JP6814553B2 - 預かり通知システム - Google Patents
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Description
この宅配ロッカーを利用した宅配便サービスにおいては、集合住宅の居住者やオフィスビルの利用者が不在の場合であっても、宅配業者等宛の配送物を宅配ロッカーの収納ボックス内に入庫し施錠しておき、その後、居住者等が該当する収納ボックスを解錠して自分宛の配送物を取り出すことができる。
このように、宅配ロッカーは、配送物の盗難等を防止し、配送物を安全に受け取ることを可能にするものである。
近年では、集合住宅の高額物件やホテル等では、コンシェルジュと呼ばれる係員が、ユーザの居住又は利用する建築物に常駐し、上記配送物の一時預かりサービスを提供するケースも増えている。
従って、当該伝票を見逃した際は、居住者が配送物をスムーズに受け取れず、また、宅配ロッカーのボックスや配送物の保管スペースを無駄に占領してしまい、当該配送物の一時預かりサービスが十分に機能しなくなってしまうおそれがあった。
特許文献1の宅配ボックスシステムでは、配達人が、集合住宅の居住者宛の配送物を、集合住宅に設置された宅配ボックスに預け入れると、当該居住者の端末に、当該居住者宛の配送物の着荷を示す電子メールが送信される。
居住者は、その電子メールを見て、帰宅時に例えば集合住宅のエントランスホールに設置された宅配ボックスに寄り、自分宛の配送物を受け取ってから自宅住戸へ帰宅することができ、スムーズに配送物の受け取りを行うことが可能となる。
その結果として、居住者による配送物の受け取り時期が遅れてしまい、宅配ロッカーのボックスや配送物の保管スペースを無駄に占領してしまい、他の利用者が利用したくてもできないという問題も生じる。
(第1の実施の形態の概要)
本発明の第1の実施の形態では、ユーザは、配送物の一時預かりサービスを利用することができる。
配送物の一時預かりサービスとは、自身宛の配送物を、自身が居住する集合住宅、勤務先のビル又は利用する各種施設において、一時預かってもらい、後で取りに行くことができるというサービスである。
その配送物の保管スペースとしては、例えば、いわゆる宅配ロッカー(本実施の形態では収納装置30)がある。宅配業者やその他配送業者は、ユーザ宛の配送物を当該宅配ロッカーのボックス内に入庫し、その配送物は施錠した状態で保管される。ユーザは、後で建築物の共用スペース等に設置されている宅配ロッカーまで赴き、解錠して配送物をボックスから取り出す。
また、上記宅配ロッカーの他に、上記ユーザが居住又は利用する施設で配送物を預かる方法として、コンシェルジュによる配送物預かりサービスがある。この場合、コンシェルジュは、当該施設の共用スペースに設けられたフロントに待機しており、そのフロントで宅配業者等から直接ユーザ宛の配送物を受け取り、配送物の預け入れスペースに保管する。その後、ユーザは、当該フロントを訪れ、コンシェルジュから手渡しで配送物を受け取る。
このことにより、ユーザは、施設の共同玄関を通過して自身の居住スペース(住戸)や利用スペース(オフィスや遊戯スペース等)に着いてから、再度、共同玄関付近まで配送物を取りに戻るといった労力を省くことが可能となる。
当該居住/利用施設としては、マンション等の集合住宅の他、オフィス、コンビニエンスストア・スーパーマーケット等の店舗や商業施設、又は駅や病院等の公共施設・機関等様々なものが想定可能であるが、以下、一例として、当該居住/利用施設をマンション等の集合住宅とする。
そして、ユーザを集合住宅の居住者とし、当該集合住宅の住戸から所定距離離れ又は階が異なるエントランス等の共用スペースに、収納装置30(宅配ロッカー)及びコンシェルジュが待機するフロントが設置されているものとして説明を進める。
(1)預かり通知システムの全体構成
図1は、本発明の第1の実施の形態における預かり通知システムの構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における預かり通知システムは、ユーザが操作する携帯型の情報処理装置であるユーザ端末10と、ユーザ端末10と近距離無線通信が可能なユーザID検知装置20と、ユーザの居住又は利用施設の共用スペース等に設置され、ユーザ宛の配送物を一時預かって保管する収納装置30と、ユーザ宛の配送物を預かり保管するコンシェルジュにより操作される情報処理装置であるコンシェルジュ端末40と、預かったユーザ宛の配送物の保管状況を管理し、その保管状況についてユーザに通知を行う制御装置50とを有して構成される。
ユーザ端末10は、配送物の配送宛のユーザにより操作される情報処理装置である。
ユーザは、ユーザ端末10を携帯してユーザID検知装置20から発信される無線信号を受信可能な距離まで接近すると、当該無線信号を受信し、その受信した無線信号に応答して、当該ユーザ端末10を携帯するユーザを識別するユーザIDをユーザID検知装置20へ送信する。
また、ユーザ端末10は、上記ユーザIDの送信後、当該ユーザ宛の配送物の保管情報を制御装置50から受信し、表示する。
以上から、ユーザは、ユーザ端末10が近距離無線通信が可能な距離までユーザID検知装置20に接近すると、自身宛の配送物が収納装置30に入庫されていること、又はコンシェルジュにより保管されていることを容易に把握でき、自身の居住/利用スペースに至る途中で当該配送物を受け取ることができる。
例えば、ユーザ端末10は、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA、PHS、ノートブック型PC等の携帯型情報処理装置である。
図に示すように、ユーザ端末10は、CPU等からなりユーザ端末10全体を制御する制御部11と、ユーザ端末10を操作するユーザのユーザID等の各種情報を格納する情報格納部12と、インターネット等のネットワーク100を介して制御装置50との間で情報の送受信を行うとともに、ユーザID検知装置20との間で近距離無線通信を行う通信部13と、各種情報を表示する表示部14と、各種キー及びボタン等からなり、各種情報の入力を行う操作部15とを有して構成される。
また、上記表示部14と操作部15は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
ユーザID検知装置20は、無線信号を発信し、その無線信号に応答したユーザ端末10から、当該ユーザ端末10を操作するユーザを識別するユーザIDを含む無線信号を検知するものであり、例えば、ビーコン等により構成される。
ユーザID検知装置20は、ユーザ宛の配送物の保管/受取りスペースから所定距離内に設置されたり、居住/利用施設の集合玄関(入口)から保管/受取りスペースを通過する動線上の当該スペース手前又はその付近に設置されたりすることが好ましく、例えば、居住/利用施設の集合玄関付近に設置される。
このような位置に設置されることにより、ユーザは、保管/受取りスペースからそれほど遠くない位置で自身宛の配送物が保管されていることを知ることができ、時間及び歩行距離のロスを最小限に抑えて、効率よく当該配送物を取りに行くことができる。
図に示すように、
CPU等から構成されユーザID検知装置20全体を制御する制御部21と、発信する無線信号に含まれる各種情報等を格納する情報格納部22と、近距離無線通信によりユーザID検知装置20外部へ無線信号を発信するとともに、ユーザ端末10から受信したユーザIDを制御装置50へ送信する通信部23とを有して構成される。
図4は、本発明の第1の実施の形態における収納装置30の外観を示す図である。
収納装置30は、ユーザ宛の配送物を収納し、施錠可能に構成されるものであり、例えば、配送物を配送宛に届けるまでに一時預け入れる宅配ロッカーとして機能するものである。
本実施の形態では、上述のように、一例として、収納装置30は、集合住宅の共用スペースに設置されているものとする。
なお、収納装置30は、マンション等の集合住宅の他、オフィス、コンビニエンスストア・スーパーマーケット等の店舗や商業施設、又は駅や病院等の公共施設・機関等に設置されるものとしてもよく、設置場所はこれらに限定されるものではない。
図4,5に示すように、収納装置30は、CPU等から構成され収納装置30全体を制御する制御部31と、各種情報を格納する情報格納部32と、ユーザ宛の配送物を収納する収納部33と、各種情報を表示する表示部34と、各種キーを備え情報入力が可能であるとともに、後述のユーザカード等に書き込まれた認証用の情報の読取り等をする操作部35と、ネットワーク100を介して制御装置50と通信を行う通信部36とを有して構成される。
収納部33は、複数の収納ボックスから構成され、各収納ボックスは施錠・閉扉可能に構成される。原則、配送物が収納されていない状態では解錠されており、配送物が入庫可能である。一旦、配送物が入庫されると、施錠及び閉扉し、その配送宛の利用者が取り出すまで安全に保管する。
また、表示部34と操作部35は一体に構成され、タッチパネルを形成してもよい。
図に示すように、情報格納部32は、ユーザが収納部33を解錠する際に必要なパスワード等の認証情報を管理するユーザDB321と、収納部33を構成する複数の収納ボックスの収納状況を管理する収納状況DB322とを格納する。
図に示す例では、ユーザDB321は、ユーザ名と、ユーザの部屋番号と、認証用のパスワードと、メールアドレスとをそれぞれユーザを特定する個別のID(ユーザID)に対応付けて格納している。
また、図の例において、ユーザDB321は、ユーザの連絡先(後述のユーザ端末10等)の情報としてメールアドレスを管理しているが、連絡先の情報であればこれに限定されない。
図に示す例では、収納状況DB322は、配送物が入庫された各収納ボックスを示す収納ボックス番号に対応付けて、配送物が各収納ボックスに収納されて預かり受けた時刻(預かり時刻)と、配送物の宛先のユーザの部屋番号と、配送物を入庫した配送業者と、配送物の種類と、現在の収納状況とを格納している。
現在の収納状況とは、各収納ボックスに現在配送物等が入庫中か否かの収納状況を示す項目であり、「未引取り」と「入庫可能」の2種類がある。
「未引取り」とは収納ボックスに配送物等が現在入庫中であり、まだユーザが当該配送物の引き取りに来ておらず、配送物を新たに入庫することが不可能な状態を示す。
「入庫可能」とは収納ボックスに配送物が現在入庫されておらず、配送物を新たに入庫可能な状態を示す。
なお、本実施の形態において、「配送業者」とは、宅配業者や郵便等の配送を専門とする業者に限らず、クリーニング店やスーパーマーケット等の店舗のようにクリーニング品や商品をユーザに届けるあらゆる業者を含むものとする。
コンシェルジュ端末40は、居住/利用施設の共用スペースの一角に設けられるフロント(受付カウンター)に待機し、ユーザ宛の配送物を配送業者から預かり受けるコンシェルジュにより操作される情報処理装置である。
例えば、コンシェルジュ端末40は、PC、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA又はPHS等の情報処理装置である。
図に示すように、コンシェルジュ端末40は、CPU等からなりコンシェルジュ端末40全体を制御する制御部41と、各種情報を格納する情報格納部42と、インターネット等のネットワーク100を介して制御装置50との間で情報の送受信を行う通信部43と、各種情報を表示する表示部44と、各種キー及びボタン等からなり、各種情報の入力を行う操作部45とを有して構成される。
また、上記表示部44と操作部45は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
さらに、コンシェルジュ端末40には、スピーカ等の音声出力部が設けられていてもよい。
制御装置50は、収納装置30又はコンシェルジュに預けられたユーザ宛の配送物の保管状況(どのユーザのどのような配送物がどこに保管されているか等)を管理する情報処理装置(例えば、サーバ装置)であって、居住/利用施設の内部又は外部いずれに設置されていてもよい。
また、制御装置50は、ユーザID検知装置20から受信したユーザIDに基づいて、ユーザが配送物の保管/受取スペースに接近したことを認識すると、当該ユーザIDを送信したユーザ端末10に対して、当該ユーザ端末10を操作するユーザ宛の配送物が保管されていることを通知する。
図に示すように、
制御装置50全体を制御する制御部51と、配送物の状況等の情報を格納する情報格納部52と、ユーザ端末10、ユーザID検知装置20及びコンシェルジュ端末40との間で各種情報の送受信を行う通信部53とを有して構成される。
図に示すように、情報格納部52は、ユーザ宛の配送物の保管状況の情報を管理する保管状況DB521と、各ユーザを識別する固有のユーザIDと、当該ユーザ端末10を操作するユーザの居住/利用スペースを識別する固有の居住利用スペース情報とを対応付けた居住利用スペースDB522とを格納する。
制御装置50は、収納装置30又はコンシェルジュ端末40から預かり情報を受信すると、その内容を当該保管状況DB521に書き込む。
図12は、本発明の第1の実施の形態における保管状況DB521により管理されるデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、保管状況DB521は、配送物の預かり時刻と、配送物の宛先のユーザの部屋番号と、配送物を入庫した配送業者と、配送物の種類と、その配送物が保管される保管スペースと、現在の保管状況(未引取り/引取り済み)とを、各配送物を預かるごとに発行される固有の保管番号にそれぞれ対応付けて格納する。
現在の保管状況とは、収納装置30又はコンシェルジュにより保管される配送物等の保管状況を示す項目であり、上記のとおり、「未引取り」と「引取り済み」の2種類がある。
「未引取り」とは収納ボックスに配送物等が現在入庫中又はコンシェルジュにより配送物等が保管中であり、まだユーザが当該配送物の引き取りに来ていない状態を示し、収納装置30の収納ボックスに収納されている場合には、当該収納ボックスには配送物を新たに入庫することが不可能な状態を示す。
「引取り済み」とは収納装置30の収納ボックスから既に配送物等がユーザにより引き取られたか、又はコンシェルジュに保管されていた配送物等がユーザにより引き取られた状態を示す。
図13は、本発明の第1の実施の形態における居住利用スペースDB522により管理されるデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、居住利用スペースDB522は、ユーザの居住利用スペース情報として各ユーザの部屋番号を、各ユーザを識別するユーザIDにそれぞれ対応付けて格納している。
(1)配送物の収納装置30への預入れ時の動作
図14は、本発明の第1の実施の形態における預かり通知システムによる配送物の収納装置30への預入れ時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
このとき、配送業者は、収納装置30の操作部35を用いて、収納装置30の使用目的として「配送物の入庫」を選択するとともに(ステップS101)、宛先の部屋番号(居住利用スペース情報)と、配送物の種類と、配送業者とを入力する(ステップS102)。
上記ステップS102において入力される「配送物の種類」は、例えば、宅配便、クリーニング品の受取り又はネットスーパーの配送のいずれであるか、あるいは、普通の荷物、ゴルフ、スキー、要冷蔵又は要冷凍等のいずれであるか等が、当該配送物の内容に応じて入力される。
上記ステップS102において入力される「配送業者」は、例えば、ステップS102において、「宅配業者A」,「宅配業者B」,「クリーニング店C」,「スーパーマーケットD」・・・等のように複数の会社名が表示部34上に表示されており、配送業者が操作部35を用いて、これら表示されている複数の会社名から自身の会社を選択することにより、当該選択した会社名を上記「配送業者」の情報として入力する。
上記ステップS102において入力された各情報は、後述のように、収納状況DB322に記録される。
ここで、「入庫可能」である収納ボックスがない場合は(ステップS103/No)、その旨を表示し(ステップS104)、動作を終了する。この場合、配送業者は、一旦配送物を持ち帰り、再配送するか、又はコンシェルジュに配送物を預ける。
制御部31は、その収納ボックスの閉扉を検知すると(ステップS108/Yes)、当該収納ボックスを施錠する(ステップS109)。
このとき、収納装置30の制御部31は、その生成した保管履歴を収納状況DB322に書き込む(ステップS111)。
また、このとき、制御部31は、収納状況DB322における今回入庫された収納ボックスの「収納状況」の項目を、「入庫可能」から「未引取り」へ書き替える。
上記のように、配送業者等は収納装置30にユーザ宛の配送物を預け入れることができる。その他、配送業者等は集合住宅のフロントに待機するコンシェルジュに配送物を手渡して預けることもできる。
図15は、本発明の第1の実施の形態における預かり通知システムによる配送物のコンシェルジュへの預入れ時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
また、このとき、コンシェルジュは、コンシェルジュ端末40の操作部45を用いて、宛先の部屋番号(居住利用スペース情報)と、配送業者と、配送物の種類とを入力する(ステップS201)。
配送物の種類については、上記のとおりである。
そして、コンシェルジュ端末40は、その一旦格納した保管履歴を制御装置50へ送信する(ステップS204)。
以上のようにして、配送業者等は、収納装置30又はコンシェルジュにユーザ宛の配送物を預けると、制御装置50は、その配送物の保管状況を保管状況DB521に記録して管理する。
その後、制御装置50は、ユーザ端末10に対し、配送物の預かり情報を通知して、当該配送物を収納装置30又はコンシェルジュの保管スペースで保管していることを知らせる。
図16は、本発明の第1の実施の形態における預かり通知システムによる配送物の預かり情報の通知動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
例えば、ユーザID検知装置20は、集合玄関付近に設置されており、ユーザが集合玄関前に到着すると、ユーザ端末10は当該無線信号を受信する。
ユーザ端末10は、当該無線信号を受信すると、ユーザIDを含む無線信号をユーザID検知装置20へ返信する(ステップS302)。
制御部51は、当該部屋番号宛の配送物であって、保管状況が「未引取り」となっているものがないと判断した場合は(ステップS305/No)、当該ユーザ宛の配送物で現在預かっているものがないので、このまま動作を終了する。
ここで、預かり情報とは、ユーザに対し当該ユーザ宛の配送物を収納装置30又はコンシェルジュの保管スペースで保管している旨を示す情報である。例えば、預かり情報は、配送物の種類、預かり時刻、保管スペースの場所(収納装置30(どの収納ボックスか)又はコンシェルジュの保管スペース)等の情報を含む。
ユーザは、当該預かり情報を確認して、自身宛の配送物が預けられている収納装置30又はコンシェルジュのもとを訪れ、当該配送物を引き取る。
この場合、制御装置50は、上記のような居住利用スペースDB522を用いた変換動作(ステップS304)は不要であり、受信した部屋番号に基づいて、保管状況DB521を参照し、「未引取り」の配送物の抽出を行う(ステップS305,S306)。
この場合、ユーザID検知装置20は、情報を表示する例えば液晶ディスプレイ等の表示部やスピーカ等の音声出力部を備え、ユーザの目に入りやすい、又は音が聞き取りやすい動線上等に設置するようにしてもよい。
制御装置50は、上記預かり情報をネットワークを介してユーザID検知装置20へ送信すると、ユーザID検知装置20は、その預かり情報の内容を表示部上に表示したり、音声出力部から音声で報知したりする。
ユーザは、そのユーザID検知装置20の表示部上に表示され、又は音声出力部から報知された内容を確認して、自身宛の配送物が預けられている収納装置30又はコンシェルジュのもとを訪れ、当該配送物を引き取ることができる。
コンシェルジュ端末40は、上記預かり情報を制御装置50から受信すると、当該預かり情報に含まれるユーザの部屋番号や配送物の種類等を表示部44上に表示したり、音声で出力したりしてコンシェルジュに対して報知する。
このことにより、コンシェルジュは、ユーザがまもなく到着するであろうエントランス等に向かい、配送物を預かっていること等を直接口頭で伝えたり、ユーザ宛の配送物を保管スペースから持ち出して引渡しの準備をしたりすることが可能となる。
上記のとおり、ユーザは預かり情報を確認すると、その配送物の保管スペースを訪れ、配送物を受け取る。
図17は、本発明の第1の実施の形態における預かり通知システムによる配送物の収納装置30からの引取り時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
この部屋番号及びパスワードの入力方法としては、操作部35に備えられたキーをユーザが押下して入力するようにしてもよいし、上記部屋番号及びパスワードの少なくとも一方が記録されたICカード等の情報記録媒体を近距離無線通信等により収納装置30が読み取ることで入力するようにしてもよい。
ここで、制御部31が、上記入力された部屋番号とパスワードが互いに対応付けて格納されていないと判断した場合(ステップS112/No)、認証失敗となり、そのまま動作は終了する。
ユーザは、その開扉した収納ボックスから自身宛の配送物を取り出し、閉扉する。
制御部31は、上記開扉→閉扉の認識により、又は図示しない赤外線センサ等により配送物の取り出しを認識すると(ステップS114/Yes)、当該収納ボックスが空きになったことを収納状況DB322に反映させる(ステップS115)。
例えば、その収納ボックスが空きになったことを反映させる具体的な方法としては、図8に示す例では、該当する収納ボックスの「預かり時刻」、「部屋番号」、「配送業者」及び「配送物の種類」の項目をリセットして削除する。また、収納状況DB322における「収納状況」の項目を「未引取り」から「入庫可能」へ書き替える。
例えば、当該取出し履歴の内容としては、取り出された収納ボックスの番号及びユーザの部屋番号等である。
例えば、その取出し履歴を反映させる具体的な方法としては、図12に示す例では、該当する履歴の「保管状況」の項目を「未引取り」から「引取り済み」に更新する。
上記のとおり、ユーザは預かり情報を確認すると、その配送物の保管スペースを訪れ、配送物を受け取る。
図18は、本発明の第1の実施の形態における預かり通知システムによる配送物のコンシェルジュからの引取り時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
この預かり情報には、例えば、宛先のユーザの氏名、部屋番号、配送物の種類等が示されている。
コンシェルジュは、当該申し出に応じて、保管スペースに保管されている当該ユーザ宛の配送物をフロントまで持ち運び、ユーザに手渡す。
例えば、当該取出し履歴の内容としては、ユーザの部屋番号等である。
例えば、その取出し履歴を反映させる具体的な方法としては、図12に示す例では、該当する履歴の「保管状況」の項目を「未引取り」から「引取り済み」に更新する。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態における預かり通知システムは、ユーザが携帯するユーザ端末10からの無線信号を、ユーザ帰宅時に通過する動線上等に設置されているユーザID検知装置20が検知し、その旨の情報を制御装置50へ送信すると、制御装置50は、ユーザが帰宅したことを認識し、当該ユーザ宛の配送物の預かり情報をユーザ端末10等へ送信し、当該ユーザによる当該配送物の引取りを促すので、ユーザは、帰宅途中において時間及び移動のロスなく効率的に自身宛の配送物を引き取ることが可能となる。
従って、ユーザは、そのユーザID検知装置20の表示部上に表示され、又は音声出力部から報知された内容を確認して、自身宛の配送物が預けられている収納装置30又はコンシェルジュのもとを訪れ、当該配送物を引き取ることができる。
従って、コンシェルジュは、ユーザがまもなく到着するであろうエントランス等に向かい、配送物を預かっていること等を直接口頭で伝えたり、ユーザ宛の配送物を保管スペースから持ち出して引渡しの準備をしたりすることが可能となる。
この場合、上記サーバ装置等は、収納装置30から部屋番号やパスワード等の認証用の情報を受信すると、その情報に基づいて認証結果を収納装置30へ返信し、収納装置30は、その認証結果に応じて配送物の入庫又は取り出しの許可/禁止を判断し、収納ボックスの施解錠を行う。
また、上記サーバ装置等は、配送物の保管履歴を収納装置30から受信して自装置内のデータベースに格納し、その後、当該保管履歴を収納装置30に代わって制御装置50へ送信する。
以下、本発明の第1の実施の形態の変形例について説明する。
以下、特記しない限り、本変形例は、第1の実施の形態と同様であるとして説明を進める。
図に示す預かり通知システムは、上述の預かり通知システムに集合玄関機60が追加されて構成されている。
集合玄関機60は、集合住宅等の集合玄関の外側に設置される通話装置であり、来客等は集合玄関機60を介して住戸等の専有部に設置されているインターホン装置を使用するユーザと通話を行うことができる。
また、ユーザは、集合玄関機60を操作することにより、集合玄関を解錠して集合住宅等の内部へ進入することが可能となる。
その集合玄関の解錠のための操作方法としては、例えば、テンキー等によるパスワードの入力がある。この場合、併せて、ユーザの部屋番号等の固有の情報を入力するようにしてもよい。
また、近距離無線通信を用いてICカード内の情報を集合玄関機60に読み込ませるようにしてもよい。
また、集合玄関機60に設けられている鍵穴にキーを差し込んで旋回させることにより解錠させるようにしてもよく、さらに、その他、オートロック式の扉を解錠させるあらゆる方法が適用可能である。
集合玄関機60は、上記預かり情報を制御装置50から受信すると、集合玄関機60に備えられた表示部上にその内容を表示し、音声(入)出力部からアラーム音等を出力して報知する。
ユーザは、例えば、帰宅時に集合玄関機60の近くを通りかかったときに、上記集合玄関機60の表示又は音声出力等により当該ユーザ宛の配送物がコンシェルジュ又は収納装置30等に預けられている旨を確認して、自身宛の配送物が預けられている収納装置30又はコンシェルジュのもとを訪れ、当該配送物を引き取ることができる。
(第2の実施の形態の概要)
上述の第1の実施の形態では、ユーザID検知装置20は、ユーザ端末10から受信した無線信号に含まれるユーザIDを制御装置50へ送信することにより、制御装置50は当該ユーザ端末10を携帯するユーザを特定し、当該ユーザ端末10へ預かり情報を送信するものであった。
これに対し、本発明の第2の実施の形態における預かり通知システムにおいては、ユーザID検知装置20がユーザ端末10以外の装置又は物体からユーザIDを取得した後に、制御装置50はユーザ端末10へ預かり情報を送信するというものである。
つまり、第1の実施の形態では、ユーザIDを提供する物と預かり情報が提供される物は同一であるのに対し、第2の実施の形態では、両者が別個の物である。
本実施の形態では、上記ユーザIDを提供する物を、ユーザ端末10とは別の機器やユーザIDの記録媒体であるユーザID記録体90とし、以下、特記しない限り、第1の実施の形態又はその変形例と同様であるとして説明を進める。
(1)預かり通知システムの全体構成
図20は、本発明の第2の実施の形態における預かり通知システムの構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における預かり通知システムは、ユーザが操作する携帯型の情報処理装置であるユーザ端末10と、ユーザID記録体90からユーザIDを取得するユーザID検知装置20と、ユーザの居住又は利用施設の共用スペース等に設置され、ユーザ宛の配送物を一時預かって保管する収納装置30と、ユーザ宛の配送物を預かり保管するコンシェルジュにより操作される情報処理装置であるコンシェルジュ端末40と、預かったユーザ宛の配送物の保管状況を管理し、その保管状況についてユーザに通知を行う制御装置50と、ユーザIDを記録する機器又は物体であるユーザID記録体90とを有して構成される。
ユーザID記録体90は、上述のとおり、ユーザIDを記録するユーザが携帯可能な機器又は物体である。
例えば、ユーザID記録体90は、ユーザ端末10のような携帯端末(スマートフォン、ウェアラブル端末、携帯電話、タブレット端末、PDA等)の他、ICタグ、ICカード等の光、磁気、光磁気又は電気的にユーザIDが記録された情報記録媒体(接触型又は非接触型)、バーコード、あるいは二次元バーコード又はその他のコード情報によりユーザIDが記録・プリントされた情報記録媒体等であり、また、これらに限定されない。
例えば、ユーザID記録体90は、上述のように、スマートフォンや携帯電話等の場合には通話・インターネット接続等に用いられ、その他、集合住宅等の施設の集合玄関の解錠用のキーに用いられるものであってもよい。
(3−a)ユーザID検知装置20の構成の各例について
第1の実施の形態におけるユーザID検知装置20は、ユーザ端末10と近距離無線通信を行って、当該ユーザ端末10からユーザIDを取得するものであった。
本実施の形態におけるユーザID検知装置20は、第1の実施の形態と同様に近距離無線通信を介してユーザID記録体90からユーザIDを取得するものであってもよいし、その他の方法でユーザIDを取得するものであってもよい。
以下、ユーザID検知装置20の構成の各例について説明する。
ユーザID記録体90が、ユーザ端末10と同様に、近距離無線通信可能な機器又は物体である場合、すなわち、ユーザID記録体90が携帯端末、ICカード又はICタグ等である場合には、ユーザID検知装置20は、第1の実施の形態と同様にユーザID記録体90との間で近距離無線通信を行い、ユーザID記録体90から受信した無線信号からユーザIDを抽出(検知)し、その抽出したユーザIDを制御装置50へ送信する。
その後の処理は、第1の実施の形態と同様に、制御装置50はユーザ端末10に対し預かり情報を送信する。
なお、ユーザID検知装置20及びユーザID記録体90の間で行われる近距離無線通信は、接触型又は非接触型のいずれであってもよい。
この場合、ユーザID検知装置20は、例えば集合玄関機近傍に設置されており、又は集合玄関機と一体に構成されている。
ユーザが集合玄関前に到着し、ユーザID記録体90を集合玄関機に接近させると、集合玄関が解錠されるとともに、ユーザID検知装置20はそのユーザID記録体90からユーザIDを読み込んで取得する。
このように、ユーザID記録体90が集合玄関等の解錠キーを兼ねる場合には、ユーザが集合玄関を解錠して集合住宅等の施設内へ進入しようとするときに、預かり情報がユーザ端末10へ送信されるので、ユーザはその施設を訪れたときに、自身宛の配送物が保管されていることを容易に認識することが可能となる。
ユーザID記録体90が、ユーザ端末10とは異なり、近距離無線通信が不可能な機器又は物体である場合、すなわち、ユーザID記録体90がユーザIDに対応するバーコードや2次元コード等のコード情報が表面に印刷された居住者カード、会員カード又は社員証、ユーザIDに対応する磁気情報が書き込まれた情報記録媒体、あるいは、ユーザIDに対応するコード情報を表示する装置である場合には、ユーザID検知装置20は、上記コード情報を読み取る光学的走査機能を有するか、又は上記磁気情報を読み取る機能を有する。
この場合、ユーザは、ユーザID記録体90をユーザID検知装置20に接近させたり(かざしたり)、接触又は接続したりしてコード情報等を読み取らせると、ユーザID検知装置20は、その読み取った(検知した)コード情報を制御装置50へ送信する。
制御装置50は、そのコード情報をユーザID検知装置20から受信すると、自装置内外の所定のデータベースを参照して、当該コード情報をユーザID又は部屋番号等に変換して該当するユーザを識別する。
その後の処理は、第1の実施の形態と同様に、制御装置50はユーザ端末10に対し預かり情報を送信する。
(1)配送物の預かり情報の通知動作
本実施の形態においても、配送業者等は、収納装置30又はコンシェルジュにユーザ宛の配送物を預けると、制御装置50は、その配送物の保管状況を保管状況DB521に記録して管理する。
その後、制御装置50は、ユーザ端末10に対し、配送物の預かり情報を通知して、当該配送物を収納装置30又はコンシェルジュの保管スペースで保管していることを知らせる。
図21は、本発明の第2の実施の形態における預かり通知システムによる配送物の預かり情報の通知動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
制御部51は、当該部屋番号宛の配送物であって、保管状況が「未引取り」となっているものがないと判断した場合は(ステップS1104/No)、当該ユーザ宛の配送物で現在預かっているものがないので、このまま動作を終了する。
ユーザは、当該預かり情報を確認して、自身宛の配送物が預けられている収納装置30又はコンシェルジュのもとを訪れ、当該配送物を引き取る。
この場合、制御装置50は、上記のような居住利用スペースDB522を用いた変換動作(ステップS1103)は不要であり、受信した部屋番号に基づいて、保管状況DB521を参照し、「未引取り」の配送物の抽出を行う(ステップS1104,S1105)。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、ユーザ端末10以外の物がユーザIDを提供する場合であっても、ユーザ端末10がユーザIDを提供する場合と同様に、制御装置50は、ユーザが帰宅したことを認識し、当該ユーザ宛の配送物の預かり情報をユーザ端末10等へ送信し、当該ユーザによる当該配送物の引取りを促すので、ユーザは、帰宅途中において時間及び移動のロスなく効率的に自身宛の配送物を引き取ることが可能となる。
例えば、ユーザID検知装置20に、キーやボタン等の情報入力手段が設けられている場合には、ユーザがその情報入力手段を用いて数字列等からなるユーザIDを入力する。ユーザID検知装置20はその入力されたユーザIDを制御装置50へ送信する。
また、ユーザID検知装置20に、ユーザの指紋や虹彩等の生体情報の読取手段が設けられている場合には、ユーザID検知装置20はその読取手段によりユーザの生体情報を読み取り、読み取った生体情報を制御装置50へ送信する。制御装置50は、その生体情報をユーザID検知装置20から受信すると、自装置内外の所定のデータベースを参照して、当該生体情報をユーザID又は部屋番号等に変換して該当するユーザを識別する。
また、これらユーザIDの入力又は生体情報の読取りは、ユーザが集合玄関等の施設の集合玄関の解錠を行う際に集合玄関機に入力又は読み取られるものであってもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態における預かり通知システムによれば、制御装置50は、収納装置30又はコンシェルジュ端末40から受信した配送物の保管履歴を配送物の現在状況として管理し、集合住宅の集合玄関付近等に設置されたユーザID検知装置20がユーザの携帯するユーザ端末10から無線信号を受信すると、当該ユーザ宛の配送物を預かっている旨の情報を上記ユーザ端末10に対して通知するので、ユーザは住戸への帰宅途中等に保管スペースに寄って効率よく配送物を受け取ることが可能となる。
また、上記のユーザ端末10、ユーザID検知装置20、収納装置30、コンシェルジュ端末40、制御装置50又はユーザID記録体90をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
例えば、本発明の第1の実施の形態においては、ユーザID検知装置20は、ユーザ端末10からの無線信号を検知するものであったが、ユーザ端末10が自機に備えられているGPS機能、又は無線通信における基地局との距離の測定機能を用いて、自機の現在位置を計測し、その計測した現在位置情報を含む無線信号をユーザID検知装置20へ送信するようにしてもよい。
また、上記ユーザIDは、ユーザ端末10又はユーザID記録体90を識別するための情報であってもよいし、ユーザID記録体90が集合玄関等の解錠キーを兼ねている場合には、ユーザ、専有部又はユーザのグループを識別可能な情報であれば、その集合玄関等の解錠情報(パスワード)であってもよい。
例えば、預かり通知システムは、集合住宅の居住者が、収納装置30にクリーニング品を預け入れ、それを業者が取り出し、クリーニングしてから収納装置30に預け入れるといったクリーニングサービスに利用することもできる。
また、集合住宅の居住者が、同じ集合住宅の他の居住者宛に収納装置30に物品を預け入れてもよい。その後、受取側の他の居住者は、その預け入れられた自分宛の物品を取り出す。この場合、物品は配送されない。
また、上述のとおり、収納装置30は集合住宅の他、商業施設又は公共施設・機関等に設置されてもよく、この場合、利用者は集合住宅の居住者に限定されない。
または、上記実施の形態によれば、コンシェルジュ端末40は、コンシェルジュが待機するフロントに設けられるものであるが、管理人室や配送物(物品)の保管スペース、その他のスペースに設けられるものであってもよく、また携帯端末のように携帯可能なものであってもよい。
さらに、コンシェルジュ等が一時預かり保管する物品は、ユーザ宛の配送物に限らず、例えば、ユーザの落し物やその他の物品であってもよい。
11,21,31,41,51 制御部
12,22,32,42,52 情報格納部
13,23,33,43,53 通信部
14,34,44 表示部
15,35,45 操作部
16 収納部
20 ユーザID検知装置
30 収納装置
40 コンシェルジュ端末
50 制御装置
60 集合玄関機
90 ユーザID記録体
100 ネットワーク
321 ユーザDB
322 収納状況DB
521 保管状況DB
522 居住利用スペースDB
Claims (4)
- ユーザ宛の物品を一時預かるサービスで用いられ、該物品を預かっていることを該ユーザに通知する預かり通知システムであって、
前記ユーザが携帯し操作するユーザ端末と、
前記ユーザを識別するユーザIDと、集合住宅の集合玄関の解錠情報とが記録されたユーザID記録体と、
前記ユーザが居住又は利用する施設における前記物品の保管/受け取りスペースから所定距離内の位置に設置され、前記ユーザID記録体からユーザIDを取得するユーザID検知装置と、
前記ユーザの物品の預かり状況を管理する制御装置と、
前記ユーザID検知装置の近傍に設置され、又は該ユーザID検知装置と一体に構成され、前記集合玄関の解錠を行う集合玄関機と、
前記物品の保管/受け取りスペースを実現する機器として設置され、前記ユーザの物品を預け入れ可能な収納装置と、
前記ユーザの物品を一時預かり、保管スペースに保管する受付の担当者が操作する受付端末とを有し、
前記集合玄関機は、前記ユーザID記録体から前記解錠情報を読み込むと、該読み込んだ解錠情報に基づいて前記集合玄関の解錠を行い、
前記ユーザID検知装置は、前記集合玄関機による前記解錠情報の読み込みとともに、前記ユーザID記録体から前記ユーザIDを検知すると、該ユーザIDを検知した旨の情報を前記制御装置へ送信し、
前記制御装置は、前記ユーザID検知装置が前記ユーザID記録体から前記ユーザIDを検知した旨の情報を受信すると、該物品を預かっている旨の情報、前記物品の保管スペース(前記収納装置又は前記担当者が受付する保管スペースのいずれか)を示す情報及び前記物品の種類の情報を含む預かり情報を前記ユーザ端末へ通知することを特徴とする預かり通知システム。 - 前記制御装置は、前記物品のサイズ情報を含む前記預かり情報を前記ユーザ端末へ通知することを特徴とする請求項1記載の預かり通知システム。
- 前記制御装置は、前記物品の保管温度の情報を含む前記預かり情報を前記ユーザ端末へ通知することを特徴とする請求項1又は2記載の預かり通知システム。
- 前記制御装置は、前記ユーザID検知装置が前記ユーザIDを取得した旨の情報を受信すると、前記預かり情報を前記受付端末へ通知することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の預かり通知システム。
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