JP6603891B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、食品を加熱する加熱調理器に関する。
代表的な加熱調理器である電子レンジは、鍋およびフライパンを使うことなく、食品を容器に入れたままの状態で加熱することができる利便性を有している。そして、弁当または総菜等を容器に入れて販売する販売店において、購入された食品を、店員が電子レンジを使って加熱して提供するサービスが行われている。
こうした加熱のサービスについて説明する。一般には、弁当または総菜に、電子レンジで加熱するのに最適な加熱時間が表示されている。そして、販売店の店員は、その表示を見て、電子レンジで加熱時間を設定し、加熱する。電子レンジの操作部には数字キー等が設けられており、加熱時間(分、秒)を手動で設定することができる。
また、電子レンジが複数の操作ボタンを備えており、各操作ボタンに、別々の加熱時間が割り当てられている場合もある。この場合、販売店の店員は、加熱する食品に対応したボタンを選択することにより、その食品に適した加熱制御で食品等を加熱して、客に提供することができる。
前者の構成のように、加熱時間(分、秒)を数字キーで設定する場合、操作回数が多く、煩わしい操作になってしまう可能性がある。また、後者の構成、つまり、複数の操作ボタンそれぞれに、別々の加熱時間が割り当てられている場合には、食品の種類が増えてくると、ボタンと加熱時間との対応関係を覚えることが難しくなる可能性がある。
これらの煩わしさ、および間違い等を解消するために、加熱調理器が商品毎に加熱制御内容を予め記憶し、販売店の店員が、バーコードリーダを使って商品のコード情報を読み取り、加熱調理器は、そのコード情報から、商品に対応した加熱制御内容を呼び出して適切な加熱を行うという方法も提案されている。
さらに、バーコードリーダを使うのでなく、電子レンジが庫内を撮影するカメラを備えており、庫内に投入された商品の画像からバーコード部分を抽出して、そのバーコードを読み取ることで、コード情報から商品に対応した加熱制御内容を呼び出して適切な加熱を行うという方法も提案されている。このような方法によれば、店員の操作の負担を低減し、誤りのない加熱サービスを行うことが可能となる(例えば特許文献1を参照)。
一般に、販売店で販売されている弁当および総菜等には、バーコードが貼り付けられている。このバーコードに入っている情報は、弁当および総菜等の商品を特定する情報であって、加熱時間の情報は入っていない。したがって、バーコードを認識して自動的に加熱時間の設定を行うには、商品と加熱時間との対応関係が、予め電子レンジに登録されている必要がある。
販売店で扱われ、電子レンジでの加熱対象となる、弁当および総菜等の商品の品数は非常に多い。また、日替わり、または週替わりで新商品が出て、旧商品と入れ替わる場合もあり、常に新しい商品と加熱時間との対応関係を電子レンジに登録するという作業が発生し続ける。
また、規模の大きい販売店では、複数の商品を同時に並行して加熱できるように、複数
台の電子レンジを備えている販売店もある。この場合には、複数台の電子レンジすべてにおいて、商品を特定するコードと加熱時間との対応関係を登録するという作業を行わなければならず、煩わしさが解決するとはいえない。
また、販売店では、複数の商品が同時に購入される場合もある。この場合、店員は、商品を1つずつ電子レンジの庫内に入れて、バーコードを読み取らせる作業を繰り返し行わなければならず、煩わしさが解決するとはいえない。
さらに、電子レンジの庫内に商品を入れて扉を閉じた後に、バーコードの読取を開始するのでは、バーコードの読取を失敗した場合に、店員は、扉の開閉と商品の入れ直しとを頻繁に行わなければならず、煩わしさが解決するとはいえない。
特開2001−349546号公報
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、店員が、商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とした加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、被加熱物が収納される加熱庫と、
前記加熱庫に収納された前記被加熱物を加熱する加熱部と、
前記加熱庫内を撮影する撮影部と、
前記被加熱物に貼付された貼付物を撮影した前記撮影部の映像から、加熱制御情報の文字を抽出して読み取る読取部と、
前記読取部で読み取られた前記加熱制御情報に基づいて、前記加熱部を制御する加熱制御部とを備え、
前記加熱制御情報は、第1の加熱パワーと、前記第1の加熱パワーにおける加熱時間と、前記第1の加熱パワーと異なる第2の加熱パワーと、前記第2の加熱パワーにおける加熱時間とを含み、
前記読取部は、前記第1の加熱パワーと、前記第1の加熱パワーにおける前記加熱時間と、前記第2の加熱パワーと、前記第2の加熱パワーにおける前記加熱時間とから、読み取りの誤りを判定する誤り判定部を有し、
前記誤り判定部は、前記第1の加熱パワーと前記第2の加熱パワーとの関係と、前記第1の加熱パワーにおける前記加熱時間と前記第2の加熱パワーにおける前記加熱時間との関係とが所定の比率以内の範囲で反比例の関係になっているか否かで正しく読み取れたと判定するものである。
このような構成により、撮影部が加熱庫内を撮影し、読取部が、その撮影された画像から加熱制御情報の文字(少なくとも数字を含む)を抽出して読取り、加熱制御部が、その読み取られた加熱制御情報に基づいて加熱部を制御することができる。よって、店員が、商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動的に加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
本発明の加熱料理器は、加熱庫内に、弁当または総菜等の加熱対象となる商品を入れた場合には、その商品に表示されている加熱制御情報の文字または数字を読取り、加熱制御部が、その加熱制御情報に基づいて加熱部を制御して商品を加熱することができる。よって、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の一例である電子レンジの外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る電子レンジの概略構成図 本発明の実施の形態1における、商品に付与されたシールの一例を示す図 本発明の実施の形態1における、シールに表示された位置指定マークの一例を示す図 本発明の実施の形態1における、加熱制御部、読取部、および誤り判定部の動作の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態2における、シールの別の例を示す図 本発明の実施の形態3に係る電子レンジの概略構成図 本発明の実施の形態3における電子レンジの液晶表示器の表示の例を示す図 本発明の実施の形態3における、加熱庫に二つの商品が入れられている場合の液晶表示器の表示の例を示す図 本発明の実施の形態3における、加熱制御部、および読取部の動作の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態4における、図10のステップS110に示された、同時加熱制御部が処理する同時加熱情報作成処理についての具体的な処理の一例を示すフローチャート
第1の発明は、被加熱物が収納される加熱庫と、前記加熱庫に収納された前記被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱庫内を撮影する撮影部と、前記被加熱物に貼付された貼付物を撮影した前記撮影部の映像から、加熱制御情報の文字を抽出して読み取る読取部と、前記読取部で読み取られた前記加熱制御情報に基づいて、前記加熱部を制御する加熱制御部とを備え、前記加熱制御情報は、第1の加熱パワーと、前記第1の加熱パワーにおける加熱時間と、前記第1の加熱パワーと異なる第2の加熱パワーと、前記第2の加熱パワーにおける加熱時間とを含み、前記読取部は、前記第1の加熱パワーと、前記第1の加熱パワーにおける前記加熱時間と、前記第2の加熱パワーと、前記第2の加熱パワーにおける前記加熱時間とから、読み取りの誤りを判定する誤り判定部を有し、前記誤り判定部は、前記第1の加熱パワーと前記第2の加熱パワーとの関係と、前記第1の加熱パワーにおける前記加熱時間と前記第2の加熱パワーにおける前記加熱時間との関係とが所定の比率以内の範囲で反比例の関係になっているか否かで正しく読み取れたと判定するものである。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記被加熱物に貼付された前記貼付物は、前記加熱制御情報の文字の近傍に、前記加熱制御情報の文字と所定の位置関係になるように配置された、前記被加熱物を特定するコード記号を有し、前記読取部は、前記コード記号との位置関係に基づいて、前記加熱制御情報の文字を抽出するものである。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記加熱制御部は、前記読取部が複数の前記加熱制御情報を読み取ったときには、前記複数の加熱制御情報に基づいて、同時に加熱する場合の加熱制御情報を生成する同時加熱制御部を有するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の一例である電子レンジ1の外観斜視図である。
図1に示されるように、電子レンジ1は、食品を格納するための筐体2に、食品を出し入れするためのドア3が設けられている。ドア3には、外部から筐体2内部が見えるようにするための透明のガラス窓4と、ドア3を開閉するときに掴まれる取っ手5と、操作表示部6とが設けられている。
操作表示部6は、液晶表示器7、時間設定ボタン群8、加熱開始ボタン9、取消ボタン10、および一時停止ボタン11を備えている。電子レンジ1は、後述するように、加熱対象(被加熱物)である商品を撮影部によって撮影して、商品に表示されている加熱時間を読み取り、その加熱時間で商品を加熱する。
液晶表示器7には、読み取られた加熱時間が表示される。加熱時間がうまく読み取れなかった場合、または、加熱時間の表示されていない商品を加熱する場合のために、電子レンジ1には、時間設定ボタン群8が設けられている。使用者は、数字ボタン、ならびに、「分」、および「秒」のボタンを使って、加熱時間を設定することができる。この場合、液晶表示器7には、設定された加熱時間が表示される。
加熱開始ボタン9は、使用者が、液晶表示器7に表示された加熱時間を確認した後、加熱を開始するときに押すボタンである。取消ボタン10は、使用者が加熱開始ボタン9を押して加熱が開始された後に、加熱途中で加熱を停止させる場合に押されたり、液晶表示器7に表示されている加熱時間の設定を取り消す場合に押されたりするボタンである。一時停止ボタン11は、使用者が、加熱途中で加熱を一時的に停止させる場合に押すボタンである。また、加熱が一時停止された場合に、使用者が、再度、加熱開始ボタン9を押すことにより、途中から残りの加熱を行うことができる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る電子レンジ1の概略構成図である。
電子レンジ1は、高周波による食品の加熱が可能であり、食品等の被加熱物を収納する加熱庫12内に、高周波を出力する加熱部であるマグネトロン13を備えており、高周波を加熱庫12に供給して食品を加熱する。マグネトロン13は、加熱制御部14により制御される。
電子レンジ1は、照明15と、照明15が設けられたのと同じ側面に、撮影部であるカメラ16とを備えている。カメラ16は、加熱庫12内の映像を撮影する。カメラ16が照明15と同じ側面に配置されているので、逆光になることなく加熱庫12内を撮影することができる。筐体2には、ドア3の開閉を検知するためのドアスイッチ17が設けられている。ドア3には、ドアスイッチ17を押し込むための突起部18が設けられている。
加熱庫12には、弁当、おにぎり、または惣菜等の商品(被加熱物)が入れられる。それらの商品それぞれには、商品の加熱制御情報である、加熱パワー、および加熱時間の表示された貼付物であるシール20が貼付されている。
このシール20には、一般的な家庭用の電子レンジで加熱する時の目安として、例えば500Wの加熱パワーで加熱する場合の加熱時間と、業務用の電子レンジで、大きい加熱パワーで短時間、加熱する時の目安として、例えば1500Wの加熱パワーで加熱する場合の加熱時間とが併記されている。具体的には、例えば、「500W2分00秒 1500W0分40秒」等の表示がなされている。
より具体的には、加熱制御情報は、所定の加熱パワーでの加熱量を表す数字である第1文字列、例えば「500」と、その加熱パワーの単位を表す第2文字列、例えば「W」と、その加熱パワーでの加熱時間である数字である第3文字列、例えば「2」とをこの順に含む文字列である。また、加熱制御情報は、その加熱時間の単位を表す第4文字列、例えば「分」と、その加熱パワーでの加熱時間を示す数字である第5文字列、例えば「00」と、その加熱時間の単位を表す第6文字列、例えば「秒」とをこの順に含む文字列である。また、加熱制御情報は、前述した所定の加熱パワーよりも大きい加熱パワーの加熱量を表す数字である第7文字列、例えば「1500」と、その加熱パワーの単位を表す第8文字列、例えば「W」とをこの順に含む文字列である。また、加熱制御情報は、その加熱パワーでの加熱時間である数字である第9文字列、例えば「0」と、その加熱時間の単位を表す第10文字列、例えば「分」と、その加熱パワーでの加熱時間を示す数字である第11文字列、例えば「40」と、その加熱時間の単位を表す第12文字列、例えば「秒」とを、この順に含む文字列である。
なお、本実施の形態では、第2文字列、および、第8文字列として、熱量を表すSI単位である「W(ワット)」を用いたが、加熱パワーの単位を表すものであれば、他の文字または単位でもよい。また、第4文字列、第6文字列、第10文字列、および、第12文字列として、時間の単位を表す文字として「分」または「秒」を用いたが、時間の単位を表すものであれば、他の文字または単位でもよい。
読取部19は、カメラ16によって撮影された画像から、商品に付与された加熱制御情報が表示されている個所を抽出して、加熱制御情報の文字(少なくとも数字を含む)を読み取る。
図3は、本発明の実施の形態1における、商品に付与されたシール20の一例を示す図である。
シール20には、商品名21、加熱制御情報22、金額情報23、消費期限情報24、商品を特定するコード記号の一例であるバーコード25、栄養情報26、および、お知らせ情報27等、いろいろな情報が表示されている。このような様々な情報の中から、読取部19が加熱制御情報22を抽出しやすいように、シール20には、加熱制御情報22の文字列の先頭部分付近に、先頭マーク28が表示されている。
読取部19は、カメラ16によって撮影された画像から、まず、特殊な形(所定の形、ここでは星型)をした先頭マーク28を抽出する。次に、読取部19は、先頭マーク28に続く英数字を、「500W2001500W040」という文字列で読み取る。ここで、読取部19は、「分」、「秒」といった時間の単位を表す文字は読み取らない、または、読み取ったとしても解析には用いない。
そして、読取部19は、予め定められた解析ルールに従って、文字列を、「W」までの数字列、「W」の後の3桁の数字列、その数字列に続く「W」までの数字列、および、「W」の後の3桁の数字列の4つに分解して、「500」、「200」、「1500」、「040」を得る。さらに、読取部19は、2番目の数字列および4番目の数字列それぞれ
は、最初の1桁が「分」であり、後の2桁が「秒」であるとして解析する。また、読取部19は、1番目の数字列が加熱パワーであり、2番目の数字列の時間と対応していて、3番目の数字列が加熱パワーであり、4番目の数字列の時間と対応しているとして解析する。この結果、「500Wで2分」、「1500Wで40秒」という加熱制御情報が読み取られる。
図2に戻って、使用者は、ドア3を開けて、商品を加熱庫12に入れる。読取部19は、ドアスイッチ17によってドアが開けられたことが検出されると、カメラ16によって撮影された加熱庫12内部の画像から、上述したように加熱制御情報を読み取る。
ここで、読取部19が有する誤り判定部29について説明する。
上述した例においては、読取部19により、「500Wで2分」、および「1500Wで40秒」の二通りの加熱制御情報が読み取られた。ここで、誤り判定部29は、この二つの加熱制御情報の関係が正しいかどうかを判定する。
食品を加熱するのに必要な総エネルギーは、その食品で一定に決まるものである。加熱パワーが大きければ短時間で、小さければ長時間で加熱され、加熱パワーと加熱時間とは、ほぼ反比例の関係になる。したがって、読取部19が二通りの加熱制御情報を読み取った場合、誤り判定部29は、その関係がほぼ反比例の関係になっているか否かを判定して、例えば反比例の関係から10%以内の差になっていれば、正しく読み取れたと判定する。
読取部19が、カメラ16で撮影された画像から加熱制御情報22を読み取る際に、読取間違いが発生する可能性はある。例えば、「6」と「9」、または、「0」と「8」等の、形状が良く似た数字を、別の数字として読取ってしまう可能性がある。また、読取部19が先頭マーク28を読み間違った場合には、図3に示されるように、金額情報23、および消費期限情報24等、他にも数字は表示されているので、それらを加熱制御情報の数字と誤って読み取る可能性もある。
誤って読取られた数字で加熱制御が行われてしまうと、とんでもない過剰加熱、または加熱不足という結果になってしまう可能性がある。これを防止するために、誤り判定部29は、読取部19の読み取りの誤りを判定する。
誤り判定部29が、二通りの加熱制御情報の関係が正しいと判定すれば、読取部19は、その二通りの加熱制御情報を加熱制御部14に送る。加熱制御部14は、二通りの加熱制御情報のうちのいずれか、具体的には、その電子レンジで加熱できる加熱パワーの範囲内で、より大きい加熱パワーの加熱制御情報を選択して、操作表示部6に送る。操作表示部6は、液晶表示器7に、選択された加熱制御情報の加熱時間を表示する。
使用者は、その液晶表示器7に適切な加熱時間が表示されたことを確認して、ドア3を閉じて、加熱開始ボタン9を押す。加熱制御部14は、ドアスイッチ17からドアが閉じられていることを示す信号を受け、かつ、操作表示部6から加熱開始ボタン9が押されたことを示す信号を受けると、上述のように選択された加熱制御情報の加熱パワー、および加熱時間で商品が加熱されるよう、マグネトロン13を加熱制御する。
ここで、本実施の形態の電子レンジ1は、シール20から加熱制御情報22を読み取る際に、先頭マーク28を用いて読み取るものとして説明を行った。しかしながら、本発明はこの例に限定されず、加熱制御情報22と所定の位置関係にある、所定形状の位置指定マーク128を用いることで、精度良く加熱制御情報22を読み取ることができる。
図4は、本発明の実施の形態1における、シール20に表示された位置指定マーク128の一例を示す図である。
図4の例では、加熱制御情報22を囲むように形成された、矩形状の位置指定マーク128が示されている。読取部19は、この位置指定マーク128を抽出して、その内部に記載されている加熱制御情報22を読み取る。なお、位置指定マーク128は、矩形に限定されず、任意の形状とすることができ、また、加熱制御情報22との位置関係も図4の例に限定されず、任意の位置関係とすることができる。
次に、本実施の形態の電子レンジ1の動作ステップについて説明する。
図5は、本発明の実施の形態1における、加熱制御部14、読取部19、および誤り判定部29の動作の流れを示すフローチャートである。
まず、読取部19は、ドアスイッチ17の状態により、ドア3が開いているか否かを判定する(S1)。ドア3が開いていれば(S1,YES)、ステップS2に進む。一方、ドア3が閉じられていれば(S1,NO)、読取部19は、ステップS1を繰り返してドア3が開くのを待つ。
読取部19は、カメラ16により加熱庫12底面の画像を撮影し(S2)、ステップS3に進む。
読取部19は、画像の中から先頭マーク28(または位置指定マーク128)を探す(S3)。読取部19は、先頭マーク28(または位置指定マーク128)が見つかる(S3,YES)と、ステップS4に進む。一方、読取部19は、先頭マーク28(または位置指定マーク128)が見つからなければ(S3,NO)、ステップS12に進む。
ステップS4において、読取部19は、先頭マーク28(または位置指定マーク128)に基づいて英数字を読み取り、図3に示されたシールの例であれば「500W2001500W040」の文字列を読み取る。そして、予め定められた解析ルールにより、その文字列を「500Wで2分」、「1500Wで40秒」という二通りの加熱制御情報であると解析する。
次に、ステップS5において、誤り判定部29は、読取部19が読み取った加熱制御情報が正しく読まれたものであるかどうかを判定する。具体的には、誤り判定部29は、第1の加熱制御情報である「500Wで2分」に対して、第2の加熱制御情報である「1500Wで40秒」が、±10%以内の範囲で反比例の関係にあるかどうかを判定する。
具体的に説明する。上述した例であれば、第1の加熱制御情報の加熱パワーが「500W」であるのに対して、第2の加熱制御情報の加熱パワーは「1500W」と3倍である。よって、誤り判定部29は、第1の加熱制御情報の加熱時間が「2分」なので、第2の加熱制御情報の加熱時間が、その3分の1の「40秒」の±10%以内、つまり、36秒〜44秒であれば、正しい読取ができていると判定する。
ステップS6においては、ステップS5における判定結果に誤りがあるか否かが判定される。判定結果に誤りがなければ(S6,NO)、ステップS7に進み、一方、誤りがあれば(S6,YES)、ステップS12に進む。
ステップS7において、読取部19は、加熱制御部14に、「500Wで2分」と、「
1500Wで40秒」の二通りの加熱制御情報を送る。そして、加熱制御部14は、最大1500Wでマグネトロン13を制御することができるとすれば、「1500W」の加熱パワーに対応する加熱時間を、液晶表示器7に「40秒」と表示する。
ステップS8においては、読取部19が、ドアスイッチ17の状態を判定して、ドア3が閉じられているか否かを判定する。ドア3が閉じられたと判定されれば(S8,YES)、読み取りが確定したとして、ステップS9に進む。一方、ドア3が閉じられていないと判定されれば(S8,NO)、読み取りは未確定状態として、ステップS2に戻り、ステップS2〜ステップS8の処理が繰り返される。
ステップS9では、加熱制御部14によって、使用者により取消ボタン10が押されたかどうかが判定される。取消ボタン10が押されていなければ(S9,NO)、ステップS10に進む。一方、取消ボタン10が押された場合(S9,YES)には、ステップS13に進む。これは、使用者が、液晶表示器7に表示された加熱時間を確認して、間違っていると判断した場合、または、別の加熱時間で加熱したいと思った場合に、取消ボタン10が押されたことを検知して、読み取られた加熱時間以外の加熱時間で加熱するためである。
ステップS10において、加熱制御部14は、加熱開始ボタン9が押されたかどうかを判定し、押されれば(S10,YES)、ステップS11に進んで加熱を開始する(S11)。一方で、加熱開始ボタン9が押されていなければ(S10,NO)、ステップS9に戻って、取消ボタン10が押されたかどうかの判定処理が繰り返される。
ステップS3で、先頭マーク28(または位置指定マーク128)が見つからない場合(S3,NO)、および、ステップS6で、読取文字列に誤りがあると判定された場合(S6,YES)には、ステップS12に進み、読取部19は、ドアスイッチ17によりドア3が閉じられたかどうかを判定する。ドア3が閉じられていれば(S12,YES)、ステップS13に進む。一方で、ドア3が閉じられていなければ(S12,NO)、ステップS2に戻って、カメラ16による撮影から処理が繰り返される。
通常、使用者が、ドア3を開けてから、食品を加熱庫12内に入れて静止させるまでの間には、上述したステップS12からステップS2に戻るループが繰り返される。
そして、ステップS9で取消ボタン10が押された場合(S9,YES)、および、ステップS12でドア3が閉じられた場合(S12,YES)には、ステップS13に進む。ステップS13では、使用者が手動で設定した加熱時間を、加熱制御部14が受け取る。これは、加熱制御情報22が表示されていない食品を加熱する場合、または、汚れ等で、加熱制御情報22を読取部19が読み取ることができない場合等には、使用者が、加熱時間を、時間設定ボタン群8を使って手動で設定できるようにするものである。
そして、ステップS14において、加熱制御部14は、加熱開始ボタン9が押されたかどうかを判定し、押されれば(S14,YES)、ステップS11に進んで加熱を開始する。一方で、加熱開始ボタン9が押されていなければ(S14,NO)、ステップS13に戻って、加熱制御部14が使用者の手動設定操作を受け取る処理が繰り返される。
このように、本実施の形態によれば、読取部19が商品に表示された加熱制御情報22の文字(少なくとも英数字を含む)を読み取り、その加熱制御情報に基づいて、加熱制御部14がマグネトロン13を制御する。これにより、店員が、商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動的に加熱時間を設定することができるとともに、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とす
ることができる。
また、誤り判定部29が、例えば「500W」および「1500W」の2つの加熱パワーそれぞれにおける加熱時間の情報から、加熱パワーと加熱時間との関係が正しいかどうかより、読取りの誤りを判定する。これにより、誤った読取りにより、誤った加熱をしてしまうことがなく、適切に加熱することができる。
また、読取部19は、ドアスイッチ17によりドアの開閉状態を検知し、ドア3が開けられたら、カメラ16の撮影による読み取りを開始して、ドア3が閉じられると読取内容を確定させる。これにより、使用者は、ドア3を開いた状態で、加熱制御情報がうまく読み取れない場合には、商品の場所、または向きを変更する等して、読み取りやすいような条件を作ることができる。
なお、本実施の形態では、読取部19は、商品に付与された文字列から加熱制御情報を読み取るものとして説明した。しかしながら、本発明はこの例に限定されない。例えば、誤り判定部29の動作に関する態様、ドア3の開閉状態と読取部19の動作開始、および、終了に関する態様のうち少なくともいずれかについて、読取部19は、商品に付与された情報コードであるバーコード、または2次元コードから加熱制御情報を読み取るものであってもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
本実施の形態においては、実施の形態1で説明したシール20の別の例について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2における、シール20の別の例を示す図である。
実施の形態1においては、シール20に先頭マーク28または位置指定マーク128が付与されている。この先頭マーク28または位置指定マーク128は、人によっては目障りに感じる場合もあり、別の方法として、図5に示されるように、加熱制御情報22をバーコード25の上(直上)に配置した例を示す。このような構成とすれば、バーコード25の模様を、加熱制御情報22が印刷されている個所を特定するための目印とすることができ、先頭マーク28または位置指定マーク128がなくとも、読取部19でバーコード25の上にある加熱制御情報22を読み取ることができる。
なお、本実施の形態では、加熱制御情報22が、バーコード25の上(ここでは、直上、すなわち、バーコード25と加熱制御情報22との間に他の情報が存在しないこと)である場合を示したが、本発明はこの例に限定されない。加熱制御情報22が、バーコード25に対して、予め定められた所定の位置に存在するようにシール20を準備し、その位置相対関係を記憶しておけば、読取部19は、適切にバーコード25の位置に応じて、加熱制御情報22を読み取ることができる。
また、本実施の形態のシール20が、実施の形態1のシール20と異なる点は、加熱制御情報22として、「2分00秒 0分40秒」の加熱時間情報だけが表示されており、「500W」および「1500W」といった加熱パワー情報は含まない点である。商品の購入者が別の機械で加熱する場合のため等に、「500W」および「1500W」といった文字も、加熱制御情報22の上に表示されているものの、読取部19が読み取るのは加熱時間の情報だけである。
これは、例えば、加熱制御情報22の表示ルールとして、予め、500Wの加熱時間と1500Wの加熱時間とを、この順に表示する、と決めておけば、読取部19が加熱パワー情報を読み取る必要がないからである。
このように、読み取られる情報を少なくすれば、間違う可能性も少なくなり、また、大きく表示することもできるので、さらに間違える可能性を少なくすることができる。例えば、図6に示されるように、加熱パワー情報は小さく表示されているが、加熱時間情報は大きく表示されている。
本実施の形態において、読取部19は、カメラ16によって撮影された画像から、まずバーコード25を抽出する。
次に、読取部19は、このバーコード25の上にある数字を、「200040」という数字列として読取る。そして、予め定められた解析ルールに従って、前の3桁を、加熱パワー「500W」での加熱時間情報とし、後の3桁を、加熱パワー「1500W」での加熱時間情報として、「200」と「040」との数字列に分解する。さらに、読取部19は、いずれも最初の1桁が「分」を示し、後の2桁が「秒」を示すものとして解析し、「500Wで2分」、「1500Wで40秒」という二つの加熱制御情報22を読み取る。
このように、本実施の形態においては、バーコード25を目印とすることで、先頭マーク28および位置指定マーク128を表示不要とすることができるので、違和感のある目障りな表示をすることがない。また、加熱制御情報22として、例えば、「500W」と「1500W」それぞれの加熱時間情報を表示するという様に、予めルールを定めている。これにより、表示する加熱制御情報22の文字数を減らして、かつ、大きく表示することができ、読取時に間違う可能性を減らすこともできる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る電子レンジ101の概略構成図である。
本実施の形態の電子レンジ101は、実施の形態1で説明した電子レンジ1と比較して、加熱制御部114が、同時加熱制御部120を有する点が異なる。
同時加熱制御部120は、加熱庫12内に2つ以上の商品が入れられている場合に、それらの複数の商品を同時に加熱するために、個々の加熱制御情報から同時加熱制御のための加熱制御情報を算出する。
例えば、大き目の弁当Aと小さ目の弁当Bとの2つが、加熱庫12内部に入れられていたとする。このとき、カメラ16が撮影した加熱庫12内の画像には、弁当Aと弁当Bそれぞれに添付されている加熱制御情報22が含まれている。読取部19ではこれらの二つの加熱制御情報22が読み取られ、それぞれの弁当の加熱制御情報に変換される。ここで、読取部19による加熱制御情報22の読取は、実施の形態1、または実施の形態2に示された方法で行われる。
例えば、読取部19は、それぞれの加熱制御情報22を、弁当Aは、「1500Wで2分」、弁当Bは、「1500Wで1分30秒」という加熱制御情報に変換して、加熱制御部114に送る。加熱制御部114は、この複数の加熱制御情報を受け取ると、同時加熱制御部120が、同時に複数を加熱する場合の加熱制御情報を作成する。すなわち、この場合には、複数の加熱制御情報それぞれが同じ加熱パワーなので、同時加熱制御部120
は、加熱時間を足し合わせて「1500Wで3分30秒」という加熱制御情報を算出する。
こうして、加熱制御部114は、同時加熱制御部120が作成した加熱制御情報を、液晶表示器7に表示する。そして、使用者により加熱開始ボタン9が押されると、加熱制御部114は、その加熱制御情報によってマグネトロン13を制御して、加熱庫12内の複数の商品を加熱する。
図8は、本発明の実施の形態3における電子レンジ101の液晶表示器7の表示の例を示す図である。
ドア3が開けられると、ドアスイッチ17によりそれが検出され、カメラ16は、加熱庫12内部の画像を撮影し、液晶表示器7には、図8に示されるように、カメラ16が撮影した庫内画像121が表示される。庫内画像121の下部には、加熱制御情報表示部122が設けられており、加熱制御情報表示部122には、読取部19が読み取った加熱制御情報が表示される。
加熱制御情報表示部122に表示された加熱制御情報で加熱してよいのであれば、使用者は、ドア3を閉めて加熱開始ボタン9を押す。加熱制御部114は、ドアスイッチ17によりドア3が閉じられていることを検出し、加熱開始ボタン9が押されたことを検出すると、加熱制御情報表示部122に表示されている加熱制御内容で、マグネトロン13を制御し、加熱庫12内の商品を加熱する。液晶表示器7には、切替ボタン123が設けられており、使用者が切替ボタン123に触れた時には、手動で加熱制御内容を設定するための画面に表示が切り替えられる。ここで、本実施の形態の液晶表示器7は、いわゆる液晶タッチパネルの機能を有し、入力も可能であるものとして説明するが、切替ボタン123は、液晶表示器7とは別個に設けられていてもよい。
図9は、本発明の実施の形態3における、加熱庫12に二つの商品が入れられている場合の液晶表示器7の表示の例を示す図である。
加熱庫12には、弁当Aおよび弁当Bの2つの商品が入っている。カメラ16は、その2つの弁当を含む加熱庫12内部の画像を撮影する。このとき、加熱制御情報表示部122には、読取部19が読み取った二つの加熱制御情報が表示される。
さらに、同時加熱制御情報表示部124には、同時加熱制御部120が作成した、この二つの商品を同時に加熱する場合の加熱制御情報が表示される。この同時加熱制御情報で加熱してよいものであれば、使用者は、ドア3を閉めて加熱開始ボタン9を押す。加熱制御部114は、ドアスイッチ17によりドアが閉じられていることを検出し、加熱開始ボタン9が押されたことを検出すると、同時加熱制御情報表示部124に表示されている加熱制御内容でマグネトロン13を制御して、加熱庫12内の商品を加熱する。
図10は、本発明の実施の形態3における、加熱制御部114、および読取部19の動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS101において、読取部19は、ドアスイッチ17の状態を判定する。ドア3が開けば(S101,YES)、ステップS102に進む。一方、ドア3が閉じられていれば(S101,NO)、読取部19は、ステップS101を繰り返してドア3が開くのを待つ。
ステップS102において、読取部19は、カメラ16により加熱庫12底面の画像を
撮影してステップS103に進む。
ステップS103において、読取部19は、画像の中から加熱制御情報22を抽出して読取って、ステップS104に進む。読取の方法は、実施の形態1および実施の形態2で説明したとおりである。
ステップS104において、読取部19は、読み取られた情報から、実施の形態1で説明した方法で加熱制御情報に変換し、画像の中に加熱制御情報が含まれているか否かの判定を行う。加熱制御情報が含まれていれば(S104,YES)、ステップS105に進む。一方で、読取部19が、画像の中に加熱制御情報が含まれていないと判断すれば(S104,NO)、ステップS114に進む。
ステップS105において、加熱制御部114は、画像に含まれている加熱制御情報が一つであるか否かを判定する。加熱制御部114が、加熱制御情報が一つであると判定すれば(S105,YES)、ステップS106に進む。一方で、加熱制御部114が、加熱制御情報が、複数あると判定すれば(S105,NO)、ステップS110に進む。
ステップS106において、加熱制御部114は、図8に示されるような、加熱制御情報が一つだけ含まれているときの表示画面である加熱情報画面Aを液晶表示器7に表示して、ステップS107に進む。
ステップS107において、加熱制御部114は、図8に示される切替ボタン123が押されたかどうかを判定する。加熱制御部114が、切替ボタン123が押されたと判定すれば(S107,YES)、ステップS114に進む。一方で、加熱制御部114が、切替ボタン123が押されていないと判定すれば(S107,NO)、ステップS108に進む。
ステップS108において、加熱制御部114は、ドアスイッチ17によって、ドア3が閉じられている状態であり、かつ、加熱開始ボタン9が押されたかどうかを判定する。加熱制御部114が、ドア3が閉じられており、かつ、加熱開始ボタン9が押されたと判定すれば(S108,YES)、ステップS109に進んで加熱を開始する。一方で、加熱制御部114が、少なくとも一方の条件が満たされていないと判定すれば(S108,NO)、ステップS107に戻って、切替ボタン123が押されたかどうかの判定から処理が繰り返される。
また、ステップS105において、加熱制御部114が、画像に含まれている加熱制御情報が複数あると判定したとき(S105,NO)は、ステップS110に進む。ステップS110においては、同時加熱制御部120が、複数の加熱制御情報に基づいて、それらの複数の被加熱物を同時に加熱する場合の加熱制御情報を作成する。
具体的には、例えば、弁当Aの「1500Wで2分」と、弁当Bの「1500Wで1分30秒」の二つの加熱制御情報があれば、同時加熱制御部120は、「1500Wで3分30秒」という同時加熱制御情報を作成し、ステップS111に進む。
ステップS111において、加熱制御部114は、図9に示されるような、加熱制御情報が複数含まれているときの表示画面である加熱情報画面Bを液晶表示器7に表示して、ステップS112に進む。
ステップS112において、加熱制御部114は、図9に示された切替ボタン123が押されたかどうかを判定する。加熱制御部114は、切替ボタン123が押されたと判定
すれば(S112,YES)、ステップS114に進む。一方で、加熱制御部114は、切替ボタン123が押されていないと判定すれば(S112,NO)、ステップS113に進む。
ステップS113において、加熱制御部114は、ドアスイッチ17により、ドア3が閉じられている状態であり、かつ、加熱開始ボタン9が押されたかどうかを判定する。加熱制御部114が、ドア3が閉じられている状態であり、かつ、加熱開始ボタン9が押されたと判定すれば(S113,YES)、ステップS109に進んで加熱が開始される。一方で、加熱制御部114が、少なくとも一方の条件が満たされていないと判定すれば(S113,NO)、ステップS112に戻って、切替ボタン123が押されたかどうかの判定から処理が繰り返される。
ステップS104において、撮影された画像に加熱制御情報がないと判定された場合(S104,NO)、または、ステップS107において、切替ボタン123により手動設定が選択された場合(S107,YES)には、ステップS114に進む。
ステップS114において、加熱制御部114は、液晶表示器7に、手動設定用の、加熱パワーおよび加熱時間を設定するための画面を表示する。そして、ステップS115において、加熱制御部114は、使用者の手動設定を受け付ける。ステップS116において、加熱制御部114は、ドアスイッチ17によりドア3が閉じられている状態であり、かつ、加熱開始ボタン9が押されたかどうかを判定する。加熱制御部114が、ドア3が閉じられた状態であり、かつ、加熱開始ボタン9が押されたと判定すれば(S116,YES)、ステップS109に進んで加熱を開始する。一方、加熱制御部114が、少なくとも一方の条件が満たされていないと判定すれば(S116,NO)、ステップS115に戻り、使用者の手動設定の受け付けが繰り返される。
なお、本実施の形態において、ステップS104で加熱制御情報がないと判定されれば、ステップS114に進んで手動設定画面に切り替えられるとして説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、すぐに加熱情報がないと判断するのでなく、使用者が商品の位置を決めるまでの一定時間を待って、それでも加熱情報が読めないと判断したときにはステップS114へ進む、としてもよい。
また、実施の形態1で説明したような処理を行ってもよい。つまり、ステップS104で加熱制御情報がないと判定されれれば、読取部19は、ドアスイッチ17によりドア3が閉じられたかどうかを判定(図5のS12参照)する。そして、ドア3が閉じられていれば、ステップS114に進む。一方で、ドア3が閉じられていなければ、ステップS102に戻って、カメラ16による撮影から処理が繰り返すという処理を行ってもよい。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4として、同時加熱制御部120の、実施の形態3とは別の例について説明する。
実施の形態3においては、加熱庫12に複数の商品が入っており、それらを同時に加熱する場合には、同時加熱制御部120は、それらの加熱時間を足し合わせる例を説明した。しかしながら、本発明はこの例に限定されるものではない。複数の商品が加熱庫12に入った場合には、食品の分量が増えるので、一般には、マグネトロン13による加熱効率が高くなり、効率よく加熱できる。よって、単純に足し合わされた時間よりも短い加熱時間でも加熱することができる。
これを考慮して、例えば、「1500W2分」の弁当Aが二つ入っている場合には、単
純に足し合わせて「4分」加熱するのでなく、合わせて「3分30秒」加熱する、というように計算する所定のルールに基づいて、同時加熱制御部120が計算を行う。
具体的には、二つの商品の加熱制御情報が読み取られた場合、それらが同じ加熱パワーであれば、加熱時間の長い方をそのままにして、加熱時間の短い方の加熱制御情報の加熱時間に、「0.75」を乗算した加熱時間を計算し、それを足し合わせる。上述した例の場合、弁当Aが2つの場合には、同じ加熱時間なので、いずれか一方の「2分」に「0.75」を乗算すると、「1分30秒」となって、他方の「2分」と足し合わせると、「3分30秒」となる。
また、加熱時間の違う弁当A(1500W2分)と弁当B(1500W1分30秒)とを加熱する場合には、加熱時間の長い方は「2分」、短い方は「1分30秒」であるので、短い「1分30秒」に「0.75」を乗算すると、約1分08秒となる。よって、これを「2分」と足し合わせて、「3分08秒」として計算する。
このように、二つの商品の加熱制御情報のうち、加熱時間の長い方、すなわち大きい方の影響を強く受けるようにした所定のルールにもとづいて、足し合わせの計算をすることにより、複数の食品の大きさが同じでも、違っても、適切な加熱時間で加熱することができる。
また、加熱庫12内に、商品が三つ以上入っている場合については、二番目に加熱時間の長いものについて、「0.75」を乗算し、三番目に加熱時間の長いものについて、「0.75」よりも小さい、例えば「0.6」を乗算し、四番目に加熱時間の長いものについては、それよりさらに小さい値を乗算する、というような処理を行う。このように、加熱時間が何番目に長いかによって、乗算する定数を予め決めておくことにより、いくつの商品についても、同時に加熱する場合の加熱時間を適切に計算することはできる。
さらに、複数の商品の加熱制御情報それぞれの加熱パワーが違う場合、例えば「1500W2分」の弁当Aと、「500W30秒」の弁当Cとがあったとして、それらを同時に加熱する場合について説明する。
一般に、小さい加熱パワーで加熱することが推奨されているのは、少ない分量の食品であり、そこに大きな加熱パワーを投入しても、効率が悪く、食品に入らなかったマイクロ波が加熱庫12内の一部に集中して温度上昇してしまったり、マグネトロン13に戻ってきてマグネトロン13が温度上昇してしまったりする危険等がある。このため、小さな加熱パワーで加熱することが推奨される。
しかしながら、別の商品と一緒に複数の商品を同時に加熱すると、食品の分量は足し合わせて十分大きくなる。このため、大きな加熱パワーを投入しても、効率が悪いということはない。こういう場合には、複数の商品がある中で、最も大きい加熱パワーに合わせ、そうでない商品については、加熱パワーを合わせた時の加熱時間をまず換算する。つまり、「500W」で「30秒」であれば、その3倍の「1500W」の加熱パワーでは、加熱時間は、3分の1の「10秒」でよいことになる。さらに、「2分」と「10秒」の足し合わせになるので、前述のように、より長い「2分」はそのままとし、短い「10秒」は、「0.75」を乗算して約8秒とする。合わせて、2つの商品を同時に加熱するには、「2分08秒」加熱すればよいということになる。
以上の動作の流れについて、図11を用いてさらに説明する。
図11は、本発明の実施の形態4における、図10のステップS110に示された、同
時加熱制御部120が処理する同時加熱情報作成処理についての具体的な処理の一例を示すフローチャートである。
図11に示されるように、同時加熱制御部120は、ステップS121において、複数の加熱制御情報のうち、加熱パワーが全て同じかどうかを判断する。同時加熱制御部120は、違う加熱パワーの加熱情報が含まれていると判定すれば(S121,NO)、ステップS122に進む。一方で、同時加熱制御部120が、全ての加熱情報が同じ加熱パワーであると判定すれば(S121,YES)、処理を省略してステップS124に進む。
ステップS122において、同時加熱制御部120は、複数の加熱情報のうち、最大加熱パワー以外の加熱情報を抽出して、ステップS123に進む。
ステップS123において、同時加熱制御部120は、最大加熱パワーよりも小さい加熱パワーの加熱情報について、その加熱時間を、最大加熱パワーに対応させる補正演算を行う。補正演算は、例えば対象となる加熱情報の加熱時間をt、加熱パワーをWとして、最大加熱パワーをWmaxとしたときに、補正した加熱時間t’をt×W/Wmaxとして計算する。このステップS122とステップS123の処理が、加熱情報の個数だけ繰り返され、次にステップS124に進む。
ステップS124においては、同時加熱制御部120は、複数の加熱情報のうち、最大加熱時間を抽出して、それをt1とする。次にステップS125において、同時加熱制御部120は、残った加熱情報の中から、一番長い加熱時間を抽出する。
次に、ステップS126において、同時加熱制御部120は、加熱情報が、何番目に長い加熱時間かによって、予め決められた定数Kiを加熱時間に乗算し、補正した加熱時間tiを、t×Kiとして演算する。このステップS125とステップS126の処理が加熱情報の個数だけ繰り返される。そして、ステップS127へと進む。
ステップS127においては、最大加熱時間t1から補正計算されたすべてのtiが足し算されることで合計加熱時間が算出される。加熱パワーについては、全ての加熱情報の中での最大加熱パワーで加熱が行われる。
このように、本実施の形態においては、複数の加熱情報があった場合に、単にその加熱時間を足し合わせるだけではなく、分量が変わることによる効率の変化を考慮して加熱条件を決定する。これにより、余計なエネルギーを使わず、短時間の加熱により、使い勝手と加熱性能とを向上させることができる。また加熱パワーの違う複数の加熱情報に対しても、効率の変化を考慮して、最適な加熱時間で加熱することが可能となる。
なお、実施の形態3、および実施の形態4において、読取部19は、商品に付与された情報コードであるバーコード、または2次元コードから、加熱制御情報を読み取る構成であってもよい。
以上述べたように、実施の形態の第1の態様は、被加熱物が収納される加熱庫と、加熱庫に収納された被加熱物を加熱する加熱部と、加熱庫内を撮影する撮影部と、被加熱物に貼付された貼付物から、加熱制御情報の文字を抽出して読み取る読取部と、読取部で読み取られた加熱制御情報に基づいて、加熱部を制御する加熱制御部とを備えた構成としたものである。
この構成により、撮影部が加熱庫内を撮影し、読取部がその撮影画像から加熱制御情報の文字(少なくとも数字を含む)を抽出して読み取り、加熱制御部がその読み取った加熱
制御情報に基づいて加熱部を制御する。これにより、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
また、第2の態様は、第1の態様において、加熱制御情報は、複数の加熱パワーそれぞれにおける加熱時間を含み、読取部は、複数の加熱パワーそれぞれにおける加熱時間から、読み取りの誤りを判定する誤り判定部を有する構成としたものである。
この構成により、読取部は、複数の加熱パワーそれぞれにおける加熱時間を読み取り、判定部が複数の加熱パワーそれぞれにおける加熱時間に基づいて、読み取りの誤りを判定する。これにより、誤った読み取りで誤った加熱制御を行うことはなく、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
第3の態様は、第1の態様において、加熱庫を開閉するドアと、ドアの開閉状態を検知するドアスイッチとをさらに有し、読取部は、ドアスイッチによりドアの開状態が検知されると、加熱制御情報の読み取りを開始する構成としたものである。
この構成により、ドアスイッチがドアの開閉を検知して、ドア開状態が検知されると、読取部が加熱制御情報の読み取りを開始する。これにより、使用者が食品を庫内に入れようとする瞬間から加熱制御情報の読み取りを開始できるので、使用者が食品を置いて位置が安定した時には読み取れる状態にでき、素早く加熱制御情報を読み取ることができる。よって、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
第4の態様は、第1の態様において、加熱庫を開閉するドアと、ドアの開閉状態を検知するドアスイッチとをさらに有し、読取部は、ドアスイッチによりドアの閉状態が検知されると、加熱制御情報の読み取りを確定する構成としたものである。
この構成により、ドアスイッチがドアの開閉を検知して、ドア閉状態が検知されると、読取部が加熱制御情報の読み取りを確定して終了する。よって、使用者が、食品を庫内に置いて位置が安定した状態で読み取りが行われ、使用者がドアを閉じると、その時の読取情報が確定して読み取りを終了する。よって、使用者が加熱を開始する時には加熱制御情報を確定させることができ、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
第5の態様は、第1の態様において、被加熱物に貼付された貼付物は、加熱制御情報の文字の近傍に、加熱制御情報の文字と所定の位置関係になるように配置された、被加熱物を特定するコード記号を有し、読取部は、コード記号との位置関係に基づいて、加熱制御情報の文字を抽出する構成としたものである。
この構成により、食品等の被加熱物を特定するコード記号と、加熱制御情報の文字とが所定の位置関係で配置されていて、読取部は、コード記号との位置関係から加熱制御情報の文字を抽出する。これにより、他の文字または数字情報があっても、それらと区別して適切に加熱制御情報の文字や数字を抽出して読み取ることができる。よって、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間の関係を登録する煩わしい作業を不要と
することができる。
また、第6の態様は、第1の態様から第5の態様までにおいて、加熱制御部は、読取部が複数の加熱制御情報を読み取ったときに、複数の加熱制御情報に基づいて、同時に加熱する場合の加熱制御情報を生成する同時加熱制御部を有している。
このような構成によれば、複数の被加熱物を加熱する場合にも、一度に適切な加熱を行うことができる。
また、読取部は、商品に付与された情報コードであるバーコードまたは2次元コードから加熱制御情報を読み取る態様であってもよい。
つまり、第7の態様は、被加熱物が収納される加熱庫と、加熱庫に収納された被加熱物を加熱する加熱部と、加熱庫内を撮影する撮影部と、被加熱物に貼付された貼付物から、加熱制御情報の情報コードを抽出して読み取る読取部と、読取部で読み取られた加熱制御情報に基づいて、加熱部を制御する加熱制御部とを備えている。そして、加熱制御情報は、複数の加熱パワーそれぞれにおける加熱時間を含み、読取部は、複数の加熱パワーそれぞれにおける加熱時間から、読み取りの誤りを判定する誤り判定部を有する構成としたものである。
この構成により、撮影部が加熱庫内を撮影し、読取部がその撮影画像から加熱制御情報を含む情報コードを抽出して、複数の加熱パワーそれぞれにおける加熱時間を読み取り、判定部が複数の加熱パワーそれぞれにおける加熱時間に基づいて、読み取りの誤りを判定する。これにより、誤った読み取りで誤った加熱制御を行うことはなく、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
また、第8の態様は、被加熱物が収納される加熱庫と、加熱庫に収納された被加熱物を加熱する加熱部と、加熱庫内を撮影する撮影部と、被加熱物に貼付された貼付物から、加熱制御情報の情報コードを抽出して読み取る読取部と、読取部で読み取られた加熱制御情報に基づいて、加熱部を制御する加熱制御部と、加熱庫を開閉するドアと、ドアの開閉状態を検知するドアスイッチとを備えている。そして、読取部は、ドアスイッチによりドアの開状態が検知されると、加熱制御情報の読み取りを開始する構成としたものである。
この構成により、ドアスイッチがドアの開閉を検知して、ドア開状態が検知されると、読取部が加熱制御情報の読み取りを開始する。これにより、使用者が食品を庫内に入れようとする瞬間から加熱制御情報の読み取りを開始できるので、使用者が食品を置いて位置が安定した時には読み取れる状態にでき、素早く加熱制御情報を読み取ることができる。よって、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
また、第9の態様は、第8の態様において、読取部は、ドアスイッチによりドアの閉状態が検知されると、加熱制御情報の読み取りを確定する構成としたものである。
この構成により、ドアスイッチがドアの開閉を検知して、ドア閉状態が検知されると、読取部が加熱制御情報の読み取りを確定して終了する。よって、使用者が、食品を庫内に置いて位置が安定した状態で読み取りが行われ、使用者がドアを閉じると、その時の読取情報が確定して読み取りを終了する。よって、使用者が加熱を開始する時には加熱制御情
報を確定させることができ、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができる。
また、第10の態様は、被加熱物が収納される加熱庫と、加熱庫に収納された被加熱物を加熱する加熱部と、加熱庫内を撮影する撮影部と、被加熱物に貼付された貼付物から、加熱制御情報の情報コードを抽出して読み取る読取部と、読取部で読み取られた加熱制御情報に基づいて、加熱部を制御する加熱制御部とを備えている。そして、加熱制御部は、読取部が複数の加熱制御情報を読み取ったときに、複数の加熱制御情報に基づいて、同時に加熱する場合の加熱制御情報を生成する同時加熱制御部を有している。
このような構成によれば、複数の被加熱物を加熱する場合にも、一度に適切な加熱を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、店員が商品の加熱時間を入力したり、商品に対応したボタンを選択したりすることなく、自動で加熱時間を設定でき、かつ、商品のコードと加熱時間との関係を登録する煩わしい作業を不要とすることができるという格別な効果を奏することができる。よって、本発明は、販売店で使われる電子レンジの他、家庭用の電子レンジ、炊飯器、および、IHクッキングヒータ等、加熱調理器全般に適用でき、有用である。
1,101 電子レンジ
2 筐体
3 ドア
4 ガラス窓
5 取っ手
6 操作表示部
7 液晶表示器
8 時間設定ボタン群
9 加熱開始ボタン
10 取消ボタン
11 一時停止ボタン
12 加熱庫
13 マグネトロン(加熱部)
14,114 加熱制御部
15 照明
16 カメラ(撮影部)
17 ドアスイッチ
18 突起部
19 読取部
20 シール
21 商品名
22 加熱制御情報
23 金額情報
24 消費期限情報
25 バーコード(コード記号)
26 栄養情報
27 お知らせ情報
28 先頭マーク
29 誤り判定部
120 同時加熱制御部
121 庫内画像
122 加熱制御情報表示部
123 切替ボタン
124 同時加熱制御情報表示部
128 位置指定マーク

Claims (3)

  1. 被加熱物が収納される加熱庫と、
    前記加熱庫に収納された前記被加熱物を加熱する加熱部と、
    前記加熱庫内を撮影する撮影部と、
    前記被加熱物に貼付された貼付物を撮影した前記撮影部の映像から、加熱制御情報の文字を抽出して読み取る読取部と、
    前記読取部で読み取られた前記加熱制御情報に基づいて、前記加熱部を制御する加熱制御部とを備え、
    前記加熱制御情報は、第1の加熱パワーと、前記第1の加熱パワーにおける加熱時間と、前記第1の加熱パワーと異なる第2の加熱パワーと、前記第2の加熱パワーにおける加熱時間とを含み、
    前記読取部は、前記第1の加熱パワーと、前記第1の加熱パワーにおける前記加熱時間と、前記第2の加熱パワーと、前記第2の加熱パワーにおける前記加熱時間とから、読み取りの誤りを判定する誤り判定部を有し、
    前記誤り判定部は、前記第1の加熱パワーと前記第2の加熱パワーとの関係と、前記第1の加熱パワーにおける前記加熱時間と前記第2の加熱パワーにおける前記加熱時間との関係とが所定の比率以内の範囲で反比例の関係になっているか否かで正しく読み取れたと判定する加熱調理器。
  2. 前記被加熱物に貼付された前記貼付物は、前記加熱制御情報の文字の近傍に、前記加熱制御情報の文字と所定の位置関係になるように配置された、前記被加熱物を特定するコード記号を有し、
    前記読取部は、前記コード記号との位置関係に基づいて、前記加熱制御情報の文字を抽出する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記加熱制御部は、前記読取部が複数の前記加熱制御情報を読み取ったときには、前記複数の加熱制御情報に基づいて、同時に加熱する場合の加熱制御情報を生成する同時加熱制御部を有する請求項1または2に記載の加熱調理器。
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