JP3597031B2 - レジスタの操作機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空調用のレジスタに係り、詳しくは吹出し口に横、縦方向に取付けられて風向調整するフィンとエアダンパとを連動して作動する操作機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調用のレジスタとしては例えば図22の構成のものがあり、このレジスタ1はリテーナ2と、このリテーナ2の吹出し口側に取付けられるベゼル21と、同リテーナ2の吹出し口側に取付けられる複数枚の縦フィン9と横フィン13を操作するフィンノブ19とダンパー7を操作するダンパーノブ8とより構成されている。
【0003】
このリテーナ2は上壁3と下壁4と左右の側壁5とにより通風路6を有する略方形筒形状に形成され、同リテーナ2の上流側の上下壁3,4の所定の位置にはダンパー7が下壁4の下部側に設けられたタンパーノブ8に連繋されて通風路6を開閉可能に支承されている。
【0004】
また、縦フィン9はその上下の端面には支軸10が形成されて同上下の支軸10はサポートプレート11a,11bに回動可能に取付けられ、この複数枚の縦フィン9は連結ロッド12により一連に連結されている。また、横フィン13は左右の端面の中央部には支軸14が形成され、同支軸14もサポートプレート15a,15bに回動可能に取付けられ、この複数枚の横フィン13も連結ロッド16により一連に連結されている。
【0005】
このように設けられた複数枚の縦フィン9はリテーナ2の開口部側の奥側の上下壁3,4の内側面に形成された嵌込み段部17にサポートプレート11a,11bを介して取付けられ、また、横フィン13は同じくリテーナ2の開口部側の左右の縦壁5の内側面に形成されたは嵌込み段部18にサポートプレート15a,15bを介して取付けられている。このように取付けられたほぼ中央部の横フィン13にはスライド可能にフィンノブ19がスライド可能に取付けられ、このフィンノブ19の先端側は二股状の係合部20に形成され、この係合部20には奥側の中央部に位置した縦フィン9が嵌込み係合されて、フインノブ19を左右にスライドすることで各縦フィン9は連結ロッド12を介して左右方向に一連に作動され、上下方向に操作することで各横フィン13は連結ロッド16を介して上下方向に一連に作動されて風向調整される。そして、吹出し口側にはベゼル21がその背面側の上下に形成された係止片22を介してリテーナ2側に形成した係止爪2aに係合されて、同ベゼル21はレジスタ1の意匠面を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このレジスタ1においては、吹出し口側に設けられた横フィン13はその両端面に形成された支軸14が横フィン9の幅中央に設けられていることから、フィンノブ19を操作して横フィン9を上下方向に操作するとその先端部が上下に回動変位されることから、インストールメントパネルに開設された取付部に取付けた状態が目視により歴然となり、パネル面に対する面一感がなくなり外観意匠を損なう問題があり、また、上記従来構成の場合、ダンパーノブ8とフィンノブ19を操作しなければならない煩わしさがある。
【0007】
本発明は、上記従来の技術課題を解決するためになされたもので、横フィンとダンパーとを連動可能に連繋して、ノブ操作でダンパーにより通風路を開放した場合には横フィンにより上下の風向調整を行うことができ、ダンパーにより通風路をシャットした場合には横フィンはベゼルとほぼ面一にシャットすることのできるレジスターの操作機構を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記技術課題を解決するため、
請求項1の発明は、リテーナの吹出し口側に、両端面の先端部側に支軸を有する複数枚のフィンを所定の間隔で回動可能に配設し、該フィンに形成した連結凸部を連結ロッドに所定の間隔で貫設した嵌合孔および逃しガイド溝に嵌合して一連に連結し、リテーナの上流側には通風路を開閉可能にダンパーを設け、前記連結ロッドは、複数枚のフィンの内、前記リテーナの吹出し口側の少なくとも一方の壁部に近接したフィンの連結凸部を、同連結凸部の嵌合孔を含み、その近接する嵌合孔との間で所定の半径で円弧状に形成した逃しガイド溝に挿入連繋し、前記リテーナの他方の壁部にはフィン・ダンパーノブを回動可能に設けて該フイン・ダンパーノブと前記特定位置のフィンの支軸とを歯車列により連繋し、また、このフィン・ダンパーノブと前記タンパーとの間には連動作動機構を介装して連繋し、前記ダンパーが通風路を開放状に位置した状態で、フィン・ダンパーノブの回動で前記複数枚のフィンは所定の角度範囲で風向調整可能に設けられ、また、前記フィン・ダンパーノブを回動してフィンの一方の風向傾斜位置より支軸を中心として前記リテーナの吹出し口側を一列状にフィンシャットするのに連動して、前記ダンパーを連動作動機構を介して連動して通風路をダンパーシャットする構成とし
前記連動作動機構は、フィン・ダンパーノブとダンパーのダンパー軸に取付けられるダンパーアームとこの両者間を連繋するダンパーリンクとからなり、前記フィン・ダンパーノブにはその中心に形成した作動歯車を中心とする所定半径でフィンを所定の角度範囲に風向調整する円弧状のフィン作動溝と、このフィン作動溝の一端より所定の半径で外周方向に連続形成されるダンパー作動溝を形成するとともに、このダンパー作動溝に近接した所定の位置にはダンパー作動ピンが立設され、前記ダンパーリンクは略扇形状に形成されて、前記リテーナの壁部に形成されたリンク取付軸に回動可能に取付けられ、その幅狭側は前記ダンパーに取付けられたダンパーアームと連繋され、このダンパーリンクの特定の位置より同リンクの幅広縁部に向けて所定の半径で開口するピンガイド溝が形成されるとともに、この幅広縁部側の所定の位置には前記フィン・ダンパーノブのフィン作動溝に嵌込み係合する連結ピンを突設したことであり、
請求項2の発明は、リテーナの吹出し口側に、両端面の先端部側に支軸を有する複数枚のフィンを所定の間隔で回動可能に配設し、該フィンに形成した連結凸部を連結ロッドに所定の間隔で貫設した嵌合孔および逃しガイド溝に嵌合して一連に連結し、リテーナの上流側には通風路を開閉可能にダンパーを設け、前記連結ロッドは、複数枚のフィンの内、前記リテーナの吹出し口側の少なくとも一方の壁部に近接したフィンの連結凸部を、同連結凸部の嵌合孔を含み、その近接する嵌合孔との間で所定の半径で円弧状に形成した逃しガイド溝に挿入連繋し、前記リテーナの他方の壁部にはフィン・ダンパーノブを回動可能に設けて該フイン・ダンパーノブと前記特定位置のフィンの支軸とを歯車列により連繋し、また、このフィン・ダンパーノブと前記タンパーとの間には連動作動機構を介装して連繋し、前記ダンパーが通風路を開放状に位置した状態で、フィン・ダンパーノブの回動で前記複数枚のフィンは所定の角度範囲で風向調整可能に設けられ、また、前記フィン・ダンパーノブを回動してフィンの一方の風向傾斜位置より支軸を中心として前記リテーナの吹出し口側を一列状にフィンシャットするのに連動して、前記ダンパーを連動作動機構を介して連動して通風路をダンパーシャットする構成とし、
前記連動作動機構は、フィン・ダンパーノブとダンパーのダンパー軸に取付けられるダンパーリンクとからなり、前記フィン・ダンパーノブにはその中心に形成した作動歯車を中心とする所定半径でフィンを所定の角度範囲に風向調整する円弧状のフィン作動溝と、このフィン作動溝の一端より所定の半径で外周方向に連続形成されるダンパー作動溝が形成されるとともに、このダンパー作動溝に近接した所定の位置にはダンパー作動ピンが立設され、前記ダンパーリンクは略線形状に形成されてその基部は前記ダンパーのダンパー軸に取付けられ、このダンパーリンクの特定の位置より同リンクの幅広縁部に向けて所定の半径で開口するピンガイド溝が形成されるとともに、この幅広縁部側の所定の位置には 前記フィン・ダンパーノブのフィン作動溝に嵌込み係合する連結ピンを立設する構成としたことであり、
請求項3の発明は、リテーナの吹出し口側に、両端面の先端部側に支軸を有する複数枚のフィンを所定の間隔で回動可能に配設し、該フィンに形成した連結凸部を連結ロッドに所定の間隔で貫設した嵌合孔および逃しガイド溝に嵌合して一連に連結し、リテーナの上流側には通風路を開閉可能にダンパーを設け、前記連結ロッドは、複数枚のフィンの内、前記リテーナの吹出し口側の少なくとも一方の壁部に近接したフィンの連結凸部を、同連結凸部の嵌合孔を含み、その近接する嵌合孔との間で所定の半径で円弧状に形成した逃しガイド溝に挿入連繋し、前記リテーナの他方の壁部にはフィン・ダンパーノブを回動可能に設けて該フイン・ダンパーノブと前記特定位置のフィンの支軸とを歯車列により連繋し、また、このフィン・ダンパーノブと前記タンパーとの間には連動作動機構を介装して連繋し、前記ダンパーが通風路を開放状に位置した状態で、フィン・ダンパーノブの回動で前記複数枚のフィンは所定の角度範囲で風向調整可能に設けられ、また、前記フィン・ダンパーノブを回動してフィンの一方の風向傾斜位置より支軸を中心として前記リテーナの吹出し口側を一列状にフィンシャットするのに連動して、前記ダンパーを連動作動機構を介して連動して通風路をダンパーシャットする構成とし、
前記複数枚のフィンがリテーナの吹出し口側で開放状に位置し、前記ダンパーが通風路に開放状に位置した状態で、前記ダンパーリンクの連結ピンはフイン・ダンパーノブのフィン作動溝のほぼ中央に位置し、同ダンパーリンクのピンガイド溝はフィン作動溝と同心状に位置されるとともに、該ピンガイド溝の開口端側にフィン・ダンパーノブのダンパー作動ピンが係脱可能に位置する構成とし、
請求項4の発明は、前記複数枚のフィンがリテーナの吹出し口側で開放状に位置し、前記ダンパーが通風路に開放状に位置した状態で、前記ダンパーリンクの連結ピンはフイン・ダンパーノブのフィン作動溝のほぼ中央に位置し、同ダンパーリンクのピンガイド溝はフィン作動溝と同心状に位置されるとともに、該ピンガイド溝の開口端側にフィン・ダンパーノブのダンパー作動ピンが係脱可能に位置する構成とした請求項1または請求項2のレジスタの操作機構である。
【0009】
【発明の効果】
吹出し口側にフィンを開放状にした状態で、ダンパーは通風路を開放状に位置しており、この状態でフィン・ダンパーノブを操作することで、複数のフィンは歯車列により、逃しガイド溝を有する連結ロッドを介してフィン・ダンパーノブに設けたフィン作動溝の角度範囲で風向調整することができるとともに、フィンを一方の風向傾斜位置よりフィン・ダンパーノブをさらに回動することで、複数のフィンは吹出し口側の傾斜角度に倣って一列状になって同吹出し口側のベゼルとほぼ面一にフィンシャットし、同時にフィン・ダンパーノブに連繋された連動作動機構を介してダンパーを回動して通風路をダンパーシャットするもので1つのフィン・ダンパーノブによりフィンの風向調整、吹出し口のフィンシャット、通風路の開閉を行うことができるので完全シャットができる。また、各操作部材はリテーナの壁部の外側に配設する構成としたので、組付け性が向上されてコストを低減することができ、また、メインテナンスも容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態を図1ないし図13にしたがって説明すると、図1はレジスタ31の正面図、図2は断面図、図3は横フィン47のアーム49と連結ロッド63との連結の側面図、図4はレジスタ31の分解斜視図を示すもので、このレジスタ31は合成樹脂材よりなるもので、リテーナ32とベゼル53とダンパー61と複数枚の縦フィン43と横フィン47とより構成されている。
【0011】
このリテーナ32は上壁33と下壁34と左右の側壁35とにより通風路36を有する略方形筒状体に形成され、左右の側壁35の吹出し口側となる縁部37は所定の角度で斜状に形成され,同縁部37には所定の間隔で複数枚の横フィン47の支軸48を回動可能に支承する軸受凹部38が対応して凹設されている(本実施形態では6枚の横フィン47を例示した)。そして、最下部の軸受凹部38aはリテーナ32の下壁34に近接した位置に形成されている。また、上下壁33,34は切欠部39が対応して形成されるとともに、この上下の切欠部39の縁部40には所定の間隔で複数枚の縦フィン43の支軸44を回動可能に支承する軸受凹部41が凹設されている(本実施形態では5枚の縦フィン43を例示した)。
【0012】
この縦フィン43は略変形四辺形状に形成され、その上下の端部には同軸線上に支軸44が一体に突出形成されている。また、この複数枚の縦フィン43の内、中央に位置する縦フィン43の下部側の支軸44は下壁34より外側に突出してその端部には半円状の歯車45が一体に形成されている。また、この支軸44に近接した下部側後端には連結凸部46が突出形成されている。
【0013】
また、横フィン47は所定の幅を有する偏平細長状に形成され、その左右の端面の一端部側には対応して支軸48が形成され、この一方の支軸48は側壁35より外側に突出する長さに形成されるとともに、同端部には横フィン47に対し所定の角度αで所定の長さaのアーム49が一体に形成され、同アーム49の端部には連結凸部50が突出形成されている。また、この複数の横フィン47の内、ほぼ中央部に位置する横フィン47の他方の支軸48は側壁35より外側に突出する長さに形成され、同端部には扇形歯車51が一体に形成されている。
【0014】
また、ベゼル53はリテーナ32の前部側の意匠面を形成するもので、リテーナ32の取付孔の前部を遮蔽可能とする略長方形状に形成されるとともに、同リテーナ32の通風路36とほぼ整合する開口部54が開口されている。また、この開口部54に上下の横縁の内側にはリテーナ32の上下壁33,34に形成した切欠部39に嵌込み係合して縦フィン43の支軸44を回動可能に保持する横取付縁55a,55bが形成され、また、開口部54の左右の縦縁の内側にはリテーナ32の左右の側壁35の傾斜状の縁部37と嵌込み係合されて横フィン47の支軸48を軸受凹部38と対応して回動可能に保持する軸受凹部を有する左右の縦取付縁(図示せず)が形成されている。また、ベゼル53の一方の横縁には横フィン47のフィン・ダンパーノブ73の窓部58が開設され、また、下縁には縦フィン43の操作ノブ70の窓部59が開設されている。
【0015】
このように形成されたリテーナ32の左右の側壁35の上流側の所定の位置には回動可能にダンパー61が取付けられて通風路36を開閉可能に設けられ、また、同リテーナ32の上下壁33,34の切欠部39の軸受凹部41には縦フィン43の支軸44が嵌め込まれ、中央部に位置した縦フィン43に形成した半円状の歯車45は下壁34の外側に位置されるとともに、各縦フィン43はその連結凸部46が連結ロッド62により一連に連結されている。
【0016】
また、リテーナ32の左右の側壁35の傾斜状の縁部37に凹設された軸受凹部38には各横フィン47はそのアーム49が一方の側壁35の外側に位置して嵌込まれるとともに、ほぼ中央部に位置した横フィン47の扇形歯車51は他方の側壁35の外側に位置されている。このように取付けられた横フィン47の各アーム49は連結ロッド63により連結されている。この連結ロッド63は例えば図5に示すように所定長さの平板棒状に形成され、同連結ロッド63には横フィン47の取付け間隔と同間隔でアーム49の連結凸部50を回動可能に嵌合する嵌合孔64が貫設され、そして、例えば最下部に位置した嵌合孔64aはその上側の嵌合孔64との間で図示のように所定の半径rで所定の角度範囲に円弧状の逃しガイド溝65が貫設されている。なお、この逃しガイド溝65の半径rはアーム49の長さa相当である。このように形成された連結ロッド63の逃しガイド溝65には最下部の横フィン47の連結凸部50が挿通され、各嵌合孔64にはその上部側の各横フィン47の連結凸部50が嵌合されて連繋されている(図3参照)。
【0017】
このようにして縦フィン43および横フィン47を取付けたリテーナ32の前部にはベゼル53の横取付縁55a,55bが切欠部39に嵌込み係合されるとともに、縦取付縁は左右の側壁35の傾斜状の縁部37に嵌込み係合される。そして、この下部側の横取付縁55bの下面側のほぼ中央部には、半円状の歯車45を一体形成した支軸44と並行に軸67,68が所定の間隔で垂設され、この軸67には歯車45と噛合う中間歯車69が取付けられ、また、軸68には中間歯車69と噛合う半円状の歯車70aを一体に形成した縦フィン操作ノブ70が取付けられ、同操作ノブ70は窓部59より突出されて、同操作ノブ70を操作することで各縦フィン43は連結ロッド62を介して左右方向へ一連に操作される。
【0018】
また、横フィン47の扇形歯車51を突出した側の側壁35の所定位置には図4に示すように、ノブ用軸71と中間軸72が突出形成され、このノブ用軸71には図6(a)(b)(c) に示すように所定の径の略半円形状のノブ部74とこの略半円形ノブ部74の他方にダンパー61の連動作動機構81を構成する作動基部75が一体に形成され、中心部に作動歯車76を有するフィン・ダンパーノブ73が回動可能に取付けられている。また、中間軸72には横フィン47の扇形歯車51と作動歯車76に噛合う中間歯車77が回動可能に取付けられ,ノブ部74はベゼル53の窓部58より突出されて、同ノブ部74を操作することで連結ロッド63を介して横フィン47を上下方向に一連に操作される。
【0019】
また、ダンパー61の連動作動機構81は作動基部75に連繋されるダンパーリンク88とダンパーアーム96とによりダンパー61を作動して通風路36を開閉するように連繋されている。
【0020】
この作動基部75は図6(a)(b)(c) に示すように、フィン・ダンパーノブ73に一体に形成されて、ほぼ扇形形状で図6(c) に示すように同作動基部75は略半円形ノブ部74の厚さのほぼ1/2程度に形成されるとともに、作動基部75の図示下部側の外周には略角形状に突出する凸部82が形成されている。この作動基部75には作動歯車76を中心とする所定の半径位置には所定の角度範囲でフィン作動溝83が貫設され、このフィン作動溝83の図示下端部には所定の半径で作動基部75の内側に向けてフィン作動溝83と交差し、さらに凸部82に向かうダンパー作動溝84が形成され、このダンパー作動溝84の端部には屈曲状に係合溝84aが連続形成されるとともに、このフィン作動溝83の下端部とダンパー作動溝84との交差点との間には略楕円孔85が形成されている。また、凸部82の所定の位置にはダンパー作動ピン86が立設されている。
【0021】
また、ノブ用軸71より所定の位置にはダンパーリンク88のリンク取付軸87とダンパーアーム96のダンパー取付孔95が形成されている。このダンパーリンク88は図7に示すように平板状で幅狭扇形状に形成され、このダンパーリンク88の所定の位置にはリンク取付軸87と回動可能に嵌合するボス部89が形成され、このボス部89の中心を通る線c上の所定の点Pには同線cに沿ってボス部89に向う溝部90が貫設され、また、所定の径で点Pより幅広縁部側に開口して作動基部75のダンパー作動ピン86と係脱するピンガイド溝91が貫設されている。また、このピンガイド溝91と反対向きに所定長さの溝部92が貫設され、この溝部92の先端側の所定位置には作動基部75のフィン作動溝83に嵌込み係合する連結ピン93が立設されている。また、同リンク88の幅狭側の所定の位置にはダンパーアーム96の連結ピン96cと嵌込み係合する長孔94が貫設されている。
【0022】
また、ダンパー取付孔95にはダンパー61が左右のダンパー軸61aを介して取付けられ、この一方のダンパー軸61aには回り止め可能にダンパーアーム96が着脱可能に取付けられて、同ダンパーアーム96を介してダンパー取付孔95に取付けられるもので、このダンパーアーム96はダンパー取付孔95を閉止可能な径の基板96aの中心にはダンパー取付孔95に回動可能に係脱するボス部が形成され、同ボス部には回り止め孔が形成されている。また、基板96aには所定長さで突出状にアーム部96bが形成され、同アーム96bの先端側にはダンパーリンク88の長孔94に挿通係合するピン96cが形成されている。
【0023】
ここで、上記の構成のおいて図8および図9に示すように横フィン47のみである場合、図8はフィンノブ(フィン・ダンパノブ)73を操作して作動歯車76、中間歯車77および扇形歯車51を介して横フィン47を連結ロッド63により一連に作動して水平状にした状態を示すもので、この状態でノブ73を矢印aの反時計方向へ回動すると、各横フィン47は連結ロッド63を介して支軸48を中心として反時計方向へ回動され下向きに風向調整される。この時、最下部に位置した横フィン47の連結凸部50は図3に示すように逃しガイド溝65の下端部に位置され、支軸48を中心として上方へ一連に引上げられる。
【0024】
また、横フィン47の下向きの状態から上向きに風向調整する場合には、図8に示すようにフィンノブ73を作動歯車76を中心として矢印bの時計方向へ回動すると、横フィン47は上記と同様に連結ロッド63を介して支軸48を中心として時計方向へ回動される。この時、最下部の横フィン47はそのアーム49が逃しガイド溝65の下端部64aに位置した状態から逃しガイド溝65の上端部で押し下げられ他の横フイン47とともに水平位置を経て上向きに風向調整されていく。しかし、最下部の横フィン47はベゼル53の下部側の横取付縁55bに当接し、同横フィン47は水平状でストップされるが、他の横フィン47は連結ロッド65に形成した逃しガイド溝65を介して横フィン47は上方向きに風向を調整できる。
【0025】
なお、この横フィン47は、同横フィン47の水平位置より上下方向へほぼ角度35°回動するように設けられている。また、この横フィン47は下方向きの位置より、さらに、フィンノブ73を所定の角度、矢印aの反時計方向へ回動することで図3に示すようにアーム49が2点鎖線で示す状態で各横フィン47は図9に示すようにベゼル53とほぼ面一状に位置して吹出し口側をフィンシャットするものであるが、このフィンシャットでは風を完全に止めることができない。そこで、本実施形態では風を完全にシャットするためリテーナ32の上流側にダンパー61を配設するとともに、フィン・ダンパーノブ73とダンパー61とを連動作動機構81により連繋して横フィン47による吹出し口側のフィンシャットと通風路36のダンパーシャットを連動して行うようにした。
【0026】
すなわち、図10(縦フィン43およびその作動部を省略して示す)に示すように横フィン47が水平に位置した状態で、フィン・ダンパーノブ73に一体に形成した作動基部75のフィン作動溝83には、リンク取付軸87に回動可能に取付けられたダンパーリンク88の連結ピン93が挿通係合され、このダンパーリンク88の長孔94には、通風路36内で水平状に位置したダンパー61のダンパー軸61aに取付けられてダンパー取付孔95に回動可能に取付けられ、所定の角度で位置したアーム部96bの先端に形成したピン96cが挿通係合されている。この横フィン47が水平に位置した状態で、ダンパーリンク88の連結ピン93は図示のようにフィン作動溝83のほぼ中央の位置、すなわち、フィン作動溝83とダンパー作動溝84の交差点に近接した楕円孔85の縁部85a側に位置するとともに、同ダンパーリンク88のピンガイド溝91はフィン作動溝83と同心状に位置して、その開口側にはダンパー作動ピン86が位置されている。
【0027】
この横フィン47の水平状態で、フィン・ダンパーノブ73をフィンガイド溝83の角度範囲、すなわち、図11,図12(縦フィン43およびその作動部を省略して示す)に示すように、ノブ73を矢印a方向に回動することで、フィン作動溝83の下端部が連結ピン93に当接した状態で横フィン47は連結ロッド63を介して下向きに風向調整され、また、矢印b方向へ回動することでフィン作動溝83の上端部が連結ピン93に当接された状態で最下部の横フィン47はベゼル53の横取付縁55bにストップされ、他の横フィン47は連結ロッド63の逃しガイド溝65を介して上向きに風向調整される。なお、矢印a方向においては連結ピン93に対し楕円孔85の縁部85a側が摺接されるとともに、ダンパー作動ピン86はダンパーリンク88のピンガイド溝91に挿入されていき、矢印b方向へ回動すると同ピンガイド溝91より離脱された位置となる。
【0028】
次に、このフィン・ダンパーノブ73の操作により吹出し口側をフィンシャットし、通風路36をダンパーシャットする場合について説明すると、先ず、フィン・ダンパーノブ73を矢印a方向へ回動して横フィン47を下向き方向に操作する。これにより、作動基部75のフィン作動溝83も矢印a方向へ移動され、また、ダンパー作動ピン86はピンガイド溝91に挿入されていき、フィン作動溝83の下端縁が連結ピン93に当接された時点で、ダンパー作動ピン86はピンガイド溝91の点Pに至る。この状態で横フィン47は下向き最傾斜角度となる。
【0029】
そして、フィン・ダンパーノブ73をさらに矢印a方向へ回動すると、ダンパー作動ピン86はダンパーリンク88を押し、ダンパーリンク88はリンク取付軸87を中心として時計方向へ回動され、このダンパーリンク88の長孔94にピン96cを介して連繋されたダンパーアーム96は反時計方向へ回動され、このダンパーアーム96に連結されて通風路36に水平状に位置したダンパー61はダンパー軸61aを中心として反時計方向(通風路36の閉止方向)へ回動されるとともに、連結ピン93はフィン作動溝83からダンパー作動溝84側へ移行される。また、このフィン・ダンパーノブ73の操作で横フィン47は下向き最傾斜角度からさらに傾斜されていき、図13に示すようにダンパ作動ピン86がダンパーリンク88の溝部92に挿入係合され、連結ピン93がダンパー作動溝84の係合溝84aに係合挿入され時点で、ダンパー61は通風路36をシャットし、また、横フィン47は図示のようにベゼル53の傾斜角に倣う角度に沿って一列状となって吹出し口側をフィンシャットして、レジスタ31を完全シャットすることができる。
【0030】
また、シャット状態からレジスタ31を開放するには、上記とは逆にフィン・ダンパーノブ73を矢印b方向に回動操作することで、各部材は上記とは逆方向に経路を辿ってダンパー61を通風路36に水平状に位置して開放し、かつ横フィン47を水平状に位置して吹出し口側を開放することができる。
【0031】
このように吹出し口側のフィンシャットと通風路36のダンパーシャットはリテーナ32の側壁35に設けたフィン・ダンパーノブ73の操作により吹出し口側の複数の横フィン47は作動歯車76、中間歯車77、扇形歯車51の歯車列により逃しガイド溝65を有する連結ロッド63を介して下向き方向および上向き方向に指向して風向調整可能に設け、また、同側壁35側にはフィン・ダンパーノブ73に一体に形成した作動基部75とダンパー61のダンパー軸61aとの間にダンパーリンク88とダンパーアーム96とからなる連動作動機構81を介装し、このダンパーリンク88は側壁35のリンク取付軸87に回動可能に取付けられ、その一端側にはダンパーリンク88の他端にはダンバー61のダンパー軸61aに取付けたダンパーアーム96と連結する長孔94を形成され、他端側には作動基部75に形成されて横フィン47の上下の風向調整角度範囲に形成された円弧状のフィン作動溝83と、このフィン作動溝83の下端部より外側方向に連続される円弧状のタンパー作動溝85を連繋移動する連結ピン93が形成され、また、同ダンパーリンク88にはその特定の位置Pより連結ピン93側の縁部に開口し、かつ作動基部75のフィン作動溝83と同心状に位置して作動基部75に形成したダンパー作動ピン86と挿通係合するピンガイド溝91を形成する構成としたものである。
【0032】
したがって、上記したように吹出し口側に横フィン47が水平状に、また、通風路36にダンパー61が水平状に位置した状態でフィン・ダンパーノブ73を矢印a,b方向に操作することで、複数の横フィン47は歯車列、作動歯車76、中間歯車77、扇形歯車51により、逃しガイド溝65を有する連結ロッド63を介して作動基部に設けたフィン作動溝83の角度範囲で下向き方向および上向き方向に指向して風向調整することができる。また、横フィン47を下向き最傾斜角度位置よりフィン・ダンパーノブ73をさらに矢印a方向に回動することで、複数の横フィン47は吹出し口側の傾斜角度に倣って一列状になって同吹出し口側のベゼル53とほぼ面一にフィンシャットし、同時にフィン・ダンパーノブ73に連繋された連動作動機構81を介してダンパー61を回動して通風路36をダンパーシャットするもので1つのフィン・ダンパーノブ73により横フィン47の上下の風向調整、吹出し口のフィンシャット、通風路36の開閉を行うことができるので完全シャットができる。また、各操作部材は側壁35の外側に配設する構成としたので、組付け性が向上されてコストを低減することができ、また、メインテナンスも容易に行うことができる。
【0033】
次に、本発明の第2実施形態を図14ないし図17にしたがって説明すると、この第2実施形態のレジスタ100 は上記したレジスタ31におけるダンパーアーム96を省略してフィン・ダンパーノブ102 とダンパー61とをダンパーリンク111 により直接連繋する連動作動機構101 に構成したもので、その他の構成は上記実施形態と同様であるので同符号を付してその説明は省略する。なお、縦フィン43は省略して示す。
【0034】
このレジスタ100 の連動作動機構101 のフィン・ダンパーノブ102 は所定の径の円板状に形成され、その中心部には作動歯車76が一体に形成されている。また、この作動歯車76を中心とする所定の角度範囲には上記フィン・ダンパーノブ73にフィン作動溝83とダンパー作動溝84と同様に、作動歯車76を中心とする所定の半径位置にはフィン作動溝103 が貫設され、このフィン作動溝103 の図示下端部には所定の半径で中心側に向けて折返し状にしてフィン作動溝103 と交差し、さらに外周側に向うダンパー作動溝104 が貫設され、このダンパー作動溝104 の端部には屈曲状に係合溝105 が連続形成されるとともに、このフィン作動溝103 の下端部とダンパー作動溝104 との交差点との間には略楕円孔106 が形成されている。また、係合溝105 の先端側の所定位置にはダンパー作動ピン107 が立設されている。
【0035】
また、ダンパーリンク111 は上記したダンパーリンク88のボス部89より幅狭側が排除されたもので、このダンパーリンク111 は略扇形形状に形成され、その基部側に形成されたボス部112 はダンパー61の一方のダンパー軸61aに所定の角度で取付けられるもので、このダンパーリンク111 には上記ダンパーリンク88と同様に所定の点P位置にはボス部112 側に向う溝部113 が貫設され、また、位置Pより所定の径で幅広縁部側に開口してフィン・ダンパーノブ102 のダンパー作動ピン107 と挿入係合する円弧状のピンガイド溝114 が貫設されている。また、この点Pよりピンガイド溝114 とは反対向きに所定長さの溝部115 が貫設され、この溝部115 の先端側の所定の位置にはフィン・ダンパーノブ102 のフィン作動溝113 と嵌込み係合する連結ピン116 が立設されている。
【0036】
このようにフィン・ダンパーノブ102 とダンパー61をダンパーリンク111 により直接連結した連動作動機構101 を備えたレジスタ100 は、図14に示すように横フィン47が水平状に位置した状態で、ダンパー61は水平状に位置して通風路36を開放しており、この状態で上記と同様にダンパー61に取付けられたダンパーリンク111 の連結ピン116 はフィン作動溝103 のほぼ中央の位置、すなわち、フィン作動溝103 とダンパー作動溝104 の交差点に近接した楕円孔106 の縁部106a側に位置され、ダンパー作動ピン107 はピンガイド溝114 の開口端に位置されている。そして、図15および図16に示すようにフィン・ダンパーノブ102 を矢印a,b方向へ回動することで上記と同様に連結ピン116 を中心としてフィン作動溝103 の角度範囲に回動されて横フィン47は下向きおよび上向きに風向調整される。なお、横フィン47の上向き風向調整は逃しガイド溝65を有する連結ロッド63により上記と同様に風向調整される。
【0037】
また、フィン・ダンパーノブ102 により吹出し口側をフィンシャットし、通風路36をダンパーシャットする場合には、上記と同様にフィン・ダンパーノブ102 を矢印a方向へ回動して横フィン47を下向き方向に操作する。これにより、フィン作動溝103 の下端部が連結ピン116 に当接され、また、ダンパー作動ピン107 はピンガイド溝114 に挿入されて位置Pに至る。この状態で横フィン47は下向き最傾斜角度となる。
【0038】
そして、フィン・ダンパーノブ102 をさらに矢印a方向へ回動すると、ダンパー作動ピン107 はダンパーリンク111 を押し、ダンパーリンク111 はダンパー取付孔95を中心として時計方向へ回動され、このダンパーリンク111 に取付けられて通風路36に水平状に位置したダンパー61はダンパー軸61aを中心として時計方向(通風路36の閉止方向)へ回動されるとともに、連結ピン116 はフィン作動溝103 からダンパー作動溝104 側へ移行される。また、このフィン・ダンパーノブ102 の操作で横フィン47は下向き最傾斜角度からさらに傾斜されていき、図17に示すようにダンパー作動ピン107 がダンパーリンク111 の溝部115 に挿入係合され、連結ピン116 がダンパー作動溝104 の端部に形成した係合溝105 に係合挿入された時点で、ダンパー61は通風路36をシャットし、また、横フィン47は図示のようにベゼル53の傾斜角に倣う角度に沿って一列状となって吹出し口側をフィンシャットして、レジスタ100 を完全シャットすることができる。
【0039】
また、シャット状態からレジスタ100 を開放するには、上記とは逆にフィン・ダンパーノブ102 を矢印b方向に回動操作することで、各部材は上記とは逆方向に経路を辿ってダンパー61を通風路36に水平状に位置して開放し、かつ横フィン47を水平状に位置して吹出し口側を開放することができる。したがって、このレジスタ100 においても上記第1実施形態と同等の作用効果を奏するものである。
【0040】
次に、本発明の第3実施形態を図18ないし図20にしたがって説明する。上記の各実施形態においては、横フィン47に設けた一方の支軸48をリテーナ32の側方へ突出し、アーム49と連結凸部50を介して逃しガイド溝65を有する連結ロッド63により連結する構成としたものであるが、この第3実施形態では連結ロッド63をリテーナ32内に設ける構成としたことである。
【0041】
このリテーナ32内に連結ロッド63により作動される横フィン121 は、図19に示すように、同横フィン121 の両端部の先端側に支軸122 が突設され、この一方の端部側は図示のように、上記のアーム49に代わり、所定の幅で所定の位置より下方へ、所定の角度で所定長さのアーム片123 が一体に形成され、このアーム片123 の端部には上記と同様の連結ロッド63と連結するための連結凸部124 が突設されている。一方、図20に示すようにベゼル53の下部側の横取付縁55bには連結ロッド63の下動を許容するため対応する図18に示すように、連結ロッド63の下端部とアーム片123 の端部を挿通可能とする窓部55cが開設されている。
【0042】
このように形成された複数枚の横フィン121 は上記横フィン47と同様に図18に示すように各横フィン121 のアーム片123 の連結凸部124 は連結ロッド63の嵌合孔64に嵌合されるとともに、最下部の横フィン121 の連結凸部124 は連結ロッド63の逃しガイド溝65に挿通されて連結され、この状態で各横フィン121 の支軸122 は、リテーナ32の前部の軸受凹部38に取付けられるとともに、ベゼル53が取付けられて回転可能に保持される。そして、横フィン121 が水平状態で、例えば最下部の横フィン121 はベゼル53の下部側の横取付縁55bに近接された状態にあり、そのアーム片123 と連結ロッド63の下端部側は横取付縁55bの窓部55cに挿通されている。
【0043】
そして、この横フィン121 とダンパー61との間には、中間歯車69とフィン・ダンパーノブ73が連繋されるとともに、連動作動機構81のダンパーリンク88およびダンパーアーム96が介装されている。そして、上記と同様にダンパー61が水平状態で、ダンパーノブ73をa,b方向に操作することで横フィンは連結ロッド63を介してダンパーノブの作動基部75に形成したフィン作動溝83の角度範囲で下向き方向および上向き方向に指向して風向調整することができる。とくに、ベゼル53の下部側の横取付縁55bに、リテーナ32の内側に横フィン121 を連動する連結ロッド63の下端部側を逃す窓部55cを設けたので、外側に位置する場合と同様に風向調整を行うことができる。
【0044】
また、横フィン121 を下向き最傾斜角度位置よりフィン・ダンパーノブ73をさらに矢印a方向に回動することで、上記と同様の複数の横フィン121 は吹出し口側の傾斜角度に倣って一列状になって同吹出し口側のベゼル53とほぼ面一にフィンシャットし、同時にフィン・ダンパーノブ73に連繋された連動作動機構81を介してダンパー61を回動して通風路36をダンパーシャットするもので1つのフィン・ダンパーノブ73により横フィン47の上下の風向調整、吹出し口のフィンシャット、通風路36の開閉を行うことができるので完全シャットができる。なお、ベゼル53の吹出し口側を横フィン121 でフィンシャットした場合、連結ロッド63の上端は、アーム片123 の角度、延出長さによりリテーナ32の上壁33に当接しない位置関係に設けられている。したがって、この第3実施形態においても上記の実施形態とほぼ同等の作用効果をそうするものである。
【0045】
なお、図21は横フィン47の上流側に位置する縦フィン43とダンパー61とを連動作動機構130 により連繋する構成としたもので、この連繋作動機構130 は上記した連動作動機構81とほぼ同様のフィン・ダンパーノブ73とダンパーリンク88とダンパーアーム96とより構成され、この場合、ダンパー61はリテーナ32の上下壁33,34間に開閉可能に取付けられている。また、フィン・ダンパーノブ73はその中心部の作動歯車76が省略され、同ノブ73は中央に位置した縦フィン43の支軸44に直接取付けられている。したがって、上記と同様にフィン・ダンパーノブ73を操作することで、縦フィン43を所定の角度範囲で風向調整でき、この縦フィン43により通風路36をフィンシャットするとこれに連動して通風路36をダンパーシャットすることができる。なお、この縦フィン43によるフィンシャットはよろい戸状のシャットである。
【0046】
また、上記各実施形態ではリテーナ32の吹出し口側に横フィン47を配設しその上流側に縦フィン43を配設して例示したが、これに限定するものではなく、例えば吹出し口側に縦フィン43を配設し、上流側に横フィン47を垂設してもよく、この場合、縦フィン43は先端側に支軸を有する構成として連動作動機構81によりダンパー61と連繋することで縦フィン43により吹出し口側をフィンシャットし通風路36をダンパーシャットすることができる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図13は本発明の第1実施形態を示し、
【図1】レジスタの正面図である。
【図2】レジスタの断面図である。
【図3】横フィンとアームと連結ロッドとの連結を示す側面図である。
【図4】レジスタの分解斜視図である。
【図5】連結ロッドの正面図である。
【図6】(a) フィン・ダンパーノブの正面図である。
(b) 図6(a) のA−A線断面図である。
(c) フィン・ダンパーノブの側面図である。
【図7】ダンパーリンクの正面図である。
【図8】リテーナの吹出し口側に横フィンのみを配設して風向調整する説明図である。
【図9】リテーナの吹出し口側に横フィンのみを配設して吹出し口側をフィンシャットする説明である。
【図10】リテーナの吹出し口側に横フィンを配設し、通風路にダンパーを配設して、連動作動機構により連繋して,横フィンを水平状にしてリテーナの吹出し口側を開放し、ダンパーを水平状にして通風路を開放した状態の説明図である。
【図11】図10の状態より横フィンを下向き調整する説明図である。
【図12】図10の状態より横フィンを上向き調整する説明図である。
【図13】リテーナの吹出し口をフィンシャットし、通風路をダンパーシャットする説明図である。
図14ないし図17は本発明の第2実施形態を示し、
【図14】横フィンを水平状にしてリテーナの吹出し口側を開放し、ダンパーを水平状にして通風路を開放した状態で連繋した連動作動機構の説明図である。
【図15】横フィンを下向き調整する説明図である。
【図16】横フィンを上向き調整する説明図である。
【図17】リテーナの吹出し口をフィンシャットし、通風路をダンパーシャットする説明図である。
図18ないし図20は本発明の第3実施形態を示し、
【図18】横フィンを水平状にしてリテーナの吹出し口側を開放し、ダンパーを水平状にして通風路を開放した状態で連繋した連動作動機構の説明図である。
【図19】横フィンの一端側にアーム片を一体に形成した斜視図である。
【図20】ベゼルの下部側の横取付縁に窓部を開設した斜視図である。
【図21】縦フィンとダンパーを連動作動機構により連繋した図である。
【図22】従来のレジスタの分解斜視図である。
【符号の説明】
31,100 レジスタ
32 リテーナ
35 側壁(壁部)
36 通風路
47,121 横フィン
48 支軸
49,122 アーム
50,124 連結凸部
51 扇形歯車
61 ダンパー
63 連結ロッド
64 嵌合孔
65 逃しガイド溝
73,102 フィン・ダンパーノブ
75 作動基部
76 作動歯車
77 中間歯車
81,101,130 連動作動機構
83,103 フィン作動溝
84,104 ダンパー作動溝
86,107 ダンパー作動ピン
88,111 ダンパーリンク
91,114 ピンガイド溝
93,116 連結ピン
96 ダンパーアーム

Claims (4)

  1. リテーナの吹出し口側に、両端面の先端部側に支軸を有する複数枚のフィンを所定の間隔で回動可能に配設し、該フィンに形成した連結凸部を連結ロッドに所定の間隔で貫設した嵌合孔および逃しガイド溝に嵌合して一連に連結し、リテーナの上流側には通風路を開閉可能にダンパーを設け、
    前記連結ロッドは、複数枚のフィンの内、前記リテーナの吹出し口側の少なくとも一方の壁部に近接したフィンの連結凸部を、同連結凸部の嵌合孔を含み、その近接する嵌合孔との間で所定の半径で円弧状に形成した逃しガイド溝に挿入連繋し、
    前記リテーナの他方の壁部にはフィン・ダンパーノブを回動可能に設けて該フイン・ダンパーノブと前記特定位置のフィンの支軸とを歯車列により連繋し、
    また、このフィン・ダンパーノブと前記タンパーとの間には連動作動機構を介装して連繋し、
    前記ダンパーが通風路を開放状に位置した状態で、フィン・ダンパーノブの回動で前記複数枚のフィンは所定の角度範囲で風向調整可能に設けられ、
    また、前記フィン・ダンパーノブを回動してフィンの一方の風向傾斜位置より支軸を中心として前記リテーナの吹出し口側を一列状にフィンシャットするのに連動して、前記ダンパーを連動作動機構を介して連動して通風路をダンパーシャットする構成とし、
    前記連動作動機構は、フィン・ダンパーノブとダンパーのダンパー軸に取付けられるダンパーアームとこの両者間を連繋するダンパーリンクとからなり、
    前記フィン・ダンパーノブにはその中心に形成した作動歯車を中心とする所定半径でフィンを所定の角度範囲に風向調整する円弧状のフィン作動溝と、このフィン作動溝の一端より所定の半径で外周方向に連続形成されるダンパー作動溝を形成するとともに、このダンパー作動溝に近接した所定の位置にはダンパー作動ピンが立設され、
    前記ダンパーリンクは略線形状に形成されて、前記リテーナの壁部に形成されたリンク取付軸に回動可能に取付けられ、その幅狭側は前記ダンパーに取付けられたダンパーアームと連繋され、このダンパーリンクの特定の位置より同リンクの幅広縁部に向けて所定の半径で開口するピンガイド溝が形成されるとともに、この幅広縁部側の所定の位置には前記フィン・ダンパーノブのフィン作動溝に嵌込み係合する連結ピンを突設したレジスタの操作機構。
  2. リテーナの吹出し口側に、両端面の先端部側に支軸を有する複数枚のフィンを所定の間隔で回動可能に配設し、該フィンに形成した連結凸部を連結ロッドに所定の間隔で貫設した嵌合孔および逃しガイド溝に嵌合して一連に連結し、リテーナの上流側には通風路を開閉可能にダンパーを設け、
    前記連結ロッドは、複数枚のフィンの内、前記リテーナの吹出し口側の少なくとも一方の壁部に近接したフィンの連結凸部を、同連結凸部の嵌合孔を含み、その近接する嵌合孔との間で所定の半径で円弧状に形成した逃しガイド溝に挿入連繋し、
    前記リテーナの他方の壁部にはフィン・ダンパーノブを回動可能に設けて該フイン・ダンパーノブと前記特定位置のフィンの支軸とを歯車列により連繋し、
    また、このフィン・ダンパーノブと前記タンパーとの間には連動作動機構を介装して連繋し、
    前記ダンパーが通風路を開放状に位置した状態で、フィン・ダンパーノブの回動で前記複数枚のフィンは所定の角度範囲で風向調整可能に設けられ、
    また、前記フィン・ダンパーノブを回動してフィンの一方の風向傾斜位置より支軸を中心として前記リテーナの吹出し口側を一列状にフィンシャットするのに連動して、前記ダンパーを連動作動機構を介して連動して通風路をダンパーシャットする構成とし、
    前記連動作動機構は、フィン・ダンパーノブとダンパーのダンパー軸に取付けられるダンパーリンクとからなり、
    前記フィン・ダンパーノブにはその中心に形成した作動歯車を中心とする所定半径でフィンを所定の角度範囲に風向調整する円弧状のフィン作動溝と、このフィン作動溝の一端より所定の半径で外周方向に連続形成されるダンパー作動溝が形成されるとともに、この ダンパー作動溝に近接した所定の位置にはダンパー作動ピンが立設され、
    前記ダンパーリンクは略扇形状に形成されてその基部は前記ダンパーのダンパー軸に取付けられ、このダンパーリンクの特定の位置より同リンクの幅広縁部に向けて所定の半径で開口するピンガイド溝が形成されるとともに、この幅広縁部側の所定の位置には前記フィン・ダンパーノブのフィン作動溝に嵌込み係合する連結ピンを立設する構成としたレジスタの操作機構。
  3. リテーナの吹出し口側に、両端面の先端部側に支軸を有する複数枚のフィンを所定の間隔で回動可能に配設し、該フィンに形成した連結凸部を連結ロッドに所定の間隔で貫設した嵌合孔および逃しガイド溝に嵌合して一連に連結し、リテーナの上流側には通風路を開閉可能にダンパーを設け、
    前記連結ロッドは、複数枚のフィンの内、前記リテーナの吹出し口側の少なくとも一方の壁部に近接したフィンの連結凸部を、同連結凸部の嵌合孔を含み、その近接する嵌合孔との間で所定の半径で円弧状に形成した逃しガイド溝に挿入連繋し、
    前記リテーナの他方の壁部にはフィン・ダンパーノブを回動可能に設けて該フイン・ダンパーノブと前記特定位置のフィンの支軸とを歯車列により連繋し、
    また、このフィン・ダンパーノブと前記タンパーとの間には連動作動機構を介装して連繋し、
    前記ダンパーが通風路を開放状に位置した状態で、フィン・ダンパーノブの回動で前記複数枚のフィンは所定の角度範囲で風向調整可能に設けられ、
    また、前記フィン・ダンパーノブを回動してフィンの一方の風向傾斜位置より支軸を中心として前記リテーナの吹出し口側を一列状にフィンシャットするのに連動して、前記ダンパーを連動作動機構を介して連動して通風路をダンパーシャットする構成とし、
    前記複数枚のフィンがリテーナの吹出し口側で開放状に位置し、前記ダンパーが通風路に開放状に位置した状態で、前記ダンパーリンクの連結ピンはフイン・ダンパーノブのフィン作動溝のほぼ中央に位置し、同ダンパーリンクのピンガイド溝はフィン作動溝と同心状に位置されるとともに、該ピンガイド溝の開口端側にフィン・ダンパーノブのダンパー作動ピンが係脱可能に位置する構成としたレジスタの操作機構。
  4. 前記複数枚のフィンがリテーナの吹出し口側で開放状に位置し、前記ダンパーが通風路に開放状に位置した状態で、前記ダンパーリンクの連結ピンはフイン・ダンパーノブのフィン作動溝のほぼ中央に位置し、同ダンパーリンクのピンガイド溝はフィン作動溝と同心状に位置されるとともに、該ピンガイド溝の開口端側にフィン・ダンパーノブのダンパー作動ピンが係脱可能に位置する構成とした請求項1または請求項2のレジスタの操作機構。
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