認証データ記憶部144と、認証制御部143による認証処理の実行履歴を所定期間内で記憶する認証履歴記憶部145と、エレベータ121の認証装置122に対する認証処理(認証装置122への入力操作に基づいて認証制御部143が行う認証処理)の結果に基づいてエレベータ121への呼び登録等の指令を行うエレベータ指令部146と、を備えている。
このうち、認証制御部143は、荷物預入システム100が備える認証装置(認証装置122,133,136)に対して所定の識別体(識別体51,61)による入力操作が行われたときに、認証装置の読取部によって識別体から読み取られた認証データと、認証データ記憶部144に記憶されている認証データとを照合することによって、認証すべきか否かを判定し、その判定結果に基づいて、認証に基づく所定の動作の実行許可を与える。
所定の動作とは、例えば、認証装置133における認証の場合は集合玄関扉132の解錠であり、認証装置136における認証の場合は宅配ボックス131の操作パネルで指定された荷受室134の解錠であり、認証装置122における認証の場合はエレベータ121で行われた呼び登録の実行に関するエレベータ指令部146からの指令である。そして、認証制御部143は、それぞれの認証に関する処理の記録を認証履歴記憶部145に所定期間が経過するまで記憶させる。
本実施の形態に係る荷物預入システム100では、上記のように識別体を利用した認証を行うことによって、識別体を持たない第三者による集合住宅1への進入を防止することができ、集合住宅1の防犯性を高めている。
次に、管理センタ装置3及び宅配業者センタ装置4について説明する。
管理センタ装置3は、集合住宅1を含む複数の集合住宅をまとめて管理するものであって、例えば一般的に利用されているサーバ装置で実現することができる。管理センタ装置3は、管理センタ装置3の各部を制御する制御部31と、管理センタ装置3によって管理される複数の集合住宅のそれぞれの構成に関する情報(建物情報)を格納する建物情報記憶部32と、管理センタ装置3によって管理される集合住宅の居住者に関する情報(居住者情報)を格納する居住者情報記憶部33と、宅配業者の配達員や清掃業者のように集合住宅への入館が許可された者に関する情報(業者情報)を格納する業者情報記憶部34と、を備えて構成される。
建物情報記憶部32に記憶される建物情報には、集合住宅1に設けられた複数の居室111に関する情報(例えば、各階にどの居室があるか)、付帯設備に関する情報(例えば、宅配ボックス131における荷受室134の設置情報やその利用状況)、及びコントローラ141に関する情報(例えば、認証データ記憶部144にどの認証データが提供されているか)等が含まれる。
居住者情報記憶部33に記憶される居住者情報には、集合住宅1の各居室111の居住者について、その代表者及び家族の情報、配布された識別体51の登録情報(識別体情報)、居住者連絡用のメールアドレス等が含まれる。
業者情報記憶部34に記憶される業者情報には、識別体61が配布された宅配業者や清掃業者について、その業者名や連絡先、並びに識別体61の登録情報(識別体情報)等が含まれる。
宅配業者センタ装置4は、業者情報記憶部34に業者情報が記憶された宅配業者が各自で保有している管理用のセンタ装置である。宅配業者センタ装置4が備えるべき機能は特に限定されないが、例えば、後述するように集合住宅1において当該業者に配布した識別体61が用いられたことによる異常事態が発生した場合等に、当該異常事態の発生の連絡を受け取れることが好ましい。
なお、本実施の形態に係る荷物預入システム100では、図1には図示した構成以外に例えば、居住者や業者等に配布された識別体の登録情報を一括管理し、それらの登録情報のうち必要と判断される識別体の登録情報だけを適宜、管理センタ装置3及びコントローラ141(認証データ記憶部144)に提供するような管理装置を備えるようにしてもよい。
以上が、本実施の形態に係る荷物預入システム100に関する構成例の説明である。
(2)基本的な認証処理
本実施の形態に係る荷物預入システム100における基本的な認証処理について、宅配ボックス131の認証装置136における認証処理を例に挙げて説明する。
まず、基本的な認証処理において用いられる認証データのデータ構成について説明する。図2は、認証データのデータ構成例を説明するための図である。
図2のテーブル71には、コントローラ141の認証データ記憶部144に記憶されている認証データの一例として、識別体(例えば識別体51,61)ごとの登録情報が示されている。具体的には、図2に示すテーブル71は、識別体を一意に特定可能な識別子が記載されたID欄711と、当該識別体に登録された利用者の氏名が記載された氏名欄712と、当該利用者の居室番号(利用者が業者の場合は「00」とする)が記載された居室番号欄713と、当該利用者の連絡先が記載された連絡先欄714と、集合住宅1に設けられた各認証装置に対する認証許可の可否設定が記載された認証設定欄715〜718とで構成されている。なお、認証設定欄715〜718のうち、認証設定欄715には「認証設定A」として認証装置133における認証許可の可否設定が記載され、同様に、認証設定欄716には「認証設定B」として認証装置122における認証許可の可否設定が記載され、認証設定欄717には「認証設定C」として認証装置136における認証許可の可否設定が記載されているとする。
なお、認証データ記憶部144には、上記のように識別体ごとに付与された識別子(ID)に紐付けられる様々な登録情報が記憶されるため、個々の識別体に登録される認証用データには、少なくとも上記IDが含まれていればよい。すなわち、各認証装置(認証装置122,133,136)に対して識別体51,61等による認証操作が行われた場合には、各認証装置が当該識別体からIDを示す情報を読み取ってコントローラ141の認証制御部143に送信することによって、認証制御部143が認証データ記憶部144に記憶されている登録情報との照合を経て、認証結果を各認証装置に返すことができる。そして、各認証装置は得られた認証結果に基づいて、認証するか否かを光、音、画像等によって出力する。
図2に例示した認証データでは、同居する複数の居住者に別々の識別体の配布が可能であることも示されている。例えばID「N001」の識別体の認証データとID「N002」の識別体の認証データとを比較すると、同じ居室番号[21]に住む「A氏」と「B氏」にそれぞれ識別体が配布されている。ただし、「A氏」は認証設定A,認証設定B,認証設定Cの何れも「許可」される設定となっているのに対し、「B氏」は認証設定A,認証設定Bは「許可」されるものの認証設定Cでは「不許可」の設定となっていることから、「B氏」には宅配ボックス131の荷受室134に対する解錠操作は許可されていないことが分かる。なお、ID「N001」の識別体とID「N002」の識別体のように、同居する複数の居住者にそれぞれ識別体が配布される場合、何れかが代表者と定められ、その代表者の連絡先は、管理センタ装置3の居住者情報記憶部33に記憶される居住者情報に登録されているとする。
また、「業者A」に配布された識別体ID「G001」の認証データを参照すると、認証装置122における認証許可の可否設定(認証設定B)が「不許可」とされており、すなわち、「業者A」は識別体を使ってエレベータ121で専有区画11に移動することが許可されないように登録されている。
また、図2には例示されていないが、後述するように宅配物の預入は宅配業者の配達員6が行う作業であって居住者5はその作業を行うことはなく、一方で宅配物の荷受は居住者5が行う作業であって宅配業者の配達員6がその作業を行うことはない点を鑑みると、宅配ボックス131に対する預入/荷受の操作について、居住者5の識別体51には荷受操作のみを許可することが登録され、宅配業者の配達員6の識別体61には預入操作のみを許可することが登録されることが好ましい。このようにすることで、居住者の識別体51を持つ者が荷受室134への預入を行ったり、宅配業者の識別体61を持つ者が宅配物の荷受を行ったりするという異常な手続を行うことを抑制することができる。
なお、図2に例示する認証データの登録情報は一例に過ぎず、特に認証設定についてはより詳細に制限を加えてもよい。例えば、図2の場合、居室番号を有する居住者に配布される識別体は、全て認証設定Bが「許可」とされていることから、居住者であればエレベータ121の呼び登録によって専有区画11の全ての階に移動することが許可されるが、専有区画11の居室階以外には移動できないように登録情報を設定することが考えられる。具体的な設定方法としては、呼び登録で指定可能な階数を限定した複数の認証設定(例えば、認証設定D〜N等)を用意し、呼び登録で1階及び居室階だけを指定可能な認証設定を選んで登録情報に設定するようにすればよい。このようにすると、居住者であっても自身の居室階以外には専有区画11を移動できないことから、防犯性をさらに高めることに期待できる。
このように、荷物預入システム100では、識別体ごとに異なる認証許可の設定を行うことによって、正当な用件を持たない者(不正者)による集合住宅1への進入を各区画(専有区画11,中間区画12,共有区画13)で段階的に防止することができるため、集合住宅1の防犯性をさらに高めることができる。
次に、宅配ボックス131の認証装置136における認証を例にして、本実施の形態に係る荷物預入システム100における基本的な認証処理の手順を説明する。図3は、宅配ボックスの認証装置における基本的な認証処理の一例を示すシーケンス図である。
図3では、まず、ステップS101において、宅配ボックス131の認証装置136に対して、宅配業者の配達員6が識別体61を読取部にかざして入力操作を行う(認証操作)。ステップS101の認証操作が行われることによって、識別体61の認証用データが読み出されて制御部135に送られる。ここで一例として、識別体61から読み出される認証用データは、図2に例示したIDとする。
次に、ステップS102では、制御部135が、ステップS101で送られた認証用データに基づいて「許可」の認証判断を下して良いか否かをコントローラ141の認証制御部143に問合せる(認証問合せ)。このとき、ステップS101で送られた認証用データ(ID)や認証操作が行われた認証装置(認証装置136)を示す情報等が認証制御部143に送られる。
ステップS103では、認証制御部143が認証データ記憶部144に記憶されている複数の認証データのうちから所定の認証データを読出す処理を開始する(認証データ読出し)。より具体的には、認証制御部143は、ステップS102で受け取った情報に基づいて、識別体61のID(例えば「G001」とする)に該当する認証データを回答するよう認証データ記憶部144に要求する。
ステップS104では、認証データ記憶部144は、ステップS103の認証データ読出しの要求に応えて、所定の認証データ(ID「G001」で登録されている認証データ)を認証制御部143に返す(認証データ回答)。ステップS104において、認証データ記憶部144に要求されたIDに該当する認証データが記憶されていない場合には、該当データなしの旨を認証制御部143に回答する。
ステップS105では、認証制御部143は、ステップS102で受け取った情報とステップS104で回答された認証データとを照合して認証結果を決定する(認証データ照合)。より具体的に説明すると、認証制御部143は、ステップS104で回答された認証データ(例えば、図2でID「G001」行に示された登録情報)を参照し、認証装置136における認証許可の可否設定を示す「認証設定C」の登録内容を確認する。この場合、図2によれば認証設定Cは「許可」となっていることから、認証制御部143は認証結果を「許可」に決定する。そしてステップS106において、認証制御部143は、ステップS105で得られた認証結果(許可/不許可)を宅配ボックス131の制御部135に回答する(認証結果回答)。
そして、制御部135は、ステップS107において、ステップS106の回答結果に基づいて配達員6による宅配ボックス131に対する操作を許可するか否かを判定し(操作許可判定)、ステップS108において、ステップS107の判定結果を認証装置136及び認証制御部143に通知する(操作許可回答)。具体的には例えば、ステップS106の回答結果が「許可」であれば、宅配ボックス131に対する操作を許可する旨の操作許可判定が得られ、ステップS106の回答結果が「不許可」であれば、宅配ボックス131に対する操作を許可しない旨の操作許可判定が得られる。
ステップS108の操作許可回答を通知された認証装置136は、ステップS109において、液晶パネルやスピーカ等によってステップS108の回答結果(操作を許可するか否か)を出力する(操作結果表示)。また、ステップS108の操作許可回答の通知を受けたコントローラ141側の認証制御部143は、ステップS110において、一連の認証処理の履歴を認証履歴記憶部145に記憶させる(認証履歴格納)。
以上、ステップS101〜S110の処理が行われることによって、宅配ボックス131の認証装置136に対する認証操作を契機とする認証処理が終了し、認証によって宅配ボックス131に対する操作許可が得られた場合は、配達員6が宅配物を荷受室134に預け入れる操作を行うこと等が許可される。
(3)宅配物配達の手順
以下では、本実施の形態に係る荷物預入システム100において宅配業者の配達員6が宅配物を配達する際の手順について、図4を参照しながら説明する。図4は、宅配業者の配達員による宅配物の配達における手順例を説明するフローチャートである。なお、上記(2)で図3を参照しながら説明した基本的な認証処理は、図4のステップS209のタイミングで実行される。
まず、宅配業者の配達員6は、宅配物の配達先である集合住宅1に到着すると、集合玄関扉132の傍に設けられた認証装置133のインターフォンを操作して配達先の居住者の居室番号を入力する(ステップS201)。当該入力によって、配達先の居室111のインターフォンに呼び出しが行われ、配達員6は居住者の応答を待つ。
ステップS202では、配達先の居住者が呼び出しに応じたか否かによって居住者が在宅であるか否か(不在か)を判断し、在宅の場合(ステップS202のYES)はステップS203に進み、不在の場合(ステップS202のNO)はステップS208に進む。
ステップS203では、配達先の居住者によるインターフォンの応答に対して配達員6が宅配物の配達である旨を伝えることによって、配達先の居住者が、配達員6の入館を許可する操作を自室で行い、集合玄関扉132を解錠する。これによって配達員6は集合住宅1の共有区画13に入館することができる。
さらに、ステップS203における集合玄関扉132の解錠操作とともに、エレベータ121に対して配達先の居室111がある階を目的地とする呼び登録が行われる(ステップS204)。なおこのとき、エレベータ121は、1階に位置しているときは呼び登録が行われた状態のまま扉を開いて配達員6が乗りかご123に乗り込むのを待ち、1階以外に位置しているときは1階に移動したうえで呼び登録が行われた状態のまま扉を開いて配達員6が乗りかご123に乗り込むのを待つ。
次いで、配達員6が乗りかご123に乗り込むと、エレベータ121は扉を閉めて呼び登録に従って配達先の居室111がある階まで移動し、到着後に扉を開く(ステップS205)。エレベータ121がこのように動作することによって、配達員6は専有区画11のうち配達先の居室111がある階に移動することができる。
そして、配達員6は、エレベータ121から降りて居室111に向かい、配達先の居住者に宅配物を届け(ステップS206)、宅配後は再度エレベータ121に乗って1階に下りて集合住宅1から退館する(ステップS207)。
以上ステップS203〜S206の手順によって、配達先の居住者が居室111に在宅である場合には、配達員6から居住者に宅配物が配達される。
一方、ステップS202の判定でステップS208に進んだときは、配達先の居住者が不在である場合の宅配物の配達手順が行われる。
まず、ステップS208では、配達員6は予め配布されて保持している識別体61を用いて認証装置133による認証を行い、当該認証を受けることで集合玄関扉132を解錠して集合住宅1の共有区画13に入館する。
次いで、配達員6は共有区画13の宅配ボックス131に移動して、宅配物の預入操作を開始する(ステップS209)。このとき、まずは認証装置136に対して識別体61を用いた認証が行われ、当該認証における認証処理の詳細は図3を参照しながら(2)で説明した通りである。
ステップS209で認証装置136に対する認証を行った後、配達員6は空きの荷受室134が存在するか否かを確認する(ステップS210)。空きの荷受室134が存在した場合(ステップS210のYES)はステップS211に進む。
ステップS211では、配達員6は、宅配ボックス131に設置された操作パネルを操作する等によって、空いている荷受室134(例えば荷受室134a)を選択する。さらにステップS212では、配達員6は、操作パネルを操作して、宅配物の配達先の居室番号を入力する(ステップS212)。
ステップS211における荷受室134aの選択と、ステップS212における配達先の居室番号の入力とが完了すると、ステップS209で認証装置136によって認証されたこと(言い換えれば、図2に例示した登録情報で認証設定Cが「許可」とされていること)に基づいて、認証装置136が荷受室134aを解錠する。そして、配達員6は、解錠された荷受室134aに宅配物を預け入れ、その後施錠する(ステップS213)。なお、荷受室134aにおける宅配物を預け入れた後の施錠は、配達員6が操作パネル等を操作することによって実行するようにしてもよいが、施錠忘れを防止して宅配物の安全を図る観点からは、荷受室134aを閉めたときに自動的に施錠されるように構成されることがより好ましい。
そして、ステップS214において配達員6は、宅配ボックス131の所定の荷受室134(この場合は荷受室134a)に宅配物を預け入れた旨を記載した不在連絡票を配達先の居住者用のポストに入れる等し、その後、集合住宅1から退館する(ステップS207)。
以上ステップS208〜S214の手順によって、配達先の居住者が居室111に在宅していない場合には宅配ボックス131の空きの荷受室134aに宅配物が預入されることによって、帰宅した居住者は宅配ボックス131から宅配物を受け取ることができるため、配達員6による再配達を不要にすることができる。
一方、ステップS210において全ての荷受室134が使用中であった場合(ステップS210のNO)は、宅配物の預入ができないため、配達員6は、荷受室134に空きが無く再配達を依頼してほしい旨を記載した不在連絡票を配達先の居住者用のポストに入れる等し(ステップS215)、集合住宅1から退館する(ステップS207)。
以上、図4のステップS201〜S215に示した手順で宅配物の配達が行われることにより、本実施の形態に係る荷物預入システム100では、配達先の居住者が不在であっても配達員6による宅配物の再配達の要請を抑制して配達員6の手間を軽減するとともに、再配達を待たずに宅配物を受け取れるという居住者の利便性も高めることができる。また、識別体51,61を所持していない者は集合住宅1に入館できないように構成されるだけでなく、宅配業者に配布された識別体61では共有区画13までしか入館が許可されないようにすることで、集合住宅1の防犯性を高める効果も得られる。
(4)異常入館検知制御
上記(3)までに説明したように、本実施の形態に係る荷物預入システム100では、入館の際に識別体51,61による認証を必要とすることで集合住宅1の防犯性を高めながら、宅配物の配達に関する利便性をも高めることが可能である。しかし、何らかの理由で、上記識別体が悪意ある第三者の手に渡った場合には、当該識別体を用いて認証が行われることによって第三者の集合住宅1への侵入を許してしまう異常事態の発生が懸念される。
このような異常事態に備えて、本実施の形態に係る荷物預入システム100は、異常な入館が行われた事態を検知する制御(異常入館検知制御)と、異常な荷受操作が行われた事態を検知する制御(異常荷受操作検知制御)とを実行可能にしている。以下、(4)では図5を参照しながら異常入館検知制御について説明し、(5)では図6を参照しながら異常荷受操作検知制御について説明する。
図5は、異常入館検知制御の手順例を示すフローチャートである。図5では、業者に予め配布された識別体(配達員6の識別体61)を用いて認証装置133の認証が行われて集合玄関扉132が解錠された場合に、異常な入館が発生しないかを検知する制御処理が示されている。なお、図5における種々の判定処理及び通知の実行決定は、主にコントローラ141の制御部142によって制御されるとして説明するが、制御部142の代わりに、管理センタ装置3の制御部31等が制御するものであってもよい。
図5に示す処理は、認証装置133に対して識別体による認証操作が行われて、集合玄関扉132が解錠されたときに開始される。このときステップS301において、コントローラ141の制御部142が、上記認証操作に用いられた識別体が業者(例えば宅配業者)に配布された識別体であるか否かを判定することによって、業者が入館したか否かを判定する。上記認証操作に用いられた識別体が業者に配布された識別体(例えば識別体61)であった場合(ステップS301のYES)は、業者入館であるとしてステップS302に進む。上記認証操作に用いられた識別体が居住者5に配布された識別体51であった場合(ステップS301のNO)は、業者入館ではないとして異常入館検知制御は終了する。
ステップS302では、制御部142は宅配ボックス131で宅配物の預入操作が開始されたか否かを判定する。具体的には、認証装置136に対してステップS301で判定した識別体61による認証が行われたか否かを確認し、さらには、宅配ボックス131の操作パネルにおいて預入に関する操作が行われたか否かを確認することによって、上記判定を行うことができる。宅配物の預入操作が開始された場合(ステップS302のYES)はステップS303に進み、宅配物の預入操作が開始されなかった場合(ステップS302のNO)はステップS309に進む。
ここで、ステップS302からステップS303に進んだときに想定される状況は、識別体61の正当な持ち主である配達員6が、配達先の居住者5の不在を受けて宅配ボックス131の荷受室134に宅配物を預入しようとしている正常な状況である。したがって、ステップS303以降はステップS308にかけて、配達員6による宅配ボックス預入操作が行われる。これらステップS303〜S308の手順は、図4のステップS210〜S215で説明した手順と同じであるから、詳細な説明は省略する。
一方、ステップS302からステップS309に進んだときに想定される状況は、宅配業者の配達員6に配布された識別体61を使って集合玄関扉132が解錠されたにも拘らず、宅配物の預入操作が開始されないという異常な状況である。補足しておくと、宅配物の配達先の居住者5が在宅であった場合は、図4のステップS202〜S203に示したように居住者5によって集合玄関扉132が解錠されることから配達員6の識別体61による認証操作は行われない(図5の開始条件を満たさない)。
そこで、ステップS309では、制御部142が、認証装置133に対して識別体61による認証操作が行われて集合玄関扉132が解錠されてから所定時間(例えば5分)が経過したか否かを判定する。所定時間が経過していない場合(ステップS309のNO)は、ステップS302の判定に戻る。
ステップS309で所定時間が超過した場合(ステップS309のYES)は、異常入館通知が行われる(ステップS310)。異常入館通知は、識別体(本例では識別体61)を利用した異常な入館が行われたことを通知するものであって、例えば、制御部142から管理センタ装置3の制御部31に異常入館状態の発生が通知され、当該通知を受けた制御部31が宅配業者センタ装置4に異常入館通知を送るといった方法で実現される。より具体的にこの異常入館通知について説明すると、まず、制御部142は、集合住宅1において識別体61を使った入館異常状態が発生したことを通信回線2を介して管理センタ装置3に通知する。次に管理センタ装置3の制御部31は、業者情報記憶部34に格納されている業者情報を参照することによって、識別体61を配布した宅配業者を特定し、業者情報に登録されている連絡先(宅配業者センタ装置4)に宛てて、異常入館通知を送信する。
ステップS310において上記のような異常入館通知が行われることにより、宅配業者センタ装置4の管理者は、自社に配布された識別体61による異常入館状態の発生を知ることができるため、識別体61を所持しているはずの配達員6に対して、識別体61の紛失の有無、および識別体61を所持している場合は集合住宅1に入館して何を行ったかを問い合わせる。この結果、識別体61を紛失しているか否かを把握することができる。例えば、識別体61の紛失が明らかになれば、管理センタ装置3側で識別体61による認証を無効にする等の設定を行うことができるため、識別体61を用いた以後の異常事態の発生を抑制することができる。
(5)異常荷受操作検知制御
図6は、異常荷受操作検知制御の手順例を示すフローチャートである。図6では、居住者向けに配布された識別体(例えば居住者5に配布された識別体51)を用いて異常な荷受操作が行われないかを検知する制御処理が示されている。なお、以下の説明では、居住者5には別の識別体が配布された同居人が存在する可能性があるとし、但し代表者は居住者5であるとする。なお、図6における種々の判定処理及び通知の実行決定は、主にコントローラ141の制御部142によって制御されるとして説明するが、制御部142の代わりに、管理センタ装置3の制御部31等が制御するものであってもよい。
図6に示す処理は、宅配ボックス131の操作パネルで宅配物の荷受操作が開始されるときに開始される(ステップS401)。荷受操作が開始されない場合はそのまま終了する。荷受操作が開始されると、ステップS402に進む。
宅配ボックス131では、原則として宅配物の荷受操作は宅配物の居住者(例えば、居住者5またはその同居人)にしか許可されないため、次のステップS402では、認証装置136に対して居住者向けの識別体(識別体51)による認証操作が行われる。
次いで、ステップS403では、制御部135が、ステップS402の認証操作に用いられた識別体51の居住者5を宛先とする宅配物が宅配ボックス131に預入されているか否かを判定する。なお、ステップS403の預入の有無の判定では、居住者5の同居人を宛先とする宅配物が預入されている場合も、預入有りと判定する。ステップS403で預入有りと判定された場合はステップS404に進み、預入無しと判定された場合はステップS412に進む。ステップS412の処理は後述する。
ステップS404では、ステップS402の認証操作に用いられた識別体51の居住者5の居室111における在宅状態が確認される。在宅状態は、例えば各居室111に備え付けられたセキュリティシステム等によって在宅状態(在宅/不在)が登録されることを利用して確認することができる。
そして、ステップS405では、ステップS404の確認結果が在宅か否(不在)かを判定し、在宅の場合はステップS406に進み、不在の場合はステップS409に進む。ステップS409の処理は後述する。
ステップS405からステップS406に進んだときの状況は、居住者5(またはその同居人)を宛先とする宅配物の預入がある状態で識別体51を利用した荷受操作が開始され、かつ居住者5の居室111が在宅状態にあることから、宅配物の正常な荷受操作が進行している状況といえる。そこで、ステップS406では、当該宅配物が預入された荷受室134を解錠し、居住者5(またはその同居人)による荷受が行われ、荷受後に荷受室134の扉が閉められると当該荷受室134を施錠する。
そして、ステップS406の荷受が終了した後は、荷受に使用された識別体51が代表者である居住者5の識別体であったか否かを判定する(ステップS407)。代表者の識別体である場合(ステップS407のYES)は、荷受者自身が代表者であるので一連の処理は終了する。代表者の識別体ではない場合(ステップS407のNO)は、同居人が荷受を行ったことになるので、同居人の識別体によって宅配物の荷受が行われた旨を通知する宅配ボックス荷受通知が代表者の連絡先に通知される(ステップS408)。
そして、ステップS408で宅配ボックス荷受通知が行われた代表者(居住者5)が当該通知に示された識別体の同居人に荷受を行ったかを問い合せることによって、荷受に使用された識別体が正常に使用されたかどうかを確認することができ、当該識別体を紛失していないかを把握することができる。
一方、ステップS405で不在と判定されてステップS409に進んだときは、居住者5(またはその同居人)を宛先とする宅配物の預入がある状態で識別体51を利用した荷受操作が開始されたものの、居住者5の居室111が在宅状態ではない(不在状態)という点で通常荷受操作と異なっていることから、不在状態が妥当なものであるかを確認する。
すなわち、ステップS409において、制御部142が、認証制御部143による認証処理の実行履歴が記録された認証履歴記憶部145を参照して集合玄関扉132の解錠を行う認証装置133における認証操作の履歴を読み出し、次いでステップS410において、直近の所定時間(例えば5分間)内にステップS402の認証操作に用いられた識別体51による認証操作が行われたか否かを確認する。
ステップS410で直前の所定時間内に該当識別体51による認証装置133の認証操作の履歴があった場合には(ステップS410のYES)、集合住宅1への帰着直後の居住者5(またはその同居者)による荷受操作とみなして異常な荷受操作ではないと判定し、ステップS405で在宅状態と判定された場合と同様の処理を行う(ステップS406に進む)。
ステップS410で直前の所定時間内に該当識別体51による認証装置133の認証操作の履歴がなかった場合には(ステップS410のNO)、異常な荷受操作であると判定し、実行中の荷受操作の受付を停止するとともに荷受操作の続行を拒否する旨を宅配ボックス131の操作パネルに表示する(ステップS411)。なお、ステップS410のNOと判定される場合には、例えば、居住者5(またはその同居者)が他の居住者等による集合住宅1への入館時に友入りを行った後に荷受操作を行っているという可能性も含まれるが、正常な手順(認証装置133で認証操作して集合玄関扉132を解錠した後に、認証装置136で認証操作して宅配ボックス131の荷受を行う)とはいえないことから、やはり異常な荷受操作であると判定する。
ステップS411で荷受操作の続行を拒否する表示が行われた後は、荷受操作開始時の認証操作に使用された識別体51の登録情報に基づいて、当該識別体の利用者の連絡先(代表者の連絡先でもよい)に、異常な荷受操作が行われた旨が異常荷受操作通知で通知される(ステップS413)。
また、前述のステップS403で宅配物の預入が無いと判定された場合にはステップS412に進むとしたが、ステップS412の状況は預入された宅配物が無いにも拘らず荷受操作が開始されたことを意味するので、このような状況の場合も異常な荷受操作が行われたと判定する。したがって、ステップS412において、預入された宅配物が無いことを宅配ボックス131の操作パネルに表示し、ステップS413において、識別体51の利用者の連絡先(代表者の連絡先でもよい)に異常荷受操作通知が送られる。
このようにステップS413の異常荷受操作通知が行われた場合には、当該通知を受け取った居住者5(またはその同居者)は、自身に配布された識別体(例えば識別体51)を使って異常な荷受操作が行われた可能性があることを認識でき、当該識別体の紛失を把握することができる。なお、ステップS411で前述した友入りによる入館を行っていた場合は、当事者に異常荷受操作通知が通知されることから、通知された異常荷受操作が識別体51の紛失によるものではないことを認識することができる。
(6)効果
以上、本実施の形態に係る荷物預入システム100によれば、まず、宅配ボックス131が内部の共有区画13に設置される集合住宅1において、(2)や(3)で詳述したように、集合住宅1の関係者に予め配布する識別体を利用した認証を行うことによって、正当な用件を持たない不正者による集合住宅1への進入を各区画で段階的に防止することができることから、居住者の不在時に配達されても再配達をせずに宅配ボックス131経由で荷物を受け取ることができるという宅配ボックス131による利便性が提供されるとともに、通常時における集合住宅1の防犯性を担保することができる。
さらに、本実施の形態に係る荷物預入システム100によれば、紛失や盗難等によって識別体が悪意ある第三者の手に渡ってしまうような異常事態に対しても、(4)や(5)で詳述した異常入館検知及び異常荷受操作検知のように、識別体の配布先の関係者による用途と合わない事象を検知した場合に異常状態が発生したと判定して異常事態を通知することができることから、集合住宅1の防犯性をより強く高めることができる。
より具体的には、(4)で詳述した異常入館検知制御が行われることによって、宅配業者に配布された識別体61を利用して認証処理が行われたにも拘らず宅配ボックス131に宅配物の預入が行われない場合には、当該宅配業者(宅配業者センタ装置4)に異常入館通知を通知するため、業者向けの識別体61が紛失して第三者に悪用されているおそれがあることを認識させることができる。
また、(5)で詳述した異常荷受操作検知制御が行われることによって、宅配ボックス131の標準的な荷受手順に合致しない荷受操作が行われた場合に、居住者(またはその代表者)に異常荷受操作通知を通知するため、居住者向けの識別体51が紛失して第三者に悪用されているおそれがあることを認識させることができる。
そして、荷物預入システム100が上記の異常通知(異常入館通知や異常荷受操作通知)を通知できることによって、当該通知を受けた者が識別体の紛失の有無を早期段階で確認することができるため、識別体の紛失に長期間気付かずに繰り返し悪用されるという事態を防止することができる。
このように、本実施の形態に係る荷物預入システム100は、宅配ボックス131が共有区画13に設置される集合住宅1において、集合住宅1の防犯性を担保しながらも宅配ボックス131による利便性を提供することができるものである。
1 集合住宅
2 通信回線
3 管理センタ装置
4 宅配業者センタ装置
5 居住者
6 配達員
11 専有区画
12 中間区画
13 共有区画
14 管理区画
31 制御部
32 建物情報記憶部
33 居住者情報記憶部
34 業者情報記憶部
51 識別体
61 識別体
100 荷物預入システム
111 居室
121 エレベータ
122 認証装置
123 乗りかご
131 宅配ボックス
132 集合玄関扉
133 認証装置
134(134a,134b,・・・,134n) 荷受室
135 制御部
136 認証装置
141 コントローラ
142 制御部
143 認証制御部
144 認証データ記憶部
145 認証履歴記憶部
146 エレベータ指令部

Claims (9)

  1. 宅配物を預け入れることが可能な宅配ボックスが共有区画に設置された集合住宅における荷物預入システムであって、
    それぞれ異なる識別子が登録されて前記集合住宅の関係者に配布される複数の識別体と、
    前記宅配ボックスおよび集合玄関扉を含む前記集合住宅における複数の設備を対象にそれぞれ設置され、前記識別体を用いた認証操作を受け付け、当該認証操作に基づく認証結果に基づいて、対象とする前記設備の使用を制限する複数の認証装置と、
    それぞれの前記識別体について、認証を許可するか否かの前記認証装置ごとの認証設定および配布先の関係者の連絡先が含まれた登録情報を保持し、前記認証装置で前記識別体を用いた認証操作が行われた場合には、前記認証装置で読み取られた当該識別体の識別子と当該識別子に対応する前記登録情報とを照合して認証結果を判定するコントローラと、
    通信回線を介して1以上の前記集合住宅と通信可能に接続されて、各集合住宅に関する総合的な情報を管理する管理センタ装置と、
    を備え、
    前記集合住宅の関係者に配布される前記複数の識別体には、当該集合住宅に宅配物を配達する宅配業者向けに配布される業者識別体と、当該集合住宅の居住者向けに配布される居住者識別体とが少なくとも含まれ、
    前記複数の識別体のそれぞれに対応する前記登録情報には、当該識別体の配布先の関係者による用途に応じて異なる認証設定が登録されており、
    前記コントローラは、前記識別体を用いて前記認証装置の認証が行われたときに当該識別体を配布された関係者による用途と合わない事象を検知した場合には、前記管理センタ装置に異常状態の発生を通知し、
    該通知を受けた前記管理センタ装置は、自身が管理する情報を参照して当該識別体の配布先の関係者に異常状態が発生した旨を連絡する
    ことを特徴とする荷物預入システム。
  2. 前記集合玄関扉を対象とする前記認証装置で前記業者識別体を用いた認証が行われたとき、
    前記コントローラは、当該認証の後に所定時間が経過するまでの間に前記宅配ボックスを対象とする前記認証装置において当該業者識別体を用いた認証操作が開始されなかった場合に異常入館と判定して前記管理センタ装置に通知し、
    該通知を受け取った前記管理センタ装置は、当該業者識別体の配布先の宅配業者に異常入館が発生した旨を連絡する
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷物預入システム。
  3. 前記宅配ボックスを対象とする前記認証装置で前記居住者識別体を用いた認証が行われ、前記宅配ボックスから宅配物を受け取る荷受操作が開始されたとき、
    前記コントローラは、当該居住者識別体の配布先の居住者を宛先とする宅配物が前記宅配ボックスに預け入れされていなかった場合に、異常な荷受操作と判定して前記管理センタ装置に通知し、
    該通知を受け取った前記管理センタ装置は、当該居住者識別体の配布先の居住者に異常な荷受操作が発生した旨を連絡する
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷物預入システム。
  4. 前記宅配ボックスに前記居住者識別体の配布先の居住者を宛先とする宅配物が預け入れされているときに当該宅配ボックスを対象とする前記認証装置で当該居住者識別体を用いた認証が行われて荷受操作が開始されたとき、
    前記コントローラは、当該居住者の居室における在宅状態を確認し、不在状態であった場合は、直近の所定時間の間に前記集合玄関扉を対象とする前記認証装置で当該居住者識別体を用いた認証が行われたか否かを確認し、当該認証が行われていない場合には異常な荷受操作と判定して前記管理センタ装置に通知し、
    該通知を受け取った前記管理センタ装置は、当該居住者識別体の配布先の居住者に異常な荷受操作が発生した旨を連絡する
    ことを特徴とする請求項3に記載の荷物預入システム。
  5. 同居する代表者および同居者にそれぞれ前記居住者識別体が配布されているとき、
    前記宅配ボックスを対象とする前記認証装置で前記同居者に配布された前記居住者識別体を用いた認証が行われ、かつ、前記コントローラによって前記異常な荷受操作の判定がなされて前記管理センタ装置に通知された場合には、前記管理センタ装置は当該異常な荷受操作が発生した旨を前記代表者に連絡する
    ことを特徴とする請求項3に記載の荷物預入システム。
  6. 同居する代表者および同居者にそれぞれ前記居住者識別体が配布されているとき、
    前記宅配ボックスにおける荷受操作が前記同居者に配布された前記居住者識別体による認証を伴って行われた場合には、前記管理センタ装置は、前記同居者による荷受操作が行われた旨を前記代表者の連絡先に連絡する
    ことを特徴とする請求項3に記載の荷物預入システム。
  7. 宅配物を預け入れることが可能な宅配ボックスが共有区画に設置された集合住宅における荷物預入システムによる異常検知方法であって、
    前記荷物預入システムは、
    それぞれ異なる識別子が登録されて前記集合住宅の関係者に配布される複数の識別体と、
    前記宅配ボックスおよび集合玄関扉を含む前記集合住宅における複数の設備を対象にそれぞれ設置され、前記識別体を用いた認証操作を受け付け、当該認証操作に基づく認証結果に基づいて、対象とする前記設備の使用を制限する複数の認証装置と、
    それぞれの前記識別体について、認証を許可するか否かの前記認証装置ごとの認証設定および配布先の関係者の連絡先が含まれた登録情報を保持し、前記認証装置で前記識別体を用いた認証操作が行われた場合には、前記認証装置で読み取られた当該識別体の識別子と当該識別子に対応する前記登録情報とを照合して認証結果を判定するコントローラと、
    通信回線を介して1以上の前記集合住宅と通信可能に接続されて、各集合住宅に関する総合的な情報を管理する管理センタ装置と、
    を備え、
    前記集合住宅の関係者に配布される前記複数の識別体には、当該集合住宅に宅配物を配達する宅配業者向けに配布される業者識別体と、当該集合住宅の居住者向けに配布される居住者識別体とが少なくとも含まれ、
    前記複数の識別体のそれぞれに対応する前記登録情報には、当該識別体の配布先の関係者による用途に応じて異なる認証設定が登録されており、
    前記コントローラは、前記識別体を用いて前記認証装置の認証が行われたときに当該識別体を配布された関係者による用途と合わない事象を検知した場合には、前記管理センタ装置に異常状態の発生を通知し、
    該通知を受けた前記管理センタ装置は、自身が管理する情報を参照して当該識別体の配布先の関係者に異常状態が発生した旨を連絡する
    ことを特徴とする異常検知方法。
  8. 前記集合玄関扉を対象とする前記認証装置で前記業者識別体を用いた認証が行われたとき、
    前記コントローラは、当該認証の後に所定時間が経過するまでの間に前記宅配ボックスを対象とする前記認証装置において当該業者識別体を用いた認証操作が開始されなかった場合に異常入館と判定して前記管理センタ装置に通知し、
    該通知を受け取った前記管理センタ装置は、当該業者識別体の配布先の宅配業者に異常入館が発生した旨を連絡する
    ことを特徴とする請求項7に記載の異常検知方法。
  9. 前記宅配ボックスを対象とする前記認証装置で前記居住者識別体を用いた認証が行われ、前記宅配ボックスから宅配物を受け取る荷受操作が開始されたとき、
    前記コントローラは、当該居住者識別体の配布先の居住者を宛先とする宅配物が前記宅配ボックスに預け入れされていなかった場合に、異常な荷受操作と判定して前記管理センタ装置に通知し、
    該通知を受け取った前記管理センタ装置は、当該居住者識別体の配布先の居住者に異常な荷受操作が発生した旨を連絡する
    ことを特徴とする請求項7に記載の異常検知方法。
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