JP6368328B2 - レジスタおよび車両 - Google Patents

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    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers
    • B60H2001/3471Details of actuators

Description

本発明は、揺動可能な複数のフィンを有するレジスタ、およびそのようなレジスタを備えた車両に関する。
特開平05−332610号公報(特許文献1)に開示されているように、揺動可能な複数のフィンを有するレジスタが知られている。レジスタの構成を決定する際には、レジスタそのものの外形形状を考慮するだけでなく、レジスタとレジスタの周辺に配置される車載機器(オーディオ機器、ナビゲーション機器、およびハンドルなど)とのレイアウト上の取り合い(配置関係)にも配慮する必要がある。
特開平05−332610号公報
レジスタの構成を決定する際には、レジスタの開口形状(開口面積)や、レジスタの内側に配置される複数のフィンの構成も決定する必要がある。近年では、送風を実際に行なう開口に加えて、この開口に隣接するようにダミー開口を設ける場合がある。ダミー開口は、実際の送風にはほとんど寄与せず、ダミー開口からエアーが吹き出されることはほとんどない。デザイン性を向上させるためには、ダミー開口の内側に配置されるフィンの構成(動作)にも違和感が少ないことが重要である。
本発明は、違和感の少ない動作が可能な複数のフィンを有するレジスタ、およびそのようなレジスタを備えた車両を提供することを目的とする。
本発明に基づくレジスタは、第1開口面積を有する第1筒状部と、上記第1筒状部の下流側に設けられ上記第1開口面積よりも大きい第2開口面積を有する第2筒状部とを含む、筒状部材と、予め定められた揺動可能範囲を有し、上記筒状部材の内側に配置された複数のフィンと、を備え、上記第1筒状部のうちの上記第1開口面積を規定している開口部分を下流側に向かって投影することによって投影像を仮想的に形成し、上記第2筒状部の内側に位置し、且つ上記投影像に重ならない領域をダミー開口と規定し、複数のうちの少なくとも1枚の上記フィンを特定のフィンと規定すると、上記特定のフィンは、上記揺動可能範囲内で揺動する際に上記ダミー開口内に常に位置するように設けられており、複数のうちの他の上記フィンとともに一体的に揺動可能である。
上記レジスタにおいて好ましくは、上記特定のフィンは、表主表面および裏主表面を有し、上記表主表面は、当該特定のフィンから見て他の上記フィンの側に位置する面であり、上記裏主表面は、当該特定のフィンから見て他の上記フィンとは反対側に位置する面であり、上記表主表面は、上流端および下流端を有し、上記特定のフィンの上記下流端が上記揺動可能範囲の中で最も外側へ向くような姿勢を形成している時、上記下流端と上記上流端とを結ぶ仮想直線は、上記第1筒状部のうちの上記第1開口面積を規定している上記開口部分のうちの最も下流側に位置する部分に交差している。
上記レジスタにおいて好ましくは、上記特定のフィンのひとつ内側に配置された上記フィンは、上記揺動可能範囲の中で揺動している際に、上記第1筒状部のうちの上記第1開口面積を規定している上記開口部分と面一の関係になる姿勢を形成可能な位置に配置されている。
本発明に基づく車両は、ハンドルと、本発明に基づく上記のレジスタと、を備え、上記ハンドルを車両前後方向における前方に投影した時、上記ハンドルの投影像は、上記第1筒状部のうちの上記第1開口面積を規定している上記開口部分には重ならないように位置している。
上記の構成によれば、複数のフィンが一体的に揺動可能であるため、レジスタに設けられた複数のフィンは、違和感の少ない動作を行なうことが可能である。
関連技術における車両の車室内に設けられたレジスタの正面側から見た様子を示す図である。 図1におけるレジスタ2Aを拡大して示す図である。 図2中のIII−III線に沿った矢視断面図である。 他の参考技術における車両の車室内に設けられたレジスタの正面側から見た様子を示す図である。 実施の形態における車両の車室内に設けられたレジスタの正面側から見た様子を示す図である。 図5中のVI−VI線に沿った矢視断面図である。 実施の形態における車両の車室内に設けられたレジスタが所定の揺動角を形成している際の様子(フィンF6の下流端T2が揺動可能範囲の中で最も外側へ向くような姿勢を形成している際の様子)を示す断面図である。 実施の形態の変形例における車両の車室内に設けられたレジスタを示す断面図である。
[関連技術]
実施の形態について説明する前に、実施の形態に関連する関連技術について以下説明する。関連技術の説明において、同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。図1は、関連技術における車両100の車室内に設けられたレジスタ2Aの正面側から見た様子を示す図である。
図1を参照して、車両100は、車室内の前部に、インストルメントパネル1、レジスタ2A,2B、ハンドル3、エアバッグユニット4、および表示器5を備えている。レジスタ2Aは、表示器5に対してハンドル3の側に位置し、左斜め下に向かって縦長に延びる形状を有している。レジスタ2Bは、表示器5に対してエアバッグユニット4の側に位置し、右斜め下に向かって縦長に延びる形状を有している。レジスタ2A,2Bは、表示器5の中心軸に対して左右対称の形状を有している。
図2は、図1におけるレジスタ2Aを拡大して示す図である。図3は、図2中のIII−III線に沿った矢視断面図である。図2および図3(主として図3)を参照して、レジスタ2Aは、筒状部材6と、複数のフィンF1〜F6とを備える。筒状部材6は、バレル7およびリテーナ8を有している。筒状部材6のバレル7は、第1筒状部7a、第2筒状部7b、および立壁部7cを含んでいる。
バレル7の第1筒状部7aは、リテーナ8の下流側の部分の内側に配置され、第1開口面積S1を有している。第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1は、送風を実際に行なう開口である。送風の際、エアーのほとんどはこの開口部分E1を通過し、開口部分E1を通過したエアーはそのまま下流側(車室内)へと流れる。
バレル7の第2筒状部7bは、第1筒状部7aの下流側に設けられ、第1開口面積S1よりも大きい第2開口面積S2を有している。第2筒状部7bのうちの第2開口面積S2を規定している開口部分は、ダミー開口E2を含んでいる。ダミー開口E2とは、次のように規定される領域である。
第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1を下流側に向かって投影することによって投影像Mを仮想的に形成したとする。投影する方向は、第1筒状部7aの軸線方向に対して平行な方向である。レジスタ2AにフィンF1〜F6が設けられていないとした場合には、この投影する方向は、筒状部材6内を流れているエアーの流れる向きに対しておおよそ平行となる。第1筒状部7aの軸線方向が車両100の前後方向に対して平行である場合には、この投影する方向は、車両100の前後方向に対して平行である。ダミー開口E2とは、第2筒状部7bの内側に位置し、且つ上記の投影によって得られる投影像Mに重ならない領域である。第2筒状部7bのうちのダミー開口E2を形成している凹所部分7dには、上流からのエアーが供給されることはほとんどなく、実際の送風にはほとんど寄与しない。すなわち、ダミー開口E2から車室内に向かってエアーが吹き出されることはほとんどない。
バレル7の立壁部7cは、バレル7の第2筒状部7bのうちのダミー開口E2を形成している凹所部分7dの背面側に位置している。立壁部7cは、バレル7(第1筒状部7a)の第1開口面積S1を規定している開口部分E1のうち、最も下流側に位置する部分E1Dから斜め下方に向かって垂れ下がるようにして形成されている。
(フィンF1〜F6)
複数のフィンF1〜F6は、予め定められた揺動可能範囲を有し、筒状部材6の内側に配置されている。複数のフィンF1〜F6のうち、フィンF1,F2,F3,F4は、いずれも上記の投影像Mに重なる位置に配置されている。フィンF1,F2,F3,F4は、揺動可能範囲内で揺動する際に常に上記の投影像Mに重なるように設けられており、上流側からのエアーの向きを効率よく変えることができる。
フィンF1,F2,F3,F4は、リンク部材H2を介して操作部H1に連結されている。フィンF1,F2,F3,F4は、揺動軸G1,G2,G3,G4により揺動可能に支持されており、操作部H1を上下方向(矢印AR1方向)に移動させると、フィンF1,F2,F3,F4を、矢印AR2で示す方向に揺動させることができる(すなわちフィンF1,F2,F3,F4の向きを変えることができる)。
複数のフィンF1〜F6のうち、フィンF5,F6は、いずれも上記の投影像Mに重ならない位置に配置されている。フィンF5,F6の端部は、立壁部7cに固定されており、操作部H1を上下方向(矢印AR1方向)に移動させたとしても、フィンF5,F6は動かない。
(作用および効果)
上述のとおり、レジスタ2A,2B(図1)は、表示器5の中心軸に対して左右対称の形状を有している。レジスタ2A,2Bには、いずれも図2に示すようなダミー開口E2が設けられる。レジスタ2A,2Bに設けられたダミー開口E2の内側には、固定式のフィンF5,F6が設けられている。
ハンドル3を車両前後方向における前方に投影した時、ハンドル3の投影像は、レジスタ2Aのダミー開口E2には重なるが、第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1には重ならないように位置している。したがって、レジスタ2A(開口部分E1)から吹き出されたエアーは、ハンドル3によって妨げられることがほとんどなく、車室内に向かって流れることができる。
レジスタ2A,2Bが表示器5の中心軸に対して左右対称の形状を有していることによって、右ハンドル車にレジスタ2A,2Bが搭載される場合であっても、左ハンドル車にレジスタ2A,2Bが搭載される場合であっても、同様の効果が得られる。さらに、レジスタ2A,2Bは、図1に示すような左ハンドルを有する車両100に限られず、右ハンドルを有する車両にもそのままの構成でかつ同じ位置で適用できる。
右ハンドル車の場合、ハンドル3を車両前後方向における前方に投影した時、ハンドル3の投影像は、レジスタ2Bのダミー開口E2には重なるが、第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1には重ならないように位置する。レジスタ2Bから吹き出されたエアーは、ハンドル3によって妨げられることがほとんどなく、車室内に向かって流れることができる。
左ハンドル車の場合であっても右ハンドル車の場合であっても、レジスタ2A,2Bおよび表示器5は、そのまま同一の構成で且つ同じ位置に適用できる。レジスタ2A,2Bを採用する場合、レジスタ2A,2Bおよびその周辺機器は、左ハンドル車および右ハンドル車の双方に共通して用いられることが可能であるため、各種部品の汎用性を向上させることが可能となる。
図4は、他の参考技術における車両101の車室内に設けられたレジスタ2Cの正面側から見た様子を示す図である。レジスタ2Cは、レジスタ2Aと同一の外形形状(大きさ)を有しているが、レジスタ2Cは、送風を行なう開口部分E1のみを有しており、ダミー開口E2を有していない。ダミー開口E2を有していない分、レジスタ2Cはレジスタ2Aよりも大きな開口面積を確保できる。しかしながら、このような構成を有するレジスタ2Cをレジスタ2Aと同一の高さ位置に設けようとした場合には、レジスタ2Cがハンドル3と重ならないように、レジスタ2Cの全体を、図1に示す場合に比べて表示器5の側(助手席の側)に設ける必要がある。
開口部分E1のみを有するレジスタ2Cを運転席側に適用しようとした場合には、レジスタ2Cがハンドル3と重ならないようにレジスタ2Cを助手席側に寄せて配置する必要があり、結果として、表示器5の中心軸5Cを車両の車幅方向における中心位置から助手席側にずらす必要が出てくる。上述の参考技術におけるレジスタ2A,2Bは、左ハンドル車にも右ハンドル車にもそのまま同一の構成で且つ同じ位置に適用でき、各種部品の高い汎用性を実現できる。しかしながら、レジスタ2Cの構成を採用する場合には、レジスタ2Cや表示器5が助手席側へ偏った位置に配置されるため、右ハンドル車向けと左ハンドル車向けとで、インストルメントパネル1やその内部に配置される機器の構成を異ならせる必要がある。
したがって、表示器5の中心軸5Cを車両の車幅方向における中心位置に設定したり、各種部品の汎用性を向上させたりするためには、レジスタ2Aのようにレジスタをハンドル3の近くに設け、かつ、ダミー開口E2をレジスタに形成することが好ましいと言える。表示器5の大きさをより大型化する場合であっても、レジスタとハンドル3とが重なる部分の大きさを考慮し、レジスタ2A,2Bのように適切な大きさを有するダミー開口E2をレジスタに設けることで、表示器5の中心軸5Cを車両の車幅方向における中心位置に設定したり、各種部品の汎用性を向上させたりすることが可能となる。
しかしながら、上述の参考技術におけるレジスタ2Aにおいては、フィンF5,F6の端部が立壁部7cに固定されている。操作部H1を上下方向(矢印AR1方向)に移動させたとしても、フィンF5,F6は動かない。冒頭に述べたとおり、デザイン性を向上させるためには、ダミー開口E2の内側に配置されるフィンF5,F6の構成(動作)にも違和感が少ないことが重要である。
[実施の形態]
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。実施の形態の説明において、同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。図5は、実施の形態における車両102の車室内に設けられたレジスタ2Dの正面側から見た様子を示す図である。図6は、図5中のVI−VI線に沿った矢視断面図である。
図5および図6を参照して、車両102は、車室内の前部に、インストルメントパネル1、レジスタ2D、ハンドル3、および表示器5を備えている。レジスタ2Dは、表示器5に対してハンドル3の側に位置し、左斜め下に向かって縦長に延びる形状を有している。
図6に示すように、レジスタ2Dは、筒状部材6と、複数のフィンF1〜F6とを備える。筒状部材6は、バレル7およびリテーナ8を有している。筒状部材6のバレル7は、第1筒状部7a、第2筒状部7b、および立壁部7cを含んでいる。
バレル7の第2筒状部7bは、第1筒状部7aの下流側に設けられ、第1開口面積S1よりも大きい第2開口面積S2を有している。第2筒状部7bのうちの第2開口面積S2を規定している開口部分は、ダミー開口E2を含んでいる。ダミー開口E2とは、次のように規定される領域である。
第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1を下流側に向かって投影することによって投影像Mを仮想的に形成したとする。投影する方向は、第1筒状部7aの軸線方向に対して平行な方向である。レジスタ2DにフィンF1〜F6が設けられていないとした場合には、この投影する方向は、筒状部材6内を流れているエアーの流れる向きに対しておおよそ平行となる。第1筒状部7aの軸線方向が車両の前後方向に対して平行である場合には、この投影する方向は、車両の前後方向に対して平行である。ダミー開口E2とは、第2筒状部7bの内側に位置し、且つ上記の投影によって得られる投影像Mに重ならない領域である。第2筒状部7bのうちのダミー開口E2を形成している凹所部分7dには、上流からのエアーが供給されることはほとんどなく、実際の送風にはほとんど寄与しない。すなわち、ダミー開口E2から車室内に向かってエアーが吹き出されることはほとんどない。なお、本実施の形態における凹所部分7dは、上述の関連技術における凹所部分7dに比べて車両前後方向における奥行寸法が長く確保されている。
バレル7の立壁部7cは、バレル7の第2筒状部7bのうちのダミー開口E2を形成している凹所部分7dの背面側に位置している。立壁部7cは、バレル7(第1筒状部7a)の第1開口面積S1を規定している開口部分E1のうち、最も下流側に位置する部分E1Dから斜め下方に向かって垂れ下がるようにして形成されている。
図5に示すように、本実施の形態においては、ハンドル3を車両前後方向における前方に投影した時、ハンドル3の投影像は、第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1には重ならないように位置している。レジスタ2D(開口部分E1)から吹き出されたエアーは、ハンドル3によって妨げられることがほとんどなく、車室内に向かって流れることができる。
(フィンF1〜F6)
複数のフィンF1〜F6(フィンF1,F2,F3,F4,F5,F6、以下同じ)は、予め定められた揺動可能範囲を有し、筒状部材6の内側に配置されている。フィンF1〜F6は、リンク部材H2を介して操作部H1に連結されている。フィンF1〜F6は、揺動軸G1〜G6により揺動可能に支持されており、操作部H1を上下方向に移動させると、フィンF1〜F6を一体的に揺動させることができる(すなわちフィンF1〜F6の向きを変えることができる)。
複数のフィンF1〜F6のうち、フィンF1,F2,F3,F4は、いずれも上記の投影像Mに重なる位置に配置されている。フィンF1,F2,F3,F4は、揺動可能範囲内で揺動する際に常に上記の投影像Mに重なるように設けられており、上流側からのエアーの向きを効率よく変えることができる。フィンF5は、揺動可能範囲内で揺動する際に、上記の投影像Mに重なったり重ならなかったりする位置に設けられている。
一方、フィンF6(特定のフィン)は、上記の投影像Mに重ならない位置に配置されている。フィンF6は、揺動可能範囲内で揺動する際に常に投影像Mに重ならず、常にダミー開口E2内に(より具体的には、第2筒状部7bのうちのダミー開口E2を形成している凹所部分7dの内側に)位置するように設けられている。
フィンF6(特定のフィン)のひとつ内側に配置されたフィンF5は、フィンF6とは反対側に、主表面F5S(図6)を有している。フィンF5の主表面F5Sは、好適な実施の形態として、揺動可能範囲の中で揺動している際に、第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1と面一の関係になる姿勢を形成可能な位置に配置されている。本実施の形態においては、フィンF5の主表面F5Sが車両の前後方向に対して平行な方向を向くように揺動角度を調整されたとき(フィンF5がニュートラルの状態に設定されたとき)、フィンF5の主表面F5Sは、第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1と面一の関係になる。この状態では(図6に示す状態では)、凹所部分7dには、上流からのエアーが供給されることはほとんどあるいは全くない。フィンF5がニュートラルの状態に設定された際に気流の乱れ等が発生することは抑制され、スムーズな送風が実現可能となる。
図7を参照して、本実施の形態においては、フィンF6(特定のフィン)は、表主表面F6Sおよび裏主表面F6Tを有している。表主表面F6Sは、フィンF6から見てフィンF1〜F5(他のフィン)の側に位置する面であり、裏主表面F6Tは、フィンF6から見てフィンF1〜F5(他のフィン)とは反対側に位置する面である。表主表面F6Sは、上流端T1および下流端T2を有している。好適な実施の形態として、図7に示すようにフィンF6の下流端T2が揺動可能範囲の中で最も外側へ向くような姿勢を形成している時、下流端T2と上流端T1とを結ぶ仮想直線LLは、第1筒状部7aのうちの第1開口面積S1を規定している開口部分E1のうちの最も下流側に位置する部分E1Dに交差している。当該構成によれば、フィンF6の下流端T2が揺動可能範囲の中で最も外側へ向くような姿勢を形成している時に、フィンF5とフィンF6との間にはエアーが流れるものの、フィンF6の裏主表面F6Tの側の空間に上流からのエアーが供給されることはほとんどあるいは全くない。したがってフィン可動状態において気流の乱れ等が発生することは抑制され、スムーズな送風が実現可能となる。
(作用および効果)
上述のとおり、本実施の形態においては、ダミー開口E2に設けられた(より具体的には、第2筒状部7bのうちのダミー開口E2を形成している凹所部分7dの内側に設けられた)フィンF6は、揺動可能範囲内で揺動する際に、ダミー開口E2内に常に位置するように設けられている。操作部H1を使用者が操作した時に、フィンF6は、複数のうちの他のフィンF1〜F5とともに一体的に揺動可能である。フィンF1〜F6が一体的に動くため、使用者は操作部H1の操作時に違和感を抱くことはほとんどない。ダミー開口は、上記のとおりデザイン上を向上させるという目的だけでなく、左右対称性を確保するという生産効率の観点から設けられる場合もある。本実施の形態の構成によれば、レジスタ2Dがあたかもそのようなダミー開口を備えていないかのような印象を使用者に感受させることが可能となり、フィンF6が動かない場合に比べて、品質の高い高級な仕様を備えた車両であるとの印象を使用者に与えることをも企図できる。
(変形例)
図8を参照して、実施の形態の変形例における車両103およびレジスタ2Eについて説明する。上述の実施の形態では、筒状部材6がバレル7およびリテーナ8の2つの部材から構成されている。図8に示すように、車両103のレジスタ2Eに備えられた筒状部材6Eは、上述の実施の形態のような分割構成を有しておらず、第1筒状部7a、第2筒状部7bおよび立壁部7cが一つの部材から構成されている。その他の点は、当該変形例と実施の形態とで同一である。当該変形例の構成によっても、操作部H1を使用者が操作した時に、フィンF6は、複数のうちの他のフィンF1〜F5とともに一体的に揺動可能である。フィンF1〜F6が一体的に動くため、使用者は操作部H1の操作時に違和感を抱くことはほとんどない。
また、上述の実施の形態および変形例においては、1つのフィンF6のみがダミー開口E2(凹所部分7d)内に配置されているが、複数のフィンが、フィンF6と同様にして、ダミー開口E2(凹所部分7d)内に配置されていてもよい。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 インストルメントパネル、2A,2B,2C,2D,2E レジスタ、3 ハンドル、4 エアバッグユニット、5 表示器、5C 中心軸、6,6E 筒状部材、7 バレル、7a 第1筒状部、7b 第2筒状部、7c 立壁部、7d 凹所部分、8 リテーナ、100,101,102,103 車両、AR1,AR2 矢印、E1D 部分、E1 開口部分、E2 ダミー開口、F1,F2,F3,F4,F5,F6 フィン、F5S 主表面、F6S 表主表面、F6T 裏主表面、G1,G2,G3,G4,G5,G6 揺動軸、H1 操作部、H2 リンク部材、LL 仮想直線、M 投影像、S1 第1開口面積、S2 第2開口面積、T1 上流端、T2 下流端。

Claims (6)

  1. 第1開口面積を有する第1筒状部と、前記第1筒状部の下流側に設けられ前記第1開口面積よりも大きい第2開口面積を有する第2筒状部とを含む、筒状部材と、
    予め定められた揺動可能範囲を有し、前記筒状部材の内側に配置された複数のフィンと、を備え、
    前記第1筒状部のうちの前記第1開口面積を規定している開口部分を下流側に向かって投影することによって投影像を仮想的に形成し、
    前記第2筒状部の内側に位置し、且つ前記投影像に重ならない領域をダミー開口と規定し、
    複数のうちの少なくとも1枚の前記フィンを特定のフィンと規定すると、
    前記特定のフィンは、前記揺動可能範囲内で揺動する際に前記ダミー開口内に常に位置するように設けられており、複数のうちの他の前記フィンとともに一体的に揺動可能であり、
    前記特定のフィンは、表主表面および裏主表面を有し、
    前記表主表面は、当該特定のフィンから見て他の前記フィンの側に位置する面であり、
    前記裏主表面は、当該特定のフィンから見て他の前記フィンとは反対側に位置する面であり、
    前記表主表面は、上流端および下流端を有し、
    前記特定のフィンの前記下流端が前記揺動可能範囲の中で最も外側へ向くような姿勢を形成している時、前記下流端と前記上流端とを結ぶ仮想直線は、前記第1筒状部のうちの前記第1開口面積を規定している前記開口部分のうちの最も下流側に位置する部分に交差している、
    レジスタ。
  2. 複数の前記フィンは、各々の前記フィンのうちの気流が流れる方向における中央に位置する部分で揺動軸により揺動可能に支持されており、
    複数の前記フィンは、各々の前記フィンのうちの前記揺動軸よりも下流側の部分がリンク部材を介して操作部に連結されている、
    請求項1に記載のレジスタ。
  3. 前記特定のフィンのひとつ内側に配置された前記フィンは、前記揺動可能範囲の中で揺動している際に、前記第1筒状部のうちの前記第1開口面積を規定している前記開口部分と面一の関係になる姿勢を形成可能な位置に配置されている、
    請求項1または2に記載のレジスタ。
  4. 前記第2筒状部のうちの前記第2開口面積を規定している開口部分のうちの最も下流側に位置する部分と、一体的に揺動可能な複数の前記フィンとの間には、フィンが配置されていない、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のレジスタ。
  5. ハンドルと、
    請求項1からのいずれか1項に記載のレジスタと、を備え、
    前記ハンドルを車両前後方向における前方に投影した時、前記ハンドルの投影像は、前記第1筒状部のうちの前記第1開口面積を規定している前記開口部分には重ならないように位置している、
    車両。
  6. 表示器をさらに備え、
    前記レジスタは、前記表示器に対して前記ハンドルの側に位置し、縦長に延びる形状を有しており、
    前記ダミー開口は、前記第2筒状部の内側における下部に位置しており、
    前記ハンドルを車両前後方向における前方に投影した時、前記ハンドルの前記投影像は、前記ダミー開口の少なくとも一部に重なるように位置している、
    請求項5に記載の車両。
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