JP6638621B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、空調用レジスタに関する。
特許文献1には、車両に搭載されている空調用レジスタの一例が記載されている。このような空調用レジスタは、内側が通風路として機能する筒状体を備えている。そして、通風路を流れた空気は、車室内に吹き出される。
なお、特許文献1に記載の空調用レジスタにあっては、図9及び図10に示すように、通風路50内に配置されている可動フィン51,52の向きを変更することによって、吹き出し口53からの空気の吹き出し態様を変えることができる。例えば、図9に実線で示すように可動フィン51,52の向きを通風路50内での空気の流動方向に沿わせることにより、吹き出し口53から吹き出された空気を広がりにくくすることができる。一方、図10に示すように通風路50内での空気の流動方向に対して可動フィン51,52の向きを直交させると、通風路50の一部が可動フィン51,52によって塞がれ、通風路50が狭くなる。これにより、通風路50内では、狭くなった部分を通過した空気が吹き出し口53に向かって広がりながら流れるようになるため、吹き出し口53から吹き出された空気を広がりやすくすることができる。すなわち、特許文献1に記載の空調用レジスタでは、通風路50内での可動フィン51,52の向きを変更することにより、車室に吹き出された空気が広がりにくいスポット通風モードと、当該空気が広がりやすい拡散通風モードとを使い分けることができる。
特開2014−119246号公報
ところで、上記の空調用レジスタでは、スポット通風モードで吹き出し口53から空気を吹き出させる際には、通風路50内に配置されている可動フィン51,52が送風の妨げとなってしまう。
なお、上述のようにスポット通風モードと拡散通風モードとを切り替えるものに限らず、吹き出し口から吹き出される空気の向きを調整するためのフィンが通風路内に配置されている場合でも、吹き出し口から吹き出される空気の向きの変更が不要なときには当該フィンが送風の妨げになってしまう。
上記課題を解決するための空調用レジスタは、内側が通風路として機能する筒状体と、筒状体の外側に配置されており、且つ筒状体の中心軸との距離が変わるように変位するブレードと、を備え、上記中心軸の延伸方向において筒状体における同筒状体の両端の間に位置する部分が外側から同ブレードに押圧され、通風路の形状が変わるものである。
上記構成によれば、筒状体の外部に配置されているブレードを変位させることによって、同筒状体を変形させ、その内側の通風路の形状を変えることができる。そして、このように通風路の形状を変えることによって、筒状体からの空気の吹き出し態様を変更することができる。すなわち、上記構成によれば、空気の吹き出し態様を変更するための部材を通風路内に配置しなくてもよくなるため、当該部材が通風路内に配置されている空調用レジスタと比較して、効率のよい送風が可能になる。
上記空調用レジスタでは、筒状体を弾性材料で構成し、筒状体の一端が固定されており、且つ当該一端の変形を抑制する第1のケース部材と、筒状体の他端が固定されており、且つ当該他端の変形を抑制する第2のケース部材と、を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、筒状体の中心軸との距離が短くなるようにブレードが変位すると、筒状体の弾性変形によって、同筒状体のうち、ブレードによって押されている部分が、同筒状体の径方向の内側に変位する。反対に、筒状体の中心軸との距離が長くなるようにブレードが変位すると、筒状体の復元力によって、同筒状体のうち、ブレードによって押されている部分が上記径方向の外側に変位する。一方、ブレードが変位したとしても、筒状体の両端の形状の変形は、第1のケース部材及び第2のケース部材によって抑制される。すなわち、上記構成では、筒状体の両端をあまり変形させることなく、同筒状体のうちのブレードで押圧した部分を弾性変形させ、通風路の形状を変化させることができる。したがって、筒状体の両端のうち、車室側の端を車室側端とした場合、ブレードで押圧して変形させた部分から車室側端までの部分の筒状体の内周面の傾斜を利用して、車室に吹き出される空気の吹き出し態様を変更することができる。
また、上記空調用レジスタは、筒状体の一端が固定されており、且つ当該一端の変形を抑制する第1のケース部材と、筒状体の他端が固定されており、当該他端の変形を抑制する第2のケース部材と、第1のケース部材及び第2のケース部材を互いに離れる方向に付勢して筒状体に張力を付与する付勢部材と、を備えるようにしてもよい。この構成によれば、筒状体の中心軸との距離が短くなるようにブレードが変位すると、筒状体の張力に抗して、同筒状体のうち、ブレードによって押されている部分が同筒状体の径方向の内側に変位する。反対に、筒状体の中心軸との距離が長くなるようにブレードが変位すると、筒状体の張力によって、同筒状体のうち、ブレードによって押されている部分が上記径方向の外側に変位する。一方、ブレードが変位したとしても、筒状体の両端の形状の変形は、第1のケース部材及び第2のケース部材によって抑制される。すなわち、上記構成では、筒状体の両端をあまり変形させることなく、同筒状体のうちのブレードで押圧した部分を筒状体の張力に抗して変形させ、通風路の形状を変化させることができる。したがって、ブレードで押圧して変形させた部分から車室側端までの部分の筒状体の内周面の傾斜を利用して、車室に吹き出される空気の吹き出し態様を変更することができる。
上記空調用レジスタの一態様では、複数のブレードが、筒状体を囲むように、同筒状体の周方向に並んで配置されており、複数のブレードが筒状体の中心軸に近づくことにより、筒状体における、複数のブレードによって押圧されている部分での通風路の通路断面積が小さくなる。
上記構成では、筒状体が変形させられておらず、通風路の周面の上記径方向位置が通風路の全長に亘って変化していないときには、通風路内を流れる空気は車室側端に向かって筒状体の内周面の延伸方向に沿って流れるため、車室側端から吹き出された空気は広がりにくい。
一方で、筒状体が複数のブレードに押圧されて、押圧されている部分での通風路の通路断面積が小さくなると、通風路の周面の上記径方向位置は、押圧されている部分(すなわち、通路断面積が最も狭くなっている部分)で最も上記中心軸に近くなり、車室側端に近づくにつれて次第に上記中心軸から離れるようになる。通風路がこのような形状になっていると、通風路内では、通路断面積が最も狭くなっている部分を通過した空気が車室側端に向かう際に筒状体の内周面に沿って筒状体の径方向の外側に広がるように流れるため、通風路を流れて車室側端から吹き出された空気が広がりやすくなる。
すなわち、複数のブレードを変位させることにより、車室に吹き出された空気が広がりにくいスポット通風モードと、車室に吹き出された空気が広がりやすい拡散通風モードとを使い分けることができるようになる。
上記空調用レジスタは、筒状体の径方向において同筒状体よりも外側に配置されているとともに、同筒状体の周方向に回動可能な操作部材と、操作部材の回動に起因する動力をブレードに伝えることで同ブレードを変位させる伝達機構と、上記周方向においてブレードの両側に配置されており、同ブレードの上記周方向への変位を規制する規制部材と、を備えるようにしてもよい。そして、ブレードには、上記周方向における一端部から他端部に向かうにつれて徐々に上記径方向の内側に位置するように、上記周方向に対して傾斜しているガイド孔が設けられており、伝達機構が、操作部材に連結されており、且つ、ガイド孔内に挿通されている軸部材を有することが好ましい。
上記構成によれば、操作部材を上記周方向に回動させると、伝達機構の軸部材が、操作部材とともに上記周方向に移動する。すると、上記周方向へのブレードの変位は規制部材によって規制されているため、ブレードのガイド孔内での軸部材の位置が変わり、ブレードが上記径方向に変位するようになる。これにより、筒状体の内側の通風路の形状が変わり、同筒状体からの空気の吹き出し態様を変更することができる。
ガイド孔の延伸方向における同ガイド孔の両端部のうち、上記径方向で内側に位置する方の端部を第1の端部とし、上記径方向で外側に位置する方の端部を第2の端部とする。この場合、空調用レジスタは、ガイド孔内の第1の端部よりも第2の端部側に軸部材が位置している状態を保持する保持部を備えることが好ましい。この構成によれば、ガイド孔内では第1の端部よりも第2の端部側に軸部材が配置されているときには、ガイド孔内での軸部材の第1の端部側への変位が保持部によって抑制される。その結果、筒状体の復元力がブレードに入力されていても、ブレードが上記径方向の外側に変位してしまうことを抑制できる。
例えば、保持部が、ガイド孔の周壁のうちの上記径方向の内側の周壁から上記径方向の外側に突出する突起である場合、同突起の第1の端部側の面を、上記径方向の外側ほど上記周方向で第2の端部側に位置するように傾斜した形状とし、且つ、同突起の第2の端部側の面を、上記径方向の外側ほど上記周方向で第1の端部側に位置するように傾斜した形状とすることが好ましい。そして、突起は、軸部材を第2の端部側の面で係止することで、同軸部材が第1の端部よりも第2の端部側に位置している状態を保持する。
上記構成によれば、操作部材を操作することによって、ブレードを上記径方向の内側に変位させていると、突起の第1の端部側の面に軸部材が当接するようになる。当該面は、上記径方向の外側ほど上記周方向で第2の端部側に位置するように傾斜しているため、操作部材をさらに操作することによって、軸部材が突起を乗り越える。これにより、ガイド孔内では、軸部材が突起よりも第2の端部側に位置するようになる。このように軸部材が突起よりも第2の端部側に位置するようになると、突起の第2の端部側の面に軸部材を係止させることができる。これにより、筒状体の復元力がブレードに入力されていても、軸部材が第1の端部よりも第2の端部側に位置している状態を保持し、ブレードの変位と筒状体の復元とを抑制することができるようになる。
一方、突起の第2の端部側の面が上記径方向の外側ほど上記周方向で第1の端部側に位置するように傾斜している。そのため、操作部材を操作することによって、ガイド孔内で軸部材が突起よりも第2の端部側に位置している状態から軸部材を第1の端部に向けて変位させ、ブレードを径方向外側に変位させる場合には、軸部材が突起を乗り越えるように操作部材を操作することにより、突起による軸部材の係止を解除することができる。
空調用レジスタの一実施形態を模式的に示す断面図。 同空調用レジスタの斜視図。 同空調用レジスタを構成するブレードにおけるガイド孔近傍を拡大して示す平面図。 同空調用レジスタにおいて、通風モードがスポット通風モードであるときの様子を模式的に示す断面図。 同空調用レジスタにおいて、通風モードが拡散通風モードであるときの様子を模式的に示す断面図。 別の実施形態の空調用レジスタにおける伝達機構及び筒状体の一部を示す模式図。 別の実施形態の空調用レジスタを模式的に示す断面図。 別の実施形態の空調用レジスタにおけるブレードと、同ブレードの変位態様とを示す模式図。 従来の空調用レジスタにおいて、通風モードがスポット通風モードであるときの様子を模式的に示す断面図。 従来の空調用レジスタにおいて、通風モードが拡散通風モードであるときの様子を模式的に示す断面図。
以下、空調用レジスタを車載の空調用レジスタに具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1及び図2に示す空調用レジスタ10は、車載の空調装置から送出された空気を車室100内に案内するためのものである。図1及び図2に示すように、空調用レジスタ10は、円筒形状をなす筒状体11を備えており、筒状体11の内側が、空調装置から送出された空気が流れる通風路12として機能するようになっている。すなわち、筒状体11の内周面11Aによって通風路12が区画形成されている。本実施形態では、筒状体11は、弾性材料(例えば、エラストマー)で構成されている。
また、空調用レジスタ10は、筒状体11の車室100側(図1では右側)の端部111が固定されているリング状の第1のケース部材13と、筒状体11の車室100の反対側(図1では左側)の端部112が固定されているリング状の第2のケース部材14とを備えている。第1のケース部材13は筒状体11よりも変形しにくい材料で構成されており、第1のケース部材13の内側には筒状体11の端部111が全周にわたって接合されている。そのため、第1のケース部材13は、筒状体11の端部111の変形を抑制することができる。同様に、第2のケース部材も筒状体11よりも変形しにくい材料で構成されており、第2のケース部材14の内側には筒状体11の端部112が全周にわたって接合されている。そのため、第2のケース部材14は、筒状体11の端部112の変形を抑制することができる。
なお、第1のケース部材13は、車両において車室100を区画するパネル部材101に支持されている。そして、筒状体11の内側の通風路12内を流れた空気は、第1のケース部材13の内側を介して車室100に吹き出されるようになっている。
また、車室100内には、筒状体11の径方向において第1のケース部材13よりも外側に、車両の乗員によって操作される操作部材としての操作リング15が設けられている。そして、操作リング15は、図2に矢印で示すように筒状体11の周方向に、第1のケース部材13の外周面に沿って回動することができるようになっている。
また、筒状体11の延伸方向における両ケース部材13,14の間には、上記径方向において筒状体11よりも外側に配置されている複数(本実施形態では、3つ)のブレード16が設けられている。本実施形態では、各ブレード16は、筒状体11の延伸方向における両ケース部材13,14の中間位置にそれぞれ配置されている。すなわち、各ブレード16は、筒状体11を囲むように、上記周方向に沿って間隔を空けてそれぞれ配置されている。なお、筒状体11の延伸方向において、各ブレード16と同一位置に位置する筒状体11の部分を「規定部分113」というものとする。
図2及び図3に示すように、各ブレード16は、円弧状をなす板材であり、それらの厚み方向が筒状体11の延伸方向と一致するようにそれぞれ配置されている。そして、各ブレード16の上記周方向における中央には、ガイド孔17がそれぞれ貫通形成されている。図3に示すように、これらガイド孔17の両端部のうち、一端部(図中右端部)を第1の端部171とし、他端部(図中左端部)を第2の端部172とした場合、第1の端部171は、第2の端部172よりも上記径方向の内側に位置している。そして、ガイド孔17は、第2の端部172から第1の端部171に向かうにつれて上記径方向の内側に位置するように、上記周方向に対して傾斜している。
また、図2に示すように、上記周方向において互いに隣り合う各ブレード16の間には、規制部材18がそれぞれ設けられている。これら各規制部材18は、上記周方向及び上記径方向に移動しないように両ケース部材13,14にそれぞれ支持されている。そのため、これら各規制部材18によって、ブレード16の上記周方向への変位が規制されている。
図1及び図2に示すように、本実施形態の空調用レジスタ10には、車両の乗員によって操作リング15が回動(変位)しているときに、操作リング15の回動に起因する動力を各ブレード16に伝えることで、各ブレード16を上記径方向に変位させる伝達機構20が設けられている。この伝達機構20は、操作リング15に支持されている複数(ブレード16と同数)の軸部材22を有している。
各軸部材22は、筒状体11の延伸方向にそれぞれ延びているとともに、個別に対応するブレード16のガイド孔17内をそれぞれ挿通している。そして、図1に示すように、各軸部材22の先端(図中左端)には第1の支持部材23がそれぞれ固定されている。また、各軸部材22においてブレード16よりもやや基端側(図1では右側)には、第2の支持部材24がそれぞれ固定されている。すなわち、軸部材22の延伸方向における第1の支持部材23と第2の支持部材24との間にブレード16が配置されている。そのため、第1の支持部材23及び第2の支持部材24によって、ブレード16の上記延伸方向への変位が規制されている。
そして、操作リング15が上記周方向に回動すると、各軸部材22が操作リング15と同期して移動する。このとき、各ブレード16の上記周方向への変位は規制部材18によって規制されているため、各ブレード16は上記径方向に変位する。すなわち、図3に実線で示すように軸部材22がガイド孔17の第1の端部171に位置しているときには、図4に示すように、ブレード16は、筒状体11の外周面11Bに当接していない。このような図3に示す状態から操作リング15を上記周方向に回動させ、実線矢印で示すように、軸部材22をガイド孔17内で第2の端部172側に向けて上記周方向に変位させると、ブレード16は、軸部材22に押されて上記径方向の内側、すなわち筒状体11の中心軸Zに近づくように変位する。そして、ブレード16は、筒状体11の外周面11Bに当接して外周面11Bを押圧するようになる。これにより、図5に示すように、筒状体11は、ブレード16が押圧する部位である規定部分113が上記径方向の内側に変位するように弾性変形する。本実施形態では、複数のブレード16が上記周方向で筒状体11を包囲するように配置されているため、規定部分113の直径が小さくなる。すなわち、規定部分113の周面の上記径方向位置が、筒状体11の中心軸Zに近づく。
このように筒状体11の規定部分113をブレード16が押圧している状態で、ブレード16が上記径方向の内側にさらに変位すると、規定部分113の直径がさらに小さくなる。そして、軸部材22がガイド孔17内の第2の端部172に達すると、ブレード16が上記径方向の内側にさらに変位することが無くなるため、規定部分113の直径が最も小さい状態になる。すなわち、規定部分113の通路断面積が最小となる。
一方、軸部材22が第2の端部172に位置する状態から操作リング15を上記周方向における反対側に回動させ、図3における破線矢印で示すように軸部材22をガイド孔17内で第1の端部171側に向けて上記周方向に変位させると、筒状体11の復元力によって、ブレード16が上記径方向の外側に変位する。そのため、筒状体11の規定部分113が上記径方向の外側に変位する。すなわち、規定部分113の直径が徐々に大きくなる。そして、軸部材22がガイド孔17内の第1の端部171に達すると、図4に示すように、ブレード16が筒状体11に当接していないため、筒状体11にはブレード16から押圧力が付与されなくなる。この場合、規定部分113の直径は、筒状体11の端部111の直径とほぼ等しくなる。
なお、図3に示すように、空調用レジスタ10には、軸部材22が第1の端部171よりも第2の端部172側に位置している状態を保持する保持部30が設けられている。本実施形態では、保持部30は、ガイド孔17の周壁17Aのうち、上記径方向の内側の周壁17A1から径方向外側に向けて突出する突起31である。突起31の第1の端部171側の面(図中右面)は、上記径方向の外側ほど上記周方向で第2の端部172側に位置するように傾斜している第1の傾斜面32となっている。また、突起31の第2の端部172側の面(図中左面)は、上記径方向の外側ほど上記周方向で第1の端部171側に位置するように傾斜している第2の傾斜面33となっている。
図3における二点鎖線で示す直線L1は、ガイド孔17の延伸方向に延びている線である。そして、ガイド孔17の延伸方向に対する第2の傾斜面33の傾斜角θ2、及び、ガイド孔17の延伸方向に対する第1の傾斜面32の傾斜角θ1は、ともに「90°」未満である。また、第2の傾斜面33の傾斜角θ2は、第1の傾斜面32の傾斜角θ1よりも大きい。そのため、軸部材22が突起31を乗り越えて第1の端部171側から突起31よりも第2の端部172側に変位する場合よりも、軸部材22が突起31を乗り越えて第2の端部172側から突起31よりも第1の端部171側に変位する場合のほうが、軸部材22が突起31を乗り越えにくくなっている。
次に、本実施形態の空調用レジスタ10の作用を効果とともに説明する。
各軸部材22がガイド孔17の第1の端部171にそれぞれ位置している場合、図4に示すように、ブレード16の何れもが筒状体11に当接しておらず、筒状体11には、各ブレード16から押圧力が付与されていない。そのため、筒状体11の規定部分113の直径は、筒状体11の端部111の内径とほぼ同一である。すなわち、筒状体11の内側の通風路12の直径が通風路12の全長に亘って変化していない。この場合、通風路12内を流れる空気は、中心軸Zの延伸方向における通風路12の両端のうちの車室側の端に向かって筒状体11の内周面11Aの延伸方向に沿って流れる。その結果、図4に矢印で示すように、筒状体11から車室100に吹き出された空気は広がりにくい。なお、このように筒状体11から吹き出された空気を広がりにくくする通風モードのことを、「スポット通風モード」ともいう。
そして、このようにスポット通風モードによって筒状体11から車室100に空気を吹き出している状態で、車両の乗員の操作によって操作リング15が回動すると、軸部材22が上記周方向に移動する。そのため、ガイド孔17内の上記径方向内側の周壁17A1が軸部材22によって押され、各ブレード16が上記径方向の内側に変位する。すると、図5に示すように各ブレード16が筒状体11の規定部分113に当接するようになる。これにより、筒状体11の規定部分113が各ブレード16によって押圧されることとなり、規定部分113の直径が小さくなる。
このように筒状体11の規定部分113の内径が小さくなっても、第1のケース部材13に固定されている筒状体11の端部111の直径は小さくならない。そのため、各ブレード16によって規定部分113が押圧されているときには、図5に示すように、筒状体11の内側の通風路12の直径は、規定部分113に対応する部分で最小となり、筒状体11の延伸方向で規定部分113から車室100側の端に近づくにつれて次第に大きくなる。その結果、図5に矢印で示すように、通風路12内では、直径が最小になっている部分を通過した空気が、車室100側の端に向かう際に筒状体11の内周面11Aに沿って上記径方向の外側に広がるように流れるため、通風路12を流れて筒状体11から車室100に吹き出された空気が広がりやすくなる。なお、このように筒状体11から吹き出された空気を広がりやすくする通風モードのことを、「拡散通風モード」ともいう。
一方、拡散通風モードからスポット通風モードに切り替えるときには、乗員による操作リング15の操作によって、ガイド孔17内における軸部材22の位置が第1の端部171側に変位するように操作リング15が上記周方向に回動されることとなる。このように操作リング15が回動すると、筒状体11の復元力によって、各ブレード16が上記径方向の外側に変位し、筒状体11の規定部分113の直径が大きくなる。そして、ガイド孔17内で軸部材22が第1の端部171に位置するようになると、図4に示すように各ブレード16が筒状体11に当接しなくなる。その結果、筒状体11から車室100に吹き出された空気が広がりにくくなる。
すなわち、このように通風路12の外部に配置されている各ブレード16を上記径方向に変位させることによって、スポット通風モードと拡散通風モードとを使い分けることができる。したがって、車室100への空気の吹き出し態様を変えるための部材を通風路に配置しなくても、車両の乗員による操作リング15の操作によって空気の吹き出し態様を可変させることができる。
また、このように通風路12内に、空気の吹き出し態様を可変させるための部材を配置しなくてもよい分、当該部材が通風路内に配置される空調用レジスタと比較し、特にスポット通風モードでの空気の吹き出し時における送風の効率をよくすることができる。その結果、少ない消費電力で車室100への風量を多くすることができ、ひいては車両におけるエネルギの利用効率を向上させることができる。
なお、本実施形態では、上記周方向で互いに隣り合う各ブレード16の間に規制部材18がそれぞれ配置されている。そのため、操作リング15の回動によって各軸部材22が上記周方向に移動するときに、各軸部材22とともに各ブレード16が上記周方向に変位してしまうことを規制部材18によって抑制できる。そのため、車両の乗員の操作による操作リング15の回動によって各軸部材22が上記周方向に移動させることで、各ブレード16を上記径方向に効率よく変位させることができる。
また、ガイド孔17の上記周壁17A1には、軸部材22がガイド孔17内における第1の端部171よりも第2の端部172側に位置している状態を保持するための突起31が設けられている。これにより、車両の乗員による操作リング15の操作によって軸部材22を第2の端部172まで変位させ、乗員による操作リング15の操作が終了しても、軸部材22は突起31の第2の傾斜面33に係止される。そのため、筒状体11の復元力を各ブレード16が受けても、軸部材22が第1の端部171よりも第2の端部172側に位置している状態を保持することができる、すなわち拡散通風モードでの空気の吹き出しを維持することができる。
なお、突起31の第1の傾斜面32の傾斜角θ1、及び、第2の傾斜面33の傾斜角θ2は、ともに「90°」未満である。そのため、車両の乗員による操作リング15の操作によって、ガイド孔17内で第1の端部171から第2の端部172まで軸部材22を変位させる際でも、ガイド孔17内で第2の端部172から第1の端部171まで軸部材22を変位させる際でも、操作リング15を上記周方向に回動させることによって軸部材22が突起31を乗り越えるようになっている。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・軸部材22を上記周方向に移動させることにより、ブレード16を上記径方向に変位させて筒状体11を変形させることができるのであれば、ブレード16の上記周方向への変位をある程度許容するようにしてもよい。
・ガイド孔17内の第1の端部171よりも第2の端部172側に位置している軸部材22を係止させて軸部材22が第1の端部171よりも第2の端部172側に位置している状態を保持できるのであれば、突起31の第2の傾斜面33の傾斜角θ2は、第1の傾斜面32の傾斜角θ1と等しくてもよいし、傾斜角θ1よりも小さくてもよい。
・保持部30は、ガイド孔17内で軸部材22が第1の端部171よりも第2の端部172側に位置している状態を保持できるようなものであれば、突起31以外の他の任意の形状であってもよい。例えば、保持部30は、ガイド孔17の上記径方向の内側の周壁17A1に設けた凹部であってもよい。この場合、上記周方向に移動している軸部材22が凹部内に収容されると、凹部の周壁に軸部材22が係止され、ガイド孔17内で軸部材22が第1の端部171よりも第2の端部172側に位置している状態を保持することができる。なお、このような構成であっても、乗員による操作によって操作リング15が回動すると、凹部から軸部材22が離脱し、ブレード16を上記径方向に変位させることが可能となる。
・上記実施形態では、ガイド孔17の周壁17Aのうち、上記径方向の内側の周壁17A1には、軸部材22が第1の端部171よりも第2の端部172側に位置している状態を保持するための突起31が1つだけ設けられている。しかし、上記内側の周壁17A1に、突起31よりも第1の端部171側に、同突起31とは別の突起を設けてもよい。この場合、当該別の突起によって、ガイド孔17の延伸方向における第1の端部171と突起31との間の部分に軸部材22が位置している状態を保持することが可能となる。すなわち、この構成によれば、車室100での空気の広がり度合いを調整することが可能となる。また、もちろん、突起の数は、3つ以上であってもよい。
・空調用レジスタの伝達機構は、操作部材の変位に起因する動力を各ブレード16に伝達して各ブレード16を上記径方向に変位させることができるのであれば、上記実施形態で説明した伝達機構20以外の他の構成であってもよい。図6には、他の伝達機構を備える空調用レジスタの一例が図示されている。図6に示すように、この空調用レジスタ210は、図中上下方向である筒状体11の延伸方向に変位する操作部材215を有している。そして、この空調用レジスタ210には、操作部材215の上記延伸方向への変位に起因する動力をブレード216に伝達する伝達機構220が設けられている。この伝達機構220は、上記延伸方向に延びているとともに、一端が操作部材215に固定されている伝達部材221を有している。この伝達部材221の他端(図中下端)には、上記径方向内側(図中左側)に突出する爪部222が設けられている。この爪部222の先端面(図中左端面)は、上記延伸方向で操作部材215から離れている部位ほど上記径方向の外側(図中右側)に位置するように傾斜する作用面223である。また、ブレード216の上記径方向の外側の面は、上記延伸方向で操作部材215から離れている部位ほど上記径方向の外側(図中右側)に位置するように傾斜する傾斜面217となっている。
そして、操作部材215が上記延伸方向に移動すると、図6に二点鎖線で示すように爪部222の作用面223がブレード216の傾斜面217に当接し、ブレード216が、爪部222によって上記径方向の内側に押される。これにより、ブレード216が上記径方向の内側に変位し、筒状体11の規定部分113がブレード216によって押される。その結果、筒状体11を、規定部分113の直径が小さくなるように変形させることができる。このような構成であっても、通風路12の外部に配置されている各ブレード216を変位させることによって、筒状体11から車室100への空気の吹き出し態様を変更することができる。
・ブレードを上記径方向に変位させることができるのであれば、空調用レジスタは、ブレードを変位させる電動式のアクチュエータを備えた構成であってもよい。この場合、アクチュエータの作動によってブレードの上記径方向の位置を可変させることにより、筒状体11の内側の通風路12の形状を変更させ、筒状体11から車室100への空気の吹き出し態様を変更することができる。
また、このようにブレードを変位させるために電動式のアクチュエータを設ける場合にあっては、1つのアクチュエータによって各ブレードを変位させるようにしてもよいし、ブレード毎に個別対応する複数のアクチュエータを設けるようにしてもよい。このように複数のアクチュエータを設ける場合、各ブレードの上記径方向の位置を個別に制御することが可能となる。そのため、筒状体11から車室100への空気の吹き出し態様を多様化させることができる。
・筒状体は、ブレードによって押圧されることによって変形するのであれば、エラストマーに限らず、可撓性の他の材料で構成したものであってもよい。図7には、こうした筒状体311を備える空調用レジスタ310の一例が図示されている。なお、この例では、ブレード316をアクチュエータ320によって変位させるようにしている。この場合、図7に示す空調用レジスタ310には、筒状体311の周方向で互いに隣り合う各ブレード316の間に配置される複数の付勢部材321が設けられている。これら各付勢部材321は、第1のケース部材13及び第2のケース部材14を互いに離れる方向への付勢することで、筒状体311に張力を付与している。
この構成によれば、ブレード316が筒状体311の径方向の内側に変位すると、筒状体311の張力に抗して、筒状体311のうち、ブレード316によって押されている部分は、上記径方向の内側に変位する。このとき、付勢部材321の付勢力に抗し、第2のケース部材14は、第2のケース部材14と第1のケース部材13との距離が短くなるように変位する。一方、ブレード316が変位したとしても、筒状体311の両端の形状の変形は、第1のケース部材13及び第2のケース部材14によって抑制される。すなわち、この構成では、筒状体311の両端をあまり変形させることなく、筒状体311のうちのブレード316で押圧した部分を筒状体311の張力に抗して変形させ、通風路312の形状を変化させることができる。したがって、ブレード316で押圧して変形させた部分から車室側の端までの部分の筒状体311の内周面の傾斜を利用して、車室100に吹き出される空気の吹き出し態様を変更することができる。なお、ブレード316が上記径方向の外側に変位すると、筒状体311の張力によって、筒状体311のうち、ブレード316によって押されている部分は、上記径方向の外側に変位する。このとき、付勢部材321の付勢力によって、第2のケース部材14は、第2のケース部材14と第1のケース部材13との距離が長くなるように変位する。
・ブレードを変位させることによって筒状体を変形させることができるのであれば、ブレードの変位方向は、上記径方向とは異なる方向であってもよい。例えば、図8に示すように、例えば円盤状のブレード416を、筒状体411の延伸方向に延びるとともに図中矢印方向に回転可能な軸部材417に支持させるようにしてもよい。この場合、ブレード416は、その中心416Aとは異なる位置で軸部材417に支持されている。しかも、軸部材417の中心から中心416Aを通ってブレード416の外周面に至る直線の長さを第1の長さX1とし、軸部材417の中心から筒状体411の外周面までの最短距離を第2の長さX2とした場合、第1の長さX1が第2の長さX2よりも長くなっている。この構成によれば、軸部材417を回転させると、図8に破線で示すように、ブレード416は、軸部材417を中心として回転する。こうしたブレード416の回転によって、筒状体411の中心軸とブレード416との距離を変えることで、筒状体411を変形させ、筒状体411の内側の通風路の形状を変更させることができる。
・また、ブレードの変位によって筒状体を変形させ、同筒状体の内側の通風路の形状を変更させることができるのであれば、ブレードの数は、3つ以外の任意数(1つ、2つや4つ以上)であってもよい。また、複数のブレードによって筒状体を押圧する場合にあっては、筒状体の延伸方向における各ブレードの位置を互いに異ならせるようにしてもよい。
・筒状体は、内側を通風路として機能させることができるものであれば、円筒形状以外の他の筒(例えば、四角筒状)のものであってもよい。
10,210,310…空調用レジスタ、11,311,411…筒状体、12,312…通風路、111,112…端部、13…第1のケース部材、14…第2のケース部材、15…操作リング、16,216,316,416…ブレード、17…ガイド孔、171…第1の端部、172…第2の端部、17A…周壁、18…規制部材、20,220…伝達機構、22…軸部材、30…保持部、31…突起、32…第1の傾斜面、33…第2の傾斜面、215…操作部材、321…付勢部材、Z…中心軸。

Claims (5)

  1. 内側が通風路として機能する筒状体と、
    前記筒状体の外側に配置されており、且つ前記筒状体の中心軸との距離が変わるように変位するブレードと、を備え、
    前記ブレードが変位することにより、前記中心軸の延伸方向において前記筒状体における同筒状体の両端の間に位置する部分が外側から同ブレードに押圧され、前記通風路の形状が変わる空調用レジスタであって、
    前記筒状体が弾性材料で構成されており、
    前記筒状体の一端が固定されており、且つ当該一端の変形を抑制する第1のケース部材と、
    前記筒状体の他端が固定されており、且つ当該他端の変形を抑制する第2のケース部材と、を備え、
    前記ブレードは、前記筒状体の周方向に沿う円弧状になっており、
    複数の前記ブレードが、前記筒状体を囲むように、同筒状体の周方向に並んで配置されており、
    複数の前記ブレードが前記筒状体の中心軸に近づくことにより、前記筒状体における、複数の前記ブレードによって押圧されている部分での前記通風路の通路断面積が小さくな
    調用レジスタ。
  2. 内側が通風路として機能する筒状体と、
    前記筒状体の外側に配置されており、且つ前記筒状体の中心軸との距離が変わるように変位するブレードと、を備え、
    前記ブレードが変位することにより、前記中心軸の延伸方向において前記筒状体における同筒状体の両端の間に位置する部分が外側から同ブレードに押圧され、前記通風路の形状が変わる空調用レジスタであって、
    前記筒状体の一端が固定されており、且つ当該一端の変形を抑制する第1のケース部材と、
    前記筒状体の他端が固定されており、且つ当該他端の変形を抑制する第2のケース部材と、
    前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材を互いに離れる方向に付勢して前記筒状体に張力を付与する付勢部材と、を備え、
    前記ブレードは、前記筒状体の周方向に沿う円弧状になっており、
    複数の前記ブレードが、前記筒状体を囲むように、同筒状体の周方向に並んで配置されており、
    複数の前記ブレードが前記筒状体の中心軸に近づくことにより、前記筒状体における、複数の前記ブレードによって押圧されている部分での前記通風路の通路断面積が小さくな
    調用レジスタ。
  3. 内側が通風路として機能する筒状体と、
    前記筒状体の外側に配置されており、且つ前記筒状体の中心軸との距離が変わるように変位するブレードと、を備え、
    前記ブレードが変位することにより、前記中心軸の延伸方向において前記筒状体における同筒状体の両端の間に位置する部分が外側から同ブレードに押圧され、前記通風路の形状が変わる空調用レジスタであって、
    前記筒状体の径方向において同筒状体よりも外側に配置されているとともに、同筒状体の周方向に回動可能な操作部材と、
    前記操作部材の回動に起因する動力を前記ブレードに伝えることで同ブレードを変位させる伝達機構と、
    前記周方向において前記ブレードの両側に配置されており、同ブレードの前記周方向への変位を規制する規制部材と、を備え、
    前記ブレードには、前記周方向における一端部から他端部に向かうにつれて徐々に前記径方向の内側に位置するように、前記周方向に対して傾斜しているガイド孔が設けられており、
    前記伝達機構は、前記操作部材に連結されており、且つ、前記ガイド孔内に挿通されている軸部材を有す
    調用レジスタ。
  4. 前記ガイド孔の延伸方向における同ガイド孔の両端部のうち、前記径方向で内側に位置する方の端部を第1の端部とし、前記径方向で外側に位置する方の端部を第2の端部とした場合、
    前記ガイド孔内の前記第1の端部よりも前記第2の端部側に前記軸部材が位置している状態を保持する保持部を備える
    請求項に記載の空調用レジスタ。
  5. 前記保持部は、前記ガイド孔の周壁のうちの前記径方向の内側の周壁から前記径方向の外側に突出する突起であり、
    前記突起の前記第1の端部側の面は、前記径方向の外側ほど前記周方向で前記第2の端部側に位置するように傾斜しており、
    前記突起の前記第2の端部側の面は、前記径方向の外側ほど前記周方向で前記第1の端部側に位置するように傾斜しており、
    前記突起は、前記軸部材を前記第2の端部側の面で係止することで、同軸部材が前記第1の端部よりも前記第2の端部側に位置している状態を保持する
    請求項に記載の空調用レジスタ。
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