JP6561331B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6561331B2
JP6561331B2 JP2018508837A JP2018508837A JP6561331B2 JP 6561331 B2 JP6561331 B2 JP 6561331B2 JP 2018508837 A JP2018508837 A JP 2018508837A JP 2018508837 A JP2018508837 A JP 2018508837A JP 6561331 B2 JP6561331 B2 JP 6561331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
unevenness
amplitude
semiconductor device
exterior resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018508837A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017169485A1 (ja
Inventor
正幸 長松
正幸 長松
伸也 丸茂
伸也 丸茂
潤一 木村
潤一 木村
國里 竜也
竜也 國里
臼井 良輔
良輔 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2017169485A1 publication Critical patent/JPWO2017169485A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6561331B2 publication Critical patent/JP6561331B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/12Mountings, e.g. non-detachable insulating substrates
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/28Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/28Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection
    • H01L23/31Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection characterised by the arrangement or shape
    • H01L23/3107Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection characterised by the arrangement or shape the device being completely enclosed
    • H01L23/3142Sealing arrangements between parts, e.g. adhesion promotors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/488Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of soldered or bonded constructions
    • H01L23/495Lead-frames or other flat leads
    • H01L23/49503Lead-frames or other flat leads characterised by the die pad
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/488Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of soldered or bonded constructions
    • H01L23/495Lead-frames or other flat leads
    • H01L23/49541Geometry of the lead-frame
    • H01L23/49548Cross section geometry
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/50Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor for integrated circuit devices, e.g. power bus, number of leads
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/28Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection
    • H01L23/31Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection characterised by the arrangement or shape
    • H01L23/3107Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection characterised by the arrangement or shape the device being completely enclosed

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、各種電子機器に使用される半導体装置に関する。
以下、従来の半導体装置について図面を用いて説明する。図11は従来の半導体装置1の構成を示す断面図である。半導体装置1では、半導体素子2がリードフレーム3に実装されていて、外装樹脂4が半導体素子2とリードフレーム3とを覆っている。また、リードフレーム3における半導体装置1の実装面には溝部5が設けられている。外装樹脂4の一部が溝部5へ入り込むことによって、外装樹脂4と溝部5とが互いに固定されている。これにより、外装樹脂4、半導体素子2、およびリードフレーム3は、互いに正しい位置関係を確保している。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1が知られている。
特開2007−258587号公報
従来の半導体装置1では、外装樹脂4とリードフレーム3とを互いに強く固定するために、外装樹脂4と溝部5との接触面積を大きくしている。すなわち、複数の溝部5、あるいは、鉤形状の溝部5が、リードフレーム3の実装面に設けられている。この結果、溝部5がリードフレーム3の実装面を大きく占有することで、半導体装置1の小型化が困難となる。あるいは、溝部5の形状が複雑となることで、リードフレーム3に関する生産性が低下する。
そこで本発明は、小型化および高い生産性を実現しながら、外装樹脂と基台部(リードフレーム)とを溝部によって強く固定できる半導体装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明に係る半導体装置は、半導体素子と、基台部と、外装樹脂と、を備える。基台部は、半導体素子が実装されている実装面と、実装面における半導体素子の周囲に設けられている溝部と、を有する。外装樹脂は、半導体素子と基台部とを覆い、溝部へ充填されることで基台部に固定される。溝部の底部は、溝部の延伸方向に沿って、第1振幅と第1反復間隔とを有する第1凹凸を含む。第1凹凸は、溝部の延伸方向に沿って、第1振幅よりも小さい第2振幅と第1反復間隔よりも短い第2反復間隔とを有する第2凹凸を含む。さらに、第1反復間隔、および第2反復間隔は、それぞれが非周期的な反復間隔で、第1振幅、および第2振幅は、一定でない振幅を有し、
溝部の上面視の開口形状は、拡張部を有し、溝部の深さは、拡張部において極大となる。
本発明によれば、基台部の溝部が第1凹凸と第2凹凸とを含むことで、外装樹脂と溝部との接触面積が大きくなり、かつ、外装樹脂と溝部との接触面の形状が複雑化する。これにより、外装樹脂と溝部とのアンカー効果が大きくなる。したがって、小型化および高い生産性を実現しながら、半導体装置における外装樹脂と基台部との固定状態を強固にすることができる。結果として、半導体装置の外装樹脂による封止状態についての信頼性が向上する。
図1は本発明の実施の形態における半導体装置の構成を示す斜視図である。 図2は本発明の実施の形態における半導体装置の構成を示す一部の断面を露出させた斜視図である。 図3は本発明の実施の形態における半導体装置の構成を示す断面図である。 図4は本発明の実施の形態における半導体装置の要部を示す断面図である。 図5は本発明の実施の形態における半導体装置の他の要部を示す断面図である。 図6は本発明の実施の形態における半導体装置の構成を示す上面視図である。 図7は本発明の実施の形態における半導体装置の他の構成を示す上面視図である。 図8は本発明の実施の形態における半導体装置の他の構成を示す断面図である。 図9は本発明の実施の形態における半導体装置の他の構成を示す要部断面図である。 図10は本発明の実施の形態における半導体装置の他の構成を示す要部拡大断面図である。 図11は従来の半導体装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態における半導体装置6の構成を示す斜視図である。図2は本発明の実施の形態における半導体装置6の構成を示す一部の断面を露出させた斜視図である。半導体装置6は、半導体素子7と、金属製の基台部8と、外装樹脂10とを含む。
基台部8は、半導体素子7が実装されている実装面8Aを有する。また、基台部8は、実装面8Aにおける半導体素子7の周囲に設けられている溝部9を有する。外装樹脂10は、半導体素子7と基台部8とを覆い、さらに溝部9へ充填されることで、基台部8に固定されている。
溝部9の底部11は、溝部9の延伸方向に沿って、第1振幅と第1反復間隔とを有する第1凹凸12(図4参照)を含む。第1凹凸12は、溝部9の延伸方向に沿って、第1振幅よりも小さい第2振幅と第1反復間隔よりも短い第2反復間隔とを有する第2凹凸13(図4参照)を含む。
以上の構成により、基台部8における溝部9の深さが溝部9の延伸方向に沿って一定でない。そのため、外装樹脂10と溝部9との接触面積が大きくなり、かつ、外装樹脂10と溝部9との接触面の形状が複雑化する。これにより、外装樹脂10と溝部9とのアンカー効果が大きくなる。したがって、半導体装置6における外装樹脂10と基台部8との固定状態を強固にすることができる。結果として、半導体装置6の外装樹脂10による封止状態についての信頼性が向上する。
ここで、本実施の形態において、複数の溝部9が半導体素子7の周囲を取り囲むように設けられているが、本開示はこれに限定されない。複数の溝部9は、半導体素子7の周囲の四方すべてに配置されていなくてもよく、半導体素子7の周囲の二方や三方のみに配置されていてもよい。また、本実施の形態において、基台部8は複数の溝部9を有しているが、本開示はこれに限定されない。基台部8は、溝部9を一つのみ有していてもよい。ただし、溝部9は半導体素子7の周囲に設けられているので、溝部9は基台部8の実装面8Aを大きく占有することはない。
以下で、半導体装置6の構成について詳しく説明する。図3は本発明の実施の形態における半導体装置6の構成を示す断面図である。基台部8には、溝部9が設けられている。溝部9は、実装面8Aから基台部8における実装面8Aの反対面に向かって窪んでいる。溝部9の断面形状は、V字状もしくはU字状である。溝部9には、外装樹脂10の一部が充填されている。
図4は本発明の実施の形態における半導体装置6の要部を示す断面図である。図5は本発明の実施の形態における半導体装置6の他の要部を示す断面図である。図4は、溝部9が延伸している方向に沿った断面を示している。図5は、溝部9が延伸している方向に垂直の断面を示している。図4において、矢印Dは、溝部9が延伸している方向を示している。
図4で示しているように溝部9の底部11は、点線で示される第1凹凸12を含む。第1凹凸12は、第1振幅と第1反復間隔とを有する。また、第1凹凸12は、実線で示される第2凹凸13を含む。第2凹凸13は、第2振幅と第2反復間隔とを有する。ここで、第2振幅は第1振幅よりも小さく、第2反復間隔は第1反復間隔よりも短い。言い換えると、大きな波の第1凹凸12に小さな波の第2凹凸13が重畳している。なお、第1凹凸12の表面は、点線で示されるような仮想的な面である。
第1凹凸12および第2凹凸13は、それぞれの振幅と反復間隔とを有する。ここで、第1凹凸12および第2凹凸13における振幅および反復間隔は、決まった値や規則性を有さず、無作為に変動している。たとえば、幅W1に対応する第2凹凸13は、比較的長い反復間隔と比較的小さい振幅とを有する。一方で、幅W2に対応する第2凹凸13は、比較的短い反復間隔と比較的大きい振幅とを有する。このように、第1凹凸12は、幅W1に対応する第2凹凸13と幅W2に対応する第2凹凸13とをそれぞれ有してもよい。当然ながら、幅W1に対応する第2凹凸13と幅W2に対応する第2凹凸13とが隣接していてもよい。言い換えると、第1凹凸12および第2凹凸13はともに、非周期的な反復間隔を有し、かつ、一定でない振幅を有している。
このため、基台部8の実装面8Aから、第2凹凸13の表面までの距離は、矢印Dの方向に沿って無作為に変動している。ここで、第1凹凸12の振幅の平均値は、第2凹凸13の振幅の平均値に対して、100倍から1000倍程度大きい。同様に第1凹凸12の反復間隔の平均値は、第2凹凸13の反復間隔の平均値に対して、100倍から1000倍程度大きい。したがって、第2凹凸13の第2振幅が、第1凹凸12の第1振幅よりも大きくなることはない。そして、第2凹凸13の第2反復間隔が、第1凹凸12の第1反復間隔よりも大きくなることはない。
この一方で、図5に示すように、溝部9が延伸している方向に垂直の断面において、第1凹凸12はU字状もしくはV字状の断面形状を有する。なお、溝部9が延伸している方向に垂直の断面においても、第1凹凸12の表面は、点線で示されるような仮想的な面である。また、第2凹凸13は溝部9の断面の全周にわたって、第2振幅と第2反復間隔とを有する。ここでも、第2凹凸13の振幅および反復間隔は、決まった値や規則性を有さずに、無作為に変動している。
以上のように、溝部9は、細かな凹凸である第2凹凸13と、第2凹凸13よりも大きな凹凸である第1凹凸12とが合成された断面形状を有する。すなわち、第1凹凸12は、第2凹凸13に対するバイアスである。溝部9の深さが溝部9の延伸方向に沿って一定でないことで、外装樹脂10と溝部9との接触面積が大きくなり、かつ、外装樹脂10と溝部9との接触面の形状が複雑化する。これにより、外装樹脂10と溝部9とのアンカー効果が大きくなる。したがって、半導体装置6における外装樹脂10と基台部8との固定状態を強固にすることができる。結果として、半導体装置6の外装樹脂10による封止状態についての信頼性が向上する。
通常、外装樹脂10は、熱硬化性樹脂材と充填材とによって構成される。ここで、特に外装樹脂10と基台部8との間の伝熱特性は、充填材と基台部8との接触面積に依存する。第2凹凸13は小さな凹凸であるため、充填材は第2凹凸13には浸入しにくい。一方で、第1凹凸12は大きな凹凸であるため、充填材は第1凹凸12には浸入しやすい。すなわち、第1凹凸12による溝部9の底部11の表面積の増加は、充填材と基台部8との接触面積の増加に寄与する。この結果、外装樹脂10と基台部8との間の伝熱特性が向上する。
ここでは基台部8は金属によって構成されていればよい。したがって基台部8はリードフレームやダイパッドであってもよい。
また、第1振幅、第2振幅、第1反復間隔、および第2反復間隔のそれぞれは、溝部9のいずれの箇所においても決まった値や規則性を有さず、無作為に変動している。また、半導体素子7の周囲に配置された複数の溝部9について、単一の溝部9の中では溝部9の深さは一定でないが、複数の溝部9の深さはそれぞれ概ね近似している。言い換えると、ある溝部9の深さの平均値は、他の溝部9の深さの平均値と概ね近似する。このため、半導体素子7で生じた熱が溝部9の底部11側に向かって拡散されるときに、半導体素子7からのいずれの方向においても溝部9の底部11において熱的抵抗は概ね一定である。すなわち、熱拡散の方向に偏りは生じ難くなる。この結果として、半導体装置6における放熱効率が向上する。
図6は本発明の実施の形態における半導体装置6の構成を示す上面視図である。ここでは基台部8の実装面8Aにおける溝部9の上面視の開口形状は、狭窄部14と拡張部15とを有する。狭窄部14は、溝部9の平均の開口幅よりも狭い開口幅を有する部分である。拡張部15は、溝部9の平均の開口幅よりも広い開口幅を有する部分である。ここで、狭窄部14における極小の開口幅を幅conとする。図4に示すように、実装面8Aから底部11まで深さは、幅conにおいて極小となる。この極小の深さが底部11の尾根の部分に相当する。また、拡張部15における極大の開口幅を幅extとする。実装面8Aから底部11まで深さは、幅extにおいて極大となる。この極大の深さが底部11における谷の部分に相当する。
以上のように、溝部9の拡張部15が、溝部9の深さが極大となる部分に相当する。また、溝部9の狭窄部14が、溝部9の深さが極小となる部分に相当する。すなわち、溝部9の深さは、拡張部15において極大となる。つまり、拡張部15における溝部9の深さは、拡張部15に隣接する2つの狭窄部14における溝部9の深さよりも深い。
これにより、溝部9は深さ方向に加えて、開口方向においても大きな凹凸や大きな表面積を有する。このため、外装樹脂10と溝部9との接触面積がさらに大きくなり、かつ、外装樹脂10と溝部9との接触面の形状が複雑化する。これにより、外装樹脂10と溝部9とのアンカー効果がさらに大きくなる。したがって、半導体装置6における外装樹脂10と基台部8との固定状態をさらに強固にすることができる。結果として、半導体装置6の外装樹脂10による封止状態についての信頼性が向上する。
図7は本発明の実施の形態における半導体装置の他の構成を示す上面視図である。ここでは基台部8に設けられた溝部9は、半導体素子7を取り囲み、概ね方形状に連続した形状を有する。すなわち、溝部9は、4つの屈曲部9Aおよび4つの辺部9Bからなる。各屈曲部9Aは、2つの辺部9Bの間に配置されている。つまり、溝部9の上面視の形状は、半導体素子7を囲む連続的な方形状である。そのため、半導体装置6が外部から衝撃などの外力を受けたとき、溝部9および溝部9に充填された外装樹脂10に加わる応力は、溝部9の全体へと分散され易くなる。この結果、半導体装置6における外装樹脂10と基台部8との固定状態を、外力を受けたときでも安定させることができる。
ここでさらに、方形状に形成された溝部9の4つの屈曲部9Aにおいて、屈曲部9Aの外周の曲率半径Roを、屈曲部9Aの内周の曲率半径Riよりも大きくするとよい。半導体装置6が外部から機械的な衝撃など外力を受ける場合、外力は、外装樹脂辺部10Bの中央よりも、外装樹脂角部10Aや外装樹脂辺部10Bにおける外装樹脂角部10Aに近い位置に加わることが多い。このため、屈曲部9Aに加わる応力は辺部9Bに加わる応力に比較して大きくなる。
屈曲部9Aは、外装樹脂角部10Aなどの作用点に近く、大きな衝撃を受け易い。ここで、屈曲部9Aの外周の曲率半径Roは屈曲部9Aの内周の曲率半径Riよりも大きいため、溝部9に充填された外装樹脂10に加わる応力は分散され易くなる。この結果、半導体装置6における外装樹脂10と基台部8との固定状態を、外力を受けたときでも安定させることができる。
また、内周の曲率半径Riが小さくなることによって、半導体装置6を実装する領域を効率よく活用することができる。この結果、半導体装置6全体の小型化も可能となる。
図8は本発明の実施の形態における半導体装置6の他の構成を示す断面図である。ここでは、溝部9は上面視で方形状に形成されている。各屈曲部9Aにおける実装面8Aから底部11までの溝部9の深さは、辺部9Bにおける実装面8Aから底部11までの溝部9の深さよりも深い。
例えばレーザ照射によって溝部9が形成される場合には、レーザ照射の走査方向は屈曲部9Aにおいて変わる。そのため、レーザ照射によって生じる熱は、辺部9Bに比較して屈曲部9Aにおいて蓄積し易くなる。このため、屈曲部9Aにおける実装面8Aから底部11までの溝部9の深さを容易に深く形成することができる。
なお、溝部9の形成方法は、レーザ照射による形成方法に限らない。溝部9の形成方法は、プレス加工やエッチング加工による形成方法であってもよい。いずれの方法であっても、溝部9を高い生産性で形成することができる。
これにより、屈曲部9Aにおいて、溝部9が深く形成される。半導体装置6が半導体装置6の外部から機械的な衝撃など外力を受ける場合に、溝部9の屈曲部9Aは大きな応力を受け易い。ここで、屈曲部9Aにおいて溝部9が深く形成されているため、外装樹脂10と基台部8との固定状態を屈曲部9Aにおいてさらに強固にすることができる。そのため、半導体装置6の外装樹脂10による封止状態についての信頼性が向上する。
図9は本発明の実施の形態における半導体装置6の他の構成を示す要部断面図である。ここでは、基台部8は、実装面8Aにおける溝部9の開口縁に設けられた突起部16を有している。突起部16は、溝部9の窪み方向と反対方向に壁状に突出している。突起部16が溝部9の開口縁に設けられていることにより、半導体素子7が実装面8Aへ実装されるときに用いられる接合部材17が溝部9へ浸入することが抑制される。したがって、外装樹脂10は溝部9へ充填されやすい。この結果、半導体装置6における外装樹脂10と基台部8との固定状態を安定させることができる。結果として、半導体装置6の外装樹脂10による封止状態についての信頼性が向上する。
また、実装面8Aと外装樹脂10との境界面には、半導体装置6の外部からの水や水分などが浸入し易い。ここで突起部16が設けられていることによって、実装面8Aと外装樹脂10との境界面において基台部8の端部から溝部9までの距離が長くなる。このため、上記の水分が実装面8Aと外装樹脂10との境界面の一部へ浸入した場合であっても、水分は実装面8Aと外装樹脂10との境界面全体へは浸入し難い。この結果、半導体装置6における外装樹脂10と基台部8との固定状態を安定させることができる。結果として、半導体装置6の外装樹脂10による封止状態についての信頼性が向上する。
突起部16は、溝部9の開口縁全体に沿って配置されてもよい。突起部16は、図7に示す内周縁9Cや、あるいは外周縁9Dに沿って、閉じた実線状の環状として配置されてもよい。また、突起部16は、内周縁9Cや、あるいは外周縁9Dに沿って、閉じた破線状の環状として配置されてもよい。
ここで突起部16は、例えばレーザ照射などによって基台部8へ高温が加えられて溝部9が形成されるときに、基台部8の溶融物が溝部9の開口縁に堆積されることによって形成されてもよい。これにより、図9に示すように、突起部16の先端部16Aが、結合部16Bよりも溝部9に対して外側へと配置されやすい。すなわち、突起部16が溝部9に対して外側へ傾いて形成されてもよい。これにより、鉤型の断面形状を有する突起部16に、外装樹脂10の一部が係合することができる。この結果、外装樹脂10と基台部8との固定状態を強固にさせることができる。そのため、半導体装置6の外装樹脂10による封止状態についての信頼性が向上する。
また、例えばレーザ加工によって溝部9および突起部16が形成されると、溝部9および突起部16の表面は酸化される。このため、溝部9および突起部16の表面には酸化膜(図示せず)が形成される。これによって、溝部9および突起部16において接合部材17に対する濡れ性が悪くなる。すなわち、溝部9および突起部16は接合部材17の流れを抑制できる。ここで、接合部材17は、例えば半田である。またあるいは、溝部9および突起部16の表面の酸化膜が除去されることによって、溝部9および突起部16は、外装樹脂10との密着性を向上できる。
図10は本発明の実施の形態における半導体装置6の他の構成を示す要部拡大断面図である。ここで突起部16における、溝部9と対面しない壁面は複数の凹凸を有する。これにより、上記と同様に外装樹脂10と基台部8との固定状態を強固にさせることができる。さらに、実装面8Aと外装樹脂10との境界面において基台部8の端部から溝部9までの距離がさらに長くなる。この結果、実装面8Aと外装樹脂10との境界面の一部へ水分が浸入した場合であっても、水分は実装面8Aと外装樹脂10との境界面全体へはさらに浸入し難くなる。そのため、半導体装置6の外装樹脂10による封止状態についての信頼性がさらに向上する。
本発明の半導体装置は、外装樹脂による封止状態についての信頼性を向上させるという効果を有し、各種電子機器において有用である。
6 半導体装置
7 半導体素子
8 基台部
8A 実装面
9 溝部
9A 屈曲部
9B 辺部
9C 内周縁
9D 外周縁
10 外装樹脂
10A 外装樹脂角部
10B 外装樹脂辺部
11 底部
12 第1凹凸
13 第2凹凸
14 狭窄部
15 拡張部
16 突起部
16A 先端部
16B 結合部
17 接合部材

Claims (2)

  1. 半導体素子と、
    前記半導体素子が実装されている実装面と、前記実装面における前記半導体素子の周囲に設けられている溝部と、を有する基台部と、
    前記半導体素子と前記基台部とを覆い、前記溝部へ充填されることで前記基台部に固定される外装樹脂と、を備え、
    前記溝部の底部は、前記溝部の延伸方向に沿って、第1振幅と第1反復間隔とを有する第1凹凸を含み、
    前記第1凹凸は、前記溝部の延伸方向に沿って、前記第1振幅よりも小さい第2振幅と前記第1反復間隔よりも短い第2反復間隔とを有する第2凹凸を含み、
    前記第1反復間隔、および前記第2反復間隔は、それぞれが非周期的な反復間隔で、
    前記第1振幅、および前記第2振幅は、一定でない振幅を有し、
    前記溝部の上面視の開口形状は、拡張部を有し、
    前記溝部の深さは、前記拡張部において極大となる、
    半導体装置。
  2. 半導体素子と、
    前記半導体素子が実装されている実装面と、前記実装面における前記半導体素子の周囲に設けられている溝部と、を有する基台部と、
    前記半導体素子と前記基台部とを覆い、前記溝部へ充填されることで前記基台部に固定される外装樹脂と、を備え、
    前記溝部の底部は、前記溝部の延伸方向に沿って、第1振幅と第1反復間隔とを有する第1凹凸を含み、
    前記第1凹凸は、前記溝部の延伸方向に沿って、前記第1振幅よりも小さい第2振幅と前記第1反復間隔よりも短い第2反復間隔とを有する第2凹凸を含み、
    前記第1反復間隔、および前記第2反復間隔は、それぞれが非周期的な反復間隔で、
    前記第1振幅、および前記第2振幅は、一定でない振幅を有し、
    前記溝部は、2つの辺部と、前記2つの辺部の間に配置された屈曲部とを有し、
    前記屈曲部の外周の曲率半径は、前記屈曲部の内周の曲率半径よりも大きく、
    前記屈曲部における前記溝部の深さは、前記2つの辺部における前記溝部の深さよりも深
    い、
    半導体装置。
JP2018508837A 2016-03-30 2017-03-01 半導体装置 Active JP6561331B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016067197 2016-03-30
JP2016067197 2016-03-30
PCT/JP2017/008069 WO2017169485A1 (ja) 2016-03-30 2017-03-01 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017169485A1 JPWO2017169485A1 (ja) 2018-07-12
JP6561331B2 true JP6561331B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=59962906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018508837A Active JP6561331B2 (ja) 2016-03-30 2017-03-01 半導体装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10297516B2 (ja)
JP (1) JP6561331B2 (ja)
CN (1) CN107924884B (ja)
WO (1) WO2017169485A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI746883B (zh) * 2017-09-29 2021-11-21 韓商Jmj韓國有限公司 形成有陰刻圖案的半導體封裝用夾具、引線框架、基板及包括其的半導體封裝體
JP6988518B2 (ja) * 2018-01-26 2022-01-05 株式会社デンソー 整流装置及び回転電機
EP3550603B1 (en) * 2018-04-03 2020-11-18 IMEC vzw A method for coupling a semiconductor component to a target substrate by transfer printing
US10777489B2 (en) 2018-05-29 2020-09-15 Katoh Electric Co., Ltd. Semiconductor module
US10600725B2 (en) 2018-05-29 2020-03-24 Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd. Semiconductor module having a grooved clip frame
JP6437701B1 (ja) * 2018-05-29 2018-12-12 新電元工業株式会社 半導体モジュール
JP6498829B1 (ja) * 2018-09-19 2019-04-10 株式会社加藤電器製作所 半導体モジュール
JP6457144B1 (ja) * 2018-09-19 2019-01-23 株式会社加藤電器製作所 半導体モジュール
JP7474213B2 (ja) 2021-03-16 2024-04-24 株式会社東芝 半導体装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06265924A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Optrex Corp 電気光学装置及びその製造法
JP3039438B2 (ja) * 1997-04-18 2000-05-08 日本電気株式会社 半導体記憶装置及びその製造方法
JPH10294024A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Enomoto:Kk 電気電子部品及びその製造方法
JP2915892B2 (ja) * 1997-06-27 1999-07-05 松下電子工業株式会社 樹脂封止型半導体装置およびその製造方法
JP2000021737A (ja) * 1998-07-07 2000-01-21 Mitsubishi Electric Corp 位置合わせマークおよびその製造方法
US6876009B2 (en) * 2002-12-09 2005-04-05 Nichia Corporation Nitride semiconductor device and a process of manufacturing the same
JP4892172B2 (ja) * 2003-08-04 2012-03-07 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP2006173416A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置
JP4657129B2 (ja) 2006-03-24 2011-03-23 ローム株式会社 半導体装置の製造方法
JP2008085089A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 樹脂配線基板および半導体装置
DE102007020263B4 (de) * 2007-04-30 2013-12-12 Infineon Technologies Ag Verkrallungsstruktur
JP5669495B2 (ja) * 2010-09-17 2015-02-12 株式会社大貫工業所 樹脂封止金属部品、それに用いるリードフレーム、及び金属部品の製造方法
US9105749B2 (en) * 2011-05-13 2015-08-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2012255513A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Fts:Kk 金属部材と合成樹脂の接合構造
JP5863174B2 (ja) * 2012-03-01 2016-02-16 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法
JP2016029676A (ja) * 2012-12-19 2016-03-03 富士電機株式会社 半導体装置
JP2014187209A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Corp 半導体装置
JP6263014B2 (ja) * 2013-12-12 2018-01-17 株式会社日立製作所 半導体装置、並びにそれを用いたオルタネータ及び電力変換装置
US9478509B2 (en) * 2014-03-06 2016-10-25 GlobalFoundries, Inc. Mechanically anchored backside C4 pad
JP6150938B2 (ja) * 2014-04-04 2017-06-21 三菱電機株式会社 半導体装置
DE102015103072B4 (de) * 2015-03-03 2021-08-12 Infineon Technologies Ag Halbleitervorrichtung mit grabenstruktur einschliesslich einer gateelektrode und einer kontaktstruktur fur ein diodengebiet
JP6468085B2 (ja) * 2015-06-11 2019-02-13 株式会社デンソー 基板、および、その製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017169485A1 (ja) 2017-10-05
CN107924884B (zh) 2022-02-18
CN107924884A (zh) 2018-04-17
US10297516B2 (en) 2019-05-21
JPWO2017169485A1 (ja) 2018-07-12
US20180197802A1 (en) 2018-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6561331B2 (ja) 半導体装置
JP5040863B2 (ja) 半導体発光装置
US9711429B2 (en) Semiconductor device having a substrate housed in the housing opening portion
JP6407451B2 (ja) 半導体モジュール
JP2010182958A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP4081611B2 (ja) 半導体装置
JP2019016686A (ja) 半導体モジュール
JP2018046057A (ja) 半導体パッケージ
JP4485995B2 (ja) パワー半導体モジュール
US20170040245A1 (en) Semiconductor device
JP6702431B2 (ja) 半導体装置
JP6964437B2 (ja) 電子モジュール
CN109698134B (zh) 半导体装置
JP6920585B2 (ja) 電子機器モジュール
JP6771412B2 (ja) 半導体装置
JP7407679B2 (ja) 半導体装置
JP2006032492A (ja) 半導体装置
JP2021022709A (ja) 半導体装置
JP6743439B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP5477260B2 (ja) 電子装置およびその製造方法
US7388272B2 (en) Chip package and producing method thereof
JP4882434B2 (ja) 半導体装置
WO2019176260A1 (ja) 半導体装置
JPWO2009069236A1 (ja) 回路基板モジュールおよび電子機器
JP2010073794A (ja) 放熱板付きリードフレームおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190122

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6561331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151