JPH0583652U - ベンチレータの風量調整装置 - Google Patents

ベンチレータの風量調整装置

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JPH0583652U
JPH0583652U JP2372992U JP2372992U JPH0583652U JP H0583652 U JPH0583652 U JP H0583652U JP 2372992 U JP2372992 U JP 2372992U JP 2372992 U JP2372992 U JP 2372992U JP H0583652 U JPH0583652 U JP H0583652U
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belt
ventilator
damper
air
air passage
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JP2372992U
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Inventor
淳也 古郡
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトのたわみが生じにくく、かつ、小さな
操作力で操作することができるベンチレータの風量調整
装置を提供する。 【構成】 一対のダンパー16を開閉回動させることによ
り、ダンパー16の先端部で押されるベルト21がベンチレ
ータケース11の空気通路12内に進退して、空気通路12を
開閉する。ダンパー16の先端のベルト21が空気通路12に
沿った位置に位置すると空気の流通量が最大になり、ベ
ルト21間が当接するような状態になると空気の流れを閉
塞し、空気通路12内の空気の流れを変化させる。ベルト
21の支軸22b を長孔23で前後の支軸22a ,22b の延長線
上に沿って移動可能に支持する。線ばね26で支持された
支軸22b を支軸22a に対して離反する方向に付勢するた
め、ベルト21に伸縮性を持たせることなく、ベルト21の
たわみが生じにくい。ベルト21に伸縮性がないので、大
きな操作力の必要がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば自動車の空調に用いられるベンチレータの風量調整装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のベンチレータの風量調整装置としては、たとえば実開平1−12 0044号公報記載の構成が知られている。
【0003】 この実開平1−120044号公報に記載の構成は、図4に示すように、断面 略矩形状に形成されたベンチレータケース1の空気通路2の内壁1aに近接して、 一端が回動自在に軸支された一対のダンパー3を取り付け、このダンパー3の両 端の内壁1aに近接した位置にそれぞれ回動自在の前支軸4aおよび後支軸4bを取り 付け、これら前支軸4aおよび後支軸4b間に伸縮性ベルト5を掛け渡したものであ る。
【0004】 そして、空気通路2を全開の状態で送風させる場合には、二点鎖線に示すよう に、ダンパー3を内壁1aに平行な状態に位置させ、伸縮性ベルト5を内壁1aに沿 わせ、最大の開口状態にする。
【0005】 また、空気通路2を閉塞する場合には、実線に示すように、ダンパー3,3の 先端を略当接させ、伸縮性ベルト5でベンチレータケース1の断面を閉塞する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実開平1−120044号公報に記載の構成では、ベンチ レータを閉塞するダンパー3が内壁1aに対して平行で伸縮性ベルト5を押圧して いない場合に、伸縮性ベルト5の長さが最も短くなり、これに対しダンパー3が 回動し内壁1aに対して平行でなくこのダンパー3が伸縮性ベルト5を押圧した場 合に、伸縮性ベルト5に伸びが生じる。したがって、伸縮性ベルト5には、伸縮 性の大きなゴムのようなものを使用しなければならず、また、経年使用により、 伸縮性ベルト5に伸びが生じ伸縮性ベルト5がたわむ。
【0007】 また、ゴムの伸縮性を利用するために、ゴムの付勢方向に反して操作する場合 も生じるので、操作の際に大きな操作力が必要になる問題を有している。
【0008】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、ベルトのたわみが生じにくく、 かつ、小さな操作力で操作することができるベンチレータの風量調整装置を提供 することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ベンチレータケースの断面略矩形状の空気通路を2分する中央位置 で内側部が互いに略接合するとともに、外側部がベンチレータケースの内壁に近 接して支持されて開閉回動する一対のダンパーと、これら各ダンパーの前後方向 に離反した位置でかつ上記ベンチレータケースの各内壁に近接して前後両端部が 支持され、ベンチレータケースの内壁との間にダンパーを収容するとともにダン パーの先端が当接する一対のベルトと、上記ベルトの少なくとも一方の端部を前 後両端部間の延長線上に沿って移動可能に支持する可動手段と、この可動手段で 支持された端部を他方の端部に対して離反する方向に付勢する付勢手段とを具備 したものである。
【0010】
【作用】
本考案は、一対のダンパーを開閉回動させることにより、ダンパーの先端部で 押されるベルトがベンチレータケースの空気通路内に進退してこの空気通路を開 閉し、空気通路内の空気の流れを変化させる。また、ベルトの少なくとも一方の 端部を可動手段で前後両端部間の延長線上に沿って移動可能に支持し、付勢手段 でこの可動手段で支持された端部を他方の端部に対して離反する方向に付勢する ため、ベルトに伸縮性を持たせる必要がなくなり、ベルトのたわみが生じにくい 。
【0011】
【実施例】
以下、本考案のベンチレータの風量調整装置の一実施例の構成を図面を参照し て説明する。
【0012】 図1および図2において、11はベンチレータケースで、このベンチレータケー ス11は前後方向に開口する断面略矩形状の空気通路12を有し、この空気通路12の 前面の吹出口13の周縁部にフランジ14が設けられており、吹出口13の内部には風 量調整用の複数のルーバ15が連動して回動可能に架設されている。
【0013】 また、ベンチレータケース11の吹出口13の後方における空気通路12内には左右 一対のダンパー16が配設され、これら各ダンパー16は、空気通路12を左右方向に 略2分割する長方形の板体からなり、各外端上下部に設けた軸部17でベンチレー タケース11に回動自在に支持されている。これら軸部17はベンチレータケース11 の左右の内壁11a に近接して支持され、軸部17の上側には、ベンチレータケース 11の上側の壁部11b に回動自在に嵌合する四角形状の嵌合突部18が突設されてい るとともに、この下側の軸部17はベンチレータケース11の下面の壁部11c を通じ て挿入される。
【0014】 さらに、ベンチレータケース11の空気通路12の左右両側には各ダンパー16を覆 って左右一対のベルト21が配設され、このベルト21は上下幅がダンパー16の上下 寸法すなわちベンチレータケース11の上下の壁部11b ,11c 間と略同一寸法に設 けられ、ベルト21の前後の各端部が各ダンパー16の前後位置でかつベンチレータ ケース11の各内壁11a に近接して軸支される支軸22a ,22b に取り付けられる。 また、支軸22b は、壁部11b ,11c に形成された空気通路12の長手方向に沿った 可動手段としての長孔23に嵌挿され、空気通路12の長手方向に移動可能になって いる。さらに、ベンチレータケース11の壁部11b の外面には、係止突部24が突出 して形成され、この係止突部24には、中央に巻回部からなる係止部25が形成され た付勢手段としての線ばね26が固定されている。そして、この線ばね26が係止突 部24に固定され、線ばね26の両端が支軸22b を支軸22a と反対側であるベンチレ ータケース11の後方側に付勢することにより、ベルト21は前後の両支軸22a ,22 b 間でたるみなく張るように設定されている。
【0015】 一方、両ダンパー16は連動機構31により連動して回動されるようになっており 、この連動機構31は、ベンチレータケース11の上面から突出する各ダンパー16の 嵌合突部18にブッシュ32を介して歯車33を嵌合するとともにねじ34によって締付 け固定する。また、各歯車33,33にそれぞれ噛合しかつ相互に噛合する一対の歯 車35,35をベンチレータケース11の上面に突設した支軸部36にブッシュ37を介し てねじ38によって回動自在に固定する。さらに、歯車35の一方に噛合する操作体 41をベンチレータケース11の上面に突設した支軸部42にブッシュ43を介してねじ 34によって回動自在に固定する。そして、操作体41を回動操作することにより、 各歯車35,35を介して各歯車33,33が逆回動方向に連動回動し、両ダンパー16が 前後方向に連動して回動する。
【0016】 なお、操作体41は、周縁部に歯車35に噛合する歯部45とベンチレータケース11 のフランジ14に設けられた窓孔14a を通じて前面に突出するダイヤル部46を有し 、また、内側に大小2つの溝孔47,48が円弧状に設けられ、この外側の溝孔48の 内縁部には凹凸縁部49が連続形成されている。さらに、ベンチレータケース11の 上面に突設されたピン50に凹凸縁部49の凹部が係合して操作体41の回動位置すな わちダンパー16の回動位置が保持される。一方、操作体41を回動操作することで 、凹凸縁部49の凸部がピン50を乗越えて隣の凹部がピン50に係合することにより 、操作体41の回動位置すなわちダンパー16の回動位置を変えることができる。ま た、操作体41は溝孔48の両端部がピン50に当接する範囲で回動が許容されており 、この回動に伴って両ダンパー16は互いに対向して空気通路12を閉鎖する位置と 前方へ略平行に回動して空気通路12を開放する位置の範囲内で回動する。なお、 溝孔47は、凹凸縁部49の変形を容易にして、操作体41の回動を容易にするもので ある。
【0017】 そうして、操作体41を反時計回り方向に最も回動操作した状態では、図3の二 点鎖線に示すA状態のように、各ダンパー16はベンチレータケース11の内壁11a に平行になり、前後の両支軸22a ,22b 間の各ベルト21も内壁11a と平行状態と なり、ベンチレータケース11の空気通路12を完全に開放し、空気通路12内に送り 込まれる空気がそのままベンチレータケース11の吹出口13から吹出される。なお 、このとき、ベルト21はダンパー16に押圧されないため支軸22a および支軸22b 間の距離が最も長くなり、線ばね26の付勢により支軸22b が長孔23の後方に押圧 される。
【0018】 また、操作体41を時計回り方向に所定角度回動操作した状態では、各ダンパー 16がそれぞれ相対して後方に向かって回動し、ダンパー16の先端部でベルト21を 空気通路12の内方へ押圧して、空気通路12の開口面積を左右方向から絞る。この 状態では、後側の支軸22b とダンパー16の先端との間のベルト21で構成される絞 り込み角度となる傾斜角度が小さくなり、絞り込み長さが長いベルト21の面によ って、空気通路12内に送り込まれる空気を乱流が生じることなく絞り込むことが でき、かつ、ダンパー16の先端と前側の支軸22a との間のベルト21で構成される ベルト21の面によって、渦流の発生を極力抑えることができ、そのため、効率よ く絞り込んで集中させた空気を遠くへ送ることができる。なお、このとき、ベル ト21はダンパー16によりやや押圧されるため支軸22b は長孔23内でやや前側に移 動し、支軸22a および支軸22b 間の距離がA状態に比べてやや短くなり、線ばね 26の付勢により後方まで押圧されていた支軸22b がやや前方に位置する。
【0019】 また、操作体41を時計回り方向に最も回動操作した状態では、図3のB状態に 示すように、各ダンパー16は空気通路12を閉鎖するように平行に並び、これら両 ダンパー16の先端間で両ベルト21が密着するため、ベンチレータケース11の空気 通路12が完全に閉鎖され、吹出口13からは空気が吹出されない。なお、このとき 、ベルト21はダンパー16により押圧されるため支軸22b は長孔23の前部に移動し 、支軸22a および支軸22b 間の距離が最も短くなり、線ばね26の付勢に抗して支 軸22b が前方に位置する。
【0020】 なお、ダンパー16の開閉回動時にダンパー16の外側部がベルト21面を摺動し ながらそのベルト21を押圧させるが、ダンパー16の外側部にローラを設けること により、ベルト21の摺動抵抗を少なくでき、ダンパー16の開閉を容易に行なえる 。
【0021】 また、上記実施例では、連動機構31を操作体41を有する歯車連動構造とした が、操作レバーを用いる構造によってダンパー16を連動して回動させるようにし てもよい。
【0022】
【考案の効果】
本考案のベンチレータの風量調整装置によれば、一対のダンパーを開閉回動さ せることにより、ダンパーの先端部で押されるベルトがベンチレータケースの空 気通路内に進退してこの空気通路を開閉し、空気通路内の空気の流れを変化させ る。また、ベルトの少なくとも一方の端部を可動手段で前後両端部間の延長線上 に沿って移動可能に支持し、付勢手段でこの可動手段で支持された端部を他方の 端部に対して離反する方向に付勢するため、ベルトに伸縮性を持たせる必要がな くなり、ベルトのたわみを生じにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のベンチレータの一実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】同上組立後を示す斜視図である。
【図3】同上動作を示す断面図である。
【図4】従来例のベンチレータを示す断面図である。
【符号の説明】
11 ベンチレータケース 11a 内壁 12 空気通路 16 ダンパー 21 ベルト 23 可動手段としての長孔 26 付勢手段としての線ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンチレータケースの断面略矩形状の空
    気通路を2分する中央位置で内側部が互いに略接合する
    とともに、外側部がベンチレータケースの内壁に近接し
    て支持されて開閉回動する一対のダンパーと、 これら各ダンパーの前後方向に離反した位置でかつ上記
    ベンチレータケースの各内壁に近接して前後両端部が支
    持され、ベンチレータケースの内壁との間にダンパーを
    収容するとともにダンパーの先端が当接する一対のベル
    トと、 上記ベルトの少なくとも一方の端部を前後両端部間の延
    長線上に沿って移動可能に支持する可動手段と、 この可動手段で支持された端部を他方の端部に対して離
    反する方向に付勢する付勢手段とを具備したことを特徴
    とするベンチレータの風量調整装置。
JP2372992U 1992-04-14 1992-04-14 ベンチレータの風量調整装置 Pending JPH0583652U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007136076A1 (ja) 2006-05-23 2007-11-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 空調装置の吹出口構造
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