JP4259224B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車室内に空調用空気を供給する空調用レジスタに関する。
図6に、従来の空調用レジスタのリンク機構図を示す。空調用レジスタ100は、リテーナ101と横フィン群102と連結ロッド103とを備えている。リテーナ101は、車室内に向かう吹出口104を備えている。横フィン群102は、五枚の横フィン体102aにより構成されている。横フィン体102aは、揺動軸102bと授受軸102cとを備えている。各々の横フィン体102aの授受軸102c同士は、連結ロッド103により連結されている。このため、各々の横フィン体102aは、各々の揺動軸102bを中心に連動して揺動する。
特開平11−139156号公報 特開平11−180140号公報
従来の空調用レジスタ100によると、風向を上に向ける際、つまり図に示すように横フィン群102を上に向ける際、最下段の横フィン体102aが揺動するためのスペースSを確保する必要があった。すなわち、風向を上に向ける場合、最下段の横フィン体102aは風向調整にあまり寄与しない。しかし、各々の横フィン体102a同士は、連結ロッド103により連結されている。このため、最下段の横フィン体102aも他の横フィン体102aに連動して揺動せざるを得ない。したがって、最下段の横フィン体102aが揺動するためのスペースSを確保する必要があった。
スペースSは、吹出口104から笛吹音等の騒音が発生する一因となる。また、スペースSを確保すると、吹出口104下縁から縦フィン操作ダイヤル105までの間の間隔を広くとらざるを得ない。このため、意匠的に間延びしてしまい見栄えが悪い。
この点に鑑み、特許文献1、2には、最下段の横フィン体の授受部が連結ロッドに穿設された逃がし溝に挿入された空調用レジスタが紹介されている。これらの文献に記載の空調用レジスタによると、風向を上に向ける際、逃がし溝内を授受部が相対的に摺動する。このため、他の横フィン体から独立して、最下段の横フィン体をほぼ水平に保つことができる。したがって、図6のスペースSが不要となる。
上記文献記載の空調用レジスタによると、授受部は、逃がし溝内を溝長手方向に往復動可能である。このため、最下段の横フィン体が、例えば空調用空気の気流などにより、がたつくおそれがある。また、授受部と逃がし溝との摺接のみによって最下段の横フィン体を制御する空調用レジスタの場合、各部材の成形誤差などにより、授受部が逃がし溝内をうまく摺動しないおそれがある。
本発明の空調用レジスタは、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、フィン体ががたつくおそれが小さく、フィン体の制御精度が高い空調用レジスタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の空調用レジスタは、筒状のリテーナと、該リテーナ内部に配列された複数のフィン体からなるフィン群と、複数の該フィン体を連結する第一連結部材と、第二連結部材と、を備えてなる空調用レジスタであって、前記リテーナ内面に近接する一対の前記フィン体のうち少なくとも一方は、他の該フィン体よりも揺動角度が小さく、他の該フィン体が揺動する一定の角度領域において、独立して所定角度を保持するダミーフィン体であり、前記フィン体は、操作時に揺動中心になる揺動軸と、操作力の授受を行う授受部と、を持ち、前記第一連結部材は、各々の該フィン体の該授受部を枢支する複数の枢支部を持ち、複数の該枢支部のうち前記ダミーフィン体の該授受部を枢支する該枢支部は、該ダミーフィン体と他の該フィン体との揺動角度の差異を吸収できる摺動代を持ち該授受部に摺接する揺動枢支部であり、前記第二連結部材は、該ダミーフィン体と他の該フィン体との揺動角度の差異を吸収しながらこれらのフィン体を連結し、前記リテーナは、該第二連結部材の軌道を案内するガイド部を持ち、前記ガイド部は、前記リテーナに凹設されたガイド溝よりなり、前記第二連結部材は、上腕部と該上腕部に関節部を介して結合された前腕部とからなり該関節部を中心に屈曲可能な関節アームよりなり、前記前腕部は、前記ダミーフィン体の前記授受部が挿入されるダミーフィン体リンク孔を持ち、前記上腕部は、他の前記フィン体の前記授受部が挿入されるフィン体リンク孔を持ち、前記関節アームは、前記関節部に設けられ前記ガイド溝に挿入される被ガイド突起を持つことを特徴とする。
本発明の空調用レジスタによると、第一連結部材に加えて、第二連結部材およびガイド部によりダミーフィン体が制御されている。このため、ダミーフィン体ががたつくおそれが小さい。また、ダミーフィン体を堅実に制御することができる。また、前出図6のようなスペースSを確保する必要がない。
また、前記フィン体は、操作時に揺動中心になる揺動軸と、操作力の授受を行う授受部と、を持ち、前記第一連結部材は、各々の該フィン体の該授受部を枢支する複数の枢支部を持ち、複数の該枢支部のうち前記ダミーフィン体の該授受部を枢支する該枢支部は、該ダミーフィン体と他の該フィン体との揺動角度の差異を吸収できる摺動代を持ち該授受部に摺接する揺動枢支部である構成とされているので、比較的簡単な構造で、ダミーフィン体と他のフィン体との動きの違いを許容しつつ、第一連結部材とこれらのフィン体とを連結することができる
本発明の空調用レジスタによると、ダミーフィン体ががたつくおそれが小さい。また、ダミーフィン体を堅実に制御することができる。
以下、本発明の空調用レジスタを車両用として用いた実施形態について説明する。
(1)第一実施形態
まず、本実施形態の空調用レジスタの構成について説明する。図1に、本実施形態の空調用レジスタの分解図を示す。図に示すように、空調用レジスタ1は、リテーナ2と横フィン群3と連結ロッド4と関節アーム5とガイド溝6とダンパ7と横フィン操作ダイヤル8とギア部材9とを備えている。横フィン群3は、本発明のフィン群に含まれる。連結ロッド4は、本発明の第一連結部材に含まれる。関節アーム5は、本発明の第二連結部材に含まれる。ガイド溝6は、本発明のガイド部に含まれる。
リテーナ2は、リテーナ本体20とベゼル21とを備えている。リテーナ本体20は、樹脂製であって角筒状を呈している。リテーナ本体20の車室外方向端には、空調用ダクト(図略)が連結されている。空調用ダクトを介して、リテーナ本体20内に空調用空気が供給される。リテーナ本体20の車室内方向端の右壁には、フィン揺動孔200が穿設されている。一方、左壁には、フィン揺動溝201が切り欠き状に形成されている。また、左壁には、二連弧状のガイド溝6が凹設されている。また、左壁におけるガイド溝6の車室外方向には、ギア部材揺動孔202、ダンパ揺動孔203が穿設されている。ベゼル21は、樹脂製であって矩形板状を呈している。ベゼル21は、インストルメントパネル(図略)とほぼ面一に配置されている。ベゼル21の中央には、吹出口210が開設されている。また、吹出口210の下方には、縦フィン操作口211が開設されている。また、吹出口210の左方には、横フィン操作口212が開設されている。
横フィン群3は、四枚の横フィン体30と一枚のダミーフィン体34とを備えている。横フィン体30およびダミーフィン体34は、本発明のフィン体に含まれる。これらのフィン体は、上下方向に配列されている。また、ダミーフィン体34は、最下段に配列されている。横フィン体30およびダミーフィン体34は、フィン本体31と連結片32とを備えている。フィン本体31は樹脂製であって左右方向に延びる細板状を呈している。フィン本体31の左右両端からは、揺動軸31a、31bが突設されている。揺動軸31aの幹部は、前記フィン揺動溝201に収容されている。揺動軸31bは、前記フィン揺動孔200に挿入されている。このため、フィン本体31は、揺動軸31a、31bを中心に、揺動可能である。連結片32は、樹脂製であって、直方体状を呈している。連結片32は、揺動軸31a先端に止着されている。したがって、連結片32も、フィン本体31とともに揺動可能である。連結片32の左面からは、授受軸320が突設されている。授受軸320は、本発明の授受部に含まれる。また、最上段の横フィン体30のフィン本体31の揺動軸31a幹部には、樹脂製であって扇状のフィン側ギア33が止着されている。
連結ロッド4は、樹脂製であって上下方向に延びる細板状を呈している。連結ロッド4には、四つの枢支孔40と一つの揺動枢支溝41とが形成されている。枢支孔40および揺動枢支溝41は、本発明の枢支部に含まれる。さらに、揺動枢支溝41は、本発明の揺動枢支部に含まれる。揺動枢支溝41は弧状を呈している。揺動枢支溝41には、前記ダミーフィン体34の授受軸320が挿入されている。また、枢支孔40には、前記横フィン体30の授受軸320が挿入されている。
関節アーム5は、上腕部50と前腕部51とを備えている。上腕部50および前腕部51は、ともに樹脂製であって細板状を呈している。前腕部51の車室内方向端には、ダミーフィン体リンク孔510が穿設されている。ダミーフィン体リンク孔510には、揺動枢支溝41を貫通したダミーフィン体34の授受軸320が挿入されている。前腕部51の車室外方向端右壁からは、被ガイド突起511が突設されている。また、上腕部50の車室内方向端には、横フィン体リンク孔500が穿設されている。横フィン体リンク孔500には、枢支孔40を貫通した上から三段目の横フィン体30の授受軸320が挿入されている。上腕部50の車室外方向端には、関節孔501が突設されている。前記被ガイド突起511は、この関節孔501を貫通して、前記ガイド溝6に挿入されている。したがって、関節アーム5は、被ガイド突起511を中心に屈曲可能である。また、関節アーム5の軌跡は、ガイド溝6の弧形状により規制されている。なお、関節孔501及び被ガイド突起511は本発明の関節部に含まれ、横フィン体リンク孔500は本発明のフィン体リンク孔に含まれる。
ギア部材9は、樹脂製であって細板状を呈している。ギア部材9の車室内方向端には、第一ギア90と第二ギア91とが並設されている。第二ギア91は、前記フィン側ギア33と噛合している。第一ギア90および第二ギア91の弧中心からは、ギア揺動軸92が突設されている。ギア揺動軸92は、前記ギア部材揺動孔202に挿入されている。すなわち、ギア部材9は、ギア揺動軸92を中心に、揺動可能である。ギア揺動軸92を挟んで、第一ギア90および第二ギア91の反対側からは、車室外方向に延びるダンパ駆動アーム93が突設されている。ダンパ駆動アーム93先端右面からは、ダンパ駆動軸930が突設されている。ダンパ駆動軸930は、ダンパ駆動片94の凹部940に係合可能である。ダンパ駆動片94のダンパ揺動軸941は、前記ダンパ揺動孔203に挿入されている。
横フィン操作ダイヤル8は、樹脂製であって円板状を呈している。横フィン操作ダイヤル8は、その一部を横フィン操作口212から車室内に突出させた状態で、インストルメントパネル裏面側に枢支されている。横フィン操作ダイヤル8には、ダイヤルギア80が形成されている。ダイヤルギア80は、前記第一ギア90と噛合している。
ダンパ7は、ダンパ本体70とシール枠71とを備えている。ダンパ本体70は、樹脂製であって矩形板状を呈している。ダンパ本体70は、前記ダンパ揺動軸941先端に止着されている。したがって、ダンパ7は、ダンパ揺動軸941を中心に揺動可能である。シール枠71は、ゴム製であってダンパ本体70外縁に環装されている。
なお、横フィン群3とダンパ7との間には、縦フィン群(図略)が配置されている。また、縦フィン操作口211には、縦フィン操作ダイヤル(図略)が配置されている。
次に、本実施形態の空調用レジスタの動きについて説明する。操作力は、操作者から、ダイヤルギア80→第一ギア90→第二ギア91→フィン側ギア33を介して、最上段の横フィン体30に伝達される。そして、操作力は、最上段の横フィン体30から、連結ロッド4を介して、他の横フィン体30およびダミーフィン体34に伝達される。
図2に、本実施形態の空調用レジスタのリンク機構図を示す。図2(a)は、閉位置(ダンパにより空調用空気の流れが遮断され、横フィン群により吹出口210が覆われている位置)を示す。図2(b)は、風向略水平位置を示す。図2(c)は、風向上向き位置を示す。閉位置においては、横フィン群は、ベゼルに対し、ほぼ面一に配置されている。閉位置から風向略水平位置に切り替える場合、連結ロッド4により連結された横フィン体30およびダミーフィン体34は、矢印a方向に一斉に揺動する。また、被ガイド突起511は、ガイド溝6の大弧部60内を、矢印b方向に摺動する。風向略水平位置から閉位置に切り替える場合は、上記と逆方向に各部材が連動する。
風向略水平位置から風向上向き位置に切り替える場合、横フィン体30は矢印c方向にさらに揺動する。しかしながら、ダミーフィン体34は略水平状態のまま保持される。その理由は、ダミーフィン体34の授受軸320が、連結ロッド4の揺動枢支溝41内を、相対的に摺動するからである。すなわち、横フィン体30の揺動に伴う連結ロッド4の変位を揺動枢支溝41が吸収するからである。また、被ガイド突起511がガイド溝6の小弧部61内を矢印d方向に摺動するものの、小弧部61の曲率中心がダミーフィン体34の授受軸320と一致しており、ダミーフィン体34に揺動力が加わらないからである。また、関節アーム5が被ガイド突起511を中心に屈曲しながら移動することにより、横フィン体30とダミーフィン体34との揺動角度の差異が吸収されるからである。風向上向き位置から風向略水平位置に切り替える場合は、上記と逆方向に各部材が連動する。
次に、本実施形態の空調用レジスタの効果について説明する。本実施形態の空調用レジスタ1によると、連結ロッド4に加えて、関節アーム5およびガイド溝6によりダミーフィン体34が制御されている。このため、ダミーフィン体34ががたつくおそれが小さい。また、これら連結ロッド4、関節アーム5、ガイド溝6により、ダミーフィン体34を堅実に制御することができる。また、前出図6のようなスペースSを確保する必要がない。このため、笛吹音などの騒音が発生するおそれが小さい。また、前出図1に示すように、吹出口210下縁と縦フィン操作口211(縦フィン操作ダイヤル)とを近接して配置することができる。このため、見栄えがよい。
また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、連結ロッド4に揺動枢支溝41が形成されている。このため、比較的簡単な構造にもかかわらず、ダミーフィン体34と他の横フィン体30との動きの違いを許容しつつ、連結ロッド4とこれらのフィン体とを連結することができる。
(2)第二実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、連結ロッドに揺動枢支溝の代わりに揺動枢支開口が配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図3に、本実施形態の空調用レジスタのリンク機構図を示す。なお、図2と対応する部位については同じ符号で示す。
図に示すように、連結ロッド4の下端には、揺動枢支溝の代わりにC字状の揺動枢支開口42が形成されている。ダミーフィン34の揺動角度が閉位置から風向略水平位置までの場合、ダミーフィン34の授受軸320は揺動枢支開口42の返し部43に保持されている。これに対し、ダミーフィン34の揺動角度が風向略水平位置から風向上向き位置までの場合、ダミーフィン34の授受軸320は上方弧縁部44に規制されながら揺動枢支開口42内を移動する。
本実施形態の空調用レジスタ1は、第一実施形態の空調用レジスタ同様の効果を有する。また、本実施形態の空調用レジスタ1によると、敢えて無端状の揺動枢支溝を形成しなくても、揺動枢支開口42により授受軸320の全行程を規制することが可能である。このため、連結ロッド4の構造が簡単になる。また、連結ロッド4の成形、組み付けも簡単になる。
(3)参考形態
この参考形態と第一実施形態との相違点は、連結ロッドにより横フィン体のみが連結されている点である。また、ダミーフィン体の代わりにダンパ連動フィン体が配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
図4に、参考形態の空調用レジスタの分解図を示す。なお、図1と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、参考形態の空調用レジスタ1は、長アーム52と短アーム53とを備えている。長アーム52は、樹脂製であって細板状を呈している。長アーム52の車室外方向端からは、長アーム側連結突起520が突設されている。長アーム側連結突起520は、ダンパ駆動片94に穿設された駆動片側連結孔942に挿入されている。長アーム52の車室内方向端には、長アーム側連結孔521が穿設されている。短アーム53は、樹脂製であって長アーム52よりも短い細板状を呈している。短アーム53の車室外方向端からは、短アーム側連結突起530が突設されている。短アーム側連結突起530は、長アーム側連結孔521に挿入されている。短アーム53の車室内方向端には、短アーム側連結孔531が穿設されている。短アーム側連結孔531には、ダンパ連動フィン体35の授受軸320が止着されている。
図5に、参考形態の空調用レジスタのリンク機構図を示す。図5(a)は、風向略水平位置を示す。図5(b)は、閉位置を示す。開位置(ダンパ7により空調用空気の流れが許容されている位置、風向略水平位置を含む)においては、連結ロッド4により連結された四枚の横フィン体30のみが操作可能である。この際、ダンパ連動フィン体35は略水平状態に保持されている。開位置から閉位置に切り替える場合、操作力は、操作者から、ダイヤルギア80→第一ギア90→第二ギア91→フィン側ギア33を介して(前出図4参照)、最上段の横フィン体30に伝達される。そして、操作力は、最上段の横フィン体30から、連結ロッド4を介して、残りの三枚の横フィン体30に伝達される。このため、四枚の横フィン体30は、矢印e方向に一斉に揺動する。
並びに、操作力は、操作者から、ダイヤルギア80→第一ギア90→ダンパ駆動軸930→ダンパ駆動片94→長アーム52→短アーム53を介して(前出図4参照)、ダンパ連動フィン体35に伝達される。このため、ダンパ連動フィン体35は、矢印f方向に揺動する。そして、四枚の横フィン体30とダンパ連動フィン体35とが協動して吹出口210を覆う。閉位置から開位置に切り替える場合は、上記と逆方向に各部材が連動する。
参考形態の空調用レジスタ1によると、ダンパ連動フィン体35と横フィン体30とが連結されていない。したがって、ダンパ連動フィン体35ががたつくおそれが小さい。並びに、ダンパ連動フィン体35を堅実に制御することができる。また、前出図6のようなスペースSを確保する必要がない。また、ダンパ連動フィン体35と横フィン体30との揺動角度の差異を吸収する機構は不要である。このため、構造が簡単である。また、ダンパ連動フィン体35は他の横フィン体30と擬似連動する。このため、閉位置におけるダンパシャットの視認性を損なうおそれがない。並びに、開位置において、ダンパ連動フィン体35は、リテーナ本体20内面に平行に配置されている。このため、ダンパ連動フィン体35が空調用空気の流れを妨げるおそれが小さい。
(4)その他
以上、本発明の空調用レジスタの実施の形態及び参考形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、上記実施形態、参考形態においては、最下段のフィン体をダミーフィン体34、ダンパ連動フィン体35としたが、最上段のフィン体をダミーフィン体34、ダンパ連動フィン体35としてもよい。また、最上段および最下段のフィン体をダミーフィン体34、ダンパ連動フィン体35としてもよい。また、上記実施形態、参考形態においては、横フィン群3にダミーフィン体34、ダンパ連動フィン体35を配置したが、縦フィン群に配置してもよい。また、本発明の空調用レジスタは、縦フィン操作ダイヤルが吹出口210下方に配置されていない空調用レジスタとして具現化してもよい。さらに、車両用エアコンに限らず家屋用エアコンの空調用レジスタとして具現化してもよい。
第一実施形態の空調用レジスタの分解図である。 同実施形態の空調用レジスタのリンク機構図である。 第二実施形態の空調用レジスタのリンク機構図である。 参考形態の空調用レジスタの分解図である。 参考形態の空調用レジスタのリンク機構図である。 従来の空調用レジスタのリンク機構図である。
符号の説明
1:空調用レジスタ、2:リテーナ、20:リテーナ本体、200:フィン揺動孔、201:フィン揺動溝、202:ギア部材揺動孔、203:ダンパ揺動孔、21:ベゼル、210:吹出口、211:縦フィン操作口、212:横フィン操作口、3:横フィン群(フィン群)、30:横フィン体(フィン体)、31:フィン本体、31a:揺動軸、31b:揺動軸、32:連結片、320:授受軸(授受部)、33:フィン側ギア、34:ダミーフィン体、35:ダンパ連動フィン体、4:連結ロッド(第一連結部材)、40:枢支孔(枢支部)、41:揺動枢支溝(揺動枢支部)、42:揺動枢支開口、43:返し部、44:弧縁部、5:関節アーム(第二連結部材)、50:上腕部、500:横フィン体リンク孔、501:関節孔、51:前腕部、510:ダミーフィン体リンク孔、511:被ガイド突起、52:長アーム、520:長アーム側連結突起、521:長アーム側連結孔、53:短アーム、530:短アーム側連結突起、531:短アーム側連結孔、6:ガイド溝(ガイド部)、60:大弧部、61:小弧部、7:ダンパ、70:ダンパ本体、71:シール枠、8:横フィン操作ダイヤル、80:ダイヤルギア、9:ギア部材、90:第一ギア、91:第二ギア、92:ギア揺動軸、93:ダンパ駆動アーム、930:ダンパ駆動軸、94:ダンパ駆動片、940:凹部、941:ダンパ揺動軸、942:駆動片側連結孔。

Claims (1)

  1. 筒状のリテーナと、該リテーナ内部に配列された複数のフィン体からなるフィン群と、複数の該フィン体を連結する第一連結部材と、第二連結部材と、を備えてなる空調用レジスタであって、
    前記リテーナ内面に近接する一対の前記フィン体のうち少なくとも一方は、他の該フィン体よりも揺動角度が小さく、他の該フィン体が揺動する一定の角度領域において、独立して所定角度を保持するダミーフィン体であり、
    前記フィン体は、操作時に揺動中心になる揺動軸と、操作力の授受を行う授受部と、を持ち、
    前記第一連結部材は、各々の該フィン体の該授受部を枢支する複数の枢支部を持ち、
    複数の該枢支部のうち前記ダミーフィン体の該授受部を枢支する該枢支部は、該ダミーフィン体と他の該フィン体との揺動角度の差異を吸収できる摺動代を持ち該授受部に摺接する揺動枢支部であり、
    前記第二連結部材は、該ダミーフィン体と他の該フィン体との揺動角度の差異を吸収しながらこれらのフィン体を連結し、
    前記リテーナは、該第二連結部材の軌道を案内するガイド部を持ち、
    前記ガイド部は、前記リテーナに凹設されたガイド溝よりなり、
    前記第二連結部材は、上腕部と該上腕部に関節部を介して結合された前腕部とからなり該関節部を中心に屈曲可能な関節アームよりなり、
    前記前腕部は、前記ダミーフィン体の前記授受部が挿入されるダミーフィン体リンク孔を持ち、
    前記上腕部は、他の前記フィン体の前記授受部が挿入されるフィン体リンク孔を持ち、
    前記関節アームは、前記関節部に設けられ前記ガイド溝に挿入される被ガイド突起を持つことを特徴とする空調用レジスタ。
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