JP6645522B2 - 樹脂積層板およびそれを用いた耐擦傷性樹脂積層板 - Google Patents
樹脂積層板およびそれを用いた耐擦傷性樹脂積層板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6645522B2 JP6645522B2 JP2018019862A JP2018019862A JP6645522B2 JP 6645522 B2 JP6645522 B2 JP 6645522B2 JP 2018019862 A JP2018019862 A JP 2018019862A JP 2018019862 A JP2018019862 A JP 2018019862A JP 6645522 B2 JP6645522 B2 JP 6645522B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monomer unit
- resin layer
- resin laminate
- weight
- vinyl aromatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
Description
そのため、保護板として用いられる樹脂板や耐擦傷性樹脂板には、表面硬度に優れ、かつ、高温高湿環境下での耐反り変形性に優れることが求められる。また、耐擦傷性樹脂板は、樹脂積層板と硬化被膜との密着性が良好であることが求められる。特許文献1には、ポリカーボネート樹脂層の一方の面にメチルメタクリレート−スチレン共重合体樹脂層が積層されてなり、温度40℃湿度90%環境下での耐反り変形性に優れる樹脂積層板が開示されている。
<1> ポリカーボネート樹脂層の少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂層が積層されてなり、前記熱可塑性樹脂層が、メタクリル酸エステル単量体単位、下記一般式(1)で表されるビニル芳香族単量体単位、および下記一般式(2)で表される環状酸無水物単量体単位を含む共重合体を含有する樹脂積層板であって、
下記(A)および(B)のうち少なくとも一方の条件を満たすことを特徴とする樹脂積層板。
(A)熱可塑性樹脂層が、さらに、メタクリル酸エステル単量体単位を主成分として含むメタクリル樹脂を含有する。
(B)樹脂積層板の総厚に対するポリカーボネート樹脂層の厚みの割合が70%以下である。
<2> 熱可塑性樹脂層における共重合体とメタクリル樹脂の含有量が、共重合体とメタクリル樹脂との合計100重量部を基準として、共重合体は20〜70重量部であり、メタクリル樹脂は80〜30重量部である前記<1>に記載の樹脂積層板。
<3> 前記共重合体に含まれるメタクリル酸エステル単量体単位、ビニル芳香族単量体単位、および環状酸無水物単量体単位の重量割合が、ビニル芳香族単量体単位、メタクリル酸エステル単量体単位、および環状酸無水物単量体単位の合計100重量%を基準として、ビニル芳香族単量体単位が50〜80重量%、メタクリル酸エステル単量体単位が5〜35重量%、環状酸無水物単量体単位が5〜30重量%である前記<1>または<2>に記載の樹脂積層板。
<4> 前記ビニル芳香族単量体が、スチレン単量体である前記<1>〜<3>のいずれかに記載の樹脂積層板。
<5> 前記環状酸無水物単量体が、無水マレイン酸である前記<1>〜<4>のいずれかに記載の樹脂積層板。
<6> ポリカーボネート樹脂層と、熱可塑性樹脂層が、溶融共押出成形により積層されてなるものである前記<1>〜<5>のいずれかに記載の樹脂積層板。
<7> 前記<1>〜<6>のいずれかに記載の樹脂積層板の少なくとも一方の面に硬化被膜を備えてなる耐擦傷性樹脂積層板。
<8> 前記<7>に記載の耐擦傷性樹脂積層板からなるディスプレイ用保護板。
<9> 前記<7>に記載の耐擦傷性樹脂積層板からなるタッチパネル用保護板。
<10> 前記<7>に記載の耐擦傷性樹脂積層板からなる携帯型情報端末の表示窓用保護板。
<11> ポリカーボネート樹脂層の少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂層が積層されてなり、前記熱可塑性樹脂層が、メタクリル酸エステル単量体単位、下記一般式(1)で表されるビニル芳香族単量体単位、および下記一般式(2)で表される環状酸無水物単量体単位を含む共重合体を含有する樹脂積層板の、高温高湿環境下での耐反り変形性を向上させる方法であって、
前記熱可塑性樹脂層に、メタクリル酸エステル単量体単位を主成分として含むメタクリル樹脂とを含有させることを特徴とする方法。
<12> ポリカーボネート樹脂層の少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂層が積層されてなり、前記熱可塑性樹脂層が、メタクリル酸エステル単量体単位、下記一般式(1)で表されるビニル芳香族単量体単位、および下記一般式(2)で表される環状酸無水物単量体単位を含む共重合体を含有する樹脂積層板の、高温高湿環境下での耐反り変形性を向上させる方法であって、
前記樹脂積層板の総厚に対する前記ポリカーボネート樹脂層の厚みの割合を70%以下とすることを特徴とする方法。
(A)熱可塑性樹脂層が、さらに、メタクリル酸エステル単量体単位を主成分として含むメタクリル樹脂を含有する。
(B)樹脂積層板の総厚に対するポリカーボネート樹脂層の厚みの割合が70%以下である。
ポリカーボネート樹脂層を形成するポリカーボネート樹脂としては、例えば、二価フェノールとカルボニル化剤とを界面重縮合法や溶融エステル交換法などで反応させることにより得られる樹脂、カーボネートプレポリマーを固相エステル交換法などで重合させることにより得られる樹脂、環状カーボネート化合物を開環重合法で重合させることにより得られる樹脂などが挙げられる。
熱可塑性樹脂層は、メタクリル酸エステル単量体単位、下記一般式(1)で表されるビニル芳香族単量体単位、および下記一般式(2)で表される環状酸無水物単量体単位を含む共重合体を含有する。この熱可塑性樹脂層は、共重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物から形成することができる。
メタクリル酸エステル単量体の前記重量割合は、透明性の観点から、5〜35重量%が好ましく、10〜30重量%がより好ましく、15〜25重量%がさらに好ましい。
ビニル芳香族単量体単位の前記重量割合は、透明性、耐熱性、寸法安定性の観点から、50〜80重量%が好ましく、55〜75重量%がより好ましく、60〜70重量%がさらに好ましい。
環状酸無水物単量体単位の前記重量割合は、透明性、耐熱性の観点から、5〜30重量%が好ましく、10〜25重量%がより好ましく、10〜20重量%がさらに好ましい。
メタクリル樹脂は、1種のメタクリル酸エステル単量体のみからなる単独重合体であってもよいし、2種以上のメタクリル酸エステル、または1種以上のメタクリル酸エステルと該メタクリル酸エステルと共重合し得る他の単量体との共重合体であってもよい。メタクリル樹脂が共重合体であるとき、メタクリル酸エステル単量体単位の重量割合は、メタクリル樹脂100重量%に対して50重量%を超え、70重量%以上であることが好ましく、90重量%以上であることがより好ましい。
樹脂積層板の製造方法としては、例えば、ポリカーボネート樹脂層と、熱可塑性樹脂層とを溶融共押出成形により積層一体化する方法や、ポリカーボネート樹脂層と、熱可塑性樹脂層とを、粘着剤や接着剤を介して貼合する方法が挙げられる。中でも、溶融共押出成形が好ましい。溶融共押出成形により製造された樹脂積層板は、ポリカーボネート樹脂層と熱可塑性樹脂層とを粘着剤や接着剤を介して貼合して製造された樹脂積層板に比べて、二次成形し易い。
共重合体とメタクリル樹脂とは、それぞれを上記押出機に供給して、該押出機にて両者を混合してもよいし、予め両者を混合して混合物を得ておき、この混合物を上記押出機に供給してもよい。なお、マルチマニホールド型ダイスに替えて、フィードブロックとダイを組み合わせて使用してもよい。
第1冷却ロール5および第2冷却ロール6は、金属ロールまたは金属弾性ロールで構成してもよく、金属ロールと金属弾性ロールとを組み合わせて構成してもよい。
金属ロールと金属弾性ロールとを組み合わせる場合には、金属弾性ロールを第1冷却ロール5、金属ロールを第2冷却ロール6とするのが好ましい。これにより、得られる樹脂積層板8のリタデーション値をより低減することができる。
本発明の樹脂積層板は、少なくとも一方の面に硬化被膜が形成されてもよい。樹脂積層板の少なくとも一方の面に硬化被膜を備えることによって、より表面硬度が向上し、かかる樹脂積層板は、耐擦傷性樹脂板として用いることができる。
(i) TR層/PC層/硬化被膜
(ii) 硬化被膜/TR層/PC層
(iii)硬化被膜/TR層/PC層/硬化被膜
(iv) TR層/PC層/TR層/硬化被膜
(v) 硬化被膜/TR層/PC層/TR層/硬化被膜
なお、樹脂積層板の両方の面に硬化被膜を形成する場合には、両方の面の硬化被膜の組成や厚みは、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、樹脂積層板の一方の面にのみ硬化被膜を形成する場合には、TR層に硬化被膜を形成するのが好ましい。
耐擦傷性樹脂積層板の製造方法としては、例えば、樹脂積層板の少なくとも一方の面に硬化性塗料組成物を塗布して、硬化性塗膜を形成し、次いでこの硬化性塗膜を硬化させて、硬化被膜とする方法などが挙げられる。
硬化性塗料組成物は、耐擦傷性をもたらす硬化性化合物を必須成分とし、必要に応じて、硬化触媒、導電性粒子、溶媒、レベリング剤、安定化剤、酸化防止剤、着色剤等を含有する。
硬化性化合物としては、例えば、アクリレート化合物、ウレタンアクリレート化合物、エポキシアクリレート化合物、カルボキシル基変性エポキシアクリレート化合物、ポリエステルアクリレート化合物、共重合系アクリレート化合物、脂環式エポキシ樹脂、グリシジルエーテルエポキシ樹脂、ビニルエーテル化合物、オキセタン化合物等が挙げられる。
中でも、硬化被膜の耐擦傷性の点から、多官能アクリレート化合物、多官能ウレタンアクリレート化合物、多官能エポキシアクリレート化合物等のラジカル重合系の硬化性化合物や;アルコキシシラン、アルキルアルコキシシラン等の熱重合系の硬化性化合物等が好ましい。これらの硬化性化合物は、例えば電子線、放射線、紫外線等のエネルギー線を照射することにより硬化するものであるか、加熱により硬化するものであるのがよい。これらの硬化性化合物は、それぞれ単独で用いてもよいし、複数の化合物を組み合わせて用いてもよい。
なお、硬化性化合物として分子中に少なくとも3個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を用いる場合には、必要に応じて、他の硬化性化合物、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートなどの、分子中に2個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を併用してもよい。その使用量は、分子中に少なくとも3個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物100重量部に対して、通常20重量部までである。
硬化性塗膜を紫外線で硬化させる場合には、硬化性塗料組成物は、硬化触媒として光重合開始剤を含有するのがよい。光重合開始剤としては、例えば、ベンジル、ベンゾフェノンやその誘導体、チオキサントン類、ベンジルジメチルケタール類、α−ヒドロキシアルキルフェノン類、ヒドロキシケトン類、アミノアルキルフェノン類、アシルホスフィンオキサイド類等が挙げられ、必要に応じてこれらの2種以上からなる混合物を用いることもできる。光重合開始剤の使用量は、硬化性化合物100重量部に対して、通常0.1〜5重量部である。
硬化性塗料組成物は導電性粒子を含有してもよい。これにより、硬化被膜に帯電防止性を付与することができる。導電性粒子としては、例えば、アンチモン−スズ複合酸化物、リンを含有する酸化錫、五酸化アンチモン等の酸化アンチモン、アンチモン−亜鉛複合酸化物、酸化チタン、インジウム−錫複合酸化物(ITO)などの無機粒子が好ましく用いられる。導電性粒子は、固形分濃度が10〜30重量%程度のゾルの形態で使用することもできる。
硬化性塗料組成物は、その粘度調整等を目的として、溶媒を含有してもよい。特に硬化性塗料組成物が導電性粒子を含む場合には、その分散のために溶媒を含有するのがよい。
導電性粒子および溶媒を含有する硬化性塗料組成物を調製する場合には、例えば、導電性粒子および溶媒を混合して、溶媒に導電性粒子を分散させた後、この分散液を硬化性化合物と混合してもよいし、硬化性化合物と溶媒を混合した後、この混合液に導電性粒子を分散させてもよい。
硬化性塗料組成物にレベリング剤を含有させる場合には、シリコーンオイルが好ましく用いられる。その具体例としては、ジメチルシリコーンオイル、フェニルメチルシリコーンオイル、アルキル・アラルキル変性シリコーンオイル、フルオロシリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、脂肪酸エステル変性シリコーンオイル、メチル水素シリコーンオイル、シラノール基含有シリコーンオイル、アルコキシ基含有シリコーンオイル、フェノール基含有シリコーンオイル、メタクリル変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、カルボン酸変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル等が挙げられる。これらのレベリング剤は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種類以上混合して用いることもできる。レベリング剤の使用量は、硬化性化合物100重量部に対して、通常0.01〜5重量部である。
硬化性塗料組成物を樹脂積層板の少なくとも一方の面に塗布する方法としては、例えば、バーコート法、マイクログラビアコート法、ロールコート法、フローコート法、ディップコート法、スピンコート法、ダイコート法、スプレーコート法等のコート法などが挙げられる。
硬化性塗膜を硬化させるには、硬化性塗料組成物の種類に応じて、エネルギー線の照射や加熱等により行えばよい。
また、加熱により硬化性塗膜を硬化させる場合において、その温度や時間等の条件は、硬化性塗料組成物の種類に応じて適宜選択され、加熱温度は、樹脂基板が変形を起こさないよう、一般的には100℃以下であるのが好ましい。硬化性塗料組成物が溶媒を含有する場合には、塗布後、溶媒を揮発させた後に硬化性塗膜を硬化させてもよいし、溶媒の揮発と硬化性塗膜の硬化とを同時に行ってもよい。
樹脂積層板は、表面硬度に優れ、かつ、温度85℃湿度85%環境下という厳しい高温高湿環境下での耐反り変形性に優れることで、エクステリア用途、看板用途、照明用途、ディスプレイにおける前面板用途などに好適に用いることができ、ディスプレイにおける前面板としてより好適に用いることができる。さらに、樹脂積層板は、硬化被膜との密着性に優れることで、耐擦傷性樹脂積層板の樹脂基板として好適に用いることができる。樹脂積層板の少なくとも一方の面に硬化被膜を備えてなる耐擦傷性樹脂積層板は、ディスプレイ保護板、タッチパネル保護板および携帯型情報端末の表示窓用保護板として特に好適に用いることができる。
押出機1:スクリュー径65mm、一軸、ベント付きの押出機(東芝機械(株)製)。
押出機2:スクリュー径45mm、一軸、ベント付きの押出機(日立造船(株)製)。
マルチマニホールド型ダイス3:2種2層分配型のマルチマニホールド型ダイス(日立造船(株)製)。
第1冷却ロール5:金属弾性ロール
第2冷却ロール6:金属ロール
第3冷却ロール7:金属ロール
ポリカーボネート樹脂:住化スタイロンポリカーボネート(株)製の「カリバー 301−10」を用いた。
共重合体:メタクリル酸メチル単量体単位、スチレン単量体単位、および無水マレイン酸単量体単位からなり、メタクリル酸メチル単量体単位、スチレン単量体単位、および無水マレイン酸単量体単位の合計100重量%を基準として、メタクリル酸メチル単量体単位が20重量%、スチレン単量体単位が65重量%、無水マレイン酸単量体単位が15重量%である共重合体を用いた。
メタクリル樹脂:メタクリル酸メチル単量体単位、およびアクリル酸メチル単量体単位からなり、メタクリル酸メチル単量体単位、およびアクリル酸メチル単量体単位の合計100重量%を基準として、メタクリル酸メチル単量体単位が97.8重量%、アクリル酸メチル単量体単位が2.2重量%であるメタクリル樹脂を用いた。
(積層板の作製)
まず、押出機1、2、マルチマニホールド型ダイス3、および第1〜第3冷却ロール5〜7を、図1に示すように配置した。次いで、ポリカーボネート樹脂層を形成する樹脂としてポリカーボネート樹脂を押出機1にて溶融混練し、熱可塑性樹脂層を形成する樹脂として共重合体とメタクリル樹脂とを表1に示す割合で混合してなる熱可塑性樹脂組成物を押出機2にて溶融混練し、それぞれを設定温度260℃のマルチマニホールド型ダイス3に供給した。
そして、押出機1からマルチマニホールド型ダイス3に供給されるポリカーボネート樹脂層の一方の面に、押出機2からマルチマニホールド型ダイス3に供給される熱可塑性樹脂層が積層された、フィルム状の溶融樹脂4を、マルチマニホールド型ダイス3押し出した。
なお、第1冷却ロール5の表面温度は110℃、第2冷却ロール6の表面温度125℃、第3冷却ロール7の表面温度は120℃であった。これらの温度は、各冷却ロールの表面温度を実測した値である。
JIS K5600に従い、得られた樹脂積層板の熱可塑性樹脂層面について測定した。
樹脂積層板を押出方向に200mm、押出方向と直交する方向に200mmの大きさに正方形状に切断して試験片とした。得られた試験片を、凸状に反っている面を接地面側として定盤の上に載置し、試験片を載置した定盤面からの試験片の4隅の浮き上がり量を位置センサで測定して平均値を算出し、この平均値を反り量Aとした。次に、この試験片を吊るした状態で、温度85℃湿度85%の恒温恒湿機内に設置して72時間静置し、次いで試験片を恒温恒湿機内から取り出して、吊るした状態で温度25℃湿度50%の環境下で4時間静置した後、反り量Aと同様にして、試験片の4隅の浮き上がり量の平均値を算出し、この平均値を反り量Bとした。そして、反り量Bから反り量Aを差し引くことで、反り量を求めた。反り量の値が小さいほど、樹脂積層板は高温高湿環境下での耐反り変形性に優れる。
ウレタンアクリレートオリゴマー〔新中村化学工業(株)製の“U−6HA”〕25部、光重合開始剤〔チバスペシャリティーケミカルズ(株)製の“IRGACURE 184”〕1部、溶媒として、1−メトキシ−2−プロパノール37部およびイソブチルアルコール37部を混合して硬化性塗料を調製した。
耐擦傷性樹脂積層板の熱可塑性樹脂層側に形成した硬化被膜の表面にカッターによって2mm×2mmのクロスハッチを100個入れ、その上にセロハンテープ(ニチバン(株)製)を貼り付けした後、該セロハンテープを剥がした。セロハンテープを貼り付けした後、該セロハンテープを剥がす操作をさらに2回繰り返し、この操作を全部で3回繰り返した後の硬化被膜が樹脂積層板から剥がれた升目の数を計測した。剥がれた升目がなかったものを「○」、剥がれた升目があったものを「×」と評価した。
3 マルチマニホールド型ダイス
4 溶融樹脂
5 第1冷却ロール
6 第2冷却ロール
7 第3冷却ロール
8 樹脂積層板
Claims (14)
- ポリカーボネート樹脂層の少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂層が積層されてなり、前記熱可塑性樹脂層が、メタクリル酸エステル単量体単位、下記一般式(1)で表されるビニル芳香族単量体単位、および下記一般式(2)で表される環状酸無水物単量体単位を含む共重合体を含有し、
前記共重合体に含まれるメタクリル酸エステル単量体単位、ビニル芳香族単量体単位、および環状酸無水物単量体単位の重量割合が、ビニル芳香族単量体単位、メタクリル酸エステル単量体単位、および環状酸無水物単量体単位の合計100重量%を基準として、ビニル芳香族単量体単位が50〜80重量%、メタクリル酸エステル単量体単位が5〜35重量%、環状酸無水物単量体単位が5〜30重量%である樹脂積層板であって、
[式中:R1、R2は、それぞれ同一でも、異なっていてもよく、水素、ハロゲン、水酸基、アルコキシ基、ニトロ基、直鎖状または分岐状の炭素数1〜12のアルキル基を表す。nは1〜3の整数を示す。nが2または3であるとき、R2は、それぞれ同一でも、異なっていてもよい。]
[式中:R3、R4は、それぞれ同一でも、異なっていてもよく、水素、直鎖状または分岐状の炭素数1〜12のアルキル基を表す。]
下記(B)の条件を満たすことを特徴とする樹脂積層板。
(B)樹脂積層板の総厚に対するポリカーボネート樹脂層の厚みの割合が70%以下である。 - 樹脂積層板の総厚に対するポリカーボネート樹脂層の厚みの割合が60%以下である請求項1に記載の樹脂積層板。
- 前記ビニル芳香族単量体が、スチレン単量体である請求項1〜請求項2のいずれかに記載の樹脂積層板。
- 前記環状酸無水物単量体が、無水マレイン酸である請求項1〜請求項3のいずれかに記載の樹脂積層板。
- ポリカーボネート樹脂層と熱可塑性樹脂層とが積層一体化されなるものである請求項1〜請求項4のいずれかに記載の樹脂積層板。
- ポリカーボネート樹脂層と、熱可塑性樹脂層が、溶融共押出成形により積層されてなるものである請求項1〜請求項5のいずれかに記載の樹脂積層板。
- 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の樹脂積層板の少なくとも一方の面に硬化被膜を備えてなる耐擦傷性樹脂積層板。
- 請求項7に記載の耐擦傷性樹脂積層板からなるディスプレイ用保護板。
- 請求項7に記載の耐擦傷性樹脂積層板からなるタッチパネル用保護板。
- 請求項7に記載の耐擦傷性樹脂積層板からなる携帯型情報端末の表示窓用保護板。
- ポリカーボネート樹脂層の少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂層が積層されてなり、前記熱可塑性樹脂層が、メタクリル酸エステル単量体単位、下記一般式(1)で表されるビニル芳香族単量体単位、および下記一般式(2)で表される環状酸無水物単量体単位を含む共重合体を含有し、
前記共重合体に含まれるメタクリル酸エステル単量体単位、ビニル芳香族単量体単位、および環状酸無水物単量体単位の重量割合が、ビニル芳香族単量体単位、メタクリル酸エステル単量体単位、および環状酸無水物単量体単位の合計100重量%を基準として、ビニル芳香族単量体単位が50〜80重量%、メタクリル酸エステル単量体単位が5〜35重量%、環状酸無水物単量体単位が5〜30重量%である樹脂積層板の、高温高湿環境下での耐反り変形性を向上させる方法であって、
前記樹脂積層板の総厚に対する前記ポリカーボネート樹脂層の厚みの割合を70%以下とすることを特徴とする方法。
[式中:R1、R2は、それぞれ同一でも、異なっていてもよく、水素、ハロゲン、水酸基、アルコキシ基、ニトロ基、直鎖状または分岐状の炭素数1〜12のアルキル基を表す。nは1〜3の整数を示す。nが2または3であるとき、R2は、それぞれ同一でも、異なっていてもよい。]
[式中:R3、R4は、それぞれ同一でも、異なっていてもよく、水素、直鎖状または分岐状の炭素数1〜12のアルキル基を表す。] - 樹脂積層板の総厚に対するポリカーボネート樹脂層の厚みの割合が60%以下である請求項11に記載の方法。
- ポリカーボネート樹脂層の少なくとも一方の面に、熱可塑性樹脂層が積層されてなり、前記熱可塑性樹脂層が、メタクリル酸エステル単量体単位、下記一般式(1)で表されるビニル芳香族単量体単位、および下記一般式(2)で表される環状酸無水物単量体単位を含む共重合体を含有し、
前記共重合体に含まれるメタクリル酸エステル単量体単位、ビニル芳香族単量体単位、および環状酸無水物単量体単位の重量割合が、ビニル芳香族単量体単位、メタクリル酸エステル単量体単位、および環状酸無水物単量体単位の合計100重量%を基準として、ビニル芳香族単量体単位が50〜80重量%、メタクリル酸エステル単量体単位が5〜35重量%、環状酸無水物単量体単位が5〜30重量%である樹脂積層板であって、
[式中:R1、R2は、それぞれ同一でも、異なっていてもよく、水素、ハロゲン、水酸基、アルコキシ基、ニトロ基、直鎖状または分岐状の炭素数1〜12のアルキル基を表す。nは1〜3の整数を示す。nが2または3であるとき、R2は、それぞれ同一でも、異なっていてもよい。]
[式中:R3、R4は、それぞれ同一でも、異なっていてもよく、水素、直鎖状または分岐状の炭素数1〜12のアルキル基を表す。]
下記(B)の条件を満たす樹脂積層板を製造する方法であり、
前記ポリカーボネート樹脂と前記熱可塑性樹脂層とを溶融共押出し成形により積層一体化することを特徴とする前記樹脂積層板の製造方法。
(B)樹脂積層板の総厚に対するポリカーボネート樹脂層の厚みの割合が70%以下である。 - 樹脂積層板の総厚に対するポリカーボネート樹脂層の厚みの割合が60%以下である請求項13に記載の樹脂積層板の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013049970 | 2013-03-13 | ||
JP2013049970 | 2013-03-13 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013163028A Division JP6530583B2 (ja) | 2013-03-13 | 2013-08-06 | 樹脂積層板およびそれを用いた耐擦傷性樹脂積層板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018114757A JP2018114757A (ja) | 2018-07-26 |
JP6645522B2 true JP6645522B2 (ja) | 2020-02-14 |
Family
ID=52355693
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013163028A Active JP6530583B2 (ja) | 2013-03-13 | 2013-08-06 | 樹脂積層板およびそれを用いた耐擦傷性樹脂積層板 |
JP2018019862A Active JP6645522B2 (ja) | 2013-03-13 | 2018-02-07 | 樹脂積層板およびそれを用いた耐擦傷性樹脂積層板 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013163028A Active JP6530583B2 (ja) | 2013-03-13 | 2013-08-06 | 樹脂積層板およびそれを用いた耐擦傷性樹脂積層板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6530583B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015050051A1 (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-09 | 株式会社クラレ | 積層体 |
JP6571528B2 (ja) * | 2013-11-26 | 2019-09-04 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 透明樹脂積層体 |
CN106103092A (zh) * | 2014-03-07 | 2016-11-09 | 株式会社可乐丽 | 层叠体 |
CN106573454B (zh) * | 2014-07-09 | 2018-09-18 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 合成树脂叠层体 |
JP6693041B2 (ja) * | 2014-07-14 | 2020-05-13 | 三菱ケミカル株式会社 | 積層体 |
JP6500097B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2019-04-10 | コーロン インダストリーズ インク | 透明プラスチックシート |
JP6679562B2 (ja) * | 2015-02-20 | 2020-04-15 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物、成形品および積層体 |
WO2016158827A1 (ja) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 三菱樹脂株式会社 | 積層体 |
KR20180088681A (ko) | 2015-12-01 | 2018-08-06 | 미츠비시 가스 가가쿠 가부시키가이샤 | 투명 수지 적층체 |
US20190299572A1 (en) * | 2016-02-15 | 2019-10-03 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Transparent resin laminate |
JP7239314B2 (ja) * | 2018-12-19 | 2023-03-14 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 樹脂積層体並びに該樹脂積層体を含む透明基板材料及び透明保護材料 |
JP7356304B2 (ja) * | 2019-09-11 | 2023-10-04 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 樹脂積層体及びそれを含む透明基板材料並びに透明保護材料 |
CN114851658A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-08-05 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种透明多层板材及其用途 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5840970B2 (ja) * | 1979-01-29 | 1983-09-09 | 旭化成株式会社 | スチレン系共重合体及びその製造法 |
JPS57153008A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-21 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Methacrylic resin having excellent heat resistance |
JPS5993707A (ja) * | 1982-11-22 | 1984-05-30 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 低吸湿ソリ性アクリル系樹脂を基板とするデイスク盤 |
JPS59122536A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-16 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 耐熱性メタクリル樹脂組成物 |
JPS6048345A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-16 | 旭化成株式会社 | 合成樹脂層とガラス層から成る多層成形品 |
JPH0559321A (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-09 | Nippon Steel Chem Co Ltd | コーテイング材料、及び被覆された成形品 |
JPH08192459A (ja) * | 1995-01-17 | 1996-07-30 | Nippon Steel Corp | 透明中空多層構造体 |
JP5496656B2 (ja) * | 2006-05-23 | 2014-05-21 | アルケマ フランス | 多層共押出方法 |
JP2008268913A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 積層光学フィルム |
JP2009007533A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Toray Ind Inc | スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品 |
TW200948607A (en) * | 2008-03-25 | 2009-12-01 | Sumitomo Chemical Co | Scratch-resistant resin sheet |
JP5176749B2 (ja) * | 2008-07-24 | 2013-04-03 | 住友化学株式会社 | 耐擦傷性樹脂板及びその用途 |
JP5230313B2 (ja) * | 2008-09-10 | 2013-07-10 | 株式会社日本触媒 | 積層板および表示装置用前面板 |
JP2010167659A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Teijin Chem Ltd | 樹脂積層体 |
JP5620644B2 (ja) * | 2009-02-09 | 2014-11-05 | 住友化学株式会社 | タッチパネル用積層押出樹脂板およびタッチパネル用表面塗工板 |
JP2010221648A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 耐擦傷性樹脂板、並びにそれを用いたディスプレイ用保護板および携帯型情報端末の表示窓保護板 |
JP5564336B2 (ja) * | 2009-06-01 | 2014-07-30 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 塗装代替用フィルム及びこれを具備する積層成形品 |
JP2011026563A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-02-10 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 耐熱アクリル系樹脂組成物、及びその成形体 |
JP5230011B2 (ja) * | 2009-06-22 | 2013-07-10 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 透明プラスチック基板 |
JP2012176495A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 樹脂板、並びにそれを用いた耐擦傷性樹脂板、ディスプレイ用保護板およびタッチパネル用保護板 |
JP2013202815A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Teijin Ltd | 樹脂積層体 |
-
2013
- 2013-08-06 JP JP2013163028A patent/JP6530583B2/ja active Active
-
2018
- 2018-02-07 JP JP2018019862A patent/JP6645522B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014198454A (ja) | 2014-10-23 |
JP2018114757A (ja) | 2018-07-26 |
JP6530583B2 (ja) | 2019-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6645522B2 (ja) | 樹脂積層板およびそれを用いた耐擦傷性樹脂積層板 | |
JP6482837B2 (ja) | 樹脂積層板およびそれを用いた耐擦傷性樹脂積層板 | |
KR102005221B1 (ko) | 수지판, 그것을 사용한 내찰상성 수지판, 디스플레이용 보호판, 휴대형 정보 단말의 표시창용 보호판, 터치 패널용 보호판, 및 수지판의 제조 방법 | |
JP2013086273A (ja) | 樹脂板、それを用いた耐擦傷性樹脂板、ディスプレイ用保護板、携帯型情報端末の表示窓用保護板、タッチパネル用保護板、および樹脂板の製造方法 | |
JP2010085978A (ja) | 液晶ディスプレイ保護板 | |
TW201100248A (en) | Scratch resistant resin sheet, and display protecting sheet and protecting sheet of display window of mobile information terminal using it | |
JP5176749B2 (ja) | 耐擦傷性樹脂板及びその用途 | |
JP2009255565A (ja) | 耐擦傷性樹脂板及びその用途 | |
JP5936395B2 (ja) | 積層板、並びにそれを用いた耐擦傷性積層板 | |
JP2012006321A (ja) | ディスプレイ保護用樹脂板 | |
JP2012051118A (ja) | 耐擦傷性樹脂板及びその用途 | |
TW201137437A (en) | Protective laminated sheet for liquid crystal display | |
JP2012121143A (ja) | 積層体、並びにそれを用いた耐擦傷性樹脂板、ディスプレイ用保護板およびタッチパネル用保護板 | |
JP6095210B2 (ja) | 樹脂積層板 | |
JP2011207046A (ja) | 樹脂板、並びにそれを用いた耐擦傷性樹脂板、ディスプレイ用保護板および携帯型情報端末の表示窓保護板 | |
JP2011148130A (ja) | 耐擦傷性樹脂板、並びにそれを用いたディスプレイ用保護板および携帯型情報端末の表示窓保護板 | |
JP2012176495A (ja) | 樹脂板、並びにそれを用いた耐擦傷性樹脂板、ディスプレイ用保護板およびタッチパネル用保護板 | |
JP6365583B2 (ja) | 液晶ディスプレイ保護板 | |
JP2011232435A (ja) | ディスプレイ保護用樹脂板 | |
JP5950532B2 (ja) | 樹脂板 | |
JP5277775B2 (ja) | 耐擦傷性樹脂板及びその用途 | |
JP6009172B2 (ja) | 樹脂板 | |
JP2011201183A (ja) | ディスプレイ保護用積層板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191223 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6645522 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |