JP2000021737A - 位置合わせマークおよびその製造方法 - Google Patents

位置合わせマークおよびその製造方法

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JP2000021737A
JP2000021737A JP10191828A JP19182898A JP2000021737A JP 2000021737 A JP2000021737 A JP 2000021737A JP 10191828 A JP10191828 A JP 10191828A JP 19182898 A JP19182898 A JP 19182898A JP 2000021737 A JP2000021737 A JP 2000021737A
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alignment mark
insulating layer
wiring layer
concave portion
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Noboru Sekiguchi
昇 関口
Kimio Hagi
公男 萩
Mitsuo Kimoto
美津男 木本
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    • Y10S438/975Substrate or mask aligning feature

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置合わせマークの側壁に成膜された層の位
置検出を容易にかつ正確に行なうことができる位置合わ
せマークおよびその製造方法を提供することにある。 【解決手段】 第1金属配線層(6)の成膜時に、位置
合わせマーク4の凹部内に形成される第1金属配線層
(6)の、側壁(4a、4b)に対向する面には、側壁
(4a、4b)とほぼ平行となる側面(60a、60
b、61a、61b)を形成するための成膜制御領域と
しての凸部(4A)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位置合わせマー
クおよびその製造方法に関し、より特定的には、位置合
わせマーク検出の容易化および位置合わせ精度の向上を
図る位置合わせマークおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図21は積層配線構造を有する半導体装
置の断面図である。この半導体装置の構造は、半導体基
板1の上に絶縁膜を介在してゲート配線3が形成されて
いる。半導体基板1には、このゲート配線3を左右から
挟み込むようにソース/ドレーン領域4が形成されてい
る。
【0003】ゲート配線3の上方には層間絶縁膜5を介
在してアルミなどからなる第1金属配線層6が形成され
ている。この第1金属配線層6はコンタクトホール5a
においてソース/ドレーン領域4に電気的に接続されて
いる。
【0004】第1金属配線層6の上方には層間絶縁膜7
を介在してアルミなどからなる第2金属配線層8が形成
されている。この第2金属配線層8はコンタクトホール
7aにより第1金属配線層6に電気的に接続されてい
る。第2金属配線層8は保護膜11で覆われている。
【0005】ここで、第1金属配線層6はゲート配線3
に、第2金属配線層8は第1金属配線層6に対して正確
に配線される必要がある。つまり、第1金属配線層6お
よび第2金属配線層8のパターニングのためのレジスト
膜を正確に形成する必要がある。
【0006】この第1金属配線層6および第2金属配線
層8のパターニングのためのレジスト膜の位置決めに
は、従来より位置合わせマークが用いられている。その
一例として、第1金属配線層6のパターニングに用いら
れるレジスト膜の位置決めのため、層間絶縁膜5に設け
られる位置合わせマークについて、図22および図23
を参照しながら説明する。
【0007】なお、図22は、層間絶縁膜5に設けられ
た位置合わせマーク4の平面図であり、説明の便宜上第
1金属配線層6は2点鎖線で示している。また図23
は、図22中X1−X1’線矢視断面図である。
【0008】両図を参照して、層間絶縁膜5に設けられ
た位置合わせマーク4は、平面形状が四角形であり、対
向する側壁4a、4bと対向する側壁4c、4dとを有
する凹部からなる。第1金属配線層6は、近年被覆性の
向上を図るため、アルミの高温スパッタ技術を用いた配
線プロセスにより位置合わせマーク4の上に成膜され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のアルミ
からなる第1金属配線層6は、高温スパッタ技術を用い
た配線プロセスにより成膜される。この高温スパッタ技
術は、膜の堆積中または膜の堆積後に300℃〜600
℃の加熱処理が施される点が通常のスパッタ技術と相違
する。
【0010】このため、アルミの結晶粒6Aは、図22
および図23に示すように大きく成長するとともにアル
ミ材料が凹部ないで流動するために、図23中Aで囲ま
れる領域においてなだらかな傾斜側面が形成されてしま
う。
【0011】その結果、第1金属配線層6のパターニン
グのために用いられるレジスト膜側位置合わせマークの
検出時に、図22中X1−X1’線矢視断面図にしたが
った検出信号強度は、図24に示すように、レジスト膜
側位置合わせマーク9の側面9a、9bに対応する信号
P1、P3は強度が大きくかつピークが明確であるた
め、その位置を容易に検出することができる。
【0012】しかし、絶縁層に形成された位置合わせマ
ーク4の側壁4a、4b上に成膜された第1金属配線層
6の側面6a、6bに対応する信号P2、P4は強度が
弱くまたピークも明確でないため、その位置を明確に検
出することができない。そのため、信号P1と信号P2
との距離L1および、信号P3と信号P4との距離L2
を正確に測定できない。
【0013】さらに、図25は図22中X2−X2’線
矢視断面図にしたがった検出信号強度であり、図26は
図22中X3−X3’線矢視断面図にしたがった検出信
号強度であるが、アルミの結晶粒6Aが大きく成長する
ことで、X2−X2’線矢視断面図にしたがった検出信
号強度とX3−X3’線矢視断面図にしたがった検出信
号強度とを比較した場合、位置合わせマーク4の側壁4
a、4b上に成膜された第1金属配線層6の側面6a、
6bに対応した信号P2、P4の位置が、測定個所によ
って異なる場合が生じる。
【0014】したがって、以上のような問題が生じるこ
とにより、位置合わせマーク4の側壁4a、4b上に成
膜された第1金属配線層6の側面6a、6bに対応した
信号P2、P4の位置検出を容易にかつ正確に行なうこ
とができない。
【0015】したがって、この発明の目的は、位置合わ
せマークの側壁に成膜された配線層の位置検出を容易に
かつ正確に行なうことができる位置合わせマークおよび
その製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に基づく位置合
わせマークにおいては、絶縁層の上に形成される配線層
の位置を検出するため、上記絶縁層に形成され、平面形
状が略矩形形状であり2組の対向する側壁を有する凹部
からなる位置合わせマークであって、上記凹部は、上記
配線層の成膜時に、上記凹部内に形成される上記配線層
の、上記側壁に対向する面に、上記側壁とほぼ平行とな
る側面を形成するための成膜制御領域を備えている。
【0017】上記位置合わせマークにおいて1つの具体
的な局面においては、上記成膜制御領域は、上記凹部内
において上記側壁に対して対向するように配置される凸
部を含んでいる。
【0018】この位置合わせマークによれば、上記構成
からなる成膜制御領域により、この位置合わせマークを
有する絶縁層の上に高温スパッタ技術により配線層を成
膜した場合、側壁の凸部に対向する面および凸部の側壁
に対向する面はそれぞれの面に対して、スパッタされる
配線層の粒子の入射角に対して影を形成する。
【0019】そのため、側壁の凸部に対向する面および
凸部の側壁に対向する面には、スパッタされる配線層の
粒子があまり入り込まないため、この部分には配線層の
堆積量が少なくなる。
【0020】その結果、この部分での配線層の結晶粒の
成長および配線層材料の流動が抑制される。したがっ
て、側壁の凸部に対向する面および凸部の側壁に対向す
る面には側壁とほぼ平行となる配線層の側面が形成され
る。この配線層の2つの側面の形成により、位置合わせ
マークに成膜された配線層の位置検出を容易にかつ正確
に行なうことが可能になる。
【0021】また、上記位置合わせマークにおいてより
好ましくは、上記凹部の上端部は尖った稜線部を有し、
かつ、上記側壁の上記凹部に面する上端領域には、上方
に向かうにしたがって上記凸部から遠ざかるテーパが設
けられている。
【0022】この構造を採用することにより、さらに凹
部の上端部においても配線層の結晶粒の成長および配線
層材料の流動が抑制される。その結果、この凹部の上端
部によっても、位置合わせマークに成膜された配線層の
位置検出を容易にかつ正確に行なうことが可能になる。
【0023】上記位置合わせマークにおいて他の具体的
な局面においては、上記絶縁層は上記配線層が延びる方
向に交差する方向に互いに平行に配置される2本の下層
配線層の上に設けられ、上記凹部は2本の上記下層配線
層の間に位置する上記絶縁層に設けられ、上記絶縁層
は、下層、中間層および上層の3層構造からなり、上記
成膜制御領域は、上記凹部において、上記上層が上記中
間層よりも上記凹部の内側に突出する露出面と、上記露
出面の上記上層の上端領域には、上方に向かうにしたが
って上記凹部から遠ざかるテーパとにより形成される。
【0024】この位置合わせマークによれば、上記構成
よりなる成膜制御領域により、この位置合わせマークを
有する絶縁層の上に高温スパッタ技術により配線層を成
膜した場合、上層が中間層よりも凹部の内側に突出する
露出面は、スパッタされる配線層の粒子の入射角に対し
て影を形成する。そのため、凹部の内側に露出する中間
層にはスパッタされる配線層の粒子があまり入り込まな
いため、この部分には配線層の堆積量が少なくなる。
【0025】その結果、凹部の内側に露出する中間層で
の配線層の結晶粒の成長および配線層材料の流動が抑制
される。したがって、凹部の内側に露出する上層の露出
部分にはほぼ垂直となる配線層の側面が形成される。こ
の配線層の側面の形成により、位置合わせマークに成膜
された配線層の位置検出を容易にかつ正確に行なうこと
が可能になる。
【0026】この発明に基づく位置合わせマークの製造
方法の1つの局面においては、まず、上記絶縁層が形成
される。その後、上記絶縁層の上に、平面形状が矩形形
状の開口パターンと、上記開口パターンの内周壁に対向
するよう所定距離隔てた位置に設けられる凸パターンと
を有するレジスト膜が形成される。
【0027】次に、エッチングにより、上記レジスト膜
をマスクにして上記絶縁層のパターンニングを行ない、
上記凹部および上記凹部内において上記側壁に対して対
向するように配置される上記凸部が形成される。
【0028】上記位置合わせマークの製造方法によれ
ば、絶縁層の上に形成される配線層の位置を検出するた
め、上記絶縁層の表面に形成され、平面形状が矩形形状
であり2組の対向する側壁を有する凹部からなり、上記
凹部内において、上記側壁に対して対向するように配置
される凸部を含む位置合わせマークを製造することがで
きる。
【0029】上記位置合わせマークの製造方法において
好ましくは、上記凹部および上記凸部を形成する工程
は、上記ウエットエッチングにより、上記レジスト膜を
マスクにして上記絶縁層の第1パターンニングを行なう
工程と、記絶縁層の第1パターンニングを行なった後
に、ドライエッチングにより、上記レジスト膜をマスク
にして上記絶縁層の第2パターンニングを行なう工程と
が含まれる。
【0030】上記位置合わせマークの製造方法によれ
ば、上記凹部の上端部は尖っており、かつ、上記側壁の
上記凹部に面する上端領域には、上方に向かうにしたが
って上記凹部から遠ざかるテーパが設けられる。
【0031】この発明に基づく位置合わせマークの製造
方法の他の局面においては、まず、絶縁層が形成され
る。その後、互いに平行に配置される2本の下層配線層
が形成される。
【0032】次に、2本の上記下層配線層の上に絶縁層
が形成される。その後、平行に配置される2本の上記下
層配線層の間に位置する上記絶縁層に凹部設けるため、
上記凹部に該当する領域に開口部を有するレジスト膜が
形成される。その後、エッチングにより上記レジスト膜
をマスクにして上記絶縁層のパターンニングが行なわれ
る。
【0033】さらに、上記絶縁層を形成する工程は、下
層、中層および上層の3層構造を形成する工程を含んで
いる。
【0034】上記位置合わせマークの製造方法によれ
ば、互いに平行に配置される2本の下層配線層と、2本
の上記下層配線層の上方で交差するように形成される配
線層の位置を検出するため、上記下層配線層と上記配線
層との間に設けられる絶縁層に形成される平面形状がほ
ぼ矩形形状の凹部からなる位置合わせマークを製造する
ことができる。
【0035】上記位置合わせマークの製造方法において
好ましくは、上記絶縁層のパターンニングを行なう工程
は、ウエットエッチングとドライエッチングとの組合わ
せにより上記レジスト膜をマスクにして上記絶縁層のパ
ターンニングを行なう工程とを含んでいる。
【0036】上記位置合わせマークの製造方法によれ
ば、上記凹部において、上記下層および上記上層が上記
中間層よりも上記凹部の内側に突出する露出面と、か
つ、上記露出面の上記上層の上端領域には、上方に向か
うにしたがって上記凹部から遠ざかるテーパを形成する
ことができる。
【0037】上記構造を製造するためより具体的に、上
記下層および上層は、上記中層よりも同一エッチング材
に対して、エッチング速度が相対的に遅い材料が用いら
れ、また、上記下層および上層は、上記中層よりも熱加
工に対する熱収縮率が相対的に小さい材料が用いられ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づく位置合わ
せマークおよびその製造方法の実施の形態について、図
を参照しながら説明する。
【0039】(実施の形態1)本実施の形態における位
置合わせマーク4の構造について、図1および図2を参
照して説明する。なお、位置合わせマーク4が設けられ
る位置は、図22および図23で説明した従来技術と同
じであるため、同一箇所には同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。また、図1は、層間絶縁膜5に設け
られた位置合わせマーク4の平面図であり、便宜上第1
金属配線層6は2点鎖線で示している。また、図2は、
図1中X−X’線矢視断面図である。
【0040】両図を参照して、絶縁層としての層間絶縁
膜5に設けられた位置合わせマーク4は、平面形状が四
角形であり、対向する側壁4a、4bと対向する側壁4
c、4dとを有し、深さ約1.0μmの凹部からなる。
【0041】この凹部内において、側壁4a、4b、4
cおよび4dの対向する位置には、約0.5μm〜1.
0μm隔てた位置に成膜制御領域としての、環状の凸部
4Aが設けられている。
【0042】次に、上記構造よりなる位置合わせマーク
4の製造方法について、図4〜図6を参照して説明す
る。なお、図4〜図6は図1中X−X’線断面にしたが
った断面図である。
【0043】図4を参照して、層間絶縁膜5の上にレジ
スト膜10を形成する。その後、図5を参照して、フォ
トリソグラフィ技術によりレジスト膜10のパターニン
グを行ない、位置合わせマーク4の凹部に対応する位置
に開口パターン10a、および、凸部4Aに対応する位
置に残存パターン10bを形成する。
【0044】次に、図6を参照して、上記開口パターン
10a、および、残存パターン10bを有するレジスト
膜10をマスクにして、層間絶縁膜5のエッチングを行
なう。
【0045】このときのエッチングは、異方性のドライ
エッチングにより行なわれる。ドライエッチングの条件
は、エッチャントとしてC4 8 、CF4 、CHF3
2、Arなどが用いられ、ガス圧は1×10-5Tor
r〜数10Torr、電圧は交流バイアス数10W〜数
1000Wまたは直流バイアス、マイクロ波などであ
る。その後、レジスト膜6を除去することにより、本実
施の形態における位置合わせマーク4が完成する。
【0046】上記構造よりなる本実施の形態における位
置合わせマーク4の上に、高温スパッタ技術を用いた配
線プロセスにより配線層として、たとえばアルミなどか
らなる第1金属配線層6を成膜した場合、再び図2を参
照して、側壁4a、4bの凸部4Aに対向する面、およ
び、凸部4Aの側壁4a、4bに対向する面は、それぞ
れの面に対して、スパッタされる第1金属配線層6の粒
子の入射角(図2中矢印R)に対して影を形成する。
【0047】そのため、側壁4a、4bの凸部4Aに対
向する面、および、凸部4Aの側壁4a、4bに対向す
る面には、スパッタされる第1金属配線層6の粒子があ
まり入り込まないため、この部分には第1金属配線層6
の堆積量が少なくなる。その結果、この部分での第1金
属配線層6の結晶粒の成長および第1金属配線層6の配
線層材料の流動が抑制される。
【0048】したがって、側壁4a、4bの凸部4Aに
対向する面、および、凸部4Aの側壁4a、4bに対向
する面には、側壁4a、4bとほぼ平行となる第1金属
配線層6の側面60a、60b、61a、61bが形成
される(図2中Aで囲む領域)。
【0049】この第1金属配線層6の側面60a、60
b、61a、61bの形成により、図1中X−X’線矢
視断面図にしたがった検出信号強度は、図3に示すよう
になり、レジスト膜側位置合わせマーク9の側面9a、
9bに対応する信号P1、P4、および第1金属配線層
6の側面60a、60b、61a、61bに対応する信
号P2、P5、P3、P6、P4は強度が大きくかつピ
ークが明確であるため、その位置を容易に検出すること
ができる。
【0050】その結果、信号P1と信号P2との距離L
1、信号P1と信号P3との距離L2、信号P4と信号
P5との距離R1、および、信号P4と信号P5との距
離R2を正確に測定することが可能になる。
【0051】また、図1中X−X’線とは異なる位置に
おいて第1金属配線層6の側面60a、60b、61
a、61bの信号強度を測定した場合においても、平面
的に観察した場合、凹凸が減少するため均一な測定結果
を得ることができる。
【0052】なお、上記信号強度の測定においては、X
−X’線方向の、側壁4a、4bに関する場合について
述べたが、側壁4c、4dについても同様の作用効果を
得ることができる。
【0053】(実施の形態2)本実施の形態における位
置合わせマーク40の構造について、図7および図8を
参照して説明する。なお、位置合わせマークが設けられ
る位置は、実施の形態1と同じであるため、同一箇所に
は同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、
図7は、層間絶縁膜5に設けられた位置合わせマーク4
0の平面図であり、説明の便宜上第1金属配線層6は2
点鎖線で示している。また図8は、図7中X−X’線矢
視断面図である。
【0054】両図を参照して、実施の形態1における位
置合わせマーク4の構造と本実施の形態における位置合
わせマーク40とを比較した場合、環状の凸部4Aの先
端部に尖った稜線部4Bが設けられ、また、凹部の側壁
4a、4b、4c、4dの上端領域部が、上方に向かう
にしたがって凹部から遠ざかるテーパ4Tが設けられて
いる点で相違し、他の構造は同じである。
【0055】次に、上記構造よりなる位置合わせマーク
40の製造方法について、図10〜図13を参照して説
明する。なお、図10〜図13は図7中X−X’線断面
にしたがった断面図である。
【0056】図10を参照して、層間絶縁膜5の上にレ
ジスト膜10を形成する。その後、図11を参照して、
フォトリソグラフィ技術によりレジスト膜10のパター
ニングを行ない、位置合わせマーク40の凹部に対応す
る位置に開口パターン10a、および、凸部4Aに対応
する位置に残存パターン10bを形成する。
【0057】次に、図12を参照して、上記開口パター
ン10a、および、残存パターン10bを有するレジス
ト膜10をマスクにして、層間絶縁膜5のエッチングを
行なう。
【0058】このときのエッチングは、等方性のウエッ
トエッチングにより行なわれる。ウエットエッチングの
条件は、エッチング液としてバッファドフッ酸(BH
F)を水で希釈したものが用いられ、エッチング液の濃
度は、BHF:水=1:数〜数10、エッチング時間は
数分である。
【0059】次に、図13を参照して、再びレジスト膜
10をマスクにして、層間絶縁膜5のエッチングを行な
う。このときのエッチングは、異方性のドライエッチン
グにより行なわれる。ドライエッチングの条件は、エッ
チャントとしてC4 8 、CF4 、CHF3 、O2 、A
rなどが用いられ、ガス圧は1×10-5Torr〜数1
0Torr、電圧は交流バイアス数10W〜数1000
Wまたは直流バイアス、マイクロ波などである。その
後、レジスト膜6を除去することにより、本実施の形態
における位置合わせマーク40が完成する。
【0060】上記構造よりなる本実施の形態における位
置合わせマーク40の上に、高温スパッタ技術を用いた
配線プロセスにより配線層として、アルミなどからなる
第1金属配線層6を成膜した場合、上述した実施の形態
1における位置合わせマーク4と同等の作用効果が得ら
れるとともに、さらに以下に示す作用効果を得ることが
できる。
【0061】本実施の形態における位置合わせマーク4
0においては、環状の凸部4Aの先端部に尖った稜線部
4Bが設けられ、さらに、凹部の側壁4a、4b、4
c、4dの上端領域部が、上方に向かうにしたがって凹
部から遠ざかるテーパ4Tが設けられているため、図8
に示すように、稜線部4Bにおいてはスパッタされる第
1金属配線層6の粒子の入射角(図2中矢印R)が平坦
部に比べて限られ、スパッタされる第1金属配線層6の
粒子があまり堆積しない。
【0062】その結果、この稜線部4Bでの第1金属配
線層6の結晶粒の成長および第1金属配線層6の配線層
材料の流動が抑制される。
【0063】したがって、本実施の形態においても、実
施の形態1と同様に、側壁4a、4bの凸部4Aに対向
する面、および、凸部4Aの側壁4a、4bに対向する
面には、側壁4a、4bとほぼ平行となる第1金属配線
層6の側面60a、60b、61a、61bが形成され
(図8中Aで囲む領域)、第1金属配線層6があまり堆
積されない稜線部4Bが形成される。
【0064】この第1金属配線層6の側面60a、60
b、61a、61bおよび稜線部4Bの、図7中X−
X’線矢視断面図にしたがった検出信号強度は、図9に
示すようになり、レジスト膜側位置合わせマーク9の側
面9a、9bに対応する信号P1、P4、および第1金
属配線層6の側面60a、60b、61a、61bに対
応する信号P2、P5、P3、P6以外に、強度が大き
くかつピークが明確である稜線部4Bに対応する信号P
10、P11を検出することができる。
【0065】その結果、信号P1と信号P2との距離L
1、信号P1と信号P3との距離L2、信号P4と信号
P5との距離R1、信号P4と信号P5との距離R2に
加え、信号P1と信号P10との距離L3および信号P
4と信号P11との距離R3を正確に測定することが可
能になる。
【0066】また、図7中X−X’線とは異なる位置に
おいて第1金属配線層6の側面60a、60b、61
a、61bの信号強度を測定した場合においても、平面
的に観察した場合、凹凸が減少するため均一な測定結果
を得ることができる。
【0067】なお、上記信号強度の測定においては、X
−X’線方向の、側壁4a、4bに関する場合について
述べたが、側壁4c、4dについても同様の作用効果を
得ることができる。
【0068】(実施の形態3)本実施の形態における位
置合わせマーク41の構造について、図14および図1
5を参照して説明する。なお、位置合わせマーク41
は、実施の形態1および実施の形態2とは異なり、図2
1の断面図で示す層間絶縁膜7に設けられる。
【0069】なお、実施の形態1および実施の形態2と
同一箇所には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。また、図14は、層間絶縁膜7に設けられた位置合
わせマーク41の平面図であり、説明の便宜上、第2金
属配線層8は2点鎖線で示している。また図15は、図
14中X−X’線矢視断面図である。
【0070】両図を参照して、絶縁層としての層間絶縁
膜7は、互いに平行に配置された2本の下層配線層とし
ての第1金属配線層6の上に設けられている。また、こ
の層間絶縁膜7に設けられた位置合わせマーク41は、
互いに平行に配置された2本の下層配線層6の間に設け
られており、平面形状が四角形であり、対向する側壁4
1a、41bと対向する側壁41c、41dとを有する
凹部からなる。
【0071】層間絶縁膜7は、プラズマ酸化膜からなる
下層7a、SOGからなる中間層7bおよびプラズマ酸
化膜からなる上層7cの3層構造からなる。また、凹部
においては、下層7aおよび上層7cが中間層7bより
も上記凹部の内側に突出する露出面が形成されており、
中間層7bの上部には、露出面の傾きが(図15中Qで
示す角度)90°以上になる側面7eが設けられてい
る。
【0072】また、上層7cの露出面の上端領域には、
上方に向かうにしたがって凹部から遠ざかるテーパ7f
が設けられている。この上層7cに設けられるテーパ7
fおよび中間層7bに設けられる側面7eにより成膜制
御領域を構成する。
【0073】次に、上記構造よりなる位置合わせマーク
41の製造方法について、図17および図18を参照し
て説明する。なお、図17および図18は、図14中X
−X’線断面にしたがった断面図である。
【0074】図17を参照して、層間絶縁膜5の上に互
いに平行に配置された2本の下層配線層6を形成する。
その後、2本の下層配線層6を覆うように膜厚さ0.1
μm〜0.5μmのプラズマ酸化膜からなる下層7a、
膜厚さ0.2μm〜0.4μmのSOGからなる中間層
7bおよび膜厚さ0.3μm〜1.0μmプラズマ酸化
膜からなる上層7cを形成する。
【0075】このように層間絶縁膜7を3層構造とする
のは、SOGは膜特性は良いが、段差被覆性の観点から
は下層の形状をそのまま反映し段差を生じやすい。一
方、プラズマ酸化膜は膜特性は悪いが、段差被覆性の観
点からは下層の形状に影響を受けず段差が生じ難い。そ
こで、これらの膜を上述のように組合わせることによ
り、層間絶縁膜7に要求される膜特性を維持さながら、
層間絶縁膜7の表面の平坦化を図ろうとするものであ
る。
【0076】その後、上層7cの上に、互いに平行に配
置された2本の下層配線層6の間に対応する位置に開口
パターン11aを有するレジスト膜11を形成する。
【0077】次に、図18を参照して、開口パターン1
1aを有するレジスト膜11をマスクにして、層間絶縁
膜7のエッチングを行なう。
【0078】このときのエッチングは、等方性のウエッ
トエッチングと異方性のドライエッチングとの組合わせ
により行なわれる。ウエットエッチングの条件は、エッ
チング液としてバッファドフッ酸(BHF)を水で希釈
したものが用いられ、エッチング液の濃度は、BHF:
水=1:数〜数10、エッチング時間は数分である。
【0079】ドライエッチングの条件は、エッチャント
としてC4 8 、CF4 、CHF3、O2 、Arなどが
用いられ、ガス圧は1×10-5Torr〜数10Tor
r、電圧は交流バイアス数10W〜数1000Wまたは
直流バイアス、マイクロ波などである。
【0080】このエッチング処理により、2本の下層配
線層6の近傍に設けられた下層7aおよび中間層7bの
段差被覆性の関係から、中間層7bが最も露出するとと
もに、下層7aおよび上層7cが中間層7bよりも上記
凹部の内側に突出する露出面が形成される。その結果、
中間層7bの上部には、露出面の傾きが90°以上にな
る側面7eが形成され、また、上層7cの露出面の上端
領域には、上方に向かうにしたがって凹部から遠ざかる
テーパ7fが形成される。
【0081】その後、レジスト膜6を除去することによ
り、本実施の形態における位置合わせマーク41が完成
する。
【0082】このように本実施の形態における位置合わ
せマーク41によれば、図15を参照して、位置合わせ
マーク41の上に高温スパッタ技術により、アルミなど
からなる第2金属配線層8を成膜した場合、上層7cに
設けられるテーパ7f、および、中間層7bに設けられ
る側面7eからなる成膜制御領域により、スパッタされ
る第2金属配線層8の粒子の入射角(図15中矢印R)
に対して影を形成する。そのため、凹部の内側に露出す
る中間層7bには,スパッタされる第2金属配線層8の
粒子があまり入り込まないため、この部分には第2金属
配線層8の堆積量が少なくなる。
【0083】また、中間層7bを構成するSOGは、下
層7aおよび上層7cを構成するプラズマ酸化膜よりも
加熱時に放出されるH2 Oなどのガスが多い。このガス
の発生は、第2金属配線層8の材料の流動を抑制する効
果がある。したがって、中間層7bの露出面積を下層7
aおよび上層7cよりも多く露出させるようにすること
で、上記効果を効果的に実現することが可能になる。
【0084】以上により、凹部の内側に露出する中間層
7bでの第2金属配線層8の結晶粒の成長および配線層
材料の流動が抑制される。したがって、凹部の内側に露
出する上層7cの露出部分にはほぼ垂直となる第2金属
配線層8の側面80a、80b(図15中Aで囲む領
域)が形成される。
【0085】この第2金属配線層8の側面80a、80
bの、図14中X−X’線矢視断面図にしたがった検出
信号強度は、図16に示すようになり、強度が大きくか
つピークが明確である、レジスト膜側位置合わせマーク
9の側面9a、9bに対応する信号P1、P3、および
第2金属配線層8の側面80a、80bに対応する信号
P2、P4を検出することができる。
【0086】その結果、信号P1と信号P3の距離L
1、信号P2信号P4との距離R1を正確に測定するこ
とが可能になる。
【0087】また、図14X−X’線とは異なる位置に
おいて第2金属配線層8の側面80a、80bの信号強
度を測定した場合においても、平面的に観察した場合、
凹凸が減少するため均一な測定結果を得ることができ
る。
【0088】なお、上記信号強度の測定においては、X
−X’線方向の、側壁41a、41bに関する場合につ
いて述べたが、側壁41c、41dについても同様の作
用効果を得ることができる。
【0089】なお、成膜制御領域としてのテーパ7fお
よび側面7eを形成するため、上述したように、層間絶
縁膜7のを構成する下層7a、中間層7bおよび上層7
cのエッチングレートの違いを利用するようにしたが、
熱処理による収縮率の違いを利用でき、かつ、層間絶縁
膜7に要求される膜特性および段差被覆性を有する材料
であれば、SOGおよびプラズマ酸化膜に限られない。
【0090】また、上記実施の形態1〜実施の形態3に
示した位置合わせマーク4、40、41を図19に示す
隣接する4つのチップ50のダイシングライン51の間
に設けられる十字状の位置合わせマーク52に適用する
ことによっても、各実施例で述べたのと同様の作用効果
を得ることができる。
【0091】ここで、信号強度の測定においてより精度
を上げる測定方法として、、図20に示すように、第1
金属配線層6(または第2金属配線層8)とレジスト膜
9との間隔を,長さLの間において間隔Dでn箇所(X
1 〜Xn )測定する。この測定値Xi(X1 〜Xn )の
平均値をXA とすると、信号強度の測定精度の指標とな
る標準偏差σは、下記の式で表せる。
【0092】σ=((Σ(Xi−XA 2 )×D)1/2 したがって、上記長さLを長く取ることができるよう
に、位置合わせマーク52を設けることで、信号強度の
測定精度を向上させることが可能になる。
【0093】なお、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0094】
【発明の効果】この発明に基づいた位置合わせマークお
よびその製造方法によれば、位置合わせマーク内に成膜
制御領域を設けることにより、位置合わせマークに成膜
された配線層の位置検出を容易にかつ正確に行なうこと
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における層間絶縁膜5に設けら
れた位置合わせマーク4の平面図である。
【図2】 図1中X−X’線矢視断面図である。
【図3】 図1中X−X’線矢視断面図にしたがった検
出信号強度を示す図である。
【図4】 実施の形態1における位置合わせマーク4の
製造方法を示す第1工程断面図である。
【図5】 実施の形態1における位置合わせマーク4の
製造方法を示す第2工程断面図である。
【図6】 実施の形態1における位置合わせマーク4の
製造方法を示す第3工程断面図である。
【図7】 実施の形態2における層間絶縁膜5に設けら
れた位置合わせマーク40の平面図である。
【図8】 図7中X−X’線矢視断面図である。
【図9】 図7中X−X’線矢視断面図にしたがった検
出信号強度を示す図である。
【図10】 実施の形態2における位置合わせマーク4
0の製造方法を示す第1工程断面図である。
【図11】 実施の形態2における位置合わせマーク4
0の製造方法を示す第2工程断面図である。
【図12】 実施の形態2における位置合わせマーク4
0の製造方法を示す第3工程断面図である。
【図13】 実施の形態2における位置合わせマーク4
0の製造方法を示す第4工程断面図である。
【図14】 実施の形態3における層間絶縁膜7に設け
られた位置合わせマーク41の平面図である。
【図15】 図14中X−X’線矢視断面図である。
【図16】 図14中X−X’線矢視断面図にしたがっ
た検出信号強度を示す図である。
【図17】 実施の形態3における位置合わせマーク4
1の製造方法を示す第1工程断面図である。
【図18】 実施の形態3における位置合わせマーク4
1の製造方法を示す第2工程断面図である。
【図19】 各実施の形態に共通の変形例である位置合
わせマーク21の平面図である。
【図20】 信号強度の測定精度の指標となる標準偏差
σを求めるための模式図である。
【図21】 半導体装置の積層配線構造を示す断面図で
ある。
【図22】 従来技術における層間絶縁膜5に設けられ
た位置合わせマーク4の平面図である
【図23】 図22中X1−X1’線矢視断面図であ
る。
【図24】 図22中X1−X1’線矢視断面図にした
がった検出信号強度を示す図である。
【図25】 図22中X2−X2’線矢視断面図にした
がった検出信号強度を示す図である。
【図26】 図22中X3−X3’線矢視断面図にした
がった検出信号強度を示す図である。
【符号の説明】
4,40,41,52 位置合わせマーク、4A 凸
部、4B 稜線部、4Tテーパ、4a,4b,4c,4
d 側壁、5 層間絶縁膜、6 第1金属配線層、7
層間絶縁膜、7a 下層、7b 中間層、7c 上層、
7e,9a,9b 側面、7f テーパ、8 第2金属
配線層、9 レジスト膜側位置合わせマーク、10,1
1 レジスト膜、10a 開口パターン、10b 残存
パターン、11a 開口パターン、50 チップ、51
ダイシングライン、41a,41b,41c,41
d,60a,60b,61a,61b,80a,80b
側面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木本 美津男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F046 EA02 EA04 EA12 EA18 EA23 EA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層の上に形成される配線層の位置を
    検出するため、前記絶縁層に形成され、平面形状が略矩
    形形状であり2組の対向する側壁を有する凹部からなる
    位置合わせマークであって、 前記凹部は、前記配線層の成膜時に、前記凹部内に形成
    される前記配線層の前記側壁に対向する面に、前記側壁
    とほぼ平行となる側面を形成するための成膜制御領域を
    備える、位置合わせマーク。
  2. 【請求項2】 前記成膜制御領域は、前記凹部内におい
    て前記側壁に対して対向するように配置される凸部を含
    む、請求項1に記載の位置合わせマーク。
  3. 【請求項3】 前記凹部の上端部は、尖った稜線部を有
    し、かつ、前記側壁の前記凹部に面する上端領域には、
    上方に向かうにしたがって前記凸部から遠ざかるテーパ
    が設けられる、請求項2に記載の位置合わせマーク。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層は前記配線層が延びる方向に
    交差する方向に互いに平行に配置される2本の下層配線
    層の上に設けられ、 前記凹部は2本の前記下層配線層の間に位置する前記絶
    縁層に設けられ、 前記絶縁層は、下層、中間層および上層の3層構造から
    なり、 前記成膜制御領域は、前記凹部において、前記上層が前
    記中間層よりも前記凹部の内側に突出する露出面と、前
    記露出面の前記上層の上端領域において上方に向かうに
    したがって前記凹部から遠ざかるテーパとにより形成さ
    れる、請求項1に記載の位置合わせマーク。
  5. 【請求項5】 絶縁層の上に形成される配線層の位置を
    検出するため、前記絶縁層に形成され、平面形状が矩形
    形状であり2組の対向する側壁を有する凹部からなり、
    前記凹部内において前記側壁に対して対向するように配
    置される凸部を含む、位置合わせマークの製造方法であ
    って、 前記絶縁層を形成する工程と、 前記絶縁層の上に、平面形状が矩形形状の開口パターン
    と、前記開口パターンの内周壁に対向するよう所定距離
    隔てた位置に設けられる凸パターンとを有するレジスト
    膜を形成する工程と、 エッチングにより、前記レジスト膜をマスクにして前記
    絶縁層のパターンニングを行ない、2組の対向する側壁
    を有する前記凹部と、前記凹部内において前記側壁に対
    して対向するように配置される前記凸部を形成する工程
    と、を備える、位置合わせマークの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記凹部および前記凸部を形成する工程
    は、 前記ウエットエッチングにより、前記レジスト膜をマス
    クにして前記絶縁層の第1パターンニングを行なう工程
    と、 記絶縁層の第1パターンニングを行なった後に、ドライ
    エッチングにより、前記レジスト膜をマスクにして前記
    絶縁層の第2パターンニングを行なう工程と、を含む、
    請求項5に記載の位置合わせマークの製造方法。
  7. 【請求項7】 互いに平行に配置される2本の下層配線
    層と、2本の前記下層配線層の上方で交差するように形
    成される配線層の位置を検出するため、前記下層配線層
    と前記配線層との間に設けられる絶縁層に形成される平
    面形状がほぼ矩形形状の凹部からなる位置合わせマーク
    の製造方法であって、 互いに平行に配置される2本の前記下層配線層を形成す
    る工程と、 2本の前記下層配線層の上に前記絶縁層を形成する工程
    と、 平行に配置される2本の前記配線層の間に位置する前記
    絶縁層に前記凹部設けるため、前記凹部に該当する領域
    に開口部を有するレジスト膜を前記絶縁層の上に形成す
    る工程と、 エッチングにより、前記レジスト膜をマスクにして前記
    絶縁層のパターンニングを行なう工程と、を備え、 前記絶縁層を形成する工程は、下層、中層および上層の
    3層構造を形成する工程を含む、位置合わせマークの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記絶縁層のパターンニングを行なう工
    程は、 ウエットエッチングとドライエッチングとの組合わせに
    より前記レジスト膜をマスクにして前記絶縁層のパター
    ンニングを行なう、請求項7に記載の位置合わせマーク
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記下層および上層は、前記中層よりも
    同一エッチング材に対して、エッチング速度が相対的に
    遅い材料が用いられる、請求項8に記載の位置合わせマ
    ークの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記下層および上層は、前記中層より
    も熱加工に対する熱収縮率が相対的に小さい材料が用い
    られる、請求項8に記載の位置合わせマークの製造方
    法。
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