JP6700361B2 - 基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法 - Google Patents

基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6700361B2
JP6700361B2 JP2018182213A JP2018182213A JP6700361B2 JP 6700361 B2 JP6700361 B2 JP 6700361B2 JP 2018182213 A JP2018182213 A JP 2018182213A JP 2018182213 A JP2018182213 A JP 2018182213A JP 6700361 B2 JP6700361 B2 JP 6700361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
substrate
members
support portion
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018182213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019065393A (ja
Inventor
啓介 大谷
啓介 大谷
雄樹 相澤
雄樹 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Tokki Corp
Original Assignee
Canon Tokki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Tokki Corp filed Critical Canon Tokki Corp
Publication of JP2019065393A publication Critical patent/JP2019065393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6700361B2 publication Critical patent/JP6700361B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/50Substrate holders
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/24Vacuum evaporation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/673Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere using specially adapted carriers or holders; Fixing the workpieces on such carriers or holders
    • H01L21/6734Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere using specially adapted carriers or holders; Fixing the workpieces on such carriers or holders specially adapted for supporting large square shaped substrates
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/683Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass

Description

本発明は、基板を支持する基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法に関するものである。
最近、フラットパネルディスプレイとして有機電界発光ディスプレイ(OLED)が脚光を浴びている。有機電界発光ディスプレイは2つの向かい合う電極(カソード電極、アノード電極)の間に発光を起こす有機物層が形成された基本構造を有し、有機電界発光ディスプレイの有機物層は、減圧状態の真空チャンバー内において蒸発源に収容されている蒸着物質を蒸発させて真空チャンバー内の被蒸着体である基板に蒸着させることで形成される。
通常、有機電界発光ディスプレイ製造ラインは複数の蒸着ステーションで構成され、これらの蒸着ステーションを基板が順次移動しながら蒸着が行われる。各蒸着ステーションの間には、上流側の蒸着ステーションから来る基板を下流側の蒸着ステーションに流す前に一時滞留させるためのバッファチャンバーを設置している。バッファチャンバーは、マスクの交換やメインテナンス作業などのため、下流側ステーションでの工程が一時中断されたり、下流側ステーションでの蒸着工程が行われている間、上流側蒸着ステーションから伝達されてきた基板を一時的に収納する役割を有する。バッファチャンバーはその内部に滞留可能な基板の枚数をできるだけ増やすことが望ましく、理想的には各蒸着ステーションで処理が行われる基板の枚数以上を滞留できるようにすることが望ましい。
図6は従来のバッファチャンバー内の基板支持構造体(カセット)を示した図である。図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は基板が支持される姿を示した拡大図である。図6に示したように、箱状のカセット1は、基板Sの入出口側となるカセット1の正面及び背面側において、同一平面上の位置に、カセット側面から中央に向かって支持プレート対2、3が対向して配置されている。支持プレート対2、3の間には、基板移送用機構であるロボットアーム4の昇降時に干渉しないように間隙Pが形成されている。各支持プレート上には同じ高さを持つ弾性部材9が複数の領域に離間して形成されている。支持プレート対2、3の間の間隙領域には、支持プレートの垂直方向下部の設置部材上にセンター支持ピン8が立設され、上部の間隙領域に露出されている。センター支持ピン8の垂直方向の高さは支持プレート上の弾性部材9とほぼ同一の高さで形成され、このセンター支持ピン8及び支持プレート上の各弾性部材9を通じてカセット1内に滞留中の基板Sを保持する。
このように、支持プレート対2、3の間には、基板移送用機構としてのロボットアーム4が昇降する際に干渉を防止するため、間隙Pが形成されている。基板Sがカセット内に滞留している時には、特に、この間隙P領域で基板Sの自重による撓みが発生し、これによって基板Sに過度な応力がかかる可能性がある。
前述の従来の基板支持構造体では、こうした基板の自重による撓み及び基板に作用する応力を減らすため、センター支持ピン8を間隙P領域に別途設置している。しかし、センター支持ピンの設置のためには、別途の空間が確保されなければならず、同構造では、バッファチャンバー内で滞留可能な基板の枚数を増やすことに制限があった。また、ロボットアーム4の出入り及び乗降の際、ロボットアーム4がセンター支持ピン8と衝突し、セ
ンター支持ピン8が破損する可能性もある。
本発明は、基板入出口側の中央の間隙P領域にセンター支持ピン8を設置しなくても、基板Sにかかる応力を規定値以内に減らすことができ、これにより、滞留可能な基板の枚数を増大させることができる基板支持構造体、これを含む蒸着装置及び蒸着方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による基板支持構造体は、間隙を介して対向に配置された、一対の支持部材を有する基板支持構造体において、前記一対の支持部材の夫々は、第1支持部と、前記第1支持部よりもその高さが高く形成された第2支持部とを有し
前記第1支持部は、前記間隙から離れた位置に配置され、
前記第2支持部は、前記第1支持部及び前記間隙の間に配置されていることを特徴とする。
本発明の他の一態様による基板支持方法は、間隙を介して対向に配置された、一対の支持部材を有する基板支持構造体を利用して、前記一対の支持部材が対向する方向が基板の
短辺になるように、前記基板を支持する基板支持方法として、前記一対の支持部材が、前記基板の前記間隙から離れた第1部分よりも前記基板の前記間隙に近い第2部分が高くなるように、前記基板を支持し、
前記基板支持構造体の前記一対の支持部材の夫々は、前記間隙から離れて位置する第1支持部と、前記第1支持部及び前記間隙の間に位置して前記第1支持部よりもその高さが高く形成された第2支持部を備え、
前記第1支持部及び前記第2支持部によって、前記基板を前記第1部分よりも前記第2部分が高くなるように支持することを特徴とする。
本発明の他の一態様による蒸着装置は、基板に対する蒸着が行われる蒸着チャンバーと、前記基板支持構造体を有するチャンバーを含むことを特徴とする。
本発明によると、基板入出口側の中央の間隙領域にセンター支持ピンを別途設置しなくても、基板に及ぼす応力を規定値以内に減らすことができ、これによって、滞留可能な基板の枚数を増大させることができる。
図1は、有機電界発光ディスプレイ製造ラインの概略図である。 図2は、本発明の一実施形態による基板支持構造体の構成を示したものであり、図2(a)は正面図、図2(b)は平面図、図2(c)は支持プレート(支持部材)上に設置された支持部の構造及びそれを通じて基板が支持される姿を図示した拡大図である。 図3は、本発明の他の実施形態による基板支持構造体の構成を示したものであり、連結部材上に設置される支持部の構造及びそれを通じて基板が支持される姿を図示した拡大図である。 図4は、本発明の他の実施形態による基板支持構造体の構成を示したものであり、図4(a)は正面図、図4(b)は平面図、図4(c)は支持プレート(支持部材)上に設置された支持部の構造及びそれを通じて基板が支持される姿を図示した拡大図である。 図5は、有機電界発光ディスプレイ製造ラインに使用される蒸着チャンバーの概略図である。 図6は、従来の基板支持構造体の構成を示したものであり、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は基板が支持される姿を図示した拡大図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態及び実施例を詳しく説明する。本発明には多様な変更ができ、多様な実施形態又は実施例を有することができる。特定の実施形態及び実施例を図面に基づき例示して説明するが、本発明はこの特定の実施形態又は実施例に限定されるのではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
図1は、有機電界発光ディスプレイ製造ラインの構成を簡略に示した図面である。有機電界発光ディスプレイ製造ラインは複数の蒸着ステーションから成り、各蒸着ステーションは、トランスファーチャンバー(TR;transfer chamber)、トランスファーチャンバーTRに連結された複数の蒸着チャンバーEC、トランスファーチャンバーTRに連結され、使用前後のマスクが収納されるマスクストックチャンバーMCを含む。各蒸着ステーションの間には、基板の流れ方向において、上流側の蒸着ステーションから基板を受けとり、下流側の蒸着ステーションに流す前に一時的に基板を収納するバッファチャンバーBC、バッファチャンバーBCの下流側に設置され、バッファチャンバーBCからの基板を水平旋回させるためのターンチャンバー(TC;turn chamber)、ターンチャンバーTCから基板を受け取って次の蒸着ステーションに基板をパスするためのパスチャンバー(PC;pass chamber)などが設置される。製造ラインによっては、ターンチャンバーTCやパスチャンバーPCは設置されない場合もある。
バッファチャンバーBC内には基板を一時滞留(収納)するための基板支持構造体としてのカセットが設置され、基板移送機構としてのロボットアームによって上流側蒸着ステーションからバッファチャンバーBC内のカセットへの基板の搬入、バッファチャンバーBC内のカセットから下流側蒸着ステーションへの基板の搬出が行われる。
図2は、本発明の一実施形態による基板支持構造体(カセット)の構成を示したもので、図2(a)は正面図、図2(b)は平面図、図2(c)は支持プレート(支持部材)上に設置された支持部の構造及びそれを通じて基板が支持される姿を図示した拡大図である。
示したように、本発明の一実施形態による基板支持構造体としての箱状のカセット1は、基板Sの入出口側となるカセット1の正面及び背面側において、同一平面上の位置に、カセットの側面から中央に向かって支持プレート対2、3が対向に配置されている。対向する支持プレート対2、3の間には、基板移送用機構であるロボットアーム4の昇降時に干渉しないように間隙Pが形成されている。各支持プレート上には、支持プレートの基部から突起形状で突出した複数の支持部5、6、7が支持プレートの長さ方向(カセットの側面から中央部の間隙に向かう方向)に沿って複数の領域に離間して形成されている。そして、こうした同一形状の支持プレートを、カセット1の垂直方向に複数の段に配置し、各段を構成する支持プレート対(及びその基部から突出形成された複数の支持部)を通じて、基板Sを1枚ずつ一時滞留、収納させる。
支持プレートから突出形成されるそれぞれの支持部5、6、7は所定の高さと幅を持つ直方体状に形成することができるが、支持部の形状はこれに限定されない。例えば、各支持部は、断面が円型または楕円型の球状などで形成することもでき、この場合は各支持部の高さまたは幅は、その円型または楕円型断面の直径として定義されることができる。
支持プレート2、3の基部と、これから突出形成されるそれぞれの支持部5、6、7は、異なる材料で形成されることが望ましく、特に各支持部5、6、7は支持プレート2、3の基部よりも弾性が大きい弾性部材で形成することが望ましい。ただし、支持プレートの基部及び支持部の材質は必ずしもこれに限定されるわけではない。支持部5、6、7を支持プレート2、3の基部よりも弾性が大きい弾性部材で形成する場合は、支持される基板に与える損傷を減らし、同時に基板の滑りも防止できる利点がある。
本発明の一実施形態による基板支持構造体は、支持プレート対2、3の間の間隙P領域にセンター支持ピンを設置していない。その代わりに、支持プレート2、3の基部上に設置された複数の支持部5、6、7の高さをお互いに異なるように設定している。具体的に、対向に配置された一対の支持プレート2、3のそれぞれに設置された複数の支持部5、6、7は、支持プレートの間の間隙Pから離れた位置に位置する第1支持部と、前記第1支持部と前記支持プレート間の間隙Pとの間に位置する第2支持部を含んで構成され、第2支持部の高さは第1支持部の高さよりも高く形成される。本実施形態の場合は、一対の支持プレート2、3のそれぞれに、カセット側面から支持プレート2、3間の間隙Pに向かって、3つの支持部5、6、7を離間して形成して、間隙Pに最も近くに位置する支持部7を第2支持部と、この第2支持部より間隙Pから離れて位置する(カセット側面側に位置する)残りの支持部5、6を第1支持部と設定し、第2支持部7の高さh2を第1支持部5、6の高さh1よりも高く設定している。すなわち、本実施形態においては、基板Sの入出口側(カセットの正面及び背面側)にそれぞれ配置される2対の支持プレート(4つの支持プレート)に対して、支持プレート間の間隙P寄りの4カ所の位置に設置される第2支持部の高さh2を、間隙から離れて位置する残りの第1支持部5、6の高さh1より高く設定している。
このようにすることで、支持プレート間の間隙P領域に、従来のようなセンター支持ピン8(図6参照)を設置しなくても、間隙P領域で発生し得る基板Sの自重による撓みを防止することができ、基板Sに作用する応力を減らすことができる。また、基板の撓み防止及び応力を軽減するために設置されていた従来のセンター支持ピンを、本実施形態による異なる高さの支持部構造に代替することによって、センター支持ピン設置のための空間確保が不要になり、その分、カセット内部の支持プレート2、3段の間の間隔Dを減らすことができるので、バッファチャンバー内で滞留可能な基板の枚数を増加させることが可能になる。さらに、センター支持ピンが除去されるので、ロボットアーム4の出入り及び乗降の際、センター支持ピンがロボットアーム4と衝突し破損される可能性も根本的に防止される。
実施例及び比較例として、以下のような条件の2種類の基板に対して、本実施形態による基板支持構造体の場合と、支持プレート上の各支持部の高さはすべて同一にしたうえで、支持プレート対の間の間隙領域にセンター支持ピンを設置した場合(比較例1)と、センター支持ピンを設置しない場合(比較例2)において、支持される基板に作用する応力を測定した。
(基板の条件)
− 形状及びサイズ: 1500mm x 925mmの直方型
− 材質: ガラス基板
− 厚さ: 500μm及び400μm
具体的に、実施例としての本実施形態による基板支持構造体においては、支持プレート対の間の間隙から離れて位置した前記第1支持部は、比較例1及び比較例2の支持部と同一の高さで形成し、間隙寄りに位置した前記第2支持部は、第1支持部よりもその高さを高く形成した。この第2支持部と第1支持部との高さの差を、それぞれ、2mm、3.5
mm、4mm、5mm、6mmにした実施例(実施例1−1乃至1−5)を準備して、比較例1及び比較例2との応力比較テストを実施した。
表1及び表2にその測定結果を示した。表1は、500μm厚さの基板に対する測定結果、表2は、400μm厚さの基板に対する測定結果である。

[表1]
Figure 0006700361
[表2]
Figure 0006700361
表1及び表2に示したとおり、本実施形態による基板支持構造体である実施例1−1乃至実施例1−5は、支持プレート上の支持部の高さをお互いに異なるように設定する構成を通じて、センター支持ピンを採用した比較例1と同等程度ないしはそれ以上に基板に作用する応力を軽減させていることが確認できる。また、単にセンター支持ピンを除去するのに止まった比較例2と比べると、基板に作用する応力を大幅に軽減させていることが確認できる。
したがって、実施例1−1乃至実施例1−5のように、支持プレート対上に形成される支持部について、支持プレート対の間の間隙から離れて位置する第1支持部よりも、前記間隙に近く位置する第2支持部の高さを高く形成することによって、間隙領域に従来のようなセンター支持ピンを設置しなくても基板に作用する応力を軽減することができ、ひいてはセンター支持ピンを除去しているだけに支持プレート段の間のスペースも確保が可能となり、滞留可能な基板の枚数を増加させる効果も同時に得られることを確認することができる。第2支持部の高さh2は、実施例1−1乃至実施例1−5のように、第1支持部の高さh1よりも、略2mm〜6mmほど高く形成すればよく、より好ましくは略3.5mm〜4mmほど高く形成すればよい。ただし、第2支持部と第1支持部との高さの差は必ずしもこれに限られることではなく、支持される基板のサイズや厚さ、支持部及び基板の材質などによって異なることができ、これら条件などを反映して適切に設定することができる。
以上説明した本実施形態では、一対の支持プレート2、3のそれぞれに3個ずつの支持部5、6、7を離間して形成して、最も間隙Pの方に近く位置する支持部7を第2支持部と、残りの支持部5、6を第1支持部とし、その高さをお互いに異なるように設定したが、支持部の形成個数はこれに限定されない。例えば、一対の支持プレート2、3のそれぞれに2個ずつの支持部を形成して、間隙P寄りに位置する支持部を第2支持部と、他の一つを第1支持部とし、第2支持部を第1支持部よりも高く形成することにしてもよい。あるいは、一対の支持プレート2、3のそれぞれに4個以上ずつの支持部を形成して、間隙Pの方に近く位置する複数(例えば、2個)の支持部を第2支持部と、この第2支持部よりも間隙Pから離れて位置する残りの複数(例えば、2個)の支持部を第1支持部とし、これら第2支持部の高さを第1支持部よりも高く形成することにしてもよい。
また、間隙Pを介して対向に配置される支持プレート対2、3を、基板Sの入出口側となるカセット1の正面側と背面側の他に、カセット1に収納される基板Sの長さ方向(つまり、各支持プレート上で第1及び第2支持部が並ぶ第1方向(支持プレート対2、3が並ぶ方向でもある。)と交差する第2方向)に沿って複数対2´、3´、設置してもよい。この場合、複数対の支持プレート2´、3´は昇降するロボットアーム4と干渉しない位置に離間して配置されることが望ましい。また、離間して配備された各支持プレート対はカセット1の両側面位置(つまり、各支持プレートにおいて、第1支持部より間隙Pからの距離が遠い位置)で、連結部材10を通じて相互連結されるようにすることができる。このように連結部材10を通じて複数対の支持プレートを相互連結する場合には、前記連結部材10上にも各支持プレート上の第1支持部と同一の高さの追加支持部11を前記第2方向に沿って複数離間して設置することにしてもよい。これにより、基板の支持を追加的に補助することができる。
また、連結部材10を通じて各支持プレート対を連結することにおいては、上記複数の支持プレート対2´、3´の設置を必須とすることではない。つまり、支持プレート対2、3をカセット1の正面側と背面側にのみそれぞれ設置し、これらの正面および背面側の支持プレート対2、3を連結部材10を通じて相互連結させてもよい。また、連結部材10は、支持プレートと同一の材料で一体に形成してもよく、支持プレートと異なる材料で
形成してもよい。
また、連結部材10上に基板Sの長さ方向(支持プレート対が対向して配置される方向と交差する方向)に沿って離間して設置される複数の追加支持部11についても、その配列方向に沿って支持部の高さをお互いに異なるように設定することもできる。つまり、図3(a)(b)に示されたように、連結部材10上に離間して設置される複数の支持部11において、配列方向の中央部位に設置される支持部11aの高さをそれ以外の支持部11bよりも高く形成してもよい(h2>h1)。このように、基板Sの長さ方向に沿って連結部材10上に設置される支持部11の高さを異なるように設定すると、以下説明する効果がさらに得られる。基板の長さ方向に沿って配置される支持部11の高さがすべて同じである場合には、支持部上に載置された状態での基板の変形の形状が基板ごとに均一にならないことがある。例えば、図3(c)に示されたように、長さ方向中央位置で基板の高さが最も高くなったり、中央からややはずれた位置で基板の高さが最も高くなったりするなど、その変形の形状が基板ごとに変わることがある。一方、基板の長さ方向の角部には、通常、位置整列のためのアライメントマークが形成されることになるが、前述のように基板の変形の形状が安定しない場合には、基板角部の高さも基板ごとに変動するようになり、結局、アライメントマークの検出精度を低下させる原因になり得る。ここで、本発明では、図3(b)に示されたように、連結部材10上に離間して設置される複数の支持部11のうち、中央付近に配置される支持部11aの高さを他の支持部11bよりも意図的に高く設定することで、基板が載置されたときに常に同一の形状で安定して変形されるようにし、基板の角部に配置されるアライメントマークの検出精度を高めるようにする。このような連結部材10上の支持部の高さ設定構成は、図2などを参照して前述した基板短辺方向の支持部5、6、7の高さ設定構成とともに採用してもよく、短辺方向の支持部5、6、7の構成とは別に採用してもよい。
なお、上述した、複数の支持プレート対2、3及び支持プレート対2´、3´と連結部材10とからなる構成は、次のような構成として捉えることもできる。すなわち、支持部レート対2、3が並ぶ方向を第1方向としたときに、それぞれが第1方向に沿って延びるとともに第1方向と交差する第2方向に沿って並んで配置された複数の第1部材と、これら複数の第1部材を互いに連結する、上記第2方向に沿って延びている第2部材と、から構成される支持部材が、上記第1方向に隙間を介して互いに対向配置された構成である。
かかる構成において、連結部材10に対応する第2部材は、支持プレート対2、2´、3、3´に対応する第1部材において支持部5、6に対応する第1支持部よりも間隙Pからの距離が遠い位置において、複数の第1部材を互いに連結している。上記構成の一対の支持部材の夫々において、第1支持部及び第2支持部は、複数の第1部分の少なくとも1つに配されていればよい。また、かかる構成において、上記構成の一対の支持部材の夫々において、少なくとも2つの第1支持部と第2支持部が、第2部材に配されているとよい。
次に、図4を参照して、本発明の他の実施形態による基板支持構造体について説明する。
本実施形態に関わる基板支持構造体は、支持プレート2、3上に設置される前記第1支持部と第2支持部を一体として形成する。つまり、示したように、前述の実施形態において支持プレート対の間の間隙から離れた位置と間隙寄りの位置にそれぞれ離間して位置していた第1支持部と第2支持部を、本実施形態では相互連結して一体で形成している。また、本実施形態におけるこの一体として形成された支持部23は、当該支持部23の上面が、前述の実施形態での第1支持部が位置していた部分の上面から第2支持部が位置していた部分の上面に至るまで、つまり、支持プレート2、3間の間隙Pから遠い位置から間
隙Pに近い位置に至るまで、その高さが次第に高くなるように、傾斜面として形成されている(h2>h1)。
本実施形態に関わる基板支持構造体も、支持プレート2、3間の間隙P領域に別途のセンター支持ピンを配置しない代わりに、支持プレート2、3上に設置される支持部23を、間隙P寄りの部分の高さが間隙Pから離れた部分よりも高くなるように形成した点は、前述の実施形態と基本趣旨が同じである。したがって、本実施形態に関わる基板支持構造体によっても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(本発明の基板支持構造体を備えた真空蒸着装置を使用した有機発光素子の製造方法)
以下では、図1及び図5を参照して、本発明の基板支持構造体を備えた真空蒸着装置を用い、有機発光素子を製造する方法について説明する。
図1を参照して前述したように、有機発光素子製造ラインは複数の蒸着ステーションから成り、各蒸着ステーションを基板が移送されながら、一連の蒸着工程が順次行われる。各蒸着ステーションには複数の蒸着チャンバーが具備され、該当蒸着ステーション内で多数の基板に対する蒸着工程が行われる。
図5は蒸着ステーション内に具備される蒸着チャンバーECの構成を概略的に示す図面である。図5(a)に示したように、蒸着チャンバーECは、基板40、50に対して蒸着物質を蒸発させて放出する蒸発源ユニット200を含む。蒸発源ユニット200は、蒸着物質を収容する収容部と、蒸着物質を加熱して蒸発させるための加熱部などで構成された蒸発源210を含む。蒸発源210は、基板40、50の蒸着面を向かって蒸着材料を放出する放出孔或いはノズルを複数備える構造を持つが、これに限らず、基板40、50、マスクのパターン、蒸着物質の種類等に合わせて、適宜選定すればよく、例えば、点(point)蒸発源や線形(linear)蒸発源、小型の蒸着物質収容部に、蒸着材料を放出する複数の放出孔を持つ拡散室を接続した構造の蒸発源などを用いてもよい。また、蒸着チャンバーECは、図4(b)に示されたように、膜厚モニタ218、膜厚計217、電源216、基板ホルダー213、マスクホルダー215などの他の構成部品を更に含むことができる。膜厚モニタ218は、蒸発源210から放出された蒸着材料の蒸発レート(rate)をモニタする。膜厚計217は、膜厚モニタ218からの入力信号を受け、膜厚を計測する。電源216は、蒸発源210に設けられた加熱装置を制御する。基板ホルダー213は、基板40、50を保持し、基板をマスク214や蒸発源に対して相対的に移動させることができる。マスクホルダー215は、マスク214を保持し、マスク214を基板や蒸発源210に対して相対的に移動させることができる。図示した蒸着チャンバーECは、一つのチャンバー内に2つの基板40、50が搬入され、その中の一つの基板40に対して蒸着が行われる間(例えば、A側ステージ)に、他の基板50に対しては(例えば、B側ステージ)、マスクと基板間の整列(アライメント)が行われる、いわゆる「デュアルステージ」構成の蒸着チャンバーを図示している。本発明による基板支持構造体は、デュアルステージ以外の構成を有する蒸着チャンバーとも共に使用されることはできるが、デュアルステージのように一つのチャンバー内に複数枚の基板が搬入され、各蒸着ステーションで多数の基板に対する蒸着処理が同時に行われる場合に、上流側ステーションで蒸着が行われた多数の基板を一時滞留させるためのバッファチャンバー内の基板支持構造体として、特に効果的に使用することができる。
蒸着チャンバーEC内での蒸着工程は以下のような過程を経て行われる。蒸着対象である基板40、50を搬送手段によって蒸着チャンバーEC内に搬入して、基板ホルダー213上に配置する。続いて、マスク214に形成されたアライメントマークと基板40、50に形成されたアライメントマークを利用し、マスク214と基板40、50とのアライメントを行う。マスク214と基板40、50とのアライメントは、基板ホルダー21
3を移動制御し基板を移動させて行ってもいいし、マスクホルダー215を移動制御しマスクを移動させて行ってもよい。アライメント終了後、蒸発源210のシャッターを開けて、蒸発源210に接続された回転移動部70を動かしながら、マスク214のパターンに沿って基板40、50に成膜材料を蒸着する。この時、水晶振動子などの膜厚モニタ218は、蒸発レートを計測し、膜厚計217で膜厚に換算する。膜厚計217で換算された膜厚が目標膜厚になるまで蒸着を続ける。膜厚計217で換算した膜厚が目標膜厚に達すると、蒸発源210のシャッターを閉じ蒸着を終了する。
以上のような過程を経て、上流側蒸着ステーションの各蒸着チャンバーで蒸着が完了した基板は、後続蒸着工程が行われる下流側蒸着ステーションの各蒸着チャンバー内に移送される前に、上・下流側蒸着ステーションの間に設置されたバッファチャンバー(BC;図1参照)内に搬入され、一時滞留する。
バッファチャンバーBC内には、前述の本発明の実施形態による基板支持構造体が配置され、前述したように、基板の入出口側になる基板の短辺中央領域に間隙を介して対向に配置された一対の支持部材によって、前記間隙から離れた第1部分よりも前記間隙に近い第2部分の基板の高さが高くなるよう、基板を支持する。つまり、一対の支持部材上に設置された、前記間隙から離れた位置に位置する第1支持部と、第1支持部より前記間隙に近い位置に第1支持部よりも高く形成された第2支持部によって(または、前記間隙から遠い位置から前記間隙に近い位置に至るまで、その高さが次第に高くなるように傾斜する上面を持つ支持部によって)、基板を前記間隙から離れた第1部分よりも間隙に近い第2部分が高くなるように支持する。これにより、各蒸着ステーションの間で基板を一時滞留させる工程において、従来のセンター支持ピンなどの別途の追加部材を設置しなくても基板に作用する応力を規定値以内に軽減させることができ、滞留可能な基板の枚数も増大させることができる。
以上、本発明を実施するための形態を具体的に説明したが、本発明の趣旨は、これらの記載に限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されるべきである。また、これらの記載に基づいた、多様な変更、改変なども、本発明の趣旨に含まれることは言うまでもない。
例えば、以上の説明では、各蒸着ステーションの間で基板を一時滞留させるバッファチャンバーに本発明による基板支持構造体を適用した例について主に説明したが、バッファチャンバーの他に、前述した有機発光素子製造ラインにおけるパスチャンバー内の基板支持構造体にも適用することができ、さらにロボットアームのような基板移送機構による基板の搬入や搬出が伴わない基板収納装置用の基板支持構造体にも適用することができる。
1:カセット(基板支持構造体)
2、3:支持プレート(支持部材)
4:ロボットアーム
5、6、7、23:支持部
8:センター支持ピン
9:弾性部材
10:連結部材
11:追加支持部
40、50:基板
70:回転移動部
200:蒸発源ユニット
210:蒸発源
213:基板ホルダー
214:マスク
215:マスクホルダー
216:電源
217:膜厚計
218:膜厚モニタ

Claims (17)

  1. 間隙を介して対向に配置された、一対の支持部材を有する基板支持構造体において、
    前記一対の支持部材の夫々は、第1支持部と、前記第1支持部よりもその高さが高く形成された第2支持部と、を有し、
    前記第1支持部は、前記間隙から離れた位置に配置され、
    前記第2支持部は、前記第1支持部及び前記間隙の間に配置されていることを特徴とする基板支持構造体。
  2. 前記一対の支持部材の夫々には、複数の前記第1支持部が間隔を設けて配置され、
    前記一対の支持部材の夫々には、複数の前記第2支持部が間隔を設けて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の基板支持構造体。
  3. 前記一対の支持部材の夫々は、複数の第1部材と前記複数の第1部材を互いに連結する第2部材を含み、
    前記複数の第1部材の夫々は、前記一対の支持部材の並ぶ第1方向に沿って延びていて、
    前記複数の第1部材は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って並んで配置され、
    前記第2部材は、前記第2方向に沿って延びていて、かつ、前記第1支持部よりも前記間隙からの距離が遠い位置において、前記複数の第1部材を互いに連結し、
    前記一対の支持部材の夫々において、前記第1支持部及び前記第2支持部が、前記複数の第1部材の少なくとも1つに配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板支持構造体。
  4. 前記第2部材には、前記第1支持部と同じ高さの支持部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の基板支持構造体。
  5. 前記一対の支持部材の夫々は、
    複数の第1部材と、
    前記複数の第1部材を互いに連結する第2部材と、
    前記第1支持部と同じ高さの第1追加支持部と、
    前記第2支持部と同じ高さの第2追加支持部と、
    を含み、
    前記複数の第1部材の夫々は、前記一対の支持部材の並ぶ第1方向に沿って延びていて、
    前記複数の第1部材は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って並んで配置され、
    前記第2部材は、前記第2方向に沿って延びていて、
    少なくとも2つの前記第1支持部と少なくとも1つの前記第2支持部は、前記複数の第1部材の夫々に配されていて、
    少なくとも2つの前記第1追加支持部と前記第2追加支持部は、前記一対の支持部材が並ぶ第1方向と交差する第2方向に並ぶように、前記第2部材に配されていて、
    前記少なくとも2つの前記第1追加支持部の間に前記第2追加支持部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の基板支持構造体。
  6. 前記支持部材の夫々には、複数の前記第1支持部が間隔を設けて配置され、
    前記支持部材の夫々には、複数の前記第2支持部が間隔を設けて配置されていることを特徴とする請求項5に記載の基板支持構造体。
  7. 前記複数の第1部材の少なくとも1つには、前記第1支持部と同じ高さの支持部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の基板支持構造体。
  8. 前記第2支持部の高さが前記第1支持部の高さよりも2mm〜6mm高く形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の基板支持構造体。
  9. 前記第2支持部の高さが前記第1支持部の高さよりも3.5mm〜4mm高く形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の基板支持構造体。
  10. 前記基板支持構造体によって支持される基板は、ガラス基板で、縦横のサイズは1500mm×925mmであり、厚さは400μm〜500μmであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の基板支持構造体。
  11. 前記第1支持部及び前記第2支持部は、それぞれ、前記支持部材の基部に対する突起部分を含んで構成されることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の基板支持構造体。
  12. 前記第1支持部及び前記第2支持部は、第1材料で形成され、
    前記基部は、前記第1材料とは異なる第2材料で形成され、
    前記第1材料の弾性が前記第2材料の弾性よりも大きいことを特徴とする請求項11に記載の基板支持構造体。
  13. 前記第1支持部と前記第2支持部は、一体として形成され、かつ、前記第1支持部の上面から前記第2支持部の上面にかけて高さが高くなるように傾斜する面を有するように形成されることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の基板支持構造体。
  14. 間隙を介して対向配置された、一対の支持部材を有する基板支持構造体を利用して、前記一対の支持部材が対向する方向が基板の短辺になるように、前記基板を支持する基板支持方法として、
    前記一対の支持部材が、前記基板の前記間隙から離れた第1部分よりも前記基板の前記間隙に近い第2部分が高くなるように、前記基板を支持し、
    前記基板支持構造体の前記一対の支持部材の夫々は、前記間隙から離れて位置する第1支持部と、前記第1支持部及び前記間隙の間に位置して前記第1支持部よりもその高さが
    高く形成された第2支持部を備え、
    前記第1支持部及び前記第2支持部によって、前記基板を前記第1部分よりも前記第2部分が高くなるように支持することを特徴とする基板支持方法。
  15. 基板に対する蒸着が行われる蒸着チャンバーと、
    請求項1乃至13の何れか一項に記載の基板支持構造体を有するチャンバーと、を含むことを特徴とする蒸着装置。
  16. 前記蒸着チャンバーは、前記基板に対して第1蒸着工程を行うよう構成された複数の第1蒸着工程チャンバーと、前記第1蒸着工程が行われた基板に対して前記第1蒸着工程に後続する第2蒸着工程を行うよう構成された複数の第2蒸着工程チャンバーを含み、
    前記基板支持構造体を有する前記チャンバーは、前記第1蒸着工程チャンバーと前記第2蒸着工程チャンバーとの間に配置され、前記第1蒸着工程チャンバーから搬出された前記第1蒸着工程が行われた前記基板を、前記第2蒸着工程チャンバーに搬入する前に、一時的に保持することを特徴とする請求項15に記載の蒸着装置。
  17. 前記基板支持構造体を有する前記チャンバーは、前記第1蒸着工程チャンバーまたは前記第2蒸着工程チャンバーで同時に蒸着が行われることができる前記基板の枚数以上の基板を、前記基板支持構造体によって収納可能であることを特徴とする請求項16に記載の蒸着装置。
JP2018182213A 2017-09-29 2018-09-27 基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法 Active JP6700361B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2017-0127182 2017-09-29
KR1020170127182A KR101904671B1 (ko) 2017-09-29 2017-09-29 기판지지구조체와, 이를 포함하는 진공 증착 장치 및 증착 방법

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020080118A Division JP7221238B2 (ja) 2017-09-29 2020-04-30 基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019065393A JP2019065393A (ja) 2019-04-25
JP6700361B2 true JP6700361B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=63863276

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018182213A Active JP6700361B2 (ja) 2017-09-29 2018-09-27 基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法
JP2020080118A Active JP7221238B2 (ja) 2017-09-29 2020-04-30 基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020080118A Active JP7221238B2 (ja) 2017-09-29 2020-04-30 基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法

Country Status (3)

Country Link
JP (2) JP6700361B2 (ja)
KR (1) KR101904671B1 (ja)
CN (1) CN109576666B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021175824A (ja) 2020-03-13 2021-11-04 大日本印刷株式会社 有機デバイスの製造装置の蒸着室の評価方法、評価方法で用いられる標準マスク装置及び標準基板、標準マスク装置の製造方法、評価方法で評価された蒸着室を備える有機デバイスの製造装置、評価方法で評価された蒸着室において形成された蒸着層を備える有機デバイス、並びに有機デバイスの製造装置の蒸着室のメンテナンス方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6508883B1 (en) * 2000-04-29 2003-01-21 Advanced Technology Materials, Inc. Throughput enhancement for single wafer reactor
JP4328496B2 (ja) * 2001-06-26 2009-09-09 株式会社日立プラントテクノロジー 枚葉基板の移載装置
TWI242830B (en) * 2002-07-15 2005-11-01 Sharp Kk Cartridge for substrate
JP2004042984A (ja) 2002-07-15 2004-02-12 Sharp Corp 超大型基板用カセット
JP2005340357A (ja) 2004-05-25 2005-12-08 Shinko Electric Co Ltd 基板収納容器、基板移載装置及び基板移載方法
TWM258968U (en) * 2004-07-22 2005-03-11 Au Optronics Corp Cassette
JP4553124B2 (ja) * 2004-12-16 2010-09-29 株式会社日立ハイテクノロジーズ 真空蒸着方法及びelディスプレイ用パネル
KR100636482B1 (ko) * 2005-07-18 2006-10-18 삼성에스디아이 주식회사 유기 발광표시장치 제조용 홀더
US20070274809A1 (en) * 2006-05-26 2007-11-29 Hsien-Chang Kao Substrate cassette and transport system thereof
JP2009071041A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Canon Anelva Corp 真空処理装置
JP5169738B2 (ja) * 2008-10-29 2013-03-27 凸版印刷株式会社 基板用カセット
KR20110102678A (ko) * 2010-03-11 2011-09-19 엘지디스플레이 주식회사 기판 저장용 카세트
KR20120006748A (ko) * 2010-07-13 2012-01-19 삼성전기주식회사 박판 이송용 매거진
CN103124803B (zh) * 2010-09-27 2015-06-17 夏普株式会社 蒸镀方法、蒸镀装置和有机el显示装置
JP2013247302A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Hitachi High-Technologies Corp 基板バッファ並びに有機elデバイス製造装置及び同製造方法
WO2016186386A1 (ko) * 2015-05-15 2016-11-24 주식회사 다원시스 유기막 증착 장치와, 방법 및 유기막 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN109576666A (zh) 2019-04-05
JP2019065393A (ja) 2019-04-25
JP2020122221A (ja) 2020-08-13
CN109576666B (zh) 2021-07-06
JP7221238B2 (ja) 2023-02-13
KR101904671B1 (ko) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4732036B2 (ja) 蒸発源アセンブリ及びそれを用いた蒸着装置
JP5486951B2 (ja) 蒸着マスク、蒸着装置、薄膜形成方法
KR101810683B1 (ko) 자석 수단의 교체가 가능한 마스크 고정장치 및 이를 포함하는 증착장치
JP5506824B2 (ja) 成膜装置及び成膜方法
JP2022033147A (ja) 真空装置、成膜方法、及び電子デバイスの製造方法
WO2013183374A1 (ja) 蒸着装置
KR101941404B1 (ko) 처리체 수납 장치와, 처리체 수납 방법 및 이를 사용한 증착 방법
KR20160112293A (ko) 증발원 및 이를 포함하는 증착장치
US8899565B2 (en) Sputtering device with gas injection assembly
JP6700361B2 (ja) 基板支持構造体と、これを含む真空蒸着装置及び蒸着方法
JP2014109072A (ja) 蒸着源、これを含む蒸着装置および蒸着方法
JP2008174804A (ja) 基板保持台及びこれを用いた成膜方法、成膜装置
KR102443437B1 (ko) 기판 얼라인 장치 및 이를 포함하는 증착장치
WO2021244738A1 (en) Deposition apparatus, processing system, method of maintaining a deposition apparatus, and method of manufacturing a layer of an optoelectronic device
KR20150144104A (ko) 기판 홀더 및 이를 구비한 증착장치
KR101529669B1 (ko) 기판처리장치
KR102481920B1 (ko) 처리체 수납 장치와, 이를 포함하는 성막 장치
KR101265017B1 (ko) 직립방식 증착장치
TWI816883B (zh) 蒸鍍裝置
JP2008229492A (ja) 塗液の塗布装置
JP2008191352A (ja) 露光装置、及び露光装置の負圧室の天板を交換する方法
KR20120084863A (ko) 쉐도우 현상 방지용 블로킹 쉴드
KR102329250B1 (ko) 증착 장치 및 이를 이용한 증착 방법
JP5392945B2 (ja) プロキシミティ露光装置、及びプロキシミティ露光装置の負圧室の天板搬送方法
JP6474631B2 (ja) エレクトロスプレー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190711

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200309

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20200309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6700361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250